JP2007293891A - 情報処理装置,情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置,情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007293891A
JP2007293891A JP2007153203A JP2007153203A JP2007293891A JP 2007293891 A JP2007293891 A JP 2007293891A JP 2007153203 A JP2007153203 A JP 2007153203A JP 2007153203 A JP2007153203 A JP 2007153203A JP 2007293891 A JP2007293891 A JP 2007293891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
meta information
sort
text
meta
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007153203A
Other languages
English (en)
Inventor
Kotaro Asaka
浩太郎 浅加
Takashi Kinouchi
敬 木野内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2007153203A priority Critical patent/JP2007293891A/ja
Publication of JP2007293891A publication Critical patent/JP2007293891A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

【課題】 ユーザの言語や嗜好に合わせてメタ情報をソートする。
【解決手段】 PC100の情報取得部120は,複数のメタ情報を取得し,記憶部130は,取得された各メタ情報の読みに応じたソート用テキストを生成するためのルールをそれぞれ規定した複数のモジュールを記憶する。ソート用テキスト生成部140は,記憶された複数のモジュールのうち,所定の条件に応じたルールを規定した1または2以上のモジュールに基づいて,取得されたメタ情報毎にソート用テキストを自動生成する。ソート実行部150は,自動生成されたソート用テキストに基づいて各メタ情報をソートすることによりソート済メタ情報を生成する。イニシャル情報生成部160は,各メタ情報の頭文字を含んだイニシャル情報を生成し,メタ情報毎に追加する。これにより,ユーザの言語や嗜好に合わせてメタ情報をソートすることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は,メタ情報をソートする情報処理装置,情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
従来から,メタデータを識別する識別コードとメタデータの「読み(呼び名)」とを対応させたデータベースを作成し,このデータベースを照合することによりメタデータの識別コードからメタデータの読みを特定する技術が提案されている。その一例としては,ユーザ端末において,CDやDVDなどに記憶されているTOC(テーブル・オブ・コンテンツ)を識別キーとして読み取り,読み取られたTOCからメタデータの読みを特定し,特定されたメタデータの読みをユーザに提供する技術が提案されている(たとえば,特許文献1を参照。)。
特開2004−206648号公報
しかし,従来の技術では,メタデータの識別コードとメタデータの読みとは,メタデータの音読みに対応した文字コードにより一対一に対応しているものが多い。このため,従来の技術では,メタデータの読みを用いてメタデータをソーティングする際,メタデータによっては訓読みするものがあるにもかかわらず,ほとんどのメタデータが,音読みされて,あいうえお順に一律に並べ替えられていた。これにより,ユーザは,実情に即さない順番に並べられたメタデータを参照して自分が探しているコンテンツ(たとえば,動画や曲)を検索しなければならなかった。この結果,ユーザは,自分が探しているコンテンツを素早く探し出して楽しむことができなかった。
近年,PD(Portable Device:ポータブルデバイス)などのコンテンツ再生装置は,膨大なコンテンツを記憶できるようになっており,このため,膨大なコンテンツからユーザが探しているコンテンツにたどり着くまでにユーザが消費する時間や労力は増大の一途をたどっている。このようなユーザの煩わしさや時間の浪費からユーザを解放し,自分の好きなコンテンツを一早く楽しめる装置およびその方法が望まれていた。
本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,ユーザの言語や嗜好に合わせてメタ情報をソーティングする情報処理装置,情報処理方法および情報処理プログラムを提供することにある。
上記課題の少なくとも一つを解決するために,本発明のある観点によれば,複数のメタ情報を取得する情報取得部と,上記取得された各メタ情報に基づいて前記メタ情報の読みであるソート用テキストを生成するためのルールをそれぞれ規定したモジュールを複数記憶する記憶部と,上記記憶された複数のモジュールのうち,1以上のモジュールに基づいて上記取得されたメタ情報毎にソート用テキストを自動生成するソート用テキスト生成部と,を備えることを特徴とする情報処理装置が提供される。
ここで,メタ情報とは,たとえば,音楽コンテンツのタイトル(コンテンツ名),アルバム名,アーティスト名など,各コンテンツの属性情報をいい,各メタ情報の読みとは,各コンテンツの属性情報の名称の文字列を構成する各文字の読みを意味する。たとえば,文字列を構成する各文字が漢字の場合,文字列の各文字(または文字列からなる単語)の音読みまたは訓読みが各メタ情報の読みとなる。また,たとえば,文字列を構成する各文字がアルファベットの場合,各文字の読みが各メタ情報の読みとなる。
この情報処理装置は,上記メタ情報毎に自動生成されたソート用テキストに基づいて上記各ソート用テキストに対応する各メタ情報をソートすることにより,ソートされた複数の前記メタ情報と複数の前記ソート用テキストからなるソート済メタ情報を自動生成するソート実行部を備え
さらに,この情報処理装置は,所定の条件に基づいて,前記ソート済メタ情報に含まれる前記ソート用テキストに基づいて、上記ソート用テキストの頭文字であるイニシャル情報を生成し,前記生成されたイニシャル情報を上記各メタ情報に追加して、イニシャル情報付きソート済メタ情報とするイニシャル情報生成部を備え
すなわち,イニシャル情報付きソート済メタ情報とは,各メタ情報の読み(すなわち,属性情報の名称の読み順/文字列順)に基づいて並び替えられたメタ情報に,メタ情報のイニシャル情報を付加したものをいう。
この場合,前記イニシャル情報生成部は,情報の頭文字から始まるイニシャル情報を生成するという条件に基づいて,前記ソート済メタ情報に含まれる各メタ情報の頭文字から始まるイニシャル情報を生成してもよい。これによれば,イニシャル情報に基づいて,ユーザが指定するアーティスト名や曲名などのメタ情報に素早くアクセスすることができる。
また,前記イニシャル情報生成部は,情報に含まれる特定の文字列からイニシャル情報を生成するという条件に基づいて,前記ソート済メタ情報に含まれる各メタ情報の前記特定の文字列からイニシャル情報を生成してもよい。これによれば,イニシャル情報に基づいて,ユーザが指定する「クリスマス」などのキーワードを含んでいるアーティスト名や曲名などのメタ情報に素早くアクセスすることができる。
これによれば,予め定められた条件に応じて,モジュールに規定されたルールに基づいてソート用テキストが生成され,生成されたソート用テキストによりメタデータが並べ替えられ,さらに,並べ替えられたソート済みメタデータにイニシャル情報が付加される。
ここで,上記記憶部に記憶された複数のモジュールは,定冠詞抜きモジュール,ザ抜きモジュール,逆変換モジュール,英字変換モジュール,あだな変換モジュール,記号読み変換モジュール,難読名変換モジュール,数字読み変換モジュールまたは姓名反転モジュールのいずれであってもよい。
これにより,メタデータは,このようなモジュールに定められたルールに基づいてユーザの嗜好に対応した読みがなに並べ替えられる。この結果,メタデータの音読みにより一律にメタデータを並べ替えていた従来のソート方法に比べ,ユーザは,ユーザの嗜好にあった読みがなが付加され,それに応じて並べ替えられたメタデータを用いて,自分の探しているコンテンツを素早く検索し,検索したコンテンツをすぐに楽しむことができる。
また,上記ソート用テキスト生成部は,ユーザにより設定された条件またはユーザが使用している言語の少なくともいずれかに基づいて,上記複数のモジュールから上記各メタ情報をソートするための上記1以上のモジュールを選択し,前記選択された1以上のモジュールに規定されたルールに基づいて上記ソート用テキストを自動生成するようにしてもよい。
これによれば,メタデータは,ユーザにより設定された条件またはユーザが使用している言語に応じた環境に応じたルールに基づいて,よりユーザの嗜好に対応した読みがなに並べ替えられる。この結果,ユーザは,より素早く自分の探しているコンテンツに到達することができる。
また,上記記憶部は,上記記憶されたモジュール毎にそのモジュールに規定されたルールを適用するときの優先順位を記憶し,上記ソート用テキスト生成部は,上記複数のモジュールのうち,上記記憶された優先順位の高いモジュールに規定されたルールから順に,上記ソート用テキストを生成するためのルールとして用いるようにしてもよい。
また,上記ソート実行部は,上記取得された各メタ情報が2以上の文字種からなる場合,上記文字種毎にメタ情報を分類し,分類された各メタ情報に対応するソート用テキストに基づいて上記分類された各メタ情報をそれぞれソートすることにより,文字種毎のソート済メタ情報をそれぞれ生成してもよい。
この場合,上記イニシャル情報生成部は,上記文字種毎のソート済メタ情報を合成し,合成されたソート済メタ情報に含まれるメタ情報毎に上記イニシャル情報を追加することによりイニシャル情報付きソート済メタ情報を生成するようにしてもよい。
このとき,上記表示部は,上記イニシャル情報付きソート済メタ情報に含まれるイニシャル情報に基づいて,ユーザから指定されたイニシャルを有するメタ情報を表示するようにしてもよい。
また,上記ソート用テキスト生成部は,上記取得された各メタ情報が日本語である場合,上記複数のモジュールから漢字をかなに変換するモジュールを選択し,選択されたモジュールに基づいてメタ情報毎にかなのソート用テキストを自動生成し,上記ソート実行部は,上記自動生成されたかなのソート用テキストに応じて上記各メタ情報をあいうえお順にソートし,上記イニシャル情報生成部は,上記あいうえお順にソートされたソート済メタ情報にイニシャル情報を追加し,上記表示部は,前記イニシャル情報に基づいて,ユーザから指定されたイニシャルをもつメタ情報から順にメタ情報をあいうえお順に表示するようにしてもよい。
また,上記情報処理装置は,上記生成されたイニシャル情報付きソート済メタ情報に基づいて表示を行う表示部を備えていてもよい。また,上記情報処理装置は,上記生成されたイニシャル情報付きソート済メタ情報を外部装置に表示させる情報出力部を備えていてもよい。
このとき,上記情報出力部は,上記イニシャル情報付きソート済メタ情報に含まれるイニシャル情報に基づいて,ユーザから指定されたイニシャルを有するメタ情報に基づいて外部装置に表示を行わせるようにしてもよい。
また,上記ソート用テキスト生成部は,上記取得されたメタ情報が日本語である場合,上記複数のモジュールから漢字をかなに変換するモジュールを選択し,選択されたモジュールに基づいてメタ情報毎にかなのソート用テキストを自動生成し,上記ソート実行部は,上記自動生成されたかなのソート用テキストを用いて上記各メタ情報をあいうえお順にソートし,上記イニシャル情報生成部は,上記あいうえお順にソートされたソート済メタ情報にイニシャル情報を追加し,上記表示部は,前記イニシャル情報に基づいて,ユーザから指定された行に含まれるメタ情報から順にメタ情報をあいうえお順に表示するようにしてもよい。
また,上記表示部は,50音順にかなを表示し,表示された50音順のかなのうち,いずれかのかなをユーザに指定させ,前記イニシャル情報に基づいて,前記指定させたかなのイニシャルをもつメタ情報から順にメタ情報をあいうえお順に表示するようにしてもよく,ユーザの操作に応じて,前記イニシャル情報に基づいて,表示されているメタ情報が含まれる行の前行または後行のいずれかの行に含まれるメタ情報から順にメタ情報を表示するようにしてもよい。
また,上記情報処理装置は,上記表示されたメタ情報により示されるコンテンツを再生可能な装置であってもよい。
これによれば,ユーザは,よりユーザの嗜好にあった順番に並べられているメタデータを用いて,自分の探しているコンテンツを素早く検索し,すぐさまコンテンツを再生して楽しむことができる。
また,本発明の他の観点によれば,複数のメタ情報を取得し,上記取得された各メタ情報に基づいて前記メタ情報の読みであるソート用テキストを生成するためのルールをそれぞれ規定した複数のモジュールを記憶部に記憶し,上記記憶された複数のモジュールのうち,所定の条件に応じたルールを規定した1以上のモジュールに基づいて上記取得されたメタ情報毎にソート用テキストを自動生成し,上記自動生成されたメタ情報毎のソート用テキストに基づいて上記各ソート用テキストに対応する各メタ情報をソートすることにより,ソートされた複数の上記メタ情報と複数の前記ソート用テキストからなるソート済メタ情報を自動生成し,上記ソート済メタ情報に含まれる上記ソート用テキストに基づいて、上記ソート用テキストの頭文字であるイニシャル情報を生成し,前記生成されたイニシャル情報を前記各メタ情報に追加して、イニシャル情報付きソート済メタ情報とすることを特徴とする情報処理方法が提供される。
また,本発明の他の観点によれば,複数のメタ情報を取得する処理と,上記取得された各メタ情報に基づいて前記メタ情報の読みであるソート用テキストを生成するためのルールをそれぞれ規定した複数のモジュールを記憶部に記憶する処理と,上記記憶された複数のモジュールのうち,1以上のモジュールに基づいて上記取得されたメタ情報毎にソート用テキストを自動生成する処理と,上記自動生成されたメタ情報毎のソート用テキストに基づいて上記各ソート用テキストに対応する各メタ情報をソートすることにより,ソートされた複数の上記メタ情報と複数の前記ソート用テキストからなるソート済メタ情報を自動生成する処理と,上記ソート済メタ情報に含まれる上記ソート用テキストに基づいて、上記ソート用テキストの頭文字であるイニシャル情報を生成し,前記生成されたイニシャル情報を前記各メタ情報に追加して、イニシャル情報付きソート済メタ情報とする処理と,をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラムが提供される。
これによれば,メタデータは,予め定められたルールに基づいてユーザの嗜好に対応した読みがなに並べ替えられる。この結果,ユーザは,ユーザの嗜好やユーザの言語環境にあった順番に並べられているメタデータを用いて,自分の探しているコンテンツに素早く到達することができる。
以上説明したように,本発明によれば,ユーザの言語や嗜好に合わせてメタ情報をソーティングする情報処理装置,情報処理方法および情報処理プログラムを提供を提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1実施形態)
(情報処理システムの全体構成および動作の概要)
まず,本発明の第1実施形態にかかる情報処理システムの全体構成および動作の概要について,図1を参照しながら説明する。
情報処理システム10は,PC100と携帯型音楽プレーヤ200とから構成されている。PC100と携帯型音楽プレーヤ200とは,たとえば,USB(Universal Serial Bus)等の有線または無線により接続されている。PC100には,ネットワーク250を介してCDDB(CD DataBase)サーバ400が接続されている。
CDDBサーバ400には,音楽CDに収録されたコンテンツ(楽曲)とともにコンテンツの曲名やアーティスト名を示したメタデータ(メタ情報)が記憶されていて,PC100は,このCDDBサーバ400に記憶されているメタデータを取得し,取得されたメタデータをユーザの嗜好やユーザが使用している言語環境に合わせてソーティングする。
携帯型音楽プレーヤ200は,このようにユーザの嗜好に合わせてソートされたメタデータをディスプレイに表示し,ユーザが指定したメタデータに対応するコンテンツを再生するようになっている。携帯型音楽プレーヤ200は,PDの一例である。
なお,メタデータとは,コンテンツの中身を全部読まなくても,コンテンツの選択や収集などの処理を効率的に行えるように,たとえば,タイトル,作者,作成日,アーティスト名,曲名といったコンテンツに関する基本情報(属性情報)を記載したものをいう。
また,以下で説明される「イニシャル・ソート」とは,たとえば,音楽コンテンツのタイトル(コンテンツ名),アルバム名,アーティスト名などのメタデータの読み(すなわち,各コンテンツの属性情報の読み順/文字列順)に基づいて,メタデータを並び替えることをいう。また,「メタデータの読み」とは,「メタデータの文字列を構成する各文字の読み順」を意味する。なお,以下では,説明の便宜上,「読み順/文字列順」を「読み順」と表記する。
(ソート用テキスト生成の概要)
PC100は,図2に示したように,後程詳述するソート用テキスト生成モジュール310を自動生成し,生成されたソート用テキスト生成モジュール310を用いて,メタ一覧300に含まれる各メタデータにソート用テキストをそれぞれ付加することにより,ソート用テキストメタ一覧320(ソート用テキストメタデータ)を生成する。その後,PC100は,ソートモジュール330を用いてソート用テキストメタ一覧320の各メタデータをソートすることにより,ソート済メタ一覧340を生成する。
(イニシャルデータ生成の概要)
ついで,PC100は,イニシャルデータ生成モジュール350に基づいて,ソート済メタ一覧340に含まれる各ソート済みメタデータのイニシャル(頭文字)を生成し,生成されたイニシャル情報をソート済メタ一覧340の各ソート済メタデータに追加することによりイニシャル情報付きソート済メタ一覧360(イニシャル情報付きソート済メタデータ)を生成する。
PC100は,このようにして生成されたイニシャル情報付きソート済メタ一覧360をコンテンツとともに携帯型音楽プレーヤ200に送信するようになっている。
(PC100の機能)
つぎに,PC100の各機能を機能ブロックにて示した図3を参照しながら,PC100の機能について説明する。PC100は,通信部110,情報取得部120,記憶部130,ソート用テキスト生成部140,ソート実行部150,イニシャル情報生成部160,情報出力部170および表示部180により示した機能ブロックを有している。
通信部110は,たとえば,楽曲(コンテンツ)をCDDBサーバ400から取り込む。情報取得部120は,通信部110により受信されたコンテンツのアーティスト名や曲名を示したメタデータ(メタ情報)をコンテンツから取得する。
記憶部130は,図2のソート用テキスト生成モジュール310を生成するためのルールをそれぞれ規定した複数のモジュールを記憶する。複数のモジュールの一例としては,定冠詞抜きモジュール130a,ザ抜きモジュール130b,逆変換モジュール130c,英字変換モジュール130d,あだな変換モジュール130e,記号読み変換モジュール130f,難読名変換モジュール130g,数字読み変換モジュール130h,姓名反転モジュール130i,文字種分類モジュール130j,ソートモジュール330aおよび文字種別ソートモジュール330bが挙げられる。
定冠詞抜きモジュール130aは,メタデータから各言語(たとえば,英語,仏語,伊語,独語,西語)の定冠詞を削除するというルールを規定したモジュールであり,このルールを用いてソート用テキストを生成する。たとえば,定冠詞抜きモジュール130aは,メタデータ「The Beat」からソート用テキスト「Beat」を生成する。定冠詞抜きモジュール130aは,メタデータがどんな言語にて記述されていても適用可能である。
ザ抜きモジュール130bは,メタデータから日本語で書かれた各言語の定冠詞(たとえば,「ザ・」や「ザ<空白>」など)を削除するというルールを規定したモジュールであり,このルールを用いてソート用テキストを生成する。たとえば,ザ抜きモジュール130bは,メタデータ「ザ ビート」からソート用テキスト「ビート」を生成する。ザ抜きモジュール130bは,メタデータが日本語にて記述されている場合に適用される。
逆変換モジュール130cは,IME(Input Method Editor:日本語の文章を入力するためのソフトの総称でかな漢字変換が主な機能)の逆変換機能に類する機能を用いて読みがなを取得するというルールを規定したモジュールであり,このルールを用いてソート用テキストを生成する。逆変換モジュール130cは,日本語,中国語および韓国語に変換される場合に適用される。
たとえば,アーティスト名であるメタデータが「砂原良一」であって,生成されるソート用テキストが「ひらがな」または「カタカナ」である場合,逆変換モジュール130cは,メタデータ「砂原良一」からソート用テキスト「すなはらよしいち」または「スナハラヨシイチ」をソート用テキストとして生成する。また,たとえば,アーティスト名が「青山典子」である場合,逆変換モジュール130cは,メタデータ「青山典子」から,ひらがな「あおやまのりこ」またはカタカナ「アオヤマノリコ」をソート用テキストとして生成する。
また,たとえば,生成されるソート用テキストが中国語の場合,逆変換モジュール130cは,メタデータ「青山典子」から,ピンイン「QING(青) SHAN(山) DIAN(典) ZI(子)」をソート用テキストとして生成する。
Figure 2007293891
逆変換モジュール130cには,アーティスト名の読み仮名変換を行うアーティスト名用逆変換モジュールと,曲名の読み仮名変換を行う曲名(一般)用逆変換モジュールの2種類が存在していてもよい。メタ情報には,アーティスト名,曲名,アルバム名等さまざまな情報が含まれている。よって,各メタ情報に適切な逆変換モジュールを使うことにより,変換精度を向上させることが可能となる。例えば,アーティスト名には,アーティスト名用逆変換モジュールを使い,曲名には,曲名(一般)用逆変換モジュールを使う。これにより,アーティスト名の「杏子」は「キョウコ」と変換され,曲名の中の「杏子」は「アンズ」と正しく変換される。このようにして,アーティスト名の変換精度を圧倒的に高めることができる。
加えて,正しく変換できなかったときのために,「逆変換モジュール」にユーザ自身が「表示」と「読み」と「品詞(一般名詞,動詞,姓名,姓,名,グループ名など)」を登録できるようにしておいてもよい。これによれば,同じ逆変換ができなかったアーティストの曲を次回リッピングしたときでも正しく変換することができる。また,その登録内容をサーバに吸い上げて,辞書の改版をしてもよい。
英字変換モジュール130dは,英字に対してその読みがなを記憶した辞書を持ち,その辞書に基づいて英字のメタデータから読みがなを取得するというルールを規定したモジュールであり,このルールをメタデータに適用することにより読みがなのソート用テキストを生成する。英字変換モジュール130dは,英字から日本語,中国語または韓国語に変換する場合に適用される。たとえば,英字「PUFFO」を日本語に変換する場合,英字変換モジュール130dは,英字に対する読みがなを記憶した辞書に基づいて英字「PUFFO」からひらがな「ぱふぉー」またはカタカナ「パフォー」をソート用テキストとして生成する。
あだな変換モジュール130eは,人名に対してそのあだなを記憶した辞書を持ち,その辞書に基づいて人名のメタデータからあだなを取得するというルールを規定したモジュールであり,このルールをメタデータに適用することによりあだなのソート用テキストを生成する。たとえば,あだな変換モジュール130eは,人名に対するあだなを記憶した辞書に基づいて,人名「浜孝一」からあだな「はまちゃん」をソート用テキストとして生成する。
記号読み変換モジュール130fは,「☆」などの記号や特殊文字に対してその読みがなを記憶した辞書を持ち,その辞書に基づいて記号等から読みがなを取得するというルールを規定したモジュールである。たとえば,記号読み変換モジュール130fは,記号等に対する読みがなを記憶した辞書に基づいて,記号「☆」から「ほし」(または「スター」,「STAR」等)を生成する。これにより,「涙がキラリ☆」から「涙がキラリほし」が生成される。また,記号「『」や記号「」」には読みがなをつけない(空文字の読みがなをつける)という情報を辞書に予め登録しておくことにより,記号読み変換モジュール130fは,「『手紙』」から「手紙」を生成する。これにより,括弧などで括られたメタデータを本来の読みがなのみでソートすることができる。
難読名変換モジュール130gは,難読名に対する読みがなを記憶した辞書を持ち,その辞書に基づいて難読名のメタデータから読みがなを取得するというルールを規定したモジュールであり,このルールをメタデータに適用することにより難読ソート用テキストを生成する。たとえば,難読名変換モジュール130gは,難読名に対する読みがなを記憶した辞書に基づいて,難読名「175R」から「いなごらいだー」を生成する。
数字読み変換モジュール130hは,数字の読み方に読みがなをつけるルールを規定したモジュールである。たとえば,数字読み変換モジュール130hは,「君の瞳は100万ボルト」から「君の瞳はひゃくまんボルト」を生成する。
姓名反転モジュール130iは,「姓,名」や「姓 名」の順に表記されているメタデータを,「名 姓」に変換する。たとえば,姓名反転モジュール130iは,「Back,Jeff」や「Back Jeff」から「Jeff Back」を生成する。
文字種分類モジュール130jは,メタデータが2以上の文字種からなる場合,メタデータを文字種毎のメタデータに分類する。たとえば,メタデータが英字と漢字との2つの文字種によって表示される場合,文字種分類モジュール130jは,メタデータを英字のメタデータと漢字のメタデータとに分類する。
ソートモジュール330aは,生成されたソート用テキストに基づいてメタデータをソートすることにより,ソート済みメタデータを生成する。文字種別ソートモジュール330bは,文字種分類モジュール130jにより分類された文字種別メタデータをそれぞれソートすることにより,文字種別ソート済みメタデータをそれぞれ生成する。
記憶部130は,上述した複数のモジュールを記憶するとともに,各モジュールにて規定されるルールを適用するときの優先順位を記憶する。この優先順位にしたがって,優先順位の高いモジュールに規定されたルールから順に各ルールがソート用テキストを生成するためのルールとして適用される。
ソート用テキスト生成部140は,記憶部130に記憶された複数のモジュールのうち,所定の条件に応じたルールを規定した1または2以上のモジュール(ソート用テキスト生成モジュール310)に基づいてソート用テキストを自動生成する。所定の条件の一例としては,予め定められた初期条件の他,ユーザから指定された条件またはユーザが使用している言語(たとえば,日本人なら日本語)に関する環境が挙げられる。
たとえば,図4に示したように,所定の条件に基づいて,記憶部130に記憶された複数のモジュールから定冠詞抜きモジュール130aおよび逆変換モジュール130cが選択された場合,ソート用テキスト生成部140は,定冠詞抜きモジュール130aおよび逆変換モジュール130cに規定された各ルールにしたがって,メタ一覧300に含まれる各メタデータ300aからソート用テキストメタ一覧320に示したソート用テキスト320aをそれぞれ生成する。
ソート実行部150は,ソート用テキスト生成部140により自動生成されたソート用テキスト320aに基づいて,各ソート用テキスト320aに対応する各メタ情報300aをソートすることにより,ソートされた複数のメタ情報(ソート済メタ情報300b)からなるソート済メタ一覧340を生成する。
イニシャル情報生成部160は,ソート済メタデータ300bに含まれる各メタ情報のイニシャル(頭文字)の情報を生成し,生成されたイニシャル情報をソート済メタデータに追加することによりイニシャル情報付きソート済メタデータを生成する。
たとえば,イニシャル情報生成部160は,図5に示したように,イニシャルデータ生成モジュール350を用いて,ソート済メタ一覧340に含まれるメタ情報300bの頭文字をイニシャル情報320cとして生成し,イニシャル情報320cをソート済メタデータ300bに追加することによりイニシャル情報付きソート済メタ一覧360を生成する。
一例を挙げると,イニシャル情報生成部160は,メタ情報「坂本龍三」の頭文字「サ」をイニシャル情報として生成し,生成されたのイニシャル情報「サ」をソート済メタデータ300bに追加することによってイニシャル情報付きソート済メタ一覧360を生成する。なお,イニシャル情報は,ソート済メタデータに含まれる各情報の頭文字を含んでいればよく,たとえば,メタ情報「坂本龍三」のイニシャル情報を「サカ」と生成してもよく,「サカモ」と生成してもよい。
また,イニシャル情報は,必ずしもイニシャル(頭文字)を含んだ情報でなくてもよく,たとえば,ソート済みメタデータの総文字数をイニシャル情報としてもよいし,ソート済みメタデータに含まれる特定の文字列をイニシャル情報としてもよい。たとえば,総文字数をイニシャル情報とする場合,ソート済みメタデータ「坂本太郎」に対して「4」というイニシャル情報が生成される。
また,特定の文字列「太郎」をイニシャル情報とする場合,ソート済みメタデータの各情報に,「太郎」を(先頭に限らず)含んでいるときには,「太郎」というイニシャル情報が生成される。これによれば,たとえば,曲名に「クリスマス」「恋」「海」などのキーワードを含んでいるコンテンツにすばやくアクセスすることができる。
なお,以上のように説明したイニシャル情報生成の条件のうち,いずれかの条件を用いてイニシャル情報を生成してもよいし,複数の条件を用いてイニシャル情報を生成してもよい。たとえば,イニシャル情報としてイニシャル(頭文字)と総文字数と特定の文字列とを条件とする場合,ソート済みメタデータ「坂本太郎」に対して,「サ」,「4」,「太郎」という3つのイニシャル情報が生成される。
情報出力部170は,このようにして生成されたイニシャル情報付きソート済メタ一覧360を外部装置(たとえば,携帯型音楽プレーヤ200などのPD)に表示させる。あるいは,表示部180が,このようにして生成されたイニシャル情報付きソート済メタ一覧360を表示してもよい。
このようにして,PC100は,これらの機能ブロックに示した各機能を用いて,予め定められたルールを規定したモジュールに基づいてコンテンツのメタデータを並べ替え,さらに,並べ替えたメタデータにイニシャル情報を付加するようになっている。
なお,PC100は,図示しないCPU,ROM,RAMおよびインターフェースを備えていて,各ROMは,上記各機能を実行するためのプログラムをそれぞれ記憶している。各CPUは,各ROMに記憶された各プログラムを実行することにより各機能を達成するようになっている。
(情報処理システム10の動作)
つぎに,情報処理システム10の動作について,図6に示したフローチャートを参照しながら説明する。PC100は,ステップ600から処理を開始し,ステップ605に進んで,ユーザの指示に応じて所望のコンテンツを取り込む。コンテンツを取り込む方法としては,CDリッピングやEMDサービスを利用してオンラインで取得する方法が挙げられる。
つぎに,PC100は,ステップ610に進み,コンテンツのメタ情報を取得する。コンテンツのメタ情報を取得する方法としては,ステップ605にて取り込んだコンテンツ内のメタデータを読み込む方法,CDDBなどからオンラインで取得する方法,カーステレオ等の機器内に予め保持されているメタ情報を取得する方法などが挙げられる。
ついで,PC100は,ステップ615に進んで,メタ情報のソート用テキストを生成する。具体的には,PC100は,記憶部130に記憶された複数のモジュールのうち,1または2以上のモジュールに規定されたルールに基づいて,ステップ610にて取得されたメタ情報に対応するソート用テキストを自動生成する。
つぎに,PC100は,ステップ620に進み,自動生成されたソート用テキストに基づいてメタ情報をソートすることにより,ステップ610にて取得されたメタ情報を並べ替えたソート済メタ情報を生成する。
ついで,PC100は,ステップ625に進んで,ステップ620にて並べ替えられたソート済メタ情報に含まれる各メタ情報の頭文字からなるイニシャル情報を生成し,生成されたイニシャル情報をソート済みメタ情報に追加することによりイニシャル情報付きソート済メタ情報を生成する。
つぎに,PC100は,ステップ630に進み,コンテンツとイニシャル情報付きソート済メタ情報とを携帯型音楽プレーヤ200(PD)に転送する。
これに応じて,携帯型音楽プレーヤ200は,ステップ635にて,転送されたコンテンツ一覧を表示する。具体的には,図7に示したように,アーティスト名と曲名とがディスプレイ210に表示される。
また,携帯型音楽プレーヤ200は,ステップ640にて,ユーザのキー操作(左キー220a,右キー220b,上キー220cおよび下キー220d)にしたがってディスプレイ210の表示を変更する。
(インデックスジャンプサーチ)
たとえば,この時点で,ディスプレイ210が,図8の中央に示したように,「A」のイニシャルをもつアーティスト名をABC順に表示していた場合,ユーザが左キー220aを押すと,図8の左側に示したように,ディスプレイ210は,前行のアーティスト名までジャンプして,「ワ行」のイニシャルをもつアーティスト名をあいうえお順に表示する。
また,中央のディスプレイ210の表示に対して,ユーザが右キー220bを押すと,図8の右側に示したように,ディスプレイ210は,後行のアーティスト名までジャンプして,「C」と「D」のイニシャルをもつアーティスト名をABC順に表示する。
ここで,行とは,メタ情報の読みがなの頭文字が属する行をいい,メタ情報があいうえお順にソーティングされている場合,ア行,カ行,サ行,タ行,ナ行,ハ行,マ行,ヤ行,ラ行,ワ行のいずれかを示す。前行とは,現在,ディスプレイ210に表示されている行より一つ前の行をいい,後行とは,現在,ディスプレイ210に表示されている行より一つ後の行をいう。たとえば,現在,タ行のアーティスト名がディスプレイ210に表示されている場合,前行はサ行,後行はナ行となる。
また,メタ情報がABC順にソーティングされている場合,AB,CD,EF,GH・・・がそれぞれ一つのユニット(すなわち,メタ情報の区切り)となる。たとえば,現在,「E」のイニシャルをもつアーティスト名がディスプレイ210に表示されている場合,前ユニットはCD,後ユニットはGHとなる。よって,上述したように,メタ情報があいうえお順にソーティングされている場合にメタ情報の区切りとして使用した「行」も,ユニットの一例である。また,ユニットは,メタ情報を区切った各単位であれば,その区切り方はどのようであってもよい。たとえば,アイ,ウエオ,カキ,クケコ・・・のそれぞれを一つのユニットとしてもよいし,ABC,DEF・・・というように,一つのユニットに3つのアルファベットを割り当てるようにしてもよい。
なお,ユーザが上キー220cを押すと,ディスプレイ210の画面は上にスクロールし,ユーザが下キー220dを押すと,ディスプレイ210の画面は下にスクロールする。
(イニシャルサーチ)
図9に示した50音順の「カナ」または「英数字」のイニシャルをディスプレイ210に表示し,ユーザにいずれかのイニシャルを指示させることにより,指示されたイニシャルをもつアーティスト名が表示されるようにしてもよい。たとえば,ユーザが「ウ」を選択した場合,「ウ」のイニシャルをもつアーティスト名があいうえお順に表示される。
一方,このようなユーザによる操作が,所定期間内に行われない場合,本処理は,図6のステップ695にて一旦終了される。
なお,ステップ605の処理は,通信部110の機能により実現される。ステップ610の処理は,情報取得部120の機能により実現される。ステップ615の処理は,ソート用テキスト生成部140の機能により実現される。ステップ620の処理は,ソート実行部150の機能により実現される。ステップ625の処理は,イニシャル情報生成部160の機能により実現される。ステップ630の処理は,情報出力部170の機能により実現される。ステップ635およびステップ640の処理は,携帯型音楽プレーヤ200(PD)の表示機能またはPC100の表示部180の機能により実現される。
以上に説明したように,第1実施形態では,予め定められた条件に応じたモジュールに規定されたルールに基づいてソート用テキストが生成され(図4を参照),生成されたソート用テキストにより並べ替えられたソート済みメタデータにイニシャル情報が付加される(図5を参照)。これによれば,メタデータは,予め定められたルールに基づいてユーザの嗜好に対応した読みがなにより並べ替えられる。
この結果,メタデータを音読みした読みがなによりメタデータが一律にソートされていた従来のソーティング方法に比べ,ユーザは,ユーザの嗜好にあった順番に並べられているメタデータを用いて,自分の探しているコンテンツを素早く検索し,検索したコンテンツをすぐに楽しむことができる。
(第2実施形態)
第2実施形態にかかる情報処理システム10では,ユーザにより設定された条件に応じて,ソート用テキストおよびイニシャル情報が動的に設定される点において,予め定められた条件に応じて,ソート用テキストおよびイニシャル情報が静的に設定される第1実施形態にかかる情報処理システム10と機能上相異する。よって,この相異点を中心に第2実施形態にかかる情報処理システム10について説明する。
本実施形態にかかるPC100では,ユーザが,ソート用テキストを自動生成するための条件とメタ情報のイニシャル文字のソート順とを予め設定する。ユーザが日本語を使用する環境においては,ユーザは,図10に示した日本語版のソート用テキスト自動生成設定画面にてソート用テキストを自動生成するための条件を設定し,ソート順・イニシャル文字設定画面にてメタ情報のイニシャル文字のソート順を設定する。
(ユーザ設定に応じた動的なソート用テキスト生成)
まず,ユーザは,ソート用テキストを自動生成するための条件を設定する。ここでは,ユーザは,ソート用テキストを自動生成するための条件として,「ひらがなの読みがなをつける」,「あだなの読みがなをつける」,「英語の定冠詞を削除する」,「カナの定冠詞を削除する(ザ抜き)」を設定している。
これをうけて,ソート用テキスト生成部140は,記憶部130に記憶された複数のモジュールから,ユーザから指定された条件(ユーザ設定)に応じた1または2以上のモジュールを選択する。図11は,ユーザ設定に応じてソート用テキストを動的に生成する動作を示した図である。図11のソート用テキスト生成モジュール310に示したように,ソート用テキスト生成部140は,ユーザにより設定された条件「英語の定冠詞を削除する」に応じて定冠詞抜きモジュール130aを選択する。また,ソート用テキスト生成部140は,「カナの定冠詞を削除する(ザ抜き)」に応じて,ザ抜きモジュール130bを選択する。また,ソート用テキスト生成部140は,「ひらがなの読みがなをつける」に応じて,逆変換モジュール130cを選択する。また,ソート用テキスト生成部140は,「あだなの読みがなをつける」に応じて,あだな変換モジュール130eを選択する。
ソート用テキスト生成部140は,記憶部130に記憶された優先順位の高いモジュールに規定されたルールから順に,ソート用テキストを生成するためのルールとして用いる。たとえば,記憶部130に記憶された優先順位のうち,あだな変換モジュール130eの優先順位が,逆変換モジュール130cの優先順位よりも高い場合,ソート用テキスト生成部140は,メタ一覧300の「砂原良一」から,逆変換モジュール130cに規定されたルールに基づいて「すなはらよしいち」をソート用テキストとして生成するのではなく,あだな変換モジュール130eに規定されたルールに基づいて「まりん」をソート用テキストとして生成する。このように,優先順位にしたがって,メタ一覧300の各メタデータ300aからソート用テキストメタ一覧320に示したソート用テキスト320aがそれぞれ生成される。
なお,ここでは,英字変換モジュール130dは選択されていない。この結果,メタデータ「PUFFO」は,ひらがなに変換されず,そのままの表記「PUFFO」がソート用テキスト320aとして生成される。
再び,図10に示した日本語版設定画面に戻って,ユーザが,メタ情報のイニシャル文字のソート順を設定する方法について説明する。ユーザは,図10に示したソート順・イニシャル文字設定画面にてメタ情報のイニシャル文字のソート順を設定する。この例では,洋楽ユーザ向けであれば,メタ情報のイニシャル文字が「ABC・・・/数字/[あ−ん]/その他」の順になるようにメタ情報が並べ替えられる。一方,邦楽ユーザ向けであれば,メタ情報のイニシャル文字が「あ行か行・・・/数字/[A−Z]/その他」の順になるようにメタ情報が並べ替えられる。
ここでは,ユーザは,洋楽ユーザ向けを選択している。これにより,図11に示したように,ソート実行部150は,洋楽ユーザ向けのソートモジュール330のルール(すなわち,「ABC・・・/数字/[あ−ん]/その他」の順)に基づいて,ソート用テキストメタ一覧320を並べ替えることにより,ソート済みメタ一覧340(ソート済みメタデータ)を生成する。この結果,ソート済みメタ一覧340には,最初に英字「PUFFO」,その後に,あいうえお順に並べ替えられたメタ情報300bが保持される。
図12に,ユーザの使用する言語環境に応じて,ソート順として設定可能な項目の一例を挙げる。これによれば,日本語の場合(日本語モード),ソート順として設定可能な文字種は,「数字&記号/英字/日本語(読みがな)/その他」となる。韓国語の場合(韓国語モード),ソート順に設定可能な文字種は,「ハングル&韓文漢字(読みがな)/数字&記号/英字/その他」となる。中国語の場合(中国語モード),ソート順として設定可能な文字種は,「数字&記号/英字&簡体&繁体(読みがな)/その他」となる。英仏独伊西語の場合(英字モード),ソート順として設定可能な文字種は,「数字&記号/英字/その他」となる。ロシア語の場合(ロシア語モード),ソート順として設定可能な文字種は,「数字&記号/英字/キリル文字/その他」となる。
ユーザは,このようなソートのルールにしたがって,初期設定時や任意の時点にソート順を動的に設定してもよく,ユーザの言語環境に応じて自動で定められるデフォルト値に対してユーザがさらに変更を加えてもよい。
なお,図13に示したように,メタ情報が2以上の文字種(ここでは,日本語,英語であるが,分類する文字種は,ユーザの使用する言語環境によって変わる。)からなる場合,ソート実行部150は,文字種分類モジュール370を用いて,文字種毎にメタ情報を分類し,文字種別ソートモジュール330b1,330b2を用いて,分類されたメタ情報をそれぞれソートすることにより,文字種毎にメタ情報を並べ替えて文字種別ソート済メタ情報340a,340bをそれぞれ生成する。その後,ソート実行部150は,文字種別リスト合成モジュール380に基づいて,文字種別ソート済メタ情報340aと文字種別ソート済メタ情報340bとを合成する。
(ユーザ設定に応じた動的なイニシャル設定)
つぎに,ユーザ設定に応じた動的な文字種別のイニシャル・ソート設定方法について説明する。図14に示したように,基本ソートルールとして設定可能な項目は,言語環境(文字種)によって変わる。たとえば,文字種が「英字」の場合,ユーザは,A,B,C,・・・Zのイニシャルに対して,「アルファベット順」,「大文字,小文字の順」を基本ソートルールとして設定することができる。
また,文字種が「数字&記号」の場合,ユーザは,5,#等のイニシャルに対して,「数字(文字コード順),記号(文字コード順)」を基本ソートルールとして設定することができる。
また,文字種が「ハングル」の場合,ユーザは,ハングル子音,韓文漢字のイニシャルに対して,「辞書順(=文字コード順)」を基本ソートルールとして設定することができる。
また,文字種が「日本語」の場合,ユーザは,あ行,か行,・・・漢字のイニシャルに対して,「50音順」,「ひらがな,カタカナの順」,「普通音,撥音,濁音,半濁音の順」,「文字コードの順」を基本ソートルールとして設定することができる。
また,文字種が「英字&簡体&繁体(英字読み)」の場合,ユーザは,A,B,C・・・Z,簡体字,繁体字のイニシャルに対して,「英文A,中文A,英文B,中文B,・・・,英文Z,中文Z」,「文字種英字と同じルール」,「文字コードの順」を基本ソートルールとして設定することができる。
また,文字種が「キリル文字」の場合,ユーザは,キリル文字のイニシャルに対して,「キリル文字順」,「大文字,小文字の順」,「文字コードの順」を基本ソートルールとして設定することができる。
なお,その他の文字種の場合,ユーザは,その他の文字種のイニシャルに対して,「文字コードの順」を基本ソートルールとして設定することができる。
以上の基本ソートルールに基づいて,ユーザの言語環境に応じて,図13に示したイニシャル・ソート390が動的に設定される。このようにして動的に設定されたイニシャル・ソート370に基づいて,ソート実行部150は,合成されたソート済みメタ情報を並べ替え,ソート済みメタ情報を生成する。
ついで,イニシャル情報生成部160は,イニシャルデータ生成モジュール350に基づいて,ソート済メタ情報に含まれる各メタ情報のイニシャル情報を生成する。イニシャル情報生成部160は,生成されたイニシャル情報をソート済メタデータに追加することにより,イニシャル情報付きソート済メタ一覧360を生成する。
たとえば,図13では,イニシャル・ソート370は,ユーザにより「あ行−わ行/[A−Z]の順」に設定されている。そこで,イニシャル情報生成部160は,このユーザ設定のルールに基づいて,合成されたソート済メタデータを最初に[あ行−わ行]の順,つぎに,[A−Z]の順に並べ替え,イニシャル情報付きソート済メタデータ360を生成する。
(情報処理システム10の動作)
つぎに,本実施形態における情報処理システム10の動作について説明する。本実施形態の動作は,基本的に図6のフローチャートに示した第1実施形態の動作と同様であるが,このうち,ステップ615〜ステップ625に示したイニシャル付きソート済みメタ一覧生成処理にてユーザの設定に応じて動的にイニシャル付きソート済みメタ一覧を生成する点で第1実施形態の処理と異なる。そこで,ステップ615〜ステップ625にて示した第1実施形態の処理に代わる第2実施形態の処理を示した図15を参照しながら,本実施形態の動作について詳細に説明する。
PC100は,図6のステップ600〜ステップ610の処理を実行した後,図15のステップ1505にて,ユーザ設定を読み込み,ステップ1510に進んで,記憶部130に記憶した複数のモジュールから,ユーザ設定に応じた1または2以上のソート用テキスト生成モジュールを選択する。ついで,PC100は,ステップ1515に進み,選択されたソート用テキスト生成モジュールに規定されたルールに基づいてソート用テキスト(ソート用テキスト付きメタ一覧)を生成する。
つぎに,PC100は,ステップ1520に進み,ユーザ設定に応じたソートモジュールを選択し,ステップ1525に進んで,選択されたソートモジュールに基づいてソート用テキスト付きメタ一覧をソートすることによりソート済みメタ一覧を生成する。
つぎに,PC100は,ステップ1530に進んで,ユーザ設定に応じたイニシャルデータ生成モジュールを選択し,ステップ1535に進んで,選択されたイニシャルデータ生成モジュールに基づいて,イニシャル情報を生成し,生成されたイニシャル情報をソート済みメタ情報に追加することによりイニシャル情報付きソート済みメタ一覧を生成する。その後,PC100は,図6のステップ630〜ステップ640の処理を実行することによりコンテンツ一覧を携帯型音楽プレーヤ200に表示させる。
なお,ステップ1510およびステップ1515の処理は,ソート用テキスト生成部140の機能により実現される。ステップ1520およびステップ1525の処理は,ソート実行部150の機能により実現される。ステップ1530およびステップ1535の処理は,イニシャル情報生成部160の機能により実現される。
本実施形態によれば,ユーザの嗜好やユーザの使用する言語環境に合わせて,ユーザが,ソート用テキスト生成モジュールおよびイニシャル・ソートルールを動的に設定する。これにより,よりユーザの嗜好やユーザの言語に対応した読みがなに基づいてメタ情報が並べ替えられる。この結果,ユーザは,よりユーザの嗜好にあった順番に並べられているメタデータを用いて,自分の探しているコンテンツをより早く見つけ出すことができる。
近年,PDなどのコンテンツ再生装置は,膨大なコンテンツを記憶できるようになっており,このため,膨大なコンテンツからユーザが欲するコンテンツにたどり着くまでにユーザが消費する時間や労力は増大の一途をたどっている。本実施形態にかかる情報処理システム10によれば,このようなユーザの煩わしさや時間の浪費からユーザを解放し,自分の好きなコンテンツをすばやく楽しめることができる。
なお,以上の説明では,図10の日本語版ユーザ設定画面にて,ユーザがソート用テキストを自動生成するための条件とコンテンツのイニシャル文字のソート順とを予め設定した。しかし,ユーザが他の言語を使用している場合には,ユーザは,他の言語の設定画面にて各条件を設定することができる。
たとえば,ユーザが中国語を使用している場合,ユーザは,図16の中国語版ユーザ設定画面にて,ユーザが各条件を設定することができる。この場合,ユーザは,この画面にてソート用テキスト自動生成のために「ピンインの読みをつける」を設定している。このユーザ設定に応じて,ソート用テキスト生成部140は,記憶部130に記憶された複数のモジュールから逆変換モジュール130cを選択し,逆変換モジュール130cに規定されたルールを用いてピンインを追加したソート用テキストを自動生成する。
つぎに,ユーザは,図16の下部に示した画面にてメタ情報のイニシャル文字のソート順を設定する。ユーザが「混在ソート」を選択すれば,メタ情報のイニシャル文字が「ABC・・・(中国語読み含む)/数字/その他」の順になるように,メタ情報が並べ替えられる。一方,ユーザが「独立ソート」を選択すれば,メタ情報のイニシャル文字が「英字/簡体字読み/繁体字読み/その他」の順になるように,メタ情報が並べ替えられる。
ここでは,ユーザは,「独立ソート」を選択している。これにより,ソート実行部150は,「独立ソート」のソートモジュール330のルール(すなわち,「英字/簡体字読み/繁体字読み/その他」の順)に基づいて,ソート用テキストメタ一覧320を並べ替えることにより,ソート済みメタ一覧340(ソート済みメタデータ)を生成する。なお,繁体字は,台湾,香港にて使用される漢字であり,簡体字は,台湾,香港以外の中国にて使用される漢字である。
以上に説明したユーザ設定は,初期設定時や任意の時点にてユーザが動的に設定してもよく,ユーザの言語環境に応じて自動で定められるデフォルト値に対してユーザがさらに変更を加えてもよい。
以上,上述した実施形態にかかる情報処理システム10によれば,メタ情報をユーザの言語や嗜好に合わせてソーティングすることができる。
(インデックスジャンプサーチの変形例)
インデックスジャンプサーチは,図8に示した方法の他に図17に示した方法も考えられる。この方法では,ディスプレイ210に,アーティスト名がアイウエオ順(またはABC順)に表示されるとともに,その右側に行(ユニット)が表示されていて,アーティストの選択と行の選択とが可能である。以下に,図17の画面および図18のフローチャートを参照しながら,本変形例のインデックスジャンプサーチの具体的方法を説明する。
たとえば,ディスプレイ210が図17の左上の状態のとき,ユーザにより任意のアーティストが選択され(図18のステップ1800),ステップ1805にて,ユーザが上キー220cまたは下キー220dを押したと判定した場合,携帯型音楽プレーヤ200は,ステップ1810に進んで,選択されていたアーティストの前後のアーティスト名を選択し,図1805に戻る。また,ディスプレイ210が図17の左上の状態のとき,図18のステップ1805にて,右キー220bが押されたと判定した場合,携帯型音楽プレーヤ200は,ステップ1815に進んで,現在選択されているアーティストの頭文字が含まれる行(図17の場合にはカ行)を選択する。これにより,ディスプレイ210は,図17の右上の状態になる。一方,ディスプレイ210が図17の左上の状態のとき,図18のステップ1805にて,左キー220aが押されたと判定した場合,携帯型音楽プレーヤ200は,ステップ1820に進んでインデックスジャンプサーチを終了する。
つぎに,ステップ1815の処理後,ステップ1825にて,上キー220cまたは下キー220dが押された場合,携帯型音楽プレーヤ200は,ステップ1830に進んで,選択されていた行の前後の行を選択し,ステップ1825に戻る。たとえば,ディスプレイ210が図17の右上の状態にて,下キー220dが押された場合,ディスプレイ210は,図17の右下の状態になる。また,ディスプレイ210が右下の状態のとき,ステップ1825にて,ENTキー(エンターキー)または左キー220aが押された場合,携帯型音楽プレーヤ200は,ステップ1835に進んで,選択されていた行の最初のアーティスト名を選択し,ステップ1805に戻る。これにより,ディスプレイ210は,図17の左下の状態になる。一方,ディスプレイ210が右下の状態のとき,ステップ1825にて,右キー220bが押された場合,携帯型音楽プレーヤ200は,ステップ1840に進んで,インデックスジャンプサーチを終了する。
たとえば,右上のディスプレイ210の状態にてユーザが下キー220dを押すと,右下のディスプレイ210に示したように,選択されていたカ行の後の行であるサ行が選択される。その後,ユーザが左キー220aを押すと,左下のディスプレイ210に示したように,選択されていたサ行の最初のアーティスト名が選択される。
なお,上述したように,ディスプレイの右側に行を選択するための表示がある場合には,行の選択に右キー220bが用いられたが,ディスプレイの左側に行を選択するための表示がある場合には,行の選択には左キー220aが用いられる。
上記実施形態において,各部の動作はお互いに関連しており,互いの関連を考慮しながら,一連の動作として置き換えることができる。そして,このように置き換えることにより,方法の発明の実施形態とすることができる。
また,上記各部の動作を,各部の処理と置き換えることにより,プログラムの実施の形態とすることができる。また,プログラムを,プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶させることで,プログラムに記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の実施の形態とすることができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
たとえば,CDDBサーバ400には,必ずしも,コンテンツ(たとえば,楽曲)そのものを記憶する必要はなく,コンテンツに対するメタ情報のみが記憶されていてもよい。この場合,情報処理装置(PC100)は,CDDBサーバ400からメタ情報のみを取り込み,取り込んだメタ情報から上述したようにソート用テキストの生成,および,イニシャル情報付きソート済みメタ情報の生成を実行する。その後,携帯型音楽プレーヤ200が,イニシャル情報付きソート済みメタ情報を表示し,ユーザにより選択されたメタ情報に示されるコンテンツのみをCDなどから取り込んでもよい。
これによれば,ユーザは,ユーザにとって未知の楽曲などのコンテンツをも一覧から選択することができる。また,最初にメタ情報とともにコンテンツを情報処理装置に取り込む必要がないので,情報処理装置(PC100)の処理負担を軽減することができるとともに,情報処理装置(PC100)の記憶領域の浪費を軽減することができる。
また,情報処理装置(PC100)は,メタ情報に対して上述した処理を実行することができる装置であれば,どのような情報処理装置であってもよい。たとえば,ハードディスク内蔵型ステレオ,DVD/HDレコーダ・プレーヤ,ホームストレージサーバ,カーナビゲーションシステム,ゲーム機等のデバイスであってもよい。
また,外部装置(PD)は,画像やテキストなどのコンテンツに対して表示および再生ができる装置であれば携帯型音楽プレーヤ200に限られず,たとえば,携帯電話,PDA(Personal Digital Assistants),携帯ゲーム機,デジタルカメラ,デジタルビデオカメラ,ヘッドマウントディスプレイ等の携帯デバイスであってもよい。
また,上述した各実施形態では,アイウエオ順またはアルファベット順に並んだアーティスト名を例に挙げて説明したが,これに限られず,たとえば,アイウエオ順またはアルファベット順に並んだ楽曲やアルバム名を対象としてもよい。
また,本発明にかかる情報処理システムは,上述した実施形態に示した言語に限らず,たとえば,ポルトガル語,アラビア語,インドネシア語,タイ語,トルコ語,ベトナム語,フィリピン語,フィンランド語,スウェーデン語,ペルシャ語,ルーマニア語など,地球に存在する言語であればどんな言語でも適用することができる。
本発明は,ユーザの言語や嗜好に合わせてメタ情報をソーティングする情報処理装置およびその装置を用いた情報処理システムに適用可能である。
本発明の第1実施形態にかかる情報処理システムの全体構成図である。 同実施形態におけるソート用テキスト生成およびイニシャルデータ生成の概要を示した図である。 PCの各機能を示した機能ブロック図である。 同実施形態におけるソート用テキストの生成を説明するための説明図である。 同実施形態におけるイニシャルデータの生成を説明するための説明図である。 同実施形態にかかるシステムにて実行される処理ルーチンを示したフローチャートである。 携帯型音楽プレーヤの一例を示した図である。 携帯型音楽プレーヤのインデックスジャンプサーチの一例を説明するための説明図である。 携帯型音楽プレーヤのイニシャルサーチを説明するための説明図である。 本発明の第2実施形態に用いられる日本語版ユーザ設定画面を示した図である。 同実施形態にてユーザ設定に応じてソート用テキストが動的に生成される動作を説明するための説明図である。 言語環境に応じたソート設定項目の一例を示した図である。 同実施形態にてユーザ設定に応じて動的にイニシャル設定される動作を説明するための説明図である 文字種別のイニシャル・ソート設定項目の一例を示した図である。 同実施形態にかかるシステムにて実行されるイニシャル付きソート済みメタデータ生成ルーチンを示したフローチャートである。 同実施形態に用いられる中国語版ユーザ設定画面を示した図である。 携帯型音楽プレーヤのインデックスジャンプサーチの一例を説明するための説明図である。 インデックスジャンプサーチ処理の一例を示したフローチャートである。
符号の説明
100 PC
110 通信部
120 情報取得部
130 記憶部
140 ソート用テキスト生成部
150 ソート実行部
160 イニシャル情報生成部
170 情報出力部
180 表示部
200 携帯型音楽プレーヤ
300 メタ一覧
310 ソート用テキスト生成モジュール
320 ソート用テキストメタ一覧
330 ソートモジュール
340 ソート済みメタ一覧
350 イニシャルデータ生成モジュール
360 イニシャル情報付きソート済みメタ一覧
400 CDDBサーバ

Claims (17)

  1. 複数のメタ情報を取得する情報取得部と;
    前記取得された各メタ情報に基づいて前記メタ情報の読みであるソート用テキストを生成するためのルールをそれぞれ規定したモジュールを複数記憶する記憶部と;
    前記記憶された複数のモジュールのうち,1以上のモジュールに基づいて前記取得されたメタ情報毎にソート用テキストを自動生成するソート用テキスト生成部と;
    前記メタ情報毎に自動生成されたソート用テキストに基づいて前記各ソート用テキストに対応する各メタ情報をソートすることにより,ソートされた複数の前記メタ情報と複数の前記ソート用テキストからなるソート済メタ情報を自動生成するソート実行部と;
    前記ソート済メタ情報に含まれる前記ソート用テキストに基づいて、前記ソート用テキストの頭文字であるイニシャル情報を生成し,前記生成されたイニシャル情報を前記各メタ情報に追加して、イニシャル情報付きソート済メタ情報とするイニシャル情報生成部と;
    を備える情報処理装置。
  2. 前記ソート用テキスト生成部は,
    ユーザにより設定された条件またはユーザが使用している言語の少なくともいずれかに基づいて,前記複数のモジュールから前記各メタ情報をソートするための前記1以上のモジュールを選択し,前記選択された1以上のモジュールに規定されたルールに基づいて前記ソート用テキストを自動生成することを特徴とする請求項1に記載された情報処理装置。
  3. 前記記憶部は,
    前記記憶されたモジュール毎にそのモジュールに規定されたルールを適用するときの優先順位を記憶し,
    前記ソート用テキスト生成部は,
    前記複数のモジュールのうち,前記記憶された優先順位の高いモジュールに規定されたルールから順に,前記ソート用テキストを生成するためのルールとして用いることを特徴とする請求項1に記載された情報処理装置。
  4. 前記ソート実行部は,
    前記取得された各メタ情報が2以上の文字種からなる場合,前記文字種毎にメタ情報を分類し,分類された各メタ情報に対応するソート用テキストに基づいて前記分類された各メタ情報をそれぞれソートすることにより,文字種毎のソート済メタ情報をそれぞれ生成することを特徴とする請求項に記載された情報処理装置。
  5. 前記イニシャル情報生成部は,
    前記文字種毎のソート済メタ情報を合成し,合成されたソート済メタ情報に含まれるメタ情報毎に前記イニシャル情報を追加することによりイニシャル情報付きソート済メタ情報を生成することを特徴とする請求項に記載された情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置であって,さらに,
    前記生成されたイニシャル情報付きソート済メタ情報に基づいて表示を行う表示部を備えることを特徴とする請求項に記載された情報処理装置。
  7. 前記情報処理装置であって,さらに,
    前記生成されたイニシャル情報付きソート済メタ情報に基づいて外部装置に表示を行わせる情報出力部を備えることを特徴とする請求項に記載された情報処理装置。
  8. 前記表示部は,
    前記イニシャル情報付きソート済メタ情報に含まれるイニシャル情報に基づいて,ユーザから指定されたイニシャルを有するメタ情報を表示することを特徴とする請求項に記載された情報処理装置。
  9. 前記情報出力部は,
    前記イニシャル情報付きソート済メタ情報に含まれるイニシャル情報に基づいて,ユーザから指定されたイニシャルを有するメタ情報を外部装置に表示させることを特徴とする請求項に記載された情報処理装置。
  10. 前記ソート用テキスト生成部は,
    前記取得された各メタ情報が日本語である場合,前記複数のモジュールのうち,漢字をかなに変換するモジュールに基づいてメタ情報毎にかなのソート用テキストを自動生成し,
    前記ソート実行部は,
    前記自動生成されたかなのソート用テキストに応じて前記各メタ情報をあいうえお順にソートし,
    前記イニシャル情報生成部は,
    前記あいうえお順にソートされたソート済メタ情報にイニシャル情報を追加し,
    前記表示部は,
    前記イニシャル情報に基づいて,ユーザから指定されたイニシャルをもつメタ情報から順にメタ情報をあいうえお順に表示することを特徴とする請求項に記載された情報処理装置。
  11. 前記ソート用テキスト生成部は,
    前記取得されたメタ情報が日本語である場合,前記複数のモジュールのうち,漢字をかなに変換するモジュールに基づいてメタ情報毎にかなのソート用テキストを自動生成し,
    前記ソート実行部は,
    前記自動生成されたかなのソート用テキストを用いて前記各メタ情報をあいうえお順にソートし,
    前記イニシャル情報生成部は,
    前記あいうえお順にソートされたソート済メタ情報にイニシャル情報を追加し,
    前記表示部は,
    前記イニシャル情報に基づいて,ユーザから指定された行に含まれるメタ情報から順にメタ情報をあいうえお順に表示することを特徴とする請求項に記載された情報処理装置。
  12. 前記表示部は,
    50音順にかなを表示し,表示された50音順のかなのうち,いずれかのかなをユーザに指定させ,前記イニシャル情報に基づいて,前記指定させたかなのイニシャルをもつメタ情報から順にメタ情報をあいうえお順に表示することを特徴とする請求項10に記載された情報処理装置。
  13. 前記表示部は,
    ユーザの操作に応じて,前記イニシャル情報に基づいて,表示されているメタ情報が含まれる行の前行または後行のいずれかの行に含まれるメタ情報から順にメタ情報を表示することを特徴とする請求項に記載された情報処理装置。
  14. 前記複数のモジュールは,
    定冠詞抜きモジュール,ザ抜きモジュール,逆変換モジュール,英字変換モジュール,あだな変換モジュール,記号読み変換モジュール,難読名変換モジュール,数字読み変換モジュールまたは姓名反転モジュールのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載された情報処理装置。
  15. 前記情報処理装置は,
    前記表示されたメタ情報により示されるコンテンツを再生可能な装置であることを特徴とする請求項に記載された情報処理装置。
  16. 複数のメタ情報を取得し;
    前記取得された各メタ情報に基づいて前記メタ情報の読みであるソート用テキストを生成するためのルールをそれぞれ規定した複数のモジュールを記憶部に記憶し;
    前記記憶された複数のモジュールのうち,1以上のモジュールに基づいて前記取得されたメタ情報毎にソート用テキストを自動生成し;
    前記自動生成されたメタ情報毎のソート用テキストに基づいて前記各ソート用テキストに対応する各メタ情報をソートすることにより,ソートされた複数の前記メタ情報と複数の前記ソート用テキストからなるソート済メタ情報を自動生成し;
    前記ソート済メタ情報に含まれる前記ソート用テキストに基づいて、前記ソート用テキストの頭文字であるイニシャル情報を生成し,前記生成されたイニシャル情報を前記各メタ情報に追加して、イニシャル情報付きソート済メタ情報とすることを特徴とする情報処理方法。
  17. 複数のメタ情報を取得する処理と;
    前記取得された各メタ情報に基づいて前記メタ情報の読みであるソート用テキストを生成するためのルールをそれぞれ規定した複数のモジュールを記憶部に記憶する処理と;
    前記記憶された複数のモジュールのうち,1以上のモジュールに基づいて前記取得されたメタ情報毎にソート用テキストを自動生成する処理と;
    前記自動生成されたメタ情報毎のソート用テキストに基づいて前記各ソート用テキストに対応する各メタ情報をソートすることにより,ソートされた複数の前記メタ情報と複数の前記ソート用テキストからなるソート済メタ情報を自動生成する処理と;
    前記ソート済メタ情報に含まれる前記ソート用テキストに基づいて、前記ソート用テキストの頭文字であるイニシャル情報を生成し,前記生成されたイニシャル情報を前記各メタ情報に追加して、イニシャル情報付きソート済メタ情報とする処理と;をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
JP2007153203A 2005-06-30 2007-06-08 情報処理装置,情報処理方法および情報処理プログラム Pending JP2007293891A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007153203A JP2007293891A (ja) 2005-06-30 2007-06-08 情報処理装置,情報処理方法および情報処理プログラム

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005191460 2005-06-30
JP2007153203A JP2007293891A (ja) 2005-06-30 2007-06-08 情報処理装置,情報処理方法および情報処理プログラム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006132345A Division JP2007042069A (ja) 2005-06-30 2006-05-11 情報処理装置,情報処理方法および情報処理プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007293891A true JP2007293891A (ja) 2007-11-08

Family

ID=38764385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007153203A Pending JP2007293891A (ja) 2005-06-30 2007-06-08 情報処理装置,情報処理方法および情報処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007293891A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112008003076T5 (de) 2007-11-13 2010-09-09 Nsk Ltd. Lenkvorrichtung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112008003076T5 (de) 2007-11-13 2010-09-09 Nsk Ltd. Lenkvorrichtung
DE112008003076B4 (de) 2007-11-13 2019-06-19 Nsk Ltd. Lenkvorrichtung

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007042069A (ja) 情報処理装置,情報処理方法および情報処理プログラム
JP4129048B2 (ja) 固有表現抽出装置、方法、及びプログラム
TWI470450B (zh) 多合一中文輸入方法及其電子裝置
KR101715971B1 (ko) 키워드 및 스트링 입력에 기초한 애니메이트된 미디어를 어셈블링하는 방법 및 시스템
JP5241828B2 (ja) 辞書の単語及び熟語の判定
KR101265263B1 (ko) 발음 기호를 이용한 문자열 매칭 방법 및 시스템과 그방법을 기록한 컴퓨터 판독 가능한 기록매체
KR100643801B1 (ko) 복수의 언어를 연동하는 자동완성 추천어 제공 시스템 및방법
WO2010010918A1 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
JP2003248676A (ja) 解データ編集処理装置、解データ編集処理方法、自動要約処理装置、および自動要約処理方法
JP2010033160A (ja) 情報処理装置および情報処理方法
JP2007140639A (ja) データ表示装置、データ表示方法およびデータ表示プログラム
WO2010103916A1 (ja) 文書の特徴語提示装置及び特徴語の優先度付与プログラム
JP2007293891A (ja) 情報処理装置,情報処理方法および情報処理プログラム
JP2004253011A (ja) 自動要約処理装置および自動要約処理方法
JP2008059169A (ja) 中国語例文検索装置および中国語例文検索処理プログラム
JP5511161B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
KR102242055B1 (ko) 각색형 전자책 공유 플랫폼 및 그 플랫폼을 이용한 각색형 전자책 공유 방법
JP5843235B2 (ja) Web情報処理装置、web情報処理方法、およびプログラム
JP7308059B2 (ja) 発想支援システム、発想支援方法、プログラム
JP5233424B2 (ja) 検索装置およびプログラム
JP3734101B2 (ja) ハイパーメディア構築支援装置
JP2010033156A (ja) 情報処理装置および情報処理方法
JP2008176349A (ja) 見出し検索方法、見出し表示装置、見出し検索装置及びミュージックプレイヤー装置
JP2008262248A (ja) 文字検索方法
JP2006338598A (ja) 情報検索装置及び検索条件表示プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20070820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070911

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071112

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071211

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080212

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080225

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080321