JP2007304132A - 画像形成装置 - Google Patents

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Masayoshi Nishida
正義 西田
Yoshihiko Ichikawa
与志彦 市川
Masayuki Okada
正幸 岡田
Masayuki Yamamiya
征之 山宮
Masayuki Toda
正之 遠田
Naochika Iida
直親 飯田
Shinji Masaki
慎治 正木
Nanko Shin
南鎬 申
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Abstract

【課題】画像形成動作が終了した後に電源スイッチをオフにした場合などの所定の動作が行われたときでも、その所定の動作が行われる時期にかかわらず画像形成装置の筐体内における不要な温度上昇の発生を適切に抑制することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】熱を放出する熱放出源(30,40)を内部に有する筐体(10)の外装部に、所定の動作が行われる時期に応じて開口量が増減する排気口(5)を設けた。排気口(5)は、外周部を形成する外装材(12A,12B)で構成される。そして、例えば、上記所定の動作時期を電源スイッチ(16)のオン動作時及びオフ動作時とし、かつ、そのオフ動作時に排気口(5)の開口量がそのオン動作時のそれよりも増えるように構成される。
【選択図】図3

Description

この発明は、プリンタ、複写機その他の画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ等の画像形成装置においては、レイアウト上、熱を放出する構成部品(例えば定着ユニット)と熱の悪影響を受けやすい構成部品(例えばクリーニング装置、潜像形成装置、廃トナー回収容器)とが近接した状態やその熱の悪影響を受けやすい構成部品が熱を放出する構成部材の上方側に配置された状態で設けられることがある。そして、このような状態となる画像形成装置では、熱を放出する構成部品からの熱が熱に弱い構成部材側に伝わって、例えば、回収した現像剤が溶けて凝集(ブロッキング)して取り扱い難くなったり、あるいは、温度の上昇により性能や耐久性の低下が発生する等のおそれがある。
そこで、本出願人も、このような問題点などを解消するため、定着ユニットから排出された定着直後の転写材を画像形成装置本体の外側へ排出搬送する排出搬送路の少なくとも上方と画像形成部との間に、その定着直後の転写材から画像形成部へ向かう排熱が遮断せしめられる熱遮断手段を設け、しかも、その本体に排熱用の排気口を設けた画像形成装置に関する特許出願を行っている(特許文献1)。
特開2003−337522号公報
しかしながら、このような出願に係る画像形成装置では、その画像形成の動作時においては、熱遮断手段としての遮熱板を定着装置の下流側の搬出搬送路の上方にその搬送路と画像形成部とを仕切るように設けることにより定着直後の転写材から画像形成部にむかう排熱が遮断されたり、画像形成装置の本体にある排気口から熱が外部に排出されるようになるが、その画像形成動作が終了した後(直後)に主電源のスイッチをオフ(OFF)にすると、画像形成装置の本体(筐体)内の温度が一時的に上昇する現象(例えばオーバーシュートという)が発生することがあり、このような時期に発生する温度上昇を抑制することが難しい。なお、このような温度上昇の現象は、主に、電源スイッチをオフにした時点で排気ファンの動作が停止して強制的な排熱が行われなくなり、画像形成動作により加熱蓄積された状態にある定着装置(実際には加熱ロール等の加熱部材)から放出され続ける熱が本体内に充満しやすいことに起因して発生している。
これに対し、例えば、電源スイッチをオフにした後もしばらくの間、排気ファンを動作し続ける対応策も考えられる。しかし、この場合は、電源スイッチをオフにしたにもかかわらず排気ファンが動作していることに使用者が違和感を感じるようになったり、また、その電源スイッチのオフ後に動作させる分だけ省エネの観点では不利になる。
また、画像形成装置の本体に排気口を多めに設ける対応策も考えられる。しかし、この場合は、電源スイッチをオフした後においてその多くの排気口から熱がより多く排出されるようになって温度上昇を抑制することが期待できるものの、画像形成動作時にあっては、その排気口からの多くの排熱が行われる分だけ定着装置の温度の低下が促進されてその定着装置の加熱部材を加熱させるための効率が低下してしまい、また、その多くの排気口の存在により開口率が高まる分だけ本体内の動作部品等から発せられる稼動音が外部に漏れて騒音レベルが高くなってしまうという二次的障害がある。
この他、記録シート等の被記録材の両面に画像を形成する場合にあっては、その片面への画像形成が終了した被記録材がその他面への画像形成のために専用の搬送路(再送路)を通して画像形成部に再送されるときに、その被記録材が熱定着処理により加熱されていることにより多くの熱を放出しながら搬送されるため、その排熱によっても画像形成装置の本体内の温度が上昇しやすくなる。しかも、このような要因による温度上昇は、例えばその再送用の搬送路を構成するガイド部材等の部品が高温の状態にある場合に、電源スイッチがオフにされたときには、その部品から発せられる熱により画像形成装置の本体内の温度が上昇するという不具合を引き起こすおそれもある。
この発明は、上述したような事情等に鑑みてなされたものであり、画像形成動作が終了した後に電源スイッチをオフにした場合などの所定の動作が行われたときでも、その所定の動作が行われる時期にかかわらず画像形成装置の筐体内における不要な温度上昇の発生を適切に抑制することができる画像形成装置を提供するものである。
この発明の画像形成装置は、熱を放出する熱放出源を内部に有する筐体の外装部に、所定の動作が行われる時期に応じて開口量が増減する排気口を設けたことを特徴とするものである。
このような構成の画像形成装置における前記排気口は、前記外周部を形成する外装材で構成されていることが好ましい。
また、上記いずれかの構成の画像形成装置においては、前記所定の動作時期を電源スイッチのオン動作時及びオフ動作時とし、かつ、そのオフ動作時に前記排気口の開口量がそのオン動作時のそれよりも増えるように構成することが好ましい。
さらに、上記いずれかの構成の画像形成装置においては、前記所定の動作時期を被記録材の片面への画像形成動作時及びその両面への画像形成動作時とし、かつ、その両面の画像形成動作時に前記排気口の開口量がその片面の画像形成動作時のそれよりも増えるように構成することが好ましい。
また、上記排気口の開口量を両面画像形成動作時と片面画像形成動作時とで増減させる構成の画像形成装置においては、前記排気口を、被記録材の両面への画像形成動作時に片面への画像形成が終了した後の被記録材が画像形成部に再送される再送路と対向する外装部の部位に設けることが好ましい。
この発明の画像形成装置では、画像形成動作が終了した後に電源スイッチをオフにした場合などの所定の動作が行われたときでも、その動作の時期に応じて外装部における排気口の開口量が適宜増減するので、筐体内における熱放出源から放出される熱がその排気口を通して筐体の外部に適切に放出されるようになる。従って、この画像形成装置によれば、所定の動作が行われる時期にかかわらず画像形成装置の筐体内における不要な温度上昇の発生を適切に抑制することが可能になる。
上記排気口について外周部を形成する外装材により構成した場合には、その外装材を有効に利用することができるため、他の部材(例えば外装材と異なる部材からなる別体のフィルターなど)を適用する場合に比べて、コスト面で有利となる。
上記所定の動作時期を電源スイッチのオン動作時及びオフ動作時とし、かつ、そのオフ動作時に排気口の開口量がそのオン動作時のそれよりも増えるように構成した場合は、そのオフ動作時にあっては、筐体内における熱放出源から放出される熱があっても、その熱がオン動作時に比べて開口量の増えた状態にある排気口から効率よく排気されるようになり、これにより、画像形成装置の筐体内における不要な温度上昇の発生を適切に抑制することが可能になる。一方、その電源スイッチのオン動作時にあっては、排気口の開口量がオフ動作時に比べて減るため、例えば画像形成動作時の稼動音がその排気口から筐体の外部に漏れ出る量が抑えられるようになり、これにより、騒音レベルの不要な上昇を適切に抑えることが可能になる。
上記所定の動作時期を被記録材の片面への画像形成動作時及びその両面への画像形成動作時とし、かつ、その両面の画像形成動作時に排気口の開口量がその片面の画像形成動作時のそれよりも増えるように構成した場合は、両面の画像形成動作時にあっては、その片面への画像形成が終了して(熱定着処理等により)加熱された状態にある被記録材が筐体内に存在して熱を放出することがあっても、その熱が片面の画像形成動作時に比べて開口量の増えた状態にある排気口から効率よく排気されるようになり、これにより、そのときの画像形成装置の筐体内における不要な温度上昇の発生を適切に抑制することが可能になる。一方、片面の画像形成動作時にあっては、排気口の開口量が両面の画像形成動作時に比べて減るため、例えば画像形成動作時の稼動音がその排気口から筐体の外部に漏れ出る量が抑えられるようになって騒音レベルの不要な上昇を適切に抑えることが可能になる。
しかも、この場合において、上記排気口を、被記録材の両面への画像形成動作時に片面への画像形成が終了した後の被記録材が画像形成部に再送される再送路と対向する外装部の部位に設けたときには、両面の画像形成動作時における片面への画像形成が終了して最も加熱された状態にある被記録材が筐体内の再送路を搬送される際に、その被記録材から放出される熱がその再送路に対向する外装部の部位に存在する排気口(しかも、その開口量が増えている排気口)を通して効率よく排出されるようになる。
[実施の形態1]
図1は、実施形態1に係るプリンタを示すものである。この実施形態1に係るプリンタ1は、図1に示すように、その筐体10の内部に画像を記録シートSに形成する画像形成部11や定着装置30等が配置されている。
画像形成部11は、中間転写方式を採用したものであり、筐体10の内部上方側に配置されている。この画像形成部11は、複数の色成分(本例ではマゼンタ:M,シアン:C,イエロー:Y,ブラック:K)からなる画像が形成される4つの作像ユニット20(具体的には20Y,20M,20C,20K)を並列に配置し、その各作像ユニット20(Y,M,C,K)で作像された各色成分の画像が転写される中間転写ベルト21を配置している。一方、この画像形成部11の中間転写ベルト21の下方には、そのベルト21から記録シートSに転写した画像を加熱してそのシート上に定着する加熱定着方式の定着装置30が配置されている。
各作像ユニット20は、矢印で示す方向に回転する感光体ドラム22を有し、この感光体ドラム22の周囲に、感光体ドラム22を帯電する帯電装置23と、帯電された感光体ドラム22にプリンタ外部から入力される画像情報に基づく静電潜像を例えばレーザービーム等の露光により書き込む露光装置24と、感光体ドラム22上の静電潜像を対応する色成分の現像剤(トナー)により現像する現像装置25(Y,M,C,K)と、この現像で感光体ドラム22上に形成される各成分のトナー像を中間転写ベルト21にそれぞれ一次転写させる一次転写装置26と、感光体ドラム22上に残留する残留トナーを清掃するクリーニング装置27等を設けたものである。
また、中間転写ベルト21は、例えば3つの支持ロール21a〜21cに循環回転可能に掛け渡されたものであり、そのベルト外周面側にはベルト31に一次転写されたトナー像を記録シートSに転写させる二次転写ロール28や、そのベルト外周面に残留するトナーを除去するベルトクリーニング装置29が設けられている。ベルトクリーニング装置29は、中間転写ベルト21の外周面に当接するクリーニングブレード、このクリーニングブレードでかきとるトナー等を回収して収容する収容器と、この収容器に収容されるトナー等をトナー回収ボックスに搬送するトナー搬送部材等で構成されている。
このような画像形成部11では、例えばフルカラー画像の画像形成動作の開始命令を受けると、各作像ユニット20において、感光体ドラム22が回転始動して帯電装置23により所定の電位に帯電され、その帯電した感光ドラム表面に露光装置24により所定の静電潜像が形成されるとともにその静電潜像が現像装置25で所定の色成分の現像剤により現像されてトナー像として顕像化される。
続いて、各作像ユニット20で作像された各色成分のトナー像が一次転写装置26により中間転写ベルト21に順次一次転写されて重ね合わされた後、二次転写ロール28により記録シートSに二次転写される。この二次転写時に転写されずに中間転写ベルト21上に残留したトナーは、ベルトクリーニング装置29により除去回収される。なお、記録シートSは、筐体10の内部に設置されるか又はその外部に接続して設置される不図示の給紙部から所定のタイミングで供給されるようになっている。図1中の一点鎖線は、その記録シートSの主な搬送路を示している。
定着装置30は、図1〜図3等に示すように、記録シートSの導入及び排出を行う部位が開口する筐体31と、この筐体31の内部に配置されて回転駆動する加熱ロール32とこの加熱ロール32に所定の圧力で圧接して回転する加圧ロール33とを備えている。図2や図3中において符号34は定着対象の記録シートSをその導入時に案内する導入用ガイド板、35は定着後の記録シートSをその排出時に案内する排出用ガイド板、14は定着装置30を設置する支持フレーム(筐体10を構成する一部品)である。筐体31は、断熱性を有する材料にて形成されており、この例では断熱性能を高めるために表面にセラミック材料からなるコーティング層や発泡体カバーを形成した材料(合成樹脂等)で形成されている。
また、この定着装置30のうち記録シートSの排出側には、定着後の記録シートSを筐体10の外側に排出するように搬送するシート排出搬送路40が設置されている。このシート排出搬送路40は、排出搬送ロール(対)41と、この排出搬送ロール41に定着後の記録シートSを案内するガイド部材等で構成されている。ガイド部材については、定着装置30の排出用ガイド板35を排出搬送ロール41側に近づけるように延長して設けること等に代えてその設置を省略しても構わない。
このような定着装置30では、トナー像が二次転写された記録シートSが所定の搬送路を経由して定着装置30の加熱ロール32と加圧ロール33の間(定着圧接部)に導入されて加熱加圧され、これによりそのトナー像を記録シートに定着させている。この定着が終了した後の記録シートSは、定着装置30から排出された後にシート搬出搬送路40を通して筐体10の外側に排出される。
また、このプリンタ1においては、記録シートSの表裏両面にそれぞれ画像を形成する両面プリント機能が具備されている。この両面プリント機能を実現するため、定着装置30のうち記録シートSの排出側には、定着直後の記録シートSをその表裏面を反転させた状態で上記画像形成部11にむけて再送する反転再送路45が設置されている。
この例における反転再送路45は、上記シート排出搬送路40の途中で分岐して下方側に延びる引き込み反転搬送路45aとこの引き込み反転搬送路45aの途上から分岐して引き込んだ記録シートSをその後端部側から画像形成部11にむけて搬送する再送路45bとで構成されている。また、この引き込み反転搬送路45aと再送路45bで構成される反転再送路45は、複数の搬送ロール(対)46と図示しないガイド部材と各分岐点でシートの搬送先を変更させる搬送先変更ガイド47とで主に構成されている。
このような両面プリント機能を利用した両面プリントを行う場合には、記録シートSの片面(第1面)へのプリントが終了すると、定着装置30から排出される記録シートSが第1の搬送先変更ガイド47aにより反転再送路45の反転搬送路45aに引き込まれ、しかる後に、その記録シートSの引き込み方向後端部から第2の搬送先変更ガイド47bにより反転再送路45の再送路45bに送られ、画像形成部11(この例では二次転写部)にむけて再送される。この反転再送により記録シートSの他面(第2面)へのプリントが行われる。この他面へのプリントが終了した後の記録シートSは、片面プリント時と同様に、定着装置30から排出された後に第1の搬送先変更ガイド47aによりシート排出搬送路40側に送られて筐体10の外側に排出される。
さらに、このプリンタ1においては、図1や図3等に示すように、筐体10の外装部(筐体10を構成する支持フレームに取り付けられる外装カバー12に相当する)の所定部位に、開口量が増減する排気口5A,5Bを設けている。
この排気口5A,5Bは、筐体10の外装部のうち側面部となる外装カバー12Aの一部(例えば定着装置30とベルトクリーニング装置29の間にほぼ相応する部位と、排出搬送ロール41の上部との間となる部位)を二重構造にして形成されている。すなわち、排気口5A,5Bは、図3や図4に示すように、その外装カバー12Aに形成される第1の外側開口部51及び第2の外側開口部52と、その外装カバー12Aの内側において上下方向にスライド移動するように取り付けられたスライド外装カバー12Bに形成される第1の内側開口部53及び第2の内側閉口部54とで構成されている。
このうち、第1の外側開口部51は、外装カバー12Aにおける定着装置30とベルトクリーニング装置29の間にほぼ相応する部位に所定の形状及び個数で形成されており、第2の外側開口部52は、外装カバー12Aのうち排出搬送ロール41の上部と対向する端部にその搬送ロールとの間に広めの隙間が存在するように例えば切り欠いた状態で形成されている。また、第1の内側開口部53は、スライド外装カバー12Bに上記第1の外側開口部51と合致して対峙し得る位置関係及び寸法関係で形成されており、第2の内側開口部は、スライド外装カバー12Bの下端部にその外装カバー12Bのスライド移動により上記第2の外側開口部52と対峙してその外側開口部52を閉じた状態にしたりその外側開口部52を開口した状態にするように形成されている。
また、この排気口5A,5Bの開口量の増減は、スライド外装カバー12Bを筐体10に固定されている外装カバー12に対して上下方向に所定量だけ移動させることにより行われる。しかも、この排気口5A,5Bの開口量の増減については、プリンタ1の主電源スイッチ16のオン動作時及びオフ動作時の動作時期に合せて切り替えるようになっており、また、その主電源スイッチ16のオフ動作時に排気口5A,5Bの(総)開口量(Ma)がそのオン動作時の開口量(Mb)よりも増加した関係(Ma>Mb)となるように設定されている。
この主電源スイッチ16のオン動作時及びオフ動作時による排気口5A,5Bの開口量の増減動作は、図3や図5に示すように、そのスイッチ16のオン動作時及びオフ動作時の動作に連動してスライド外装カバー12Bを上下方向に移動させるように構成されている。この例では、機械的な連動機構7を利用してスライド外装カバー12Bの上下移動を行うようにしている。また、オン動作時には、スライド外装カバー12Bが下方側に移動した状態に保持される一方で、オフ動作時には、スライド外装カバー12Bが上方側に移動した状態に保持されるようになっている。
連動機構7は、図3等に示すように、筐体10の例えばスライド外装カバーBと近い位置に相当する上面部位10aに、主電源スイッチ16として押込み式の電源スイッチを設置し、この揺動するスイッチ部材16aのオン動作時及びオフ動作時の動きをスライド外装カバー12Bの上下動のための動力としてその外装カバー12Bに伝達する作動部材71を用いて構成されている。
この例では、押込み式の電源スイッチ16として、そのスイッチ部材16aが軸16bを中心に揺動して、筐体10の内部側に(下方にむけて)押し込まれた状態(オン動作時)に保持されるとともに元の状態(押し込まれていない状態:オフ動作時)に戻って保持されるタイプのものを使用している。作動部材71については、その上端部71aをスイッチ部材16aに接してそのスイッチ部材16aの動作に応じて上下方向X1,X2に移動するように配置している一方で、その下端部71bをスライド外装カバー12Bの上部(折り曲げ取付け部)に固定している。また、この作動部材71は、その上端部71aが電源スイッチ16と対向して開口するホルダー72に上下移動可能に支持されているとともに、そのホルダー72に収容されたスプリング73により上方の方向X2にむけて付勢されている。この他、スライド外装カバー12Bは、その全体が図示しないスプリングにより上方の方向2にむけて付勢されているとともに、その上下方向X1,X2への最大の移動許容量が図示しないストッパ等により規制(制止)されるようになっている。
そして、この連動機構7においては、電源スイッチ16がオンの状態にされる場合(オン動作時)には、図3に示すように、そのスイッチ部材16aが下方の方向X1に押し込まれることで作動部材71も同じ下方の方向X1に連動して移動することにより、その作動部材71に押されてスライド外装カバー12Bも下方の方向X1に所定量だけ変位するようになっている。
このとき、下方の方向X1に移動するスライド外装カバー12Bは、図3や図4の左側半分に示すように、その第1の内側開口部53が外装カバー12Aの第1の外側開口部51に対してその移動分だけ下方側にずれた状態となる一方で、その第2の内側閉口部54が外装カバー12Aの第1の外側開口部52を塞いだ状態となるように保持される。この結果、第1の外側開口部51はその開口量が第1の内側開口部52と重複する範囲「H1b」で現される量となり、また、第2の外側開口部52はその開口量が第2の内側閉口部54で塞がれて残った排出ロール41との間隙範囲「H2b」で現される量となる(図3)。
一方、電源スイッチ16がオフの状態にされる場合(オフ動作時)には、図5に示すように、そのスイッチ部材16aが上方の方向X2に戻されることで作動部材71も同じ上方の方向X2に連動して移動することにより、その作動部材71に持ち上げられてスライド外装カバー12Bも上方の方向X2に変位するようになっている。
このとき、上方の方向X2に移動するスライド外装カバー12Bは、図5や図4の右側半分に示すように、その第1の内側開口部53が外装カバー12Aの第1の外側開口部51と互いに一致した状態となる一方で、その第2の内側閉口部54が外装カバー12Aの第1の外側開口部52を開口した状態となるように保持される。この結果、第1の外側開口部51はその開口量が最大の開口状態となって最大の開口範囲「H1a」として現される量となり、また、第2の外側開口部52はその開口量が第2の内側閉口部54でまったく塞がれない状態になって排出ロール41との間隙範囲「H2a」として現される量となる(図5)。
この他、プリンタ1においては、図3等に示すように、定着装置30とシート排出搬送路40の上方に、その定着装置30及びシート搬出搬送路40とベルトクリーニング装置29との間を仕切るように連続した排熱誘導板15が設置されている。
この排熱誘導板15は、定着装置30から放出される熱やこの定着装置30から排出される定着直後の記録シートSから放出される熱のうち上昇してベルトクリーニング装置29側にむかうものを収集して、第1の外側開口部51等の側に誘導させるものである。この例では、その排熱誘導板15を、特に定着装置30から第1の開口部51にむけて上昇するように傾斜した状態で設置している。なお、この排熱誘導板15の設置は、省略しても構わない。
このような構成からなる排気口5A,5B等を設けたことにより、次のような作用効果が得られる。
プリンタ1を使用してプリント動作を行うときには、まずその電源スイッチ16をオン状態にする。これにより、図3に示すように、電源スイッチ16のオン動作に伴って連動機構7が作動してスライド外装カバーBが下方の方向X1に移動して保持される。
このときの排気口5Aは、前述したように第1の外側開口部51のうち第1の内側開口部52で一部塞がれた後に残る内側開口部52と重複する範囲(H1b)に相応する開口量(Mb1:全開口部51の総開口量)を有するものとなる。つまり、排気口5Aは、第1の外側開口部51が第1の内側開口部53で塞がれた範囲(Hx)に相応する量だけ、その開口量が減少することになる(図4の左下部)。また、排気口5Bは、前述したように第2の外側開口部52が第2の内側閉口部54によって塞がれた後に排出搬送ロール41との隙間の範囲(H2b)に相応する開口量(Mb2)を有するものとなる。つまり、排気口5Bは、第2の外側開口部52が第2の内側閉口部54によって塞がれた範囲(Hy)に相応する量だけ、その開口量が減少することになる(図4の左下部)。
また、この電源スイッチがオン動作時にあるときの排気口5A及び排気口5Bの開口量(Mb)は、その各排気口の開口量(Mb1,Mb2)を合計した量(Mb=Mb1+Mb2)となる。
そして、プリント動作が実行されると、定着装置30では、その加熱ロール32が加熱されることにより、筐体31そのものを通したり或いは筐体31の記録シートの導入口又は排出口を通して熱が定着装置30(筐体31)の外部に放出される(図2、3中の点線矢印が排熱の状態を示す)。また、この定着装置30による定着が行われるときには、定着装置30から排出される定着直後の記録シートSがシート排出搬送路40を搬送される際に定着時の加熱により付与された熱を放出しながら排出搬送される(図2中の点線矢印が排熱の状態を示す)。
このように定着装置30及び定着直後の記録シートSからそれぞれ放出される熱は、主に、上方側の位置に配置された排気口5Aを通して筐体10の外側に排出される。また、その放出される各熱は、ベルトクリーニング装置29や中間転写ベルト21が配置されている上方に上昇移動するが、その上昇する途上に存在する排熱誘導板15によって遮断された後に排気口5A側に誘導され、その排気口5Aを通して筐体10の外側に排出されやすくなる。このような排気口5からの排熱によって筐体10内の温度の上昇することが抑制されるが、プリント動作が連続して行われるにつれて定着装置30等の部品自体に熱が蓄積されるようになるため、プリント動作の終了直後においては特に高温の状態に置かれるようになる。
これに対し、このプリント1では、電源スイッチ16をオフ状態にすると、その開口部5A,5Bの開口量(Ma)が変化(増加)する。
すなわち、図5に示すように、電源スイッチ16のオフ動作に伴って連動機構7が作動してスライド外装カバーBが上方の方向X2に移動して保持される。
これにより、排気口5Aは、前述したように第1の外側開口部51が第1の内側開口部52と一致して全開した状態になったときの範囲(H1a)に相応する開口量(Ma1:全開口部51の総開口量)を有するものとなる。つまり、排気口5Aは、第1の外側開口部51が第1の内側開口部53で塞がれずに全開した状態になる量だけ、その開口量が電源スイッチのオン動作時の場合に比べて増加することになる(図5や図4の右半分)。また、排気口5Bは、前述したように第2の外側開口部52が第2の内側閉口部54によって塞がれなくなって排出搬送ロール41との隙間が広がった範囲(H2a)に相応する開口量(Ma2)を有するものとなる。つまり、排気口5Bは、第2の外側開口部52が第2の内側閉口部54で塞がれずに全開した状態にある量だけ、その開口量が電源スイッチのオン動作時の場合に比べて増加することになる(図5や図4の右半分)。
そして、この電源スイッチがオフ動作時にあるときの排気口5A及び排気口5Bの開口量(Ma)は、その各排気口の開口量(Ma1,Ma2)を合計した量(Ma=Ma1+Ma2)となる。また、このときの開口量(Ma)は、電源スイッチがオン動作時にあるときの開口量(Mb)に比べると、上記したように開口部5A,5Bの各開口量がそれぞれ増加した分だけ増加することになる。
このように開口部5A,5Bの開口量(Ma)が増加することになるため、電源スイッチ16をオフ状態にしたときに、定着装置40やシート排出搬送路40(排出ガイド35など)から熱が放出されている状態であっても、その熱が開口量の増加した開口部5A,5Bを通して筐体10の外側に排出されやすくなる。この結果、プリント動作が終了した後に電源スイッチ16を比較的すぐにオフにしたときでも、開口量の増加した開口部5A,5Bを通した排熱が促進されるため、筐体10の内部における不要な温度上昇の発生が適切に抑制される。
また、このプリント1では、電源スイッチ16をオン状態にしたときには、そのときの開口部5A,5Bの開口量(Mb)が前述したようにオフ状態にあるときの開口部5A,5Bの開口量(Ma)よりも減少するため、例えば、プリント動作を行った際に、その画像形成部11などから発生する稼動音がその開口部5A,5Bから外部に漏れ出る割合が低減され、騒音レベルの不要な上昇が抑制される。
ちなみに、このプリンタ1においては、電源スイッチ16をオン状態にした後に図示しない排気ファンを駆動させて筐体10内の熱(熱気)を排出させるように構成している場合は、その電源スイッチ16をオフ状態にした時点でその排気ファンの駆動を完全に停止させるように構成してもよい。この場合は、電源スイッチをオフにした後に排気ファンのみが駆動するということがなくなり、プリンタの利用者に違和感を感じさせるおれもない。また、電源オフ後における騒音の発生がなく、省エネの観点からも有利となる。なお、その排気ファンについては電源オフ後に完全に停止させることなく、低速回転で短時間だけ駆動した後に停止させるように構成しても構わない。
<実施の形態1の変形例>
実施の形態1における排気口5A(5B)については、図6に示すように、スライド外装カバー12Bを水平方向Y1,Y2(上下方向X1,X2とほぼ直交する方向)に移動させることにより、開口量(Ma,Mb)を電源スイッチ16のオン動作時及びオフ動作時の動作に合せて増減するように構成してもよい。
図6に示す排気口5Cは、複数の外側開口部51が形成された外装カバー12Aの内面側に対して、その開口部51と相応する形状及び位置に形成された複数の内側開口部53を有するスライド外装カバー12Bを水平方向Y1,Y2に移動自在に取り付けて移動させることにより、その外側開口部51と内側開口部53の位置関係(ずれた状態と一致した状態)により開口量が変化するものである。図中の符合12Pは、スライド外装カバー12Bを移動自在に支持して案内するガイド突起である。
また、この排気口5Cの開口量の増減動作は、主電源スイッチ16のオン動作時及びオフ動作時の動作に連動してスライド外装カバー12Bを水平方向に移動させるように構成されている。この例では、電気制御的な連動機構8を利用してスライド外装カバー12Bの水平移動を行うようにしている。すなわち、連動機構8は、スライド外装カバー12Bを水平方向に移動させるように動作するソレノイド81を、電源スイッチ16のオン動作時及びオフ動作時に得られる電気信号に基づいて図示しない制御手段により制御して駆動させるように構成されている。
そして、この排気口5Cは、電源スイッチ16のオン動作時には、スライド外装カバー12Bがソレノイド81の作動アーム81aの突出により一方の水平方向Y1側に移動した状態に保持される。これにより、排気口5Cは、その内側開口部53が外側開口部51に対して水平方向において少しずれた状態となり、外側開口部51の開口の一部が塞がれる結果、その開口部51,53どうしが重複する範囲(H1b)に相応する開口量(Mb:全開口部51の総開口量)を有するものとなる。つまり、排気口5Cは、外側開口部51が内側開口部53で塞がれた範囲(Hx)に相応する量だけ、その開口量が減少することになる(図6の左半分)。
一方、電源スイッチ16のオフ動作時には、スライド外装カバー12Bがソレノイド81の作動アーム81aの引き込みにより他方の水平方向Y2側に移動した状態に保持される。これにより、排気口5Cは、その外側開口部51と外側開口部52が一致した状態になる結果、その開口部51が全開した状態となる範囲(H1a)に相応する開口量(Ma:全開口部51の総開口量)を有するものとなる。つまり、排気口5Cは、外側開口部51が内側開口部53で塞がれなくなる量だけ、その開口量が増加することになる(図6の右半分)。
また、実施の形態1における排気口5A(5B)については、図7や図8に示すように、スライド外装カバー12Bに代えて、軸を中心にして矢印B1,B2方向に揺動する外装カバー12Cを適用し、その揺動する外装カバー12Cを揺動させることにより、開口量(Ma,Mb)を電源スイッチ16のオン動作時及びオフ動作時の動作に合せて増減するように構成してもよい。
図7等に示す排気口5Dは、外側開口部51が形成された外装カバー12Aの内面側に対して、その開口部51と対向して塞ぐことができる程の形状に形成された平板状の外装カバー12Cを矢印方向B1,B2に揺動できるように軸13に取り付けて移動させることにより、その外側開口部51と揺動式の外装カバー12Cの位置関係(開口部51を少なめに開放させた状態と多めに開口させた状態)により開口量が変化するものである。
この排気口5Dの開口量の増減動作は、主電源スイッチ16のオン動作時及びオフ動作時の動作に連動して揺動式の外装カバー12Cを矢印方向B1,B2に揺動させるように構成されている。外装カバー12Cの揺動は、前述したような機械的な連動機構7又は電気制御的な連動機構8を利用して行うことができる。
そして、この排気口5Dは、電源スイッチ16のオン動作時には、図7に示すように、揺動式の外装カバー12Cが連動機構(7,8)の動力により外側開口部51を少なめに開放する矢印B1方向側に揺動した状態に保持される。これにより、排気口5Dは、その外側開口部51が外装カバー12Cの揺動先端部12a側において少しだけ開口された状態となり、筐体10の内部側において狭い開口通気空間55Aが存在する状態となる結果、その開口部51と開口通気空間55Aどうしが重複した範囲に相応する開口量(Mb)を有するものとなる。つまり、排気口5Dは、外側開口部51が外装カバー12Cで開放度合いが少ない量だけ、その開口量が減少することになる。
一方、電源スイッチ16のオフ動作時には、図8に示すように、揺動式の外装カバー12Cが連動機構(7,8)の動力により外側開口部51を多めに開放する矢印B2方向側に揺動した状態に保持される。これにより、排気口5Dは、その外側開口部51が外装カバー12Cの揺動先端部12a側においてオン動作時の場合よりも多く開口された状態となり、筐体10の内部側において広い開口通気空間55Bが存在する状態となる結果、その開口部51と開口通気空間55Bどうしが重複した範囲に相応する開口量(Ma)を有するものとなる。つまり、排気口5Dは、外側開口部51が外装カバー12Cで開放度合いが多くなる量だけ、その開口量が増加することになる。
[実施の形態2]
図9は、実施形態2に係るプリンタの要部を示すものである。この実施の形態2に係るプリンタは、実施の形態1に係るプリンタ1とほぼ同じ構成のものであるが、前記した各排気口5(A,B,C,D)に代えて又は加えて、両面プリント時の反転再送路45と対応する外装カバーの部位12Dに両面プリント時用の排気口5Eを設けた場合の構成を示している。これ以降において実施の形態1におけるプリンタと共通する部分(図面を含む)には同じ符号を付し、以下では必要な場合を除いてその説明を省略している。
排気口5Eは、反転再送路45のうち外装カバー12に接近した位置にある引き込み反転搬送路45aと対向する側壁部の外装カバーDに設けられている。この排気口5Eは、実施の形態1における外装カバー12Bを上下方向に移動して開口量が増減する形式の排気口5A(図3、図5参照)や、外装カバー12Bを水平方向に移動して開口量が増減する形式の排気口5C(図6参照)や、外装カバー12Cを矢印B1,B2方向に揺動して開口量が増減する形式の排気口5D(図7、図8参照)のいずれかを同様に採用することができる。
また、この排気口5Eの開口量の増減は、プリンタ1の片面プリント動作時及び両面プリント動作時の動作時期に合せて所定の外装カバー12(B,C)を移動させることで切り替えるようになっており、また、その両面プリント動作時に排気口5Eの(総)開口量(Ma)がその片面プリント動作時の開口量(Mb)よりも増加した関係(Ma>Mb)となるように設定されている。所定の外装カバー12(B,C)の移動は、プリンタ1に入力されるプリント指示情報(片面プリントと両面プリントの情報)に応じて図示しないシステム制御部によりその動作を制御することで行われる。
そして、この排気口5Eは、片面プリント動作が選択されたときには、図2に示すように、その排気口5Eを構成する開口部(51〜55)が実施の形態1で説明したような原理により少なめに開放された状態になるため、その開口量(Mb)が両面プリント動作時の場合における開口量(Ma)に比べて減少した状態になる(5Eb)。なお、この際、排気口5Eはほぼ閉じた状態(開口量がほぼゼロの状態)となるように構成してもよい。これにより、その排気口5Eを通して画像形成部11等の稼動音が漏れ出ることが抑制される。
一方、両面プリント動作が選択されたときには、図9に示すように、その排気口5Eを構成する開口部(51〜55)が実施の形態1で説明したような原理により多めに開放された状態になるため、その開口量(Mb)が片面プリント動作時の場合における開口量(Ma)に比べて増加した状態になる(5Ea)。これにより、両面プリントにおいて片面のプリントが終了して引き込み反転搬送路45aに引き込まれて搬送される定着直後の記録シートS(1)から放出される熱(図9中の点線矢印)が、開口量の増加した排気口5Eを通して筐体10の外側に排出される。この結果、両面プリント時における定着直後の記録シートS(1)から放出される熱によって筐体10の内部の不要な温度上昇を抑制することができる。
なお、実施の形態2においては、排気口5Eを引き込み反転搬送路45aと対向する外装カバー12Dに設けることに代えて、筐体10の内部の熱が上昇して溜まりやすい部位に位置する外装カバー12の部分に設けるように構成することもできる。
また、排気口5Eは、必要に応じて、プリンタ1の電源スイッチ16をオフ状態にしたときに、その開口量が増加するように構成してもよい。この場合は、電源オフ時における排熱効果が向上するようになる。
この他、実施の形態1,2では、画像形成装置として中間転写方式を採用したカラープリンタを適用した場合を説明したが、画像形成装置はこれに限定されず、他の画像形成方式や種類の、白黒画像やカラー画像を形成する複写機、プリント機能、複写機能等を兼備する複合機等を適用してもよい。
実施の形態1に係るプリンタを示す概略説明図である。 図1の装置における排気口とその周辺部の構成を示す概略断面図である。 図2の排気口の一部についての構成及び動作状態(電源オンの動作時で開口量が減少した状態)を拡大して示す概略断面図である。 図3の排気口の構成及びその各動作状態をその側面側から見た場合とそのQ−Q線に沿う断面として見た場合に分けて示す説明図である。 図3の排気口の別の動作状態(電源オフの動作時で開口量が増加した状態)を示す説明図である。 図3の排気口の他の構成及びその各動作状態をその側面側から見た場合とそのQ−Q線に沿う断面として見た場合に分けて示す説明図である。 図3の排気口の他の構成及び動作状態(電源オンの動作時で開口量が減少した状態)を示す概略断面図である。 図7の排気口の別の動作状態(電源オフの動作時で開口量が増加した状態)を示す説明図である。 実施の形態2に係るプリンタの要部(両面プリント時用の排気口の構成など)を示す概略断面図である。
符号の説明
1…プリンタ(画像形成装置)、5(A〜E)…排気口、10…筐体、12…外装カバー(筐体の外装部を構成する外装材)、12(A〜D)…一部の外装カバー(排気口を構成する外装材)、16…電源スイッチ、30…定着装置(熱放出源)、40…シート排出搬送路(熱放出源)、45a…引き込み反転搬送路(再送路の一部)、51〜53…開口部(排気口を構成する一部)、54…閉口部(排気口を構成する一部)、55…開口通気空間(排気口を構成する一部)、S…記録シート(被記録材)、S1…片面プリント後の記録シート(熱放出源)。

Claims (5)

  1. 熱を放出する熱放出源を内部に有する筐体の外装部に、所定の動作が行われる時期に応じて開口量が増減する排気口を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記排気口が、前記外周部を形成する外装材で構成されている請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定の動作時期が電源スイッチのオン動作時及びオフ動作時であり、かつ、そのオフ動作時に前記排気口の開口量がそのオン動作時のそれよりも増えるように構成した請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記所定の動作時期が被記録材の片面への画像形成動作時及びその両面への画像形成動作時であり、かつ、その両面の画像形成動作時に前記排気口の開口量がその片面の画像形成動作時のそれよりも増えるように構成した請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記排気部が、被記録材の両面への画像形成動作時に片面への画像形成が終了した後の被記録材が画像形成部に再送される再送路と対向する外装部の部位に設けられている請求項4に記載の画像形成装置。
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