JP2007295326A - 多焦点撮像装置 - Google Patents

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【課題】撮像装置での1回の撮像操作により異なる遠近位置の複数の画像が得られ、かつ撮像装置の構成が簡易であり、コストが少なくなるようにする。
【解決手段】1つの対物レンズ(1)により導かれた被撮像体Bからの光をビームスプリッタ(2a)、(2b)により複数の光路の光に分光し、ビームスプリッタ(2a)、(2b)により分光された光がそれぞれ結像面(10a)、(10b)、(10c)に結像するようにし、対物レンズ(1)からそれぞれの結像面(10a)、(10b)、(10c)までの光路中における光路長が互いに異なるようにし、それにより結像面(10a)、(10b)、(10c)において被撮像体Bの異なる遠近位置(P3)、(P2)、(P1)の部分がそれぞれ合焦結像する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像装置に関するものであり、より詳細には、被写体における複数の遠近位置に合焦した画像を一度の撮像操作により取得できる多焦点撮像装置に関する。
現在、撮像装置は、画像認識装置と組み合わせて用いることを含めて、製品の検査、品質の管理、製造工程の管理のような製造業分野をはじめ、情報提示のための画像取得、建造物の管理等、さまざまな形で利用されている。
例えば製造工程において利用するものにおいて、一般に製品は3次元形状をもっているが、微細な部品の検査を行う場合に、より正確な検査を行うために、撮像レンズとして高いNAをもったものを使用するようになってきている。高いNAの撮像レンズを用いることにより、光量が多く取り込まれて、微細な部品の状況がより鮮明になるのであるが、一方において、被写界深度が浅くなり、被写体の合焦点いがいの遠近位置はぼけてくる。そのため、部品の特定の遠近位置だけでなく、全体的な状況を見ようとすると、他の遠近位置に再度合焦させる必要があり、一つの合焦位置における一度の撮像では、微細な部品の検査を的確に行うことは難しい。
顕微鏡で立体画像を得るためには複数の焦点位置における画像を合成する必要があり、何回かに分けて異なる焦点位置の画像をそれぞれ取得し合成するということになり、一度の撮像操作でこのような画像を取得することはできない。画像処理により、デコンボリューションを用いて行う手法もあるが、それによっても、点応答関数を求める必要があり、複雑な画像処理過程になり、処理時間が長くなるため、簡易に3次元画像が求められるというわけではない。
多焦点画像形成について、次のような文献に開示されている。
特開平6−70212号公報 特開平4−329775号公報 特開平11−311832号公報 特開平10−254055号公報 特開平10−260471号公報
特許文献1は、同一画枠内でフォーカス位置の相異なる複数枚の原画像について、画素または領域毎に画像データの変化量を検出し、この変化量を基準にしてフォーカスの合った画像データを選択するし、この画像データを用いて画面全体としてフォーカスの合った合成画像を生成する画像処理装置に関するものである。しかしながら、撮像装置としてフォーカス位置の異なる複数枚の画像をどのように取得するかということについて特に開示してはおらず、一般的な撮像手段としてみれば、複数回の撮像を行うことになり、それに基づいた画像処理の手法を示したものであって、多焦点の複数の画像を取得するための撮像装置として新たな特徴を与えるものではない。
特許文献2は、同一被写体からの光を光学系を介して導き、その光を分光手段により複数に分光し、各分光された光に対して露光量や焦点位置等の撮影条件を互いに異ならせて同時に撮影し、各分光路に配置された個体撮像素子により得られた画像を記憶した上で、複数の画像を撮影条件に応じて合成するようにした個体撮像装置に関するものである。しかしながら、この撮影条件のうち、露光量については各分光路について条件を異ならせ、同時に撮像を行うことができるにしても、光学系(対物レンズ)としては共通のものを用いているので、焦点位置を異ならせた複数の画像を同時に撮像することについては、具体的な手法を開示しておらず、一般的な撮像の手法を用いたとすれば、焦点位置毎に対物レンズを調整する等により、複数回の撮像を行わざるを得ないものである。
さらに、複数の遠近位置に合焦した画像を取得するための多焦点撮像装置として、特許文献3〜5に開示されるようなものがあるが、いずれも異なる遠近位置の画像を得るために、複数の対物レンズを備え、各撮像レンズ毎に焦点位置を異ならせて撮像するものであり、複数の対物レンズからいずれかを選択して、所望の対物レンズによる撮像を行うのである。そのため、撮像装置としては、対物レンズを複数備えるという構成になり、また異なる遠近位置の画像を同時に撮像するものでもない。
如上のように、従来の異なる遠近位置の画像を取得する撮像装置ないし画像形成装置は、通常の撮像装置を用い、異なる遠近位置について複数回の撮像を行い、それをもとに画像の合成を行うというように画像処理を行うもの、あるいは、1つの撮像装置内に異なる遠近位置の画像を得るための対物レンズを複数備え、撮像レンズを選択的に用いて所望の遠近位置の画像を得るというものなどがあった。
画像処理によるものでは、複数回の撮像を行った上で画像処理を行うというように、複数の遠近位置の画像を得るために時間と人手を要するのに加え、画像処理のためのハードウェア及びソフトウェアの手段を備えることが必要とされる。
特許文献3〜5のように、1つの撮像装置内に複数の対物レンズを備えるものは、実質的に複数の撮像装置を合わせたものに近くなり、装置が大規模なものになるとともに、遠近位置の異なる複数の画像を得るには、複数回の撮像を行う必要があった。
特許文献2のように、1つの対物レンズからの光を分光するものにおいても、対物レンズが1つであれば、異なる遠近位置の画像を選るには、複数回の撮像を行う必要があった。
このように、従来の多焦点画像を得るための手法、装置は、1回の撮像により異なる遠近位置の画像を得ることができず、また、撮像装置や画像処理装置の規模が大きくなるものであったため、1回の撮像操作により異なる遠近位置の複数の画像が得られ、かつ簡易な構成で、コストが少なくてすむ撮像装置を提供することが求められていた。
本発明は、前述の課題を解決すべくなしたものであり、1つの対物レンズと、該対物レンズにより導かれた被撮像体からの光を複数の光路の光に分光するビームスプリッタと、該ビームスプリッタにより分光された光がそれぞれ結像面に結像するようにした撮像装置において、前記対物レンズからそれぞれの前記結像面までの光路中において光路長が互いに異なるようにするための光路長変更手段を備え、それによって各結像面において前記被撮像体の異なる遠近位置の部分をそれぞれ合焦結像する多焦点撮像装置としたものである。
前記光路長変更手段が前記対物レンズからそれぞれの前記結像面までの複数の光路のうちの1つ以上の光路中に配設された光路長変更用光学素子であり、該光路長変更用光学素子の厚さの差異によって前記結像面までの光路長が互いに異なるようにしてもよい。
前記光路長変更手段が前記対物レンズからそれぞれの前記結像面までの複数の光路のうちの1つ以上の光路中にそれぞれ配設され光路を変更する複数個のミラーからなり、該複数個のミラーが調節可能であるようにしてもよい。
また、本発明は、1つの対物レンズと、該対物レンズにより導かれた被撮像体からの光を複数の光路の光に分光する第1のビームスプリッタと、該ビームスプリッタにより分光されたそれぞれの光の色成分光を取り出すフィルタと、該フィルタを通った光を合成する第2のビームスプリッタと、該第2のビームスプリッタにより合成された光の結像面に配設された撮像素子と、該撮像素子により得られた画像に対し画像処理を行って複数の色成分画像に分割する画像分割装置とそれらの色成分画像から複数の位置に焦点が合った画像を構成する手段とを備えてなる撮像装置であって、前記第1のビームスプリッタと第2のビームスプリッタとの間の複数の光路のうちの1つ以上の光路中において光路長が互いに異なるようにするための光路長変更手段をさらに備えたものとしてもよい。
前記光路長変更手段が前記第1のビームスプリッタと第2のビームスプリッタとの間の複数の光路のうちの1つ以上の光路中に配設された光路長変更用光学素子であり、該光路長変更用光学素子の厚さの差異によって前記結像面までの光路長が互いに異なるようにしてもよい。
前記光路長変更手段が前記第1のビームスプリッタと第2のビームスプリッタとの間の複数の光路のうちの1つ以上の光路中に配設され光路を変更する複数個のミラーからなり、該複数個のミラーが調節可能であるようにしてもよい。
前記画像分割装置により分割された複数の色成分画像をモニターするモニター手段をさらに備えてもよく、また、前記画像分割装置により分割された複数の色成分画像を白黒変換する手段をさらに備え、複数の色成分画像を白黒画像としてモニターするようにしてもよい。
時間差をおいたR、G、Bのパルス発光を行う被撮像体の照明手段をさらに備え、前記撮像素子が前記照明手段のR、G、Bのパルス発光と同期して撮像を行う白黒撮像装置であって、前記照明手段のR、G、Bのパルス発光による照明に同期して撮像された画像を画像合成することによって、複数の焦点に合った白黒画像をモニターするようにしてもよい。
本発明の多焦点撮像装置では、ビームスプリッタにより分光された複数の光路中において光路長が互いに異なるようにするための光路長変更手段を備えることにより、1回の撮像操作により異なる遠近位置の複数の画像が得られ、かつ簡易な構成で、コストが少なくてすむという効果が奏される。
図1は、本発明による多焦点撮像装置の基本的な形態を示すものであり、多焦点撮像装置Aは、対物レンズ1から取り込まれた被撮像体Bからの光がビームスプリッタ2a、2b、ミラー3により3つの光路に分けられ、ビームスプリッタ2aを通って直進する光はフィルタ5aを通って結像面10a上に結像し、ビームスプリッタ2aで反射した後ビームスプリッタ2bでさらに反射した光はフィルタ5bを通って結像面10b上に結像し、ビームスプリッタ2bを通過しミラー3で反射した光はフィルタ5cを通って結像面10c上に結像するように構成されている。
フィルタ5a、5b、5cによる分光感度は図2に示すようなものである。ビームスプリッタ2aを透過した光はRの帯域を透過するフィルタ5aを通りRの帯域の光が結像面10a上に結像し、ビームスプリッタ2bで反射した光はGの帯域を透過するフィルタ5bを通りGの帯域の光が結像面10b上に結像し、ミラー3で反射した光はBの帯域を透過するフィルタを通りBの帯域の光が結像面10c上に結像する
図1のように、結像面10a、10b、10cが同一平面上にある場合、対物レンズ1から結像面10a、10b、10cにそれぞれ達する光路長は異なり、ビームスプリッタ2aと2bとの間隔、ビームスプリッタ2bとミラー3との間隔の差がある。そのため、この光路長の差により、結像面10a上には被撮像体Bの位置P3の部分が合焦し、結像面10b上には被撮像体Bの位置P2の部分が合焦し、結像面10c上には被撮像体Bの位置P1の部分が合焦する、という形になる。
逆に言えば、被撮像体Bの異なる遠近位置P3、P2、P1の部分をそれぞれ結像面10a、10b、10c上に合焦した状態で結像させるには、図1に示すものにおいて、ビームスプリッタ2a、2b、ミラー3の相互間隔を、そのための光路長を与えるように設定しておけばよい。被撮像体Bの遠近位置P1、P2、P3を可変にする必要がある場合には、撮像装置Aにおいて、ビームスプリッタ(またはミラー)、フィルタ、結像面をユニットとして、例えばピニオン−ギアの機構等により調整可能に取り付けておき、外部操作によりそれらの間隔を調整することにより光路長を調節できるようにした構成とすればよい。
図1の撮像装置Aの構成で、結像面10a、10b、10cには、それぞれ被撮像体の位置A1、A2、A3の部分に合焦したR、G、Bの帯域の画像が結像する。各結像面にそれぞれ撮像素子を配置すれば、それぞれの遠近位置のR、G、Bの画像が得られる。R、G、Bの色成分画像としても、一応求める画像にはなっているが、色成分画像の信号を白黒画像信号に変換して、白黒画像としてもよい。図1に示した撮像装置は結像面に感光フィルムを配置し露光することによっても異なる遠近位置の画像が得られる。カラーフィルムであれば、色成分画像が得られ、白黒フィルムであれば、白黒画像が得られる。
図3は、他の形態のビームスプリッタ2を用いた撮像装置Aの例を示すものであり、ビームスプリッタ2により、対物レンズ1を通った光はビームスプリッタ2により、これを透過する1つの光路と、反射する2つの光路とに分光され、ミラー3aで反射した光はフィルタ5aを介して結像面10a上に、ビームスプリッタ2を透過した光はフィルタ5bを介して結像面10b上に、ミラー3bで反射した光はフィルタ5cを介して結像面10c上にそれぞれ結像する。ビームスプリッタ2の分光面から各結像面10a、10b、10cまでの光路長を均一にした構成としとすれば、各結像面上には被撮像体の同じ遠近位置の画像が形成されることになる。
被撮像体の異なる遠近位置の部分の画像を形成するためには、例えば結像面10bへの光路中に光路長変更用光学素子4bを、また、結像面10cへの光路中に光路長変更用光学素子4cを配置する。光路長変更用光学素子4b、4cは屈折率の大きい透明な板状部材からなるものであり、その厚さをそれぞれd、d、屈折率をn、nとした場合に光路長はそれぞれn、n(n<n)となる。このような光路長変更用光学素子を配置することよって、光路長変更用光学素子がない結像面10a上には被撮像体Bの位置P3の部分が合焦結像し、結像面10b上には光路長変更用光学素子4bを通った光により被撮像体Bの位置P2の部分が合焦結像し、結像面10c上には光路長変更用光学素子4cを通った光により被撮像体の位置P1の部分が合焦結像するようにしておく。
図4は、他の形態による光路長変更手段を備えた撮像装置Aの例を示すものであり、ビームスプリッタとして光を2分割するものとして示してある。対物レンズ1を通った光はビームスプリッタ2で2分され、図で左方への光はミラー3a、3b、3cで順次反射しフィルタを介して結像面10a上に結像し、図で右方への光はミラー3d、3e、3fで順次反射しフィルタを介して結像面10b上に結像する。各反射面3a〜3fで光は直角に反射する。ここで、ミラー3a、3bを一体的に基台に取り付け、ミラー3d、3eを一体的に基台に取り付けて構成し、それぞれラック−ピニオン機構等により移動可能にし、外部からねじ6、6′を回してミラー3a、3bの組と、ミラー3d、3eとが別個に図で左右方向に調整可能になるようにしておく。このようなミラーの組の左右方向への変位によりビームスプリッタから各結像面までの光路長が調整可能になる。このような光路長変更手段によれば、各光路において外部操作により光路長を調節することにより、被撮像体の撮像したい部分の遠近位置を必要に応じて可変調節することができる。図4では、ビームスプリッタにより光路を2分割する例を示したが、3分割する場合でも同様に構成できる。ただし、ミラーの組は図4のように同一平面内ではなくなる。
図1、3、4にそれぞれ示す例において、フィルタはビームスプリッタ2a、2b(図3、4においてはビームスプリッタ2)により分光されたそれぞれの光から色成分光を取り出すために設けられるものである。異なる遠近位置の画像を得ること自体は、ビームスプリッタ2a、2bにより分光されたそれぞれの光の光路長を異ならせることにより達せられるのであるり、その点ではフィルタはかならずしも不可欠な要素ではなく、適宜備えられるものである。
図5は、1つの撮像素子を用いて構成した多焦点撮像装置の形態を示すものである。この撮像装置Aでは、撮像レンズ1により導かれた被撮像体Bからの光がビームスプリッタ2a、2bにより3つに分光され、3つの光がそれぞれフィルタ5a、5b、5cを通ってR、G、Bの成分光とされた後にミラー3、ビームスプリッタ2c、2dにより合成された光とされ、結像面に配置された1つの結像素子7において結像する。このような撮像光学系において分光されたそれぞれの光の光路長は本来同じであるが、図示のように、ビームスプリッタ2bで反射した光の光路中に光路長変更用光学素子4bを配設し、また、ミラー3で反射した光の光路中に光路長変更用光学素子4cを配設しておき、それにより分光された光の光路長を異ならせ、それぞれの光によって被撮像体Bの遠近位置P1、P2、P3の部分が結像面にある撮像素子7において合焦結像するように設定しておく。
このようにして、撮像素子7により被撮像体Bの遠近位置P1、P2、P3の部分が合焦したR、G、Bの成分光による画像を合成した画像が得られる。この合成した画像を画像分解装置8によりR、G、Bの各成分光の画像に分解すれば、モニター9a、9b、9cにそれぞれ被撮像体Bの遠近位置P1、P2、P3の部分が合焦した画像が表示される。この分解した画像は成分光で表示してもよいが、白黒変換して表示してもよい。
図5に示す例で、撮像素子7はカラー撮像素子であり、外光により照明された被撮像体からの光を同時に分光して撮像する形態であるが、被撮像体を時間差をおいて照明することにより白黒撮像素子を用いて撮像する形態として実施することもできる。そのためには、図5における撮像素子7を白黒撮像素子とし、図示しない時間差をおいてR、G、Bのパルス発光を行う被撮像体の照明手段をさらに備え、撮像素子7が照明手段のR、G、Bのパルス発光と同期して撮像を行い、得られた画像を画像合成する手段をさらに備え、画像分解手段8により複数の焦点に合った白黒画像をモニター9a、9b、9cに表示することができるようにする。
ここで、R、G、Bのパルス光で時間差をおいて被撮像体を照明することにより、各色のパルス光での照明による被撮像体からの光はビームスプリッタ2a、2bで分光された対応する光路を進むことになり、その光路の光路長に対応する被撮像体の遠近位置の部分の画像を同期して白黒画像素子7で撮像することにより、その画像がどの遠近位置のものであるかを判別することができる。このように、時分割での色成分パルス光による被撮像体の照明と、それに同期した撮像により、白黒撮像素子でも多焦点画像が得られる。
また、各色のパルス光と色フィルタの代わりに、偏光方向が互いに垂直なパルス光と偏光フィルタを用いて多焦点画像を得ることもできる。
ここでは代表的な実施形態について説明したが、本発明においては、これらの形態に限られることはなく、本発明の趣旨に基づいてさらに多様な形態として実施されるものである。
本発明による多焦点撮像装置の基本的な形態を示す図である。 多焦点撮像装置において用いられるビームスプリッタの分光感度を示す図である。 他の形態のビームスプリッタを用いた本発明による多焦点撮像装置の例を示す図である。 他の形態による光路長変更手段を備えた本発明による多焦点撮像装置の例を示す図である。 1つの撮像素子を用いて構成した本発明による多焦点撮像装置の例を示す図である。
符号の説明
1…対物レンズ
2(2a,2b)…ビームスプリッタ
3(3a〜3f)…ミラー
4a,4b…光路長変更用光学素子
5a〜5c…フィルタ
6,6′…ねじ
7…撮像素子
8…画像分解装置
9a,9b,c…モニター
10a〜10c…結像面
A…撮像装置
B…被撮像体
P1,P2,P3…遠近位置

Claims (9)

  1. 1つの対物レンズと、該対物レンズにより導かれた被撮像体からの光を複数の光路の光に分光するビームスプリッタと、該ビームスプリッタにより分光された光がそれぞれ結像面に結像するようにした撮像装置において、前記対物レンズからそれぞれの前記結像面までの光路中において光路長が互いに異なるようにするための光路長変更手段を備え、それによって各結像面において前記被撮像体の異なる遠近位置の部分をそれぞれ合焦結像するようにしたことを特徴とする多焦点撮像装置。
  2. 前記光路長変更手段が前記対物レンズからそれぞれの前記結像面までの複数の光路のうちの1つ以上の光路中に配設された光路長変更用光学素子であり、該光路長変更用光学素子の厚さの差異によって前記結像面までの光路長が互いに異なるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の多焦点撮像装置。
  3. 前記光路長変更手段が前記対物レンズからそれぞれの前記結像面までの複数の光路のうちの1つ以上の光路中にそれぞれ配設され光路を変更する複数個のミラーからなり、該複数個のミラーが調節可能であることを特徴とする請求項1に記載の多焦点撮像装置。
  4. 1つの対物レンズと、該対物レンズにより導かれた被撮像体からの光を複数の光路の光に分光する第1のビームスプリッタと、該ビームスプリッタにより分光されたそれぞれの光の色成分光を取り出すフィルタと、該フィルタを通った光を合成する第2のビームスプリッタと、該第2のビームスプリッタにより合成された光の結像面に配設された撮像素子と、該撮像素子により得られた画像に対し画像処理を行って複数の色成分画像に分割する画像分割装置とそれらの色成分画像から複数の位置に焦点が合った画像を構成する手段とを備えてなる撮像装置であって、前記第1のビームスプリッタと第2のビームスプリッタとの間の複数の光路のうちの1つ以上の光路中において光路長が互いに異なるようにするための光路長変更手段をさらに備えていることを特徴とする多焦点撮像装置。
  5. 前記光路長変更手段が前記第1のビームスプリッタと第2のビームスプリッタとの間の複数の光路のうちの1つ以上の光路中に配設された光路長変更用光学素子であり、該光路長変更用光学素子の厚さの差異によって前記結像面までの光路長が互いに異なるようにしたことを特徴とする請求項4に記載の多焦点撮像装置。
  6. 前記光路長変更手段が前記第1のビームスプリッタと第2のビームスプリッタとの間の複数の光路のうちの1つ以上の光路中に配設され光路を変更する複数個のミラーからなり、該複数個のミラーが調節可能であることを特徴とする請求項4に記載の多焦点撮像装置。
  7. 前記画像分割装置により分割された複数の色成分画像をモニターするモニター手段をさらに備えていることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の多焦点撮像装置。
  8. 前記画像分割装置により分割された複数の色成分画像を白黒変換する手段をさらに備え、複数の色成分画像を白黒画像としてモニターするようにしたことを特徴とする請求項7に記載の多焦点撮像装置。
  9. 時間差をおいたR、G、Bのパルス発光を行う被撮像体の照明手段をさらに備え、前記撮像素子が前記照明手段のR、G、Bのパルス発光と同期して撮像を行う白黒撮像装置であって、前記照明手段のR、G、Bのパルス発光による照明に同期して撮像された画像を画像合成することによって、複数の焦点に合った白黒画像をモニターすることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の多焦点撮像装置。
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