JP2007308171A - 格納ケースおよび格納ケースの組立方法 - Google Patents

格納ケースおよび格納ケースの組立方法 Download PDF

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Abstract

【課題】耐衝撃性および組立て性を向上させることができると共に、ケース再利用率(リユース率)を向上させる格納ケースおよび格納ケースの組立方法を提供する。
【解決手段】第1ケース25と第2ケース26とを接合して成る2分割構造の格納ケース27において、第1ケース25は、その接合端面54aに貫通形成した第1接合孔60を有し、第2ケース26は、その接合端面54bに第1接合孔60と同軸上に貫通形成した第2接合孔61を有し、第1接合孔60および第2接合孔61には、第1ケース25と第2ケース26とを接合すると共に弾性材で構成された接合ピン56が、圧接状態で装填されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、第1ケースと第2ケースとを接合して成る2分割構造の格納ケースおよび格納ケースの組立方法に関するものである。
従来、この種の格納ケースとして、上ケースおよび下ケースを接合して成り、内部に印刷テープおよびインクリボンを収容する格納ケース(カートリッジケース)が知られている(特許文献1参照)。上ケースの接合端面には、複数の圧入ピンが一体形成され、また、下ケースの接合端面には、各圧入ピンに対応するように複数の圧入孔が形成されている。上ケースと下ケースとは、各圧入孔に各圧入ピンを圧入することで組み立てられる。
特開2002−532492号公報
しかしながら、上記の従来の格納ケースでは、成形条件等によって圧入孔に対し圧入ピンがゆるめに成形されることがあり、かかる場合には、落下の衝撃等により、圧入孔から圧入ピンが微小に抜け出して上下両ケースの間に間隙が生じたり、圧入ピンの根元の部分が折れたりしてしまう問題があった。一方、圧入孔に対し圧入ピンがきつめに成形されると、圧入孔に圧入ピンが無理やり圧入されることになり、圧入孔廻りに白化(組織破壊)が生じたり、クラックが生ずるなどの問題があった。さらに、これらの問題を解決するために、ケース成型の金型の微調整(修正)が必要となり、金型の変更を頻繁にしなくてはならないという問題もあった。
本発明は、耐衝撃性および組立て性を向上させると共に、ケース再利用率(リユース率)を向上させることができる格納ケースおよび格納ケースの組立方法を提供することを課題とする。
本発明の格納ケースは、第1ケースと第2ケースとを接合して成る2分割構造の格納ケースにおいて、第1ケースは、その接合端面に貫通形成した第1接合孔を有し、第2ケースは、その接合端面に第1接合孔と同軸上に貫通形成した第2接合孔を有し、第1接合孔および第2接合孔には、第1ケースと第2ケースとを接合すると共に弾性材で構成された接合ピンが、圧接状態で装填されていることを特徴とする。
この構成によれば、第1接合孔および第2接合孔に装填される接合ピンが弾性材で構成されているため、第1・第2両接合孔に装填される際に適宜変形する。このため、接合孔を損傷させることなく接合ピンを装填することができ、且つ所定の接合強度を得ることができる。また、落下による衝撃等が加わった場合も、接合ピンは適宜変形して衝撃を吸収する。このため、衝撃により接合ピンが接合孔から抜け出ることがなく、第1ケースと第2ケースとの間に間隙が生ずることがない。さらに、接合ピンは、弾性材で構成されているため、衝撃により折れることもない。
この場合、接合ピンは、第1接合孔および第2接合孔に対し離脱可能に装填されていることを特徴とする。
この構成によれば、接合ピンを離脱させることで格納ケースを分解することができ、また、接合ピンを装填することで格納ケースを組み立てることができる。このため、収納物が消耗品である場合等では、収納物を詰替えることができ、格納ケースを再利用可能に構成することができる。
この場合、接合ピンは、接合端面同士を突き合わせた第1ケースおよび第2ケースの第1接合孔および第2接合孔に対し、軸方向に直交する方向から装填されるようになっており、第1接合孔は、周面の一部が軸方向に沿ってケース外部に開放されるように第1ケースに切欠き形成した第1装填開口を有し、第2接合孔は、周面の一部が軸方向に沿ってケース外部に開放されるように且つ第1装填開口に合致するように第2ケースに切欠き形成した第2装填開口を有していることが、好ましい。
これに対応して、本発明の格納ケースの組立方法は、第1接合孔と第2接合孔とが合致するように第1ケースと第2ケースとを突合せる位置合わせ工程と、接合ピンを細長に伸張させる伸張工程と、伸張させた接合ピンを、第1装填開口および第2装填開口を介して第1接合孔および第2接合孔に遊挿する遊挿工程と、遊挿した接合ピンの伸張状態を解除し、接合ピンを第1接合孔および第2接合孔に圧接させる装填工程と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、接合ピンを細長に引き伸ばしておいて、軸方向に直交する方向からに第1接合孔および第2接合孔に同時に装填することができるため、弾性材である接合ピンを、第1接合孔および第2接合孔に簡単に装填することができ、且つ伸張解除後の圧接により十分な接合強度を得ることができる。すなわち、接合ピンの弾力性を活用して、第1ケースと第2ケースとを十分な接合強度をもって簡単に組み立てることができる。
同様に、本発明の他の格納ケースの組立方法は、第1接合孔と第2接合孔とが合致するように第1ケースと第2ケースとを突合せる位置合わせ工程と、接合ピンを、第1装填開口および第2装填開口を介して第1接合孔および第2接合孔に押し入れる装填工程と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、接合ピンを、両装填開口を介して両接合孔に押し入れることで、接合ピンが弾性変形して各接合孔に装填される。これにより、接合ピンの装填、すなわち両ケースの組立てを簡単に行うことができる。
一方、他の形態の接合ピンは、接合端面同士を突き合わせた第1ケースおよび第2ケースの第1接合孔および第2接合孔に対し、軸方向に先端から装填されるようになっており、接合ピンは、その軸心に、装填用治具が挿入されると共に先端近傍まで延びる有底の治具受け穴を有していることが、好ましい。
これに対応して、本発明の格納ケースの組立方法は、第1接合孔と第2接合孔とが合致するように第1ケースと第2ケースとを突合せる位置合わせ工程と、装填用治具を接合ピンの治具受け穴に挿入し、この状態で装填用治具により、接合ピンを第1接合孔および第2接合孔に軸方向から圧入する装填工程と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、接合ピンの治具受け穴に装填用治具を挿入した状態で、接合ピンを第1接合孔および第2接合孔に押し入れると、装填用治具による押入れ力は接合ピンの先端部に作用する。このため、接合ピンは、先端部から引っ張られる場合と同様の挿入形態で、両接合孔に装填される。これにより、弾性材で構成された接合ピンを両接合孔に円滑且つ簡単に装填することができ、両ケースを簡単に組み立てることができる。
以下、添付の図面に基づいて、本実施形態に係る格納ケースについて説明する。この格納ケースは、テープ印刷装置に用いられるテープカートリッジのカートリッジケースである。このカートリッジケースは、その内部に印刷テープおよびインクリボンを着脱可能に収納したテープカートリッジの外殻をなす2分割構造となっている。また、このカートリッジケースは、再利用可能となっており、カートリッジケースを分解することにより、その内部に収容した印刷テープおよびインクリボンを詰替えることができる。以下の説明では、先ず、テープカートリッジを収容するテープ印刷装置から簡単に説明する。
図1および図2に示すように、テープ印刷装置1は、装置ケース2により外殻が形成され、装置ケース2の前半部上面には、各種キー4を備えたキーボード5が配設されている。装置ケース2の後半部左上面には、開閉蓋6が広く設けられ、開閉蓋6の前側にはこれを開放する蓋体開放ボタン8が設けられている。装置ケース2の後半部右上面には、キーボード5からの入力結果等を表示する長方形のディスプレイ9が形成されている。
開閉蓋6を開放したその内部には、テープカートリッジCが装着されるカートリッジ装着部10が窪入形成されている。カートリッジ装着部10には、テープカートリッジCから繰り出される印刷テープTに、熱転写による印刷を行うサーマルヘッド15が設けられている。
装置ケース2の左側部には、カートリッジ装着部10と装置外部とを連通するテープ排出口17が形成されている。このテープ排出口17に臨むように、装置ケース2には、カッタモータにより駆動するカッタユニット18が内蔵されている。これにより、印刷処理後の印刷テープTの印刷済み部分が切断され、ラベルが作成される。
次に、図2および図3を参照して、テープカートリッジCについて詳細に説明する。テープカートリッジCは、上ケース25(第1ケース)と下ケース26(第2ケース)とから成る樹脂製のカートリッジケース27により、その外殻が形成されている。カートリッジケース27の内部には、テープ収容部30とリボン収容部31とが構成されている。
テープ収容部30には、印刷テープTを繰出し自在に巻回したテープリール35が収容されている。リボン収容部31には、インクリボンRを繰出し自在に巻回したリボン繰出しリール36と、使用後のインクリボンRを巻取り自在に巻回したリボン巻取りリール37と、が収容されており、また繰出し・巻取り両リール36、37から離間してリボン収容部31には、テープ送りローラを兼ねるプラテンローラ38が収容されている。そして、これらテープリール35、リボン繰出しリール36、リボン巻取りリール37およびプラテンローラ38は、上ケース25および下ケース26に形成された軸突起や嵌合孔にそれぞれ回転自在に軸支されている。そして、上ケース25および下ケース26を分解して、これら各リール35、36、37およびプラテンローラ38を詰替え可能に構成されている。
リボン収容部31の図示左側部に位置して、下ケース26には、サーマルヘッド15が臨む下ヘッド開口40が形成され、上ケース25には、下ヘッド開口40に対応する位置に上ヘッド開口41が形成されている。また、下ヘッド開口40の縁部には、ガイド壁42が突出形成されている。
テープリール35に巻回されている印刷テープTは、テープリール35から繰り出されてプラテンローラ38に至ると共に、リボン繰出しリール36に巻回されているインクリボンRは、リボン繰出しリール36から繰り出されてプラテンローラ38に至る。印刷テープTおよびインクリボンRは、プラテンローラ38の位置で重なって併走すると共に、サーマルヘッド15に挟持される。この状態で、サーマルヘッド15は、インクリボンRのインクを印刷テープTに熱転写することにより、印刷テープTへ印刷を行う。印刷が行われた印刷テープTの印刷済み部分は、カートリッジケース27の送出しスリット43を通過して、テープ印刷装置1のテープ排出口17から随時装置ケース2外部に送り出される。
次に、図3を参照して、カートリッジケース27の接合形態について説明する。本実施形態のカートリッジケース27は、上ケース25と下ケース26とからなる2分割構造のものとなっており、上ケース25は、天壁部50と上周壁部51とで一体に形成され、下ケース26は、底壁部52と下周壁部53とで一体に形成されている。上ケース25と下ケース26とは、これとは別体に形成した接合ピン56により接合されており、接合ピン56は、上ケース25の上周壁部51の端面54a(接合端面)と下ケース26の下周壁部53の端面54b(接合端面)とを突き合わせた状態で接合している。
上ケース25には、その上周壁部51の端面54aに5個の上接合孔60(第1接合孔)が貫通形成されている。また、各上接合孔60は、その内周面の一部が軸方向に沿って上ケース25外部に開放されるように上周壁部51の外壁面に切欠き形成した上装填開口70(第1装填開口)を有している。同様に、下ケース26の下周壁部53の端面54bには、5個の上接合孔60に対応して5個の下接合孔61(第2接合孔)が貫通形成されている。また、各下接合孔61は、その内周面の一部が軸方向に沿って下ケース26外部に開放されるように下周壁部53の外壁面に切欠き形成した下装填開口71(第2装填開口)を有している。
各上接合孔60は、上周壁部51の端面54aに対し直交方向に貫通形成され、同様に、各下接合孔61も、下周壁部53の端面54bに対し直交方向に貫通形成されている。また、対応する各上接合孔60および各下接合孔61は、相互に同軸上に位置し且つ同径に形成されている。上装填開口70および下装填開口71は、上ケース25および下ケース26の接合状態において、相互に連なって上下に延在するよう合致して形成されており、上下両装填開口70、71の切欠き幅は、上下両接合孔60、61の直径よりも幅狭に形成されている。すなわち、上接合孔60および下接合孔61は、それぞれ断面「C」字状に形成されている。
上下両ケース25、26にそれぞれ一体に形成(成形)された上下両接合孔60、61に対し、接合ピン56は、ゴム等の弾性材で構成され、定常状態において、上下両接合孔60、61の径よりも僅かに太径の円柱状に形成(設計)されている。そして、接合ピン56は、上下両装填開口70、71の幅よりも幅狭になるよう軸方向に細長に伸張され、この状態において、上下両装填開口70、71を介して上下両接合孔60、61にセットされる。この後、接合ピン56の伸張を解除することで、接合ピン56は元の太さに戻り、上下両接合孔60、61に接合ピン56が圧接することで、上ケース25と下ケース26とが所定の接合強度をもって接合される。
なお、カートリッジケース27の分解時において接合ピン56を取り外すことを考慮し、接合ピン56の長さを、上下両ケース25、26の接合状態において、接合ピン56の両端部を保持可能に僅かに突出するように上接合孔60と下接合孔61とを合わせた長さよりも僅かに長く形成してもよい(詳細は後述)。また、図示は省略するが、接合ピン56の両端部には、接合した上下両ケース25、26の外面を押さえる一対の押え部を設けるようにしてもよい。これにより、上下両ケース25、26の接合状態を維持することができると共に、カートリッジケース27の分解時において、一対の押え部を保持することができる。ここで、一対の押え部は、例えば、半球状に形成してもよいし、円盤状に形成してもよい。また、カートリッジケース27の分解を考慮しない場合には、上接合孔60と下接合孔61とを合わせた長さと同長かあるいは僅かに短く形成し、圧入状態で上下両ケース25、26から突出しないようにしてもよい。
次に、図4を参照して、図外の組立装置によりカートリッジケース27を組み立てる一連の動作について説明する。このカートリッジケース27の組立方法は、上接合孔60と下接合孔61とが合致するように上ケース25と下ケース26とを突合せる位置合わせ工程と、接合ピン56を細長に伸張させる伸張工程と、伸張させた接合ピン56を上接合孔60および下接合孔61に遊挿する遊挿工程と、遊挿した接合ピン56の伸張状態を解除し、接合ピン56を上接合孔60および下接合孔61に圧接させる装填工程と、を備えている。
位置合わせ工程では、下ケース26に、上記したテープリール35、リボン繰出しリール36、リボン巻取りリール37およびプラテンローラ38を収容し、その上方から上ケース25を覆い被せて、これらを軸支すると共に、下ケース26および上ケース25の接合端面に形成した図示しない位置決めピンおよび位置決め孔により上下両ケース25、26の位置決めを行い、各下接合孔26および各上接合孔25を合致させる。
伸張工程では、組立装置により各接合ピン56の両端部を保持して軸方向に引っ張り、接合ピン56を上下両装填開口70、71の幅よりも幅狭になるよう細長に伸張させ、接合ピン56をこの状態に維持したまま遊挿工程に移行する。
遊挿工程では、細長状態の接合ピン56の軸方向と、位置決めした上下両ケース25、26の上装填開口70および下装填開口71の延在方向とを平行に合わせ、軸方向に直交する方向から上下両装填開口70、71を介して上下両接合孔60、61へ遊挿する。
装填工程では、上下両接合孔60、61に臨ませた細長状態の接合ピン56の両端部を保持しながら軸方向に収縮させてゆき、接合ピン56の両端部が上下両ケース25、26近傍に位置したところで、接合ピン56の両端部の保持を解除して、接合ピン56の装填を完了する。このとき、接合ピン56は、上下両接合孔60、61へ圧接するため、上ケース25および下ケース26は、所定の接合強度を持って接合される。また、上下両接合孔60、61に同時に装填することができるため、接合ピン56を、上接合孔60および下接合孔61に簡単に装填することができる。
なお、上記テープカートリッジCを分解する場合は、上下両ケース25、26の外面に突出した接合ピン56の両端部を保持すると共に、接合ピン56を軸方向に伸張し、上下両接合孔60、61から上下両装填開口70、71を介して上下両ケース25、26の外部へ接合ピン56を移動させる。これにより、接合ピン56を離脱可能とすることができる。
以上の構成によれば、上接合孔60および下接合孔61に装填される接合ピン56が弾性材で構成されているため、上下両接合孔60、61に装填される際に適宜変形する。このため、上下両接合孔60、61を損傷させることなく接合ピン56を装填することができると共に、所定の接合強度を得ることができる。また、落下による衝撃等が加わった場合も、接合ピン56は適宜変形して衝撃を吸収する。このため、衝撃により接合ピン56が上下両接合孔60、61から抜け出ることがなく、また、上ケース25と下ケース26との間に間隙が生ずることがない。さらに、接合ピン56は、弾性材で構成されているため、衝撃により折れることもない。
なお、本実施形態では、接合ピン56を伸張して上下両接合孔60、61にセットし、この後、伸張を解除して上下両接合孔60、61に圧接したが、これに限らず、以下の組立方法でカートリッジケースを組み立てても良い。
図5に示すように、このカートリッジケース27の組立方法は、上接合孔60と下接合孔61とが合致するように上ケース25と下ケース26とを突合せる位置合わせ工程と、接合ピン56を、上装填開口70および下装填開口71を介して上接合孔60および下接合孔61に押し入れる装填工程と、を備えている。
位置合わせ工程では、上記と同様に、各下接合孔26および各上接合孔25を合致させてこれらを位置決めする。装填工程は、接合ピン56の軸方向と、位置決めした上下両ケース25、26の上装填開口70および下装填開口71の延在方向とを平行に合わせ、定常状態の接合ピン56を、上下両ケース25、26の外壁面から軸方向に直交する方向へ上下両装填開口70、71を介して上下両接合孔60、61へ押し入れる。すると、接合ピン56は、弾性変形して上下両装填開口70、71を通過し、上下両接合孔60、61に接合ピン56が圧接される。これにより、より簡単に接合ピン56を上下両接合孔60、61に装填することができる。
なお、接合ピン56を押し入れる際、接合ピン56の軸を中心として周方向に回転させながら押し入れる方がより好ましい。また、上記のように断面「C」字状に形成された各接合孔60、61に接合ピン56を押し入れて装填する場合、各装填開口70、71の開口廻りが損傷する虞があるため、図5(b)に示すように、上下両接合孔60、61の断面を鍵穴状(上下両装填開口70、71の縁部を厚く)に形成しても良い。これによれば、各装填開口70、71の開口廻りを強固に形成することができるため、上下両接合孔60、61に接合ピン56を押し入れて装填する場合に、各装填開口70、71の開口廻りが損傷することがない。
次に、図6を参照して、第2実施形態に係るカートリッジケース27について説明する。なお、重複した記載を避けるため、異なる部分について主に説明する。このカートリッジケース27の接合ピン56は、その軸心に有底の治具受け穴75が形成されており、治具受け穴75は、接合ピン56の後端から先端近傍にまで伸びている。この治具受け穴75には、金属等で構成された棒状の装填用治具76が挿入され、装填用治具76は、その径が治具受け穴75に嵌合するよう同径に形成されると共に、その長さが治具受け穴75の深さよりも長く形成されている。これにより、装填用治具76の先端は、治具受け穴75の底部に当接する。なお、接合ピン56は、上接合孔60および下接合孔61を合わせた長さと同長かあるいは僅かに短く形成されている。また、第1実施形態の上下両装填開口70、71は、本実施形態において設ける必要はない。
この接合ピン56を用いたカートリッジケース27の組立方法は、上接合孔60と下接合孔61とが合致するように上ケース25と下ケース26を突合せる位置合わせ工程と、装填用治具76を接合ピン56の治具受け穴75に挿入し、この状態で装填用治具76により、接合ピン56を上接合孔60および下接合孔61に軸方向から圧入する装填工程と、を備えている。
位置合わせ工程では、第1実施形態と同様に、各下接合孔26および各上接合孔25を合致させてこれらを位置決めする。装填工程では、接合ピン56の後端から治具受け穴75に装填用治具76を挿入し、装填用治具76の先端を治具受け穴75の底部に当接させて装着する。この状態で、接合ピン56を、その先端から上下両接合孔60、61に向けて圧入する。すると、接合ピン56は、その先端が装填用治具76により押し入れられるため、接合ピン56の後端を押して挿入した場合と比べると、接合ピン56の後端が撓むことなく挿入される。すなわち、接合ピン56の先端を引っ張りながら挿入することと同様の挿入形態となる。そして、接合ピン56の上端が上接合孔60に納まった状態で圧入を完了する。この状態では、接合ピン56の両端は、天壁部50の上面および底壁部52の下面と面一、或いは僅かに没入した状態となる。これにより、接合ピン56を上下両接合孔60、61に対し円滑且つ簡単に装填することができ、上下両ケース25、26を簡単に組み立てることができる。
なお、図示は省略するが、テープカートリッジ27を分解する際は、治具受け穴75に分解用治具を挿入して分解を行う。すなわち、分解用治具は、治具受け穴75に嵌合するよう同径に形成されると共に、その長さは、上下両接合孔60、61から接合ピン56を離脱させることが可能な長さに形成されている。具体的には、分解用治具の長さは、治具受け穴75の長さと上下両接合孔60、61の長さとを合わせた長さよりも長く形成されている。
また、上記の実施形態では、印刷テープT、インクリボンRおよびプラテンローラ38を収容するカートリッジケース27について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばインクを収容するカートリッジケース27にも適用可能である。また、圧入箇所も上記の実施形態に限定されるものではなく、例えばカートリッジケース27がヒンジ部で連結された簡易なものである場合には、圧入箇所を1或いは2箇所としてもよい。
本実施形態に係る閉蓋状態の印刷装置の外観斜視図である。 本実施形態に係る開蓋状態の印刷装置の外観斜視図である。 (a)は、本実施形態に係るカートリッジケースの平面模式図であり、(b)は、カートリッジケースのA−A’断面模式図である。 カートリッジケースの組立方法に関する説明図である。 (a)は、他のカートリッジケースの組立方法に関する説明図であり、(b)は、上下両接合孔廻りの模式図である。 (a)は、第2実施形態に係るカートリッジケースの平面模式図であり、(b)は、カートリッジケースのA−A’断面模式図である。 第2実施形態に係るカートリッジケースの組立方法に関する説明図である。
符号の説明
25…上ケース 26…下ケース 27…カートリッジケース 54a…上周壁部の端面 54b…下周壁部の端面 56…接合ピン 60…上接合孔 61…下接合孔 70…上装填開口 71…下装填開口 75…治具受け穴 76…装填用治具

Claims (7)

  1. 第1ケースと第2ケースとを接合して成る2分割構造の格納ケースにおいて、
    前記第1ケースは、その接合端面に貫通形成した第1接合孔を有し、
    前記第2ケースは、その接合端面に前記第1接合孔と同軸上に貫通形成した第2接合孔を有し、
    前記第1接合孔および前記第2接合孔には、前記第1ケースと前記第2ケースとを接合すると共に弾性材で構成された接合ピンが、圧接状態で装填されていることを特徴とする格納ケース。
  2. 前記接合ピンは、前記第1接合孔および前記第2接合孔に対し離脱可能に装填されていることを特徴とする請求項1に記載の格納ケース。
  3. 前記接合ピンは、前記接合端面同士を突き合わせた前記第1ケースおよび前記第2ケースの前記第1接合孔および前記第2接合孔に対し、軸方向に直交する方向から装填されるようになっており、
    前記第1接合孔は、周面の一部が軸方向に沿ってケース外部に開放されるように前記第1ケースに切欠き形成した第1装填開口を有し、
    前記第2接合孔は、周面の一部が軸方向に沿ってケース外部に開放されるように且つ前記第1装填開口に合致するように前記第2ケースに切欠き形成した第2装填開口を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の格納ケース。
  4. 前記接合ピンは、前記接合端面同士を突き合わせた前記第1ケースおよび前記第2ケースの前記第1接合孔および前記第2接合孔に対し、軸方向に先端から装填されるようになっており、
    前記接合ピンは、その軸心に、装填用治具が挿入される共に先端近傍まで延びる有底の治具受け穴を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の格納ケース。
  5. 請求項3に記載の格納ケースの組立方法であって、
    前記第1接合孔と前記第2接合孔とが合致するように第1ケースと第2ケースとを突合せる位置合わせ工程と、
    前記接合ピンを細長に伸張させる伸張工程と、
    伸張させた前記接合ピンを、前記第1装填開口および前記第2装填開口を介して前記第1接合孔および前記第2接合孔に遊挿する遊挿工程と、
    遊挿した前記接合ピンの前記伸張状態を解除し、前記接合ピンを前記第1接合孔および前記第2接合孔に圧接させる装填工程と、を備えたことを特徴とする格納ケースの組立方法。
  6. 請求項3に記載の格納ケースの組立方法であって、
    前記第1接合孔と前記第2接合孔とが合致するように第1ケースと第2ケースとを突合せる位置合わせ工程と、
    前記接合ピンを、前記第1装填開口および前記第2装填開口を介して前記第1接合孔および前記第2接合孔に押し入れる装填工程と、を備えたことを特徴とする格納ケースの組立方法。
  7. 請求項4に記載の格納ケースの組立方法であって、
    前記第1接合孔と前記第2接合孔とが合致するように第1ケースと第2ケースとを突合せる位置合わせ工程と、
    前記装填用治具を前記接合ピンの前記治具受け穴に挿入し、この状態で前記装填用治具により、前記接合ピンを前記第1接合孔および前記第2接合孔に軸方向から圧入する装填工程と、を備えたことを特徴とする格納ケースの組立方法。
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