JP2007291553A - スライディングパンツ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、スライディングパンツとして、パンツ素材の内側にテーピング機能を有する素材を取り付けて、テーピング機能を要求する関節、筋肉或いはじん帯等の部位にテーピングを施すものであって、上記部位には緊締力を強くし、圧迫に適しない部位には緊締力を弱くして、傷害の予防と治療に好適となるスライディングパンツを提供することを目的とする。
【解決手段】野球用スライディングパンツであって、伸縮性を有する生地からなるパンツ本体を備え、着用者の大腿部を保護するための保護部材が該パンツ本体の内側に一体に取り付けられたスライディングパンツにおいて、該保護部材が該パンツ本体よりも伸縮性が劣る生地からなるテープ部材と、該テープ部材の該パンツ本体側に一体に設けられたクッション材とからなる2層構造からなる。
【選択図】図5
【解決手段】野球用スライディングパンツであって、伸縮性を有する生地からなるパンツ本体を備え、着用者の大腿部を保護するための保護部材が該パンツ本体の内側に一体に取り付けられたスライディングパンツにおいて、該保護部材が該パンツ本体よりも伸縮性が劣る生地からなるテープ部材と、該テープ部材の該パンツ本体側に一体に設けられたクッション材とからなる2層構造からなる。
【選択図】図5
Description
本発明は、主に野球競技に用いられるスライディングパンツに関し、臀部全体から大腿部外側をスライディング時の摩擦から有効に保護するとともに、大腿部の筋肉保護機能を有するスライディングパンツに関する。
主に野球競技に用いられているスライディングパンツは、外衣であるユニフォームパンツの内側に着用するものであって、従来はスライディング時の衝撃吸収或いはユニフォームパンツ破損時における下腿の皮膚損傷防止を目的としたものであり、例えば、スライディングパンツ生地の大腿部外側位置に、ポリウレタンフォーム、または綿入りキルティング生地を縫着したものや、又は大腿部位置に対応する部分にキルティング生地を配置してスライディングパンツ本体の生地と縫合して一体としたものが知られている(特許文献1)。
また、競技中の運動機能を阻害しないように、スライディングパンツ本体を伸縮性を有する生地で形成する技術も提案されている(特許文献1)。
更に、各種のスポーツやトレーニング或いはフィットネス等の諸運動を行う際、外傷の予防や怪我再発防止等の目的のために適するウェアを着用する他、傷害の予防と治療に有効な手段として、人体の関節、筋肉或いは靭帯等に伸縮性または非伸縮性の帯状テープ片を人体に対し垂直方向に捲締し若しくは緊締状態に貼着する所謂テーピング処置が普及している。即ち傷害を未然に防止したり、疲労からくる怪我の予防や再発防止、或いは受傷直後の現場で応急処置を行う際の応急処置の手段として使用され、治癒後は傷害部位を補強、強化の手段として供されている。
しかし、テーピングを人体の必要部位に施す場合、テーピング技術に熟練度が要求され、不適切な部位へのテーピング、未熟で不十分なテーピング等、その用いる方法を誤まると、傷害の予防と治療と云う目的を達成できないのみならず、諸運動に不具合が生じ、血行傷害や神経傷害が起り易く、また筋肉に悪影響を生起されるものとなり、従ってテーピング技術を専門的に習得した者がテーピングを施す必要があり、素人が簡単に実施出来ないものであった。
そのために、スライディングパンツ自体に、上記のようなテーピング機能をも持たせるために、スライディングパンツの大腿部等に対応する部分にテーピング機能を有する素材を縫い合わせてスライディングパンツとするものが知られている(特許文献2)。
特許3610169号公報
特開2004−008249号公報
ところが、特許文献2に示すものでは、テーピング機能を付与した生地を部分的に設けたスライディングパンツを用いる場合、テーピング処置に熟練度を要求されることなく、初心者でもその着装は頗る簡単であるが、要求される充分な保護機能が得られず、必然的に緊締力不足に伴うサポート力の弱化を奏するものであった。
特に、テーピング機能を有する素材を所定部位にして、パンツ本体の素材と縫い合わせただけであり、パンツ本体の素材の伸縮性で押しつけるだけであり、テーピング機能を要求する関節、筋肉或いはじん帯等の部位の緊締力が十分ではなかった。
本発明は、スライディングパンツとして、パンツ素材の内側にテーピング機能を有する素材を取り付けて、テーピング機能を要求する関節、筋肉或いはじん帯等の部位にテーピングを施すものであって、上記部位には緊締力を強くし、圧迫に適しない部位には緊締力を弱くして、傷害の予防と治療に好適となるスライディングパンツを提供することを目的とする。
更にはストレッチ効果やマッサージ効果が得られ、諸運動時にも運動性を阻害せぬ人体の体表面に圧接して着用されるテーピング機能を有するスライディングパンツを提供することを目的とする。
具体的には、請求項1の発明は、野球用スライディングパンツであって、伸縮性を有する生地からなるパンツ本体を備え、着用者の大腿部を保護するための保護部材が該パンツ本体の内側に一体に取り付けられたスライディングパンツにおいて、該保護部材が該パンツ本体よりも伸縮性が劣る生地からなるテープ部材と、該テープ部材の該パンツ本体側に一体に設けられたクッション材とからなる2層構造からなる構成である。
請求項2の発明は、請求項1記載のスライディングパンツにおいて、着用者の臀部を保護するパット部材がパンツ本体の外側に一体に取り付けられた構成である。
請求項3の発明は、請求項1または2記載のスライディングパンツにおいて、該テープ部材は、主として大腿直筋、大腿二頭筋及び中小臀筋をそれぞれ保護するための大腿直筋用テープ、大腿二頭筋用テープ及び中小臀筋用テープを備える構成である。
請求項4の発明は、請求項3記載のスライディングパンツにおいて、該テープ部材は、主として大腿直筋の内側に位置する内側広筋、大腿直筋の外側に位置する外側広筋、大内転筋、長内転筋をそれぞれ保護するための内側広筋用テープ、外側広筋用テープ、大内転筋用テープ、長内転筋用テープを備える構成である。
請求項5の発明は、請求項2ないし4のいずれか1つに記載のスライディングパンツにおいて、該大腿直筋用テープ、該大腿二頭筋用テープ及び該中小臀筋用テープが、パンツ本体の腰部から膝部まで伸びた長片テープとして設けられている構成である。
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかに1つに記載のスライディングパンツにおいて、該テープ部材の厚さが0.5mmから3.0mmであって、該クッション材の厚さが0.5mmから3.0mmである構成である。
請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれかに1つに記載のスライディングパンツにおいて、該保護部材の幅が3cm〜8cmである構成である。
請求項8の発明は、請求項3ないし7のいずれか1つに記載のスライディングパンツにおいて、該大腿直筋用テープ、該内側広筋用テープ及び該外側広筋用テープは、それぞれ該スライディングパンツの該パンツ本体の該腰部から該膝部まで伸びた長片テープとして設けられ、該大腿直筋用テープ及び該内側広筋用テープの下端部が一部重なって設けられ、該大腿直筋用テープ及び該外側広筋用テープの上端部が一部重なって設けられている構成である。
請求項9の発明は、請求項3ないし8のいずれか1つに記載のスライディングパンツにおいて、該大腿二頭筋用テープ、該中小臀筋用テープ及び該長内転筋用テープは、それぞれ該スライディングパンツの該パンツ本体の該腰部から該膝部まで伸びた長片テープとして設けられ、該大腿二頭筋用テープ、該中小臀筋用テープ及び該長内転筋用テープの上端部が一部重なって設けられている構成である。
請求項10の発明は、請求項8または9記載のスライディングパンツにおいて、上記長片テープが重なる部分に対しては、テープ部材は重なって設けられ、該重なった部分のクッション材は他方が除去されて、この部分の該クッション材は1重に形成されている構成である。
請求項11の発明は、請求項8ないし10のいずれか1つに記載のスライディングパンツにおいて、上記長片テープが重なる部分に対しては、テープ部材及びクッション材とも1重となるように一体に設けられている構成である。
請求項12の発明は、請求項2ないし11のいずれか1つに記載のスライディングパンツにおいて、該クッション材と上記パット部材とは同じ材料からなる構成である。
請求項1の発明によれば、保護部材がクッション材とテープ部材からなり、これらのクッション材とテープ部材とを強く着用者に押しつけることができるので、テーピング機能を要求する関節、筋肉或いはじん帯等の部位には緊締力を強くでき、且つ圧迫に適しない部位には緊締力を弱くでき、傷害の予防と治療に優れた機能を発揮する。
更には、保護部材のクッション材が衝撃吸収するので、保護を必要とする部位の保護機能に優れる。また、保護部材のクッション材は汗の吸収機能も併せて有するので、着用時の不快感を防止できる。
請求項2の発明によれば、スライディング時の臀部保護機能にも優れる。
請求項3の発明によれば、主要な筋肉を保護するので、筋肉やじん帯等の保護性に優れる。
請求項4の発明によれば、さらに多くの筋肉やじん帯等を保護するので、筋肉の保護性に優れる。
請求項5の発明によれば、腰部から膝部まで伸びた長片テープで主要な筋肉やじん帯等を保護するので、保護機能に優れる。
請求項6の発明によれば、テープ部材とクッション部材を最適な厚さとすることができる。
請求項7の発明によれば、必要な筋肉部分を保護できる最適な幅を有するので、確実に筋肉やじん帯等を保護できる。
請求項8の発明によれば、保護を必要とする筋肉やじん帯に対してテープ部材は重なって設けられるので、これらの保護を必要とする筋肉やじん帯等を確実に保護できる。
請求項9の発明によれば、保護を必要とする筋肉やじん帯に対してテープ部材は重なって設けられるので、これらの保護を必要とする筋肉やじん帯等を確実に保護できる。
請求項10の発明によれば、保護を必要とする筋肉やじん帯に対してテープ部材は重なって設けられるので、これらの保護を必要とする筋肉やじん帯等を確実に保護できるとともに、クッション部材の重なりをなくすことによって、保護部材の厚さを少なくできるので、着用時にも段差や稜線が目立たないようにできる。また、着用者の着用時の違和感や抵抗感を低減できる。
請求項11の発明によれば、クッション部材及びテープ部材の重なりをなくすことによって、保護部材の厚さを少なくできるので、着用時にも段差や稜線が目立たないようにできる。また、着用者の着用時の違和感や抵抗感を低減できる。
請求項12の発明によれば、素材を共用化することでコスト低減できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
本発明の実施形態について、図1ないし図7に基づいて説明する。図1は大腿部の筋肉を前方から見たものを右半身(図面左側)に示し、同大腿部の筋肉に対して本発明の保護部材を配置した場合を左半身(図面右側)に示す。図2は大腿部の筋肉を後方から見たものを右半身(図面左側)に示し、同大腿部の筋肉に対して本発明の保護部材を配置した場合を左半身(図面右側)に示す。図3は、右の大腿部を斜め前方の外側から見た場合の一部の筋肉を示す。図4は右の大腿部を内側から見た図を示す。図5は本実施形態に係わるスライディングパンツの正面図で、図面上で左半分はスライディングパンツ内側の保護部材の位置を示し、図面上で右半分はスライディングパンツ外側のパッド部材の位置を示す。図6は本実施形態に係わるスライディングパンツの後面図で、図面上で右半分はスライディングパンツ内側の保護部材の位置を示し、図面上で左半分はスライディングパンツ外側のパッド部材の位置を示す。図7は保護部材の斜視図を示す。
図1において、大腿直筋31が骨盤50の側下方にある下前腸骨棘51から、大転子59を通って大腿骨の内側顆53の外側、膝蓋骨55を超えて膝部60の下まで伸びるライン上にあり、大腿直筋31の内側に内側広筋32があり、大腿直筋31の外側に外側広筋33がある。大内転筋36、長内転筋37、薄筋38が、骨盤50の中央の恥骨61に向かって伸びている。外側広筋33の上方位置にある大腿筋膜張筋39が外側に回っている。大腿直筋31の上方位置にある縫工筋40が内側に回っている。41は鼡径靭帯を示す。
スライディングパンツ1の前側の保護部材10としては、大腿直筋用テープ13aが、主として大腿直筋31、下前腸骨棘51から大腿骨の内側顆52の外側、膝蓋骨53を超えて膝部54の下まで伸びるライン上に位置して設けられる。内側広筋用テープ13bが主として内側広筋32を当てがうように、外側広筋用テープ13cが主として外側広筋33や腸脛靭帯49を当てがうように、大内転筋用テープ13dが主として大内転筋34、坐骨結節57を当てがうように設けられる。
図2に示すように、大腿部の後側は、大腿二頭筋42が恥骨61から膝部60まで伸びている。なお、42aが大腿二頭筋42の長頭、42bが大腿二頭筋42の短頭を示す。大腿二頭筋42の長頭42aの内側には、半腱様筋43があり、半腱様筋43の両側に半膜様筋44がある。56は腱画を示す。71は坐骨神経、72は総腓骨神経、73は脛骨神経を示す。
スライディングパンツの後側の保護部材10としては、図2に示すように、大腿二頭筋用テープ14aが主として大腿二頭筋42、半腱様筋43及び半膜様筋44の筋肉、及び坐骨結節57、腓骨頭等に当てがうように設けられる。中小臀筋用テープ14bは主として大臀筋45の外側の中小臀筋45a、大腿筋膜張筋39、上前腸骨棘52の外側、大転子59を当てがうように設けられる。また、長内転筋用テープ14cは、図1及び図4に示す長内転筋37、図1及び図2に示す恥骨61に至る部分を保護するために、大腿部の前側下端から恥骨61にまで伸びて、後側で腰部まで伸びて設けられる。
図3に示すように、腸脛靭帯49が脛骨の外側顆54から上方まで伸びており、大腿筋膜張筋39は上前腸骨棘52から腸脛靭帯49に伸びている。
図4に示すように、臀部に対応する部分に大臀筋45があり、大臀筋45の上前側に内閉鎖筋46、梨状筋47がある。膝部60の後側には、腓腹筋48ある。
保護部材10としては、図7に示すように、テープ部材11とクッション材12を積層した2重構造である。パンツ本体2は、スパッツなどの伸縮性に優れた素材からなり、ポリエステル材などが使われる。テープ部材11としては、パンツ本体2に比較して伸縮性が劣る、或いは殆ど伸縮性が無い帯状テープ片であって、綿とポリエステル等を原材料とし、裏面にゴムまたはアクリル樹脂系の接着剤を塗布した医療、スポーツ用の接着テープ等が使用される。クッション材12としては、キルティング材等が使われる。
テープ部材11の厚さT1は、0.5mmよりも薄すぎるとテーピング機能が発揮できず、3.0mmよりも厚すぎても機能上では差異が無く実用的でないので、0.5mm〜3.0mmの範囲とすることが好ましく、特に1.0mm〜2.0mmが好ましい。クッション材12の厚さT2は、0.5mmよりも薄すぎるとクッション機能が発揮できず、3.0mm以上にすると、テープ部材を押付ける機能が悪化するので、0.5mm〜3.0mmの簡易、特に1.0mm〜2.0mmとすることが好ましい。保護部材10の幅Hは、3cm〜8cmで、使用する部位に応じて適正な大きさのものを選定する。
次に、上記のようなテープ13a、13b、13c、13d、14a、14b及び14cを具体的にスライディングパンツ1に取り付けたものを図5及び図6に基づいて説明する。
大腿直筋用テープ13aが、主として大腿直筋31に当てがわれる位置に配置されて、スライディングパンツ1のパンツ本体2の腰部3から膝部5まで伸びた長片テープとして設けられている。内側広筋用テープ13bが、主として内側広筋32に当てがわれる位置に配置されて、スライディングパンツ1のパンツ本体2の腰部3から膝部5まで伸びた長片テープとして設けられている。外側広筋用テープ13cは、主として外側広筋33に当てがわれる位置に配置されて、スライディングパンツ1のパンツ本体2の腰部3から膝部5まで伸びた長片テープとして設けられている。大腿直筋用テープ13aの上端部と外側広筋用テープ13cの上端部の一部が重なって設けられ、大腿直筋用テープ13aの下端部と内側広筋用テープ13bの下端部の一部が重なって設けられている。また、大内転筋用テープ13dは、その下端部が大腿直筋用テープ13aの下端部と一部重なって、内股方向に伸びて恥骨61近辺まで伸びて設けられている。長内転筋用テープ14cの下端部が前側に回り込んで、スライディングパンツ1のパンツ本体2の膝部5に縫い合わされている。
スライディングパンツ1のパンツ本体2の腰部3は、重ね縫いされ強化されている。この強化された部分3aに、大腿直筋用テープ13aの上端部、外側広筋用テープ13cの上端部、内側広筋用テープ13bの上端部が縫い合わされている。また、スライディングパンツ1のパンツ本体2の膝部5は、重ね縫いされ強化されている。この強化された部分5aに、大腿直筋用テープ13aの下端部、外側広筋用テープ13cの下端部、内側広筋用テープ13bの下端部及び大内転筋用テープ13dの下端部が縫い合わされている。上記の腰部縫い合わせ部分3aや膝部縫い合わせ部分5aに大腿直筋用テープ13a、外側広筋用テープ13c及び内側広筋用テープ13bが縫い合わされているので、十分な強度を有し、筋肉や靭帯等の必要とする部位にテーピングしたと同様な押し当てを得ることができる。
なお、大腿二頭筋用テープ14a、中小臀筋用テープ14b及び長内転筋用テープ14cの上端部は、図6に示すように、スライディングパンツ1のパンツ本体2の腰部3の縫い合わせ部分3aに重なって縫い合わされ強化されている。大腿二頭筋用テープ14a及び中小臀筋用テープ14bの下端部は、スライディングパンツ1のパンツ本体2の膝部5の縫い合わせ部分5aに縫い合わされて、強化されている。なお、パッド部材20は、キルティング材等からなり、パンツ本体2の外側に縫い合わされている。このパッド部材20は、スライディング時の臀部の横を保護する用に、両側に設けたが、臀部も含めて覆うように両側を一体にした大きなパッド部材としてもよい。
実施形態では、各テープ13a、13b、13c、13d、14a、14b及び14cの重なり部分を、図8(a)に示すように、テープ部材のみ重ねて、クッション材は重ならないようにしたが、図8(b)に示すように、テープ部材もクッション材も一重になるようにしても良い。その場合には、重なり部分を有するテープ部材は一体に形成するようにした方が、強度上で好ましい。
また、場所によっては、図8(c)に示すように、テープ部材及びクッション部材からなる保護部材が、そのまま重なって縫い合わせるようにしても良い。これら、図8(a),図8(b)及び図8(c)の構造は、すべてどれかの構造にするのではなく、これらを組み合わせて使用するようにしても良い。
なお、図9に示すように、腰部3の縫い合わせ部分3aには、ひも4を通すようにしても良い。また、膝部5にもひもを通すようにしても良い。また、これらの部分3a、5aにはゴムなどを通しても良い。
本発明は人体の大腿部の体表面における筋肉、靭帯、関節等の適所を補強するために、対応する体表面に密着してテーピング機能を有する保護部材をスライディングパンツの内側に有するものに適用される。
1 野球用スライディングパンツ
2 パンツ本体
20 パット部材
10 保護部材
11 テープ部材
12 クッション材
13a 大腿直筋用テープ
13b 内側広筋用テープ
13c 外側広筋用テープ
13d 大内転筋用テープ
14a 大腿二頭筋用テープ
14b 中小臀筋用テープ
14c 長内転筋用テープ
2 パンツ本体
20 パット部材
10 保護部材
11 テープ部材
12 クッション材
13a 大腿直筋用テープ
13b 内側広筋用テープ
13c 外側広筋用テープ
13d 大内転筋用テープ
14a 大腿二頭筋用テープ
14b 中小臀筋用テープ
14c 長内転筋用テープ
Claims (12)
- 野球用スライディングパンツであって、伸縮性を有する生地からなるパンツ本体を備え、着用者の大腿部を保護するための保護部材が該パンツ本体の内側に一体に取り付けられたスライディングパンツにおいて、該保護部材が該パンツ本体よりも伸縮性が劣る生地からなるテープ部材と、該テープ部材の該パンツ本体側に一体に設けられたクッション材とからなる2層構造からなることを特徴とするスライディングパンツ。
- 請求項1記載のスライディングパンツにおいて、着用者の臀部を保護するパット部材がパンツ本体の外側に一体に取り付けられたことを特徴とするスライディングパンツ。
- 請求項1または2記載のスライディングパンツにおいて、該テープ部材は、主として大腿直筋、大腿二頭筋及び中小臀筋をそれぞれ保護するための大腿直筋用テープ、大腿二頭筋用テープ及び中小臀筋用テープを備えることを特徴とするスライディングパンツ。
- 請求項3記載のスライディングパンツにおいて、該テープ部材は、主として大腿直筋の内側に位置する内側広筋、大腿直筋の外側に位置する外側広筋、大内転筋、長内転筋をそれぞれ保護するための内側広筋用テープ、外側広筋用テープ、大内転筋用テープ、長内転筋用テープを備えることを特徴とするスライディングパンツ。
- 請求項2ないし4のいずれか1つに記載のスライディングパンツにおいて、該大腿直筋用テープ、該大腿二頭筋用テープ及び該中小臀筋用テープが、パンツ本体の腰部から膝部まで伸びた長片テープとして設けられていることを特徴とするスライディングパンツ。
- 請求項1ないし5のいずれか1つに記載のスライディングパンツにおいて、該テープ部材の厚さが0.5mmから3.0mmであって、該クッション材の厚さが0.5mmから3.0mmであることを特徴とするスライディングパンツ。
- 請求項1ないし6のいずれか1つに記載のスライディングパンツにおいて、該保護部材の幅が3cm〜8cmであることを特徴とするスライディングパンツ。
- 請求項3ないし7のいずれか1つに記載のスライディングパンツにおいて、該大腿直筋用テープ、該内側広筋用テープ及び該外側広筋用テープは、それぞれ該スライディングパンツの該パンツ本体の該腰部から該膝部まで伸びた長片テープとして設けられ、該大腿直筋用テープ及び該内側広筋用テープの下端部が一部重なって設けられ、該大腿直筋用テープ及び該外側広筋用テープの上端部が一部重なって設けられていることを特徴とするスライディングパンツ。
- 請求項3ないし8のいずれか1つに記載のスライディングパンツにおいて、該大腿二頭筋用テープ、該中小臀筋用テープ及び該長内転筋用テープは、それぞれ該スライディングパンツの該パンツ本体の該腰部から該膝部まで伸びた長片テープとして設けられ、該大腿二頭筋用テープ、該中小臀筋用テープ及び該長内転筋用テープの上端部が一部重なって設けられていることを特徴とするスライディングパンツ。
- 請求項8または9記載のスライディングパンツにおいて、上記長片テープが重なる部分に対しては、テープ部材は重なって設けられ、該重なった部分のクッション材は他方が除去されて、この部分の該クッション材は1重に形成されていることを特徴とするスライディングパンツ。
- 請求項8ないし10のいずれか1つに記載のスライディングパンツにおいて、上記長片テープが重なる部分に対しては、テープ部材及びクッション材とも1重となるように一体に設けられていることを特徴とするスライディングパンツ。
- 請求項2ないし11のいずれか1つに記載のスライディングパンツにおいて、該クッション材と上記パット部材とは同じ材料からなることを特徴とするスライディングパンツ。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4601020B1 (ja) * | 2010-05-14 | 2010-12-22 | 敬司 岡本 | ボトム衣類 |
-
2006
- 2006-04-24 JP JP2006119696A patent/JP2007291553A/ja active Pending
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JP4601020B1 (ja) * | 2010-05-14 | 2010-12-22 | 敬司 岡本 | ボトム衣類 |
JP2011241483A (ja) * | 2010-05-14 | 2011-12-01 | Takashi Okamoto | ボトム衣類 |
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