JP2007291842A - 路面形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】積雪の少ない時期でも適切に締め固められて平坦に仕上げられた圧雪路面を効率的に構築する。
【解決手段】圧雪路面形成装置1は、自走車両2に牽引されて走行する走行車両3と、走行車両3の車体(フレーム)4の内側に設けられ、上下を開放された雪投入用のホッパ5と、ホッパ5の後方に位置して走行車両3の車体4に取り付けた機械フレーム8に支持され、ホッパ5から路面F上に投入された雪を動力によって強制的に締め固める雪面締固装置6と、締固装置6の後方に位置して機械フレーム8に支持され、回転ハンマーからなる雪面締固装置6によって締め固められた圧雪路面F1を削って平坦な圧雪整形路面F2に仕上げるリボンスクリュからなる雪面整形装置7とを備えた構成とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、雪道や凍結路における自動車の性能試験を実施するための圧雪路面等を構築するのに好適な路面形成装置に関するものである。
従来、この種の圧雪路面を構築する装置として、駆動車両によって牽引される車台に複数のタイヤを横並びに配列したタイヤ列を前後方向に複数列取り付けてなり、積雪路面上を前記タイヤ列を転動させることにより、積雪を締め固めるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、車両によって牽引される橇に積雪路面を掘り起こすブレードを設けると共に、このブレードの後方に橇状のコンパクト装置を直結して設け、車両で前記橇を牽引して積雪路を走行させることにより、前記ブレードで掘り起こされた雪や氷を前記コンパクト装置によって圧雪し、平坦に整備するようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
実開平6−53626号公報 特開昭62−178609号公報
しかし、前者の圧雪路面を構築する装置においては、単にタイヤ列に加わる荷重によって路面上の積雪を圧雪するように機能するものであるため、積雪に対する締め固め力を十分に期待することができず、適切に締め固められた圧雪路面を構築することができないと共に、ある程度路面上に降雪が必要であり、その降雪は季節や天候に左右されることから、圧雪路面を構築して自動車の性能試験を行う期間が短期間に限定される問題がある。
また、後者の圧雪路面を構築する装置は、積雪路面をブレードで一旦掘り起こして粗面となった雪面を橇状の前記コンパクト装置により、それに積載されたウェイトの重量を利用して押し均すように機能するものであるため、前者の装置と同様な問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、積雪の少ない時期でも雪が適切に締め固められて所定の形状面に仕上げられた圧雪路面や舗装材によって所定の形状面に仕上げられた舗装路面を効率的に構築することができる路面形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために、以下の点を特徴としている。
すなわち、請求項1に係る路面形成装置は、走行車両と、該走行車両に支持され、路面上に供給された雪を動力によって強制的に締め固める雪面締固装置と、該雪面締固装置の後方に位置して前記走行車両に支持され、雪面締固装置によって締め固められた圧雪路面を削って所定の形状面に仕上げる雪面整形装置とを備えていることを特徴としている。
請求項2に係る路面形成装置は、請求項1に記載の路面形成装置において、前記走行車両が、該走行車両のフレームの内側に設けられ、上下を開放された雪投入用のホッパを備えていることを特徴としている。
請求項3に係る路面形成装置は、請求項1または2に記載の路面形成装置において、前記雪面締固装置が、走行車両の幅方向に沿って設けられてモータによって回転される回転軸と、この回転軸の周囲に半径方向に突設され回転軸に沿って螺旋状に配置した複数のアームと、各アームの先端に取り付けられ路面上の雪を打撃するハンマーとを備えた回転ハンマーからなり、前記ハンマーの打撃面が、前記回転軸の回転方向の先行側を後進側よりも回転軸の中心側になるように折曲されて周方向に傾斜されていることを特徴としている。
請求項4に係る路面形成装置は、請求項3に記載の路面形成装置において、前記ハンマーの打撃面に、前記回転軸の中心線を含む平面に沿う断面において山形状をなす複数の突起が、回転軸の軸方向に並べて、かつ周方向に沿って設けられているとを特徴としている。
請求項5に係る路面形成装置は、請求項3または4に記載の路面形成装置において、前記ハンマーが、前記アームに前記傾斜角度を調節可能に固定されていることを特徴としている。
請求項6に係る路面形成装置は、請求項3〜5のいずれかに記載の路面形成装置において、前記雪面整形装置が、前記回転ハンマーの回転軸と平行に設けられてモータによって回転される回転軸と、該回転軸に支持部材を介して螺旋状に設けたねじれ羽根とを備えたリボンスクリュからなり、前記ねじれ羽根の外周の下端位置が前記回転ハンマーのハンマーの外周の下端位置より下位となるように設定されていることを特徴としている。
請求項7に係る路面形成装置は、請求項6に記載の路面形成装置において、前記リボンスクリュは、複数のスクリュ分割体が、それらの回転軸を前記走行車両の幅方向に沿って直列に、かつ走行車両の走行方向に直交する面内で上下に屈折可能に連結されてなり、前記各スクリュ分割体を個別に作動させて前記リボンスクリュを前記各回転軸の連結部で屈折させる複数の屈折作動手段が設けられていることを特徴としている。
請求項8に係る路面形成装置は、請求項3〜5のいずれかに記載の路面形成装置において、前記雪面整形装置は、前記走行車両の幅方向の両側に配置された駆動スプロケットと従動スプロケットとに無端状に巻き掛けられて、モータによって前記駆動スプロケットが回転されることにより前記走行車両の幅方向に移動するチェーンと、該チェーンにその長手方向に間隔をあけて取り付けられ切削刃を前記走行車両の走行方向側へ向けられた複数のカッターとを備えた切削装置からなり、下位側を移動するチェーンにおけるカッターの切削刃の下端位置が前記回転ハンマーの外周の下端位置より下位となるように設定されていることを特徴としている。
請求項9に係る路面形成装置は、請求項8に記載の路面形成装置において、前記切削装置は、前記走行車両の幅方向に沿って間隔をあけて配置され、下位側を移動するチェーンをその移動を許容しながら支持して、その支持位置を個別に上下に変位させて前記チェーンを屈折させる複数の屈折作動手段を備えていることを特徴としている。
請求項10に係る路面形成装置は、走行車両に支持されて移動して路面を所定の形状面に仕上げる路面整形装置を備えた路面形成装置であって、前記路面整形装置は、前記走行車両の幅方向に沿って設けられモータによって回転される回転軸と、該回転軸に支持部材を介して螺旋状に設けたねじれ羽根とを備えたリボンスクリュからなり、該リボンスクリュは、複数のスクリュ分割体が、それらの回転軸を前記走行車両の幅方向に沿って直列に、かつ走行車両の走行方向に直交する面内で上下に屈折可能に連結されてなり、前記各スクリュ分割体を個別に作動させて前記リボンスクリュを前記各回転軸の連結部で屈折させる複数の屈折作動手段を備えていることを特徴としている。
請求項11に係る路面形成装置は、走行車両に支持されて移動して路面を所定の形状面に仕上げる路面整形装置を備えた路面形成装置であって、前記路面整形装置は、前記走行車両の幅方向の両側に配置された駆動スプロケットと従動スプロケットとに無端状に巻き掛けられて、モータによって前記駆動スプロケットが回転されることにより前記走行車両の幅方向に移動するチェーンと、該チェーンにその長手方向に間隔をあけて取り付けられ切削刃を前記走行車両の走行方向側へ向けられた複数のカッターとを備えた切削装置からなり、該切削装置は、前記走行車両の幅方向に沿って間隔をあけて配置され、下位側を移動するチェーンをその移動を許容しながら支持して、その支持位置を個別に上下に変位させて前記チェーンを屈折させる複数の屈折作動手段を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、以下の優れた効果を奏する。
すなわち、請求項1に係る路面形成装置によれば、集雪所等から運搬してきた雪を雪面締固装置の前方の路面上に供給することにより、雪面締固装置と雪面整形装置とによって一工程で圧雪路面を施工できるので、短時間にかつ効率的に圧雪路面を構築することができる。したがって、積雪の少ない時期でも圧雪路面を容易に得ることができ、自動車の性能試験を可能とする期間を延長することができる。また、圧雪路面の施工時に雪面締固装置の前方の路面上に供給する雪に散水等を行って雪の含水比を調整することにより、圧雪路面の状態を自動車の性能試験の目的に応じて調節することができる。さらに、構築した圧雪路面が壊れたときには、圧雪路面形成装置をその壊れた場所に導入して圧雪路面を容易に再構築することができる。
請求項2に係る路面形成装置によれば、走行車両のフレームの内側のホッパに雪を投入することにより、雪面締固装置の前側の路面上に圧雪すべき雪を確実に供給して堆積させることができる。
請求項3に係る路面形成装置によれば、回転ハンマーが回転して各ハンマーの打撃面が雪面に当接する際、回転方向の先行側から後進側へ行くに従って押圧を高めるように雪面を締め固め、螺旋状に配置された各ハンマーが回転しながら次々と雪面上の打撃位置を変えるので、所要領域の雪面をしっかりと均一に締め固めることができる。
請求項4に係る路面形成装置によれば、ハンマーが、打撃面に設けた複数の山形状の突起を雪面に当接させて、突起間に挟まった雪が側方へ逃げるのを抑えながら路面側へ押し付けるので、雪面を一層しっかりと均一に締め固めることができる。
請求項5に係る路面形成装置によれば、ハンマーのアームに取り付ける傾斜角度を適宜調節することによって、締め固め圧力を雪面の雪質に対応して容易に調整することができる。
請求項6に係る路面形成装置によれば、回転ハンマーにより締め固められた圧雪路面をリボンスクリュのねじれ羽根によって効率的に削り取って、前記圧雪路面を確実に所定の形状面に仕上げることができる。
請求項7に係る路面形成装置によれば、リボンスクリュを屈折作動手段により走行車両の走行方向に直交する面内で上下に屈折させることにより、回転ハンマーにより締め固められた圧雪路面を種々の凹凸面形状に仕上げることができる。
請求項8に係る路面形成装置によれば、回転ハンマーにより締め固められた圧雪路面を、チェーンの移動によって走行車両の幅方向に繰り返し移動するカッターによって効率的に削り取って、前記圧雪路面を確実に所定の形状面に仕上げることができる。
請求項9に係る路面形成装置によれば、下位側を移動するチェーンを屈折作動手段により走行車両の走行方向に直交する面内で上下に屈折させることにより、回転ハンマーにより締め固められた圧雪路面を種々に変化された凹凸面を有する仕上げ面形状であっても確実に仕上げることができる。
請求項10に係る路面形成装置によれば、圧雪路面や生コンクリート等の舗装材を敷きならした舗装路面を、走行車両を移動させながらリボンスクリュを屈折作動手段により走行車両の走行方向に直交する面内で上下に屈折させることにより、種々の凹凸面形状に仕上げることができる。
請求項11に係る路面形成装置によれば、圧雪路面や生コンクリート等の舗装材を敷きならした舗装路面を、走行車両を移動させながら下位側を移動するチェーンを屈折作動手段により走行車両の走行方向に直交する面内で上下に屈折させることにより、種々に変化された凹凸面を有する仕上げ面形状に仕上げることができる。
以下、本発明の第一の実施の形態に係る路面形成装置について、図1〜図12を参照して説明する。
図1において、1は本発明の第一の実施の形態に係る路面形成装置である。この圧雪路面形成装置1は、自走車両2によって牽引され車輪3aによって走行する走行車両3と、該走行車両3の車体(フレーム)4の内側に設けられ、上下を開放された雪投入用のホッパ5と、該ホッパ5の後方に位置して前記走行車両3の車体4に支持され、前記ホッパ5から路面F上に投入された雪を動力によって強制的に締め固める雪面締固装置6と、該雪面締固装置6の後方に位置して前記走行車両3の車体4に支持され、雪面締固装置6によって締め固められた圧雪路面F1を削って平坦な圧雪整形路面(圧雪路面)F2に仕上げる雪面整形装置7とを備えている。
前記走行車両3の車体4は、図1、図2に示すように、走行車両3の幅方向(左右方向)に平行に間隔をあけて走行車両3の走行方向(前後方向)に延長して配置された一対の縦フレーム4a,4aと、該縦フレーム4a,4aの前端部(図2で上端部)に直角に接合された前側フレーム4bと、縦フレーム4a,4aの後端部に直角にして着脱可能に連結された機械フレーム8とにより平面視で矩形状に形成されている。前記縦フレーム4a,4aと前側フレーム4bは、それぞれ、下端が路面Fより所定量だけ高くなるように設定された鉛直な壁面4a1,4a1、4b1を備えており、各壁面4a1,4a1の前、後端側には、それぞれ縦フレーム4a,4aの内側に向けて水平に車軸9,9が固定され、該各車軸9,9の内端部に前記車輪3aが回転自在に支持されている。
前記車体4の幅方向(図2で左右方向)の内側には、前記縦フレーム4a,4aと同様に鉛直な壁面4c1,4c1を有する補助フレーム4c,4cが、前記車輪3aよりも内側に位置して縦フレーム4a,4aと平行に配置され、その前端を前記前側フレーム4bに接合され、その後端を前記機械フレーム8の前部横部材8aに固定した垂直板4dに接合されて設けられている。前記前側フレーム4bと補助フレーム4cと垂直板4dとによって、上下端が開放された平面視で矩形状をなす前記ホッパ5が構成されている。
また、前記前側フレーム4bの上端の中央位置には連結部材10が固定され、該連結部材10の先端部が前記自走車両2の牽引アーム2aの後端部に垂直のピン10aによって連結され、自走車両2と走行車両3とが前記ピン10aを中心にして水平面内で相対的に旋回可能とされている。
なお、前記縦フレーム4a,4aと補助フレーム4c,4cの前端側には、それらの間に配置した一対のカウンタウェート11,11が取り付けられ、前記雪面締固装置6と雪面整形装置7等とを含む前記車体4の前後方向における重量のバランスを図るようになっている。
前記機械フレーム8は、図2に示すように、前記前部横部材8aと、該前部横部材8aの後方にそれとの間に平行に間隔をあけて配置された後部横部材8bと、前、後部横部材8a,8bの両端部どうしを接合した左右一対の端部縦部材8c,8cおよび中間部どうしを接合する複数の中間部縦部材8d(図2には図示せず、図8参照)とにより平面視で外形が矩形状に形成されると共に、前記前、後部横部材8a,8bの両端部に下方に向けてそれぞれ脚部8e(図6〜図8,図11参照)が垂設され、さらに、左右両側における前後の脚部8e,8eの内側に前後端部を固定された支持板8f,8fが、前記端部縦部材8c,8cに平行に沿って垂設されて構成されている。また、前記各支持板8f,8fには前後端を前記脚部8e,8eに固着した支持棒8g,8gが水平に固定されている。
前記雪面締固装置6は、図8に示すように、前記機械フレーム8の支持板8f,8fに上下の高さ位置を調節可能に固定される支持フレーム12と、該支持フレーム12に両端部と中央部を回転自在に支持された回転軸13と、該回転軸13に取り付けられたハンマー14と、前記回転軸13を回転させる回転駆動装置15とを備えた回転ハンマー16として構成されている。
前記支持フレーム12は、水平の台板12aに下方へ垂直な端面板12bを結合してなる左右一対のブラケット12c,12cを、前記前、後部横部材8a,8bに平行な前後一対の連結棒12d,12dの両端部に、向かい合わせてボルトで固定して構成されている。そして、前記各ブラケット12c,12cは、その端面板12b,12bの外面が前記機械フレーム8の支持板8f,8fの内面に接触され、前記台板12a,12aの外側への突出部12a1,12a1と前記機械フレーム8の支持棒8g,8gとの間に設置された手動式油圧ジャッキJ,Jによって、前記支持棒8g,8g(機械フレーム8)に対して上下に高さを調節可能とされている。前記各連結棒12d,12dは車体4の幅方向に間隔をあけて配置された複数の連結部材12eによって相互に接合されている。前記各ブラケット12c,12cの高さ調節範囲は、前記支持板8f,8fに支持したボルト8hが挿通された端面板12b,12bのボルト挿通用長穴12jの上下の長さの範囲である。そして、所定の調節位置で前記ボルト8hに螺合したナット8jを締め付けて支持板8f,8fにブラケット12c,12cを固定するようになっている。
前記回転軸13は、中央部を軸継ぎ手13aを介して一直線上に連結された左右一対の回転軸部13b,13bと、該各回転軸部13b,13bの外端部に連結された端部軸13c,13dとからなり、該端部軸13c,13dの外端部側が前記ブラケット12c,12cの端面板12b,12bの下端部に固定した軸受17,17に支持されて、軸回りに回転自在に設けられている。なお、前記回転軸13は前記軸継ぎ手13aの中間の軸部が前記支持フレーム12の中央部の連結部材12eの下面に垂設された支持板12hに固定した軸受部18に支持されている。前記各回転軸部13b,13bの外周には、その半径方向に突き出され、その周方向と軸方向に沿って等間隔をあけて螺旋状に配置された複数の平板状のアーム19が、その板面を回転軸13に直交させて固着して設けられている。
なお、左側の回転軸部13bのアーム19と右側の回転軸部13bのアーム19とでは、それらの螺旋配置のねじれ方向が互いに逆になっており、回転軸13の回転方向Aにおける先行側のアーム19が各回転軸部13b,13bの外端側に位置されるようになっている。
前記ハンマー14は、図8〜図10に示すように、中央部をくの字状に折曲された矩形状の打撃板14aと、該打撃板14aの折曲部の凹面側に間隔をあけて垂直に固着した一対の連結金具14b,14bとを備え、該連結金具14b、14bの間に、前記アーム19の先端が挿入され、連結金具14b,14bとアーム19の一側(図9で左側)に設けられたボルト穴14c,19aとに挿通されたボルト20に二重ナット20aが螺合されると共に、前記連結金具14b,14bの他側(図9で右側)に設けられた長穴14dと前記アーム19の他側に設けられたボルト穴19bとに挿通されたボルト20に二重ナット20aが螺合されることにより、前記アーム19の先端にハンマー14がその打撃板14aを回転軸13の周方向に概略沿うようにして回転軸13に取り付けられている。なお、前記打撃板14aはくの字状に折曲する代わりに、図9に鎖線で示すように円弧状に折曲してもよい。
そして、前記ハンマー14の折曲部の凸面側に相当する打撃面14eは、前記回転軸13の回転方向Aの先行側の端部の回転軸13の中心Cからの回転半径Rが後進側の端部の回転半径よりも所定量rだけ小さく設定されている。すなわち、前記ハンマー14の打撃面14eは、前記回転軸13の回転方向Aの先行側を後進側よりも回転軸13の中心C側になるように折曲されて、回転軸13の周方向に傾斜されている。前記打撃板14aの傾斜角度は、連結金具14bの一側のボルト20を中心にして、前記連結金具14bの他側を前記長穴14dの範囲で回動させることにより調節できるようになっている。
また、前記回転軸13の左側の回転軸部13bに取り付けられているハンマー14の打撃板14aは、その回転方向Aに先行する端部側の左端面に、打撃板14aが先細となるように傾斜した傾斜面14xが設けられ、また、前記回転軸13の右側の回転軸部13bに取り付けられているハンマー14の打撃板14aは、その回転方向Aに先行する端部側の右端面に、打撃板14aが先細となるように傾斜した傾斜面14yが設けられている(図8参照)。
前記回転駆動装置15は、前記支持フレーム12におけるブラケット12cの台板12a上に設置された減速機付モータ(モータ)21と、該減速機付モータ21の出力軸に固定したスプロケット22aが、前記回転軸13における一端側(図8で左端側)の端部軸13cの軸端に固定したスプロケット22bに、チェーン22cを介して接続されてなる伝動機構22とを備え、前記減速機付モータ21が回転すると伝動機構22を介して前記回転軸13が矢印A方向(図6、図7、図9参照)に回転するようになっている。
次に、前記雪面整形装置7は、図11に示すように、前記機械フレーム8の支持板8f,8fに、前記雪面締固装置6の支持フレーム12とは別に、上下の高さ位置を調節可能に固定される支持フレーム12Aと、該支持フレーム12Aに両端部と中央部を回転自在に支持された回転軸23と、該回転軸23の外周に螺旋状に設けたねじれ羽根24と、前記回転軸23を回転させる回転駆動装置15Aとを備えたリボンスクリュ25として構成されている。そして、前記ねじれ羽根24の外周の下端位置が前記雪面締固装置6のハンマー14の外周(回転半径)の下端位置より下位となるように設定されている。
前記支持フレーム12Aおよび前記回転駆動装置15Aは、前記雪面締固装置6の支持フレーム12および前記回転駆動装置15と同一または同様な構成を有しているので、同一または同様の部分には、同一の符号を付してそれらについての説明は省略する。
前記リボンスクリュ25の回転軸23は、前記回転ハンマー16の回転軸13と同様に、中央部を軸継ぎ手23aを介して一直線上に連結された左右一対の回転軸部23b,23bと、該各回転軸部23b,23bの外端部に連結された端部軸23c,23dとからなり、該端部軸23c,23dの外端部側が前記支持フレーム12Aのブラケット12c,12cの端面板12b,12bの下端部に固定した軸受17,17に支持されて、軸回りに回転自在に設けられている。なお、前記回転軸23は前記軸継ぎ手23aの中間の軸部が前記支持フレーム12Aの中央部の連結部材12eの下面に垂設された支持板12hに固定した軸受部18に支持されている。前記各回転軸部23b,23bの外周には、その半径方向に突き出され、その周方向と軸方向に沿って等間隔をあけて螺旋状に配置された複数の棒状の支持片26が固着して設けられ、該支持片(支持部材)26の先端部にリボン状の前記ねじれ羽根24が、内周側を前記回転軸部23b,23bの外周部との間に隙間をあけて固着されて支持されている。
なお、前記ねじれ羽根24は、左側(一側)の回転軸部23bに設けたねじれ羽根24aと右側の回転軸部23bに設けたねじれ羽根24bとが、互いにねじれ方向を逆にされて、各ねじれ羽根24a,24bで削った雪が回転軸23の中央側に集められるようになっている。そして、各回転軸部23b,23bの内端部側(回転軸23の中央側)には、回転軸23の軸方向に沿って雪跳ね板27,27が固定して設けられている。
また、前記支持フレーム12Aの端面板12b、12bの後側(図6で左側)には、車体3の幅方向に向けた雪かき板28がボルト等で固定して設けられている。該雪かき板28は、前記れじれ羽根24の後方の下半部の外側を僅かな間隙をあけて覆うように配した円弧状板28aの上方に、垂直板28bを一体に結合してなり、円弧状板28aの下端にブレード28cがボルト等によって取り付けられている。
また、雪面締固装置6と雪面整形装置7の各回転軸13,23の中央部において前記ハンマー14とねじれ羽根24の上方には、図6に示すように、雪跳ねカバー29が前記支持フレーム12,12Aの連結棒12d,12dに支持して設けられており、該雪跳ねカバー29は、前記雪かき板28の円弧状板28aに連続して前記ねじれ羽根24の後側の上半部を、その外周との間に僅かな隙間をあけて覆う円弧状案内部29aと、該円弧状案内部29aの前方に連続した水平案内部29bとからなり、前記ねじれ羽根24の雪跳ね板27,27によって跳ね上げた雪を前記雪かき板28から前記ハンマー14の前方へ案内するようになっている。さらに、前記雪面締固装置6のハンマー14と雪面整形装置7のねじれ羽根24との各回転軸13,23の軸方向における両端部の外側位置には、回転軸13,23に垂直に配したエンドプレート30,30が、前記機械フレーム8の左右、前後の脚部8e,8eに固定して設けられ、前記ハンマー14やねじれ羽根24で処理された雪が、それらより外側方へ流出するのを阻止するようになっている。
図1、図2、図5において、符号31は、前記雪面締固装置6と雪面整形装置7の各減速機付モータ21,21に電力を供給する発電機であり、前記機械フレーム8の上面のほぼ中央部に設置されている。32は雪面締固装置6と雪面整形装置7を操作するための操作盤であり、前記機械フレーム8の後方の左端部に設置されている。また、符号33は、機械フレーム8の後部横部材8bの後端面から垂設された複数の支持部材33aに、水平に支持されたステップであり、水平の支軸を介して上下の折り畳み可能とされている。
次に、前記路面形成装置1の作用について説明する。
先ず、自動車の性能試験を行う圧雪路面を形成すべきテストコースの雪面領域に、路面形成装置1を自走車両2または適宜運搬車両で移動させた後、雪面締固装置6と雪面整形装置7の手動式油圧ジャッキJ,Jを操作して、前記回転ハンマー16の雪面Fからの高さを調節すると共に、前記リボンスクリュ25の高さを、回転ハンマー16の高さよりも所定量、例えば、5cmだけ低く調節設定する。そして、前記自走車両2で走行車両3を牽引し前記雪面領域をB矢方向へ走行させながら、前記発電機31を作動させると共に、作業者がステップ33上で前記操作盤32を操作して、前記減速機付モータ21,21を作動させる。また、集雪所等から運搬してきた雪をバックホウ等によって走行車両3のホッパ5内に適宜投入すると、該ホッパ5がその下端と路面Fとの隙間に相当する厚さ分の雪を前記回転ハンマー16の前方の前記雪面領域上に堆積させていく。
これにより、前記回転ハンマー16とリボンスクリュ25がA矢方向に回転しながら前記雪面領域に堆積した雪面上を走行車両3に追従してその走行方向Bへ移動して、回転ハンマー16による前記雪面領域の雪面の締め固め作業が行われると共に、この締め固めにより生じた圧雪路面F1の表層のリボンスクリュ25による削り作業とが行われる。その場合、前記回転ハンマー16は、各ハンマー14が回転して前記雪面領域上の雪面に当接する際、それらの傾斜した打撃面14eが回転方向Aの先行側から後進側へ行くに従って押圧を高めるように雪面を締め固めると共に、螺旋状に配置された各ハンマー14が回転しながら次々と雪面上の打撃位置を回転軸13の中央側から両外側へ変えて行くので、所要領域の雪面がしっかりと均一に締め固められる。そして、図12(a)に示すように、前記ハンマー14の回転に伴う打撃位置の移動と、ハンマー14の先行側の傾斜面14x,14yとによって、雪面上で締め固められずに両外側へ移動された雪S1は、前記エンドプレート30,30によってその外側への流出を阻止されてリボンスクリュ25側へ送り込まれる。
また、前記リボンスクリュ25は、その回転中、前記回転ハンマー16によって締め固められて生じた圧雪路面F1を、前記ねじれ羽根24によって削って平坦に整形して圧雪整形路面F2を形成し、圧雪路面F1を削って生じた雪と前記回転ハンマー16の外端側から送り込まれた余った雪とを回転軸23の中央側へ寄せ集め、この寄せ集めた雪S2を前記雪跳ね板27,27で跳ね上げて前記雪跳ねカバー29に沿って前記回転ハンマー16の前方へ飛ばす。この回転ハンマー16の前方へ飛ばされた雪は、再度回転ハンマー16によって雪面の締め固めに利用される。前記リボンスクリュ25の後方の雪かき板28は、ねじれ羽根24によって回転軸23の中央側へ寄せ集められる雪が前記リボンスクリュ25の後方へ逃げるのを効果的に防ぎ、圧雪整形路面F2の平坦性を良好に維持する。
前記走行車両3のホッパ5内に投入する雪は、例えば、路上の積雪に散水してロータリ除雪車によって撹拌して水分調整を行った雪を用いると、前記回転ハンマー16による締め固めをより均一に行えると共に、雪の含水比を種々調整することにより、圧雪整形路面F2の状態を自動車の性能試験の目的に応じて調整することができる。その他、回転ハンマー16のハンマー14の周方向における傾斜角度を調節することにより、雪面の締め固めの度合を必要に応じて適宜調節する。
なお、圧雪整形路面F2を形成すべきテストコースに積雪が多く、地熱により雪面下の路体が暖まっている場合には、路面上での雪の締め固めが良好に行えないことがあるので、一旦路面の除雪を行うなどして事前(夜間等)に路体を冷却しておいた後に、走行車両3のホッパ5内に雪を投入して圧雪路面の締め固め作業を行うとよい。また、構築した圧雪整形路面F2が壊れたときには、路面形成装置1をその壊れた場所に導入して、ホッパ5から路面上に雪を投入して部分的に圧雪路面の再構築をすればよい。
前記のように、第一の実施の形態に係る路面形成装置1は、走行車両3と、該走行車両3の車体4の内側に設けられ、上下を開放された雪投入用のホッパ5と、該ホッパ5の後方に位置して前記走行車両3の車体4に取り付けた機械フレーム8に支持され、前記ホッパ5から路面F上に投入された雪を動力によって強制的に締め固める雪面締固装置6と、該雪面締固装置6の後方に位置して前記機械フレーム8に支持され、雪面締固装置6によって締め固められた圧雪路面F1を削って平坦に仕上げる雪面整形装置7とを備えた構成とされている。
したがって、第一の実施の形態に係る路面形成装置1によれば、集雪所等から運搬してきた雪をホッパ5内に投入することにより、雪面締固装置6と雪面整形装置7とによって一工程で圧雪路面を施工できるので、短時間にかつ効率的に圧雪路面を構築することができる。このため、12月や3月の積雪の少ない時期でも圧雪路面を容易に得ることができ、圧雪路面における自動車の性能試験を可能とする期間を従来より2ヶ月以上延長することができる。また、圧雪路面の施工時にホッパ5内へ投入する雪に散水等を行って雪の含水比を調整することにより、圧雪路面の状態を自動車の性能試験の目的に応じて調節することができる。さらに、構築した圧雪路面が壊れたときには、路面形成装置1をその壊れた場所に導入して圧雪路面を容易に再構築することができる。
また、第一の実施の形態に係る路面形成装置1によれば、前記雪面締固装置6が、走行車両3の幅方向に沿って設けられて減速機付モータ21によって回転される回転軸13と、この回転軸13の周囲に半径方向に突設され回転軸13に沿って螺旋状に配置した複数のアーム19と、各アーム19の先端に取り付けられ路面上の雪を打撃するハンマー14とを備えた回転ハンマー16からなり、前記ハンマー14の打撃面14eが、前記回転軸13の回転方向の先行側を後進側よりも回転軸13の中心側になるように折曲されて周方向に傾斜された構成とされているので、回転ハンマー16が回転して各ハンマー14の打撃面14eが雪面に当接する際、回転方向Aの先行側から後進側へ行くに従って押圧を高めるように雪面を締め固め、螺旋状に配置された各ハンマー14が回転しながら次々と雪面上の打撃位置を変えるので、所要領域の雪面をしっかりと均一に締め固めることができる。
また、第一の実施の形態に係る路面形成装置1によれば、前記ハンマー14がアーム19に傾斜角度を調節可能に固定された構成とされているので、ハンマー14のアーム19に取り付ける傾斜角度を適宜調節することによって、締め固め圧力を雪面の雪質に対応して容易に調整することができる。
そして、前記雪面整形装置7が、前記回転ハンマー16の回転軸13と平行に設けられて減速機付モータ21によって回転される回転軸23と、該回転軸23に支持片26を介して螺旋状に設けたねじれ羽根24とを備えたリボンスクリュ25からなり、前記ねじれ羽根24の外周の下端位置が前記回転ハンマー16のハンマー14の外周の下端位置より下位となるように設定された構成とされているので、回転ハンマー16により締め固められた圧雪路面F1をリボンスクリュ25のねじれ羽根24によって効率的に削り取って、圧雪整形路面(圧雪路面)F2を確実に平坦に仕上げることができる。
さらに、第一の実施の形態に係る路面形成装置1によれば、前記リボンスクリュ25に、圧雪路面F1を削った雪を回転軸23の中央側に集めるようにねじれ方向を逆にしたねじれ羽根24a,24bが、回転軸23の中央を境にして両側の回転軸部23b,23bに設けられると共に、前記各回転軸部23b,23bの内端部に回転軸23の軸方向に沿って雪跳ね板27,27が設けられた構成とされ、また、前記リボンスクリュ25の後方に、ねじれ羽根24の後方の下半部の外側を覆う雪かき板28が設けられると共に、回転軸23の中央部における前記回転ハンマー16とリボンスクリュ25の上方に、雪跳ね板27,27によって跳ね上げた雪を前記雪かき板28から回転ハンマー16の前方へ案内する雪跳ねカバー29が設けられ、さらに、前記回転ハンマー16のハンマー14とリボンスクリュ25のねじれ羽根24の各回転軸13,23の軸方向における両端部の外側位置には、それらの位置より外側へ雪が流出するのを阻止するエンドプレート30,30が設けられた構成とされている。
したがって、前記回転ハンマー16による締め固めで両側方へ移動した雪や、回転ハンマー16が締め固めた圧雪路面F1をリボンスクリュ25が削って生じた雪を、エンドプレート30,30と雪かき板28とによって外部へ逃げるのを防いで、前記リボンスクリュ25で回転軸23の中央部側へ寄せ集めて、雪跳ね板27,27により雪跳ねカバー29に沿って回転ハンマー16側へ戻して再度締め固めることができるので、雪を圧雪整形路面F2の構築に無駄なく使用することができると共に、圧雪整形路面F2の側方に余剰雪が堆積するのを防止することができる。
なお、前記第一の実施の形態に係る路面形成装置1においては、図12(a)に示すように、前記回転ハンマー16によりその両外側へ移動された雪を、前記エンドプレート30,30と前記リボンスクリュ25で回転軸23の中央側へ集めて回転ハンマー16の前方へ戻して圧雪整形路面F2を構築するようにしたので、圧雪整形路面F2の両端部が正確に仕上げられ、複数の圧雪整形路面F2を連結してより広い領域の圧雪整形路面を形成する場合においても、その平坦性を良好に確保することができて好ましいが、これに限らず、図12(b)に示すように、左右のねじれ羽根24c,24dが雪S2,S2を外側へ移動するようにしたリボンスクリュ25Aを使用して圧雪整形路面F2を構築するようにしてもよい。この場合には、圧雪整形路面F2の両側に余剰雪S3が堆積するが、前記雪跳ねカバー29、リボンスクリュ25の雪跳ね板27,27を省略することができて構造が簡単となると共に、回転ハンマー16を回転させる動力を軽減することができる。
また、前記回転ハンマー16のハンマー14の打撃面14eを平坦面状に形成したが、これに限らず、前記打撃面14eに、図10に鎖線で示すように、前記回転軸13の中心線を含む平面に沿う断面において山形状をなす複数(図の例では2個)の突起14f、14fを、回転軸13の軸方向に間隔をあけ、かつ回転軸13の周方向に沿って打撃面14eの全長にわたって設けることができる。このようにすると、ハンマー14が、前記突起14f,14fを雪面に当接させて、突起14f,14f間に挟まった雪が側方へ逃げるのを抑えながら路面F側へ押し付けるので、圧雪路面F1を一層しっかりと均一に締め固めることができる。
さらに、前記雪面締固装置6として、前記回転軸13に設けたハンマー14で雪面を締め固める方式の回転ハンマーを使用したが、本発明はこれに限らず、多数の個別に上下動するハンマーで雪面を締め固める方式の雪面締固装置を採用してもよい。また、前記雪面整形装置7もリボンスクリュ方式のものに限らず、通常のスクリュ式、切削ブレード式、その他の形式のものを使用するができる。
次に、本発明の第二の実施の形態に係る路面形成装置1Aについて、図13〜図20を参照して説明する。
この路面形成装置1Aは、前記路面形成装置1が、屈折しない直線状のリボンスクリュ25(雪面整形装置7)を、走行車両3の幅方向に沿って機械フレーム8に水平に支持させ、雪面締固装置6によって締め固められた圧雪路面を、前記リボンスクリュ25と雪かき板28によって平坦に仕上げるようにしたのに対して、前記走行車両3の幅方向に沿って複数のリボンスクリュ35(雪面整形装置7)のスクリュ分割体35Aを直列に連結して、それらの連結部でリボンスクリュ35を走行車両3の走行方向に直交する面内で上下に屈折するように前記走行車両3の機械フレーム8に支持させ、また、前記リボンスクリュ35を屈折作動手段36によって所要態様に屈折させることにより、雪面締固装置6によって締め固められた圧雪路面を、所定の凹凸面形状に仕上げるようにしたものである。その場合、同様に複数の雪かき部材分割体37Aを屈折可能に連結して前記機械フレーム8に支持させた雪かき部材37が前記屈折作動手段36によってリボンスクリュ35と同様の態様に屈折させるようにしたものである。
その他の基本構成は、第一の実施の形態に係る路面形成装置1と同様であるので、同一または同様な構成部分には同一の符号を付して、それらについての詳細説明は省略する。
前記リボンスクリュ35は、単位回転軸(回転軸)38の周りに単位ねじれ羽根39を固定してなるスクリュ分割体35Aを、複数個、前記走行車両3の幅方向(図14、図15で左右方向)に沿って直列に配設して、隣接する単位回転軸38の端部どうしを十字継ぎ手40によって連結して常態で直線状に構成されている。そして、前記スクリュ分割体35Aの両外端部(図14、図15で左右端部)に位置する単位回転軸38,38は、前記端面板12b,12bに固定したブラケット41に軸受41a,41aを介して回転自在に支持された中間軸42に十字継ぎ手40で連結されている。各中間軸42は前記端面板12b,12bに固定した軸受17,17に支持された回転支軸43,43にフランジ継手43a,43aを介して連結されている。一端側(図18で左端側)の中間軸42は、前記スプロケット22bを固定した回転支軸43に連結され内部にスプライン穴が形成された中空軸42aに、前記十字継ぎ手40に固定したスプライン軸42bを嵌合してなり、前記スクリュ分割体35Aが前記回転支軸43によって回転されながら、回転支軸43に対して軸方向への相対移動を許容されるようになっている。
前記各単位回転軸38は、軸受箱44に装着された軸受44aによって軸回りに回転自在に支持された主軸45aと、前記軸受箱44を両側から挟むようにして主軸45aの両端に嵌合されてキー止めされた中空軸45bとを有し、前記軸受箱44が前記雪かき部材37に設けられた後述の横リンク部材46の前端(図18で上端)に水平(図16で左右、図18で上下)に取り付けられた支持板47の前端に固定されている。そして、前記中空軸45bの両端部に前記十字継ぎ手40の軸端が挿入されてキー止めされている。前記各スクリュ分割体35Aの単位ねじれ羽根39は、前記リボンスクリュ35の軸方向の中央を境にして左右のものが、互いにねじれ方向を逆にして、それぞれ軸方向に連続した単一の螺旋状をなすように配置されている。ただし、単位ねじれ羽根39は、その回転により前記支持板47を通過する部分に、その通過を許容する隙間Eが設けられている。また、隣接するスクリュ分割体35Aの各単位ねじれ羽根39どうしは、前記リボンスクリュ35が前記十字継ぎ手40の部分で屈折された場合でも、それらの間にリボンスクリュ35の軸方向に隙間が生じないように所定量だけ重合されている(図18のg部参照)。
前記雪かき部材37は、前記路面形成装置1の雪かき板28と同様に円弧状板48aの上方に垂直板48bを一体に結合した雪かき板48と、該円弧状板48aの下端に前記垂直板48bに対して略直角にして後方へ延長する底板49とを備え、それらが前記スクリュ分割体35Aに対応させてそれと同数設けた雪かき部材分割体37Aが、それらの下端部の隣接部どうしを、走行車両3の走行方向(図16で左右方向、図17で紙面に垂直な方向)に配した軸ピン50aを有するヒンジ50によって走行車両3の幅方向(図17で左右方向)に沿う垂直面内で回転可能に連結されている。両外端側に位置する雪かき部材分割体37Aは、それらの外側寄りの下端部が、前記端面板12b,12bに走行車両3の幅方向に掛け渡した支持部材12x,12xにピン51aにより図17で左右に回動自在に支持されたレバー51の下端部に、軸ピン50bによって回動自在に連結されている。
前記各軸ピン50a、50bには、前後(図16で左右)に一対の縦リンク部材52,52が回動自在に連結されて立設され、前後の各縦リンク部材52、52は、それらの上端部で左右に隣接するものどうしが、軸ピン53を介して前記横リンク部材46によって連結されている。横リンク部材46と縦リンク部材52と前記底板49と軸ピン50a(50b)とで平行リンク機構Lを構成している。
前記スクリュ分割体35Aの単位回転軸38どうしを連結する十字継ぎ手40の連結中心C1は、走行車両3の幅方向と高さ方向における位置が、前記雪かき部材分割体37Aにおける各横リンク部材46と各縦リンク部材52とを回動自在に連結する各軸ピン53の、走行車両3の幅方向と高さ方向における位置と常時一致されるようになっている。
前記各縦リンク部材52,52の上方には、前記支持部材12x、12xに固定された架台54に軸受55,55の上下方向に延長された一対のねじ軸56,56がその軸回りに回転自在に支持されて設けられており、各ねじ軸56,56の上端部には互いにチェーン57aで連絡されたスプロケット57,57が固定されていると共に、一方(図示の例では後方)のねじ軸56の上端にモータ58の出力軸が連結され、該モータ58が回転すると各ねじ軸56,56が同時に同一方向に同量回転するようになっている。また、前記各縦リンク部材52,52の上方において、前記支持部材12x、12xの下端に掛け渡して固定した支持片59には、互いに金具60aで連結された前後一対の矩形筒状のガイド部材60,60が上下方向に向けて固定されている。
前記ガイド部材60,60の内部には、下端部を前記縦リンク部材52,52の上端部に前記軸ピン53で連結した懸垂部材61を内側に結合した支持部材62が、上下方向に摺動自在に挿入されている。前記各懸垂部材61,61の上端の内側には、前記ねじ軸56に螺合するナット63が、ピン64を介して前記支持部材62と懸垂部材61に支持されて設けられており、前記ナット63はピン64を中心にして懸垂部材61に対して左右方向(図16で紙面に垂直な方向)に相対的に僅かに回動可能となっている。なお、前記支持部材62は前記ガイド部材60に対して左右方向(図16で紙面に垂直な方向)に相対的に僅かに移動可能となっている。
また、前記後側の支持部材12xの下方において、前記端面板12b,12bに走行車両3の幅方向に掛け渡して固定された支持部材12yには、走行車両3の幅方向における前記支持部材60,60の中間に位置して受け部材65がそれぞれ固定されており、該各受け部材65の下方に延長された脚部の下端には、走行車両3の走行方向に沿う面内で回転するガイドローラ66が設けられている。そして、前記各雪かき部材分割体37Aの底板49の上面に固定された箱状の補強部材67に固着された案内板68が、その後面を前記ガイドローラ66の前面に当接されている。
前記平行リンク機構L(前記横リンク部材46、縦リンク部材52、底板49、軸ピン50a,50b)、支持部材60、懸垂部材61、ナット63、ネジ軸56、スプロケット57、チェーン57a、モータ58等によって、前記リボンスクリュ35と雪かき部材37を走行車両3の幅方向に沿う垂直面内で屈折させる前記屈折作動手段36が構成されている。
なお、前記雪かき部材37の垂直板48bの上端部の背面は前記前側のガイド部材60の前面の当て金60bに当接されて上下、左右に案内されるようになっている。また、前記各雪かき部材分割体37Aの雪かき板48は、雪かき部材37が屈折されたときに左右の端部が隣接する雪かき板48の左右の端部との間に隙間が生じないように所定量だけ重合されている。
前記路面形成装置1Aにおいては、平坦な圧雪路面を形成する場合には、各モータ58を回転させることにより、全てのねじ軸56に対する前記各ナット63の上下方向の位置が同一高さ位置となるように設定される。これにより、前記懸垂部材61、縦リンク部材52を介して前記ナット63に支持された各雪かき部材分割体37Aの底板49は、走行車両3の幅方向において同一水準面となると共に、各雪かき部材分割体37Aに各支持板47を介して支持されているリボンスクリュ35の全てのスクリュ分割体35Aの下端位置も同一の水準面に位置される。したがって、この状態で走行車両3を走行させながら、回転ハンマー16とリボンスクリュ35を回転させると、第一の実施の形態に係る路面形成装置1と同様に平坦な圧雪路面を形成することができる。
また、例えば、轍ぼれのような走行車両3の幅方向に凹凸面を有する圧雪路面を形成する場合には、図19、図20に示すように、各モータ58を回転させて前記各ナット63の高さ位置を予め設定した通りに調節することにより、各ナット63により懸垂部材61と縦リンク部材52を介して、前記各雪かき部材分割体37Aの底板49を連結している各ヒンジ50の軸ピン50aの高さ位置が、走行車両3の幅方向における中央と両外側に位置するものにあっては略同一の高い位置に調節され、それらの中間に位置するものにあっては略同一の低い位置に調節され、さらに、走行車両3の幅方向における中央と中間および中間と両外側に位置するものにあっては前記高い位置と低い位置との中間の高さ位置に調節される。
これにより、前記雪かき部材37は、雪かき部材分割体37Aにおける各底板49と縦リンク部材52,52と横リンク部材46とからなる平行リンク機構Lの形状が、走行車両3の幅方向において変形調節されるために、底板49の均し面37aが、各底板49が前記軸ピン50a部で屈折されて走行車両3の幅方向に水平面や傾斜面を連ね、轍ぼれの横断面形状にならった凹凸面形状に形成される。これと同時に、前記支持板47によって各雪かき部材分割体37Aの前記横リンク部材46に支持されている各スクリュ分割体35Aの回転軸38が、前記十字継ぎ手40の連結中心C1で屈折されて連結された状態となり、リボンスクリュ35は全体として走行車両3の幅方向において前記十字継ぎ手40の連結中心C1で屈折され、単位ねじれ羽根39の外周の回転軌跡面35aが前記雪かき部材37の均し面37aと略同様に轍ぼれの形状に沿ったものとなる。
したがって、前記のようにリボンスクリュ35と雪かき部材37の走行車両3の幅方向における屈折状態を調節した後、走行車両3を走行させながら、回転ハンマー16とリボンスクリュ35を回転させると、前記回転ハンマー16により平坦状に締め固められた圧雪路面が屈折されたリボンスクリュ35によって、走行車両3の幅方向における不要な圧雪部分が削り取られて轍ぼれに倣った圧雪路面を形成することができる。
また、必要に応じて、前記リボンスクリュ35の全てのスクリュ分割体35Aおよび雪かき部材37の全ての雪かき部材分割体37Aを、走行車両3の幅方向における高さ位置を揃えた状態にして、走行車両3を走行させながら、全ての屈折作動手段36を一斉に同量作動させて前記リボンスクリュ35と雪かき部材37を徐々に上下動させることにより、走行車両3の走行方向に波打ったような凹凸面を有する圧雪路面を形成することもできる。
なお、前記雪かき部材37の各雪かき部材分割体37Aが上下に調節される際には、前記リボンスクリュ35の単位回転軸38が左右方向に多少移動するが、前記のように左端に位置するスクリュ分割体35Aの外端側の十字継ぎ手40が、スプライン軸42bとこれに嵌合する中間軸42とを介して前記スプロケット22bを有する回転支軸43に連結されているので、減速機付モータ21からリボンスクリュ35への回転の伝達に支障を来すことはない。また、各雪かき部材分割体37Aの前側の垂直板48bが前記当て金60bに案内されると共に、後側の案内板68が、前記受け部材65のガイドローラ66に案内されて、その移動調節が円滑に行える。
なお、前記第二の実施の形態に係る路面形成装置1Aにおいては、前記リボンスクリュ35の各スクリュ分割体35Aを、前記雪かき部材37の雪かき部材分割体37Aに連結して、雪かき部材分割体37A側に設けた屈折作動手段36によって雪かき部材分割体37Aに連動させて上下方向に高さ調節をするようにしたが、これに限らず、各スクリュ分割体35Aに個別に設けた屈折作動手段36によって高さ調節するようにしてもよい。また、前記屈折作動手段36を前記走行車両3の幅方向に2列設けたが、1列であってもよい。さらに、各スクリュ分割体35Aに屈折作動手段36を設ける場合には、必要に応じて雪かき部材37を屈折させる屈折作動手段36を省略したり、雪かき部材37を省略することもできる。
次に、本発明の第三の実施の形態に係る路面形成装置1Bについて、図21〜図27を参照して説明する。
この路面形成装置1Bは、前記路面形成装置1Aが、複数のスクリュ分割体35Aを前記走行車両3の幅方向に沿って直列に連結してなるリボンスクリュ35を、その連結部を前記屈折作動手段36で上下動させることにより、走行車両3の走行方向に直交する面内で上下に屈折させ、その状態で回転させることにより、雪面締固装置6によって締め固められた圧雪路面を、所定の凹凸面形状に仕上げるように構成された雪面整形装置7を機械フレーム8に支持して備えているのに対して、前記走行車両3の幅方向の両側に配置された駆動スプロケット70aと従動スプロケット70bとに無端状に巻き掛けられたチェーン71と、該チェーン71にその長手方向に間隔をあけて取り付けられた複数のカッター72と、前記走行車両3の幅方向に沿って間隔をあけて配置され、下位側を移動するチェーン71をその移動を許容しながら支持して、その支持位置を個別に上下に変位させる複数の屈折作動手段73とを設け、各屈折作動手段73により前記チェーン71の支持位置を上下変位させ、該チェーン71を走行車両3の走行方向に直交する面内で上下に屈折させ、その状態で前記駆動スプロケット70aを電動モータ(モータ)Mで回転させてチェーン71を移動させることにより、雪面締固装置6によって締め固められた圧雪路面を、所定の凹凸面形状に仕上げるようにした切削装置75からなる雪面整形装置7Aを機械フレーム8に支持して備えたものである。
そして、前記路面形成装置1Bは、その雪面整形装置7Aが雪面整形装置7と相違しているほかに、前記雪かき部材37を備えていない点で前記第二の実施の形態に係る路面形成装置1Aと相違しているが、その他の構成は路面形成装置1Aと同一であるので、同一の構成部分には同一の符号を付して説明する。
なお、図21、図23〜図25では前記雪面整形装置7Aの前側において機械フレーム8に支持される前記雪面締固装置6は図示を省略されている。
以下、前記雪面整形装置7Aについて具体的に説明する。
前記機械フレーム8の端部縦部材8c,8cの後端には前後に平行に間隔をあけて一対の後部横部材8b,8bが接合されており、その後側の後部横部材8bの一端側(図21で右端側)の上面に軸受装置74が走行車両3の幅方向に移動調節可能に設置され、前記駆動スプロケット70aが、該軸受装置74に回転自在に支持された回転軸74aに固定されて、走行車両3の走行方向に直交する面内で回転するように設けられている。また、前記後部横部材8b,8bの下部には、前記走行車両3の幅方向における車体4の補助フレーム4c、4c(図2参照)の位置より外側に位置して、それぞれ一対の支持材75a,75a、76a,76aが垂設されており、走行車両3の一端側における支持材75a,75aに結合された横材75bに固定された一対の軸受77,77には、回転軸78aを介してアイドルスプロケット78が走行車両3の走行方向に直交する面内(図25で紙面に垂直な面内)で回転自在に支持されている。
また、後部横部材8bの他端側(図22で左端側)における支持材76a,76a(図23参照)には、それらの対向面側にそれぞれ軸受79,79が、上下の案内部材80,80によって走行車両3の幅方向に移動調節自在に支持されており、前記軸受79,79に回転軸79aを介して前記従動スプロケット70bが走行車両3の走行方向に直交する面内で回転自在に支持されている。また、前記後部横材8b,8bの下部には、前記走行車両3の幅方向における前記支持材75a,75aの位置より外側で上方に位置して支持材81が垂設され、それに結合した横材81aの上部には、下方を凸とした円弧状のチェーンガイド82が固定されている。
そして、前記チェーン71が前記駆動スプロケット70aと従動スプロケット70bとアイドルスプロケット78とに無端状に巻き掛けられると共に、上側を移動するチェーン71の上側を前記チェーンガイド82によって案内されるようになっている。また、前記後側の後部横部材8bの上面には変速機付きの前記電動モータMが走行車両3の幅方向に移動調節可能に設置され、そのスプロケット83aと前記駆動スプロケット70aの回転軸74aに固定されたスプロケット83bとにチェーン83cが巻き掛けられ、電動モータMが回転すると前記回転軸74aが回転することにより駆動スプロケット70aが回転し、前記チェーン71が、右端部側で前記後部横部材8b,8bの間、その他の側で前記支持材75a,75aの間と前記支持材76a,76aの間を通って、走行車両3の走行方向に直交する面内で一方向(例えば、下側のチェーン71が図22で右側へ移動する方向)Nに移動するようになっている。なお、前記従動スプロケット70bとアイドルスプロケット78は略同一高さ位置に設けられている。
また、前記軸受79,79の外端部(図21、図22で左端部)には、先端に1つの重錘Wを共同して支持する一対のチェーン84,84の基端部が取り付けられ、該各チェーン84,84は、平面視(図21)で前記後部横部材8b,8bの中間に設けた中間横部材85の下部に支持材85a,85bを介して設置された軸受87a,87bで回転自在に支持されている回転軸88a,88bの各両端に固定されたスプロケット89a,89bに、前記従動スプロケット70bに近いスプロケット89aに対し下側から、従動スプロケット70bから遠い側のスプロケット89bに対し上側からそれぞれ巻き掛けられており、前記重錘Wがチェーン84によってスプロケット89bから懸垂されることにより、前記従動スプロケット70bに対してアイドルスプロケット78から離れる方向へ付勢力が常時作用するようになっている。なお、前記スプロケット88aの高さ位置は、前記チェーン84を前記軸受79,79から水平に引き出してスプロケット88aの下側に巻き掛けることができる高さ位置である。
次に、前記チェーン71は、図26、図27に示すように、2条が走行車両3の前後方向に互いに所定間隔をあけて平行に設けられてなり、各チェーン71,71が、それらの対向するチェーンリンク71a,71aに取り付けたL型金具71b,71bどうしを、チェーンリンク71a,71aに直交して配置した連結板71cで連結することによって、相互に連結されて連動するようになっている。前記連結板71cは、前記チェーン71の長手方向に複数のチェーンリンク71a毎に(図示の例では3つのチェーンリンク毎に)設けられている。
また、前記カッター72は、図26、図27に示すように、平板状のフランジ72bと、該フランジ72bの一側部にフランジ72bに直交させて一体に結合され、先端側に前記切削刃72aを設けた側面視(図27)で略L字形をした平板状のカッター本体72cとからなり、前記フランジ72bが前記チェーン71の連結板71cにボルトで着脱可能に取り付けられることにより、複数のカッター72がチェーン71にその長手方向に間隔をあけて取り付けられている。
前記中間横部材85は、平面視で前記後部横部材8b,8bの中間にあって、それらに平行に間隔をあけ、それらと同一の高さ位置に配置されて、その走行車両3の幅方向の一端側は前記支持材75a,75aの位置まで延長されて該位置で前記各後部横部材8b,8bに接合され、他端側は後側の後部横部材8bの端部まで延長され該端部で該後側の後部横部材8bに接合されている。また、前記後側の後部横部材8bと中間横部材85の下部には、それらに平行にかつ互いに前後に平行に間隔をあけて配置された一対の下部横部材90,90が、それらの両端部を前記支持材75a,75aと他側の一対の支持材91,91とによって前記後側の後部横部材8bと中間横部材85とに連結されて水平に設けられている。前記切削刃72aは、前記カッター本体72cの先端にその板方向に沿って鋸歯状に形成され、該鋸歯状部に耐摩耗処理が施されている。
前記カッター72は、前記チェーン71が各スプロケット70a,70b,78に巻き掛けられているときには、カッター本体72cの板面が前記チェーン71の長手方向に直交し、走行車両3の走行方向に平行(走行方向に対して多少傾いていてもよい)に向けられた状態となっており、かつ前記切削刃72aが走行車両3の進行方向側に向けられている。
前記後側の後部横部材8bと中間横部材85との間の上方には、一対の支柱部材92a,92aの上端部をビーム92bで連結してなる門型の支柱92が、後側の後部横部材8bと中間横部材85とに跨って取り付けられて立設されている。また、前記後側の後部横部材8bと中間横部材85との間および前記下部横部材90,90の間には、図23、図24に示すように、それらに固定された四角筒状(筒状)の案内筒93が、その軸線を上下方向(鉛直方向)に向け、走行車両3の幅方向に所定間隔をあけて複数個設けられており、該各案内筒93には、四角筒状(筒状)または四角棒状(棒状)の操作部材94が、その軸方向に摺動可能に嵌合されている。そして、前記各操作部材94の下端部には、図26、図27に示すように、前記チェーン71の下位側を移動するチェーン71をその移動を許容しながら上下方向に移動を拘束して支持する案内支持部95が取り付けられている。なお、前記案内筒93と操作部材94は四角筒に限らず、他の多角形筒状や円筒状等であってもよい。円筒状の場合は軸周りに回転しないようにする必要がある。
前記案内支持部95は、フランジ板95aに直角に固定した支持板95bの先端にフランジ板95aから所定間隔をあけてそれに平行に支持片95cを固着して、図27で下方がコの字状に開放した支持部材本体95dと、前記フランジ板95aと前記支持片95cの各対向面側に、それぞれ上下一対のスペーサ95e,95eを介してボルトで固定された上下一対の案内部材95f,95fとを備えており、前記支持板95b側を走行車両3の進行方向に向けて、前記フランジ板95aが前記操作部材94の走行車両3の進行方向側を向く面にボルトで固定されることにより、操作部材94の下端部に取り付けられている。
前記上下一対のスペーサ95e,95eと上下一対の案内部材95f,95fは、それぞれ相互に対向する側が凸の半円弧状に形成され、上下一対の案内部材95f,95fの間隔は、前記チェーン71のチェーンローラ71dの直径より僅かに大きくされており、チェーンローラ71dが案内部材95f,95fに案内されながらその部分を円滑に通過し得るようになっており、また、上下一対のスペーサ95e,95eの間隔は、前記チェーン71のチェーンリンク71aの幅(高さ)より大きくされ、各チェーンリンク71aがスペーサ95e部を自由に通過し得るようになっている。
また、前記走行車両3の走行方向に相互に離れて位置されている一組の案内部材95f,95fの間隔は、前記一対のチェーン71の間隔と同一とされており、チェーン71,71のチェーンローラ71d,71dが前記案内部材95f,95fの部分を丁度通過し得るようになっている。
前記ビーム92bの下面には、軸線を前記各操作部材94の軸線に一致させて配置された操作部材94の個数と同数のアクチュエータ96が固定されていると共に、該各アクチュエータ96の下端が前記各操作部材94の上端に個々に連結されており、該各アクチュエータ96の作動によって前記各操作部材94が個々に昇降するようになっている。
すなわち、前記各アクチュエータ96は、例えば、筒状のアクチュエータ本体96aと、水平軸の回転を垂直軸の回転に変換する一対のベベルギヤーと該ベベルギヤーで垂直軸周りに回転されるナットとを有するギヤーボックス96bと、該ギヤーボックス96bの水平軸を回転させる電動モータ96cと、前記ナットにねじ部を螺合されると共に前記アクチュエータ本体96a内にその軸方向に摺動自在に嵌合されているロッド96dとを備えた一般に電動シリンダと呼ばれているものである。
そして、前記ロッド96dの下端に前記操作部材94の上端が連結されており、前記各電動モータ96cが回転すると、前記ロッド96dがアクチュエータ本体96aに対してその軸方向に伸縮移動し、これにより前記操作部材94が上下動して操作部材94の下端部の案内支持部95によって下側を移動する前記チェーン71が上下に屈折するようになっている。なお、前記各アクチュエータ96は、走行車両3の幅方向に近接して配置されるので、隣接する電動モータ96cどうしやギヤーボックス96bどうしが互いに干渉しないように、前記ビーム92bに取り付ける高さ位置を、走行車両3の幅方向において交互に異ならせると共に、前記電動モータ96cの向きも走行車両3の走行方向に交互に異ならせてある。
前記電動モータ96cは前記操作盤32内に格納されている制御装置に電気的に接続されており、前記制御装置は、前記走行車両3の走行方向と幅方向とにおける圧雪路面の形成すべき形状を、予め路面形状データとして記憶部に記憶しており、路面形成装置1Bの作動時に該路面形状データを読み出して、走行車両3の移動距離に応じて前記各電動モータ96cの回転量を調節することにより、前記各操作部材94の昇降量を調節して走行車両3の幅方向における前記チェーン71の屈折形状を変化させ、計画された路面の凹凸面形状が得られるように動作する構成となっている。
前記案内筒93、操作部材94、案内支持部95およびアクチュエータ96等によって前記屈折作動手段73が構成されている。
前記第三の実施の形態に係る路面形成装置1Bにおいては、平坦な圧雪路面を形成する場合には、前記制御装置によって各電動モータ96cを回転させて全てのアクチュエータ96のロッド96dの伸縮量を同一とすることにより、各操作部材94の上下方向の位置が同一高さ位置となるように設定される。これにより、全ての操作部材94の下端に設けた案内支持部95の案内部材95fの高さが走行車両3の幅方向において同一の水準面に位置されるので、各案内部材95fによって案内されるチェーン71が走行車両3の幅方向において同一水準面で一直線状に伸張された状態となる。したがって、この状態で走行車両3を走行させながら、前記締固装置6の回転ハンマー16を作動させると共に、前記電動モータMにより駆動スプロケット70aを回転させることにより前記チェーン71の下側部分をN矢方向に移動させると、チェーン71に取り付けられた複数のカッター72が連続的にN矢方向に移動して、前記回転ハンマー16で締め固められた圧雪路面が、前記カッター72の切削刃72aによって走行車両3の幅方向の他端側から一端側へ向けて切削され、切削された雪は一端側の路側に排除され、第二の実施の形態に係る路面形成装置1Aと同様に平坦な圧雪路面を形成することができる。
また、例えば、轍ぼれのような走行車両3の幅方向に凹凸面を有する圧雪路面を形成する場合には、図22、図26に示すように、前記制御装置によって各電動モータ96cを回転させて前記各アクチュエータ96のロッド96dの伸縮量を予め設定した路面形状データにもとづいて個々に調節することにより、各操作部材94を介してそれらの案内支持部95の案内部材95fの高さ位置が、上下方向に個別に調節されてそれぞれ所定の高さ位置に設定される。これにより、各操作部材94における案内支持部95の案内部材95fによって案内されるチェーン71が走行車両3の幅方向において上下に屈折された状態となる。したがって、このようにチェーン71が屈折された状態で、走行車両3を走行させながら、前記回転ハンマー16と前記チェーン71を移動させると、回転ハンマー16により平坦状に締め固められた圧雪路面が屈折されたチェーン71に沿って移動するカッター72によって、走行車両3の幅方向における不要な圧雪部分が切削刃72aで削り取られて轍ぼれに倣った圧雪路面を形成することができる。
前記屈折作動手段73のアクチュエータ96によって操作部材94が上下動されて、前記チェーン71が前記案内支持部95を介して上下に屈折される場合には、前記重錘Wがチェーン84を介して常時前記従動スプロケット70bを図22で左方へ移動するように付勢しているので、前記チェーン71は弛緩することなく、緊張を保った状態で屈折させることができる。
また、この実施の形態に係る路面形成装置1Bの場合も、必要に応じて、前記全ての案内支持部95の案内部材95fの高さ位置を走行車両3の幅方向において揃えて前記チェーン71を水平に一直線状にした状態として、走行車両3を走行させながら、全ての屈折作動手段73のアクチュエータ96を一斉に同量作動させて前記チェーン71を徐々に上下動させることにより、前記路面形成装置1Aの場合と同様に、走行車両3の走行方向に波打ったような凹凸面を有する圧雪路面を形成することもできる。
さらに、前記走行車両3を走行させながら前記各アクチュエータ96の作動量を個々に変化させることにより、走行車両3の走行方向と幅方向の両方に凹凸面を有する圧雪路面を形成することもできる。
前記実施の形態に係る路面形成装置1Bによれば、前記締固装置6の回転ハンマー16により締め固められた圧雪路面を、駆動スプロケット70aと従動スプロケット70bとアイドルスプロケット78とに無端状に巻き掛けられたチェーン71の移動で走行車両3の幅方向に繰り返し移動するカッター72によって効率的に削り取って、前記圧雪路面を確実に所定の形状面に仕上げることができる。しかも、下位側を移動するチェーン71を屈折作動手段73により走行車両3の走行方向に直交する面内で上下に屈折させることにより、前記圧雪路面を種々に変化された凹凸面を有する仕上げ面形状であっても確実に仕上げることができる。
路面形成装置1Bは、屈折作動手段73のアクチュエータ96を走行車両3の幅方向に接近させて配置することができるので、前記チェーン71を長手方向で細かく屈折させることができ、前記路面形成装置1Aの場合よりも圧雪路面の仕上げ面形状を細かく変化させることができる。
なお、実施の形態に係る路面形成装置1Bにおいては、前記駆動スプロケット70aと従動スプロケット70bとアイドルスプロケット78とに前記チェーン71を巻き掛け、前記走行車両3の幅方向における圧雪路面の整形すべき領域を移動する下側のチェーン71が、前記従動スプロケット70bとアイドルスプロケット78とにより全体として水平状になるようにして、前記電動モータMで駆動スプロケット70aを回転させることによりチェーン71を移動させるようにしているが、これに限らず、前記アイドルスプロケット78の回転軸78aを直接に電動モータMで回転させることによりチェーン71を移動させるようにして、前記駆動スプロケット70aを省力することもできる。
また、前記実施の形態に係る路面形成装置1A,1Bにおいては、走行車両に支持された雪面締固装置6によって締め固められた圧雪路面を、雪面整形装置7,7Aによって削って所定の形状面に仕上げるようにしたが、本発明はこれに限らず、前記走行車両3に雪面締固装置6を設けずに雪面整形装置7,7Aのみを支持させた路面形成装置を構成し、圧雪路面を形成すべき路面にバックホウ等によって雪を投下して雪上車等によって締め固められた圧雪路面を、前記雪面整形装置7,7Aのみを有する路面形成装置で所定の形状面に仕上げるようにすることもできる。さらに、前記屈折作動手段36,73を設けた雪面整形装置7,7Aのみを備えた路面形成装置を構成し、前記雪面整形装置7,7Aを路面整形装置として使用し、これにより、圧雪路面だけでなく、例えば、海浜の砂層面や生コンクリート等の舗装材を打設した路面を、所定の凹凸面を有する形状面に仕上げるようにすることもできる。
本発明の第一の実施の形態に係る圧雪路面形成装置を示す側面図である。 同じく要部の平面図である。 図2のイ−イ矢視図である。 図2のロ−ロ矢視図である。 図2のハ矢視図である。 図2のニ−ニ断面拡大図である。 図2のホ矢視拡大図である。 本発明の第一の実施の形態に係る圧雪路面形成装置における雪面締固装置の正面図である。 同じく雪面締固装置におけるハンマーの側面図である。 同じくハンマーの正面図である。 同じく圧雪路面形成装置における雪面整形装置の正面図である。 本発明の第一の実施の形態に係る圧雪路面形成装置の作用を示す説明図である。 本発明の第二の実施の形態に係る圧雪路面形成装置における雪面整形装置の背面図である。 図13のヘ矢視図である。 図14のト−ト矢視図である。 図13のチ−チ拡大断面図である。 図13のX部の拡大図である。 図14のY部の拡大図である。 屈折された雪かき板の動作説明図である。 屈折されたリボンスクリュの動作説明図である。 本発明の第三の実施の形態に係る圧雪路面形成装置における雪面整形装置の平面図である。 同じく背面図である。 図22のリ矢視拡大図である。 図22のヌ−ヌ断面拡大断面図である。 図22のル矢視拡大図である。 図22のZ部の拡大図である。 図26のヲ−ヲ断面拡大図である。
符号の説明
1,1A,1B 路面形成装置
2 自走車両
3 走行車両
4 車体
5 ホッパ
6 雪面締固装置
7,7A 雪面整形装置
8 機械フレーム
12,12A 支持フレーム
13,23 回転軸
14 ハンマー
14a 打撃板
14e 打撃面
14f 突起
15,15A 回転駆動装置
16 回転ハンマー
17 軸受
19 アーム
21 減速機付モータ
24 ねじれ羽根
25,35 リボンスクリュ
26 支持片(支持部材)
27 雪跳ね板
29 雪跳ねカバー
30 エンドプレート
35A スクリュ分割体
36,73 屈折作動手段
37 雪かき部材
37A 雪かき部材分割体
70a 駆動スプロケット
70b 従動スプロケット
71 チェーン
72 カッター
75 切削装置
94 操作部材
95 支持案内部
96 アクチュエータ
M 電動モータ(モータ)

Claims (11)

  1. 走行車両と、該走行車両に支持され、路面上に供給された雪を動力によって強制的に締め固める雪面締固装置と、該雪面締固装置の後方に位置して前記走行車両に支持され、雪
    置とを備えていることを特徴とする路面形成装置。
  2. 面締固装置によって締め固められた圧雪路面を削って所定の形状面に仕上げる雪面整形装
    前記走行車両は、該走行車両のフレームの内側に設けられ、上下を開放された雪投入用のホッパを備えていることを特徴とする請求項1に記載の路面形成装置。
  3. 前記雪面締固装置は、走行車両の幅方向に沿って設けられてモータによって回転される回転軸と、この回転軸の周囲に半径方向に突設され回転軸に沿って螺旋状に配置した複数のアームと、各アームの先端に取り付けられ路面上の雪を打撃するハンマーとを備えた回転ハンマーからなり、前記ハンマーの打撃面が、前記回転軸の回転方向の先行側を後進側よりも回転軸の中心側になるように折曲されて周方向に傾斜されていることを特徴とする請求項1または2に記載の路面形成装置。
  4. 前記ハンマーの打撃面には、前記回転軸の中心線を含む平面に沿う断面において山形状をなす複数の突起が、回転軸の軸方向に並べて、かつ周方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項3に記載の路面形成装置。
  5. 前記ハンマーは、前記アームに前記傾斜角度を調節可能に固定されていることを特徴とする請求項3または4に記載の路面形成装置。
  6. 前記雪面整形装置は、前記回転ハンマーの回転軸と平行に設けられてモータによって回転される回転軸と、該回転軸に支持部材を介して螺旋状に設けたねじれ羽根とを備えたリボンスクリュからなり、前記ねじれ羽根の外周の下端位置が前記回転ハンマーの外周の下端位置より下位となるように設定されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の路面形成装置。
  7. 前記リボンスクリュは、複数のスクリュ分割体が、それらの回転軸を前記走行車両の幅方向に沿って直列に、かつ走行車両の走行方向に直交する面内で上下に屈折可能に連結されてなり、前記各スクリュ分割体を個別に作動させて前記リボンスクリュを前記各回転軸の連結部で屈折させる複数の屈折作動手段が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の路面形成装置。
  8. 前記雪面整形装置は、前記走行車両の幅方向の両側に配置された駆動スプロケットと従動スプロケットとに無端状に巻き掛けられて、モータによって前記駆動スプロケットが回転されることにより前記走行車両の幅方向に移動するチェーンと、該チェーンにその長手方向に間隔をあけて取り付けられ切削刃を前記走行車両の走行方向側へ向けられた複数のカッターとを備えた切削装置からなり、下位側を移動するチェーンにおけるカッターの切削刃の下端位置が前記回転ハンマーの外周の下端位置より下位となるように設定されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の路面形成装置。
  9. 前記切削装置は、前記走行車両の幅方向に沿って間隔をあけて配置され、下位側を移動するチェーンをその移動を許容しながら支持して、その支持位置を個別に上下に変位させて前記チェーンを屈折させる複数の屈折作動手段を備えていることを特徴とする請求項8に記載の路面形成装置。
  10. 走行車両に支持されて移動して路面を所定の形状面に仕上げる路面整形装置を備えた路面形成装置であって、
    前記路面整形装置は、前記走行車両の幅方向に沿って設けられモータによって回転される回転軸と、該回転軸に支持部材を介して螺旋状に設けたねじれ羽根とを備えたリボンスクリュからなり、該リボンスクリュは、複数のスクリュ分割体が、それらの回転軸を前記走行車両の幅方向に沿って直列に、かつ走行車両の走行方向に直交する面内で上下に屈折可能に連結されてなり、前記各スクリュ分割体を個別に作動させて前記リボンスクリュを前記各回転軸の連結部で屈折させる複数の屈折作動手段を備えていることを特徴とする路面形成装置。
  11. 走行車両に支持されて移動して路面を所定の形状面に仕上げる路面整形装置を備えた路面形成装置であって、
    前記路面整形装置は、前記走行車両の幅方向の両側に配置された駆動スプロケットと従動スプロケットとに無端状に巻き掛けられて、モータによって前記駆動スプロケットが回転されることにより前記走行車両の幅方向に移動するチェーンと、該チェーンにその長手方向に間隔をあけて取り付けられ切削刃を前記走行車両の走行方向側へ向けられた複数のカッターとを備えた切削装置からなり、該切削装置は、前記走行車両の幅方向に沿って間隔をあけて配置され、下位側を移動するチェーンをその移動を許容しながら支持して、その支持位置を個別に上下に変位させて前記チェーンを屈折させる複数の屈折作動手段を備えていることを特徴とする路面形成装置。
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