JP2007306482A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な撮像態様に対応することができる撮像装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ディジタルマイクロミラーデバイス2dと複数のCCD1(ここでは上側・下側のCCD1で2つ)とを備え、ディジタルマイクロミラーデバイス2dの反射面からの反射光Orefの光路上に各々のCCD1を配設する。そして、撮像を行うCCD1のみに反射光Orefが入射するように反射面を調節する制御を、撮像を行うCCD1毎に切り替えて行うことで、CCD1自体の構造を変えずに、様々な撮像態様に対応することができる。
【選択図】図3

Description

この発明は、入射光を電荷に変換することでその光の強度に応じた信号電荷を発生させて撮像を行う撮像素子を備えた撮像装置に関する。
この種の撮像素子として、例えばCCD(Charge Coupled Device)型固体撮像素子がある。近年、かかるCCD型固体撮像素子(以下、『CCD』と略記する)において、高速撮像を可能にするために、入射光を電荷に変換することでその光の強度に応じた信号電荷を発生させる光電変換部(例えばフォトダイオード)の傍らに、光電変換部から発生した信号電荷を蓄積して記憶する複数の電荷蓄積部(例えば蓄積用CCDセル)を備える(例えば、特許文献1参照)。これらの光電変換部や電荷蓄積部をチップ上に配設している。
近年では、『斜行CCD型固体撮像素子』と呼ばれるCCDを採用している。この斜行CCD型固体撮像素子について、図2を参照して説明する。図2に示すように、CCD1は、上述したフォトダイオード11と蓄積用CCDセル12とを複数個備えるとともに、これら蓄積用CCDセル12内の信号電荷を図2に示す垂直方向に転送する垂直転送用CCDセル13とを備えている。そして、フォトダイオード11からそれに隣接した蓄積用CCDセル12へ信号電荷を読み出す読み出しゲート14を各フォトダイオード11の傍らにそれぞれ配設している。その他に、垂直転送用CCDセル13から転送された信号電荷を図2に示す水平方向に転送する水平転送用CCDセル15を備えている。
この『斜行CCD型固体撮像素子』では、ライン状の蓄積用CCDセル12は斜め方向に延びている。このように斜め方向にすることで水平および垂直方向に平行して各フォトダイオード11を並べて配設することができる。なお、ライン状の蓄積用CCDセル12を垂直方向に延在するように構成すると、各フォトダイオードが斜め方向に配置されてしまう。この『斜行CCD型固体撮像素子』では、各フォトダイオード11が、かかる配置にならずに直方配列になる。
ところで、各々の微小のミラーを角度駆動することで反射面を調節するディジタルマイクロミラーデバイス(DMD:登録商標)がある(例えば、非特許文献1参照)。このディジタルマイクロミラーデイバスは、一般には液晶用プロジェクタの光走査用デバイスや、光通信のための光スイッチデバイスとして利用されている。近年では、ディジタルマイクロミラーデイバスを上述した撮像素子への入射光を遮断するためのシャッタとして利用している(例えば、特許文献2参照)。すなわち、撮像素子の手前の光路上にディジタルマイクロミラーデバイスを配設して、ディジタルマイクロミラーデバイスによって反射された光が、撮影時には撮像素子に到達して、撮影時以外には撮像素子に到達しないように各々の微小のミラーを角度駆動する。
特開平11−225288号公報(第1−8頁、図2−7,15−20) 特開2005−005975号公報(第1−5頁、図1,2) "MEMS Digital Micromirror Device:その製造プロセスと駆動メカニズム"、[online]、日本テキサス・インスツルメンツ、Semiconductor Equipment and Materials International (SEMI).、インターネット〈URL:http://dom.semi.org/web/japan/wsemi.nsf/ace24bbc059d0039882565ed00595331/788018af3526604149256cd1000523b6!OpenDocument〉
しかしながら、蓄積用CCDセルなどに代表される蓄積素子の数は、チップ上に配設する関係上、限られている。したがって、蓄積できる信号電荷に制限があり、その結果、撮影枚数に制限がある。特に、例えば撮影速度が1.0×10フレーム/秒(1,000,000フレーム/秒)の高速撮像のように撮影周期が1μsと短い場合には、一般のビデオレートのように撮影周期が長い(例えば1ms以上)場合と比較すると、撮影時間が短くなってしまい、長時間の撮影を行うことができない。例えば、蓄積用CCDセル数が100個の場合で撮影周期が1μsの場合には、100個×1μs/個=100μsの撮影時間となる。このように、蓄積素子の数が制限されているので、撮影時間の制限に代表されるように様々な撮像態様に対応できないという問題がある。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、様々な撮像態様に対応することができる撮像装置を提供することを目的とする。
発明者は、上記の問題を解決するために鋭意研究した結果、次のような知見を得た。
すなわち、撮像素子自体の構造を変えずに周辺の構造について着目してみた。そこで、上述した非特許文献1におけるディジタルマイクロミラーデバイスを、上述した特許文献2のように撮像装置に組み込んだことに着目してみて、ディジタルマイクロミラーデバイスに代表される光反射素子に関連して撮像素子を配設することに発想を変えてみた。
具体的には、撮像素子を複数備えて、光反射素子の反射面の光路上に各々の撮像素子を配設する。そして、撮像を行う撮像素子のみに反射光が入射するように反射面を調節する制御を、撮像を行う撮像素子毎に切り替えて行えばよい。このように制御すれば、撮像素子自体の構造を変えずに、長時間の撮影を行うことができるなどのように様々な撮像態様に対応することができるという知見を得た。
このような知見に基づくこの発明は、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、入射光を電荷に変換することでその光の強度に応じた信号電荷を発生させて撮像を行う複数の撮像素子と、反射面が調節可能に構成されるとともに、その反射面で反射された反射光を前記入射光として前記撮像素子に入射するように構成された光反射素子とを備えた撮像装置であって、反射光の光路上に各々の撮像素子を配設し、前記撮像装置は、撮像を行う撮像素子のみに前記反射光が入射するように反射面を調節する制御を、撮像を行う撮像素子毎に切り替えて行う制御手段を備えることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、光反射素子と複数の撮像素子とを備える。光反射素子は、反射面が調節可能に構成されるとともに、その反射面で反射された反射光を入射光として撮像素子に入射するように構成されている。そして、光反射素子の反射面の光路上に各々の撮像素子を配設する。さらに、撮像を行う撮像素子のみに反射光が入射するように反射面を調節する制御を、撮像を行う撮像素子毎に切り替えて行う制御手段を備える。このような制御手段を備えることで、撮像態様に応じて撮像素子による撮像に支障を来たした場合には、支障を来たしていない別の撮像素子に切り替えることができる。その結果、撮像素子自体の構造を変えずに、様々な撮像態様に対応することができる。本明細書中では、撮影速度が100,000フレーム/秒以上を『高速撮影』とする。
上述した発明において反射面を調節するには、例えば、反射前の光路に対して傾斜をつけて反射面を配設して、その状態で反射面の角度を変えずに配設位置を平行に動かすことで反射面の調節を行ってもよいし、例えば、反射面の角度を調節することで反射面の調節を行ってもよい。後者の例の場合には、制御手段は反射面の角度を駆動制御することで反射面の調節を行うことになる(請求項2に記載の発明)。
上述したこれらの発明の一例は、撮像枚数をフレームとしたときに、各撮像素子の信号電荷の蓄積容量に応じた所定枚数のフレームで同一の撮像素子のみに反射光が連続的に入射するように反射面を調節した後に別の撮像素子に反射光が入射するように切り替える制御を、撮像を行う撮像素子毎に繰り返して行うことである(請求項3に記載の発明)。上述した所定枚数のフレームで同一の撮像素子のみに反射光が連続的に入射するように反射面を調節した後に別の撮像素子に反射光が入射するように切り替えることで、その切り替えられた撮像素子で新たに撮像を行うことができる。そして、撮像素子の数の倍だけ長時間の撮影を行うことができる。
上述したこれらの発明の他の一例は、撮像枚数をフレームとするとともに、各フレーム毎の時間間隔を撮影周期とし、撮像素子の個数をnとし、同一の撮像素子での各撮影枚数毎の時間間隔をtとし、撮影周期をt/nとしたときに、撮影周期t/nで別の撮像素子に反射光が入射するように切り替える制御を、撮像を行う撮像素子毎に繰り返して行うことである(請求項4に記載の発明)。上述した撮影周期t/nで別の撮像素子に反射光が入射するように切り替える制御を、撮像を行う撮像素子毎に繰り返して行うことで、撮像素子の数nを分母とした1/n分だけ撮影周期を短縮させて、高速撮像を行うことができる。
この発明に係る撮像装置によれば、光反射素子と複数の撮像素子とを備え、光反射素子の反射面の光路上に各々の撮像素子を配設する。そして、撮像を行う撮像素子のみに反射光が入射するように反射面を調節する制御を、撮像を行う撮像素子毎に切り替えて行う制御手段を備えることで、撮像素子自体の構造を変えずに、様々な撮像態様に対応することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例1を説明する。
図1は、実施例1、後述する実施例2に係るCCD型固体撮像素子(CCD)を用いた撮像装置の概略を示すブロック図であり、図2は、実施例1,2に係るCCDの構成を示すブロック図であり、図3は、実施例1,2に係るディジタルマイクロミラーデバイスからの反射光とCCDの配置との関係を示す概略図である。
後述する実施例2も含めて、実施例1に係る撮像装置は、被写体の光学像を取り込み、取り込まれた光学像を信号電荷に変換するとともに電気信号に変換して被写体を撮像するように構成されている。すなわち、撮像装置は、図1に示すように、固体撮像素子(CCD)1を備えるとともに、光学系2と相関二重サンプリング部3とADコンバータ4と画像処理演算部5とモニタ6と操作部7と制御部8とを備えている。さらに、撮像装置は、撮像素子駆動回路9aとイメージ変換管駆動回路9bとミラーデバイス駆動回路9cとを備えている。この撮像装置は、撮影速度が1.0×10フレーム/秒(1,000,000フレーム/秒)の高速撮像として用いられる。固体撮像素子(CCD)1は、この発明における撮像素子に相当する。
光学系2は、2つのレンズ2a、2bとイメージ変換管2cとディジタルマイクロミラーデバイス2dとを備えている。被写体側のレンズ2aは、被写体の光学像を取り込む。イメージ変換管2cは、「ストリーク管」とも呼ばれ、レンズ2aで取り込まれた光学像を電子像に変換して、電子的なシャッタおよび増幅を行った後に、光学像に変換する。イメージ変換管2cの後段にあるレンズ2bは、イメージ変換管2cで出力された光学像を取り込む。ディジタルマイクロミラーデバイス2dは、反射面が調節可能に構成されるとともに、その反射面で反射された反射光を上述したCCD1に入射するように構成されている。ディジタルマイクロミラーデバイス2dは、この発明における光反射素子に相当する。
相関二重サンプリング部3は、CCD1からの信号電荷を低雑音に増幅して電気信号に変換して取り出す。ADコンバータ4は、その電気信号をディジタル信号に変換する。画像処理演算部5は、ADコンバータ4でディジタル化された電気信号に基づいて被写体の2次元画像を作成するために各種の演算処理を行う。モニタ6は、その2次元画像を画面に出力する。操作部7は、撮像の実行に必要な種々の操作を行う。制御部8は、操作部7により設定された撮影条件などの操作にしたがって装置全体を統括制御する。
撮像素子駆動回路9aは、CCD1内部を駆動するために、後述する読み出しゲート14(図2を参照)や、CCD1内の信号電荷を転送する転送電極に電圧を印加して、電圧の印加のタイミングや撮像のタイミングやクロック(図4ではクロック周波数)などを生成する。イメージ変換管駆動回路9bは、イメージ変換管2c内部を駆動するために、偏向板(図示省略)に電圧を印加して、撮像素子駆動回路9aからのクロックに同期して上述した電圧の印加のタイミングなどを生成する。ミラーデバイス駆動回路9cは、ディジタルマイクロミラーデバイス2d、特に各々の微小のミラー23(図3を参照)を角度駆動するために、基板21(図3を参照)に電圧を印加する。ミラーデバイス駆動回路9cは、この発明における制御手段に相当する。
次に、CCD1は、図2に示すように、入射光(被写体の光学像)を電荷に変換することでその光の強度に応じた信号電荷を発生させるフォトダイオード11と、そのフォトダイオード11から発生した信号電荷を蓄積して記憶する複数の蓄積用CCDセル12と、これら蓄積用CCDセル12内の信号電荷を図2に示す垂直方向に転送する垂直転送用CCDセル13とを備えている。
各フォトダイオード11の傍らには読み出しゲート14をそれぞれ配設しており、このフォトダイオード11からそれに隣接した蓄積用CCDセル12へ各読み出しゲート14は信号電荷を読み出す。
各蓄積用CCDセル12についてはそれぞれをライン状に接続して構成しており、ライン状の蓄積用CCDセル12を複数本分配設している。フォトダイオード11から発生した信号電荷を、隣接する蓄積用CCDセル12に順次に転送しながら各蓄積用CCDセル12に蓄積する。そして、蓄積用CCDセル12から順次に転送された信号電荷を垂直転送用CCDセル13に合流させる。垂直転送用CCDセル13から転送されたこの信号電荷を水平転送用CCDセル15に転送する。
フォトダイオード11を2次元状に配置しており、水平および垂直方向に平行して各フォトダイオード11を並べて配設する関係上、ライン状の蓄積用CCDセル12は斜め方向に延びている。後述する実施例2も含めて本実施例1に係るCCD1は、いわゆる『斜行CCD型固体撮像素子』と呼ばれているものである。なお、CCD1の全体構成については従来と同じである。
後述する実施例2も含めて本実施例1に係る撮像装置では、CCD1を2つ備えている(図1を参照)。図3に示すように、ディジタルマイクロミラーデバイス2dからの反射光Orefの光路上に各々のCCD1を配設している。レンズ2bで取り込まれた光学像をディジタルマイクロミラーデバイス2dに入射する光Optとすると、ディジタルマイクロミラーデバイス2dはその光Optを反射面で反射して、反射光Orefとして出力する。その反射面で反射された反射光Orefを入射光として各CCD1に入射する。
ディジタルマイクロミラーデバイス2dは、図3(a)、図3(d)に示すように、基板21とヒンジ22と複数の微小のミラー23とを備えている。基板21はヒンジ22を介して各々のミラー23を揺動自在に支持する。基板21には、ヨークを含む電気回路が形成されている。各々のミラー23は2次元アレイ状に配設されており、ミラー23が揺動することでその反射面の角度が駆動制御される。ミラーデバイス駆動回路9c(図1を参照)は、撮像を行うCCD1のみに反射光Orefが入射するように反射面を調節する制御を、撮像を行うCCD1毎に切り替えて行う。後述する実施例2も含めて本実施例1では、反射面の角度を駆動制御することで反射面の調節を行う。
具体的には、ミラーデバイス駆動回路9c(図1を参照)は、基板21に電圧を印加して、基板21上に形成されたヨークを含む電気回路にその電圧を与える。その電圧に応じて各々のミラー23の反射面の角度が逐次に変わる。
図3の図面から見て、上側のCCD1が撮像を行う場合には、上側のCCD1のみに反射光Orefが入射するように、図3(b)、図3(e)に示すように、各々のミラー23の反射面をそれぞれ傾斜させる。図3の図面から見て、下側のCCD1が撮像を行う場合には、下側のCCD1のみに反射光Orefが入射するように、図3(c)、図3(f)に示すように、各々のミラー23の反射面をそれぞれ傾斜させる。なお、上側のCCD1のみに反射光Orefが入射する場合には下側のCCD1には反射光Orefが入射せず、下側のCCD1のみに反射光Orefが入射する場合には上側のCCD1には反射光Orefが入射しない。
続いて、本実施例1での反射光が入射したCCD、反射面の角度およびフレーム出力の時系列変化について、図4を参照して説明する。図4は、実施例1に係る反射光が入射したCCD、反射面の角度およびフレーム出力のタイミングチャートである。本明細書では、撮像枚数をフレームとするとともに、各フレーム毎の時間間隔を撮影周期とする。なお、撮影周期の逆数を撮影速度とする。
本実施例1では、撮影速度が1.0×10フレーム/秒(1,000,000フレーム/秒)、すなわち撮影周期Tが1μs/フレーム(図4では1μs/F)で、1つのCCD1の信号電荷の蓄積容量を100とする。したがって、1つのCCD1で100フレーム分の撮像が撮影周期T毎に連続的に行われる。また、撮像素子駆動回路9a(図1を参照)から出力されるクロック周波数を16MHz(周期に換算すると1μs/16=0.0625μs=62.5ns)として、そのクロック周波数に撮影周期Tや反射光が入射したCCDや反射面の角度やフレーム出力が同期するとして説明する。なお、図4では、フレーム出力のFの下付き添え字のxはフレーム数を示して、例えばFは1フレーム目を示すとともに、F100は100フレーム目を示す。
また、Cは図3の図面から見て上側のCCD1に反射光Orefが入射したときのCCDを示し、Cは図3の図面から見て下側のCCD1に反射光Orefが入射したときのCCDを示す。反射面の角度θは図3の図面から見て上側のCCD1に反射光Orefが入射したときの反射面の角度を示し、反射面の角度−θは図3の図面から見て下側のCCD1に反射光Orefが入射したときの反射面の角度を示す。
図4に示すように、各CCD1の信号電荷の蓄積容量に応じた100フレームで同一のCCD1のみに反射光Orefが連続的に入射するように反射面を調節した後に別のCCD1に反射光Orefが入射するように切り替える制御を、撮像を行うCCD1毎に繰り返して行う。図4では、撮像を行うCCD1(すなわち反射光が入射したCCD)をC→C→C→C→…の順に切り替える。したがって、100フレームで同一の上側のCCD1(図4のCを参照)のみに反射光Orefが連続的に入射するように反射面(図4の反射面の角度θを参照)を調節した後に下側のCCD1(図4のCを参照)に反射光Orefが入射するように切り替える(図4の反射面の角度−θを参照)。このときの100フレーム分の上側のCCD1での撮像は、図4のF〜F100となる。
同様に、100フレームで同一の下側のCCD1(図4のCを参照)のみに反射光Orefが連続的に入射するように反射面(図4の反射面の角度−θを参照)を調節した後に上側のCCD1(図4のCを参照)に反射光Orefが入射するように切り替える(図4の反射面の角度θを参照)。このときの100フレーム分の下側のCCD1での撮像は、図4のF101〜F200となる。
上述した撮像装置によれば、ディジタルマイクロミラーデバイス2dと複数のCCD1(ここでは上側・下側のCCD1で2つ)とを備える。ディジタルマイクロミラーデバイス2dは、反射面が調節可能に構成されるとともに、その反射面で反射された反射光Orefを入射光としてCCD1に入射するように構成されている。そして、ディジタルマイクロミラーデバイス2dの反射面の光路上に各々のCCD1を配設する。さらに、撮像を行うCCD1のみに反射光Orefが入射するように反射面を調節する制御を、撮像を行うCCD1毎に切り替えて行うミラーデバイス駆動回路9cを備える。このようなミラーデバイス駆動回路9cを備えることで、撮像態様に応じてCCD1による撮像に支障を来たした場合には、支障を来たしていない別のCCD1に切り替えることができる。その結果、CCD1自体の構造を変えずに、様々な撮像態様に対応することができる。
後述する実施例2も含めて本実施例1では、反射面を調節するには、反射面の角度を調節することで反射面の調節を行っている。すなわち、ミラーデバイス駆動回路9cは反射面の角度を駆動制御することで反射面の調節を行うことになる。
本実施例1では、各CCD1の信号電荷の蓄積容量に応じた100フレームで同一のCCD1のみに反射光Orefが連続的に入射するように反射面を調節した後に別のCCD1に反射光Orefが入射するように切り替える制御を、撮像を行うCCD1毎に繰り返して行っている。上述した100フレームで同一のCCD1のみに反射光Orefが連続的に入射するように反射面を調節した後に別のCCD1に反射光Orefが入射するように切り替えることで、その切り替えられたCCD1で新たに撮像を行うことができる。そして、CCD1の数(ここでは上側・下側のCCD1で2つ)の倍(ここでは2倍)だけ長時間の撮影を行うことができる。
次に、図面を参照してこの発明の実施例2を説明する。
図5は、実施例2に係るに係る反射光が入射したCCD、反射面の角度およびフレーム出力のタイミングチャートである。なお、撮像装置、CCDおよびディジタルマイクロミラーデバイスは、実施例1と同様の構成であり、図1〜図3と同様である。本実施例2での反射光が入射したCCD、反射面の角度およびフレーム出力の時系列変化について、この図7を参照して説明する。
本実施例2では、CCD1の個数をnとし、同一のCCD1での各撮影枚数毎の時間間隔をtとし、撮影周期Tをt/nとしたときに、撮影周期T(=t/n)で別のCCD1に反射光Orefが入射するように切り替える制御を、撮像を行うCCD1毎に繰り返して行う。CCD1の個数nは実施例1と同様に2つとして、1つのCCD1の信号電荷の蓄積容量を実施例1と同様に100とする。したがって、撮影周期Tの間に1つのCCD1による1フレーム分の撮像がCCD1の個数n(=2)だけ繰り返して行われる。また、撮像素子駆動回路9a(図1を参照)から出力されるクロック周波数を実施例1と同様に16MHzとして、そのクロック周波数に撮影周期Tや反射光が入射したCCDや反射面の角度やフレーム出力が同期するとして説明する。
なお、同一のCCD1での各撮影枚数毎の時間間隔tを実施例1での撮影周期Tと同じ時間間隔の1μsとすると、n=2なので時間間隔tの1/2(半分)が撮影周期Tとなる。したがって、撮影周期T=t/n=t/2=1μs/2=0.5μsとなる。
図5に示すように、撮影周期T(=t/n=0.5μs)で別のCCD1に反射光Orefが入射するように切り替える制御を、撮像を行うCCD1毎に繰り返して行う。図5では、実施例1と同様に、撮像を行うCCD1(すなわち反射光が入射したCCD)をC→C→C→C→…の順に切り替える。したがって、撮影周期T(=t/n=0.5μs)の間に1つのCCD1による1フレーム分の撮像が以下のようにして繰り返して行われる。
すなわち、先ず、撮影時間が0.5μs(=t/n×1)になるまでに上側のCCD1(図5のCを参照)のみに反射光Orefが入射するように反射面(図5の反射面の角度θを参照)を調節して、1フレーム分でそのCCD1で撮像(図5のFを参照)を行い、下側のCCD1(図5のCを参照)に反射光Orefが入射するように切り替える(図5の反射面の角度−θを参照)。
同様に、撮影時間が1.0μs(=t/n×2)になるまでに下側のCCD1(図5のCを参照)のみに反射光Orefが入射するように反射面(図5の反射面の角度−θを参照)を調節して、1フレーム分でそのCCD1で撮像(図5のFを参照)を行い、上側のCCD1(図5のCを参照)に反射光Orefが入射するように切り替える(図5の反射面の角度θを参照)。このようにして、撮影周期T(=t/n=0.5μs)の間に1つのCCD1による1フレーム分の撮像が行われる。
上述した撮像装置によれば、実施例1と同様に、ディジタルマイクロミラーデバイス2dと複数のCCD1(ここでは上側・下側のCCD1で2つ)とを備え、ディジタルマイクロミラーデバイス2dの反射面の光路上に各々のCCD1を配設する。そして、本実施例2では、撮影周期t/n(ここではn=2)で別のCCD1に反射光Orefが入射するように切り替える制御を、撮像を行うCCD1毎に繰り返して行うミラーデバイス駆動回路9cを備える。このようなミラーデバイス駆動回路9cを備えることで、撮像態様に応じてCCD1による撮像に支障を来たした場合には、支障を来たしていない別のCCD1に切り替えることができる。その結果、CCD1自体の構造を変えずに、様々な撮像態様に対応することができる。
本実施例2では、撮影周期t/n(ここではn=2)で別のCCD1に反射光Orefが入射するように切り替える制御を、撮像を行うCCD1毎に繰り返して行っている。上述した撮影周期t/nで別のCCD1に反射光Orefが入射するように切り替える制御を、撮像を行うCCD1毎に繰り返して行うことで、CCD1の個数n(ここではn=2)を分母とした1/n(ここでは1/2)分だけ撮影周期Tを短縮させて、高速撮像を行うことができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した各実施例では、撮影速度が100,000フレーム/秒以上の高速撮像を例に採って説明したが、撮影速度が100,000フレーム/秒未満の通常の撮像に適用してもよい。
(2)上述した各実施例では、入射光を電荷に変換することでその光の強度に応じた信号を発生させる光電変換の機能として、フォトダイオードを例に採って説明したが、フォトゲートを替わりに用いてもよい。
(3)上述した各実施例では、『斜行CCD型固体撮像素子』を例に採って説明したが、ライン状の蓄積用CCDセルを垂直方向に延在するように構成した撮像素子にもこの発明は適用することができる。
(4)上述した各実施例では、光学系2はイメージ変換管2cを備えていたが、必ずしもイメージ変換管2cを備える必要はない。また、レンズも2つのレンズ2a、2bであったが、単一のレンズであってもよく、後段のレンズ2bは必ずしも必要でない。
(5)上述した各実施例では、イメージ変換管2cの後段にあるレンズ2bで取り込まれた光学像をディジタルマイクロミラーデバイス2dに入射する光としたが、イメージ変換管2cの前段にあるレンズ2aで取り込まれた光学像をディジタルマイクロミラーデバイス2dに入射する光としてもよい。この場合には、図6(a)に示すように、ディジタルマイクロミラーデバイス2dによって反射面で反射された反射光Orefを光学像としてイメージ変換管2cは変換して、その光学像を電子像に変換して、電子的なシャッタおよび増幅を行った後に、光学像に変換してCCDに入射する。したがって、イメージ変換管2cをCCDの数に応じて複数(図6(a)では2つ)備え、そのイメージ変換管2cをディジタルマイクロミラーデバイス2dとCCD1との間の光路上に配設すればよい。
(6)上述した各実施例では、CCDの数は2つであったが、複数であれば2つに限定されない。例えば、図6(b)(光路から見た側面図)に示すように、CCDの数が4つであってもよい。なお、CCDの配設については、2次元でも3次元でも限定されない。したがって、光路方向にもCCDを配設してもよい。ディジタルマイクロミラーデバイス2dを構成する複数の微小のミラー23もCCDの配設に合わせて反射面の角度がされるようにすればよい。
(7)上述した各実施例では、反射面の角度を調節することで反射面の調節を行ったが、図7に示すように、反射前の光路に対して傾斜をつけて反射面を配設して、その状態で反射面の角度を変えずに配設位置を平行に動かす(図7中の矢印を参照)ことで反射面の調節を行ってもよい。
(8)上述した各実施例では、光反射素子としてディジタルマイクロミラーデバイスを例に採って説明したが、反射面が調節可能に構成された素子であれば、ディジタルマイクロミラーデバイスに限定されない。
(9)この発明では、CCDに代表される撮像素子で出力された各電気信号を電気的に合成して合成画像を作成してもよいし、撮像素子で出力された各電気信号を光学像にそれぞれ再度変換して、各光学像を光学的に合成して合成画像を作成してもよい。
(10)この発明では、いずれの撮像方式においても適用することができる。撮像方式としては、主にIL(Interline)方式、FT(Frame Transfer)方式、FFT(Full Frame Transfer)方式、FIT(Frame Interline Transfer)方式などがある。これらの方式に合わせて撮像素子の構造も変化する。
実施例1,2に係るCCD型固体撮像素子(CCD)を用いた撮像装置の概略を示すブロック図である。 実施例1,2に係るCCDの構成を示すブロック図である。 実施例1,2に係るディジタルマイクロミラーデバイスからの反射光とCCDの配置との関係を示す概略図である。 実施例1に係る反射光が入射したCCD、反射面の角度およびフレーム出力のタイミングチャートである。 実施例2に係る反射光が入射したCCD、反射面の角度およびフレーム出力のタイミングチャートである。 (a)は、変形例に係るディジタルマイクロミラーデバイスからの反射光とCCDの配置との関係を示す概略図、(b)は、変形例に係る光路から見た撮影装置内のCCDの配設を示す側面図である。 反射前の光路に対して傾斜をつけて反射面を配設して配設位置を平行に動かした場合での、変形例に係るディジタルマイクロミラーデバイスからの反射光とCCDの配置との関係を示す概略図である。
符号の説明
1 … CCD型固体撮像素子(CCD)
2d … ディジタルマイクロミラーデバイス
9c … ミラーデバイス駆動回路9c
T,t/n … 撮影周期
ref … 反射光

Claims (4)

  1. 入射光を電荷に変換することでその光の強度に応じた信号電荷を発生させて撮像を行う複数の撮像素子と、反射面が調節可能に構成されるとともに、その反射面で反射された反射光を前記入射光として前記撮像素子に入射するように構成された光反射素子とを備えた撮像装置であって、反射光の光路上に各々の撮像素子を配設し、前記撮像装置は、撮像を行う撮像素子のみに前記反射光が入射するように反射面を調節する制御を、撮像を行う撮像素子毎に切り替えて行う制御手段を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、前記制御手段は、前記反射面の角度を駆動制御することで反射面の調節を行うことを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の撮像装置において、撮像枚数をフレームとしたときに、各撮像素子の信号電荷の蓄積容量に応じた所定枚数のフレームで同一の撮像素子のみに前記反射光が連続的に入射するように反射面を調節した後に別の撮像素子に反射光が入射するように切り替える制御を、撮像を行う撮像素子毎に繰り返して行うことを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の撮像装置において、撮像枚数をフレームとするとともに、各フレーム毎の時間間隔を撮影周期とし、撮像素子の個数をnとし、同一の撮像素子での各撮影枚数毎の時間間隔をtとし、前記撮影周期をt/nとしたときに、撮影周期t/nで別の撮像素子に前記反射光が入射するように切り替える制御を、撮像を行う撮像素子毎に繰り返して行うことを特徴とする撮像装置。
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