JP2007294134A - 嵌合体のロック機構およびロック機構を備える電気端子 - Google Patents

嵌合体のロック機構およびロック機構を備える電気端子 Download PDF

Info

Publication number
JP2007294134A
JP2007294134A JP2006117851A JP2006117851A JP2007294134A JP 2007294134 A JP2007294134 A JP 2007294134A JP 2006117851 A JP2006117851 A JP 2006117851A JP 2006117851 A JP2006117851 A JP 2006117851A JP 2007294134 A JP2007294134 A JP 2007294134A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
diameter
lock
male
lock spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006117851A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuma Sugano
琢磨 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tyco Electronics Japan GK
Original Assignee
Tyco Electronics AMP KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tyco Electronics AMP KK filed Critical Tyco Electronics AMP KK
Priority to JP2006117851A priority Critical patent/JP2007294134A/ja
Publication of JP2007294134A publication Critical patent/JP2007294134A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract


【課題】 雌雄部材の嵌合体を抜止めするロック機構で解除操作部が嵌合体外周に突出しないもの、および、前記ロック機構を備える雌雄一対の電気端子を提供する。
【解決手段】 先細りのテーパ部20a、第1段差部20b、小径部20cが先端側から順に外周面に形成されたC字状断面のロックばね20を、雄型端子10の嵌合凸部11に、径方向の遊動が可能かつ軸方向の移動が規制された状態で同軸状に保持させる。嵌合凸部11を、内径が開口端に向かって拡大された案内部51e、第2段差部51d、案内部51eの最小内径よりも大きい内径を有するロック部51cが開口側から順に内周面に形成された雌型端子50の嵌合凹部51に挿入してテーパ部20aが嵌合凹部51のロック部51cに至ると、ロックばね20が自己の弾性によって拡径して第1段差部20bの外径が嵌合凹部51の第2段差部51dの内径よりも大きくなって抜止めする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、雌型部材と雄型部材が互いに嵌合した嵌合体を抜止めするためのロック機構、および、互いに嵌合させて使用される雌雄一対の電気端子であってロック機構を備えるものに関する。
電気コネクタや管継手は、雌型部材および雄型部材によって構成される嵌合体を介して、電線や管路の一方側と他方側を相互に接続するためのものである。嵌合体を構成する雌型部材および雄型部材は、小さな操作力で簡単な操作によって迅速に嵌合および分離でき、かつ、使用時には嵌合状態を確実に維持することが求められる。しかし、電気コネクタや管継手の嵌合状態にある雌型部材と雄型部材は、外部からの振動や管路内の圧力変動などに起因して、使用時に分離してしまう可能性がある。このため、電気コネクタや管継手は、嵌合体の意図しない分離を防ぐためにロック(抜止め)機構を備えているものが多い。
図7および図8は、従来提案されている同軸型の電気コネクタの構成例を示す。これらの電気コネクタは、いずれも、雄型コネクタ110,210と、これらが嵌入される雌型コネクタ150,250と、によって嵌合体を構成する。いずれの電気コネクタ嵌合体も、雄型コネクタ110,210と雌型コネクタ150,250との嵌合状態を維持するためのロック機構を備え、雌型コネクタ150,250の外周にロックを解除するための筒状の解除操作部170,270が配置されている。
また、図9は、従来提案されている管継手の一例を示す。この管継手は、雄型継手(プラグ)310を雌型継手(ソケット)350に挿入するという単純な操作によって嵌合および分離できるように構成されたものであり、迅速継手(クイックカプラ)と呼ばれる。迅速継手も、前述した同軸型の電気コネクタと同様に、管体の端部に取り付けられた雄型継手310と、これが嵌入される雌型継手350とによって、嵌合体を構成する。この迅速継手の嵌合体も、ロック機構を備え、雌型継手350の外周にロックを解除するための筒状の解除操作部370が配置されている。
ところで、嵌合体のロックを解除するための解除操作部が雌型部材に設けられる場合には、筒状の解除操作部が必然的に嵌合体の外周に配置されることになる。そのため、嵌合体の外周に突出する解除操作部が誤って動かされる可能性がある。また、当該嵌合体が屋外で使用される場合に、外部から容易に視認される解除操作部がいたずらによって操作されることも懸念される。さらに、ロック機構を備える嵌合体を小径に構成することも困難である。
一方、図10に示すように、電気コネクタの嵌合体において、ロックを解除するための解除操作部を雄型コネクタに設けることも従来提案されている。このように、解除操作部が雄型部材に設けられている場合には、解除操作部が嵌合体の外周にほとんど突出しないので、解除操作部が雌型部材に設けられている嵌合体よりも外径を小さくすることが容易であり、解除操作部が誤って操作されるおそれも少なくなる。
特開平7−302647号公報(図8) 特開2002−15822号公報(図3) 特開2000−193172号公報(図1) 特開平10−69947号公報(図1,図8)
しかし、図10(A)に示すような電気コネクタ嵌合体の構成は、雄型コネクタ510に配置される解除操作部517aを外部シェル516の一部である弾性係合片517と一体に形成したものであるため、外部シェルをもたない電気コネクタや電気端子自体には適用することができないものである。また、解除操作部517aは、嵌合体の外周から顕著に突出していないものの、ロックを解除するための操作部であることが一見して認められる態様で嵌合体の外周に露出している。このため、解除操作部570aがいたずらによって操作されるおそれを払拭することができない。さらに、図10(B)に示すように、雄型コネクタ510のロック部材であるロック肩(係合肩)517b、および、雌型コネクタ550のロック部材である係合片550aは、いずれも薄い金属板を折曲げ加工して形成されたものであるため、大きな引抜力に耐えることができない。したがって、図10に示すような電気コネクタ嵌合体の構成は、この点からも、太径電線に接続されて大きな外力が加わる可能性がある大型の、大電流用電気端子に適用することが困難である。
本発明は、このような状況をふまえ、雌型部材と雄型部材によって構成される嵌合体の意図しない分離を防止するためのロック機構であって、嵌合状態を解除するための解除操作部が嵌合体の外周から突出せず、しかも、当該解除操作部が一見して解除操作部であると認識されるような態様で露出しないものを提供することを目的とする。また、本発明は、互いに嵌合させて使用される一対の雌型電気端子と雄型電気端子であって前記ロック機構を備えるもの、特に、太径電線に接続される比較的大型の大電流用電気端子を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために提案された、本発明に係る嵌合体のロック機構は、
雌型部材と雄型部材からなる嵌合体を抜け止めするためのロック機構であって、先細りのテーパ部、第1段差部、小径部が先端側から順に外周面に形成されたC字状断面を有するロックばねを、径方向の遊動が可能かつ軸方向の移動が規制された状態で同軸状に保持する、前記雄型部材の嵌合凸部と、内径が開口端に向かって拡大された案内部、第2段差部、前記案内部の最小内径よりも大きい内径を有するロック部が開口側から順に内周面に形成された、前記雌型部材の嵌合凹部とを含み、前記嵌合凸部が前記嵌合凹部に挿入されるときに、前記テーパ部が前記嵌合凹部の前記案内部に沿ってしゅう動しながら前記第1段差部の外径が前記嵌合凹部の前記第2段差部の内径以下になるまで前記ロックばねが縮径されることによって、前記嵌合凹部と前記嵌合凸部が互いに嵌合することを許容し、前記テーパ部が前記嵌合凹部のロック部に達すると、前記第1段差部の外径が前記嵌合凹部の前記第2段差部の内径よりも大きくなるまで前記ロックばねが拡径することによって、前記嵌合凹部と前記嵌合凸部を抜止めすることを特徴とするものである。
また、上記の目的を達成するために提案された、本発明に係る別の嵌合体のロック機構は、請求項1記載の嵌合体のロック機構において、前記ロックばねの前記第1段差部および前記嵌合凹部の第2段差部は、いずれも軸方向を向く段差面を有することを特徴とするものである。
上記の目的を達成するために提案された、本発明に係る一対の電気端子は、互いに嵌合可能な雄型電気端子および雌型電気端子からなり、前記雄型電気端子が、先細りのテーパ部、第1段差部、小径部が先端側から順に外周面に形成されたC字状断面のロックばねを、径方向の遊動が可能かつ軸方向の移動が規制された状態で同軸状に保持する嵌合凸部を有し、前記雌型電気端子が、内径が開口端に向かって拡大された案内部、第2段差部、前記案内部の最小内径よりも大きい内径を有するロック部が開口側から順に内周面に形成された嵌合凹部を有し、前記嵌合凸部が前記嵌合凹部に挿入されるときに、前記テーパ部が前記嵌合凹部の前記案内部に沿ってしゅう動しながら前記第1段差部の外径が前記嵌合凹部の前記第2段差部の内径以下になるまで前記ロックばねが縮径されることによって、互いに嵌合することを許容し、前記テーパ部が前記嵌合凹部のロック部に達すると、前記第1段差部の外径が前記嵌合凹部の前記第2段差部の内径よりも大きくなるまで前記ロックばねが拡径することによって、互いに嵌合した前記嵌合凸部と前記嵌合凹部を抜止めするロック機構を備えることを特徴とするものである。
また、上記の目的を達成するために提案された、本発明に係る別の一対の電気端子は、請求項3記載または請求項4記載のロック機構を備える電気端子において、前記雄型電気端子が、前記嵌合凸部の前記ロックばねを保持する部分よりも先端側に前記テーパ部の先端よりも小径の接触凸部を有するとともに、前記雌型電気端子が、前記嵌合凹部の前記ロック部よりも奥側に前記ロック部よりも小径で弾性接触部材が収容された接触凹部を有し、前記嵌合凹部の前記案内部によって前記ロックばねの縮径が開始されるのとほぼ同時に、前記接触凸部と前記接触凹部に収容された弾性接触部材が接触を開始することを特徴とするものである。
また、上記の目的を達成するために提案された、本発明に係るさらに別の一対の電気端子は、請求項3記載または請求項4記載のロック機構を備える電気端子において、前記雄型電気端子の前記接触凸部にシール部材が装着され、前記嵌合凹部の前記案内部による前記ロックばねの縮径が終了する直前に、前記シール部材が前記接触凸部と前記接触凹部との隙間を閉塞することを特徴とするものである。
また、上記の目的を達成するために提案された、本発明に係るさらに別の一対の電気端子は、請求項3記載または請求項4記載のロック機構を備える電気端子において、前記雄型電気端子の前記ロックばねが、当該ロックばねを縮径させて前記嵌合凸部と前記嵌合凹部との抜止めを解除するための解除操作部を前記小径部よりも後端側に有することを特徴とするものである。
本発明に係る嵌合体のロック機構によれば、前記雌型部材と前記雄型部材からなる嵌合体を抜け止めするためのロック機構であって、先細りのテーパ部、第1段差部、小径部が先端側から順に外周面に形成されたC字状断面を有するロックばねを、径方向の遊動が可能かつ軸方向の移動が規制された状態で同軸状に保持する、前記雄型部材の嵌合凸部と、内径が開口端に向かって拡大された案内部、第2段差部、前記案内部の最小内径よりも大きい内径を有するロック部が開口側から順に内周面に形成された、前記雌型部材の嵌合凹部とを含み、前記嵌合凸部が前記嵌合凹部に挿入されるときに、前記テーパ部が前記嵌合凹部の前記案内部に沿ってしゅう動しながら前記第1段差部の外径が前記嵌合凹部の前記第2段差部の内径以下になるまで前記ロックばねが縮径されることによって、前記嵌合凹部と前記嵌合凸部が互いに嵌合することを許容し、前記テーパ部が前記嵌合凹部のロック部に達すると、前記第1段差部の外径が前記嵌合凹部の前記第2段差部の内径よりも大きくなるまで前記ロックばねが拡径することによって、前記嵌合凹部と前記嵌合凸部を抜止めするようにされているので、嵌合体のロックを解除するための解除操作部を嵌合体の外周に配置する必要がない。このため、嵌合体の外径を雌型部材の外径よりも大きくする必要がなく、解除操作部を意図せずに動かしてしまうことや、解除操作部がいたずらによって操作されたりする可能性が低減される。しかも、雄型部材を雌型部材に押し込むだけで両部材の嵌合操作は完了するが、工具を使わなければ解除操作部に対して解除操作を加えることができないので、いたずらによって嵌合体が分離されることを抑止することも期待される。
また、本発明に係る別の嵌合体のロック機構によれば、請求項1記載の嵌合体のロック機構において、前記ロックばねの前記第1段差部および前記嵌合凹部の第2段差部が、いずれも軸方向を向く段差面を有するようにしたので、嵌合体を分離する向きに大きな力が加わった場合に、互いに対向する第1段差部の段差面と第2段差部の段差面が干渉して抜止め機能を確実に発揮する。しかも、このロック機構は、いずれも十分な肉厚を有するロックばねおよび雌型部材の嵌合凹部の一部によって構成されるので、大きな引抜力が加わっても容易に破損しない。また、雄型部材の嵌合凸部に径方向の遊動が可能な状態に保持されているロックばねの第1段差部が嵌合凹部の第2段差部を乗り越える際に、明瞭な動作音が発生するので、作業者はこの動作音を聞くことによって嵌合が完了したことを知ることができる。
本発明に係る一対の電気端子によれば、互いに嵌合可能な雄型電気端子および雌型電気端子からなり、前記雄型電気端子が、先細りのテーパ部、第1段差部、小径部が先端側から順に外周面に形成されたC字状断面のロックばねを、径方向の遊動が可能かつ軸方向の移動が規制された状態で同軸状に保持する嵌合凸部を有し、前記雌型電気端子が、内径が開口端に向かって拡大された案内部、第2段差部、前記案内部の最小内径よりも大きい内径を有するロック部が開口側から順に内周面に形成された嵌合凹部を有し、前記嵌合凸部が前記嵌合凹部に挿入されるときに、
前記テーパ部が前記嵌合凹部の前記案内部に沿ってしゅう動しながら前記第1段差部の外径が前記嵌合凹部の前記第2段差部の内径以下になるまで前記ロックばねが縮径されることによって、互いに嵌合することを許容し、前記テーパ部が前記嵌合凹部のロック部に達すると、前記第1段差部の外径が前記嵌合凹部の前記第2段差部の内径よりも大きくなるまで前記ロックばねが拡径することによって、互いに嵌合した前記嵌合凸部と前記嵌合凹部を抜止めするロック機構を備えているので、解除操作部が嵌合体の外周に露出しないように構成される。このため、嵌合体の外径を雌型電気端子の外径よりも大きくする必要がなく、解除操作部を意図せずに動かしてしまうことや、解除操作部がいたずらによって操作されたりする可能性が低減される。しかも、雄型電気端子を雌型電気端子に押し込むだけで両者の嵌合操作は完了するが、工具を使わなければ解除操作部に対して解除操作を加えることができないので、いたずらによって電気端子の嵌合体が分離されることを抑止することも期待される。
また、本発明に係る別の一対の電気端子によれば、請求項3記載の一対の電気端子において、前記雄型電気端子が、前記嵌合凸部の前記ロックばねを保持する部分よりも先端側に前記テーパ部の先端よりも小径の接触凸部を有するとともに、前記雌型電気端子が、前記嵌合凹部の前記ロック部よりも奥側に前記ロック部よりも小径で弾性接触部材が収容された接触凹部を有し、前記嵌合凹部の前記案内部によって前記ロックばねの縮径が開始されるのとほぼ同時に、前記接触凸部と前記接触凹部に収容された弾性接触部材が接触を開始するようにされているので、雄型電気端子を雌型電気端子に嵌合させる際の抵抗力がある時点から急激に高まる。つまり、前記一対の電気端子は、このロック機構によっていわゆる慣性ロックを備えることになる。これにより、雄型電気端子を雌型電気端子に押し込むという単純な操作によって両者は半嵌合状態を生じることなく嵌合され、同時に抜止め(ロック)が完了する。
また、本発明に係るさらに別の一対の電気端子は、請求項3または請求項4記載の一対の電気端子において、前記雄型電気端子の前記接触凸部にシール部材が装着され、前記嵌合凹部の前記案内部による前記ロックばねの縮径が終了する直前に、前記シール部材によって前記接触凸部と前記接触凹部との隙間を閉塞するように構成されているので、屋外で使用される場合にも電気的な接触状態を安定に保つことができる。しかも、シール部材が嵌合凹部内のロック部から肩部を乗り越えて、より小径の接触凹部に移動する際に生ずる挿入抵抗は、慣性ロックによる嵌合過程の終期に生じるため、嵌合作業を完了するための障害にならない。このため、シール部材を配置しても、挿入力不足による半嵌合状態を生じるおそれがない。
また、本発明に係るさらに別の一対の電気端子によれば、請求項3記載または請求項4記載のロック機構を備える電気端子において、前記雄型電気端子の前記ロックばねが、当該ロックばねを縮径させて前記嵌合凸部と前記嵌合凹部との抜止めを解除するための解除操作部を前記小径部よりも後端側に有するので、当該解除操作部が雌型端子の開D端近傍にわずかに臨むように配置される。しかも、当該解除操作部は、C字状断面を有するほぼ円筒状のロックばねの一部であるため、嵌合体の外周から直接に視認される状態にあってもロックを解除するための操作部であることが一見して認められる態様に構成されていない。このため、解除操作部がいたずらによって操作されるおそれはほとんどない。
本発明に係る一対の電気端子の実施形態を、図面を参照しながら説明する。この電気端子は、太径電線に接続される大電流用の電気端子として構成されたものであり、雌雄の電気端子が意図せずに分離することを防止するためのロック機構を備えるものである。なお、以下の説明では、雌型電気端子および雄型電気端子について、嵌合相手側を先端と呼び、その反対側(すなわち電線が接続される側)を後端と呼ぶものとする。
図1および図2は、本発明に係る一対の雌型電気端子と雄型電気端子(以下では、単に雄型端子および雌型端子ともいう。)の構成例を示す。この雄型端子10と雌型端子50は、互いに嵌合して嵌合体1を構成する。図1(A)は嵌合状態における嵌合体1の外観を示す斜視図であり、図1(B)は嵌合状態における嵌合体1の中心軸を含む縦断面を示す図である。図2は分離状態にある雄型端子10と雌型端子50の外観を示す斜視図である。また、図3は、図1および図2に示した嵌合体1を構成する各部材を示す分解図である。
雄型端子10の先端側には円柱状の嵌合凸部11が形成され、雄型端子10の後端側には円筒状の電線接続部13が同軸状に形成されている。嵌合凸部11は、雌型端子50の嵌合凹部51に挿入されて電気的接続および抜止め(ロック)を行うための部分である。嵌合凸部11は、雄型端子10と雌型部材50との間の電気的接触を主に担う最先端部の接触凸部11aと、ロックばね20を保持する基部11cを含む。嵌合凸部11の接触凸部11aと基部11cの間には、ロックばね20が軸方向先端側に向けて移動することを規制するための、環状の突出部11bが設けられている。接触凸部11aは環状の突出部11bに対して小径であり、接触凸部11aの後端側にはシール部材(Oリング)30を装着するための円周状のシール溝12が形成されている。雄型端子10の後端の電線接続部13は、第1の電線(図示せず)の一端と雄型端子10を電気的に接続するための部分であり、円筒状である。この円筒状の部分に挿入された第1の電線の芯線は、電線接続部13に圧着されることによって雄型端子10と電気的に接続される。電線接続部13の内周には第1の電線の芯線の保持力を高めるためのセレーションSが予め形成されていることが望ましい。雄型端子10は、高い電気伝導度と良好な加工性を備えるアルミニウム合金などによって作られる。
雌型部材50は、全体がほぼ円筒状であり、先端側には嵌合凹部51が形成され、後端側には電線接続部53が同軸状に形成されている。雄型端子10の嵌合凸部11を受容する嵌合凹部51には、図1(B)に示すように、嵌合時に嵌合凸部11の最先端部の接触凸部11aとの電気的接続を担う接触凹部51aが最奥部に形成され、嵌合凹部51の前端側(開口側)には、嵌合時に嵌合凸部の基部11bに保持されたロックばね20と干渉して抜止め機能を担うロック部51cが形成されている。接触凹部51aはロック部51cに対して小径にされており、ロック部51cと接触凹部51aの境界には肩部51bが形成される。また、最奥部の接触凹部51aの内周には、雄型端子10の接触凸部11aとの電気的な接触状態を確実に保つためのルーバー状の弾性接触部材60が装着されている。なお、雌型端子50の嵌合凹部51aの内部構造については後述する。雌型端子50の後端の電線接続部53は、第2の電線(図示せず)の一端と雌型端子50を電気的に接続するための部分であり、円筒状である。この円筒部に挿入された第2の電線の芯線は、電線接続部53に圧着されることによって雌型端子50と電気的に接続される。電線接続部53の内周には第2の電線の芯線の保持力を高めるためのセレーションSが予め形成されていることが望ましい。雌型端子50は、高い電気伝導度と良好な加工性を備えるアルミニウム合金などによって作られる。
図4は、雄型部材10の嵌合凸部11に保持され、ロック部材として機能するロックばね20の外観を示す斜視図である。このロックばね20は、円筒状体の一部が軸方向に沿って切り開かれたC字状の断面を有する弾性部材であり、嵌合凸部に取り付けられた状態における先端側から順に、少なくとも、先細りのテーパ部20a、第1段差部20b、小径部20cが外周面に形成されている。ロックばね20のテーパ部20aの先端径は、嵌合凸部11の環状の突出部11bの外径とほぼ等しい。本実施形態におけるロックばね20は、筒状体の円弧の約90度にわたる範囲が切り開かれている。ロックばね20は、その内径が嵌合凸部11の基部11cの外径よりも大きくされており、嵌合凸部11に対して径方向の遊動が可能な状態に保持されている。これにより、ロックばね20は、弾性的に縮径および拡径することができるように保持されている。一方、ロックばね20は、雄型端子10の環状突出部11bおよび鍔部15に挟まれて、嵌合凸部11に対して軸方向の移動が規制された状態で同軸状に保持されている。
つまり、ロックばね20は、ロック部材としての機能と、ロック部材をロック状態に保つためのばね部材としての機能を併せもつ部材である。このため、本発明に係るロック機構は、従来の電気コネクタや迅速継手のようにボール(剛体球)などのロック部材、および、ロック部材を所定位置に保持するためのばね部材の双方を別々に備える必要がなく、シンプルかつ小径に構成される。しかも、 ロックばね20は、 雄型端子10の嵌合凸部11に自己の弾性によって保持されるので、ロック状態を解除するための解除操作部を雌型部材50の外周に配置する必要がない。このため、嵌合体1の外径を雌型端子50の外径よりも大きくする必要がない。なお、外周面の切り開かれた部分とは反対側に設けられる切欠部21は、ロックばね20を弾性的に縮径させる際に要する力の大きさを調整するためのものであり、その形状や大きさは適宜でよい。ロックばね20は、銅合金などの弾性材料によって作られる。
次に、図5をも参照しながら、雄型部材10と雌型部材50によって構成される嵌合体1のロック機構の動作を、嵌合操作の手順に従って説明する。ここで、図5(A)ないし図5(C)は、雌型端子50に挿入された雄型端子10が嵌合を完了してロック状態に至るまでの段階を順に示す部分断面図である。
(1)第1段階
雄型端子10の嵌合凸部11を雌型端子50の嵌合凹部51に挿入すると、まず、嵌合凸部11の最先端部に形成された接触凸部11aが嵌合凹部51の最奥部に形成された接触凹部51aに嵌入する。接触凸部11aおよび接触凹部51aは、嵌合凸部11の中間部に形成された突出部11bおよび嵌合凹部51のロック部51cよりも小径にされている。接触凸部11aと接触凹部51aとの隙間は僅かである。そして、嵌合凸部11の環状の突出部11bが、嵌合凹部51の開口端の内周に形成された案内部51eに案内されて、当該案内部51eの最小内径部に至る。案内部51eは、嵌合凹部51の開口端に向かって内径が連続的に拡大されている部分である。この段階では、雄型端子10は、抵抗を受けることなく雌型端子50に対して挿抜できる状態にある。
(2)第2段階
第1段階にある雄型端子10をさらに雌型端子50に挿入すると、図5(A)に示すように、嵌合凸部11の基部11cに保持されているロックばね20の先端部に形成されたテーパ部20aが、嵌合凹部51の開口部の内周に形成された案内部51eの最小内径部に接触し始める。また、これとほぼ同時に、嵌合凸部11の接触凸部11aの先端は、嵌合凹部51の接触凹部51aの内周に配置された弾性接触部材60に接触し始める。
(3)第3段階
第2段階に至った雄型端子10を雌型端子50にさらに挿入するためには、雄型端子10を、テーパ部20aが嵌合凹部51の案内部51eの最小内径部を通過する際にロックばね20が徐々に縮径されることに起因するしゅう動抵抗、および、嵌合凸部11の接触凸部11aが嵌合凹部51の接触凹部51aの内周に配置された弾性接触部材60の内側に嵌入する際のしゅう動抵抗、の総和に抗して雌型端子50に押し込む必要がある。このため、雄型端子10と雌型端子50を嵌合しようとする者は、この段階から明確な挿入抵抗力を感じ始める。
(4)第4段階
そして、第3段階に至った雄型端子10を、前述した抵抗力を上回る力で雌型端子50に押し込むと、図5(B)に示す状態を経て一気に図5(C)に示す完全な嵌合状態に至る。この過程で、ロックばね20のテーパ部20aは縮径されながら嵌合凹部51の案内部51eの最小内径部を通過し終わり、小径部20cが案内部51eの最小内径部に位置するようになる。これにより、ロックばね20は自己の弾性によって拡径して、雄型部材10が雌型部材50から抜け出めされた状態(ロック状態)に至る。ここで、ロックばね20の第1段差部20bおよび嵌合凹部51の第2段差部51dには、いずれも雄型端子10の挿抜方向を向く円周状の段差面を有するほぼ直角の段差が形成されている。このため、ロックばね20の第1段差部20bが嵌合凹部51の第2段差部51dを通過すると、当該ロックばね20が自己の弾性によって瞬時に拡径して、カチッという明瞭な動作音を発生する。雄型端子10と雌型端子50を嵌合する者は、この動作音を聞くことによって、両端子が完全に嵌合してロックされたことを知ることができる。
なお、図5(B)に示すように、接触凸部11aの後端側に装着されているシール部材(Oリング)30は、雄型端子10と雌型端子50の嵌合が完了する直前に、嵌合凹部51内の肩部51bを乗り越えてロック部51cよりも小径の接触凹部51aに移動して、接触凸部11aと接触凹部51aの間のわずかな隙間を塞ぐ。このため、雄型端子10および雌型端子50からなる嵌合体1は、屋外で使用される場合にも電気的な接触状態を安定に保つことができる。しかも、シール部材30が大径のロック部51cから肩部51bを乗り越えて、より小径の接触凹部51aに侵入する際に生ずる挿入抵抗は、慣性ロックによる嵌合過程の終期に生じるようにされている。このため、シール部材30に起因する挿入抵抗は嵌合作業を完了するための障害にならず、挿入力不足による半嵌合状態を生じるおそれがない。
このように、雄型端子10と雌型端子50からなる嵌合体1のロック機構は、いわゆる慣性ロックとして機能するようにされている。嵌合体1のロック機構が
慣性ロックとして機能するためには、嵌合凹部51の案内部51eによってロックばね20の縮径が開始されるのとほぼ同時に、接触凸部11aが接触凹部51aに収容されている弾性接触部材60に接触し始めるように構成されていることが必要である。それに加えて、ロックばね20の先端に形成されたテーパ部20aの長さLを大きくしてテーパ部20aを10度程度の比較的緩やかな傾斜にすることが望ましい。これにより、雄型端子10を雌型端子50に嵌合させる際に要する力を極端に大きくすることなく、ある時点から急激に抵抗力が高まるようにされる。そして、その後に雄型端子10を雌型端子50に押し込む操作によって、両者は半嵌合状態を生じることなく一気に嵌合され、かつ、抜止め(ロック)されるのである。
次に、図6をも参照しながら、互いに嵌合している雄型部材10と雌型部材50を分離するための、ロック機構の解除操作について説明する。雄型部材10と雌型部材50が完全に嵌合してロックされた状態にあるとき、図5(C)に示すように、ロックばね20は、小径部20cを嵌合凹部51の案内部51eの最小内径部に位置させて、自己の弾性によって拡径している状態にある。この状態で、雄型端子10を雌型端子50から引き抜こうとすると、ロックばね20の第1段差部20bが嵌合凹部51のロック部51cの後端にある第2段差部51dに干渉する。第1段差部20bの段差面と第2段差部51dの段差面はいずれも雄型端子10の挿抜方向を向く平面であって互いに対向しているため、ロックばね20が第2段差部51dを乗り越えて嵌合凹部51から抜け出すことはできない。また、ロックばね20は、軸方向の移動を規制している環状突出部11bを乗り越えて嵌合凸部11から脱落することもできない。このため、雄型端子10と雌型端子50からなる嵌合体1は、抜け止め(ロック)された状態に保たれるのである。
そこで、雄型端子10と雌型端子50からなる嵌合体1を分離するためには、図6に示すように、ロックばね20を縮径しながら雄型端子10を雌型端子50から引き抜く操作を行えばよい。具体的には、雄型端子10と雌型端子50を互いに嵌合させたときに当該雌型端子50の開口端に臨むように配置されているロックばね20の後端(解除操作部)20dを、図6(A)に示すように、ロックばね20を縮径しながら雄型端子10を雌型端子50からわずかに引き抜けばよい。ロックばね20を縮径させるためには、解除操作部20dをラジオペンチ等の工具Tで挟む等によって、C字状の断面の切り開かれた部分を狭めるように圧すればよい。この状態で、図6(B)に示すように、ロックばね20の第1段差部20bが嵌合凹部51の第2段差部51dよりも開口側に位置するまで雄型端子10が引き出された後は、雄型端子10は抵抗をほとんど受けることなく雌型端子50から引き抜くことができる状態になる。
ここで、嵌合状態を解除するための解除操作部20dは嵌合体1の外周に突出していないため、工具を使用せずに嵌合体1を分離することは困難である。このため、解除操作部20dがいたずらによって操作されるおそれは少ない。一方、ロックばね20は、解除操作を行うために特殊な工具を必要とせず、ラジオペンチ等の汎用の工具によって解除操作を行うことができるようにも考慮されている。なお、本実施形態におけるロックばね20は、解除操作部20dが雄型端子10の鍔部15と雌型端子50の鍔部55bの間に臨むようにされ、誤操作される可能性が排除されている。また、本実施形態においては、嵌合体1のロック状態を解除するためのロックばね20の解除操作部20dが嵌合体1の外部から視認およびアクセスされるように配置されているが、雌型端子50の嵌合凹部51によって解除操作部20dを完全に覆うように構成してもよい。この場合には、ロックばね20の小径部20cの軸方向の長さMを本実施形態における場合よりも大きくしておくことによって、ロック状態のまま雄型端子10を雌型端子50から一定量だけ引き出せるようにしておく必要がある。これとは逆に、ロックばね20の小径部20cの軸方向の長さMを小さくしていけば、雄型端子10を雌型端子50に一旦嵌合させた後に、嵌合体の外部からロック状態を解除できないようにすることもできる。
以上説明した本発明に係る嵌合体のロック機構およびこれを備える一対の電気端子の実施形態は、例えば、鉄道用信号系統のインピーダンスボンド用として好適なものである。雄型端子10および雌型端子50からなる嵌合体1を、80〜100mm2 程度の太径電線を相互に接続するために用いられることを想定して構成する場合、ロック部材として機能するロックばね20の第1段差部20bと雌型端子50の嵌合凹部51内に形成された第2段差部51dとの引掛かり代(両段差部の互いに接する段差面の径方向における幅)を約0.6mm(片側)とすれば、互いに嵌合してロックされた状態にある雄型端子10と雌型端子50の嵌合体1は約250kg重の引抜力に耐えることができる。また、本発明に係る嵌合体のロック機構は、電気端子のみに適用可能なものではなく、例えば迅速継手(いわゆるクイックカプラ)と呼ばれる管継手などにも適用可能なものである。
本発明の一実施形態である一対の雌型端子および雄型端子の嵌合状態を示す図である。図1(A)は嵌合体の外観を示す斜視図、図1(B)は嵌合体の中心軸を含む縦断面である。 本発明の一実施形態である一対の雄型端子および雌型端子の分離状態における外観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態である一対の電気端子の各構成部材を示す分解図である。 雄型部材の嵌合凸部に保持されるロック部材であるロックばねの外観を示す斜視図である。 図5(A)〜(C)は、雄型端子が雌型端子に挿入されてロック状態に至るまでの過程を説明するための部分断面図である。 雌型端子に嵌合した雄型端子を引き抜く過程を説明するための部分断面図である。図6(A)は、ロックばね後端の解除操作部を縮径する操作を示す。図6(B)は、ロックが解除された状態を示す。 筒状の解除操作部を雌型コネクタの外周に備える従来の電気コネクタの一例を示す図である。 筒状の解除操作部を雌型コネクタの外周に備える従来の電気コネクタの別の例を示す図である。 筒状の解除操作部を雌型継手の外周に備える従来の管継手の一例を示す図である。 解除操作部を雄型コネクタに備える従来の電気コネクタの一例を示す図である。
符号の説明
1 電気端子の嵌合体
10 雄型端子
11 嵌合凸部
11a 接触凸部
11b 環状の突出部
11c 基部
12 シール溝
13 電線接続部(圧着部)
15 鍔部
20 ロックばね
20a テーパ部
20b 第1段差部
20c 小径部
20d 解除操作部
21 切欠部
30 シール部材(Oリング)
50 雌型部材
51 嵌合凹部
51a 接触凹部
51b 肩部
51c ロック部
51d 第2段差部
51e 案内部
53 電線接続部(圧着部)
60 弾性接触部材
S セレーション

Claims (6)

  1. 雌型部材と雄型部材からなる嵌合体を抜け止めするためのロック機構であって、
    先細りのテーパ部、第1段差部、小径部が先端側から順に外周面に形成されたC字状断面を有するロックばねを、径方向の遊動が可能かつ軸方向の移動が規制された状態で同軸状に保持する、前記雄型部材の嵌合凸部と、
    内径が開口端に向かって拡大された案内部、第2段差部、前記案内部の最小内径よりも大きい内径を有するロック部が開口側から順に内周面に形成された、前記雌型部材の嵌合凹部と
    を含み、
    前記嵌合凸部が前記嵌合凹部に挿入されるときに、前記テーパ部が前記嵌合凹部の前記案内部に沿ってしゅう動しながら前記第1段差部の外径が前記嵌合凹部の前記第2段差部の内径以下になるまで前記ロックばねが縮径されることによって、前記嵌合凹部と前記嵌合凸部が互いに嵌合することを許容し、
    前記テーパ部が前記嵌合凹部のロック部に達すると、前記第1段差部の外径が前記嵌合凹部の前記第2段差部の内径よりも大きくなるまで前記ロックばねが拡径することによって、前記嵌合凹部と前記嵌合凸部を抜止めする
    ことを特徴とする嵌合体のロック機構。
  2. 前記ロックばねの前記第1段差部および前記嵌合凹部の第2段差部は、いずれも軸方向を向く段差面を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の嵌合体のロック機構。
  3. 互いに嵌合可能な雄型電気端子および雌型電気端子からなり、
    前記雄型電気端子が、先細りのテーパ部、第1段差部、小径部が先端側から順に外周面に形成されたC字状断面のロックばねを、径方向の遊動が可能かつ軸方向の移動が規制された状態で同軸状に保持する嵌合凸部を有し、
    前記雌型電気端子が、内径が開口端に向かって拡大された案内部、第2段差部、前記案内部の最小内径よりも大きい内径を有するロック部が開口側から順に内周面に形成された嵌合凹部を有し、
    前記嵌合凸部が前記嵌合凹部に挿入されるときに、前記テーパ部が前記嵌合凹部の前記案内部に沿ってしゅう動しながら前記第1段差部の外径が前記嵌合凹部の前記第2段差部の内径以下になるまで前記ロックばねが縮径されることによって、互いに嵌合することを許容し、
    前記テーパ部が前記嵌合凹部のロック部に達すると、前記第1段差部の外径が前記嵌合凹部の前記第2段差部の内径よりも大きくなるまで前記ロックばねが拡径することによって、互いに嵌合した前記嵌合凸部と前記嵌合凹部を抜止めする ロック機構を備える
    ことを特徴とする一対の電気端子。
  4. 前記雄型電気端子が、前記嵌合凸部の前記ロックばねを保持する部分よりも先端側に前記テーパ部の先端よりも小径の接触凸部を有するとともに、前記雌型電気端子が、前記嵌合凹部の前記ロック部よりも奥側に前記ロック部よりも小径で弾性接触部材が収容された接触凹部を有し、
    前記嵌合凹部の前記案内部によって前記ロックばねの縮径が開始されるのとほぼ同時に、前記接触凸部と前記接触凹部に収容された弾性接触部材が接触を開始する
    ことを特徴とする請求項3記載の一対の電気端子。
  5. 前記雄型電気端子の前記接触凸部にシール部材が装着され、
    前記嵌合凹部の前記案内部による前記ロックばねの縮径が終了する直前に、前記シール部材によって前記接触凸部と前記接触凹部との隙間が閉塞される
    ことを特徴とする請求項3または請求項4記載の一対の電気端子。
  6. 前記雄型電気端子の前記ロックばねは、当該ロックばねを縮径させて前記嵌合凸部と前記嵌合凹部との抜止めを解除するための解除操作部を、前記小径部よりも後端側に有する
    ことを特徴とする請求項3または請求項4記載の一対の電気端子。
JP2006117851A 2006-04-21 2006-04-21 嵌合体のロック機構およびロック機構を備える電気端子 Pending JP2007294134A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006117851A JP2007294134A (ja) 2006-04-21 2006-04-21 嵌合体のロック機構およびロック機構を備える電気端子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006117851A JP2007294134A (ja) 2006-04-21 2006-04-21 嵌合体のロック機構およびロック機構を備える電気端子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007294134A true JP2007294134A (ja) 2007-11-08

Family

ID=38764555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006117851A Pending JP2007294134A (ja) 2006-04-21 2006-04-21 嵌合体のロック機構およびロック機構を備える電気端子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007294134A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0464689U (ja) * 1990-10-18 1992-06-03
JP2004079425A (ja) * 2002-08-21 2004-03-11 Hirose Electric Co Ltd 同軸コネクタ及びその構成品

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0464689U (ja) * 1990-10-18 1992-06-03
JP2004079425A (ja) * 2002-08-21 2004-03-11 Hirose Electric Co Ltd 同軸コネクタ及びその構成品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2900731C (en) Quick mount connector for a coaxial cable
US5584712A (en) Connector
EP2866309B1 (en) Connector structure
US20010006860A1 (en) Connector
JP6793168B2 (ja) 嵌合コネクタ
JP2007149420A (ja) レバー嵌合式コネクタ
US6659789B2 (en) Electrical connector assembly and connector used for it
JP2007200767A (ja) コネクタ
JP2006252806A (ja) 電気コネクタ
JPH08321350A (ja) 電気自動車用コネクタ
JP2006318788A (ja) シールドコネクタ
JPH10223317A (ja) シールド部材を有するコネクタ
JP2003068401A (ja) コネクタ
JP2007018898A (ja) コネクタ
JPH11135196A (ja) 防水コネクタ
JP2007294134A (ja) 嵌合体のロック機構およびロック機構を備える電気端子
JP2010097716A (ja) 雌型端子金具
KR100978778B1 (ko) 분리 방지용 콘넥터
JP3420969B2 (ja) シールドコネクタ
EP3644452B1 (en) Fitting connector
JP3417846B2 (ja) シールド部材を有するコネクタ
JP2006156182A (ja) 電気コネクタハウジング、電気コネクタ、およびコネクタ組立体
JP2006332033A (ja) コネクタ
JP2012089299A (ja) 防水コネクタ
JP5631126B2 (ja) 半嵌合防止コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110225

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20110302

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20110704

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02