JP2007285924A - 情報端末装置、情報通信方法、及び情報通信プログラム - Google Patents

情報端末装置、情報通信方法、及び情報通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】最新の渋滞予測情報に簡便に更新することが可能な情報端末装置を提供する。
【解決手段】情報端末装置は、移動体に搭載され、記憶手段に記憶された渋滞予測情報に基づいて処理を行う。情報端末装置は、走行履歴に基づいて、サーバに記憶された渋滞予測情報を更新するための更新用データを作成し、作成された更新用データをサーバへ送信する。そして、更新用データを受信したサーバにおいて計算された更新渋滞情報を受信し、記憶手段に記憶された渋滞予測情報を更新渋滞情報に基づいて更新する。上記の情報端末装置によれば、バージョンアップなどを行うことなく、最新の渋滞予測情報に簡便に更新することが可能となる。また、情報端末装置は、更新された最新の渋滞予測情報に基づいて、最適なルートを適切に探索することが可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、渋滞予測情報を更新する技術に関する。
従来から、ナビゲーション装置などにおいて、渋滞状況を示す渋滞予測情報を考慮に入れて、ルート探索や所要時間計算が行われている。例えば、特許文献1には、情報センタと通信可能である場合には、情報センタから受信した渋滞予測情報に基づいて動的に経路探索を行い、情報センタと通信不可能である場合には、情報センタから事前に受信した渋滞予測情報に基づいて動的に経路探索を行う技術が記載されている。
特開2005−208041号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載の技術では、情報センタによる渋滞予測情報の更新がない場合、現在における実際の渋滞状況と、事前に受信した渋滞予測情報が示す渋滞状況との誤差が大きくなる可能性があった。そのため、最適なルートを適切に探索することができない場合があった。また、最新の渋滞予測情報に更新するためには、ハードディスクなどに記憶された情報をバージョンアップする必要があり、手間がかかっていた。
更に、渋滞予測データの収録範囲を広くするためには、統計化が必要であり、広範囲な未収録エリアについての多くの情報提供者からの情報収集が必要となる。これより、このための好適な仕組みの確立が待たれている。
本発明が解決しようとする課題としては、上記のものが一例として挙げられる。本発明の目的は、バージョンアップなどを行うことなく、最新の渋滞予測情報に簡便に更新することが可能な情報端末装置、情報通信方法、及び情報通信プログラムを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、移動体に搭載され、記憶手段に記憶された渋滞予測情報に基づいて処理を行う情報端末装置であって、走行履歴に基づいて、サーバに記憶された渋滞予測情報を更新するための更新用データを作成する更新用データ作成手段と、作成された前記更新用データを前記サーバへ送信する送信手段と、前記更新用データを受信した前記サーバにおいて計算された更新渋滞情報を受信する受信手段と、前記記憶手段に記憶された前記渋滞予測情報を、前記更新渋滞情報に基づいて更新する更新手段と、を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、渋滞予測情報を記憶する記憶手段を備える情報機器により実行される情報通信方法であって、走行履歴に基づいて、サーバに記憶された渋滞予測情報を更新するための更新用データを作成する更新用データ作成工程と、作成された前記更新用データを前記サーバへ送信する送信工程と、前記更新用データを受信した前記サーバにおいて計算された更新渋滞情報を受信する受信工程と、前記記憶手段に記憶された前記渋滞予測情報を、前記更新渋滞情報に基づいて更新する更新工程と、を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、渋滞予測情報を記憶する記憶手段及びコンピュータを備える情報機器により実行される情報通信プログラムであって、走行履歴に基づいて、サーバに記憶された渋滞予測情報を更新するための更新用データを作成する更新用データ作成手段、作成された前記更新用データを前記サーバへ送信する送信手段、前記更新用データを受信した前記サーバにおいて計算された更新渋滞情報を受信する受信手段、前記記憶手段に記憶された前記渋滞予測情報を、前記更新渋滞情報に基づいて更新する更新手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明の1つの観点では、移動体に搭載され、記憶手段に記憶された渋滞予測情報に基づいて処理を行う情報端末装置は、走行履歴に基づいて、サーバに記憶された渋滞予測情報を更新するための更新用データを作成する更新用データ作成手段と、作成された前記更新用データを前記サーバへ送信する送信手段と、前記更新用データを受信した前記サーバにおいて計算された更新渋滞情報を受信する受信手段と、前記記憶手段に記憶された前記渋滞予測情報を、前記更新渋滞情報に基づいて更新する更新手段と、を備える。
上記の情報端末装置は、移動体に搭載され、記憶手段に記憶された渋滞予測情報に基づいて経路探索などの処理を行う。更新用データ作成手段は、走行履歴に基づいて、サーバに記憶された渋滞予測情報を更新するための更新用データを作成する。送信手段は、作成された更新用データをサーバへ送信する。この場合、サーバにおいては、複数の情報端末装置から更新用データを収集し、更新用データを再計算することによって更新渋滞情報を求める。情報端末装置内の受信手段は、サーバにおいて計算された更新渋滞情報を受信する。そして、更新手段は、記憶手段に記憶された渋滞予測情報を更新渋滞情報に基づいて更新する。上記の情報端末装置によれば、バージョンアップなどを行うことなく、最新の渋滞予測情報に簡便に更新することが可能となる。したがって、情報端末装置は、更新された最新の渋滞予測情報に基づいて、最適なルートを適切に探索することが可能となる。
好適には、前記更新用データは、渋滞の程度に関する情報と、前記渋滞の程度に関する情報に関連付けるための日付情報と、場所情報と、を含んで構成される。
上記の情報端末装置の一態様では、複数の前記サーバの中から、前記更新用データを送信すべきサーバを選定すると共に、前記更新渋滞情報を受信すべきサーバを選定する選定手段を備える。この場合、選定手段は、サーバの特性を考慮し、車両の走行履歴などに基づいて、更新用データを送信すべきサーバを選定することができる。また、選定手段は、経路設定の際の目的地と出発地などに応じて、複数のサーバの中から、更新渋滞情報を受信すべきサーバを切り換えることができる。
上記の情報端末装置の他の態様では、前記送信手段及び前記受信手段は、LANとの接続及び通信を行う通信手段を介して、前記送信及び前記受信を行うことができる。この場合、好適には、前記更新用データ作成手段、前記更新手段、及び前記通信手段を少なくとも含んで構成される部分を、着脱可能に構成することができる。
本発明の他の観点では、渋滞予測情報を記憶する記憶手段を備える情報機器により実行される情報通信方法は、走行履歴に基づいて、サーバに記憶された渋滞予測情報を更新するための更新用データを作成する更新用データ作成工程と、作成された前記更新用データを前記サーバへ送信する送信工程と、前記更新用データを受信した前記サーバにおいて計算された更新渋滞情報を受信する受信工程と、前記記憶手段に記憶された前記渋滞予測情報を、前記更新渋滞情報に基づいて更新する更新工程と、を備える。
本発明の他の観点では、渋滞予測情報を記憶する記憶手段及びコンピュータを備える情報機器により実行される情報通信プログラムは、走行履歴に基づいて、サーバに記憶された渋滞予測情報を更新するための更新用データを作成する更新用データ作成手段、作成された前記更新用データを前記サーバへ送信する送信手段、前記更新用データを受信した前記サーバにおいて計算された更新渋滞情報を受信する受信手段、前記記憶手段に記憶された前記渋滞予測情報を、前記更新渋滞情報に基づいて更新する更新手段、として前記コンピュータを機能させる。
上記した情報通信方法又は情報通信プログラムによっても、バージョンアップなどを行うことなく、最新の渋滞予測情報に簡便に更新することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。なお、以下の説明は、本発明を車両に搭載されるナビゲーション装置に適用した例を示す。
[ナビゲーション装置]
図1に、ナビゲーション装置1の構成を示す。図1に示すように、ナビゲーション装置1は、自立測位装置10、GPS受信機18、システムコントローラ20、ディスクドライブ31、データ記憶ユニット36、通信用インタフェース37、通信装置38、表示ユニット40、音声出力ユニット50及び入力装置60を備える。
自立測位装置10は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13を備える。加速度センサ11は、例えば圧電素子からなり、車両の加速度を検出し、加速度データを出力する。角速度センサ12は、例えば振動ジャイロからなり、車両の方向変換時における車両の角速度を検出し、角速度データ及び相対方位データを出力する。距離センサ13は、車両の車輪の回転に伴って発生されているパルス信号からなる車速パルスを計測する。
GPS受信機18は、複数のGPS衛星から、測位用データを含む下り回線データを搬送する電波19を受信する。測位用データは、緯度及び経度情報等から車両の絶対的な位置を検出するために用いられる。
システムコントローラ20は、インタフェース21、CPU(Central Processing Unit)22、ROM(Read Only Memory)23及びRAM(Random Access Memory)24を含んでおり、ナビゲーション装置1全体の制御を行う。
インタフェース21は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13並びにGPS受信機18とのインタフェース動作を行う。そして、これらから、車速パルス、加速度データ、相対方位データ、角速度データ、GPS測位データ、絶対方位データ等をシステムコントローラ20に入力する。CPU22は、システムコントローラ20全体を制御する。ROM23は、システムコントローラ20を制御する制御プログラム等が格納された図示しない不揮発性メモリ等を有する。RAM24は、入力装置60を介して使用者により予め設定された経路データ等の各種データを読み出し可能に格納したり、CPU22に対してワーキングエリアを提供したりする。
システムコントローラ20、CD−ROMドライブ又はDVD−ROMドライブなどのディスクドライブ31、データ記憶ユニット36、通信用インタフェース37、表示ユニット40、音声出力ユニット50及び入力装置60は、バスライン30を介して相互に接続されている。
ディスクドライブ31は、システムコントローラ20の制御の下、CD又はDVDといったディスク33から、音楽データ、映像データなどのコンテンツデータを読み出し、出力する。なお、ディスクドライブ31は、CD−ROMドライブ又はDVD−ROMドライブのうち、いずれか一方としてもよいし、CD及びDVDコンパチブルのドライブとしてもよい。
データ記憶ユニット36は、例えばHDDなどにより構成され、地図データや施設データなどのナビゲーション処理に用いられる各種データを記憶するユニットである。
通信装置38は、例えば、FMチューナやビーコンレシーバ、携帯電話や専用の通信カードなどにより構成され、通信用インタフェース37を介して、VICS(Vehicle Information Communication System)センタから配信される渋滞や交通情報などの道路交通情報、その他の情報を受信する。
表示ユニット40は、システムコントローラ20の制御の下、各種表示データをディスプレイなどの表示装置に表示する。具体的には、システムコントローラ20は、データ記憶ユニット36から地図データを読み出す。表示ユニット40は、システムコントローラ20によってデータ記憶ユニット36から読み出された地図データを、ディスプレイなどの表示画面上に表示する。表示ユニット40は、バスライン30を介してCPU22から送られる制御データに基づいて表示ユニット40全体の制御を行うグラフィックコントローラ41と、VRAM(Video RAM )等のメモリからなり即時表示可能な画像情報を一時的に記憶するバッファメモリ42と、グラフィックコントローラ41から出力される画像データに基づいて、液晶、CRT(Cathode Ray Tube)等のディスプレイ44を表示制御する表示制御部43と、ディスプレイ44とを備える。ディスプレイ44は、例えば対角5〜10インチ程度の液晶表示装置等からなり、車内のフロントパネル付近に装着される。
音声出力ユニット50は、システムコントローラ20の制御の下、CD−ROMドライブ31又はDVD−ROM32、若しくはRAM24等からバスライン30を介して送られる音声デジタルデータのD/A(Digital to Analog)変換を行うD/Aコンバータ51と、D/Aコンバータ51から出力される音声アナログ信号を増幅する増幅器(AMP)52と、増幅された音声アナログ信号を音声に変換して車内に出力するスピーカ53とを備えて構成されている。
入力装置60は、各種コマンドやデータを入力するための、キー、スイッチ、ボタン、リモコン、音声入力装置等から構成されている。入力装置60は、車内に搭載された当該車載用電子システムの本体のフロントパネルやディスプレイ44の周囲に配置される。また、ディスプレイ44がタッチパネル方式である場合には、ディスプレイ44の表示画面上に設けられたタッチパネルも入力装置60として機能する。
[情報通信システム]
次に、本実施例による情報通信システムについて説明する。図2に情報通信システムの概略構成を示す。図2に示すように、情報通信システム100は、情報端末装置110及び情報供給センタ120を有する。
ここで、情報通信システム100において行われる処理の概要について説明する。情報端末装置110は、車両などの移動体に搭載される。情報端末装置110は、走行履歴などに基づいて、情報供給センタ120に記憶された渋滞予測情報を更新するための更新用データを作成し、作成された更新用データを情報供給センタ120へ送信する。情報供給センタ120は、サーバとして機能し、複数の移動体に搭載された情報端末装置110から送信された更新用データを収集する。そして、情報供給センタ120は、収集した更新用データを再計算することによって更新渋滞情報を得る。情報供給センタ120は、記憶している渋滞予測情報を更新渋滞情報に基づいて更新すると共に、更新渋滞情報を情報端末装置110に供給する。そして、情報端末装置110は、記憶している渋滞予測情報を取得した更新渋滞情報に基づいて更新する。
上記の情報通信システム100によれば、バージョンアップなどを行うことなく、最新の渋滞予測情報に簡便に更新することが可能となる。したがって、情報端末装置110は、更新された最新の渋滞予測情報に基づいて、最適なルートを適切に探索することが可能となる。
ここで、情報端末装置110の構成を詳細に説明する。情報端末装置110は、演算部111と、季節・曜日情報作成用DB(データベース)112と、渋滞予測情報DB113と、地図データDB114と、ナビゲーションユニット115と、通信部116と、を備える。演算部111は、更新用データ作成部111aと、渋滞予測情報更新部111bと、を備える。更新用データ作成部111aは、情報供給センタ120内に記憶された渋滞予測情報を更新するための更新用データを作成する。渋滞予測情報更新部111bは、情報供給センタ120から供給される更新渋滞情報に基づいて、渋滞予測情報DB113に記憶された渋滞予測情報を更新する。
季節・曜日情報作成用DB112には、季節情報と曜日情報とが、日付に対応付けられて記憶されている。季節情報は、日にちが、例えば春、初夏、夏、秋、冬、年末年始、GW(ゴールデンウィーク)、盆のいずれに該当するかを示す情報である。曜日情報は、日にちが、例えば平日、土曜、日曜、祝日のいずれに該当するかを示す情報である。また、渋滞予測情報DB113には、上記した季節情報及び曜日情報と、時刻(例えば20分単位のデータ)と、渋滞状況(ノード間の道路の旅行時間(通過時間)など)と、が対応付けられた渋滞予測情報が記憶されている。地図データDB114には、地図データが記憶されている。
ナビゲーションユニット115は、GPSユニット、自立型センサなどを有して構成される。通信部116は、情報供給センタ120と通信可能に構成されている。具体的には、通信部116は、演算部111からの出力データを取得して情報供給センタ120に送信すると共に、情報供給センタ120からの送信データを受信して演算部111に供給する。例えば、通信部116は、LANとの接続及び通信が可能なように構成されている。即ち、通信部116は、通信手段として機能する。
なお、情報端末装置110を図1に示すナビゲーション装置1に適用した場合、システムコントローラ20が演算部111を構成する。また、自立測位装置10やGPS受信機18などがナビゲーションユニット115を構成し、通信装置38が通信部116を構成する。更に、季節・曜日情報作成用DB112、渋滞予測情報DB113、及び地図データDB114は、データ記憶ユニット36内に設けることができる。
また、情報端末装置110内の演算部111と、季節・曜日情報作成用DB112と、渋滞予測情報DB113と、地図データDB114と、通信部116とから構成されるユニット141x(図2中の一点鎖線で示す部分。以下、「通信ユニット」とも呼ぶ。)は、情報端末装置110から着脱可能に構成することができる。
ここで、図3を用いて、上記した情報端末装置110が作成する更新用データについて説明する。図3は、更新用データの一例を示す図である。なお、更新用データは、演算部111内の更新用データ作成部111aによって作成される。
更新用データは、ノード間の道路を走行したときに取得される走行履歴に対応するデータであり、渋滞予測情報と同様のデータである。具体的には、更新用データは、季節情報と、曜日情報と、時刻情報と、旅行時間と、開始ノードと、終了ノードと、を有している。季節情報及び曜日情報は、季節・曜日情報作成用DB112を参照することによって取得される。時刻情報は、情報端末装置110内に設けられた時計や、情報端末装置110の外部に設けられた時計から取得される時間に基づいて作成される。この時刻情報は、所定の時間間隔(例えば20分単位)に割り振られたデータである。また、旅行時間は、ノード間の道路を通過するのに要した時間、言い換えると開始ノードを通過した時刻と終了ノードを通過した時刻との差を示している。開始ノードは、測定を開始したノードを示しており、終了ノードは、測定を終了したノードを示している。即ち、更新用データは、開始ノードと終了ノードとの間の走行履歴に対応するデータである。図3に示す例は、4月1日、水曜の9:00〜9:20の間にノードAとノードBとの間の道路を10分で通過した場合に得られた更新用データを示している。
図2に戻って、情報供給センタ120について説明する。情報供給センタ120は、渋滞予測情報更新部121と、渋滞予測情報DB122と、通信部123と、を有している。渋滞予測情報更新部121は、複数の移動体に搭載された情報端末装置110から送信された更新用データを収集し、情報端末装置110から収集した更新用データを再計算することによって更新渋滞情報を得る。そして、情報端末装置110は、渋滞予測情報DB122に記憶されている渋滞予測情報を更新渋滞情報に基づいて更新すると共に、更新渋滞情報を情報端末装置110に供給する。通信部123は、渋滞予測情報更新部121からの出力データを取得して情報端末装置110に送信すると共に、情報端末装置110からの送信データを受信して渋滞予測情報更新部121に供給する。
なお、上記では、季節情報及び曜日情報を有する更新用データを作成する例を示したが、季節情報及び曜日情報の代わりに、単に西暦年月日を示す情報(以下、「日にち情報」と呼ぶ。)を用いて更新用データを作成してもよい。この場合、情報供給センタ120が、受信した更新用データ内における日にち情報を、季節情報及び曜日情報に変換することができる。また、日にち情報が示す日にちが現在から所定日数以上前の日にちを示す場合には、情報端末装置110は、このような日にち情報を有する更新用データを送信の対象から除外することができる。また、情報供給センタ120は、日にち情報が示す日にちが現在から所定日数以上前の日にちを示す更新用データを受信した場合、更新渋滞情報を作成するために用いる更新用データから、これを除外することができる。
また、上記では、ノード間で得られた走行履歴に基づいて更新用データを作成する例を示したが、これに限定はされない。他の例では、情報端末装置110は、情報端末装置110と情報供給センタ120との間で予め取り決められた区間における走行履歴に基づいて、更新用データを作成することができる。
[更新用データ作成処理]
次に、図4を参照して、情報端末装置110内の演算部111が行う更新用データ作成処理について説明する。図4は、更新用データ作成処理を示すフローチャートである。この処理は、演算部111内の更新用データ作成部111aが実行する。
まず、ステップS101では、更新用データ作成部111aは、季節・曜日情報作成用DB112を参照することによって、現在における季節情報及び曜日情報を作成する。具体的には、更新用データ作成部111aは、現在の日にちが、春、初夏、夏、秋、冬、年末年始、GW、盆のいずれに該当するか、及び平日、土曜、日曜、祝日のいずれに該当するかを特定する。更に、更新用データ作成部111aは、現在の時刻に対応する時刻情報を取得する。この時刻情報は、例えば20分単位に割り振られたデータである。以上の処理が終了すると、処理はステップS102に進む。
ステップS102では、更新用データ作成部111aは、ノード間の道路を走行するのに要した旅行時間を算出する。旅行時間は、開始ノードを通過した時刻と、終了ノードを通過した時刻との差に対応する。そして、処理がステップS103に進む。
ステップS103では、更新用データ作成部111aは、ステップS101で得られた季節情報、曜日情報及び時刻情報と、ステップS102で得られた旅行時間とに基づいて、更新用データを作成する。即ち、更新用データ作成部111aは、季節情報と、曜日情報と、時刻情報と、旅行時間と、開始ノードと、終了ノードとに基づいて、更新用データを作成する。そして、処理はステップS104に進む。
ステップS104では、更新用データ作成部111aは、ステップS103で作成された更新用データを通信部116に供給することによって、更新用データを情報供給センタ120に送信する。以上の処理が終了すると、処理は当該フローを抜ける。
[更新渋滞情報送信処理]
次に、図5を参照して情報供給センタ120が行う更新渋滞情報送信処理について説明する。図5は、更新渋滞情報送信処理を示すフローチャートである。この処理は、情報供給センタ120内の渋滞予測情報更新部121が実行する。
まず、ステップS201では、渋滞予測情報更新部121は、複数の情報端末装置110が作成した更新用データを、通信部123を介して取得する。そして、処理はステップS202に進む。
ステップS202では、渋滞予測情報更新部121は、まず、複数の情報端末装置110から取得された更新用データを再計算することによって更新渋滞情報を求める。例えば、渋滞予測情報更新部121は、旅行時間の平均値などを計算する。そして、渋滞予測情報更新部121は、求められた更新渋滞情報を用いて渋滞予測情報DB122に記憶されている渋滞予測情報を更新する。そして、処理はステップS203に進む。
ステップS203では、渋滞予測情報更新部121は、ステップS202で作成された更新渋滞情報を通信部123に供給することによって、更新渋滞情報を情報端末装置110に送信する。以上の処理が終了すると、処理は当該フローを抜ける。
以上説明したように、本実施例の情報端末装置は、移動体に搭載され、渋滞予測情報DBに記憶された渋滞予測情報に基づいて処理を行い、更新用データ作成部が、走行履歴に基づいて、情報提供センタに記憶された渋滞予測情報を更新するための更新用データを作成し、通信部が、作成された更新用データを情報提供センタへ送信すると共に、更新用データを収集した情報提供センタによって計算された更新渋滞情報を受信し、渋滞予測情報更新部が、渋滞予測情報DBに記憶された渋滞予測情報を更新渋滞情報に基づいて更新する。これにより、バージョンアップなどを行うことなく、最新の渋滞予測情報に簡便に更新することが可能となる。
[変形例]
上記では、情報端末装置110と単一の情報提供センタ120とが通信を行う実施例を示したが、本発明はこれに限定はされない。他の例では、情報端末装置110は、複数の情報供給センタ120と通信を行うことができる。
図6は、情報端末装置110と複数の情報供給センタ120a〜d(以下、単に「情報提供センタ120」と示した場合、情報提供センタ120a〜dの区別をしないでこれを用いていることを示す)との間で行われる通信方法を説明するための図である。図6中の破線矢印は、情報端末装置110と情報提供センタ120a〜dとの間で、送受信される信号を示している。
情報端末装置110は、複数の情報提供センタ120a〜dの中から、更新用データを送信すべき情報提供センタ120を選定することができる。具体的には、情報端末装置110は、情報供給センタ120の特性に応じて選定を行うことができる。情報供給センタ120の特性としては、情報供給センタ120が詳細に記憶している情報の種類などが挙げられる。また、情報端末装置110は、車両の走行履歴などに基づいて、更新用データを送信すべき情報供給センタ120を選定する。例えば、情報端末装置110は、車両が首都圏を走行する場合には、首都圏の詳細な情報を把握している情報供給センタ120に更新用データを送信し、車両が地方を走行する場合には、地方の詳細な情報を把握している情報供給センタ120に更新用データを送信する。
更に、情報端末装置110は、経路設定の際の目的地と出発地に応じて、複数の複数の情報提供センタ120a〜dの中から、更新渋滞情報を受信すべき情報供給センタ120を切り換えることができる。例えば、首都圏を走行することになる場合には、首都圏の詳細な情報を把握している情報供給センタ120から更新渋滞情報を受信し、地方を走行することになる場合には、地方の詳細な情報を把握している情報供給センタ120から更新渋滞情報を受信することができる。
なお、上記の実施例は、本発明の情報端末装置を車載用ナビゲーション装置に適用したものであった。その代わりに、本発明の情報端末装置を、ネットワークを利用してサーバに接続するPC、携帯電話などの情報機器に適用することも可能である。そのような情報機器に対する適用例を図7に示す。図7において、本発明の情報端末装置は情報機器141として構成される。情報機器141はインターネットなどのネットワーク142を介して、情報供給センタ120と接続される。情報供給センタ120は、前述したように、渋滞予測情報更新部121や渋滞予測情報DB122などを有しており、サーバとして機能する。この構成により、ユーザは更新渋滞情報などを容易に取得することが可能となる。
また、前述したように、車載用のナビゲーション装置1においては、メインの通信ユニット141x(図2参照)が車両に対して着脱可能に構成されている。そのため、通信ユニット141xを車両から取り外し、自宅のPCなどに接続して使用することができる。この場合には、図7に破線で示すように、通信ユニット141xを情報機器141に接続し、ネットワーク142経由で情報供給センタ120に接続することにより、更新渋滞情報などを取得することができる。なお、前述したように、通信ユニット141x内の通信部116はLANとの接続及び通信が可能なように構成されているため、通信ユニット141xは、通信部116を介して、LANなどによって情報機器141に接続される。
なお、上記の実施例においては、その一例として、季節、曜日、時刻、旅行時間、開始及び終了ノードから構成される更新用のデータを利用する好適な例を説明したが、これに限定はされない。渋滞情報として定義するデータの種別、内容等は、その利用形態に応じて設定できる。例えば、曜日、時間まで特定しないで最終利用者である端末が利用するのであれば、かかる情報に関するデータは更新用のデータとしては不要となる。この場合、季節のみで日付情報を構成する。また、季節においても、3連休といったさらに細かい区分けを追加することもできる。さらに、時間についても朝、昼、晩といった区分けも可能である。
要するに、旅行時間で例示されるような渋滞の程度に関する情報と、季節、曜日、時間で例示されるような渋滞の程度に関連付けるための日付情報と、ノードで例示されるような渋滞の程度に関連付けるための場所に関する情報(場所情報)と、を端末の利用形態に念頭にいれた詳細度で更新データとして定義すればよい。
実施例によるナビゲーション装置の概略構成を示すブロック図である。 情報通信システムの構成を示すブロック図である。 更新用データの一例を示す図である。 更新用データ作成処理を示すフローチャートである。 更新渋滞情報送信処理を示すフローチャートである。 情報端末装置と複数の情報供給センタとの間で行われる通信方法を説明するための図である。 変形例に係る情報端末装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 ナビゲーション装置
10 自立測位装置
18 GPS受信機
20 システムコントローラ
22 CPU
36 データ記憶ユニット
40 表示ユニット
60 入力装置
110 情報端末装置
120 情報供給センタ

Claims (7)

  1. 移動体に搭載され、記憶手段に記憶された渋滞予測情報に基づいて処理を行う情報端末装置であって、
    走行履歴に基づいて、サーバに記憶された渋滞予測情報を更新するための更新用データを作成する更新用データ作成手段と、
    作成された前記更新用データを前記サーバへ送信する送信手段と、
    前記更新用データを受信した前記サーバにおいて計算された更新渋滞情報を受信する受信手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記渋滞予測情報を、前記更新渋滞情報に基づいて更新する更新手段と、を備えることを特徴とする情報端末装置。
  2. 前記更新用データは、渋滞の程度に関する情報と、前記渋滞の程度に関する情報に関連付けるための日付情報と、場所情報と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報端末装置。
  3. 複数の前記サーバの中から、前記更新用データを送信すべきサーバを選定すると共に、前記更新渋滞情報を受信すべきサーバを選定する選定手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報端末装置。
  4. 前記送信手段及び前記受信手段は、LANとの接続及び通信を行う通信手段を介して、前記送信及び前記受信を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報端末装置。
  5. 前記更新用データ作成手段、前記更新手段、及び前記通信手段を少なくとも含んで構成される部分が、着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項4に記載の情報端末装置。
  6. 渋滞予測情報を記憶する記憶手段を備える情報機器により実行される情報通信方法であって、
    走行履歴に基づいて、サーバに記憶された渋滞予測情報を更新するための更新用データを作成する更新用データ作成工程と、
    作成された前記更新用データを前記サーバへ送信する送信工程と、
    前記更新用データを受信した前記サーバにおいて計算された更新渋滞情報を受信する受信工程と、
    前記記憶手段に記憶された前記渋滞予測情報を、前記更新渋滞情報に基づいて更新する更新工程と、を備えることを特徴とする情報通信方法。
  7. 渋滞予測情報を記憶する記憶手段及びコンピュータを備える情報機器により実行される情報通信プログラムであって、
    走行履歴に基づいて、サーバに記憶された渋滞予測情報を更新するための更新用データを作成する更新用データ作成手段、
    作成された前記更新用データを前記サーバへ送信する送信手段、
    前記更新用データを受信した前記サーバにおいて計算された更新渋滞情報を受信する受信手段、
    前記記憶手段に記憶された前記渋滞予測情報を、前記更新渋滞情報に基づいて更新する更新手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とする情報通信プログラム。
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