JP6370606B2 - 屈曲型加工ツール - Google Patents

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Description

この発明は、関節鏡視下手術等において奥まった部位の骨や軟組織を切除するための医療用整形ツール、あるいは内径部等の奥まった部位の加工やバリ取り等を行うための工業用加工ツールとして用いられる屈曲型加工ツールに関する。
低侵襲手術の1つとして行われる関節鏡視下手術では、細長形状のガイド部の先端に工具が設けられた医療用整形ツールが使用されている。奥まった位置の骨の切削や軟組織の切除を行うためには、予めガイド部が湾曲している医療用整形ツールが使用される。求められるガイド部の湾曲角度は患者ごとに異なるため、複数の湾曲角度が異なる医療用整形ツールを準備する必要がある。また、これらのガイド部が湾曲している医療用整形ツールは、従来、湾曲角度が固定であったため、工具を奥まった位置まで挿入しようとすると、ハンドピースの移動量が大きくなるという課題がある。
また、工業分野では、金属や非金属の切削加工において、一般の工具では届かない部位の加工やバリ取り作業が必要な場合がある。例えば、ボールねじの内径面のバリ取り作業は非常に困難である。このような内径部等の奥まった部位の加工に、前記医療用整形ツールと良く似た構造の加工ツールが用いられる。この工業用加工ツールも、医療用整形ツールと同様の課題がある。
これら工業用加工ツールおよび医療用整形ツールの課題を解決するために、特許文献1、2のように、ガイド部の先端に設けられた工具の角度が可変とした屈曲型加工ツールが提案されている。
特許2552310号 特開平9−120032号公報
しかし、特許文献1、2に記載の屈曲型加工ツールは、工具の角度をワイヤにより変更操作するため、工具の角度保持剛性が低く、切削力が作用すると工具が逃げてしまい、切削性が低下する問題がある。また、切削力が作用すると操作部にその力が伝達され、操作者が工具の角度を維持するために労力が必要となる。屈曲型加工ツールが医療用整形ツールである場合、目的とは異なる部位の切除を避けるため、操作者は医療用整形ツールのハンドピースをしっかり握って手術を行う。そのような状況で、工具の角度を適正に変更操作するためには、ハンドピースを握った状態でも操作部の操作は可能で、しかも軽い力で操作部を操作できることが要求される。屈曲型加工ツールが工業用加工ツールである場合も、正確な位置を加工するためには、医療用整形ツールである場合と同様のことが要求される。
この発明の目的は、工具の位置および角度を変更操作する操作部の操作性が良く、工具に切削力が作用してもその力が操作部に伝達されず、工具の位置および角度の変更を軽い力で行える屈曲型加工ツールを提供することである。
この発明の他の目的は、屈曲型加工ツールを医療用整形ツールとして使用する場合に、奥まった位置の骨の切削や軟組織の切除を良好に行えるようにすることである。
前提構成の屈曲型加工ツールは、細長形状のガイド部と、このガイド部の基端が連結されたハンドピースと、前記ガイド部の先端にこのガイド部に対して屈曲可能に設けられ工具を回転自在に支持する先端部材と、前記工具を回転させる工具回転用駆動源と、前記先端部材の屈曲角度を変更操作する屈曲操作手段とを備える。前記ガイド部は、このガイド部の外郭となる外郭パイプと、この外郭パイプ内を軸方向に進退して前記先端部材の屈曲角度を変更するロッド部材と、前記工具回転用駆動源の回転を前記工具に伝達する工具用回転軸と、この工具用回転軸を内包する内部パイプとを有する。前記屈曲操作手段は、前記ハンドピースに回転自在に設けられ操作者の手による回転操作が可能なダイヤル部材と、このダイヤル部材の回転動作を前記ロッド部材の進退動作に変換する動作変換機構とを有する構成であり、前記先端部材に作用する力により前記ダイヤル部材が回転しないようにする逆入力防止機構を備えている。
この構成によると、先端部材に設けられた工具の回転により、人体の骨、工業製品等の被加工物の加工が行われる。その際、操作者の手によりダイヤル部材を回転操作することで、ガイド部に対する先端部材の屈曲角度を変更する。それにより、工具の位置および角度が変更される。先端部材に作用する力によりダイヤル部材が回転しないようにする逆入力防止機構が設けられているので、工具に切削力が作用してもその力がダイヤル部材に伝達されることがなく、操作者が先端部材の屈曲角度を維持するための労力を必要としない。そのため、先端部材の屈曲角度の変更を軽い力で行うことができ、正確な加工が可能となる。また、先端部材の屈曲角度を剛性体であるロッド部材で操作する構成としたことにより、先端部材の角度保持剛性が高くなり、座屈等の心配もないため、切削性が良く、安全性が高い。
この前提構成において、前記逆入力防止機構は、前記ダイヤル部材と一体に回転するウォームと、このウォームと噛み合って前記ロッド部材へ動作を伝達するウォームホイールとで構成する。
ウォームの歯の進み角を小さくすることで、逆入力すなわちウォームホイール側からウォーム側への回転伝達を防止でき、高い減速比をとれることから軽い力で先端部材の屈曲操作は可能となり、操作性の良い屈曲操作手段を実現できる。
この発明にかかる屈曲型加工ツールは、前記構成において、前記屈曲操作手段は、前記ウォームと、前記ウォームホイールと、このウォームホイールと同軸で設けられて一体に回転するピニオンと、このピニオンと噛み合い、前記ロッド部材の基端側に一体に設けられて前記ハンドピースに対して前記ロッド部材の長さ方向に進退自在なラックとを有する構成とする。
この構成とすると、屈曲操作手段をコンパクトな構成とすることができ、かつロッド部材の進退を容易に行うことができる。
この発明において、前記ダイヤル部材および前記ウォームの回転軸心は、前記工具回転用駆動源の回転軸心に対して垂直な面内に位置すると良い。
この場合、ハンドピースを握る手の指を工具回転用駆動源の回転軸心と平行に動かすことで、ダイヤル部材を回転操作することが可能となる。そのため、操作者がハンドピースをしっかり握った状態でも、ダイヤル部材を良好に操作できる。
この発明において、前記ダイヤル部材を前記ハンドピースの上面部に備えると良い。
ダイヤル部材がハンドピースの上面部に設けられていると、ハンドピースにほとんど添えているだけである人差し指を工具回転用駆動源の回転軸心と平行に動かしてダイヤル部材を回転操作することが可能となり、ダイヤル部材の操作性が良い。
この発明において、前記工具回転用駆動源および前記屈曲操作手段を前記ハンドピースに備えると良い。
この場合、ハンドピースの外部に設けられる部品点数を減らして、屈曲型加工ツール全体の構成を簡略にできる。
上記構成に代えて、前記屈曲操作手段を前記ハンドピースに備え、前記工具回転用駆動源を前記ハンドピースから離して備え、前記工具回転用駆動源と前記工具用回転軸とを可撓性の工具回転用ケーブルで回転伝達可能に連結しても良い。
この場合は、ハンドピースを小型化、軽量化して、操作者の負担を軽減させることができる。また、工具回転用駆動源のような電気部品をハンドピースから離れた清潔な領域に設置することが可能となり、工具回転用駆動源およびその周辺の部品の滅菌が不要となるため、メンテナンス性が向上し、工具回転用駆動源等のコスト低減を図れる。
前記工具回転用ケーブルは、可撓性のアウタチューブの内部に、両端がそれぞれ回転の入力端および出力端となる可撓性のインナワイヤを複数の転がり軸受によって回転自在に支持し、隣合う転がり軸受間に、これら転がり軸受の内輪に予圧を与える内輪用ばね部材と、外輪に予圧を与える外輪用ばね要素とを介在させ、これら内輪用ばね要素および外輪用ばね要素を前記インナワイヤの長さ方向にわたり交互に配置すると良い。
加工の仕上がりを良くするには、工具を高速回転させて加工するのが良い。工具を高速回転させると、工具に作用する切削抵抗を低減させる効果もある。工具の高速回転を実現させるには、インナワイヤを支持する転がり軸受に予圧をかけておくことが必要であり、この予圧のためのばね要素を隣合う転がり軸受間に設ければ、工具回転用ケーブルの径を大きくせずにばね要素を設けることができる。
この発明の屈曲型加工ツールは、前記工具用回転軸を軸心方向に貫通する貫通孔を有するパイプとし、前記先端部材から切削物を吸引して前記工具用回転軸の前記貫通孔内を通って前記ハンドピースから排出するサクション手段を備えることで、関節鏡視下により骨または軟組織を切削するために用いられる医療用整形ツールに適用できる。特に、空間の狭い膝関節やひじ関節の手術における奥まった位置の骨の切削な軟組織の切除に適する。
この発明の屈曲型加工ツールは、細長形状のガイド部と、このガイド部の基端が連結されたハンドピースと、前記ガイド部の先端にこのガイド部に対して屈曲可能に設けられ工具を回転自在に支持する先端部材と、前記工具を回転させる工具回転用駆動源と、前記先端部材の屈曲角度を変更操作する屈曲操作手段とを備え、前記ガイド部は、このガイド部の外郭となる外郭パイプと、この外郭パイプ内を軸方向に進退して前記先端部材の屈曲角度を変更するロッド部材と、前記工具回転用駆動源の回転を前記工具に伝達する工具用回転軸と、この工具用回転軸を内包する内部パイプとを有し、前記屈曲操作手段は、前記ハンドピースに回転自在に設けられ操作者の手による回転操作が可能なダイヤル部材と、このダイヤル部材の回転動作を前記ロッド部材の進退動作に変換する動作変換機構とを有する構成であり、前記先端部材に作用する力により前記ダイヤル部材が回転しないようにする逆入力防止機構を備え、前記逆入力防止機構は、前記ダイヤル部材と一体に回転するウォームと、このウォームと噛み合って前記ロッド部材へ動作を伝達するウォームホイールとで構成され、前記屈曲操作手段は、前記ウォームと、前記ウォームホイールと、このウォームホイールと同軸で設けられて一体に回転するピニオンと、このピニオンと噛み合い、前記ロッド部材の基端側に一体に設けられて前記ハンドピースに対して前記ロッド部材の長さ方向に進退自在なラックとを有するため、工具の位置および角度を変更操作する操作部がコンパクトな構成であり、操作性が良く、工具に切削力が作用してもその力が操作部に伝達されず、工具の位置および角度の変更を軽い力で行える。
この発明の屈曲型加工ツールにサクション手段を設けて医療用整形ツールとした場合は、奥まった位置の骨の切削や軟組織の切除を良好に行える。
(A)はこの発明の実施形態にかかる屈曲型加工ツールの概略構成を示す平面図、(B)はその側面図である。 同屈曲型加工ツールの先端部材およびガイド部の先端部の破断側面図である。 (A)は同屈曲型加工ツールのガイド部の破断側面図、(B)はそのIIIB−IIIB断面図である。 同屈曲型加工ツールの先端側の支持部材の斜視図である。 図2のV−V断面図である。 図2のVI−VI断面図である。 同屈曲型加工ツールのハンドピースの破断側面図である。 図7のVIII−VIII断面図である。 図7のIX部拡大図である。 図7のX−X断面図である。 図7のXI−XI断面図である。 図2のものとは工具が異なる屈曲型加工ツールの先端部材およびガイド部の先端部の破断側面図である。 図2のものとはガイド部と先端部材の連結部の構造が異なる実施形態の破断側面図である。 ガイド部と先端部材の連結部の構造がさらに異なる実施形態の破断側面図である。 工具回転用駆動源の回転出力軸と工具用回転軸のカップリング部の異なる例を示す断面図である。 この発明の異なる実施形態にかかる屈曲型加工ツールの概略構成を示す側面図である。 同屈曲型加工ツールのハンドピースの破断側面図である。 同屈曲型加工ツールの工具回転用ケーブルの断面図である。 図17のXIX部拡大図である。 (A)はこの発明のさらに異なる実施形態にかかる屈曲型加工ツールの概略構成を示す平面図、(B)はその側面図である。 (A)はこの発明のさらに異なる実施形態にかかる屈曲型加工ツールの概略構成を示す平面図、(B)はその側面図である。 同屈曲型加工ツールのハンドピースの破断側面図である。
この発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1(A),(B)は、この発明の一実施形態にかかる屈曲型加工ツールの概略構成を示す平面図および側面図である。この屈曲型加工ツールは医療用整形ツールとして使用されるものであって、回転式の工具1を保持する先端部材2と、この先端部材2が先端に姿勢変更自在に取付けられた細長形状のガイド部3と、このガイド部3の基端が結合されたハンドピース4とを備える。ハンドピース4は、概略直方体形状をしたハウジング4aを有し、このハウジング4aの前面部にガイド部3の基端が連結されている。以下の説明では、先端部材2、ガイド部3、およびハンドピース4の並び方向を前後方向、この前後方向と直交する水平な方向を左右方向とする。
前記ハウジング4aの上面には、ダイヤル部材6およびレバー部材7が設けられている。ダイヤル部材6は、前記先端部材2の姿勢すなわちガイド部3に対する先端部材2の屈曲角度を変更操作する屈曲操作手段70の操作具であり、操作者の手により回転操作される。ダイヤル部材6は、基端側から先端側に向かってハンドピース4の中心軸に対して左右いずれか(図の例では右)にずれた位置に設けられている。レバー部材7は、前記工具1による切削加工で生じる切削物を吸引して排出させるサクション手段90の操作具であり、操作者の手により基端側および先端側の方向に回動操作される。レバー部材7は、左右中央部に設けられている。
また、ハウジング4aの背面からは、電気ケーブル8およびサクション用チューブ9が延びている。電気ケーブル8は、ハウジング4a内の後記工具回転用駆動源60に接続される電源ケーブル、エンコーダケーブル等を束ねたものである。サクション用チューブ9は、コネクタ10を介してハウジング4a内の後記ハウジング内経路91に接続している。
図2は、先端部材2およびガイド部3の先端部の破断側面図である。先端部材2は、外形が略円柱形で、先端は球面状に形成されており、この球面状の先端から基端側にかけて下部の一部が切り欠かれている。先端部材2の内部には、先端部材2の軸心O1より少し下側に偏心した位置に、軸方向に延びる断面円形の工具収容孔11が設けられている。工具収容孔11の前部は、前記のように先端部材2の下部の一部を切り欠くことによって形成された窓部12で外部と繋がっている。窓部12の縁には、鋸刃状の歯13が形成されている。工具収容孔11の基端側は、開放されている。
工具1は、軸方向の中空孔15を有する円筒状で、前記工具収容孔11内に回転自在に嵌っている。球面状になった工具1の先端が先端部材2の工具収容孔11の先端壁面に当接することで、工具1の軸方向に移動が抑制される。工具1の先端付近に、外周の一部が切り欠かれて窓部16が形成されている。この窓部16を介して、中空孔15の前部が外部と繋がっている。工具1の窓部16の縁には、前記先端部材2の歯13と対応する鋸刃状の歯17が形成されている。工具1が回転することにより、工具1の歯17と先端部材2の歯13が互いに相対回転して、骨または軟組織を切削する。
図3(A)はガイド部3の一部の破断側面図、(B)はそのIIIB−IIIB断面図である。ガイド部3は、このガイド部3の外郭となる外郭パイプ21と、この外郭パイプ21に内包された内部パイプ22と、この内部パイプ22内に回転自在に挿通された工具用回転軸23と、前記内部パイプ22と共に前記外郭パイプ21に内包されたロッド部材24とを有する。図の例では、内部パイプ22が下側、ロッド部材24が上側に並んで配置されている。内部パイプ22は、外郭パイプ21の軸心O2に対して図3の下方に偏心して配置されている。外郭パイプ21と内部パイプ22とは、例えば溶接等により互いに固定されるが、互いの位置がずれることがなければ固定しなくても構わない。工具用回転軸23は、ハウジング4a内の後記工具回転用駆動源60の回転を前記工具1に伝達する軸であって、この実施形態の場合、軸心方向に貫通する貫通孔23aを有するパイプとされている。
図3(B)に示すように、ロッド部材24は、長さ方向に垂直な断面の形状が矩形をしており、その上面角部の2箇所が外郭パイプ21の内周面に摺動自在に接触し、かつ下面中央部が内部パイプ22の外周面に摺動自在に接触している。これにより、ロッド部材24は、外郭パイプ21内における軸心O2と垂直面上の位置が保たれた状態で、外郭パイプ21の軸心O2方向に進退可能である。
ガイド部3と先端部材2の連結部は、図2に示される。すなわち、外郭パイプ21の先端面に支持部材25が溶接等により固定され、この支持部材25等を介してガイド部3と先端部材2とが連結される。図4の斜視図に示すように、支持部材25は、基端側から先端側に向かって並ぶ内部パイプ支持部25a、ロッド部材支持部25b、および先端部材連結部25cで構成される。
図5は図2のV−V断面図である。同図に示すように、内部パイプ支持部25aは、内部パイプ22の先端部が嵌合する軸方向の円形孔26と、ロッド部材24が挿通される軸方向のロッド部材挿通溝27とを有する。これら円形孔26とロッド部材挿通溝27は互いに繋がり、かつロッド部材挿通溝27は支持部材25の外周に開口している。円形孔26は、内部パイプ支持部25aとロッド部材支持部25bの境界部で縮径されて、ロッド部材支持部25bでは弾性部材挿通孔28(図4)となる。内部パイプ22の先端部が円形孔26に嵌合し、その内部パイプ22の先端面が、円形孔26と前記弾性部材挿通孔28との段面29(図2)に当接している。これにより、内部パイプ22の径方向および軸方向の移動が規制される。内部パイプ22と支持部材25を、溶接等により固定してもよい。
図6は図2のVI−VI断面図である。同図に示すように、ロッド部材支持部25bは、前記円形孔26の先端側に続く前記弾性部材挿通孔28と、前記ロッド部材挿通溝27の先端側に続くロッド部材案内溝30とを有する。これら弾性部材挿通孔28とロッド部材案内溝30との間には、ロッド部材24の底面を案内する隔壁31が介在している。ロッド部材案内溝30に挿通されたロッド部材24は、ロッド部材案内溝30の内側面およびロッド部材案内溝30の底面に接して、軸方向に進退自在に案内される。
図2に示すように、弾性部材挿通孔28には、工具用回転軸23と工具1とを連結する回転伝達用弾性部材32が挿通される。回転伝達用弾性部材32は、例えば圧縮コイルばねからなる。なお、図6には、回転伝達用弾性部材32の図示が省略されている。図2、図4、図6に示すように、ロッド部材支持部25bの下部は水平に切り欠かれ、この切り欠かれた部分が逃がし部33となっている。ロッド部材支持部25bの下部を水平に切り欠くことで、弾性部材挿通孔28は下部で支持部材25の外周側と繋がっている。
図4に示すように、先端部材連結部25cは、ロッド部材支持部25bから先端側へ突出する一対の連結用部材35からなる。これら一対の連結用部材35には、それぞれ左右方向に貫通する屈曲中心軸孔36が同軸上に設けられている。そして、図2に示すように、支持部材25の一対の連結用部材35と先端部材2の一対の連結用部材37とが、前記屈曲中心軸孔36に挿通した屈曲中心軸38で連結される。これにより、ガイド部3に対して先端部材2が、屈曲中心軸38回りに屈曲自在に支持される。
ロッド部材24は、支持部材25のロッド部材案内溝30よりも先端側に突出し、その突出端にリンク部材40の一端が回転自在に連結されている。リンク部材40の他端は、先端部材2の前記連結用部材37に回転自在に連結されている。ロッド部材24が進退運動することで、その進退運動がリンク部材40を介して先端部材2に屈曲中心軸38回りの回転運動として伝達され、ガイド部3に対して先端部材2が屈曲中心軸38回りに屈曲動作を行う。支持部材25のロッド部材支持部25bに前記逃がし部33が設けられているため、ガイド部3に対して先端部材2が下向きに屈曲したとき、回転伝達用弾性部材32が支持部材25と干渉することを回避できる。
また、支持部材25から先端部材2にわたり、ガイド部3と先端部材2の連結部の外周を覆う蛇腹状のカバー部材42が設けられている。これにより、回転伝達用弾性部材32等の回転体が人体組織と接触して損傷を与えることを防げる。
ハンドピース4のハウジング4aとガイド部3の基端の連結部は、図7に示される。すなわち、内部パイプ22、工具用回転軸23、およびロッド部材24の基端は外郭パイプ21よりもハンドピース4側に延びており、内部パイプ22およびロッド部材24の外郭パイプ21よりも延びた部分が支持部材45により支持されている。支持部材45は、外郭パイプ21の基端面に溶接等により固定されている。
図7のVIII−VIII断面図である図8に示すように、支持部材45は、内部パイプ22が挿通される円形孔部46aと、ロッド部材24が挿通される溝部46bとでなる軸方向の貫通孔46を有する。内部パイプ22は、貫通孔46の円形孔部46aに軸方向に位置固定で挿通される。内部パイプ22と支持部材45は、溶接等により固定してもよい。ロッド部材24は、貫通孔46の溝部46bの側面および底面(図8では天面)にそれぞれ接する状態で、軸方向に進退自在に案内される。
図7において、支持部材45は他部よりも径が大きい大径部45aを有し、この大径部45aを、ハウジング4aの前面を塞ぐ前面部材47の筒状部47aの先端面と、前記筒状部47aの外周に形成された雄ねじ部48に螺合するナット50の底面とで両側から挟み込むことで、支持部材45が軸方向に位置決めされる。また、支持部材45は、前記大径部45aよりもハンドピース4側の外周面にキー溝51を有し、このキー溝51と、前面部材47の筒状部47aの内周に形成されたキー溝52とにキー53を嵌め込むことで、支持部材45がハウジング4aに対して回り止めされる。
ハンドピース4のハウジング4aは、第1〜第5のハウジング構成部材54〜58(第5のハウジング構成部材58は図10、図11に図示)と、前記前面部材47とで構成される。第1のハウジング構成部材54は、ハウジング4aの基端側部分を成す。第2のハウジング構成部材55は、ハウジング4aの前後中央部分を成す。第3〜第5のハウジング構成部材56〜58はそれぞれでハウジング4aの先端側部分は成す。第3のハウジング構成部材56は上部に配置され、第4のハウジング構成部材57は下部に配置され、左右一対の第5のハウジング構成部材58は両側部にそれぞれ配置され、これら各ハウジング構成部材56,57,58に囲まれた空間Sが形成されている。そして、第3〜第5のハウジング構成部材56〜58の先端面に、前記空間Sを塞ぐように前面部材47が固定される。互いに接するハウジング構成部材54〜58および前面部材47は、ボルト(図示せず)で互いに固定される。また、第1ないし第4のハウジング構成部材54〜57の外周は、前記ダイヤル部材6の周辺部を除いて、薄板状の外周カバー59が設けられている。
ハウジング4a内には、前記工具1を回転させる工具回転用駆動源60、前記屈曲操作手段70の動作変換機構71、および前記サクション手段90のサクション用経路等が設けられている。工具回転用駆動源60および屈曲操作手段70の動作変換機構71をハンドピース4に設けると、ハンドピース4の外部に設けられる部品点数が減り、屈曲型加工ツール全体の構成を簡略にできる。
工具回転用駆動源60は、第1のハウジング構成部材54内の中空部54aに、回転軸心O3をハンドピース4の中心軸と平行にして設けられている。工具回転用駆動源60は例えば電動モータであって、前記電気ケーブル8の電源ケーブル(図示せず)を介して電力が伝達される。また、工具回転用駆動源60の回転量がエンコーダ(図示せず)等により検出され、その検出結果が電気ケーブル8のエンコーダケーブル(図示せず)を介して外部の制御装置(図示せず)に送信される。
工具回転用駆動源60は先端側に突出する回転出力軸60aを有し、この回転出力軸60aは、第2のハウジング構成部材55の中空部55a内で、カップリング61,62を介して前記工具用回転軸23の基端と回転伝達可能に連結される。図9に示すように、回転出力軸60a側のカップリング61は端面に三角形状の凹部61aを有し、かつ工具用回転軸23側のカップリング62は端面に三角形状の凸部62aを有し、これら凹部61aと凸部62aが互いに噛み合うことで回転が伝達される。なお、図7に示すように、外郭パイプ21よりもハンドピース4側に突出した内部パイプ22の基端部は、第2のハウジング構成部材55および第4のハウジング構成部材57を貫通して設けられた軸方向孔64に挿通されており、内部パイプ22の基端から工具用回転軸23の基端が前記中空部55aに突出している。
屈曲操作手段70は、前記ダイヤル部材6と、前記ロッド部材24と、ダイヤル部材6の回転動作をロッド部材24の進退動作に変換する動作変換機構71とでなる。動作変換機構71は、ハウジング4aの先端側部分の前記空間Sに設けられている。以下、動作変換機構71について説明する。
図7のX−X断面図である図10に示すように、ダイヤル部材6は、回転軸心O4が上下方向を向くウォーム72の上端にボルト73で結合されている。ウォーム72の上下の軸部は、第3および第4のハウジング構成部材56,57にそれぞれ軸受74を介して回転自在に支持されている。ウォーム72の下端には、スペーサ75がボルト76で取り付けられている。
ウォーム72は、図7のXI−XI断面図である図11に示すウォームホイール77と噛み合っている。ウォームホイール77は、左右方向に延びるピニオン軸78の左右一端部(図の例では右端部)に、このピニオン軸78と一体回転するように取り付けられている。ピニオン軸78は、両端が左右の第5のハウジング部材58に軸受79を介して回転自在に支持されている。ピニオン軸78へのウォームホイール77の取付けは、具体的には、ウォームホイール77、右側の軸受79の内輪(図示せず)、およびスペーサ80A,80Bを、ピニオン軸78の右段面78aと、ピニオン軸78の右端面に締結したボルト82とで挟み付けて共締めしている。また、左側の軸受79の内輪(図示せず)、およびスペーサ80A,80Cを、ピニオン軸78の左段面78bと、ピニオン軸78の左端面に締結したボルト82とで挟み付けることで、ピニオン軸78の左右方向位置が決められている。
ピニオン軸78の軸方向中央部には、ピニオン83が形成されている。このピニオン83は、前後方向に長いラック84と噛み合っている。ラック84は、第4のハウジング構成部材57の上面に形成された案内溝85に底面および側面が案内されて、前後方向に移動自在である。ラック84は、ボルト86(図7)によりロッド部材24の基端に固定されている。
動作変換機構71は以上の構成であり、屈曲操作手段70は以下のように動作する。すなわち、ダイヤル部材6を回転操作すると、その回転がウォーム72およびウォームホイール77を介してピニオン軸78に伝達され、ピニオン83が回転する。それにより、ラック84が案内溝85に沿って前後方向に移動し、ロッド部材24が進退する。先に説明したように、ロッド部材24が進退運動することで、ガイド部3に対して先端部材2が屈曲中心軸38回りに屈曲動作を行う。この実施形態の動作変換機構71は、コンパクトな構成であり、ロッド部材24の進退を容易に行うことができる。
上記したように、ダイヤル部材6の回転が、ウォーム72、ウォームホイール77の順に伝達されてピニオン軸78を回転させる。ウォーム72およびウォームホイール77の機構上、逆方向の回転は伝達しない。よって、先端部材2に外力が作用してもダイヤル部材6が回転しない。つまり、ウォーム72およびウォームホイール77で、逆入力防止機構87を構成している。
また、図10に示すように、第3〜第5のハウジング構成部材56〜58で構成されるハウジング4aの先端側部分には、前記ウォーム72と左右対称の位置(図の例では左側)に、回転軸88が設けられている。この回転軸88は、その上下両端部が第3および第4のハウジング構成部材56,57にそれぞれ軸受74を介して回転自在に支持され、上下両端にスペーサ75がボルト76で取り付けられている。このように、ウォーム72と左右対称の位置に回転軸88が設けてあると、回転軸88とウォーム72とを入れ替えることで、右利き用と左利き用とに変更可能である。
図7において、サクション手段90は、工具用回転軸23の貫通孔23aと、第2のハウジング構成部材55の中空部55aと、第1のハウジング構成部材54および第2のハウジング構成部材55にわたって設けられたハウジング内経路91と、このハウジング内経路部91の第1のハウジング構成部材54側の開口端に接続された前記サクション用チューブ9(図1)とで、サクション用経路が構成される。サクション用チューブ9の先は、サクションポンプ(図示せず)に接続されている。工具用回転軸23の基端は前記中空部55a内に挿入されており、その外周面に設けられた開口92を介して、貫通孔23aと中空部55aとが互いに連通している。ハウジング内経路部91の中間部には、バルブ95が設けられている。このバルブ95は、前記レバー部材7の操作で開閉される。
第4のハウジング構成部材57の軸方向孔64と内部パイプ22との間にはOリング93が設けられ、第2のハウジング構成部材55の中空部55aから軸方向孔64を通って液体等が漏れないようになっている。また、中空部55aの内周面と前記回転出力軸60a側のカップリング61の外周面との間にはラビリンス構造のシール構造94が形成され、第2のハウジング構成部材55の中空部55aから第1のハウジング構成部材54の中空部54aへ液体等が漏れないようになっている。さらに、ハウジング内経路91を囲んで第1のハウジング構成部材54と第2のハウジング構成部材55の接合面にOリング96が設けられ、ハウジング内経路部91から液体等が漏れないようになっている。
この屈曲型加工ツールを用いた関節鏡視下手術の方法について説明する。
操作者は、ハンドピース4を片手(図の例では右手)で握って屈折型加工ツールを確保する。詳しくは、手のひらをハンドピース4の上面側に当て、小指、薬指、および中指をハンドピース4の右側面から下面に沿わせて握る。親指はハンドピース4の左側面側に、また人差し指は右側面側にそれぞれ位置するが、これら親指および人差し指は添える程度であっても、手のひらと小指、薬指、および中指とでハンドピース4をしっかりと保持することができる。そのため、ハンドピース4を持つ手の人差し指でダイヤル部材6をダイヤル操作することが可能である。
上記のように屈折型加工ツールを確保した状態で、関節鏡で患部の位置を確認しながら、屈折型加工ツール全体の位置および姿勢を調整し、かつダイヤル部材6の回転操作で先端部材2の屈曲角度を調整して、工具1の先端位置を定める。工具回転用駆動源60のON・OFF操作は、フットスイッチ(図示せず)またはハンドピース4に設けたボタンスイッチ(図示せず)により行う。工具回転用駆動源60が回転すると、その回転が工具用回転軸23および回転伝達用弾性部材32を介して工具1に伝達されて、工具1が回転する。それにより、患部の骨または軟組織を切削する。
施術中、サクション用ポンプ(図示せず)は常に駆動させておく。切削物により関節鏡の視界が悪くなった場合、レバー部材7を操作してバルブ95を開くことで、同時に供給される生理食塩水等の液体と共に切削物を吸引する。レバー部材7の操作も、ハンドピース4を持つ手の人差し指または親指で行うことができる。このサクション手段70による切削物の吸引は、必要時にだけ行う。
ウォーム72の歯の進み角を小さくすることで、ウォーム72およびウォームホイール77で逆入力防止機構が構成されているので、工具1に切削力が作用してもその力がダイヤル部材6に伝達されることがなく、操作者が先端部材2の屈曲角度を維持するための労力を必要としない。また、高い減速比をとれるため、工具1の位置および角度の変更を軽い力で行うことができ、正確な加工が可能となる。また、先端部材2の屈曲角度を剛性体であるロッド部材24で操作する構成としたことにより、先端部材2の角度保持剛性が高くなり、座屈等の心配もないため、切削性が良く、安全性が高い。
ダイヤル部材6およびウォーム72の回転軸心O4は、工具回転用駆動源60の回転軸心O3に対して垂直な面内に位置している。そのため、ハンドピース4を握る手の指を工具回転用駆動源60の回転軸心O3と平行に動かすことで、ダイヤル部材6を回転操作することが可能である。操作者がハンドピース4をしっかり握った状態でも、ダイヤル部材6を良好に操作できる。また、ダイヤル部材6がハンドピース4の上面部に設けられているため、ハンドピース4にほとんど添えているだけである人差し指を工具回転用駆動源60の回転軸心O3と平行に動かしてダイヤル部材6を回転操作することが可能となり、ダイヤル部材6の操作性が良い。
この屈曲型加工ツールは、工具1の交換や洗浄等のために、ハンドピース4に対してガイド部3を取外し可能である。次に、ガイド部3の脱着方法を説明する。
ハンドピース4からガイド部3が取り外された状態では、ガイド部3の先端に先端部材2が屈曲可能に設けられ、外郭パイプ21の基端から内部パイプ22、工具用回転軸23、およびロッド部材24が突出している。工具用回転軸23の基端にはカップリング62が一体に取り付けられ、ロッド部材24の基端にはラック84が一体に取り付けられている。また、外郭パイプ21の基端には支持部材45が固定され、この支持部材45の外周にナット50が螺着されている。
ハンドピース4にガイド部3を取り付けるには、まず内部パイプ22を、第4のハウジング構成部材57の軸方向孔64に挿通する。その状態で、ガイド部3をハンドピース4側に軸方向へ移動させ、ガイド部3側の支持部材45とハンドピース4側の前面部材47とが互いに近接して対向するようになったら、支持部材45のキー溝51に嵌め込んだキー53を前面部材47のキー溝52に対して位相を合わせて嵌め込む。これにより、ハンドピース4に対してガイド部3が回り止めされる。さらにガイド部3を軸方向に移動させると、ラック84がピニオン83に当たる。そうしたら、ダイヤル部材6を回してラック84とピニオン83を噛み合わせてから、さらにガイド部3を軸方向に移動させる。そして、支持部材45が前面部材47に当接したなら、ナット50を締付方向に回して、前面部材47とナット50とで支持部材45を挟み付けて固定する。このようにハンドピース4に対してガイド部3の軸方向に位置決めすることにより、回転出力軸60a側のカップリング61と工具用回転軸23側のカップリング62とが噛み合った状態となり、工具回転用駆動源60の回転が工具用回転軸23へ回転伝達可能となる。
ハンドピース4からガイド部3を取り外す場合は、上記と逆の操作を行えばよい。
以下、この発明の異なる実施形態について説明する。
図12は、工具が異なる実施形態を示す。この実施形態の工具1は、中空孔15を有する筒状部1aと、この筒状部1aの先端に設けられた球面状の切削部1bとからなる。切削部1bは、砥石により形成されたものであるか、または外周に複数の歯が形成されたものであり、回転することで骨等の切削等を行う。この工具1の場合、筒状部1aにおける切削部1bの近傍に、中空孔15と外部とを連通する開口101が設けられており、この開口101を通じて切削物等を吸引する。
図13は、ロッド部材24と先端部材2の連結部が異なる実施形態を示す。図2の実施形態が、リンク部材40を介してロッド部材24と先端部材2を連結しているのに対して、この実施形態は、形状記憶合金やゴム材等からなる弾性部材103を介してロッド部材24と先端部材2を連結している。ロッド部材24と弾性部材103、および先端部材2と弾性部材103は、それぞれ溶接や接着等により固定されている。ロッド部材24が進退すると、弾性部材103が径方向に変形しながら先端部材2を押し引きすることにより、先端部材2が屈曲中心軸38回りに屈曲動作を行う。
図14は、ロッド部材24と先端部材2の連結部がさらに異なる実施形態を示す。この実施形態は、ロッド部材24の先端が曲面形状、例えば半球形状となっており、その曲面形状の先端が先端部材2の基端面に直接に接触している。ロッド部材24と先端部材2の接触部の法線がガイド部3の軸心すなわち外郭パイプ21の軸心O2に対して傾くように、先端部材2の基端面は傾斜させてある。また、外郭パイプ21と先端部材2とは、両者の外周部に設けた圧縮コイルばね105で連結されている。
この構成の場合、ロッド部材24が先端部材2側へ前進すると、先端部材2が図の下向きに屈曲し、後退すると圧縮コイルばね105の復元力により先端部材2が元の姿勢に戻る。圧縮コイルばね105は、回転伝達用弾性部材32等の回転体が人体組織と接触して損傷を与えることを防ぐカバーとしての役割も担っている。
図15は、工具回転用駆動源60の回転出力軸60a(図7)と工具用回転軸23(図7)のカップリング部の異なる例を示す。このカップリング部は、回転出力軸60a側のカップリング107に設けられた溝部107aに、工具用回転軸23側のカップリング108に設けられた突起部108aが嵌り込み、溝部107aの壁面に突起部108aが接触することで、カップリング107からカップリング108へ回転を伝達する構成である。突起部108aは、カップリング108の軸部108bと一体成形されていてもよく、または溶接等に軸部108bに固定しても良い。
図16ないし図19は、この発明の異なる実施形態を示す。図16に示すように、この屈曲型加工ツールは、工具回転用駆動源60がハンドピース4から離れた箇所、例えばL形の駆動源設置台120に設置されている。工具回転用駆動源60の回転は、可撓性の工具回転用ケーブル121を介してハンドピース4内の工具用回転軸23(図17)の基端へ伝達される。工具1、先端部材2、およびガイド部3は、図1〜図11の実施形態と同じであるので、説明を省略する。
図17に示すように、この屈曲型加工ツールのハンドピース4は、工具回転用駆動源60が設けられていない点が図7のハンドピース4と異なる。また、このハンドピース4のハウジング4aは、図7のハンドピース4における第1のハウジング構成部材54および第2のハウジング構成部材55に相当する統合ハウジング構成部材111、第3のハウジング構成部材56、第4のハウジング構成部材57、一対の第5のハウジング構成部材58、および前面部材47で構成される。
前記統合ハウジング構成部材111は中空部112を有し、この中空部112内に、工具回転用ケーブル121のインナワイヤ124と工具用回転軸23とを回転伝達可能に連結するカップリング61,62が収容される。カップリング61,62は、図9に示すものと同様の構造である。中空部112は統合ハウジング構成部材111の基端面に開口する形状であり、その開口は、後記雄ねじ部材132のフランジ部140により塞がれている。
このハンドピース4のサクション用経路は、工具用回転軸23の貫通孔23aと、前記中空部112と、統合ハウジング構成部材111に設けられたハウジング内経路113とで構成される。貫通孔23aと中空部112とは、工具用回転軸23の基端の外周面に設けられた開口92を介して、互いに連通している。第4のハウジング構成部材57の軸方向孔64と内部パイプ22との間にはOリング93が設けられ、統合ハウジング構成部材111の中空部112から軸方向孔64を通って液体等が漏れないようになっている。また、統合ハウジング構成部材111と前記フランジ部140の接合面にOリング114が設けられ、中空部112から外部へ液体等が漏れないようになっている。
前記工具回転用ケーブル121は、例えば図18に示す構造をしている。すなわち、可撓性のアウタチューブ123の中心に、可撓性のインナワイヤ124が、複数の転がり軸受126によって回転自在に支持されている。そして、インナワイヤ124の両端が、工具回転用駆動源60の回転出力軸(図示せず)および前記カップリング61(図17)にそれぞれ繋がれている。各転がり軸受126間には、これら転がり軸受126に予圧を発生させるためのばね要素127A,127Bが設けられている。ばね要素127A,127Bは、例えば圧縮コイルばねである。転がり軸受126の内輪に予圧を発生させる内輪用ばね要素127Aと、外輪に予圧を発生させる外輪用ばね要素127Bとがあり、これらが交互に配置されている。このように、ばね要素127A,127Bにより転がり軸受126に予圧をかけることにより、インナワイヤ124を高速回転させることができる。
図16において、工具回転用ケーブル121のアウタチューブ123の両端には、このアウタチューブ123を駆動源設置台120またはハンドピース4に結合する継手131が設けられている。図19に示すように、継手131は、雄ねじ部材132と雌ねじ部材133とで構成される。
雄ねじ部材132は、内周に貫通孔137が形成された筒状の部材であって、軸方向中央部の外周に雄ねじ部138が形成されている。雄ねじ部材132の軸方向の一方端には、内径および外径が同一径で軸方向に延びる円筒部139が設けられている。この円筒部139の外径は、アウタチューブ123の内径部に嵌合する寸法とされている。また、軸方向の他方端には、外径側に拡がるフランジ部140が設けられている。このフランジ部140は駆動源設置台120またはハンドピース4に結合する結合手段であって、円周方向複数箇所に、ボルト等の固定具を挿入するための通孔141が形成されている。前記貫通孔137は、円筒部139側からフランジ部140側に向かって、小径部137a、中径部137b、大径部137cの順に段階的に内径が大きくなっている。中径部137bには、インナワイヤ124を回転自在に支持する転がり軸受142が嵌め込まれる。
雌ねじ部材133は、円筒状部144と、この円筒状部144の一端から内径側へ延びるつば状部145とを有する筒状の部材であって、円筒状部144の内周先端側に、前記雄ねじ部材132の雄ねじ部138に螺合する雌ねじ部146が形成されている。つば状部145の内径は、アウタチューブ123が外周に嵌合する寸法とされている。
アウタチューブ123を駆動源設置台120またはハンドピース4に結合する際には、まず、雄ねじ部材132の円筒部139をアウタチューブ123の内径部に嵌合させ、かつ雌ねじ部材133のつば状部145をアウタチューブ123の同一端の外径部に嵌合させた状態で、雄ねじ部材132の雄ねじ部138と雌ねじ部材133の雌ねじ部146とを螺合させる。これにより、雄ねじ部材132の円筒部139と雌ねじ部材133のつば状部145とで、アウタチューブ123の一端を内外から挟み込んで固定する。インナワイヤ124は、雄ねじ部材132の貫通孔137に挿通し、貫通孔137の中径部137bに嵌め込んだ転がり軸受142によって支持させる。次いで、雄ねじ部材132のフランジ部140を駆動源設置台120またはハンドピース4に結合する。この結合は、通孔141に挿通したボルト等の固定具(図示せず)によって行う。
ハンドピース4側の雄ねじ部材132のフランジ部140をハンドピース4(図16)に結合すると、インナワイヤ124側のカップリング61が工具用回転軸23(図17)側のカップリング62(図17)と結合して、インナワイヤ124から工具用回転軸23へ回転伝達が可能となる。また、フランジ部140を駆動源設置台120(図16)に結合すると、インナワイヤ124側のカップリング61が駆動源設置台120側のカップリング(図示せず)と結合して、工具回転用駆動源60の回転出力軸(図示せず)からインナワイヤ124へ回転伝達が可能となる。
雄ねじ部138と雌ねじ部146の螺合を外すことで、雄ねじ部材132の円筒部139および雌ねじ部材133のつば状部145による拘束からアウタチューブ123が解放され、アウタチューブ123と駆動源設置台120またはハンドピース4との結合が解除される。
このように、工具回転用駆動源60をハンドピース4から離れた位置に設置すると、ハンドピース4を小型化、軽量化して、操作者の負担を軽減させることができる。また、工具回転用駆動源60のような電気部品をハンドピース4から離れた清潔な領域に設置することが可能となり、工具回転用駆動源60およびその周辺部品の滅菌が不要となるため、メンテナンス性が向上し、工具回転用駆動源60等のコスト低減を図れる。
加工の仕上がりを良くするには、工具1を高速回転させて加工するのが良い。工具1を高速回転させると、工具1に作用する切削抵抗を低減させる効果もある。工具1の高速回転を実現させるには、工具回転用ケーブル121のインナワイヤ124を支持する転がり軸受126に予圧をかけておくことが必要である。この例のように、予圧のためのばね要素127A,127Bを隣合う転がり軸受126間に設ければ、工具回転用ケーブル121の径を大きくせずにばね要素127A,127Bを設けることができる。
次に、この発明の屈曲型加工ツールを工業用加工ツールとして用いる場合について説明する。
図20の屈曲型加工ツールは、金属や非金属の切削加工において、一般の工具では届かない部位の切削加工やバリ取りを行う工業用加工ツールである。工具1としては、図12に示すものと同様に、先端に球面状の切削部を有するものを使用している。この工具1は、砥石により形成されたものであるか、または外周に複数の歯が形成されたものである。これ以外は、構造的には、図1〜図11の医療用整形ツールとして用いられる屈曲型加工ツールと同じ構成である。
ただし、工業用加工ツールでは、医療用整形ツールのサクション手段90に代えて、潤滑油供給手段150が設けられる。潤滑油供給手段150は、サクション用経路と同様に、ガイド部3内の工具用回転軸の貫通孔23a(図7)と、ハンドピース4内の中空部(図7)およびハウジング内経路91(図7)と、サクション用チューブ9に代わる潤滑油供給用チューブ151(図20)とで、潤滑油供給用経路が構成される。そして、潤滑油供給用チューブ151の先に、潤滑油タンク(図示せず)内の潤滑油を潤滑油供給用チューブ151に送り込む潤滑油供給ポンプ(図示せず)に接続されている。ハウジング内経路部91(図7)に、バルブ95(図7)が設けられる。このバルブ95は、レバー部材7の操作で開閉される。
加工時にレバー部材7を操作してバルブを開くことで、工具1に設けられた開口101(図12)から潤滑油が吐出される。この潤滑油によって切削または研削により生じた削り屑が加工部から良好に排出されると共に、加工部が冷却される。これにより、切削性が向上する。工業用内視鏡(図示せず)と共に使用すれば、工業用内視鏡から得られる画像を見ながら加工したい部位を見ながら加工することができる。
図21は、潤滑油供給手段150(図20)を有しない工業用加工ツールを示す。この工業用加工ツールでは、ハンドピース4の内部は図22のようになる。すなわち、図7のハンドピース4と比べて、ハウジング内経路91およびバルブ95が設けられていない。また、ハウジング4aの上面に、レバー部材7が設けられていない。この工業用加工ツールの場合、加工部に対して外部から潤滑油を供給してもよい。
1…工具
2…先端部材
3…ガイド部
4…ハンドピース
6…ダイヤル部材
21…外郭パイプ
22…内部パイプ
23…工具用回転軸
23a…貫通孔
24…ロッド部材
60…工具回転用駆動源
70…屈曲操作手段
71…動作変換機構
72…ウォーム
77…ウォームホイール
83…ピニオン
84…ラック
87…逆転防止機構
90…サクション手段
121…工具回転用ケーブル
123…アウタチューブ
124…インナワイヤ
126…転がり軸受
127A…内輪用ばね要素
127B…外輪用ばね要素
O3…工具回転用駆動源の回転軸心
O4…ダイヤル部材の回転軸心

Claims (7)

  1. 細長形状のガイド部と、このガイド部の基端が連結されたハンドピースと、前記ガイド部の先端にこのガイド部に対して屈曲可能に設けられ工具を回転自在に支持する先端部材と、前記工具を回転させる工具回転用駆動源と、前記先端部材の屈曲角度を変更操作する屈曲操作手段とを備え、
    前記ガイド部は、このガイド部の外郭となる外郭パイプと、この外郭パイプ内を軸方向に進退して前記先端部材の屈曲角度を変更するロッド部材と、前記工具回転用駆動源の回転を前記工具に伝達する工具用回転軸と、この工具用回転軸を内包する内部パイプとを有し、
    前記屈曲操作手段は、前記ハンドピースに回転自在に設けられ操作者の手による回転操作が可能なダイヤル部材と、このダイヤル部材の回転動作を前記ロッド部材の進退動作に変換する動作変換機構とを有する構成であり、前記先端部材に作用する力により前記ダイヤル部材が回転しないようにする逆入力防止機構を備え、前記逆入力防止機構は、前記ダイヤル部材と一体に回転するウォームと、このウォームと噛み合って前記ロッド部材へ動作を伝達するウォームホイールとで構成され、前記屈曲操作手段は、前記ウォームと、前記ウォームホイールと、このウォームホイールと同軸で設けられて一体に回転するピニオンと、このピニオンと噛み合い、前記ロッド部材の基端側に一体に設けられて前記ハンドピースに対して前記ロッド部材の長さ方向に進退自在なラックとを有することを特徴とする屈曲型加工ツール。
  2. 請求項に記載の屈曲型加工ツールにおいて、前記ダイヤル部材および前記ウォームの回転軸心は、前記工具回転用駆動源の回転軸心に対して垂直な面内に位置する屈曲型加工ツール。
  3. 請求項1または請求項2に記載の屈曲型加工ツールにおいて、前記ダイヤル部材を前記ハンドピースの上面部に備えた屈曲型加工ツール。
  4. 請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の屈曲型加工ツールにおいて、前記工具回転用駆動源および前記屈曲操作手段を前記ハンドピースに備えた屈曲型加工ツール。
  5. 請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の屈曲型加工ツールにおいて、前記屈曲操作手段を前記ハンドピースに備え、前記工具回転用駆動源を前記ハンドピースから離して備え、前記工具回転用駆動源と前記工具用回転軸とを可撓性の工具回転用ケーブルで回転伝達可能に連結した屈曲型加工ツール。
  6. 請求項に記載の屈曲型加工ツールにおいて、前記工具回転用ケーブルは、可撓性のアウタチューブの内部に、両端がそれぞれ回転の入力端および出力端となる可撓性のインナワイヤを複数の転がり軸受によって回転自在に支持し、隣合う転がり軸受間に、これら転がり軸受の内輪に予圧を与える内輪用ばね部材と、外輪に予圧を与える外輪用ばね要素とを介在させ、これら内輪用ばね要素および外輪用ばね要素を前記インナワイヤの長さ方向にわたり交互に配置した屈曲型加工ツール。
  7. 請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の屈曲型加工ツールにおいて、前記工具用回転軸は軸心方向に貫通する貫通孔を有するパイプであり、前記先端部材から切削物を吸引して前記工具用回転軸の前記貫通孔内を通って前記ハンドピースから排出するサクション手段を備え、関節鏡視下により骨または軟組織を切削するために用いられる医療用整形ツールとした屈曲型加工ツール。
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