JP2007286265A - 印紙、印紙作成装置及び印紙情報書込装置 - Google Patents

印紙、印紙作成装置及び印紙情報書込装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 図柄の自由度を増すとともに、偽造を防止し、印紙の管理を容易にした印紙、印紙作成装置及び印紙情報書込装置を提供する。
【解決手段】 切手シート10は、複数の郵便切手12を含んでおり、郵便切手12は台紙14から1枚ずつ分離可能なシールになっている。郵便切手12の表面には、郵便切手であることを示す文字「郵」とその額面「50(円)」が端部に印字されており、それ以外の郵便切手12の表面の大部分は白色無地の画像印刷領域12Aとなっており、作成者は、この画像印刷領域12Aに画像を印刷することができる。郵便切手12には無線タグ16が埋め込まれており、郵便切手12の真贋を判別するための情報や、郵便切手12が未使用(使用可能)か使用済み(使用不可能)かを示す使用情報のほか、作成者の所望の情報を書き込まれる。
【選択図】 図1

Description

本発明は印紙、印紙作成装置及び印紙情報書込装置に係り、特に郵便切手や収入印紙等の印紙、印紙作成装置及び印紙情報書込装置に関する。
従来、個々の切手に固有のID番号を記憶しておき、外部からの動作に必要な電力を受信して動作し、ID番号の問い合わせの信号に応答するRFIDチップ(無線タグ)を個々の切手に搭載し、切手の販売/在庫情報の管理を容易にした切手が提案されている(特許文献1)。また、特許文献2には、RFIDタグ付きカードを切り取り可能に装着されたRFIDタグ付き圧着はがきについて開示されている。
特開2001−344464号公報 特開2003−141492号公報
現在、郵便切手等の印紙は、額面等に応じて表面の図柄が予め決められており、例えば、郵便物の外観等に合わせた郵便切手を選択することは困難であった。しかしながら、図柄を自由に決められるようにすると、印紙の偽造が容易になるという問題が生じる。また、郵便局等の印紙を取り扱う機関において、印紙の管理が困難になるという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、図柄の自由度を増すとともに、偽造を防止し、印紙の管理を容易にした印紙、印紙作成装置及び印紙情報書込装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に係る印紙は、所望の画像を印刷可能な画像印刷領域を含む、1枚の印紙を作成するための印紙作成用紙と、前記印紙作成用紙に埋め込まれ、外部機器との間で無線による情報の送受信を行い、所定の情報が書き込まれる無線タグを備えることを特徴とする。
請求項1に係る印紙によれば、作成者が印紙の表面に印刷される図柄を自由に選択できる。また、無線タグに所定の情報を書き込むことにより、偽造を防止するとともに、印紙の管理を容易に行うことができる。
請求項2に係る印紙は、請求項1において、前記画像印刷領域は、前記印紙作成用紙の略全面を占めることを特徴とする。
請求項2に係る印紙によれば、作成者が選択した図柄を印紙の略全面に印刷できる。
請求項3に係る印紙は、請求項1又は2において、前記無線タグが、使用済みであることを示す使用情報が書き込まれると書き込み不可になることを特徴とする。
請求項3に係る印紙によれば、無線タグ中の使用情報を読み取ることにより、印紙が使用済みであるかどうかを確認できるとともに、使用情報の改竄を防止できる。
請求項4に係る印紙は、請求項1から3において、前記無線タグが、所定の回数のみ情報の書き込みが可能であることを特徴とする。
請求項4に係る印紙によれば、無線タグへの書き込み回数を制限することにより、無線タグに書き込まれた情報の改竄を防止できる。
請求項5に係る印紙は、請求項1から4において、前記無線タグが、前記印紙の真贋を判別するための情報、前記印紙の額面情報、前記印紙が未使用か使用済みかを示す使用情報、前記印紙の作成者の識別情報、前記印紙に印刷された画像の管理情報、前記印紙の作成日時、作成場所、前記画像の撮影日時、撮影場所、前記画像又は前記作成者が設定した文字情報のうち少なくとも1つの情報を記憶することを特徴とする。
請求項6に係る印紙は、請求項1から5において、前記印紙作成用紙には、無線タグを備えることを示す表示が印刷されることを特徴とする。
請求項6に係る印紙によれば、印紙の外観により無線タグを含んでいるかどうか視覚的に確認できる。
請求項7に係るは、請求項1から6において、前記無線タグが、前記外部機器から情報を受信するためのアンテナを備え、前記アンテナが、前記印紙作成用紙の外周近傍に前記印紙作成用紙を囲むように配設されることを特徴とする。
請求項7に係る印紙によれば、無線タグのアンテナを利用して印紙を補強できる。
請求項8に係る印紙作成装置は、画像を取得する画像取得手段と、前記取得した画像を編集し、レイアウトを調整する画像編集手段と、前記編集された画像を無線タグを備える印紙作成用紙に印刷する印刷手段と、前記無線タグに書き込むための情報を取得する情報取得手段と、前記取得した情報を前記無線タグに書き込む情報書き込み手段を備えることを特徴とする。
請求項8に係る印紙作成装置によれば、作成者が印紙の表面に印刷される図柄を自由に選択できる。また、無線タグに所定の情報を書き込むことにより、偽造を防止するとともに、印紙の管理を容易に行うことができる。
請求項9に係る印紙作成装置は、請求項8において、前記画像処理手段が、前記画像と合成され、前記画像と合成するためのテンプレートを記憶するテンプレート記憶手段と、前記画像とテンプレートを合成する画像合成手段を備えることを特徴とする。
請求項9に係る印紙作成装置によれば、カメラやメモリカード等から入力された画像を所望のテンプレートと合成することができる。
請求項10に係る印紙作成装置は、請求項8又は9において、前記情報書き込み手段が、前記印紙の真贋を判別するための情報、前記印紙が未使用か使用済みかを示す使用情報、前記印紙の作成者の識別情報、前記印紙に印刷された画像の管理情報、前記印紙の作成日時、作成場所、前記画像の撮影日時、撮影場所、前記画像又は前記作成者が設定した文字情報のうち少なくとも1つの情報を前記無線タグに書き込むことを特徴とする。
請求項11に係る印紙作成装置は、請求項8又は9において、前記印刷手段が、前記画像とともに前記印紙の額面を印刷し、前記情報書き込み手段が、前記印紙の額面情報を前記無線タグに書き込むことを特徴とする。
請求項10又は11に係る印紙作成装置によれば、無線タグに所定の情報を書き込むことにより、偽造を防止するとともに、印紙の管理を容易に行うことができる。
請求項12に係る印紙作成装置は、請求項8から11において、前記印紙作成用紙に印刷された画像及び前記無線タグに書き込まれた情報に関する作成履歴情報を、データを記憶する記憶手段を備える作成履歴カードに書き込む作成履歴カード作成手段と、前記作成履歴カードから作成履歴情報を取得する作成履歴取得手段を更に備え、前記画像取得手段は、前記作成履歴情報に基づいて前記画像を取得し、前記情報取得手段は、前記作成履歴情報に基づいて前記無線タグに書き込む情報を取得することを特徴とする。
請求項12に係る印紙作成装置によれば、作成者が印紙の追加作成(焼き増し)を容易に行うことができる。
請求項13に係る印紙作成装置は、請求項12において、前記作成履歴カード作成手段が、前記作成履歴カードの表面に前記印紙の作成代金の領収証を印刷することを特徴とする。
請求項13に係る印紙作成装置によれば、印紙を追加作成する時等に印紙の作成代金を確認できる。
請求項14に係る印紙作成装置は、請求項12又は13において、前記作成履歴カード作成手段が、前記作成履歴カードの表面に前記画像を印刷することを特徴とする。
請求項14に係る印紙作成装置によれば、作成履歴カードにより印紙に印刷した画像を確認できる。
請求項15に係る印紙情報書込装置は、無線タグを備える印紙が使用された場合に、前記印紙の表面に前記印紙が使用済みであることを示す消印を押印する消印押印手段と、前記無線タグに前記印紙が使用済みであることを示す情報を書き込む使用済み情報書き込み手段を備えることを特徴とする。
請求項15に係る印紙情報書込装置によれば、無線タグ中の使用情報を読み取ることにより、印紙が使用済みであるかどうかを確認できる。
請求項16に係る印紙情報書込装置は、請求項15において、前記使用済み情報書き込み手段が、前記印紙が使用された場所情報又は日時情報のうち少なくとも一方を書き込むことを特徴とする。
請求項16に係る印紙情報書込装置によれば、無線タグ中の使用情報を読み取ることにより、印紙が使用された場所や日時を確認できる。
本発明によれば、作成者が印紙の表面に印刷される図柄を自由に選択でき、オリジナルの図柄の印紙が作成できる。また、無線タグに所定の情報を書き込むことにより、偽造を防止するとともに、印紙の管理を容易に行うことができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る印紙、印紙作成装置及び印紙情報書込装置の好ましい実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、郵便切手及びその作成装置について説明するが、本発明は、例えば、特許印紙等の収入印紙一般や有価証券(手形、小切手、株券、債券、貨物引換証、商品券等)、金券、ポイントカード、コンサートチケット及びこれらの作成装置にも適用可能である。
[印紙(郵便切手)の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る印紙(郵便切手)の外観を示す平面図である。図1に示すように、切手シート10は、複数の郵便切手12を含んでおり、郵便切手12は台紙14から1枚ずつ分離可能なシールになっている。郵便切手12の表面には、郵便切手であることを示す文字「郵」とその額面「50(円)」が端部に印字されており、それ以外の郵便切手12の表面の大部分は白色無地の画像印刷領域12Aとなっている。図2に示すように、作成者は、この画像印刷領域12Aに画像を印刷することができる。なお、1枚の切手シート10上に複数の額面の郵便切手12を作成することもできる。また、郵便切手12の全面を白色無地の画像印刷領域12Aとして、印刷される画像に合わせて作成者が文字「郵」及び額面の配置やデザイン、フォント等を画像に含めて印刷できるようにしてもよい。
図1に示すように、郵便切手12には無線タグ16が埋め込まれている。図3は、無線タグ16の電気的構成を示すブロック図である。図3に示すように、無線タグ16は、アンテナ用コイルL10、共振コンデンサC10、整流・平滑回路20、変復調回路22、CPU24、ROM26及びEEPROM28を備える。なお、EEPROM28に代えてフラッシュメモリを設けてもよい。
アンテナ用コイルL10は、共振コンデンサC10と並列に接続されて共振回路を構成し、無線タグリーダ/ライタ部(図5の符号72)から送信される所定の周波数の電力用電波信号を受信して整流・平滑回路20に供給する。
整流・平滑回路20は、動作用電源回路を構成するもので、上記共振回路から送信されてきた電力用電波信号を整流し、平滑化して一定電圧の直流電力(動作用電力)にしてCPU24等に供給する。
無線リーダ/ライタ部72から送信されてくる信号は、電力用電波信号に重畳して送信され、その信号は変復調回路22により復調されてCPU24に与えられる。
CPU24は、ROM26に記憶された動作プログラムに従って動作し、変復調回路22から入力される信号に応じた処理を実行し、受信したデータをEEPROM28に書き込んだり、EEPROM28からデータを読み出して変復調回路22により変調し、アンテナ用コイルL10から電波信号として送信したりする。
整流・平滑回路20、変復調回路22、CPU24、ROM26、EEPROM28はICチップを構成し、アンテナ用コイルL10等とともにフィルムに実装されて無線タグ16となり、郵便切手12に埋め込まれる。
なお、アンテナ用コイルL10は、図4に示すように、郵便切手12の端部付近(例えば、端部からの距離d1が約1.0〜1.5mmの位置)を取り囲むように配置されており、郵便切手12の端部を補強している。
[印紙(郵便切手)作成装置の構成]
図5は、本発明の一実施形態に係る印紙作成装置の主要構成を示すブロック図である。図5に示すように、印紙作成装置50は、例えば、アミューズメントシールプリント機であり、制御装置52、操作部54、カメラ56、カメラ移動部58、照明装置60、記憶装置62、メモリスロット64、メモリ制御部66、画像表示部68、プリンタ70、無線タグリーダ/ライタ部72及びコイン投入部74を備える。
制御装置52は、印紙作成装置50の各部に接続されており、操作部54等からの操作入力に基づいて印紙作成装置50の動作を制御する統括制御部である。操作部54は、キーボード等の文字入力手段や、マウスやタッチパネル等のポインティングデバイス、カメラ56により撮影を実行するためのレリーズスイッチ等を含んでおり、ユーザからの操作入力を受け付ける操作部材である。
カメラ56は、被写体(郵便切手12を作成する作成者等)を撮影するための装置である。カメラ移動部58は、操作部54からの指示に基づいて制御装置52から出力される駆動信号によりカメラ56を移動させて、位置、アングルを調整する。照明装置60は、被写体を照明する照明やストロボである。制御装置52は、図示せぬセンサ等により検出される被写体の周囲の明るさに応じて、照明装置60に照明制御信号を出力して制御する。
記憶装置62は、制御装置52が処理するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されるROMや、制御装置52が各種の演算処理等を行う作業用領域及び画像処理領域となるRAM等を有している。カメラ56から出力された画像データは、記憶装置62のRAMに一時記憶される。また、記憶装置62には、画像を編集するために使用する各種のプログラムやテンプレート等が記憶されている。
制御装置52は、メモリスロット64に装着されたメモリカード64Aから画像データを読み出す。ここで、メモリカード64Aは、例えば、半導体メモリ等であり、メモリカード64Aへのデータの入出力はメモリ制御部66によって制御される。なお、カメラ56によって撮影された画像は、メモリカード64Aに所定のファイル形式で記憶可能である。
制御装置52は、カメラ56から出力された画像及びメモリカード64Aから読み出された画像データに基づいて、表示用の画像データ(表示データ)を作成し、画像表示部68に表示させる。画像表示部68は、例えば、液晶モニタ(LCD)であり、画像や各種の操作メニューの表示を行う。また、画像表示部68の表面にはタッチパネルが設けられており、作成者に画像データの編集のためのUIを提供する。
カメラ56から出力された画像及びメモリカード64Aから読み出された画像は、操作部54からの操作入力に基づいて、テンプレートとの合成や、文字や図形等の書き込み、色調の変更等の編集が行われて記憶装置62に一時記憶される。また、郵便切手12のサイズ、額面及び枚数が指定されて、上記編集された画像のレイアウト(印刷方向(縦横))等が調整される。なお、画像印刷領域12Aに印刷される画像に合わせて、作成者が文字「郵」及び額面のレイアウトやデザイン、フォント等を指示できるようにしてもよい。そして、上記編集及びレイアウトの調整結果に基づいて表示データが作成されて画像表示部68に表示される。
制御装置52は、画像表示部68に表示された画像の印刷を実行する旨の信号を操作部54から受け付けると、印刷用の画像データ(印刷データ)を作成してプリンタ70に出力する。プリンタ70の用紙トレイには、無線タグ16が埋め込まれた切手シート用紙10´が装填されており、上記印刷データに基づいて編集された画像を切手シート用紙10´に印刷する。また、切手シート用紙10´は、郵便切手12を1枚ずつ分離可能なように、図示せぬカッターにより切れ目が入れられる。
無線タグリーダ/ライタ部72は、切手シート用紙10´の印刷時に無線タグ16に所定の情報を書き込む。ここで、無線タグ16に書き込まれる情報は、例えば、郵便切手12の真贋を判別するための情報や、郵便切手12の額面情報、郵便切手12が未使用(使用可能)か使用済み(使用不可能)かを示す使用情報、作成者の識別コード(ID、電話番号等)、画像の管理コード(画像ファイルのファイル名等)である。
また、無線タグ16のEEPROM28に、作成者が自由に情報を書き込むことができる領域を設けてもよい。作成者が書き込むことができる情報は、例えば、郵便切手12の作成日時や作成場所、画像の撮影日時、撮影場所、作成者のコメント等の文字情報又は画像データ(表示用又は印刷用)等である。また、無線タグ16に音声情報を記憶しておき、無線タグリーダを備えた携帯電話機等により音声を再生できるようにしてもよい。
なお、上記の情報は、無線タグ16にいったん書き込まれると、更新不可としてもよい。
コイン投入部74は、作成者によってお金が投入されると、投入されたお金の種類に応じて起動信号を出力する。制御装置52は、この起動信号に基づいて投入額を算出し、投入額に基づいて作成可能な郵便切手12の種類(額面)及び額面ごとの枚数を算出して画像表示部68に表示させる。
制御装置52は、操作部54から作成する郵便切手12の額面及び枚数の入力を受け付けると、作成に必要な作成代金を算出する。そして、制御装置52は、投入額が作成代金以上の場合には、プリンタ70及び無線タグリーダ/ライタ部72に郵便切手12の作成を実行させる。一方、制御装置52は、投入額が作成代金より少ない場合には、警告メッセージを画像表示部68に表示させる。
なお、印紙作成装置50は、ネットワークや外部機器に接続して画像を取得することもできる。図6は、印紙作成装置50をネットワークに接続した状態を示すブロック図である。図6に示すように、印紙作成装置50は、サーバ80を介してネットワークに接続される。作成者は、作成者側端末84(例えば、携帯電話機やパーソナルコンピュータ(PC))に格納された画像を基地局86、電話会社側サーバ88を介してネットワークに接続し、サーバ80のメモリ82にアップロードする。メモリ82には、作成者ごとに専用の記憶領域が設けられる。作成者は、印紙作成装置50からサーバ80にアクセスして、専用のアクセスキーを入力することにより、アップロードした画像をダウンロードして郵便切手12に印刷することができる。また、ネットワーク上のウェブページやウェブ素材を提供するサイトから画像を取得するようにしてもよい。
[印紙(郵便切手)の作成工程]
次に、印紙作成装置50により印紙を作成する処理の流れについて、図7のフローチャートを参照して説明する。まず、画像を取得するための手段(例えば、カメラ56、メモリカード64A又はサーバ80)が選択され(ステップS10)、画像が取得されて記憶装置62に一時記憶される(ステップS12)。
次に、操作部54からの操作入力を受け付けられて、作成する郵便切手12の種類(額面、枚数、サイズ等)が選択される(ステップS14)。また、上記ステップS12において取得した画像が編集されて、郵便切手12上の画像のレイアウトが調整される(ステップS16)。そして、上記レイアウトに基づいて表示データが作成されて画像表示部68に表示される(ステップS18)。ここで、表示された画像を際編集する旨の信号を操作部54から受け付けると(ステップS20のNo)、ステップS16に戻り、画像の編集、レイアウトの再調整が行われる。表示された画像の印刷を実行する旨の信号を操作部54から受け付けると(ステップS20のYes)、印刷データが作成されてプリンタ70に出力される。そして、投入額が作成代金以上であれば、切手シート用紙10´に画像がプリントされてカットされるとともに、無線タグ16に所定の情報が書き込まれて、切手シート10が作成される(ステップS22)。
本実施形態によれば、作成者が表面に印刷される図柄を自由に選択できる。また、本実施形態によれば、無線タグ16に所定の情報を書き込むことにより、偽造を防止するとともに、印紙の管理を容易に行うことができる。
なお、本実施形態では、図8(a)に示すように、郵便切手12の外枠を特定の色(例えば、黒色)にしたり、図8(b)に示すように、額面をリバース表示にして、郵便切手12の外観により、無線タグ16を備える郵便切手12であるかどうかを判別可能にしてもよい。なお、無線タグ16を備えることを示す郵便切手12の外観の種類は、図8に示したものに限定されるものではない。
[作成履歴カードの実施の形態]
印紙作成装置50は、郵便切手12を作成する際に、作成履歴が記録された作成履歴カードを作成するようにすることができる。図9は、作成履歴カードを示す平面図である。図9に示すように、作成履歴カード90は、ミシン目に沿って分離可能な第1の台紙92と第2の台紙94から構成される。第1の台紙92には郵便切手12の作成代金の領収証が、第2の台紙には郵便切手12に印刷された画像が、プリンタ70によりそれぞれ印刷される。第2の台紙94には無線タグ96が埋め込まれている。無線タグ96には、無線タグリーダ/ライタ部72により、郵便切手12に印刷された画像の印刷データ及び無線タグ16に書き込まれた情報が書き込まれた後、書き込み禁止のフラグが書き込まれ、Read Onlyになる。作成者は、この第2の台紙94の無線タグ96を無線タグリーダ/ライタ部72に読み込ませることにより、作成者は、郵便切手12の追加作成(焼き増し)を容易に行うことができる。
なお、無線タグ96には固有の識別子のみ記憶しておき、印紙作成装置50の記憶装置62に、画像の印刷データ及び無線タグ16に書き込まれた情報を含む作成履歴情報と、作成履歴カード90の識別子を関連付けて記憶しておくようにしてもよい。この場合、印紙作成装置50は、作成履歴カード90から識別子を読み取って記憶装置62から画像等を取得できる。従って、作成履歴カード90に大容量の記憶手段を要しないため、作成履歴カード90は、識別子を格納したバーコード、2次元コード等が印字されたものであってもよい。
また、作成履歴カード90は、フレキシブルディスクやメモリカード等の記憶媒体に画像の印刷データ等を記憶して、その表面に領収証及び画像を印刷することにより作成してもよい。
[印紙情報書込装置の構成]
次に、印紙情報書込装置の実施の形態について、図10から図12を参照して説明する。図10は、印紙情報書込装置の主要構成を示すブロック図である。図10に示すように、印紙情報書込装置100は、CPU102、電源電池104、消印押印部106及び無線タグライタ部108を備える。CPU102は、印紙情報書込装置100の各部を制御する。電源電池104は、印紙情報書込装置100の各部に動作電源を供給する。消印押印部106は、図11に示すように、郵便切手12に消印を押印するブロックである。無線タグライタ部108は、郵便切手12の無線タグ16に使用済み(使用不可能)であることを示す使用情報を書き込んで、上記無線タグ16への情報の書き込みを不可にする。
また、図10に示すように、印紙情報書込装置100には、消印押印部106により郵便切手12に消印が押印されたことを検出するための押印検出スイッチSW10が設けられており、押印検出スイッチSW10により消印が押印されたことが検出された場合だけ、無線タグライタ部108により使用情報が書き込まれる。押印検出スイッチSW10は、例えば、押印時にONになるスイッチ、圧力センサ(接触センサ)等であり、消印押印部106の印面や、押印動作に伴い摺動(伸縮)する印面外周の枠体等に設けられる。
図12は、印紙情報書込装置100による処理の流れを示すフローチャートである。まず、郵便切手12に消印が押印されたかどうか、押印検出スイッチSW10により検出する(ステップS30)。押印検出スイッチSW10がONになると(ステップS32のYes)、無線タグライタ部106によって郵便切手12の無線タグ16に使用済み(使用不可能)であることを示す使用情報が書き込まれる(ステップS34)。
本実施形態の印紙情報書込装置100によれば、郵便切手12の使用情報の管理を容易にすることができる。
なお、本実施形態において、無線タグ16は、所定の回数(例えば、作成時に額面等の情報を書き込むとき、及び消印時の2回)のみデータの書込を可能としてもよい。
本発明の一実施形態に係る印紙(郵便切手)の外観を示す平面図 画像が印刷された印紙(郵便切手)の外観を示す平面図 無線タグ16の電気的構成を示すブロック図 アンテナ用コイルL10の配置を示す 本発明の一実施形態に係る印紙作成装置の主要構成を示すブロック図 印紙作成装置50をネットワークに接続した状態を示すブロック図 印紙作成装置50により印紙を作成する処理の流れを示すフローチャート 無線タグ16を備える郵便切手12であるかどうかを判別可能とした例を示す図 作成履歴カードを示す図 印紙情報書込装置の主要構成を示すブロック図 消印が押印された郵便切手12を示す図 印紙情報書込装置100による処理の流れを示すフローチャート
符号の説明
10…切手シート、12…郵便切手、14…台紙、16…無線タグ、50…印紙作成装置、52…制御装置、54…操作部、56…カメラ、58…カメラ移動部、60…照明装置、62…記憶装置、64…メモリスロット、66…メモリ制御部、68…画像表示部、70…プリンタ、72…無線タグリーダ/ライタ部、74…コイン投入部、100…印紙情報書込装置、102…CPU、104…電源電池、106…消印押印部、108…無線タグライタ部、SW10…押印検出スイッチ

Claims (16)

  1. 所望の画像を印刷可能な画像印刷領域を含む、1枚の印紙を作成するための印紙作成用紙と、
    前記印紙作成用紙に埋め込まれ、外部機器との間で無線による情報の送受信を行い、所定の情報が書き込まれる無線タグと、
    を備えることを特徴とする印紙。
  2. 前記画像印刷領域は、前記印紙作成用紙の略全面を占めることを特徴とする請求項1記載の印紙。
  3. 前記無線タグは、使用済みであることを示す使用情報が書き込まれると書き込み不可になることを特徴とする請求項1又は2記載の印紙。
  4. 前記無線タグは、所定の回数のみ情報の書き込みが可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の印紙。
  5. 前記無線タグは、前記印紙の真贋を判別するための情報、前記印紙の額面情報、前記印紙が未使用か使用済みかを示す使用情報、前記印紙の作成者の識別情報、前記印紙に印刷された画像の管理情報、前記印紙の作成日時、作成場所、前記画像の撮影日時、撮影場所、前記画像又は前記作成者が設定した文字情報のうち少なくとも1つの情報を記憶することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の印紙。
  6. 前記印紙作成用紙には、無線タグを備えることを示す表示が印刷されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の印紙。
  7. 前記無線タグは、前記外部機器から情報を受信するためのアンテナを備え、
    前記アンテナは、前記印紙作成用紙の外周近傍に前記印紙作成用紙を囲むように配設されることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の印紙。
  8. 画像を取得する画像取得手段と、
    前記取得した画像を編集し、レイアウトを調整する画像編集手段と、
    前記編集された画像を無線タグを備える印紙作成用紙に印刷する印刷手段と、
    前記無線タグに書き込むための情報を取得する情報取得手段と、
    前記取得した情報を前記無線タグに書き込む情報書き込み手段と、
    を備えることを特徴とする印紙作成装置。
  9. 前記画像処理手段は、
    前記画像と合成され、前記画像と合成するためのテンプレートを記憶するテンプレート記憶手段と、
    前記画像とテンプレートを合成する画像合成手段と、
    を備えることを特徴とする請求項8記載の印紙作成装置。
  10. 前記情報書き込み手段は、前記印紙の真贋を判別するための情報、前記印紙が未使用か使用済みかを示す使用情報、前記印紙の作成者の識別情報、前記印紙に印刷された画像の管理情報、前記印紙の作成日時、作成場所、前記画像の撮影日時、撮影場所、前記画像又は前記作成者が設定した文字情報のうち少なくとも1つの情報を前記無線タグに書き込むことを特徴とする請求項8又は9記載の印紙作成装置。
  11. 前記印刷手段は、前記画像とともに前記印紙の額面を印刷し、
    前記情報書き込み手段は、前記印紙の額面情報を前記無線タグに書き込むことを特徴とする請求項8又は9記載の印紙作成装置。
  12. 前記印紙作成用紙に印刷された画像及び前記無線タグに書き込まれた情報に関する作成履歴情報を、データを記憶する記憶手段を備える作成履歴カードに書き込む作成履歴カード作成手段と、
    前記作成履歴カードから作成履歴情報を取得する作成履歴取得手段を更に備え、
    前記画像取得手段は、前記作成履歴情報に基づいて前記画像を取得し、
    前記情報取得手段は、前記作成履歴情報に基づいて前記無線タグに書き込む情報を取得することを特徴とする請求項8から11のいずれか1項記載の印紙作成装置。
  13. 前記作成履歴カード作成手段は、前記作成履歴カードの表面に前記印紙の作成代金の領収証を印刷することを特徴とする請求項12記載の印紙作成装置。
  14. 前記作成履歴カード作成手段は、前記作成履歴カードの表面に前記画像を印刷することを特徴とする請求項12又は13記載の印紙作成装置。
  15. 無線タグを備える印紙が使用された場合に、前記印紙の表面に前記印紙が使用済みであることを示す消印を押印する消印押印手段と、
    前記無線タグに前記印紙が使用済みであることを示す情報を書き込む使用済み情報書き込み手段と、
    を備えることを特徴とする印紙情報書込装置。
  16. 前記使用済み情報書き込み手段は、前記印紙が使用された場所情報又は日時情報のうち少なくとも一方を書き込むことを特徴とする請求項15記載の印紙情報書込装置。
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