JP2007292206A - 減速機構及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents

減速機構及び電動パワーステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007292206A
JP2007292206A JP2006120911A JP2006120911A JP2007292206A JP 2007292206 A JP2007292206 A JP 2007292206A JP 2006120911 A JP2006120911 A JP 2006120911A JP 2006120911 A JP2006120911 A JP 2006120911A JP 2007292206 A JP2007292206 A JP 2007292206A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic member
worm
electric motor
drive shaft
speed reduction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006120911A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Sawa
克彦 澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2006120911A priority Critical patent/JP2007292206A/ja
Publication of JP2007292206A publication Critical patent/JP2007292206A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】操舵フィーリング及び組立て性を著しく向上すること。
【解決手段】電動モータ10の駆動軸31の外周面に、周方向溝40が形成してある。この周方向溝40に、ウォーム11の軸方向孔32の内周面に弾性的に接触するリング状の弾性部材50が装着してある。この弾性部材50は、その断面形状が多角形(五角形)である。また、ウォーム11の軸方向孔32に、弾性部材50の五角形の角形状部で接触させることにより、弾性部材50のつぶし代が変化した場合に於ける体積変化を小さく抑えることができ、弾性部材50の反発力を小さく抑えて、弾性部材50とウォーム11の間の摩擦力を小さくすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、操舵フィーリング及び組立て性を著しく向上することができる減速機構、及び、ステアリングホイールに印加された操舵トルクをトルクセンサーにより検知し、この検知した操舵トルクに対応して電動モータから補助操舵トルクを発生して減速機構により減速し、操舵機構の出力軸に伝達する電動パワーステアリング装置に関する。
自動車の操舵系では、外部動力源を用いて操舵アシストを行わせる、いわゆるパワーステアリング装置が広く採用されている。従来、パワーステアリング装置用の動力源としては、ベーン方式の油圧ポンプが用いられており、この油圧ポンプをエンジンにより駆動するものが多かった。ところが、この種のパワーステアリング装置は、油圧ポンプを常時駆動することによるエンジンの駆動損失が大きい(最大負荷時において、数馬力〜十馬力程度)ため、小排気量の軽自動車等への採用が難しく、比較的大排気量の自動車でも走行燃費が無視できないほど低下することが避けられなかった。
そこで、これらの問題を解決するものとして、電動モータを動力源とする電動パワーステアリング装置(Electric Power Steering、以下EPSと記す)が近年注目されている。EPSには、電動モータの電源に車載バッテリを用いるために直接的なエンジンの駆動損失が無く、電動モータが操舵アシスト時にのみに起動されるために走行燃費の低下も抑えられる他、電子制御が極めて容易に行える等の特長がある。
EPSでは、ステアリングホイールに印加された操舵トルクに対応して、電動モータから補助操舵トルクを発生して、動力伝達機構(減速機構)により減速して操舵機構の出力軸に伝達するようになっている。
この動力伝達機構(減速機構)として、ウォーム減速機構を用いたEPSでは、電動モータの駆動軸側のウォームに、ウォームホイールが噛合してあり、このウォームホイールは、操舵機構の出力軸(例えば、ピニオン軸、コラム軸)に嵌合してある。
ところで、図6は、従来例の特許文献1に対応する電動パワーステアリング装置の断面図である。
図6に示すように、ウォーム11は、その両端部に於いて、電動モータ10に近い側のモータ側軸受15と、電動モータ10から離れた側の反モータ側軸受23とにより、回転自在に支持してある。
また、ウォーム11に形成した軸方向孔32に、電動モータ10の駆動軸31がスプライン嵌合してある。
このウォーム11の軸方向孔32の内周面と、電動モータ10の駆動軸31の外周面との間には、Oリング33(円形断面弾性部材)が装着してある。
モータ側軸受15は、ウォーム11に一体に設けたフランジ16と、ウォーム11の端部に固定したナット17との間に、それぞれ、圧縮された一対のゴムダンパー18,18を介して、ウォーム11と同芯になるように、弾性支持してある。これにより、ウォーム11は、ゴムダンパー18の弾性範囲内で、モータ側軸受15に対して、軸方向に移動可能である。
ウォーム11をウォームホイール12に近付ける方向に、ウォーム1の反モータ側端部を押圧して予圧する予圧機構20が設けてある。
即ち、ウォーム11の大径部21に、ブッシュ22、反モータ側軸受23、及びホルダー24が嵌合してあり、ウォーム11の小径部25に、予圧パッド26が設けてあり、その外周面に、捩りコイルバネ27が巻回してある。
従って、ウォーム11の反モータ側端部(小径部25)を、ウォーム11をウォームホイール12に近付ける方向に弾性的に一定の荷重で押圧することができ、噛み合い部のガタ付きを調整することができる。
特願2005−126837号
ところで、電動モータ10の組付け時に、駆動軸31とウォーム11が芯ずれして組みつけられると、円滑な回転作動ができなくなり、車両の操舵フィーリングが悪化する。
そこで、上述したOリング33(円形断面弾性部材)がウォーム11の軸方向孔32の内周面と電動モータ10の駆動軸31の外周面との間に装着してあり、これにより、調芯組付けを容易にしている。
しかしながら、部品バラツキにより、Oリング33のつぶし代にバラツキが生じた場合、Oリング33の軸方向摺動力が大きく変化し、その結果、操舵フィーリングや組立て性が悪化するといった虞れがある。
また、組付け時に、Oリング33によじれが発生した場合も、円滑な回転動作ができなくなる虞れがある。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであって、操舵フィーリング及び組立て性を著しく向上することができる、減速機構及び電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る減速機構は、電動モータの駆動力をウォームとウォームホイールの噛み合わせによって減速する減速機構において、
前記ウォームの軸方向孔と、前記電動モータの駆動軸との間に、弾性部材が装着してあり、
当該弾性部材は、その断面形状が多角形である。
好適には、前記ウォームの軸方向孔と前記電動モータの駆動軸の何れかに、前記弾性部材が接触する箇所は、角形状である。
また、好適には、前記ウォームの軸方向孔と前記電動モータの駆動軸の何れかに、前記弾性部材を組付ける周方向溝が形成してあり、
当該周方向溝は、その断面形状が前記弾性部材の断面形状と略同じに形成してある。
さらに、好適には、前記弾性部材は、その断面形状が五角形である。
また、本発明に係る電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイールに印加された操舵トルクをトルクセンサーにより検知し、この検知した操舵トルクに対応して電動モータから補助操舵トルクを発生して、請求項1乃至4の何れか1項に記載の減速機構により減速し、操舵機構の出力軸に伝達することを特徴とする。
好適には、前記ウォームを、前記ウォームホイールに近付ける方向に、押圧して予圧する予圧機構が設けてある。
本発明によれば、弾性部材の角部で接触させることにより、弾性部材のつぶし代が変化した場合に於ける体積変化を小さく抑えることができ、弾性部材の反発力を小さく抑えて、弾性部材とウォームの間の摩擦力を小さくすることができる。その結果、ウォームの軸方向変位を阻害することもなく、組立ても容易となる。従って、操舵フィーリング及び組立て性を著しく向上することができる。
また、仮に弾性部材によじれが生じた場合も、弾性部材は、多角形断面のため、検出が容易である。
さらに、弾性部材を組付ける周方向溝の形状を弾性部材の断面形状と合わせることにより、組付け時のよじれ防止となる。
さらに、好適には、前記弾性部材は、その断面形状が五角形であるが、これに限られず、座りがよく、頭に角部があればよい。
以下、本発明の実施の形態に係る減速機構及び電動パワーステアリング装置を図面を参照しつつ説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係る電動パワーステアリング装置の要部の断面図である。
図2は、図1に示したウォームの軸方向孔と電動モータの駆動軸との間に弾性部材が装着してある状態を拡大して示す拡大断面図である。
図3は、図1に示したウォームの軸方向孔と電動モータの駆動軸との間に弾性部材が装着してある状態を拡大して示す拡大断面図であって、弾性部材によじれが生じた状態も示す図である。
本実施の形態では、図1に示すように、ウォーム11は、その両端部に於いて、電動モータ10に近い側のモータ側軸受15と、電動モータ10から離れた側の反モータ側軸受23(図6参照)とにより、回転自在に支持してある。
モータ側軸受15は、ウォーム11に一体に設けたフランジ16と、ウォーム11の端部に固定したナット17との間に、それぞれ、圧縮された一対のゴムダンパー18,18を介して、ウォーム11と同芯になるように、弾性支持してある。これにより、ウォーム11は、ゴムダンパー18の弾性範囲内で、モータ側軸受15に対して、軸方向に移動可能である。
また、ウォーム11に形成した軸方向孔32に、電動モータ10の駆動軸31がスプライン嵌合してある。
さて、本実施の形態では、図2にも拡大して示すように、電動モータ10の駆動軸31の外周面に、周方向溝40が形成してある。この周方向溝40に、ウォーム11の軸方向孔32の内周面に弾性的に接触するリング状の弾性部材50が装着してある。
この弾性部材50は、その断面形状が多角形である。好適には、弾性部材50は、その断面形状が五角形であるが、これに限られず、座りがよく、頭に角部があればよい。
好適には、ウォーム11の軸方向孔32に弾性部材50が接触する箇所は、図2に示すように、五角形の角形状部である。
このように、弾性部材50の五角形の角形状部で接触させることにより、弾性部材50のつぶし代が変化した場合に於ける体積変化を小さく抑えることができ、弾性部材50の反発力を小さく抑えて、弾性部材50とウォーム11の間の摩擦力を小さくすることができる。その結果、ウォーム11の軸方向変位を阻害することもなく、組立ても容易となる。従って、操舵フィーリング及び組立て性を著しく向上することができる。
また、仮に、図3に二点鎖線の仮想線で示すように、弾性部材50によじれが生じた場合も、弾性部材50は、多角形断面のため、検出が容易である。
(第2実施の形態)
図4は、本発明の第2実施の形態に係る電動パワーステアリング装置の要部の断面図である。
図5は、図4に示したウォームの軸方向孔と電動モータの駆動軸との間に弾性部材が装着してある状態を拡大して示す拡大断面図である。
本実施の形態では、図5にも拡大して示すように、電動モータ10の駆動軸31の外周面に、弾性部材50を組付ける周方向溝60が形成してあり、この周方向溝60は、その断面形状が弾性部材50の断面形状(例えば、五角形)と略同じに形成してある。
このように、弾性部材50を組付ける周方向溝60の形状を弾性部材50の断面形状と合わせることにより、組付け時のよじれ防止とすることができる。
その他の構成、作用、及び効果は、上述した実施の形態と同様である。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、種々変形可能である。例えば、周方向溝40,60は、電動モータ10の駆動軸31の外周面に形成してあるが、ウォーム11の軸方向溝32の内周面に形成してあってもよい。
本発明の第1実施の形態に係る電動パワーステアリング装置の要部の断面図である。 図1に示したウォームの軸方向孔と電動モータの駆動軸との間に弾性部材が装着してある状態を拡大して示す拡大断面図である。 図1に示したウォームの軸方向孔と電動モータの駆動軸との間に弾性部材が装着してある状態を拡大して示す拡大断面図であって、弾性部材によじれが生じた状態も示す図である。 本発明の第2実施の形態に係る電動パワーステアリング装置の要部の断面図である。 図4に示したウォームの軸方向孔と電動モータの駆動軸との間に弾性部材が装着してある状態を拡大して示す拡大断面図である。 従来例の特許文献1に対応する電動パワーステアリング装置の断面図である。
符号の説明
10 電動モータ
11 ウォーム
12 ウォームホイール
15 モータ側軸受
16 フランジ
17 ナット
18 ゴムダンパー
20 予圧機構
21 大径部
22 ブッシュ
23 反モータ側軸受
24 ホルダー
25 小径部
26 予圧パッド
27 捩りコイルバネ
31 駆動軸
32 軸方向孔
33 Oリング(円形断面弾性部材)
40,60 周方向溝
50 弾性部材

Claims (6)

  1. 電動モータの駆動力をウォームとウォームホイールの噛み合わせによって減速する減速機構において、
    前記ウォームの軸方向孔と、前記電動モータの駆動軸との間に、弾性部材が装着してあり、
    当該弾性部材は、その断面形状が多角形であることを特徴とする減速機構。
  2. 前記ウォームの軸方向孔と前記電動モータの駆動軸の何れかに、前記弾性部材が接触する箇所は、角形状であることを特徴とする請求項1に記載の減速機構。
  3. 前記ウォームの軸方向孔と前記電動モータの駆動軸の何れかに、前記弾性部材を組付ける周方向溝が形成してあり、
    当該周方向溝は、その断面形状が前記弾性部材の断面形状と略同じに形成してあることを特徴とする請求項1又は2に記載の減速機構。
  4. 前記弾性部材は、その断面形状が五角形であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の減速機構。
  5. ステアリングホイールに印加された操舵トルクをトルクセンサーにより検知し、この検知した操舵トルクに対応して電動モータから補助操舵トルクを発生して、請求項1乃至4の何れか1項に記載の減速機構により減速し、操舵機構の出力軸に伝達することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  6. 前記ウォームを、前記ウォームホイールに近付ける方向に、押圧して予圧する予圧機構が設けてあることを特徴とする請求項5に記載の電動パワーステアリング装置。
JP2006120911A 2006-04-25 2006-04-25 減速機構及び電動パワーステアリング装置 Withdrawn JP2007292206A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006120911A JP2007292206A (ja) 2006-04-25 2006-04-25 減速機構及び電動パワーステアリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006120911A JP2007292206A (ja) 2006-04-25 2006-04-25 減速機構及び電動パワーステアリング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007292206A true JP2007292206A (ja) 2007-11-08

Family

ID=38763012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006120911A Withdrawn JP2007292206A (ja) 2006-04-25 2006-04-25 減速機構及び電動パワーステアリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007292206A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4716679B2 (ja) ウォーム減速機及び電動式パワーステアリング装置
EP1783033B1 (en) Electric power steering system equipped with worm gear clearance compensator
JP2007247734A (ja) ウォーム式減速機及び電動式パワーステアリング装置
JP2006224816A (ja) コラムアシスト式電動パワーステアリング装置
JP2007303649A (ja) 減速機構及び電動パワーステアリング装置
JP2007255524A (ja) ウォーム減速機及び電動パワーステアリング装置
JP2007285472A (ja) 減速装置及びそれを備えた電動パワーステアリング装置
KR20090123208A (ko) 전동식 동력조향장치의 소음저감장치
KR20080039596A (ko) 전동식 파워 스티어링 장치의 웜축 유격보상장치
JP4715616B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2009286387A (ja) 電動式パワーステアリング装置の騒音低減装置
JP2007203947A (ja) 電動式パワーステアリング装置用ウォーム減速機及びこれを組み込んだ電動式パワーステアリング装置
JP4238577B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP3170438U (ja) ウォーム減速機及び電動パワーステアリング装置
JP2007186009A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2007292206A (ja) 減速機構及び電動パワーステアリング装置
JP2007290550A (ja) 電動パワーステアリング装置
KR20060101622A (ko) 전동식 파워 스티어링 장치의 감속기 유격보상구조
JP2007182176A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2007247749A (ja) ウォーム減速機及び電動パワーステアリング装置
JP2007247790A (ja) ウォーム減速機及びこれを組み込んだ電動式パワーステアリング装置
JP2004189039A (ja) 電動パワーステアリング装置
KR20090123059A (ko) 전동식 파워 스티어링 시스템
JP2007099229A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4085867B2 (ja) ウォーム支持装置及び電動パワーステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090707