JP2007300351A - データ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷異常の原因が印刷装置および印刷制御装置のいずれにあるか(またはその組み合わせにあるのか)を自動的に特定するデータ処理装置を提供する。
【解決手段】データ処理装置10は、主制御部13のテスト用プリンタドライバ17および基準用プリンタドライバ18により、テスト用MFP20および基準用MFP200に所定の文書を印刷させた後に、検査プログラム19のスキャン画像管理部191により上記印刷された文書をスキャンして画像を取得し、この画像を基準用プリンタドライバ18により基準用MFP200で印刷された同一文書の画像と不具合判断部192によりそれぞれ比較することにより相違点を検出し、その不具合をデータベース管理部193により不具合データベースに登録する。これにより不具合の原因がテスト用プリンタドライバ17およびテスト用MFP20のいずれにあるか特定することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像データに関連する処理を行うデータ処理装置に関し、より詳しくは画像形成装置により形成される画像のデータに基づき、装置の動作不良を検出するデータ処理装置に関する。
近年、カラー画像形成装置、特にデジタルフルカラー複写機では、色の正確な再現性が求められるため、所定の用紙上に形成される画像の色の再現性が良好でない動作不良を自動的に検出し改善するものがある。
例えば、所定の補正用テストパターンを用紙に印刷した後に当該用紙をスキャナ部へ自動的に搬送して読み取り、読み取られた画像データに基づき色再現性の不良を検出し改善する従来の画像形成装置がある(特許文献1を参照)。また例えば、他の画像形成装置のスキャナで読み取られた画像データを受信しこの画像データに基づき色再現性の不良を検出し改善する従来の画像形成装置がある(特許文献2を参照)。
さらに、定期的に印刷装置により印刷されたテストパターン画像を読み取り、読み取られた画像データと当該画像を形成した元のデータとを比較することにより印刷異常を検出しメンテナンスを実行する印刷管理装置がある(特許文献3を参照)。
特開平11−284794号公報 特開2005−94366号公報 特開2004−54912号公報
しかし、上記特許文献1または特許文献2に記載されるような従来の画像形成装置では、色再現性の不良を検出することはできるとしても、一般的な印刷異常を検出して改善することはできない。
また、特許文献3に記載されるような従来の印刷管理装置では、一般的な印刷異常を検出することはできるとしても、印刷異常の原因が印刷管理装置(典型的にはプリンタドライバ)にあるのか印刷装置にあるのかを特定することはできない。
特に、プリンタを新たに開発しテストを行う場合、当該プリンタを制御するためのプリンタドライバも同時に開発することが多いので、印刷異常の原因がプリンタ(典型的にはプリンタのファームウェア)にあるのかプリンタドライバにあるのかを特定することは極めて重要である。
そこで本発明では、印刷異常の原因が印刷装置および印刷制御装置のいずれにあるか(またはその組み合わせにあるのか)を自動的に特定することができるデータ処理装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、検査の対象となるべき検査用印刷装置および検査の基準となるべき基準用印刷装置によりそれぞれ印刷された同一の文書データに対応する画像に基づき、前記検査用印刷装置または前記基準用印刷装置を制御するための検査の対象となるべき検査用印刷制御装置と、前記検査用印刷装置とを検査するデータ処理装置であって、
前記検査用印刷制御装置および検査の基準となるべき基準用印刷制御装置により制御される前記検査用印刷装置および前記基準用印刷装置によりそれぞれ印刷された画像を光学的に読み取るスキャナ手段を制御することにより読み取られた複数の画像データを受け取るスキャン画像管理手段と、
前記スキャン画像管理手段により受け取られる複数の画像データを比較することにより前記検査用印刷装置および前記検査用印刷制御装置における異常の有無を判定する不具合判定手段とを備え、
前記不具合判定手段は、前記基準用印刷制御装置により制御される前記基準用印刷装置で印刷された画像に対応する画像データを検査の基準として、
前記基準用印刷制御装置により制御される前記検査用印刷装置で印刷された画像に異常がある場合、前記検査用印刷装置に異常があると判定し、
前記検査用印刷制御装置により制御される前記基準用印刷装置で印刷された画像に異常がある場合、前記検査用印刷制御装置に異常があると判定することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記不具合判定手段は、前記基準用印刷制御装置により制御される前記基準用印刷装置で印刷された画像に対応する画像データを検査の基準として、前記基準用印刷制御装置により制御される前記検査用印刷装置で印刷された画像、および前記検査用印刷制御装置により制御される前記基準用印刷装置で印刷された画像にそれぞれ異常がない場合であっても、前記検査用印刷制御装置により制御される前記検査用印刷装置で印刷された画像に異常がある場合、前記検査用印刷制御装置と前記検査用印刷装置との組み合わせに異常があると判定することを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明において、
前記スキャン画像管理手段は、受け取られる前記複数の画像に含まれる文字であって前記検査用印刷制御装置に含まれるプリンタドライバのバージョン情報と前記検査用印刷装置に含まれるプリンタファームウェアのバージョン情報と示す文字を認識することにより文字コードとして抽出し、
前記不具合判定手段は、
前記スキャン画像管理手段により抽出された前記基準用印刷制御装置により制御される前記検査用印刷装置で印刷された画像に異常がある場合、前記バージョン情報を有するプリンタドライバに異常があると判定し、
前記スキャン画像管理手段により抽出された前記検査用印刷制御装置により制御される前記基準用印刷装置で印刷された画像に異常がある場合、前記バージョン情報を有するプリンタファームウェアに異常があると判定することを特徴とする。
第4の発明は、第1の発明において、
前記文書データを識別するための符号に関連づけて、前記不具合判定手段の判定結果を所定の記憶手段に記憶させるデータベース管理手段をさらに備えることを特徴とする。
第5の発明は、第4の発明において、
前記スキャン画像管理手段は、受け取られる前記複数の画像に含まれる前記文書データを識別するための符号を認識することにより文字コードとして抽出し、前記データベース管理手段に与えることを特徴とする。
第6の発明は、第4の発明において、
前記データベース管理手段は、前記記憶手段に記憶された前記判定結果を前記符号毎に表記した所定の報告書データを生成し、生成された報告書データを前記検査用印刷装置または前記基準用印刷装置で印刷することを特徴とする。
第7の発明は、第1の発明において、
前記検査用印刷制御装置を備えることを特徴とする。
第8の発明は、第1の発明において、
前記検査用印刷装置を備えることを特徴とする。
第9の発明は、検査の対象となるべき検査用印刷装置および検査の基準となるべき基準用印刷装置によりそれぞれ印刷された同一の文書データに対応する画像に基づき、前記検査用印刷装置または前記基準用印刷装置を制御するための検査の対象となるべき検査用印刷制御装置と、前記検査用印刷装置とを検査するデータ処理方法であって、
前記検査用印刷制御装置および検査の基準となるべき基準用印刷制御装置により制御される前記検査用印刷装置および前記基準用印刷装置によりそれぞれ印刷された画像を光学的に読み取るスキャナ手段を制御することにより読み取られた複数の画像データを受け取るスキャン画像管理ステップと、
前記スキャン画像管理ステップにおいて受け取られる複数の画像データを比較することにより前記検査用印刷装置および前記検査用印刷制御装置における異常の有無を判定する不具合判定ステップとを含み、
前記不具合判定ステップでは、前記基準用印刷制御装置により制御される前記基準用印刷装置で印刷された画像に対応する画像データを検査の基準として、
前記基準用印刷制御装置により制御される前記検査用印刷装置で印刷された画像に異常がある場合、前記検査用印刷装置に異常があると判定し、
前記検査用印刷制御装置により制御される前記基準用印刷装置で印刷された画像に異常がある場合、前記検査用印刷制御装置に異常があると判定することを特徴とする。
第10の発明は、検査の対象となるべき検査用印刷装置および検査の基準となるべき基準用印刷装置によりそれぞれ印刷された同一の文書データに対応する画像に基づき、前記検査用印刷装置または前記基準用印刷装置を制御するための検査の対象となるべき検査用印刷制御装置と、前記検査用印刷装置とを検査するデータ処理装置に、
前記検査用印刷制御装置および検査の基準となるべき基準用印刷制御装置により制御される前記検査用印刷装置および前記基準用印刷装置によりそれぞれ印刷された画像を光学的に読み取るスキャナ手段を制御することにより読み取られた複数の画像データを受け取るスキャン画像管理ステップと、
前記スキャン画像管理ステップにおいて受け取られる複数の画像データを比較することにより前記検査用印刷装置および前記検査用印刷制御装置における異常の有無を判定する不具合判定ステップとを実行させ、
前記不具合判定ステップでは、前記基準用印刷制御装置により制御される前記基準用印刷装置で印刷された画像に対応する画像データを検査の基準として、
前記基準用印刷制御装置により制御される前記検査用印刷装置で印刷された画像に異常がある場合、前記検査用印刷装置に異常があると判定し、
前記検査用印刷制御装置により制御される前記基準用印刷装置で印刷された画像に異常がある場合、前記検査用印刷制御装置に異常があると判定することを特徴とする、プログラムである。
第1の発明によれば、検査用印刷制御装置および基準用印刷制御装置により制御される検査用印刷装置および基準用印刷装置によりそれぞれ印刷された画像に対応する複数の画像データを比較することにより検査用印刷装置および検査用印刷制御装置における異常の有無を判定する不具合判定手段により、印刷異常の原因が印刷装置および印刷制御装置のいずれにあるかを自動的に特定することができる。
第2の発明によれば、印刷異常の原因が印刷装置および印刷制御装置の組み合わせにあることを自動的に特定することができる。
第3の発明によれば、スキャン画像管理手段により、画像に含まれるプリンタドライバのバージョン情報とプリンタファームウェアのバージョン情報と示す文字を認識することにより抽出されるので、これらの情報を利用者の手により別個に与えることなく、これらの情報に基づき不具合判定手段により印刷異常のプリンタドライバおよびプリンタファームウェアのいずれにあるかを自動的に特定することができる。
第4の発明によれば、文書データを識別するための符号に関連づけて判定情報が記憶されるので、当該文書データに特有の内容(例えば特定の文字や修飾、画像の形状など)により不都合が引き起こされることを容易に分析することができる。
第5の発明によれば、上記符号を利用者の手により別個に与えることなく、この符号に基づき不具合判定手段により印刷異常のプリンタドライバおよびプリンタファームウェアのいずれにあるかを自動的に特定することができる。
第6の発明によれば、報告書データが印刷されることにより利用者は(検査の途中であっても)文書データ毎の印刷異常の有無やその原因を容易に知ることができる。
第7の発明によれば、データ処理装置が検査用印刷制御装置を備えるので、検査の対象となる画像を印刷装置に印刷させ検査する一連の処理を1つのデータ処理装置により行うことができる。
第8の発明によれば、データ処理装置が検査用印刷装置を備えるので、検査の対象となる画像を印刷し検査する一連の処理を1つのデータ処理装置により行うことができる。
第9の発明によれば、第1の発明における効果を本データ処理方法においても同様に奏することになる。
第10の発明によれば、第1の発明における効果を本プログラムにおいても同様に奏することになる。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照して説明する。
<1. 装置全体の構成>
図1は、本発明における一実施形態に係るデータ処理装置およびプリンタ(印刷装置)の機能的な構成を示すブロック図である。なお、図1に示されるデータ処理装置10およびプリンタ20により本実施形態における不具合検査システムが構成されている。
データ処理装置10は、CRTディスプレイまたはLCD等からなる表示装置とキーボードおよびマウスやタッチペンなどのポインティングデバイス等からなる入力装置とを含む操作表示部11と、ハードディスクなどの磁気記憶媒体を含む記憶部12と、CPU(Central Processing Unit )および主メモリ(半導体メモリ)などにより構成される主制御部13と、データ処理装置10の外部に設けられる検査対象となるテスト用マルチファンクションプリンタ(MFP)20および他の標準的な基準用MFP200などの周辺機器や他のデータ処理装置101などと相互に通信可能に接続するための通信制御部14とを備える。なお、他のデータ処理装置101は、本データ処理装置10と同様の構成を有し同様の動作を行うので、詳しい説明を省略する。
このデータ処理装置10の外部には、上記テスト用MFP20と、他の基準用MFP200と、データ処理装置101とが設けられており、これらは所定のケーブルやハブなどからなるLAN(Local Area Network)30により相互に通信可能に接続される。なお、このLAN30に代えて、WAN(Wide Area Network)やインターネットなど周知の相互通信網またはUSB(Universal Serial Bus)接続や各種パラレルインタフェースなどの通信接続手段が使用されてもよい。
このデータ処理装置10に備えられる主制御部13は、一般的なパーソナルコンピュータにオペレーティングシステム(不図示)と、文書を作成するワードプロセッサ・ソフトウェアや画像を作成するドロー・ソフトウェアなどのアプリケーションプログラム15と、テスト用MFP20による印刷を制御するためのプリンタドライバのうち検査対象となるテスト用プリンタドライバ17および他の一般的な基準用プリンタドライバ18と、これらのプリンタドライバのうち使用すべきものを択一的に切り換えるドライバ切替部16と、検査対象となるテスト用プリンタドライバ17またはテスト用MFP20の(後述する)ファームウェアの不具合を検査するための検査プログラム19とにより構成されている。
データ処理装置10に備えられる主制御部13のテスト用プリンタドライバ17は、アプリケーションプログラム15に含まれる(文字や画像などを含む)文書の印刷を行う文書印刷指示部151から印刷すべき文書データを受け取り所定の情報を付加する情報付加部171と、この情報付加部171により所定の情報を付加されたデータからプリンタに解釈可能なページ記述言語(PDL:Page Description Language)により記述される印刷用データ(以下「PDLデータ」または「印刷ジョブ」という)を生成するPDLデータ生成部172とを備える。これらの詳しい動作は後述する。また、基準用プリンタドライバ18は、上記構成要素のうち、同様のPDLデータ生成部172のみを備え、情報付加部171は備えていない。なお、これらのプリンタドライバにより、データ処理装置10は印刷制御装置として機能する。
データ処理装置10に備えられる主制御部13のアプリケーションプログラム15は、前述したような文書や画像を作成または編集するなどの各種機能を実現する構成要素のほか、さらに当該文書を印刷する機能を有する上記文書印刷指示部151を備えている。
また、データ処理装置10に備えられる主制御部13の検査プログラム19は、後述するようにテスト用MPF20において所定の用紙に対応する画像を読み取り、当該画像データを管理するとともに当該画像に含まれる文書ファイル名などの文字をパターン認識するスキャン画像管理部191と、当該画像データに基づきテスト用プリンタドライバ17またはテスト用MFP20のファームウェアの不具合を判断する不具合判断部192と、不具合判断部192による判断結果をデータベース化して記憶部12に記憶し管理するデータベース管理部193とを備えている。
なお、主制御部13のこれらの構成要素の機能は、典型的には半導体メモリからなる主メモリに展開されたテスト用プリンタドライバ17(または基準用プリンタドライバ18)、検査プログラム19、およびアプリケーションプログラム15などをCPUが実行することにより実現される。ここで、上記プログラムは、例えば、そのプログラムを記録した記録媒体であるCD−ROMによって提供される。すなわち、上記プログラムの記録媒体としてのCD−ROMがデータ処理装置10内に補助記憶装置として内蔵された図示されないCD−ROM駆動装置に装着され、そのCD−ROMから上記プログラムが読み出されて記憶部12であるハードディスク装置にインストールされる。また、上記プログラムは、CD−ROM以外の記録媒体や通信回線を介して提供されてもよい。そして、本データ処理装置10の起動のための所定操作がなされると、ハードディスク装置にインストールされた所定プログラムは、上記主メモリに転送されてそこに展開され(一時的に格納され)、主制御部13内のCPUによって実行される。これにより、主制御部13の各部の制御処理が実現される。
このデータ処理装置10は、具体的にはオペレーティングシステムとして例えばウィンドウズ(登録商標)が使用される場合、当該オペレーティングシステムにより提供されるサブシステムの1つである図示されないGDI(Graphic Device Interface)の機能を介して印刷処理を行う。すなわち、アプリケーションプログラム15が印刷を指示するためにGDIへのAPI(Application Programming Interface)コールを行うと、GDIはテスト用プリンタドライバ17(または基準用プリンタドライバ18)を動的にリンクし、プリンタドライバはGDIから与えられるデータを受け取ることにより、テスト用MFP20が解釈可能なPDLデータ(印刷ジョブ)を生成し出力する。なお、このPDLデータは、スプーラを介してテスト用MFP20に与えられる。このような構成により、アプリケーションプログラム15の種類に関わりなく、テスト用プリンタドライバ17(または基準用プリンタドライバ18)は印刷のための動作を行うことができる。なお、上記PDLデータ(印刷ジョブ)は、印刷用データの典型例であってその形式に限定はなく、例えばビットマップデータであってもよい。
また、テスト用MFP20は、LCD等からなる表示装置とタッチパネルやボタンスイッチ等からなる入力装置とを含む操作表示部21と、ハードディスクなどの磁気記憶媒体を含む記憶部22と、CPUおよび半導体メモリなどにより構成される主制御部23と、データ処理装置10や他のデータ処理装置101などと相互に通信可能に接続するための通信制御部24と、用紙に画像を形成して当該用紙を装置外へ排出するためのプリント部25と、用紙上の画像を光学的に読み取るためのスキャナ部26とを備える。なお、プリント部25は、画像形成のための各種方式(例えば電子写真方式やインクジェット方式など)に応じた周知の構成であるため、詳しい説明は省略する。また、スキャナ部26も周知の構成であるため、詳しい説明は省略する。
このテスト用MFP20に備えられる主制御部23は、データ処理装置10から与えられる印刷ジョブ(PDLデータ)に所定の情報を追記する情報追記部231と、場合により情報が追記された印刷ジョブに基づきこれに対応するビットマップ形式のデータを生成するビットマップデータ生成部232と、スキャナ部26を制御することにより用紙上の画像を読み取る画像読み取り部233とを備える。これらの詳しい動作は後述する。
なお、主制御部23のこれらの構成要素の機能は、主制御部13と同様、半導体メモリに格納された(具体的には書き込み専用メモリから読み出されて主メモリに展開された)所定プログラム(以下「ファームウェア」という)をCPUが実行することにより実現され、このファームウェアは、CD−ROMやそれ以外の記録媒体または通信回線を介して提供されてもよい。また、主制御部23は、トナー切れや用紙切れなどテスト用MFP20の画像形成に関わる状態を管理するための図示されない機器状態管理部や、操作表示部21を介して利用者による印刷枚数や濃度指定などの指示入力を受け付け利用者に各種情報を提示するフロントパネル制御部など構成要素を含む。これらの構成要素は周知であるので説明は省略する。
<2. データ処理装置におけるプリンタドライバ等の動作>
次に、データ処理装置10における検査プログラム19の動作を除くプリンタドライバ等の動作について説明する。図2は、プリンタドライバ等の処理の流れを示すフローチャートである。ここで、以下の処理は、文書印刷指示部151により印刷すべき文書データおよび印刷指示が与えられることにより開始する。
この図2に示すステップS11において、ドライバ切替部16は、操作表示部11の操作画面上に、テスト用プリンタドライバ17を使用する印刷モードである印刷テストモードにより印刷を行うか否かを利用者に選択させる旨の表示を行い、利用者による選択のための操作入力を受け付けたのち、受け付けられた印刷モードが印刷テストモードであるか否かを判定する。判定の結果、印刷テストモードである場合(ステップS11においてYesの場合)、ドライバ切替部16は、テスト用プリンタドライバ17を選択し、選択されたテスト用プリンタドライバ17によりステップS12〜S14の処理が行われる。また上記判定の結果、印刷テストモードでない場合(ステップS11においてNoの場合)、ドライバ切替部16は、基準用プリンタドライバ18を選択し、選択された基準用プリンタドライバ18により後述するステップS15,S16の処理が行われる。
上記のように印刷テストモードである場合、ステップS12において、テスト用プリンタドライバ17に含まれる情報付加部171は、文書印刷指示部151から受け取った文書データのファイル名を抽出する。続いて、ステップS13において、情報付加部171は、抽出されたファイル名と、テスト用プリンタドライバ17の情報(例えば、その種類やバージョンなどを示す情報などであり、以下これらの情報と上記ファイル名とを「プリンタドライバ情報」という)とを文書データに付加して(または文書データとともに)テスト用プリンタドライバ17に含まれるPDLデータ生成部172に与える。このPDLデータ生成部172は、印刷されたときに用紙上の予め定められた位置(例えば脚注部など)に上記ファイル名および上記プリンタドライバ情報が表記(画像形成)されるよう、上記文書データを印刷ジョブ(PDLデータ)に変換する。
次にステップS14において、PDLデータ生成部172は、変換された印刷ジョブを通信制御部14を介してテスト用MFP20または基準用MFP200に送る。これらのうちのいずれに印刷ジョブが送られるかは予め利用者により定められていてもよいし、ステップS11において利用者による選択のための操作入力を受け付けてもよい。その後、テスト用プリンタドライバ17の処理は一旦終了し、利用者がアプリケーションプログラムを起動して文書データの印刷指示を行うことにより印刷処理が開始されると、再び上記処理が開始される(S11〜)。
また上記のように印刷テストモードでない場合、ステップS15において、基準用プリンタドライバ18に含まれるPDLデータ生成部は、上記文書データを印刷ジョブ(PDLデータ)に変換する。続いて、ステップS16において、このPDLデータ生成部は、変換された印刷ジョブを通信制御部14を介してテスト用MFP20または基準用MFP200に送る。なお、このとき印刷ジョブとともにまたは印刷ジョブの内容として上記文書データに対応する文書ファイル名(および作成したアプリケーションソフトウェア名)が送信されるものとする。また、印刷ジョブに文書ファイル名が含まれることが一般的であるが、含まれない場合には文書ファイル名が文書の内容として予め含まれていてもよい。その後、テスト用プリンタドライバ17の処理は一旦終了し、利用者がアプリケーションプログラムを起動して文書データの印刷指示を行うことにより印刷処理が開始されると、再び上記処理が開始される(S11〜)。
<3. テスト用MFPの動作>
次に、テスト用MFP20の動作について説明する。図3は、このテスト用MFP20における主制御部23の処理の流れを示すフローチャートである。以下の処理は、このテスト用MFP20が起動すると開始される。
図3に示すステップS21において、主制御部23は、操作表示部21の操作画面上に、テスト用MFP20におけるファームウェア動作をテストするための印刷テストモードにより印刷を行うか否かを利用者に選択させる旨の表示を行い、利用者による選択のための操作入力を受け付けたのち、受け付けられた印刷モードが印刷テストモードであるか否かを判定する。判定の結果、印刷テストモードである場合(ステップS21においてYesの場合)、主制御部23は、印刷テストモードで後述するステップS26〜S33の処理を行う。また上記判定の結果、印刷テストモードでない場合(ステップS21においてNoの場合)、主制御部23は、基準用MFP200と同様の標準的な印刷モードで、以下のステップS22〜S25の処理を行う。なお、利用者による操作入力が受け付けられる前に印刷ジョブが受け取られる場合には直ちにステップS22〜S25の処理が行われてもよい。
ステップS22において、ビットマップデータ生成部232は、データ処理装置10から通信制御部24を介して印刷ジョブ(PDLデータ)を受け取る。続いてステップS23において、ビットマップデータ生成部232は、上記PDLデータを解釈することにより画像形成のためのビットマップデータを生成し、生成されたビットマップデータをプリント部25へ送る。なお、このようなPDLデータからビットマップデータへの変換手法は周知であるので、説明は省略する。
次にステップS24において、プリント部25は、受け取ったビットマップデータにより示される画像を用紙上に形成し、当該用紙を装置外へ排出する。続いてステップS25において、主制御部23は、操作表示部21の操作画面上に、印刷モードを切り替え可能である旨の表示を行い、利用者による切り替えのための操作入力を受け付けたのち、印刷モードを切り替える操作入力が受け付けられたか否かを判定する。判定の結果、受け付けられた場合(ステップS25においてYesの場合)、処理は前述したステップS21に戻る。また上記判定の結果、受け付けられない場合(ステップS25においてNoの場合)、処理はステップS22に戻り、利用者が所定のアプリケーションプログラムを起動して印刷指示を行うことにより再びテスト用プリンタドライバ17または基準用プリンタドライバ18から印刷ジョブが送信されると(S14)、再び標準的な印刷モードでステップS22の処理が開始される。
また印刷テストモードである場合、ステップS26において、ビットマップデータ生成部232は、データ処理装置10から通信制御部24を介して印刷ジョブ(PDLデータ)を受け取る。続いてステップS27において、ビットマップデータ生成部232は、上記PDLデータを解釈することにより画像形成のためのビットマップデータを生成を開始する。
次にステップS28において、情報追記部231は、受け取った印刷ジョブに(テスト用プリンタドライバ17の)プリンタドライバ情報が含まれているか否かを判定する。なお、このプリンタドライバ情報は、前述したステップS12において情報付加部171により付加されたものであり、基準用プリンタドライバ18が選択された場合にはこのプリンタドライバ情報は付加されない。上記判定の結果、プリンタドライバ情報が含まれている場合(ステップS28においてYesの場合)、処理はステップS29に進み、上記判定の結果、プリンタドライバ情報が含まれていない場合(ステップS28においてNoの場合)、処理はステップS30に進む。
続いてステップS29において、情報追記部231は、印刷ジョブとともに(または印刷ジョブの内容として)送信される文書ファイル名(およびアプリケーションソフトウェア名)を、印刷されたときに用紙上の予め定められた位置(例えば脚注部など)に上記ファイル名が表記(画像形成)されるよう、上記印刷ジョブ(PDLデータ)に追記する。なお、この文書ファイル名(およびアプリケーションソフトウェア名)は、前述したステップS16において送られるが、送られない場合であっても文書の内容として予め含まれている場合には上記ステップS29の処理は省略される。また、基準用プリンタドライバ18の情報が送られる場合には、この情報を併せて追記してもよい。
次にステップS30において、情報追記部231は、テスト用MFP20におけるファームウェアの情報(例えば、その種類やバージョンなどを示す情報などであり、以下「プリンタファーム情報」という)とを、印刷されたときに用紙上の予め定められた位置(例えば脚注部など)に表記(画像形成)されるよう、上記印刷ジョブ(PDLデータ)に追記する。
続いてステップS31において、ビットマップデータ生成部232は、上記PDLデータを解釈することにより画像形成のためのビットマップデータを生成し、生成されたビットマップデータをプリント部25へ送る。
次にステップS32において、プリント部25は、受け取ったビットマップデータにより示される画像を用紙上に形成し、当該用紙を装置外へ排出する。続いてステップS33において、主制御部23は、前述したステップS25と同様に利用者による印刷モード切り替えのための操作入力を受け付けたのち、当該操作入力が受け付けられたか否かを判定する。判定の結果、受け付けられた場合(ステップS33においてYesの場合)、処理は前述したステップS21に戻る。また上記判定の結果、受け付けられない場合(ステップS33においてNoの場合)、処理はステップS26に戻り、利用者が所定のアプリケーションプログラムを起動して印刷指示を行うことにより再びテスト用プリンタドライバ17または基準用プリンタドライバ18から印刷ジョブが送信されると(S14)、再び印刷テストモードでステップS26の処理が開始される。
なお、以上のテスト用MFP20の動作のうち、ステップS22〜S24の処理が基準用MFP200と同様であることは前述したとおりであるので、基準用MFP200の動作の説明は省略する。
以上のようなテスト用MFP20の動作により、印刷テストモードで印刷される文書には、必ず文書ファイル名を含むプリンタファーム情報が表記されることになる。また、テスト用プリンタドライバ17により印刷ジョブが生成される場合、印刷される文書には必ずプリンタドライバ情報が表記されることになる。なお、基準用プリンタドライバ18により印刷ジョブが生成される場合であっても、通常文書ファイル名が表記されることについては前述したとおりである。このような各種情報が文書中に表記されることにより、次に説明するデータ処理装置10における検査プログラム19の動作に必要な情報が与えられる。
<4. データ処理装置における検査プログラムの動作>
次に、データ処理装置10における検査プログラム19の動作について説明する。図4は、検査プログラム等の処理の流れを示すフローチャートである。ここで、以下の処理は、主制御部13において、(利用者による操作入力に基づき)スキャン動作を指示する場合に開始される。このスキャン動作とは、テスト用MFP20(または基準用MFP200)に備えられるスキャナ部26において文書の画像を光学的に読み取る動作を指す。
この図4に示すステップS101において、主制御部13は、操作表示部11の操作画面上に、検査プログラム19による印刷テストを行うモードでもある印刷テストモードによりスキャン動作を行わせるか否かを利用者に選択させる旨の表示を行い、利用者による選択のための操作入力を受け付けたのち、受け付けられたモードが印刷テストモードであるか否かを判定する。判定の結果、印刷テストモードである場合(ステップS101においてYesの場合)、処理はステップS103へ進む。また上記判定の結果、印刷テストモードでない場合(ステップS101においてNoの場合)、主制御部13は、テスト用MFP20(または基準用MFP200)に備えられる画像読み取り部233に対して、文書の画像を読み取り、当該画像のデータを画像読み取り部233から受け取る通常のスキャン処理を行ったのち(ステップS102)、ステップS101の処理に戻る。
なお、このステップS101において、テスト用MFP20の動作を終了する旨の利用者による操作入力を受け付けてもよい。また、上記スキャン処理において受け取られた文書の画像(以下「スキャン画像」という)は、主制御部13に含まれるスキャン画像管理部191により、画像ファイルの形で記憶部12に保存される。
次にステップS103において、主制御部13の検査プログラム19に含まれる不具合判断部192は、上記ステップS102と同様の通常のスキャン処理を行ったのち、さらに受け取った画像データに含まれる文字をスキャン画像管理部191にパターン認識させる。具体的には、画像上の予め定められた位置(例えば脚注部に対応する位置など)に含まれている可能性があるプリンタドライバ情報およびプリンタファーム情報を示す文字をパターン認識する。この文字パターンの認識手法を含む文字の認識手法については周知であるのでその説明を省略する。このような文字認識により、別に上記情報を入力する必要がなくなるので、利用者の手間を省き、検査の自動化を図ることができる。
続くステップS104において、主制御部13の検査プログラム19に含まれる不具合判断部192は、スキャン画像にプリンタドライバ情報およびプリンタファーム情報のいずれも含まれていないか否かを判定する。判定の結果、これらの情報のいずれも含まれていない場合(ステップS104においてYesの場合)、処理はステップS105へ進み、上記情報の一方または双方が含まれている場合(ステップS104においてNoの場合)、処理はステップS108へ進む。
上記情報がいずれも含まれていない場合、ステップS105において、不具合判断部192は、スキャン画像に文書ファイル名が含まれている場合には(周知のパターン認識の手法で)この文字をスキャン画像管理部191にパターン認識させることにより文字コードとして抽出し、含まれていない場合には利用者からファイル名の入力を受け付ける。
次にステップS106において、不具合判断部192は、スキャン画像管理部191に対して、(ステップS105において抽出または入力された)上記文書ファイル名と、(ステップS103におけるスキャン処理により得られた)スキャン画像とを関連づけて、「基準用プリンタドライバおよび基準用プリンタファームを用いて印刷した画像」として記憶させる。
次にステップS107において、不具合判断部192は、スキャン画像管理部191に対して、ステップS106において記憶された上記画像に関連づけられた文書ファイル名と同一の文書ファイル名に関連づけられた「テスト用プリンタドライバおよびテスト用プリンタファームを用いて印刷した画像」が存在するかを問い合わせ、当該画像があるか否かを判定する。判定の結果、上記画像がある場合(ステップS107においてYesの場合)、ステップS200のテスト1の処理へ進み、上記画像がない場合(ステップS107においてNoの場合)、このままでは不具合を検査する対象が存在しないことになるので新たな文書の画像をスキャンするため、処理はステップS108へ進む。なお、ステップS200におけるテスト1の詳細な処理内容については、図6を参照して後述する。
続いてステップS108において、主制御部13は、操作表示部21の操作画面上に、モードを切り替え可能である旨の表示を行い、利用者による切り替えのための操作入力を受け付けたのち、モードを切り替える操作入力が受け付けられたか否かを判定する。判定の結果、受け付けられた場合(ステップS108においてYesの場合)、処理は前述したステップS101に戻る。また上記判定の結果、受け付けられない場合(ステップS108においてNoの場合)、処理はステップS103に戻る。
また(ステップS104において)スキャン画像にプリンタドライバ情報およびプリンタファーム情報の一方または双方が含まれている場合、ステップS109において、不具合判断部192は、スキャン画像に上記2つの情報のうちプリンタドライバ情報のみが含まれているか否かを判定する。判定の結果、プリンタドライバ情報のみが含まれている場合(ステップS109においてYesの場合)、不具合判断部192は、スキャン画像管理部191に対して、ステップS103においてスキャン画像から文字認識により得られた文書ファイル名と、当該スキャン画像(および上記プリンタドライバ情報、典型的にはそのバージョン情報)とを関連づけて、「テスト用プリンタドライバおよび基準用プリンタファームを用いて印刷した画像」として記憶させ(ステップS110)、ステップS300におけるテスト2の処理に進む。このステップS300におけるテスト2の詳細な処理内容については、図8を参照して後述する。また上記判定の結果、上記2つの情報のうちプリンタドライバ情報のみが含まれているわけではない場合、すなわちここでは2つの情報がともに含まれているかプリンタファーム情報のみが含まれている場合(ステップS109においてNoの場合)、処理は図5に示される続くステップS111へ進む。
図5は、検査プログラムにおけるステップS111以降の処理の流れを示すフローチャートである。図5に示されるステップS111において、不具合判断部192は、スキャン画像に上記2つの情報のうちプリンタファーム情報のみが含まれているか否かを判定する。判定の結果、プリンタファーム情報のみが含まれている場合(ステップS111においてYesの場合)、不具合判断部192は、スキャン画像管理部191に対して、ステップS103においてスキャン画像から文字認識により得られた文書ファイル名と、当該スキャン画像(および上記プリンタファーム情報、典型的にはそのバージョン情報)とを関連づけて、「基準用プリンタドライバおよびテスト用プリンタファームを用いて印刷した画像」として記憶させ(ステップS112)、ステップS400におけるテスト3の処理に進む。このステップS400におけるテスト3の詳細な処理内容については、図9を参照して後述する。また上記判定の結果、上記2つの情報のうちプリンタファーム情報のみが含まれているわけではない場合、すなわちここでは2つの情報がともに含まれている場合(ステップS111においてNoの場合)、処理はステップS113へ進む。
続いてステップS113において、不具合判断部192は、スキャン画像管理部191に対して、ステップS103においてスキャン画像から文字認識により得られた文書ファイル名と、当該スキャン画像(および上記プリンタドライバ情報およびプリンタファーム情報、典型的にはそれらのバージョン情報)とを関連づけて、「テスト用プリンタドライバおよびテスト用プリンタファームを用いて印刷した画像」として記憶させる。
次にステップS114において、不具合判断部192は、スキャン画像管理部191に対して、ステップS106において記憶された上記画像に関連づけられた文書ファイル名と同一の文書ファイル名に関連づけられた「基準用プリンタドライバおよび基準用プリンタファームを用いて印刷した画像」が存在するかを問い合わせ、当該画像があるか否かを判定する。判定の結果、上記画像がある場合(ステップS114においてYesの場合)、(その詳細は図6に示される)ステップS200のテスト1の処理へ進み、上記画像がない場合(ステップS114においてNoの場合)、このままでは不具合を検査するための比較対照となるべき不具合のない基準となる画像が存在しないことになるので新たな文書の画像をスキャンするため、処理は前述した図4に示すステップS108へ戻る。次に、上記ステップS200のテスト1の詳細な処理内容について図6を参照して説明する。
図6は、テスト1の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。図6に示されるステップS201において、不具合判断部192は、互いに同一の文書ファイル名に関連づけられた「基準用プリンタドライバおよび基準用プリンタファームを用いて印刷した画像」と「テスト用プリンタドライバおよびテスト用プリンタファームを用いて印刷した画像」とを比較して相違点を抽出する。具体的には、不具合判断部192は、不具合がない「基準用プリンタドライバおよび基準用プリンタファームを用いて印刷した画像」を基準として、上記2つの画像の差分を取ることにより得られた画像の形状の相違点(例えば一方にのみ線状の画像が現れている)や色の相違点(例えば一方の画像のみが部分的にモノクロである)など各種相違点を抽出したり、2つの画像に含まれる文字を認識することにより文字コードとして得られる文字列を比較することにより文字化けなどの相違点を抽出する。
続くステップS202において、不具合判断部192は、ステップS201において上記2つの画像に有意な相違点が抽出されたか否かを判定する。判定の結果、相違点がない場合(ステップS202においてNoの場合)、データベース管理部193は、後述する図7に示されるような所定の不具合データベースに上記文書ファイル名に関連づけて不具合が無い旨を登録し(ステップS203)、前述した図4に示すステップS101へ戻る。また、上記判定の結果、相違点がある場合(ステップS202においてYesの場合)、処理はステップS204へ進む。
次にステップS204において、データベース管理部193は、プリンタドライバやプリンタファームの不具合を示す上記ステップS201において抽出された相違点(および相違があることを示す後述する「×」という符号)を、図7に示される不具合データベースに上記文書ファイル名に関連づけて登録する。この不具合データベースについて図7を参照して説明する。
図7は、不具合データベースの構造の一例を示す図である。図7に示されるように、この不具合データベースには、文書ファイル名の他、当該文書ファイルを作成したアプリケーションソフトウェア名が記載されており、不具合のない「基準用プリンタドライバおよび基準用プリンタファームを用いて印刷した画像」を基準として比較される画像を形成するための用いられたプリンタドライバ名およびプリンタファーム名毎に、不具合が存在する場合は「×」という符号が登録され、不具合が存在しない場合は「○」という符号が登録される。またさらに、文書ファイル名に関連づけられて、後述する処理により判定された不具合の原因が併せて記載されている。
なお、図7に示される「×(仮)」という符号は不具合が仮に(すなわち確定的でない状態で)存在すると判断されたことを示し、「×(決)」という符号は不具合が間違いなく(すなわち確定的な状態で)存在すると判断されたことを示している。これらの符号を上記不具合データベースに登録する処理については後述する。
また、上記不具合データベースは、文書ファイル名に関連づけて不具合が登録される。このことにより、文書ファイルに特有の内容(例えば特定の文字や修飾、画像の形状など)により不具合が引き起こされることを容易に分析することができる。また、文書ファイル名が文字認識されることにより、別に文書ファイル名を入力することなく自動的に上記関連づけを行うことができる。
次に、ステップS300のテスト2の詳細な処理内容について図8を参照して説明する。図8は、テスト2の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。図8に示されるステップS301において、不具合判断部192は、ステップS103において得られ、ステップS110において記憶された「テスト用プリンタドライバおよび基準用プリンタファームを用いて印刷した画像」と、この画像の文書ファイル名と同一の文書ファイル名に関連づけられた「基準用プリンタドライバおよび基準用プリンタファームを用いて印刷した画像」とを比較して相違点を抽出する。なお、この「基準用プリンタドライバおよび基準用プリンタファームを用いて印刷した画像」が記憶部12に記憶されていない場合には比較ができないので、ステップS108の処理に戻るものとする。
続くステップS302において、不具合判断部192は、ステップS301において上記2つの画像に有意な相違点が抽出されたか否かを判定する。この判定の結果、相違点がある場合(ステップS302においてYesの場合)、さらに次のステップS303において、不具合データベースを参照することにより上記と同一の文書ファイル名に関連づけられた「テスト用プリンタドライバおよび基準用プリンタファームを用いて印刷した画像」に対して、後述する図9に示されるステップS410において付される仮の不具合があることを示す「×(仮)」という符号が登録されているか否かを判定する。この判定の結果、登録されている場合(ステップS303においてYesの場合)、ステップS304において、データベース管理部193は、登録されている「×(仮)」という符号を不具合が確定的に存在することを示す「×(決)」という符号に変更し、さらに不具合データベースに含まれる原因の項目に対して「テスト用プリンタドライバ」が原因であることを示す記述を(典型的にはそのバージョン情報とともに)登録して、ステップS101の処理に戻る。また、この判定の結果、登録されていない場合(ステップS303においてNoの場合)、ステップS305において、データベース管理部193は、上記「×(決)」という符号を不具合データベースに新たに登録し、さらに不具合データベースに含まれる原因の項目に対して「テスト用プリンタドライバ」が原因であることを示す記述を(典型的にはそのバージョン情報とともに)登録して、ステップS101の処理に戻る。なお、既に上記「×(決)」という符号が登録されている場合には再登録する必要はない。また、上記「×(仮)」という符号が登録されることがある点については後述する。
また上記ステップS302における判定の結果、相違点がない場合(ステップS302においてNoの場合)、さらに次のステップS306において、不具合判断部192は、不具合データベースを参照することにより上記と同一の文書ファイル名に関連づけられた「テスト用プリンタドライバおよびテスト用プリンタファームを用いて印刷した画像」に対して、前述した図6に示されるステップS204において付される不具合が存在することを示す「×」という符号が登録されているか否かを判定する。この判定の結果、登録されていない場合(ステップS306においてNoの場合)、ステップS307において、データベース管理部193は、不具合データベースにおける上記スキャン画像(すなわち「テスト用プリンタドライバおよび基準用プリンタファームを用いて印刷した画像」)に対して不具合が無いことを示す上記「○」という符号を登録してステップS101の処理に戻る。
また上記ステップS306における判定の結果、不具合が存在することを示す「×」という符号が登録されている場合(ステップS306においてYesの場合)、さらに次のステップS308において、不具合判断部192は、不具合データベースを参照することにより上記と同一の文書ファイル名に関連づけられた「基準用プリンタドライバおよびテスト用プリンタファームを用いて印刷した画像」に対して、後述する図9に示されるステップS407において付される不具合が存在しないことを示す「○」という符号が登録されているか否かを判定する。この判定の結果、登録されている場合(ステップS307においてYesの場合)、ステップS309において、データベース管理部193は、不具合データベースにおける上記スキャン画像に対して不具合が無いことを示す上記「○」という符号を登録し、さらに不具合データベースに含まれる原因の項目に対して「テスト用プリンタドライバとテスト用プリンタファームとの組み合わせ」が原因であることを示す記述を(典型的にはそのバージョン情報とともに)登録して、ステップS101の処理に戻る。
また上記ステップS308における判定の結果、不具合が存在しないことを示す「○」という符号が登録されていない場合(ステップS306においてNoの場合)、ステップS310において、データベース管理部193は、不具合データベースを参照することにより上記と同一の文書ファイル名に関連づけられた「基準用プリンタドライバおよびテスト用プリンタファームを用いて印刷した画像」に対して仮の不具合があることを示す「×(仮)」という符号を登録して、ステップS101の処理に戻る。なお、ここで既に「×(決)」という符号が登録されている場合には上記「×(仮)」という符号は登録されないものとする。
このようにステップS310において、未だ検査されていない「基準用プリンタドライバおよびテスト用プリンタファームを用いて印刷した画像」に対して「×(仮)」という符号を登録するのは、「テスト用プリンタドライバおよびテスト用プリンタファームを用いて印刷した画像」に対して不具合が存在することを示す「×」という符号が登録されている場合であっても、テスト用プリンタドライバとテスト用プリンタファームとの組み合わせが原因で不具合が生じていることが確定的でない以上、その確定的でない状態であることを明確にするためである。このようにすれば、不具合データベースに空欄が少なくなり、検査の途中で不具合データベースを参照しても(例えば利用者が下記報告書等を査読することにより)上記確定的でない状態であることを明確に判別することができる。また、このことにより、「×(仮)」という符号が登録されている画像をスキャンして原因を確定させる必要があることも容易に判別することができる。
ここで、上記ステップS304,S305,S309,S310において、ステップS101の処理に戻る前に、データベース管理部193は、操作表示部11の操作画面上に、上記不具合データベースの内容を示す所定形式の報告書を印刷する(または単に表示する)か否かの選択を促す案内を表示し、利用者による選択のための操作入力を受け付けて、報告書を印刷する旨の操作入力が受け付けられた場合、テスト用MFP20または基準用MFP200に、上記不具合データベースの内容を示す所定形式の報告書を印刷させた後、ステップS101の処理に戻る処理が行われてもよい。このような報告書により、利用者は(検査の途中であっても)文書ファイル毎の印刷異常の有無やその原因を容易に知ることができる。
次に、ステップS400のテスト3の詳細な処理内容について図9を参照して説明する。図9は、テスト3の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。この図9に示されるフローチャートは、図8に示されるフローチャートと比較すればわかるように同一の処理の流れである。しかし、図9に示されるステップS401においては、図8に示されるステップS301とは異なり、「テスト用プリンタドライバおよび基準用プリンタファームを用いて印刷した画像」ではなく、「基準用プリンタドライバおよびテスト用プリンタファームを用いて印刷した画像」と、「基準用プリンタドライバおよび基準用プリンタファームを用いて印刷した画像」とが比較され相違点が抽出される。このことに応じて、図9に示される以下のステップS402〜S410は、図8に示されるステップS402〜S410とは異なる処理対象となっているが、これらの処理内容は同様である。したがって図9に示す各処理に関する詳しい説明は省略する。
なお、ステップS403においては、図8に示されるステップS310において付される仮の不具合があることを示す「×(仮)」という符号が登録されているか否かが判定される。また、ステップS404,S405,S409,S410において、上記ステップS304,S305,S309,S310と同様に、ステップS101の処理に戻る前に、データベース管理部193は、利用者の指示に応じて所定形式の報告書を印刷してもよい。
<5. 効果>
以上のように本実施形態では、テスト用プリンタドライバ17および基準用プリンタドライバ18により、テスト用MFP20および基準用MFP200に所定の文書を印刷させた後に、検査プログラム19により上記印刷された文書をスキャンすることにより取得した各画像を使用して、互いに同一の文書ファイル名に関連づけられた「基準用プリンタドライバおよび基準用プリンタファームを用いて印刷した画像」を基準として、「基準用プリンタドライバおよびテスト用プリンタファームを用いて印刷した画像」、「テスト用プリンタドライバおよび基準用プリンタファームを用いて印刷した画像」、および「テスト用プリンタドライバおよびテスト用プリンタファームを用いて印刷した画像」をそれぞれ比較することにより、不具合を検出する構成により、印刷異常の原因がテスト用MFP20のファームウェア(印刷装置)およびテスト用プリンタドライバ17(印刷制御装置)のいずれにあるか(またはその組み合わせにあるのか)を自動的に特定することができる。
<6. 変形例>
上記実施形態における基準用プリンタドライバ18は、データ処理装置10に備えられ、ドライバ切替部16により適宜切り替えられる構成であるが、このドライバ切替部16が省略され、他のデータ処理装置110のみが基準用プリンタドライバ18を備える構成であってもよい。その場合には、利用者によって印刷に使用されるべきデータ処理装置が適宜選択されることになる。
上記実施形態における検査プログラム19の各構成要素の一部または全部の機能は、アプリケーションプログラム15またはテスト用プリンタドライバ17もしくは基準用プリンタドライバ18などのプログラムにより実現されてもよい。また、上記各実施形態における検査プログラム19の各構成要素の一部または全部の機能は、テスト用MFP20に含まれる主制御部23により実現されてもよい。例えば、データ処理装置10の主制御部13に含まれる検査プログラム19が省略され、テスト用MFP20に含まれる主制御部23にこの検査プログラム19に相当する全ての構成要素が備えられ、この構成要素により、テスト用プリンタドライバ17およびテスト用MFP20のプリンタファームウェアのいずれに不具合があるかが検査されてもよい。この場合には上記データ処理装置10の機能の一部がテスト用MFP20に含まれることになるので、テスト用MFP20もまたデータ処理装置であるといえる。
また、上記実施形態における検査プログラム19の各構成要素の一部または全部の機能は、データ処理装置110または図示されないプリントサーバのみにより実現されてもよい。例えば、データ処理装置110が検査プログラム19の各構成要素の全部の機能を備える場合、データ処理装置10は、テスト用MFP20および基準用MFP200により所定の用紙上に所定の文書データを印刷し、データ処理装置110は、印刷された用紙上の画像をスキャンし以上を判定する処理を行うことになる(S101〜)。
上記実施形態におけるテスト用MFP20に備えられるスキャナ部26および主制御部23の画像読み取り部233は、基準用MFP200にのみ備えられていてもよいし、図示されないスキャナ装置に備えられていてもよい。
本発明の一実施形態に係るデータ処理装置およびプリンタ(印刷装置)の機能的な構成を示すブロック図である。 上記実施形態におけるプリンタドライバ等の処理の流れを示すフローチャートである。 上記実施形態におけるテスト用MFPにおける主制御部の処理の流れを示すフローチャートである。 上記実施形態における検査プログラム等の処理の流れを示すフローチャートである。 上記実施形態の検査プログラムにおけるステップS111以降の処理の流れを示すフローチャートである。 上記実施形態におけるテスト1の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。 上記実施形態における不具合データベースの構造の一例を示す図である。 上記実施形態におけるテスト2の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。 上記実施形態におけるテスト3の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10,101 …データ処理装置
11,21 …操作表示部
12,22 …記憶部
13,23 …主制御部
14,24…通信制御部
15 …アプリケーションプログラム
16 …ドライバ切替部
17 …テスト用プリンタドライバ
18 …基準用プリンタドライバ
19 …検査プログラム
20 …テスト用MFP(印刷装置)
25 …プリント部
26 …スキャン部
30 …LAN
151 …文書印刷指示部
171 …情報付加部
172 …PDLデータ生成部
191 …スキャン画像管理部
192 …不具合判断部
193 …データベース管理部
200 …基準用MFP(印刷装置)
231 …情報追記部
232 …ビットマップデータ生成部
233 …画像読み取り部

Claims (10)

  1. 検査の対象となるべき検査用印刷装置および検査の基準となるべき基準用印刷装置によりそれぞれ印刷された同一の文書データに対応する画像に基づき、前記検査用印刷装置または前記基準用印刷装置を制御するための検査の対象となるべき検査用印刷制御装置と、前記検査用印刷装置とを検査するデータ処理装置であって、
    前記検査用印刷制御装置および検査の基準となるべき基準用印刷制御装置により制御される前記検査用印刷装置および前記基準用印刷装置によりそれぞれ印刷された画像を光学的に読み取るスキャナ手段を制御することにより読み取られた複数の画像データを受け取るスキャン画像管理手段と、
    前記スキャン画像管理手段により受け取られる複数の画像データを比較することにより前記検査用印刷装置および前記検査用印刷制御装置における異常の有無を判定する不具合判定手段とを備え、
    前記不具合判定手段は、前記基準用印刷制御装置により制御される前記基準用印刷装置で印刷された画像に対応する画像データを検査の基準として、
    前記基準用印刷制御装置により制御される前記検査用印刷装置で印刷された画像に異常がある場合、前記検査用印刷装置に異常があると判定し、
    前記検査用印刷制御装置により制御される前記基準用印刷装置で印刷された画像に異常がある場合、前記検査用印刷制御装置に異常があると判定することを特徴とする、データ処理装置。
  2. 前記不具合判定手段は、前記基準用印刷制御装置により制御される前記基準用印刷装置で印刷された画像に対応する画像データを検査の基準として、前記基準用印刷制御装置により制御される前記検査用印刷装置で印刷された画像、および前記検査用印刷制御装置により制御される前記基準用印刷装置で印刷された画像にそれぞれ異常がない場合であっても、前記検査用印刷制御装置により制御される前記検査用印刷装置で印刷された画像に異常がある場合、前記検査用印刷制御装置と前記検査用印刷装置との組み合わせに異常があると判定することを特徴とする、請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記スキャン画像管理手段は、受け取られる前記複数の画像に含まれる文字であって前記検査用印刷制御装置に含まれるプリンタドライバのバージョン情報と前記検査用印刷装置に含まれるプリンタファームウェアのバージョン情報と示す文字を認識することにより文字コードとして抽出し、
    前記不具合判定手段は、
    前記スキャン画像管理手段により抽出された前記基準用印刷制御装置により制御される前記検査用印刷装置で印刷された画像に異常がある場合、前記バージョン情報を有するプリンタドライバに異常があると判定し、
    前記スキャン画像管理手段により抽出された前記検査用印刷制御装置により制御される前記基準用印刷装置で印刷された画像に異常がある場合、前記バージョン情報を有するプリンタファームウェアに異常があると判定することを特徴とする、請求項1に記載のデータ処理装置。
  4. 前記文書データを識別するための符号に関連づけて、前記不具合判定手段の判定結果を所定の記憶手段に記憶させるデータベース管理手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載のデータ処理装置。
  5. 前記スキャン画像管理手段は、受け取られる前記複数の画像に含まれる前記文書データを識別するための符号を認識することにより文字コードとして抽出し、前記データベース管理手段に与えることを特徴とする、請求項4に記載のデータ処理装置。
  6. 前記データベース管理手段は、前記記憶手段に記憶された前記判定結果を前記符号毎に表記した所定の報告書データを生成し、生成された報告書データを前記検査用印刷装置または前記基準用印刷装置で印刷することを特徴とする、請求項4に記載のデータ処理装置。
  7. 前記検査用印刷制御装置を備えることを特徴とする、請求項1に記載のデータ処理装置。
  8. 前記検査用印刷装置を備えることを特徴とする、請求項1に記載のデータ処理装置。
  9. 検査の対象となるべき検査用印刷装置および検査の基準となるべき基準用印刷装置によりそれぞれ印刷された同一の文書データに対応する画像に基づき、前記検査用印刷装置または前記基準用印刷装置を制御するための検査の対象となるべき検査用印刷制御装置と、前記検査用印刷装置とを検査するデータ処理方法であって、
    前記検査用印刷制御装置および検査の基準となるべき基準用印刷制御装置により制御される前記検査用印刷装置および前記基準用印刷装置によりそれぞれ印刷された画像を光学的に読み取るスキャナ手段を制御することにより読み取られた複数の画像データを受け取るスキャン画像管理ステップと、
    前記スキャン画像管理ステップにおいて受け取られる複数の画像データを比較することにより前記検査用印刷装置および前記検査用印刷制御装置における異常の有無を判定する不具合判定ステップとを含み、
    前記不具合判定ステップでは、前記基準用印刷制御装置により制御される前記基準用印刷装置で印刷された画像に対応する画像データを検査の基準として、
    前記基準用印刷制御装置により制御される前記検査用印刷装置で印刷された画像に異常がある場合、前記検査用印刷装置に異常があると判定し、
    前記検査用印刷制御装置により制御される前記基準用印刷装置で印刷された画像に異常がある場合、前記検査用印刷制御装置に異常があると判定することを特徴とする、データ処理方法。
  10. 検査の対象となるべき検査用印刷装置および検査の基準となるべき基準用印刷装置によりそれぞれ印刷された同一の文書データに対応する画像に基づき、前記検査用印刷装置または前記基準用印刷装置を制御するための検査の対象となるべき検査用印刷制御装置と、前記検査用印刷装置とを検査するデータ処理装置に、
    前記検査用印刷制御装置および検査の基準となるべき基準用印刷制御装置により制御される前記検査用印刷装置および前記基準用印刷装置によりそれぞれ印刷された画像を光学的に読み取るスキャナ手段を制御することにより読み取られた複数の画像データを受け取るスキャン画像管理ステップと、
    前記スキャン画像管理ステップにおいて受け取られる複数の画像データを比較することにより前記検査用印刷装置および前記検査用印刷制御装置における異常の有無を判定する不具合判定ステップとを実行させ、
    前記不具合判定ステップでは、前記基準用印刷制御装置により制御される前記基準用印刷装置で印刷された画像に対応する画像データを検査の基準として、
    前記基準用印刷制御装置により制御される前記検査用印刷装置で印刷された画像に異常がある場合、前記検査用印刷装置に異常があると判定し、
    前記検査用印刷制御装置により制御される前記基準用印刷装置で印刷された画像に異常がある場合、前記検査用印刷制御装置に異常があると判定することを特徴とする、プログラム。
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