JP2007304981A - 画像データ出力装置及び出力先特定サーバ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが端末装置を持ち運んで移動すると、ネットワークを介して接続された多数のプリンタの中から移動先近傍の最適なプリンタを選択する。
【解決手段】端末装置10は、ユーザにより別の階に移動され、自身のいる階のアクセスポイント30、サポート態様、プリンタドライバ名及び端末装置10の現在位置を示す情報が入力されると、入力されたプリンタドライバ名と一致するレコードをプリンタ情報データベースから抽出する。続いて、入力されたサポート態様情報と現在位置を示す情報に基づいてクエリー式を生成し、抽出したレコードからこのクエリー式を満たすレコードを抽出する。続いて、スコア特定テーブルを参照して、抽出した各レコードに対応するスコアを特定し、このスコアが最も高いレコードのIPアドレスをデフォルトの出力先として特定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像データ出力装置及び出力先特定サーバ装置に関する。
ネットワークを介して複数のプリンタが接続された端末装置において、画像データの出力先のプリンタを他のプリンタに変更する装置がある。例えば、特許文献1には、出力先として指定されたプリンタの状態を取得し、この状態に異常がある場合は、出力先のプリンタを予め定められた代替のプリンタに切り替える仕組みが開示されている。
また、特許文献2には、端末装置を持ち運ぶ利用者の移動に応じて出力先のプリンタを切り替える仕組みの開示がある。同文献に開示されたサーバ装置は、端末装置を利用するユーザが移動するたびに、そのユーザの移動経路の所定範囲内に設置されている各プリンタの設置場所にユーザが到着するまでの移動時間と、それら各プリンタの印刷に要する印刷時間とを求めて合算する。そして、求めた合算時間が短かったものから出力先を優先的に提示するようになっている。
特開2003−122529号公報 特開2004−94777号公報
ところで、近年、持ち運びが容易なノート型パーソナルコンピュータ(以下、ノートPCという)などの端末装置が普及し、この端末装置を持ち運んで移動したときに、その移動先近傍のプリンタを利用することが望まれている。しかしながら、従来、この種の端末装置を利用するユーザは、自身の端末装置の画像データの出力先となるプリンタの切り替えを手動で行わねばならなかった。特に、ネットワークを介して多数のプリンタが端末装置に接続される場合、端末装置を移動させる度にそれらのプリンタの中から移動先近傍の最適なプリンタへ出力先を切り替えるのは極めて煩わしい作業となっていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、端末装置を持ち運んで移動し、利用するプリンタを移動先近傍のプリンタに変更する際に、ユーザが手動でプリンタの出力先設定を変更することなく、ネットワークを介して接続された多数のプリンタの中から移動先近傍の最適なプリンタを選択することができる画像データ出力装置及び出力先特定サーバ装置を提供する。
本発明の好適な態様である画像データ出力装置は、各々が画像データの入力を受けてそのデータに応じた画像を記録材に形成する各画像形成装置のアドレスと、それらの各画像形成装置の設置位置を示す位置情報とを各々対応付けて記憶した記憶手段と、自装置の現在位置を示す位置情報を取得する取得手段と、前記取得された位置情報が示す現在位置と前記記憶手段にて各アドレスと対応付けられた位置情報が示す設置位置の間の距離を求め、求めた距離が最も近い設置位置の位置情報と対応付けて前記記憶手段に記憶されたアドレスへ画像データの出力先を切り替える出力先切替手段と、前記切り替えられたアドレスの画像形成装置へ画像データを出力する出力手段とを備える。
この態様において、前記記憶手段は、各画像形成装置のアドレスと、位置情報と、それら各画像形成装置が解釈可能なデータ形式の画像データの生成手順を示す各プリンタドライバプログラムを識別するドライバ識別子の各セットを記憶し、前記出力先切替手段は、前記記憶手段に記憶された各セットのうち、自装置にインストール済みのプリンタドライバプログラムのドライバ識別子を含むセットを抽出する手段と、前記取得手段が取得した位置情報が示す現在位置と前記抽出したセットに含まれる各位置情報が示す設置位置の間の距離を求める手段とを有してもよい。
画像形成の態様を指示する指示手段を更に備え、前記記憶手段は、各画像形成装置のアドレスと、位置情報と、それら各画像形成装置がサポートしている画像形成の態様を示すサポート態様情報の各セットを記憶し、前記出力先切替手段は、前記記憶手段に記憶された各セットのうち、前記指示手段から指示された態様のサポート態様情報を含むセットを抽出する手段と、前記取得手段が取得した位置情報が示す現在位置と前記抽出したセットに含まれる各位置情報が示す設置位置の間の距離を求める手段とを有してもよい。
また、前記指示手段より指示され得る画像形成の態様は、カラーでの画像形成と記録材の両面への画像形成の2つの態様を含んでもよい。
各々が画像データの入力を受けてそのデータに応じた画像を記録材に形成する各画像形成装置のアドレスを記憶した記憶手段と、自装置のアドレスを取得する取得手段と、前記取得されたアドレスを成すバイナリデータと前記記憶手段に記憶された各アドレスを成すバイナリデータの各々の上位桁所定ビットを照合し、前記取得されたアドレスと一致するビットを最も多く含むアドレスへ画像データの出力先を切り替える出力先切替手段と、前記切り替えられたアドレスの画像形成装置へ画像データを出力する出力手段とを備えてもよい。
自装置が起動されると、自装置と接続される全ての画像形成装置に各々のアドレスの提供を求めるメッセージを送信し、そのメッセージに応じた画像形成装置から送信されてくるアドレスを前記記憶手段に記憶させる手段を更に備えてもよい。
各々が画像データの入力を受けてそのデータに応じた画像を記録材に形成する各画像形成装置のアドレスと、それらの各画像形成装置の設置位置を示す位置情報とを各々対応付けて記憶した記憶手段と、端末装置からその端末装置の現在位置を含む出力先問合せ情報を受信する受信手段と、前記受信した出力先問合せ情報に含まれる現在位置と前記記憶手段にて各アドレスと対応付けられた位置情報が示す設置位置の間の距離を求め、求めた距離が最も近い設置位置の位置情報と対応付けて前記記憶手段に記憶されたアドレスを前記出力先問合せ情報の発信元の端末装置へ送信する出力先送信手段とを備えてもよい。
本発明によれば、ユーザが端末装置を持ち運んで移動する都度、移動先のネットワークに接続された多数のプリンタの中から画像データの出力先として最適なプリンタを自動的に選択させていくことができる。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態について説明する。
(構成)
図1は、第1実施形態にかかる画像出力システムの全体構成を示す概略図である。図1に示すように、この画像出力システムは、建物の1階から5階に一台ずつアクセスポイント30を備え付け、各アクセスポイント30の無線通信エリアに在圏するノードである端末装置10を無線接続して各階毎の無線通信ネットワークを構成する。また、各階毎のアクセスポイント30、画像形成装置20a、b、c、e、f及びDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ40は有線ネットワークで接続され、この有線ネットワークと無線通信ネットワークとを合わせて各階毎のネットワーク(以下、「階別通信ネットワークと呼ぶ」)を構成してなる。
これら各階別通信ネットワーク間は図示しない中継装置を介して有線接続されており、ある階別通信ネットワークのノードはアクセスポイント30及び中継装置を介して他の階別通信ネットワークのノードともデータの遣り取りが可能となっている。端末装置10の利用者たる各ユーザは、端末装置10を持ったまま各階間を自在に移動し、移動先の階にて後述するアクセスポイント30の選択操作を行うことにより、その階の階別通信ネットワークへアクセスする。
また、図に示すように、このシステムを備え付けた建物の各階は、A、B、C、Dの4つの中エリアに区画され、それらの中エリアの各々は、北、南、東、西の小エリアに区画されている。そして、各階には、端末装置10から送信された画像データに対応する画像を用紙に形成する画像形成装置が複数台ずつ設置されている。例えば、この建物の5階Aエリア北エリアには、2台の画像形成装置、すなわち画像形成装置20aと画像形成装置20cとが設置される。同様に、5階Aエリア西エリアには画像形成装置20bが設置され、Aエリア南エリアには画像形成装置20f、Bエリア北エリアには画像形成装置20eが設置される。なお、以下の説明において、画像形成装置20a、b、c、e、fを特に区別する必要がない場合には、これらを総称して「画像形成装置」とする。
画像形成装置20は、装置全体を制御する制御部、画像データの入力を受ける通信部、入力された画像データに応じた画像を形成する画像形成部などを備える。各画像形成装置20の記憶部には、予め設定された各々のプリンタ名が記憶される。また、各画像形成装置20は、階別通信ネットワークに接続するたびにそのネットワークのDHCPサーバ40から固有のIPアドレスの割り当てを受けて各々の記憶部に記憶させるようになっている
次に、図2は、端末装置10の構成を示すブロック図である。この端末装置10は、例えばノートPCであり、ユーザに持ち運ばれることにより、その位置が移動される。図2に示すように、端末装置10は、制御部11、記憶部12、操作部13、表示部14、無線通信部15などを備える。制御部11は、データを処理するCPU(Central Processing Unit)や各種制御プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)、CPUにワークエリアを提供するRAM(Random Access Memory)などから構成される。操作部13は、例えば、マウスやキーボードなどで構成されており、ユーザによる操作を受け付ける。表示部14は、例えば液晶パネルなどであり、制御部11による制御の下、操作を促すメッセージ画面や処理状況や処理結果を示す画面などを表示する。
無線通信部15は、上述したアクセスポイント30と無線通信を行う無線用のネットワークインターフェースである。この無線通信部15を備えることにより、端末装置10は自装置が位置する階のアクセスポイント30と無線通信を行い、そのアクセスポイント30を含む階別通信ネットワークに接続される。
また、端末装置10が持ち運ばれて移動され、無線通信を行っていたアクセスポイントの無線通信エリアから外れると、制御部11は無線通信可能な移動先のアクセスポイント30からビーコンフレームを受信し、選択された移動先のアクセスポイント30と無線通信を行う。上述した画像形成装置20と同様に、端末装置10は、アクセスポイント30を中継して階別通信ネットワークに接続するたびにそのネットワークのDHCPサーバ40から固有のIPアドレスの割り当てを受けて制御部11のRAMに記憶させるようになっている。
記憶部12は、例えばハードディスクなどであり、図3に示すように、プリンタドライバプログラム16やプリンタ情報データベース(以下、プリンタ情報DB17という)、画像データ出力先切り替えプログラム18などが記憶される。記憶部12の記憶内容について詳細に説明する。
プリンタドライバプログラム16は、各種アプリケーションにより作成した画像を、画像形成装置20が解釈可能なページ記述言語のデータ形式であるジョブへ変換する機能を有する。画像形成装置20は、メーカや機種毎に対応するプリンタドライバプログラム16が定められており、対応するプリンタドライバプログラム16がインストールされていなければ、たとえ、端末装置10の近傍に設置された画像形成装置20が存在しても、利用することができない。本実施形態において、記憶部12には、階別通信ネットワークを介して接続された全ての画像形成装置20に対応するプリンタドライバプログラム16が予めインストールされているものとする。
また、各プリンタドライバプログラム16には、画像データ出力のジョブを送信する画像形成装置20のIPアドレスが予め設定される。以下の説明において、プリンタドライバ名D1のプリンタドライバプログラム16には、建物の4階に設置された画像形成装置のIPアドレスが予め設定されているものとする。
図4は、プリンタ情報DB17のデータ構造図である。このプリンタ情報DB17は、各々が、各階に備え付けられた各画像形成装置20と対応する複数のレコードの集合体である。このプリンタ情報DB17を構成するレコードの各々は、「プリンタ名」、「対応プリンタドライバ名」、「ポート名」、「場所」、「カラー」、及び「両面」の6つのフィールドを有する。
「プリンタ名」のフィールドには、プリンタ名情報が記憶される。プリンタ名情報は、各階の画像形成装置20に設定されたプリンタ名を示す情報である。
「対応プリンタドライバ名」のフィールドには、プリンタドライバ名情報が記憶される。プリンタドライバ名情報は、各画像形成装置20に対応するプリンタドライバプログラム16を識別する情報である。例えば、「D1」はプリンタ名をP1、P2、P4、P5及びP6とする画像形成装置に対応するプリンタドライバ名であり、「D2」はプリンタ名をP3とする画像形成装置に対応するプリンタドライバ名である。
「ポート名」のフィールドには、IPアドレスが記憶される。例えば「aaa.aaa.1.10」はプリンタ名をP1とする画像形成装置に割り当てられたIPアドレスであり、「aaa.aaa.1.11」はプリンタ名をP2とする画像形成装置に割り当てられたIPアドレスである。
「場所」のフィールドには、各画像形成装置20の設置位置を示す位置情報が記憶される。例えば、「5F−A−北」は建物の5階Aエリア北エリアを示す位置情報であり、「5F−A−西」は建物の5階Aエリア西エリアを示す位置情報である。
「カラー」と「両面」の両フィールドには、サポート態様情報がそれぞれ記憶される。例えば、「カラー」のフィールドのサポート態様情報が「○」、「両面」のフィールドのサポート態様情報が「○」となっている、プリンタ名を「P1」とする画像形成装置は、カラーで画像を形成するカラープリント機能をサポートし、かつ用紙の両面に画像を形成する両面プリント機能をサポートすることを示す。また、「カラー」のフィールドの情報が「×」、「両面」のフィールドの情報が「○」となっている、プリンタ名を「P6」とする画像形成装置は、両面プリント機能はサポートするが、カラープリント機能はサポートしないことを示す。
画像データ出力先切り替えプログラム18は、本実施形態に特有の機能を制御部11のCPUに付与するための固有のプログラムである。このプログラムを実行するCPUには以下の3つの機能が付与される。
a クエリー式生成機能
これは、端末装置10の操作部13が操作されて入力された情報に基づいて、プリンタ情報DB17に対する処理要求(クエリー式)を生成する機能である。
b クエリー式変更機能
これは、上述したクエリー式生成機能において生成されたクエリー式を緩和した新たなクエリー式を生成する機能である。
c スコア生成機能
これは、スコア特定テーブル18aから端末装置10の現在位置と各画像形成装置20の設置位置に対応したスコアを生成する機能である。
図5はスコア特定テーブル18aのデータ構造図である。このスコア特定テーブル18aは、各々が端末装置10の現在位置と対応するレコードの集合体である。このスコア特定テーブル18aを構成するレコードの各々は、「現在位置」、「設置位置」、及び「スコア」の3つのフィールドを有する。
「現在位置」のフィールドには、現在位置情報が記憶される。現在位置情報は、端末装置10の現在位置を示す情報である。
「設置位置」のフィールドには、設置位置情報が記憶される。設置位置情報は、各画像形成装置20の設置位置を示す位置情報に含まれる小エリアの区画の情報(例えば、北、南、東、西)である。
「スコア」のフィールドには、距離スコア情報が記憶される。距離スコア情報は、端末装置10の現在位置と各画像形成装置20の設置位置との間の距離の近さを示す情報である。
例えば、テーブルの最も上のレコードでは、「現在位置」と「設置位置」の両フィールドの記憶内容が共に「北」になっており、端末装置10と画像形成装置の位置が最も近い。このため、距離スコア情報の最高値である「4」が記憶される。2番目のレコードでは、「現在位置」の記憶内容が「北」、「設置位置」の記憶内容が「南」であり、端末装置10と画像形成装置の位置が2番目に近い。このため、スコア「3」が記憶される。同様に、3番目のレコードでは、「現在位置」の記憶内容が「北」、「設置位置」の記憶内容が「東」であり、端末装置10と画像形成装置の位置が3番目に近いため、スコア「2」が記憶される。4番目のレコードでは、「現在位置」の記憶内容が「北」、「設置位置」の記憶内容が「西」であり、端末装置10と画像形成装置の位置が最も遠いため、スコア「1」が記憶される。つまり、この「スコア」のフィールドに記憶される距離スコア情報は、その値が大きいほど端末装置10の現在位置と画像形成装置の設置位置との間の距離が近いことを示す。
(動作)
次に、第1実施形態の動作について説明する。
図6は、本実施形態にかかる画像出力システムの動作を示すフローチャートである。
図に示す一連の処理は、ある階に位置したユーザの端末装置10が別の階に持ち運ばれて移動したことをトリガーとして開始される。
ユーザの端末装置10が別の階に移動すると、その端末装置10の無線通信部15は、移動先の階を無線通信エリアとするアクセスポイント30からビーコンフレームを受信する。制御部11は、ビーコンフレームを受信したアクセスポイント30を表示部14に表示し、接続するアクセスポイント30の選択を促す(ステップSA1)。ここで、ユーザにより自身のいる階のアクセスポイント30が選択されると、端末装置10はその選択されたアクセスポイント30と無線通信を行い、階別通信ネットワークを介して接続されたDHCPサーバ40から新しいIPアドレスを取得する。
次に、端末装置10の制御部11は、サポート態様情報とプリンタドライバ名の入力を受け付ける画面を表示部14に表示させる(ステップSA2)。この画面では、画像形成の様態(「カラー」、「両面」など)を示すサポート態様情報や、画像データを送信する際に用いるプリンタドライバプログラム16を示すプリンタドライバ名などの選択を受け付ける。ここで、入力されたサポート態様情報及びプリンタドライバ名の情報を取得すると、制御部11は、端末装置10の現在位置を示す情報の入力を受け付ける画面(図7参照)を表示部14に表示させる(ステップSA3)。
入力された現在位置の情報を取得すると、制御部11は、記憶部12に記憶されているプリンタ情報DB17から、ステップSA2において入力されたプリンタドライバ名と一致するすべてのレコードを抽出する(ステップSA4)。続いて、制御部11は、ステップSA2とステップSA3において入力された情報に基づいてクエリー式を生成し(ステップSA5)、そのクエリー式を満たすレコードをステップSA4において抽出したレコードの中から抽出する(ステップSA6)。
クエリー式を満たすレコードが抽出されなかった場合(ステップSA7:NO)、制御部11は、ステップSA5において生成したクエリー式を緩和した、新たなクエリー式を生成し(ステップSA8)、この新たなクエリー式を満たすレコードを抽出する(ステップSA6)。
一方、ステップSA6においてクエリー式を満たすレコードが抽出された場合(ステップS7:YES)、制御部11は、スコア特定テーブル18aを参照して、ステップSA6において抽出した各レコードに対応するスコアを特定する(ステップSA9)。
続いて、制御部11は、ステップSA9において特定したスコアが最も高いレコードの「ポート名」のフィールドに記憶されているIPアドレスを読み出し、このIPアドレスをデフォルトの出力先として特定する(ステップSA10)。つまり、それまで、ジョブの出力先のデフォルトとして設定されていたIPアドレスを、新たなIPアドレスへ切り替える。続いて、制御部11は、プリンタ情報DB17から、ステップSA10において特定したIPアドレスに対応する「場所」と「プリンタ名」のフィールドに記憶された情報を読み出し、出力先として特定した画像形成装置20の設置場所を示すメッセージを表示部14に表示する(ステップSA11)。
ここで、上述したステップSA2において、画像形成の様態として「カラー」と「両面」が、プリンタドライバ名として「D1」がそれぞれ入力され、続くステップSA3において現在位置として「5F−A−北」が入力されるケースを想定し、以降の処理の内容についてさらに詳細に説明する。まず、制御部11は、入力されたそれらの情報を取得する。続いて、制御部11は、図4に示すプリンタ情報DB17から、「対応プリンタドライバ名」のフィールドの値が「D1」となっている、「プリンタ名」をP1、P2、P4、P5、P6とする5つのレコードを抽出する。なお、プリンタ名P3のレコードは「対応プリンタドライバ名」のフィールドの値が「D2」であるため、抽出されない。
続いて制御部11は、ステップSA2において入力された画像形成の様態に応じた、「カラー=ON」、「両面=ON」という条件を生成する。さらに、ステップSA3において入力された「5F−A−北」に基づいて、5階Aエリアの領域を示す「include 5F−A」という条件を生成する。続いて、制御部11はこれらの3つの条件を全て満たすクエリー式(「カラー=ON」かつ「両面=ON」かつ「include 5F−A」)を生成する。
次に、制御部11は、ステップSA4において抽出したプリンタ名P1、P2、P4、P5、P6のレコードから、このクエリー式(「カラー=ON」かつ「両面=ON」かつ「include 5F−A」)を満たす、「プリンタ名」を「P1」、「P2」とする2つのレコードを抽出する。なお、「プリンタ名」を「P4」、「P5」とするレコードは、「include 5F−A」の条件を満たさないため、抽出されない。同様に、「プリンタ名」を「P6」とするレコードは、「カラー=ON」の条件を満たさないため、抽出されない。
ここで、クエリー式を満たすレコードが抽出されない場合、制御部11は、ステップSA5において生成したクエリー式の条件「include 5F−A」を緩和して、5階もしくは4階を含む「include 5F or 4F」という条件を生成する。そして、新しいクエリー式(「カラー=ON」かつ「両面=ON」かつ「include 5F or 4F」)を生成し、この新たなクエリー式を用いてステップSA6の処理を実行する。
一方、ステップSA6においてクエリー式を満たすレコードが抽出された場合、制御部11は、ステップSA3において入力された位置情報(5F−A−北)から小エリアの情報「北」を読み出す。続いて、制御部11は、ステップSA6において抽出したレコードの内、プリンタ名P1のレコードの「場所」のフィールドの記憶内容(5F−A−北)から小エリアの情報「北」を読み出す。続いて、制御部11は、スコア特定テーブル18a(図5参照)を参照して、現在位置が「北」、設置位置が「北」のセットに対応するスコア「4」を特定する。同様に、プリンタ名P2のレコードにおいては、「場所」のフィールドの記憶内容(5F−A−西)から小エリアの情報「西」を読み出し、スコア特定テーブル18aから現在位置「北」、設置位置「西」のセットに対応するスコア「1」を特定する。
次に、制御部11は、プリンタ情報DB17からステップSA9において最も高いスコア「4」が特定されたプリンタ名をP1とするレコードを抽出し、このレコードの「ポート名」のフィールドに記憶されているIPアドレス「aaa.aaa.1.10」を読み出す。続いて、制御部11は、読み出したこのIPアドレスをデフォルトの出力先として特定する。続いて、制御部11は、プリンタ情報DB17から、このIPアドレス「aaa.aaa.1.10」に対応する場所「5F−A−北」とプリンタ名「P1」を読み出し、「5F A 北のP1に出力します」というメッセージを表示部14に表示する。
この状態で、文書作成アプリケーションを用いて作成した文書の出力が指示されると、その文書の画像を所定のページ記述言語で記した画像データであるジョブがステップSA10で特定したIPアドレスの画像形成装置へアクセスポイント30経由で送信され、ジョブを受信した画像形成装置はそのジョブを解釈して得た画像を記録材へ形成する。
以上説明した本実施形態によると、ユーザが端末装置10を持ち運んで移動するたびにその端末装置10が画像データの出力先のIPアドレスを自動的に切り替えるので、ユーザ自らが出力先を切り替える操作を行う必要がなくなる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
(構成)
図8は、第2実施形態にかかる画像出力システムの全体構成を示す概略図である。図に示すように、この画像出力システムは、端末装置10、画像形成装置20a、b、c、e、f、アクセスポイント30、DHCPサーバ40に加えて、出力先特定サーバ50を備える。なお、端末装置10、画像形成装置20a、b、c、e、f、アクセスポイント30、DHCPサーバ40のハードウェア構成は第1実施形態と同様であり、同じ符号を付して再度の説明を割愛する。
出力先特定サーバ50は、各階別通信ネットワークに有線接続される。図9は、出力先特定サーバ50の構成を示すブロック図である。図9に示すように、出力先特定サーバ50は、制御部11、記憶部12、通信部19を備える。通信部19は階別通信ネットワークを介して接続された装置とデータの送受信を行う。記憶部12には、図10に示すように、上述した第1実施形態において端末装置10の記憶部12に記憶されていた、プリンタ情報DB17と画像データ出力先切り替えプログラム18とが記憶される。なお、本実施形態において端末装置10の記憶部12には、プリンタドライバプログラム16のみが記憶される。
(動作)
次に、第2実施形態の動作について説明する。
図11は、第2実施形態にかかる画像出力システムの動作を示すフローチャートである。図11に示す一連の処理は、ある階に位置したユーザの端末装置10が別の階に持ち運ばれて移動したことをトリガーとして開始される。
ユーザの端末が別の階に移動し、自身のいる階のアクセスポイント30を中継して階別通信ネットワークに接続されると、端末装置10の制御部11は、サポート態様情報、プリンタドライバ名及び端末装置10の現在位置を示す情報の入力を促すインターフェース画面を表示部14に表示する。ここで、端末装置10の操作部13が操作されて、これらの情報が入力されると、制御部11はこれらの情報を出力先特定サーバ50に送信する(ステップSB1)。
サポート態様情報、プリンタドライバ名及び現在位置の情報が端末装置10から送信されると、出力先特定サーバ50は、そのプリンタドライバ名と一致するすべてのレコードを記憶部12のプリンタ情報DB17から抽出する(ステップSB2)。続いて、制御部11は、ステップSB1において送信された情報に基づいてクエリー式を生成し(ステップSB3)、そのクエリー式を満たすレコードをステップSB2において抽出したレコードの中から抽出する(ステップSB4)。
ここで、クエリー式を満たすレコードが抽出されなかった場合(ステップSB5:NO)、制御部11は、ステップSB3において生成したクエリー式を緩和した、新たなクエリー式を生成する(ステップSB6)。一方、ステップSB5においてクエリー式を満たすレコードが抽出された場合(ステップSB5:YES)、制御部11は、図5に示すスコア特定テーブル18aを参照して、ステップSB4において抽出した各レコードのスコアを特定する(ステップSB7)。
続いて、制御部11は、ステップSB7において特定されたスコアが最も高いレコードの「ポート名」のフィールドに記憶されているIPアドレスを読み出し、このIPアドレスを端末装置10に送信する(ステップSB8)。
なお、端末装置10は、出力先特定サーバ50からIPアドレスが送信されると、送信されたIPアドレスを記憶部12などに記憶させ、デフォルトの出力先として特定する。この状態で、文章作成アプリケーションなどを用いて作成した文書の出力を指示すると、その文書の画像を所定のページ記述言語で記した画像データであるジョブが、出力先として特定されたIPアドレスの画像形成装置へ送信される。
上述した第1形態においては、例えば、新しい画像形成装置が設置され、ユーザが端末装置10をこの画像形成装置の設置場所近傍に持ち運んだとしても、この端末装置10のプリンタ情報DB17に新しい画像形成装置の情報を追加しないと、新しい画像形成装置は出力先として特定されない。端末装置10の台数が多い場合には、新しい画像形成装置が設置された毎に、全ての端末装置のプリンタ情報DB17を更新するのは、手間がかかる。しかしながら、第2実施形態においては、出力先特定サーバ50の記憶部12に記憶されたプリンタ情報DB17に新しい画像形成装置を追加するだけで、ユーザが端末装置10をこの画像形成装置の設置場所近傍に持ち込むと、新しい画像形成装置が出力先として特定されるため、好適である。
<他の実施形態>
本発明は、種々の変形実施が可能である。
上述した実施形態においては、端末装置10の現在位置及び画像形成装置20の設置位置を属性情報としてそれぞれ3つのエリア属性(階、中エリア、小エリア)により定義し、その属性情報が示す端末装置10の現在位置と各画像形成装置20の設置位置との間の距離の近さを求めて端末装置10の現在位置近傍に設置された画像形成装置を抽出したが、この抽出方法はこれに限らない。
例えば、端末装置10の現在位置を示す位置情報は、建物のフロアや部屋、方向ごとのエリアの他に、柱を中心としたエリアであってもよいし、オフィスなどに設置された各電話を中心としたエリアをその内線番号で示しても構わない。位置情報に内線番号を使用する場合、一般に、オフィスなどで使用される電話の内線番号は、その数字が近いほど、電話が設置されている距離が近いため、端末装置10の現在位置を示す内線番号と、画像形成装置20の設置位置を示す内線番号とが最も近い番号である画像形成装置を出力先として特定してもよい。
また、端末装置10と画像形成装置20とが、GPS(Global Positioning System)機能を備え、このGPS機能により各々の位置情報を取得してもよい。このGPS機能は、同じ建物の中の何階かといった3次元的な位置情報を(x.y.z)座標値として算出することができる。端末装置10は、プリンタ情報DB17の「場所」のフィールドに、各画像形成装置20の位置情報を(x.y.z)座標値で記憶することにより、GPS機能を用いて算出した自装置の現在位置を示す位置情報から所定半径内に設置された画像形成装置を抽出してもよい。また、自装置の現在位置から最も近い位置に設置された画像形成装置を出力先として特定してもよい。
上述した第1実施形態において、端末装置10のプリンタ情報DB17は、各階の画像形成装置20に割り当てられたIPアドレスとそれらの画像形成装置20の設置位置を示す設置位置情報とを対応付けて記憶しており、端末装置10は、自装置の現在位置と最も近い位置の設置位置情報と対応付けて同DBに記憶されたIPアドレスを画像データの出力先として特定するようになっていた。これに対し、プリンタ情報DB17に記憶された各画像形成装置20のIPアドレスそのものから最も近い画像形成装置を特定させるようにしてもよい。この変形例は、各階のDHCPサーバ40が各々から端末装置10や画像形成装置20などの各ノードに割り当てるIPアドレスに一定のルールを持たせることで実現される。例えば、各階DHCPサーバ40毎に上8ビットのバイナリデータを揃えたIPアドレスを割り振るようにする。このようなIPアドレスの割り振りのルールを定めておけば、端末装置10は、プリンタ情報DB17に記憶されている各画像形成装置20のIPアドレスの上位8ビットと自身に割り振られているIPアドレスの上位8ビットを順次照合し、上位8ビットが一致するIPアドレスを出力先として特定することが可能である。
また、端末装置10の現在位置を示す位置情報は、制御部11がプリンタドライバプログラム16を実行することによりその入力を受け付けてもよいし、プリンタドライバプログラム16とは独立したアプリケーションを実行することにより、その入力を受け付けてもよい。
上述した実施形態においては、端末装置10もしくは出力先特定サーバ50の記憶部12にプリンタ情報DB17が記憶されていたが、各画像形成装置20が自装置の「プリンタ名」、「対応プリンタドライバ名」、「ポート名」、「場所」、「カラー」、「両面」などの情報を記憶してもよい。この場合、端末装置10は同一の階別通信ネットワークに接続された全ての画像形成装置20にブロードキャストして問い合わせを行うことにより、各画像形成装置20が記憶するこれらの情報を取得する。
端末装置10は、これらの情報に基づいて各画像形成装置20の情報が記憶されたプリンタ情報DB17を作成して、記憶部12に記憶させる。これにより、新しい画像形成装置がネットワークに接続された際には、この新しい画像形成装置の情報が自動的に取得されてプリンタ情報DB17に反映されるため、好適である。
上述した実施形態においては、端末装置10の現在位置と各画像形成装置20の設置位置までの間の距離が近いほど高いスコアを付与したが、例えば、現在位置から各画像形成装置20の設置位置に到達するまでの時間を示すテーブルを生成し、このテーブルに基づいて、到達時間が短いほど高いスコアを付与してもよい。
上述した実施形態においては、ステップSA4において、プリンタ情報DB17からステップSA2において入力されたプリンタドライバ名と一致するレコードを抽出したが、この処理は行わなくてもよい。なお、この場合、画像データを送信する際に用いるプリンタドライバプログラム16を、ステップSA10において最も高いスコアが特定されたレコードの「対応プリンタドライバ名」のフィールドに記憶されたプリンタドライバ名が示すプリンタドライバプログラム16に変更してもよい。
また、最も高いスコアが付与された画像形成装置のプリンタドライバ名と、ステップSA2において入力されたプリンタドライバ名が異なる場合、最も高いスコアが付与された画像形成装置のプリンタドライバ名(以下、D0)とプリンタ名(以下、P0)をプリンタ情報DBから読み出し、表示部14に「プリンタドライバD0を使えば、プリンタP0に出力できます」というメッセージを表示してもよい。
さらに、最も高いスコアが付与された画像形成装置に対応するプリンタドライバプログラム16が端末装置10にインストールされていない場合、ネットワーク上に全てのプリンタドライバプログラム16を記憶するサーバを設け、このサーバから対応するプリンタドライバプログラム16をインストールしてもよい。
上述した実施形態においては、画像形成の様態として、カラープリント機能と両面プリント機能について説明したが、例えば印刷した印刷物の束をホチキス止めするホチキス機能やその他の機能であってもよい。
画像出力システムの全体構成を示す概略図である(第1実施形態)。 端末装置10の構成を示すブロック図である。 端末装置10の記憶部12の記憶内容を示す図である(第1実施形態)。 プリンタ情報DB17の構成を示す図である。 スコア特定テーブル18aを示す図である。 画像出力システムの動作を示すフローチャートである(第1実施形態)。 現在位置の入力を受け付ける画面を示す図である。 画像出力システムの全体構成を示す概略図である(第2実施形態)。 出力先特定サーバ50の構成を示すブロック図である(第2実施形態)。 端末装置10の記憶部12の記憶内容を示す図である(第2実施形態)。 画像出力システムの動作を示すフローチャートである(第2実施形態)。
符号の説明
10…端末装置、11…制御部、12…記憶部、13…操作部、14…表示部、15…無線通信部、16…プリンタドライバプログラム、17…プリンタ情報DB、18…画像データ出力先切り替えプログラム、19…通信部、20、20a、20b、20c、20e、20f…画像形成装置、30…アクセスポイント、40…DHCPサーバ、50…出力先特定サーバ。

Claims (7)

  1. 各々が画像データの入力を受けてそのデータに応じた画像を記録材に形成する各画像形成装置のアドレスと、それらの各画像形成装置の設置位置を示す位置情報とを各々対応付けて記憶した記憶手段と、
    自装置の現在位置を示す位置情報を取得する取得手段と、
    前記取得された位置情報が示す現在位置と前記記憶手段にて各アドレスと対応付けられた位置情報が示す設置位置の間の距離を求め、求めた距離が最も近い設置位置の位置情報と対応付けて前記記憶手段に記憶されたアドレスへ画像データの出力先を切り替える出力先切替手段と、
    前記切り替えられたアドレスの画像形成装置へ画像データを出力する出力手段と
    を備えた画像データ出力装置。
  2. 請求項1に記載の画像データ出力装置において、
    前記記憶手段は、
    各画像形成装置のアドレスと、位置情報と、それら各画像形成装置が解釈可能なデータ形式の画像データの生成手順を示す各プリンタドライバプログラムを識別するドライバ識別子の各セットを記憶し、
    前記出力先切替手段は、
    前記記憶手段に記憶された各セットのうち、自装置にインストール済みのプリンタドライバプログラムのドライバ識別子を含むセットを抽出する手段と、
    前記取得手段が取得した位置情報が示す現在位置と前記抽出したセットに含まれる各位置情報が示す設置位置の間の距離を求める手段と
    を有する画像データ出力装置。
  3. 請求項1に記載の画像データ出力装置において、
    画像形成の態様を指示する指示手段
    を更に備え、
    前記記憶手段は、
    各画像形成装置のアドレスと、位置情報と、それら各画像形成装置がサポートしている画像形成の態様を示すサポート態様情報の各セットを記憶し、
    前記出力先切替手段は、
    前記記憶手段に記憶された各セットのうち、前記指示手段から指示された態様のサポート態様情報を含むセットを抽出する手段と、
    前記取得手段が取得した位置情報が示す現在位置と前記抽出したセットに含まれる各位置情報が示す設置位置の間の距離を求める手段と
    を有する画像データ出力装置。
  4. 請求項3に記載の画像データ出力装置において、
    前記指示手段より指示され得る画像形成の態様は、
    カラーでの画像形成と記録材の両面への画像形成の2つの態様を含む
    画像データ出力装置。
  5. 各々が画像データの入力を受けてそのデータに応じた画像を記録材に形成する各画像形成装置のアドレスを記憶した記憶手段と、
    自装置のアドレスを取得する取得手段と、
    前記取得されたアドレスを成すバイナリデータと前記記憶手段に記憶された各アドレスを成すバイナリデータの各々の上位桁所定ビットを照合し、前記取得されたアドレスと一致するビットを最も多く含むアドレスへ画像データの出力先を切り替える出力先切替手段と
    前記切り替えられたアドレスの画像形成装置へ画像データを出力する出力手段と
    を備えた画像データ出力装置。
  6. 請求項1乃至5に記載の画像データ出力装置において、
    自装置が起動されると、自装置と接続される全ての画像形成装置に各々のアドレスの提供を求めるメッセージを送信し、そのメッセージに応じた画像形成装置から送信されてくるアドレスを前記記憶手段に記憶させる手段
    を更に備えた画像データ出力装置。
  7. 各々が画像データの入力を受けてそのデータに応じた画像を記録材に形成する各画像形成装置のアドレスと、それらの各画像形成装置の設置位置を示す位置情報とを各々対応付けて記憶した記憶手段と、
    端末装置からその端末装置の現在位置を含む出力先問合せ情報を受信する受信手段と、
    前記受信した出力先問合せ情報に含まれる現在位置と前記記憶手段にて各アドレスと対応付けられた位置情報が示す設置位置の間の距離を求め、求めた距離が最も近い設置位置の位置情報と対応付けて前記記憶手段に記憶されたアドレスを前記出力先問合せ情報の発信元の端末装置へ送信する出力先送信手段と
    を備えた出力先特定サーバ装置。
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