JP2007292043A - 電子スロットル装置 - Google Patents

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Yasuhiro Nishikawa
康弘 西川
Tsutomu Ikeda
勉 池田
Shin Iwaoka
伸 岩岡
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Abstract

【課題】モータで発生する電気ノイズを簡易な構成により効果的に除去すること。
【解決手段】電子スロットル装置は、スロットルバルブを内蔵したスロットルボディに、センサ4とモータ5を構成部品として備える。モータ5の電気端子とその電気端子が接続されるECU11の電源との間には、二本のモータ線17a,17bのそれぞれに二つのチョークコイル18,19及び20,21が直列に設けられる。これら二つのチョークコイル18,19及び20,21の結合部には、コンデンサ22,23の一端がつながれ、各コンデンサ22,23の他端は、センサ4のグランド12dにつなげられる。各コンデンサ22,23の他端とセンサ4のグランド12dとの結合部とセンサ4との間には、ダイオード24が設けられる。加えて、モータ5の電気端子の近傍にて両モータ線17a,17bの間にコンデンサ30が設けられる。
【選択図】 図12

Description

この発明は、エンジンの吸気通路に設けられる装置であって、スロットルバルブを内蔵したスロットルボディにセンサとモータを構成部品として備えた電子スロットル装置に関する。
従来、この種の装置として、例えば、下記の特許文献1に記載された装置が挙げられる。この装置は、スロットルバルブの開度を検出するセンサ(ホールIC)と、スロットルバルブを駆動するモータとを備える。センサ及びモータは樹脂製のカバーに設けられる。この装置を制御するために、センサ及びモータが、カバーに設けられたコネクタを介して電子制御装置(ECU)に電気的に接続される。図20に、この装置の電気的構成をブロック図により示す。ここでは、センサが複数の信号線を介してECUに接続され、モータがモータ配線を介してECUに接続される。
特開2001−289610号公報
ところが、特許文献1に記載の装置では、モータで発生する電気ノイズを除去する構成ではないことから、モータで発生する電気ノイズがセンサの信号線に載るおそれがあった。このモータの電気ノイズがセンサの信号線に載ったときは、センサが誤出力するおそれがあり、ECUがセンサの誤出力を入力してしまう懸念があった。特に、カバーが樹脂製であることから、カバーそれ自体にアース機能を持たせることができなかった。
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、モータで発生する電気ノイズを簡易な構成により効果的に除去することを可能とした電子スロットル装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、スロットルバルブを内蔵したスロットルボディに、センサとモータを構成部品として備えた電子スロットル装置において、モータで発生する電気ノイズを電気フィルタを介してセンサのグランドに流すことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、モータで発生する電気ノイズは電気フィルタにて低減されると共にセンサのグランドを介して除去される。センサのグランドが利用されることから、電気ノイズ除去のための専用の配線が不要となる。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、スロットルバルブを内蔵したスロットルボディに、センサとモータを構成部品として備えた電子スロットル装置において、モータの電気端子とその電気端子が接続される電源との間にチョークコイルを設け、チョークコイルの電源側端にコンデンサの一端をつなげ、コンデンサの他端をセンサのグランドにつなげたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、モータで発生する電気ノイズはチョークコイルとコンデンサにより高周波成分と低周波成分のそれぞれが低減されると共にセンサのグランドを介して除去される。センサのグランドが利用されることから、電気ノイズ除去のための専用の配
線が不要となる。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、スロットルバルブを内蔵したスロットルボディに、センサとモータを構成部品として備えた電子スロットル装置において、モータの電気端子とその電気端子が接続される電源との間に二つのチョークコイルを直列に設け、二つのチョークコイルの結合部にコンデンサの一端をつなげ、コンデンサの他端をセンサのグランドにつなげたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、モータで発生する電気ノイズはチョークコイルとコンデンサにより高周波成分と低周波成分のそれぞれが低減されると共にセンサのグランドを介して除去される。ここで、二つのチョークコイルが直列に設けられることから、高周波成分が効果的に低減される。センサのグランドが利用されることから、電気ノイズ除去のための専用の配線が不要となる。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の発明において、コンデンサの他方の端子とセンサのグランドとの結合部とセンサとの間にダイオードを設けたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項2又は3に記載の発明の作用に加え、ダイオードによりセンサ側への電気ノイズの侵入が阻止される。
上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、スロットルボディを、スロットルバルブ及びモータを設けたボディ本体と、センサを設けた樹脂製のカバーとから構成し、モータ及びセンサのための配線をカバーに設け、配線に対し電気フィルタを設けたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、カバーに配線と電気フィルタが一体的に設けられる。
上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、請求項2又は3に記載の発明において、スロットルボディを、スロットルバルブ及びモータを設けたボディ本体と、センサを設けた樹脂製のカバーとから構成し、モータ及びセンサのための配線をカバーに設け、配線に対しチョークコイル及びコンデンサを設けたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項2又は3に記載の発明の作用に加え、カバーに配線、チョークコイル及びコンデンサが一体的に設けられる。
上記目的を達成するために、請求項7に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、スロットルボディを、スロットルバルブ及びモータを設けたボディ本体と、センサを設けた樹脂製のカバーとから構成し、モータ及びセンサのための配線をカバーに設け、配線に対しチョークコイル、コンデンサ及びダイオードを設けたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項4に記載の発明の作用に加え、カバーに配線、チョークコイル、コンデンサ及びダイオードが一体的に設けられる。
上記目的を達成するために、請求項8に記載の発明は、請求項2乃至4、6、7の何れかに記載の発明において、モータの電気端子又はモータの電気端子からチョークコイルまでの配線の間にコンデンサを設けたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項2乃至4、6、7の何れかに記載の発明の作用に加え、モータで発生する電気ノイズは、チョークコイルとコンデンサにより高周波成分と低周波成分のそれぞれが低減されるのに加え、モータの電気端子又はモータの電気端子からチョークコイルまでの配線の間に設けられるコンデンサにより低周波成分が除去される。
請求項1に記載の発明によれば、モータで発生する電気ノイズを簡易な構成により効果的に除去することができる。
請求項2に記載の発明によれば、モータで発生する電気ノイズの高周波成分と低周波成
分を簡易な構成により効果的に除去することができる。
請求項3に記載の発明によれば、モータで発生する電気ノイズの高周波成分と低周波成分を簡易な構成により効果的に除去することができる。特に、二つのチョークコイルを直列に設けた分だけ高周波成分の除去をより効果的なものにすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は3に記載の発明の効果に加え、センサへの電気ノイズの侵入によりセンサが誤出力することをより確実に防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、電気ノイズ除去のための部品点数及び組付工数を削減することができ、電子スロットル装置の製造コストを低減することができる。併せて、電気部品をカバーに対しコンパクトに設けることができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項2又は3に記載の発明の効果に加え、電気ノイズ除去のための部品点数及び組付工数を削減することができ、電子スロットル装置の製造コストを低減することができる。併せて、電気部品をカバーに対しコンパクトに設けることができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明の効果に加え、電気ノイズ除去のための部品点数及び組付工数を削減することができ、電子スロットル装置の製造コストを低減することができる。併せて、電気部品をカバーに対しコンパクトに設けることができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項2乃至4、6、7の何れかに記載の発明の効果に加え、モータで発生する電気ノイズの低周波成分をより確実に除去することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の電子スロットル装置を具体化した第1実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図1に、この実施形態の電子スロットル装置1を平面図により示す。この電子スロットル装置1は、スロットルバルブ2を内蔵したスロットルボディ3に、センサ4とモータ5を構成部品として備える。すなわち、電子スロットル装置1は、ボア6を有するスロットルボディ3と、そのボア6に配置され、スロットルボディ3にシャフト7を介して回動可能に組み付けられたスロットルバルブ2と、スロットルバルブ2を開閉駆動させるモータ5を含む駆動機構(図示略)と、スロットルバルブ2の開度(スロットル開度)を検出するためのセンサ4とを備える。スロットルボディ3は、スロットルバルブ2及びモータ5を設けたボディ本体8と、センサ4を設けたカバー9とから構成される。ボディ本体8とカバー9はそれぞれ樹脂より形成される。カバー9は、ボディ本体8に対しネジ等により着脱可能に設けられる。
図2にカバー9の平面図を、図3にカバー9の外側面の正面図をそれぞれ示す。カバー9には、給電線や信号線のためのコネクタ10が設けられる。このコネクタ10を介して、構成部品であるセンサ4とモータ5が、リード線(図示略)により電子制御装置(ECU)11(図4参照)に接続される。
図4に、センサ4、モータ5及びECU11に係る電気的構成をブロック図により示す。センサ4は、4本の信号線12a〜12dによりECU11に電気的に接続される。これら4本の信号線12a〜12dのうちの1本の信号線12dが、センサ4のグランドとなっている。このグランド12dを除く残りの信号線12a〜12cと、グランド12dとの間には、それぞれコンデンサ13〜15が接続される。これらコンデンサ13〜15は、低周波成分の外乱を対策するための電気部品である。モータ5は、2本のモータ線17a,17bによりECU11に電気的に接続される。一方のモータ線17aには、二つのチョークコイル18,19が直列に接続される。他方のモータ線17bにも、二つのチョークコイル20,21が直列に接続される。これらチョークコイル18〜21は、モータ5で発生する電気ノイズの高周波成分(30MHz以上)を対策するための電気部品である。一方のモータ線17aにおいて、二つのチョークコイル18,19の結合部には、コンデンサ22の一端がつながれ、そのコンデンサ22の他端がセンサ4のグランド12dにつながれる。同様に、他方のモータ線17bにおいて、二つのチョークコイル20,21の結合部には、コンデンサ23の一端がつながれ、そのコンデンサ23の他端がセンサ4のグランド12dにつながれる。これらコンデンサ22,23は、モータ5で発生する電気ノイズの低周波成分を対策するための電気部品である。また、各コンデンサ22,23の他端とセンサ4のグランド12dとの結合部とセンサ4との間には、ダイオード24が設けられる。このダイオード24は、センサ4への電気の流れを阻止する向きに接続される。ここで、チョークコイル18〜21及びコンデンサ22,23は、本発明の電気フィルタに相当する。また、ECU11は、電源に接続されることから、本発明の電源に相当する。
図5に、カバー9の内側面を正面図により示す。このカバー9の内側面には、モータ5側の端子に接続される一対の電気端子25,26と、センサ4とが設けられる。センサ11の周囲には、上記したコンデンサ13〜15が配置される(図5では図示略)。カバー9がボディ本体8に取り付けられることにより、上記した電気端子25,26がモータ5側の端子に接触して電気的に接続され、センサ4がシャフト7の一端に機械的に連結される。カバー9の内部には、センサ4及びモータ5のための配線の一部を構成するリードフレーム27が埋設される。このリードフレーム27は、導電性金属(例えば、銅板等)により形成される。そして、このリードフレーム27に対し、上記したコンデンサ13〜15、チョークコイル18〜21、コンデンサ22,23及びダイオード24が予め設けられる。これら電気部品13〜15,18〜24は、予めリードフレーム27に対して取り付けられ、その取付状態でカバー9を樹脂成形する際にリードフレーム27と共にカバー9に埋設される。リードフレーム27は、コネクタ10に配置される複数の接続端子27aを含む。図5において、便宜上、チョークコイル18〜21は縞模様の実線で示され、コンデンサ22,23及びダイオード24は斜線入りの実線で示される。
以上説明したこの実施形態の電子スロットル装置1によれば、モータ5で発生する電気ノイズは、電気フィルタを構成する各電気部品13〜15,18〜24により低減されると共に、センサ4のグランド12dを介して除去される。すなわち、モータ5で発生する電気ノイズはチョークコイル18〜21とコンデンサ22,23により高周波成分と低周波成分のそれぞれが低減されると共に、センサ4のグランド12dを介してECU11の電源へ除去される。このため、モータ5で発生する電気ノイズを、カバー9に設けた電気部品13〜15,18〜24等の比較的簡易な構成により効果的に除去することができる。この結果、モータ5で発生する電気ノイズが、センサ4の信号線12a〜12cに載ることがなく、電気ノイズによりセンサ4が誤出力するのを防止することができる。
この実施形態では、モータ5で発生する電気ノイズは、チョークコイル18〜21とコンデンサ22,23により高周波成分と低周波成分のそれぞれが低減されると共に、センサ4のグランド12dを介して除去される。特に、この実施形態では、各モータ線17a,17bのそれぞれに二つのチョークコイル18,19及び20,21が直列に設けられるので、電気ノイズの高周波成分が効果的に低減される。このため、電気ノイズの高周波成分と低周波成分をより効果的に除去することができる。
また、この実施形態では、コンデンサ22,23の他端とセンサ4のグランド12dとの結合部とセンサ4との間にダイオード24が設けられるので、各コンデンサ22,23からセンサ4のグランド12dへ流した電気ノイズがセンサ4に侵入することがダイオード24により阻止される。このため、電気ノイズによりセンサ4が誤出力することをより確実に防止することができる。
ここで、各コンデンサ22,23により低周波成分を除去するためにセンサ4のグランド12dが利用されるので、電気ノイズを除去するための専用配線が不要となる。特に、この実施形態では、スロットルボディ3が樹脂製であることから、スロットルボディ3それ自体にアース機能がなく、電気ノイズをスロットルボディ3を利用してアースすることができない。そこで、この実施形態では、モータ5の電気ノイズがリードフレーム27を介してコネクタ10の接続端子27aへ流れるようにしている。そして、コネクタ10が配線によりECU11の電源に接続されることで、モータ5で発生する電気ノイズを電源を通じてアースすることができる。このため、電気ノイズ除去のための部品点数及び組付工数を削減することができ、電子スロットル装置1の製造コストを低減することができる。
また、この実施形態では、センサ4及びモータ5のためのリードフレーム27をカバー9に埋設して設け、そのリードフレーム27に対しコンデンサ13〜15、チョークコイル18〜21、コンデンサ22,23及びダイオード24を設けたので、これらの電気部品13〜15,18〜24,27がカバー9に一体的に設けられる。このため、これらの電気部品13〜15,18〜24,27をカバー9に対してコンパクトに設けることができる。また、カバー9に対する埋設により、各電気部品13〜15,18〜24,27の防水性を確保することもできる。
[第2実施形態]
次に、本発明の電子スロットル装置を具体化した第2実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図6に、センサ4,モータ5及びECU11に係る電気的構成をブロック図により示す。図7に、カバー9の内側面を正面図により示す。この実施形態では、ダイオード24を省略した点で第1実施形態と構成が異なる。
従って、この実施形態の電子スロットル装置では、ダイオード24によるセンサ4に対する電気ノイズ侵入防止機能を除き、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の電子スロットル装置を具体化した第3実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図8に、センサ4,モータ5及びECU11に係る電気的構成をブロック図により示す。図9に、カバー9の内側面を正面図により示す。この実施形態では、各モータ線17a,17bにそれぞれ一つのチョークコイル18,20を設け、チョークコイル19,21を省略した点で、第1実施形態と構成が異なる。
従って、この実施形態の電子スロットル装置では、省略したチョークコイル19,21による電気ノイズ高周波成分の除去機能の点を除き、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。この実施形態では、各モータ線17a,17bにそれぞれ一つのチョークコイル18,20を設けただけなので、第1実施形態と比較すれば、構成の簡略化を図ることができる。一方、各モータ線17a,17bに対し二つのチョークコイル18,1
9及び20,21をそれぞれ直列に設けた第1実施形態の方が、電気ノイズの高周波成分の除去機能が、本実施形態に比べてより効果的なものとなる。
[第4実施形態]
次に、本発明の電子スロットル装置を具体化した第4実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図10に、センサ4,モータ5及びECU11に係る電気的構成をブロック図により示す。図11に、カバー9の内側面を正面図により示す。この実施形態では、ダイオード24を省略した点で、第3実施形態と構成が異なる。
従って、この実施形態の電子スロットル装置では、ダイオード24による電気ノイズの侵入防止機能を除き、第3実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
[第5実施形態]
次に、本発明の電子スロットル装置を具体化した第5実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図12に、センサ4,モータ5及びECU11に係る電気的構成をブロック図により示す。図13に、カバー9の内側面を正面図により示す。この実施形態では、モータ5の電気端子25,26の近傍にて一対のモータ線17a,17bの間にコンデンサ30を並列に設けた点で、第1実施形態と構成が異なる。すなわち、このコンデンサ30は、モータ5の電気端子25,26からチョークコイル18,20までのモータ線17a,17bの間に設けられる。このコンデンサ30は、他の電気部品13〜15,18〜24と同様、予めリードフレーム27に対して取り付けられ、その取付状態でカバー9を樹脂成形する際にリードフレーム27と共にカバー9に埋設される。
従って、この実施形態の電子スロットル装置では、第1実施形態とは異なり、モータ5で発生する電気ノイズは、チョークコイル18〜21とコンデンサ22,23により高周波成分と低周波成分のそれぞれが低減されるのに加え、モータ5の電気端子25,26の近傍に設けられたコンデンサ30により低周波成分が除去される。このため、第1実施形態の電子スロットル装置に比べて、モータ5で発生する電気ノイズの低周波成分をより確実に除去することができる。この実施形態におけるその他の作用効果は、第1実施形態のそれと同じである。
[第6実施形態]
次に、本発明の電子スロットル装置を具体化した第6実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図14に、センサ4,モータ5及びECU11に係る電気的構成をブロック図により示す。図15に、カバー9の内側面を正面図により示す。この実施形態では、モータ5の電気端子25,26の近傍にて一対のモータ線17a,17bの間にコンデンサ30を並列に設けた点で、第2実施形態と構成が異なる。すなわち、このコンデンサ30は、モータ5の電気端子25,26からチョークコイル18,20までのモータ線17a,17bの間に設けられる。カバー27に対するコンデンサ30の設け方は、第5実施形態のそれと同様である。
従って、この実施形態の電子スロットル装置では、第2実施形態とは異なり、モータ5で発生する電気ノイズは、チョークコイル18〜21とコンデンサ22,23により高周波成分と低周波成分のそれぞれが低減されるのに加え、モータ5の電気端子25,26の近傍に設けられたコンデンサ30により低周波成分が除去される。このため、第2実施形態の電子スロットル装置に比べて、モータ5で発生する電気ノイズの低周波成分をより確実に除去することができる。この実施形態におけるその他の作用効果は、第2実施形態のそれと同じである。
[第7実施形態]
次に、本発明の電子スロットル装置を具体化した第7実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図16に、センサ4,モータ5及びECU11に係る電気的構成をブロック図により示す。図17に、カバー9の内側面を正面図により示す。この実施形態では、モータ5の電気端子25,26の近傍にて一対のモータ線17a,17bの間にコンデンサ30を並列に設けた点で、第3実施形態と構成が異なる。すなわち、このコンデンサ30は、モータ5の電気端子25,26からチョークコイル18,20までのモータ線17a,17bの間に設けられる。カバー27に対するコンデンサ30の設け方は、第5実施形態のそれと同様である。
従って、この実施形態の電子スロットル装置では、第3実施形態とは異なり、モータ5で発生する電気ノイズは、チョークコイル18,20とコンデンサ22,23により高周波成分と低周波成分のそれぞれが低減されるのに加え、モータ5の電気端子25,26の近傍に設けられたコンデンサ30により低周波成分が除去される。このため、第3実施形態の電子スロットル装置に比べて、モータ5で発生する電気ノイズの低周波成分をより確実に除去することができる。この実施形態におけるその他の作用効果は、第3実施形態のそれと同じである。
[第8実施形態]
次に、本発明の電子スロットル装置を具体化した第8実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図18に、センサ4,モータ5及びECU11に係る電気的構成をブロック図により示す。図19に、カバー9の内側面を正面図により示す。この実施形態では、モータ5の電気端子25,26の近傍にて一対のモータ線17a,17bの間にコンデンサ30を並列に設けた点で、第4実施形態と構成が異なる。すなわち、このコンデンサ30は、モータ5の電気端子25,26からチョークコイル18,20までのモータ線17a,17bの間に設けられる。カバー27に対するコンデンサ30の設け方は、第5実施形態のそれと同様である。
従って、この実施形態の電子スロットル装置では、第4実施形態とは異なり、モータ5で発生する電気ノイズは、チョークコイル18,20とコンデンサ22,23により高周波成分と低周波成分のそれぞれが低減されるのに加え、モータ5の電気端子25,26の近傍に設けられたコンデンサ30により低周波成分が除去される。このため、第4実施形態の電子スロットル装置に比べて、モータ5で発生する電気ノイズの低周波成分をより確実に除去することができる。この実施形態におけるその他の作用効果は、第4実施形態のそれと同じである。
尚、この発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜に変更して実施することもできる。
例えば、前記各実施形態では、スロットルボディ3を構成するボディ本体8をカバー9と同様に樹脂製としたが、ボディ本のみをアルミニウムダイカスト製としてもよい。
前記第5〜第8実施形態では、モータ5の電気端子25,26からチョークコイル18,20bまでのモータ線17a,17bの間にコンデンサ30を設けたが、モータの電気端子の間にコンデンサを直接設けてもよい。
電子スロットル装置を示す平面図。 カバーを示す平面図。 カバーの外側面を示す正面図。 センサ、モータ及びECUに係る電気的構成を示すブロック図。 カバーの内側面を示す正面図。 センサ、モータ及びECUに係る電気的構成を示すブロック図。 カバーの内側面を示す正面図。 センサ、モータ及びECUに係る電気的構成を示すブロック図。 カバーの内側面を示す正面図。 センサ、モータ及びECUに係る電気的構成を示すブロック図。 カバーの内側面を示す正面図。 センサ、モータ及びECUに係る電気的構成を示すブロック図。 カバーの内側面を示す正面図。 センサ、モータ及びECUに係る電気的構成を示すブロック図。 カバーの内側面を示す正面図。 センサ、モータ及びECUに係る電気的構成を示すブロック図。 カバーの内側面を示す正面図。 センサ、モータ及びECUに係る電気的構成を示すブロック図。 カバーの内側面を示す正面図。 従来例の電気的構成を示すブロック図。
符号の説明
1 電子スロットル装置
2 スロットルバルブ
3 スロットルボディ
4 センサ
5 モータ
8 ボディ本体
9 カバー
11 ECU(電源)
12d 信号線(グランド)
18 チョークコイル
19 チョークコイル
20 チョークコイル
21 チョークコイル
22 コンデンサ
23 コンデンサ
24 ダイオード
25 電気端子
26 電気端子
27 リードフレーム(配線)
30 コンデンサ

Claims (8)

  1. スロットルバルブを内蔵したスロットルボディに、センサとモータを構成部品として備えた電子スロットル装置において、
    前記モータで発生する電気ノイズを電気フィルタを介して前記センサのグランドに流すことを特徴とする電子スロットル装置。
  2. スロットルバルブを内蔵したスロットルボディに、センサとモータを構成部品として備えた電子スロットル装置において、
    前記モータの電気端子とその電気端子が接続される電源との間にチョークコイルを設け、前記チョークコイルの電源側端にコンデンサの一端をつなげ、前記コンデンサの他端を前記センサのグランドにつなげたことを特徴とする電子スロットル装置。
  3. スロットルバルブを内蔵したスロットルボディに、センサとモータを構成部品として備えた電子スロットル装置において、
    前記モータの電気端子とその電気端子が接続される電源との間に二つのチョークコイルを直列に設け、前記二つのチョークコイルの結合部にコンデンサの一端をつなげ、前記コンデンサの他端を前記センサのグランドにつなげたことを特徴とする電子スロットル装置。
  4. 前記コンデンサの他端と前記センサのグランドとの結合部と前記センサとの間にダイオードを設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載の電子スロットル装置。
  5. 前記スロットルボディを、前記スロットルバルブ及び前記モータを設けたボディ本体と、前記センサを設けた樹脂製のカバーとから構成し、前記モータ及び前記センサのための配線を前記カバーに設け、前記配線に対し前記電気フィルタを設けたことを特徴とする請求項1に記載の電子スロットル装置。
  6. 前記スロットルボディを、前記スロットルバルブ及び前記モータを設けたボディ本体と、前記センサを設けた樹脂製のカバーとから構成し、前記モータ及び前記センサのための配線を前記カバーに設け、前記配線に対し前記チョークコイル及び前記コンデンサを設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載の電子スロットル装置。
  7. 前記スロットルボディを、前記スロットルバルブ及び前記モータを設けたボディ本体と、前記センサを設けた樹脂製のカバーとから構成し、前記モータ及び前記センサのための配線を前記カバーに設け、前記配線に対し前記チョークコイル、前記コンデンサ及び前記ダイオードを設けたことを特徴とする請求項4に記載の電子スロットル装置。
  8. 前記モータの電気端子又は前記モータの電気端子から前記チョークコイルまでの配線の間にコンデンサを設けたことを特徴とする請求項2乃至4、6、7の何れかに記載の電子スロットル装置。
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