JP2008177666A - 情報付加装置、情報抽出装置、情報付加方法、情報抽出方法、印刷媒体及びコンピュータプログラム - Google Patents

情報付加装置、情報抽出装置、情報付加方法、情報抽出方法、印刷媒体及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】付加データへのアクセス制御をすることができる情報付加装置、情報抽出装置、情報付加方法、情報抽出方法、印刷媒体及びコンピュータプログラムを提供すること。
【解決手段】画像に所定の情報を付加する情報付加装置10であって、画像に、1又は2以上の付加データと、当該付加データへのアクセス権と画像の受取者の属性とを関連付けたアクセス制御情報と、を付加する情報付加部107と、属性を指定するマークが記入される画像中のマーク記入領域に、マークの記入を検出可能な電子透かしを埋め込む電子透かし埋め込み部110と、を備えることを特徴とする、情報付加装置が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報付加装置、情報抽出装置、情報付加方法、情報抽出方法、印刷媒体及びコンピュータプログラムに関する。
従来より、画像中に、画像とは別の付加データを多重化する技術の研究が盛んに行われいる。かかる技術として、特許文献1には、付加データをバーコード又はドットコード等の視認可能なコードとして、画像に付加することが開示されている。また、特許文献2及び3には、付加データを電子透かしとして画像中に視覚的に判別しにくいように埋め込むことが開示されている。
近年では、画像情報に上記の電子透かしを利用して、例えば、製作者の情報等を埋め込むことが一般的となりつつある。
特開2002−368984号公報 特開2003−101762号公報 特開2003−209676号公報
しかし、従来の情報付加装置によって、付加データを多重化して埋め込んだ画像を印刷する場合、単一の印刷原稿から複数の印刷物が作成される。従って、従来の情報付加装置に対応した情報抽出装置を使用すれば、印刷物を入手した誰もが付加データを取り出すことが可能であった。よって、従来技術では、付加データの取り出しに制限を加えて、印刷物を渡す相手によって読み取り可能な付加データの内容を変えたり、特定の人のみに特定の付加データを取り出させることはできないという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、付加データへのアクセスを制御することが可能な、新規かつ改良された情報付加装置、情報抽出装置、情報付加方法、情報抽出方法、印刷媒体及びコンピュータプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、画像に所定の情報を付加する情報付加装置であって、画像に、1又は2以上の付加データと、当該付加データへのアクセス権と画像の受取者の属性とを関連付けたアクセス制御情報と、を付加する情報付加部と、属性を指定するマークの画像中のマーク記入領域への記入を検出可能な電子透かしを、画像に埋め込む電子透かし埋め込み部と、を備えることを特徴とする、情報付加装置が提供される。
かかる構成によれば、電子透かしを利用してマーク記入領域に記入されたマークを検出することができる。そして、アクセス制御情報に基づいて、読み取ったマークが示す属性にアクセス権が関連付けらた付加データのみを読み取り可能とすることができる。よって、マーク記入領域に記入されるマークが示す属性によって、付加データの読み取りを制御することができる。
また、アクセス制御情報は、各付加データへのアクセス権に対して複数の属性を関連付けたものであってもよい。かかる構成によれば、マーク記入領域に記入するマークを変更することにより、属性が変更されるので、読み出し可能となる付加データを変更することができる。よって、マーク記入領域にされるマークによって、複数の付加データの読み取り可否を制御することができる。
また、マーク記入領域に記入されるマークの位置により、属性を指定してもよい。かかる構成によれば、マーク記入領域に記入されるマークの位置を変更することにより、読み出し可能となる付加データを変更することができる。
また、電子透かしは、マーク記入領域に埋め込まれてもよい。かかる構成によれば、電子透かしを利用してマーク記入領域に記入されたマークを検出することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、上記本発明の情報付加装置として機能させるためのコンピュータプログラムが提供される。かかる構成によれば、マーク記入領域に記入するマークを変更することにより、取り出し可能となる付加データを変更することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、1又は2以上の付加データと、当該付加データへのアクセス権と画像の受取者の属性とを関連付けたアクセス制御情報とが付加され、属性を指定するマークの記入を検出可能な電子透かしが埋め込まれた画像が印刷された印刷媒体から、所定の情報を抽出する情報抽出装置であって、マークが記入された後の印刷媒体を読み取り、読取画像とする印刷媒体読取部と、読取画像から、付加データ及びアクセス制御情報を抽出する情報抽出部と、電子透かしにより、画像中のマーク記入領域に記入されたマークを検出するマーク検出部と、検出されたマークにより指定された属性とアクセス制御情報とに基づいて、付加データへのアクセスを制御するアクセス制御部と、を備えることを特徴とする、情報抽出装置が提供される。
かかる構成によれば、印刷媒体読取部は、印刷媒体を読み取り、読取画像として出力する。情報抽出部は、読取画像から、読取画像に含まれた付加データとアクセス制御情報とを抽出する。そして、マーク検出部は、電子透かしを利用して、マーク記入領域に記入されたマークを検出することができる。更に、出力制御部は、アクセス制御情報を基に、このマークが示す属性にアクセス権が関連付けられた付加データを出力する。よって、マーク記入領域に記入されるマークが示す属性によって、付加データの読み取りを制御することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、上記本発明の情報抽出装置として機能させるためのコンピュータプログラムが提供される。かかる構成によれば、マーク記入領域に記入するマークを変更することにより、取り出し可能となる付加データを変更することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、画像に所定の情報を付加する情報付加装置であって、画像に、1又は2以上の付加データと、当該付加データへのアクセス権をマークで表したアクセス制御情報と、を付加する情報付加部と、マークの画像中のマーク記入領域への記入を検出可能な電子透かしを、画像に埋め込む電子透かし埋め込み部と、を備えることを特徴とする、情報付加装置が提供される。
かかる構成によれば、電子透かしを埋め込むことにより、電子透かしを利用してマーク記入領域に記入されたマークを検出することができる。そして、アクセス制御情報に基づいて、読み取ったマークが表すアクセス権の付加データのみを読み取り可能とすることができる。よって、マーク記入領域にされるマークによって、付加データの読み取り可否を制御することができる。
また、アクセス制御情報は、複数種類のマークを表し、複数種類のマークのそれぞれが、付加データへのアクセス権に対応してもよい。かかる構成によれば、マーク記入領域に記入するマークを変更することにより、マークが表したアクセス権を変更することができる。そして、アクセス権が変更されれば、当該アクセス権が設定された付加データを読み出し可能とすることができるので、付加データを変更することができる。よって、マーク記入領域にされるマークによって、複数の付加データの読み取り可否を制御することができる。
また、電子透かしは、マーク記入領域に埋め込まれてもよい。かかる構成によれば、電子透かしを利用してマーク記入領域に記入されたマークを検出することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、上記本発明の情報付加装置として機能させるためのコンピュータプログラムが提供される。かかる構成によれば、マーク記入領域に記入するマークを変更することにより、取り出し可能となる付加データを変更することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、1又は2以上の付加データと、当該付加データへのアクセス権をマークで表したアクセス制御情報とが付加され、マークの記入を検出可能な電子透かしが埋め込まれた画像が印刷された印刷媒体から、所定の情報を抽出する情報抽出装置であって、マークが記入された後の印刷媒体を読み取り、読取画像とする印刷媒体読取部と、読取画像から、付加データ及びアクセス制御情報を抽出する情報抽出部と、電子透かしにより、画像中のマーク記入領域に記入されたマークを検出するマーク検出部と、検出されたマークとアクセス制御情報とに基づいて、付加データへのアクセスを制御するアクセス制御部と、を備えることを特徴とする、情報抽出装置が提供される。
かかる構成によれば、印刷媒体読取部は、印刷媒体を読み取り、読取画像として出力する。情報抽出部は、読取画像から、読取画像に含まれた付加データとアクセス制御情報とを抽出する。そして、マーク検出部は、電子透かしを利用して、マーク記入領域に記入されたマークを検出することができる。更に、出力制御部は、アクセス制御情報を基に、読み取ったマークが表すアクセス権の付加データのみを読み取り可能とすることができる。よって、マーク記入領域にされるマークによって、付加データの読み取り可否を制御することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、上記本発明の情報抽出装置として機能させるためのコンピュータプログラムが提供される。かかる構成によれば、マーク記入領域に記入するマークを変更することにより、取り出し可能となる付加データを変更することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、画像に所定の情報を付加する情報付加方法であって、画像に、1又は2以上の付加データと、当該付加データへのアクセス権と画像の受取者の属性とを関連付けたアクセス制御情報と、を付加し、属性を指定するマークの画像中のマーク記入領域への記入を検出可能な電子透かしを、画像に埋め込むことを特徴とする、情報付加方法が提供される。かかる構成によれば、マーク記入領域に記入するマークを変更することにより、取り出し可能となる付加データを変更することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、1又は2以上の付加データと、当該付加データへのアクセス権と画像の受取者の属性とを関連付けたアクセス制御情報とが付加され、属性を指定するマークの記入を検出可能な電子透かしが埋め込まれた画像が印刷された印刷媒体から、所定の情報を抽出する情報抽出方法であって、マークが記入された後の印刷媒体を読み取り、読取画像とし、読取画像から、付加データ及びアクセス制御情報を抽出し、電子透かしにより、画像中のマーク記入領域に記入されたマークを検出し、検出されたマークにより指定された属性とアクセス制御情報とに基づいて、付加データへのアクセスを制御することを特徴とする、情報抽出方法が提供される。かかる構成によれば、マーク記入領域に記入するマークを変更することにより、取り出し可能となる付加データを変更することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、画像に所定の情報を付加する情報付加方法であって、画像に、1又は2以上の付加データと、当該付加データへのアクセス権をマークで表したアクセス制御情報と、を付加し、マークの画像中のマーク記入領域への記入を検出可能な電子透かしを、画像に埋め込むことを特徴とする、情報付加方法が提供される。かかる構成によれば、マーク記入領域に記入するマークを変更することにより、取り出し可能となる付加データを変更することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、1又は2以上の付加データと、当該付加データへのアクセス権をマークで表したアクセス制御情報とが付加され、マークの記入を検出可能な電子透かしが埋め込まれた画像が印刷された印刷媒体から、所定の情報を抽出する情報抽出方法であって、マークが記入された後の印刷媒体を読み取り、読取画像とし、読取画像から、付加データ及びアクセス制御情報を抽出し、電子透かしにより、画像中のマーク記入領域に記入されたマークを検出し、検出されたマークとアクセス制御情報とに基づいて、付加データへのアクセスを制御することを特徴とする、情報抽出方法が提供される。かかる構成によれば、マーク記入領域に記入するマークを変更することにより、取り出し可能となる付加データを変更することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、印刷された画像に、1又は2以上の付加データと、当該付加データへのアクセス権と画像の受取者の属性とを関連付けたアクセス制御情報と、が付加され、属性を指定するマークの画像中のマーク記入領域への記入を検出可能な電子透かしが埋め込まれたことを特徴とする、印刷媒体が提供される。かかる構成によれば、マーク記入領域に記入するマークを変更することにより、取り出し可能となる付加データを変更することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、印刷された画像に、1又は2以上の付加データと、当該付加データへのアクセス権をマークで表したアクセス制御情報と、が付加され、マークの画像中のマーク記入領域への記入を検出可能な電子透かしが埋め込まれたことを特徴とする、印刷媒体が提供される。かかる構成によれば、マーク記入領域に記入するマークを変更することにより、取り出し可能となる付加データを変更することができる。
以上説明したように本発明によれば、付加データへのアクセスを制御することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。第1の実施形態は、印刷する画像(以下印刷画像という。)に1又は2以上の付加データ(所定の情報)を埋め込み、それぞれの付加データについてのアクセス権を制御することにより、受取者に応じて、アクセス可能な付加データを選択することができることを特徴とする。
図1は、本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。第1の実施形態は、情報付加装置10と、情報抽出装置20と、によって構成される。まず、情報付加装置10について説明する。
(情報付加装置10)
情報付加装置10は、図1に示したように、「印刷データ101」及び「付加データ102」を処理する機能部(装置)であり、印刷画像生成部103と、マーク記入欄合成部104と、アクセスレベル決定部105と、設定データ生成部106と、情報付加部107と、電子透かし埋め込み部110と、印刷処理部111と、を含む。
印刷データ101は、記憶部(図示せず)に記憶され、画像として視認可能なように印刷されるデータである。この印刷データ101は、例えば、テキストデータ、特性のフォーマットからなる文書データ(例えば、文書編集ソフト等で作成された文書のデータ)、画像データ(例えば、画像編集ソフト、デジタルカメラ、カメラ付き携帯電話、スキャナ等などで作成された画像のデータ)等、及びこれらの結合等であってもよい。
付加データ102は、記憶部(図示せず)に記憶され、印刷データ101の印刷画像に視覚的に判別し難いように多重化され、埋め込まれる1又は2以上のデータである。この付加データ102は、画像として視認できないように印刷されるデータであり、例えば、テキストデータ、特性のフォーマットからなる文書データ(例えば、文書編集ソフト等で作成された文書のデータ)、画像データ(例えば、画像編集ソフト、デジタルカメラ、カメラ付き携帯電話、スキャナ等などで作成された画像のデータ)、音声/音楽データ、動画等のデジタルデータ、いわゆるマルチメディアデータであってもよい。また、付加データ102は、例えば、URL、ID番号等の情報ポインタとなりうるデータ等であってもよい。
印刷画像生成部103は、印刷データ101に基づいて、印刷データ101を紙面に印刷した状態の画像(印刷画像)を生成する機能部である。印刷画像は、印刷媒体に印刷される上記の印刷データ101を画像化したイメージデータである。この印刷画像は、例えば、BMP形式、又はJPEG形式等で形成されうる。
マーク記入欄合成部104は、印刷画像において、後述する「マーク」を記入するためのマーク記入領域の位置を決定し、マーク記入領域に「マーク記入欄」を印刷画像に合成する機能部である。また、マーク記入欄合成部104は、後述する「アクセスレベル」の個数(第2実施形態では「認証マーク」の個数)に応じて、マーク記入欄の個数を変更する。尚、本実施形態では、例えば、マークの個数とアクセスレベルの個数は、等しく設定されてもよい。このマーク及びマーク記入欄等については、詳しく後述する。
アクセスレベル決定部105は、1又は2以上の付加データへのアクセス権と、情報付加装置10によって作成された印刷媒体の受取者の属性と、の関連付けを決定する機能部である。すなわち、アクセスレベル決定部105は、受取者の属性を表す一例である「アクセスレベル」の個数を決定し、各付加データ102のそれぞれのアクセスレベルを決定する。このアクセスレベルは、付加データ102を読み出すことができる人を特定するための読み出し可否を示するものであり、このアクセスレベルによって、付加データ102の取り出しをどこまで許可するのかを指定する。また、アクセスレベルの個数は、上記のマークの個数と対応するが、例えば、両者は等しい個数に設定されてもよい。このアクセスレベルについては、詳しく後述する。
設定データ生成部106は、アクセス制御情報の一例である「設定データ」を作成する機能部である。この設定データは、アクセスレベル決定部105によって決定された1又は2以上の付加データへのアクセス権と受取者の属性(アクセスレベル)とを関連付けを示す情報である。この「設定データ」については、詳しく後述する。また、設定データは、マーク記入欄合成部104によって決定されたマーク記入領域の位置及びマーク記入欄の情報と、後述の電子透かしの埋め込まれた位置情報と含んでもよい。更に、設定データは、マーク記入欄に記入されるマークがどのアクセスレベル(属性)を示すものであるかの情報を含んでもよい。
情報付加部107は、印刷画像に、1又は2以上の付加データと、アクセス制御情報の一例である設定データと、を付加する機能部であり、図1に示すように、付加画像生成部108と、画像合成部109とを含む。
付加画像生成部108は、付加データ102と、設定データとを結合して、印刷画像に多重化するための「付加画像」に変換する処理を行う機能部である。尚、設定データは、後述の電子透かしとして埋め込まれてもよい。
画像合成部109は、マーク記入欄合成部104によってマーク記入欄が合成された印刷画像に、付加画像を合成することで、付加データ及び設定データを付加する機能部である。
電子透かし埋め込み部110は、画像中のマーク記入領域(マーク記入欄)に記入されるマークを検出するための「電子透かし」を、印刷画像に埋め込む機能部である。この電子透かしは、例えば、電子透かし上に何らかの記入がされた場合に、当該記入されたものを検出することが可能な電子透かし、又は、電子透かしが改ざんされたことを検出することが可能な電子透かし等である。この電子透かしは、記入されたマークを検出するためのものであり、他の如何なる電子透かしであってもよい。この電子透かしは、一般的に使用されるものであるため、ここでの詳細な説明は省略する。
印刷処理部111は、例えば、プリンタ等の出力処理をする機能部であり、付加データ等が付加された印刷画像を、紙等の媒体に印刷出力する機能部である。従って、情報付加装置10の各構成要素は、プリンタ等の出力装置のドライバの中の一つの機能として実現されてもよい。
また、印刷データ101及び付加データ102は、例えば、例えば、半導体メモリ、ハードディスクドライブ等の磁気記録媒体、光記録媒体、又は光磁気記録媒体等の記憶部(図示せず)に記憶されていてもよい。そして、印刷画像生成部103と、マーク記入欄合成部104と、アクセスレベル決定部105と、設定データ生成部106と、情報付加部107と、電子透かし埋め込み部110とは、例えば、CPU等の演算装置により構成されていてもよく、記憶装置(図示せず)に格納されたプログラムにより各機能を実現する構成であってもよい。
(付加データ入り印刷媒体112)
付加データ入り印刷媒体112は、上記の情報付加装置10によって生成された印刷媒体であり、付加データ及び設定データの付加画像と、電子透かしと、を含み、マーク記入欄が合成された印刷画像が、印刷された印刷媒体である。本実施形態において、この印刷媒体としては、年賀状等の紙であるとして説明するが、本発明はかかる例に限定されない。印刷媒体は、印刷可能な媒体であれば如何様な媒体であってもよい。
以上、情報付加装置10の構成について説明した。次に、図1を参照して、情報抽出装置20の構成について説明する。
(情報抽出装置20)
情報抽出装置20は、図1に示したように、「付加データ入り印刷媒体112」を処理する機能部(装置)であって、印刷媒体読取部113と、情報抽出部114と、マーク検出部115と、出力制御部116と、出力デバイス117と、を含む。
印刷媒体読取部113は、付加データ入り印刷媒体112を光学的に読み取り(スキャンし)、読取画像とする機能部である。この印刷媒体読取部113は、例えば、スキャナ等の接触タイプの光学的読取装置であってもよく、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話等の非接触タイプの光学的読取装置であってもよい。尚、上述の付加データ入り印刷媒体112を読み取るため、読取画像は、マーク記入欄が合成され、付加データ及び設定データが付加され、電子透かしが埋め込まれた印刷画像に、マーク記入欄に記入されたマークを含む画像である。
情報抽出部114は、読取画像から、付加データ及び設定データを抽出し、付加データ及び設定データを出力する機能部である。マーク検出部115は、印刷画像に合成されたマーク記入欄の位置を検出し、マーク記入欄に埋め込まれた電子透かしを抽出し、この電子透かしを利用してマーク記入欄に記入されたマークを検出、検出結果を出力する機能部である。ここで、マーク検出部115によるマーク記入欄の個数及び位置の検出、電子透かしの位置は、マーク検出部115の透かしアルゴリズムによって自動で行われてもよく、情報抽出部114によって抽出される設定データに含まれたマーク記入欄の位置等に関する情報を受けて、行われてもよい。
出力制御部116は、アクセス制御部の一例であり、マーク検出部115によって検出されたマークにより指定されたアクセスレベル(属性)と、設定データ(アクセス制御情報)と、に基づいて、付加データの出力を制御して、アクセス可能にすべき付加データを出力する機能部である。但し、アクセス制御部は、出力する必要はなく、付加データの読み取り可否を制御すればよい。マーク記入欄に記入されるマークがどのアクセスレベル(属性)を示すものであるかの情報は、上述のように設定データに含まれていてもよく、出力制御部116が記憶していてもよく、出力制御部116は、当該情報を基に、マークが指定するアクセスレベルを割り出す。
出力デバイス117は、出力制御部116によって選択され出力された付加データ102を、画面表示、印刷、データ保存、音声出力等する処理を行う機能部である。この出力デバイス117は、付加データ102の種類等に応じた処理を行う。
例えば、出力デバイス117は、付加データ102がテキストデータの場合は、テキストデータを画面表示、印刷、テキストデータ保存処理を行い、付加データ102が文書データの場合は、対応した文書編集ソフト等によって画面表示、印刷、文書データファイル保存処理を行い、付加データ102が画像データの場合は、当該画像データを画面表示、印刷、画像ファイル保存処理を行い、付加データ102が音声/音楽データの場合は、スピーカによる音声/音楽の出力、音声/音楽ファイル保存処理を行い、動画データ等の場合は、画面表示及び音声/音楽の出力、動画データファイル保存処理を行い、URL、ID番号等の情報のポインタとなりうるデータである場合、ネットワーク上にあるコンテンツをダウンロードして閲覧させることも可能であり、付加データ102が、印刷媒体に付された汚れや改ざん等によって壊れた場合に、ネットワークを介して正確な付加データ102を提供することも可能である。よって、出力デバイス117は、モニタ、スピーカ、プリンタ等の出力装置であってもよい。
本実施形態は以上のように構成される。尚、情報抽出部114と、マーク検出部115と、出力制御部116と、出力デバイス117とは、例えば、CPU等の演算装置により構成されていてもよく、記憶装置(図示せず)に格納されたプログラムにより各機能を実現する構成であってもよい。
次いで、図2を参照して、本実施形態に係る情報付加装置10の動作を詳細に説明する。図2は、本実施形態に係る情報付加装置10の処理フローを示す説明図である。
(情報付加装置10の処理)
以下では、情報付加装置10が印刷データ101に1又は2以上の付加データ102を付加し、出力する処理について説明する。この際、説明の便宜上、印刷データ101は、例えば、画像データであるとする。図3は、この画像データの一例を画像化した印刷画像200を示す図面である。印刷データ101を画像化した印刷画像は、例えば、図3に示した印刷画像200であるとして、以下では説明する。しかし、印刷データ101としては、上述のように、如何なる印刷されるデータであってもよい。また、この印刷画像200は、例えば、年賀状に印刷するための印刷画像であるとして説明するが、勿論、如何なる印刷画像であってもよい。
図4は、付加データ102ファイルのフォーマットの一例を示す説明図である。1つの付加データ102は、例えば、図4に示すように、「ファイル名(付加データ名)」と実際の「データファイル」との結合であるとし、この付加データ102が1又は2以上結合された形式で、付加される。そして、以下では、例えば、5つの付加データ102が、上記印刷データ101に埋め込まれるとして、説明するが、付加データ102の個数は、適宜変更可能である。この付加データ102のそれぞれのファイル名を、以下では、例えば、「base_data.txt」「net_data.txt」、「photo_a.jpg」、「photo_b.jpg」、「movie.mpeg」とし、それぞれの付加データ102を、第1付加データ〜第5付加データとする。尚、第1、2付加データはテキストデータであり、第3、4付加データは画像データであり、第5付加データは、動画データであるとする。
ここで、情報付加装置10の処理を実行するアプリケーションの実行画面(以下、ウインドウ300という)の例を図5に示す。本実施形態に係る情報付加装置10の処理は、例えば、以下のようなアプリケーションで実行されてもよい。但し、この図5に示すウインドウ300及び以下で説明するアプリケーションは、単なる一例であって、本発明を限定するものではない。
尚、このアプリケーションの実行画面の一例であるウインドウ300は、印刷データ選択欄301と、印刷データ選択ボタン302と、印刷画像表示欄303と、付加データ選択欄304と、付加データ選択ボタン305と、アクセスレベル指定欄306と、マーク記入領域307と、印刷ボタン308と、付加データ追加ボタン309と、アクセスレベル追加ボタン310と、を含む。
(印刷データ選択(S101))
まず、印刷データ選択欄301に印刷データ101が指定され、印刷データ選択ボタン302が選択されることにより、付加データ102等が埋め込まれる印刷データ101が選択される。尚、この印刷データ101は、記憶部(図示せず)に記憶された複数の印刷データの中から選択されてもよい。また、この印刷データ101の選択は、例えば、図3に示すように、選択される印刷データ101のファイル名(ここでは、「image_data.jpg」とした。)が指定されることにより行われてもよく、プルダウン等の一般的に使用されるファイル選択方法によって、選択されてもよい。
(印刷データ画像化(S102、印刷画像生成部103))
次に、印刷データ101は、印刷画像生成部103によって、印刷画像200に変換される。通常、印刷データの画面表示や印刷出力を行う場合、出力デバイスのドライバは、表示用/印刷用に印刷データから出力イメージを生成して、表示/印刷出力する。よって、印刷画像の形式については、出力デバイスのドライバが表示/印刷用に生成する印刷データの印刷イメージデータを、印刷画像生成部103が印刷画像として取得することによって、印刷画像200が生成されてもよい。そして、この生成された印刷画像200は、ウインドウ300の印刷画像表示欄303に表示される。
(付加データの選択(S103))
そして、付加データ選択欄304に付加データ102が指定され、付加データ選択ボタン305が選択されることにより、印刷データ101に埋め込まれる付加データ102が選択される。尚、図5においては、付加データ選択欄304及び付加データ選択ボタン305はそれぞれ5個あり、選択される付加データ102は5個以下となっているが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、付加データ追加ボタン309が選択されることにより、付加データ選択欄304及び付加データ選択ボタン305は、追加され、選択されうる付加データ102の個数も追加されてもよい。そして、以下では、上述のように、付加データ102は、第1付加データ〜第5付加データまでの5つの付加データ102であるとして、説明する。
(付加データのアクセスレベル決定(S104、アクセスレベル決定部105))
そして、選択された5つの付加データ102のそれぞれは、アクセスレベルを表すアクセスレベル指定欄306(チェックボックス)を選択される(チェックを入れる)ことにより、アクセスレベルが決定される。図5においては、このアクセスレベルは、(A)〜(C)までの3つのレベルであるとする。しかし、このアクセスレベルの個数は、アクセスレベル追加ボタン310が選択されることにより、追加されてもよい。
図5に示したように、各付加データ102の3つのアクセスレベル指定欄306(各付加データのファイル名の横に設けられた3つの欄)は、それぞれ、アクセスレベル(A)、アクセスレベル(B)、アクセスレベル(C)に対応する。このアクセスレベル指定欄306のそれぞれが、指定されることにより、対応する付加データ102に、アクセスレベル((A)〜(C))が割り当てられる。この付加データ102に割り当てられるアクセスレベルは、例えば、図5に示すように、次のようになるとして以下では説明する。
例えば、第1付加データ及び第2付加データには、アクセスレベル(A)〜(C)、第3付加データには、アクセスレベル(B)、第4付加データ及び第5付加データには、アクセスレベル(A)がそれぞれ割り当てられる。つまり、アクセスレベル(A)は、第1、2、4、5付加データを含み、アクセスレベル(B)は、第1、2、3付加データを含み、アクセスレベル(C)は、第1、2付加データを含む。
尚、上述の印刷データ選択(S101)及びこれに続く印刷データ画像化(S102)は、付加データの選択(S103)及びこれに続く付加データのアクセスレベルの決定(S104)の前に行われるとしたが、両者は逆の順番で行われてもよく、同時に行われてもよい。
(マーク記入欄の合成(S105、マーク記入欄合成部104))
上記「付加データのアクセスレベル決定(S104)」によって、アクセスレベルの個数が決定されれば、それに対応した、マーク記入欄の個数がマーク記入欄合成部104によって決定される。つまり、上記の例においては、アクセスレベルは、(A)〜(C)の3つであるため、マーク記入欄307A、307B、307Cも3つに設定される。このマーク記入欄307A、307B、308Cの個数は、3つに設定されたが、アクセスレベルの個数に対応していれば、いくつであってもよい。
そして、このマーク記入欄307A、307B、307Cが合成される印刷画像上の位置であるマーク記入領域307が設定される。このマーク記入領域307は、選択され移動されることにより移動可能であり、印刷画像表示欄303中であれば、どこに設定されてもよい。
マーク記入欄合成部104は、マーク記入領域307が決定されれば、当該マーク記入欄307A、307B、307Cを印刷画像200に合成する。なお、決定及び合成は、印刷ボタン308が選択されることにより実行される。
ここで、図5において、マーク記入欄307A、307B、307Cは、視認可能な四角形の枠として印刷画像に合成されるが、本発明はかかる例に限定されるものではなく、マーク記入欄307A、307B、307Cは、画像としては合成されず視認できなくてもよい。このようにマーク記入欄307A、307B、307Cを視認できないようにすることにより、マーク記入領域307を受取者に認識させること無く印刷媒体を作成することができる。
(設定データの生成(S106、設定データ生成部106))
印刷ボタン308が選択されることにより、設定データ生成部106は、図6に一例を示すように、上記の付加データ102とアクセスレベルとの対応関係を示す「設定データ」を生成する。図6は、設定データ生成部106が生成する設定データの一例を示す説明図である。
図6に示すように、選択され埋め込まれるべき付加データ102である第1付加データ〜第5付加データのファイル名が順次、data1、data2、data3、data4、及びdata5として指定される。そして、attrA〜Cは、それぞれアクセスレベル(A)〜(C)を表わし、それに続く「1」又は「0」の5つの並びは、第1〜第5付加データが各アクセスレベルに含まれるか否かを表わす。ここで、「1」は、当該付加データが当該アクセスレベルに含まれることを表わし、「0」は、当該付加データが当該アクセスレベルに含まれないことを表わす。即ち、この例によれば、上述と同様に、アクセスレベル(A)は、第1、2、4、5付加データを含み、アクセスレベル(B)は、第1、2、3付加データを含み、アクセスレベル(C)は、第1、2付加データを含む。
この設定データ生成部106は、各アクセスレベルに対応したマークの情報を設定データに含めてもよい。しかし、この各アクセスレベルに対応したマークの情報は、情報付加装置10及び情報抽出装置20に共通に設定(記憶)されていてもよい。この各アクセスレベルに対応したマークの一例を図7に示す。図7は、マークとアクセスレベルとの対応関係の一例を示す説明図である。
図7では説明の便宜のため、付加データ情報欄410には、各付加データについての情報を上から順に並べた。付加データ情報欄410の1列目には、各付加データの情報411(項目)を示し、2列目には、各付加データのファイル名412を示した。
また、付加データ情報欄410の右方に設けられたアクセス可否情報欄420には、各アクセスレベルに対する各付加データのアクセス可否を示した。尚、「○印」は、当該付加データが当該アクセスレベルに属することを意味し、当該アクセスレベルが選択され場合い、読み取りが許可されることを示す。また、「×印」は、当該付加データが当該アクセスレベルに属さず、当該アクセスレベルが選択されても、読み取りが禁止されることを示す。
アクセス可否情報欄420には、左方から第1欄421、第2欄422、第3欄423、第4欄424、及び最終欄425を示した。第1欄421は、全ての付加データがアクセス可能な場合を示し、第2欄422〜第4欄424は、それぞれアクセスレベル(A)〜(C)が指定された場合にアクセス可能な付加データを示し、最終欄425は、全ての付加データがアクセス禁止の場合を示した。
そして、アクセス可否情報欄420の下方には、それぞれのアクセスレベルに応じたマークを示すマーク情報欄430を設けた。マーク情報欄430中、第1マーク例431は、第1欄421に対応し、第2マーク例432は、第2欄422に対応し、第3マーク例433は、第3欄423に対応し、第4マーク例434は、第4欄424に対応し、最終マーク例435は、最終欄425に対応する。
図7に示すように、第1欄421に示す全ての付加データへのアクセスを許可するマークは、第1マーク例431に示すように、3つのマーク記入欄に何もマークがされていない場合である。そして、第2欄422に示すアクセスレベル(A)が設定された付加データのみのアクセスを許可するマークは、3つのマーク記入欄のうち左から1つ目のマーク記入欄(図5におけるマーク記入欄307A)へのマークが対応する。第3欄423に示すアクセスレベル(B)が設定された付加データのみのアクセスを許可するマークは、3つのマーク記入欄のうち左から1つ目のマーク記入欄(図5におけるマーク記入欄307B)へのマークが対応する。第4欄424に示すアクセスレベル(C)が設定された付加データのみのアクセスを許可するマークは、3つのマーク記入欄のうち左から1つ目のマーク記入欄(図5におけるマーク記入欄307C)へのマークが対応する。更に、最終欄425に示す全ての付加データへのアクセスを禁止するマークは、3つのマーク記入欄のうち2つ以上のマーク記入欄へのマークが対応する。
この各マーク記入欄に対するマークは、図7においては、マーク記入欄の枠内が塗り潰されることにより形成されたが、このマークの形状等は、後述の情報抽出装置20によって、検出が可能であれば、如何様なマークであってもよい。
以上、図7を用いて、各アクセスレベルに対応したマークの一例について説明したが、このような対応関係は、かかる例に限定されるものではなく、如何様にも設定可能である。
(付加データと設定データの画像化(S107、付加画像生成部108))
付加画像生成部108は、設定データ生成部106で生成された「設定データ」と、1又は2以上(ここでは5つ)の「付加データ102」との入力を受けて、両データを結合する。図8に付加データと設定データとの結合の一例を示す。図8に示すように、付加データと設定データとの結合データは、付加データ102と付加データのファイル名とが結合したデータが複数個(ここでは5つ)結合した図4に示した付加データ102と、図6に示した設定データとの結合である。
そして、付加画像生成部108は、付加データと設定データとが結合したデータを付加画像に変換する。この付加画像は、視認可能なコードであるバーコード又はドットコード等であってもよく、視覚的に判別し難い電子透かし、上述の改ざん検出が可能な電子透かし等の画像であってもよい。かかる画像の変換は、一般に使用される電子透かし生成方法、バーコード生成方法、又はドットコード生成方法等によって行われうるため、ここでの詳しい説明は省略する。
(画像合成(S108、画像合成部109))
画像合成部109は、マーク記入欄307A、307B、307Cが合成された印刷画像200に、上記付加画像を重ね合わせ多重化し「付加データ入り印刷画像」を作成する。
(電子透かしの埋め込み(S109、電子透かし埋め込み部110))
付加データ入り印刷画像には、電子透かし埋め込み部110によって、「電子透かし」が埋め込まれる。この電子透かしは、改ざん検出が可能な電子透かしであって、後述の如くマーク記入欄307A、307B、307Cに記入されるマーク(図9中のマーク504参照。)を検出可能にする。この電子透かしは、例えば、マーク記入領域307に埋め込まれる。尚、この電子透かし埋め込み部110は、電子透かしを、マーク記入領域307だけでなく、マーク記入領域307の周辺部(近傍領域)にも合成してもよく、この場合、電子透かしは、付加画像(付加データ及び設定データの画像)が読み取り可能なように、合成される。例えば、電子透かしは、付加画像と重ならないように埋め込まれるか、干渉しない埋め込み方法によって埋め込まれうる。この電子透かしについても、一般に使用される電子透かし生成方法によって形成されうるため、ここでの詳細な説明は省略する。
説明の便宜上、以下では、電子透かしは、マーク記入領域307に埋め込まれるとして説明する。しかし、本発明は、かかる例に限定されるものではない。電子透かしは、マーク記入領域307に記入されるマーク等を検出するための電子透かしであれば、如何なる領域に埋め込まれてもよい。例えば、この電子透かしは、画像中に埋め込まれてもよく、付加画像と重畳する領域に埋め込まれてもよい。その場合、付加画像と干渉しない埋め込み方法によって埋め込まれる。マーク記入領域307以外の領域に電子透かしが埋め込まれる場合、電子透かしは、マーク等が記入される前の印刷画像又は付加データ入り印刷画像をデータとして含んでもよい。かかるデータと、後述の読取画像との相違箇所を検出することにより、記入されたマークが検出されてもよい。また、電子透かしは、画像マーク記入領域の位置等、記入されたマークを検出することが可能な情報を含んでもよい。かかる情報を含むことにより、電子透かしを用いて記入されるマークが検出されてもよい。
(印刷(S110、印刷処理部111))
電子透かしが埋め込まれた付加データ入り印刷画像は、印刷処理部111によって紙等の印刷媒体に印刷され、付加データ入り印刷媒体112が形成される。
以上、情報付加装置10の処理について詳しく説明した。次に、図9を参照して、付加データ入り印刷媒体112の一例を説明する。図9は、付加データ入り印刷媒体112の一例を示した図面である。
(付加データ入り印刷媒体112)
付加データ入り印刷媒体112は、図9に示すように、印刷媒体501と、印刷媒体501上に印刷された印刷画像200と、印刷画像200に合成され印刷媒体501上に印刷されたマーク記入欄307A、307B、307Cと、印刷画像200に埋め込まれ、印刷媒体501上に印刷された付加画像502と、印刷画像200中のマーク記入領域307及びマーク記入領域307の近傍領域に埋め込まれ、印刷媒体501上に印刷された電子透かし503と、を含む。
尚、付加画像502及び電子透かし503は、図9では、説明の便宜上、視認可能なように示したが、視認可能である必要はなく、電子透かしで構成されてもよい。また、付加画像502と、電子透かし503とは、互いに別領域に埋め込まれる例を示したが、干渉しない埋め込み方法によって埋め込まれる場合は、両者は重なり合ってもよい。
(情報抽出装置20の処理)
以下では、図10を参照して、情報抽出装置20が付加データ入り印刷媒体112から付加データ102を抽出し、アクセスレベルに応じた付加データ102のみを読み出して出力する処理について説明する。図10は、第1の実施形態に係る情報抽出装置20の処理フローを示す説明図である。
この際、印刷された付加データ入り印刷媒体112は、配布者から受取者へと受け渡される。この受け渡しは、手渡しであってもよく、郵便等で送付されてもよく、様々な受け渡し方法であってもよい。
また、この受け渡しの際、又は、受け渡しに先立って、付加データ入り印刷媒体112のマーク記入欄307A、307B、307Cには、配布者によって、マーク504が記入される。このマーク504は、受取者にどこまでの付加データ102の取り出しを許可するかを予め設定しておいたアクセスレベル(属性のレベル)に応じて付されうる。
尚、以下では、マーク504は、マーク記入欄307Aに付加されるとする。このマーク504により、付加データ入り印刷媒体112のアクセスレベルは、(A)に設定される。しかし、本発明はかかる例に限定されるものではなく、マーク504は、受取者によって所定のマーク記入欄307A、307B、307Cに付されてもよい。また、マーク504は、マーク記入欄307A、307B、307Cのいずれか1つ、いずれか2つ、又は全てに付されてもよい。
(印刷媒体読み取り(S111、印刷媒体読取部113)
付加データ入り印刷媒体112は、印刷媒体読取部113によって光学的に読み取られ、付加データ入り印刷画像が取得される。読み取りの精度については、付加画像502と、電子透かし503と、マーク504とが判別可能な解像度で読み取りを行う必要はあるが、読み取りの方法は問わない。
(付加データと設定データの抽出(S112、情報抽出部114)
印刷画像200に付加された付加画像502が、情報抽出部114によって検出され、付加データ102及び設定データが、抽出される。この検出及び抽出の方法は、埋め込まれたデータに対応して、一般に使用される電子透かし抽出方法、改ざんの検出が可能な電子透かし抽出方法、バーコード抽出方法、又はドットコード抽出方法等によって行われうるため、ここでの詳しい説明は省略する。
(マーク504の検出(S113、マーク検出部115))
マーク検出部115は、マーク記入領域307及びマーク記入欄307A、307B、307Cの個数を検出し、マーク記入領域307及びその近傍に埋め込まれた電子透かし503を抽出し、この電子透かし503を利用することにより、マーク504を検出する。このマーク記入領域307及びマーク記入欄の個数の検出と、電子透かし503の位置とは、上述の如く、マーク検出部115の透かしアルゴリズムによって自動で行われてもよく、情報抽出部114によって抽出される設定データに含まれたマーク記入欄の位置等に関する情報を受けて、行われてもよい。
また、上記電子透かし503を利用したマーク504の検出は、例えば、改ざん検出が可能な電子透かしを使用して改ざんを検出し、改ざんをマーク504とすることによって行われてもよい。ここでいう改ざんとは、電子透かしを悪意を持って改ざん等することではなく、電子透かし上にマーク等が記入されることにより、電子透かしに上書きされ、読取画像中の画像において変更されることをいう。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、電子透かしがマーク記入領域307以外に埋め込まれた場合において、電子透かしが印刷画像又は付加データ入り印刷画像をデータとして含むとき、マーク検出部115は、読取画像と当該データとを比較し、相違箇所をマーク504として検出してもよい。更に、光学的にマークを検出することが可能な如何なる方法を用いてマーク504を検出してもよい。
(付加データ102の選択/出力(S114、出力制御部116)
出力制御部116は、検出されたマーク504に対応したアクセスレベルを設定する。本実施形態においては、マーク504はマーク記入欄307Aに付されているため、アクセスレベルは、例えば、(A)に設定される。尚、このアクセスレベルの設定は、上述の如く、設定データに含まれた各アクセスレベルに対応したマークの情報に基づいて成されてもよく、情報付加装置10及び情報抽出装置20が共通に既設定された各アクセスレベルに対応したマークの情報に基づいて成されてもよい。
そして、出力制御部116は、設定データが示す付加データ102とアクセスレベルとの対応関係と、設定されたアクセスレベルとに基づいて、当該アクセスレベルに該当する付加データ102だけをアクセス可能とする。本実施形態においては、アクセスレベルは(A)に設定されいるため、当該アクセスレベル(A)が設定された付加データ102である第1付加データ、第2付加データ、第4付加データ、第5付加データがアクセス可能とされる(図7参照。)。そして、出力制御部116は、アクセス可能とした付加データ102を、出力デバイス117に出力する。
(出力(S115、出力デバイス117))
出力制御部116によって出力された付加データ102は、そのデータの形式に対応した出力デバイス117によって出力される。
(第1の実施形態の効果)
以上、図1〜図10を参照して詳しく説明したように、本発明の第1の実施形態によれば、単一の印刷原稿(印刷データ)を使用して、印刷データを印刷媒体に印刷しても、配布者(アクセスレベルを知っている受取者でもよい)がアクセスレベルをマークすることによって指定することで、印刷データに埋め込んだ付加データのアクセス可否を受取者に応じて設定することができる。よって、受取者にアクセスさせるべき付加データの種類を制御することが可能であるため、受取者の属性(地位、性別、地域、年代等様々な特性)に応じた情報の提供が可能である。また、単一の印刷原稿で実現可能であるため、原稿作成費用を削減することができる。
本実施形態によれば、マークの位置のみで受取者の属性(アクセスレベル)を指定するので、マークを記入する手間が少なくて済み、マークを検出する際に使用される電子透かしの改ざんのみを判別すればよいので、装置の構成を単純にすることができる。
更に、印刷媒体として年賀状、名刺、ダイレクトメール等を使用した場合、狭い紙面でも、美観を損なわずに大量の情報を伝達することが可能となる。印刷媒体としてダイレクトメール等を使用した場合、顧客のセグメント(趣味、嗜好、年齢、性別等)に応じた情報の提供が可能であり、コンテンツのアクセス先を埋め込むことで、情報にアクセスさせ、常に最新の情報を提供することも可能である。
また、印刷データとして企業内の文書等を使用した場合、一種類の文書等原稿でも、権限を有する受取者にのみ、追加の機密情報を提供する等の、利用者権限に応じた情報の伝達を行うことも可能である。更に、上述のアプリケーション上で本人認証を行えば、第1の実施形態によって印刷された印刷物を圧着はがきの代替として使用することもでき、例えば、普通のはがきにクレジットカードの利用明細などの個人情報を不可視状態にして送付することができる。よって、親展はがき作成のコストを削減することも可能である。
そして、印刷媒体にかかる付加データを埋め込み配布することによって、例えば、印刷媒体が広告媒体として使用される場合、製品のコマーシャル動画や製品説明などの情報等を埋め込むことができ、印刷媒体が年賀はがき等である場合は、動画や音声メッセージなどを埋め込むことができ、印刷媒体が利用料金の明細書等である場合は、明細の詳細なデータを埋め込むことができる。かかる情報を印刷媒体に埋め込むことによって、大容量の情報を埋め込んで相手に配布することができる。
(第2の実施形態)
次に、図11を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、印刷データに1又は2以上の付加データを埋め込み、事前に決定した認証のためのマークを、受取者が記入することによって、記入されたマークが事前に決定したマークと一致した場合に、当該付加データを出力することができることを特徴とする。
尚、第1の実施形態の構成要素と同一の構成要素についての説明は省略する。よって、以下では、第1の実施形態との差を中心に説明する。尚、下記の構成要素も、例えば、CPU等の演算装置により構成されていてもよく、記憶装置(図示せず)に格納されたプログラムにより各機能を実現する構成であってもよい。また、印刷データ101は、図3に例示した画像データであるとして、以下では説明する。
図1は、本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。第2の実施形態は、情報付加装置30と、情報抽出装置20と、によって構成される。まず、情報付加装置10について説明する。
(情報付加装置30)
情報付加装置30は、図1に示したように、「印刷データ101」及び「付加データ102」を処理する機能部(装置)であり、印刷画像生成部103と、マーク記入欄合成部104と、認証マーク決定部605と、設定データ生成部606と、情報付加部107と、電子透かし埋め込み部110と、印刷処理部111と、を含む。第2の実施形態に係る情報付加装置30は、第1の実施形態に係る情報付加装置10が有するアクセスレベル決定部105と、設定データ生成部106と、の代わりに、認証マーク決定部605と、設定データ生成部606と、を有する。以下では、第1の実施形態と違う構成について説明する。
認証マーク決定部605は、「認証マーク」に含まれるマークの個数を決定し、1又は2以上の付加データ102のアクセス可否を決定するための認証マークを決定する機能部である。認証マークとは、付加データ102へのアクセス権を認証するマークのことであり、認証鍵のように正しいマークが記入された場合に、マークに対応した付加データ102を読み取り可能とするために使用される。このようなマークを以下では、認証マークと称する。また、マーク記入欄合成部104は、上述の第1の実施形態における「アクセスレベル」の変わりに、このマークの個数と等しくなるように、マーク記入欄の個数を変更してもよい。
この認証マークは、説明の便宜上、埋め込まれる1又は2以上の付加データ102の全てに対応して、1つの認証マークが決定されるとして、以下では説明する。しかし、本発明は、かかる例に限定されるものではない。例えば、複数の付加データ102を埋め込む場合、複数の付加データ102を更に複数のグループに分け、各グループのそれぞれに違った認証マーク(アクセス権)を設定することができる。但し、各グループのそれぞれに設定される認証マークは、同じものを含んでもよい。
また、この認証マークは、複数のマーク(文字、記号、符号、数字等)の組み合わせからなるとして、以下では説明するが、サイン等の画像を認証マークとして使用することも可能である。認証マークとしてサイン等の画像を使用することにより、後述するマーク記入欄307に当該サインを記入することができる受取者だけが付加データ102へのアクセスを許可され、それ以外の者にアクセスを許可しないことができるので、個人情報保護にも役立つ。また、サインの他に、印章、指紋の画像データ等であってもよい。
設定データ生成部606は、付加データ102に対して決定された認証マークを表したアクセス制御情報の一例である「設定データ」を生成する機能部である。更に、設定データ生成部606は、マーク記入欄合成部104によって決定されたマーク記入欄の個数及び位置の情報と、後述の電子透かしの位置の情報との少なくともどちらか1つを受け、当該設定データに含めてもよい。また、この設定データは、認証マークのイメージ概略のデータ、イメージそのもののデータ、又は記入される文字を文字認識等によって判定する場合の文字データ等であってもよい。ここで、複数の付加データ102が複数のグループに分けられた場合、この設定データは、それぞれの付加データ102がどのグループに含まれるかという情報と、それぞれのグループに割り当てられた認証マークの情報と、を含んでもよい。
以上、情報付加装置30の構成について説明した。次に、図11を参照して、情報抽出装置40の構成について説明する。
(情報抽出装置40)
情報抽出装置40は、図1に示したように、「付加データ入り印刷媒体112」を処理する機能部(装置)であって、印刷媒体読取部113と、情報抽出部114と、マーク検出部615と、出力制御部616と、出力デバイス117と、を含む。第2の実施形態に係る情報抽出装置40は、第1の実施形態に係る情報付加装置10が有するマーク検出部115と、出力制御部116と、の代わりに、マーク検出部615と、出力制御部616と、を有する。以下では、第1の実施形態と違う構成について説明する。
マーク検出部615は、印刷画像に合成されたマーク記入欄の位置を検出し、マーク記入欄に埋め込まれた電子透かしを抽出し、この電子透かしを利用してマーク記入欄に記入された認証マークを検出、検出結果を出力する機能部である。ここで、マーク検出部615によるマーク記入欄の個数及び位置の検出、電子透かしの位置は、マーク検出部615の透かしアルゴリズムによって自動で行われてもよく、情報抽出部114によって抽出される設定データに含まれたマーク記入欄の位置等に関する情報を受けて、行われてもよい。また、設定データが電子透かしに含まれた場合、マーク検出部615は、電子透かしから設定データを抽出してもよい。
出力制御部616は、アクセス制御部の一例であり、設定データに表された付加データ102に対応する認証マークと、マーク検出部615によって検出される記入された認証マークとを比較し、両者が一致した場合にだけ、認証マークに対応した付加データ102を出力デバイス117に出力する機能部である。但し、アクセス制御部は、出力する必要はなく、付加データの読み取り可否を制御すればよい。
また、複数の付加データ102が更に複数のグループに分けられ、それぞれのグループに認証マークが割り当てられた場合、出力制御部616は、マーク検出部615によって検出された記入された認証マークと、それぞれのグループに割り当てられた認証マークとを比較し、記入された認証マークに一致したグループに含まれた付加データ102のみを出力してもよい。
更に、出力制御部616は、設定データに含まれた認証マークと、記入された認証マークとが一致しない場合、予め付加データ102に含まれた他の付加データを出力することもできる。このように、認証マークが一致しない場合には、偽の付加データ102を出力することにより、機密文書等のセキュリティをより高めることができる。
本実施形態は以上のように構成される。
次いで、図12を参照して、本実施形態に係る情報付加装置30の動作を詳細に説明する。図12は、本実施形態に係る情報付加装置30の処理フローを示す説明図である。
(情報付加装置30の処理)
以下では、説明の便宜上、本実施形態に係る情報付加装置30の処理のうち、第1の実施形態に係る情報付加装置10の処理との違いについて説明する。即ち、以下では、「付加データの認証マークの決定(S604)、設定データの生成(S606)」について説明する。尚、付加データ102は、第1の実施形態で例示した第1付加データ〜第5付加データであるとして以下では説明する。
ここで、情報付加装置30の処理を実行するアプリケーションの実行画面(以下、ウインドウ700という)の例を図13に示す。本実施形態に係る情報付加装置30の処理は、例えば、以下のようなアプリケーションで実行されてもよい。但し、この図13に示すウインドウ700及び以下で説明するアプリケーションは、単なる一例であって、本発明を限定するものではない。
尚、このアプリケーションの実行画面の一例であるウインドウ700は、印刷データ選択欄301と、印刷データ選択ボタン302と、印刷画像表示欄303と、付加データ選択欄304と、付加データ選択ボタン305と、認証マーク指定欄706と、マーク記入領域307と、印刷ボタン308と、付加データ追加ボタン309と、マーク追加ボタン710と、を含む。
(付加データの認証マークの決定(S604、認証マーク決定部605))
付加データ102の選択(S103)によって、選択された5つの付加データ102に対する認証マークが決定される。この認証マークは、認証マーク指定欄706に任意のマークが記入された後、印刷ボタン308が選択されることにより決定される。この認証マーク指定欄706に記入されるマークは、記号、文字等任意に設定されうる。
図13においては、認証マーク指定欄706は、3つのマークを指定するための欄を有するとする。しかし、この指定できるマークの個数は、マーク追加ボタン710が選択されることにより、追加されてもよい。このマークの個数が決定されれば、マーク記入欄合成部104によって、マークの個数と等しくなるようにマーク記入欄の個数が決定される。
また、図13に示すように、以下では、第1付加データ〜第5付加データに対する認証マークは、「○」、「△」及び「○」の3つのマークの並びであるとして以下では説明する。尚、この3つのマークは、上述の如く任意に設定されうる。
尚、印刷データ選択(S101)及びこれに続く印刷データ画像化(S102)は、付加データの選択(S103)及びこれに続く付加データの認証マークの決定(S604)の前に行われるとしたが、両者は逆の順番で行われてもよく、同時に行われてもよい。
(設定データの生成(S606、設定データ生成部606))
印刷ボタン308が選択されることにより、設定データ生成部606は、上記の付加データ102に対する認証マークを表した「設定データ」を生成する。図13に示す例では、設定データは、第1付加データ〜第5付加データに対する認証マーク「○△○」の並び(組み合わせ)を表す。
(付加データ入り印刷媒体612)
付加データ入り印刷媒体612は、図14に示すように、印刷媒体501と、印刷媒体501上に印刷された印刷画像200と、印刷画像200に合成され印刷媒体501上に印刷されたマーク記入欄307A、307B、307Cと、印刷画像200に埋め込まれ、印刷媒体501上に印刷された付加画像802と、印刷画像200中のマーク記入領域307及びマーク記入領域307の近傍領域に埋め込まれ、印刷媒体501上に印刷された電子透かし803と、を含む。
尚、付加画像802及び電子透かし803は、図14では、説明の便宜上、視認可能なように示したが、視認可能である必要はなく、電子透かしで構成されてもよい。また、付加画像802と、電子透かし803とは、互いに別領域に埋め込まれる例を示したが、干渉しない埋め込み方法によって埋め込まれる場合は、両者は重なり合ってもよい。
(情報抽出装置40の処理)
以下では、図15を参照して、情報抽出装置40が付加データ入り印刷媒体612から付加データ102を抽出し、正しい認証マークが記入された場合に、当該認証マークに対応した付加データ102を出力する処理について説明する。図15は、第2の実施形態に係る情報抽出装置40の処理フローを示す説明図である。
以下では、説明の便宜上、本実施形態に係る情報抽出装置40の処理のうち、第1の実施形態に係る情報抽出装置20の処理との違いについて説明する。即ち、以下では、「認証マークの検出(S613)、付加データの選択/出力(S614)」について説明する。但し、情報抽出部114は、第1の実施形態の付加画像502の変わりに付加画像802を検出、抽出する。
この際、印刷された付加データ入り印刷媒体612は、配布者から受取者へと受け渡される。この受け渡しは、手渡しであってもよく、郵便等で送付されてもよく、様々な受け渡し方法であってもよい。
また、この受け渡しの後、付加データ入り印刷媒体112のマーク記入欄307A、307B、307Cには、受取者等によって認証マーク804が記入される。この認証マーク804は、付加データ102の読み出しを許可するための認証鍵の役割を果たす。よって、配布者は、受取者に付加データ102の閲覧等を許可したい場合に、設定してある認証マークを教えてもよい。また、複数の付加データ102が複数のグループに分けられ、各グループに認証マークが設定された場合は、配布者は、教える認証マークを変更することによって、受取者に応じて閲覧等させる付加データ102を変更することができる。
尚、以下では、記入された認証マーク804は、認証マーク決定部605によって決定された認証マークと等しいマーク(「○△○」の並び)であるとして、説明する。
(マークの検出(S613、マーク検出部615))
マーク検出部615は、マーク記入領域307及びマーク記入欄307A、307B、307Cの個数を検出し、マーク記入領域307及びその近傍に埋め込まれた電子透かし803を抽出し、この電子透かし803を利用することにより、認証マーク804を検出する。
このマーク記入領域307及びマーク記入欄の個数の検出と、電子透かし803の位置とは、上述の如く、マーク検出部615の透かしアルゴリズムによって自動で行われてもよく、情報抽出部114によって抽出される設定データに含まれたマーク記入欄の位置等に関する情報を受けて、行われてもよい。
また、上記電子透かし803を利用した認証マーク804の検出は、例えば、改ざん検出が可能な電子透かしを使用して改ざんを検出し、この改ざんの形を認識し認証マーク804とすることによって行われてもよい。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、光学的に認証マーク804を検出することが可能な如何なる方法を用いてマーク504を検出してもよい。
(付加データ102の選択/出力(S614、出力制御部616)
出力制御部616は、アクセス制御情報の一例である設定データに示された認証マークと、実際にマーク記入領域307に記入された認証マーク804とを比較し、両者が一致した場合に、付加データ102をアクセス可能とする。そして、出力制御部616は、アクセス可能とした付加データ102を出力デバイス117に出力する。また、出力制御部616は、両者が一致しない場合には、予め付加データ102に含められた他の付加データを出力するも可能である。かかる出力を行うことで、本実施形態は、セキュリティをより高めることができる。
(第2の実施形態の効果)
以上、図11〜15を参照して詳細に説明したように、本発明の第1の実施形態によれば、認証マークを知っている者のみに、付加データを提供することができるため、付加データの取り出しの可否を制御することができる。更に、認証マークが鉛筆等によって消去可能なように記入されることにより、許可を受けた者が付加データを取り出した後、認証マークを消去することができ、他人による情報の取り出しを防ぐこともできる。
また、複数の付加データを複数のグループに分け、各グループに対して認証マークを決定し、受取者に応じて教える認証マークを変更することにより、印刷データに埋め込んだ付加データのアクセス可否を受取者に応じて設定することができる。よって、受取者にアクセスさせるべき付加データの種類を制御することが可能であるため、受取者の属性(地位、性別、地域、年代等様々な特性)に応じた情報の提供が可能である。また、単一の印刷原稿で実現可能であるため、原稿作成費用を削減することができる。
更に、印刷媒体として年賀状、名刺、ダイレクトメール等を使用した場合、狭い紙面でも、美観を損なわずに大量の情報を伝達することが可能となる。印刷媒体としてダイレクトメール等を使用した場合、顧客のセグメント(趣味、嗜好、年齢、性別等)に応じた情報の提供が可能であり、コンテンツのアクセス先を付加することで、情報にアクセスさせ、常に最新の情報を提供することも可能である。
また、印刷媒体として企業内の文書等を使用した場合、一種類の文書等原稿でも、権限を有する受取者にのみ、追加の機密情報を提供する等の、利用者権限に応じた情報の伝達を行うことも可能である。更に、上述のアプリケーション上で本人認証を行えば、第1の実施形態によって印刷された印刷物を圧着はがきの代替として使用することもでき、例えば、普通のはがきにクレジットカードの利用明細などの個人情報を不可視状態にして送付することができる。よって、親展はがき作成のコストを削減することも可能である。
そして、印刷媒体にかかる付加データを埋め込み配布することによって、例えば、印刷媒体が広告媒体として使用される場合、製品のコマーシャル動画や製品説明などの情報等を埋め込むことができ、印刷媒体が年賀はがき等である場合は、動画や音声メッセージなどを埋め込むことができ、印刷媒体が利用料金の明細書等である場合は、明細の詳細なデータを埋め込むことができる。かかる情報を印刷媒体に埋め込むことによって、大容量の情報を埋め込んで相手に配布することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、配布者は、付加データ入りの印刷画像が印刷された印刷媒体を受取者に送付等するとしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、この印刷画像は、印刷されずにネットワークを経由して受取者に送付されてもよく、印刷画像を受け取った受取者は、印刷画像を印刷媒体に印刷した後、情報抽出装置によって付加データを取り出してもよい。また、印刷画像を受け取った受取者は、印刷画像を印刷することなく直接、情報抽出装置の情報抽出部に送り、付加データを取り出してもよい。尚、この際、情報付加装置の印刷処理部及び情報抽出装置の印刷媒体読取部は、必ずしも必要ではなく、上記のマーク又は認証マークは、例えば、配布者又は送付者が付加データ入り印刷画像を画像処理ソフト等を利用して直接記入してもよく、受取者によって印刷された後に記入されてもよい。
本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る情報付加装置の処理フローを示す説明図である。 同実施形態に係る画像データの一例を画像化した印刷画像を示す図面である。 同実施形態に係る付加データファイルのフォーマットの一例を示す説明図である。 同実施形態に係る情報付加装置の処理を実行するアプリケーションのウインドウの一例を示す図面である。 同実施形態に係る設定データ生成部が生成する設定データの一例を示す説明図である。 同実施形態に係るマークとアクセスレベルとの対応関係の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る付加データと設定データとの結合の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る付加データ入り印刷媒体の一例を示した図面である。 同実施形態に係る情報抽出装置の処理フローを示す図である。 本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る情報付加装置の処理フローを示す説明図である。 同実施形態に係る情報付加装置の処理を実行するアプリケーションのウインドウの一例を示す図面である。 同実施形態に係る付加データ入り印刷媒体の一例を示した図面である。 同実施形態に係る情報抽出装置の処理フローを示す図である。
符号の説明
10、30 情報付加装置
20、40 情報抽出装置
101 印刷データ
102 付加データ
103 印刷画像生成部
104 マーク記入欄合成部
105 アクセスレベル決定部
106、606 設定データ生成部
107 情報付加部
108 付加画像生成部
109 画像合成部
110 電子透かし埋め込み部
111 印刷処理部
112、612 付加データ入り印刷媒体
113 印刷媒体読取部
114 情報抽出部
115、615 マーク検出部
116、616 出力制御部
117 出力デバイス
200 印刷画像
300、700 ウインドウ
301 印刷データ選択欄
302 印刷データ選択ボタン
303 印刷画像表示欄
304 付加データ選択欄
305 付加データ選択ボタン
306 アクセスレベル指定欄
307 マーク記入領域
307A、307B、307C マーク記入欄
308 印刷ボタン
309 付加データ追加ボタン
310 アクセスレベル追加ボタン
605 認証マーク決定部
706 認証マーク指定欄
710 マーク追加ボタン

Claims (14)

  1. 画像に所定の情報を付加する情報付加装置であって:
    前記画像に、1又は2以上の付加データと、当該付加データへのアクセス権と前記画像の受取者の属性とを関連付けたアクセス制御情報と、を付加する情報付加部と;
    前記属性を指定するマークの前記画像中のマーク記入領域への記入を検出可能な電子透かしを、前記画像に埋め込む電子透かし埋め込み部と;
    を備えることを特徴とする、情報付加装置。
  2. コンピュータを、請求項1に記載の情報付加装置として機能させるためのコンピュータプログラム。
  3. 1又は2以上の付加データと、当該付加データへのアクセス権と画像の受取者の属性とを関連付けたアクセス制御情報とが付加され、前記属性を指定するマークの記入を検出可能な電子透かしが埋め込まれた前記画像が印刷された印刷媒体から、所定の情報を抽出する情報抽出装置であって:
    前記マークが記入された後の前記印刷媒体を読み取り、読取画像とする印刷媒体読取部と;
    前記読取画像から、前記付加データ及び前記アクセス制御情報を抽出する情報抽出部と;
    前記電子透かしにより、前記画像中のマーク記入領域に記入された前記マークを検出するマーク検出部と;
    前記検出されたマークにより指定された属性と前記アクセス制御情報とに基づいて、前記付加データへのアクセスを制御するアクセス制御部と;
    を備えることを特徴とする、情報抽出装置。
  4. コンピュータを、請求項3に記載の情報抽出装置として機能させるためのコンピュータプログラム。
  5. 画像に所定の情報を付加する情報付加装置であって:
    前記画像に、1又は2以上の付加データと、当該付加データへのアクセス権をマークで表したアクセス制御情報と、を付加する情報付加部と;
    前記マークの前記画像中のマーク記入領域への記入を検出可能な電子透かしを、前記画像に埋め込む電子透かし埋め込み部と;
    を備えることを特徴とする、情報付加装置。
  6. コンピュータを、請求項5に記載の情報付加装置として機能させるためのコンピュータプログラム。
  7. 1又は2以上の付加データと、当該付加データへのアクセス権をマークで表したアクセス制御情報とが付加され、前記マークの記入を検出可能な電子透かしが埋め込まれた画像が印刷された印刷媒体から、所定の情報を抽出する情報抽出装置であって:
    前記マークが記入された後の前記印刷媒体を読み取り、読取画像とする印刷媒体読取部と;
    前記読取画像から、前記付加データ及び前記アクセス制御情報を抽出する情報抽出部と;
    前記電子透かしにより、前記画像中のマーク記入領域に記入された前記マークを検出するマーク検出部と;
    前記検出されたマークと前記アクセス制御情報とに基づいて、前記付加データへのアクセスを制御するアクセス制御部と;
    を備えることを特徴とする、情報抽出装置。
  8. コンピュータを、請求項7に記載の情報抽出装置として機能させるためのコンピュータプログラム。
  9. 画像に所定の情報を付加する情報付加方法であって、
    前記画像に、1又は2以上の付加データと、当該付加データへのアクセス権と前記画像の受取者の属性とを関連付けたアクセス制御情報と、を付加し、
    前記属性を指定するマークの前記画像中のマーク記入領域への記入を検出可能な電子透かしを、前記画像に埋め込むことを特徴とする、情報付加方法。
  10. 1又は2以上の付加データと、当該付加データへのアクセス権と画像の受取者の属性とを関連付けたアクセス制御情報とが付加され、前記属性を指定するマークの記入を検出可能な電子透かしが埋め込まれた前記画像が印刷された印刷媒体から、所定の情報を抽出する情報抽出方法であって、
    前記マークが記入された後の前記印刷媒体を読み取り、読取画像とし、
    前記読取画像から、前記付加データ及び前記アクセス制御情報を抽出し、
    前記電子透かしにより、前記画像中のマーク記入領域に記入された前記マークを検出し、
    前記検出されたマークにより指定された属性と前記アクセス制御情報とに基づいて、前記付加データへのアクセスを制御することを特徴とする、情報抽出方法。
  11. 画像に所定の情報を付加する情報付加方法であって、
    前記画像に、1又は2以上の付加データと、当該付加データへのアクセス権をマークで表したアクセス制御情報と、を付加し、
    前記マークの前記画像中のマーク記入領域への記入を検出可能な電子透かしを、前記画像に埋め込むことを特徴とする、情報付加方法。
  12. 1又は2以上の付加データと、当該付加データへのアクセス権をマークで表したアクセス制御情報とが付加され、前記マークの記入を検出可能な電子透かしが埋め込まれた画像が印刷された印刷媒体から、所定の情報を抽出する情報抽出方法であって、
    前記マークが記入された後の前記印刷媒体を読み取り、読取画像とし、
    前記読取画像から、前記付加データ及び前記アクセス制御情報を抽出し、
    前記電子透かしにより、前記画像中のマーク記入領域に記入された前記マークを検出し、
    前記検出されたマークと前記アクセス制御情報とに基づいて、前記付加データへのアクセスを制御することを特徴とする、情報抽出方法。
  13. 印刷された画像に、
    1又は2以上の付加データと、当該付加データへのアクセス権と前記画像の受取者の属性とを関連付けたアクセス制御情報と、が付加され、
    前記属性を指定するマークの前記画像中のマーク記入領域への記入を検出可能な電子透かしが埋め込まれたことを特徴とする、印刷媒体。
  14. 印刷された画像に、
    1又は2以上の付加データと、当該付加データへのアクセス権をマークで表したアクセス制御情報と、が付加され、
    前記マークの前記画像中のマーク記入領域への記入を検出可能な電子透かしが埋め込まれたことを特徴とする、印刷媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012147373A (ja) * 2011-01-14 2012-08-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP7455584B2 (ja) 2020-01-06 2024-03-26 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム、および記憶媒体

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