JP2007293389A - 搬送車とその初期値入力方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明では、搬送車が理想的な直進走行、および、旋回走行するための初期情報となる、各駆動車輪の車輪径、および、ステアリング角度の初期値を、自動走行させることにより、作業者の実測作業、入力作業等によることなく、短時間で自動入力可能な、搬送車、および、その入力方法を提供することが課題である。
【解決手段】予め設定された、誘導ライン61の距離、および、経路に関するライン情報と、前記誘導ライン61が、車体フレーム11の所定位置に位置するように自動制御する制御手段300と、が備えられた無人搬送車1であって、誘導ライン61に沿って走行しながら、走行中の各駆動車輪7・7・・・のステアリングに関する情報と、各駆動車輪7・7・・・の車輪径に関する情報と、が得られることとした。
【選択図】図4

Description

本発明は、工場などに設けられた、物品の移載場所との間で、物品の搬送、および、移載を自動で行う搬送車の技術に関する。より詳細には、精確な自動走行を行うための情報を、短時間で自動入力することができる、入力方法についての技術に関する。
従来、工場などで使用される物品の自動搬送を行う搬送車では、起動電源を再投入した後や、断続的な通過ポイントに磁気マークを配備して構成された搬送ライン上を走行させる場合、その都度、各駆動車輪の車輪径を作業者の人手で測定し、その値を前記搬送車に設けられたコントローラに入力する必要があった。
即ち、各駆動車輪に各々独立した駆動源が設けられた搬送車の場合、直進走行時の直進性に関しては、左右の各駆動車輪における、それぞれの回転数分の合計周長が、ともに同じ値とする必要があり、前記コントローラは、入力された各駆動車輪の「車輪径」を基に、それぞれの駆動車輪に関する回転数を制御し、搬送車を走行させる。
また、搬送車の旋回走行についても同様であり、左右の各駆動車輪における、それぞれの回転数分の合計周長に関する比率を変化させて、搬送車の曲がり角度(ステアリング角度)を制御する必要があり、前記コントローラは、直進走行と同様、入力された各駆動車輪の車輪径を基に、それぞれの駆動車輪に関する回転数の比率を制御し、搬送車を旋回走行させる。
さらに、搬送車の形式によっては、各駆動車輪の向きを、駆動モータによって強制的に旋回させることにより、ステアリング角度を制御するタイプもあり、この場合、搬送車の直進走行、および、旋回走行にあたり、入力された各駆動車輪の車輪径、および、直進走行時のステアリング角度の初期値を基に、それぞれの駆動車輪に関するステアリング角度も、前記コントローラによって制御される。
このように、各駆動車輪の車輪径、および、ステアリング角度の初期値は、搬送車を自動走行させるにあたり、最も重要な初期情報であるが、従来は、人手による作業によって行われていた。
例えば、地上に直線からなるテストラインを設け、搬送車の一方の側部を、前記テストラインに沿わせて走行させながら、作業者は目視で判断し、徐々にステアリング角度を調整し、直進走行時のステアリング角度の初期値を求めたり、また、作業者がノギス等の測定機器を用いて、各駆動車輪の車輪径を実測し、これらの値を手入力により、搬送車に入力していた。
上述の場合、各駆動車輪の車輪径に関する入力には、作業者の実測作業、および、入力作業が介在することとなり、作業時間が多くかかる上に、測定ミス、入力ミス等の可能性を含むため、各作業者の技量に負う面が大きかった。
また、ステアリング角度の調整に関して言えば、各作業者の技能に負う面は特に大きく、直進走行時のステアリング角度の初期値を、適確に見付け出すことができなければ、直進走行だけでなく、旋回走行においても大きなズレが生じて、予め設定された搬送ラインを自動走行させることができなくなる。
そこで、各駆動車輪の車輪径を見極める一策として、「特許文献1」に示す技術が公知となっている。
「特許文献1」によれば、各駆動車輪にそれぞれエンコーダが設けられた搬送車を、予め距離が設定されたコース上に自動走行させることで、走行中に前記エンコーダから発せられたパルス数の合計と、予め設定された駆動車輪の車輪径、および、前記コースの距離から算出される、理想のパルス数の合計とを比較することにより、車輪の摩耗の有無、即ち、車輪径の減り具合を、検知することが可能となる。
特開平10−253344号公報
しかし、搬送車を理想的な直進走行、および、旋回走行させるには、上述の通り、各駆動車輪の車輪径、および、ステアリング角度の初期値が必要となるところ、前記「特許文献1」による開示技術によっては、これら適確な数値を得ることはできない。
これらのことを踏まえて、本発明では、搬送車が理想的な直進走行、および、旋回走行するための初期情報となる、各駆動車輪の車輪径、および、ステアリング角度の初期値を、自動走行させることにより、作業者の実測作業、入力作業等によることなく、短時間で自動入力可能な、搬送車、および、その入力方法を提供することが課題である。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、予め設定された、誘導ラインの距離および経路に関する情報と、前記誘導ラインが、走行中の車体の所定位置に位置するように自動制御する制御手段と、が備えられた搬送車であって、誘導ラインに沿って走行しながら、走行中の駆動車輪のステアリングに関する情報と、駆動車輪の車輪径に関する情報と、が得られることとしたものである。
請求項2においては、前記搬送車には、駆動車輪のステアリング角度を検出するステアリングエンコーダと、駆動車輪の回転数を検出する走行エンコーダと、誘導ラインに沿って設定された距離分走行した時の前記走行エンコーダの値、及び、所定の車輪径で設定された距離分走行した際の走行エンコーダの所定値により、駆動車輪の車輪径を算出する算出手段と、が設けられ、前記駆動車輪のステアリングに関する情報を、記憶された駆動車輪のステアリングエンコーダの値とし、ステアリングエンコーダの値と、駆動車輪の車輪径の値と、によって、自立走行を可能としたものである。
請求項3においては、搬送車の初期値入力方法について、予め設定された、誘導ラインの距離および経路に関する情報を記憶させるステップと、前記誘導ラインの情報に従って搬送車を走行させるステップと、走行中の駆動車輪のステアリングに関する情報を習得するステップと、所定の停止位置で停止させた時の走行エンコーダの値と、予め設定された、誘導ラインの距離および経路に関する情報と、により駆動車輪の車輪径を算出するステップと、前記走行中の駆動車輪のステアリングに関する情報と、前記算出された駆動車輪の車輪径と、を初期値として記憶させるステップとしたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、搬送車は誘導ラインに沿って自動走行されることにより、走行中の駆動車輪のステアリングに関する情報と、駆動車輪の車輪径に関する情報と、を独自に得られるため、作業者によるこれら情報の入力作業の必要がなくなり、入力ミス等による搬送車の調整精度の低下が防止できる。
請求項2においては、前記搬送車に駆動車輪のステアリング角度を検出するステアリングエンコーダと、駆動車輪の回転数を検出する走行エンコーダと、が備えられることにより、前記ステアリング角度を記憶することで、ステアリングに関する情報を得ることができ、また、設定された距離分走行した時の前記走行エンコーダの値、により駆動車輪の車輪径を算出することで、車輪径に関する情報を得ることができる。
請求項3においては、予め設定された、誘導ラインの距離および経路に関する情報を記憶させるステップと、前記誘導ラインの情報に従って搬送車を走行させるステップと、走行中の駆動車輪のステアリングに関する情報を習得するステップと、所定の停止位置で停止させた時の走行エンコーダの値と、予め設定された、誘導ラインの距離および経路に関する情報と、により駆動車輪の車輪径を算出するステップと、前記走行中の駆動車輪のステアリングに関する情報と、前記算出された駆動車輪の車輪径と、を初期値として記憶させるステップとが前記搬送車に備えられたため、前記搬送車を誘導ラインに沿って自動走行させ、駆動車輪のステアリングに関する情報と、車輪径に関する情報と、を独自に得ることができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係る、無人搬送車の全体的な構成を示した平面図である。
図2は無人搬送車の走行制御機構を示したブロック図である。
図3は同じくフィードバック制御の構成を示したブロック図である。
図4は同じく制御部の構成を示したブロック図である。
図5は本発明に係る自動調整システムに用いられる、誘導ラインのレイアウトを示した全体図である。
図6は蛇行走行した際の、無人搬送車の自動補正する様子を示した平面図である。
[無人搬送車1の構成]
まず、図1を用いて、本発明に係る搬送車の一実施例である、無人搬送車1の構成について説明する。(なお、図1に示す矢印Aは、無人搬送車1の進行方向を示す。)
本発明に係る無人搬送車1は、例えば工場などにおいて、物品の移載元、或いは物品の加工処理を行う処理装置が設けられた移載場所との間で、物品の搬送および移載を自動で行う搬送車である。
無人搬送車1には、平面視にて略矩形形状からなる車体フレーム11が設けられており、前記車体フレーム11の上部には、チェーンコンベア等を用いたフォーク等からなる移載装置(図示せず。)が具備されている。そして、前記移載装置上では、パレット等を介して物品が載置可能であり、これによって、無人搬送車1は物品の搬送および移載を可能としている。
車体フレーム11の前後方向下面には、無人搬送車1の駆動系統として、駆動ユニット2・2が並設されており、各々独立した駆動源を有する駆動車輪7・7・7・7が備えられている。また、駆動ユニット2は、主に駆動部3・3と、検出部4・4等から構成されており、これらがフレーム5により保持されている。
駆動部3は、駆動源である駆動モータ6と、該駆動モータ6の出力軸に直結される駆動車輪7等により構成され、前記フレーム5の左右両下面に配設されている。
また、検出部4は各駆動部3に設けられており、前記駆動車輪7(駆動モータ6)の回転数を検出するエンコーダ19と、前記回転数を、変速する為のギア群8・9・10等から構成されている。即ち、前記駆動車輪7と駆動モータ6の間に挿嵌されたギヤ8から回転数が取り出され、その後、減速ギア9・10により、測定する上で適切な回転数に増速(或いは減速)され、エンコーダ19に入力されている。
なお、前記エンコーダ19、および、ギア9等においても図示せぬブラケット等を介して、フレーム5に保持されており、後述の通り、前記フレーム5が旋回する際には、駆動部3、および、検出部4は一体となって追従されることとなる。
フレーム5は、平面視において矩形形状に形成され、その長手方向を進行方向に対して直角に配設された部材から構成されており、左右両下面に前記駆動部3・3が設けられている。また、フレーム5の上面中央には旋回軸20が立設されており、前記旋回軸20を介して、フレーム5は、車体フレーム11下面の前部、および、後部に、水平旋回自在に軸支されている。
旋回軸20には、ギア12が挿嵌されており、前記ギア12に噛合されるギア14には、エンコーダ13の入力軸が直結されている。
このような構成により駆動ユニット2は構成され、左右両側に駆動車輪7・7が位置されるように、車体フレーム11下面の前後方向にそれぞれ並設されている。
そして、左右両側に設けられる駆動車輪7・7には、それぞれに独立した駆動モータ6・6が設けられていることから、これら駆動モータ6・6の回転数を個別に制御することにより、無人搬送車1が直進走行或いは旋回走行される。即ち、無人搬送車1を直進走行させる場合には、駆動ユニット2の左右両側に設けられる駆動車輪7・7の回転数を、同等にすればよく、無人搬送車1を右側に旋回させる場合には、右側の駆動モータ6の回転数を、左側の駆動モータ6に対して低く制御することで、駆動ユニット2は、旋回軸20を中心軸として、平面視にて時計周りに自転され、その結果、無人搬送車1は右側に旋回されることになる。また、無人搬送車1を左側に旋回させる場合は、左側の駆動モータ6の回転数を、右側の駆動モータ6に対して低く制御することで、逆に無人搬送車1を左側に旋回させることができる。
なお、無人搬送車1の直進性を確保する為に、左右の回転数を同等とするのは、あくまでも、左右の両車輪径が同じ場合であり、左右の車輪径が異なる場合は、周長が同じ値となるように、左右の駆動車輪7・7の回転数を変化させる必要がある。例えば、右側の駆動車輪径が左側の駆動車輪径の半分である場合、右側の駆動車輪7の回転数は、左側の駆動車輪7の回転数に対して、2倍にしなければならない。
このことから、後述する、各駆動車輪7に関する車輪径の情報を、より実測値に近い値に補正することは、無人搬送車1の自動走行に関する直進性を向上させるうえで、特に重要な項目となる。
また、無人搬送車1の直進性を確保するためには、左右の各駆動車輪7・7の組付け誤差等による不釣合いにより、予め各駆動車輪7・7・・・のステアリング角度を設ける必要がある。
更に言えば、本実施例のように、左右の各駆動車輪7・7における、回転数の変化によって、無人搬送車1を旋回させるのではなく、搬送車の形式によっては、各駆動車輪の向きを、駆動モータによって強制的に旋回させることにより、ステアリング角度を制御するタイプもある。
これらの点からも、無人搬送車1の自動走行に関する直進性を向上させるためには、上述の各駆動車輪7に関する車輪径の情報に加えて、各駆動車輪7に関するステアリングに関する情報も重要な項目となる。
また、無人搬送車1の車体フレーム11には、その前後部中央にラインセンサー17・17が設けられており、また、前記車体フレーム11の左右部中央には、位置センサー18・18が設けられている。
ラインセンサー17は、無人搬送車1の走行状況を検出するために設けられる。即ち、磁気テープ等により構成される誘導ライン61上に、無人搬送車1を走行させる場合、前記誘導ライン61が、走行中の無人搬送車1の所定位置に位置されているかどうかを、常に確認する為に設けられている。例えば、無人搬送車1が誘導ライン61上を走行する限り、ラインセンサー17は誘導ライン61を検出し続け、仮に無人搬送車1が、誘導ライン61上から進路を背けた場合、その瞬間、ラインセンサー17の、誘導ライン61に対する検出信号がストップすることで、無人搬送車1の蛇行走行を検出する。
位置センサー18は、無人搬送車1の現在位置を検出するために設けられる。即ち、無人搬送車1の経路中に、磁気マーク31(32)を予め設置しておき、前記磁気マーク31(32)を位置センサー18により検出することで、無人搬送車1の現在位置が、磁気マーク31(32)を設置した位置に在ることを確認する。
なお、以下に示す実施例の説明において、駆動部3の検出部4に設けられたエンコーダ19を「走行エンコーダ19」とし、フレーム5に設けられるエンコーダ13を「ステアリングエンコーダ13」とする。即ち、「走行エンコーダ19」では、駆動車輪7の回転数が検出され、「ステアリングエンコーダ13」では、駆動車輪7のステアリング角度が検出される。ここで「ステアリング角度」とは、フレーム5が平面視にて、旋回軸20を中心として旋回されたときの旋回角度を示す。
[無人搬送車1の制御構成]
次に、図2、および、図3を用いて、無人搬送車1の制御構成について説明する。
無人搬送車1には、複数の駆動対象物を駆動させるための駆動源が設けられている。例えば、移載装置に配設されたフォークを、前後進或いは上下動させる駆動モータや、無人搬送車1を走行させるための駆動モータ6・6・6・6等が設けられており、これら駆動源は、複数の制御装置を介して、制御手段により制御されている。以下、本発明に係る無人搬送車1の走行部に関して詳述する。
無人搬送車1の走行部は、車体フレーム11下面の前後方向にそれぞれ並設された、上述の駆動ユニット2・2等から構成され、前記駆動ユニット2・2に設けられた各駆動モータ6・6・・・には、ケーブルを介してインバータ15・15・・・が、それぞれ接続されている。
前記インバータ15の上位には、ケーブルを介して制御コントローラ16が接続されており、前記制御コントローラ16より、各インバータ15に駆動指令が送られる。そして駆動指令を受け取ったインバータ15は、前記駆動指令に基づいて、供給電力の電圧等を変化させ、駆動モータの駆動を制御する。なお、「駆動指令」とは、駆動モータ6をどれだけの回転数または出力トルク等により駆動させるのかを制御する指令である。
また、制御コントローラ16には、駆動ユニット2に設けられた前記走行エンコーダ19や、ステアリングエンコーダ13等から構成される検出手段53が接続されており、一連の「フィードバック制御60」が可能となっている。
ここで前記「フィードバック制御60」について、図3を用いて説明する。
本発明に係る初期値入力方法を用いた、無人搬送車1の蛇行走行の自動調整システム(オート・チューニング)は、「フィードバック制御60」により実行される。
即ち、予め設定された初期情報51が制御手段300に与えられると、前記制御手段300では、初期情報51を基に実際の駆動モータ6を駆動させる条件が算出される。この算出された条件は、「駆動指令」としてインバータ15に送られ、駆動モータ6が駆動される。
前記駆動モータ6が駆動され、無人搬送車1の自動走行が開始されると、ラインセンサー17からの信号が、制御手段300に送られる。
そして、無人搬送車1の蛇行走行を、ラインセンサー17が検知した場合には、制御手段300により、直ちに「駆動指令」の補正が行われることにより、無人搬送車1の直進走行が実行される。
このような制御手段300、インバータ15、駆動モータ6、ラインセンサー17からなるループ制御により、無人搬送車1は自動走行を行いながら、常に自己の蛇行走行を補正し、オート・チューニングを実行する。
ここで「初期情報51」とは、後述する、予め設定された誘導ライン61上を無人搬送車1が走行するために与えられるライン情報、および、無人搬送車1に設けられた駆動車輪7・7・・・の所定の各車輪径や、各駆動車輪7・7・・・のステアリング角度からなり、前記ライン情報としては、主に誘導ライン61の距離、および、経路等から構成される。
次に無人搬送車1における、制御構成の詳細について、図4を用いて説明する。
無人搬送車1に設けられる制御コントローラ16は、記憶手段100と、算出手段200と、制御手段300とから構成される。
まず、制御手段300には、予め設定された、誘導ライン61の距離、および、経路に関する情報と、各駆動車輪7・7・・・の所定の車輪径や、ステアリング角度の情報を基にして、各駆動モータ6・6・・・の駆動指令を算出し、各インバータ15・15・・・に送信するプログラムから構成される。
また、制御手段300は、上述の通り、フィードバック制御60の構成要素の一部であり、誘導ライン61に沿って、無人搬送車1が走行する際に、前記誘導ライン61が、常に走行中の前記無人搬送車1の所定位置に位置するように制御するプログラムから構成される。即ち、誘導ライン61は、複数の磁気テープ等61a・61b・・・を並設して構成されており、無人搬送車1は、前記誘導ライン61に沿って直進走行する限り、常に中央部に配置されるライン61aを、車体フレーム11に設けられたラインセンサー17によって検出することになる。
ここで無人搬送車1に設けられたラインセンサー17が、誘導ライン61の中央部に配置されるライン61aから外れ、別のライン61bやライン61c等を検出した場合、制御手段300では、ラインセンサー17が基のライン61aを検出するように、即ち、無人搬送車1を基の走行経路に復元するように、各駆動モータ6・6・・・の駆動指令を算出しなおして各インバータ15・15・・・に送り、前記無人搬送車1を自動補正するプログラムから構成される。
記憶手段100は、予め設定されたライン情報と、各駆動車輪7・7・・・の車輪径や、ステアリング角度からなる情報等と、から構成される初期情報51を、各々記憶させる記憶装置101、および、記憶装置103と、検出手段53からの外部情報を記憶させる記憶装置102と、により構成される。
ここで「ライン情報」とは、予め設定された誘導ライン61に沿って、無人搬送車1を走行させるための情報であり、誘導ライン61の距離や、経路の構成等が含まれている。そして、このライン情報を記憶するプログラムにより、記憶装置101は構成されている。
また、検出手段53から送られてくる情報には、無人搬送車1が走行する際に検出される、走行中のステアリングエンコーダ13のパルス数や、前記ライン情報により設定された距離分走行した時の走行エンコーダ19のパルス数があり、これら検出された各パルス数を記憶するプログラムにより、記憶装置102は構成されている。
即ち、前記ステアリングエンコーダ13のパルス数は、直進走行時のステアリング角度等を示すステアリングに関する情報として、また、前記走行エンコーダ19のパルス数は、駆動車輪7の車輪径を算出する際の情報として、記憶装置102に記憶される。
さらに、無人搬送車1の直進性を確保するためには、上述のごとく、左右の各駆動車輪7・7の車輪径に対応して、周長が同じ値となるように、左右の駆動車輪7・7の回転数を変化させる必要がある。よって、左右の駆動車輪7・7の回転数を決定する基となる情報として、各車輪径の情報等を記憶するプログラムを設け、記憶装置103が構成されている。
算出手段200は、無人搬送車1が誘導ライン61に沿って走行する際に、走行エンコーダ19が発するパルス数の実測値と、前記「ライン情報」により与えらた誘導ライン61の距離情報により、各駆動車輪7・7・・・の車輪径を算出するプログラムにより構成されている。
このように、制御コントローラ16は、記憶手段100からなる記憶部、算出手段200からなる算出部、制御手段300からなる制御部から構成される。
即ち、制御コントローラ16は、予め設定された、誘導ライン61の距離、および、経路に関する情報を記憶させるステップから構成される記憶装置101と、前記誘導ライン61のライン情報、および、駆動車輪径等の情報に従って無人搬送車1を走行させるステップから構成される制御手段300と、無人搬送車1が自動走行中の各駆動車輪7・7・・・のステアリングに関する角度情報を習得するステップから構成される記憶装置102と、後述する、所定の磁気マーク31・32からなる停止位置で停止させた時の、各走行エンコーダ19・19・・・のパルス数と、予め設定された、誘導ライン61の距離、および、経路に関するライン情報と、により各駆動車輪7・7・・・の車輪径を算出するステップから構成される算出手段200と、無人搬送車1が自動走行中の各駆動車輪7・7・・・のステアリングに関する情報と、前記算出された各駆動車輪7・7・・・の車輪径と、を初期値として記憶させるステップから構成される記憶装置103と、により構成されている。
[自動調整方法]
次に本発明に係る、初期値入力方法を用いた、無人搬送車1の蛇行走行のオート・チューニングについて図4乃至図6を用いて説明する。
本実施例に示す、無人搬送車1の蛇行走行のオート・チューニングは、予め設定された基準レイアウト30上に、無人搬送車1を複数回、往復走行させることによって、無人搬送車1の蛇行走行を自動補正させるシステムである。
図5において、基準レイアウト30は主に直線にて作成され、その前後両端部には、無人搬送車1の停止位置として、精確な距離を隔てて磁気マーク31・32が設けられている。(ここで図5において、矢印Aの方向を前進方向とする。)
基準レイアウト30は、精確な直進性を有する直線から形成された、誘導ライン61であり、複数の磁気ライン63a・63b・・・が並設されて形成されている。
無人搬送車1が自動走行の開始位置にて停止している時、即ち、無人搬送車1に設けられた位置センサー18・18により、磁気マーク31を検出している状態において、まず、初期情報51として、基準レイアウト30に関するライン情報と、無人搬送車1に具備される各駆動車輪7・7・・・の所定の車輪径や、ステアリング角度の情報等を、無人搬送車1にダウンロードする。ダウンロードされたライン情報、および、車輪径や、ステアリング角度等の情報は、制御コントローラ16に設けられた記憶装置101、および、記憶装置103に各々記憶され、その後、制御手段300に送られる。
ここで上述の通り、ライン情報とは誘導ライン61の距離や、経路等の情報からなり、前記ライン情報、および、車輪径や、ステアリング角度等の情報が送られた制御手段300は、この情報を基に、各駆動モータ6・6・・・の駆動指令の内容を決定し、各インバータ15・15・・・に送る。
前記駆動指令が送られた各インバータ15・15・・・は、各駆動モータ6・6・・・を駆動させ、無人搬送車1は、誘導ライン61上を走行し始める。また無人搬送車1の走行が開始されると同時に、各駆動車輪7・7・・・に設けられた走行エンコーダ19・19・・・のカウントが開始され、前記走行エンコーダ19・19・・・から発せられるパルス数は、記憶装置102に加算されていく。
また、無人搬送車1の走行開始とともに、駆動ユニット2・2の旋回軸20・20に設けられた、ステアリングエンコーダ13・13から発せられるパルス数も、記憶装置102に記憶され始める。即ち、無人搬送車1が直進走行する限りは、ステアリングエンコーダから発せられるパルス数は0であるが、蛇行走行が発生した場合、パルス数は加算され、この値と、左右の各駆動車輪7・7の回転数をもとに、後述の算出手段200による、補正値が決定される。
無人搬送車1は、誘導ライン61上を走行する際、常にラインセンサー17によって、自動走行の蛇行性を確認しながら走行する。
即ち、無人搬送車1は直進方向に走行する限り、ラインセンサー17を介して、誘導ライン61の中央部に配備される磁気ライン63aを常に検出する。しかし、例えば図6に示すように、前記磁気ライン63aに隣接して設けられる磁気ライン63bを、ラインセンサー17が検出した場合は、制御手段300によって、無人搬送車1の蛇行走行を補正させるべく、新たな駆動指令が各インバータ15・15・・・に送られる。
つまり、図4において、ライン情報、および、車輪径や、ステアリング角度の情報として与えられた初期情報51を基に、制御手段300によって、実際の駆動指令が各インバータ15・15・・・に送られ、無人搬送車1が走行し、前記無人搬送車1の走行結果を、外部情報としてラインセンサー17を介して前記制御手段300に返還し、その結果から、再び前記制御手段300からの新たな駆動指令を各インバータ15・15・・・に送って、無人搬送車1の走行を補正させる、「フィードバック制御」が実行される。
無人搬送車1の自動走行が進み、位置センサー18により磁気マーク32が検出されると、無人搬送車1は自動走行を停止する。またそれと同時に、各走行エンコーダ19・19・・・と、ステアリングエンコーダ13・13の発するパルス数のカウントも停止し、ライン情報として与えられた誘導ライン61の距離情報、および、経路情報と合わせて、各駆動車輪7・7・・・の車輪径や、適確なステアリング角度が算出手段200によって再度算出される。
そして算出された新たな車輪径や、ステアリング角度の情報は、記憶装置103によって書き換わり、この情報と、前記ライン情報を基にして、再度、制御手段300により、駆動指令が各インバータ15・15・・・に送られる。
このように、無人搬送車1は、各走行エンコーダ19・19・・・のパルス数による、より実測値に近い車輪径情報や、ステアリング角度の情報により、再度進行方向を逆(後退方向)にして自動走行しながら、上述した「フィードバック制御」を実施し、かつ、再び各走行エンコーダ19・19・・・と、ステアリングエンコーダ13・13の発するパルス数をカウントする。
そして、無人搬送車1の位置センサー18により磁気マーク31が検出されると、無人搬送車1は自動走行を停止し、再度、各走行エンコーダ19・19・・・と、ステアリングエンコーダ13・13によりカウントされたパルス数を基に、算出手段200では、車輪径や、ステアリング角度が算出され、記憶装置103の内容が書き換わる。
このようにして、無人搬送車1は、複数の磁気テープ61a・61b・・からなる基準レイアウト30上を複数回、自動往復走行しながら、蛇行走行に関する自動補正を行い、最終的に、直進走行に関する最適条件(各駆動車輪7・7・・・の回転数)を見付け出すことができる。
また無人搬送車1の実走行時のステアリング角度を記憶することで、ステアリングに関するデータ、即ち、左右の駆動車輪7・7において、回転数の比率に対する、ステアリングの切り角度等の情報が得ることができ、また、走行エンコーダ19が発する実パルス数とライン情報とにより、繰り返し、駆動車輪7の車輪径を補正することにより、より実測値に近い車輪径を、作業者の手によらず得ることができる。
さらに、オート・チューニングを実施した結果得られた、各駆動車輪7・7・・・の車輪径は、実測値に近い精密な値であり、このデータを基に、無人搬送車1を走行させることによって、より精確なライン走行が可能となる。
本発明の一実施例に係る、無人搬送車の全体的な構成を示した平面図。 無人搬送車の走行制御機構を示したブロック図。 同じくフィードバック制御の構成を示したブロック図。 同じく制御部の構成を示したブロック図。 本発明に係る自動調整システムに用いられる、誘導ラインのレイアウトを示した全体図。 蛇行走行した際の、無人搬送車の自動補正する様子を示した平面図。
符号の説明
6 駆動モータ
15 インバータ
16 制御コントローラ
17 ラインセンサー
51 初期情報
53 検出手段
100 記憶手段
101 記憶装置
102 記憶装置
103 記憶装置
200 算出手段
300 制御手段

Claims (3)

  1. 予め設定された、誘導ラインの距離、および、経路に関する情報と、前記誘導ラインが、走行中の車体の所定位置に位置するように自動制御する制御手段と、が備えられた搬送車であって、誘導ラインに沿って走行しながら、走行中の駆動車輪のステアリングに関する情報と、駆動車輪の車輪径に関する情報と、が得られることとした、搬送車。
  2. 前記搬送車には、駆動車輪のステアリング角度を検出するステアリングエンコーダと、駆動車輪の回転数を検出する走行エンコーダと、誘導ラインに沿って設定された距離分走行した時の前記走行エンコーダの値、及び、所定の車輪径で設定された距離分走行した際の走行エンコーダの所定値により、駆動車輪の車輪径を算出する算出手段と、が設けられ、前記駆動車輪のステアリングに関する情報を、記憶された駆動車輪のステアリングエンコーダの値として、ステアリングエンコーダの値と、駆動車輪の車輪径の値と、によって、自立走行を可能とした、請求項1に記載の搬送車。
  3. 予め設定された、誘導ラインの距離、および、経路に関する情報を記憶させるステップと、前記誘導ラインの情報に従って搬送車を走行させるステップと、走行中の駆動車輪のステアリングに関する情報を得るステップと、所定の停止位置で停止させた時の走行エンコーダの値と、予め設定された、誘導ラインの距離、および、経路に関する情報と、により駆動車輪の車輪径を算出するステップと、前記走行中の駆動車輪のステアリングに関する情報と、前記算出された駆動車輪の車輪径と、を初期値として記憶させるステップと、が備えられた、搬送車の初期値入力方法。
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