JP2007301173A - ゴルフ打球表示装置及びゴルフ打球表示プログラム - Google Patents

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克彰 高芝
Tatsuhiko Tsunoda
達彦 角田
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丈司 鳴尾
Yoshinobu Watanabe
良信 渡辺
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Abstract

【課題】実打したショットが実際のコースにおいてどのように飛球しているのかを、簡便に把握できるようにすること。
【解決手段】打ち出し対象とするゴルフコースの地形並びに障害物の3次元データとゴルフボールの弾道計算に必要な基礎データを記憶し、現実のゴルフクラブにより打ち出されたゴルフボールの初期運動状態を計測して、該初期運動状態に関するデータと基礎データとを用いて該ゴルフボールの弾道を算出するとともに、初期運動状態の計測対象としたゴルフボールの映像を含み、前記ゴルフコースにおいて任意に設定された少なくとも1つの視点から見た各時点の立体視映像を、前記算出した弾道並びに前記3次元データに基づいて時系列に生成して表示する。
【選択図】図7

Description

本発明は現実のゴルフクラブにより打ち出されたゴルフボールの初期運動状態に基づいて、該ゴルフボールの飛球状況を表示するゴルフ打球表示装置及びゴルフ打球表示プログラムに関する。
従来、ゴルフボールの飛びに関する初期条件(速度、角度、回転量など)をゴルフクラブによる実打によって測定し、その測定結果を用いて飛距離及び弾道をシミュレーションにより計算し、その結果を表示することが行われている。(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開2004−135908号公報 特開2003−24493号公報 特開2003−117044号公報
しかしながら、これら従来のゴルフシミュレーション装置においては、弾道表示は3次元的な立体視映像(3D映像)であるが、背景映像は2次元の平面視映像か、3次元的な立体視映像(3D映像)であっても、固定の視点からの背景映像となっている。
このため、実打したショットが実際のコースにおいてどのように飛球しているのかは、飛距離データ等の数値的なデータに依っては把握できるものの、例えば、新規のゴルフクラブの試打等において、これら新たに購入しようとするクラブの実際のコースにおける飛球状況を感覚的に把握すること、例えば、購入希望者が既にプレーしたことのある実際のコースにおける飛球状況等は把握することはできず、これら実際のコースにおける飛球状況を把握したい場合にあっては、該購入希望のゴルフクラブの貸し出しを受けて、実際のコースにて試用してみる必要があり、非常に手続きやコースの手配等が面倒であるという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、実打したショットが実際のコースにおいてどのように飛球しているのかを、簡便に把握することのできるゴルフ打球表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のゴルフ打球表示装置は、
現実のゴルフクラブにより打ち出されたゴルフボールの初期運動状態に基づいて、該ゴルフボールの飛球状況を表示するゴルフ打球表示装置であって、
ゴルフボールの弾道計算に必要な基礎データを記憶する基礎データ記憶手段と、
打撃直後のゴルフボールの初期運動状態を計測する初期運動状態計測手段と、
打ち出し対象とするゴルフコースの地形並びに障害物の3次元データを記憶する3次元コースデータ記憶手段と、
前記初期運動状態計測手段により計測されたゴルフボールの初期運動状態に関するデータと前記基礎データとを用いて該ゴルフボールの弾道を算出する弾道算出手段と、
前記初期運動状態の計測対象としたゴルフボールの映像を含み、前記ゴルフコースにおいて任意に設定された少なくとも1つの視点から見た各時点の立体視映像を、前記弾道算出手段にて算出された弾道並びに前記3次元データに基づいて時系列に生成する立体視映像生成手段と、
該立体視映像生成手段にて生成された立体視映像を表示する表示手段と、
を有することを特徴としている。
この特徴によれば、実打したショットの弾道が算出され、該算出された弾道並びに該ゴルフコースの3次元データから、任意の視点からの立体視映像が時系列に生成されて表示手段に表示されるので、多数の視点からの撮像した膨大な実際の映像等を使用することなく、これら任意の視点からの打ち出されたゴルフボールの映像を含む立体視映像を容易に生成させて表示することができるので、実打したショットが実際のコースにおいてどのように飛球しているのかを、ゴルフ場や練習場等に出向くことなく、簡便に把握することができる。
本発明の請求項2に記載のゴルフ打球表示装置は、請求項1に記載のゴルフ打球表示装置であって、
前記弾道算出手段は、前記初期運動状態に関するデータと前記基礎データと前記3次元データに基づいて、打ち出されたゴルフボールの第1着地地点までの弾道を算出することを特徴としている。
この特徴によれば、ゴルフコースの3次元データに基づいて、該ゴルフコースの高低差等による当該ゴルフコースに応じた飛球弾道が算出されるようになるので、実際のゴルフコースにおける打球の飛球状況をより正確に把握することができる。
本発明の請求項3に記載のゴルフ打球表示装置は、請求項2に記載のゴルフ打球表示装置であって、
前記弾道算出手段は、前記第1着地地点までの飛球弾道に加えて、該第1着地地点から停止地点までの着地後弾道も算出することを特徴としている。
この特徴によれば、ゴルフコースの高低差等による当該ゴルフコースに応じた飛球弾道に加えて着地後弾道も算出されることで、これら算出された着地後弾道も表示されるようになるので、打球の着地後のラン状況も把握することができる。
本発明の請求項4に記載のゴルフ打球表示装置は、請求項1〜3のいずれかに記載のゴルフ打球表示装置であって、
前記視点を、前記弾道算出手段にて算出された弾道上を移動するゴルフボールに追従させて移動させることを特徴としている。
この特徴によれば、ゴルフボールの移動に追従して視点が移動するので、飛球中等におけるゴルフボールの状況を、より正確に把握することができる。
本発明の請求項5に記載のゴルフ打球表示装置は、請求項4に記載のゴルフ打球表示装置であって、
前記立体視映像生成手段は、ゴルフボールの飛球方向の側方から該ゴルフボールを追尾するように移動する水平視点、ゴルフボールの飛球方向の後方斜め上方からゴルフボールを追尾するように移動するボール追従視点の少なくとも一方の視点から見た前記立体視映像を生成することを特徴としている。
この特徴によれば、水平視点および/またはボール追従視点から見た前記立体視映像を表示させることができる。
本発明の請求項6に記載のゴルフ打球表示装置は、請求項5に記載のゴルフ打球表示装置であって、
前記水平視点、若しくは前記ボール追従視点の弾道上を飛球するゴルフボールからの距離を設定変更するための視点距離設定変更手段を有し、
前記立体視映像生成手段は、前記視点距離設定変更手段にて設定された距離の視点から見た前記立体視映像を生成することを特徴としている。
この特徴によれば、ゴルフボールからの距離を適宜に設定変更することができる。
本発明の請求項7に記載のゴルフ打球表示装置は、請求項4〜6のいずれかに記載のゴルフ打球表示装置であって、
前記立体視映像生成手段は、生成する立体視映像に含まれるゴルフボールの映像が、該立体視映像が表示手段に表示された際に、前記初期運動状態に関するデータに基づく該ゴルフボールの回転状態を目視にて把握できる態様となるように立体視映像を生成することを特徴としている。
この特徴によれば、実際のゴルフボールの回転速度は非常に早く、目視で確認できないが、これらゴルフボールの回転状態を目視でにて簡便に把握することができる。
本発明の請求項8に記載のゴルフ打球表示装置は、請求項1〜7のいずれかに記載のゴルフ打球表示装置であって、
前記立体視映像生成手段は、ティーショット開始位置の打ち出し方向の後方側からショットの様子を確認することができるティーショット視点、ゴルフボールの着地点付近からティーショット位置を見たゴルフボールが着地する様子を確認することができる着地視点の少なくとも一方の視点から見た前記立体視映像を生成することを特徴としている。
この特徴によれば、ティーショット視点および/または着地視点から見た前記立体視映像を表示させることができる。
本発明の請求項9に記載のゴルフ打球表示装置は、請求項8に記載のゴルフ打球表示装置であって、
前記立体視映像生成手段は、前記ティーショット視点、前記水平視点、前記ボール追従視点、前記着地視点から見た前記立体視映像を、所定順に順次生成することを特徴としている。
この特徴によれば、ティーショット視点、水平視点、ボール追従視点、着地視点から見た視点が所定順に順次、自動的に切り替わって表示されるようになるので、これら各視点を同時に表示する場合に比較して、個々の視点からの立体視映像を大きく表示することができるとともに、立体視映像生成手段の処理負荷も低減できる。
本発明の請求項10に記載のゴルフ打球表示装置は、請求項8または9に記載のゴルフ打球表示装置であって、
ショットするゴルフクラブの種別がウッドであるかウッド以外であるかを受付けるためのクラブ種別受付け手段を有し、
前記立体視映像生成手段は、前記クラブ種別受付け手段にて受付けたクラブの種別がウッドであるときには前記ティーショット視点から見た前記立体視映像を生成し、ウッド以外のクラブであるときには前記ゴルフコースの途中位置のショット開始地点の後方視点から見た前記立体視映像を生成することを特徴としている。
この特徴によれば、受付けたゴルフクラブの種別がウッドであるときには、自動的に視点がティーショット視点とされ、ウッド以外のクラブであるときには前記ゴルフコースの途中位置の視点とされることで、これら視点を変更する手間を不用にでき、利用者の利便性を向上できる。
本発明の請求項11に記載のゴルフ打球表示装置は、請求項1〜10のいずれかに記載のゴルフ打球表示装置であって、
前記立体視映像生成手段は、ゴルフボールの弾道軌跡を含む当該ゴルフコースのゴルフコース鳥瞰図を有する前記立体視映像を生成することを特徴としている。
この特徴によれば、打球の当該ゴルフコースにおける現在位置等の状況を鳥瞰図上にて容易に把握することができる。
本発明の請求項12に記載のゴルフ打球表示装置は、請求項1〜11のいずれかに記載のゴルフ打球表示装置であって、
前記立体視映像生成手段は、各時点の当該ゴルフボールの位置までの軌跡となる軌跡線を含む前記立体視映像を生成することを特徴としている。
この特徴によれば、生成される立体視映像が軌跡線を含むことで、打球の軌道をより正確に把握することができる。
本発明の請求項13に記載のゴルフ打球表示装置は、請求項12に記載のゴルフ打球表示装置であって、
前記軌跡線の表示・非表示を設定変更するための軌跡線表示設定変更手段を有し、
前記立体視映像生成手段は、前記軌跡線表示設定変更手段にて前記軌跡線の表示設定がなされているときに、該軌跡線を含む前記立体視映像を生成することを特徴としている。
この特徴によれば、必要に応じて軌跡線の表示・非表示を変更することができる。
本発明の請求項14に記載のゴルフ打球表示装置は、請求項1〜13のいずれかに記載のゴルフ打球表示装置であって、
前記表示手段は、前記立体視映像生成手段にて生成された時系列の前記立体視映像を実時間にて表示することを特徴としている。
この特徴によれば、実際の打球と同様にゴルフボールが立体視映像中を飛球するようになるので、臨場感が向上するとともに、打球が飛行している時間もほぼ実時間となるので、これら打球が飛行している時間も感覚的に把握することができる。
本発明の請求項15に記載のゴルフ打球表示装置は、請求項1〜14のいずれかに記載のゴルフ打球表示装置であって、
前記表示手段は、前記初期運動状態計測手段にて計測された初期運動状態に関するデータとなるボールスピード、打ち出し角(上下)、打ち出し角(左右)、バックスピン、サイドスピンのパラメータ及び前記弾道算出手段で算出した弾道に基づく飛距離、横ぶれのデータの少なくとも1つを含むをショットデータを表示し、
前記表示手段にて表示されたショットデータの修正を受付けるための修正受付け手段を有し、
前記立体視映像生成手段は、前記修正受付け手段にて受付けた修正内容が反映された修正ショットデータに基づいて前記立体視映像を生成し、
前記表示手段は、該修正ショットデータに基づいて生成された立体視映像を表示することを特徴としている。
この特徴によれば、一度実施したショットのショットデータにおいて、どのデータを修正したらどのような飛球状況となるのかを、簡便に把握することができ、例えば、クラブ選択において、どのような特徴のクラブを選択すべきか等を的確に認識することができる。
本発明の請求項16に記載のゴルフ打球表示装置は、請求項15に記載のゴルフ打球表示装置であって、
前記立体視映像生成手段は、前記修正ショットデータ並びに未修正の前記ショットデータに基づいて修正並びに未修正の打球、若しくは修正並びに未修正の打球並びに軌跡とを含む前記立体視映像を生成することを特徴としている。
この特徴によれば、修正後と未修正の双方のショットの打球、若しくは打球並びに軌跡を、同一画面上において容易に比較することができる。
本発明の請求項17に記載のゴルフ打球表示装置は、請求項16に記載のゴルフ打球表示装置であって、
前記立体視映像生成手段は、修正ショットデータに基づく修正打球、若しくは修正打球並びに修正軌跡と、未修正の前記ショットデータに基づく打球、若しくは打球並びに軌跡とが、異なる色となるように前記立体視映像を生成することを特徴としている。
この特徴によれば、修正後と未修正の双方のショットの打球、若しくは打球並びに軌跡を、良好に識別できるようになる。
本発明の請求項18に記載のゴルフ打球表示装置は、請求項17に記載のゴルフ打球表示装置であって、
前記初期運動状態計測手段にて計測された複数の各ショットの初期運動状態に関するデータとなるボールスピード、打ち出し角(上下)、打ち出し角(左右)、バックスピン、サイドスピンのパラメータ及び前記弾道算出手段で計算した弾道に基づく飛距離、横ぶれのデータの少なくともいずれか1つを含むショットデータを記憶するショットデータ記憶手段を有し、
前記表示手段は、前記ショットデータ記憶手段に記憶されている各ショットのショットデータを複数表示し、
前記表示された複数のショットデータの中から1つ以上の指定を受付けるためのショット指定受付け手段を有し、
前記立体視映像生成手段は、前記ショット指定受付け手段にて指定を受付けたショットデータに基づいて前記立体視映像を生成し、
前記表示手段は、該指定されたショットデータに基づいて生成された立体視映像を表示することを特徴としている。
この特徴によれば、一度実施した複数のショットの各ショットデータを確認したり、個々のショットのショットデータを比較することができるとともに、ショットデータを選択することで、該選択したショットデータに基づいて生成された立体視映像が表示されるので、これら個々のショットの飛球状況を繰返し確認することができる。
本発明の請求項19に記載のゴルフ打球表示装置は、請求項18に記載のゴルフ打球表示装置であって、
前記ショット指定受付け手段は、指定されたショットの表示色の指定をさらに受付け、
前記立体視映像生成手段は、前記ショット指定受付け手段にて受付けたショットデータに基づく打球、若しくは打球並びに軌跡とが、該受付けた表示色となるように前記立体視映像を生成することを特徴としている。
この特徴によれば、個々のショットの打球、若しくは打球並びに軌跡を良好に識別できるようになる。
本発明の請求項20に記載のゴルフ打球表示装置は、請求項18または19に記載のゴルフ打球表示装置であって、
前記表示された複数のショットデータの中から削除するショットデータの指定を受付け、該受付けたショットデータを前記ショットデータ記憶手段から削除するショットデータ削除手段を有することを特徴としている。
この特徴によれば、任意のショットデータを削除することができる。
本発明の請求項21に記載のゴルフ打球表示プログラムは、
請求項1〜20のいずれかにおいて前記初期運動状態計測手段並びに前記各種記憶手段以外の各手段としてコンピュータを動作させることを特徴としている。
この特徴によれば、ゴルフ打球表示プログラムをインストールすることで、通常のコンピュータを容易にゴルフ打球表示装置として利用することができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
以下に本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。
図1は本発明のゴルフ打球表示装置1を示す図であり、本実施例のゴルフ打球表示装置1は、該図1に示すように、ゴルフクラブのクラブヘッド4にて打ち出されるゴルフボール5の近傍位置に配置され、打ち出されるゴルフボール5の初期運動状態を計測するための初期運動状態計測装置3と、該初期運動状態計測装置3に接続されて、打ち出されたゴルフボール5の初期運動状態に応じたゴルフ打球の映像を含む、ゴルフコースの3次元的な立体視映像を生成して表示するパーソナルコンピュータ(パソコン)2と、から主に構成されている。
まず、本実施例に用いた初期運動状態計測装置3について説明すると、本実施例の初期運動状態計測装置3は、外観的には、図1に示すように、いわゆる小型のラジカセのように、横長箱状の外観を有しており、その側面中央部位置には、2つのストロボライト(閃光装置)32と、その両外側端位置には、互いの撮像する向きが異なるように2つのCCD(Charge Coupled Device)カメラ33が設けられている。
また、実際にゴルフボール5が打ち出されるショット位置、若しくは該ショット位置のスイング方向における直前位置のクラブヘッド4と正対することになる位置には、クラブヘッド4の速度を測定するヘッドスピード測定器31が配置されており、該ヘッドスピード測定器31が初期運動状態計測装置3に接続されている。
本実施例に用いたヘッドスピード測定器31は、スイング方向に一定の間隔で1対のレーザ発受光部31a,31bを有しており、各レーザ発受光部31a,31bから発振されたレーザー光が、ヘッドスピード測定器31と対峙して設けられた図示しないレーザ反射板で反射され、その反射光がレーザ発受光部31a,31bにて受信され、スイングによってレーザー光がクラブヘッド4にて遮断されることで、レーザ発受光部31a,31bがレーザー光を受信しないことによる通過信号が、初期運動状態計測装置3に対して出力されることで、実際にショットがなされたことを初期運動状態計測装置3が検知できるとともに、これら出力される通過信号の時間差から、該ショットのヘッドスピードを特定できるようになっており、該特定したヘッドスピードデータから、打ち出されたボールの実写画像を撮像するためにストロボライト(閃光装置)32を点灯させる好適なタイミングが特定されるようになっている。
また、初期運動状態計測装置3には、ショットする利用者等が、ショットするクラブの種別、具体的には、ウッド、アイアン、ウェッジであるかを、クラブ種別選択スイッチ(SW)30aを操作することで入力できるリモコン30が接続されている。
この本実施例の初期運動状態計測装置3の構成を、図2に基づいて説明すると、該初期運動状態計測装置3には、前述のストロボライト(閃光装置)32並びにCCDカメラ33に加えて、画像取込ボード34とパラメータ算出手段35と、初期運動状態計測装置3の動作制御を行う制御部36とが設けられている。
本実施例の各ストロボライト(閃光装置)32は、ゴルフボール5の打ち出し(進行)方向に一定の間隔に離間配設されることで、ゴルフボール5のショット直後におけるボール進行方向の一定領域を照明し得る構成としてあり、前述したように、ヘッドスピード測定器31から出力された通過信号により特定されたヘッドスピードに対応するタイミングで発光を行う。
また、各CCDカメラ33はそれぞれ各ストロボライト(閃光装置)32の外側となる装置側面の両端部位置に配置されており、ショット直後のゴルフボール5の、異なる2地点における異なる視点方向からの画像を、各ストロボライト(閃光装置)32と同タイミングで撮影することができる。
また、画像取込ボード34は各CCDカメラ33と接続されており、これら各CCDカメラ33にて撮影された異なる2地点における異なる視点方向からの画像データを取り込む。
また、パラメータ算出手段35は画像取込ボード34に接続されており、該画像取込ボード34にて取り込んだ異なる2地点における異なる視点方向からの画像データに基づいて、打ち出されたゴルフボール5に関するデータ、具体的には、ボールスピード、打ち出し角(上下)、打ち出し角(左右)、バックスピン、サイドスピンを、公知の画像処理方法、具体的には、特開2003−117044号公報に開示されているように、DLT法(DirectLiner Transformation法)により変換された3次元座標位置と、前述の通過信号に基づき特定したヘッドスピードとにより、ボールスピード、打ち出し角(上下)、打ち出し角(左右)、バックスピン、サイドスピンからなるパラメータを算出し、該算出したパラメータ並びに、前記にて算出したヘッドスピードを含むショットデータをパソコン2に対して出力する。尚、これらパラメータ算出手段35は、例えば、デジタルシグナルプロセッシングユニット(DSP)等の信号処理演算用のVLSI等にて構成される。
つまり、本実施例の初期運動状態計測装置3においては、打撃直後のゴルフボール5の初期運動状態を計測しており、該初期運動状態計測装置3によって本発明の初期運動状態計測手段が形成されている。
また、本実施例の初期運動状態計測装置3においては、リモコン30に設けられたクラブ種別選択スイッチ(SW)30aにおいて、クラブ種別を受付け可能とされているので、初期運動状態計測装置3に接続されたリモコン30(クラブ種別選択スイッチ(SW)30a)によって本発明のクラブ種別受付け手段が形成されている。
この本実施例の初期運動状態計測装置3において実施される、実際にショットされたゴルフボール5の初期運動状態を計測する計測処理の流れについて、図4のフロー図に基づいて以下に説明すると、まず、ゴルフ打球表示装置1の利用者がゴルフボール5を打撃すると、ヘッドスピード測定器31から前述の通過信号が順次出力される。この通過信号の順次出力に基づいて、S1のステップにおいて、ヘッドスピード測定器31による打撃(ショット)の検知有りと判定されてS2のステップに進む。
そして、S2のステップにおいて通過信号の入力時間差からヘッドスピードを特定するとともに、インパクト後のゴルフボール5をCCDカメラ33によって良好に撮像できる好適なタイミングを制御部36が特定し、該特定したタイミングにてストロボライト(閃光装置)32を連続発光させる。
そしてS3のステップに進み、画像取込ボード34にて各CCDカメラ33にて撮像された地点と視点の異なる画像を取り込む。
そしてS4のステップに進み、該取り込んだ2つの画像から、前述したように、パラメータ算出手段35において、DLT法により、ボールスピード、打ち出し角(上下)、打ち出し角(左右)、バックスピン、サイドスピンからなるパラメータを算出した後、該算出したパラメータに、ヘッドスピード並びにクラブ種別を加えたショットデータを出力(送信)する(S5)。
次に、これらショットデータが出力される本実施例に用いたパソコン2について、図1並びに図2に基づいて説明すると、本実施例に用いたパソコン2は、図1並びに図2に示すように、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス21に、該パソコン(コンピュータ)2が実施する弾道計算をはじめとする各種処理等を行うCPU22、処理時の一時記憶領域や記憶装置25への保存前の一時記憶されているショットデータ等を記憶する本発明のショットデータ記憶手段として使用されるRAM23、現在の時刻情報やカレンダ情報を出力するリアルタイムクロック(RTC)24、ハードディスク等から成る記憶装置25、キーボードやマウス等の入力装置26、打ち出されたゴルフボール5の初期運動状態に応じたゴルフ打球映像を含む、ゴルフコースの3次元的な立体視映像等の各種情報を表示出力する表示装置27、各種情報をプリント出力するプリンタ28、初期運動状態計測装置3とのデータ通信を行う通信部29が接続された通常のコンピュータである。
このパソコン2の記憶装置25には、入力されたショットデータに基づくゴルフ打球の映像を含む、ゴルフコースの3次元的な立体視映像を表示するためのゴルフ打球表示プログラムが予めインストールされて記憶されているとともに、任意の条件での空力係数データ(抗力係数、揚力係数、モーメント係数よりなる)、ゴルフボールの直径、ゴルフボールの重量、ゴルフボールの断面積、ゴルフボールの慣性モーメント等ゴルフボールの弾道計算に必要な基礎データや、図22に示すように、コースの背景や樹木(障害物)を含むゴルフコースの3次元空間が記述された3次元データから成るゴルフコースデータ(以下、3次元コースデータと略称する)や、初期運動状態計測装置3から入力されたショットデータや、外部の記憶装置から読み込むことで入力されたショットデータ等の各種のデータが記憶されている。
つまり、記憶装置25には、基礎データ、3次元コースデータ、ショットデータが記憶されており、図3に示すように、該記憶装置25によって、本発明における基礎データ記憶手段、3次元ゴルフコースデータ記憶手段、ショットデータ記憶手段が形成されている。
そして、ゴルフ打球表示プログラムに基づいて本実施例のパソコン2において実施される処理内容を、図5〜図21を用いて以下に説明する。
まず、パソコン2における所定の起動操作によりゴルフ打球表示プログラムが起動されると、まず、Sb1のステップにおいて起動処理を実施する。
この起動処理においては、具体的には、ハードウェアの設定処理、システム起動画面表示の表示処理、ライセンスチェック処理、システムパラメータ設定処理を実施する。
このハードウェアの設定処理においては、初期運動状態計測装置3との通信インターフェイスの接続確認等を実施し、システム起動画面表示の表示処理においては、システムロゴを含む起動画面を表示する。
また、ライセンスチェック処理においては、ライセンスキーの手動入力若しくは、図示しない外部記憶装置からの入力I/F(例えばユニバーサルシリアルバス(USB)I/Fに接続されたUSBメモリに記憶されたライセンスキーの照合を実施する。
また、システムパラメータ設定処理においては、ゴルフ打球表示プログラムに関する各種の設定データファイルの格納先や、ショットデータの格納先フォルダ等の各種の設定パラメータをGUIを使い設定する処理を行う。
これらの起動処理を実施した後、Sb2のステップに進み、図8に示すメイン画面を表示装置27に表示する。尚、この際、メイン画面の上部領域のコース立体視映像が表示される立体視映像表示領域50には、図8に示すように、起動時においては、ゴルフコースデータに含まれるティーグランド後方視点からの当該ゴルフコースの立体視映像が表示され、使用時においては、前回のショットにおいて使用されたゴルフクラブの種別に応じた視点からの当該ゴルフコースの立体視映像が表示される。尚、本実施例では、クラブ種別をショットデータに含むようにしているので、前回のショットにおいて使用されたゴルフクラブの種別に応じた視点映像を表示するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、クラブ種別のデータを、リモコン30のクラブ種別選択スイッチ(SW)30aにおける変更の受付け時点において、その都度パソコン2に送信するようにする場合にあっては、その時点においてリモコン30(クラブ種別選択スイッチ(SW)30a)にて設定されているクラブ種別に応じた視点を表示するようにしても良い。
この本実施例のメイン画面には、図8に示すように、前記した立体視映像表示領域50に加えて、画面右上部位置には、鳥瞰図表示領域51が設けられており、該鳥瞰図表示領域51に、ゴルフコースを上空から見た2次元平面図となる鳥瞰図が表示され、該鳥瞰図上に、弾道計算により算出された弾道軌跡が表示される。(図10参照)
そして、メイン画面の下部位置には、図8に示すように、各種の操作を実施するための操作パネル部52が設けられており、該操作パネル部52内には、ショットデータの読み込み入力や保存、削除やリセットを行うためのファイル関連操作部53と、立体視映像表示領域50にショットの映像表示をさせる操作等を受付けるための再生受付部54と、記憶されているショットデータの一覧(図16)を表示させる操作を受付けるためのデータ一覧受付部56と、鳥瞰図と解析対象のショットデータに含まれる各種パラメータ表示を含む解析結果画面(図18)表示させる操作を受付けるための解析結果受付部57と、終了操作を受付けるための終了受付部58と、クラブ種別の設定を受付けるためのクラブ種別受付部59を有している。
また、ファイル関連操作部53内には、ショットデータの読み込み操作を受付けるための「ファイル開く」が表示された読み込み操作項目部60と、ショットデータを再読み込み可能に記憶させるための保存操作を受付けるための「ファイル保存」が表示された保存操作項目部61と、再読み込み可能に保存されているショットデータの内から所望のショットデータを削除する削除操作を受付けるための「履歴削除」が表示された削除操作項目部62と、新たな利用者が使用する際に、それまでのショットデータを全てリセットするためのリセット操作を受付けるための「データリセット」が表示されたリセット操作項目部63とを有している。
また、再生受付部54には、ショットの立体視映像表示を実施させる再生操作を受付けるための再生操作項目部64と、図9の再生オプションダイアログ70を表示させる操作を受付けるための「オプション」が表示されたオプション操作項目部65を有している。
このメイン画面をSb2のステップにおいて表示した後、パソコン2(CPU22)は、Sb3〜Sb10の各ステップを巡回実施して、初期運動状態計測装置3からのショットデータの受信の有無、再生操作項目部64への操作の有無、ファイル関連操作部53への各種の操作の有無、クラブ種別受付部59への操作の有無、オプション操作項目部65への操作の有無、データ一覧受付部56への操作の有無、解析結果受付部57への操作の有無、終了受付部58への操作の有無を判定する待機状態に移行する。
このSb3〜Sb10の待機状態において利用者が、新たにゴルフ打球表示装置1を利用しようとする時には、始めに、リセット操作項目部63を入力操作して、後述するように、その時点までに一時記憶されているそれまでの利用者のショットデータをリセットさせる。
具体的には、待機状態においてリセット操作項目部63を入力操作した場合には、該入力操作がSb5において検知されてSb16のファイル処理が実施される。
この本実施例のファイル処理においては、入力操作された操作項目部が、どの操作項目部であるかが特定されて、特定された操作項目部に応じた処理が実施されるようになっており、リセット操作項目部63を操作した場合には、図21に示すように、リセットの良否を受付けるためのデータリセットダイアログ74を表示して、リセットの意志確認を実施した後、「はい」の受付けに応じて、その時点までに、一時記憶されているショットデータが存在する場合には、該ショットデータをリセットした後、Sb3〜Sb10の待機状態に戻る。尚、起動直後等であって、未だ誰も利用していない場合であれば、これらのリセット操作を実施しなくても良い。
そして、次に、使用するクラブの選択と設定を実施する。具体的には、実打したいクラブがウッドである場合には、リモコン30のクラブ種別選択スイッチ(SW)30aにおいてクラブ種別としてウッドに該当する操作ボタンを選択入力し、実打したいクラブがアイアンである場合には、クラブ種別としてアイアンに該当する操作ボタンを選択入力し、実打したいクラブがウェッジである場合には、クラブ種別としてウェッジに該当する操作ボタンを選択入力する。
そして、これら実打するクラブである例えばウッドのショットデータを管理するために当該ゴルフクラブに割り当てる種別名(本実施例では「A」〜「E」の5種類)を設定するために、クラブ種別受付部59を入力操作する。
このクラブ種別受付部59の入力操作は、Sb3〜Sb10の待機状態におけるSb6のステップにて検知されてSb17のステップに進むことで、クラブ変更処理が実施される。
このSb17のクラブ変更処理においては、該クラブ種別受付部59の入力操作に応じて「A」〜「E」の種別を選択可能とされたポップアップウインドウを表示して、使用するゴルフクラブに割り当てる種別名の選択を受付け、該受付けた種別名を表示してクラブ変更処理を終了し、Sb2のステップにてメイン画面を表示した後、Sb3〜Sb10の待機状態に戻る。尚、起動直後等である場合や既に表示されている種別名を変更する必要が無ければ、クラブ種別受付部59の入力操作を行わなくても良い。
このようにすることで、例えば、ウッドであれば、モデルSのウッドに種別名「A」、モデルTのウッドに種別名「B」、・・・というように、異なるクラブのショットデータが、これら種別名「A」〜「E」に対応して個別にパソコン2で管理されるようになり、同様に、リモコン30(クラブ種別選択スイッチ(SW)30a)でアイアン或いはウェッジを選択した場合にも、種別名「A」〜「E」を選択することで、5種類の異なるクラブのショットデータが、個別に管理されるようになる。尚、本実施例では、これら各種別名のショットデータとして、最新の10回のショットデータが記憶されて管理されるようになっているので、ウッド、アイアン、ウェッジの各々において5種類×10回=50ショット、すなわち、総合計として150ショットのデータが管理可能とされている。尚、11打目のショットを実施した場合には、最も古いショットデータである1回目のショットデータが削除されて11回目のショットデータが最新のショットデータとして管理される。
このように、使用するクラブの選択と設定を実施した後、利用者は実打したいゴルフクラブにてショットを実施する。
このショットの実施により初期運動状態計測装置3においては、前述した図4に示す計測処理が実施されることで、各種パラメータが算出されて、該算出されたパラメータと、ヘッドスピードとクラブ種別(ウッド、アイアン、ウェッジ)を含むショットデータが送信される。
該送信されたショットデータの受信は、Sb3〜Sb10の待機状態におけるSb3のステップにおいて検知されてSb11のステップに進み、該受信したショットデータを、該ショットデータに含まれるクラブ種別とクラブ種別受付部59にて設定されている種別名「A」〜「E」と、当該クラブ種別並びに種別名におけるショット順序データ(1打目〜10打目(最新ショット))とに対応付けて一時記憶するショットデータ記憶処理が実施される。
そして、Sb12のステップに進んで、該受信したショットデータ、前述の空力係数データ等の基礎データ、並びに3次元コースデータに基づくコース地形に基づいて、飛球弾道並びに着地後弾道を算出する。更には、3次元地形を認識した飛球弾道並びに着地後弾道に拡張するために拡張を行う。
この算出方法としては、具体的には、特開2003−117044号公報に開示されて いる、F=m・dV/dtの運動方程式をF+F’ = m・dV/dt(F’は補正用外力) に拡張し、これを解くプログラムを用いて計算することによって得ることができる。
X軸を飛球方向、Z軸を横ぶれ方向、Y軸を鉛直(高さ)方向とすると、ある時間tにおいてボールに働く力Fx(t),Fz(t),Fy(t)は、下記の数式(1)〜(3)のように補正される。
ここで、θ(t) は一般に階段関数である。Gkは、補正前の運動方程式より求められる飛球弾道並びに着地後弾道を基にボールの最下点が高さ0になる点及び、時間tkを求め、それらの点と点に対応する3次元コースデータ上の点と点間での高さ補正を行う為に運動方程式に付加する項を外力として取り入れる際に現れる係数で点と点の高さに依存する。また、運動方程式がベクトル方程式であるため、外力部分を切り離して計算出来る事を利用すると、外力が無い場合のボールの速度成分(Vx,Vy,Vz)に対する補正項、そして、ボールの位置成分(X,Y,Z)に対しては、(X’,Y’,Z’)の補正項(数式4〜6)が現れる。
以上の数式(1)〜(3)の運動方程式を解くことによって、飛行中の任意の時間、つまり後述の各フレームが該当する時間におけるボールの変位ベクトルと速度ベクトルを計算することができる。尚、補正項を除いた部分は、特開2003−117044号公報に開示されている計算と同じである。
以上の計算により弾道計算(3次元弾道シミュレーション)の最後は、ゴルフボールが地面に落ちた後となる。この着地地点は、該着地地点のショット開始位置との高低差等の3次元ゴルフコースに基づく地形によっても左右されることになるが、更に、該着地時の3次元速度成分(X,Y,Z軸)とスピン数とにより、最後の処理として、着地後弾道(ラン)の計算を行う。この着地後弾道(ラン)の計算とは、地面でバウンドした後のボールの全移動量(ラン:R)を言う。但し、ボールの反躍に関しては、コースの地形において、その反躍点の形状、つまり凹凸等までは3次元コースデータに含まれていないので、本実施例においては数式(1)〜(3)の補正項は考慮しないものとしているが、3次元コースデータのデータ精度が、反躍点の凹凸形状までもを特定できるものであれば、これらボールの反躍における補正を実施するようにしても良い。
この着地後弾道(ラン)の計算について以下に説明すると、(1)落下直前のボールの速度成分(Vx+V’x,Vy+V’y,Vz+V’z)とした場合について考える。ここで、補正項を除いた部分から計算される各速度成分は、横ぶれ方向をVx、飛球線方向をVy、高さ方向をVz(上向き正)で、V’x, V’y, V’zはそれぞれの補正項である(数式7〜9)。例えば芝の摩擦、反発係数を加味した原則パラメータeを新たに設定し、これは実験により得られる経験値とする。また、これはVzに依存しないものと仮定する。このようにすることで、着地後弾道(ラン)について、3次元コースデータに基づくコースの地形、例えば高低差等による当該ゴルフコースに応じた弾道計算が実施される。
バウンドは、予め定められた所定回数、具体的には、例えば10回繰り返すものと仮定し、その後の転がりは考慮しない。ただし、10回は暫定で、z方向速度成分Vzが十分小さくなった(所定の閾値以下となった)場合、そこでバウンド終了とするプログラムとしてもよい。
1回目の跳ね上がり速度の補正項の無い部分についての速度成分Vz1は、Vz1=−Vz×eであるが、補正項が入った結果、次の着地までの速度Vz1は下記の数式(10)に修正される。ここで、e=0.2091である。
1回目のバウンド(跳ね上がって次に地面に落下するまで)に要する時間t1(=t−t2, 一般的には、tn=tn+2−tn+1)は、t1=−(2Vz/g)×eである。ここで、gは重力加速度である。また、G2は、3次元地形上での1回目のバウンド地点と2回目のバウンド地点のz方向位置成分の差(Z3−Z2)から、数式(11)となる。
1回目のボール移動量R1は、R1=(Vx2+Vy2)1/2×t1であり、2回目の跳ねあがり速度R2は、補正項の無い部分についてはVz2=Vz1×e=−Vz×e2である。3回目の跳ねあがり速度の補正項の無い部分のVz3は、Vz3=Vz2×e=−Vz×e3であり、以下、順次同様に4回目以降の跳ね上がり速度が求まる。また、それぞれ、次の着地点までのz方向速度成分は、補正項を入れて数式(12)、数式(13)となる。尚、G3、G4は、数式(11)と同様な計算にて求められる。
以上より、10回バウンド後のボールの全移動量(ラン)Rは、補正が鉛直方向に対してである事とラン(R)の定義そのものが水平方向の距離である事より特開2003−117044号公報で計算されたものと同じである。
尚、このようにして算出した着地後弾道(ラン)におけるゴルフボールの位置を計算する場合には、x方向、y方向の移動量は、単純にVx×t、Vy×tで計算することができる。(1)で説明したように、バウンドの度にz方向の速度成分にeが乗じてくる。また、それに伴い、1バウンド当りの滞空時間も短くなるので、各バウンド毎に座標を計算することで、ゴルフボールの位置(座標)を特定することができる。
以上の着地後弾道(ラン)の計算により、該着地後弾道(ラン)と飛球弾道とからトータル飛距離の算出が終る。
つまりは、本実施例のSb12の弾道算出処理において、本発明の初期運動状態計測手段となる初期運動状態計測装置3により計測されたゴルフボールの初期運動状態に関するパラメータ(ショットデータ)と前記基礎データと3次元コースデータとを用いて該ゴルフボールの飛球弾道並びに着地後弾道を算出しており、該弾道算出処理を実施するCPU22によって、図3に示すように、本発明の弾道算出手段が形成されている。
そして、これら飛球弾道並びに着地後弾道を算出後においてSb13のステップに進み、Sb12にて算出した飛球弾道並びに着地後弾道と3次元コースデータとに基づいて、打球軌跡を含む鳥瞰図と、設定されている視点からのショット後の各時点のゴルフボールを含む立体視映像を、時系列に生成する立体視映像生成処理を実施する。
この本実施例の立体視映像生成処理においては、図7に示すように、まず、記憶装置25に記憶されている3次元コースデータを読み込むとともに(Sc1)、ショットが実施されてからショットされたゴルフボールがコース上において停止するまでの算出された弾道に基づく移動時間を、生成する立体視映像(1フレーム)の生成間隔、すなわち、単位時間のフレーム数に基づくフレーム間隔時間(具体的には、秒24フレームであれば約42ミリ秒)にて除じて、移動時間において生成することになる総フレーム数、すなわち生成するショット映像の総フレーム数を算出してフレームカウンタにセットし、減算カウントを開始する(Sc2)。
そして、読み込んだ3次元コースデータの原点位置からの当該フレームが該当する時点におけるゴルフボール5の位置を、算出した飛球弾道並びに着地後弾道より特定する(Sc3)。
そして、3次元コースデータに基づいて、ショット開始位置から該特定したゴルフボール5位置までの軌跡を含む上空から見た鳥瞰図映像を生成する(Sc4)。
そして、Sc5のステップに進み、当該フレームが該当する時点における視点位置を、後述する再生オプションダイアログ70にて設定されている設定内容に基づいて特定した後、該特定した視点位置からの、Sc3のステップにおいて特定した当該時点における位置のゴルフボール映像を含む立体視映像を、3次元コースデータに基づいて生成する(Sc6)。
尚、これら視点位置の特定において、視点位置の設定が後述する「ティーグランド」或いは「自動切換え」に設定されている場合にあっては、受信したショットデータに含まれるクラブ種別が「ウッド」である場合には図15(a)に示すティーグランド後方視点が、受信したショットデータに含まれるクラブ種別が「アイアン」若しくは「ウエッジ」である場合には図15(b)に示すように、フェアウエイ上の所定位置であるショット開始位置の後方視点が自動的に選択されるようになっている。
そして、Sc6のステップにおいて生成した立体視映像上のゴルフボールの画像を強調表示する。具体的には、後述する「ボール追従」の視点の場合においては、ボールの大きさを、ボールディンプルの存在を判別できる程度に大きく表示するとともに、当該ショットのショットデータに基づくゴルフボールの回転状況(バックスピン、サイドスピン)に基づく回転状況を、利用者が視覚的に認識できるアニメーション表示となるように、具体的には、表示されるゴルフボールの回転状況が実際の回転状況の100分の1程度になるように、該表示するゴルフボールの画像を特定し、該特定した画像を生成した立体視映像上のゴルフボールの画像として描画する(Sc7)。尚、「ボール追従」以外の視点においては、ボールの存在を認識し易くするために、ボールの大きさを、実際の大きさよりも大きく表示するのみで、ボールの回転状況を目視にて認識させるためのアニメーション表示処理は実施しない。
尚、これらボールを実際の大きさよりも大きく表示する場合においては、表示上のボール半径=実物大半径*スケール係数で算出される半径とすることで、表示状況に応じてスケール係数を変更することにより、表示状況に応じてボールが拡大表示されるようになっている。
これら拡大表示される倍率であるスケール係数としては、該スケール係数が5倍未満の場合は、画面上でのボールの表示状況が小さくなり過ぎ認識が難しくなり、逆にスケール係数が50倍以上の場合は、ボールの表示状況が大きくなり過ぎ、コース画像と不釣合いになり、臨場感が著しく阻害されることから5〜50の範囲とすれば良く、本実施例では、標準では、約20倍程度としている。
そして、Sc8のステップに進み、再生オプションダイアログ70にて軌跡表示設定、すなわち、軌跡表示の項目に対応するチェックボックスのチェックが有るか否かを判定し、軌跡表示設定がある場合においては、ショット開始位置から当該フレームが該当する時点におけるゴルフボール5位置までの軌跡を、生成した立体視映像上に描画する軌跡描画処理を実施した後Sc10のステップに進む一方(Sc9)、軌跡表示設定がなされていない場合には、Sc9のステップにおける軌跡描画処理を実施することなくSc10のステップに進む。
そして、このようにして生成した立体視映像と、Sc4のステップにおいて生成した鳥瞰図とを合成して、立体視映像表示領域50に表示するショット映像としてRAM23に時系列にセットする。
つまり、本実施例の立体視映像生成処理においては、初期運動状態計測装置3において初期運動状態の計測対象としたゴルフボール5の映像を含み、ゴルフコースにおいて任意に設定された少なくとも1つの視点から見た各時点の立体視映像を、本発明の弾道算出手段となる弾道算出処理にて算出された弾道並びに3次元コースデータに基づいて時系列に生成しており、該立体視映像生成処理を実施するCPU22によって、図3に示すように、本発明の立体視映像生成手段が形成されている。
そしてSc11のステップに進み、フレームカウンタの値が「0」となっているか、すなわち、全てのフレームの立体視映像の生成が終了したか否かを判定し、フレームカウンタの値が「0」でなければ、フレームカウンタの値から1を減算更新してSc3のステップに戻る一方、フレームカウンタの値が「0」であれば、当該立体視映像生成処理を終了してSb14のステップである立体視映像表示処理に進むことで、該立体視映像表示処理においてRAM23にセットされているフレーム映像を、実際の時間と同じ時間軸で再生されるように、例えば、24フレーム/秒の速度にて表示装置27の立体視映像表示領域50に表示することで実時間表示した後、Sb2のステップを経由してSb3〜Sb10の待機状態に戻る。
つまり、Sb14の立体視映像表示処理において、立体視映像生成処理(立体視映像生成手段)にて生成された立体視映像を表示装置27に表示しており、該立体視映像表示処理を実施するCPU22によって、図3に示すように、本発明の表示手段が形成されている。
このようにして、立体視映像表示領域50に実際にゴルフクラブにてショット(打撃)したゴルフボール5の初期運動状態に基づき算出された弾道に基づく、当該ゴルフコースにおける実打したゴルフボール5の飛球並びにランの状況を、立体視映像にて、ゴルフ場等に出向くことなく、リアルに把握することができる。
また、このようにして立体視映像表示領域50に自動的に表示されたショット映像を再度表示させて確認したい場合には、再生受付部54の再生操作項目部64を入力操作する。
この再生操作項目部64の入力操作(再生操作)は、Sb3〜Sb10の待機状態におけるSb4のステップにて検知されて、Sb15−のステップに進み、前回のショット映像表示の後、再生オプションの変更があったか否かを判定し、再生オプションの変更がなかった場合には、前述のSb14のステップである立体視映像表示処理に進むことで、該立体視映像表示処理において、当該再生の直前に、Sb12の弾道算出処理並びにSb13の立体視映像生成処理にて生成されてRAM23にセットされている映像を、表示装置27の立体視映像表示領域50に再度、実時間表示した後、Sb3〜Sb10の待機状態に戻ることで、再生受付部54を入力操作することで、前回のショット映像表示と同じ視点からのショットの映像を繰返し確認することができる。
一方、Sb15−のステップにおいて再生オプションの変更があった場合には、当該再生対象のショットデータを特定して読み出した後、前述のSb12〜Sb14の処理を実施した後、Sb2を経由してSb3〜Sb10の待機状態に戻ることで、後述するように、図9の再生オプションウインドウにおいて変更した新たな視点からのショット映像が生成されて立体視映像表示領域50に表示されるようになる。尚、図16のデータ一覧画面において変更があった場合にも、再生オプションの変更があった場合と同様に、後述するフォーカスショットのショットデータを特定して読み出した後、前述のSb12〜Sb14の処理を実施することで、後述するように、修正されたショットデータのショット映像或いは、図17(b)に示すように、各表示色の軌跡線を含むショット映像が生成されて立体視映像表示領域50に表示されるようになる。尚、このデータ一覧画面において複数のショットデータが表示されている場合においては、Sc9の軌跡描画処理においては、データ一覧画面の後述する各ショット順序選択受付部83に対応する表示色選択受付部において選択された色により、各ショットの軌跡線が描画される。
尚、本実施例では、迅速にショット映像を再生表示させるために、再生オプションの変更がない場合、つまり視点の変更や軌跡表示の変更等がない場合には、当該再生の直前においてRAM23にセットした映像を使用して表示するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら再生操作項目部64の入力操作(再生操作)の受付け時において、再生オプションの変更がない場合であっても、再生オプションの変更がある場合と同様に、再度、Sb12〜Sb14の処理を実施してショット映像を再生表示するようにしても良い。
尚、本実施例では、再生オプションの変更がある場合において、Sb12のステップにおける弾道計算処理を、再度、実施するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらSb12のステップにおける弾道計算処理を実施せずに、当該再生の直前における弾道計算処理にて算出された弾道データを記憶しておいて、当該弾道データを使用するようにしても良い。
また、利用者が新たなショットを実施したい時には、該立体視映像表示領域50におけるショット映像の表示が終了して再度、立体視映像表示領域50にショット開始位置の後方視点(前回のショットがウッドであれば、ティーショット位置の後方視点、アイアン(ウェッジを含む)であれば、フェアウエイ上の所定のショット位置の後方視点)からの映像が表示された状況、すなわち、パソコン2(CPU22)が、Sb3〜Sb10の待機状態となっている状況において、ゴルフボール5を実際にショット(実打)していくことで、2打目、3打目のショットデータが、前述したように、パソコン2において、クラブ種別と種別名とショット順位とに対応付けて一時記憶されて管理されるとともに、ゴルフクラブを変更する場合には、リモコン30(クラブ種別選択スイッチ(SW)30a)および/またはクラブ種別受付部59を操作して、設定の変更を実施した後、ショットを実施していけば良い。
このようにして再生表示されたショット映像を、異なる視点から確認したい場合には、該ショット映像表示が終了した後に、再生受付部54のオプション操作項目部65を入力操作(オプション操作)すれば良い。
このオプション操作項目部65の入力操作は、Sb3〜Sb10の待機状態におけるSb7のステップにて検知されて、Sb18のステップに進むことで再生オプション設定変更処理が実施される。
この本実施例の再生オプション設定変更処理においては、まず、図9に示す再生オプションダイアログ70を表示する。尚、ダイアログとは画面中に上重表示されるものであり、選択あるいは設定が終了すると画面から消えるウインドウを示すものである。
この再生オプションダイアログ70には、図9に示すように、各種の視点項目と軌跡表示の有無を選択設定できるようになっている。具体的には、視点項目として、「ティーグランド」、「落下地点」、「水平」、「ボール追従」、「自動切換え」の項目と、これらの各項目に対応するチェックボックスが設けられている。
この再生オプションダイアログ70において、「ティーグランド」に対応するチェックボックスにチェック表示がされるように「ティーグランド」の項目(対応するチェックボックスを含む)を選択した場合には、前述のSb13の立体視映像生成処理において、ティーグランド後方視点からのショット映像が生成されることで、図10に示すティーグランド後方視点からのショット映像が立体視映像表示領域50に表示される。
また、再生オプションダイアログ70において「落下地点」に対応するチェックボックスにチェック表示がされるように「落下地点」の項目(対応するチェックボックスを含む)を選択した場合には、前述のSb13の立体視映像生成処理において、落下地点のボール飛球方向の前方側からショット開始位置を見た着地視点からのショット映像が生成されることで、図11に示すように、該着地視点からのショット映像が立体視映像表示領域50に表示される。
また、再生オプションダイアログ70において「水平」に対応するチェックボックスにチェック表示がされるように「水平」の項目(対応するチェックボックスを含む)を選択した場合には、前述のSb13の立体視映像生成処理において、打ち出されたゴルフボールをコースの側部方向から見た視点であって、該ゴルフボールの移動に伴って水平移動する水平視点から見たショット映像が生成されることで、図12に示すように、該水平視点から見たショット映像が立体視映像表示領域50に表示される。
また、再生オプションダイアログ70において「ボール追従」に対応するチェックボックスにチェック表示がされるように「ボール追従」の項目(対応するチェックボックスを含む)を選択した場合には、前述のSb13の立体視映像生成処理において、打ち出されたゴルフボールの後方上部位置からの視点であって、該ゴルフボールの移動に伴って追随移動するボール追従視点から見たショット映像が生成されることで、図13に示すように、該ボール追従視点から見たショット映像が立体視映像表示領域50に表示される。
また、「自動切換え」に対応するチェックボックスにチェック表示がされるように「自動切換え」の項目(対応するチェックボックスを含む)を選択した場合には、Sb13の立体視映像生成処理において、ショット直後の飛球開始時においてはティーショット視点、その後は水平視点、そしてボール追従視点、そして着地視点から見たショット映像が順次生成されることで、これらティーショット視点、水平視点、ボール追従視点、着地視点から見たショット映像が立体視映像表示領域50に自動的に切り替わって表示される。尚、この「自動切換え」の項目と、その他の視点の項目とは排他選択関係とされており、「自動切換え」を選択した場合には、他の視点は選択不可とされ、「自動切換え」以外の視点を選択した場合には「自動切換え」は選択不可とされる。
また、本実施例の再生オプションダイアログ70中には、図9に示すように、「水平」の項目と「ボール追従」の項目に対応して、ゴルフボールと移動する視点との距離を選択設定するカメラ距離設定部が設けられており、該カメラ距離設定部において少ない値を選択設定することでゴルフボールに近い視点となり、該カメラ距離設定部において大きい値を選択設定することでゴルフボールに遠い視点となる。
つまり、本実施例の再生オプションダイアログ70においては、表示装置27並びに入力装置26を使用して、水平視点、若しくは前記ボール追従視点の弾道上を飛球するゴルフボールからの視点の距離を設定変更可能とされており、図3に示すように、これら表示装置27並びに入力装置26により本発明における視点距離設定変更手段が形成されている。
また、再生オプションダイアログ70中の軌跡表示の項目に対応するチェックボックスをチェックした場合には、図7に示す立体視映像生成処理において軌跡表示設定有りとして判定されて、弾道算出処理にて算出された弾道データに基づく弾道の軌跡を糸状の線分にて表示するための軌跡描画処理が実施されることで、例えば、視点の設定がボール追従視点であれば、図14(a)に示すように、軌跡表示を含むショット映像が立体視映像表示領域50に表示され、軌跡表示の項目に対応するチェックボックスをチェックしなかった場合には、図7に示す立体視映像生成処理において軌跡表示設定無しとして判定されて軌跡描画処理が実施されないことで、図14(b)に示すように、軌跡表示を含まないショット映像が立体視映像表示領域50に表示される。
つまり、本実施例の再生オプションダイアログ70においては、表示装置27並びに入力装置26を使用して、軌跡線の表示・非表示を設定変更可能とされており、図3に示すように、これら表示装置27並びに入力装置26により本発明における軌跡線表示設定変更手段が形成されている。
このようにして、再生オプションダイアログ70における各種の視点項目と軌跡表示の有無を変更設定した場合には、該再生オプションダイアログ70下方の「OK」の項目を選択することで、該再生オプションダイアログ70が閉じられて再生オプション設定変更処理が終了され、Sb2のステップに戻ることで図8のメインメニュー画面が表示された後、Sb3〜Sb10の待機状態に戻り、この待機状態で再生操作項目部64を操作することにより、前述したように、再生オプションダイアログ70における設定に応じた視点や軌跡表示のショット映像が立体視映像表示領域50に表示される。
また、利用者がパソコン2において一時記憶されて管理されている既に打ち終わった複数のショットのショットデータを確認したい場合には、データ一覧受付部56を入力操作すれば良い。
このデータ一覧受付部56の入力操作は、Sb3〜Sb10の待機状態におけるSb8のステップにて検知されて、Sb19のステップに進むことで図16に示すデータ一覧画面が表示された後、Sb20のステップに進んで、該データ一覧画面におけるパラメータ修正等を受付けて該受付けた変更を設定する処理等を実施する一覧データ関連処理を実施する。
本実施例のデータ一覧画面には、図16に示すように、その上部位置には、一覧表示する対象のクラブ種別を選択指定するためのクラブ種別指定受付部と、種別名(「A」〜「E」)を選択指定するための種別名指定受付部を有しているとともに、該種別名指定受付部の下方位置には、クラブ種別指定受付部並びに種別名指定受付部に表示されているクラブ種別並びに種別名に対応して一時記憶されている最新のショットデータに含まれるヘッドスピードやパラメータ、並びに弾道計算により算出された飛球弾道に基づくキャリー(飛距離)、飛球弾道並びに着地後弾道に基づくランを含むトータル距離、並びに横ぶれの距離が表示される最新ショット表示部81を有している。
また、最新ショット表示部81の下方には、ショット順序(1打目〜最新ショット)を選択指定するためのショット順序選択受付部83を4つ有するショットデータ表示部82が設けられており、各ショット順序選択受付部83にて選択指定されたショットのショットデータに含まれるヘッドスピードやパラメータ、並びにキャリー(飛距離)、トータル距離、横ぶれの距離が、それぞれ表示されるようになっている。つまり、ショット順序選択受付部83にて指定することで、1打目〜最新ショットの内の所望のショットのショットデータを表示させて確認することができる。
そして、これらショット順序選択受付部83にて選択した複数のショットの軌跡を含むショット映像を、図17(b)に示すように表示させることができる。
具体的には、各ショット順序選択受付部83の下部位置には表示色選択受付部が設けられており、該表示色選択受付部において色を選択設定(他の表示色と排他選択)した後、「戻る」を入力操作して当該データ一覧画面を閉じて一覧データ関連処理を終了させた後、メイン画面における再生操作項目部64の入力操作(再生操作)を実施することで、ショット順序選択受付部83に対応するビューセレクトチェックボックスがチェックされたショットのショットデータに基づくショット映像上に、例えば、図17(a)に示すように、最新ショットに対応するビューセレクトチェックボックスにチェックがされている場合であれば、最新ショットのショット映像上に、その他のショットの軌跡が、表示色選択受付部にて指定された表示色にて軌跡描画処理により描画されることで、図17(b)に示すような、複数(4つ)の弾道軌跡を含むショット映像が立体視映像表示領域50に表示される。
尚、表示色選択受付部においては、表示色の外に「非表示」が選択設定可能とされており、該「非表示」が選択設定されているショットの軌跡はショット映像には表示されないようになる。
つまり、本実施例のデータ一覧画面におけるショットデータ表示部82には、一時記憶されている各ショットのショットデータを複数表示し、該表示された複数のショットデータの中から表示するショットの1つ以上のショットデータの指定を、表示装置27並びに入力装置26を使用して受付けており、図3に示すように、これら表示装置27並びに入力装置26により本発明におけるショット指定受付け手段が形成されている。
また、本実施例の一覧データ関連処理においては、データ一覧画面において、ショット順序選択受付部83に対応して表示されているショットデータの内、ボールスピード、打ち出し角(上下)、打ち出し角(左右)、バックスピン、サイドスピンの各パラメータの修正が可能とされており、これらパラメータの修正を受付け、「設定」の項目メニューの入力操作を受付けた後、「戻る」を入力操作して当該データ一覧画面を閉じて一覧データ関連処理を終了させた後、メイン画面における再生操作項目部64の入力操作(再生操作)を実施することで、データ一覧画面において修正されたパラメータに基づく修正弾道が新たに弾道算出処理にて算出され、これら修正弾道に基づく修正弾道軌跡を含むショット映像が立体視映像表示領域50に表示される。
つまり、本実施例のデータ一覧画面においては、表示装置27並びに入力装置26を使用して、表示装置27のデータ一覧画面に表示されたショットデータ(パラメータ)の修正を受付けており、図3に示すように、これら表示装置27並びに入力装置26により本発明における修正受付け手段が形成されている。
尚、本実施例では、これらパラメータの修正に際して、修正されたパラメータに基づく横ぶれ距離を、修正の受付け時において算出して逐次表示するようにしており、このようにすることで、最も横ぶれ距離の少ないパラメータへの修正を、容易にできるようになっており、これら最も横ぶれ距離の少ないパラメータのショット映像を確認することができるようになっている。
尚、これら修正したパラメータを修正前の元のパラメータに戻すには、データ一覧画面における「初期値」の項目メニューの入力操作をすることで、ショット順序選択受付部83に対応して表示されているショットデータのパラメータが元の値に復元される。
また、データ一覧画面における表示対象とされたクラブ種別並びに種別名に対応して一時記憶されているショットデータの内、所望のショット順序のショットデータを削除したい場合には、削除したいショットデータのショット順序を、ショット順序選択受付部83にて選択して、ショットデータを表示させた後、該ショットデータを修正と同様にして選択した状態において「削除」の項目メニューの入力操作を実施することで、当該ショット順序のショットデータが削除される。尚、この場合において、当該削除されたショット順序よりも高い順序のショットデータの順序は、1つずつ低い順序に更新される。
つまり、本実施例の一覧データ関連処理においては、データ一覧画面において表示された複数のショットデータの中から削除するショットデータの指定を受付け、該受付けたショットデータを削除しており、図3に示すように、該一覧データ関連処理を実施するCPU22によって本発明におけるショットデータ削除手段が形成されている。
また、ショットの状況をより詳細に分析して知りたい場合においては、データ一覧画面において、分析したいショットに対応するビューセレクトチェックボックスをチェックした後、「戻る」を入力操作して当該データ一覧画面を一旦閉じて一覧データ関連処理を終了させた後、メイン画面における解析結果受付部57の入力操作を実施することで、該操作がSb3〜Sb10の待機状態におけるSb9のステップにて検知されて、Sb21のステップに進んで解析画面表示処理が実施されることで、ビューセレクトチェックボックスがチェックされたフォーカスショットのショットデータ(ヘッドスピード、ボールスピード、打ち出し角(上下)、打ち出し角(左右)、バックスピン、サイドスピン、キャリー(飛距離)、トータル距離、横ぶれの距離)と、そのショットの距離方向と横方向の座標と共に上空から見た弾道と、距離方向と高さ方向の座標と共に水平から見た弾道を含む2次元画像を含む図18に示す解析画面が表示装置27に表示される。
また、一時記憶されてパソコン2に管理されているショットデータを保存したい場合には、ファイル関連操作部53の保存操作項目部61を入力操作すれば良く、該操作がSb3〜Sb10の待機状態におけるSb5のステップにて検知されて、Sb16のファイル処理が実施されることで、操作内容が保存操作項目部61の入力操作であることが特定されることにより、図19(a)に示すファイル保存ダイアログ71が上重表示される。
このファイル保存ダイアログ71において、識別名としてショットを行った人に対応する識別名を入力し、「保存する」の保存ボタンを入力操作することにより識別名に対応するファイルとして、一時記憶されているショットデータが記憶装置25の所定のフォルダ(記憶領域)に保存される。尚、「キャンセル」のキャンセルボタンが入力操作された場合には、保存は実施されることなく、該ファイル処理が終了されて図8のメイン画面が表示されたSb3〜Sb10の待機状態に戻る。
また、これら保存したショットデータに基づく表示等を実施させたい場合には、ファイル関連操作部53の読み込み操作項目部60を入力操作すれば良く、該操作がSb3〜Sb10の待機状態におけるSb5のステップにて検知されて、Sb16のファイル処理が実施されることで、操作内容が読み込み操作項目部60の入力操作であることが特定されることにより、図19(b)に示すファイル開くダイアログ72が上重表示される。
このファイル開くダイアログ72においては、記憶装置25の所定のフォルダ(記憶領域)に保存されているファイルが選択可能に一覧表示されるようになっており、該一覧から読み出したいファイルを選択し、「はい」のボタンを入力操作することにより、選択されたファイル名のショットデータを読み込む。尚、この際、読み込み前に一時記憶しているショットデータはクリアする。その後、データ一覧ボタンを押下することにより読み込んだショットデータが表示されるようになる。
また、フォルダ(記憶領域)に保存しているファイルを編集したい場合には、ファイル関連操作部53の削除操作項目部62を入力操作すれば良く、該操作がSb3〜Sb10の待機状態におけるSb5のステップにて検知されて、Sb16のファイル処理が実施されることで、操作内容が削除操作項目部62の入力操作であることが特定されることにより、図20に示す履歴削除ダイアログ73が上重表示される。
この履歴削除ダイアログ73においては、記憶装置25の所定のフォルダ(記憶領域)に保存されているファイルが選択可能に一覧表示されるようになっており、該一覧から削除したいファイルを選択し、「はい」のボタンを入力操作することにより、選択されたファイル名のショットデータが削除される。
また、新たな利用者が使用する際において、それまでに一時記憶されているショットデータを全てリセットしたい場合には、ファイル関連操作部53のリセット操作項目部63を入力操作すれば良く、該操作がSb3〜Sb10の待機状態におけるSb5のステップにて検知されて、Sb16のファイル処理が実施されることで、操作内容がリセット操作項目部63の入力操作であることが特定されることにより、図21に示すデータリセットダイアログ74が上重表示される。ここで、「はい」ボタンを入力操作することにより一時記憶されているショットデータが全てリセットされる。
尚、メイン画面の終了受付部58の入力操作があったときは、該操作がSb3〜Sb10の待機状態におけるSb10のステップにて検知されて、所定の終了処理、例えば、未保存のショットデータがある場合におけるアラート表示等を実施する処理等を行った後、該ゴルフ打球表示プログラムを終了する。
以上、本実施例のようにすれば、実打したショットの弾道が算出され、該算出された弾道並びに3次元ゴルフコースデータから、任意の視点からの立体視映像が時系列に生成されて表示装置27に表示されるので、多数の視点からの撮像した膨大な実際の映像等を使用することなく、これら任意の視点からの打ち出されたゴルフボールの映像を含む立体視映像を容易に生成させて、迅速に表示することが可能となるので、実打したショットが実際のコースにおいてどのように飛球しているのかを、ゴルフ場や練習場等に出向くことなく、簡便に把握することができる。
また、本実施例によれば、3次元ゴルフコースデータに基づいて、該ゴルフコースの高低差等による当該ゴルフコースに応じた飛球弾道が算出されるようになるので、実際のゴルフコースにおける打球の飛球状況をより正確に把握することができる。
また、本実施例によれば、ゴルフコースの高低差等による当該ゴルフコースに応じた飛球弾道に加えて着地後弾道も算出されることで、これら算出された着地後弾道も飛球弾道の軌道表示とは異なる色により表示されるようになるので、打球の着地後のラン状況も把握することができる。
また、本実施例によれば、ゴルフボールの移動に追従して視点が移動するボール追随視点を有するので、飛球中等におけるゴルフボールの状況を、より正確に把握することができる。
また、本実施例によれば、水平視点並びにボール追従視点を有するので、これら水平視点或いはボール追従視点から見た前記立体視映像を表示させることができる。
また、本実施例によれば、水平視点、若しくは前記ボール追従視点において視点のゴルフボールからの距離を適宜に設定変更することができる。
また、本実施例によれば、ボール追従視点においてアニメーション表示によるゴルフボールの強調表示を実施することで、実際のゴルフボールの回転速度は非常に早く、目視で確認できないが、これらゴルフボールの回転状態を目視にて簡便に把握することができる。
また、本実施例によれば、ティーショット視点並びに着地視点を有することで、ティーショット視点或いは着地視点から見た立体視映像(ショット映像)を表示させることができる。
また、本実施例によれば、「自動切換え」の視点を有することで、ティーショット視点、水平視点、ボール追従視点、着地視点から見た視点が所定順に順次、自動的に切り替わって表示されるようになるので、これら各視点を同時に表示する場合に比較して、個々の視点からの立体視映像を大きく表示することができるとともに、立体視映像生成処理における処理負荷も低減できる。
また、本実施例によれば、リモコン30(クラブ種別選択スイッチ(SW)30a)にて受付けたゴルフクラブの種別がウッドであるときには、自動的に視点がティーショット視点とされ、ウッド以外のアイアンやウエッジであるとにきは、前記ゴルフコースの途中位置の視点とされることで、これら視点を変更する手間を不用にでき、利用者の利便性を向上できる。
また、本実施例によれば、その時点までの弾道軌跡を含む鳥瞰図が生成された鳥瞰図表示領域51に表示されるので、打球の当該ゴルフコースにおける現在位置等の状況を該鳥瞰図上にて容易に把握することができる。
また、本実施例によれば、生成される立体視映像が軌跡線を含むことで、打球の軌道をより正確に把握することができる。
また、本実施例によれば、必要に応じて再生オプションダイアログ70における軌跡表示の項目に対応するチェックボックスを操作することにより、軌跡線の表示・非表示を変更することができる。
また、本実施例によれば、ショット映像がほぼ実時間にて表示されるので、実際の打球と同様にゴルフボールが立体視映像中を飛球するようになり、臨場感が向上するとともに、打球が飛行している時間もほぼ実時間となるので、これら打球が飛行している時間も感覚的に把握することができる。尚、本実施例では実施していないが、これら表示時間を1/2の短時間にて倍速表示したり、或いは実際の時間のよりも2倍の長時間にてスロー表示したりしても良い。
また、本実施例によれば、データ一覧画面においてショットデータ(パラメータ)を修正することができるので、一度実施したショットのショットデータにおいて、どのデータを修正したらどのような飛球状況となるのかを、簡便に把握することができ、例えば、クラブ選択において、どのような特徴のクラブを選択すべきか等を的確に認識することができる。
また、本実施例によれば、修正後と未修正の双方のショットの打球、若しくは打球並びに軌跡を、同一画面上において容易に比較することができる。
また、本実施例によれば、データ一覧画面において各軌跡線の表示色を選択できるので、修正後と未修正の双方のショットの打球、若しくは打球並びに軌跡を、良好に識別できるようになる。
また、本実施例によれば、データ一覧画面において一度実施した複数のショットの各ショットデータを確認したり、個々のショットのショットデータを比較することができるとともに、ショットデータを選択することで、該選択したショットデータに基づいて生成された立体視映像が表示されるので、これら個々のショットの飛球状況を繰返し確認することができる。
また、本実施例によれば、個々のショットの打球、若しくは打球並びに軌跡を良好に識別できるようになる。
また、本実施例によれば、データ一覧画面において、複数のショットデータの中から所望のショットデータを削除することができる。
また、本実施例によれば、ゴルフ打球表示プログラムをインストールすることで、通常のコンピュータであるパソコン2を容易にゴルフ打球表示装置1として利用することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、上記実施例では、弾道計算処理において、3次元コースデータに基づく着地点の地形(高低差)も考慮して弾道を計算(シミュレート)しており、このようにすることは、実際のコースにおけるショットの状況を、より正確把握できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ゴルフクラブの選択ツールとして本発明のゴルフ打球表示装置1を使用する場合には、着地地点の高低差が大きい地点、例えば高さ位置が高い地点に飛球した場合には飛距離が短くなり、逆に高さ位置が低い地点に飛球した場合には飛距離が短くなる等のように、飛球先により飛距離にばらつきが出て、かえってゴルフクラブを比較し難くなる場合があるので、これらの場合においては、着地点の地形(高低差)を考慮しない弾道を計算(シミュレート)するようにしても良い。
また、前記実施例では、飛球弾道に加えて着地後弾道を算出しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら着地後弾道を算出しないものであっても良い。
また、前記実施例では、着地後弾道として、3次元コースデータに基づくコース地形を考慮した着地後弾道を算出しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらコース地形を考慮しない着地後弾道としても良い。
また、前記実施例では、立体視映像表示領域50へのショット映像とともに鳥瞰図を表示するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら鳥瞰図を表示しない構成としても良い。
また、前記実施例では、ゴルフクラブの種別をリモコン30(クラブ種別選択スイッチ(SW)30a)で受付けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらのゴルフクラブの種別を、パソコン2において受付けるようにしても良い。
また、前記実施例では、表示装置27を1つとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら表示装置として立体視映像表示領域50のみを利用者のショット方向前方に配置された大型スクリーンに投影して、利用者があたかもゴルフ場にてショットしているように、臨場感を向上できるようにしても良い。
また、前記実施例では、ゴルフクラブの種別毎にショットデータを管理するために、ショットの開始位置を、所定の位置としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、これらゴルフクラブの比較を実施するのに好適なクラブ比較モードとともに、ランドモードを設け、該ランドモードを選択した場合には、一度ショットしたゴルフボールの停止位置から、続けてショットを実施できるようにしても良い。
また、前記実施例では、ショットの開始位置を、リモコン30(クラブ種別選択スイッチ(SW)30a)で受付けたクラブ種別がウッドである場合にはティーグラウンドから、アイアンおよびウェッジの場合にはフェアウエィ上の所定の位置としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記実施例によれば、コース上の任意の地点の視点からの立体視映像を生成できるので、これらショットの開始位置を、コース上において利用者から任意に受付けるようにし、利用者が、コース上の所望の任意の位置からのショットを実施できるようにしても良い。
本発明の活用例として、上述したように、ランドモードを設ける等のようにして使用することで、ゴルフ場に出向くことなく、手軽に実際のショットを実施してラウンドを楽しむことのできる遊戯装置(シミュレータ)としても活用することができる。
本発明の実施例におけるゴルフ打球表示装置を示す全体図である。 本発明の実施例におけるゴルフ打球表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例におけるゴルフ打球表示装置の各手段の構成を示す手段構成図である。 本発明の実施例に用いた計測装置における計測処理の処理内容を示すフロー図である。 本発明の実施例のゴルフ打球表示プログラムに基づきパソコン2において実施される処理内容を示すフロー図である。 本発明の実施例のゴルフ打球表示プログラムに基づくパソコン2において実施される処理内容(Sb12〜Sb14)を示すフロー図である。 本発明の実施例のゴルフ打球表示プログラムに基づきパソコン2において実施される立体視映像生成処理(Sb14)の詳細な処理内容を示すフロー図である。 本発明の実施例のゴルフ打球表示プログラムがインストールされたパソコン2において表示されるメイン画面を示す図である。 本実施例のパソコン2において表示される再生オプションダイアログ70をを示す図である。 本実施例のパソコン2において表示されるティーショット視点画面を示す図である。 本実施例のパソコン2において表示される着地視点画面を示す図である。 本実施例のパソコン2において表示される水平視点画面を示す図である。 本実施例のパソコン2において表示されるボール追随視点画面を示す図である。 (a)は、本実施例のパソコン2において表示される軌跡表示を伴うボール追随視点画面を示す図であり、(b)は、本実施例のパソコン2において表示される軌跡表示のないボール追随視点画面を示す図である。 (a)は、本実施例のパソコン2において表示されるウッド選択時における視点画面を示す図であり、(b)は、本実施例のパソコン2において表示されるアイアン選択時における視点画面を示す図である。 本実施例のパソコン2において表示されるショットデータ一覧画面を示す図である。 (a)は、本実施例のパソコン2において、複数のショットの軌跡を同時表示する設定時のショットデータ一覧画面を示す図であり、(b)は、複数のショットの軌跡を同時表示する設定時における再生画面を示す図である。 本実施例のパソコン2において、解析結果受付部の選択時において表示される解析結果画面を示す図である。 (a)は、ファイル保存時において本実施例のパソコン2に表示されるファイル保存ダイアログ71を示す図であり、(b)は、ファイル読み込み時において本実施例のパソコン2に表示されるファイル開くダイアログ72を示す図である。 本実施例のパソコン2において、履歴削除操作時において表示される履歴削除ダイアログ73を示す図である。 本実施例のパソコン2において、データリセット操作時において表示されるデータリセットダイアログ74を示す図である。 本実施例に用いたゴルフコースの3次元データに基づくフレームイメージ図である。
符号の説明
1 ゴルフ打球表示装置
2 パソコン
3 初期運動状態計測装置
4 クラブヘッド
5 ゴルフボール
21 データバス
22 CPU
23 RAM
24 RTC
25 記憶装置
26 入力装置
27 表示装置
28 プリンタ
29 通信部
30 リモコン
31a レーザ発受光部
31b レーザ発受光部
31 ヘッドスピード測定器
32 ストロボライト(閃光装置)
33 CCDカメラ
34 画像取込ボード
35 パラメータ算出手段
36 制御部
50 立体視映像表示領域
51 鳥瞰図表示領域
52 操作パネル部
53 ファイル関連操作部
54 再生受付部
56 データ一覧受付部
57 解析結果受付部
58 終了受付部
59 クラブ種別受付部
60 読み込み操作項目部
61 保存操作項目部
62 削除操作項目部
63 リセット操作項目部
64 再生操作項目部
65 オプション操作項目部
70 再生オプションダイアログ
71 ファイル保存ダイアログ
72 ファイル開くダイアログ
73 履歴削除ダイアログ
74 データリセットダイアログ
81 最新ショット表示部
82 ショットデータ表示部
83 ショット順序選択受付部

Claims (21)

  1. 現実のゴルフクラブにより打ち出されたゴルフボールの初期運動状態に基づいて、該ゴルフボールの飛球状況を表示するゴルフ打球表示装置であって、
    ゴルフボールの弾道計算に必要な基礎データを記憶する基礎データ記憶手段と、
    打撃直後のゴルフボールの初期運動状態を計測する初期運動状態計測手段と、
    打ち出し対象とするゴルフコースの地形並びに障害物の3次元データを記憶する3次元コースデータ記憶手段と、
    前記初期運動状態計測手段により計測されたゴルフボールの初期運動状態に関するデータと前記基礎データとを用いて該ゴルフボールの弾道を算出する弾道算出手段と、
    前記初期運動状態の計測対象としたゴルフボールの映像を含み、前記ゴルフコースにおいて任意に設定された少なくとも1つの視点から見た各時点の立体視映像を、前記弾道算出手段にて算出された弾道並びに前記3次元データに基づいて時系列に生成する立体視映像生成手段と、
    該立体視映像生成手段にて生成された立体視映像を表示する表示手段と、
    を有することを特徴とするゴルフ打球表示装置。
  2. 前記弾道算出手段は、前記初期運動状態に関するデータと前記基礎データと前記3次元データに基づいて、打ち出されたゴルフボールの第1着地地点までの弾道を算出することを特徴とする請求項1に記載のゴルフ打球表示装置。
  3. 前記弾道算出手段は、前記第1着地地点までの飛球弾道に加えて、該第1着地地点から停止地点までの着地後弾道も算出することを特徴とする請求項2に記載のゴルフ打球表示装置。
  4. 前記視点を、前記弾道算出手段にて算出された弾道上を移動するゴルフボールに追従させて移動させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のゴルフ打球表示装置。
  5. 前記立体視映像生成手段は、ゴルフボールの飛球方向の側方から該ゴルフボールを追尾するように移動する水平視点、ゴルフボールの飛球方向の後方斜め上方からゴルフボールを追尾するように移動するボール追従視点の少なくとも一方の視点から見た前記立体視映像を生成することを特徴とする請求項4に記載のゴルフ打球表示装置。
  6. 前記水平視点、若しくは前記ボール追従視点の弾道上を飛球するゴルフボールからの距離を設定変更するための視点距離設定変更手段を有し、
    前記立体視映像生成手段は、前記視点距離設定変更手段にて設定された距離の視点から見た前記立体視映像を生成することを特徴とする請求項5に記載のゴルフ打球表示装置。
  7. 前記立体視映像生成手段は、生成する立体視映像に含まれるゴルフボールの映像が、該立体視映像が表示手段に表示された際に、前記初期運動状態に関するデータに基づく該ゴルフボールの回転状態を目視にて把握できる態様となるように立体視映像を生成することを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のゴルフ打球表示装置。
  8. 前記立体視映像生成手段は、ティーショット開始位置の打ち出し方向の後方側からショットの様子を確認することができるティーショット視点、ゴルフボールの着地点付近からティーショット位置を見たゴルフボールが着地する様子を確認することができる着地視点の少なくとも一方の視点から見た前記立体視映像を生成することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のゴルフ打球表示装置。
  9. 前記立体視映像生成手段は、前記ティーショット視点、前記水平視点、前記ボール追従視点、前記着地視点から見た前記立体視映像を、所定順に順次生成することを特徴とする請求項8に記載のゴルフ打球表示装置。
  10. ショットするゴルフクラブの種別がウッドであるかウッド以外であるかを受付けるためのクラブ種別受付け手段を有し、
    前記立体視映像生成手段は、前記クラブ種別受付け手段にて受付けたクラブの種別がウッドであるときには前記ティーショット視点から見た前記立体視映像を生成し、ウッド以外のクラブであるときには前記ゴルフコースの途中位置のショット開始地点の後方視点から見た前記立体視映像を生成することを特徴とする請求項8または9に記載のゴルフ打球表示装置。
  11. 前記立体視映像生成手段は、ゴルフボールの弾道軌跡を含む当該ゴルフコースのゴルフコース鳥瞰図を有する前記立体視映像を生成することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のゴルフ打球表示装置。
  12. 前記立体視映像生成手段は、各時点の当該ゴルフボールの位置までの軌跡となる軌跡線を含む前記立体視映像を生成することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のゴルフ打球表示装置。
  13. 前記軌跡線の表示・非表示を設定変更するための軌跡線表示設定変更手段を有し、
    前記立体視映像生成手段は、前記軌跡線表示設定変更手段にて前記軌跡線の表示設定がなされているときに、該軌跡線を含む前記立体視映像を生成することを特徴とする請求項12に記載のゴルフ打球表示装置。
  14. 前記表示手段は、前記立体視映像生成手段にて生成された時系列の前記立体視映像を実時間にて表示することを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載のゴルフ打球表示装置。
  15. 前記表示手段は、前記初期運動状態計測手段にて計測された初期運動状態に関するデータとなるボールスピード、打ち出し角(上下)、打ち出し角(左右)、バックスピン、サイドスピンのパラメータ及び前記弾道算出手段で算出した弾道に基づく飛距離、横ぶれのデータの少なくとも1つを含むをショットデータを表示し、
    前記表示手段にて表示されたショットデータの修正を受付けるための修正受付け手段を有し、
    前記立体視映像生成手段は、前記修正受付け手段にて受付けた修正内容が反映された修正ショットデータに基づいて前記立体視映像を生成し、
    前記表示手段は、該修正ショットデータに基づいて生成された立体視映像を表示することを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載のゴルフ打球表示装置。
  16. 前記立体視映像生成手段は、前記修正ショットデータ並びに未修正の前記ショットデータに基づいて修正並びに未修正の打球、若しくは修正並びに未修正の打球並びに軌跡とを含む前記立体視映像を生成することを特徴とする請求項15に記載のゴルフ打球表示装置。
  17. 前記立体視映像生成手段は、修正ショットデータに基づく修正打球、若しくは修正打球並びに修正軌跡と、未修正の前記ショットデータに基づく打球、若しくは打球並びに軌跡とが、異なる色となるように前記立体視映像を生成することを特徴とする請求項16に記載のゴルフ打球表示装置。
  18. 前記初期運動状態計測手段にて計測された複数の各ショットの初期運動状態に関するデータとなるボールスピード、打ち出し角(上下)、打ち出し角(左右)、バックスピン、サイドスピンのパラメータ及び前記弾道算出手段で計算した弾道に基づく飛距離、横ぶれのデータの少なくともいずれか1つを含むショットデータを記憶するショットデータ記憶手段を有し、
    前記表示手段は、前記ショットデータ記憶手段に記憶されている各ショットのショットデータを複数表示し、
    前記表示された複数のショットデータの中から1つ以上の指定を受付けるためのショット指定受付け手段を有し、
    前記立体視映像生成手段は、前記ショット指定受付け手段にて指定を受付けたショットデータに基づいて前記立体視映像を生成し、
    前記表示手段は、該指定されたショットデータに基づいて生成された立体視映像を表示することを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載のゴルフ打球表示装置。
  19. 前記ショット指定受付け手段は、指定されたショットの表示色の指定をさらに受付け、
    前記立体視映像生成手段は、前記ショット指定受付け手段にて受付けたショットデータに基づく打球、若しくは打球並びに軌跡とが、該受付けた表示色となるように前記立体視映像を生成することを特徴とする請求項18に記載のゴルフ打球表示装置。
  20. 前記表示された複数のショットデータの中から削除するショットデータの指定を受付け、該受付けたショットデータを前記ショットデータ記憶手段から削除するショットデータ削除手段を有することを特徴とする請求項18または19に記載のゴルフ打球表示装置。
  21. 請求項1〜20のいずれかにおいて前記初期運動状態計測手段並びに前記各種記憶手段以外の各手段としてコンピュータを動作させることを特徴とするゴルフ打球表示プログラム。
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