JP2007295281A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影時の感度が高く撮影される場合に、撮影前に、通常よりノイズになることをユーザに報知することが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
【解決手段】撮影感度が一定の感度より高いか否かを判断する(ステップS501)。ここでは、撮影時の感度の計算により決定された撮影感度と、予め決められている感度との比較を行う。予め決められている一定の感度とは、例えばISO400など、それ異常の感度で撮影すると撮影画像がノイズになると思われるような感度を信号処理ICのプログラムに記録させておく。これと実際に計算された記録時に使用する感度を比較し、撮影感度が高い場合には(ステップS501/YES)、高感度警告処理を実施し(ステップS502)、低い場合には(ステップS501/NO)、そのまま終了となる。
【選択図】図7

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に、ユーザにノイズの発生を報知することが可能な撮像装置に関する。
従来、銀塩カメラとは異なり、デジタルカメラでは撮影時の感度を撮影シーンに応じて変更することができる。屋外など明るい撮影シーンでは感度を低く設定し、屋内などの暗い撮影シーンでは感度を高くし、シャッタ速度があまり遅くならないようにするのはデジタルカメラの特徴の一つである。
しかしながら感度を高くすると、感度が低い場合と比べて撮影される画像がノイズ目立ってしまう問題が発生する。銀塩カメラでも感度の高いフィルムが、感度の低いフィルムで撮影するよりもノイズが目立たないことは周知であるが、現在のデジタルカメラの場合はフィルムの場合よりもノイズが目立ってしまい、感度の高い撮影を好まないのが現実である。
一方で、感度を上げることで手ぶれや、被写体ぶれが軽減でき、多少ノイズになってもぶれた写真よりはましであるという場合もある。つまり多少ノイズ感が増したとしても感度を上げることでシャッタ速度を短くし、手ぶれおよび被写体ぶれを軽減させる。感度アップによりノイズ感が増えてしまうことと、被写体ぶれを防止することはトレードオフの関係にあり、一般的にISO感度オートモードでは感度を上げるリミッタをもうけ、ノイズまみれの画像にならない範囲で感度を制御している。
ところで、このISO感度オートモードでは現在の撮影がどの程度のISO感度で撮影されるのかが簡単にわからないという問題がある。ユーザは撮影した後、PC等で画像を確認してみると自身が想定していたよりもノイズで写真が台無しになってしまう。このような失敗を防止するために、許容範囲以上に感度が上がらないようにするためにISO感度固定モードを使い、撮影するという方法があるが、そのような煩わしい作業を行わなければならないということや、オートISO感度モードで撮影した方が感度が低く撮影できたのに固定モードで撮影したため感度が高くなってしまうといった問題が発生する。
また、特許文献1で提案されている撮像装置では、撮影時のシャッタスピード等の情報を表示部に表示することで手ぶれ等が発生しないかをユーザが判断できるようにしたもので、ノイズの軽減を目的としている。
特開2004−159150号公報
最近のデジタルカメラでは撮影時の手ぶれを防止(軽減)する手ぶれ防止機能を備えているものが多くなっている。手ぶれを防止する機能を実現するのには様々な方法が提案されているが、大きく分類すると次の2つのものになる。1つ目の方法は撮影時のぶれに対応して、ぶれを打ち消す方向にレンズユニットもしくはCCDユニットを動かす方法である。この方法方はレンズもしくはCCDユニットを動かすための機構が必要であるということと、いわゆる被写体ぶれには対応できないという欠点がある。
2つ目の方法は撮影時の感度を上げることにより手ぶれを防止(軽減)するという方法である。この方法は被写体ぶれも防止することができるが、撮影時の感度を通常より上げる必要があるため、撮影される画像が通常の撮影と比べノイジィになるという問題がある。デジタルカメラではCCDユニットが受光した光を光電変換することで光を電気信号に変換し、この電気信号に対し感度に応じたゲインを乗算し、その信号AD変換することでデジタルデータに変換する。感度を上げるということは少ない電気信号に対し、通常より大きなゲインを乗算するということを意味しており、S/Nが悪くなる。日々の技術進歩により同じ感度に対するS/Nは改善されているが低感度より高感度の方がS/Nが悪くなることは変わらない。
ところで従来の技術では撮影時の感度(ISO感度)を手動で設定できるモードと、被写体の明るさに応じてAUTOでカメラが感度(ISO感度)を設定するAUTOISO感度モードがある。また最近のカメラでは手ぶれ軽減モードと謳うモードを有しており、通常のAUTOより設定されるISO感度の上限を高くすることで手ぶれを軽減するというものがある。このようなAUTOISO感度モードや、手ぶれ軽減モードでは、撮影される前にどのくらいの感度で撮影されるのかを容易に知ることができず、撮影後確認してみると非常にノイジィで写真として使い物にならないといった問題が発生してしまう。
また例えば、ISO感度AUTOモードではISO100〜ISO400までの間で最適な感度が設定されますとマニュアルに記載してあったとしてもあるユーザはAUTOISO感度のリミットであるISO400の撮影ノイズを許しても、別のユーザはISO200までしか許せないというようなことがある。このようなユーザはISO感度固定モードを使い撮影するという煩わしい作業を行わなければならない。
本発明は、係る問題を鑑みてなされたものであり、撮影時の感度が高く撮影される場合に、撮影前に、通常よりノイズになることをユーザに報知することが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、シャッタボタンの押圧操作により撮影行い、撮影画像並びに撮影情報を表示する表示部を備えた撮影装置において、被写体を表す光学像を電気信号に変換する撮像手段と、電気信号を映像処理信号に変換する信号処理手段と、信号処理手段により変換された映像信号を情報記録媒体に記憶する画像記録手段と、撮影シーンにより撮影時の感度を計算する撮影感度計算手段と、撮影感度計算手段による撮影時の感度が一定の感度より高いか否かを判定する高感度撮影判定手段とを有する撮影装置であって、高感度撮影判定手段により撮影感度が高いと判定された場合に、高感度の撮影がなされることを表示部に警告表示することを特徴とする。
また、本発明によれば、高感度撮影判定手段における一定の感度を選択することが可能な高感度判定選択手段を有することを特徴とする。
また、本発明によれば、高感度撮影判定手段が一定の感度より撮影感度が高いと判定された場合に、撮影感度を表示部に表示することを特徴とする。
また、本発明によれば、警告表示は、スルー画にノイズを付加した画像を表示部に表示されることを特徴とする。
また、本発明によれば、警告表示は、シャッタボタンの押圧操作時に表示部に表示されることを特徴とする。
さらに、本発明によれば、通常撮影モードと、該通常撮影モードで設定されている感度より高感度に設定可能な高感度モードを有し、警告表示は、高感度モードの選択時に表示部へ表示されることを特徴とする。
本発明によれば、感度の高い撮影が行われる場合に、撮影する前に高感度撮影であることをユーザに報知することができることから、ユーザが事前に撮影の条件設定を変更することができ、撮影の失敗を防止することができる。
次に、図面を参照して、本実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る撮像装置であるデジタルカメラ100の外観図である。
図1(a)は、デジタルカメラ100の上面図であり、デジタルカメラ100を上部から見ると、レリーズシャッタ(SW1)や、いろいろな撮影モードや再生モードなどの切り換えるモードダイアル(SW2)や、残枚数やバッテリーエンドなどを表示するサブLCD101などがある。
さらに、デジタルカメラ100を正面から見ると、電池や、SDカードなどの記録媒体である外部メモリを、カメラ本体に格納するためのSDカード/電池蓋102がある。また、撮像レンズを格納している鏡胴ユニット107やリモコン受光部106、オートフォーカスを実現するために被写体までの距離を測定する測距ユニット104やストロボ発光部103、光学ファインダ105が設けられている。
図1において、デジタルカメラを背面から見ると、オートフォーカス(AF)で焦点距離があったことをユーザに知らせるためのオートフォーカスLED109や、ストロボ充電完了をユーザに知らせるためのストロボLED110や、光学ファインダ105や、ズームをTele方向あるいはWide方向に動作させるためのズームスイッチ(SW3,SW4)がある。また、本体の電源をON/OFFするための電源スイッチ(SW13)や、モニタリング画像を表示したり、設定画面を表示するためのLCDモニタ108や、その他の上下左右スイッチ(SW7〜SW10)や、頻繁に使うセルフタイマスイッチ(SW5)、OKスイッチ(SW11)、ディスプレイスイッチ(SW12)などがある。
図2は、デジタルカメラ100内部の機能ブロックの構成を示した図である。
図2に示すように、受光面に結像される被写体光を光電変換し、撮像信号として出力する電子シャッタ機能を備えたCCD205が設けられ、このCCD205の前段には、CCD205の受光面に被写体光像を結像するレンズ部201,202とCCD205の間には、被写体光像のCCD205への入射と入射遮断の制御をするシャッタ機構部203が配設され、CCD205の出力端子には、撮像信号の信号処理を行う撮像信号処理ユニット(F/E)200が接続されている。
この撮像信号処理ユニット200においては、CCD205の出力端子に接続され、入力される撮像信号の雑音抑制を行うCDS回路206が設けられ、CDS回路206の出力端子には、利得補正を行うAGC207が接続され、AGC207の出力端子には、雑音抑制と利得補正が施された撮像信号に対して、例えばNTSC信号のサブキャリア周波数の整数倍でAD変換を行うAD変換回路208が接続されており、さらに、CCD205、CDS回路206、AGC207及びAD変換回路208にそれぞれ制御タイミング信号を出力するTG(タイミング信号発生回路)209が配設されている。
以上に説明した構成を有する撮像信号処理ユニット200には、撮像信号処理ユニット200からの出力信号に対して信号処理を行う信号処理ユニット(信号処理IC)300が接続されており、この信号処理ユニット300においては、AD変換回路208の出力端子に接続され、インタフェース動作を行うCCDインタフェース301が設けられ、CCDインタフェース301の第1の出力端子には、信号処理の総合制御を行うメモリコントローラ302が接続され、CCDインタフェース301の第2の出力端子からは、前述のTG209に、垂直同期信号VDと水平同期信号VHとが入力されるように構成されている。
さらに、信号処理ユニット300においては、メモリコントローラ302にRGBデータに対してYUV変換を行うYUV変換回路304、JPEG規格のデータ圧縮・伸張を行う圧縮・伸張処理ブロック305、及び表示信号のインタフェース動作を行う表示出力制御部303とリサイズ処理部306とが接続され、表示出力制御部303はLCDモニタ800への表示出力の制御を行う。
さらに、信号処理ユニット300のメモリコントローラ302には、RGBデータ、YUV変換データ及びJPEG圧縮データが格納されるSDRAM400、全体の撮影動作を制御するCPU308、外部記録媒体とのインタフェース動作を行うメディアI/F307が接続され、さらに、圧縮データの記録・再生が行われるメモリカード700が接続されている。
また、CPU308には、ユーザにより各種の撮影指令信号が入力される操作部500、レンズ201、202とシャッタ機構部203とを駆動するモータドライバ204、及びTG209が接続されている。
次に、デジタルカメラ100における静止画撮影の処理動作について説明する。
まず、レリーズシャッタボタン101が押下されると、撮影に先立ちAF処理が行われる。例えば、フォーカスレンズを移動させながらコントラストの最大値を見つける山登りAFなどが行われ、フォーカスを合わす。次に静止画撮影用の電子シャッタ本数の計算と設定と絞りの計算の設定が行われ(AE処理)、記録用の露光が行われる。露光完了時点でメカシャッタが閉じられ、CCD205より静止画用のRAWデータが出力される。
レリーズ処理(半押し)、レリーズ処理2(全押し)を搭載しているカメラシステムではレリーズ処理1の時においてAE処理の計算を行い、レリーズ2処理で設定および記録用の露光が行われるような制御になっているのが一般的である。
静止画用RAWデータはSDRAM400に取り込まれる。例えば、インタレース転送であれば、複数回の転送によって全てのCCDデータがRAWデータとしてSDRAM400に書き込まれる。全てのRAWデータは、YUV変換部304でYUVデータに変換されてSDRAM400に書き戻される。一般的には、YUV変換時にWB(ホワイトバランス)の設定値は、CCD205から出力されるRAWデータを信号処理ユニット300に取り込む時に得られるRGBの積算結果を元にして計算される。一般的にはG画素に対するR画素の割合を計算し、R=G=Bとなるようなゲインをそれぞれの画素に乗算することで実現できる。ただし、この処理で色が合わせることができるのは白色の被写体を撮影した場合であり、一般撮影においては、撮影画像から白色を抽出する処理を行い、その抽出画像に対し、上記処理を行うことでAWBが実現できる。
YUVに変換されたデータはフルサイズ(CCDサイズ)であり、記録画像サイズがCCDサイズよりも小さいサイズで記録される場合は、リサイズ処理部306で画像が縮小される。撮影データの表示を行う場合も小さいサイズに縮小し、SDRAM400に書き戻され、表示出力制御部303を介して表示装置に送られて表示が行われる。
記録用に用意されたYUV画像は、圧縮部でJPEG圧縮が行われる。JPEG圧縮結果はSDRAM400に書き戻され、ヘッダ追加などの処理が行われた後にメモリカード700へデータが保存される。以上が一般的な静止画撮影の処理動作である。
次に、図3〜図8を参照して、本実施形態に係るデジタルカメラ100の処理動作について説明する。
図3に示すステップS100では、特に条件を設けずに高感度撮影警告を実施する処理動作を示し、図4では、高感度モードがONされている場合に高感度撮影警告を実施する処理動作である。ステップS200では、高感度モードがONか否かを判断し(ステップS200)、高感度モードがONの場合には(ステップS200/YES)、高感度警告を実施する(ステップS201)。また、高感度モードがOFFの場合には、(ステップS200/NO)、そのまま終了となる。
また、図5には、高感度警告を行うタイミングについて示したフローチャートである。
まず、高感度モードがONになっているかを判断する(ステップS300)。高感度モードがONになっている場合には(ステップS300/YES)、RL1(半押し)がONであるかを判断する(ステップS302)。RL1がONである場合には、高感度警告を実施する(ステップS302)。図5に示す処理動作では、RL1状態の時のみ高感度警告を実施することができ、撮影する前の状態で高感度撮影が行われることをユーザに報知することができる。
なお、高感度モードがOFFの場合(ステップS300/NO)、RL1がOFFの場合(ステップS301/NO)は、そのまま終了となる。
図6は、固定ISO感度設定中に高感度警告を実施する処理動作を示したフローチャートである。
まず、固定ISO感度設定中であるかを判断する(ステップS400)。固定ISO感度設定中である場合は(ステップS400/YES)、高感度警告を実施する(ステップS401)。また、固定ISO感度設定中でない場合は(ステップS400/NO)、そのまま終了となる。これにより、選択されたISO感度が撮影時のISO感度となり、この選択感度が一定の感度より高い場合は、高感度警告を行うことができ、ISO感度の選択と、ノイズの関係をユーザに報知することができる。
次に、図7と図8を参照して、高感度警告の処理動作について説明する。
まず、高感度警告に先立ち、撮影時の感度計算を行う(ステップS500)。感度(ISO感度、Sv)の計算は、被写体の明るさ(Bv)に対し、適正露出となるように絞り値(Av)、シャッタ秒時(Tv)の組み合わせで計算される。シャッタ秒時を長くすれば低い感度で撮影できるが、それでは、手ぶれが発生してしまうので、手ぶれしない程度の条件(例えばシャッタ秒時1/30までとする)まで感度を上げて撮影を行う。つまりシャッタ秒時が長くなることによる手ぶれと、感度を上げることによるノイズの増大はトレードオフの関係ある。
次に、撮影感度が一定の感度より高いか否かを判断する(ステップS501)。ここでは、撮影時の感度の計算により決定された撮影感度と、予め決められている感度との比較を行う。予め決められている一定の感度とは、例えばISO400など、それ異常の感度で撮影すると撮影画像がノイズになると思われるような感度を信号処理ICのプログラムに記録させておく。これと実際に計算された記録時に使用する感度を比較し、撮影感度が高い場合には(ステップS501/YES)、高感度警告処理を実施し(ステップS502)、低い場合には(ステップS501/NO)、そのまま終了となる。
図8に示す高感度警告処理では、撮影感度計算を行い(ステップS600)、次に、設定された一定の感度の読み出しを行い(ステップS601)、図7に示すステップS501と同様に、撮影感度が一定の感度より高いかを判断する(ステップS602)。撮影感度が一定の感度より高い場合には(ステップS602/YES)、高感度警告処理を行い、撮影感度が一定の感度より低い場合(ステップS602/NO)は、そのまま終了となる。
図8に示す処理動作によりノイズについて寛容なユーザは、一定の感度をISO500に、ノイズに対して寛容でないユーザはISO200にと、ユーザによりカスタマイズすることができる。
次に、高感度警告処理について説明を行う。
ここでは、具体的な警告処理を実現する例として、OSDを利用し警告する方法と、AFE(CDS,TG)を利用して警告する方法を示す。
(1)OSD(On Screen Display)を利用する方法
OSDは現在のデジタルカメラでは当たり前に使われている技術でデジタルカメラで言うならば自然画の上に作成した情報を重ね合わせて表示する技術である。重ね合わせる情報をもったプレーンを用意しておき、自然画と重ね合わせてLCD等に表示することが可能である。
図9は前述のOSD技術を利用しLCD上にスルー画とともにノイジィであることを示すNOISEという表示を示しているイメージである。NOISEという表示を点灯表示するなど、よりユーザに目立つ表示を行うことも有効である。NOISEという分かりやすい表示であまりデジタルカメラに詳しくないユーザであってもノイズが多くなると理解することができる。
図10はLCDに記録時のISO感度を重ね合わせ表示させた例である。高感度時に具体的なISO感度を表示することで、例えば被写体に応じて記録するか否かの判断ができる。多少ノイズが多くても許されるような被写体を撮影する場合は、高感度警告がされてもそのまま撮影すればよいし、人物撮影などノイズが発生しては困る場合は低ISO感度に固定するようにし、撮影を行うようにするなどの判断が可能となる。
図11はLCDにノイズを表すノイズプレーンを重ね合わせ表示させた例である。NOISEという文字や、ISO感度を示すよりもより具体的にノイズが発生することをユーザに知らせることができる。ノイズの大きさを示すノイズプレーンを複数用意しておき、撮影される感度に応じてどのノイズプレーンを重ね合わせて表示するかを選択することができる。図12〜図14はノイズプレーンの例である。ノイズプレーンはビットマップデータとして信号処理ICに用意しておけばよい。撮影感度が高い時は図14のような激しいノイズを示すプレーンを選択し、高感度撮影の中でも相対的に感度が低い場合は図12のような小ノイズを示すプレーンを選択するようにする。このように高感度撮影時のISO感度に応じてノイズプレーンを変更しながら高感度警告を実現する方法と、プレーンの変更はせず、先述の一定のISO感度より撮影感度が大きいときは感度に関らず高感度撮影であることを示すノイズプレーンを重ね合わせ表示することで高感度警告する方法が考えられる。
図15は固定ISO感度選択時に選択感度に応じてノイズプレーンを重ね合わせて表示している例である。先述しているがISO感度とノイズの関係について認識していないユーザに高感度警告を実現するのに有効である。ISO感度の設定が高感度になるにつれノイズのプレーンを激しいノイズを示すものに変更するのが有効である。
(2)AFE(CDS,TG)を利用する方法
先述したOSDによる警告表示は明快であり、ユーザに高感度撮影であることを知らせるのに有効な手段であるが,実現に伴いCPUのパワーを余分に使ったり、OSDのプレーンをあらかじめ用意しなければならないなどのデメリットもある。またノイズが多くなること自体は明確に知らせることができるが実際に撮影された画像がどれくらいノイジィになるかのイメージはなかなかつかみにくいところがある。そこでよりリアルなノイズ感も表現できる警告表示方法として、AFEを利用した方法を実施例として示す。図16はAFEを利用した高感度警告表示のイメージである。OSDで表示を行うと、OSDで表示されている部分のスルー画が隠れてしまい被写体が確認しづいらいというデメリットがあるが、AFEを利用すれば実際のスルー画自体にノイズを加えることとなるのでそのようなデメリットはない。以下その方法を示す。
(2−1)スルー画の感度を上げることでノイズ感を表現する。
先述したように、デジタルカメラの撮像部の主なシステムは、CCD、CCDを駆動するTG(制御信号発生器)、CCD出力電気信号(アナログ画像データ)をサンプリングするCDS、このサンプリングされたデータのゲインを調整するAGC(AUTO GAIN CONTROL)、デジタル信号に変換するA/D変換器から構成されている。記録ISO感度のコントロール方法の1つは先述したAGCを設定することで実現する。高感度警告処理としては、このAGCの設定を現在のスルー画時の設定より高くすることでノイズ感をよりリアルに表現できる。スルー画時と、記録時とでは信号処理するデータや、仕組みが若干異なるので記録時のノイズ加減をスルー画で完全に表現することは不可能であるが、ある程度シミュレートすることは可能である。ノイズと言ってもいろいろあるのでユーザが高感度警告されているスルー画を見て、撮影するか否かの判断をくだすことができる。
(2−2)TGの設定を変更することでノイズ感を表現する。
AFEを利用したノイズ表現としてTGにより、CCDから出てくる信号をサンプリングするタイミングをわざとずらすことで実現することができる。CDSによりCCDから出てくるデータをサンプリングするのだが、このタイミングはTGにより設定している。データをサンプリングするタイミングがずれるとまともな画像データが得られず結果としてノイジィな画像を作りだすことができる。この方式のメリットとして、AGCによるゲイン値が最大であっても実現できることである。一般的にモニタリング時のAGCの設定値は元々大きな値となっており、元々ノイジィである。これはモニタリング時の記録秒時が小さく感度を上げざるを得ないからである。
高感度警告処理がLCDに表示されるメリットとして撮影時にユーザが容易に警告表示に気づくことができることである。LCD表示パネルを供えた撮像システムでは、LCD表示パネルで被写体を確認しながら撮影するスタイルが一般的であり、ここに警告表示をさせることでほぼ間違いなく警告をユーザにしらせることができる。また、デジタル一眼システムのように、被写体の確認をビューファインダーまたは電子ビューファインダー等を利用するシステムはビューファインダ−に高感度警告表示を行えばよい。その他、警告音を鳴らすことで高感度警告を実現することも考えられる。
図1(a)は、デジタルカメラの上面図であり、図1(b)はデジタルカメラの正面図であり、図1(c)は、デジタルカメラの背面図である。 図1に示したデジタルカメラの構成を示したブロック図である。 本実施形態に係るデジタルカメラの処理動作を示したフローチャートである。 本実施形態に係るデジタルカメラの処理動作を示したフローチャートである。 本実施形態に係るデジタルカメラの処理動作を示したフローチャートである。 本実施形態に係るデジタルカメラの処理動作を示したフローチャートである。 本実施形態に係るデジタルカメラの処理動作を示したフローチャートである。 本実施形態に係るデジタルカメラの処理動作を示したフローチャートである。 スルー画にNOISEという表示を示したイメージ図である。 ISO感度を表示させたイメージ図である。 撮影画像にノイズプレーンを重ね合わせて表示させたイメージ図である。 ノイズプレーンの例を示した図である。 ノイズプレーンの例を示した図である。 ノイズプレーンの例を示した図である。 ISO感度の選択時にノイズプレーンを重ね合わせて表示させたイメージ図である。 撮影画像にノイズを重ね合わせて表示させたイメージ図である。
符号の説明
100 デジタルカメラ
101 サブLCD
102 SDカード/電池蓋
103 ストロボ発光部
104 測距ユニット
105 光学ファインダ
106 リモコン受光部
107 鏡銅ユニット
108 LCDモニタ
109 オートフォーカスLED
110 ストロボLED

Claims (6)

  1. シャッタボタンの押圧操作により撮影行い、撮影画像並びに撮影情報を表示する表示部を備えた撮影装置において、
    被写体を表す光学像を電気信号に変換する撮像手段と、
    前記電気信号を映像処理信号に変換する信号処理手段と、
    前記信号処理手段により変換された映像信号を情報記録媒体に記憶する画像記録手段と、
    撮影シーンにより撮影時の感度を計算する撮影感度計算手段と、
    前記撮影感度計算手段による撮影時の感度が一定の感度より高いか否かを判定する高感度撮影判定手段とを有する撮影装置であって、
    前記高感度撮影判定手段により撮影感度が高いと判定された場合に、
    高感度の撮影がなされることを前記表示部に警告表示することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記高感度撮影判定手段における前記一定の感度を選択することが可能な高感度判定選択手段を有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記高感度撮影判定手段が一定の感度より撮影感度が高いと判定された場合に、撮影感度を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
  4. 前記警告表示は、スルー画にノイズを付加した画像を前記表示部に表示されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記警告表示は、前記シャッタボタンの押圧操作時に前記表示部に表示されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 通常撮影モードと、該通常撮影モードで設定されている感度より高感度に設定可能な高感度モードを有し、
    前記警告表示は、前記高感度モードの選択時に前記表示部へ表示されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像装置。
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