JP2007295894A - カップ酒用木材シートおよび木材シート付きカップ酒セット - Google Patents

カップ酒用木材シートおよび木材シート付きカップ酒セット Download PDF

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Abstract

【課題】 カップ酒において、酒に木の香りと風味を十分に添加させるとともに、酒樽風の外観を作り出すことにより、カップ酒に樽酒の演出を施すことができ、また、カップ酒を飲むたびごとに新鮮な木の香りや風味を手軽に楽しむことを可能とするカップ酒用木材シートおよび木材シート付きカップ酒セットを提供する。
【解決手段】 横の長さが酒カップの内周長さと略同一寸法であって、縦の長さが酒カップの深さと同一若しくはそれ以下の寸法に形成されているとともに、酒カップの内周面に沿って湾曲して吸着可能な厚さに形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カップ酒において、樽酒風の外観および木の香りと風味を手軽に楽しむことができるカップ酒用木材シートおよび木材シート付きカップ酒セットに関するものである。
従来より、杉や檜などの木の香りや風味を添加させた酒が嗜好されている。酒に木の香りや風味を添加させる方法としては、杉や檜などの木製の酒樽で酒を貯蔵する方法、酒を木製の枡に移す方法がある。しかしながら、酒樽は通常四斗樽といわれる大型のものであり、また、木製であるため衛生管理上の問題があり、個人向けの日本酒の容器は紙パックやガラス製・プラスチック製の瓶・カップが主流である。また、枡にしても新鮮な木の香りが持続する日数が限られているため、常に新しい枡を用意しなければならないという問題がある。
そこで、酒樽や枡を使用しないで酒に木の香りや風味を添加させる方法が提案されている。例えば、公開実用新案平1−149995号公報には、ガラス製やプラスチック製の瓶等に貯留した清酒に対して杉の木の香りを添加させるためのものであって、挿着した際に一部が清酒内へ浸漬する杉材製の突片よりなる清酒用容器の栓が提案されている(特許文献1)。
また、公開実用新案平3−76499号公報には、日本酒に樽酒の香りと風味を添加するためのものであって、ひのき材を小片にし多孔質の紙でパックした日本酒用の浸出パックが提案されている(特許文献2)。
公開実用新案平1−149995号公報 公開実用新案平3−76499号公報
しかしながら、公開実用新案平1−149995号公報に記載された考案においては、もっぱら瓶用であって、瓶の栓の下面側に杉材製の突片が螺着されるものであるため、酒カップなどの蓋に厚みのない容器の場合には使用することができないという問題がある。また、杉材製の突片は表面積が小さいため、酒全体に充分に木の香りや風味が行き渡らないという問題がある。
また、公開実用新案平3−76499号公報に記載された考案においては、酒をとっくりなどに移して飲む場合はよいが、180ml入りなどの円筒形の容器に酒を入れたカップ酒の場合、ひのき材入りの紙パックを浸したままだと飲む際に邪魔になるし、外観上も好ましくない。また、紙パックを取り出した後の置き場所やその処分に困るため実用的でない。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、カップ酒において、酒に木の香りと風味を十分に添加させるとともに、酒樽風の外観を作り出すことにより、カップ酒に樽酒の演出を施すことができ、また、カップ酒を飲むたびごとに新鮮な木の香りや風味を手軽に楽しむことを可能とするカップ酒用木材シートおよび木材シート付きカップ酒セットを提供することを目的としている。
本発明に係るカップ酒用木材シートの特徴は、横の長さが酒カップの内周長さと略同一寸法であって、縦の長さが酒カップの深さと同一若しくはそれ以下の寸法に形成されているとともに、酒カップの内周面に沿って湾曲して吸着可能な厚さに形成されている点にある。
このような構成により、カップ酒用木材シートが酒カップの内周面に沿って吸着し酒カップ内に挿嵌されるため、カップ内周表面全体から木の香りと風味を酒カップ内の酒に充分添加されるとともに、カップ酒用木材シートの木目によって酒樽風の外観が作り出される。
また、本発明において、前記カップ酒用木材シートの厚さが0.20mm以下に形成されていることが好ましい。
このような構成により、カップ酒用木材シートを湾曲させる際に亀裂が生じにくく、割れにくくなる。また、酒に浸されると適度に吸水して軟らかくなり、酒カップの内周面により一層吸着しやすくなる。さらに、カップ酒用木材シートが光を透す薄さとなるため外観上も風情が増す。
さらに、本発明において、前記カップ酒用木材シートの木目が木材を年輪の接線方向に切断した板目状であって、年輪の筋が周方向となるように構成されていることが好ましい。
このような構成により、カップ酒用木材シートの木目が柾目の場合に比べて強度に優れた板目となるため、カップ酒用木材シートを湾曲させた場合に亀裂が生じにくく、弾力性に優れて割れにくい。また、年輪の筋が周方向になっているため、湾曲させたカップ酒用木材シートの外へ広がる力が強くなり、カップ酒用木材シートが酒カップの内周面にぴったりと吸着し、剥がれにくくなる。
また、本発明に係る木材シート付きカップ酒セットの特徴は、カップ酒用木材シートの乾燥を防ぐために密封包装し、カップ酒の外周面に沿って配置して包装箱に収容されている点にある。
このような構成により、木材シートの新鮮な木の香りと湿気が適度に保たれ、また、カップ酒を飲むたびごとに木材シートを酒カップに入れて木の香りや風味を手軽に楽しむことができる。
本発明によれば、カップ酒において、酒樽の場合と同じようにカップ内周表面全体から木の香りと風味を酒カップ内の酒に充分添加させることができるとともに、酒樽風の外観を作り出すことにより、カップ酒に樽酒のような風情を演出を施すことができ、また、カップ酒を飲むたびごとに新鮮な木の香りや風味を手軽に楽しむことができる。
以下、本発明に係るカップ酒用木材シートおよび木材シート付きカップ酒セットの実施形態について図面を用いて説明する。
図1は本発明に係るカップ酒用木材シート1の正面図であり、図2はカップ酒用木材シート1を酒カップ2に挿嵌させる際の状態を示す図、図3は木材シート付きカップ酒セット5の包装箱7への収納状態を示す図である。
まず、カップ酒用木材シート1について説明する。
図1に示すように、カップ酒用木材シート1は木材を薄くスライスした長方形状のシートにより形成される。例えば、本実施形態においては、内径55mm、内側の高さ95mmの180mlの酒カップ2用として、厚さ0.2mm、縦90mm、横160mmの長方形のカップ酒用木材シート1が使用されている。サンプル実験によれば、カップ酒用木材シート1の厚さを0.27mmに形成すると、湾曲させた際に亀裂が生じやすかった。0.2mmのものでは亀裂が生じにくい。また、酒が浸透して柔らかくなることによっても亀裂が生じにくくなる。しかも薄い方が光をよく通し、透き通って見えるため外観上も美しく酒が美味しく見せるメリットもある。したがって、カップ酒用木材シート1の厚さは少なくとも0.27mm以下、より好ましくは0.2mmに形成するのがよい。
また、カップ酒用木材シート1の縦横の長さは、風味の滲出や見た目を考慮して酒カップ2の内周面を一周して覆う程度がよい。カップ酒用木材シート1の重なる部分が大きすぎると吸着力が落ちて剥がれやすい。
さらに、木材としては秋田杉などの杉の木が好ましい。これは樽酒の香りを楽しむことができるし、使用済みの杉の酒樽を再利用してコストを抑えられるメリットもあるからである。もちろん好みに応じて檜などを使用しても問題はない。
さらにまた、カップ酒用木材シート1を形成する場合、木目が木材を年輪の接線方向に切断した板目状であって、年輪の筋が周方向となるようにするのが好ましい。これは酒カップ2内に沿ってカップ酒用木材シート1を湾曲させて挿入し、酒カップ2の内周面にぴったりと吸着させるためには、カップ酒用木材シート1の弾力性や反発力が強い方が好ましいからであり、縦方向に亀裂が生じにくくする必要があるからである。逆に柾目で年輪と平行に切断すると弾性力が落ち、酒カップ2から剥がれやすい。
以上のようなカップ酒用木材シート1の実施形態によれば、カップ酒用木材シート1を酒カップ2に挿嵌した際に酒カップ2にぴったりと収まるとともに、カップ酒用木材シート1が酒カップ2の内周面にぴったりと吸着して剥がれにくくなるため、酒樽に酒を貯蔵する場合とほぼ同じように、カップ内周表面全体から木の香りと風味を酒カップ2内の酒3に充分添加させることができる。
また、カップ酒用木材シート1を酒カップ2に入れたままでも飲む際に邪魔にならず、カップ酒用木材シート1の木目が酒カップ2の模様となって酒樽風の外観を呈することができる。
次に、木材シート付きカップ酒セット5について説明する。
図3に示すように、木材シート付きカップ酒セット5は、カップ酒用木材シート1と酒カップ2に酒3を入れたカップ酒4により構成されている。カップ酒用木材シート1はビニール袋6などで密封包装されており、密封包装されたカップ酒用木材シート1をカップ酒4の外周面に沿って配置して直方体の包装箱7に収納する。
以上のような本実施形態によれば、木の香りが新鮮なまま保持されたカップ酒用木材シート1がカップ酒4とともに提供されるため、飲み手が自らカップ酒用木材シート1を酒カップ2に挿嵌し木の香りや風味を添加させることができ、また、好みに応じてカップ酒用木材シート1から木の香りや風味を浸出させる時間を調節することができる。
本実施形態におけるカップ酒用木材シート1および木材シート付きカップ酒セット5の作用および使用方法について説明する。
まず、包装箱7に収納された木材シート付きカップ酒セット5を箱から取り出す。そして、密封包装されたカップ酒用木材シート1を袋から取り出し、酒カップ2内に挿嵌させる。その際、図2に示すように、カップ酒用木材シート1を横の左端と右端を接触させるように湾曲させて、酒カップ2の内周面に沿ってカップ酒用木材シート1の下端が酒カップ2の底に着くまで挿入する。
次に、しばらくカップ酒用木材シート1を酒カップ2内の酒3に浸し、キャップをして木の香りと風味を添加させる。実験によれば、10分程浸すと、酒3に甘みが増し木の香りと風味が感じられるようになり、時間とともに徐々に琥珀色になる。そして、木の香りと風味が感じられるようになったら、カップ酒用木材シート1を取り出してもよいし、カップ酒用木材シート1を酒3に浸したまま飲んでもよい。このようなカップ酒4は旅行の際に電車や列車に揺られながら飲むことも多いが、その揺れによって風味や色合いが適度に抽出されるため一層味わい深くなり、旅のお供として好ましい。
したがって、以上のような本実施形態によれば、カップ酒4を飲むたびごとに、特別な木製の枡などを用意しなくても、気軽に新鮮な木の香りと風味に富んだ酒を飲むことができる。しかもガラスの酒カップ2が杉模様によって小さな酒樽のようにできる。また、カップ酒用木材シート1を酒3に浸す時間を調節することにより、飲み手の好みに合った木の香りや風味を楽しむことができる。
なお、本発明に係るカップ酒用木材シート1および木材シート付きカップ酒セット5は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
例えば、カップ酒用木材シート1は、酒カップ2の大きさに応じて変更してもよく、その材質を、杉材のほか檜材やオーク材などに変えてもよい。
また、カップ酒用木材シート1を酒に浸す時間は好みに応じて変えてもよいし、カップ酒用木材シート1を裂いて酒3に浸してもよい。
本発明に係るカップ酒用木材シート1の正面図である。 本実施形態のカップ酒用木材シート1を酒カップ2に挿嵌させる際の状態を示す図である。 本実施形態の木材シート付きカップ酒セット5の包装箱7への収納状態を示す図である。
符号の説明
1 カップ酒用木材シート
2 酒カップ
3 酒
4 カップ酒
5 木材シート付きカップ酒セット
6 ビニール袋
7 包装箱

Claims (4)

  1. 横の長さが酒カップの内周長さと略同一寸法であって、縦の長さが酒カップの深さと同一若しくはそれ以下の寸法に形成されているとともに、酒カップの内周面に沿って湾曲して吸着可能な厚さに形成されていることを特徴とするカップ酒用木材シート。
  2. 請求項1において、前記カップ酒用木材シートの厚さが0.20mm以下に形成されていることを特徴とするカップ酒用木材シート。
  3. 請求項1または請求項2において、前記カップ酒用木材シートの木目が木材を年輪の接線方向に切断した板目状であって、年輪の筋が周方向となるように構成されていることを特徴とするカップ酒用木材シート。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のカップ酒用木材シートの乾燥を防ぐために密封包装し、カップ酒の外周面に沿って配置して包装箱に収容されていることを特徴とする木材シート付きカップ酒セット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITUA20164742A1 (it) * 2016-06-29 2017-12-29 Italicus Ltd Bevanda spiritosa perfezionata e procedimento per la sua preparazione.
JP2022067026A (ja) * 2020-10-19 2022-05-02 智之 佐藤 木製感触を持つ複合コップ

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