JP2007288492A - 歪補償装置及び歪補償方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】歪量に関する異なる複数の規格値(例えば、ACLR規格値)に応じた適切な歪データの測定ポイント(検出対象周波数成分)の設定(制御)を可能とする。
【解決手段】増幅器18の出力信号の歪量を検出する歪量検出手段291と、被パラメータ設定手段14,23と、歪量検出手段291で検出された歪量が改善される方向に被パラメータ設定手段14,23のパラメータを補正するパラメータ補正手段292と、増幅器18の出力信号の異なる複数の周波数成分毎の歪量と当該歪量に関する規格値とに基づいて、歪量検出手段291での検出対象周波数成分を制御する制御手段293とをそなえる。
【選択図】図1

Description

本発明は、歪補償装置及び歪補償方法に関し、例えば、増幅器への入力信号についての歪補償係数を当該増幅器の入出力信号の差分に基づいて適応的に更新して、増幅器の非線形性を補償する、プリディストーション型増幅器に用いて好適な技術に関する。
図7は従来のディジタルプリディストーション(DPD)型増幅器の要部構成を示すブロック図で、この図7に示すDPD型増幅器は、例えば、ルックアップテーブル(LUT:歪補償テーブル)110,アドレス生成部111,LMS演算部(歪補償演算部)112,乗算器113,イコライザフィルタ(複素フィルタ)114,ディジタル/アナログ(D/A)変換器115,直交変調部(QMOD)116,ローカル発振器117,増幅器(アンプ)118,方向性結合器(Directional Coupler)119,ミキサ(乗算器)120,ローカル発振器121,アナログ/ディジタル(A/D)変換器122,1/Mクロック(CLK)単位遅延回路123,クロック(CLK)単位遅延回路124,減算器125,FFT演算部126,積分器127,バス128及びCPU129をそなえて構成されている。
かかる構成を有するDPD型増幅器では、I信号及びQ信号から成る複素信号X(I,Q)が入力信号(ディジタル信号)として入力され、乗算器113にて歪補償テーブル110から与えられる歪補償係数と乗算されることにより、歪補償が行なわれた後、イコライザフィルタ114に入力される。なお、上記複素信号X(I,Q)は、参照信号として、歪補償テーブル110の索引アドレスを生成するアドレス生成部111、及び、クロック単位遅延回路124にも入力される。
イコライザフィルタ114では、LMS演算部112に入力される参照信号X(I,Q)と増幅器118の出力についてのフィードバック信号Y(I,Q)の位相に周波数成分をもたせないようにするために、内部のパラメータ(フィルタ係数)を制御して、例えば図8に模式的に示すように、入力信号X(I,Q)がもつ周波数特性とは逆特性のフィルタリングを行なうことにより、アナログ回路がもつ一次傾斜の周波数特性を補償する。なお、図8では、入力信号XがC1,C2,C3,C4の4キャリアを信号成分として含むマルチキャリア信号である場合の例を示しており、上記フィルタリングにより、キャリアC1〜C4毎の電力値の周波数偏差を補償可能な様子が示されている。
これにより、参照信号X(I,Q)とフィードバック信号Y(I,Q)の周波数軸上での各キャリア信号成分(C1,C2,C3,C4)の位相関係が一定となり、DPD動作性能が向上する。なお、図7においては図示を省略しているが、イコライザフィルタ114は、バス128を介してCPU129に接続されており、当該CPU129からの制御により上記フィルタ係数が制御されるようになっている。
さて、上述のごとくイコライザフィルタ114にて周波数特性を補償された信号は、D/A変換器115により、アナログ信号に変換され、直交変調部116により、ローカル発振器117の出力に基づき変調(直交変調)されて無線周波数(RF)帯の信号として増幅器118に入力され、増幅器118にて所要の電力値(送信電力値)にまで増幅されて出力される。
その出力信号の一部は、方向性結合器119にて分岐され、ミキサ120にフィードバックされ、当該ミキサ120にて、ローカル発振器121の出力と乗算されることにより、復調(直交検波)されてIF帯の信号として出力され、A/D変換器122にて、ディジタル信号(複素信号)Y(I,Q)に変換された上で、1/Mクロック単位遅延回路123,FFT演算部126及び積分器127にそれぞれ入力される。
1/Mクロック単位遅延回路(ディジタルフィルタ)123は、上記フィードバック信号Y(I,Q)と参照信号X(I,Q)の減算器125への入力タイミングが一致するよう、例えば図9に模式的に示すように、フィードバック信号Y(I,Q)を、内部パラメータ〔0〜(M−1):Mは任意の数)までの遅延フィルタタップのフィルタ(タップ)係数〕が制御されることで、1/Mクロックの精度で遅延させることができるもので、当該フィードバック信号Y(I,Q)を1/Mクロック単位で所要時間Δtだけ遅延させて減算器125に入力する。参照信号X(I,Q)については、クロック単位遅延回路124により、クロック単位で遅延させて減算器125に入力する。
つまり、これらの遅延回路123,124は、減算器125にて同一時間の信号を比較対象とすべく、互いに時間関係のずれた参照信号X(I(t−n),Q(t−n))及びフィードバック信号Y(I(t−Δt),Q(t−Δt))を個々に遅延させて、両信号を時間軸上で精度良く一致させる役割を担っている。その際、クロック周波数よりも小さい遅延分Δt(微調整)については、ディジタルフィルタ123により遅延させるようにしている。なお、当該ディジタルフィルタ123についても、バス128を介してCPU129に接続されており、当該CPU129からの制御により内部パラメータ(フィルタ係数)が制御されて遅延量が制御されるようになっている。
そして、減算器125では、上記遅延調整により入力タイミングの一致した同一時間の各信号X(I,Q)及びY(I,Q)について減算処理を施すことにより誤差信号を検出し、当該誤差信号に基づき、歪補償演算部112により、例えば、LMSアルゴリズムを用いて、歪補償テーブル110における歪補償係数が更新される。
以上のようにして、DPD型増幅器では、参照信号X(I,Q)とフィードバック信号Y(I,Q)との差分(誤差)に基づいて、入力信号X(I,Q)の歪補償(乗算器113)で用いる歪補償係数を適応的に更新して、増幅器118の非線形歪を補償することで、増幅効率の向上を図っている。
ところで、イコライザフィルタ114やディジタルフィルタ123における内部パラメータ(フィルタ係数)は、CPU129により適応的に補正される。即ち、FFT演算部126が、フィードバック信号Y(I,Q)についてFFT処理を施すことにより周波数解析を行ない、CPU129は、その結果(FFT結果データ)から、3GPP規格でのACLR(Adjacent Channel Leakage Ratio)5MHz離れ相当のデータを取得する。
例えば、FFT結果データとして図11に示すようなデータ(周波数対電力値データ)が得られた場合、CPU129は、枠200で示す電力値取得ポイントの中心周波数からそれぞれ中心方向へ5MHz離れた周波数を中心周波数とする、枠100で示す測定ポイント(監視範囲)のデータを取得する。なお、図11において、電力値取得ポイント200は、それぞれ、積分器127での積分により得られる電力値の取得範囲を表しており、C1,C2,C3,C4はそれぞれ既述のキャリア信号成分を示している。
そして、CPU129は、例えば図10に模式的に示すように、上記測定ポイント100で取得したデータのうち周波数の高い方と低い方の両方のデータを比較して、悪い方のデータ(監視範囲内で歪劣化量の多い方のデータ)を歪データとし、前記パラメータを変化させながら当該歪データを取得して、歪データが改善される方向に前記パラメータを補正していく。ただし、図7に示す構成では、パラメータを変更しただけでは歪量は変化せず、歪補償テーブル110内の歪補償係数を更新することにより歪量の差分が明らかになる。
なお、積分器127は、前記フィードバック信号Y(I,Q)を積分してその電力値(図11に示す電力値取得ポイント200で取得される電力値)をバス128経由でCPU129へ通知しており、これにより、CPU129は、送信電力異常を検知してアラーム出力したりすることができるようになっている。
以上のようなDPD技術の従来例としては、他に、後記特許文献1により提案されている技術がある。
この特許文献1の技術は、経年変化及び温度変化が少なく、かつ、高い歪補正量を達成可能な線形電力増幅器、線形電力増幅方法及びそのディジタルプリディストータの設定方法を提供することを目的としており、そのために、DPDにより、べき級数モデルによる奇数次歪を与えた前置歪付加信号を生成し、アンプ出力からは、パイロット信号成分から、べき級数モデルの奇数次歪成分を抽出し制御するようになっている。
即ち、電力増幅器の出力からパイロット信号成分を抽出し、そのパイロット信号成分から抽出した奇数次歪成分のレベルが小さくなるようにディジタルプリディストータのべき級数モデルの奇数次歪を直接的に帰還制御する。これにより、経年変化や温度変化の小さい線形電力増幅器を構成することができる。また、奇数次歪に対し、電力増幅器の周波数特性と逆特性の周波数特性で補償することにより、広い帯域にわたって電力増幅器の歪を除去することが可能である。
特開2005−65211号公報
しかしながら、歪補償前の増幅器歪が大きい場合、歪補償を十分にかけられない場合あるため、単に前記ACLR5MHz離れ相当のデータを取得するだけでは、送信機としての無線特性を満足できない場合がある。例えば図12に示すように、3GPPのACLR5MHz離れ規格は満足するが、さらに離れた周波数でのより厳しい規格、例えば、ACLR10MHz離れ規格に対しては規格外となるおそれがある。
即ち、これまでと同様にACLR5MHz離れ相当のデータを取得するだけではパラメータ補正動作としては不十分であり、ACLR規格に応じた適切なポイント(周波数)での歪データの測定が必要である。なお、特許文献1の技術では、このようなACLR規格に応じて適切な歪データの測定ポイントの設定が必要な点については、開示も示唆もされていない。
本発明は、上記のような課題を解決するために創案されたもので、歪量に関する異なる複数の規格値(例えば、ACLR規格値)に応じた適切な歪データの測定ポイント(検出対象周波数成分)の設定(制御)を可能とし、増幅器歪が大きく十分に歪補償がかからない条件であっても、所望の無線特性を満足できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、下記の歪補償装置及び歪補償方法を用いることを特徴としている。即ち、
(1)本発明の歪補償装置は、増幅器への入力信号についての歪補償係数を該増幅器の入出力信号の差分に基づいて適応的に更新して、該増幅器の非線形性を補償する歪補償装置であって、該増幅器の出力信号の歪量を検出する歪量検出手段と、設定されるパラメータに応じて前記差分に変動を与えうる被パラメータ設定手段と、該歪量検出手段で検出された前記歪量が改善される方向に該被パラメータ設定手段の前記パラメータを補正するパラメータ補正手段と、該増幅器の出力信号の異なる複数の周波数成分毎の前記歪量と当該歪量に関する規格値とに基づいて、該歪量検出手段での前記歪量の検出対象周波数成分を制御する制御手段とをそなえたことを特徴としている。
(2)ここで、該制御手段は、該増幅器の出力信号の前記複数の周波数成分についての歪量を検出する検出部と、該検出部で検出された複数の歪量に対して、当該周波数成分毎の前記歪量に関する規格値に応じた重み付け係数を乗算する重み付け係数乗算部と、該重み付け係数乗算部による乗算結果の中で、最大の歪量の周波数成分を該歪量検出手段での前記検出対象周波数成分として設定する検出周波数成分設定部とをそなえて構成されていてもよい。
(3)また、該制御手段は、該増幅器の出力信号の特定周波数帯域内の複数の周波数成分についての歪量の差分を検出する差分検出部と、該差分検出部で検出された差分と前記規格値とに応じて、該歪量検出手段での前記検出対象周波数成分を変更する検出周波数成分変更部とをそなえて構成されていてもよい。
(4)さらに、該検出周波数成分変更部は、周波数軸上において、該増幅器の出力信号中のキャリア信号成分から離れるほど、前記規格値が小さく設定されている場合に、前記差分が小さいほど周波数軸上において前記キャリア信号成分から離れる方向へ前記検出対象周波数成分を変更するようにしてもよい。
(5)また、本発明の歪補償方法は、増幅器への入力信号についての歪補償係数を該増幅器の入出力信号の差分に基づいて適応的に更新して、該増幅器の非線形性を補償する歪補償方法であって、該増幅器の出力信号の歪量を検出する歪量検出過程と、設定されるパラメータに応じて前記差分に変動を与えうる被パラメータ設定手段の前記パラメータを該歪量検出過程で検出された前記歪量が改善される方向に補正するパラメータ補正過程と、該増幅器の出力信号の異なる複数の周波数成分毎の前記歪量と当該歪量に関する規格値とに基づいて、該歪量検出手段で検出対象周波数成分を制御する制御過程とを有することを特徴としている。
上記本発明によれば、増幅器の出力信号の異なる複数の周波数成分毎の歪量に関する規格値に応じて、適切な検出対象周波数成分(歪測定ポイント)を設定、制御することができるので、広帯域での適切な歪監視を実現でき、結果として、歪測定ポイント外での歪劣化が抑制された、前記パラメータの最適化が可能になる。したがって、前記規格値に対して十分な規格マージンをもてないような増幅器においても、所望の無線特性を満足することが可能となる。
〔A〕一実施形態の説明
図1は本発明の一実施形態に係るディジタルプリディストーション(DPD)型増幅器(歪補償装置)の要部構成を示すブロック図で、この図1に示すDPD型増幅器も、例えば、ルックアップテーブル(LUT:歪補償テーブル)10,アドレス生成部11,LMS演算部(歪補償演算部)12,乗算器13,イコライザフィルタ(複素フィルタ)14,ディジタル/アナログ(D/A)変換器15,直交変調部(QMOD)16,ローカル発振器17,増幅器(アンプ)18,方向性結合器(Directional Coupler)19,ミキサ(乗算器)20,ローカル発振器21,アナログ/ディジタル(A/D)変換器22,1/Mクロック(CLK)単位遅延回路23,クロック(CLK)単位遅延回路24,減算器25,FFT演算部26,積分器27,バス28及びCPU29をそなえて構成されている。なお、当該DPD型増幅器は、例えば、基地局装置の送信系(無線送信機)に適用することができる。また、入力信号(つまり、送信信号)としては、シングルキャリア信号、マルチキャリア信号のいずれでもよいが、ここでは、マルチキャリア信号が入力されると仮定する。
ここで、歪補償テーブル10は、ディジタル信号である入力信号(複素信号)X(I,Q)(以下、単にXと略記することもある)が増幅器18で増幅される際に生じうる歪を予め補償するための歪補償係数を例えば当該入力信号Xの電力値別に格納しておくもので、入力信号Xの電力値を基にアドレス生成部11にて生成、指定されるアドレスの歪補償係数が乗算器13へ供給されるようになっている。また、ここでの歪補償係数は、歪補償演算部12による演算結果によって適応的に更新される。
アドレス生成部11は、入力信号Xを参照信号として受けて、その電力値に応じて歪補償テーブル10のための索引アドレスを生成するものであり、歪補償演算部12は、減算器25により得られる参照信号Xと後述するフィードバック信号(複素信号)Y(I,Q)(以下、単にYと略記することもある)との差分(誤差信号)に基づいて歪補償テーブル10における歪補償係数を適応的に更新するものである。
乗算器(歪補償部)13は、入力信号Xに歪補償テーブル10からの歪補償係数を乗じることにより、入力信号Xが増幅器18で増幅される際に生じうる歪を予め補償するものであり、イコライザフィルタ(複素フィルタ)14は、設定されるパラメータ〔フィルタ(タップ)係数〕に応じて減算器25で検出される差分に変動を与えうる被パラメータ設定手段であり、例えば、ディジタルフィルタにより構成され、前記内部パラメータが制御されることにより、図8により前述したごとく、入力信号Xがもつ周波数特性とは逆特性のフィルタリングを行なうことにより、アナログ回路がもつ一次傾斜の周波数特性(各キャリア信号成分の周波数偏差)を補償して、各キャリア信号成分の位相関係を一定にするためのものである。
なお、当該イコライザフィルタ14は、例えば数十程度のタップ係数を有し、増幅対象の信号帯域(例えば、数十MHz幅)において数dB程度生じる一次傾斜特性を補償可能な能力を有している。また、図1においても図示を省略しているが、当該イコライザフィルタ14は、バス28を介してCPU29に接続されており、当該CPU29からの制御により上記パラメータが制御されるようになっている。
D/A変換器15は、イコライザフィルタ14の出力信号をアナログ信号に変換するものであり、直交変調部16は、ローカル発振器17からの周波数信号を用いて当該アナログ信号を変調(直交変調)するものであり、増幅器18は、当該変調により得られた変調信号を所要の送信電力値にまで増幅するものである。
方向性結合器19は、上記増幅器18の出力を一部分岐してミキサ20にフィードバックするものであり、ミキサ20は、この方向性結合器19からのフィードバック信号にローカル発振器21からの周波数信号を乗じることにより、当該フィードバック信号を復調(直交検波)してIF帯の復調信号を生成するものであり、A/D変換器22は、当該復調信号をディジタル信号に変換するもので、これにより複素ディジタル信号であるフィードバック信号Y(I,Q)が得られるようになっている。
1/Mクロック単位遅延回路23は、上記フィードバック信号Yと参照信号Xの減算器25への入力タイミングが一致するよう、フィードバック信号Yを1/Mクロックの精度で遅延させることができるディジタルフィルタ回路(Mは任意の数であり、0〜(M−1)までの遅延フィルタタップを準備する)であって、1/Mクロック単位の精度で所要時間Δtだけ遅延させて減算器25に入力するものであり、クロック単位遅延回路24は、例えば、フリップフロップ(FF)回路を用いて構成され、参照信号Xをクロック単位で遅延させて減算器25に入力するものである。
つまり、これらの遅延回路23,24は、減算器25にて同一時間の信号を比較対象とすべく、図9により前述した遅延回路123,124と同様に、互いに時間関係のずれた参照信号X(I(t−n),Q(t−n))及びフィードバック信号Y(I(t−Δt),Q(t−Δt))を個々に遅延させて、両信号を時間軸上で精度良く一致させる遅延調整部(減算器25での比較タイミングを調整するタイミング調整部)としての役割を担っている。その際、クロック周波数よりも小さい遅延分Δt(微調整)については、1/Mクロック単位遅延回路23の内部パラメータ〔フィルタ(タップ)係数〕を制御することで遅延させるようにしている。
つまり、1/Mクロック単位遅延回路23も、設定されるパラメータに応じて減算器25で検出される差分に変動を与えうる被パラメータ設定手段である。なお、当該ディジタルフィルタ23についても、バス28を介してCPU29に接続されており、当該CPU29からの制御により内部パラメータ(フィルタ係数)が制御されて遅延量が制御されるようになっている。
減算器(差分検出部)25は、上記遅延調整により入力タイミングの一致した同一時間の参照信号X及びフィードバック信号Yについて減算処理を施すことにより、その差分(誤差信号)を検出するもので、当該差分に基づき、歪補償演算部12により、例えば、LMSアルゴリズムを用いて、歪補償テーブル10における歪補償係数が更新されることになる。
FFT演算部26は、CPU29からのFFT実行命令をバス28経由で受けることにより、上記フィードバック信号YをFFT処理して周波数解析するもので、その解析結果(FFT結果データ:例えば図11参照)はバス28経由でCPU29により取得可能になっている。積分器(電力監視手段)27は、フィードバック信号Yを一定期間積分することにより、その電力値(例えば、図11に示した電力値取得ポイント200での電力値)を検出(監視)するもので、その検出結果についてもバス28経由でCPU29により取得可能となっている。
そして、CPU29は、前記パラメータを変化させながら、FFT演算部26により得られたFFT結果データから歪データを取得して、歪データが改善される方向に前記パラメータを補正するもので、本例では、異なる複数のACLR(Adjacent Channel Leakage Ratio)規格値に対応した監視(測定)ポイントでのデータを取得し、各監視ポイントでのデータに対して前記各ACLR規格値に応じた重み付け係数w(f)を乗じた上で、歪劣化量の多いデータを歪データとして決定するようになっている。
例えば図4(A)に示すように、ACLR5MHz離れ相当での規格値(符号31参照)とACLR10MHz離れ相当での規格値(符号32参照)とが異なる(後者の方がより厳しい規格値である)場合、CPU29は、キャリア信号成分の周波数を中心として、これら異なるACLR規格値に対応した4つの監視ポイント#1,#2,#3,#4(監視ポイント#2,#3がACLR5MHz離れ相当の周波数成分、監視ポイント#1,#4がACLR10MHz離れ相当の周波数成分である)でのデータをそれぞれ取得し、当該データに対して、それぞれ、ACLR規格値に対応した重み付け係数w(f)(実線33参照)、具体的には、周波数によって規格が異なるACLR規格値を各周波数において同等に見えるようにするような(ACLR規格が厳しい監視ポイントほど大きな)係数を乗算し、図4(B)に示すごとく、その結果を比較して最も歪量の大きいデータ(ここでは、監視ポイント#4のデータ)を歪データとして決定する。
つまり、本実施形態におけるCPU29は、次のような機能を実現している(図1参照)。
(1)増幅器18の出力信号の歪量を検出する歪量検出手段291としての機能
(2)当該機能により検出された歪量が改善される方向に被パラメータ設定手段であるイコライザフィルタ14、1/Mクロック単位遅延回路23のパラメータを補正するパラメータ補正手段292としての機能
(3)増幅器の出力信号の異なる複数の周波数成分毎の前記歪量と当該歪量に関する規格値とに基づいて、歪量検出手段291での歪量の監視ポイント(つまり、検出対象周波数成分)を制御する制御手段293としての機能
そして、当該制御手段293は、さらに、次のような機能を具備していることになる。
(3a)増幅器18の出力信号の前記複数の周波数成分についての歪量を検出する検出部294としての機能
(3b)この検出部294で検出された複数の歪量に対して、当該周波数成分毎の前記歪量に関するACLR規格値に応じた重み付け係数w(f)を乗算する重み付け係数乗算部295としての機能
(3c)この重み付け係数乗算部293による乗算結果の中で、最大の歪量の周波数成分を歪量検出手段291での前記監視ポイントとして設定する監視ポイント(検出周波数成分)設定部296としての機能
以下、上述のごとく構成された本実施形態の歪補償装置の動作について詳述する。
・全体基本動作
まず、入力信号Xは、乗算器13にて、歪補償テーブル11から与えられる歪補償係数と乗算されることにより、歪補償が行なわれた後、イコライザフィルタ14に入力される。イコライザフィルタ14では、前述したごとく内部のパラメータ(フィルタ係数)がCPU29により制御されて、入力信号Xがもつ周波数特性とは逆特性のフィルタリングを行なうことにより、アナログ回路がもつ一次傾斜の周波数特性を補償する。
当該補償後の信号は、D/A変換器15により、アナログ信号に変換され、直交変調部16により、ローカル発振器17の出力に基づき変調(直交変調)されて無線周波数(RF)帯の信号として増幅器18に入力され、増幅器18にて所要の電力値(送信電力値)にまで増幅されて出力される。
その出力信号の一部は、方向性結合器19にて分岐され、ミキサ20にフィードバックされ、当該ミキサ20にて、ローカル発振器21の出力と乗算されることにより、復調(直交検波)されてIF帯の信号として出力され、A/D変換器22にて、ディジタル信号(複素信号)Yに変換された上で、1/Mクロック単位遅延回路23,FFT演算部26及び積分器27にそれぞれ入力される。
1/Mクロック単位遅延回路(ディジタルフィルタ)23は、上記フィードバック信号Yと参照信号Xの減算器25への入力タイミングが一致するよう、フィードバック信号Yを1/Mクロック単位で所要時間Δtだけ遅延させて減算器25に入力する。参照信号Xについては、クロック単位遅延回路24により、クロック単位で遅延させて減算器25に入力される。
減算器25では、上記遅延調整により入力タイミングの一致した同一時間の各信号X及びYについて減算処理を施すことにより誤差信号を検出し、当該誤差信号に基づき、歪補償演算部12により、例えば、LMSアルゴリズムを用いて、歪補償テーブル10における歪補償係数が更新される。
以上のようにして、本実施形態のDPD型増幅器においても、参照信号Xとフィードバック信号Yとの差分(誤差)に基づいて、入力信号Xの歪補償(乗算器13)で用いる歪補償係数を適応的に更新して、増幅器18の非線形歪を補償することで、増幅効率の向上が図られる。
・CPU29の動作
イコライザフィルタ14やディジタルフィルタ23における内部パラメータ(フィルタ係数)は、CPU29により適応的に補正されるが、本例のCPU29は、例えば図2及び図3に示すフローチャートに従って動作する。
即ち、図2に示すように、CPU29(歪量検出手段291、検出部294)は、定期的に、あるいは、不定期で、FFT実行命令をバス28経由でFFT演算部26に与えることによりFFT演算部26を起動させて、フィードバック信号YについてのFFT処理を実行させ(ステップS11)、その結果(FFT結果データ)を取得し、当該FFT結果データから前述したごとく異なる複数ACLR規格値に対応した複数監視ポイントの歪データを取得する〔ステップS12;(歪量)検出過程〕。
そして、CPU29(重み付け係数乗算部295、監視ポイント設定部296)は、取得した各監視ポイントの歪データに対して前記重み付け係数w(f)を乗算し(ステップS13)、その結果を比較して最も大きい歪量の監視ポイントを歪データの測定ポイントとして決定(設定)する〔ステップS14;制御過程(重み付け係数乗算過程、検出周波数成分設定過程)〕。
一方、CPU29(歪量検出手段291、パラメータ補正手段292)は、図3に示す処理(ACLR型歪補正処理)を周期的(あるいは、不定期)に、起動、実行しており、FFT実行命令をバス28経由でFFT演算部26に与えることによりFFT演算部26を起動させて、フィードバック信号YについてのFFT処理を実行させ(ステップS31)、その結果(FFT結果データ)のうち、上述したごとく決定した測定ポイントでの歪データを取得し(ステップS32;歪量検出過程)、当該歪データを基に前記パラメータを所定の更新ステップ幅等で更新(変更)する(ステップS33;パラメータ補正過程)。
これにより、歪補償テーブル10の歪補償係数が更新され(ステップS34)、CPU29は、歪補償係数更新後の状態で、同じ測定ポイントでの歪データ(歪更新データ)を再取得する(ステップS35)。
次いで、CPU29は、上記歪更新データが歪補償係数(パラメータ)更新前に取得した更新前の歪データ以下か否かを判定し(ステップS36)、更新前の歪データを超えていれば、上記更新により歪量がかえって大きくなった(劣化)したことになるので、前記パラメータを更新前の値に戻す(ステップS36のnoルートからステップS37)。これに対し、上記歪更新データが更新前の歪データ以下であれば、歪量が改善又は維持されたことになるので、CPU29は、前記更新後のパラメータ値設定を維持したまま、処理を終了する(ステップS36のyesルート)。
以上のように、本実施形態によれば、異なる複数のACLR規格に応じて複数の監視ポイントでの歪データに重み付けを施して比較することにより、ACLR規格に応じた適切な歪測定ポイントを設定することができるので、広帯域での適切な歪監視を実現でき、結果として、測定ポイントの歪劣化が抑制された、イコライザフィルタ14や1/Mクロック単位遅延回路23の内部パラメータの最適化が可能になる。したがって、ACLR規格値に対して十分な規格マージンをもてないような歪補償アンプにおいても、無線送信機として十分な無線特性を満足することが可能となる。
なお、上述した例では、監視ポイントの決定のための歪データの取得と、パラメータ更新のための歪データの取得のそれぞれについてFFT演算を独立して実行するようにしているが、これらは共通化してもよい(つまり、図2のステップS12で取得した歪データを基に図3のステップS33でのパラメータ更新を行なってもよい)。
(A1)変形例の説明
上述した例では、異なる複数のACLR規格値に対応した複数の監視ポイントの中から最適な監視ポイントを選択しているが、例えば図6(C)に示すごとく、ACLR5MHz離れ相当の一定周波数幅(例えば、5MHz幅)の監視ポイント(監視帯域)のFFT結果データを周波数軸上で複数のポイント(帯域)に分割(ここでは、分割ポイント#1,#2,#3,#4の4分割)し、両端の分割ポイント#1,#4でのFFT結果データ(歪データ)の差分(つまり、監視ポイント全体での歪データの傾き)を検出し、その差分(傾き)の大小に応じて監視ポイントを周波数軸上でずらすようにしてもよい。
即ち、CPU29は、上記差分(傾き)が、第1の閾値α1〔図6(C)参照〕以上の場合は図6(A)に示すごとくキャリア信号成分に近い方の歪量が大きいと判断して、監視ポイントを周波数軸上でキャリア信号成分側へ移動(設定)し、第2の閾値α2(>α1)〔図6(C)参照〕以上であれば、周波数軸上でキャリア信号成分に最も近いポイントに移動(設定)する。これに対して、上記差分が第3の閾値α0(<α1)〔図6(C)参照〕以下であれば、CPU29は、ACLR規格値がより厳しいポイントを監視するために、図6(B)に示すごとく周波数軸上でキャリア信号成分から離れる方向に監視ポイントを移動(設定)する。これにより、広い帯域で効率的に歪監視を行なうことが可能となる。
このような機能は、例えば、CPU29の前記制御手段293として、既述の手段294〜296に代えて、下記の機能(図1参照)を具備することにより実現される。
(1)増幅器18の出力信号の特定周波数帯域内の複数の周波数成分についての歪量の差分を検出する差分検出部297としての機能
(2)この差分検出部297で検出された差分とACLR規格値とに応じて、歪量検出手段291での監視ポイント(検出対象周波数成分)を変更する(具体的には、周波数軸上において増幅器18の出力信号中のキャリア信号成分から離れるほど、ACLR規格値が小さく設定されている場合に、前記差分が小さいほど周波数軸上において前記キャリア信号成分から離れる方向へ変更する)監視ポイント(検出周波数成分)変更部298としての機能
したがって、本例のCPU29は、例えば図2に示す処理(フローチャート)に代えて図5に示す処理(フローチャート)を実行する。
即ち、CPU29〔制御手段293(差分検出部297)〕は、定期的に、あるいは、不定期に、FFT実行命令をバス28経由でFFT演算部26に与えることによりFFT演算部26を起動させて、フィードバック信号YについてのFFT処理を実行させ(ステップS21)、その結果(FFT結果データ)を取得し(ステップS22;歪量検出過程)、初期監視ポイント(例えば、ACLR5MHz離れ相当の歪データが得られるポイント)でのFFT結果データを周波数軸上で複数の分割ポイントに分割し、その両端の分割ポイントの差分を求めることにより監視ポイント全体での歪データの傾きを検出(計算)する〔ステップS23;制御過程(差分検出過程)〕。
そして、CPU29(監視ポイント変更部298)は、検出した差分(傾き)と閾値(α0,α1,α2)との比較により、図6(A)〜図6(C)により上述したごとく、歪データ測定対象のポイント(監視ポイント)を決定し、決定したポイントに監視ポイントを変更(設定)する〔ステップS24;制御過程(検出周波数成分変更過程)〕。
一方、本例においても、CPU29は、図3に示す処理(ACLR型歪補正処理)を周期的に起動、実行しており、FFT実行命令をバス28経由でFFT演算部26に与えることによりFFT演算部26を起動させて、フィードバック信号YについてのFFT処理を実行させ(ステップS31)、その結果(FFT結果データ)から、上述したごとく決定した測定ポイントでの歪データを取得し(ステップS32;歪量検出過程)、当該歪データを基に前記パラメータを所定の更新ステップ幅等で更新(変更)する(ステップS33;パラメータ補正過程)。
これにより、歪補償テーブル10の歪補償係数が更新され(ステップS34)、CPU29は、歪補償係数更新後の状態で、同じ測定ポイントでの歪データ(歪更新データ)を再取得し(ステップS35)、当該歪更新データが歪補償係数(パラメータ)更新前に取得した更新前の歪データ以下か否かを判定する(ステップS36)。
その結果、更新前の歪データを超えていれば、CPU29は、上記更新により歪量がかえって大きくなった(劣化)したことになるので、前記パラメータを更新前の値に戻す(ステップS36のnoルートからステップS37)。これに対し、上記歪更新データが更新前の歪データ以下であれば、歪量が改善又は維持されたことになるので、CPU29は、前記更新後のパラメータ値設定を維持したまま、処理を終了する(ステップS36のyesルート)。
以上のように、本変形例によれば、ある周波数幅の監視ポイントでの歪データの傾き(差分)とACLR規格値とに応じて、歪測定ポイントを適切なポイントに設定(制御)することができるので、より広帯域での適切な歪監視を実現でき、結果として、測定ポイント外での歪劣化が抑制された、イコライザフィルタ14や1/Mクロック単位遅延回路23の内部パラメータの最適化が可能になる。したがって、ACLR規格値に対して十分な規格マージンをもてないような歪補償アンプにおいても、無線送信機として十分な無線特性を満足することが可能となる。
なお、本例においても、監視ポイントの決定のための歪データの取得と、パラメータ更新のための歪データの取得のそれぞれについてFFT演算を共通化してもよい(つまり、図5のステップS22で取得した歪データを基に図3のステップS33でのパラメータ更新を行なってもよい)。
また、本発明は、上述した実施形態及び変形例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
〔B〕付記
(付記1)
増幅器への入力信号についての歪補償係数を該増幅器の入出力信号の差分に基づいて適応的に更新して、該増幅器の非線形性を補償する歪補償装置であって、
該増幅器の出力信号の歪量を検出する歪量検出手段と、
設定されるパラメータに応じて前記差分に変動を与えうる被パラメータ設定手段と、
該歪量検出手段で検出された前記歪量が改善される方向に該被パラメータ設定手段の前記パラメータを補正するパラメータ補正手段と、
該増幅器の出力信号の異なる複数の周波数成分毎の前記歪量と当該歪量に関する規格値とに基づいて、該歪量検出手段での前記歪量の検出対象周波数成分を制御する制御手段とをそなえたことを特徴とする、歪補償装置。
(付記2)
該制御手段が、
該増幅器の出力信号の前記複数の周波数成分についての歪量を検出する検出部と、
該検出部で検出された複数の歪量に対して、当該周波数成分毎の前記歪量に関する規格値に応じた重み付け係数を乗算する重み付け係数乗算部と、
該重み付け係数乗算部による乗算結果の中で、最大の歪量の周波数成分を該歪量検出手段での前記検出対象周波数成分として設定する検出周波数成分設定部とをそなえて構成されたことを特徴とする、付記1記載の歪補償装置。
(付記3)
該制御手段が、
該増幅器の出力信号の特定周波数帯域内の複数の周波数成分についての歪量の差分を検出する差分検出部と、
該差分検出部で検出された差分と前記規格値とに応じて、該歪量検出手段での前記検出対象周波数成分を変更する検出周波数成分変更部とをそなえて構成されたことを特徴とする、付記1記載の歪補償装置。
(付記4)
該検出周波数成分変更部が、
周波数軸上において該増幅器の出力信号中のキャリア信号成分から離れるほど、前記規格値が小さく設定されている場合に、前記差分が小さいほど周波数軸上において前記キャリア信号成分から離れる方向へ前記検出対象周波数成分を変更することを特徴とする、付記3記載の歪補償装置。
(付記5)
前記規格値がACLR(Adjacent Channel Leakage Ratio)に関する規格値であることを特徴とする、付記1〜4のいずれか1項に記載の歪補償装置。
(付記6)
増幅器への入力信号についての歪補償係数を該増幅器の入出力信号の差分に基づいて適応的に更新して、該増幅器の非線形性を補償する歪補償方法であって、
該増幅器の出力信号の歪量を検出する歪量検出過程と、
設定されるパラメータに応じて前記差分に変動を与えうる被パラメータ設定手段の前記パラメータを該歪量検出過程で検出された前記歪量が改善される方向に補正するパラメータ補正過程と、
該増幅器の出力信号の異なる複数の周波数成分毎の前記歪量と当該歪量に関する規格値とに基づいて、該歪量検出過程での前記歪量の検出対象周波数成分を制御する制御過程とを有することを特徴とする、歪補償方法。
(付記7)
該制御過程が、
該増幅器の出力信号の前記複数の周波数成分についての歪量を検出する検出過程と、
該検出過程で検出された複数の歪量に対して、当該周波数成分毎の前記歪量に関する規格値に応じた重み付け係数を乗算する重み付け係数乗算過程と、
該重み付け係数乗算過程による乗算結果の中で、最大の歪量の周波数成分を該歪量検出過程での前記検出対象周波数成分として設定する検出周波数成分設定過程とを含むことを特徴とする、付記6記載の歪補償方法。
(付記8)
該制御過程が、
該増幅器の出力信号の特定周波数帯域内の複数の周波数成分についての歪量の差分を検出する差分検出過程と、
該差分検出過程で検出された差分と前記規格値とに応じて、該歪量検出過程での前記検出対象周波数成分を変更する検出周波数成分変更過程とを含むことを特徴とする、付記6記載の歪補償方法。
(付記9)
該検出周波数成分変更過程が、
周波数軸上において、該増幅器の出力信号中のキャリア信号成分から離れるほど、前記規格値が小さく設定されている場合に、前記差分が小さいほど周波数軸上において前記キャリア信号成分から離れる方向へ前記検出対象周波数成分を変更することを特徴とする、付記8記載の歪補償方法。
(付記10)
前記規格値がACLR(Adjacent Channel Leakage Ratio)に関する規格値であることを特徴とする、付記6〜9のいずれか1項に記載の歪補償方法。
以上詳述したように、本発明によれば、増幅器の出力信号の異なる複数の周波数成分毎の歪量に関する規格値に応じて、適切な歪測定ポイントを設定、制御することができるので、広帯域での適切な歪監視を実現でき、結果として、従来よりも広帯域で前記規格値を満足する、前記パラメータの最適化が可能になる。したがって、増幅器歪が大きく十分に歪補償がかからない条件であっても、所望の無線特性を満足することが可能となり、無線通信技術分野において極めて有用と考えられる。
本発明の一実施形態に係るディジタルプリディストーション(DPD)型増幅器(歪補償装置)の要部構成を示すブロック図である。 図1に示すCPUの動作(歪測定ポイント設定処理)を説明するためのフローチャートである。 図1に示すCPUの動作(ACLR型歪補正処理)を説明するためのフローチャートである。 (A)及び(B)は図1に示すCPUの動作(重み付けによる歪測定ポイント決定処理)を説明するための模式図である。 図2に示す歪測定ポイント設定処理の変形例を示すフローチャートである。 (A)〜(C)はいずれも変形例に係る歪測定ポイント設定処理を説明するための模式図である。 従来のディジタルプリディストーション(DPD)型増幅器の要部構成を示すブロック図である。 図7に示すイコライザフィルタの機能を説明するための模式図である。 図7に示す遅延回路の機能を説明するための図である。 図7に示すCPUによる歪データの取得を説明するための模式図である。 図7に示すFFT演算部の演算結果(FFT結果データ)の一例を示す図である。 従来のDPD型増幅器の課題を説明するための模式図である。
符号の説明
10 歪補償テーブル(ルックアップテーブル:LUT)
11 アドレス生成部
12 LMS演算部(歪補償演算部)
13 乗算器(歪補償部)
14 イコライザフィルタ(複素フィルタ;被パラメータ設定手段)
15 ディジタル/アナログ(D/A)変換器
16 直交変調部(QMOD)
17 ローカル発振器
18 増幅器(アンプ)
19 方向性結合器(Directional Coupler)
20 ミキサ(乗算器)
21 ローカル発振器
22 アナログ/ディジタル(A/D)変換器
23 1/Mクロック(CLK)単位遅延回路(ディジタルフィルタ)
24 クロック(CLK)単位遅延回路
25 減算器(差分検出部)
26 FFT演算部
27 積分器(電力監視部)
28 バス
29 CPU
291 歪量検出手段
292 パラメータ補正手段
293 制御手段
294 検出部
295 重み付け係数乗算部
296 監視ポイント(検出周波数成分)設定部
297 差分検出部
298 監視ポイント(検出周波数成分)変更部
100 測定ポイント(監視範囲)
200 電力値取得ポイント

Claims (5)

  1. 増幅器への入力信号についての歪補償係数を該増幅器の入出力信号の差分に基づいて適応的に更新して、該増幅器の非線形性を補償する歪補償装置であって、
    該増幅器の出力信号の歪量を検出する歪量検出手段と、
    設定されるパラメータに応じて前記差分に変動を与えうる被パラメータ設定手段と、
    該歪量検出手段で検出された前記歪量が改善される方向に該被パラメータ設定手段の前記パラメータを補正するパラメータ補正手段と、
    該増幅器の出力信号の異なる複数の周波数成分毎の前記歪量と当該歪量に関する規格値とに基づいて、該歪量検出手段での前記歪量の検出対象周波数成分を制御する制御手段とをそなえたことを特徴とする、歪補償装置。
  2. 該制御手段が、
    該増幅器の出力信号の前記複数の周波数成分についての歪量を検出する検出部と、
    該検出部で検出された複数の歪量に対して、当該周波数成分毎の前記歪量に関する規格値に応じた重み付け係数を乗算する重み付け係数乗算部と、
    該重み付け係数乗算部による乗算結果の中で、最大の歪量の周波数成分を該歪量検出手段での前記検出対象周波数成分として設定する検出周波数成分設定部とをそなえて構成されたことを特徴とする、請求項1記載の歪補償装置。
  3. 該制御手段が、
    該増幅器の出力信号の特定周波数帯域内の複数の周波数成分についての歪量の差分を検出する差分検出部と、
    該差分検出部で検出された差分と前記規格値とに応じて、該歪量検出手段での前記検出対象周波数成分を変更する検出周波数成分変更部とをそなえて構成されたことを特徴とする、請求項1記載の歪補償装置。
  4. 該検出周波数成分変更部が、
    周波数軸上において該増幅器の出力信号中のキャリア信号成分から離れるほど、前記規格値が小さく設定されている場合に、前記差分が小さいほど周波数軸上において前記キャリア信号成分から離れる方向へ前記検出対象周波数成分を変更することを特徴とする、請求項3記載の歪補償装置。
  5. 増幅器への入力信号についての歪補償係数を該増幅器の入出力信号の差分に基づいて適応的に更新して、該増幅器の非線形性を補償する歪補償方法であって、
    該増幅器の出力信号の歪量を検出する歪量検出過程と、
    設定されるパラメータに応じて前記差分に変動を与えうる被パラメータ設定手段の前記パラメータを該歪量検出過程で検出された前記歪量が改善される方向に補正するパラメータ補正過程と、
    該増幅器の出力信号の異なる複数の周波数成分毎の前記歪量と当該歪量に関する規格値とに基づいて、該歪量検出過程での前記歪量の検出対象周波数成分を制御する制御過程とを有することを特徴とする、歪補償方法。
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