JP2007294263A - 電磁開閉装置 - Google Patents

電磁開閉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007294263A
JP2007294263A JP2006121332A JP2006121332A JP2007294263A JP 2007294263 A JP2007294263 A JP 2007294263A JP 2006121332 A JP2006121332 A JP 2006121332A JP 2006121332 A JP2006121332 A JP 2006121332A JP 2007294263 A JP2007294263 A JP 2007294263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
transfer member
heat transfer
winding
iron core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006121332A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4458065B2 (ja
Inventor
Tadahiro Itou
督裕 伊東
Katsuya Konama
克哉 粉間
Motoharu Kubo
基治 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2006121332A priority Critical patent/JP4458065B2/ja
Publication of JP2007294263A publication Critical patent/JP2007294263A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4458065B2 publication Critical patent/JP4458065B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)

Abstract

【課題】通電時の励磁用巻線の温度上昇を抑制することができる電磁開閉装置を提供する。
【解決手段】電磁石装置1は、円筒状に形成された励磁用巻線3と、励磁用巻線3を囲むように励磁用巻線3の外側に配置され、励磁用巻線3により生じる磁束を通す磁路の一部を形成する継鉄5とを有する。励磁用巻線3の外周面と継鉄5との間には、励磁用巻線3への通電時に励磁用巻線3で発生する熱を継鉄5に伝導させる伝熱部材40を設け、励磁用巻線3で発生した熱が伝熱部材40を介して継鉄5から放熱されるようにしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、励磁用巻線を有した電磁石装置と励磁用巻線への通電の入切に連動して開閉する接点装置とを備えた電磁開閉装置に関するものである。
従来から、この種の電磁開閉装置として、図13に示すように、電磁石装置1と接点装置2とを備えた内器Aを合成樹脂などの絶縁材料からなるケースX内に収納したものが提供されている。
図13の電磁石装置1は、コイルボビン4に巻装された励磁用巻線3と、励磁用巻線3により生じる磁束を通す磁路の一部を形成する固定鉄芯6と、固定鉄芯6に当接する位置と固定鉄芯6から離れる位置との間で移動可能な可動鉄芯7とを備えており、励磁用巻線3への通電が入切されることにより固定鉄芯6に可動鉄芯7が接離する。さらに、電磁石装置1には、励磁用巻線3により生じる磁束を通す磁路を固定鉄芯6および可動鉄芯7と共に形成する継鉄5が設けられている。ここにおいて、可動鉄芯7の移動に連動して接点装置2が開閉されるように、可動鉄芯7には、一対の可動接点34が設けられた可動接触子33が非磁性材料からなるシャフト19を介して連結される。
各可動接点34には固定接点31がそれぞれ対向して配置されており、固定鉄芯6に可動鉄芯7が当接した状態では、可動接点34と固定接点31とからなる接点装置2が閉成される。一方、固定鉄芯6と可動鉄芯7との間に設けられた復帰ばね13のばね力によって可動鉄芯7が固定鉄芯6から離間された状態では接点装置2が開放される。なお、図13に示す電磁開閉装置は、接点装置2と固定鉄芯6と可動鉄芯7とを気密空間に収納した所謂封止接点装置である(たとえば特許文献1参照)。
特開平11−232986号公報(第3−4頁、図1)
ところで、電磁開閉装置は励磁用巻線3への通電時に励磁用巻線3で熱が発生するが、一般的な電磁開閉装置では、図14に示すように励磁用巻線3と接触しているのはコイルボビン4だけであって、励磁用巻線3で発生した熱を放熱するための対策は何ら採られていない。したがって、励磁用巻線3で発生した熱は主に空気中に放熱されるだけであって、放熱効率は低く、特に励磁用巻線3に連続して通電を行う場合には、励磁用巻線3の温度が高くなる。
本発明は上記事由に鑑みてなされたものであって、通電時の励磁用巻線の温度上昇を抑制することができる電磁開閉装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明では、筒状に形成された励磁用巻線と、励磁用巻線の内側に配置される固定鉄芯と、固定鉄芯とは励磁用巻線の軸方向に並んで励磁用巻線の内側に配置され、励磁用巻線への通電の入切に応じて固定鉄芯に吸引されて励磁用巻線の軸方向に移動する可動鉄芯と、励磁用巻線を囲むように励磁用巻線の外側に配置され、励磁用巻線により生じる磁束を通す磁路を固定鉄芯および可動鉄芯と共に形成する継鉄とを有した電磁石装置と、可動鉄芯の移動に連動して開閉する接点を有した接点装置とを備え、励磁用巻線の外周面と継鉄との間には、励磁用巻線への通電時に励磁用巻線で発生する熱を継鉄に伝導させる伝熱部材が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、励磁用巻線と継鉄との間に伝熱部材が設けられているので、励磁用巻線への通電時に励磁用巻線で発生する熱は、伝熱部材を介して継鉄から放熱されることになり、したがって、励磁用巻線の通電時の温度上昇を抑制することができる。また、電磁開閉装置を連続して使用可能な周囲温度の範囲(以下、使用温度範囲という)の上限値は、電磁開閉装置の周囲温度に励磁用巻線の連続通電時の上昇温度を加えた温度が所定温度以下となるように設定されるが、請求項1の構成によれば励磁用巻線の連続通電時の上昇温度が小さく抑えられるので、使用温度範囲の上限値を従来構成よりも高く設定することができ、使用温度範囲を広げることができるという利点がある。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記伝熱部材が、ゴム弾性を有する材料からなり前記励磁用巻線と前記継鉄との間に挟持されていることを特徴とする。
この構成によれば、伝熱部材がゴム弾性を有する材料からなり励磁用巻線と継鉄の間に挟持されているので、伝熱部材が励磁用巻線と継鉄との両方に密着することになり、励磁用巻線で生じた熱が伝熱部材を介して継鉄に伝導されやすくなる。したがって、励磁用巻線の通電時の温度上昇をより抑制することができる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記伝熱部材が、前記継鉄との対向面に先端面を継鉄に接触させる突条が突設され、前記励磁用巻線と継鉄との間に嵌め込まれており、突条が、伝熱部材が継鉄と励磁用巻線との間に嵌め込まれたときに突出方向に圧縮されることを特徴とする。
この構成によれば、突条は、伝熱部材が継鉄と励磁用巻線との間に嵌め込まれたときに突出方向に圧縮されるので、励磁用巻線と継鉄との間に伝熱部材を嵌め込みやすくなる。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記突条が、先端側ほど幅寸法が大きく形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、突条は先端側ほど幅寸法が大きく形成されているので、突条と継鉄との接触面積を大きく確保することができる。これにより、突条の熱が継鉄に逃げやすくなり、伝熱部材において励磁用巻線に接触する部位と突条との間の温度勾配が大きくなるので、突条を設けながらも励磁用巻線で生じた熱が伝熱部材を介して継鉄に伝導されやすくなる。したがって、励磁用巻線の通電時の温度上昇をより抑制することができる。
請求項5の発明は、請求項3の発明において、前記突条が、前記継鉄に接触する接触部と、接触部よりも幅寸法が小さく形成され接触部を支持する支持部とを有し、前記伝熱部材が、支持部の幅方向の側方から突出し、支持部が圧縮されると接触部に接触する突起を有することを特徴とする。
この構成によれば、励磁用巻線から伝熱部材に伝導された熱は、支持部と突起との両方を通して接触部に伝導されることになるので、突起がない場合と比べると、励磁用巻線と継鉄との間において熱が伝導される経路の断面積を突起の分だけ大きく確保することができる。したがって、励磁用巻線から継鉄に熱が伝導されやすくなり、励磁用巻線の通電時の温度上昇をより抑制することができる。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記突条が、前記支持部の幅方向の両側面から突出し、支持部が圧縮されると突起に接触する補助突起が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、補助突起が形成されたことにより、励磁用巻線から伝熱部材に伝導された熱が、支持部と突起とを通して接触部に伝導される際に、補助突起を通しても伝導されることになるので、補助突起がない場合に比べると、励磁用巻線と継鉄との間において熱が伝導される経路の断面積を補助突起の分だけ大きく確保することができる。したがって、励磁用巻線から継鉄に熱が伝導されやすくなり、励磁用巻線の通電時の温度上昇をより抑制することができる。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかの発明において、前記継鉄が、前記励磁用巻線の外周面の一部との間に前記伝熱部材を配置する継鉄側板を有し、伝熱部材が、継鉄側板の2面以上に接触する形状に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、伝熱部材が継鉄側板の2面以上に接触することにより、伝熱部材が継鉄側板の1面にのみ接触する場合と比較して、伝熱部材と継鉄側板との接触面積を大きく確保することができるので、伝熱部材から継鉄に熱が伝導されやすくなり、励磁用巻線の通電時の温度上昇をより抑制することができる。
請求項8の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれかの発明において、前記伝熱部材が、前記励磁用巻線の軸方向に直交する平面内で励磁用巻線を囲むように延長されるとともに励磁用巻線に接触する腕部を有することを特徴とする。
この構成によれば、伝熱部材が腕部を有するので、腕部がない場合と比較して、励磁用巻線と伝熱部材との接触面積を腕部の分だけ大きく確保することができる。したがって、励磁用巻線から伝熱部材に熱が伝導されやすくなり、励磁用巻線の通電時の温度上昇をより抑制することができる。
請求項9の発明は、請求項8の発明において、前記伝熱部材が、前記腕部を前記励磁用巻線に押し付ける補強部を有することを特徴とする。
この構成によれば、補強部によって腕部が励磁用巻線に押し付けられるので、励磁用巻線と腕部とを密着させることができ、励磁用巻線から伝熱部材に熱がより伝導されやすくなる。
請求項10の発明は、請求項1ないし請求項9のいずれかの発明において、前記電磁石装置が箱状のケース内に収納されており、当該ケースが、前記伝熱部材の一部を前記励磁用巻線に押し付ける押圧部を内周面に有することを特徴とする。
この構成によれば、押圧部によって伝熱部材の一部が励磁用巻線に押し付けられるので、伝熱部材の一部と励磁用巻線とを密着させることができ、励磁用巻線から伝熱部材に熱がより伝導されやすくなる。
請求項11の発明は、請求項1ないし請求項10のいずれかの発明において、前記継鉄が、前記励磁用巻線の軸方向の両側に配置される継鉄上板および継鉄下板と、継鉄上板および継鉄下板の端縁同士を連結する継鉄側板とを有し、前記伝熱部材が、励磁用巻線と継鉄側板との間に配置されるとともに、継鉄上板と継鉄下板との少なくとも一方に接触していることを特徴とする。
この構成によれば、伝熱部材が励磁用巻線と継鉄側板との間に配置されるだけの構成に比べて、伝熱部材が継鉄上板と継鉄下板との少なくとも一方に接触している分だけ、伝熱部材と継鉄との接触面積を大きく確保することができるので、伝熱部材から継鉄に熱が伝導されやすくなり、励磁用巻線の通電時の温度上昇をより抑制することができる。さらに、伝熱部材が継鉄上板と継鉄下板との少なくとも一方に接触しているので、励磁用巻線の軸方向への伝熱部材の移動が規制されることになり、電磁開閉装置に振動や衝撃が加わっても伝熱部材が位置ずれしにくくなる。
本発明は、励磁用巻線と継鉄との間に伝熱部材が設けられているので、励磁用巻線への通電時に励磁用巻線で発生する熱は、伝熱部材を介して継鉄から放熱されることになり、したがって、励磁用巻線の通電時の温度上昇を抑制することができる。また、電磁開閉装置を連続して使用可能な周囲温度の範囲(以下、使用温度範囲という)の上限値は、電磁開閉装置の周囲温度に励磁用巻線の連続通電時の上昇温度を加えた温度が所定温度以下となるように設定されるが、請求項1の構成によれば励磁用巻線の連続通電時の上昇温度が小さく抑えられるので、使用温度範囲の上限値を従来構成よりも高く設定することができ、使用温度範囲を広げることができるという利点がある。
以下の各実施形態では、従来構成として説明したものと同様に気密空間に接点装置と固定鉄芯と可動鉄芯とを収納した封止接点装置を電磁開閉装置の一例として説明するが、本発明を実施するために、接点装置と固定鉄芯と可動鉄芯とが封止されている必要はない。
(実施形態1)
本実施形態の電磁開閉装置は、電磁石装置1と接点装置2とを備えた内器Aを合成樹脂製のケースX内に収納したものであって、内器Aの基本構成は図13に示した従来構成と同様であるので、以下では、図13を参照し、図13の上下左右を上下左右として内器Aの各部の構成を従来構成よりも詳しく説明する。
電磁石装置1は、円筒状に形成された励磁用巻線3を備える固定部材と、固定部材に突き合わされて配置される可動部材とを有する。固定部材は、励磁用巻線3の他に、合成樹脂製であって励磁用巻線3が巻回される筒状のコイルボビン4と、磁性金属材料からなりコイルボビン4を包囲する継鉄5と、コイルボビン4の内側に配置される固定鉄芯6とを備える。可動部材はコイルボビン4の内側において、コイルボビン4の軸方向である上下方向に固定鉄芯6と並んで配置される可動鉄芯7を備える。固定鉄芯6と可動鉄芯7とは、励磁用巻線3により生じる磁束を通す磁路を継鉄5と共に形成する。コイルボビン4は、励磁用巻線3の上下両側方において上下方向に対向する一対の鍔片8を有している。
継鉄5は、コイルボビン4の上端面に当接する継鉄上板9と、コイルボビン4の下端面に当接する継鉄下板10と、継鉄上板9および継鉄下板10の左右各端縁同士をそれぞれ連結する一対の継鉄側板11とで構成されており、前後方向(図13で紙面に直交する方向)に開放されている。継鉄下板10と一対の継鉄側板11とは1枚の板を折曲することにより連続一体に形成されている。
さらに固定部材は、固定鉄芯6および可動鉄芯7とコイルボビン4との間に、非磁性材料からなり上面開口の有底円筒状に形成されたガイド筒12を有する。言い換えると、コイルボビン4の内側に設けられたガイド筒12内に、固定鉄芯6と可動鉄芯7とが収納されることになる。固定鉄芯6はガイド筒12の開口側に配置される。さらに、固定鉄芯6および可動鉄芯7はそれぞれ外径がガイド筒12の内径と同程度の円筒状に形成されており、可動鉄芯7はガイド筒12の軸方向に直進移動可能となっている。可動鉄芯7の移動範囲は、固定鉄芯6から離れる初期位置と、固定鉄芯6に当接する当接位置との間に設定される。固定鉄芯6と可動鉄芯7との間には、コイルばねからなり可動鉄芯7を初期位置に復帰させる向きのばね力を有した復帰ばね13が介在する。
また、継鉄上板9の中央部には固定鉄芯6の上端部が嵌合する嵌合孔14が貫設されており、固定鉄芯6は継鉄上板9に固定される。さらに、ガイド筒12は、開口周部が継鉄上板9の下面における嵌合孔14の周囲に固着されるとともに、下端部が継鉄下板10の中央部に設けられた保持孔23内に挿通される。ここで、ガイド筒12の下部に収納された可動鉄芯7は継鉄下板10における保持孔23の周部と磁気結合されることになる。
上述した構成によれば、励磁用巻線3への通電時には、固定鉄芯6における可動鉄芯7との対向面と継鉄下板10における保持孔23の周部とは、一対の磁極部として互いに異極性に磁化されることになる。したがって、励磁用巻線3に通電すると、継鉄下板10における保持孔23の周部に磁気結合された可動鉄芯7と固定鉄芯6とが互いに異極性になり、可動鉄芯7は固定鉄芯6に吸引されて当接位置に移動する。一方、励磁用巻線3への通電を停止すると可動鉄芯7は復帰ばね13により初期位置に復帰する。復帰ばね13の一部は固定鉄芯6に設けたばね収納凹部24内に収まっており、可動鉄芯7が当接位置に移動したときには復帰ばね13が圧縮されて復帰ばね13の全体がばね収納凹部24内に収まるので、復帰ばね13が固定鉄芯6への可動鉄芯7の当接を妨げることはない。
また、電磁石装置1の上方には、耐熱性材料により下面が開口する箱状に形成されたベースブロック28が設けられ、ベースブロック28の底部の2箇所に端子孔29が設けられる。各端子孔29には、銅系材料から円柱状に形成された固定端子台30がそれぞれ挿通される。各固定端子台30の下端面にはそれぞれ固定接点31が固着される。各固定端子台30の上端部にはそれぞれ周面の全周から突出する鍔体32が設けられており、鍔体32がベースブロック28にろう付けされる。
ベースブロック28内には、両固定接点31間に跨る形で導電材料からなる平板状の可動接触子33が設けられており、可動接触子33の上面において固定接点31に対向する各部位にはそれぞれ固定接点31と共に接点装置2を構成する可動接点34が設けられる。可動接触子33の中央部には可動接触子33を上記可動鉄芯7に連結するシャフト19の一端部が挿通される軸孔が貫設される。
シャフト19は、丸棒状に形成されたものであって、可動接触子33から上方に突出した部分により可動接触子33に対して抜け止めがなされる。さらに、可動接触子33の下方にはシャフト19が挿通されたコイルばねからなる接圧ばね35が設けられており、可動接触子33は、接圧ばね35のばね力によって上方に押し付けられるので、シャフト19の上端部に保持されることになる。また、シャフト19の下端部は固定鉄芯6に挿通され可動鉄芯7に結合される。この構成により、可動接触子33が可動鉄芯7の移動に連動して上下方向に移動する。
ここにおいて、可動鉄芯7が初期位置にあるときには可動接点34と固定接点31とが互いに離間(つまり接点装置2が開放)され、一方、可動鉄芯7が当接位置にあるときには可動接点34と固定接点31とが接触(つまり接点装置2が閉成)するように、可動鉄芯7と可動接触子33との位置関係が設定される。要するに、励磁用巻線3に通電していない期間には接点装置2が開放されることにより両固定端子台30間は絶縁され、励磁用巻線3に通電している期間には接点装置2が閉成されることにより両固定端子台30間が導通することになる。可動接点34と固定接点31との間の接触圧は接圧ばね35によって確保される。
また、接点装置2と固定鉄芯6と可動鉄芯7とが気密空間に収納されるように、ベースブロック28と継鉄上板9との隙間を覆う筒状の連結体39を設け、かつベースブロック28と固定端子台30と継鉄上板9とガイド筒12と連結体39とを気密接合することにより、ベースブロック28と固定端子台30と継鉄上板9とガイド筒12と連結体39とで囲まれた空間を気密空間としている。
本実施形態の内器Aは、図2に示すように、継鉄上板に連結体やベースブロックガイド筒などが取り付けられた状態で、ガイド筒をコイルボビンに挿通し、継鉄上板と継鉄側板とを結合することにより組み立てられる。
ところで、本実施形態では、以下に説明する構成を採用することにより、励磁用巻線3への通電時における励磁用巻線3の温度上昇を抑制している。
励磁用巻線3と継鉄側板11との間には、図1(a)に示すように伝熱部材40が設けられている。この伝熱部材40は励磁用巻線3で発生する熱を継鉄5に伝導させるものであって、この構成により、励磁用巻線3の通電時に励磁用巻線3で生じた熱は伝熱部材40を介して継鉄5から放熱されることになる。伝熱部材40は、励磁用巻線3を左右方向(図1(a)の左右方向)の両側から挟むように一対設けられており、継鉄側板11と励磁用巻線3との間の隙間を埋めている。伝熱部材40において励磁用巻線3に接触する接触面40aは、図1(b)のように、励磁用巻線3の外周面に沿って湾曲した曲面状に形成されている。
要するに、本実施形態の電磁開閉装置では、伝熱部材40を設けて励磁用巻線3への通電時に励磁用巻線3で生じる熱を継鉄5から放熱させることにより、励磁用巻線3の通電時の温度上昇を抑制することができる。また、電磁開閉装置を連続して使用可能な周囲温度の範囲(以下、使用温度範囲という)の上限値は、電磁開閉装置の周囲温度に励磁用巻線3の連続通電時の上昇温度を加えた温度が所定温度以下となるように設定されるが、本実施形態の構成によれば励磁用巻線3の連続通電時の上昇温度が小さく抑えられるので、使用温度範囲の上限値が高くなり、使用温度範囲が広くなるという利点がある。
伝熱部材40は、電磁開閉装置の組み立て時において、図2のように継鉄上板9と継鉄側板11とを結合する前に、コイルボビン4の軸方向に沿って継鉄側板11と励磁用巻線3との間に嵌め込まれる。そこで、本実施形態ではゴム弾性を有する材料から伝熱部材40を形成している。これにより、励磁用巻線3と継鉄側板11との間の隙間よりもやや大きく伝熱部材40の寸法を設定しておけば、伝熱部材40を弾性変形させながら励磁用巻線3と継鉄側板11との間に嵌め込むことによって、伝熱部材40が励磁用巻線3と継鉄側板11との間に挟持されて励磁用巻線3と継鉄側板11との両方に密着することになり、励磁用巻線3で発生した熱が伝熱部材40を介して継鉄5に伝導されやすくなる。
また、図3(a)に示すように、伝熱部材40を継鉄側板11の前後両端面にまで回り込ませた形状とし、継鉄側板11における励磁用巻線3との対向面だけでなく前後両端面にも伝熱部材40を接触させることにより、伝熱部材40と継鉄5との接触面積を拡大してもよい。このように伝熱部材40と継鉄5との接触面積を大きくすれば、伝熱部材40から継鉄5に熱が伝導されやすくなり、結果的に励磁用巻線3の放熱効率は向上する。図3(b)のように、継鉄側板11が伝熱部材40を貫通する構成としてもよい。
さらにまた、図4に示すように、伝熱部材40を、励磁用巻線3の軸方向(つまり上下方向)の各端面が継鉄上板9と継鉄下板10とにそれぞれ接触する形状としてもよい。この構成では、伝熱部材40と継鉄5との接触面積が大きくなり、励磁用巻線3の放熱効率が向上するだけでなく、励磁用巻線3の軸方向への伝熱部材40の移動を規制するという効果もある。つまり、電磁開閉装置に振動や衝撃が加わっても、伝熱部材40の位置ずれが生じることはない。なお、伝熱部材40が継鉄側板11のほか継鉄上板9と継鉄下板10とのいずれか一方に接触する構成としてもよい。
一方、図5に示すように、励磁用巻線3を囲む形に延出され励磁用巻線3に接触する腕部40bを伝熱部材40に設けてもよい。この構成では、伝熱部材40と励磁用巻線3との接触面積が腕部40bの分だけ拡大されることになり、励磁用巻線3から伝熱部材40に熱が伝導されやすくなるので、結果的に励磁用巻線3の放熱効率が向上する。伝熱部材40に腕部40bを設ける場合には、図6のように、腕部40bを励磁用巻線3側に付勢する補強部40cを伝熱部材40に設け、励磁用巻線3から離れる向きの腕部40bの移動を防止することが望ましい。これにより、腕部40bと励磁用巻線3とを密着させることができ、励磁用巻線3から伝熱部材40に熱がより伝導されやすくなる。
また、本実施形態のケースXは、図7に示すように、前後方向(図7の上下方向)に分割可能なボディ43とカバー44との2部材を組み合わせて構成されている。そこで、伝熱部材40の腕部40bを励磁用巻線3に押し付ける押圧部(図示せず)をボディ43およびカバー44の内周面にそれぞれ設けることにより、ボディ43とカバー44とを組み合わせた際に、図8のように押圧部によって矢印P1の向きに押された腕部40bが励磁用巻線3に密着するようにしてもよい。
(実施形態2)
本実施形態の電磁開閉装置は、伝熱部材40において継鉄側板11と接触する部位の構成が実施形態1の電磁開閉装置とは相違する。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
本実施形態の伝熱部材40は、図9に示すように継鉄側板11との対向面に突条41が突設されており、この突条41の先端面を継鉄側板11に接触させている。ここでは、突条41はそれぞれコイルボビンの軸方向(上下方向)に沿って複数本形成されている。このように突条41を設けた構成では、伝熱部材40を励磁用巻線3と継鉄側板11との間に嵌め込む際に突条41が突出方向に圧縮されることによって、突条41がない構成と比べて伝熱部材40を励磁用巻線3と継鉄側板11との間に嵌め込みやすくなるという利点がある。
各突条41は、図10に示すように、先端側ほど幅寸法が大きくなる形状にそれぞれ形成されていてもよく、この場合には、突条41と継鉄側板11との接触面積を大きく確保することができる。これにより、突条41の熱が継鉄5に逃げやすくなり、伝熱部材40において励磁用巻線3に接触する接触面40aと突条41との間の温度勾配が大きくなるので、突条41を設けながらも励磁用巻線3の熱が伝熱部材40を介して継鉄5に伝導されやすくなり、励磁用巻線3の放熱効率が向上する。
また、各突条41は、継鉄側板11に接触する接触部41aと、接触部41aよりも幅寸法が小さく形成され接触部41aを支持するとともに、伝熱部材40を励磁用巻線3と継鉄側板11との間に嵌め込んだときに突出方向に(図11(b)の矢印P2の向きに)圧縮される支持部41bとで、図11(a)に示すように長手方向(上下方向)に直交する断面がT字状となる形に構成されていてもよい。ここにおいて、図11(b)のように支持部41bの幅方向の両側方から突出し、支持部41bが圧縮されると図11(c)のように接触部41aに接触する突起42を伝熱部材40に設けることが望ましい。この構成によれば、伝熱部材40が励磁用巻線3と継鉄側板11との間に嵌め込まれた状態で、接触部41aには図11(c)のように支持部41bと突起42とが接触することになるので、励磁用巻線3から伝熱部材40に伝導された熱は、支持部41bと突起42との両方を通って接触部41aに伝導されることになり、突起42がない構成と比べると、励磁用巻線3と継鉄5との間において熱が伝導される経路の断面積を突起42の分だけ大きく確保することができる。したがって、励磁用巻線3から継鉄5に熱が伝導されやすくなり、励磁用巻線3の放熱効率が向上する。
さらに、図12(a)に示すように突条41における支持部41bの幅方向の両側面に補助突起41cを設けてもよい。補助突起41cは、図12(b)に示すように、支持部41bが圧縮されると突起42に接触する寸法に設定されている。すなわち、補助突起41cを設けることにより、伝熱部材40が励磁用巻線3と継鉄側板11との間に嵌め込まれた状態で、励磁用巻線3から伝熱部材40に伝導された熱が、支持部41bと突起42とを通って接触部41aに伝導される際に、補助突起41cをも通って伝導されることになるので、補助突起41cがない構成と比べると、励磁用巻線3と継鉄5との間において熱が伝導される経路の断面積を補助突起41cの分だけ大きく確保することができる。したがって、励磁用巻線3から継鉄5に熱が伝導されやすくなり、励磁用巻線3の放熱効率がより一層向上する。
本発明の実施形態1の構成を示し、(a)は正面図、(b)は断面図である。 同上の分解斜視図である。 同上の他の構成を示す断面図である。 同上のさらに他の構成を示す正面図である。 同上のさらに他の構成を示す断面図である。 同上のさらに他の構成を示す断面図である。 同上の分解斜視図である。 同上のさらに他の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態2の構成を示す断面図である。 同上の他の構成を示す断面図である。 同上のさらに他の構成を示し、(a)は断面図、(b)は要部の断面図、(c)は伝熱部材を励磁用巻線と継鉄との間に嵌め込んだ状態での要部の断面図である。 同上のさらに他の構成を示し、(a)は要部の断面図、(b)は伝熱部材を励磁用巻線と継鉄との間に嵌め込んだ状態での要部の断面図である。 従来例を示す断面図である。 他の従来例を示す正面図である。
符号の説明
1 電磁石装置
2 接点装置
3 励磁用巻線
5 継鉄
6 固定鉄芯
7 可動鉄芯
9 継鉄上板
10 継鉄下板
11 継鉄側板
40 伝熱部材
41 突条
42 突起
40b 腕部
40c 補強部
41a 接触部
41b 支持部
41c 補助突起
X ケース

Claims (11)

  1. 筒状に形成された励磁用巻線と、励磁用巻線の内側に配置される固定鉄芯と、固定鉄芯とは励磁用巻線の軸方向に並んで励磁用巻線の内側に配置され、励磁用巻線への通電の入切に応じて固定鉄芯に吸引されて励磁用巻線の軸方向に移動する可動鉄芯と、励磁用巻線を囲むように励磁用巻線の外側に配置され、励磁用巻線により生じる磁束を通す磁路を固定鉄芯および可動鉄芯と共に形成する継鉄とを有した電磁石装置と、可動鉄芯の移動に連動して開閉する接点を有した接点装置とを備え、励磁用巻線の外周面と継鉄との間には、励磁用巻線への通電時に励磁用巻線で発生する熱を継鉄に伝導させる伝熱部材が設けられていることを特徴とする電磁開閉装置。
  2. 前記伝熱部材は、ゴム弾性を有する材料からなり前記励磁用巻線と前記継鉄との間に挟持されていることを特徴とする請求項1記載の電磁開閉装置。
  3. 前記伝熱部材は、前記継鉄との対向面に先端面を継鉄に接触させる突条が突設され、前記励磁用巻線と継鉄との間に嵌め込まれており、突条は、伝熱部材が継鉄と励磁用巻線との間に嵌め込まれたときに突出方向に圧縮されることを特徴とする請求項2記載の電磁開閉装置。
  4. 前記突条は、先端側ほど幅寸法が大きく形成されていることを特徴とする請求項3記載の電磁開閉装置。
  5. 前記突条は、前記継鉄に接触する接触部と、接触部よりも幅寸法が小さく形成され接触部を支持する支持部とを有し、前記伝熱部材は、支持部の幅方向の側方から突出し、支持部が圧縮されると接触部に接触する突起を有することを特徴とする請求項3記載の電磁開閉装置。
  6. 前記突条は、前記支持部の幅方向の両側面から突出し、支持部が圧縮されると突起に接触する補助突起が形成されていることを特徴とする請求項5記載の電磁開閉装置。
  7. 前記継鉄は、前記励磁用巻線の外周面の一部との間に前記伝熱部材を配置する継鉄側板を有し、伝熱部材は、継鉄側板の2面以上に接触する形状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の電磁開閉装置。
  8. 前記伝熱部材は、前記励磁用巻線の軸方向に直交する平面内で励磁用巻線を囲むように延長されるとともに励磁用巻線に接触する腕部を有することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の電磁開閉装置。
  9. 前記伝熱部材は、前記腕部を前記励磁用巻線に押し付ける補強部を有することを特徴とする請求項8記載の電磁開閉装置。
  10. 前記電磁石装置は箱状のケース内に収納されており、当該ケースは、前記伝熱部材の一部を前記励磁用巻線に押し付ける押圧部を内周面に有することを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の電磁開閉装置。
  11. 前記継鉄は、前記励磁用巻線の軸方向の両側に配置される継鉄上板および継鉄下板と、継鉄上板および継鉄下板の端縁同士を連結する継鉄側板とを有し、前記伝熱部材は、励磁用巻線と継鉄側板との間に配置されるとともに、継鉄上板と継鉄下板との少なくとも一方に接触していることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の電磁開閉装置。
JP2006121332A 2006-04-25 2006-04-25 電磁開閉装置 Expired - Fee Related JP4458065B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006121332A JP4458065B2 (ja) 2006-04-25 2006-04-25 電磁開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006121332A JP4458065B2 (ja) 2006-04-25 2006-04-25 電磁開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007294263A true JP2007294263A (ja) 2007-11-08
JP4458065B2 JP4458065B2 (ja) 2010-04-28

Family

ID=38764671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006121332A Expired - Fee Related JP4458065B2 (ja) 2006-04-25 2006-04-25 電磁開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4458065B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020116021A1 (ja) * 2018-12-06 2020-06-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 電磁継電器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020116021A1 (ja) * 2018-12-06 2020-06-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 電磁継電器
CN113168998A (zh) * 2018-12-06 2021-07-23 松下知识产权经营株式会社 电磁继电器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4458065B2 (ja) 2010-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017183305A1 (ja) 接点開閉装置及びこれを用いた電磁継電器
JP4508091B2 (ja) 電磁開閉装置
JP6300153B2 (ja) 電磁継電器
JP2006310247A (ja) 電磁開閉装置
JP4404067B2 (ja) 電磁開閉装置
JP2017050274A (ja) 接点開閉装置
JP4586861B2 (ja) 電磁継電器
JP2010238366A (ja) 電磁接触器
JP4458064B2 (ja) 電磁開閉装置
JP4458065B2 (ja) 電磁開閉装置
JP4645659B2 (ja) 電磁継電器
JP7268199B2 (ja) 直流リレー
WO2019187780A1 (ja) リレー
JP2021048092A (ja) 電磁継電器
JP2012199095A (ja) 接点装置
JP7003892B2 (ja) 電磁継電器
JP2022158372A (ja) アクチュエータ
JP2006310251A (ja) リレー用導電バー及びこの製造方法
JP4404068B2 (ja) 電磁開閉装置
JP7417351B2 (ja) 電磁継電器
JP7443913B2 (ja) 電磁継電器
WO2022230516A1 (ja) 接点装置及び電磁継電器
JP2012199127A (ja) 接点装置及びこれを用いた電磁継電器
JP7380175B2 (ja) 電磁継電器
JP2017195097A (ja) 電磁リレー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091027

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100119

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100201

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4458065

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140219

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees