JP2007301247A - 内視鏡洗滌装置のワイヤブラシ送り機構 - Google Patents

内視鏡洗滌装置のワイヤブラシ送り機構 Download PDF

Info

Publication number
JP2007301247A
JP2007301247A JP2006134515A JP2006134515A JP2007301247A JP 2007301247 A JP2007301247 A JP 2007301247A JP 2006134515 A JP2006134515 A JP 2006134515A JP 2006134515 A JP2006134515 A JP 2006134515A JP 2007301247 A JP2007301247 A JP 2007301247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
gear
wire brush
feed roller
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006134515A
Other languages
English (en)
Inventor
Junya Kanai
淳也 金井
Hisashi Nakajima
悠 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koken Co Ltd
Original Assignee
Koken Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koken Co Ltd filed Critical Koken Co Ltd
Priority to JP2006134515A priority Critical patent/JP2007301247A/ja
Publication of JP2007301247A publication Critical patent/JP2007301247A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

【課題】内視鏡洗滌装置において内視鏡を洗滌するためのワイヤブラシを前進・後退させるために使用される歯車の損傷を防止する。
【解決手段】内視鏡洗滌装置のワイヤブラシ送り機構に使用される一対の送りローラ71d,71dのそれぞれが第1、第2歯車71b,72bのそれぞれと一体になって第1、第2固定軸71,72のそれぞれに回転可能に取り付けられる。第1歯車71bは駆動軸70に固定された駆動歯車70bと噛み合い、第2歯車72bは第1歯車71bと噛み合う。駆動軸70は、送りローラ71d,72dを納めたハウジング30aにおける本体31の底部36に形成された透孔50の周面と、ハウジング30aの蓋32に形成された第5凹部65とによって、径方向から支えられる。第1、第2固定軸71,72は、本体31の底部36に形成された第1、第2凹部51,52と、蓋32に形成された第3、第4凹部63,64とによって、径方向から支えられる。
【選択図】図3

Description

この発明は、使用後の内視鏡の管路をワイヤブラシで洗滌するためのワイヤブラシ送り機構に関する。
従来、使用後の内視鏡の管路を洗滌するために、ワイヤブラシをその管路に挿入し、洗滌液を管路に流入させながらワイヤブラシに前進・後退の往復運動をさせることは公知である。例えば、特開2003−31055号公報(特許文献1)に開示された内視鏡洗滌装置は、ワイヤブラシにそのような往復運動をさせるためのワイヤブラシ送り機構を有している。その送り機構は、モータに連結された回転軸に取り付けられて回転する駆動歯車と、その駆動歯車によって時計方向と反時計方向とに回転する一対の送りローラとを含んでいる。ワイヤブラシは、そのワイヤが一対の送りローラの間に挿入されており、それら送りローラの回転方向が周期的に変化することによって、前進・後退の往復運動を繰り返しながら徐々に前進したり、後退したりする。一対の送りローラのそれぞれは、歯車と一体になって固定軸に回転可能に取り付けられていて、歯車どうしが噛み合うとともに、歯車の一方が駆動歯車と噛み合っている。それゆえ、駆動歯車が回転して送りローラの一方が時計方向に回転すれば、もう一方の送りローラが反時計方向に回転して、両送りローラ間に介在するワイヤを内視鏡に向かって前進させたり、後退させたりすることができる。
特開2003−31055号公報
特許文献1に記載のワイヤブラシ送り機構では、回転軸と一対の固定軸とが漏水防止型のハウジングに収納されている。ハウジングは、本体と本体の頂部開口を開閉するための蓋とによって形成されている。本体は底部と周壁部とによって形成されていて、周壁部が頂部開口を画成している。回転軸は、その上方部分が底部に形成された透孔からハウジングの中へ延びる一方、下方部分がハウジングの外においてモータに連結されていて、透孔の周壁によって回転可能に支持されている。一対の固定軸のそれぞれは、下方部分が、底部の内面に形成されたねじ溝付きの凹部に回転することがないように螺合することによってハウジングに支持されている。この送り機構では、送りローラのそれぞれがワイヤブラシを介して圧接した状態にあり、ワイヤブラシの前進・後退を繰り返したり、送りローラどうしの間への挿抜を繰り返したりしていると、回転軸や固定軸は、下方部分が底部に固定されていても、上方部分が揺動して、互いにかみ合う歯車それぞれに局部的な力の集中が生じ、歯車の歯が欠けるとか、その他の部位に損傷を与えたりするとかという問題を生じることがある。また、回転軸と透孔の周壁との間に介在する漏水防止用のシール部材は、回転軸の振動によって漏水の原因となる損傷を受けることがある。
そこでこの発明は、前記従来技術におけるこれらの問題の発生を解消し得るように、内視鏡洗滌装置におけるワイヤブラシ送り機構に改良を施すことを課題にしている。
前記課題を解決するために、この発明が対象とするのは、モータに連結されて回転する駆動軸と、前記駆動軸に平行する第1、第2固定軸と、これら駆動軸と第1、第2固定軸とを収納する漏水防止型のハウジングとを有し、前記駆動軸に固定された駆動歯車と、前記第1固定軸に対して回転可能に取り付けられた第1歯車と、前記第2固定軸に対して回転可能に取り付けられた第2歯車とを順次噛み合わせて、前記第1歯車と一体になって回転する第1送りローラと前記第2歯車と一体になって回転する第2送りローラとを前記駆動歯車の回転によって回転させて、前記第1送りローラと前記第2送りローラとの間に介在させたワイヤブラシのワイヤ部を洗滌すべき内視鏡に向かって前進・後退させて、前記ワイヤ部の先端部分に設けられたブラシ部で前記内視鏡の管路内を洗滌する内視鏡洗滌装置のワイヤブラシ送り機構である。
かかるワイヤブラシ送り機構において、この発明が特徴とするところは、次のとおりである。前記ハウジングは、互いに直交する幅方向と、上下方向と、前後方向とを有していて、本体と蓋とによって形成されており、前記本体が底部と前記底部の周縁から上方へ延びる周壁部と前記周壁部によって画成された頂部開口とを有していて、前記蓋が前記頂部開口を水密状態で閉じることができるように形成されている。前記駆動軸は、前記上下方向へ延びているものであり、前記ハウジングの外部にあって前記モータに連結されている下方部分から上へ延びる上方部分が前記ハウジングの前記底部に形成された透孔に回動可能かつ水密状態で嵌合して前記ハウジングの内部へ進入したのち前記蓋の下面側に形成された凹部に回動可能に嵌合することにより、前記透孔の周壁と前記凹部の周壁とによって前記駆動軸の径方向から支えられていて、前記駆動歯車が前記ハウジングの内部にある。前記第1固定軸と前記第2固定軸とのそれぞれは、前記ハウジングの内部にあるものであり、下端部が前記底部の上面側に形成された凹部に回動不能に嵌合する一方、上端部が前記蓋の前記下面側に形成された凹部に嵌合することにより、前記凹部それぞれの周壁によってそれぞれの軸の径方向から支えられていて、前記第1歯車と前記第1送りローラおよび前記第2歯車と前記第2送りローラもまた前記ハウジングの内部にある。前記ハウジングの前記周壁部には、前記前後方向において対向する部位に、前記ワイヤブラシが前記ハウジングを貫通して延びるとともに前記第1送りローラと前記第2送りローラとの間を通過し得るように、前記ハウジングの内部に向かっての開口部が互いに対向していて前記ハウジングの外部に向かって延びる一対のワイヤブラシ案内管が形成されている。
この発明に係るワイヤブラシ送り機構は、ワイヤを前進・後退させるために使用される駆動軸と一対の固定軸とのうちで、駆動軸はハウジングの底部に形成された透孔に摺動可能に挿入させるとともに蓋に形成された凹部に嵌合しており、一対の固定軸のそれぞれは底部と蓋とに形成された凹部に嵌合しているから、一対の送りローラの間にワイヤブラシを摺動可能に挿入して駆動歯車を回転させても、駆動軸や固定軸は揺動することがない。そのことによって、従来技術に見られた駆動歯車や第1、第2歯車等の部位の損傷がなくなる。
添付の図面を参照して、この発明に係る内視鏡洗滌装置におけるワイヤブラシ送り機構の詳細を説明すると、以下のとおりである。
図1は、内視鏡洗滌装置1の斜視図である。装置1は、筺体2と、筺体2の頂部に形成された洗滌槽3と、筺体2に取り付けられていて洗滌槽3の開口部6を開閉することができる蓋4とを有する。
筺体2は互いに直交する幅方向Xと上下方向Yと前後方向Zとを有し、その筺体2には、操作パネル2aや表示パネル2b,2c、電源スイッチ2d、足踏み式ペダル2e等が設けられている他に、内視鏡90を洗滌するために必要な各種機械類が内蔵されている。図では蓋4が開いた状態にあって、洗滌槽3の中には洗滌すべき使用後の内視鏡90の一部分が仮想線で示されている。また、洗滌槽3に形成されたボックス部10からは、フレキシブルな第1、第2案内管11,12が延びており、それぞれの案内管11,12からは第1、第2ワイヤブラシ21,22のブラシ部23,24が延びている。第1、第2案内管11,12のそれぞれは、先端部分が内視鏡90における鉗子挿入口91や吸引ボタン挿入口92に対して取り付け、取り外し可能に形成されており、第1、第2案内管11,12がこれら挿入口91,92に接続されることによって、第1、第2ワイヤブラシ21,22が内視鏡90における洗滌すべき管路(図示せず)へ進入可能になる。ボックス部10は、取り外し可能な第1キャップ10aと第2キャップ10bとを有し、これらのキャップ10a,10bを外すことによって、第1ワイヤブラシ21と第2ワイヤブラシ22のそれぞれに対する後記駆動部30のそれぞれを点検することができる。
図2は、ボックス部10に納められていて、第1ワイヤブラシ21を前進・後退させるために使用される駆動部30の斜視図である。この駆動部30は、第1キャップ10aを外すことによって、その一部分を観察することができる。また、第2ワイヤブラシ22を前進・後退させるためには、駆動部30と同一のものが使用されており、そのものは第2キャップ10bを外すことによって観察することができる。したがって、以下では、図示例の駆動部30に基づいてこの発明を説明する。
図2において、駆動部30は、本体31と蓋32とで形成されたハウジング30aを有し、本体31には台座部33が付属している。図において、ハウジング30aの幅方向と前後方向と上下方向とがa,b,cで示されている。駆動部30の幅方向aと前後方向bとは、洗滌装置1における前後方向Zと幅方向Xとにほぼ一致している。本体31は、底部36(図3参照)と、周壁部37とを有し、周壁部37において前後方向bで対向する部位には、第1ワイヤブラシ21が本体31を貫通して延びることができるようにするための一対の案内管、即ち第1案内管38aと第2案内管38bとが形成されている。第1案内管38aは、本体31の内側から外側へ向かう方向へ延びていて、洗滌水の送水管と第1ワイヤブラシ21の収納管とを重ねた仮想線のパイプ20を接続可能に形成されている。第2案内管38bは、本体31から洗滌槽3の内側へ向かう方向へ延びていて、第1案内管11(図1参照)を接続可能に形成されている。本体31はまた、周壁部37の下方部分に第1案内管38aに平行して本体31の外側へ向かって延びる第1排水管41を有する。
蓋32は、複数のボルト43によって本体31に対して水密な状態で取り付けられている。蓋32の中央部には摘み32aが形成されている。
台座部33は、複数のボルト44によって本体31の底部36に取り付けられている。台座部33はまた、仮想線で示されるように、ボルト46によって筺体2の固定用プレート部47に取り付けられている。台座部33には、切り欠き部48が形成されており、その切り欠き部48には、プレート部47に取り付けられたセンサ49(図3参照)が納まっている。台座部33の上方部分には、第1排水管41と平行な第2排水管42が形成されている。
図3は、図2のIII−III線切断面を示す図である。本体31は、底部36に上下方向cへ貫通して延びる透孔50を有する他に、底部36の上面36aに第1凹部51と第2凹部52とを有する。底部36の周縁部分から上へ延びる周壁部37の頂部には、O−リング53を挿入するための溝54が形成されている。蓋32は、周縁部に形成されて環状に延びる凸条部56が溝54に嵌合してO−リング53に圧接し、本体31の周壁部37によって画成されている開口57を水密な状態で閉じている。蓋32の下面側には、第1凹部51と第2凹部52との直上に第3凹部63と第4凹部64とが形成されている他に、透孔50の直上に第5凹部65が形成されている。
このように形成されたハウジング30aでは、透孔50に対して駆動軸70が摺動可能に挿入されている。駆動軸70のうちで、ハウジング30aの内部へ進入している上方部分70aは、駆動歯車70bが固定されていて、頂部70cが蓋に形成された第5凹部65に摺動可能に嵌合している。本体31の底部36から下へ延びる下方部分70dは、接手67を介してモータ(図示せず)に連結されている。駆動軸70はまた、ベアリング68を介して透孔50における下方周壁部に回動可能に支えられている。駆動軸70はさらにまた、O−リング69aを含む漏水防止用リング69が嵌められていて、リング69とベアリング68との間にはリング69を下から支える環状のスペーサ69bが介在しており、透孔50の周壁に対して水密な状態にある。駆動軸70の下方部分70dは、ベアリング68からさらに下方へ延びる部分が、台座部33に形成されている貯水室33aの底部33bに形成された透孔33cを周方向へ摺動可能に通過している。
貯水室33aでは、透孔33cの周縁に上に向かって延びる環状の防水壁33dが形成されている。かような貯水室33aにおける駆動軸70の下方部分70dには、ほぼ円筒状に作られた防水カバー70eが取り付けられている。防水カバー70eは、内径が上方から下方に向かって大きくなっており、その上方における内周面が駆動軸70の周面に密着する一方、下方における内周面が台座部33の防水壁33dとの間に空間70fを形成して、防水壁33dを上方および側方から覆っている。台座部33の切り欠き部48に位置するセンサ49は、駆動軸70の回転の有無の検知と回転数の計測とを行うためのものである。
ハウジング30aではまた、第1固定軸71と第2固定軸72とが駆動軸70と平行するように設けられている。第1固定軸71は、その下端部71aが本体31の第1凹部51に螺入することによって固定されるとともに、上端部71cが蓋32に形成された第2凹部63に嵌合している。また、第2固定軸72は、その下端部72aが本体31の第2凹部52に螺入することによって固定されるとともに、上端部72cが蓋32の第4凹部64に嵌合している。第1固定軸71には、第1歯車71bと第1ローラ71dとが一体となって第1固定軸71に回転可能に取り付けられている。第2固定軸72には、第2歯車72bと第2ローラ72dとが一体となって第2固定軸72に回転可能に取り付けられている。第1歯車71bは駆動歯車70bとかみ合っており、第2歯車72bは第1歯車71bとかみ合っている。また、第1ローラ71dと第2ローラ72dとは、これら両ローラ71d,72d間に挿入してある第1ワイヤブラシ21の仮想線で示すワイヤ部分21aを前進・後退させることができる程度にまで、即ち送りローラとして作用することができる程度にまで接近または接触している。したがって、モータに連結された駆動軸70が時計方向へ回転すると駆動歯車70bも時計方向へ回転する。すると、駆動歯車70bとかみ合っている第1歯車71bとこれと一体の第1ローラ71dとが反時計方向へ回転する。また、第1歯車71bとかみ合っている第2歯車72bとこれと一体の第2ローラ72dとが時計方向へ回転する。このように回転する第1、第2ローラ71d,72dは、ワイヤブラシ21を内視鏡90へ進入するように前進させることができる。次に、モータが反転して駆動軸70が反時計方向へ回転すると、第1ローラ71dが時計方向へ回転する一方、第2歯車72dが反時計方向へ回転して、第1ワイヤブラシ21を内視鏡90から退却するように後退させることができる。このような第1ワイヤブラシ21の前進と後退とを繰り返すときに、図示例の駆動部30を使用するワイヤブラシ送り機構の駆動軸70は、その頂部70cと上方部分70aとが蓋32の第5凹部65の周壁と透孔50の周壁とに支えられていて揺動することがない。また、第1固定軸71は、その上端部71cと下端部71aとが蓋23の第3凹部63と本体31の底部36における第1凹部51とに支えられていて揺動することがない。第2固定軸72は、その上端部72cと下端部72aとが蓋32の第2凹部64と本体31の底部36における第2凹部52とに支えられていて揺動することがない。それゆえ、モータが回転して、第1、第2ローラ71d,72dが第1ワイヤブラシ21を前進・後退させたり、これら両ローラ71d,72d間に対しての第1ワイヤブラシ21の挿入・抜脱を繰り返したりしても、駆動歯車70b、第1歯車71b、第2歯車72bは、互いにかみ合う状態が常に安定しており、かみ合いの異常によって損傷を受けるということがない。また、これらの軸71,72,73の揺動によって漏水防止用リング69等が損傷を受けるということもない。なお、このように使用されるワイヤブラシ21のワイヤ部分21aは、金属の撚り線の他に、プラスチック製のパイプや丸棒等、強靭にしてフレキシブルな適宜の材料で作ることができる。
図3の駆動部30ではまた、駆動軸70の頂部70c、第1固定軸71の上端部71cおよび第2固定軸72の上端部72cのうちの頂部70cについては、その嵌合相手である蓋32における第5凹部65の周壁が下方へ長く延びていて、蓋32を閉じるときには、凸条部56が本体31の溝54へ進入するよりも前に頂部70cが第5凹部65へ進入することができる。それゆえ、ハウジング30aでは、蓋32を閉じるときに第5凹部65と駆動軸70とをまず最初に嵌合させると、本体31と蓋32との位置合わせが簡単になって、蓋32の凸条部56を溝54へ速やかに進入させることができる。このような蓋32は、凸条部56の丈があまり高くないものであっても、それを閉じることが容易である。
なお、図2,3において、駆動軸70に使用されている接手67は筺体2の内側から上下に分離することができる。接手67を分離してからキャップ10aを開けて、洗滌槽3の外側から案内管11とパイプ20とを本体31から外し、さらにボルト46を緩めると、ハウジング30aと台座部33とを洗滌槽3の外へ取り出して、ハウジング30aの内部を点検することができる。このように、洗滌装置1は、駆動部30を簡単に点検することができる。
図4は、図2のIV−IV線断面を示す図であるが、図3よりも大きく拡大されている。図3のように組み立てられているハウジング30aは、本体31と蓋32との間にO−リング69aを使用し、本体31と駆動軸70との間に漏水防止用リング69を使用することによって第1案内管38aからハウジング30aへ流入した洗滌水が第2案内管38b以外からは流出しないような漏水防止型のものに作られている。しかしながら、装置1を長期間使用していることによるリング69の損耗や駆動軸70の径と透孔50の径との寸法差等によって、ハウジング30a内の洗滌水が図4に鎖線で示される漏水Wとなって透孔50から漏れて、駆動軸70とリング69との間を通り、ベアリング68の内部を通過することがある。しかし、この発明では、台座部33に貯水室33aが形成されており、その貯水室33aでは、底部33bから上へ延びる防水壁33dが駆動軸70を覆うとともに、底部33bと同じ高さレベルで第2排水管42が延びている。そして、防水カバー70eは、その上方部分70hにおける外径が好ましくはベアリング68における内側リング68aの外径よりも小さく作られる一方、下方部分70jは防水壁33dを図示の如く覆っているから、ベアリング68を通過した漏水Wは、防水カバー70eの外面を伝って貯水室33aに流れ落ち、第2排水管42を経て装置1の外へ流れることが可能である。その結果、漏水Wは、駆動軸70を伝ってモータ(図示せず)にまで達することがなく、漏水Wに起因するモータの故障を未然に防ぐことができる。なお図2,4に示されている第1排水管41は、本体31の底部36の近傍にあって本体31から外へ延びるもので、開閉弁(図示せず)を介して装置1の外へつながっている。装置1の運転を終了したときなどには、その開閉弁を開くことによって本体31内の洗滌水を装置1の外へ排出することができる。
この発明によれば、ワイヤブラシを内視鏡に向かって前進・後退させるワイヤブラシ送り機構の歯車に損傷を与えることのない内視鏡洗滌装置の製造が可能になる。
内視鏡洗滌装置の斜視図。 ワイヤブラシ駆動機構の斜視図。 図2のIII−III線断面図。 図2のIV−IV線断面図。
符号の説明
1 内視鏡洗滌装置
21 ワイヤブラシ
22 ワイヤブラシ
23 ブラシ部
24 ブラシ部
30 送り機構
30a ハウジング
31 本体
32 蓋
36 底部
37 周壁部
38a 案内管
38b 案内管
50 透孔
57 開口
63 凹部(第3凹部)
64 凹部(第4凹部)
65 凹部(第5凹部)
70 駆動軸
70b 駆動歯車
71 第1固定軸
71a 下端部
71b 第1歯車
71c 上端部
71d 第1送りローラ
72 第2固定軸
72a 下端部
72b 第2歯車
72c 上端部
72d 第2送りローラ
a 幅方向
b 前後方向
c 上下方向

Claims (1)

  1. モータに連結されて回転する駆動軸と、前記駆動軸に平行する第1、第2固定軸と、これら駆動軸と第1、第2固定軸とを収納する漏水防止型のハウジングとを有し、前記駆動軸に固定された駆動歯車と、前記第1固定軸に対して回転可能に取り付けられた第1歯車と、前記第2固定軸に対して回転可能に取り付けられた第2歯車とを順次噛み合わせて、前記第1歯車と一体になって回転する第1送りローラと前記第2歯車と一体になって回転する第2送りローラとを前記駆動歯車の回転によって回転させて、前記第1送りローラと前記第2送りローラとの間に介在させたワイヤブラシのワイヤ部を洗滌すべき内視鏡に向かって前進・後退させて、前記ワイヤ部の先端部分に設けられたブラシ部で前記内視鏡の管路内を洗滌する内視鏡洗滌装置のワイヤブラシ送り機構であって、
    前記ハウジングは、互いに直交する幅方向と、上下方向と、前後方向とを有していて、本体と蓋とによって形成されており、前記本体が底部と前記底部の周縁から上方へ延びる周壁部と前記周壁部によって画成された頂部開口とを有していて、前記蓋が前記頂部開口を水密状態で閉じることができるように形成されており、
    前記駆動軸は、前記上下方向へ延びているものであり、前記ハウジングの外部にあって前記モータに連結されている下方部分から上へ延びる上方部分が前記ハウジングの前記底部に形成された透孔に回動可能かつ水密状態で嵌合して前記ハウジングの内部へ進入したのち前記蓋の下面側に形成された凹部に回動可能に嵌合することにより、前記透孔の周壁と前記凹部の周壁とによって前記駆動軸の径方向から支えられていて、前記駆動歯車が前記ハウジングの内部にあり、
    前記第1固定軸と前記第2固定軸とのそれぞれは、前記ハウジングの内部にあるものであり、下端部が前記底部の上面側に形成された凹部に回動不能に嵌合する一方、上端部が前記蓋の前記下面側に形成された凹部に嵌合することにより、前記凹部それぞれの周壁によってそれぞれの軸の径方向から支えられていて、前記第1歯車と前記第1送りローラおよび前記第2歯車と前記第2送りローラもまた前記ハウジングの内部にあり、
    前記ハウジングの前記周壁部には、前記前後方向において対向する部位に、前記ワイヤブラシが前記ハウジングを貫通して延びるとともに前記第1送りローラと前記第2送りローラとの間を通過し得るように、前記ハウジングの内部に向かっての開口部が互いに対向していて前記ハウジングの外部に向かって延びる一対のワイヤブラシ案内管が形成されていることを特徴とする前記ワイヤブラシ送り機構。
JP2006134515A 2006-05-12 2006-05-12 内視鏡洗滌装置のワイヤブラシ送り機構 Pending JP2007301247A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006134515A JP2007301247A (ja) 2006-05-12 2006-05-12 内視鏡洗滌装置のワイヤブラシ送り機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006134515A JP2007301247A (ja) 2006-05-12 2006-05-12 内視鏡洗滌装置のワイヤブラシ送り機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007301247A true JP2007301247A (ja) 2007-11-22

Family

ID=38835700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006134515A Pending JP2007301247A (ja) 2006-05-12 2006-05-12 内視鏡洗滌装置のワイヤブラシ送り機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007301247A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2475621A (en) * 2009-11-20 2011-05-25 Ali Waqar Majeed Cleaning Apparatus for an Endoscope

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003010116A (ja) * 2001-06-29 2003-01-14 Koken Ltd 内視鏡洗滌装置
JP2003165047A (ja) * 2001-11-28 2003-06-10 Pmt:Kk セラミック加工装置
JP2003310550A (ja) * 2002-04-18 2003-11-05 Koken Ltd 内視鏡洗滌装置
JP2004350965A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Olympus Corp 内視鏡洗滌装置
JP2006034461A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Olympus Corp 内視鏡洗滌消毒装置及び内視鏡用洗滌ブラシ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003010116A (ja) * 2001-06-29 2003-01-14 Koken Ltd 内視鏡洗滌装置
JP2003165047A (ja) * 2001-11-28 2003-06-10 Pmt:Kk セラミック加工装置
JP2003310550A (ja) * 2002-04-18 2003-11-05 Koken Ltd 内視鏡洗滌装置
JP2004350965A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Olympus Corp 内視鏡洗滌装置
JP2006034461A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Olympus Corp 内視鏡洗滌消毒装置及び内視鏡用洗滌ブラシ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2475621A (en) * 2009-11-20 2011-05-25 Ali Waqar Majeed Cleaning Apparatus for an Endoscope
GB2475621B (en) * 2009-11-20 2012-10-24 Ali Waqar Majeed Cleaning apparatus
US9126241B2 (en) 2009-11-20 2015-09-08 Ali Waqar Majeed Cleaning apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4951259B2 (ja) 内視鏡管路洗滌ブラシカセット
CN104955374B (zh) 内窥镜
JP4671847B2 (ja) 管路内面の洗浄装置
WO2015060052A1 (ja) センマイ洗浄機
JP6203100B2 (ja) 内視鏡洗浄アタッチメント
CN107202091A (zh) 用于管道工具的马达阻尼器和传动系
JP2008173399A (ja) 内視鏡洗浄消毒装置
JP2007301247A (ja) 内視鏡洗滌装置のワイヤブラシ送り機構
CN101932276B (zh) 地面清洁设备
CN107201771A (zh) 用于管道工具的透明筒罩
KR100547407B1 (ko) 평판 디스플레이용 세정장치
JP4802038B2 (ja) 内視鏡洗滌装置のワイヤブラシ送り機構
CN207169157U (zh) 一种海水过滤器
JP2009153862A (ja) 内視鏡洗浄消毒装置
US20130333125A1 (en) Instrument cleaning assembly and apparatus
US663282A (en) Hose-washer.
CN101932275A (zh) 更低噪音产生的地面清洁设备
JP2009160543A (ja) 排水管などの管路洗浄装置
JP5248871B2 (ja) 内視鏡洗浄消毒システム
JP5060930B2 (ja) 内視鏡洗浄消毒装置
JP3616758B2 (ja) 内視鏡洗滌装置
JP2004283680A (ja) 管内クリーニング装置
JP6116471B2 (ja) 流体供給具
JP6370606B2 (ja) 屈曲型加工ツール
KR100868088B1 (ko) 세정설비용 회전축 연결부의 실링장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110512

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120110