JP2007286321A - 光ファイバー接続用補強スリーブ - Google Patents
光ファイバー接続用補強スリーブ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007286321A JP2007286321A JP2006113065A JP2006113065A JP2007286321A JP 2007286321 A JP2007286321 A JP 2007286321A JP 2006113065 A JP2006113065 A JP 2006113065A JP 2006113065 A JP2006113065 A JP 2006113065A JP 2007286321 A JP2007286321 A JP 2007286321A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- reinforcing sleeve
- tensile strength
- heat
- flexible
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Abstract
【課題】光ファイバーの接続部分を自由に曲げることができ、しかも、該接続部分の小型・軽量化が可能で、配線作業や接続作業を短縮することもできる光ファイバー接続用補強スリーブを提供する。
【解決手段】ワイヤを縒った可撓性抗張力材3を光ファイバー1の接続部分の両側に沿って配し、該接続部分と共に熱溶融したホットメルトチューブ2と熱収縮した熱収縮性チューブ4とで一体化する。補強スリーブを加熱溶融にて断面略扁平形状に形成し、内部の前記可撓性抗張力材3を両端部に沿って配する。光ファイバー1を囲む位置に可撓性抗張力材3を等間隔で一対配置し、可撓性抗張力材3と光ファイバー1とが並列になるように設ける。
【選択図】図4
【解決手段】ワイヤを縒った可撓性抗張力材3を光ファイバー1の接続部分の両側に沿って配し、該接続部分と共に熱溶融したホットメルトチューブ2と熱収縮した熱収縮性チューブ4とで一体化する。補強スリーブを加熱溶融にて断面略扁平形状に形成し、内部の前記可撓性抗張力材3を両端部に沿って配する。光ファイバー1を囲む位置に可撓性抗張力材3を等間隔で一対配置し、可撓性抗張力材3と光ファイバー1とが並列になるように設ける。
【選択図】図4
Description
本発明は、光ファイバーの融着接続部に用いることで、該接続部を補強する光ファイバー接続用補強スリーブに関する。
従来、光ファイバーの融着接続部分を補強するために用いられる補強スリーブは、図8に示されるように、熱収縮チューブ40と抗張力材30とホットメルトチューブ20とからなり、光ファイバー1を接続する前に、予めホットメルトチューブ20の中に光ファイバー1を挿通させておく。そして、光ファイバー1を融着接続した後、ホットメルトチューブ20で該接続部分を被覆し、この被覆部に抗張力材30を沿えて熱収縮チューブ40で包み加熱する。すると、ホットメルトチューブ20の中の光ファイバー1は、ホットメルトチューブ20と一体になり、このホットメルトチューブ20と抗張力材30とが熱収縮チューブ40の中で一体化されるものである(図9参照)。この結果、光ファイバー1の接続部に沿って抗張力材30が固定されるので、該接続部分に所定の引張強度を与えることができる。
ところが、従来の補強スリーブは、金属、ガラス、セラミックス等、硬化性の抗張力材を使用し、一体化した後、補強スリーブを直線状に硬化するものなので、例えば光伝送モジュールの収納ケースに光ファイバーを丸めて収納するには、この収納ケースがどうしても大きくなり、装置の小型化が難しかった。すなわち、この直線状の補強スリーブは、収納ケースの角部に収めることができず、必ず収納ケースの長辺方向に沿うように収納する必要がある。その結果、この長辺は、少なくとも硬化された補強スリーブの長さ以上のサイズにする必要があるので収納ケースのサイズが大型化するものであった。
そこで、補強スリーブで接続した光ファイバーを小型の収納ケースに収納できるようにした光ファイバー融着補強材が特許文献1に記載されている。この融着補強材によると、光ファイバーの接続部分の近傍のみを直線状に固定すると共に、接続部分から離れた位置から融着補強材の両端部分にかけて湾曲形状に形成することで、収納ケースの角部に収まるようにしたものである。この結果、融着補強材を収納ケースのコーナー部に収納することができるようになり、収納ケース及び光伝送モジュールの小型化を図るものである。
一方、屋外ケーブルから室内に光ファイバーを引き込む場合、光接続箱に一旦光ファイバーを取り込み、該光接続箱内で室内用ケーブルの光ファイバーに接続部分を保護する工事が行われている。この光接続箱には、芯線ホルダーが装着されており、屋外の光ファイバーと室内の光ファイバーとの接続部分に装着された補強スリーブをこの芯線ホルダーで固定するものである。
更に、光ファイバーによる高密度・大容量配線を行う場合には、光配線盤等と称する光ファイバー専用の配線用キャビネットなどが採用されている。この光配線盤の内部には、多数の融着トレーが収納されており、各融着トレーごとに複数本の光ファイバー用補強スリーブを接続するものである。
特開平10−48455号公報
従来の補強スリーブは、光ファイバー接続部分の引張強度を強化するため、鋼線、ガラス材、セラミックス材等、硬性の抗張力材を一体化した構成であることから、当該接続部分に装着した補強スリーブが直線状に硬化されるものであった。そのため、この硬化した補強スリーブが、光ファイバーの自由な配線工事を妨げる原因になっている。
また、収納ケースを用いる光伝送モジュールの小型化には、前記特許文献1に記載の融着補強材などを使用することも可能であるが、この融着補強材では、予定された収納ケースに合わせた曲率半径に形成されるので、補強スリーブを自由に折り曲げることはできず、曲率半径が異なった部分に適応させることは困難である。
しかも従来の補強スリーブは、光ファイバー1の接続部分を強化するために、1本の抗張力材30を配置している(図8参照)。ところが1本の抗張力材30で接続部分の強度を担保しようとすると、極めて太く、且つ重量のある抗張力材30が用いられていた。したがって、光ファイバー1の補強スリーブが他の光ファイバー1部分と比べて著しく太く、且つ重量のあるものになっていた。
そのため、屋外から室内に光ファイバーを引き込む場合に、太く、且つ重量のある補強スリーブを光接続箱で支持するようにしている。すなわち、この光接続箱では、内部の芯線ホルダーで補強スリーブを固定するものである。したがって、補強スリーブの太さに合わせて、この芯線ホルダーのサイズも大きくならざるを得ず、芯線ホルダーを収容する光接続箱も、サイズの大きなものが要求されている。このように、屋外から室内に光ファイバーを引き込む場合に、多くの配線スペースが必要になっている。しかも、複数本の光ファイバーを室内に同時に引き込む場合は、芯線ホルダーの位置に合わせて複数本の光ファイバーを接続する必要があるので、光ファイバーの配線工事においても多くの手間を要する不都合があった。
一方、光配線盤を用いて高密度・大容量配線を行う場合は、補強スリーブの太さが太くなるほど、融着トレーに収納する光ファイバーの数が少なくならざるを得ない。したがって、高密度・大容量配線を行う場合には、光ファイバーの補強スリーブをできるだけ細く・軽量化することが望まれている。
更に、抗張力材として、1本の鋼材やガラス材を用いている為に、抗張力材自体の体積がどうしても大きくなりがちで、この抗張力材が熱収縮時の熱カロリーを奪うことになる。そのため、従来では、補強スリーブを収縮させるために、予め抗張力材に奪われる熱量を考慮して加熱温度と加熱時間を設定する必要があり、その分、補強スリーブを熱収縮させてから常温に戻るまでに多くの時間が必要になっていた。そのため、加熱の開始から一体化した後、補強スリーブが常温に戻るまでに、平均1分30秒程の時間を要している。この間、作業者は、光ファイバーの配線作業が中断することになる。
しかも、抗張力材の熱収縮率と他の収縮部材との熱収縮率が大きく異なることから熱収縮する補強スリーブにおいて、抗張力材を配した側と配していない側とで、収縮率の違いによる収縮の偏りが生じることになる。この結果、補強スリーブ内の光ファイバーに偏った応力が加わる不都合もある。
そこで本発明は、上述の課題を解消すべく創出されたもので、光ファイバーの接続部分を自由に曲げることができ、しかも、該接続部分の小型・軽量化が可能で、配線作業や接続作業を短縮することもできる光ファイバー接続用補強スリーブの提供を目的とするものである。
本発明の第1の手段は、熱収縮性チューブ4の内部にホットメルトチューブ2が配され、該ホットメルトチューブ2の内部に収納した光ファイバー1の接続部分と該接続部分に沿っては配置された抗張力材とを、熱収縮した熱収縮性チューブ4とホットメルトチューブ2とで一体化する光ファイバー接続用補強スリーブにおいて、前記抗張力材に可撓性を有する可撓性抗張力材3が複数本使用され、該可撓性抗張力材3の間に光ファイバー1が配設されるように一体化して補強スリーブを屈曲自在に設けたことにある。
第2の手段の補強スリーブは、前記ホットメルトチューブ2の内部で光ファイバー1を等間隔で挟むように一対配置され、可撓性抗張力材3と光ファイバー1とが並列になるように設けたものである。
第3の手段の補強スリーブは、加熱溶融にて断面略扁平形状に形成され、内部の可撓性抗張力材3が幅員両端部の近傍に対を成すように配設されている。
第4の手段は、前記ホットメルトチューブ2の内部に、複数本の光ファイバー1の接続部分が配置されたものである。
第5の手段の可撓性抗張力材3は、金属材や熱変質性繊維材からなる可撓材が、縒り線状、単線状、シート状に形成された可撓性抗張力材3が選択使用されている。
第6の手段の可撓性抗張力材3は、熱溶融前のホットメルトチューブ2と一体に形成したことを課題解消のための手段とする。
本発明の請求項1によると、抗張力材は可撓性を有する可撓性抗張力材3が使用され、該可撓性抗張力材3の間に光ファイバー1が配設されるように一体化し、補強スリーブを屈曲自在に設けているので、光ファイバー1の接続部分を自由に曲げることができる。したがって、光伝送モジュールの収納ケースに光ファイバーを丸めて収納する場合でも、収納ケースを小型にすることができるだけでなく光接続箱で用いられている芯線ホルダー等の使用をせずに配線することも可能になり光接続箱を小型化することもできる。また、従来のように硬直化した接続部分が原因で規制されていたあらゆる不都合は一切なくなり、光ファイバーの自由な配線工事を可能にするものである。
また、各抗張力材30の体積も小さくなるので、従来の如く、補強スリーブを収縮させるために、予め抗張力材30に奪われる熱量を考慮して加熱温度と加熱時間を設定する必要もない。そのため、補強スリーブを熱収縮させてから常温に戻るまでの時間が短くなり、光ファイバー1接続時の作業時間を短縮する。
請求項2により、前記ホットメルトチューブ2の内部で光ファイバー1を等間隔で挟むように一対配置することで、補強スリーブの熱収縮時に生じる偏りを防止することができる。この結果、熱収縮時において光ファイバー1に偏った応力が加わるなどの不都合は解消された。また、一対の可撓性抗張力材3によって光ファイバー1を並列に囲んだ状態の補強スリーブによると、最も肉厚の薄い扁平形状に形成することが可能になる。
しかも、一対の可撓性抗張力材3の間に光ファイバー1が配設されるように一体化したことにより、各可撓性抗張力材3のサイズを、単重で従来比1/8程度、断面積1/5以下に成形可能になり、補強スリーブ10の小型・軽量化に成功した。この結果、光ファイバー1の高密度、大容量配線に使用されている光配線盤の融着トレーにより多くの光ファイバー1を装着することができるようになり、光配線盤を小型化することも可能である。
請求項3により、前記補強スリーブが加熱溶融にて断面略扁平形状に形成され、内部の可撓性抗張力材3が幅員両端部の近傍に対を成すように配設されることで、補強スリーブの屈曲性をより高めることができる。しかも、断面略扁平形状に形成されることで配線時の省スペース化を実現する。また、光ファイバー1両側の可撓性抗張力材3によって、屈曲時の方向性も統制されるので、たとえば複数の補強スリーブを整列配線する際に好適なものになり、従来の配線工事の手間と時間を合理化する利点もある。更に平形状にすることにより、前記円筒形状より屈曲しやすくなるので、補強スリーブから露出した光ファイバー1を持って補強スリーブをループ形状に曲げることも可能になる。この場合、光ファイバー1から補強スリーブに至るループ形状が、前記円筒形状の補強スリーブと比べてより自然なループ形状になるので伝送ロスを防止する効果も奏する。
請求項4の如く、前記ホットメルトチューブ2の内部に複数本の光ファイバー1を配することで光ファイバー1の高密度・大容量配線を行う場合に好適なものになる。しかも、補強スリーブ自体が扁平形状を成している場合は、省スペースで効率の良い高密度・大容量配線が可能になる。
請求項5の可撓性抗張力材3の如く、金属材や熱変質性繊維材からなる可撓材が、縒り線状、単線状、シート状に形成された可撓性抗張力材3が選択使用されることにより、従来の非可撓材を使用した補強スリーブに匹敵する引張強度が得られるものとなった。
請求項6の可撓性抗張力材3のように、熱溶融前のホットメルトチューブ2と可撓性抗張力材3とを一体に形成することで、熱溶着後の可撓性抗張力材3の位置を正確に把握することができる。
このように本発明によると、光ファイバーの接続部分を自由に曲げることができ、該接続部分を小型・軽量化することが可能で、配線作業や接続作業を短縮できるなどといった産業上有益な種々の効果を奏するものである。
本発明補強スリーブの最良の形態は、ワイヤを縒った可撓性抗張力材3を光ファイバー1の接続部分の両側に沿って配し、該接続部分と共に熱溶融したホットメルトチューブ2と熱収縮した熱収縮性チューブ4とで一体化する。補強スリーブを加熱溶融にて断面略扁平形状に形成し、内部の前記可撓性抗張力材3を両端部に沿って配するように設ける。可撓性抗張力材3の間に複数本の光ファイバー1を配することで、当初の目的を達成するものである。
次に、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。本発明補強スリーブは、光ファイバー1相互を融着接続した際に、この接続部分の強度を補強するために装着されるものであり、ホットメルトチューブ2、可撓性抗張力材3、熱収縮性チューブ4を使用する(図1参照)。
ホットメルトチューブ2は、例えばホットメルト接着剤等にて形成されたチューブであり、このホットメルトチューブ2内に光ファイバー1の接続部分を挿通する。また、このホットメルトチューブ2は、予め熱収縮性チューブ4の内部に収納されている(図1参照)。そして、この熱収縮性チューブ4とホットメルトチューブ2とを加熱することで、溶融したホットメルトチューブ2が、後述する可撓性抗張力材3と共に光ファイバー1の接続部を被覆し、光ファイバー1の接続部と可撓性抗張力材3とが、熱収縮した熱収縮性チューブ4内で一体化されるものである(図2、図4参照)。このとき、熱収縮前のホットメルトチューブ2を楕円形状に形成しておくことで、ホットメルトチューブ2の内部に、「4心光ファイバーリボン」等の複数本の光ファイバー1の接続部分を配置することが可能になる(図6、図7参照)。
可撓性抗張力材3は、所定の引張強度を有すると共に、たわみ特性若しくは屈曲特性を有する抗張力材を使用し、光ファイバー1を囲むように配置する(図1参照)。この可撓性抗張力材3は、金属材や熱変質性繊維材等の可撓材が、縒り線状、線状、シート状に形成された可撓性抗張力材3が選択使用される。例えば、ワイヤ、ピアノ線、金属製シートなどの金属製材料や、炭素ファイバーなどの熱変質性繊維素材、あるいは各種のテグス用素材として用いられる熱変質性可撓材を抗張力材として適宜形態又は適宜本数にして使用するものである。また、可撓性抗張力材3に、ワイヤ、繊維素材、テグス用素材等を細い縒り線状にして使用した場合は、可撓性抗張力材3の縒り目にホットメルトが食い込むので、ホットメルトの延びを防止し、可撓性抗張力材3をより一体化させることができる。図示例では、熱収縮後の補強スリーブ10の断面形状を、円形状(図2参照)又は扁平形状(図4参照)に形成しているが、補強スリーブ10の断面形状は任意に変更することができる。
可撓性抗張力材3により、光ファイバー1を囲む場合、加熱溶融されたホットメルト内で光ファイバー1を囲む位置に可撓性抗張力材3を配設するものである(図2、図4参照)。こうすることで、可撓性の可撓性抗張力材3がファイバー1接続部分の屈曲性を担保すると共に、光ファイバー1を両側から囲む可撓性抗張力材3が光ファイバー1を保護するものである。
また、可撓性抗張力材3を、加熱溶融にて断面略扁平形状に形成した補強スリーブの幅員両端部の長手方向に沿って対を成すように配設することで、より屈曲特性を高めることが可能になる(図4参照)。図示例では、光ファイバー1を囲む位置に、可撓性抗張力材3を等間隔で一対配置し、可撓性抗張力材3と光ファイバー1とが並列になるように設けている。このとき、複数対の可撓性抗張力材3を配置することも可能であり、また、補強スリーブの幅員両端部ではなく、扁平形状の面側に配設することも可能である。たとえば、薄い金属製シート状の可撓性抗張力材3を使用した場合は、該シートの両面方向に屈曲自在となる補強スリーブが形成される。更に、図2に示す可撓性抗張力材3の配置に変えて、光ファイバー1の周囲をぐるり囲むように可撓性抗張力材3を配置することも可能である(図示せず)。
このとき、可撓性抗張力材3として、直径0.12〜0.18mmの極細ワイヤを2本用いることで可撓性抗張力材3の体積を極めて小さくすることができる。そのため、可撓性抗張力材3に奪われる熱量を無視することも可能になる。実験では、直径0.12mmの可撓性抗張力材3を使用して、図2に示す補強スリーブ10を形成する際に、加熱から常温にいたるまでの時間として、従来90秒程要していたところ、本発明補強スリーブによると、従来比1/2の45秒程度にまで短縮することができた。しかも、実験では、本発明補強スリーブの破断強度が、現行品の破断強度を上回ったデータもある。
熱収縮性チューブ4は、光ファイバー1、ホットメルトチューブ2、可撓性抗張力材3を収納し、熱収縮することで一体化するもので、熱収縮した熱収縮性チューブ4の内部全体に溶融したホットメルトが充填された状態になる。この溶融したホットメルトの中に、光ファイバー1の接続部分と可撓性抗張力材3とが一体化されるものである(図2、図4参照)。このように、収縮した熱収縮性チューブ4内で、複数本の可撓性抗張力材3が光ファイバー1の接続部と共にホットメルトで一体化された結果従来の硬化した補強スリーブと同等以上の破断強度が得られるものになった。
可撓性抗張力材3は、熱溶融前のホットメルトチューブ2に予め埋設することができる(図1、図6参照)。この場合、可撓性抗張力材3をホットメルトにインサート成形してチューブを形成し、このチューブを所定の長さにカットすることで、予め可撓性抗張力材3を一体化したホットメルトチューブ2が形成される。このように、ホットメルトチューブ2と可撓性抗張力材3とが始めから一体化されていると、ホットメルトチューブ2内に光ファイバー1の接続部を収納してから本発明補強スリーブを加熱して可撓性抗張力材3と一体化するまでの作業を容易にすることができる。いずれの場合も、加熱後に光ファイバー1の接続部分と可撓性抗張力材3とが、溶融したホットメルトに被覆され、熱収縮性チューブ4内で一体化されるものである(図3、図5参照)。
尚、本発明は図示例に限定されるものではなく、たとえばホットメルトチューブ2や熱収縮性チューブ4の熱収縮前の形状や熱収縮後の形状、寸法、あるいは可撓性抗張力材3の材質や形状、収納数、光ファイバー1の収納数や収納態様など、本発明の要旨を変更しない範囲において自由に変更することができるものである。
1 光ファイバー
2 ホットメルトチューブ
3 可撓性抗張力材
4 熱収縮性チューブ
10 補強スリーブ
20 ホットメルトチューブ
30 抗張力材
40 熱収縮チューブ
50 加熱器
2 ホットメルトチューブ
3 可撓性抗張力材
4 熱収縮性チューブ
10 補強スリーブ
20 ホットメルトチューブ
30 抗張力材
40 熱収縮チューブ
50 加熱器
Claims (6)
- 熱収縮性チューブの内部にホットメルトチューブが配され、該ホットメルトチューブの内部に収納した光ファイバーの接続部分と該接続部分に沿って配置された抗張力材とを、熱収縮した熱収縮性チューブとホットメルトチューブとで一体化する光ファイバー接続用補強スリーブにおいて、前記抗張力材に可撓性を有する可撓性抗張力材が複数本使用され、該可撓性抗張力材の間に光ファイバーが配設されるように一体化して補強スリーブを屈曲自在に設けたことを特徴とする光ファイバー接続用補強スリーブ。
- 前記可撓性抗張力材は、前記ホットメルトチューブの内部で光ファイバーを等間隔で挟むように一対配置され、可撓性抗張力材と光ファイバーとが並列になるように設けられた請求項1記載の光ファイバー接続用補強スリーブ。
- 前記補強スリーブは、加熱溶融にて断面略扁平形状に形成され、内部の可撓性抗張力材が幅員両端部の近傍に対を成すように配設された請求項1又は2記載の光ファイバー接続用補強スリーブ。
- 前記ホットメルトチューブの内部に、複数本の光ファイバーの接続部分が配置された請求項1乃至3いずれか記載の光ファイバー接続用補強スリーブ。
- 前記可撓性抗張力材は、金属材や熱変質性繊維材からなる可撓材が、縒り線状、単線状、シート状に形成された可撓性抗張力材が選択使用される請求項1乃至4いずれか記載の光ファイバー接続用補強スリーブ。
- 前記可撓性抗張力材は、熱溶融前のホットメルトチューブと一体に形成されている請求項1乃至5いずれか記載の光ファイバー接続用補強スリーブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006113065A JP2007286321A (ja) | 2006-04-17 | 2006-04-17 | 光ファイバー接続用補強スリーブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006113065A JP2007286321A (ja) | 2006-04-17 | 2006-04-17 | 光ファイバー接続用補強スリーブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007286321A true JP2007286321A (ja) | 2007-11-01 |
Family
ID=38758152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006113065A Withdrawn JP2007286321A (ja) | 2006-04-17 | 2006-04-17 | 光ファイバー接続用補強スリーブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007286321A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013064825A (ja) * | 2011-09-16 | 2013-04-11 | Viscas Corp | フォルダ、光複合電力ケーブル、光ケーブル接続方法 |
-
2006
- 2006-04-17 JP JP2006113065A patent/JP2007286321A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013064825A (ja) * | 2011-09-16 | 2013-04-11 | Viscas Corp | フォルダ、光複合電力ケーブル、光ケーブル接続方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20120101405A (ko) | 광 파이버 융착 접속부의 보강 부재와 보강 방법 | |
EP0541079A1 (en) | Supporting member for optical fiber coupler | |
AU5194100A (en) | Miniature bend splice in optical fibers and method of forming same | |
JP2008249824A (ja) | 光ケーブル | |
IT9019720A1 (it) | Giunto per cavi ed anime di cavi a fibre ottiche e metodo per la sua realizzazione | |
JP5857889B2 (ja) | 保護スリーブ | |
JP2007286321A (ja) | 光ファイバー接続用補強スリーブ | |
JP2005257855A (ja) | 光ファイバ補強部材の加熱処理装置及び加熱処理方法並びに光ファイバ融着接続装置 | |
JP2007140190A (ja) | 光ファイバー接続用補強スリーブ及びその固定方法と固定装置 | |
EP1175634B1 (en) | Bulbous configured fiber optic splice closure and associated methods | |
WO2018025486A1 (ja) | 補強構造 | |
JP2006201264A (ja) | 光ファイバ接続部補強用熱収縮スリーブの加熱装置及び光ファイバ | |
US6173101B1 (en) | Fiber optic cable | |
JP2008107519A (ja) | 光ファイバケーブル | |
JP4981521B2 (ja) | 補強スリーブ構造体および融着接続部の補強方法 | |
US11934009B2 (en) | Reinforcing sleeve, reinforcing structure of spliced portion of optical fiber | |
JP4444270B2 (ja) | 光ファイバ接続部の補強構造、補強方法及び補強スリーブ | |
US20220137297A1 (en) | Reinforcement sleeve, and reinforcement structure and reinforcement method for optical fiber connection part | |
JP2006267310A (ja) | 光ファイバ分岐コードとその製造方法 | |
JP5468915B2 (ja) | ドロップケーブル用補強スリーブ | |
JP2004170888A (ja) | 光ケーブルの接続部 | |
JP2007156292A (ja) | 光ファイバ分岐コード及びその製造方法 | |
JPH07122686B2 (ja) | 融着型光カプラ | |
JPH1144833A (ja) | 光ファイバ心線 | |
JP2003090940A (ja) | 光ファイバの補強構造、及び、光ファイバの補強方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090707 |