JP2007288536A - 位相シフト回路 - Google Patents

位相シフト回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2007288536A
JP2007288536A JP2006113798A JP2006113798A JP2007288536A JP 2007288536 A JP2007288536 A JP 2007288536A JP 2006113798 A JP2006113798 A JP 2006113798A JP 2006113798 A JP2006113798 A JP 2006113798A JP 2007288536 A JP2007288536 A JP 2007288536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
level
output
circuit
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006113798A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Ogawa
慎悟 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2006113798A priority Critical patent/JP2007288536A/ja
Publication of JP2007288536A publication Critical patent/JP2007288536A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pulse Circuits (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

【課題】入力信号の位相をほぼ入力信号の1周期において任意に遅延させると共に、安定した出力信号を得ることが可能な位相シフト回路を構成する。
【解決手段】D端子の最初の立上りのタイミングでローレベルの信号を出力するDFF8と、D端子の立上りのタイミングでハイレベルの信号を出力するDFF9と、DFF8またはDFF9の出力信号がハイレベルのときハイレベルの信号を出力するOR回路10と、OR回路10の出力信号に応じてオン、オフするMOSFET11と、MOSFET11がオフのとき出力信号のレベルを上昇させ、MOSFET11がオンすると出力信号のレベルを低下させるコンデンサ13と、出力信号のレベルが低下するとローレベル、出力信号のレベルが上昇するとハイレベルの信号をDFF9のR_端子に出力するためのコンパレータ3とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力される信号の位相を所定時間遅延させる位相シフト回路に関する。
図3は、既存の位相シフト回路を示す図である。また、図4は、図3に示す位相シフト回路を構成する各回路の入出力信号のタイミングチャートを示す図である。
図3に示す位相シフト回路30は、入力信号を2分周しつつ入力信号の位相を所定時間τ遅延させるものであって、コンパレータ31と、パルス位相シフト回路32と、インバータ回路33と、T−フリップフロップ(以下、TFFという)34と、遅延回路35と、排他的論理和回路(以下、EXOR回路という)36と、NチャネルのMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)37と、電流源38と、コンデンサ39とを備えて構成されている。
上記コンパレータ31は、入力信号S1(鋸歯状波)が基準値Vref1を越えていないときハイレベルになり、入力信号S1が基準値Vref1を越えているときローレベルになるパルス信号S2(矩形波)を出力する。なお、基準値Vref1を変えることによりパルス信号S2のデューティが任意に調整可能であるものとする。
上記パルス位相シフト回路32は、入力されるパルス信号S2のレベルの立上りと立下りにそれぞれ所定時間τの遅延時間(位相差)をもたせて、パルス信号S2の位相を所定時間τ遅延させ信号S3として出力する。
図5(a)は、パルス位相シフト回路32の一例を示す図である。
図5(a)に示すパルス位相シフト回路32は、D−フリップフロップ(以下、DFFという)40と、EXNOR回路41と、npnトランジスタ42と、抵抗43と、コンデンサ44と、コンパレータ45とを備えて構成されている。(例えば、特許文献1参照)
まず、DFF40のD端子に入力されるパルス信号S2がローレベルからハイレベルに切り替わると、EXNOR回路41から出力される信号がハイレベルからローレベルに切り替わり、npnトランジスタ42がオフし、コンデンサ44の充電が開始される。そして、コンデンサ44の電圧がコンパレータ45の基準値Vref2を越えると、DFF40のC端子に入力される信号がローレベルからハイレベルに切り替わり、DFF40のQ端子から出力される信号S3のレベルがDFF40のD端子に入力されるパルス信号S2のレベルと同じハイレベルになる。すると、EXNOR回路41から出力される信号がローレベルからハイレベルになり、npnトランジスタ42がオンし、コンデンサ44が放電してコンデンサ44の電圧が基準値Vref2よりも低下しコンパレータ45から出力される信号がローレベルになる。
次に、DFF40のD端子に入力されるパルス信号S2がハイレベルからローレベルに切り替わると、EXNOR回路41から出力される信号がハイレベルからローレベルに切り替わり、npnトランジスタ42がオフし、コンデンサ44の充電が再び開始される。そして、コンデンサ44の電圧がコンパレータ45の基準値Vref2を越えると、DFF40のC端子に入力される信号がローレベルからハイレベルに切り替わり、DFF40のQ端子から出力される信号S3のレベルがDFF40のD端子に入力されるパルス信号S2のレベルと同じローレベルになる。すると、EXNOR回路41から出力される信号がローレベルからハイレベルになり、npnトランジスタ42がオンし、コンデンサ44が放電してコンデンサ44の電圧が基準値Vref2よりも低下しコンパレータ45から出力される信号がローレベルになる。
これらの動作が繰り返し行われることにより、パルス信号S2のレベルの立上り及び立下りを、それぞれ、コンデンサ44の充電が開始されてからコンデンサ44の電圧がコンパレータ45の基準値Vref2を越えるまでの所定時間τ遅延させることができるため、パルス信号S2の位相を所定時間τ遅延させることができる。
また、図3のインバータ回路33は、パルス位相シフト回路32から出力される信号S3を反転させる。
上記TFF34は、R_端子にローレベルの信号が入力されているとき(リセット状態)、Q端子からローレベルの信号が出力される。また、TFF34は、R_端子にハイレベルの信号が入力されているとき(リセット解除状態)にT端子に入力される信号S3のレベルが立ち上がると(またはT_端子に入力される信号S3の反転信号のレベルが立ち下がると)、Q端子から出力する信号S4のレベルを反転させる。すなわち、TFF34は、信号S3を2分周し信号S4として出力する。
上記遅延回路35は、TFF34から出力される信号S4の立上りのみを遅延させる。
図5(b)は、遅延回路35の一例を示す図である。
図5(b)に示す遅延回路35は、積分回路を構成し信号S4が入力される抵抗46及びコンデンサ47と、その積分回路の出力段に設けられ信号S5を出力するバッファ回路48と、ドレイン端子がバッファ回路48の入力端子に接続されゲート端子がバッファ回路48の出力端子に接続されるNチャネルMOSFET49と、ドレイン端子がMOSFET49のソース端子に接続されソース端子がグランドに接続されるNチャネルMOSFET50と、入力端子が上記積分回路の入力(抵抗46)に接続され出力端子がMOSFET50のゲート端子に接続されるインバータ51とを備えて構成されている。このように構成される遅延回路35により信号S4のレベルの立上りのみを遅延させて信号S5として出力する。
図3のEXOR回路36は、TFF34から出力される信号S4と遅延回路35から出力される信号S5との排他的論理和をとり、信号S4のレベルと信号S5のレベルとが互いに異なるときのみハイレベルになる信号S6を出力する。
上記MOSFET37は、信号S6がローレベルのときオフし、電流源38によりコンデンサ39を充電させて出力信号S7のレベルを上昇させる。また、MOSFET37は、信号S6がハイレベルのときオンし、コンデンサ39を放電させて出力信号S7のレベルを瞬時にGND電位に低下させる。
このように、位相シフト回路30は、上述の一連の動作を繰り返し行うことにより、入力信号S1を2分周しつつ、入力信号S1の位相を所定時間τ遅延させ出力信号S7として出力する。
特開昭61−164322号公報
しかしながら、図5(a)に示すパルス位相シフト回路32では、上述したように、パルス信号S2のレベルの立上りと立下りを、それぞれ、コンデンサ44の充電が開始されてからコンデンサ44の電圧がコンパレータ45の基準値Vref2を越えるまでの所定時間τ遅延させる構成であるため、その所定時間τは、パルス信号S2のハイレベル期間よりも短く、かつ、パルス信号S2のローレベル期間よりも短くなくてはならない。そのため、所定時間τは、パルス信号S2のデューティが50%のときに最大になり、パルス信号S2の1周期の2分の1、すなわち、入力信号S1の1周期の2分の1の範囲内でしか調整することができないという問題がある。
また、上記位相シフト回路30では、信号S4が通る配線長と信号S5が通る配線長との違いなどにより、信号S4のレベルの立下りのタイミングと信号S5のレベルの立下りのタイミングとに僅かな差異が生じるおそれがある。そして、それらのタイミングが互いに僅かにずれてしまうと、ずれが発生したタイミングにおいて、信号S6がハイレベルになりMOSFET37がオンし出力信号S7のレベルがGND電位に低下し、所望な出力信号S7が得られなくなってしまう。このように、上記位相シフト回路30は、安定した出力信号S7を得ることができないという問題がある。
そこで、本発明では、入力信号の位相をほぼ入力信号の1周期において任意に遅延させると共に、安定した出力信号を得ることが可能な位相シフト回路を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、以下のような構成を採用した。
すなわち、本発明の位相シフト回路は、入力信号のレベルが基準値を越えるか否かに基づいてパルス信号を出力するコンパレータと、そのパルス信号のレベルの最初の立上りまたは立下りのタイミングでハイレベルからローレベルになりその後ローレベルが継続する信号を出力する第1の信号出力回路と、リセット端子に入力される信号がローレベルのときローレベルになり、上記リセット端子に入力される信号がハイレベルのときにパルス信号のレベルの立上りまたは立下りのタイミングでハイレベルになる信号を出力するDFFと、第1の信号出力回路から出力される信号またはDFFから出力される信号がハイレベルのときハイレベルになり、第1の信号出力回路から出力される信号及びDFFから出力される信号がそれぞれローレベルのときローレベルになる信号を出力するOR回路と、そのOR回路から出力される信号がハイレベルのときオンし、OR回路から出力される信号がローレベルのときオフするスイッチング素子と、そのスイッチング素子がオフしているとき電流源により充電し当該位相シフト回路の出力信号のレベルを上昇させ、スイッチング素子がオンすると放電し出力信号のレベルを低下させるコンデンサと、出力信号のレベルが上昇するとハイレベルになり、出力信号のレベルが低下するとローレベルになる信号を上記リセット端子に出力する第2の信号出力回路とを備える。
これにより、基準値を変えることでコンパレータから出力されるパルス信号のデューティが変わり、そのパルス信号のレベルの最初の立上りまたは立下りのタイミングが変わる。そのため、入力信号が入力されてからコンデンサの充電が最初に開始されるまでの時間をほぼ入力信号の1周期の範囲内で調整することができる。また、コンデンサの充電が開始されてからは、パルス信号のレベルの立上りまたは立下りに応じてコンデンサの放電と充電が繰り返され出力信号のレベルが上昇したり低下したりするため、入力信号と同じ周期の出力信号を出力することができる。従って、入力信号の位相をほぼ入力信号の1周期の範囲内で遅延させることができる。
DFFからハイレベルの信号がOR回路に出力されると、出力信号のレベルが低下し第2の信号出力回路によりすぐにリセット端子にローレベルの信号が出力されDFFから出力される信号がローレベルになるため、パルス信号のレベルの立上りまたは立下りのタイミングにおいて短い期間のハイレベル信号がスイッチング素子に出力されることになる。これにより、パルス信号のレベルの立上りまたは立下りのタイミングにおいてコンデンサの充放電が確実に繰り返され出力信号のレベルが上昇したり低下したりするため、安定した出力信号を得ることができる。
また、本発明の位相シフト回路は、入力信号のレベルが基準値を越えるか否かに基づいてパルス信号を出力するコンパレータと、そのパルス信号のレベルの最初の立上りまたは立下りのタイミングでハイレベルからローレベルになりその後ローレベルが継続する信号を出力する第1の信号出力回路と、パルス信号を分周する分周回路と、リセット端子に入力される信号がローレベルのときローレベルになり、リセット端子に入力される信号がハイレベルのときに分周回路から出力される信号のレベルの立上りまたは立下りのタイミングでハイレベルになる信号を出力するDFFと、第1の信号出力回路から出力される信号またはDFFから出力される信号がハイレベルのときハイレベルになり、第1の信号出力回路から出力される信号及びDFFから出力される信号がそれぞれローレベルのときローレベルになる信号を出力するOR回路と、そのOR回路から出力される信号がハイレベルのときオンし、OR回路から出力される信号がローレベルのときオフするスイッチング素子と、そのスイッチング素子がオフしているとき電流源により充電し当該位相シフト回路の出力信号のレベルを上昇させ、スイッチング素子がオンすると放電し出力信号のレベルを低下させるコンデンサと、出力信号のレベルが上昇するとハイレベルになり、出力信号のレベルが低下するとローレベルになる信号を上記リセット端子に出力する第2の信号出力回路とを備える。
このように位相シフト回路を構成することにより、入力信号を分周しつつ入力信号の位相をほぼ入力信号の1周期において任意に遅延させると共に、安定した出力信号を得ることができる。
また、上記分周回路は、D−フリップフロップ回路またはT−フリップフロップ回路を備えて構成してもよい。
また、上記入力信号は、鋸歯状波としてもよい。
本発明によれば、位相シフト回路において、入力信号の位相をほぼ入力信号の1周期において任意に遅延させると共に、安定した出力信号を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態の位相シフト回路を示す図である。また、図2は、図1に示す位相シフト回路を構成する各回路の入出力信号のタイミングチャートを示す図である。
図1に示す位相シフト回路1は、コンパレータ2、3と、分周回路4と、インバータ5〜7と、DFF8、9と、OR回路10と、NチャネルのMOSFET11(スイッチング素子)と、電流源12と、コンデンサ13とを備えて構成されている。なお、分周回路4は、インバータ14と、DFF15とを備えて構成されている。また、特許請求の範囲の第1の信号出力回路は、例えば、インバータ5及びDFF8により構成され、特許請求の範囲の第2の信号出力回路は、例えば、コンパレータ3及びインバータ7により構成されるものとする。また、MOSFET11は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)など他のスイッチング素子により構成されてもよい。また、位相シフト回路1に入力される入力信号S8は、鋸歯状波とする。鋸歯状波は1つのコンデンサを使用することで発生させることができる。三角波は2つのコンデンサを使用することで発生させることができ、サイン波は三角波にローパスフィルタをかけることで発生させることができる。このように、鋸歯状波は、三角波やサイン波よりも簡単に発生させることができる。
上記DFF8、9、15は、R_端子(リセット端子)に入力される信号がローレベルのとき(リセット状態)、Q端子から出力する信号をローレベル、Q_端子から出力する信号をハイレベルに固定する。また、DFF8、9、15は、R_端子がハイレベルのとき(リセット解除状態)、C端子に入力される信号のレベルの立上りのタイミングまたはC_端子に入力される信号のレベルの立下りのタイミングで、D端子に入力されている信号のレベルと同じレベルの信号をQ端子から出力する。
次に、電源電圧VDDのレベルが立ち上がる前(位相シフト回路1の起動前)、すなわち、DFF8、15のそれぞれのR_端子に入力される信号がローレベルのときの位相シフト回路1の状態を説明する。
上述したように、DFF15のR_端子に入力される信号がローレベルのとき、DFF15のQ端子から出力される信号はローレベル、DFF15のQ_端子から出力される信号はハイレベルに固定される。そのため、DFF15のD端子に入力される信号はハイレベルになる。
また、DFF8のR_端子に入力される信号がローレベルのとき、DFF8のQ_端子から出力される信号はハイレベルであるため、OR回路10からはハイレベルの信号が出力されMOSFET11がオンし出力信号S15のレベルがGND電位になっている。また、このとき、コンパレータ3のマイナス端子に入力される出力信号S15のレベルが基準値Vref4よりも低くなっているため、コンパレータ3の出力信号の反転信号、すなわち、DFF9のR_端子に入力される信号S14がローレベルになっており、DFF9のQ端子から出力される信号S12がローレベル、DFF9のQ_端子から出力される信号がハイレベル、DFF9のD端子に入力される信号がハイレベルに固定されている。
次に、電源電圧VDDが立ち上がった後(位相シフト回路1の起動後)、すなわち、DFF8、15のそれぞれのR_端子に入力される信号がハイレベルのときに位相シフト回路1に入力信号S8が入力されるときの位相シフト回路1の動作を説明する。
上記コンパレータ2は、マイナス端子に入力信号S8が入力されると、その入力信号S8のレベルが基準値Vref3(基準値)を越えていないときハイレベルになり、入力信号S8のレベルが基準値Vref3を越えているときローレベルになるパルス信号S9を出力する。
上記DFF8は、D端子に入力される信号がハイレベルであるため、C端子に入力されるパルス信号S9の反転信号のレベルの最初の立上りタイミングまたはC_端子に入力されるパルス信号S9のレベルの最初の立下りタイミングで、Q_端子から出力する信号S11をハイレベルからローレベルに切り替える。また、DFF8は、電源電圧VDDのレベルが立ち下がるまでD端子に入力される信号がハイレベルに固定されるため、Q_端子から出力する信号S11をローレベルに切り替えた後、C端子またはC_端子に入力される信号のレベルの変化によることなく、Q_端子からローレベルの信号S11を継続して出力する。
上記DFF15は、C端子に入力されるパルス信号S9の反転信号のレベルの立上りタイミングまたはC_端子に入力されるパルス信号S9のレベルの立下りタイミングで、Q端子から出力する信号S10のレベルをD端子に入力されている信号のレベルと同じレベルにする。例えば、D端子に入力されている信号がハイレベルのとき、DFF15は、パルス信号S9の反転信号のレベルの立上りタイミングまたはパルス信号S9のレベルの立下りタイミングで、Q端子から出力する信号S10をハイレベルにする。すると、Q_端子からローレベルの信号が出力され、D端子にローレベルの信号が入力される。そして、DFF15は、パルス信号S9の反転信号のレベルの次の立上りタイミングまたはパルス信号S9のレベルの次の立下りタイミングで、Q端子から出力する信号S10をローレベルにする。このように、DFF15は、パルス信号S9の反転信号のレベルの立上りタイミングまたはパルス信号S9のレベルの立下りタイミングで、Q端子から出力する信号S10のレベルを反転させる。すなわち、DFF15は、信号S9を2分周し信号S10として出力する。
上記DFF9は、R_端子に入力される信号S14がローレベルのとき、Q端子からローレベルの信号S12を出力し、Q_端子からハイレベルの信号を出力する。このとき、DFF9のD端子にはハイレベルの信号が入力される。そして、DFF9は、R_端子に入力される信号S14がハイレベルのとき、C端子に入力される信号S10のレベルの立上りタイミングまたはC_端子に入力される信号S10の反転信号のレベルの立下りタイミングで、D端子に入力される信号のレベルと同じハイレベルの信号S12をQ端子から出力する。
上記OR回路10は、DFF8から出力される信号S11またはDFF9から出力される信号S12がハイレベルのときハイレベルになり、信号S11及び信号S12がそれぞれローレベルのときローレベルになる信号S13を出力する。
上記MOSFET11は、OR回路10から出力される信号S13がハイレベルのときオンし、信号S13がローレベルのときオフする。
上記コンデンサ13は、MOSFET11がオフしているときMOSFET11に接続される電流源12により充電し出力信号S15のレベルを上昇させ、MOSFET11がオンすると放電し出力信号S15のレベルを瞬時にGND電位まで低下させる。
上記コンパレータ3は、入力信号S8が入力されていないとき、信号S11及び信号S13がハイレベルであり、MOSFET11がオンし出力信号S15が基準値Vref4よりも低いため、ハイレベルの信号を出力している。このとき、DFF9のR_端子に入力される信号S14はローレベルになるため、DFF9のQ端子から出力される信号S12はローレベル、Q_端子から出力される信号はハイレベルであり、D端子に入力される信号はハイレベルに固定されている。なお、基準値Vref4は、出力信号S15が上昇を開始するとすぐに信号S14がハイレベルになるように設定されるものとする。
まず、入力信号S8のレベルが基準値Vref3を越えると、パルス信号S9がハイレベルからローレベルに切り替わり、信号11がハイレベルからローレベルに切り替わる。すると、信号S13がハイレベルからローレベルに切り替わり、MOSFET11がオフしコンデンサ13の充電が開始され出力信号S15のレベルが上昇する。
次に、出力信号S15のレベルが基準値Vref4を越えると、信号S14がローレベルからハイレベルに切り替わり、信号10のレベルの立上りタイミングまたは信号S10の反転信号のレベルの立下りタイミングで、信号S12がローレベルからハイレベルに切り替わる。すると、信号S13がローレベルからハイレベルに切り替わり、MOSFET11がオンしコンデンサ13が放電され出力信号S15のレベルが瞬時にGND電位まで低下する。このとき、出力信号S15のレベルが基準値Vref4より低くなり、信号S14がハイレベルからローレベルに切り替わる。すると、信号S12がハイレベルからローレベルに切り替わり、信号S13がハイレベルからローレベルに切り替わり、MOSFET11がオフしコンデンサ13の充電が再び開始され出力信号S15が上昇する。
これらの動作が繰り返し行われることにより、本実施形態の位相シフト回路1は、入力信号S8を2分周しつつ、入力信号S8の位相を所定時間τ遅延させ出力信号S15として出力することができる。
また、このように位相シフト回路1を構成することにより、基準値Vref3を変えることでコンパレータ2から出力されるパルス信号S9のデューティが変わる。そのため、入力信号S8がコンパレータ2に入力されてからコンデンサ13の充電が最初に開始されるまでの時間を入力信号S8の1周期の範囲内で調整することができる。また、コンデンサ13の充電が開始されてからは、DFF15から出力される信号S10のレベルの立上りに応じてコンデンサ13の放電と充電が繰り返され出力信号S15のレベルが上昇したり低下したりするため、入力信号S8の2倍の周期の出力信号S15を出力することができる。従って、入力信号S8の位相をほぼ入力信号S8の1周期の範囲内で遅延させることができる。
また、DFF9からハイレベルの信号S12がOR回路10に出力されると、コンパレータ3によりすぐにDFF9のR_端子にローレベルの信号S14が出力されDFF9から出力される信号S12がローレベルになるため、DFF15から出力される信号S10のレベルの立上りのタイミングにおいて短い期間のハイレベル信号S13がMOSFET11に出力されることになる。これにより、DFF15から出力される信号S10のレベルの立上りのタイミングにおいてコンデンサ13の充放電が確実に繰り返され出力信号S15のレベルが上昇したり低下したりするため、安定した出力信号S15を得ることができる。
なお、上記実施形態では、分周回路4により入力信号S8を2分周する構成であるが、DFF15を省略してインバータ14の出力端子とDFF9のC端子とを直接接続し入力信号S8を2分周しないように構成してもよい。
また、DFF15をT−フリップフロップに置き換えて分周回路4を構成してもよい。
また、上記実施形態では、入力信号S8を2分周する構成であるが、分周回路4の構成を変更することにより、入力信号S8を3以上の分周数で分周するように構成してもよい。
また、DFF8、9、15において、C端子またはC_端子のどちらか一方の端子のみに信号が入力されるように構成してもよい。
本発明の実施形態の位相シフト回路を示す図である。 本実施形態の位相シフト回路を構成する各回路の入出力信号のタイミングチャートを示す図である。 既存の位相シフト回路を示す図である。 既存の位相シフト回路を構成する各回路の入出力信号のタイミングチャートを示す図である。 (a)は、パルス位相シフト回路の一例を示す図である。(b)は、遅延回路の一例を示す図である。
符号の説明
1 位相シフト回路
2 コンパレータ
3 コンパレータ
4 分周回路
5 インバータ
6 インバータ
7 インバータ
8 DFF
9 DFF
10 OR回路
11 MOSFET
12 電流源
13 コンデンサ
14 インバータ
15 DFF
30 位相シフト回路
31 コンパレータ
32 パルス位相シフト回路
33 インバータ回路
34 T−フリップフロップ
35 遅延回路
36 EXOR回路
37 MOSFET
38 電流源
39 コンデンサ
40 DFF
41 EXNOR回路
42 npnトランジスタ
43 抵抗
44 コンデンサ
45 コンパレータ
46 抵抗
47 コンデンサ
48 バッファ回路
49、50 MOSFET
51 インバータ

Claims (4)

  1. 入力信号のレベルが基準値を越えるか否かに基づいてパルス信号を出力するコンパレータと、
    前記パルス信号のレベルの最初の立上りまたは立下りのタイミングでハイレベルからローレベルになりその後ローレベルが継続する信号を出力する第1の信号出力回路と、
    リセット端子に入力される信号がローレベルのときローレベルになり、前記リセット端子に入力される信号がハイレベルのときに前記パルス信号のレベルの立上りまたは立下りのタイミングでハイレベルになる信号を出力するDFFと、
    前記第1の信号出力回路から出力される信号または前記DFFから出力される信号がハイレベルのときハイレベルになり、前記第1の信号出力回路から出力される信号及び前記DFFから出力される信号がそれぞれローレベルのときローレベルになる信号を出力するOR回路と、
    前記OR回路から出力される信号がハイレベルのときオンし、前記OR回路から出力される信号がローレベルのときオフするスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子がオフしているとき電流源により充電し当該位相シフト回路の出力信号のレベルを上昇させ、前記スイッチング素子がオンすると放電し前記出力信号のレベルを低下させるコンデンサと、
    前記出力信号のレベルが上昇するとハイレベルになり、前記出力信号のレベルが低下するとローレベルになる信号を前記リセット端子に出力する第2の信号出力回路と、
    を備える位相シフト回路。
  2. 入力信号のレベルが基準値を越えるか否かに基づいてパルス信号を出力するコンパレータと、
    前記パルス信号のレベルの最初の立上りまたは立下りのタイミングでハイレベルからローレベルになりその後ローレベルが継続する信号を出力する第1の信号出力回路と、
    前記パルス信号を分周する分周回路と、
    リセット端子に入力される信号がローレベルのときローレベルになり、前記リセット端子に入力される信号がハイレベルのときに前記分周回路から出力される信号のレベルの立上りまたは立下りのタイミングでハイレベルになる信号を出力するDFFと、
    前記第1の信号出力回路から出力される信号または前記DFFから出力される信号がハイレベルのときハイレベルになり、前記第1の信号出力回路から出力される信号及び前記DFFから出力される信号がそれぞれローレベルのときローレベルになる信号を出力するOR回路と、
    前記OR回路から出力される信号がハイレベルのときオンし、前記OR回路から出力される信号がローレベルのときオフするスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子がオフしているとき電流源により充電し当該位相シフト回路の出力信号のレベルを上昇させ、前記スイッチング素子がオンすると放電し前記出力信号のレベルを低下させるコンデンサと、
    前記出力信号のレベルが上昇するとハイレベルになり、前記出力信号のレベルが低下するとローレベルになる信号を前記リセット端子に出力する第2の信号出力回路と、
    を備える位相シフト回路。
  3. 請求項2に記載の位相シフト回路であって、
    前記分周回路は、D−フリップフロップ回路またはT−フリップフロップ回路を備える、
    ことを特徴とする位相シフト回路。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の位相シフト回路であって、
    前記入力信号は、鋸歯状波である、
    ことを特徴とする位相シフト回路。
JP2006113798A 2006-04-17 2006-04-17 位相シフト回路 Withdrawn JP2007288536A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006113798A JP2007288536A (ja) 2006-04-17 2006-04-17 位相シフト回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006113798A JP2007288536A (ja) 2006-04-17 2006-04-17 位相シフト回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007288536A true JP2007288536A (ja) 2007-11-01

Family

ID=38759882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006113798A Withdrawn JP2007288536A (ja) 2006-04-17 2006-04-17 位相シフト回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007288536A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8030976B2 (en) Triangle wave generating circuit
US10153752B2 (en) Relaxation oscillator circuit for low frequency and low power dissipation
US8742833B2 (en) Charge pump circuit and method thereof
JP2007243922A (ja) 発振回路
CA2770381C (en) Dead-time generating circuit and motor control apparatus
US11005366B2 (en) Mixed power converter including switched-capacitor conversion circuit and inductor buck circuit
US20200177081A1 (en) Power converter
US8830006B2 (en) Oscillator circuit for generating clock signal
JP2010074247A (ja) 発振回路、dc−dcコンバータ及び半導体装置
US8248131B2 (en) Timing generating circuit and phase shift circuit
US6970026B2 (en) Power-on reset circuit and method for low-voltage chips
JP2007288536A (ja) 位相シフト回路
US8816788B2 (en) Frequency generator with frequency jitter
JP2012156794A (ja) 鋸波生成回路
JP2018186505A (ja) パルス幅変調信号周波数の生成
US9705480B2 (en) Circuit and method for generating an output signal having a variable pulse duty factor
US10431539B2 (en) Semiconductor integrated circuit including discharge control circuit
US9997998B2 (en) Electronic circuit and boost converter
CN107959487B (zh) 相位内插器以及相位内插信号产生方法
JP3917902B2 (ja) 発振回路
JP2006319446A (ja) 分周回路
JP2011259167A (ja) 三角波発生回路
SU1338047A1 (ru) Устройство дл установки логических элементов в исходное состо ние
KR100960799B1 (ko) 지터링 방식의 발진기
JP2011035498A (ja) スイッチングドライバ回路

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090707