JP2007289581A - 内視鏡用光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源の使用時間に対応した光量変化に対応した光量調整が可能な内視鏡用光源装置を提供する。
【解決手段】内視鏡用光源装置は、光源36を備える。光源36からの出射光を通す透過率が変動可能な減光板37を備える。光源36からの出射光であって、減光板37を介して入射された光を電子内視鏡10の先端部から被写体に照射させるライトガイド18を備える。光源36の使用時間に応じて減光する光量に基づいて、透過率が設定される。光源36は、使用時間が一定時間経過するまでは、光量が使用時間の経過に対応して減少し、一定期間経過後に光量が略一定になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内視鏡装置に関し、特に光量を調整する内視鏡用光源装置に関する。
従来、内視鏡用光源装置の光量調整を行う装置が提案されている。
特許文献1は、手動光量調整がされている場合に、許容以上の光量が照射されている場合に光量を減少させる内視鏡用光源装置を開示する。
特開2000−201892号公報
しかし、特許文献1の装置は、光源の使用時間に対応した光量変化に対応していない。
したがって本発明の目的は、光源の使用時間に対応した光量変化に対応した光量調整が可能な内視鏡用光源装置を提供することである。
本発明に係る内視鏡用光源装置は、光源と、光源からの出射光を通す透過率が変動可能な減光板と、光源からの出射光であって、減光板を介して入射された光を電子内視鏡の先端部から被写体に照射させるライトガイドとを備え、光源の使用時間に応じて減光する光量に基づいて、透過率が設定される。
さらに好ましくは、光源は、使用時間が一定時間経過するまでは、光量が使用時間の経過に対応して減少し、一定期間経過後に光量が略一定になる。
さらに好ましくは、透過率は、光源の出射光量が第1光量を上回る時は、減光板からの出射光量が、第1光量になるように設定される。
さらに好ましくは、第1光量は、光源の使用時間が一定期間経過後に略一定となった光量と一致する。
また、好ましくは、透過率は、光源の出射光量が第1光量を下回る時は、最大値に設定される。
また、好ましくは、透過率は、内視鏡用光源装置に取り付けられる光源の初期出射光量と、標準の光源の初期出射光量との相対値に基づいて設定される。
また、好ましくは、減光板は絞り機能をさらに有し、調光処理に対応して設定される絞り度合いに応じて、透過率が設定される。
さらに好ましくは、透過率は、光源の出射光量が第1光量を上回る時は、減光板からの出射光量が、第1光量になるように設定され、光源の出射光量が第1光量を下回る時は、絞り度合いを考慮した最大値に設定される。
また、好ましくは、減光板は、光源からの出射光束が当たる領域が網目で構成される。
以上のように本発明によれば、光源の使用時間に対応した光量変化に対応した光量調整が可能な内視鏡用光源装置を提供することができる。
以下、第1の実施形態について、図を用いて説明する。第1の実施形態にかかる内視鏡装置1は、電子内視鏡10、ビデオプロセッサ30、キーボード50、及びTVモニタ70を備える電子内視鏡装置である(図1参照)。
電子内視鏡10は、先端部に対物光学系(不図示)と撮像素子11などを内蔵し、被写体である体内などを撮像する。
電子内視鏡10は、CCDなどの撮像素子11、及び第1CPU15を有する(図1参照)。電子内視鏡10は、接続部(不図示)を介してビデオプロセッサ30と接続される。
撮像素子11において撮像により得られた画像信号は、各種の信号処理が行われた後、ビデオプロセッサ30に出力される。
第1CPU15は、ワンチップマイクロコンピュータであり、電子内視鏡10の各部を制御し、ビデオプロセッサ30の第2CPU31とシリアル通信する。
ビデオプロセッサ30は、第2CPU31、メモリ32、RTC(リアルタイムクロック)33、モータ35、ランプ等の光源36、減光板37、信号処理回路41、CRTC(CRTコントローラ)42、及びパネルスイッチ群43を有する。
ビデオプロセッサ30は、電子内視鏡10で撮像された被写体の画像信号を、TVモニタ70で観察可能な映像信号に変換する。また、ビデオプロセッサ30は、電子内視鏡10の先端部を介して被写体を照明する。光源36からの光は、ライトガイド18を介して先端部(出射端)から被写体に照射される。
第2CPU31は、ワンチップマイクロコンピュータであり、ビデオプロセッサ30の各部を制御し、電子内視鏡10の第1CPU15とシリアル通信する。第2CPU31は、キーボード50のキー、及びパネルスイッチ群43のスイッチが操作された時に、それに対応する処理を行う。第2CPU31は、RTC33から日時を読み出し、CRTC42を介してTVモニタ70に表示する。第2CPU31は、患者名、年齢、性別、医師名などの各種文字情報を、CRTC42を介してTVモニタ70に表示する。
メモリ32は、ビデオプロセッサ30の各部の設定値を記憶しておくための不揮発性メモリ(EEPROM等)で、第2CPU31と接続される。メモリ32は、後述する光源36の使用時間計測に使用される。
信号処理回路41は、電子内視鏡10から出力される画像信号を、TVモニタ70に表示する映像信号に変換する。信号処理回路41は、画像信号のうち輝度信号を第2CPU31に出力する。第2CPU31は、輝度信号に基づいて、絞り制御回路を制御し、絞り(不図示)の絞り具合を変え、光源36から減光板37を介して出射された光のうちライトガイド18に入射される光量を調整する。(自動調光処理)。また、絞りの絞り具合は、手動設定により調整(手動調光処理)されてもよい。
第1実施形態では、減光板37は、光源36と絞りとの間に配置される。但し、減光板37は、絞りとライトガイド18の入射端との間に配置されてもよい。この場合、絞りによる調光処理(光量調整)が行われている場合には、後述する光源36からの出射光量(Q0等)は、絞りが無いと仮定した時の減光板37に入射される光の光量であるとする。
減光板37は、第2CPU31の制御に基づくモータ(ステッピングモータ)35によって回転駆動せしめられる。
減光板37は、円盤形状で、光源36からの出射光束が当たる領域が金網等による網目に構成される。網目は、出射光の透過率が0%になる領域から順に最大値:100%になる領域までが配置される。モータ35の回転駆動により、光源36からの出射光束が当たる領域が変動せしめられ、これにより透過率が変動せしめられる。0%の透過率の網目領域は光源36からの出射光が全く透過されず、50%の透過率の網目領域は光源36からの出射光が50%だけ透過され、100%の透過率の網目領域は光源36からの出射光が総て透過される。図2は、透過率が70%の網目と80%の網目の間を、光源36からの出射光束が当たり、約78%の透過率で光源36からの出射光が減光板37から出射される状態を示す。
網目の具体例として、透過率rt:40%の網目領域と透過率rt:50%の網目領域部分を図5に示す。なお、図5に示す網目は、光が透過する部分が正方形形状であるが、細長いスリット形状であってもよい(図6参照)。また、光が透過する部分が円形であってもよい(図7参照)。また、各領域は連続的に(明確な遮光部分の境界が無いように)配置されている。これにより透過率を連続的に変動させることが可能になる。
透過率rt(t)は、光源36からの出射光量の標準初期値Q0(使用開始直後の出射光量)、一定時間Tc、一定時間Tc経過後の光源36からの一定出射光量Qc、及び光源36の使用時間tによって求められ、減光板37からの出射光量が最適値Qpで一定になるようにまたは最適値Qp以下になるように設定される。最適値Qpは、任意の値に設定される。最適値Qp以下になるようにとは、光源36からの出射光量が使用時間に対応して減少し、最適値Qpを下回った場合に、透過率rt(t)を最大値(100%)に設定して、光源36からの出射光量と、減光板37からの出射光量とを一致させることを意味する。
なお、本実施形態における光量を示す記号(最適値Qpなど)の値は、いずれも一定出射光量Qcを基準(100)とした相対値で示す。
第1実施形態では、最適値Qpが、一定出射光量Qcと一致する場合(Qp=Qc)について説明する(図3、図4参照)。第1実施形態は、実際の光源の出射光量の時間変化(図3)を、次のようにモデル化(図4)している。光源36の出射光量q(t)は、使用時間tの経過に対応して略直線的に減少し(q(t)={Tc×Q0―(Q0−Qc)×t}÷Tc、0≦t≦Tc)、一定時間Tc経過後は、略一定値(q(t)=Qc、Tc≦t)となる(図3、図4参照)。
従って、一定時間Tc経過まで(0≦t≦Tc)の透過率rt(t)が(Qc×Tc)÷{Q0×Tc−(Q0−Qc)×t}×100(%)となるように減光板37の回転位置が設定される。一定時間Tc経過後(Tc≦t)は、透過率rt(t)が100%(rt(t)=100)になるように減光板37の回転位置が設定される。これにより、減光板37から出射される光量(q(t)×rt(t))は一定出射光量Qc(=最適値Qp)に略一定に保たれ、絞りの開度が一定であればさらにライトガイド18の入射端に入射される光量も略一定に保たれる。
例えば、標準初期値Q0=180、一定出射光量Qc=100、一定時間Tc=160とすると、rt(t)=(100×160)÷{180×160−(180−100)×t}×100=160÷(18×16―0.8×t)×100(0≦t≦Tc)、rt(t)=100(Tc≦t)となる([表1]のQ0=180の欄を参照)。
Figure 2007289581
但し、光源36(ランプ)のばらつきにより、光源36からの出射光量がばらつく場合が考えられる。
出射光量が上方にばらつく場合(標準のランプに比べて明るい場合)、光源36の出射光量q’(t)は、使用時間tの経過と対応して略直線的に減少し(q’(t)=m×{Tc×Q0―(Q0−Qc)×t}÷Tc、0≦t≦Tc)、一定時間Tc経過後は、略一定値(q’(t)=m×Qc、Tc≦t)となる(図4参照)。mは、上方ばらつき初期値Q’(使用開始直後の出射光量)と標準初期値Q0との比(=Q’÷Q0)であり、この場合1より大きい値になる。
出射光量が下方にばらつく場合(標準のランプに比べて暗い場合)、光源36の出射光量q’’(t)は、使用時間tの経過に対応して略直線的に減少し(q’’(t)=m×{Tc×Q0―(Q0−Qc)×t}÷Tc、0≦t≦Tc)、一定時間Tc経過後は、略一定値(q’’(t)=m×Qc、Tc≦t)となる(図4参照)。mは、下方ばらつき初期値Q’’(使用開始直後の出射光量)と標準初期値Q0との比(=Q’’÷Q0)であり、この場合1より小さい値になる。
図4は、光源36の出射光量の標準初期値Q0=180に対して、m=1.3で上方ばらつき初期値Q’=1.3×Q0=230の場合の出射光量q’(t)、及びm=1/1.3で下方ばらつき初期値Q’’=Q0÷1.3≒0.77×Q0=140の場合の出射光量q’’(t)について示す。
光源36のばらつきを考慮した場合の上方ばらつき透過率rt’(t)、及び下方ばらつき透過率rt’’(t)は、光源36からの出射光量の標準初期値Q0、一定時間Tc、一定時間Tc経過後の光源36からの一定出射光量Qc、光源36の使用時間t、及び比m(=Q’÷Q0またはQ’’÷Q0)によって求められる。
具体的には、一定時間Tc経過まで(0≦t≦Tc)の上方ばらつき透過率rt’(t)が(Qc×Tc)÷{m×Q0×Tc−(m×Q0−m×Qc)×t}×100(%)となるように減光板37の回転位置が設定される。一定時間Tc経過後(Tc≦t)は、上方ばらつき透過率rt’(t)が1÷m×100(%)になるように減光板37の回転位置が設定される(rt’(t)=100÷m)。これにより、減光板37から出射される光量(q’(t)×rt’(t))は、一定出射光量Qc(=最適値Qp)に略一定に保たれ、絞りの開度が一定であればさらにライトガイド18の入射端に入射される光量も略一定に保たれる。
例えば、標準初期値Q0=180、一定出射光量Qc=100、一定時間Tc=160、比m=1.3とすると、rt’(t)=(100×160)÷{1.3×180×160−(1.3×180−1.3×100)×t}×100=160÷(1.3×18×16―1.3×0.8×t)×100(0≦t≦Tc)、rt’(t)=100(Tc≦t)となる([表1]のQ’=230の欄を参照)。
また、一定時間Tc経過まで(0≦t≦Tc)の下方ばらつき透過率rt’’(t)が(Qc×Tc)÷{m×Q0×Tc−(m×Q0−m×Qc)×t}×100(%)または100%になるように減光板37の回転位置が設定される。すなわち、(Qc×Tc)÷{m×Q0×Tc−(m×Q0−m×Qc)×t}×100の値が100以下の場合には、rt’’(t)=(Qc×Tc)÷{m×Q0×Tc−(m×Q0−m×Qc)×t}×100とし、100を超えた場合には、rt’’(t)=100とする。一定時間Tc経過後(Tc≦t)は、下方ばらつき透過率rt’’(t)が100%になるように減光板37の回転位置が設定される(rt’’(t)=100)。
これにより、減光板37から出射される光量(q’’(t)×rt’’(t))は、rt’’(t)の値が100を超える時点Tc’’(Tc’’<Tc、図4参照)までは、一定出射光量Qc(=最適値Qp)に略一定に保たれ、絞りの開度が一定であればさらにライトガイド18の入射端に入射される光量も略一定に保たれる。100を超えた後は、光源36の出射光量q’’(t)の変化に沿って変化し、絞りの開度が一定であればさらにライトガイド18の入射端に入射される光量も光源36の出射光量q’’(t)の変化に沿って変化する。
例えば、標準初期値Q0=180、一定出射光量Qc=100、一定時間Tc=160、比m=1÷1.3=0.77とすると、rt’’(t)=(100×160)÷{0.77×180×160−(0.77×180−0.77×100)×t}×100=160÷(0.77×18×16―0.77×0.8×t)×100(0≦t≦Tc’’)、rt’’(t)=100(Tc’’≦t)となる([表1]のQ’=140の欄を参照、Tc’’=100)。
ばらつき初期値Q(上方ばらつき初期値Q’または下方ばらつき初期値Q’’)と標準初期値Q0との比mの値は、標準値を100とする光源36の出射光の計算初期相対値Qiによって設定される。具体的には、光源36(ランプ)を交換する際に、予め測定により求められたランプのデータに基づき、キーボード50等を使って、計算初期相対値Qiの値を入力することにより比mの値は設定される(m=Qi÷100=Q’÷Q0又はQ’’÷Q0)。計算初期相対値Qiは、通常70〜140の値に設定される。なお、光源36(ランプ)の交換時には、使用時間tの値は0にリセットされる。
第2CPU31は、光源36の電源がオン状態にされると、第2CPU31の初期設定処理において、入力された計算初期相対値Qiの値に基づいて比mの値を設定し、上述のような減光板37の透過率rtを求め、光源36からの出射光束が減光板37と当たる部分の透過率が、求められた透過率rtになるようにモータ35を駆動し、減光板37の位置を設定する。
減光板37を回転駆動することによる透過率が調整された減光板37からの出射光を、電子シャッタによる自動調光のための照明光や、光量が手動設定された照明光として用いれば、減光板37からの出射光量が略一定するので、電子内視鏡10からの出射光による観察部位の熱傷を防ぐ、或いはライトガイド18の入射端の熱による損傷を防ぐことが可能になる。
また、光源36のばらつきを考慮して光量の調整が行われるので、ばらつきの度合いが大きい光源36を使用することも可能になるメリットを有する。
光源36の使用時間tの計測は、第2CPU31のタイマ機能により行われる。具体的には、光源36が点灯していた場合に、6分ごとにタイマ割り込み動作を行い、メモリ32のカウンタctに1を加算する。光源36(ランプ)が交換された時は、カウンタctの値を0にする。これらの動作により、カウンタctの値は、6分ごとに1だけ加算されるため、光源36の使用時間tは、6×ct(分)=ct÷10(時間)で示される。例えば、ct=234の場合、使用時間tは、t=6×234(分)=23.4(時間)となる。但し、使用時間tの計測方法は、他の方法であってもよい。
次に、第2の実施形態について説明する(図4参照)。内視鏡装置1の構成は、第1の実施形態と同様である。第1実施形態では、最適値Qpが、一定出射光量Qcと一致する場合(Qp=Qc)について説明したが、第2の実施形態においては、最適値Qpが、一定出射光量Qcと一致しない。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
まず、使用する光源36が標準の光源(ランプ)に比べてばらつきがない場合について説明する。一定時間Tc経過まで(0≦t≦Tc)の透過率rt(t)が(Qp×Tc)÷{Q0×Tc−(Q0−Qc)×t}×100(%)または100%になるように減光板37の回転位置が設定される。すなわち、(Qp×Tc)÷{Q0×Tc−(Q0−Qc)×t}×100の値が100以下の場合には、rt(t)=(Qp×Tc)÷{Q0×Tc−(Q0−Qc)×t}×100とし、100を超えた場合には、rt(t)=100とする。
一定時間Tc経過後(Tc≦t)は、透過率rt(t)がQp÷Qc×100(%)または100%になるように減光板37の回転位置が設定される。すなわち、Qp÷Qc×100の値が100以下の場合には、rt(t)=Qp÷Qc×100とし、100を超えた場合には、rt(t)=100とする。
これにより、減光板37から出射される光量(q(t)×rt(t))は、rt(t)の値が100を超える時点Tc’’(Tc’’<Tc、不図示)までは、最適値Qpに略一定に保たれ、絞りの開度が一定であればさらにライトガイド18の入射端に入射される光量も略一定に保たれる。100を超えた後は、光源36の出射光量q’(t)の変化に沿って変化し、絞りの開度が一定であればさらにライトガイド18の入射端に入射される光量も光源36の出射光量q’(t)の変化に沿って変化する。但し、通常は、一定出射光量Qc、及び最適値Qpの値などにより(Qc≧Qpのように)、rt(t)の値が100を超えないで、減光板37から出射される光量(q(t)×rt(t))が最適値Qpに略一定に保たれる。
例えば、標準初期値Q0=180、一定出射光量Qc=100、一定時間Tc=160、最適値Qp=80とすると、rt(t)=(80×160)÷{180×160−(180−100)×t}×100(0≦t≦Tc)、rt(t)=80÷100×100=80(Tc≦t)となる([表2]のQ0=180の欄を参照)。
Figure 2007289581
次に、使用する光源36が標準の光源に比べて明るい方にばらつきがある場合について説明する。一定時間Tc経過後(Tc≦t)は、上方ばらつき透過率rt’(t)がQp÷(m×Qc)×100(%)または100%になるように減光板37の回転位置が設定される。すなわち、Qp÷(m×Qc)×100の値が100以下の場合には、rt’(t)=Qp÷(m×Qc)×100とし、100を超えた場合には、rt’(t)=100とする。ここで比mは、上方ばらつき初期値Q’(使用開始直後の出射光量)と標準初期値Q0との比(=Q’÷Q0)であり、この場合1より大きい値になる。
一定時間Tc経過まで(0≦t≦Tc)の上方ばらつき透過率rt’(t)が(Qp×Tc)÷{m×Q0×Tc−(m×Q0−m×Qc)×t}×100(%)または100%になるように減光板37の回転位置が設定される。すなわち、(Qp×Tc)÷{m×Q0×Tc−(m×Q0−m×Qc)×t}×100の値が100以下の場合には、rt’(t)=(Qp×Tc)÷{m×Q0×Tc−(m×Q0−m×Qc)×t}×100とし、100を超えた場合には、rt’(t)=100とする。
これにより、減光板37から出射される光量(q’(t)×rt’(t))は、rt’(t)の値が100を超える時点Tc’’(Tc’’<Tc、不図示)までは、最適値Qpに略一定に保たれ、絞りの開度が一定であればさらにライトガイド18の入射端に入射される光量も略一定に保たれる。100を超えた後は、光源36の出射光量q’(t)の変化に沿って変化し、絞りの開度が一定であればさらにライトガイド18の入射端に入射される光量も光源36の出射光量q’(t)の変化に沿って変化する。但し、通常は、一定出射光量Qc、最適値Qp、及び比mの値などにより、rt’(t)の値が100を超えないで、減光板37から出射される光量(q’(t)×rt’(t))が最適値Qpに略一定に保たれる。
例えば、標準初期値Q0=180、一定出射光量Qc=100、一定時間Tc=160、比m=1.3、最適値Qp=80とすると、rt’(t)=(80×160)÷{1.3×180×160−(1.3×180−1.3×100)×t}×100(0≦t≦Tc)、rt’(t)=80÷(1.3×100)×100(Tc≦t)となる([表2]のQ’=230の欄を参照)。
次に、使用する光源36が標準の光源に比べて暗い方にばらつきがある場合について説明する。一定時間Tc経過まで(0≦t≦Tc)の下方ばらつき透過率rt’’(t)が(Qp×Tc)÷{m×Q0×Tc−(m×Q0−m×Qc)×t}×100(%)または100%になるように減光板37の回転位置が設定される。すなわち、(Qp×Tc)÷{m×Q0×Tc−(m×Q0−m×Qc)×t}×100の値が100以下の場合には、rt’’(t)=(Qp×Tc)÷{m×Q0×Tc−(m×Q0−m×Qc)×t}×100とし、100を超えた場合には、rt’’(t)=100とする。ここで比mは、下方ばらつき初期値Q’’(使用開始直後の出射光量)と標準初期値Q0との比(=Q’’÷Q0)であり、この場合1より小さい値になる。
一定時間Tc経過後(Tc≦t)は、下方ばらつき透過率rt’’(t)がQp÷(m×Qc)×100(%)または100%になるように減光板37の回転位置が設定される。すなわち、Qp÷(m×Qc)×100の値が100以下の場合には、rt’’(t)=Qp÷(m×Qc)×100とし、100を超えた場合には、rt’’(t)=100とする。
これにより、減光板37から出射される光量(q’’(t)×rt’’(t))は、rt’’(t)の値が100を超える時点Tc’’(Tc’’<Tc、図4参照)までは、最適値Qpに略一定に保たれ、絞りの開度が一定であればさらにライトガイド18の入射端に入射される光量も略一定に保たれる。100を超えた後は、光源36の出射光量q’’(t)の変化に沿って変化し、、絞りの開度が一定であればさらにライトガイド18の入射端に入射される光量も光源36の出射光量q’’(t)の変化に沿って変化する。但し、通常は、一定出射光量Qc、最適値Qp、及び比mの値などにより、rt’’(t)の値が100を超えないで、減光板37から出射される光量(q’’(t)×rt’’(t))が最適値Qpに略一定に保たれる。
例えば、標準初期値Q0=180、一定出射光量Qc=100、一定時間Tc=160、比m=1÷1.3=0.77、最適値Qp=80とすると、rt’’(t)=(80×160)÷{0.77×180×160−(0.77×180−0.77×100)×t}×100(0≦t≦Tc)、rt’’(t)=100(80÷(0.77×100)×100=103>100のため)(Tc≦t)となる([表2]のQ’=140の欄を参照)。
次に、第3実施形態について説明する。第1、第2実施形態では、減光板37から出射された光のうちライトガイド18の入射端に入射される光量の調整(調光処理)のために使用される絞り(不図示)が、光源36とライトガイド18の間に配置される形態を説明したが、第3実施形態では、絞りを有さず、減光板37の透過率を調整することにより、絞りの絞り具合を調整することと同等の光量調整が行われる(減光板37が絞り機能を有する)点で異なる。以下、第1、第2実施形態と異なる点を中心に説明する。
第3実施形態では、第1、第2実施形態と同様に求められた透過率rt(t)(rt’(t)、及びrt’’(t)を含む)に、光量の手動設定動作で設定された光量レベルに対応する光量比(絞り度合い)pを乗算した新たな透過率pt(t)(=rt(t)×p)が、減光板37の位置設定に用いられる。光量レベルは、使用者がビデオプロセッサ30のパネルスイッチ43を操作して選択する。光量レベルと光量比pとの関係は[表3]に例示する。
Figure 2007289581
これにより、絞り、及び絞り駆動回路を省略することが出来る。
内視鏡装置の構成図である。 減光板の構成図である。 使用時間に対する光源の実際の出射光量の変化の一例を示すグラフである。 使用時間に対する光源のモデル化した出射光量の変化を示すグラフである。 光が透過する部分が正方形形状である網目の具体例を示す図である。 光が透過する部分がスリット形状である網目の具体例を示す図である。 光が透過する部分が丸形形状である網目の具体例を示す図である。
符号の説明
1 内視鏡装置
10 電子内視鏡
11 撮像素子
15 第1CPU
18 ライトガイド
30 ビデオプロセッサ
31 第2CPU
32 メモリ
33 RTC
35 モータ
36 光源
37 減光板
41 信号処理回路
42 CRTC
43 パネルスイッチ群
50 キーボード
70 TVモニタ
Q0 光源の出射光量の標準初期値
Qc 一定時間経過後の出射光量がほぼ一定となった時の一定出射光量
Qi 計算初期相対値
Qp 最適値
q(t)、q’(t)、q’’(t) 光量
rt(t)、rt’(t)、rt’’(t) 透過率
t 光源の使用時間
Tc 出射光量がほぼ一定となる時間(一定時間)

Claims (9)

  1. 光源と、
    前記光源からの出射光を通す透過率が変動可能な減光板と、
    前記光源からの出射光であって、前記減光板を介して入射された光を電子内視鏡の先端部から被写体に照射させるライトガイドとを備え、
    前記光源の使用時間に応じて減光する光量に基づいて、前記透過率が設定されることを特徴とする内視鏡用光源装置。
  2. 前記光源は、使用時間が一定時間経過するまでは、光量が使用時間の経過に対応して減少し、前記一定期間経過後に光量が略一定になることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用光源装置。
  3. 前記透過率は、前記光源の出射光量が第1光量を上回る時は、前記減光板からの出射光量が、第1光量になるように設定されることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用光源装置。
  4. 前記第1光量は、前記光源の使用時間が前記一定期間経過後に略一定となった光量と一致することを特徴とする請求項3に記載の内視鏡用光源装置。
  5. 前記透過率は、前記光源の出射光量が第1光量を下回る時は、最大値に設定されることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用光源装置。
  6. 前記透過率は、前記内視鏡装置に取り付けられる前記光源の初期出射光量と、標準の光源の初期出射光量との相対値に基づいて設定されることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用光源装置。
  7. 前記減光板は絞り機能をさらに有し、
    調光処理に対応して設定される絞り度合いに応じて、前記透過率が設定されることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用光源装置。
  8. 前記透過率は、前記光源の出射光量が第1光量を上回る時は、前記減光板からの出射光量が、第1光量になるように設定され、前記光源の出射光量が前記第1光量を下回る時は、前記絞り度合いを考慮した最大値に設定されることを特徴とする請求項7に記載の内視鏡用光源装置。
  9. 前記減光板は、前記光源からの出射光束が当たる領域が網目で構成されることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用光源装置。
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