JP5052296B2 - 高剛性手術用具の腕部材及びそれを用いた高剛性手術用具 - Google Patents

高剛性手術用具の腕部材及びそれを用いた高剛性手術用具 Download PDF

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Description

本発明は、高剛性手術用具の腕部材及びそれを用いた高剛性手術用具に関する。
特開平5−245153号公報 米国特許第5,275,608号明細書 特表平10−510169号公報
医療技術の発達と共に、遠隔操作が可能な手術用具が多く開発されている。このような手術用具は、操作が難しく、多くの改良が求められている。特に、手術用具の先端に取り付けられた把持部材等の操作の自由度を高めることは重要であり、先端自由度を高めた手術用具が多く研究されている。
特許文献1には、先端が湾曲自在であり、円筒状の腕部材と、その腕部材に挿入されたバネ部材と、その先端に取り付けられ、腕部材から突出された把持部材と、腕部材とバネ部材の基部に取り付けられた操作部材とからなる手術用具が開示されている。この手術用具は、把持部材を開閉操作するワイヤの他に、腕部材の先端を湾曲させるためのワイヤを備えている。そのため、そのワイヤを引っ張ることにより、把持部材を支持しているバネ部材の先端を操作し、腕部材の先端が湾曲し、把持部材の角度を変更させ、把持部材の操作の自由度を高めている。
特許文献2には、回転板からなるリンクとそれを操作するロッドを用いることにより先端の角度変更を自在とした手術用具が開示されている。これによりリンクに取り付けられた把持部材の操作の自由度を高めている。
特許文献3には、ギアとラックのセットを用いて把持部材を遠隔操作する手術用具が開示されている。このものは、先端に取り付けられた把持部材の向きを2組のギアとラックのセットを用いて直接変えるものである。このように把持部材の向きを変えることによりその操作の自由度を高めている。
しかし、特許文献1のように手術用具の先端角度変更方法としてワイヤを用いる場合、ワイヤ等の伸びや切損が問題となる。また、手術用具の先端を湾曲させるときにワイヤがチューブ(円筒状の腕部材)からはみ出すため、作業するために一定のスペースが必要となる。
また、特許文献2の手術用具は、操作部全体でロッドを操作するため、角度変更時にロッドが振れやすく、角度保持剛性が低くなる。
さらに、特許文献3のギアとラックを用いた手術用具の場合、ラックとギアで手術用具の先端の角度を変更させ、その状態で保持するため、ラックとギア間のバックラッシュ等により、ガタが生じ、精密な操作には不都合となる場合がある。また、把持部材のそれぞれの刃をラックとギアで操作しているため、手術用具としては大きいものになる。
本発明は、先端の角度変更動作が安定しており、その角度変更量が大きく、その保持剛性が高く、かつ、操作性が良い手術用具の腕部材およびその腕部材を用いた手術用具を提供することを目的としている。
本発明の高剛性手術用具の腕部材は、円筒状の関節部材と、その関節部材の後端を覆い、軸線を通る面で2分割した2つの半円パイプと、前記関節部材の後端とそれぞれの半円パイプの先端とを連結する2本のピンとからなり、前記2つの半円パイプは、互いに併進可能に構成され、それぞれの半円パイプの先端に前記2分割した面と平行で、前記軸線に対して垂直方向に一対のピン孔が形成されており、前記関節部材の後端に、それぞれの半円パイプのピン孔に対応するように、かつ、それぞれのピンに対して回動できるように一対の第1スライド孔及び一対の第2スライド孔が形成されており、前記第1スライド孔または第2スライド孔の一方の形状が横長であり、一方の半円パイプを他方の半円パイプに対してスライドさせることにより前記関節部材の前記軸線に対する角度を変更することを特徴としている。
このような腕部材であって、前記第1スライド孔及び第2スライド孔の両方の形状が横長であるものが好ましい。
また、前記パイプの内面形状が、関節部材が角度を変更する間に関節部材の一部と常に接触するように構成されているものが好ましい。このとき、前記関節部材の下端部の角が緩やかに湾曲しているものがさらに好ましい。
また、前記関節部材の側壁の一部の第1スライド孔と第2スライド孔の間にそれぞれ平面部が形成されており、前記半円パイプの内面の一部のピン孔と縁部の間にそれぞれ平坦部が形成されており、前記半円パイプの平坦部が関節部材の平面部を摺動自在に支持するものが好ましい。
本発明の手術用具は、上述した本発明の腕部材と、前記関節部材に取り付けられる遠隔操作が可能な把持部材と、関節部材の角度変更及び把持部材の遠隔操作を行う操作部材とからなることを特徴としている。
本発明の高剛性手術用具の腕部材は、円筒状の関節部材と、その関節部材の後端を覆う軸線を通る面で2分割した2つの半円パイプと、前記関節部材の後端とそれぞれの半円パイプの先端とを連結する2本のピンとからなり、前記2つの半円パイプは、互いに併進可能に構成され、それぞれの半円パイプの先端に前記2分割した面と平行で、前記軸線に対して垂直方向に一対のピン孔が形成されており、前記関節部材の後端に、それぞれの半円パイプのピン孔に対応するように、かつ、それぞれのピンに対して回動できるように一対の第1スライド孔及び一対の第2スライド孔が形成されているため、一方の半円パイプを操作するだけで関節部材の角度を変更させることができ、その操作が簡単である。また、第1スライド孔または第2スライド孔の一方の形状が横長であるため、一方の半円パイプを他方の半円パイプに対してスライドさせると、それと同時に2つのピンの距離が関節部材が正面を向いたときの2つのピンの距離より大きくなり、関節部材の角度変更量を大きくすることができる。
本発明の腕部材であって、前記第1スライド孔及び第2スライド孔の両方の形状が横長である場合、ピンの距離を一層大きくすることができ、関節部材の角度変更量を一層大きくすることができる。
また、パイプの内面形状が、関節部材が角度を変更する間に関節部材の一部と常に接触するように構成されている場合、角度変更の途中で先端が横滑りすることがなく関節部材を安定して角度変更させることができる。さらに、関節部材を角度変更した状態で安定して保持することができる。特に、関節部材の下端部の角が緩やかに湾曲している場合、関節部材の角度を変更する際、半円パイプとの摺動がスムースに行われる。
一方、関節部材の側壁の一部の第1スライド孔と第2スライド孔の間にそれぞれ平面部が形成されており、前記半円パイプの内面の一部のピン孔と縁部の間にそれぞれ平坦部が形成されており、前記半円パイプの平坦部が関節部材の平面部を支持される場合、関節部材の回転を防止および関節部材の横滑りを一層防止することができる。
本発明の高剛性手術用具は、本発明の腕部材と、前記関節部材に取り付けられる遠隔操作が可能な把持部材と、関節部材の角度変更及び把持部材の遠隔操作を操作する操作部材とからなるため、角度変更動作が安定しており、角度の変更量が大きく、その保持剛性が高く、かつ、操作性が良い。このような手術用具は、剥離鉗子、鋏鉗子、生検鉗子、電気凝固鉗子等の鉗子、剪刀、ロンジュール、持針器、クリップアプライヤー等として用いることができる。
本発明の高剛性手術用具およびその腕部材を図面を用いて説明する。図1は、本発明の高剛性手術用具の一実施形態を示す側面図;図2a、bは、図1の腕部材の先端部分を示す側面図;図3は、図1の関節部材を示す側面図;図4a、bは、図1の半円パイプの先端部分を示す側面図;図5a、b、cは、図1の腕部材の先端部分の状態を示す側面断面図;図6a、b、cは、図1の把持部材を示す側面図;図7は、図1の操作部材を示す側面図;図8は、図7の断面側面図である。
図1に示す高剛性手術用具10は、操作部材11と、腕部材12と、把持部材13とからなり、鉗子としても用いるものである。初めに腕部材12の説明をする。
腕部材12は、図2aに示すように、円筒状の関節部材16と、その関節部材の後端(図面上の下端)を覆う腕部本体17と、関節部材の後部と腕部本体17の先端とを連結する2本のピン18a、bとからなる。
関節部材16は、図3aに示すように、円筒状の関節部本体21からなり、その上部には環状の溝部22が形成されており、その下部にはそれぞれのピン18a、bに対して回動できるように一対の第1スライド孔23aと第2スライド孔23bが形成されている。この第1及び第2スライド孔23a、23bは、関節部本体21に対して横長の角丸四角形となっている。また、関節部本体21の後端の角24は、緩やかに湾曲している。さらに、スライド孔23a、23bの間の関節部材の側壁の一部に平面部21aが形成されている。
また、図3bに示すように、第2スライド孔23bの形状のみ横長の角丸四角形とし、第1スライド孔23aの形状を円としてもよい。この関節部材16aは、図3aの関節部材16よりも角度の変更量が小さくなるが、ピン18aが第1スライド孔23a内をスライドしないため、角度変更時の安定性が向上する。なお、関節部材16aには、平坦部を設けていないが、設けても良い。
この関節部材16は溝部22を備えているため、後述する把持部材等との連結が可能となる。スライド孔23a、23bは、ピン18a、bに対して関節部本体21が回動できるように形成されているため、図2bの矢印で示すように一方のピン18aを他方のピン18bより後ろ(図面上、下)にずらすと関節部材16がそのピンに伴って傾く。また、スライド孔23a、23bが横長の角丸四角形となっているため、ピンに対するスライド孔の移動自由度が大きくなり、関節部本体21の傾く角度を大きくすることができる。さらに、角24が緩やかに湾曲しているため、後述する腕部本体17との関係でスムースに角度変更動作を行うことができる。そして、側壁の一部に平面部21aが形成されているため、後述する腕部本体17との関係で、関節部材の横滑り、関節部材の軸中心の回転を抑制することができる。特に、図3aのように関節部材16の全てのスライド孔23a、23bを横長の角丸四角形とする場合、その効果は大きい。
図2aに戻り、腕部本体17は互いに併進可能に構成された2つの半円パイプ17a、17bから構成されている。そして、図4aに示すように、それぞれの半円パイプ17a、17bの先端には、ピン18の両端を支持する一対のピン孔26が形成されている。また、半円パイプの先端の内面であって、一対のピン孔26の間の一部が、関節部材16の一部と常に接触するように削られている(切削部27)。ここで、半円パイプの切削部27と関節部材16の一部とが常に接触しているとは、関節部材16が角度変更動作をしている際も、関節部材16の一部が半円パイプの切削部27の一部と当接していることを言う。さらに、図4bに示すように半円パイプの先端内面の一対のピン孔26の周辺の一部が、平坦面となっている(平坦部28)。図3bの関節部材16aを使用する場合、平坦部28を省いても良い。
腕部本体17は、2つの半円パイプ17a、17bから構成されており、それぞれに設けられたピン孔26でピン孔18a、bを介して関節部材16と連結しているため、この半円パイプ17a、bの一方を他方に対してスライドさせることによりピン18a、bを相対的に動かして、関節部材16の角度の変更動作を行う。この方式は、通常ワイヤ等を併進させることにより先端の角度を変更させるタイプのものよりも、耐久性に優れ、屈曲力や保持力が高い。
また、半円パイプの先端内部の切削部27の一部と関節部材16の一部が常に当接しているため、関節部材16を半円パイプ17a、bで常に支持しながら関節部材16の角度変更動作を行うことができ、角度変更の途中で関節部材16が横滑りしたり、関節部材16がぐらついたりすることがない。特に図3aのように、全てのスライド孔の形状が横長の角丸四角形である関節部材16を用いる場合、その効果が顕著である。つまり、角度の変更量を大きくしつつ、安定した角度保持が可能である。
さらに、半円パイプ17a、bが平坦部28を備えているため、関節部材の平面部21aと面接触し、関節部材16の軸方向の回転を抑制する。
ピン18は、円柱状のものであり、腕部本体17のピン孔26においてカシメて固定される。
このように構成されているため、図5に示す状態で、腕部材の関節部材16の角度は変更される。図5aは、関節部材16が腕部本体17と同軸上である状態を示す。このとき、図面の丸で示すように、関節部材の角24が腕部本体の切削部27と当接している。次に、図5bに示すように、一方の半円パイプ17a(図面上、左側)を後方向(図面上、下側)に引くことにより、ピン孔26に固定されたピン18aが後方向に移動する。これにより、ピン18a、18bの距離が大きくなり、関節部材16の左側が引っ張られ、関節部材16は左方向に傾く。このとき、丸で示すように、関節部材16の右側の角24が半円パイプ17bの切削部27と接触しながら移動し、半円パイプ17aの切削部27が関節部材16の左側の側壁を摺動する。このように関節部材16は腕部本体17によって常に支持されているため、スムースにガタつくことなく角度変更することができる。
そして、図5cに示すように、半円パイプ17a(左側)をさらに引くことにより、関節部材16の右側の角24と半円パイプ17bの切削部27との接触が外れる。それと同時に2つのピン18a、18bの距離が最も大きくなるようにピン18a、bがそれぞれスライド孔23a、23bをスライドする。これにより関節部材16の角度変更量が最大となる。このとき、図5cの丸で示すように、関節部材16の左側の側壁は引き続き半円パイプ17aの切削部分27と接触しており、また、スライド孔23a、bとピン18a、bの係合が、関節部材16を支持するため、これらの3点で関節部材16の角度変更量が大きい状態でも安定させることができる。
このように高剛性手術用具10の腕部材12は、関節部材16を安定して大きく角度変更させることができ、使用中でもその状態を容易に保つことができる。
次に図6を用いて把持部材13を説明する。把持部材13は、図6aに示すように、把持部31と、その把持部の基部と連結ピン32により連結したリンク部33と、そのリンク部の基部と連結した接続部34と、その接続部に固定されたワイヤ35と、それらを覆うハウジング36とからなる。
把持部31は、図6bに示すように、2本のアーム37と、その2本のアームの中央近辺で連結して支持する支持ピン38とからなる。アーム37の中央には、支持ピン38を通すピン孔39が形成されており、先端の把持面37aには、凹凸の切込が形成されている。また、アーム37は先端が細くなるように成形されている。さらに、アームの基部には、連結ピン32を通す連結孔40が形成されている。アーム37は、連結ピン32及び支持ピン38に対して回動自在であり、支持ピン38の両端は、後述するハウジング36によって支持されている(図6a参照)。
このアーム37は、把持面37aに切り込みが形成されているため、把持目標対象物をしっかり保持することができる。
リンク部33は、アーム37の基部と回動自在に連結ピン32により連結されており、その基部が接続部34と接続ピン42で連結されている。リンク部33の先端と後端には、それぞれ連結ピン32と接続ピン42を通す孔がそれぞれのピンに対して回動自在に形成されている。また、接続ピン42は、外方に突出するように構成されている(図6a、c参照)。
接続部34は、円柱状のものであり、その基部に押し引き操作可能なワイヤ35の先端が固定されている。
ワイヤ35は、先端が接続部34に固定され、基端は腕部材12の腕部本体17内を通って操作部材11まで延びている。
ハウジング36は、図6a、cに示すように、円筒状のものであり、一端部に支持ピン38を通すピン孔46と、中央部に接続ピン42を突出させ、その接続ピン42をガイドするピン窓47を、他端部内面に関節部材の溝と係合する係合部48とをそれぞれ備えている。
このように構成されているため、把持部材13は、ワイヤ35をハウジング36に対して押すと、接続部34がハウジング36に対して前方に移動する。一方、アーム37は支持ピン38によってハウジングに固定されているため、リンク部33及びアーム37がそれぞれのピンに対して回動し、リンク部33とアーム37が開く。逆にワイヤ35をハウジング36に対して引くと、リンク部33とアーム37は逆の動きをして閉じる。
この把持部材13は、操作及び開閉した状態を維持するのが容易である。
操作部材11は、図7に示すように、つかみ部51を備えたピストル型のものであり、把持部材13を開閉操作する引き金部53と、関節部材を屈曲させる操作ダイヤル54と、腕部材をその軸回りに回転させる回転ダイヤル55とを備えている。
引き金部53は、図8に示すように、ワイヤ35の基端に接続されたシャフト56が連結されている。そのため、引き金部53をつかみ部51の方向に引くことにより、シャフト56を介してワイヤ35が引っ張られ把持部材13は閉じる。
操作ダイヤル54は、それぞれの半円パイプ17a、bの基端に設けられた連結部材57を操作するものである。それぞれの連結部材57は、回転自在に固定された円板58に、円板の中心を挟んで対向するように固定されている。さらに、円板58は、ピニオン59を介して操作ダイヤル54と連結している。そのため、操作ダイヤル54を一方向に回転させると、一方の半円パイプが前進し、他方の半円パイプが後退し、他方の半円パイプの方向に関節部材の角度を変更させることができる。また、操作ダイヤル54を反対方向に回転させると、一方の半円パイプが後退し、他方の半円パイプが前進し、一方の半円パイプの方向に関節部材の角度を変更させることができる。また、いずれか一方の半円パイプを固定し、他方の半円パイプの基端に設けられた連結部材を操作するようにしてもよい。
回転ダイヤル55は、把持部材(関節部材16)を軸回りに回転させるものであり、ワイヤ35及びシャフト56と同軸上に設けられている。この回転ダイヤルを回転させることにより、シャフト56及びワイヤが共に回転し、把持部材13を回転させることができる。
このように構成されているため、高剛性手術用具10は、回転ダイヤル55を回転させることにより関節部材16を回転させることができるため、把持部材13を対象目的部位で360度回転させることができる。また、操作ダイヤル54を回転させることにより、把持部材13、つまり、アーム37の角度を調整することができ、目的対象物をつかみやすい状態とすることができる。最後に、引き金部53を引くことにより把持部材13を閉じた状態に保持できるため、目的対象物を落としたりしにくい。このような高剛性手術用具10は、腹腔鏡下手術等に用いることができる。
本発明の高剛性手術用具の一実施形態を示す側面図である。 図2a、bは、図1の腕部材の先端部分を示す側面図である。 図1の関節部材を示す側面図である。 図4a、bは図1の半円パイプの先端部分を示す側面図である。 図5a、b、cは、図1の腕部材の先端部分の状態を示す側面断面図である。 図6a、b、cは、図1の把持部材を示す側面図である。 図1の操作部材を示す側面図である。 図7の断面側面図である。
符号の説明
10 高剛性手術用具
11 操作部材
12 腕部材
13 把持部材
16、16a 関節部材
17 腕部本体
17a、b 半円パイプ
18a、b ピン
21 関節部本体
21a 平面部
22 溝部
23a 第1スライド孔
23b 第2スライド孔
24 角
26 ピン孔
27 切削部
28 平坦部
31 把持部
32 連結ピン
33 リンク部
34 接続部
35 ワイヤ
36 ハウジング
37 アーム
37a 把持面
38 支持ピン
39 ピン孔
40 連結孔
42 接続ピン
46 ピン孔
47 ピン窓
51 つかみ部
53 引き金部
54 操作ダイヤル
55 回転ダイヤル
56 シャフト
57 連結部材
58 円板
59 ピニオン

Claims (6)

  1. 円筒状の関節部材と、
    その関節部材の後端を覆い、軸線を通る面で2分割した2つの半円パイプと、
    前記関節部材の後端とそれぞれの半円パイプの先端とを連結する2本のピンとからなり、
    前記2つの半円パイプは、互いに併進可能に構成され、それぞれの半円パイプの先端に前記2分割した面と平行で、前記軸線に対して垂直方向に一対のピン孔が形成されており、
    前記関節部材の後端に、それぞれの半円パイプのピン孔に対応するように、かつ、それぞれのピンに対して回動できるように一対の第1スライド孔及び一対の第2スライド孔が形成されており、
    前記第1スライド孔または第2スライド孔の一方の形状が横長であり、
    一方の半円パイプを他方の半円パイプに対してスライドさせることにより前記関節部材の前記軸線に対する角度を変更する、高剛性手術用具の腕部材。
  2. 前記第1スライド孔及び第2スライド孔の両方の形状が横長である、請求項1記載の高剛性手術用具の腕部材。
  3. 前記パイプの内面形状が、関節部材の角度を変更する間に関節部材の一部と常に接触するように構成されている、請求項1記載の高剛性手術用具の腕部材。
  4. 前記関節部材の後端部の角が緩やかに湾曲している、請求項3記載の高剛性手術用具の腕部材。
  5. 前記関節部材の側壁の一部の前記第1スライド孔と第2スライド孔の間にそれぞれ平面部が形成されており、
    前記半円パイプの内面の一部の前記ピン孔と縁部の間にそれぞれ平坦部が形成されており、
    前記半円パイプの平坦部が関節部材の平面部を摺動自在に支持する、請求項1記載の高剛性手術用具の腕部材。
  6. 請求項1〜4いずれか記載の腕部材と、前記関節部材に取り付けられる遠隔操作が可能な把持部材と、関節部材の角度の変更及び把持部材の遠隔操作を行う操作部材とからなる高剛性手術用具。
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