JP2007294421A - 多色有機発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の有機発光素子が基板上に形成され、2種以上の発光色を呈する多色有機発光装置を提供する。
【解決手段】発光層と陰極の反射面との間に形成されている層の厚みは、第1と第2の有機発光素子とで同じであり、各発光層の発光面と陰極の反射面との間の光学距離は、各発光層の厚みを異ならせることによってそれぞれ発光層から発する光を光学干渉によって強めるように調節されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電極間に形成された発光層を含む有機層に通電することにより光を放出する、有機発光素子(有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子)に関し、特に、複数の有機発光素子が基板上に形成され、2種以上の発光色を呈する多色有機発光装置に関する。
一般に、ディスプレイや光源などの用途に用いられる自発光の素子として、ELや、LEDが知られている。なかでも、有機化合物材料を発光体として用いた有機発光素子は、10V程度以下の低い電圧で、数百〜1000Cd/m2以上の輝度が得られる(ただし、直流駆動した場合)点から注目されている。
更に、R(赤)、G(緑)、B(青)に対応する発光スペクトルを有する有機化合物材料を適切に選択することにより、3原色発光の有機発光素子を作製でき、該有機発光素子を基板上に複数個形成したフルカラーディスプレイも、比較的容易に作製できる。この点からも有機発光素子が注目され、現在、広く研究、開発が行われている。
しかし、有機発光素子の有機層の厚さは、発光波長と同程度か、それ以下と薄いため、発光効率の良い有機発光素子を得るためには、光学干渉の影響を考慮した設計が必要である。
そこで、光学的な最適設計を試みた有機発光素子の技術としては、以下の技術が開示されている。
特許文献1に記載の有機エレクトロルミネッセンス多色ディスプレイは、透明基板上に発光層が異なる材料からなりかつ異なる発光色を呈する有機エレクトロルミネッセンス素子の複数を有している。そして、発光層を除く有機化合物材料層の同一機能を有するいずれかの機能層は発光色に対応してそれぞれ異なる膜厚を有している。つまり、正孔輸送層や、電子輸送層等の膜厚を発光色毎に異ならせることによって、発光色毎に光学的な最適条件に合わせている。
このようにすることによって、従来ITO陽極の厚みを部分的に変えて光学的な最適条件に合わせる方法に比べて、より簡単な方法で光の外部取り出し効率の良い有機EL多色ディスプレイを提供することができる旨が記載されている。
また、特許文献1には、有機化合物材料層からなる有機EL素子において発光層中での発光強度の分布は、正孔輸送層側の界面においては強く、電子輸送層側に向かうほど減少するように膜厚に関する指数関数分布である旨が記載されている。そして、正孔輸送層側の界面が発光強度ピークを有する発光界面として知られている旨が記載されている(段落番号〔0001〕参照)。
また、特許文献2に記載の表示装置は、第1電極と第2電極との間に発光層を備えると共に、発光層で発光した光を第1端部と第2端部との間で共振させる共振器構造を有する有機発光素子を備えた表示装置である。そして、赤色発光、緑色発光、青色発光の有機発光素子それぞれについて、発光層の最大発光位置と、発光層を挟む電極間の光学距離を規定している。その際に各色の有機発光素子の正孔輸送層、発光層、電子輸送層等の膜厚は各色異なっており、全ての有機層の膜厚を調節している(段落番号〔0002〕ないし〔0050〕参照)。
このようにすることによって第1端部と第2端部との間で反射する光と発生する光とを互いに強め合う関係とすることができ、発光層で発生した光の取り出し効率を向上させることができる旨が記載されている。
また、特許文献2には、赤色発光の有機発光素子については陽極である第1電極側の界面においても発光するが、陰極である第2電極側の方が大きいので、最大発光位置は第2電極側の界面となると記載されている。そして、緑色発光、青色発光の有機発光素子については陰極である第2電極側でほとんど発光しないので、最大発光位置は陽極である第1電極側の界面となると記載されている(段落番号〔0031〕参照)。
特開2000−323277号公報 特開2004−127795号公報
しかしながら、特許文献1に記載の有機EL多色ディスプレイ及び特許文献2に記載の表示装置はいずれも、発光層と反射電極との間の光学干渉を利用しなければ発光色毎に膜厚を異ならせる必要のない、ホール輸送層や、電子輸送層などの厚みを異ならせている。そのため、製造工程を大幅に増やしてしまう問題がある。さらには、発光色毎に膜厚を異ならせるために用いるマスクのアライメント精度やマスク交換の際に生じる不純物等を厳密に制御する必要があり、歩留まりの低下にも繋がる。これらの問題により、発光色毎に同じ機能を有する層の膜厚を異ならせることは、実際に製造する際には非常に難しい。そのため、これらの特許文献1又は特許文献2の構成ではなく、より簡便な構成で発光色毎に膜厚を異ならせ、そして発光色毎に外部光取り出し効率を向上させることが求められている。
そこで、本発明は、発光色毎にホール輸送層あるいは電子輸送層などの膜厚を異ならせることなく、発光層と反射電極との間の光学干渉を利用し、より簡便な構成で発光色毎に外部光取り出し効率を向上させることのできる多色有機発光装置を提供する。
上記した背景技術の課題を解決するための手段として、本発明にかかる多色有機発光装置は、基板と、前記基板上に形成されている、第1の発光色を呈する第1の有機発光素子と、第1の発光色とは異なる第2の発光色を呈する第2の有機発光素子と、を有し、
前記第1の有機発光素子は、基板側から順に光反射性の陰極と、電子輸送性の発光層を含む有機化合物層と、光透過性の陽極と、を有し、
前記第2の有機発光素子は、基板側から順に光反射性の陰極と、前記第1の有機発光素子の発光層とは材料が異なる電子輸送性の発光層を含む有機化合物層と、光透過性の陽極と、を有するトップエミッション型の多色有機発光装置であって、
前記発光層と前記陰極の反射面との間に形成されている層の厚みは、前記第1と第2の有機発光素子とで同じであり、各発光層の発光面と前記陰極の反射面との間の光学距離は、前記各発光層の厚みを異ならせることによってそれぞれ前記発光層から発する光を光学干渉によって強めるように調節されていることを特徴とする。
また、本発明にかかる多色有機発光装置は、基板と、前記基板上に形成されている、第1の発光色を呈する第1の有機発光素子と、第1の発光色とは異なる第2の発光色を呈する第2の有機発光素子と、を有し、
前記第1の有機発光素子は、基板側から順に光透過性の陰極と、ホール輸送性の発光層を含む有機化合物層と、光反射性の陽極と、を有し、
前記第2の有機発光素子は、基板側から順に光透過性の陰極と、前記第1の有機発光素子の発光層とは材料が異なるホール輸送性の発光層を含む有機化合物層と、光反射性の陽極と、を有するボトムエミッション型の多色有機発光装置であって、
前記発光層と前記陽極の反射面との間に形成されている層の厚みは、前記第1と第2の有機発光素子とで同じであり、各発光層の発光面と前記陽極の反射面との間の光学距離は、前記各発光層の厚みを異ならせることによってそれぞれ前記発光層から発する光を光学干渉によって強めるように調節されていることを特徴とする。
また、本発明にかかる多色有機発光装置は、基板と、前記基板上に形成されている、第1の発光色を呈する第1の有機発光素子と、第1の発光色とは異なる第2の発光色を呈する第2の有機発光素子と、を有し、
前記第1の有機発光素子は、基板側から順に光反射性の陽極と、ホール輸送性の発光層を含む有機化合物層と、光透過性の陰極と、を有し、
前記第2の有機発光素子は、基板側から順に光反射性の陽極と、前記第1の有機発光素子の発光層とは材料が異なるホール輸送性の発光層を含む有機化合物層と、光透過性の陰極と、を有するトップエミッション型の多色有機発光装置であって、
前記発光層と前記陽極の反射面との間に形成されている層の厚みは、前記第1と第2の有機発光素子とで同じであり、各発光層の発光面と前記陽極の反射面との間の光学距離は、前記各発光層の厚みを異ならせることによってそれぞれ前記発光層から発する光を光学干渉によって強めるように調節されていることを特徴とする。
また、本発明にかかる多色有機発光装置は、基板と、前記基板上に形成されている、第1の発光色を呈する第1の有機発光素子と、第1の発光色とは異なる第2の発光色を呈する第2の有機発光素子と、を有し、
前記第1の有機発光素子は、基板側から順に光透過性の陽極と、電子輸送性の発光層を含む有機化合物層と、光反射性の陰極と、を有し、
前記第2の有機発光素子は、基板側から順に光透過性の陽極と、前記第1の有機発光素子の発光層とは材料が異なる電子輸送性の発光層を含む有機化合物層と、光反射性の陰極と、を有するボトムエミッション型の多色有機発光装置であって、
前記発光層と前記陰極の反射面との間に形成されている層の厚みは、前記第1と第2の有機発光素子とで同じであり、各発光層の発光面と前記陰極の反射面との間の光学距離は、前記各発光層の厚みを異ならせることによってそれぞれ前記発光層から発する光を光学干渉によって強めるように調節されていることを特徴とする。
本発明によれば、多色有機発光装置において、多色化する際に不可欠である、各色の発光層の塗り分け形成時に、該発光層の膜厚のみを、各色毎に調整したので、発光層の発光面と、光反射性の電極の反射面との光学距離を簡単に最適化できる。
したがって、特に複雑なプロセスを必要とせずに、外部への光取り出し効率を向上できるから、輝度の向上に効果がある。
また、同じ投入電力に対して、より高い輝度が得られるので、消費電力の低減にも効果がある。
本発明の多色有機発光装置は、基板と、前記基板上に形成されている、第1の発光色を呈する第1の有機発光素子、及び第1の発光色とは異なる第2の発光色を呈する第2の有機発光素子と、を有する。第1の有機発光素子は、基板側から順に第1電極と、発光層を含む有機化合物層と、第2電極とを有する。第2の有機発光素子は、基板側から順に第1電極と、第1の有機発光素子の発光層とは材料が異なる発光層を含む有機化合物層と、第2電極とを有する。
そして、基板とは反対側から発光層で発した光を取り出す、いわゆるトップエミッション型の有機発光装置の場合には、第1電極が光反射性の電極であり、第2電極が光透過性の電極である。一方基板側から発光層で発した光を取り出す、いわゆるボトムエミッション型の有機発光装置の場合には、第1電極が光透過性の電極であり、第2電極が光反射性の電極である。つまり、トップエミッション型の場合には第1電極が光学干渉を起こすための反射面となり、ボトムエミッション型の場合には第2電極が反射面となる。ここで、光反射性とは、金属などの表面での反射のように入射した光を透過させずに反射させることとする。ただし光反射性の電極とは、金属単層であってもよいし、透明導電層が金属層の有機化合物層側に積層された構成であってもよい。光透過性とは、入射した光が透過することであり、一部の光を反射したり吸収したりするものを排除するものではない。光透過性の電極は、例えばITOやIZOなどの透明金属酸化物や、1nm乃至20nm程度の金属薄膜などがある。
本発明では、この反射面と発光層中の発光面との間の光学距離を調節することによって光取り出し効率を高める。本発明ではもともと発光色毎に塗り分けが必要である発光層の膜厚のみを異ならせるだけで、反射面と発光層中の発光面との間の光学距離を調節することができる。つまり反射面と発光層との間に配置される電子輸送層、あるいはホール輸送層等の有機化合物層の厚みを発光色毎に異ならせる必要がない。そのため、光学距離を調節するために工程を増やすことなく製造することができ、より簡便な構成で光取り出し効率の高い有機発光装置を提供することができる。
なお、本発明において発光面とは、発光層の厚み方向で最も発光強度の高い部分のことである。必ずしも発光面以外で発光していないのではなく、発光層の厚み方向に発光強度の分布を持っているのが通常であるが、光学干渉を利用して光取り出し効率を高める場合には、最も発光強度の高い位置を基準に調節することが好ましいからである。通常、発光層中の発光面は、主に発光層のキャリア輸送特性によって決まると本発明者は考えている。つまり、発光層が電子輸送性の場合には発光面は陽極側の界面であり、ホール輸送性の場合には発光面は陰極側の界面である。電子輸送性、ホール輸送性を定義するのは、発光層(ホスト材料に、電子移動度、あるいはホール移動度が高い材料をドーピングする場合も含める。)の電子移動度とホール移動度との相対関係である。つまり、電子移動度の方がホール移動度よりも相対的に高い場合には電子輸送性となり、その逆の場合にはホール輸送性となる。
また光学距離とは、光が進行する媒質の屈折率(nとする)と、光が進行する距離(dとする)の積(n×d)で定義される。有機発光素子では、発光層で発した光が有機層や、透明電極といった膜中を光が進行するため、光学膜厚という用語も用いられるが、光学距離と同じ意味である。また、光路差、光学長等の用語も、上記従来の技術において、同様の意味で用いられている。
本発明において、発光層が反射面と発光面との間に形成されている構成である場合は、発光層を光学距離の調節に利用できる。このような構成になるのは以下4つの場合である。即ち、(i)第1電極が光反射性の陰極、発光層が電子輸送性、第2電極が光透過性の陽極である場合(第1の実施形態)。(ii)第1電極が光透過性の陰極、発光層がホール輸送性、第2電極が光反射性の陽極である場合(第2の実施形態)。(iii)第1電極が光反射性の陽極、発光層がホール輸送性、第2電極が光透過性の陰極である場合(第3の実施形態)。(iv)第1電極が光透過性の陽極、発光層が電子輸送性、第2電極が光反射性の陰極である場合(第4の実施形態)である。
以下、第1乃至第4の実施形態についてそれぞれ図1乃至図4に示して説明する。
図1は第1の実施の形態にかかる多色有機発光装置を示す断面模式図である。図2、図3、図4はそれぞれ第2、第3、第4の実施の形態にかかる多色有機発光装置を示す断面模式図である。図1乃至図4において、101は基板、102は陰極、103は電子輸送層、104(104a、104b)は発光層、105はホール輸送層である。106は陽極、107は素子分離層、108は平坦化層、109はTFT(薄膜トランジスタ)、110はコンタクトホールである。
図1の多色有機発光装置は、基板101上に各有機発光素子に対応してTFT109が形成されており、TFT109によって生じる凹凸を平坦化する平坦化層108がTFT109上に形成されている。平坦化層108にはTFT109の電極と有機発光素子の電極とを接続するためのコンタクトホール110が形成されている。そして、光反射性の陰極102がコンタクトホール110上に、有機発光素子毎にパターニングされて形成されており、素子分離層107が陰極102の間に形成されていて陰極102の端部を覆っている。陰極102及び素子分離層107の上には電子輸送層103が陰極102の間を跨いで連続して形成されている。そして互いに材料及び膜厚が異なる電子輸送性の発光層104aと104bがそれぞれ陰極102が露出した部分に形成されている。発光層104上にはホール輸送層105が陰極102の間を跨いで連続して形成されていて、その上に光透過性の陽極106が陰極102の間を跨いで連続して形成されている。連続して形成されている電子輸送層103、ホール輸送層105、陽極106は下地層の凹凸によって多少の膜厚ムラはあるが、有機発光素子部分ではそれぞれ同一の厚みである。そして、陰極102と陽極106とに挟まれた発光層104の発光する部分が1つの有機発光素子となる。このとき、発光層104aは第1の発光色(例えば緑)を呈し、発光層104bは第1の発光色とは異なる第2の発光色(例えば青)を呈する。なお、以下図1に基づいて説明するが、図2乃至図4においても陰極と陽極の積層順や光の取り出し方向が異なる以外は同様の構成である。
発光面は図面の●の部分である。そして、発光面と反射性電極である陰極102の反射位置との間の光学距離Lを調節することによって、光取り出し効率を高める。発光面と光反射性電極である陰極102の反射位置との間の光学距離La,Lbは、それぞれ下記式1を満たすことが好ましい。光学距離Lが式1を満たす場合には、発光層から発する光を最もよく取り出すことができる。
<式1>
2L=nλ+(Φ/2π)λ
(nは正の整数、Φは光反射性電極の反射面での位相シフト、λは発光層104のPLスペクトルのピーク波長である。)
なお、本実施の形態において、有機化合物層は電子輸送層103と、発光層104と、ホール輸送層105とからなるが、本発明は必ずしもこの構成に限られない。たとえば、陰極102と電子輸送層103との間に電子注入層(不図示)が形成されていてもよく、陽極106とホール輸送層105との間にホール注入層(不図示)が形成されていてもよい。また、電子注入層あるいはホール輸送層のいずれかを有しない構成であってもよい。
また、図1乃至図4では発光色の異なる2種類の有機発光素子を有する構成について示しているが、本発明の有機発光装置は2種類の有機発光素子の他に第3の発光色(例えば赤)を呈する有機発光素子を有していても良い。第3の発光色を呈する有機発光素子を有する場合、第3の有機発光素子の電子輸送層あるいはホール輸送層などの光透過性の電極と発光層との間に形成されている層は、必ずしも第1、第2の発光色を呈する有機発光素子と同じ厚みでなくてもよい。ただし、第3の発光色を呈する有機発光素子の反射面と発光層との間に形成される層の厚みが第1、第2の発光色を呈する有機発光素子と同じである場合には、塗り分けることなく、電子輸送層などの発光層以外の有機化合物層を同時に形成できるので好ましい。また、各有機発光素子の前記発光層と前記光透過性の電極との間に形成されている層は、前記第1、第2、第3の有機発光素子間に跨って連続して形成されていることが好ましい。さらに、各有機発光素子の前記発光層と前記反射面との間に形成されている層は、前記第1、第2、第3の有機発光素子間に跨って連続して形成されていることが好ましい。
第3の発光色を呈する有機発光素子を有しており、3色の発光色が赤、緑、青である場合には、フルカラー表示のディスプレイとして好ましく用いることができる。フルカラー表示のディスプレイとして本発明の多色有機発光装置は、テレビ受像機、PCのモニタ、携帯電話の表示部、デジタルカメラの背面表示部等に好ましく用いることができる。2色の有機発光素子である場合であってもエリアカラーの表示装置として用いることができる。エリアカラーの表示装置として本発明の多色有機発光装置は、カーナビゲーションシステムの表示部や、携帯音楽プレーヤーの表示部等に好ましく用いることができる。
また、本発明の多色有機発光装置において、第2の実施の形態や、第4の実施の形態のように基板101側から光を取り出すボトムエミッション型の場合には、TFT109は、図2、図4のように素子分離層107の下に配置されていることが好ましい。ボトムエミッション型の場合、TFT109が基板側の第1の電極の真下に配置されていると発光層104で発した光を遮ってしまうからである。
また、本発明の多色有機発光装置において、第1の実施の形態や、第2の実施の形態のように、基板側に形成されている電極が陰極である場合には、TFTはnチャンネル型である。nチャンネル型のTFTの場合、TFTを構成する半導体層はアモルファスシリコンからなる。アモルファスシリコンである場合には、より大画面の発光装置に対応できるため、テレビ受像機やPCモニタの好ましく用いることができる。
以下、本発明の多色有機発光装置についての実施例を説明するが、本発明は以下の実施例には限られない。
<実施例1>
本発明の多色有機発光装置の構成と作製プロセスを、図面を用いて説明する。以下の実施例では、R、G、Bの3原色の発光を呈する有機発光素子を、基板上に複数形成したフルカラーの多色有機発光装置を作製する場合について説明する。なお、本実施例の多色有機発光装置は3個の有機発光素子を有する構成であるが、有機発光素子の数が増えた場合も同様に実施できる。
ガラス等からなる基板9上に、複数の有機発光素子を駆動するための半導体層であるアモルファスシリコンTFT(薄膜トランジスタ)10を形成する(図5を参照)。基板9上に、前記TFT10の凹凸を平坦化するための有機材料からなる平坦化膜11を形成する。平坦化層11には、TFT10の出力端と有機発光素子の下部電極とを電気的に接続するためのコンタクトホール12が多数形成されており、同コンタクトホール12は導電材で埋められている。
なお、本実施例では、有機発光素子の下部電極側を負(陰極)、上部電極側を正(陽極)として駆動を行う。このため、一つの有機発光素子を駆動するために複数のTFT10を用いる場合でも、下部電極と電気的に直接接続する最終の出力端となるTFT10はnチャンネル型となる。
基板9上に、シャドウマスクを用いてパターニングして、膜厚100nmのAlを、EB蒸着にて形成し、光反射性の陰極(以下、単に陰極と省略する場合がある。)13を形成する(図6を参照)。パターニングは、各色の有機発光素子の下部電極を形成しようとする位置に、陰極13R、13G、13Bが形成されるように行った。以降、下部電極と陰極とは同じ電極を示し、同一符号を付する。
陰極13上に、ポリイミドからなる素子分離層14を、前記陰極13に開口を有すようにパターニングし、膜厚150nmで形成する(図7を参照)。素子分離層14を形成する目的としては、後述する各発光層の形成工程で、各色の分離部で異なる色の発光層が混じり、混色が発生することを防ぐこと、各色の分離部において下部電極と上部電極との間でのショート、リークを低減すること、等がある。更に、陰極13上への発光層などの形成をマスク蒸着で行う際に、該マスクの非開口部を素子分離層14上に載置して行うことで、既に蒸着した発光層などをマスクで傷つけることがないようにする、という目的もある。ちなみに、素子分離層14上にマスクを載置してパターン形成する場合には、成膜部を傷つけないために、素子分離層14を200nm程度以上と、厚くしておく必要がある。
陰極13上に、電子注入層として、膜厚0.5nmのLiF膜を真空蒸着法により形成する(不図示)。なお、電子注入層のパターン形成はシャドウマスクを用いたが、電子注入層は、特に各色の有機発光素子毎にパターニングする必要はなく、複数の有機発光素子に渡って同一の膜厚で形成しても良い。
陰極13上に、電子輸送層15として、膜厚20nmのトリス(8−キノリノール)アルミニウム(以下Alqと略記)膜を真空蒸着法により形成する(図8を参照)。電子輸送層15のパターン形成はシャドウマスクを用いたが、電子輸送層15も、各色の有機発光素子毎にパターニングせず、複数の有機発光素子に渡って同一の膜厚で形成しても良い。
電子輸送層15上に、各発光層17R、17G、17Bを形成する(図9を参照)。各発光層17R、17G、17Bは、各色形成部に対応したマスク開口を有するシャドウマスク16でパターニングし、発光層材料の真空蒸着にて形成する。
具体的には、シャドウマスク16の開口部を位置合わせした後、発光層17Rを真空蒸着にて形成する(図9を参照)。発光層17Rの材料には、Alqに、ドーパントとして4−(ジシアノメチレン)−2−メチル−6−(p−ジメチルアミノスチリル)−4H−ピランを共蒸着したものを用いた。ちなみに、シャドウマスク16の非開口部は、図9に示すように、前述の素子分離層14上に載置される。
シャドウマスク16の開口部を次色を形成する位置に移動、位置合わせした後、発光層17Rと同様に発光層17Gを真空蒸着にて形成する(図10を参照)。発光層17Gの材料には、Alqに、ドーパントとしてキナクリドン(以下Qcと略記)を共蒸着したものを用いた。
この後、発光層17Bを形成するが、同様なので、プロセス図は省略する。発光層17Bの材料には、4、4’−ビス(2、2−ジフェニルビニル)ビフェニルを用いた。
本発明の多色有機発光装置は発光面(発光層中で、発光強度が最も強い部分)と陰極13の反射面との間の光学距離の最適化を、各発光層17R、17G、17Bの膜厚を変えることで行う。そのため、前記各発光層17R、17G、17Bの膜厚が重要となる。つまり、発光面から上部電極側に放出される光(直接光)と、陰極13の反射面で反射される光(反射光)とが、干渉により強め合うように、各発光層17R、17G、17Bの膜厚を設定する必要がある。光の取り出し効率を高めるためである。
本実施例で使用した材料では、発光面は、各発光層17R、17G、17Bとホール輸送層15との界面に、ほぼ一致すると考えられる(図15に太線で示した部分。界面からの距離に応じ、発光強度は指数関数的に減衰すると考えられる。)。
各発光層17R、17G、17Bは、非常に薄く(100nm以下)、光の透過率が高いので、光学設計上は透明(光透過性)と考えてよい。その上で、各発光層17R、17G、17Bの光学距離は、同各発光層17R、17G、17Bの膜厚と屈折率との積となる。なお、発光面から陰極13の反射面までに存在する層としては、発光層17R(17G、17B)、電子輸送層15、電子注入層があるが、このうち、電子注入層は非常に薄いので、無視して良い。
各発光層17R、17G、17Bの屈折率はほぼ1.8であるから、各色の発光面から反射面までの光学距離(d)は(発光層の膜厚+電子輸送層の膜厚)×1.8となる。
ここで、反射光と直接光とが強め合う光学条件は、発光の波長をλ、屈折率をnとすると(位相はπずれる)、以下の式2から求めることができる(ただし、mは1以上の整数)。なお、式2は上述した式1の位相シフトを−πとしたときの式である。
<式2>
2nd=(1/2)λ×(2m−1)
すなわち、nd=(1/4)λ×(2m−1)
要するに、各色の有機発光素子の発光面から反射面までの光学距離(d)が、各発光色のピーク波長(λ)の1/4倍の値の奇数倍と略等しい時、直接光と反射光とが干渉で強め合うことになり、外部への光の取り出し効率が高められる。
したがって、各発光層17R、17G、17Bの膜厚は、発光層17Rの膜厚をTRed、発光層17Gの膜厚をTGreen、発光層17Bの膜厚をTBlueとすると、以下の式からおおよそ求めることができる(ただし、hは1以上の整数)。
Red≒(TRed+20)×1.8≒λRed/4×(2h−1)
Green≒(TGreen+20)×1.8≒λGreen/4×(2h−1)
Blue≒(TBlue+20)×1.8≒λBlue/4×(2h−1)
各色発光のピーク波長(λ)は、λRed=620nm、λGreen=530nm、λBlue=470nm程度である。
そこで、本実施例ではh=1として、発光層17Rの膜厚を65nm、発光層17Gの膜厚を55nm、発光層17Bの膜厚を45nmと設定した。
本実施例のように、下部電極を陰極13、上部電極20(図13を参照)を陽極とし、各発光層17R、17G、17Bの膜厚を変えるだけで、発光面から反射面までの光学距離を簡単に最適化でき、輝度を向上させることができる。
以上のようにして、各発光層17R、17G、17Bを形成する(図11を参照)。
なお、発光層17の形成順は、本実施例では、R、G、Bの順としたが、特にこの順に行う必要はなく、使用する材料や装置の都合で適宜変更して良い。また、本実施例では、R、G、Bの形成を、シャドウマスク16の開口部を移動し、位置合わせし、形成したが、R、G、Bそれぞれに対応する各色毎のシャドウマスクを準備しておき、シャドウマスクの移動はせず、各色毎に位置合わせのみ行い、形成しても良い。
各発光層17R、17G、17B上に、ホール輸送層18として、真空蒸着法により膜厚40nmの4、4−ビス〔N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ〕ビフェニル膜を形成する(図12を参照)。
ホール輸送層18上に、ホール注入層19として、真空蒸着法により膜厚40nmの銅フタロシアニンを形成する。その結果、電子注入層、電子輸送層15、発光層17、ホール輸送層18、ホール注入層19で有機化合物層が形成される。
上部電極をスパッタで形成する際の保護層(不図示)として、酸化バナジウム(V2O5)をEB蒸着により、15nmの膜厚で形成する。
なお、ホール輸送層18とホール注入層19、及び保護層は、複数色の有機発光素子に渡って、共通に形成して良いが、シャドウマスクを用いて、パターン形成しても良い。
光透過性の上部電極20を形成する(図13を参照)。上部電極20はスパッタリング法により、膜厚100nmのIn−Zn−O膜(以下、IZO膜と略記)を形成した。IZO膜を形成する際のターゲットには、In/(In+Zn)=0.83であるターゲットを用いた。IZO膜の形成条件は、Ar:O2混合ガスを雰囲気として真空度1Pa、スパッタリング出力を0.2W/cm2とした。IZOからなる上部電極20は、陽極として機能する。
上部電極20上に、有機発光素子を外気から遮断するために、SiN4からなる封止膜21を1μmの厚さに形成すると、3原色発光の有機発光素子を複数有する多色有機発光装置が完成する(図14を参照)。SiN4膜による、封止のほか、ガラスを接着することにより、気密容器を形成しても良い。また、外気の遮断性を、さらに向上させるために、上記SiN4膜を形成した多色有機発光装置上に、さらにガラスを接着することにより気密容器を形成しても良い。ちなみに、ガラス接着による気密容器の構造とした場合、容器内に水や酸素を吸収するゲッターを配置しても良い。
<実施例2>
図16に第2の実施例を示す。
図16は、第1の実施例の図6に対応する。
本実施例では、各色の陰極13を、Alより反射性の良い、膜厚10nmのAg合金(AgPdCu)と、その上に形成した膜厚10nmのIZO膜とで構成した。また、これに伴い、電子注入層として、Alqに、炭酸セシウム(Cs2CO3)を共蒸着した層を、上記IZO膜の上に10nmの膜厚で形成した(不図示)。
したがって、発光面と反射面との間の光学距離は、IZO膜の膜厚×屈折率(10nm×2.0)と、電子注入層の膜厚×屈折率(10nm×1.8)の和の分だけ、増すことになる。つまり、本実施例の発光面から反射面までの光学距離(d)は、IZO膜の膜厚×2.0+(電子注入層の膜厚+電子輸送層の膜厚+発光層の膜厚)×1.8となる。
したがって、各発光層17R、17G、17Bの膜厚は、以下の式からおおよそ求めることができる(ただし、hは1以上の整数)。
Red≒10×2.0+(10+20+TRed)×1.8≒λRed/4×(2h−1)
Green≒10×2.0+(10+20+TGreen)×1.8≒λGreen/4×(2h−1)
Blue≒10×2.0+(10+20+TBlue)×1.8≒λBlue/4×(2h−1)
そこで、本実施例ではh=1として、発光層17Rの膜厚を45nm、発光層17Gの膜厚を35nm、発光層17Bの膜厚を25nmと設定した。
これにより、各色に対し、第1の実施例と同様、発光面から反射面までの光学距離を簡単に最適化でき、干渉効果による取り出し効率の向上効果が得られた。
しかも、反射層としてAlより反射性の良い、Ag合金を用い、より取り出し効率が高められた。
また、陰極13の材料も、広い範囲から選択できることが分かった。
更に、反射側に、有機層より低抵抗のIZO膜を挿入することで、各有機発光素子をより低電圧で駆動させることが可能であった。
<実施例3>
図17に第3の実施例を示す。
本実施例では、微小共振器構造を用いた。
本実施例においては、ホール注入層19を形成するプロセス(図12)まで、ホール輸送層18の膜厚以外、第1の実施例と同様に作製した。その後、膜厚10nmのAgを抵抗加熱で蒸着し、発光の一部を透過し、かつ発光の一部を反射する、半反射層(不図示)を含む半反射性電極22を形成する。
次に、上部電極20を低抵抗化するために、半反射性電極22上に、透明導電層23として膜厚100nmのIZO膜をスパッタで形成した。したがって、本実施例の上部電極20は、膜厚10nmのAgと、膜厚100nmのIZO膜とで構成される。
半反射性電極22は、陰極13との間で微小共振器を構成する。微小共振器の作用として、干渉効果によって所望の波長の光を選択的に取り出すことができる。
したがって、色純度の高い多色有機発光装置が達成できる。ただし、そのためには、共振ミラー(半反射性電極22と陰極13の反射面)間の光学距離を、発光のピーク波長をλとした時、λ/2の整数倍とする必要がある。
本実施例では、発光面から陰極13の反射面までの形成条件は、第1の実施例と同様である。したがって、R、G、Bそれぞれの発光面から反射面までの光学距離(d)は、前述したように、各色発光のピーク波長(λ)の1/4倍に略等しくなるように設定されている。
次に、各発光層17R、17G、17Bの発光面から半反射性電極22までの光学距離(D)を考える。
本実施例では、上部電極20側でも、各色の発光面から半反射性電極22の反射面までの光学距離(D)を、各色ピーク波長(λ)の1/4倍になるように設定する。
そのために、ホール輸送層18の膜厚を、以下のように設定した。
すなわち、R、G、Bに対応するホール輸送層18を、それぞれ膜厚45nm、35nm、25nmにて、シャドウマスクでパターニングして形成し、更にホール注入層19を膜厚40nmにて、シャドウマスクでパターニングして形成した。
なお、半反射性電極22は、その上にIZO膜をスパッタで形成する際に、ホール注入層19に対する保護層ともなるので、別途の保護層の形成は、本実施例では省略した。
各発光層17R、17G、17Bの屈折率はほぼ1.8なので、各色の発光面から半反射性電極22の反射面までの光学距離(D)は、
Red=(40+45)×1.8=153nm
Green=(40+35)×1.8=135nm
Blue=(40+25)×1.8=117nm
となる。
これらは、第1の実施例で示したように、上記R、G、Bの発光波長ピーク(λ)の1/4倍にほぼ等しい(λRed/4=155nm、λGreen/4=133nm、λBlue/4=120nm)。
この結果、共振ミラー間の光学距離(d+D)は、R、G、Bそれぞれに対してλ/2倍という、微小共振器構造の条件を満たし、所望の波長の光の取り出し効率向上に効果があった。
本発明を実施した本実施例によれば、微小共振器構造を用いた場合にも、光学距離の最適化が容易に行え、輝度の向上、色純度の向上に効果があった。
発光面と反射面との間の光学距離を、R、G、B発光層の厚さ調整だけで、R、G、B毎に最適化でき、干渉による強め合いで光の取り出し効率の良い、多色有機発光装置に利用できる。
本発明の第1の実施の形態にかかる多色有機発光装置の断面模式図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる多色有機発光装置の断面模式図である。 本発明の第3の実施の形態にかかる多色有機発光装置の断面模式図である。 本発明の第4の実施の形態にかかる多色有機発光装置の断面模式図である。 本発明の第1の実施例の多色有機発光装置の作製プロセスを説明する断面図である。 本発明の第1の実施例の多色有機発光装置の作製プロセスを説明する断面図である。 本発明の第1の実施例の多色有機発光装置の作製プロセスを説明する断面図である。 本発明の第1の実施例の多色有機発光装置の作製プロセスを説明する断面図である。 本発明の第1の実施例の多色有機発光装置の作製プロセスを説明する断面図である。 本発明の第1の実施例の多色有機発光装置の作製プロセスを説明する断面図である。 本発明の第1の実施例の多色有機発光装置の作製プロセスを説明する断面図である。 本発明の第1の実施例の多色有機発光装置の作製プロセスを説明する断面図である。 本発明の第1の実施例の多色有機発光装置の作製プロセスを説明する断面図である。 本発明の第1の実施例の多色有機発光装置の作製プロセスを説明する断面図である。 本発明の第1の実施例の光学距離を説明するための断面図である。 本発明の第2の実施例の下部電極の構成を示す断面図である。 本発明の第3の実施例の多色有機発光装置の一部を説明する断面図である。
符号の説明
9 ガラス基板
10 TFT
11 平坦化膜
12 コンタクトホール
13 光反射性陰極(下部電極)
13R (Red)陰極
13G (Green)陰極
13B (Blue)陰極
14 素子分離層
15 電子輸送層
16 シャドウマスク
17R (Red)発光層
17G (Green)発光層
17B (Blue)発光層
18 ホール(正孔)輸送層
19 ホール(正孔)注入層
20 上部電極
21 封止膜
22 半反射性電極
23 透明導電層
101 基板
102 陰極
103 電子輸送層
104 発光層
105 ホール(正孔)輸送層
106 陽極
107 素子分離層
108 平坦化層
109 TFT
110 コンタクトホール

Claims (17)

  1. 基板と、前記基板上に形成されている、第1の発光色を呈する第1の有機発光素子と、第1の発光色とは異なる第2の発光色を呈する第2の有機発光素子と、を有し、
    前記第1の有機発光素子は、基板側から順に光反射性の陰極と、電子輸送性の発光層を含む有機化合物層と、光透過性の陽極と、を有し、
    前記第2の有機発光素子は、基板側から順に光反射性の陰極と、前記第1の有機発光素子の発光層とは材料が異なる電子輸送性の発光層を含む有機化合物層と、光透過性の陽極と、を有するトップエミッション型の多色有機発光装置において、
    前記発光層と前記陰極の反射面との間に形成されている層の厚みは、前記第1と第2の有機発光素子とで同じであり、各発光層の発光面と前記陰極の反射面との間の光学距離は、前記各発光層の厚みを異ならせることによってそれぞれ前記発光層から発する光を光学干渉によって強めるように調節されていることを特徴とする多色有機発光装置。
  2. 基板と、前記基板上に形成されている、第1の発光色を呈する第1の有機発光素子と、第1の発光色とは異なる第2の発光色を呈する第2の有機発光素子と、を有し、
    前記第1の有機発光素子は、基板側から順に光透過性の陰極と、ホール輸送性の発光層を含む有機化合物層と、光反射性の陽極と、を有し、
    前記第2の有機発光素子は、基板側から順に光透過性の陰極と、前記第1の有機発光素子の発光層とは材料が異なるホール輸送性の発光層を含む有機化合物層と、光反射性の陽極と、を有するボトムエミッション型の多色有機発光装置において、
    前記発光層と前記陽極の反射面との間に形成されている層の厚みは、前記第1と第2の有機発光素子とで同じであり、各発光層の発光面と前記陽極の反射面との間の光学距離は、前記各発光層の厚みを異ならせることによってそれぞれ前記発光層から発する光を光学干渉によって強めるように調節されていることを特徴とする多色有機発光装置。
  3. 基板と、前記基板上に形成されている、第1の発光色を呈する第1の有機発光素子と、第1の発光色とは異なる第2の発光色を呈する第2の有機発光素子と、を有し、
    前記第1の有機発光素子は、基板側から順に光反射性の陽極と、ホール輸送性の発光層を含む有機化合物層と、光透過性の陰極と、を有し、
    前記第2の有機発光素子は、基板側から順に光反射性の陽極と、前記第1の有機発光素子の発光層とは材料が異なるホール輸送性の発光層を含む有機化合物層と、光透過性の陰極と、を有するトップエミッション型の多色有機発光装置において、
    前記発光層と前記陽極の反射面との間に形成されている層の厚みは、前記第1と第2の有機発光素子とで同じであり、各発光層の発光面と前記陽極の反射面との間の光学距離は、前記各発光層の厚みを異ならせることによってそれぞれ前記発光層から発する光を光学干渉によって強めるように調節されていることを特徴とする多色有機発光装置。
  4. 基板と、前記基板上に形成されている、第1の発光色を呈する第1の有機発光素子と、第1の発光色とは異なる第2の発光色を呈する第2の有機発光素子と、を有し、
    前記第1の有機発光素子は、基板側から順に光透過性の陽極と、電子輸送性の発光層を含む有機化合物層と、光反射性の陰極と、を有し、
    前記第2の有機発光素子は、基板側から順に光透過性の陽極と、前記第1の有機発光素子の発光層とは材料が異なる電子輸送性の発光層を含む有機化合物層と、光反射性の陰極と、を有するボトムエミッション型の多色有機発光装置において、
    前記発光層と前記陰極の反射面との間に形成されている層の厚みは、前記第1と第2の有機発光素子とで同じであり、各発光層の発光面と前記陰極の反射面との間の光学距離は、前記各発光層の厚みを異ならせることによってそれぞれ前記発光層から発する光を光学干渉によって強めるように調節されていることを特徴とする多色有機発光装置。
  5. 前記各発光層の発光面と前記反射面との間の光学距離は、下記式を満たすように調節されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の多色有機発光装置。
    2L=nλ+(Φ/2π)λ
    (nは正の整数、Φは前記反射面での位相シフト、λは前記発光層のPLスペクトルのピーク波長である。)
  6. 前記発光層と前記反射面との間に形成されている層は、前記第1及び第2の有機発光素子間に跨って連続して形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の多色有機発光装置。
  7. 各有機発光素子の前記発光層と前記光透過性の電極との間に形成されている層の厚みは、前記第1と第2の有機発光素子とで同じであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の多色有機発光装置。
  8. 各有機発光素子の前記発光層と前記光透過性の電極との間に形成される層は、前記第1及び第2の有機発光素子間に跨って連続して形成されていることを特徴とする請求項7に記載の多色有機発光装置。
  9. 複数の有機発光素子は、第1及び第2の発光色とは異なる第3の発光色を呈する第3の有機発光素子を有し、
    前記第3の有機発光素子は、基板側から順に光反射性の陰極と、前記第1及び第2の有機発光素子の発光層とは材料が異なる電子輸送性の発光層を含む有機化合物層と、光透過性の陽極と、を有し、
    前記発光層と前記陰極の反射面との間に形成されている層の厚みは、前記第1、第2、第3の有機発光素子とで同じであり、各発光層の発光面と前記陰極の反射面との間の光学距離は、前記各発光層の厚みを異ならせることによってそれぞれ前記発光層から発する光を光学干渉によって強めるように調節されていることを特徴とする請求項1に記載の多色有機発光装置。
  10. 複数の有機発光素子は、第1及び第2の発光色とは異なる第3の発光色を呈する第3の有機発光素子を有し、
    前記第3の有機発光素子は、基板側から順に光透過性の陰極と、前記第1及び第2の有機発光素子の発光層とは材料が異なるホール輸送性の発光層を含む有機化合物層と、光反射性の陽極と、を有し、
    前記発光層と前記陽極の反射面との間に形成されている層の厚みは、前記第1、第2、第3の有機発光素子とで同じであり、各発光層の発光面と前記陽極の反射面との間の光学距離は、前記各発光層の厚みを異ならせることによってそれぞれ前記発光層から発する光を光学干渉によって強めるように調節されていることを特徴とする請求項2に記載の多色有機発光装置。
  11. 複数の有機発光素子は、第1及び第2の発光色とは異なる第3の発光色を呈する第3の有機発光素子を有し、
    前記第3の有機発光素子は、基板側から順に光反射性の陽極と、前記第1及び第2の有機発光素子の発光層とは材料が異なるホール輸送性の発光層を含む有機化合物層と、光透過性の陰極と、を有し、
    前記発光層と前記陽極の反射面との間に形成されている層の厚みは、前記第1、第2、第3の有機発光素子とで同じであり、各発光層の発光面と前記陽極の反射面との間の光学距離は、前記各発光層の厚みを異ならせることによってそれぞれ前記発光層から発する光を光学干渉によって強めるように調節されていることを特徴とする請求項3に記載の多色有機発光装置。
  12. 複数の有機発光素子は、第1及び第2の発光色とは異なる第3の発光色を呈する第3の有機発光素子を有し、
    前記第3の有機発光素子は、基板側から順に光透過性の陽極と、前記第1及び第2の有機発光素子の発光層とは材料が異なる電子輸送性の発光層を含む有機化合物層と、光反射性の陰極と、を有し、
    前記発光層と前記陰極の反射面との間に形成されている層の厚みは、前記第1、第2、第3の有機発光素子とで同じであり、各発光層の発光面と前記陰極の反射面との間の光学距離は、前記各発光層の厚みを異ならせることによってそれぞれ前記発光層から発する光を光学干渉によって強めるように調節されていることを特徴とする請求項4に記載の多色有機発光装置。
  13. 前記発光層と前記反射面との間に形成されている層は、前記第1、第2、第3の有機発光素子間に跨って連続して形成されていることを特徴とする請求項9乃至請求項12のいずれか1項に記載の多色有機発光装置。
  14. 各有機発光素子の前記発光層と前記光透過性の電極との間に形成されている層の厚みは、前記第1、第2、第3の有機発光素子で同じであることを特徴とする請求項9乃至請求項13のいずれか1項に記載の多色有機発光装置。
  15. 各有機発光素子の前記発光層と前記光透過性の電極との間に形成される層は、前記第1、第2、第3の有機発光素子間に跨って連続して形成されていることを特徴とする請求項9乃至請求項14のいずれか1項に記載の多色有機発光装置。
  16. 前記基板と前記各有機発光素子との間に、前記各有機発光素子を駆動するための薄膜トランジスタがそれぞれ形成されており、
    前記薄膜トランジスタは、nチャンネル型であることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の多色有機発光装置。
  17. 前記薄膜トランジスタは半導体層を含み、前記半導体層はアモルファスシリコンからなることを特徴とする請求項16に記載の多色有機発光装置。
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