JP2007292211A - 等速ジョイント - Google Patents

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Shigeo Kobayashi
繁夫 小林
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NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Abstract

【課題】ケージが合成樹脂の成形品からなる等速ジョイントにおいて、組立て及び分解作業時にボールがポケットから脱落することを防ぎつつ、金型の長寿命化を図る。
【解決手段】各ポケット12のケージ外径側及びケージ内径側の開口端部に、内接円径dが前記ボールの直径Dより小さい抜け止め部13、13を形成し、前記ケージ10のうち、各ポケット12が配列された環状部14は、各ポケット12のケージ外径側の抜け止め部13が形成された外環部材14aと、各ポケット12のケージ内径側の抜け止め部13が形成された内環部材14bとからなり、外環部材14a側の各ポケットの各分割穴12aを、ケージ径方向で内径側から視たときに隠れる部分がない形状とし、内環部材14b側の各ポケット12の各分割穴12bを、ケージ径方向で外径側から視たときに隠れる部分がない形状とした。
【選択図】図1

Description

この発明は、駆動軸と被駆動軸の2軸を連結して、駆動軸の動力を被駆動軸に伝達する等速ジョイントに関する。
自動車のドライブシャフトの回転トルクを車軸に伝達する部品として等速ジョイントが従来から知られている。
上記等速ジョイントは、駆動軸と被駆動軸との等速性を維持しながら両軸の角度変位を許容する部材であるため、自動車以外の各種産業機械にも多用されている。
等速ジョイントには、角度変位のみを許容する固定型等速ジョイントと、角度変位と軸方向変位を許容する摺動型等速ジョイントとが存在している。
上記摺動型等速ジョイントとしては、図5、図6に示すように、外輪51と、ケージ52と、3つのボール53とを備えたものが知られている。外輪51には、内部軸心上にガイド軸54を設けることにより環状空間55が形成されている。環状空間55内に組込まれるケージ52には、ボール53を保持するポケット56が周方向に120°間隔で形成されている。環状空間55の外壁面と内壁面の少なくとも一方には、各ポケット56に対応する位置に軸方向に延びる3本のトラック溝57、58が周方向に120°の間隔をおいて設けられている。各ポケット56内に組込まれたボール53は、前記トラック溝57、58に沿って転動自在であり、そのボール53を介して外輪51とケージ52の相互間で回転トルクの伝達を行なうようになっている。
図5、図6に示すような等速ジョイントにおいては、各種部品を鉄鋼等の金属から構成すると、強度が高いものの重くなり、グリース潤滑が必要である。このようなものは、動作音が大きい等の特徴が有り、使用箇所が制限される。例えば、食品製造機器、医療機器、事務機器、家庭用電化製品、音響機器などのように静粛性やグリースの飛散が許されない条件下で使用される機器には適していない。
このため、等速ジョイントの各種部品を合成樹脂の成形品とし、各種部品の軽量化を図ることにより、グリース潤滑を不要とし、動作音の低減を図ったものもある(特許文献1参照)。
特開2006−38204号公報
しかしながら、図5、図6に示すような等速ジョイントは、破損、消耗品の交換等のために組立て及び分解作業を行う際、外輪51とケージ52とを分離させると、ポケット56が外輪51の外に出たときにボール53がポケット56からばらばらと脱落してケージ52の内側に落ち込んだり、ケージ52から落下したりするため、作業性が悪い問題があった。
また、ケージ52等を射出成形により形成する場合には、製造コスト低減のため、金型寿命が長いほどよい。
そこで、この発明の課題は、ケージが合成樹脂の成形品からなる等速ジョイントにおいて、組立て及び分解作業時にボールがポケットから脱落することを防ぎつつ、金型の長寿命化を図ることにある。
上記の課題を達成するため、この発明は、一端が開口する環状空間を有し、その環状空間の外壁面と内壁面の少なくとも一方に軸方向に延びる3本のトラック溝を周方向に120゜の間隔をおいて形成した外輪と、前記外輪の前記環状空間内に組込まれ、前記トラック溝のそれぞれと対応する位置にポケットが形成されたケージと、前記ケージの各ポケット内に組込まれて前記トラック溝に沿って転動可能なボールとを備え、前記ケージが合成樹脂の成形品からなる等速ジョイントにおいて、各ポケットのケージ外径側及びケージ内径側の開口端部に、内接円径が前記ボールの直径より小さい抜け止め部を形成し、前記ケージのうち、各ポケットが配列された環状部は、各ポケットのケージ外径側の抜け止め部が形成された外環部材と、各ポケットのケージ内径側の抜け止め部が形成された内環部材とからなり、前記外環部材側の各ポケットの各分割穴を、ケージ径方向で内径側から視たときに隠れる部分がない形状とし、前記内環部材側の各ポケットの各分割穴を、ケージ径方向で外径側から視たときに隠れる部分がない形状とした構成を採用したものである。
具体的には、各ポケットのケージ外径側及びケージ内径側の開口端部に、内接円径が前記ボールの直径より小さい抜け止め部を形成した構成の採用により、ボールは、ケージ径方向に押されない限り各ポケットから脱落しない。したがって、前記ケージを備えた等速ジョイントは、組立て及び分解作業時にボールがポケットから脱落することを防ぐことができ、その結果、これらの作業を簡単に行うことができる。
ここで、各ポケットをケージキャビティ内にケージ径方向に挿入されるコアピンで形成する場合を考えると、前記抜け止め部は、その内接円径が前記ボールの直径より小さいため、アンダーカットになる。その結果、コアピンを無理抜きすることになるため、成形金型が消耗し易い。
そこで、前記ケージのうち、各ポケットが配列された環状部は、各ポケットのケージ外径側の抜け止め部が形成された外環部材と、各ポケットのケージ内径側の抜け止め部が形成された内環部材とからなる構成の採用により、各ポケットをケージ径方向に離型させられる金型で形成することが可能になる。
さらに、前記外環部材側の各ポケットの各分割穴を、ケージ径方向で内径側から視たときに隠れる部分がない形状とし、前記内環部材側の各ポケットの各分割穴を、ケージ径方向で外径側から視たときに隠れる部分がない形状とした構成の採用により、換言すれば、ケージ径方向への離型に際し、前記抜け止め部を含む各ポケットの各分割穴にはアンダーカットがないようにしたことにより、無理抜きをすることなく前記抜け止め部を形成することができる。
したがって、上記構成によれば、ケージが合成樹脂の成形品からなる等速ジョイントにおいて、組立て及び分解作業時にボールがポケットから脱落することを防ぎつつ、成形金型の長寿命化を図ることができる。
前記抜け止め部における内接円径は、前記ボールの直径の70〜99%であることが好ましい。前記内接円径が前記ボールの直径の70%未満になると、必要以上に小さくなり過ぎ、ボールをポケットに入れ難くなる。また、前記内接円径が前記ボールの直径の99%を超えると、製造誤差によりボールの抜け止め効果が得られない恐れがある。
上述のように、この発明は、上記構成の採用により、ケージが合成樹脂の成形品からなる等速ジョイントにおいて、組立て及び分解作業時にボールがポケットから脱落することを防ぎつつ、成形金型の長寿命化を図ることができる。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1〜図3は、この発明の実施形態に係る等速ジョイントの全体構造を示す。図示のように、実施形態に係る等速ジョイントは、外輪1、ケージ10およびボール20から構成されている。
外輪1は、一端が開口するカップ部2を有し、そのカップ部2の閉塞端に第1軸3が一体に設けられている。
また、カップ部2内には中心軸上にガイド軸4が設けられ、そのガイド軸4とカップ部2間に環状空間5が形成され、上記環状空間5の外壁面を形成するカップ部2の内周面と環状空間5の内壁面を形成するガイド軸4の外周面に軸方向に延びる3本のトラック溝6、7が周方向に120°の間隔をおいて設けられている。なお、環状空間5の外壁面と内壁面のそれぞれにトラック溝6、7を形成したが、上記外壁面と内壁面の一方にトラック溝を設けるようにしてもよい。
ケージ10は外輪1の環状空間5内に組込まれ、そのケージ10の上記環状空間5の開口端側に位置する端部に第2軸11が一体に設けられている。
また、ケージ10には、外輪1の3本のトラック溝6、7のそれぞれに対応してポケット12が形成され、各ポケット12内に前記ボール20が組込まれている。ボール20のそれぞれは各トラック溝6、7に沿って転動自在とされている。
前記ポケット12は、全体として視ると概ね円筒穴になっており、ポケット中心軸を含み、ケージ軸方向に直交する平面(図1中のII−II線に係る切断面が相当する)に関して対称に形成されている。
ポケット12のケージ外径側の開口端部とケージ内径側の開口端には、全周に亘ってポケット内径側に突出する爪状の抜け止め部13が形成されている。
上記ケージ10のうち、各ポケット12が配列された環状部14は、各ポケット12のケージ外径側の抜け止め部13が形成された外環部材14aと、各ポケット12のケージ内径側の抜け止め部13が形成された内環部材14bとからなる。
外環部材14aおよび内環部材14bは、合成樹脂の成形品からなる。具体的には、外環部材14aおよび内環部材14bは、ケージ径方向に離型させられる金型で射出成形により形成されている。
外環部材14aは、上記第2軸11と一体に設けられている。ケージ10は外環部材14aと内環部材14bとを一体化することにより形成されている。この一体化には、外環部材14aの内径面と内環部材14bの外径面間における圧入嵌合、接着等を用いることができる。
各ポケット12は、ケージ径方向で外環部材14a側の分割穴12aと内環部材14b側の分割穴12bとで形成されている。
この実施形態では、外環部材14a側の抜け止め部13の内接円径dは、図3(a)に示すように、分割穴12aの開口端における内径であり、前記ボール20の直径Dより小さくなっている。また、図3(b)に示すように、内環部材14b側の抜け止め部13の内接円径dは、分割穴12bの開口端における内径であり、前記ボール20の直径Dより小さくなっている。
ポケット12からボール20が脱落しようとしても、両抜け止め部13により内外径いずれの側においても防止される。したがって、このケージ10を備えた等速ジョイントは、その組立て及び分解を簡単に行うことができる。
なお、両抜け止め部13の形態は、適宜に変更することができる。例えば、ポケット12の各開口端部の周方向の一部に突出させることもできる。図4に別例のポケット12をケージ10の外径側から視た様子を示すように、外環部材14a側の抜け止め部13が、周方向に間隔をおいて対向配置で形成された一対の突出部13a、13aからなり、内環部材14b側の抜け止め部13が、前記一対の突出部13a、13aと90゜の位相差をもって配置された一対の突出部13b、13bからなる構成を採用することができる。この例では、抜け止め部13の内接円径dが、一対の突出部13a、13aのポケット径方向の最内点を通る内接円の直径である。
前記内接円径dは、ボール20の直径Dの70〜99%であることが好ましい。前記内接円径dが前記ボールの直径の70%未満になると、必要以上に小さくなり過ぎ、ボール20をポケット12に入れ難くなる。また、前記内接円径dがボール20の直径Dの99%を超えると、製造誤差によりボール20の抜け止め効果が得られない恐れがある。
ここで、図3(a)は、前記外環部材14a側のポケット12の分割穴12aをケージ径方向で内径側から視た様子を示している。分割穴12aは、係る視線において隠れる部分がない形状となっている。すなわち、ケージ径方向への離型に際し、前記抜け止め部13を含む分割穴12aにはアンダーカットがない。このため、各ポケット12の分割穴12aには、無理抜きをすることなく抜け止め部13が形成される。
一方、図3(b)は、前記内環部材14b側のポケット12の分割穴12bをケージ径方向で外径側から視た様子を示している。分割穴12bは、係る視線において隠れる部分がない形状となっている。すなわち、ケージ径方向への離型に際し、前記抜け止め部13を含む分割穴12bにはアンダーカットがない。このため、各ポケット12の分割穴12bには、無理抜きをすることなく抜け止め部13が形成される。
したがって、この実施形態に係る等速ジョイントは、各ポケット12に無理抜きをすることなく両抜け止め部13を形成することができ、金型の長寿命化を図ることができる。
なお、外輪1は、グリース潤滑を避けるため、軽量化を優先して合成樹脂の成形品としたが、金属製にしてもよい。
上記合成樹脂は等速ジョイントの使用条件によって適切なものを選択すればよい。例えば、合成樹脂は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれでもよく、さらに結晶性樹脂、非結晶性樹脂のいずれでもよい。なお、非結晶性樹脂は靭性が比較的低いため、急激な破壊を回避することができる点で結晶性樹脂の方が好ましい。
好ましい合成樹脂としては、潤滑特性に優れた合成樹脂、例えば、ポリアセタール樹脂(POM)、ナイロン樹脂、PFAやFEP、ETFE等の射出成形可能なフッ素樹脂、射出成形可能なポリイミド樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂(PPS)、全芳香族ポリエステル樹脂、ポリエーテルエーテルケトン系樹脂(PEEK)、ポリアミドイミド樹脂等が挙げられる。
上記の各樹脂は、単独またはポリマーアロイであってもよい。あるいは、上記以外の潤滑特性の低い樹脂に前記の樹脂を配合したポリマーアロイであってもよい。
また、潤滑特性の低い樹脂であっても、固体潤滑剤や潤滑油を添加することにより潤滑性能を高めれば、使用することができる。固体潤滑剤としては、ポリテトラフルオロエチレン、黒鉛、二硫化モリブデン等が挙げられる。
また、合成樹脂にガラス繊維、炭素繊維、各種鉱物性繊維(ウィスカー)を配合して強度を高めてもよく、上記固体潤滑剤等と併用することもできる。
このケージ10等の成形に最も適した材料は、POM、ナイロン樹脂、PPS、PEEKである。ナイロン樹脂は、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン46、分子鎖中に芳香族環を有する半芳香族ナイロン等のいずれでもよい。POM、ナイロン樹脂、PPSは、耐熱性、潤滑性に優れ、比較的安価であるため、これらを用いると費用対効果に優れた等速ジョイントを得ることができる。また、PEEKは、補強材や潤滑剤を配合しなくても機械的強度や潤滑性に優れるため、これを用いると高機能な等速ジョイントを得ることができる。
上記のように、外輪1及びケージ10を合成樹脂の成形品にすることにより、軽量かつ動作音の小さな等速ジョイントを得ることができ、その結果、グリース潤滑を不要にすることができる。このため、この実施形態に係る等速ジョイントは、使用箇所の制限を受け難く、各種の機器に使用することができる。
ボール20は、軸受鋼、ステンレススチール、セラミックス、合成樹脂等のボールを使用することができるが、ステンレススチール、セラミックス、合成樹脂にすることで無潤滑でも錆の問題が生じない点で好ましい。合成樹脂であれば、さらに軽量化、静粛性が実現される点で好ましい。
等速ジョイントを医療機器や食品製造機器に使用する場合は、ボール20をステンレススチールやセラミックスにすることで環境的懸念が払拭されるので好ましい。また、衛生的な印象を与えるため、合成樹脂を用いる場合、白色系のものが好ましい。POMは、白色系であると共に、潤滑性も高く、グリースレス化も可能である点で好適である。
上記のように、ポケット12に抜け止め部13を設けたことにより、ボール20のポケット12からの脱落が防止されるので、外輪1の環状空間5内に対するケージ10の抜き差しによって等速ジョイントの組立て及び分解作業を容易に行うことができる。
特に、この実施形態は、少なくとも外輪1及びケージ10を合成樹脂の成形品として軽量化を積極的に図り、グリース潤滑を不要にしたことにより、ブーツ等を不要とし、外輪1の環状空間5内に対するケージ10の抜き差しを直接行うことが可能なため、上記抜け止め部13と相俟って等速ジョイントの組立て及び分解を手早く行うことができる。その結果、上記等速ジョイントに動力を入力する入力側部品や等速ジョイントからの出力によって回転駆動される出力側部品の破損等による取替えを容易に行うことができる。このため、この実施形態に係る等速ジョイントは、設置現場で分解及び組立てが行われることが多く、ボールが機器内に脱落すると取り出しに手間取る事務機器に好適である。
また、この実施形態では、図1に示すように、カップ部2の内周面に形成されたトラック溝6及びこのガイド軸4の外周面に形成されたトラック溝7の開口端部に環状空間における外壁面および内壁面の開口端を大径端とするテーパ面15、16が設けられている。
テーパ面15、16は、カップ部2内に対するケージ10の組込み時、ボール20をトラック溝6、7の開口端に向けて案内するようになっている。このため、ボール20がテーパ面15、16に案内される状態で外輪1とケージ10を相対的に回転することにより、ボール20がトラック溝6、7内に挿入される。したがって、この実施形態では、トラック溝6、7とボール20の相互に位相ずれがある状態でも等速ジョイントを容易に組み立てることができる。
なお、テーパ面15、16は、例えば、外輪1の中心軸上に軸心を有するテーパ面や、ボール20のピッチ円上に軸心を有するテーパ面にすることができる。隣接するテーパ面間にガイド突部を形成することもできる。
この実施形態では、ケージ10と第2軸11を合成樹脂で一体に成形したが、第2軸11をセラミックスや鉄鋼、ステンレススチール、アルミニウム合金等の金属で形成し、合成樹脂で成形されたケージ10とボルト等の結合手段で結合してもよい。
また、外輪1においては、カップ部2とガイド軸4を合成樹脂で一体に成形したが、ガイド軸4をセラミックスや鉄鋼、ステンレススチール、アルミニウム合金等で形成して、カップ部2に結合するようにしてもよい。
また、この実施形態では、外輪1を合成樹脂の成形品とすることにより、その外輪1の弾性を利用してボール20に予圧を付与することができる。具体的には、カップ部2の内周に形成されたトラック溝6とガイド軸4の外周に形成されたトラック溝7間の内径をボール20の球径より小さくすることでボール20に予圧を付与することができる。その結果、等速ジョイントの等速性を高めることができる。このような仕様は、外輪1が合成樹脂から形成されるために可能である。
実施形態に係る等速ジョイントの縦断面図 図1のII−II線の断面図 (a)図1の外環部材の分割穴をケージ内径側から視た平面図、(b)図1の内環部材の分割穴をケージ外径側から視た平面図 図1のポケットの別例をケージ外径側から視た平面図 従来例の等速ジョイントの縦断面図 図5のVI−VI線の断面図
符号の説明
1 外輪
2 カップ部
4 ガイド軸
5 環状空間
6、7 トラック溝
10 ケージ
12 ポケット
12a、12b 分割穴
13 抜け止め部
13a、13b 突出部
14 環状部
14a 外環部材
14b 内環部材
20 ボール

Claims (2)

  1. 一端が開口する環状空間を有し、その環状空間の外壁面と内壁面の少なくとも一方に軸方向に延びる3本のトラック溝を周方向に120゜の間隔をおいて形成した外輪と、前記外輪の前記環状空間内に組込まれ、前記トラック溝のそれぞれと対応する位置にポケットが形成されたケージと、前記ケージの各ポケット内に組込まれて前記トラック溝に沿って転動可能なボールとを備え、前記ケージが合成樹脂の成形品からなる等速ジョイントにおいて、
    各ポケットのケージ外径側及びケージ内径側の開口端部に、内接円径が前記ボールの直径より小さい抜け止め部を形成し、
    前記ケージのうち、各ポケットが配列された環状部は、各ポケットのケージ外径側の抜け止め部が形成された外環部材と、各ポケットのケージ内径側の抜け止め部が形成された内環部材とからなり、
    前記外環部材側の各ポケットの各分割穴を、ケージ径方向で内径側から視たときに隠れる部分がない形状とし、前記内環部材側の各ポケットの各分割穴を、ケージ径方向で外径側から視たときに隠れる部分がない形状としたことを特徴とする等速ジョイント。
  2. 前記抜け止め部における内接円径は、前記ボールの直径の70〜99%である請求項1に記載の等速ジョイント。
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