JP2007303798A - 生ごみの処理設備 - Google Patents
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Abstract
【課題】固液分離装置が凍結により動作不良ないしは動作不能となることが無く、しかも下水管を通じて衛生害虫が侵入するのを防止することのできる生ごみの処理設備を提供する。
【解決手段】生ごみの破砕機18と、破砕生ごみの搬送管20と、臭気の逆流を防止する第1トラップ22と、固液分離装置26と、固形分の破砕生ごみを乾燥する乾燥装置28とを有する生ごみ処理設備において、下水管48に第2トラップ50を設けるとともに、乾燥室40からの排気を下水管48に導く排気路70及び排気ファン74を設ける。その排気路70は、固液分離室30の下部を経由して下水管48の第2トラップ50の下流部に至るように設けるとともに、排気路70上に逆止弁73を設けておく。
【選択図】 図1
【解決手段】生ごみの破砕機18と、破砕生ごみの搬送管20と、臭気の逆流を防止する第1トラップ22と、固液分離装置26と、固形分の破砕生ごみを乾燥する乾燥装置28とを有する生ごみ処理設備において、下水管48に第2トラップ50を設けるとともに、乾燥室40からの排気を下水管48に導く排気路70及び排気ファン74を設ける。その排気路70は、固液分離室30の下部を経由して下水管48の第2トラップ50の下流部に至るように設けるとともに、排気路70上に逆止弁73を設けておく。
【選択図】 図1
Description
この発明は生ごみの破砕機,破砕生ごみと排水とを固液分離する固液分離装置、及び分離された固形分の破砕生ごみを乾燥する乾燥装置を備えた生ごみの処理設備に関する。
従来、(a)シンク底部に連結された生ごみの破砕機と、(b)該破砕機からの破砕生ごみを排水とともに搬送する搬送管と、(c)該搬送管上に設けられ、封水を保持して臭気の逆流を防止する第1トラップと、(d)固液分離室の内部に固液分離機を備え、前記搬送管を通じて搬送されてきた破砕生ごみと排水とを固液分離して該排水を下水管に放出する固液分離装置と、(e)乾燥手段を備え、固液分離装置にて排水から分離された固形分の破砕生ごみを乾燥室で乾燥する乾燥装置と、を有する生ごみ処理設備が公知である。
例えば下記特許文献1に、この種の生ごみの処理設備が開示されている。
例えば下記特許文献1に、この種の生ごみの処理設備が開示されている。
ところでこの種の生ごみの処理設備にあっては、通常固液分離装置及び乾燥装置は屋外に設置されることが多く、この場合、特に冬季において固液分離室の内部で水分が凍結を起こす恐れがあり、而してそのような凍結を起こすと、固液分離装置が正常に動作しなくなったり、或いは動作不能に陥ってしまう恐れがある。
またその他に、下水管を通じてゴキブリ等の衛生害虫が固液分離室内に侵入する恐れがあった。
通常この種の生ごみの処理設備にあっては、屋内において生ごみの粉砕機に繋がる搬送管、即ち破砕機からの破砕生ごみを排水とともに搬送する搬送管上に、封水を保持して臭気の逆流を防止するトラップが設けられるが、屋内に設けられるトラップは封水の保持量も少なく、封水が少なくなって封水が不十分となることもあり、このような場合に固液分離室内に侵入したゴキブリ等の衛生害虫が、更に搬送管を通じてシンクの方まで到達してしまうといった恐れがあった。
通常この種の生ごみの処理設備にあっては、屋内において生ごみの粉砕機に繋がる搬送管、即ち破砕機からの破砕生ごみを排水とともに搬送する搬送管上に、封水を保持して臭気の逆流を防止するトラップが設けられるが、屋内に設けられるトラップは封水の保持量も少なく、封水が少なくなって封水が不十分となることもあり、このような場合に固液分離室内に侵入したゴキブリ等の衛生害虫が、更に搬送管を通じてシンクの方まで到達してしまうといった恐れがあった。
本発明は以上のような事情を背景とし、固液分離室内の固液分離装置が凍結により動作不良、ないしは動作不能となることが無く、しかも下水管を通じて衛生害虫が侵入するのを防止することのできる生ごみの処理設備を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、(a)シンク底部に連結された生ごみの破砕機と、(b)該破砕機からの破砕生ごみを排水とともに搬送する搬送管と、(c)該搬送管上に設けられ、封水を保持して臭気の逆流を防止する第1トラップと、(d)固液分離室の内部に固液分離機を備え、前記搬送管を通じて搬送されてきた前記破砕生ごみと排水とを固液分離して該排水を下水管に放出する固液分離装置と、(e)乾燥手段を備え、前記固液分離装置にて排水から分離された固形分の破砕生ごみを乾燥室で乾燥する乾燥装置と、を有する生ごみ処理設備において、前記下水管上に、封水を保持して臭気の逆流を防止する第2トラップを設けるとともに、前記乾燥室からの排気を前記下水管に導く排気路と、該乾燥室からの排気を該排気路を通じて強制排気する排気ファンとを含む排気手段を設け、且つ該排気路は、前記固液分離室の下部を経由して前記下水管の前記第2トラップの下流部に至るように設けてあるとともに、該排気路上には前記排気の前記下水管に向う順方向の流れを許容し逆方向の流れを阻止する、前記排気手段の一要素を成す逆止弁を設けたことを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記乾燥装置にはヒータが備えられていることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記固液分離装置は、前記固液分離室を破砕生ごみ及び排水の流入側且つ分離後の破砕生ごみの前記乾燥室への排出側である1次側空間と、排水の排出側となる2次側空間とに前記固液分離機にて区画してあり、且つ前記排気管は、排気の吸引口を前記2次側空間に設けてあることを特徴とする。
請求項4のものは、請求項1〜3の何れかにおいて、前記固液分離室には該固液分離室内部に溜まった排水を下水に放出するオーバーフロー口が設けてあり、該オーバーフロー口の上側位置に前記排気管の吸引口が設けてあることを特徴とする。
以上のように本発明は、搬送管上に設けられる第1トラップとは別に下水管上に第2トラップを設け、更に乾燥室からの排気を下水管に導く排気管と、強制排気を行うための排気ファンとを含む排気手段を設け、且つその排気管は、固液分離室の下部を経由して下水管の第2トラップの下流部に至るように配管するとともに、その排気管上に逆止弁を設けたもので、本発明によれば、乾燥室からの排気を固液分離室の下部を経由して下水管側に配設することで、排気の有する熱により固液分離室を暖め、加温することができる。
このことによって、特に冬季等において固液分離室内部での凍結を防止し、凍結による固液分離装置の動作不良、或いは動作不能を効果的に防止することが可能となる。
このことによって、特に冬季等において固液分離室内部での凍結を防止し、凍結による固液分離装置の動作不良、或いは動作不能を効果的に防止することが可能となる。
本発明ではまた、排気管上に排気の順方向の流れだけを許容し、逆方向の流れを阻止する逆止弁が設けてあるため、例えば停電時等において排気の流れが生じていない場合であっても、下水管の側からゴキブリ等の衛生害虫が排気管を通じて固液分離室や乾燥装置等の内部に侵入するのを、逆止弁の作用にて阻止することができる。
即ち排気管を設けたことによって新たに害虫の侵入経路が生じるといったことを防止できる。
即ち排気管を設けたことによって新たに害虫の侵入経路が生じるといったことを防止できる。
一方で下水管には、詳しくは下水管の排気管接続部の上流部には第2トラップが設けてあるため、排気管を経由しないで下水管から直接衛生害虫が固液分離室内部に侵入するのを、その第2トラップによって良好に防止することができる。
尚、上記の排気管を設けないで、ただ単に搬送管上の第1トラップに加えて固液分離室の下流側即ち下水管上に第2トラップを設けただけであると、それら第1トラップと第2トラップとの間に空気が封じ込まれてしまうこととなる。
この場合、破砕機から破砕後の生ごみを排水とともに固液分離室側に搬送管の搬送作用で流入させる際に、その閉じ込められた空気によって破砕生ごみ及び排水の円滑な搬送、及び固液分離室への流入が阻害されることとなる。
この場合、破砕機から破砕後の生ごみを排水とともに固液分離室側に搬送管の搬送作用で流入させる際に、その閉じ込められた空気によって破砕生ごみ及び排水の円滑な搬送、及び固液分離室への流入が阻害されることとなる。
しかるに本発明では排気管を通じて、固液分離室及び乾燥室を含む装置の内部と下水管とが、詳しくは下水管の第2トラップより下流側の部位とが連通状態とされているため、第1トラップ及び第2トラップにてそれらの間に空気が封じ込まれるといったことが無く、破砕機からの破砕後の生ごみと排水との円滑な搬送、及び固液分離室への流入を確保することができる。
ここで上記乾燥装置にはヒータを備えておくことができ(請求項2)、この場合ヒータの加熱作用で乾燥室における乾燥を促進することができるとともに、乾燥室からの排気をより暖かい空気となすことができ、かかる排気による固液分離室の加温を効果的に行ない得ることとなって、固液分離装置の凍結をより効果的に防止することができる。
次に請求項3は、固液分離室を固液分離機にて破砕生ごみ及び排水の流入側且つ分離後の破砕生ごみの乾燥室への排出側である1次側空間と、排水の排出側となる2次側空間とに区画し、そして排気管の吸引口を2次側空間に設けたもので、この請求項2によれば、乾燥室からの排気を排気管を通じて排出するに際し、排気中に乾燥室からの乾燥後の粉末化した乾燥生ごみが混入していても、かかる乾燥生ごみを固液分離機にて分離しつつ、純粋に排気だけを排気管を通じて下水側に排出することができる。
従って排気中に乾燥生ごみが混入していることによって、下水をかかる乾燥生ごみで汚してしまうといった問題の発生を回避することができる。
従って排気中に乾燥生ごみが混入していることによって、下水をかかる乾燥生ごみで汚してしまうといった問題の発生を回避することができる。
次に請求項4は、固液分離室内部に溜まった排水を下水に放出するオーバーフロー口を固液分離室に設け、そしてそのオーバーフロー口の上側位置に排気管の吸引口を設けたものである。
このようにしておけば、固液分離室に溜まった水が吸引口内部に入り込むのを確実に防止することができ、これによって乾燥室からの排気の円滑な排出を確保することができるとともに、吸引口に排水が入り込むことで、吸引口の部分に汚れが付着するのを防止することができる。
このようにしておけば、固液分離室に溜まった水が吸引口内部に入り込むのを確実に防止することができ、これによって乾燥室からの排気の円滑な排出を確保することができるとともに、吸引口に排水が入り込むことで、吸引口の部分に汚れが付着するのを防止することができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10は屋内に設置された流し台で、12はキャビネット、14はシンク、16は流し台水栓である。
18は、シンク14の底部に連結された破砕機で、20は搬送管である。
ここで破砕機18は、シンク14の底部の排水口を通じて投入された生ごみを給水下で粉砕し或いは小片に切断する。
搬送管20は、破砕機18からの破砕生ごみを搬送水となる排水とともに搬送する管で、屋内に位置している部分に封水を保持して臭気の逆流を防止するトラップ(第1トラップ)22が設けられている。
図1において、10は屋内に設置された流し台で、12はキャビネット、14はシンク、16は流し台水栓である。
18は、シンク14の底部に連結された破砕機で、20は搬送管である。
ここで破砕機18は、シンク14の底部の排水口を通じて投入された生ごみを給水下で粉砕し或いは小片に切断する。
搬送管20は、破砕機18からの破砕生ごみを搬送水となる排水とともに搬送する管で、屋内に位置している部分に封水を保持して臭気の逆流を防止するトラップ(第1トラップ)22が設けられている。
24は、搬送管20を通じて搬送されてきた破砕生ごみと排水とを固液分離し、且つ分離した固形分の破砕生ごみを乾燥する処理装置で、この処理装置24は屋外に設置されている。
処理装置24は、固液分離装置26と乾燥装置28とを有している。
処理装置24は、固液分離装置26と乾燥装置28とを有している。
固液分離装置26は、固液分離室30内部に固液分離機32を備えている。
ここで固液分離機32はスクリーン式に破砕生ごみを濾過し固液分離するもので、細幅のスクリーンバーをそれらの間に隙間形成する状態で、幅方向に多数連設してなる濾過スクリーン34を有しており、流入口35から流入した破砕生ごみと排水とを図中上面の濾過面で受けて、排水のみをスクリーンバーとスクリーンバーとの間の隙間を通じて下方に落下させ、固形分の破砕生ごみだけを濾過面上に残して固液分離する。
ここで固液分離機32はスクリーン式に破砕生ごみを濾過し固液分離するもので、細幅のスクリーンバーをそれらの間に隙間形成する状態で、幅方向に多数連設してなる濾過スクリーン34を有しており、流入口35から流入した破砕生ごみと排水とを図中上面の濾過面で受けて、排水のみをスクリーンバーとスクリーンバーとの間の隙間を通じて下方に落下させ、固形分の破砕生ごみだけを濾過面上に残して固液分離する。
而して濾過スクリーン34の濾過面上に残った固形分の破砕生ごみは、各スクリーンバーの間の隙間を走行する掻取爪36にて図中上向きに搬送され、投入口38からその搬送先の乾燥室40内に投入される。
この固液分離機32においては、濾過スクリーン34の下端が固液分離室30の縦の壁に当接させられており、固液分離室30が濾過スクリーン34により濾過面側の1次側空間42、即ち破砕生ごみと排水との流入側である図中上側の1次側空間42と、濾過スクリーン34の隙間を通じた排水の落とし先である、図中下側の2次側空間44とに区画されている。
この固液分離機32においては、濾過スクリーン34の下端が固液分離室30の縦の壁に当接させられており、固液分離室30が濾過スクリーン34により濾過面側の1次側空間42、即ち破砕生ごみと排水との流入側である図中上側の1次側空間42と、濾過スクリーン34の隙間を通じた排水の落とし先である、図中下側の2次側空間44とに区画されている。
従って流入口35から固液分離室30の1次側空間42に流入した破砕生ごみは、濾過スクリーン34による濾過作用を受けることなく、そのまま濾過スクリーン34の下端と縦の壁との間を通って、下方の2次側空間44に漏れ出てしまうことは無い。
この固液分離装置26において、2次側空間44に落下した排水は排出口46を通じて下水管48へと排出される。
この固液分離装置26において、2次側空間44に落下した排水は排出口46を通じて下水管48へと排出される。
ここで下水管48にはトラップます(第2トラップ)50が設けられている。
このトラップます50は、下水管48における下流管48Bの先端部を容器52の内部で下向きに折曲げて封水を保持し、下流管48B側から上流管48A側への臭気の逆流を防止する。
このトラップます50は、下水管48における下流管48Bの先端部を容器52の内部で下向きに折曲げて封水を保持し、下流管48B側から上流管48A側への臭気の逆流を防止する。
上記乾燥装置28は、乾燥室40と、その内部の破砕生ごみを攪拌する攪拌羽根54と、これを回転駆動するモータ56と、乾燥室40を加温するヒータ58と、吸気口60より外気を吸入してこれを破砕生ごみに送風する回転羽根64及びモータ66を備えたファン62を備えている。
尚、吸気口60には乾燥室40に向かう空気の流れのみを許容し、逆方向の流れを阻止する逆止弁68が備えられている。
尚、吸気口60には乾燥室40に向かう空気の流れのみを許容し、逆方向の流れを阻止する逆止弁68が備えられている。
図1において、70は乾燥室40の乾燥空気を排気するための排気路である。
この排気路70は、吸引口72が固液分離室30で開口するように、詳しくは固液分離室30における1次側空間42で開口するように配管されている。
排気路70は、更に固液分離室30の下部を経由した上で、上記の下流管48B、即ち下水管48のトラップます50より下流部に至るように配管されている。
この排気路70上には、乾燥室40からの排気を下水管48側に流し、逆方向の流れを阻止する逆止弁73、及び乾燥室40からの排気を排気路70を通じて強制排出するためのファン74が設けられている。
尚吸引口72にはフィルタ76が備えられている。
この排気路70は、吸引口72が固液分離室30で開口するように、詳しくは固液分離室30における1次側空間42で開口するように配管されている。
排気路70は、更に固液分離室30の下部を経由した上で、上記の下流管48B、即ち下水管48のトラップます50より下流部に至るように配管されている。
この排気路70上には、乾燥室40からの排気を下水管48側に流し、逆方向の流れを阻止する逆止弁73、及び乾燥室40からの排気を排気路70を通じて強制排出するためのファン74が設けられている。
尚吸引口72にはフィルタ76が備えられている。
本実施形態において、排気路70は固液分離室30の外側からその下部の内部に導入して固液分離室30の下部を巡らせた後、再び固液分離室30の外部に取り出して、下水管48に接続するようになしても良いし、或いは図2に示しているように固液分離室30の下部を取り囲むようにしてエアジャケット78を設け、このエアジャケット78を経由して下水管48に到るようにしても良い。
図2中70Aは排気路70におけるエアジャケット78の上流部を、70Bは下流部をそれぞれ表している。
この図2に示す実施形態では、エアジャケット78もまた排気路の一部をなしている。
図2中70Aは排気路70におけるエアジャケット78の上流部を、70Bは下流部をそれぞれ表している。
この図2に示す実施形態では、エアジャケット78もまた排気路の一部をなしている。
この実施形態では、固液分離装置26にて固液分離された固形分の破砕生ごみが乾燥室40に投入されて、そこで乾燥処理される。
この乾燥室40では、乾燥に伴って水蒸気や臭気が発生する。その水蒸気,臭気を含む乾燥室40の乾燥空気、即ち乾燥室40からの排気は吸引口72を通じて吸引され、そして排気路70にて下水管48へと排出される。
この乾燥室40では、乾燥に伴って水蒸気や臭気が発生する。その水蒸気,臭気を含む乾燥室40の乾燥空気、即ち乾燥室40からの排気は吸引口72を通じて吸引され、そして排気路70にて下水管48へと排出される。
このとき排気路70を通じて排出される排気は、固液分離室30の下部を経て流れ、その際に排気の有する熱によって固液分離室30が加温作用を受ける。
特に冬季においては固液分離室30内部は冷えた状態となり、場合によって固液分離室30内部で水分が凍結を生じ、その凍結によって固液分離機32自体が動作不良となったり、動作不能に陥ったりする。
例えば濾過スクリーン34を構成する複数のスクリーンバーの間の隙間で水分が凍結を起こしたりすると、固液分離機32が円滑に動作し得なくなってしまう。
しかるにこの実施形態では固液分離室30が乾燥室40からの排気によって暖められるので、そうした不具合の発生を防止することができる。
特に冬季においては固液分離室30内部は冷えた状態となり、場合によって固液分離室30内部で水分が凍結を生じ、その凍結によって固液分離機32自体が動作不良となったり、動作不能に陥ったりする。
例えば濾過スクリーン34を構成する複数のスクリーンバーの間の隙間で水分が凍結を起こしたりすると、固液分離機32が円滑に動作し得なくなってしまう。
しかるにこの実施形態では固液分離室30が乾燥室40からの排気によって暖められるので、そうした不具合の発生を防止することができる。
以上のように本実施形態によれば、乾燥室40からの排気による固液分離室30の加温作用で特に冬季等において固液分離室30内部で凍結が生じるのを防止し得、凍結による固液分離装置26の動作不良或いは動作不能を効果的に防止することができる。
また排気路70上には、排気の順方向の流れだけを許容し、逆方向の流れを阻止する逆止弁73が設けてあるため、例えば停電時等において排気の流れが生じていない場合であっても、下水管48の側からゴキブリ等の衛生害虫が、排気路70を通じて固液分離室30や乾燥装置28等の内部に侵入するのを阻止することができる。
即ち排気路70を設けたことによって新たに害虫の侵入経路が生じるといったことを防止できる。
即ち排気路70を設けたことによって新たに害虫の侵入経路が生じるといったことを防止できる。
一方で下水管48には、詳しくは下水管48の排気路70接続部より上流部にはトラップます50が設けてあるため、排気路70を経由しないで下水管48から直接衛生害虫が固液分離室30内部に侵入するのを、そのトラップます50によって良好に防止することができる。
ところで排気路70を設けないで、ただ単に搬送管20上のトラップ22に加えて固液分離室30の下流側、即ち下水管48上にトラップます50を設けただけであると、それらトラップ22とトラップます50との間に空気が封じ込まれてしまうこととなり、破砕機18から破砕後の生ごみを排水とともに固液分離室30側に搬送管20を通じて搬送し、流入させる際に、その閉じ込められた空気によって破砕生ごみ及び排水の円滑な搬送、及び固液分離室30への流入が阻害されることとなる。
しかるに本実施形態では排気路70を通じて固液分離室30及び乾燥室40を含む装置の内部と下水管48の下流管48Bとが連通状態とされているため、トラップ22及びトラップます50にてそれらの間に空気が封じ込まれるといったことが無く、破砕機18からの破砕後の生ごみと排水の円滑な搬送、及び固液分離室30への流入を確保することができる。
また本実施形態では乾燥装置28にヒータ58が備えてあるため、ヒータ58の加熱作用で乾燥室40における乾燥を促進することができるとともに、乾燥室40からの排気を暖かい空気となすことができ、かかる排気による固液分離室30の加温を効果的に行ない得ることとなって、固液分離装置26の凍結をより効果的に防止することができる。
次に図3は本発明の他の実施形態を示している。
この実施形態は、吸引口72を固液分離室30における2次側空間44に設けた例である。
この実施形態によれば、乾燥室40からの排気を排気路70を通じて排出するに際し、その排気中に乾燥室40での乾燥後の粉末化した乾燥生ごみが混入していても、かかる乾燥生ごみを固液分離機32にて分離しつつ、純粋に排気だけを排気路70を通じて下水側に排出することができる。
従って、排気中に乾燥生ごみが混入していることによって、下水を乾燥生ごみで汚してしまうといった問題の発生を回避することができる。
この実施形態は、吸引口72を固液分離室30における2次側空間44に設けた例である。
この実施形態によれば、乾燥室40からの排気を排気路70を通じて排出するに際し、その排気中に乾燥室40での乾燥後の粉末化した乾燥生ごみが混入していても、かかる乾燥生ごみを固液分離機32にて分離しつつ、純粋に排気だけを排気路70を通じて下水側に排出することができる。
従って、排気中に乾燥生ごみが混入していることによって、下水を乾燥生ごみで汚してしまうといった問題の発生を回避することができる。
次に図4は本発明の更に他の実施形態を示している。
この例は、固液分離室30にオーバーフロー口80を設けて、オーバーフロー管82にて下流管48Aと連絡し、そしてオーバフロー口80の上側位置に、上記の流入口35及び乾燥室40からの排気の吸引口72を設けた例である。
尚ここではオーバーフロー口80及び吸引口72は、何れも固液分離室30の1次側空間42に設けてある。
この例は、固液分離室30にオーバーフロー口80を設けて、オーバーフロー管82にて下流管48Aと連絡し、そしてオーバフロー口80の上側位置に、上記の流入口35及び乾燥室40からの排気の吸引口72を設けた例である。
尚ここではオーバーフロー口80及び吸引口72は、何れも固液分離室30の1次側空間42に設けてある。
搬送管35を通じ、破砕生ごみが大量の搬送水とともに固液分離室30内部に流入したような場合、図5の比較例に示しているようにオーバーフロー口が設けてないと濾過スクリーン34上に水が溜まってしまう恐れがある。
そしてこのように濾過スクリーン34上に水が溜まって水位が上昇すると、吸引口72の位置が低い場合には、その吸引口72内部に固液分離室30内部の水が入り込んでくる恐れが生ずる。
しかるにこの実施形態では、固液分離室30にオーバーフロー口80を設け、そしてそのオーバーフロー口80の上側位置に吸引口72を設けているため、こうした不具合の発生を防止することができ、これによって乾燥室40からの排気の円滑な排出を確保することができるとともに、吸引口72に排水が入り込むことで、吸引口72の部分に汚れが付着するのを防止することができる。
そしてこのように濾過スクリーン34上に水が溜まって水位が上昇すると、吸引口72の位置が低い場合には、その吸引口72内部に固液分離室30内部の水が入り込んでくる恐れが生ずる。
しかるにこの実施形態では、固液分離室30にオーバーフロー口80を設け、そしてそのオーバーフロー口80の上側位置に吸引口72を設けているため、こうした不具合の発生を防止することができ、これによって乾燥室40からの排気の円滑な排出を確保することができるとともに、吸引口72に排水が入り込むことで、吸引口72の部分に汚れが付着するのを防止することができる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
14 シンク
18 破砕機
20 搬送管
22 第1トラップ
24 処理装置
26 固液分離装置
28 乾燥装置
30 固液分離室
42 1次側空間
44 2次側空間
48 下水管
50 トラップます(第2トラップ)
58 ヒータ
70 排気路
72 吸引口
73 逆止弁
74 ファン
80 オーバーフロー口
18 破砕機
20 搬送管
22 第1トラップ
24 処理装置
26 固液分離装置
28 乾燥装置
30 固液分離室
42 1次側空間
44 2次側空間
48 下水管
50 トラップます(第2トラップ)
58 ヒータ
70 排気路
72 吸引口
73 逆止弁
74 ファン
80 オーバーフロー口
Claims (4)
- (a)シンク底部に連結された生ごみの破砕機と
(b)該破砕機からの破砕生ごみを排水とともに搬送する搬送管と
(c)該搬送管上に設けられ、封水を保持して臭気の逆流を防止する第1トラップと
(d)固液分離室の内部に固液分離機を備え、前記搬送管を通じて搬送されてきた前記破砕生ごみと排水とを固液分離して該排水を下水管に放出する固液分離装置と
(e)乾燥手段を備え、前記固液分離装置にて排水から分離された固形分の破砕生ごみを乾燥室で乾燥する乾燥装置と
を有する生ごみ処理設備において
前記下水管上に、封水を保持して臭気の逆流を防止する第2トラップを設けるとともに、前記乾燥室からの排気を前記下水管に導く排気路と、該乾燥室からの排気を該排気路を通じて強制排気する排気ファンとを含む排気手段を設け、且つ該排気路は、前記固液分離室の下部を経由して前記下水管の前記第2トラップの下流部に至るように設けてあるとともに、該排気路上には前記排気の前記下水管に向う順方向の流れを許容し逆方向の流れを阻止する、前記排気手段の一要素を成す逆止弁を設けたことを特徴とする生ごみの処理設備。 - 請求項1において、前記乾燥装置にはヒータが備えられていることを特徴とする生ごみの処理設備。
- 請求項1,2の何れかにおいて、前記固液分離装置は、前記固液分離室を破砕生ごみ及び排水の流入側且つ分離後の破砕生ごみの前記乾燥室への排出側である1次側空間と、排水の排出側となる2次側空間とに前記固液分離機にて区画してあり、且つ前記排気管は、排気の吸引口を前記2次側空間に設けてあることを特徴とする生ごみの処理設備。
- 請求項1〜3の何れかにおいて、前記固液分離室には該固液分離室内部に溜まった排水を下水に放出するオーバーフロー口が設けてあり、該オーバーフロー口の上側位置に前記排気管の吸引口が設けてあることを特徴とする生ごみの処理設備。
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-
2006
- 2006-05-15 JP JP2006135811A patent/JP2007303798A/ja active Pending
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