JP2007301363A - 補強リングを有するカテーテルおよび使用方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コネクタ組立体は、第1の端部および第2の端部を有するスリーブを含む。補強リングが、第1の端部でスリーブ中に埋め込まれている。かかりの付いた端部を有するコネクタは、カテーテルの第1の端部に流体連結されている。手術の間、スリーブの第1の端部は、外科的配置の後、的確な長さに切断されることもできる。シャントハウジング上のかかりの付いたコネクタ、およびカテーテルの切断端は、かかりがカテーテルの切断端中に前進し、少なくとも2つのリングがかかりを越えてはまるように、引き合わされ、それによって、シャントハウジングとカテーテルとを流体連結し、一方でしっかりとした取り付けおよび密閉を形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、補強リングを有するカテーテルに関する。特に、本発明は、外科的配置の後、望みの長さに切断されることができ、かつ、かかりの付いた(barbed)コネクタにしっかりと連結されることができる、補強リングを有するカテーテルに関する。
カテーテルがコネクタに流体連結される利用性が多く存在する。医療利用性において、カテーテルは、かかりの付いたコネクタの周りに単に押されることが多い。しかし、例えばカテーテルをコネクタから引き離すような不注意な力が加えられた場合には、この連結は絶たれる可能性もある。したがって、カテーテル周りに放射状に追加のコネクタ要素を使用することによって、この問題を解決しようと試みる者もいた。しかしながら、この追加の要素は、連結部の外形を大きくする。そのうえ、多くの実施形態において、追加の要素は、現在利用可能な抗菌薬含浸過程で処理されることができない、硬質プラスチック材料で作られる。これらの要素は、カテーテルが身体内の所望の位置に外科的に配置された後、外科医がカテーテルの長さを望みのサイズに切断するのを妨げる。したがって、外科医は、カテーテルを身体内に配置する前に、カテーテルの必要な長さにおいて熟練した推測をしなければならない。外科医がその長さにおいて間違った推測をした場合、そのカテーテルを取り除き、別のカテーテルを再挿入する必要がある。
一般に好ましい例示的な実施形態にしたがって、本発明のカテーテルは、第1の端部および第2の端部を有するスリーブを含む。補強リングは、第1の端部でスリーブ内に埋め込まれる。
ここで、図1〜図4を参照すると、本発明にしたがう、補強リング12を有するカテーテル10を使用する装置および方法が図示されている。
(1) カテーテルにおいて、
第1の端部、および第2の端部を有する、スリーブと、
前記第1の端部で前記スリーブ中に埋め込まれている複数の補強リングと、
を含む、カテーテル。
(2) 実施態様1に記載のカテーテルにおいて、
前記複数の補強リングは、規則的な間隔で配置されている、カテーテル。
(3) 実施態様1に記載のカテーテルにおいて、
少なくとも4つの補強リングが存在する、カテーテル。
(4) 実施態様1に記載のカテーテルにおいて、
少なくとも20個の補強リングが存在する、カテーテル。
(5) 実施態様1に記載のカテーテルにおいて、
前記スリーブは、シリコーンで作られている、カテーテル。
(6) 実施態様5に記載のカテーテルにおいて、
前記シリコーンは、少なくとも前記補強リングの領域で、少なくとも部分的に透明である、カテーテル。
(7) 実施態様1に記載のカテーテルにおいて、
前記複数の補強リングは、チタンで作られている、カテーテル。
(8) 実施態様1に記載のカテーテルにおいて、
前記複数の補強リングは、ステンレス鋼で作られている、カテーテル。
(9) 実施態様1に記載のカテーテルにおいて、
前記複数の補強リングは、硬質プラスチック材料で作られている、カテーテル。
(10) 実施態様1に記載のカテーテルにおいて、
前記複数の補強リングは、互いに離れている、カテーテル。
前記複数の補強リングは、互いに離れている、カテーテル。
(12) 実施態様1に記載のカテーテルにおいて、
前記複数の補強リングは、不規則な間隔で配置されている、カテーテル。
(13) 実施態様1に記載のカテーテルにおいて、
前記複数の補強リングは、1部品組立体として相互に連結されている、カテーテル。
(14) コネクタ組立体において、
第1の端部、および第2の端部を有する、スリーブと、
前記第1の端部で前記スリーブ内に埋め込まれた複数の補強リングと、
かかりの付いた端部を有するコネクタであって、前記スリーブの前記第1の端部は、前記かかりの付いた端部に連結されている、コネクタと、
を含む、コネクタ組立体。
(15) 実施態様14に記載のコネクタ組立体において、
前記複数の補強リングは、規則的な間隔で配置されている、コネクタ組立体。
(16) 実施態様14に記載のコネクタ組立体において、
少なくとも4つの補強リングが存在する、コネクタ組立体。
(17) 実施態様14に記載のコネクタ組立体において、
少なくとも20個の補強リングが存在する、コネクタ組立体。
(18) 実施態様14に記載のコネクタ組立体において、
前記スリーブは、シリコーンで作られている、コネクタ組立体。
(19) 実施態様18に記載のコネクタ組立体において、
前記シリコーンは、少なくとも前記補強リングの領域で、少なくとも部分的に透明である、コネクタ組立体。
(20) 実施態様14に記載のコネクタ組立体において、
前記複数の補強リングは、チタンで作られている、コネクタ組立体。
前記複数の補強リングは、ステンレス鋼で作られている、コネクタ組立体。
(22) 実施態様14に記載のコネクタ組立体において、
前記複数の補強リングは、硬質プラスチック材料で作られている、コネクタ組立体。
(23) 実施態様14に記載のコネクタ組立体において、
前記複数の補強リングは、互いに離れている、コネクタ組立体。
(24) 実施態様15に記載のコネクタ組立体において、
前記複数の補強リングは、互いに離れている、コネクタ組立体。
(25) 実施態様14に記載のコネクタ組立体において、
前記複数の補強リングは、不規則な間隔で配置されている、コネクタ組立体。
(26) 実施態様14に記載のコネクタ組立体において、
前記複数の補強リングは、1部品組立体として相互に連結されている、コネクタ組立体。
(27) カテーテルをコネクタに連結する方法において、
前記カテーテルは、第1の端部および第2の端部を有するスリーブで構成されており、
複数の補強リングが、前記第1の端部で前記スリーブ中に埋め込まれており、
前記コネクタは、かかりの付いた端部を有しており、
前記方法は、
前記カテーテルを前記コネクタに流体連結するために、前記スリーブの前記第1の端部を、前記コネクタの前記かかりの付いた端部の周りに配置するステップ、
を含む、
方法。
(28) 実施態様27に記載の方法において、
前記配置するステップは、少なくとも2つの補強リングを前記かかりの先端部を通過させて配置するのに十分である、方法。
(29) 実施態様28に記載の方法において、
前記配置するステップの後、前記少なくとも2つの補強リングが、前記かかりの前記先端部を通過したことを確認するステップ、
をさらに含む、方法。
(30) 実施態様29に記載の方法において、
前記スリーブは、少なくとも前記補強リングの領域で、少なくとも部分的に透明であり、
前記方法は、
前記配置するステップの後、前記少なくとも2つの補強リングが、前記かかりの前記先端部を通過したことを視覚的に確認するステップ、
をさらに含む、
方法。
前記脳室カテーテルは、第1の端部および第2の端部を有するスリーブで構成されており、
複数の補強リングが、前記脳室カテーテルの前記第1の端部で前記スリーブ中に埋め込まれており、
前記排液カテーテルは、第1の端部および第2の端部を有するスリーブで構成されており、
複数の補強リングが、前記排液カテーテルの前記第1の端部で前記スリーブ中に埋め込まれており、
前記第1のコネクタおよび前記第2のコネクタのそれぞれは、かかりの付いた端部を有しており、
前記方法は、
前記脳室カテーテルを前記シャントハウジングに流体連結するために、前記脳室カテーテルの前記スリーブの前記第1の端部を、前記第1のコネクタの前記かかりの付いた端部の周りに配置するステップと、
前記排液カテーテルを前記シャントハウジングに流体連結するために、前記排液カテーテルの前記スリーブの前記第1の端部を、前記第2のコネクタの前記かかりの付いた端部の周りに配置するステップと、
を含む、
方法。
(32) 実施態様31に記載の方法において、
前記配置するステップの両方は、少なくとも2つの補強リングを前記かかりの先端部を通過させて配置するのに十分である、方法。
(33) 実施態様32に記載の方法において、
前記配置するステップの後、前記少なくとも2つの補強リングが、前記かかりの前記先端部を通過したことを確認するステップ、
をさらに含む、方法。
(34) 実施態様33に記載の方法において、
前記脳室カテーテルおよび前記排液カテーテルの両方の前記スリーブは、少なくとも前記補強リングの領域で、少なくとも部分的に透明であり、
前記方法は、
前記押すステップの後に、前記少なくとも2つの補強リングが前記かかりの前記先端部を通過したことを視覚的に確認するステップ、
をさらに含む、
方法。
(35) 実施態様31に記載の方法において、
脳の脳室内部に前記脳室カテーテルを配置するステップ、
をさらに含む、方法。
(36) 実施態様35に記載の方法において、
前記脳室カテーテルを配置する前記ステップの前に、2つの補強リングの間で前記脳室カテーテルを切断するステップ、
をさらに含む、方法。
(37) 実施態様36に記載の方法において、
前記切断するステップは、前記脳室カテーテルの前記スリーブの前記第1の端部を、前記第1のコネクタの前記かかりの付いた端部の周りに配置するステップの前に行う、方法。
(38) 実施態様1に記載のカテーテルにおいて、
前記カテーテルは、前記カテーテル内に埋め込まれた抗菌剤を有する、カテーテル。
(39) 実施態様14に記載の方法において、
前記カテーテルは、前記カテーテル内に埋め込まれた抗菌剤を有する、方法。
Claims (39)
- カテーテルにおいて、
第1の端部、および第2の端部を有する、スリーブと、
前記第1の端部で前記スリーブ中に埋め込まれている複数の補強リングと、
を含む、カテーテル。 - 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
前記複数の補強リングは、規則的な間隔で配置されている、カテーテル。 - 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
少なくとも4つの補強リングが存在する、カテーテル。 - 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
少なくとも20個の補強リングが存在する、カテーテル。 - 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
前記スリーブは、シリコーンで作られている、カテーテル。 - 請求項5に記載のカテーテルにおいて、
前記シリコーンは、少なくとも前記補強リングの領域で、少なくとも部分的に透明である、カテーテル。 - 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
前記複数の補強リングは、チタンで作られている、カテーテル。 - 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
前記複数の補強リングは、ステンレス鋼で作られている、カテーテル。 - 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
前記複数の補強リングは、硬質プラスチック材料で作られている、カテーテル。 - 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
前記複数の補強リングは、互いに離れている、カテーテル。 - 請求項2に記載のカテーテルにおいて、
前記複数の補強リングは、互いに離れている、カテーテル。 - 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
前記複数の補強リングは、不規則な間隔で配置されている、カテーテル。 - 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
前記複数の補強リングは、1部品組立体として相互に連結されている、カテーテル。 - コネクタ組立体において、
第1の端部、および第2の端部を有する、スリーブと、
前記第1の端部で前記スリーブ内に埋め込まれた複数の補強リングと、
かかりの付いた端部を有するコネクタであって、前記スリーブの前記第1の端部は、前記かかりの付いた端部に連結されている、コネクタと、
を含む、コネクタ組立体。 - 請求項14に記載のコネクタ組立体において、
前記複数の補強リングは、規則的な間隔で配置されている、コネクタ組立体。 - 請求項14に記載のコネクタ組立体において、
少なくとも4つの補強リングが存在する、コネクタ組立体。 - 請求項14に記載のコネクタ組立体において、
少なくとも20個の補強リングが存在する、コネクタ組立体。 - 請求項14に記載のコネクタ組立体において、
前記スリーブは、シリコーンで作られている、コネクタ組立体。 - 請求項18に記載のコネクタ組立体において、
前記シリコーンは、少なくとも前記補強リングの領域で、少なくとも部分的に透明である、コネクタ組立体。 - 請求項14に記載のコネクタ組立体において、
前記複数の補強リングは、チタンで作られている、コネクタ組立体。 - 請求項14に記載のコネクタ組立体において、
前記複数の補強リングは、ステンレス鋼で作られている、コネクタ組立体。 - 請求項14に記載のコネクタ組立体において、
前記複数の補強リングは、硬質プラスチック材料で作られている、コネクタ組立体。 - 請求項14に記載のコネクタ組立体において、
前記複数の補強リングは、互いに離れている、コネクタ組立体。 - 請求項15に記載のコネクタ組立体において、
前記複数の補強リングは、互いに離れている、コネクタ組立体。 - 請求項14に記載のコネクタ組立体において、
前記複数の補強リングは、不規則な間隔で配置されている、コネクタ組立体。 - 請求項14に記載のコネクタ組立体において、
前記複数の補強リングは、1部品組立体として相互に連結されている、コネクタ組立体。 - カテーテルをコネクタに連結する方法において、
前記カテーテルは、第1の端部および第2の端部を有するスリーブで構成されており、
複数の補強リングが、前記第1の端部で前記スリーブ中に埋め込まれており、
前記コネクタは、かかりの付いた端部を有しており、
前記方法は、
前記カテーテルを前記コネクタに流体連結するために、前記スリーブの前記第1の端部を、前記コネクタの前記かかりの付いた端部の周りに配置するステップ、
を含む、
方法。 - 請求項27に記載の方法において、
前記配置するステップは、少なくとも2つの補強リングを、前記かかりの先端部を通過させて配置するのに十分である、方法。 - 請求項28に記載の方法において、
前記配置するステップの後、前記少なくとも2つの補強リングが、前記かかりの前記先端部を通過したことを確認するステップ、
をさらに含む、方法。 - 請求項29に記載の方法において、
前記スリーブは、少なくとも前記補強リングの領域で、少なくとも部分的に透明であり、
前記方法は、
前記配置するステップの後、前記少なくとも2つの補強リングが、前記かかりの前記先端部を通過したことを視覚的に確認するステップ、
をさらに含む、
方法。 - 脳室カテーテルをシャントハウジング上の第1のコネクタに連結し、かつ、排液カテーテルを前記シャントハウジング上の第2のコネクタに連結する方法において、
前記脳室カテーテルは、第1の端部および第2の端部を有するスリーブで構成されており、
複数の補強リングが、前記脳室カテーテルの前記第1の端部で前記スリーブ中に埋め込まれており、
前記排液カテーテルは、第1の端部および第2の端部を有するスリーブで構成されており、
複数の補強リングが、前記排液カテーテルの前記第1の端部で前記スリーブ中に埋め込まれており、
前記第1のコネクタおよび前記第2のコネクタのそれぞれは、かかりの付いた端部を有しており、
前記方法は、
前記脳室カテーテルを前記シャントハウジングに流体連結するために、前記脳室カテーテルの前記スリーブの前記第1の端部を、前記第1のコネクタの前記かかりの付いた端部の周りに配置するステップと、
前記排液カテーテルを前記シャントハウジングに流体連結するために、前記排液カテーテルの前記スリーブの前記第1の端部を、前記第2のコネクタの前記かかりの付いた端部の周りに配置するステップと、
を含む、
方法。 - 請求項31に記載の方法において、
前記配置するステップの両方は、少なくとも2つの補強リングを前記かかりの先端部を通過させて配置するのに十分である、方法。 - 請求項32に記載の方法において、
前記配置するステップの後、前記少なくとも2つの補強リングが、前記かかりの前記先端部を通過したことを確認するステップ、
をさらに含む、方法。 - 請求項33に記載の方法において、
前記脳室カテーテルおよび前記排液カテーテルの両方の前記スリーブは、少なくとも前記補強リングの領域で、少なくとも部分的に透明であり、
前記方法は、
前記押すステップの後に、前記少なくとも2つの補強リングが前記かかりの前記先端部を通過したことを視覚的に確認するステップ、
をさらに含む、
方法。 - 請求項31に記載の方法において、
脳の脳室内部に前記脳室カテーテルを配置するステップ、
をさらに含む、方法。 - 請求項35に記載の方法において、
前記脳室カテーテルを配置する前記ステップの前に、2つの補強リングの間で前記脳室カテーテルを切断するステップ、
をさらに含む、方法。 - 請求項36に記載の方法において、
前記切断するステップは、前記脳室カテーテルの前記スリーブの前記第1の端部を、前記第1のコネクタの前記かかりの付いた端部の周りに配置するステップの前に行う、方法。 - 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
前記カテーテルは、前記カテーテル内に埋め込まれた抗菌剤を有する、カテーテル。 - 請求項14に記載の方法において、
前記カテーテルは、前記カテーテル内に埋め込まれた抗菌剤を有する、方法。
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