JP2007290802A - エレベータかご室の衝撃緩衝装置 - Google Patents

エレベータかご室の衝撃緩衝装置 Download PDF

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JP2007290802A JP2006118723A JP2006118723A JP2007290802A JP 2007290802 A JP2007290802 A JP 2007290802A JP 2006118723 A JP2006118723 A JP 2006118723A JP 2006118723 A JP2006118723 A JP 2006118723A JP 2007290802 A JP2007290802 A JP 2007290802A
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

【課題】非常止め作動時や緩衝器衝突時等、かご枠が急激に減速した際、かご室内の衝撃を軽減することにより、かご室内の乗客の安全性を高めることができるエレベータかご室の衝撃緩衝装置を得る。
【解決手段】昇降路内を昇降するかご枠2と、かご枠の内側に設けられ、乗客が乗り込むかご室3と、かご室の床部とかご枠の下枠との間に設置され、かご室の最大積載荷重では変形せず、それを超える一定以上の縦荷重が加わると塑性変形する緩衝材5とを備え、エレベータの非常止め作動時や緩衝器衝突時等、かご枠が急激に減速した際にかご室内の衝撃を軽減する。
【選択図】図1

Description

この発明は、エレベータかご室の衝撃緩衝装置に関するものである。
エレベータの非常止め作動時や緩衝器衝突時等、乗りかごが急停止した際には、かご室内の乗客に非常に大きな衝撃が作用する。このため、非常止め作動時や緩衝器衝突時等、かご枠が急激に減速した際、かご室内の衝撃を軽減することが要求される。
従来、かご室の振動による乗客への衝撃をやわらげ、乗り心地の向上を図ることのできるエレベータかご室の振れ止め装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、非常停止或いは急停止時の乗りかごの減速度を適正値に抑制するエレベータのブレーキ装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。更にまた、異常下降して緩衝器に衝突するかごに生じる初期衝撃が少なく、平均緩衝作用を上回る衝撃がかごに作用しないエレベータの緩衝装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開平5−193876号公報 特開2003−221171号公報 特開2002−211856号公報
従来のエレベータかご室の振れ止め装置では、かご室とかご縦枠との間にストッパゴムからなる緩衝材を所定量圧縮した状態で取り付けるとともに、ストッパゴムの負荷荷重とたわみ量の関係が非線形(二次近似曲線)特性を有するもので、エレベータ走行中のかご振動時における乗り心地の改善を目的としたものであって、非常止め作動時や緩衝器衝突時等、かご枠が急激に減速した際、かご室内の衝撃を軽減するものではない。また、従来のエレベータのブレーキ装置や、従来のエレベータの緩衝装置も、非常止め作動時や緩衝器衝突時等、かご枠が急激に減速した際、かご室内の衝撃を軽減するものではない。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、非常止め作動時や緩衝器衝突時等、かご枠が急激に減速した際、かご室内の衝撃を軽減することにより、かご室内の乗客の安全性を高めることができるエレベータかご室の衝撃緩衝装置を提供するものである。
この発明に係るエレベータかご室の衝撃緩衝装置においては、昇降路内を昇降するかご枠と、かご枠の内側に設けられ、乗客が乗り込むかご室と、かご室の床部とかご枠の下枠との間に設置され、かご室の最大積載荷重では変形せず、それを超える一定以上の縦荷重が加わると塑性変形する緩衝材とを備え、エレベータの非常止め作動時や緩衝器衝突時等、かご枠が急激に減速した際にかご室内の衝撃を軽減するものである。
また、かご室の両側面とかご枠の縦枠との間に設置され、ある一定以上の横荷重が加わると塑性変形する補助緩衝材を備えたものである。
この発明によれば、エレベータの非常止め作動時や緩衝器衝突時等、かご枠が急激に減速した際、最大積載荷重を大幅に超える程の大きな縦荷重が加わって塑性変形することにより、乗りかごの減速度を適正値に抑制し、かご室内の衝撃を軽減して乗客の安全性を高めることができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータかご室の衝撃緩衝装置を示す正面図、図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータかご室の衝撃緩衝装置を示す側面図である。
図において、1は昇降路に立設されたガイドレール、2はガイドレール1に案内されて昇降路内を昇降するかご枠、3はかご枠2の内側に設けられたかご室で、乗客が乗り込む。4はかご枠2に設けられた非常止めで、かご枠2が何らかの理由で定格速度を超えて異常速度になった時に作動してガイドレール1を掴んで乗りかごを非常停止させる。また、図示はしないが、昇降路ピットには、乗りかごが異常下降した時に衝突する緩衝器が設けられている。5はかご室3の外底部とかご枠2の下枠上部との間の両側に設置された塑性変形(クラッシャブル)特性を有する例えばハニカム形状構造の緩衝材である。このハニカム形状構造の緩衝材5は、最大積載荷重では変形せず、最大積載荷重を大幅に超える程のある一定以上の縦荷重が加わると塑性変形するように設定されているものであり、かご枠2が急激に減速した際にはこの緩衝材5が塑性変形し、かご室3に伝わる衝撃を吸収する。これによって、エレベータの非常止め作動時や緩衝器衝突時等、かご枠が急激に減速した際、最大積載荷重を大幅に超える程の大きな縦荷重が加わって塑性変形することにより、乗りかごの減速度を適正値に抑制し、かご室内の衝撃を軽減して乗客の安全性を高めることができる。
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2におけるエレベータかご室の衝撃緩衝装置を示す正面図、図4はこの発明の実施の形態2におけるエレベータかご室の衝撃緩衝装置の緩衝材が塑性変形した状態を示す正面図である。なお、図中、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
上記実施の形態1では、かご室3の外底部とかご枠2の下枠上部との間の両側に塑性変形(クラッシャブル)特性を有するハニカム形状構造の緩衝材5を設置したが、この実施の形態2においては、かご室3の外底部の両側に設けた防振ゴム6とかご枠2の下枠上部との間に塑性変形(クラッシャブル)特性を有するハニカム形状構造の緩衝材5を設置したものである。なお、図4は乗りかごが急停止し、緩衝材5が塑性変形した状態を示すものである。
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3におけるエレベータかご室の衝撃緩衝装置を示す正面図である。なお、図中、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
この実施の形態3においては、かご室3の床面7の下側全面に塑性変形(クラッシャブル)特性を有するハニカム形状構造の緩衝材5を設置したものである。すなわち、かご室3の内底部とかご床面7との間の全体に緩衝材5が設置されている。なお、6はかご室3の外底部とかご枠2の下枠上部との間に設けられた防振ゴムである。これにより、万一、緩衝材5が塑性変形した場合でも、かご室3内における床面7と緩衝材5の交換作業だけで済むため、作業が容易となる。
実施の形態4.
図6はこの発明の実施の形態4におけるエレベータかご室の衝撃緩衝装置を示す正面図である。なお、図中、実施の形態2と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
上記実施の形態2では、かご室3の外底部の両側に設けた防振ゴム6とかご枠2の下枠上部との間に、最大積載荷重を大幅に超える程のある一定以上の縦荷重が加わると塑性変形するハニカム形状構造の緩衝材5を設置したが、この実施の形態4においては、それに加えて、かご室3の両側面の上部とかご枠2の縦枠の内側面との間に、ある一定以上の横荷重が加わると塑性変形するハニカム形状構造の補助緩衝材8を設置したものである。
なお、上記実施の形態1〜4では、緩衝材5をハニカム形状構造としたが、ハニカム形状に限らず、任意のある一定以上の荷重が加わると塑性変形するクラッシャブル特性を有する形状としては、例えば中空の潰れ代のある形状であっても良い。
この発明の実施の形態1におけるエレベータかご室の衝撃緩衝装置を示す正面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータかご室の衝撃緩衝装置を示す側面図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータかご室の衝撃緩衝装置を示す正面図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータかご室の衝撃緩衝装置の緩衝材が塑性変形した状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータかご室の衝撃緩衝装置を示す正面図である。 この発明の実施の形態4におけるエレベータかご室の衝撃緩衝装置を示す正面図である。
符号の説明
1 ガイドレール
2 かご枠
3 かご室
4 非常止め
5 緩衝材
6 防振ゴム
7 かごの室床面
8 補助緩衝材

Claims (4)

  1. 昇降路内を昇降するかご枠と、
    前記かご枠の内側に設けられ、乗客が乗り込むかご室と、
    前記かご室の床部と前記かご枠の下枠との間に設置され、かご室の最大積載荷重では変形せず、それを超える一定以上の縦荷重が加わると塑性変形する緩衝材とを備え、
    エレベータの非常止め作動時や緩衝器衝突時等、前記かご枠が急激に減速した際に前記かご室内の衝撃を軽減することを特徴とするエレベータかご室の衝撃緩衝装置。
  2. 緩衝材とかご室の床部との間に防振ゴムを設置したことを特徴とする請求項1記載のエレベータかご室の衝撃緩衝装置。
  3. 昇降路内を昇降するかご枠と、
    前記かご枠の内側に設けられ、乗客が乗り込むかご室と、
    前記かご室の底部と床面との間の全体に設置され、かご室の最大積載荷重では変形せず、それを超える一定以上の縦荷重が加わると塑性変形する緩衝材とを備え、
    エレベータの非常止め作動時や緩衝器衝突時等、前記かご枠が急激に減速した際に前記かご室内の衝撃を軽減することを特徴とするエレベータかご室の衝撃緩衝装置。
  4. かご室の両側面とかご枠の縦枠との間に設置され、ある一定以上の横荷重が加わると塑性変形する補助緩衝材を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のエレベータかご室の衝撃緩衝装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112960507A (zh) * 2021-02-01 2021-06-15 吴高炜 一种电梯轿厢多重相向式缓冲减震装置

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