JP2007300636A - 光学的光トレイルの帯域割当のための方法、論理装置及びシステム - Google Patents

光学的光トレイルの帯域割当のための方法、論理装置及びシステム Download PDF

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Abstract

【課題】光学的光トレイルにおける帯域割当の非効率性を改善すること。
【解決手段】光トレイルの使用権を割り当てる方法は、光トレイルで特定のトラフィックを送信するのに必要なノードのクリティカリティを考慮して、光トレイルの第1ノードでビッドを計算するステップを含む。本方法は、計算されたビッドを、光トレイルに含まれる1以上の他ノードに送信するステップも含む。更に本方法は、光トレイルに含まれる1以上の他ノードからアクノリッジメントを受けるステップを含み、該アクノリッジメントの各々は、送信されたビッドが、該アクノリッジメントを発したノードで計算されたビッドより高い又は低いことを示す。本方法は、受信したアクノリッジメントの内容の少なくとも1つに基づいて、送信されたビッドが最高のビッドであるか否かを判定するステップも含む。
【選択図】図2

Description

本発明は一般に光ネットワークに関連し、特に光通信システムで設定される光学的光トレイル(optical light-trail)の帯域割当のための方法、論理装置及びシステムに関連する。
電気通信システム、ケーブルテレビジョンシステム及びデータ通信ネットワークは、離れた地点間で大量の情報を速やかに搬送するために光ネットワークを利用する。光ネトワークでは、情報は光ファイバを介して光信号の形式で搬送される。光ファイバは、非常に小さな信号強度損失特性で長距離にわたって光信号を伝送することができるガラス細線で構成される。
近年、電気通信サービスの利用が激増しつつある。電気通信サービスの要請が増加し続けるにつれて、そのようなネットワークを介して通信される情報量の増加により、光ネットワークの負担は急速に過剰になりつつある。しかしながら、新たなネットワークの追加又は既存のネットワークの拡張は、非常にコストがかかるので、この問題の現実的な解決手段にはなりにくい。かくて、光ネットワークを展開及び運営する上でネットワークリソースの効率的な利用は益々重要になりつつある。
光ネットワークは、波長分割多重化(WDM)又は高密度波長分割多重化(DWDM)を行い、伝送容量を増やすことが間々ある。WDM及びDWDMネットワークでは、多数の光チャネルが各ファイバの中で異なる波長で搬送される。ネットワーク容量は、各ファイバ及び帯域における、波長若しくはチャネルの数に、又はチャネルのサイズに基づく。WDM分岐/挿入機器をネットワークノードで使用することで、全体的に複合的な信号は、その構成成分のチャネルに完全に分離され、切り替えられる(挿入される/分岐される又はそこを通過させられる)。そのようなネットワークでは、あるネットワークノードから別のネットワークノードへのトラフィックには特定の波長がしばしば割り当てられ、トラフィックはその波長でそのネットワークを介して通信される。様々なトラフィックストリームを様々な波長に割り当てることで、様々なトラフィックストリーム間の干渉は防止される。しかしながら、これは状況によってはネットワークにおける非効率性を生み出してしまう。例えば、特定の波長の割り当てられたノードからのトラフィックが、その波長に関連する帯域(容量)の大部分を概して使用していなかった場合、非効率性が生じてしまう。
本発明の課題は、そのような非効率性を少なくとも改善する、光学的光トレイルにおける帯域割当方法をもたらすことである。
光トレイルは、該光トレイルに含まれる複数のノードが、該光トレイルに含まれるノード間でトラフィックを送信するために光波長を共用可能にする。本発明の特定の形態によれば、光トレイルの使用権を割り当てる方法は、光トレイルで特定のトラフィックを送信するのに必要なノードのクリティカリティを考慮して、光トレイルの第1ノードでビッドを計算するステップを含む。本方法は、計算されたビッドを、光トレイルに含まれる1以上の他ノードに送信するステップも含む。更に本方法は、光トレイルに含まれる1以上の他ノードからアクノリッジメントを受けるステップを含み、該アクノリッジメントの各々は、送信されたビッドが、該アクノリッジメントを発したノードで計算されたビッドより高い又は低いことを示す。本方法は、受信したアクノリッジメントの内容の少なくとも1つに基づいて、送信されたビッドが最高のビッドであるか否かを判定するステップも含む。
本発明の実施形態による技術的利点は、光ネットワークにおける送信リソースを利用するための効率的な技法を含むかもしれない。より具体的には、本発明の特定の実施形態では、光ネットワークの或るノードは光学的な「光トレイル」(optical light-trail)を設定することができ、その光トレイルは光トラフィックを伝送するための1以上の他のノードを含む。そのような光トレイルは、光トレイルに含まれる複数のノードで共用され、光トレイルに含まれる他のノードにトラフィックを送信する。そのような光トレイルを利用することは、光ネットワークにおける一層効率的な情報通信になる。なぜなら、光トレイルが設定される波長によって提供される帯域を、多数のノードが共有できるからである。
光トレイルをノードが共有するために、多数の様々な技法を使用し、特定の期間にわたって光トレイルの利用を、光トレイル中の特定のノードに割り当ててもよい。本発明の実施形態は「オークション(auction)」アルゴリズムを使用し、オークションアルゴリズムは、光トレイルの利用について様々なノードがビッド(bid)を提示することを許可し、これらのビッドに基づいて光トレイルの割当に関する決定可能にする。この技法は、光トレイル内のノードの中で光トレイルの利用を割り振る効率的且つ公平な方法である。
本発明の実施形態による他の技術的利点は、光トレイルの割当について分散されたアービトレーション(仲裁機能)を利用し、それによりシステム全体に影響する単一点障害を含んでしまう問題を回避することを含むかもしれない。具体的には、特定の実施形態では、全ノードの中で光トレイルの割当を決める唯一単独のアービタノードを持たないようにすることで、システムは更にロバスト的になり、障害に対する影響も少なくなる。
本発明の様々な実施形態は、上記の技術的利点の全部又は一部を含んでもよいし、全く含まなくてもよい。更に、本発明の別の技術的利点は、明細書、特許請求の範囲及び図面から当業者には更に明瞭になるであろう。
図1は本発明の一実施例による光ネットワーク10を示す。光ネットワーク10は光リング20に結合される複数のノードを含む。動作中、ノード14は複数の波長の1つで光リングにおけるトラフィックを送信及び受信する。特に、図1では光トレイル30のような光トレイルが設定されており、その光トレイルを介してノード14は光トレイル上に位置する他のノード14に光トラフィックを送信してよい。光トレイルに含まれるノードは、その光トレイルを共有し、その光トレイルに関連する波長で、光トレイルに含まれている他のノードに情報を適切に送信する。従って光トレイルは光パス(光波長回路)の一般化であり、そのパスに沿う複数のノードはパスに沿う通信に参加できる。従ってこれらの光トレイルを利用することは、ある1つのノードから別のノードに通信されるトラフィックの波長を割り当てることに関連する上記の非効率性に対処する。更に、光トレイル通信は光マルチキャスト及びダイナミックプロビジョニングを許容する。
光トレイル通信を許容するノード14は、ノード14が光トレイルを実現可能にする特殊機能を有する。これらの特殊機能は、分岐及び継続機能(ノードの要素で受信されたトラフィックは、そのトラフィックが光トレイルに沿って伝搬し続けることを可能にするように、転送及び分岐の双方に委ねられる)、そのノードにより受動的に挿入すること(この場合における「受動的(passive)」なる用語は、パワー、電気及び/又は可動部分を利用する光スイッチを用いることなしに、トラフィックを挿入することを意味する)及び帯域外制御チャネル(ネットワーク10で通信されているデータと共に帯域内にある制御信号とは異なる)を利用することを含む。以下で説明されるように、図2はこれらの機能を含むノードの特定の実施例を示す。
図1を再び参照するに、1つの光トレイルが示されているが、ノード14は光ネットワーク10で使用される1以上の波長で光トレイルを設定してもよく、特定の波長で特定の時間に複数の重複しない光トレイルが存在してよい。不空数のノード14が光ネットワーク10で特定の光トレイルで同時に送信することで引き起こされる光干渉を避けるために、ノード14は以下に説明されるように光トレイルを共有する特定の技法を利用してよい。従って光トレイルに関する「アービトレーション(仲裁)」に2つの段階がある。第1段階は、特定の要請及び光トレイルの「ディメンジョニング」に合う光トレイルの設定及び終了である(ディメンジョニングは、特定の要請に合うようにトレイルを伸張する又は縮小することを意味する。)。仲裁の第2段階は、光トレイルの利用権を光トレイル中のノードに割り当てることである。決定済みの規則又は経験則、所定の帯域割当アルゴリズム、ダイナミックベースにおける「ラウンドロビン法」(後述)に従って及び/又は適切な他の何らかの技法を利用して、ノードに帯域が割り当てられてよい。
図1はリングネットワーク10のコンフィギュレーション及び特定の実施例を示しているが、メッシュ状の、線状の又は適切な他の形式の光ネットワークが本発明に従って使用されてもよい。図示の例では、ネットワーク10は光ネットワークであり、その光ネットワークでは多数の光チャネルが異なる波長で共通の伝送媒体を介して搬送される。例えば、ネットワーク10は波長分割多重化(WDM)ネットワークでもよいし、高密度波長分割多重化(DWDM)ネットワークでもよいし、適切な他の如何なるマルチチャネルネットワークでもよい。ネットワーク10は、短距離大都市ネットワーク、長距離都市間ネットワーク若しくは他の何らかの適切なネットワーク又はそれらの組み合わせの全部又は一部を表現してもよい。ネットワーク10は、1つの単方向ファイバ、1つの双方向ファイバ又は単方向若しくは双方向の複数のファイバを適切に含んでよい。
光リングは、図示の例では、1対の単方向ファイバ(第1ファイバ16及び/又は第2ファイバ18)で構成され、それぞれ反時計回りに及び時計回りにトラフィックを伝送する。光リングは複数のノード14a−14fに光学的に結合され、光トラフィックは光リングを介してノード14間を伝搬する。ここで使用されているように「トラフィック」は、ネットワーク内で伝送され、格納され又は分類される情報を意味する。そのようなトラフィックは、音声の、映像の、テキストの、リアルタイムの、非リアルタイムの及び/又は他の適切なデータをエンコードするように変調された少なくとも1つの特性を有する光信号で構成されてよい。変調は位相シフトキーイング(PSK)、強度変調(IM)及び/又は他の適切な方法に基づいてもよい。更に、このトラフィックで搬送される情報は、適切な如何なる方法で構成されてもよい。以下の説明は、光フレームの形式で光リングでトラフィックを通信するネットワークの例に着目するが、ネットワークは、パケットのようなフレーム形式で又は他の適切な方式で構成されたトラフィックを通信するよう構成されてもよい。
設定された光トレイルを利用して、ノード14は、複数のクライアントポートを介して各ノード14に結合された複数のクライアント装置(図示せず)間の通信を促す。以下で更に説明されるように、各ノード14は、そのノード14に結合されたクライアント装置からトラフィックを受信し、そのノード14のクライアント装置宛のトラフィックを分岐させ、クライアント装置は例えばパーソナルコンピュータ(PC)、電話機、ファクシミリ装置、ハードドライブ、ウェブサーバ及び/又は他の適切な通信装置でよい。図1は特定数のノード14を含むネットワークの一実施例を示すが、ネットワークは適切な何らかの手法で構築された適切なノード14をいくつでも含んでよい。
動作時にあっては、ノード14は、ノード14に結合されたクライアント装置からノード14で受信された電気信号に基づいて、1以上の波長で光トラフィックを生成し、その光トラフィックを光リングで伝搬する光トラフィックに追加する。ノード14は、1以上のクライアント宛の光リングで伝搬して来たトラフィックを受信し、分岐させる。説明の簡明化のため、ノード14は、トラフィックの複製(コピー)を適切な要素に送信することでトラフィックを「分岐(drop)」し、その要素は関連するノード14の一部分でもよいし、ノード14に結合されていてもよい。その結果、ノード14は、それらの構成要素にトラフィックを送信する一方、トラフィックが光リングで下流の構成要素に伝搬し続けることを許容することで、光リングからトラフィックを分岐してよい。各ノード14は特定の波長で受信したトラフィックを分岐させ及び電気的に変換し、その波長ではノード14はトラフィックを受信するよう構成され、他の波長で送信されたトラフィックを破棄し又は分岐しない。トラフィックが光リング20から分岐されると、ノード14は、分岐したトラフィックの光−電気変換を行う。そしてノード14は、トラフィックのアドレス情報に基づいて、ノード14に結合されたクライアント装置宛のトラフィックの部分を抽出する。ある実施例では、各ノード14は、スイッチ要素を含む又はそれと関連し、そのスイッチ要素は、トラフィック又はその一部をアドレス情報に基づいて、複数のクライアント装置の1つ以上に転送する。
ノード14は特定の光トレイルに関連する波長を時分割共有するので、光トレイルドミナントネットワークを介するデータフローパターンは、複数のノード14からのデータストリームのインターリーブに起因して、いくらか「バースト状の」性質を有する。しかしながら、ノード14に関連するクライアント装置(典型的には、レイヤー2装置)は、光レイヤがその装置に対する連続した通信を行うことを期待する。従って、(光トレイルの帯域の時分割共有に起因する)バースト的なレイヤと連続的なクライアントレイヤ間のインターフェースを促すため、ノード14はバーストポンダと呼ばれる装置を含む。バーストポンダは、ノードが波長を時分割共有することを許容しつつ、ノード14のクライアント装置に、波長がシームレスで連続的に利用可能になる影響をもたらす装置である。そのようなバーストポンダは図2に関連して更に詳細に説明される。
更に、ノード14は光トレイル30を確立し、光トレイルで光トラフィックの全部又は一部を送信又は受信するように構築されてよい。光トレイル30は、光ネットワーク内の2以上の如何なる構成要素でも接続するファイバの一部における光パスを表す。光トレイル30は、ファイバ16の影の付いた部分として図1で示されている。光トレイルが設定されると、光トレイル30に接続される如何なるノード14も、光トレイル30における光トラフィックを、ノード14からトラフィックが光トレイル30に沿って伝搬する方向で下流に位置するノード14に送信する。特定のノード14は適切な如何なる時点で光トレイル30を終端又は再構成してもよい。更に、上述したように、特定の実施例では、複数の光トレイルが光リングに設定され、各光トレイルには特定の波長が関連付けられていてもよい。更に、複数の重複しない光トレイルが、同じ波長に関連付けられてもよい。光トレイルを設定する光ネットワーク10の特定の実施例の動作は、図3A−3Cで説明される。
上述したように、光トレイルの設定及び共有を行うために、光ネトワークは光監視チャネル(OSC: Optical Supervisory Channel)又は他の帯域外制御チャネルをサポートし、光ネットワークのノード14及び/又は他の要素間で制御信号がやりとりされる。ノード14はOSCで制御メッセージをやり取りし、設定された光トレイルの利用を管理したり、光トレイルを開始及び終了したりしてもよい。特定の実施例では、OSCは、光ネットワークで使用される複数の波長の中の1以上の波長を表現し、その波長は制御信号に与えられる。或いは、OSCは光リング中の別個のファイバを表現し、そのファイバでノード14は制御信号をやり取りしてもよい。特定の実施例では、特定の光トレイルに関連する制御信号は、その制御信号のトラフィックの方向で、光トレイルのトラフィックの方向とは反対方向で、又はOSCの双方向でOSCにより送信される。
光トレイルを用いると、ノード14間で更に効率的なトラフィック伝送になる。特定の実施例では、ノード14は、全てのトラフィックを伝送するのに光トレイルを使用するよう構築されてもよいし、特定の光トレイルを流れるトラフィック量が特定の閾値を超えた場合に或いは特定のノード14が遅延させることのできないトラフィックを(他ノード14による光トレイルの利用に起因して)送信できなかった場合に追加的な光トレイルを設定してもよい。しかしながら一般にノード14は、適切な何らかの基準、要因又は考えに基づいて光トレイルを確立するよう構成されてよい。
図4に関連して以下で説明されるように、特定の実施例では、ノード14は光トレイルの利用について名乗りを上げるオークション技法を利用してもよい(例えば、特定のデータを送信するノードのニーズの重要度又はクリティカリティ(criticality)に基づいてもよい。)。光ネットワークの他の実施例では、ノード14は「ラウンドロビン(round robin)」又は「重み付けラウンドロビン」システムにより光トレイルを共用してもよい。更に他の実施例では、特定のノード14に関連する優先度に基づいて、光トラフィックを他のノード14に送信するための既存の光トレイルの利用権が特定のノード14に与えられる。かくて1より多くのノード14が同じ光トレイルで同時に光トラフィックを送信しようとしている場合、光ネットワークの或る要素は、競合するノード14の優先度比較に基づいてその光トレイルの利用をどのノード14に許可するかを決定してもよい。これらの技法又は光トレイルを共用する他の適切な技法は、より効率的な情報通信をもたらす。なぜなら、或るノード14による送信又は或る情報の送信には他の送信を上回る優先度が与えられ、例えば、特定のノード14がその送信について最低のサービス品質(QoS)を満たすことを許可する。
図2は光トレイルを実現するために使用するノード14の特定の実施例を示すブロック図である。図示されているように、ノード14は伝送要素50a,50b、分配/結合要素80a,80b、管理要素120、分岐要素130、挿入要素140、バーストポンダ150及びスイッチング要素160を含む。伝送要素50はファイバ16,18へトラフィックを挿入すること及びファイバ16,18からトラフィックを分岐することを行う。より具体的には、伝送要素50はファイバ16,18を伝搬する光信号の1以上の複製を生成し、これらの光信号で搬送されるトラフィックの特定の部分をノード14に結合された装置に通知する。更に、伝送要素50は、ノード14により生成された又はノード14のクライアント装置から受信したトラフィックをファイバ16,18へ挿入する。例えば、図示の例では、各伝送要素50はカプラ60aを含み、そのカプラは伝送要素50で受信したトラフィックを2つのコピーに分け、トラフィックの一方のコピーを分岐要素130に転送し、他方のコピーを関連するファイバに沿って転送する。更に、各伝送要素50はカプラ60bを含み、そのカプラは、挿入要素140から受信したトラフィックを、関連するファイバで既に伝搬しているトラフィックに加える。2つのカプラ60a,60bが各伝送要素50で示されているが、特定の実施例は、トラフィックの分岐及び挿入の双方を行う1つのカプラを備えてもよい。そのような1つのカプラは、例えば、波長ブロッキングユニット(後述)を含まない特定の実施例で使用されてもよい。
各伝送要素50は、図示の例では、ファイバ16,18を伝搬するトラフィックの特定の波長を終端するよう構成された波長ブロッキングユニット(WBU)54をも含む。その結果、意図される1つ又は複数の宛先で既に受信済みのトラフィックは、以後のノード14で終端されてよい。更に、WBU54は以下で説明されるように光トレイルを孤立させるよう使用されてよい。図2では機能ブロックとして示されているが、WBU54は適切な何らかの方法で構成された適切な素子を表現及び/又は含んでよく、ある波長を素子し且つ別の波長を通過させる機能を動的に提供する。一例として、WBU54は、WBU54の入力で受信した何らかの特定の波長又は一群の波長をWBU54の出力で出力する波長選択スイッチ(WSS)を表現してもよい。
別の例として、WBU54は或る構造を表してもよく、その構造は一連のスイッチで接続された光デマルチプレクサ及び光マルチプレクサを含む。そのような例では、デマルチプレクサは信号を構成成分チャネルに分離する。そしてスイッチは、各スイッチで受信した制御信号に基づいて、各チャネルのマルチプレクサへの転送又は終端を選択的に行うよう動的に構成されてよい。スイッチにより転送されたチャネルマルチプレクサで受信され、WDM光信号に多重され、下りストリーム要素に転送される。
別の例では、WBU54はチューナブルフィルタの集合を表現してもよく、そのフィルタは適切な波長のトラフィックだけがファイバ16又は18での伝送を許可されるよう調整されている。そのような例では、WBU54のカプラはWBU54への光信号入力を受信し、その光信号を複数の複製に分割し、それらの複製の各々を特定のチューナブルフィルタに伝送する。そして各チューナブルフィルタは、選択的に、特定の波長で又は或る特定の波長範囲内で伝搬するトラフィックを通し、他の全ての波長で伝搬するトラフィックを阻止する。そして各チューナブルフィルタは、関連する波長又は波長群で伝搬する通過したトラフィックをWBU54の出力カプラへ転送する。そして出力カプラは様々なチューナブルフィルタの出力を結合し、出力WDM光信号を生成し、その出力光信号をWBU54にとって下流の要素に転送する。
p12L12伝送要素50は、ネットワークで設定された何らかの光トレイル、他ノード、ファイバ16,18の動作及び状態に関する情報を送信及び受信することをノード14ができるようにする適切な要素を含んでもよく、或いは光ネットワークの他の適切な要素又は機能を備えていてもよい。特に、各ノード14は、光監視チャネル(OSC)でメッセージを受信及び送信することをノード14ができるようにする要素を含んでよい。図示の例では、各伝送要素50はOSC進入フィルタ66aを含み、そのフィルタは各ファイバ16,18からの進入光信号を処理する。各OSCフィルタ66aは光信号からOSC信号を選別し、OSC信号を各自のOSC受信部112に転送する。各OSCフィルタ66aは残りの光信号を伝送要素50の他の要素に転送する。各伝送要素50はOSC進出フィルタ66bも含み、そのフィルタは関連するOSC送信部116からのOSC信号を、関連するファイバ16,18で伝搬する光信号に加え、結合された信号をファイバ16,18の下流に位置する要素に転送する。追加されたOSC信号は、ローカルに生成されたデータでもよいし、或いはノード14で受信したOSC信号でもよいし、管理要素120を介して伝送される。
分配/結合要素80各々は分岐信号スプリッタ82及び挿入信号コンバイナ84を有する。スプリッタ82各々は、1つの
光ファイバ進入リードと、分岐リード86として機能する複数の光ファイバ進出リードとを有する。各分岐リード86は、ノード14の特定のローカルポートに関連する分岐要素130に関連付けられてもよい。図示の例は1つの分岐リード86に結合されたスプリッタ82を示しているが、スプリッタ82は適切な分岐リード86いくつにでも結合されてよい。
スプリッタ82は、一般に、スプリッタ82で受信した光信号を、特定の分岐リード86で各自伝搬させられる複数のコピーに分割することができる1つの要素又は要素の集合のいかなるものを表現してもよい。4つの分岐リード86が実装されている特定の実施例では、スプリッタ82各々は具体的には2×4光カプラで構成されてよく、一方の進入リードは終端され、他方の進入リードはカプラ60にファイバセグメントを介して結合され、4つの進出リードは分岐リード86として使用される。
コンバイナ84各々は、挿入リード88として機能する複数の光ファイバ進入リードと、1つの光ファイバ進出リードとを有するカプラで構成される。各挿入リード88は、ノード14の特定のポートに関連する挿入要素140に接続されてよい。コンバイナ84が4つの進入リードに結合される特定の実施例では、コンバイナ84は2×4光カプラで構成され、一方の進出リードは終端され、他方の進出リードはカプラにファイバセグメントを介して結合され、4つの進入リードは挿入リード88を構成してよい。スプリッタ82と同様に、コンバイナ84の説明される要素は、複数の光信号を1つの出力信号に結合する何らかの適切な要素又は要素の集合で置換されてもよい。図示の例は1つの挿入リードに結合されたコンバイナ84を示しているが、コンバイナ84は適切な挿入リード88いくつにでも結合されてよい。
分岐要素130は、選択的に、フィルタ100を介して分配/結合要素80の出力にバーストポンダ150のポートを結合し、フィルタ各自は、スプリッタ82で生成された光信号の複製各自の中で異なる波長のトラフィックを分離することができる。その結果、分岐要素130は、ファイバ16,18からの特定の波長のトラフィックを、バーストポンダ150の特定のポートに出力する。また、挿入要素140はバーストポンダ150の特定のポートを合成/分配要素80に結合する。分岐要素130及び挿入要素140各々は、分岐スイッチ132及び挿入スイッチ142又は他の適切な要素を含み、バーストポンダ150の関連するポートをファイバ16又は18に選択的に接続する。或いは、挿入スイッチ142は、関連する送信部104から信号を分割することができるカプラで置換されてもよいし、又はファイバ16に、ファイバ18に若しくはファイバ16,18双方に信号が付加されるか否かを制御することができる一対のシャッタ(分割信号のブランチ各々に1つずつ)で置換されてもよい。その結果、分岐要素130及び挿入要素140は、ノードのプロテクションスイッチングをサポートするのに使用されてもよい。或いは、特定の実施例の分岐要素130及び挿入要素140は、分岐スイッチ132及び挿入スイッチ142をそれぞれ省略し、バーストポンダ150の様々なポートをファイバ16,18各々に結合してもよい。更に、特定の実施例では、ノード14は複数の分岐要素130及び/又は挿入要素140を含み、その各々は光ネットワークでサポートされる特定の波長に関連していてもよい。
バーストポンダ150は、分岐要素130から受信したバースト状の又は時間インターリーブされた光トラフィックを、ノード14のクライアント装置に分配するためのシームレスな連続的な信号に変換し、及びノード14が光トレイルの使用権を有する場合に、クライアント装置から受信したデータトラフィックを、ファイバ16又は18での伝送用のバースト状の光トラフィックに変換する。上述したように、バーストポンダ150は、ノード14が光トレイルを時分割共有しつつ、波長がシームレスで連続的に利用可能にする作用をノード14のクライアント装置に与えることを可能にする。バーストポンダ150は適切な受信部102及び送信部104をいくつでも含んでよく、受信部は光信号を受信し且つそれらの光信号に基づいて電気信号を生成し、送信部は電気信号を受信し且つそれらの電気信号に基づいて光信号を送信する。ノード14のコンフィギュレーションに依存して、これら受信部102及び送信部104の各々は、固定的でもよいし、調整可能でもよい。これら受信部102及び送信部104の各々は、バーストモード受信機又は送信機を備えてもよい。そのようなバーストモード受信機は、バーストモードクロック及びデータ復元処理機能を有する。以下で説明されるように、スイッチング要素160は適切な何からの1つ又は複数の要素を表現してもよく、その要素は、バーストポンダ150により出力されたデータトラフィックをノード14の適切なクライアント装置に送信し及びクライアント装置から受信したデータトラフィックをバーストポンダ150に送信する。図2では、スイッチング要素160はノード14の一部として示されているが、ノード14から物理的に離れていてもよい。
管理要素120は、OSC受信部112、OSCインターフェース114、OSC送信部116及び要素管理システム(EMS)124から構成されてもよい。OSC受信部112、OSCインターフェース114及びOSC送信部116の組各々は、ノード14内でファイバ16又は18の1つについてのOSCユニットを形成する。OSCユニットはEMS124に関するOSC信号を受信及び送信する。EMS124はネットワーク管理システム(NMS)126に通信可能に結合されてよい。NMS126はノード14内にあってもよいし、別ノード内にあってもよいし、全てのノード14の外部にあってもよい。
EMS124及び/又はNMS126は、ネットワーク及び/又はノードの監視、障害検出、プロテクションスイッチング及びループバック又は光ネットワークのローカルな検査を実行する、媒体中にエンコードされた論理装置(ロジック)で構成されてもよい。特定の実施例では、EMS124及び/又はNMS126は、光トレイルの設定、運用及び終了に関する制御メッセージを生成、送信、受信及び/又は処理する。EMS124及び/又はNMS126に含まれる論理装置は、ディスク中に又はメモリのような他のコンピュータ読取可能な媒体にエンコードされたソフトウエアで構成されてもよいし、及び/又は特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプロセッサ若しくはハードウエアにエンコードされた命令で構成されてもよい。EMS124及び/又はNMS126の機能は、ネットワークの他の要素で実行されてもよいし、或いは分散される又は集約されてもよいことが理解されるであろう。例えば、NMS126の機能はノード14のEMS124に分散されてもよいし、NMS126は別個の個別素子として省略されてもよい。同様に、OSCユニットは省略されるEMS124及びNMS126と直接的に通信してもよい。
EMS124はノード14内で要素を監視及び/又は制御する。例えば、EMS124は、送信部104、受信部102及びWBU54の動作を制御し、光トレイルの設定及び利用を促進する。図示の例では、EMS124は、OSC信号をファイバ16,18各々から電気フォーマットでそのファイバに関連するOSC受信部112を介して受信する(OSC受信部112はその信号をOSCフィルタ66aを介して取得する。)。このOSC信号は上述した制御メッセージの複数のタイプ中の1つ以上を含んでよい。EMS124は信号を処理し、その信号を転送し及び/又はその信号をループバックしてよい。EMS124は電気信号を受信し、OSC信号をOSC送信部116及びOSCフィルタ66bを介してファイバ16又は18の次のノードに再送信し、適切ならば、ローカルに生成した制御メッセージ又は他の適切な情報をOSCに付加する。
NMS126は、光ネットワーク中の全てのノード14から情報を収集し、ノード14から送信される制御メッセージを処理し、光トレイルの特定の利用形態を管理する。例えば、特定の実施例では、NMS126は、複数のノード14が光トレイルの利用を要求する場合に、光トレイルで送信を求める特定のノード14を選択するかもしれない。上述したように、NMS126は光ネットワークの全ノード14のEMS124の全部又は一部を代表してもよい。更に、以下の説明は光ネットワークの特定の例を記述し、NMS126及びEMS124の間で機能が特定の方法で分割されているが、別の実施例では、説明される機能はNMS126及びNMS124の間で適切な如何なる方法で分散されてもよい。更に、NMS126及びEMS124は、図2に示されるように、少なくとも部分的に、ノード14内に設けられた要素を表現しているが、NMS126及び/又はEMS124の全部又は一部はノード14の外部に設けられてもよい。
図2に示されてはいないが、EMS124、NMS126及び/又は光ネットワークの他の要素に関連するコード、光ネットワークでプロテクショントラフィックに使用される波長割当法を指定する情報、及び光ネットワークの動作中に使用される他の適切な何らかの情報を格納するメモリをノード14は含んでもよい。メモリは1以上のメモリ装置を表現してもよく、それらはノード14内に設けられてもよいし或いはノード14から物理的に離れていてもよい。更に、メモリは、他ノード14を含む光ネットワークの他の要素と共有されてもよい。メモリは、コンピュータディスク、ハードディスクメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)又は適切な他の何らかの記憶媒体を表現してもよい。
動作時にあっては、伝送要素50はファイバ16,18からトラフィックを受信する。図示の例では、ファイバ16,18から受信したトラフィックはOSC信号を含み、伝送要素50はOSC信号をファイバ16,18に挿入する及びファイバ16,18から分岐するよう機能する。より具体的には、各OSC進入フィルタ66aは、各ファイバ16,18からの進入光信号を処理する。OSC進入フィルタ66aは、光信号からOSC信号を選別し、OSC信号をOSC受信部112各々へ転送する。各OSC進入フィルタ66aは残りの伝送光信号を関連する増幅器64に転送する。増幅器64は信号を増幅し、その信号を関連するカプラ60aに転送する。特定の実施例では、増幅器64は状況によっては省略されてもよい。
EMS124は他のノード14により又は光ネットワークの他の要素により送信された制御メッセージを処理し、それに応じてノード14の動作を調整する。特に、EMS124は、WBU54、送信部104、フィルタ100、受信部102及び/又はノード14の適切な他の何らかの要素を、EMS124で受信した制御メッセージに応答して再構築してもよい。一例として、EMS124は、セットアップメッセージを受信したことに応答して、特定の波長で伝搬するトラフィックがWBU54を介して通過することを許可するように、ノード14のWBU54を構成する。別の例として、EMS124は、他ノード14からの通知メッセージの受信に応答して、特定のフィルタ100及び/又は特定の受信部102を調整し、光トレイルに関連する特定の波長で光トラフィックをノード14が受信することを許可する。
更に、EMS124は他ノード14に又は光ネットワークの他の要素に送信する制御メッセージを生成してもよい。例えば、セットアップメッセージ、通知メッセージ、リクエストメッセージ及び/又は適切な他の何らかの制御メッセージに関連する電気信号をEMS124は生成し、それらの電気信号をOSC送信部116に通知し、適切な制御メッセージを表現する光信号を関連する伝送要素50に送信してよい。これらの制御メッセージは、ファイバ16,18の光トラフィックに適切に加えられてもよい。
一方、カプラ60aは増幅器64からの信号を2つのコピーに分割し:1つはWBU54に転送されるスルー信号であり、もう1つは分配/結合要素80に転送される分岐信号である。分配/結合要素80は、分岐信号を1以上のコピーに分割し、分岐信号のコピーを1以上の分岐要素130に転送する。特定の実施例では、各分岐要素130は分岐スイッチ132を含み、分岐スイッチは、ファイバ16又はファイバ18からの分岐信号を、分岐要素に含まれているフィルタ100に分岐要素130が選択的に結合することを許可する。更に、フィルタ100は特定の波長に調整されてもよい。その結果、そのような実施例では、選択されたファイバで特定の波長で伝搬するトラフィックが、バーストポンダ150に出力される。
バーストポンダ150は複数の分岐要素130の出力を受信する。各分岐要素130に関連するバーストポンダ150の受信部102は、分岐要素130から受信した光信号をデータトラフィックに変換する。各受信部102により生成されたデータトラフィックは、スイッチング要素160に出力される。特定の実施例でのノード14では、バーストポンダ150はバッファ(図示せず)を含み、受信部102の出力は、適切な時点でスイッチング要素160に送信されるように、1以上のバッファに格納されてよい。
スイッチング要素160は、バーストポンダ150から出力されたシームレスな連続的なデータトラフィックを受信し、適切な何らかの方法でそのデータトラフィックを切り替え、ノード14の適切なクライアント装置へのデータトラフィックの伝送を促進する。バーストポンダ150からスイッチング要素160により受信されたデータトラフィックは、パケット、フレーム及び/又はデータの形式の情報を含んでもよいし、及び/又は適切な他の何らかの形式で構成された情報を含んでもよい。例えば、特定の実施例では、スイッチング要素160はL2スイッチを表現してもよく、パケット形式でバーストポンダ150から電気信号を受信してもよい。
スイッチング要素160は、スイッチング要素160に結合されたクライアント装置からのデータトラフィックを受信し、そのデータトラフィックを伝送するためにバーストポンダ150の適切なポートにそのデータトラフィックを切り替える。スイッチング要素160で受信したクライアント装置からのデータトラフィックは、パケット、フレーム及び/又はデータグラムの形式の情報、及び/又は適切な他の何らかの形式で構成された情報を含んでよい。上述したように、スイッチング要素160はL2スイッチを表現してもよく、パケット形式でクライアント装置からデータトラフィックを受信してもよい。そのような実施例では、L2スイッチは、各パケットを、そのパケットに含まれているヘッダに基づいて、バーストポンダ150の適切なポートに結合されているL2スイッチのポートにそのパケットを配信する。
バーストポンダ150は、バーストポンダ150の1以上のポートでスイッチング要素160からのデータトラフィックを受信する。バーストポンダ150の或るポートは、スイッチング要素160からデータトラフィックを受信するよう構築され、これらのポートの各々は、受信したデータトラフィックを、そのポートに関連するバーストポンダ150の特定の送信部104に伝送してもよい。各送信部104は、スイッチング要素160から受信したデータトラフィックから光トラフィックのバーストを生成し、その送信部104に関連する特定の挿入要素に光トラフィックを送信する。特定の実施例では、EMS124はバーストポンダ150の送信部104を調整し、送信部104はEMS124により決定された特定の波長で光トラフィックを生成する。他の実施例では、送信部104は一定の波長で送信を行う。更に、バーストポンダ150は1以上のバッファを含み、そのバッファは、適切な時点で(例えば、ノードが光トレイルの利用を認められたような場合に)送信部104に入力される、スイッチング要素160からのデータトラフィックを格納する。そのようなバッファリングは有益である。なぜなら、ノード14は、トラフィックが受信された場合にトラフィックを送信できないかもしれないからである(共用される光トレイルを他ノード14が使っているかもしれないからである。)。
バーストポンダ150の送信部104から出力された光トラフィックは、その光トラフィックを生成した送信部104に関連する適切な挿入要素140で受信される。各挿入要素140は挿入スイッチ142を含み、挿入スイッチはファイバ16又は18に関連する分配/結合要素80のコンバイナ84に挿入要素を選択的に結合することができる。その結果、バーストポンダ150の送信部で生成された光トラフィックは、その状況に基づいて適切なファイバ16又は18に挿入されてよい。例えば、特定の実施例のノード14はプロテクションスイッチングをサポートし、挿入スイッチ142は、一方のファイバの障害を検出したことに応答して、他方のファイバに光トラフィックを送信するように再構築されてもよい。適切な分配/結合要素80は、バーストポンダ150から受信した光トラフィックを関連するファイバのカプラ60bに転送する。
カプラ60aの動作説明に戻る。上述の分岐信号を転送することに加えて、各カプラ60aはスルー信号を各自のWBU54に転送する。WBU54はその光信号を受信し、スルー信号のチャネルを選択的に終端又は転送する。特定の実施例のノード14では、EMS124は、コンビナ(convener)ノード14aから受信したセットアップメッセージに応答して、特定のファイバ16又は18で指定されている波長で光トレイルを設定するために、WBU54の動作を制御してもよい。特に、ノード14が要求される光トレイル内部のノードであった場合、EMS124は、関連するファイバで特定の波長で伝搬する光信号がWBU54を介して通過するのを許可するようにWBU54を構築してもよい。ノード14が光トレイルの始点又は終点のノードであった場合、EMS124は関連するファイバで指定された波長で伝搬する光信号を阻止するようWBU54を構築してもよい。このように、光トレイル中のノードで伝送されるトラフィックは、光トレイルから離れない。これに起因して、複数の重複しない光トレイルが、同じファイバの同じ波長を使用するよう形成されてもよい。
しかしながら、特定の実施例ではWBU54はノードから省略されてもよい。そのような実施例では、ノードはそのノードを介するトラフィックの伝送をブロックすることができない(カプラ60aから転送される光信号の複製の如何なる波長も終端できないからである。)。従ってそのような実施例では複数の光トレイルは同じ波長では形成されない。しかしながら、多くのネットワークトポロジでは、例えばリングネットワークでは、少なくとも1つのそのようなノード(又はネトワーク内の或る別の装置)が、干渉を抑制するためにネットワーク近辺のノードから付加された光信号の伝搬を止めることができなければならない。そうでなければ、例えば、あるノードで特定の波長で挿入されたトラフィックは、そのネットワークを巡り、挿入ノードに戻り、そこでその波長で挿入される新たなトラフィックと干渉を生じてしまう。従って特定の実施例は1以上のノードを含み、そのノードは(ノード14のような)WBU及びWBUを含まない1以上の他のノードを含むかもしれない。WBUを含む複数のノードがそのような実施例で使用されるならば、1つの波長で複数の光トレイルを作成することが可能になるが、しかしながら、それらの光トレイルの場所はWBUを含むノードの数及び配置に依存して制限される。
図示のノード14の動作説明に戻る。各カプラ60bは、関連するWBU54の出力と、関連するコンバイナ84から受信したトラフィックとを以後結合する。カプラ60bが、ローカルに導出したトラフィックをWBU54の出力に加えた後に、カプラ60bは結合された信号を関連する増幅器64及びOSC進出フィルタ66bに転送する。各OSC進出フィルタ66bは、関連するOSC送信部116からのOSC信号を結合される光信号に加え、新たな結合信号を進出伝送信号として光ネットワークの関連するファイバ16又は18に転送する。
図3A−3Cは、(3Cに示されている)光トレイルを設定する光ネットワークのノード動作例を説明するための図である。特に、3A−3Cは、特定のノード314がノード314のクライアント装置からデータトラフィックを受信したことに応じて、光トレイル330を設定しようとした場合における、特定の実施例の光ネットワークの動作例を示す。図3A−3Cに示されるノード314及びファイバ316,318は、完全な光ネットワークを表現してもよいし、或いは図1に示される光ネットワークのような大きなネットワークの一部分を表現してもよい。更に、線状に結合されるよう描かれているが、ノード314はリング状に、メッシュ状に又は適切な如何なる形状で結合されてもよい。例えばノード314a−fは図1のネットワークのノード14a−fを表現してもよい。更に、ノード314は適切な如何なるデザインを備えていてもよい。単なる一例として、ノード314は図2に示されるコンフィギュレーションを利用して又は適切な何らかのコンフィギュレーションを利用して実現されてもよい。
図3Aは光ネットワークの動作例を示し、ノード314a(以下、「コンビナノード(convener node)314a」と言及される)が議長ノードであるコンビナノード314aに結合されたクライアントからデータトラフィック310を受信する。データトラフィックに基づいて光トラフィックを送信するために、コンビナノード314aは、光トレイル330がコンビナノード314a及びノード314e(以下、「エンドノード314e」と言及される)の間でファイバ16に沿って設定されるべきであることを確認する。上述したように、コンビナノード314a及びエンドノード314eを結ぶ他の光トレイルで流れる光トラフィック量が所定の閾値を超えたことの確認に応じて、コンビナノード314aは光トレイル330を設定することを決定する。或いは、何らかの他のノード又は装置が適切な何らかの目的で光トレイル330の設定を初めてもよい。
コンビナノード314aは、以上の制御メッセージをエンドノード314e及び/又は他ノード314にOSCで又は他の制御チャネルで送信することで、光トレイル330を確立する。ここで使用されるように、「メッセージ」は1つ以上の信号パルス、パケット、フレーム又は適切な何らかのフォーマットで構成された情報を表す。例えば、特定の実施例では、コンビナノード314aは、セットアップメッセージ340をエンドノード314eに及び全てのノード314b−d(その特定のコンビナノード314a及びエンドノード314e間の全ノード)にそのトラフィック方向に送信する。光トレイルに含まれるコンビナノード及びエンドノード間のこれらのノードは、「介在ノード(intervening node)」と呼ばれる(しかしながら、コンビナノード及びエンドノード間の全てのノードが光トレイルに含まれることは必須でないことに留意すべきである。)。光ネットワークのコンフィギュレーションに依存して、コンビナノード314aはセットアップメッセージ340をOSCで、光トラフィックがファイバ316上で伝搬するのと同じ方向に、反対方向に(例えば、ファイバ318のOSC)、又は双方向に(例えば、ファイバ16及び18双方のOSCで)送信してもよい。図示の例では、OSCはファイバ316でデータを送信するのに使用される波長とは別の波長を表現するよう仮定されており、コンビナノード314aは、セットアップメッセージ340をファイバ316で、トラフィックがファイバ316を伝搬する方向で送信する。
セットアップメッセージ340は、コンビナノード314a及びエンドノード314eを識別し、光トレイル330での伝送に使用される波長及び方向を指定し、及び/又は光トレイル330を設定するために介在ノード314b−d及びはエンドノード314eにより使用される他の適切な如何なる情報を含んでもよい。介在ノード314b−dは、エンドノード314eから(例えば確認メッセージのような)適切な指示を受け、エンドノード314eが光トレイル330を設定する準備を整えるまで、セットアップメッセージを格納してもよい。
図3Bはエンドノード314eがセットアップメッセージ340を受信した後の光ネットワークの動作例を示す。エンドノード314eは、セットアップメッセージ340を受信したことに応答して、エンドノード314eの波長ブロッキングユニットを再構成し、要求される光トレイル330に関連する波長で伝搬するトラフィックが、ファイバ316のエンドノード314eを通過して伝搬し続けることを防ぐ。エンドノード314eが波長ブロッキングユニットを構築すると又はセットアップメッセージ340受信後の他の適切な何らかの時点で、エンドノード314eは確認メッセージ(acknowledgement message)350をコンビナノード314aに及び/又は介在ノード314b−dに送信する。確認メッセージ350は、確認メッセージを受信するノード314に、エンドノード314eが光トレイル330を設定する準備を行ったことを通知する。確認メッセージ又はエンドノード314eからの指示に関する他の適切な形式の信号を受信したことに応答して、コンビナノード314a及び/又は介在ノード314b−dは、光トレイルの設定を促す適切な何らかの方法でそれらを構築してもよい。例えば、介在ノード314b−d各々は、各ノード314の波長ブロッキングユニットを再構築し、光トレイルに関連する波長が特定のノード314を介して伝送することを許可するようにする。更に、コンビナノーd314aは、図2に関して上述したように、その波長でファイバ316を伝搬するトラフィックを阻止するように、コンビナノード314aの波長ブロッキングユニットを構築してもよい。光トレイル330に関連する波長でファイバ316を伝搬するトラフィックを阻止することで、コンビナノード314aは、光トレイル330と重複しない他の光トレイルが、光トレイル330で伝送されるトラフィックと干渉せずに、光トレイル330と同じ波長を利用できるようにする。
更に、各ノード314は光トレイルテーブル又はマトリックスを保持し、光トレイルテーブル等は、ノード314が結合される光トレイル又は光ネットワークで設定される光トレイルに関連する情報を維持する。これらの光トレイルテーブルは、関連する光トレイルのための適切な如何なる情報をも含んでよい。例えば、光トレイルテーブルは、光トレイル各々のコンビナノード及びエンドノード、各光トレイルに関連する波長、各光トレイルが現在使用されているか否かを指定する情報、及び/又は各光トレイルに関する適切な他の如何なる情報を含んでもよい。
図3Cは、ノード314aが確認メッセージ350を受信し、何らかの適切な再構築を実行した後の状態を示す。コンビナノード314a、介在ノード314b−d及び/又はエンドノード314eの再構築の結果として、光トレイル330が形成され、コンビナノード314aを各介在ノード314b−dに及びエンドノード324eに結合する。光トレイル330が設定されると、コンビナノード314a及び/又は介在ノード314b−dは、下りで介在ノード314b−dへ又はエンドノード314eへの送信に光トレイルを利用する。設定された光トレイルで光トラフィックを伝送するノードの動作例は、図4に関連して後述される。
図1の説明で言及されたように、光トレイルに含まれるノード間で光トレイルの使用権を割り当てるのに使用されてよい1つの技法は、オークション法である。オークションアルゴリズムは、ユーザ及びオブジェクト間をリアルタイムで仲裁する方法を提供する。この場合、ノードがユーザであり、光トレイル(より具体的には、光トレイルのデータスロット)がオブジェクトである。そのようなオークション法は、設定済みの光トレイルの利用を求める多数のノード間での競合問題について或るソリューションに収めるのに効率的で公平で安定的な技法をもたらす。この技法では、光トレイルの利用を求める各ノードは、指定された期間中に(例えば、特定の時間スロットの間に)光トレイルの利用についてビッドを置く(名乗りを上げる)。そのようなビッドは、上述されたように、ノードのネットワークパラメータ及び光トレイルの条件に基づいてもよい。
特定の実施例では、ビッドはスロッテドシステム(slotted system)を用いて一定の周期で連続的に設定される。そのような例に2段階の時間スロット階層がある:2段階とは制レイヤとデータレイヤである。制御チャネルは光学的に分岐され、各ノードで電気的に処理されるので、制御レイヤでは、制御チャネル(例えば、OSC)がノード間で同期してよい。時間スロットは僅かな期間/長さのものであり(例えば、マイクロ秒で測定される)、ノードからのビッドを搬送し及び/又は何らかのシグナリング情報を搬送する程度に十分長いだけである。データレイヤでの時間スロットは、制御チャネルのスロットよりも長い(例えば、数ミリ秒)。データレイヤでは、各データチャネルのスロットは、制御チャネルに同期している。言い換えれば、データ送信タイミングは制御チャネルで制御されており、制御チャネル自身は同期しているので、データレイヤも同期している。制御チャネルのスロットはデータスロットより短いので、各データチャネルのデータスロット1つの期間の間に多数の制御スロットが制御チャネルで生じる。
各データスロットの期間の上限は、最も厳しい制約を有するノードトラフィックの最小遅延条件に依存してもよい。単なる一例として、dが最も厳しい制約を有するトラフィックの最大許容遅延であり、pが最大伝搬遅延であったとすると、許容可能な最大制御パケットサイズは(d-p)/2WN秒の期間になる。この計算に基づいて、制御チャネルラインレート(Ccontrol)は、次のように決められてもよい:
Ccontrol=2WNbcontrol/(d-p)
ここで、bcontrolは制御パケット中のビット数である。
更に、データスロット期間の下限は、特定の実施例は、制御メッセージ数で制限され、その制御メッセージ数はデータスロット期間における制御チャネル(言い換えれば、必要な制御スロット数)に加えて、制御及びデータチャネルの回線レートで送信される必要のあるものである。この下限は、制御チャネルが、ネットワークの全波長で設定される光パスについて名乗りを上げる可能性(ビッドの可能性)のある全てのノードに十分な能力をもたらすことを保証する。例えば、(例えば、図1のネットワークのような)ネットワークが6つのノードを含み、20個のデータチャネルを有していたとすると、20データチャネルの各々で1データスロットが生じる時間の間に、制御チャネルで120個の制御スロットが生じる。これら制御スロット各々は、特定のノードに及び特定の光トレイルに関連付けられてよい。
オークション法を実現する例では、ノードは各光トレイルで各自のデータスロットの利用について名乗りを上げてもよい。各ノードは、ビッドの対象になる直前のデータスロットに対応する制御スロットの1つに制御メッセージを挿入することで、特定の光トレイルの特定のデータスロットについて名乗りを上げてもよい。言い換えれば、そのような実施例では、特定のデータスロットに同期している制御スロットは、次のデータスロットの利用について1以上のノードからのビッドを含む。後に詳細に説明されるように、特定の実施例では、これらのビッドは2つのパラメータに基づいてもよい:クリティカリティ(criticality)(一般的には、ノードからのトラフィックにより必要とされるサービス及びノードに蓄積されるトラフィック量)及びスタティシティ(staticity)(一般的には、光トレイルのノードによる以前の利用に関する質及び量)である。これらのパラメータ双方はバッファ及びサービス統計をオークションビッドに変換するのに役立つ。各ノードはコンピュータ読取可能な媒体に格納されたソフトウエア又はファームウエアを含んでもよく、そのソフトウエア等はノードに関するビッドを計算するのに使用される。単なる一例として、このソフトウエア又はファームウエアは要素管理システムに関連付けられてもよい。
これらのビッドはその後に光トレイルのノードの1つに(又は何らかの他の適切なノード又は装置に)送信され、そのノードは光トレイルのコントローラとして機能する。特定の実施例では、このコントローラは光トレイルのエンドノードである。光トレイル中のノードからのビッドを受信すると、各光ノードのエンドノードは、光トレイル中のノードから受信した最高のビッドを算出し、(後述のアルゴリズムに基づいて)光トレイルの次のデータスロットでどのノードが送信権を有するかを決定する。エンドノードは制御メッセージを制御チャネルで光トレイルの他ノードに送信し、次のデータスロットを割り当てられたノードを通知する。これらのメッセージは、ビッドが送信されたのとは反対向きの制御チャネルで送信される異なる制御チャネル(例えば、反対のファイバにおけるOSC)で送信されてもよいし、それらは同じ制御チャネルで送信されてもよいし、一部は或る方向で一部は別様に送信されてもよい(例えば、コントローラが介在ノードであった場合である)。後に更に詳細に説明されるこのプロセスは各データスロットについて反復される。
図4は光トレイルのデータスロットのオークションのための方法例を示すフローチャートである。この方法例は特定の光トレイルでの1つのデータスロットを利用すること及び入札することに関する手順を示す。この方法は光トレイルの各データスロットについて反復され、更にはネットワークの他の光トレイルのデータスロットについても実行されてよい。更に、この方法例は光トレイルの各データスロットについての入札を示すが、適切な他の如何なる「オブジェクト」が入札対象になってもよい(例えば、より長い期間(複数のデータスロット)の光トレイルの利用が対象になってもよい。)。更に、ビッドはクリティカリティ及びスタティシティのパラメータに基づいて後述の方法で計算されるが、本発明の他の実施例は後述のものとは異なるパラメータを計算してもよいし及び/又はビッドを計算するのに代替的な又は追加的なパラメータを使用してもよい。
オークション方法例でのビッド計算に関し、以下の変数が定義される:
N: ネットワーク中のノード数。Niは特定のノードを示す。
B(t): 全ノードのバッファの占有度合いを示すN×N行列。
Bik(t): 光トレイルkでの伝送を意図するデータに関し、時刻tでの特定のノードiにおけるバッファ占有度。
あるノードで蓄積されたトラフィックのサービスタイプ:S={1,2,3,4,…,h,…,s}, Shはh番目のサービスタイプを示し、Δ123>…Δs, ΔshはサービスShについて許容可能な最大遅延を示す。
C: 光トレイルのビットレート。
tc: 光トレイルにおけるコネクション準備期間。
w: 光トレイルを設定するのに要する時間。
Tdata: データスロットの持続時間。
オークション法例を実施するノードは、これらの変数を利用して、ビッドを計算するのに使用されるクリティカリティ及びスタティシティを決定する。図4に示される方法例はステップ500から始まり、特定の光トレイルの特定のデータスロットについて競合するノード各自が、クリティカリティを計算する。クリティカリティは、特定の光トレイルのコネクションを準備するノードの緊急性を表現する。この方法例では、クリティカリティは、サービス遅延及びバッファ占有度という2つの要因に依存する。前者はエンドトゥエンドのサービス遅延を仮定しながら光トレイルでコネクションを準備するニーズを表し、後者はバッファで利用可能な総メモリに対するバッファの占有度を表す。クリティカリティを計算するために、以下の変数が使用される:
σik(t): 光トレイルkに関し、ノードiによる成功した最後のビッド以来占有されているデータスロット数。
Ψik(t): k番目の光トレイルで時刻tで送信するよう意図されているデータに関し、ノードiにおけるバッファの許容可能な臨界的な限界。
サービスタイプhより厳しくない遅延条件を有する別のサービスタイプの何らかのパケットと比べて、サービスタイプShと共に第1パケット(又は適切な他の形式のトラフィック)がバッファに到着した時間に、許容可能な臨界制限Ψik(t)は依存する。Ψik(t)は次式で計算される:
Ψik(t)=min[Δsi−x,Δsh], i=1,2,…,s
ここで、xiはサービスiの第1パケットがバッファBikに入って以来の時間である。許容可能な臨界制限はフロー統計には依存せず、時間依存する値であることに留意を要する(データスロット毎に変化し得ることを意味する。)。
許容可能な臨界制限を用いて、光トレイルkに関し、時刻tにおけるノードiのバッファのクリティカリティパラメータが計算可能になる。クリティカリティパラメータαik(t)は、サービスクリティカリティ及びバッファクリティカリティの2つの比率の最大値として定義される。従ってクリティカリティパラメータは次のように計算される:
Figure 2007300636
ここで、αik(t)は時刻tにおける光トレイルkに対するノードiのクリティカリティパラメータであり、Bmaxはビットで計ったバッファサイズである。通常の動作では、0≦αik(t)≦1である。従って一般にクリティカリティパラメータは、最も厳しい遅延条件を有するトラフィックのサービス条件に起因するクリティカリティを反映する比率と、ノードの容量に達するバッファに起因するクリティカリティを反映する比率との高い方であるように決定される。クリティカリティのこの計算は、所与の時点で光トレイルに関して最も重要なノードを示すが、クリティカリティがビッドを設定した際に考察されるパラメータだけであったならば、一般に「リンギング(ringing)」が生じであろう。「リンギング」はその光トレイルでトラフィックを送信する権利を有するノード間での素早いスイッチングであり、これは非効率性を招く。
従って方法例のステップ502では、各ノードがスタティシティパラメータも計算する。上述したように、スタティシティは、(ノードによる光トレイルの利用に関する)コネクションの寿命及び質の指標を与えるパラメータである。所与のコネクションに関し、スタティシティは次式の比率で定義される:
Figure 2007300636
ノードi及び何らかの他のノード間のk番目の光トレイルに関する所与のコネクションに関し、コネクションの持続期間がTDCであったとすると(これは自明である)、このコネクションのスタティシティは次式のように計算される(これはコネクション量がどのように決定されるかを示す):
Figure 2007300636
通常の動作では、0≦STik(t)≦1である。
ステップ504では、クリティカリティ及びスタティシティの計算に基づいて、光トレイルkの特定のデータスロットについて競合する各ノードはビッドを計算する。ビッドは次の2つの量の小さい方として計算される:(i)以前のデータスロットに関し、成功した最大のビッド、(ii)現在のデータスロットの開始時点におけるそのノードについてのクリティカリティ及びスタティシティの総和。特定の実施例では、ある量εがこれら2つの量の小さい方に加えられる。この量εは相補緩和(complementary slackness)を可能にし、この条件は次の文献で説明されており、ノード間の直交性を達成することを促す:
Bertsekas, D.P., “Auction Algorithms,” Lab. For Information and Decision Systems Working Paper, M.I.T., Cambridge, MA., pp.6-8。
εの値はノード固有であり、以前のデータスロットに関して最大ビッドの1/(h-1)の値を与え、hは光トレイル中の平均ノード数である(シンメトリーなトラフィック要請に関してNノードのリングネットワークで3N/8乃至5N/8の間にあるのが一般的である)。従ってノードiは次のようにして時刻tにおける光トレイルkについてのビッドを計算する:
bidik(t)=min[αik(t)+STik(t),mbidk(t-1)]+ε。
ステップ504でのビッド計算後に、データスロットについて名乗りを上げる各ビッドはステップ506でビッドを設定するか否かを確認する。所与のビッドサイクルの間に、どのノードも、そのノードが関心を持つ光トレイル全てについて(例えば、あるノードが送信を望むトラフィックの宛先ノードを含む光トレイルについて)ビッドを計算する。しかしながら特定の実施例では、ノードは、計算したビッド全てを必ずしも設定しないであろう。ビッドを設定するか否かを決定する際に、各ノードiは或る量aik(t)を確認し、その量は時刻tにおけるそのノードに対する光トレイルkの利益を表現する。この利益は光トレイルと共にノードの以前の履歴に依存し、次式で計算される。
aik(t)=αik(t)−mbidk(t-1)
ここで、αik(t)は光トレイルkに対するノードiのクリティカリティパラメータであり、mbidk(t-1)は光トレイルkにおける以前のデータスロットの最大ビッドである(以前のデータスロットの最大ビッドは、光トレイルのエンドノードによって、その光トレイルの他のノードに通知されてもよい。)。各ノードはステップ506でこの利益を確認し、そのノードについてaik(t)で示される光トレイルの正味の利益が、そのノードに利用可能な光トレイル全体の中で最大であった場合には、光トレイルkについて名乗りを上げることを決定する。ノードが特定の光トレイルについて名乗りを上げないように決定した場合には、本方法例は(それらの光トレイルについて)本方法のスタートに戻り、本方法は光トレイルの以後のデータスロットについて手順を再び開始する。ノードが光トレイルについて名乗りを上げるように決定すると、本方法は(その光トレイルについて)ステップ508に進み、ノードはビッドを適切な制御スロットで制御チャネルにより送信する(例えば、制御スロットは、ノードに関連する及び名乗りを上げている光トレイルに関連する。)。
ステップ510では、ネットワークの各光トレイルのエンドノード(又は、ビッドを受信し且つ光トレイルを割り当てるアービタノードとして指定されている他ノード)が、特定のデータスロットに関して光トレイル中のノードからビッドを受信する。エンドノード(又は他のアービタノード)は、光トレイルに関連する特定の制御スロットの内容を抽出及び処理することで、ビッドを受信してもよい。特定のデータスロットに関するビッドの受信後に、ステップ512にてエンドノードは、受信した最大のビッドを確認し、それがどのノードから送信されたかを確認する。しかしながら最高のビッドを設定しているノードが、光トレイルを利用する許可を受けるとは限らない。そうではなく、ステップ514では、最高のビッドを設定しているノードに光トレイルを再び割り当てるか否か、或いは光トレイルをごく最近割り当てられたノードが送信し続けることを許可するか否かを判定する。本実施例では、エンドノードは、時刻tにおける光トレイルkの「一般プライス(prevailing price)」pk(t)を次式のようにして決定する:
pk(t)=mbidk(t-1)-CTdata
そしてエンドノードは光トレイルについてこの一般プライスを利用して、ステップ514で光トレイルの再割当を行うか否かを決定する。データスロットについて受信した最大ビッドが算出された一般プライスより大きかった又は等しかったならば(mbidk(t)≧pk(t))、その光トレイルは最大ビッドを送信したそのノードに再び割り当てられる。データスロットについて受信した最大ビッドが算出された一般プライスより小さかったならば(mbidk(t)<pk(t))、ステータスクオ(status quo)が維持され、その光トレイルは、以前に光トレイルを割り当てられたノードには(たとえそのノードが最高のビッドを提示していなかったとしても)割り当てられない。
場合によっては、ノードに光トレイルは割り当てられないが、そのノードに関連する状態(クリティカリティ及び/又はスタティシティ)は、ノードがトラフィックを送信できるように、新たな光トレイルが設定されるべきことを要求するかもしれない。それ故に、エンドノードはステップ516で新たな光トレイルが要求されているか否かを確認する。例えば、最大ビッドを送信しているノードに関し、(mbidk(t)<pk(t))且つαk(t)>1-w/Δs ならば、これは、そのノードについて新たな光トレイルを設定する必要のあることを表す。同様に、光トレイルkについて名乗りを上げているノードに光トレイルが割り当てられず、そのノード(ノードi)についてΨik(t)-w≦Bik(t)≧Ψik(t)-w-tcであったならば、新たな光トレイルがそのノードに設定される必要がある。
ステップ518では、エンドノードは、光トレイル中のノード各々に、ノードに光トレイルが割り当てられたことを示す制御メッセージを送信する(最高のビッドを設定しているノード又は以前に光トレイルを割り当てられたノード)。ネットワークがトラフィックを反対方向に送信することを許容する特定の実施例では(例えば、双方向リングでは)、その光トレイルでエンドノードから他ノードへの制御メッセージがOSCで通信されてもよく、そのOSCは他ノードがビッドを提示するのに使用されるOSCとは逆向きに送信される。このことは、エンドノードからのビッドに対する応答が、最も時間効率良く他ノードに達することを保証する。更に、新たな光トレイルが設定される必要のある場合、エンドノードはその設定を開始し、新たな光トレイルが設定されるノードに制御メッセージを送信し、新たな光トレイルの割り当てられたことを指示してもよい。或いは、新たな光トレイルを要するノードが光トレイルを設定してもよい。いずれにせよ、新たな光トレイルを要するノードは、新たな光トレイルにおけるコンビナノードになってよい。
ステップ520では、光トレイル中のノードは制御メッセージを受信し、光トレイルの割り当てられたノードは、名乗りを上げたデータスロットでトラフィックを送信する。更に、新たな光トレイルが設定された場合には、その光トレイルの割り当てられたノードも新たな光トレイルでトラフィックを送信する。そして本方法例はスタートに戻り、ネットワーク中の各光トレイルの次のデータスロットについてプロセスが反復される。このフローチャートに示されるいくつかのステップは、適切に、合成、修正又は削除されてよく、追加的なステップがフローチャートに付加されてもよいことは理解されるべきである。更に、ステップは適切な如何なる順序で実行されてもよい。
図5A及び5Bは、光ネットワークで設定された光トレイルを共用する別のオークション法を示すフローチャートである。図4のオークション法例のように受信したビッドに基づいて光トレイルのオークションを決定するアービタを用意するのとは異なり、図5A及び5Bのオークション方法例ではそのようなアービタが無く、以下に説明するように、アービタの機能を光トレイル中の各ノードに分散している。本方法例は、名乗りを上げるプロセス及び特定の光トレイルで1つのデータスロットを利用するプロセスを説明する。本方法は光トレイルの各データスロットについて反復されることに加えて、ネットワーク中の他の光トレイルのデータスロットについても実行される。更に、本方法例は光トレイル中の各データスロットについて名乗りを上げることを説明しているが、適切な他の如何なる「オブジェクト」が名乗りを上げる対象になってもよい(一例として、より長い期間(複数のデータスロット)の光トレイルの利用が対象になってもよい。)。更に、ビッドは(上述の)クリティカリティ及びスタティシティパラメータに基づいて計算されるが、本発明の他の実施例はこれらのパラメータを別様に計算してもよいし、及び/又は代替的な又は付加的なパラメータを計算に利用してもよい。
図5Aに示される方法例は、ステップ600から始まり、特定の光トレイルで特定のデータスロットについて競合する各ノードは、クリティカリティを計算する。光トレイルのエンドノードは本実施例では光トレイルのデータスロットについて競合しないので、エンドノードはそのクリティカリティ(或いは、ビッド)を計算しなくてよい。ステップ600でのクリティカリティの計算は、図4のオークション方法例のステップ500で説明されているので、クリティカリティを計算するステップは重複的には説明されない。
ステップ600でのクリティカリティの計算後に、各ノードはステップ602でスタティシティを計算する。スタティシティの計算は図4のオークション法例のステップ502で説明済みなので、スタティシティを計算するステップは重複的には説明されない。
上記のステップ504と同様の方法で、クリティカリティ及びスタティシティに基づいて、光トレイルkの特定のデータスロットについて競合する各ノードはステップ604でビッドを計算する。以下に説明されるように、特定の光トレイルの特定のデータスロットについて競合しないノードについては、ある実施例では、ゼロのようなプレースホルダービッド(place-holder bid)を割り当ててもよいことに留意すべきである。こうして、これらのビッドは光トレイルで特定のデータスロットについて競合するノードのビッドよりも決して大きくならなくなる。
ステップ604でのビッド計算後に、データスロットについて名乗りを上げる各ノードは、ステップ506を参照しながら説明されたように、ステップ606でビッドを設定するか否かを確認する。ステップ606でビッドを設定するか否かの計算の一部として、各ノードは一般プライスを計算し及び考慮する。図4の方法では、アービタノードが、最高のビッドを設定しているノードに光トレイルを再度割り当てるか否か、又はごく最近光トレイルを割り当てられたノードが送信することを続けて許可するか否かを決定する。アービタは上述の「一般プライス」の数式例を通じてそれを決定する。図5A及び5Bの方法では、特定の実施例では、この「一般プライス」ファクタは、データスロットに名乗りを上げるか否かを決定する際に各自のノードで考慮に入れられる(アービタノードが無いからである。)。そのような場合、各ノードはノード自身のビッドが一般プライスを超えるか否かを考察する。ノード自身のビッドが一般プライスを越えなかったならば、そのノードはそのデータスロットについてビッドを設定しない。ノード自身のビッドが一般プライスを越えたならば、そのノードはそのデータスロットについてビッドを設定してよい。特定の実施例では、各ノードは図4のステップ514に関連して説明した数式に従って一般プライスを計算してよい。
ビッドを一般プライスと比較するステップは、別の実施例では、そのデータスロットについてビッドに競り勝ったノードによって代替的に実行されてもよい(ビッドを設定するか否かを決める場合、全てのノードによってなされなくてもよい。)。一般プライスに基づいて、勝利したノードは、名乗りを上げたデータスロットでトラフィックを送信するか否か、或いは以前勝利したノードが名乗りを上げたデータスロットで送信し続けることを許可するか否かを決定してよい。
ノードが光トレイルについて名乗りを上げるよう決定した場合、本方法は(その光トレイルについて)ステップ608に進み、名乗りを上げる各ノードはビッドを適切な制御スロットで制御チャネルにより送信する(例えば、制御スロットは、ノードに関連し、及び名乗りを上げる光トレイルに関連する。)。名乗りを上げる各ノードは直近の上流ノード及び直近の下流ノードにビッドを送信する(もしあれば、光トレイルで送信する)(こうして各方向の制御チャネルがビッドを送信するのに使用される。)。これらのノードは名乗りを上げるノード(ビッドノード)に対して「ビッド受信」ノードと言及される(上述したように、ビッド受信ノード自身もビッドを送信してよい。)。更に、光トレイルで1より多くのノードが名乗りを上げる場合、ノードは、ビッドノード及びビッド受信ノードの双方に該当してもよい。かくてビッドノードは、他のビッドノードのビッドに関してはビッド受信ノードとして機能する。ビッドノードが光トレイルの招集を起こす議長ノードであった場合、その議長ノードは直近の下流ノードにビッドを送信する(光トレイルの直近の上流ノードには送信されない。なぜなら、そのようなノードはこの特定の光トレイルについては存在しないからである。)。「上流」及び「下流」の向きは、光トレイルのトラフィックの流れに対して相対的に区別されるものであることに留意を要する。
ステップ610では、各ビッド受信ノードが近隣のビッドノードからビッドを受信する。コンビナノード及びエンドノード間のノードは、上流のビッドノード及び下流のビッドノードからビッドを受信する。コンビナノード及びエンドノードは、下流のビッドノードから及び上流のビッドノードからそれぞれビッドを受信する。
ステップ612では、各ビッド受信ノードは、受信したビッドが自身で計算したビッドより大きいか否かを判定する。ビッド受信ノードは、受信したビッドと自身で計算したビッドを比較することでそれを実行する。受信したビッドがビッド受信ノードのビッドより大きかった場合、ステップ614でビッド受信ノードは肯定的な確認信号を生成し、その信号は受信したビッドが自身のビッドより大きいことを示す。ステップ616では、肯定的な確認信号がビッド受信ノードからビッドノードに送信される。ビッド受信ノードがビッドノードの上流側のノードであった場合、ステップ618でビッド受信ノードは受信したビッドを(もしあれば)光トレイルの次の上流ノードに伝送する。ビッド受信ノードがビッドノードの下流側のノードであった場合、ステップ618でビッド受信ノードは受信したビッドを(もしあれば)次の下流ノードに伝送する。いずれにせよ、ステップ618では、ビッド受信ノードは受信したビッドを光トレイルに沿う方向で次のノードに送信し、ビッド受信ノードがビッドを受信するとビッドは伝搬してゆく。ビッドが伝送される次の上流ノード又は次の下流ノードは、もしあれば、伝送されるビッドについて「ビッド受信」ノードとして機能し、ステップ612では本方法は新たな「ビッド受信」ノードに関して反復する。
ステップ612でビッド受信ノードが、受信したビッドはビッド受信ノードのビッドより大きくないことを確認した場合には、ステップ620でビッド受信ノードは、受信したビッドは自身のビッドより小さいことを示す否定的な確認信号を生成する。ステップ622では、否定的な確認信号がビッド受信ノードからビッドノードに送信される。ステップ624ではビッド受信ノードは、ビッドノードのビッドを止め(黙らせ(squash))、そのビッドを他ノードには伝送しない。
図5Bに示されるようにステップ626では、各ビッドノードは(ビッド受信ノードの資格で)光トレイルで1以上の他ノードから確認信号を受信する。特定のビッドに関し、ステップ628でビッドノードは、受信した何らかの確認信号が否定的な確認信号であるか否かを確認する。ビッドノードが、受信した確認信号が何らかの否定的な確認信号であったことを確認した場合には、ステップ630でビッドノードは、そのビッドがその特定のデータスロットについて最高のビッドでなかったことを確認し及び名乗りを上げたそのスロットでトラフィックを送信しないことを決定する。図5Aのステップ600から始まる本方法は、光トレイルの以後のデータスロットに関してそのノードについて繰り返し始まる。
ステップ628でビッドノードが否定的な確認信号を一切受信してないことをビッドノードが確認すると、ステップ632でビッドノードは受信した肯定的な確認信号数を合計する。ビッドノードはステップ634で、受信した肯定的な確認信号数の和が光トレイルノード数マイナス1に等しいか否かを確認する。その数は光トレイル中の他の全てのノードから受信した確認信号に対応する。肯定的な確認信号の和が光トレイル中のノード数マイナス1に等しかった場合、そのことは、そのビッドが、光トレイルで名乗りを上げたスロットに関するノード全ての中で最高のビッドであることをビッドノードに示し、本方法はステップ636に進む。
受信した確認信号数の判定は、光トレイルのエンドノードが各ビッドノードに対する確認信号を送信することを仮定し、その確認信号はエンドノードのビッドが受信したビッドより小さいことを示す。光トレイルのエンドノードは光トレイルでデータを送信せず、光トレイルについて名乗りを上げないので、特定の実施例では、そのエンドノードはゼロのビッドをそれ自身に割り当てている。エンドノードがビッドを全く計算しない又は図5A及び5Bのプロセス例にさえ参加しない実施例では、エンドノードはビッドノードに確認信号を送信しないかもしれない。そのような場合、ビッドノードは、肯定的な確認信号の和が光トレイルのノード数マイナス2に等しい場合に(ノード自身と確認を行わないエンドノートとを考慮に入れている)、それが最高のビッドを有しているように判断する。
ステップ636では、特定のビッドノードが如何なる否定的な確認信号も受信せず且つその特定のビッドノードがN−1個の確認信号を受信した場合に、その特定のノードは光トレイル中の他ノードに勝利メッセージを適切な制御スロットで制御チャネルにより送信する(例えば、制御スロットはそのノード及び名乗りを上げている光トレイルに関連する。)。他ノードはステップ638でその勝利メッセージを受信し、名乗りを上げたスロットに先行するデータスロットで他ノード等が送信を行っていた場合には、ステップ640でその送信を止める。ステップ644では、最高のビッドを有するノードが、名乗りを上げていたデータスロットでトラフィックを送信し、図5Aのステップ600から始まる本方法は光トレイルの以後のデータスロットについて再び始まる。
特定の実施例はステップ636及び638を含まなくてよいことに留意すべきである。そのような例では、ノードが否定的な確認信号を受信したという事実は、そのノードが最高のビッドを有していないことをそのノードに通知していることになり、そのノードは、名乗りを上げているスロットでは送信を行わず、名乗りを上げたスロットに先行するスロットで送信を行っていたならばその送信を止める。これらの例では、負けたノードは、送信を止めるために及び名乗りを上げたスロットでの送信を控えるために、勝利したノードから勝利メッセージの受信を必要としない。
特定の実施例では、あるノードは光トレイルでのデータスロットについてのビッドに負けるかもしれないが、そのノードに関連する状態(クリティカリティ及び/又はスタティシティ)は、そのノードがトラフィックを送信できるように、新たな光トレイルが設定されることを要求してよいことに留意を要する。かくて負けたノードは特定の実施例ではそれが新たな光トレイルを要するか否かを確認してよい。図4のステップ516に関する上記の説明は、負けたノードが新たな光トレイルを設定する必要がある場合の具体例をもたらす。負けたノードが新たな光トレイルを設定する場合の他の例があってもよい。必要ならば、負けたノードは光トレイルを設定し、新たな光トレイルでトラフィックを送信してよい。特定の実施例では、新たな光トレイルを設定するノードは、新たな光トレイルでコンビナノードになってよい。
本方法例がステップ600から始まると、本プロセスは光トレイル中有の次のデータスロットについても反復される。ネットワークに1より多くの光ネットワークが存在してもよく、本オークションプロセス例はネットワーク中のいくつの光トレイルについても実施されてよいことに留意を要する。更に、図5A及び5Bのフローチャートに示されるいくつかのステップは、適切に、結合され、修正され、再編成され又は省略されてよく、追加的なステップがフローチャートに加わってもよいことが理解されるべきである。各ステップは適切な如何なる順序で実行されてもよい。
以上本発明はいくつかの実施例と共に説明されてきたが、様々な変更及び修正が当業者に示唆されるかもしれない。本発明はそのような変更及び修正を添付の特許請求の範囲内に包含することが意図される。
以下、本発明により教示される手段を例示的に列挙する。
(付記1)
光トレイルの使用権を割り当てる方法であって、前記光トレイルは、該光トレイルに含まれる複数のノードが、該光トレイルに含まれるノード間でトラフィックを送信するために光波長を共用可能にし、当該方法は、
前記光トレイルで特定のトラフィックを送信するのに必要なノードのクリティカリティを考慮して、前記光トレイルの第1ノードでビッドを計算するステップと、
計算されたビッドを、前記光トレイルに含まれる1以上の他ノードに送信するステップと、
前記光トレイルに含まれる1以上の他ノードからアクノリッジメントを受けるステップであって、該アクノリッジメントの各々は、送信されたビッドが、該アクノリッジメントを発したノードで計算されたビッドより高い又は低いことを示すステップと、
受信したアクノリッジメントの内容の少なくとも1つに基づいて、送信されたビッドが最高のビッドであるか否かを判定するステップと、
を有する方法。
(付記2)
送信されたビッドが最高のビッドであった場合に、前記他ノードが送信を止めるべきことを示す1以上の制御メッセージを、前記光トレイルに含まれる他ノードに通知するステップを更に有する付記1記載の方法。
(付記3)
前記光トレイルを介してデータを送信するステップを更に有する付記2記載の方法であって、前記光トレイルは複数のデータスロットに分割され、名乗りを上げていた前記光トレイル中の前記データスロットでデータが送信される方法。
(付記4)
前記光トレイル中の第2ノードにより送信されたビッドを前記第1ノードで受信するステップと、
前記第2ノードから受信した前記ビッドが前記第1ノードの前記ビッドより高いか否かを判定するステップと、
前記第2ノードから受信した前記ビッドが前記第1ノードの前記ビッドより高かった場合に、前記第2ノードのビッドが前記第1ノードのビッドより高いことを示すアクノリッジメントを前記第2ノードに通知するステップと、
受信したビッドを前記光トレイルの第3ノードに伝送するステップと、
を更に有する付記1記載の方法。
(付記5)
前記光トレイル中の第2ノードにより送信されたビッドを前記第1ノードで受信するステップと、
前記第2ノードから受信した前記ビッドが前記第1ノードの前記ビッドより高いか否かを判定するステップと、
受信した前記ビッドが前記第1ノードの前記ビッドより小さかった場合に、前記第2ノードのビッドが前記第1ノードのビッドより小さいことを示すアクノリッジメントを前記第2ノードに通知するステップと、
受信したビッドを抑制するステップと、
を有する付記1記載の方法。
(付記6)
前記光トレイルでトラフィックを伝送するのに必要なノードの前記クリティカリティが、ノードから送信される特定のトラフィックの遅延時間と、バッファで利用可能な総メモリに対する、該ノードで蓄積されたトラフィックの割合とを含む付記1記載の方法。
(付記7)
計算されたビッドが送信される前記光トレイルに含まれている前記1以上の他ノードが、前記光トレイルの前記第1ノードに対して直近の下流ノードと、前記光トレイルの前記第1ノードに対して直近の上流ノードとを含む付記1記載の方法。
(付記8)
送信されたビッドが最高のビッドであるか否かを判定するステップが、受信したアクノリッジメントのタイプを判定することを含む付記1記載の方法。
(付記9)
1以上の他ノードからアクノリッジメントを受けるステップが、送信されたビッドより高いビッドを算出したノードから否定的なアクノリッジメントを受信し、送信されたビッドより低いビッドを算出したノードから肯定的なアクノリッジメントを受信するステップを有する付記1記載の方法。
(付記10)
光トレイルの使用権を割り当てる論理装置であって、前記光トレイルは、該光トレイルに含まれる複数のノードが、該光トレイルに含まれるノード間でトラフィックを送信するために光波長を共用可能にし、当該論理装置は、コンピュータ読取可能な媒体に組み込まれ、
前記光トレイルで特定のトラフィックを送信するのに必要なノードのクリティカリティを考慮して、前記光トレイルの第1ノードでビッドを計算するステップと、
計算されたビッドを、前記光トレイルに含まれる1以上の他ノードに送信するステップと、
前記光トレイルに含まれる1以上の他ノードからアクノリッジメントを受けるステップであって、該アクノリッジメントの各々は、送信されたビッドが、該アクノリッジメントを発したノードで計算されたビッドより高い又は低いことを示すステップと、
受信したアクノリッジメントの内容の少なくとも1つに基づいて、送信されたビッドが最高のビッドであるか否かを判定するステップと、
をコンピュータに実行させる論理装置。
(付記11)
送信されたビッドが最高のビッドであった場合に、前記他ノードが送信を止めるべきことを示す1以上の制御メッセージを、前記光トレイルに含まれる他ノードに通知するステップを更にコンピュータに実行させる付記10記載の論理装置。
(付記12)
前記光トレイルを介してデータを送信するステップを更にコンピュータに実行させる付記11記載の論理装置であって、前記光トレイルは複数のデータスロットに分割され、名乗りを上げていた前記光トレイル中の前記データスロットでデータが送信される論理装置。
(付記13)
前記光トレイル中の第2ノードにより送信されたビッドを前記第1ノードで受信するステップと、
前記第2ノードから受信した前記ビッドが前記第1ノードの前記ビッドより高いか否かを判定するステップと、
前記第2ノードから受信した前記ビッドが前記第1ノードの前記ビッドより高かった場合に、前記第2ノードのビッドが前記第1ノードのビッドより高いことを示すアクノリッジメントを前記第2ノードに通知するステップと、
受信したビッドを前記光トレイルの第3ノードに伝送するステップと、
を更にコンピュータに実行させる付記10記載の論理装置。
(付記14)
前記光トレイル中の第2ノードにより送信されたビッドを前記第1ノードで受信するステップと、
前記第2ノードから受信した前記ビッドが前記第1ノードの前記ビッドより高いか否かを判定するステップと、
受信した前記ビッドが前記第1ノードの前記ビッドより小さかった場合に、前記第2ノードのビッドが前記第1ノードのビッドより小さいことを示すアクノリッジメントを前記第2ノードに通知するステップと、
受信したビッドを抑制するステップと、
を更にコンピュータに実行させる付記10記載の論理装置。
(付記15)
前記光トレイルでトラフィックを伝送するのに必要なノードの前記クリティカリティが、ノードから送信される特定のトラフィックの遅延時間と、バッファで利用可能な総メモリに対する、該ノードで蓄積されたトラフィックの割合とを含む付記10記載の論理装置。
(付記16)
計算されたビッドが送信される前記光トレイルに含まれている前記1以上の他ノードが、前記光トレイルの前記第1ノードに対して直近の下流ノードと、前記光トレイルの前記第1ノードに対して直近の上流ノードとを含む付記10記載の論理装置。
(付記17)
送信されたビッドが最高のビッドであるか否かを判定するステップが、受信したアクノリッジメントのタイプを判定することを含む付記10記載の論理装置。
(付記18)
1以上の他ノードからアクノリッジメントを受けるステップが、送信されたビッドより高いビッドを算出したノードから否定的なアクノリッジメントを受信し、送信されたビッドより低いビッドを算出したノードから肯定的なアクノリッジメントを受信するステップを有する付記10記載の論理装置。
(付記19)
光トレイルの使用権を割り当てるシステムであって、前記光トレイルは、該光トレイルに含まれる複数のノードが、該光トレイルに含まれるノード間でトラフィックを送信するために光波長を共用可能にし、当該システム前記光トレイル中の第1ノードを有し、前記第1ノードは、
前記光トレイルで特定のトラフィックを送信するのに必要なノードのクリティカリティを考慮してビッドを計算し、
計算されたビッドを、前記光トレイルに含まれる1以上の他ノードに送信し、
前記光トレイルに含まれる1以上の他ノードからアクノリッジメントを受信し、該アクノリッジメントの各々は、送信されたビッドが、該アクノリッジメントを発したノードで計算されたビッドより高い又は低いことを示し、
受信したアクノリッジメントの内容の少なくとも1つに基づいて、送信されたビッドが最高のビッドであるか否かを判定するシステム。
(付記20)
送信されたビッドが最高のビッドであった場合に、前記他ノードが送信を止めるべきことを示す1以上の制御メッセージを、前記光トレイルに含まれる他ノードに通知する付記19記載のシステム。
(付記21)
前記光トレイルの前記第1ノードが前記光トレイルを介してデータを送信する付記20記載のシステムであって、前記光トレイルは複数のデータスロットに分割され、名乗りを上げていた前記光トレイル中の前記データスロットでデータが送信されるシステム。
(付記22)
前記光トレイル中の前記第1ノードは、
前記光トレイル中の第2ノードにより送信されたビッドを受信し、
前記第2ノードから受信した前記ビッドが自ノードで計算したビッドより高いか否かを判定し、
前記第2ノードから受信した前記ビッドが前記自ノードで計算した前記ビッドより高かった場合に、前記第2ノードのビッドが前記自ノードで計算したビッドより高いことを示すアクノリッジメントを前記第2ノードに通知し、
受信したビッドを前記光トレイルの第3ノードに伝送する付記19記載のシステム。
(付記23)
前記光トレイル中の第1ノードが、
前記光トレイル中の第2ノードにより送信されたビッド受信し、
前記第2ノードから受信した前記ビッドが前記自ノードで算出した前記ビッドより高いか否かを判定し、
受信した前記ビッドが前記自ノードで算出した前記ビッドより小さかった場合に、前記第2ノードのビッドが前記自ノードで算出したビッドより小さいことを示すアクノリッジメントを前記第2ノードに通知し、
受信したビッドを抑制する付記19記載のシステム。
(付記24)
前記光トレイルでトラフィックを伝送するのに必要なノードの前記クリティカリティが、ノードから送信される特定のトラフィックの遅延時間と、バッファで利用可能な総メモリに対する、該ノードで蓄積されたトラフィックの割合とを含む付記19記載のシステム。
(付記25)
計算されたビッドが送信される前記光トレイルに含まれている前記1以上の他ノードが、前記光トレイルの前記第1ノードに対して直近の下流ノードと、前記光トレイルの前記第1ノードに対して直近の上流ノードとを含む付記19記載のシステム。
(付記26)
送信されたビッドが最高のビッドであるか否かの判定が、受信したアクノリッジメントのタイプを判定することを含む付記19記載のシステム。
(付記27)
1以上の他ノードからアクノリッジメントを受けることが、送信されたビッドより高いビッドを算出したノードから否定的なアクノリッジメントを受信し、送信されたビッドより低いビッドを算出したノードから肯定的なアクノリッジメントを受信することを含む付記19記載のシステム。
本発明の一実施例による光トレイルが実現されるリングネットワークを示すブロック図である。 光トレイルを実現する光ネットワークで使用されるノードの実施例を示すブロック図である。 光トレイルを設定する光ネットワークのノード動作例を示す図である。 光ネットワークで設定された光トレイルを共用するためのオークション法を示すフローチャートである。 光ネットワークで設定された光トレイルを共用する別のオークション法を示す本発明の一実施例によるフローチャート(その1)を示す。 光ネットワークで設定された光トレイルを共用する別のオークション法を示す本発明の一実施例によるフローチャート(その2)を示す。
符号の説明
14 ノード
16,18 ファイバ
30 光トレイル
50a,50b 伝送要素
54 波長ブロッキングユニット(WBU)
80 分配/結合要素
82 分岐信号スプリッタ
84 挿入信号コンバイナ
86 分岐リード
88 挿入リード
102 受信部
104 送信部
112 OSC受信部
114 OSCインターフェース
116 OSC送信部
120 管理要素
124 要素管理システム(EMS)
126 ネットワーク管理システム(NMS)
130 分岐要素
132 分岐スイッチ
140 挿入要素
142 挿入スイッチ
150 バーストポンダ
160 スイッチング要素
314 ノード
316,318 ファイバ
330 光トレイル
340 セットアップメッセージ
350 確認メッセージ

Claims (10)

  1. 光トレイルの使用権を割り当てる方法であって、前記光トレイルは、該光トレイルに含まれる複数のノードが、該光トレイルに含まれるノード間でトラフィックを送信するために光波長を共用可能にし、当該方法は、
    前記光トレイルで特定のトラフィックを送信するのに必要なノードのクリティカリティを考慮して、前記光トレイルの第1ノードでビッドを計算するステップと、
    計算されたビッドを、前記光トレイルに含まれる1以上の他ノードに送信するステップと、
    前記光トレイルに含まれる1以上の他ノードからアクノリッジメントを受けるステップであって、該アクノリッジメントの各々は、送信されたビッドが、該アクノリッジメントを発したノードで計算されたビッドより高い又は低いことを示すステップと、
    受信したアクノリッジメントの内容の少なくとも1つに基づいて、送信されたビッドが最高のビッドであるか否かを判定するステップと、
    を有する方法。
  2. 光トレイルの使用権を割り当てる論理装置であって、前記光トレイルは、該光トレイルに含まれる複数のノードが、該光トレイルに含まれるノード間でトラフィックを送信するために光波長を共用可能にし、当該論理装置は、コンピュータ読取可能な媒体に組み込まれ、
    前記光トレイルで特定のトラフィックを送信するのに必要なノードのクリティカリティを考慮して、前記光トレイルの第1ノードでビッドを計算するステップと、
    計算されたビッドを、前記光トレイルに含まれる1以上の他ノードに送信するステップと、
    前記光トレイルに含まれる1以上の他ノードからアクノリッジメントを受けるステップであって、該アクノリッジメントの各々は、送信されたビッドが、該アクノリッジメントを発したノードで計算されたビッドより高い又は低いことを示すステップと、
    受信したアクノリッジメントの内容の少なくとも1つに基づいて、送信されたビッドが最高のビッドであるか否かを判定するステップと、
    をコンピュータに実行させる論理装置。
  3. 光トレイルの使用権を割り当てるシステムであって、前記光トレイルは、該光トレイルに含まれる複数のノードが、該光トレイルに含まれるノード間でトラフィックを送信するために光波長を共用可能にし、当該システム前記光トレイル中の第1ノードを有し、前記第1ノードは、
    前記光トレイルで特定のトラフィックを送信するのに必要なノードのクリティカリティを考慮してビッドを計算し、
    計算されたビッドを、前記光トレイルに含まれる1以上の他ノードに送信し、
    前記光トレイルに含まれる1以上の他ノードからアクノリッジメントを受信し、該アクノリッジメントの各々は、送信されたビッドが、該アクノリッジメントを発したノードで計算されたビッドより高い又は低いことを示し、
    受信したアクノリッジメントの内容の少なくとも1つに基づいて、送信されたビッドが最高のビッドであるか否かを判定するシステム。
  4. 送信されたビッドが最高のビッドであった場合に、前記他ノードが送信を止めるべきことを示す1以上の制御メッセージを、前記光トレイルに含まれる他ノードに通知する請求項3記載のシステム。
  5. 前記光トレイルの前記第1ノードが前記光トレイルを介してデータを送信する請求項4記載のシステムであって、前記光トレイルは複数のデータスロットに分割され、名乗りを上げていた前記光トレイル中の前記データスロットでデータが送信されるシステム。
  6. 前記光トレイル中の前記第1ノードは、
    前記光トレイル中の第2ノードにより送信されたビッドを受信し、
    前記第2ノードから受信した前記ビッドが自ノードで計算したビッドより高いか否かを判定し、
    前記第2ノードから受信した前記ビッドが前記自ノードで計算した前記ビッドより高かった場合に、前記第2ノードのビッドが前記自ノードで計算したビッドより高いことを示すアクノリッジメントを前記第2ノードに通知し、
    受信したビッドを前記光トレイルの第3ノードに伝送する請求項3記載のシステム。
  7. 前記光トレイル中の第1ノードが、
    前記光トレイル中の第2ノードにより送信されたビッド受信し、
    前記第2ノードから受信した前記ビッドが前記自ノードで算出した前記ビッドより高いか否かを判定し、
    受信した前記ビッドが前記自ノードで算出した前記ビッドより小さかった場合に、前記第2ノードのビッドが前記自ノードで算出したビッドより小さいことを示すアクノリッジメントを前記第2ノードに通知し、
    受信したビッドを抑制する請求項3記載のシステム。
  8. 前記光トレイルでトラフィックを伝送するのに必要なノードの前記クリティカリティが、ノードから送信される特定のトラフィックの遅延時間と、バッファで利用可能な総メモリに対する、該ノードで蓄積されたトラフィックの割合とを含む請求項3記載のシステム。
  9. 計算されたビッドが送信される前記光トレイルに含まれている前記1以上の他ノードが、前記光トレイルの前記第1ノードに対して直近の下流ノードと、前記光トレイルの前記第1ノードに対して直近の上流ノードとを含む請求項3記載のシステム。
  10. 送信されたビッドが最高のビッドであるか否かの判定が、受信したアクノリッジメントのタイプを判定することを含む請求項3記載のシステム。
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