JP2007296067A - ナースコール子機 - Google Patents

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剛靖 海野
Tomio Ishikawa
富雄 石川
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Abstract

【課題】本発明は、夜間、照明を落とした病室の暗がりの中でも、呼出ボタンの位置がすぐわかるナースコール子機を提供し、前記問題を解決することを課題とする。
【解決手段】
本発明は、1つの発光体を、呼出状態においては、呼出確認灯として、待機状態においては、呼出ボタンの位置を示す照明灯として兼用できること、および、ナースコール子機の待機状態であって、かつ規定音量以上の音入力があった場合に限り、一定時間だけ、発光体を照明灯として稼動させることようにしたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、病室にいる患者が看護師を呼出すために使用するナースコール子機に係り、特に、夜間、病室照明が落とされたあとの暗がりの中でも、呼出ボタンの存在位置を容易に確認できるナースコール子機に関する。
ナースコール親機と組み合わせて使用されるナースコール子機は、大別すると、壁付け型とハンド型に区分される。
特許文献1には、壁付型の1例が記載されている。すなわち、壁面に固定される長方形のプレートを有し、両側にスピーカ、マイク、中央に呼出ボタンおよび呼出確認灯を有する例が示されている。
特許文献2には、壁面に固定されるプレート子機5にコード付きのハンドボタン4を接続した例が示されている。
特許文献3には、ハンド型の代表例が記載されている。すなわち、壁面に固定される子機プレートにコード付きのハンド形子機を接続した例が示されている。
ところで、ナースコール子機に関する要望を病院の担当者に聞くと、病室の夜間消灯後の暗がりの中でもナースコールの押しボタンがどこにあるかわかるようにしてほしいとよく言われる。担当者によれば、現状、蓄光テープ等で対応しているが、光が弱い、持続時間が短いなど、実用上の問題があり、切実な問題となっている。
・・・・意匠登録第1141849号号公報 ・・・・特開2005−349042号公報 ・・・・特開平9−130490号公報
前記公知例には、いずれにも、前記した病院現場の切実な問題を解決する技術を示唆する記載はない。
そこで本発明は、夜間、照明を落とした病室の暗がりの中でも、呼出ボタンの位置がすぐわかるナースコール子機を提供し、前記問題を解決することを課題とする。
本発明によるナースコール子機は、1つの発光体を、呼出状態においては呼出確認灯として、待機状態においては、呼出ボタンの位置を示す照明灯として兼用できるようにしたことを特徴とする。
また、本発明は、ナースコール子機の待機状態であって、かつ規定音量以上の音入力があった場合に限り、一定時間だけ、発光体を照明灯として稼動させることを特徴とする。
なお、照明灯としての発光態様は、点滅時間や点灯色で呼出確認状態とは区別できるものとし、かつ、発光時間は、呼出ボタンの位置を探すのに必要な短時間に限定できるものとする。
本発明は、前記のように構成されているので、夜間病室の暗がりのなかでもナースコール子機の位置はもちろん、呼出ボタンの位置もすぐわかる。
もちろん、例えば、握り呼出ボタンがベッドから落ちたり、蒲団の間に隠れていても、発光体の光を目当てに容易に探しだせる。
壁付型の場合も、従来は、暗がりの中でナースコール子機の位置に当たりをつけ、その表面にある呼出ボタンを手探りで探すというようなこともあったが、そんな不便は無くなる。
また、本発明によれば、1つの発光体を呼出確認用および照明用に兼用できるため、デザイン上の制約が少なく、コストを低減できる。
また、本発明によれば、患者がナースコールを使いたいときだけ、ナースコールをする直前に手を叩く、あるいは空咳などの簡単な方法で、発光体を所定時間に限り点灯させることができる。発光体の点灯時間は短いので、周囲騒音による誤動作で発光しても実用上の支障は全くない。
図1は、本発明のナースコール子機の接続例を示す構成図である。
図において、1はナースセンターに設置されるナースコール親機、2は病室の出入り口に設置される個別廊下灯、3a、3bは、患者のベッドサイドに設置されるナースコール子機である。
ナースコール子機3a、3bは、いずれも、ナースコール親機と通話するためのスピーカ、マイクを備えている。
ナースコール子機3aにおいて、4は直付けの呼出ボタン、5は発光体、6は復旧ボタンである。
ナースコール子機3bは、直付けの呼出ボタン4の代わりに、呼出ボタン4、発光体5を有する握りボタン7が付いている点で、ナースコール子機3aとは異なっている。
図1を参照して、ナースコール動作の概略を説明する。
ナースコール子機3a、3bの呼出ボタン4を押すと、発光体5が点灯または点滅する。操作者は、発光体5の点灯または点滅でナースコール親機に対し、呼出中であることを確認できる。
ナースコール子機3a、3bから送信された呼出信号は、個別廊下灯2を介してナースコール親機1に送信される。ナースコール親機1では、呼出表示灯が点滅し、呼出音が鳴る。ここで、ナースコール親機1の送受器をとると、ナースコール親機1とナースコール子機3a、3bとの間で通話ができる。
図2は、通話機能を備えたプレート形のナースコール子機の1例を示したものであり、5は発光体、4は呼出ボタンである。
なお、本発明によれば、発光体5に代えて、呼出ボタン4のキャップを透光材料で形成し、内部に発光素子5aを設け、いわゆる、自照式あるいは内照式の構造とすることもできる。
図3は、握りボタン7の1実施例を示したものであり、4は呼出ボタン、8はトップカバー、9はケース本体、10は延長コードである。
図において、5は、ケース本体9内に設けられる発光素子5aと、トップカバー8およびケース本体9の間に取り付けられた、リング状の透光キャップ5bとで構成される発光体であり、発光素子5aから透光キャップ5bに光を照射することにより透光キャップ5bが輝くようになっている。
図4は、ナースコール子機の1例を示す回路ブロック図である。
図において、11は個別廊下灯2の受話ラインに接続されるスピーカ、12は収音マイク、13はマイクアンプである。
マイクアンプ13は、送信先切替手段14内の切替回路a1に接続されている。
また、切替回路a1の通話接点は、個別廊下灯2の送話ラインに、待機接点は、音量判別手段15を介して表示制御手段16にそれぞれ接続されている。
送信先切替手段14において、Aは切替回路a1の切替動作を制御する制御手段であり、個別廊下灯2の送話ラインに接続されている。
この送話ラインには、通話状態になると、個別廊下灯2側から所定の電圧が印加されるものであり、その電圧で制御手段Aが駆動され、切替回路a1は通話側に切り替わり、マイクアンプ13の出力は、送話ラインに出力される。
17は、表示切替手段であり、サイリスタ18に接続された制御手段Bと、制御手段Bの作用で切り替えられ切替回路b1とで構成されている。
切替回路b1の共通端子は、抵抗を介して発光体5(発光素子5b)に接続されている。
そして、切替回路b1の待機接点は、表示制御手段16に、また、呼出接点は、制御手段Bに接続されるとともに、復旧ボタン6を介して、個別廊下灯2の呼出ラインに接続されている。
図において、4は呼出ボタンであり、一端は個別廊下灯2の呼出ラインに、他端はサイリスタ18のゲート回路に接続されている。
次に図4を参照してナースコール子機の動作を説明する。
まず、ナースコール子機の待機状態において、例えば、患者が両手を打合わせて音を出したとする。なお、発生させる音は、空せきでもよいし、音声でもよい。
発生した音ないし音声は、収音マイク12で拾われ、マイクアンプ13で増幅される。
増幅された音信号は切替回路a1の待機接点を介して音量判別手段15に入力される。
音量判別手段15は、入力された音信号を予め設定されている基準値を超えているかどうかを判別し、超えていれば所定の信号を出力するようになっている。
表示制御手段16は、音量判別手段15から入力される所定の信号でトリガーされるタイマー手段を具備し、タイマー手段に予め設定された時間だけ、点灯または点滅信号を出力する。
この点灯信号は切替回路b1の待機接点を介して、発光体5に印加されこれを点灯または点滅させる。
次に、呼出ボタン4を押すと、呼出ラインの電圧でサイリスタ18がONする。サイリスタ18がONすると、制御手段Bを介して呼出ラインに電流が流れ、個別廊下灯2を介してナースコール親機1に呼出信号が送信される。
同時に、印加された電圧で制御手段Bが駆動され、切替回路b1は呼出側に切替えられる。
このようにして、発光体5は呼出ラインに接続されその電圧を受けて点灯し、呼出中であることを表示する。
なお、収音マイク12、マイクアンプ13は、本実施例では、切替回路a1の通話接点を介して送話ラインに接続されており、ナースコール親機1との通話用に兼用できる構成になっているが、通話用として、専用のマイク、マイクアンプを設け、点灯指示用の音を収音、増幅するマイク、アンプとを別けてもよい。
また、本実施例では、発光体5を発光素子と透光キャップで構成してあるが、透光キャップなしの発光素子のみで構成することもできる。たとえば、図3の場合、発光リング5bを設けず、発光素子5aの光を、導光空隙を透して外部に照射できるようにしてもよい。
更に本発明によれば、発光素子5bとして2色表示素子を使用し、呼出確認灯および照明灯としての機能に応じて発光色を変えることもできる。
本発明のナースコール子機の接続例を示す構成図。 本発明の1実施例を示すナースコール子機の平面図。 本発明の1実施例を示す握りボタンの操作部外観図。 本発明の1実施例を示すナースコール子機のブロック回路図。
符号の説明
1 ナースコール親機
2 個別廊下灯
3a ナースコール子機
3b ナースコール子機
4 呼出ボタン
5 発光体
5a 発光素子
5b 透光キャップ
6 復旧ボタン
7 握りボタン
8 トップカバー
9 ケース本体
10 延長コード
11 スピーカ
12 収音マイク
13 マイクアンプ
14 送信先切替手段
15 音量判別手段
16 表示制御手段
17 表示切替手段
18 サイリスタ

Claims (2)

  1. ナースコール親機と組み合わせて使用され、ナースコール親機を呼出すための呼出ボタンを備えたナースコール子機において、呼出状態においては、呼出中であることを表示する呼出確認灯として機能し、待機状態においては、前記呼出ボタンの位置を示す照明灯として機能する発光体を備えたことを特徴とするナースコール子機。
  2. 待機状態において、周囲音が入力されるマイクと、前記マイクに入力された音量レベルが基準値を超えた場合に、所定時間の間、点灯または点滅信号を出力する表示制御手段とを備え、前記表示制御手段の出力で、前記発光体を、呼出状態とは異なる発光態様で点灯または点滅させ、その光で、呼出ボタンの位置を明示できるようにしたことを特徴とする請求項1記載のナースコール子機。
JP2006125849A 2006-04-28 2006-04-28 ナースコール子機 Pending JP2007296067A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013048829A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Toshiba Tec Corp 患者端末及びプログラム

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