JP2005165492A - 走行情報管理方法、走行情報管理システム及びコンピュータプログラム - Google Patents

走行情報管理方法、走行情報管理システム及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】車両から走行情報を収集したセンタが、要求に応じて多様な情報を即座に提供することができるような走行情報の管理システムを提供する。
【解決手段】 データ通信ネットワーク上に、情報処理装置として、それぞれに対して異なる地域を割り当てた複数の情報処理装置を配置する。走行情報に含まれる位置情報を参照し、位置情報が示す地点を含む地域に対して割り当てた情報処理装置を選択して、選択した情報処理装置に対して走行情報を送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、走行中の車両等からデータ通信ネットワークを介して得られる情報をデータベースに格納すると共に、データベースに格納した情報を、データ通信ネットワークを介して車両等に提供する技術に関する。
複数の車両から得られる走行情報を加工して付加価値を与えた情報をセンタにて管理して交通情報等を提供するシステム、所謂プローブ情報システムが従来から存在する。交通情報とは、ある道路のある区間における交通状況に関する情報である。
従来のシステムでは、車両端末等から得られた1次情報を、センタのデータベース管理システムが管理するひとつのテーブルに格納する。車両端末等から情報提供の要求があると、テーブル内の1次情報に対して所定の処理を実行することにより、端末から要求された2次情報を生成し、要求元の端末に送信する。
このように、従来のシステムでは、センタが提供する2次情報は、原則として提供の要求の後で1次情報から生成されている。また、2次情報を予め生成してある場合であっても、これら1次情報と2次情報はひとつのテーブルに格納されている。その結果、テーブルに格納されたデータを検索するために要する時間が長くなりやすい。
また、提供すべき2次情報の種類が多様化しているので、テーブルの大きさが巨大化する傾向にあり、その結果、データベース管理システムを稼動させているコンピュータへの負荷が大きくなり、反応の鈍化に繋がっている。逆に言えば、こうした反応の鈍化を避けるために、提供可能な2次情報の種類に限界があった。
他方、従来のシステムでは、車両端末から送信される1次情報のデータフォーマットは、システム提供者毎にまちまちであった。このため、あるシステムの車両端末から得られる情報を、他のシステムのセンタは利用することができなかった。
また、従来、ひとつのシステムはひとつのセンタを有していた。即ち、全国の車両から収集されたデータは、データ通信ネットワークを介して1箇所のセンタに集められて処理されていた。この場合、処理がセンタに集中するのでセンタには高度なデータ処理能力が求められるが、車両端末数の増加や車両端末との間で伝送されるデータが大きくなるのに伴い、単独のセンタでの処理が困難になりつつある。
更に、この種のシステムには、各種のセンサを備え、道路の交通状況を観測して交通情報を生成する交通情報サーバを設けるものがある。また、最新の道路地図情報を格納する道路地図情報サーバを別途設けるものがある。これらのシステムでは、交通情報サーバや道路地図情報サーバからデータ通信ネットワーク経由で交通情報をセンタに送信する。センタは交通情報サーバから定期的に交通情報を取得・更新し、車両端末から収集したデータと共に参照して、所望のデータを生成する。従来のシステムでは、センタへのトラフィック増加やセンタでの処理増大との兼ね合いにより、交通情報の更新頻度が低く抑えられていた。このため、センタが提供するデータは、必ずしも現在の道路状況を反映したものになるとは限らず、結果としてセンタが提供する情報の品質に悪影響を与えていた。
尚、本発明に関連する従来技術としては、例えば特許文献1がある。
特開2002−208093号公報
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、センタが多様な情報を要求に応じて素早く提供することができるシステムを提供することである。
また、本発明の他の課題は、送信するデータのフォーマットが異なる車両端末が混在可能なシステムを提供することである。
また、本発明の他の課題は、センタが現在の交通状況に即応した情報を提供するシステムを提供することである。
上述の課題を解決するため、本発明は以下のような走行情報管理方法、走行情報管理システム及びコンピュータプログラムを提供する。
本発明は、車両の走行状態を示す情報であって、車両の位置情報を含む情報である走行情報を取得し、走行情報をデータ通信ネットワークを介して情報処理装置に送信し、情報処理装置にて走行情報に対して予め定められた処理を実行して、走行情報を管理する方法において、次のような特徴を有するものを提供する。即ち、データ通信ネットワーク上に、情報処理装置として、それぞれに対して異なる地域を割り当てた複数の情報処理装置を配置して行う方法であって、走行情報を取得する段階1と、当該走行情報に含まれる位置情報を参照し、当該位置情報が示す地点を含む地域に対して割り当てた情報処理装置を選択して、選択した情報処理装置に対して当該走行情報を送信する段階2と、選択した情報処理装置にて当該走行情報に対して予め定められた処理を実行する段階3とを含む。
このような方法では、走行情報の管理に関する処理を、その走行情報が生成された地点を管理する情報処理装置にて実行する。これにより、管理に伴う処理の全体を複数の情報処理装置に分散して実行することとなり、処理の効率化を図ることができる。
段階1は走行情報を取得する手段を車両に設けて行うこととしてもよい。この場合、例えば、車両に搭載したGPS端末や各種のセンサにより取得した情報から走行情報を生成することになる。または、車両を外部から観測する手段を用いて走行情報を取得することとしてもよい。この場合、例えば、道路脇に設けた測定装置により得られる各種の測定値、測定時刻、その測定装置の既知の位置情報を元に走行情報を生成することとなる。
段階3は、予め定められた条件に基づいて、走行情報の時系列の一部を部分時系列として抽出して記録する段階4と、部分時系列の先頭の走行情報に含まれる時間情報と、末尾の走行情報に含まれる時間情報を抽出して記録する段階5と、時系列及び段階5にて記録した時間情報を元に、部分時系列を生成する段階6とを含むこととしてもよい。ここでいう抽出の条件とは、例えば、ある車両が走行を開始してから特定の目的地に到着するまでの間の走行情報を抽出することであり、これは後述する実施の形態では2次加工データの抽出に相当する。また、他の例では、ある車両の走行情報からなる時系列から、測定エラーの走行情報を除去した残りを抽出することであり、これは実施の形態では3次加工データの抽出に相当する。
情報処理装置は割り当てられた地域の道路地図情報を参照する手段を備え、段階3は、道路地図情報に基づいて走行情報中の位置情報を補正する段階を含むこととしてもよい。道路地図情報の参照とは、具体例としては、道路地図情報を提供するサーバ装置からデータ通信ネットワークを介して道路地図情報を受信することであり、また例えば、情報処理装置自身のローカルドライブに格納された道路地図情報を参照することである。
段階3は、走行情報のデータフォーマットを識別する段階と、識別したデータフォーマットが予め定められた標準データフォーマットではない場合、当該走行情報のデータフォーマットを標準データフォーマットに変換する段階とを含むこととしてもよい。一般に、走行情報のデータフォーマットは生成した装置等によって異なり、複数のデータフォーマットに対応するためにはデータフォーマット毎に処理を用意する必要があるが、このようにしてデータフォーマットを標準データフォーマットに変換すれば、用意すべき処理の数を減らすことができる。
また、本発明は、車両の走行状態を示す情報であって、車両の位置情報を含む情報である走行情報を取得する走行情報取得手段、及び、データ通信ネットワークを介して走行情報取得手段から走行情報を受信して、予め定められた処理を実行する情報処理装置を備える走行情報管理システムにおいて、次のような特徴を有するものを提供する。即ち、データ通信ネットワーク上に、情報処理装置として、それぞれに対して異なる地域を割り当てた複数の情報処理装置を備える。また、走行情報に含まれる位置情報を参照し、当該位置情報が示す地点を含む地域に対して割り当てた情報処理装置を選択して、選択した情報処理装置に対して当該走行情報を送信する負荷分散処理装置を備える。
このような走行情報管理システムによれば、走行情報の管理に関する処理を、その走行情報が生成された地点を管理する情報処理装置にて実行するので、管理に伴う処理の全体を複数の情報処理装置に分散して実行することとなり、処理の効率化を図ることができる。
更に、本発明は、コンピュータプログラムにおいて、それぞれに対して異なる地域を割り当てた複数の情報処理装置を含むデータ通信ネットワークに接続したコンピュータにて実行されるコンピュータプログラムであって、次のような特徴を有するものを提供する。即ち、車両の位置情報を含む情報である走行情報を、データ通信ネットワークを介して受信する処理1と、当該走行情報に含まれる位置情報を参照し、当該位置情報が示す地点を含む地域に対し、予め割り当てられた情報処理装置を選択する処理2と、処理2にて選択した情報処理装置に対して当該走行情報を送信する処理3とをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラムである。このコンピュータプログラムは負荷分散処理装置にて実行される。
本発明によれば次のような効果が得られる。
第一の効果は、データベース管理システムは第1、2、3、・・・、nのテーブルを格納することから、車両の走行データを階層化した複数の種類のデータを生成し、管理することが可能となり、その結果、交通情報(旅行時間や渋滞情報)を提供する際に、情報の種類を柔軟に選ぶことが可能となる。エンドユーザが必要とする交通情報はその目的に応じて要求される精度が異なるが、このように精度の異なる情報を提供する場合や、多様な交通情報を提供する場合であっても、本発明によればそのニーズに応えることができる。これらのデータはデータベースに効率的に格納されるので、コンピュータ資源を有効利用することが可能である。
第二の効果は、車両端末から得られるデータのフォーマットが複数存在していても、1つのシステムで処理・管理することができる点である。現在、車両に搭載されているセンサの種類は車種等によって異なるので、扱う情報の種類が異なり、複数のデータフォーマットが混在する状況である。特定のフォーマットを標準フォーマットとして定めた上で、複数のデータフォーマットにて記述されたデータを、標準フォーマットにて記述されたデータにセンタ側にて統一することにより、既存の車両端末を流用しつつシステムを構築することが可能となる。
また、従来のシステムでは、特定のデータフォーマットにて記述されたデータのみを管理するため、使用可能な車両端末等の種類が限定されていた。これに対して、本発明のシステムでは、複数のデータフォーマットにて記述されたデータを管理するため、使用可能な車両端末等についての制約が少なく、結果としてより多数の車両からサンプルとなる情報を収集することが可能となり、センタから提供する情報の精度を向上させることができる。
第三の効果は、システムにかかる負荷を効率的に分散して処理できる点である。本発明では、データ通信ネットワーク上に複数のセンタを設置すると共に、車両の現在位置等に応じて車両端末が接続すべきセンタを選択する負荷分散処理装置をデータ通信ネットワーク上に設け、車両端末は負荷分散処理装置を介してセンタに接続することとしている。これにより、センタにおける処理時間の短縮を図ることが可能となる。特に、本システムのサービスエリア全体を、市町村や県等の行政区画その他の予め定めた地理的な区画毎にセンタを配置することとすれば、それぞれのセンタのデータベースにてその区画で特に有用な情報を管理することとしても、データベース管理システムの資源を過度に消費することがない。また、道路地図情報を提供する道路地図情報提供サーバを区画毎に設けることとしてもよい。この場合、道路地図情報を区画毎に異なる情報処理装置にて管理することが可能となるので、各情報処理装置の主記憶装置や補助記憶装置の使用領域を縮小することができる。更に、センタのデータベース管理システムが管理する情報もその区画に関連したものに限られるため、格納したデータを効率よく検索することができる。
第四の効果は、過去から現在までの走行情報に関するデータを、その車両が走行した時点における道路地図情報や交通情報を参照して加工・管理することができる点である。道路の建設に伴って道路地図情報は更新される。また、道路の交通状況は各種の工事や事故等により時々刻々と変化する。そのため道路の現状に追随して道路地図情報や交通情報を更新する必要がある。道路地図情報提供サーバ装置を区画毎に設けることにより、それぞれのサーバ装置における道路地図情報を即座に更新することが可能となり、センタはより正確な情報を提供することができる。更に、道路地図情報提供サーバ装置及び交通情報提供サーバ装置が、最新の情報だけではなく、過去の情報をも格納することとすれば、センタは過去の走行情報に関しても正確な情報を提供することが可能となる。
本発明は、自家用車、タクシー,バスなど車両の走行情報に関連するデータを効率的に管理するためのものである。ここで言う走行情報は、(1)時刻情報:車両が走行した年月日、時刻、(2)位置情報:(1)の時刻に車両が通過した位置の情報(緯度・経度・道路名など)、(3)車両状態情報:(1)の時刻における車両の走行状態を表す情報(速度情報、ウインカーの点滅など)で構成される。
本発明は、この走行情報をより多くの人が利用しやすい情報に加工し、管理するシステムに関する。走行情報を加工して付加価値を与えた情報を提供する技術として、所謂プローブ情報システムがある。こうした従来技術と比較したとき、本発明は次の(a)〜(d)のような特徴を有する。
(a)走行情報を元に、階層化した複数の種類のデータを生成して管理する。
例えば、階層1〜4の4階層のデータを生成及び管理する場合、次のようになる。
階層1には未加工で時系列に並ぶ走行情報のデータを格納する。
階層2には階層1のデータのうち、特定の目的で出発地点から目的地点まで移動した間のデータを格納する。
階層3には、階層2のデータから、計測機器や通信機器のエラー等の原因により不連続になった区間のデータを除いたデータ、即ち、時空間的な連続性が保たれた区間のデータを格納する。不連続になる原因としては、例えばGPS(Global Positioning System)端末により位置情報を得ている車両端末が人工衛星からの電波を受信できないときや、車両端末−センタ間の通信障害等がある。
階層4には、階層3のデータと、道路地図情報提供サーバ装置から受け取った道路地図情報データを参照して生成したデータを格納する。階層3のデータは時空間で見て連続であり、階層1及び2のデータと比較して、車両がどの道路のどの区間を走行したのかを、より正確に特定することができる。そこで、処理時間を十分にとれば、車両が走行した道路及びその区間を特定した上で、その区間におけるその車両の走行に関する情報を生成することができる。こうした情報としては、例えば、交差点区間ごとの旅行時間がある。
階層2〜4のデータは、車両端末及びセンタのどちらの装置で実行してもよい。尚、従来のシステムでは、階層1のデータをセンタのデータベースに格納し、車両端末等の外部からの要求を受けた後、必要に応じて階層2〜4のデータを生成していた。
(b)データフォーマットの異なる走行情報をひとつのシステムで管理する。
車両端末が収集するデータは車両端末の種類や車種によってまちまちである。車両端末が収集するデータに含むことができる項目としては、例えば車速、加速度、エンジン回転数、ハンドルの操舵角度、ウインカーのオンオフ及び指示方向、残燃料量、水温、油温、時刻、現在の経緯度等が考えられるが、実際に車両端末が収集することができるのは、これらの値を測定するためのセンサや計測器がその車両に搭載されている場合に限られる。また、全く同じ項目を収集する場合であっても、データ項目の並び順等のデータフォーマットは、車両端末の種類やその製造者等により異なる。
そこで、本発明では、センタのデータベース管理システムに格納する前に、データフォーマットを変換する処理を実行してデータフォーマットを統一する。これにより、データフォーマットが異なる走行情報を同一のシステムで加工及び管理する。
(c)走行情報が収集された地域毎に走行情報を管理する。
従来のシステムでは、車両端末が送信するデータは1箇所のセンタに収集された。これにより、ネットワークトラフィックやシステム全体における処理の負荷がセンタに集中することとなった。
走行情報は原則として時間的・空間的に連続して発生する。即ち、ある地域を走行中の車両が、次の瞬間に遠く隔てた別の地域を走行することはありえない。この点に着目し、本発明ではシステムのサービスエリア全体を複数の区画に分割し、区画毎に走行情報を管理する。
これにより、ネットワークトラフィックの集中を防ぐと共に、処理負荷の集中を防ぎ、システム全体の反応を素早くする。
(d)過去の走行情報に基づいて正確に情報を生成する。
走行情報を加工する際、しばしば道路地図情報と交通情報が利用される。道路は年々建設され、また道路状況は路上での工事や事故の発生等により時々刻々と変化する。
従来のシステムでは、ネットワークトラフィックの集中を考慮すると、道路地図情報提供サーバ装置や交通情報提供サーバ装置と頻繁に通信を行うことが困難であった。このため、走行情報を加工する際、最新の道路地図情報や交通情報を参照していない場合があった。
本発明では、センタが区画毎にネットワーク上に分散されているため、ネットワークトラフィックの過度の集中が発生しにくい。このため、センタは、道路地図情報提供サーバ装置や交通情報提供サーバ装置と頻繁に通信を行うことが可能となり、最新の情報に基づいて処理した情報を提供することができる。
更に、従来のシステムでは、過去の走行情報を加工する際に、現在の道路地図情報や交通情報で代用していた。これに対し、本発明では、道路地図情報提供サーバ装置や交通情報提供サーバ装置は、最新のデータだけではなく、過去のデータをも格納する。これにより、過去から現在までの走行情報に関する処理を同一のシステムで一貫して加工・管理することができる。
次に、本発明の実施の形態について説明する。図1を参照すると、走行情報管理システム100は、車両端末10、車両情報提供サーバ装置20、道路情報提供サーバ装置30、ネットワーク40、負荷分散処理装置50、及び、複数のセンタ60a、60b、60cからなる。センタ60aは情報処理装置70a及び情報蓄積装置80aからなる。センタ60b、60cについても同様であり、基本的にはセンタ60a、60b、60cは同じ構成である。以下、特に区別する必要がない場合、センタ60、情報処理装置70、情報蓄積装置80と記す。
走行情報管理システム100は、サービスを提供する地域全体を複数の地域に分割し、分割した各地域に対してセンタ60を割り当てる。本実施の形態では3つの地域a、b、cに分割して、それぞれにセンタ60a、60b、60cを割り当てている。
車両端末10は車両に搭載された端末装置であり、車両に取り付けられた各種のセンサや計測器の出力を走行情報として収集し、予め定められたデータフォーマットにて、ネットワーク40を介して負荷分散処理装置50に送信する。作図の便宜上、図中には車両端末10は1台しか記載していないが、実際には多数の車両端末10が走行情報管理システム100に含まれる。走行情報のうち、位置情報は、例えば車両にGPS端末を搭載して取得する車両の現在位置を示す経緯度である。車両状態情報については例えば車速、加速度、エンジン回転数、ハンドルの操舵角度、ウインカーのオンオフ及び指示方向、残燃料量、水温、油温等があり、これらは車両に設けた各種の測定装置の出力として得られる。位置情報及び車両状態情報と、これらを取得した時刻を示す時刻情報からなる走行情報を、車両端末10は負荷分散処理装置50に送信する。この際に、少なくとも1回はデータフォーマットの種類を示すデータフォーマット識別情報を送信する。
車両情報提供サーバ装置20は、道路脇に設置された各種のセンサや計測器により、時刻、通行中の車両の台数、速度などを収集して蓄積する。また、蓄積した情報をネットワーク40を介して負荷分散処理装置50に定期的に送信する。
道路情報提供サーバ30は道路地図情報を管理する。道路情報提供サーバ装置30に格納された道路地図情報は、道路、建築物各種ランドマーク等の新設や変更等に伴って適宜更新される。道路情報提供サーバ装置30は、ネットワーク40、負荷分散処理装置50を介して、センタ60に道路地図情報を送信する。具体的には、道路地図情報は、道路の名称(道路ID)及び道路の所在地を示す位置情報等からなる。
ネットワーク40はデータ通信ネットワークであり、車両端末10をネットワーク40に接続するための無線区間を含む。また、無線区間と負荷分散処理装置とを接続するデータ通信ネットワークを含む。
負荷分散処理装置50はパーソナルコンピュータ(PC)やワークステーションなどのコンピュータにより構成される。負荷分散処理装置50はネットワーク40を介して車両端末10及び交通情報提供サーバ20から受信する。また、受信した走行情報に含まれる位置情報を参照し、その位置に応じてセンタ60a、60b、60cのいずれかに送信する。
センタ60は情報処理装置70及び情報蓄積装置80からなる。センタ60は割り当てられた地域内での走行情報を管理する。
情報処理装置70はPCやワークステーションなどのコンピュータである。情報処理装置70は負荷分散処理装置50を介して受信した走行情報を加工して、情報蓄積装置80に送信する機能を有する。また、情報処理装置70は時系列別道路地図情報を格納する。道路情報提供サーバ30は最新の道路地図情報のみを格納するのに対して、情報処理装置70は過去から現在までの道路地図情報を時系列別に格納する。情報処理装置70は、定期的に道路情報提供サーバ30にアクセスして最新の道路地図情報を入手して格納する。その際、その道路地図情報に更新された日時を、その道路地図情報の有効期間の開始日時として格納する。また、直前まで最新の道路地図情報として扱ってきた道路地図情報については、上述の更新日時をその有効期間の終了日時として格納する。具体的には、時系列道路地図情報は、有効期間の開始日時、終了日時、道路の名称(或いはID)、道路の所在地を示す位置情報等からなる。更に、情報処理装置70は、時系列別道路地図情報に、各道路の交通規制、車線数等の道路状況などの関連情報を付加して格納する。これら関連情報の更新が発生した場合にも時系列道路地図情報は更新される。
情報蓄積装置80はPCやワークステーションなどのコンピュータである。情報蓄積装置80は情報処理装置70にて加工した走行情報を蓄積する。情報蓄積装置80はデータベース管理システムとして動作し、不図示のテーブル81、82、83及び84を格納する。情報蓄積装置80はデータベース内のデータを定期的にDATなどの補助記憶装置に自動的にバックアップする。
次に図2を参照して走行情報管理システム100による走行情報の収集について説明する。
車両端末10または車両情報提供サーバ装置20がネットワーク40を介して走行情報を負荷分散処理装置50に送信する(ステップS1)。
負荷分散処理装置50は受信した走行情報を各センタ60a、60b及び60cのいずれかに分散して送信する(ステップS2)。負荷分散処理装置50は走行情報から位置情報を抽出し、その位置に応じて、センタ60a、60b、60cのいずれかにその走行情報を送信する。これにより、この後に行う各種の処理による負荷を、複数のセンタに分散して実行させることが可能となる。
図3を参照して負荷分散処理装置50にて実行する負荷分散処理について更に説明する。走行情報は多数の車両から収集されるため、そのデータ量は膨大になる可能性がある。全データを1つのセンタで処理したのでは、システムにとても大きい負荷がかかることが考えられる。そこで、複数のセンタ60を用いてこの負荷を分散する。走行情報管理システム100では、サービスを提供する範囲の全体を複数の地域に予め区分し、各地域毎にセンタ60を構築して、データを収集した地域別にデータを分散/処理をする。負荷分散処理装置50は、受信した走行情報から位置情報を抽出(ステップS21)し、この位置情報を元に走行した地域を分類する。そして、上述の区分に従って対応するセンタ60を選択(ステップS22)して、そのセンタにその走行情報を送信する(ステップS23〜25)。このように、地域毎にセンタ60を設置することにより、各センタにて加工対象となる走行情報が特定の地域に限定されるので、情報処理装置70は効率よく走行情報を加工することができるようになる。
負荷分散処理装置50から走行情報を受信した情報処理装置70は、データフォーマットを統一する処理や、各種のエラーチェック処理の後、走行情報を元に加工データを生成して、情報蓄積装置80に格納する(ステップS3)。
情報処理装置70は加工データとして1、2、3及び4次加工データを順次生成する。車両端末10が図4に示すように移動したときを例に説明する。図4に時刻A、B、…、Lに車両端末10にて発生した走行情報を示す。以下、時刻Aの走行情報をDと記す。図4は、時刻Aに出発した車両が時刻Gに第1目的地に到着し、時刻Hに第1目的地を出発して時刻Lに第2目的地に到着したときの走行情報である。時刻C及びJの走行情報は計測機器(GPS)、通信機器のエラーなどにより発生したエラーデータである。
1次加工データは、ほとんど加工されていない時系列に並べた走行情報であり、D、D、D、D、D、D、D、D、D、D、D、Dからなる。
2次加工データは、1次加工データの中から、ある一定の目的で出発地点から目的地点まで移動した走行情報を抽出したものであり、D、D、D、D、D、D、Dからなる区間と、D、D、D、D、Dからなる区間の2区間の走行情報からなる。2次加工データを抽出するには、例えば、1次加工データを参照して走行開始後に停車したら停車している時間を測定する。停車時間が一定時間を越えた場合には目的地に到着したものと判断し、走行開始から停車開始時刻における走行情報までを2次加工データの一区間の走行情報として抽出する。次に走行を開始したらその時刻を次の区間の出発地点とし、停車時間が一定時間を越えた場合には目的地に到着したものと判断して以下同様に2次加工データを抽出する。
3次加工データは、2次加工データの中から、計測機器(GPS)や通信機器のエラーなどにより発生したエラーデータの走行情報を除去したものであり、走行情報が時空間で連続性を保つ区間を示す走行情報からなる。図4ではD、Dからなる区間、D、D、D、Dからなる区間、D、Dからなる区間、及び、D、Dからなる区間の4区間の走行情報からなる。2次加工データから除去される走行情報としては、具体的には、GPS端末による測位結果が前後に走行していた位置と比較して明らかに不連続であり、エラーであることが明白な走行情報や、通信機器のエラーの影響を受けている走行情報等である。
4次加工データは、3次加工データを道路毎或いは道路内の区間毎に区分したデータである。走行情報は、2次加工データの段階で走行目的毎の区間に区分され、3次加工データの段階では更にデータの時間的・空間的な連続性が確認された区間に区分されている。そのため、3次加工データによれば、車両がどの道路のどの区間を走行したのかをより正確に特定することができる。そこで、処理時間を十分にとり、より正確に車両が走行した道路とその区間を特定し、4次加工データを生成する。例えば、3次加工データのうち、走行情報D、D、D、Dからなる上述の区間において、走行情報D及びDの位置情報が道路Rを走行したときのものであり、走行情報D及びDの位置情報が道路Rを走行したときのものであると判定された場合、走行情報D及びDからなる区間と、走行情報D及びDからなる区間とに区分される。区分の判定は走行情報中の位置情報を道路地図情報と比較して行う。
1〜4次加工データは階層構造を有する。即ち、図5に示すように、走行情報を取得した区間の全体(1次加工データ)は、ある目的地へ移動した複数の区間(2次加工データ)からなり、これら複数の区間はそれぞれ、連続して走行情報を取得することに成功した区間に分割される(3次加工データ)。更に、3次加工データを道路或いは道路内の区間毎に区分する(4次加工データ)。
更に、上述の1〜4次加工データに対し、道路地図情報を参照して補正したデータを生成したり、各種の統計処理を行って統計データを生成する。例えば、4次加工データは道路毎に区分されているが、道路地図情報中の位置情報を元に走行情報中の位置情報を補正することが考えられる。また、道路の夫々を通過した車両のID(識別子)及びその通過時刻であり、また例えば交差点区間毎の平均旅行時間情報がある。
ステップS3での情報処理装置70及び情報蓄積装置80の動作について図6を参照して更に説明する。
負荷分散処理装置50から走行情報を受信すると、その走行情報のデータフォーマットの種類を識別(ステップS31)し、種類に応じた処理により1次加工データを生成する(ステップS32a、S32b、…、S32x)。
走行情報のデータフォーマットは車両の製造者や車両端末10の製造者等によって異なるので、情報処理装置70は複数の種類のデータフォーマットで表わされた走行情報を負荷分散処理装置50から受信する。ステップS32a、32b、…、S32xはそれぞれこれら複数のデータフォーマットのいずれかに対応し、それぞれのデータフォーマットの走行情報から1次加工データを生成する処理である。尚、特に区別する必要がない場合、ステップS32と総称する。以下、ステップS35、S38及びS41についても同様である。
次に、情報処理装置70は生成した1次加工データを情報蓄積装置80に送信し、情報蓄積装置80はテーブル81に1次加工データを格納する(ステップS33)。同様に、走行情報のデータフォーマットに応じた処理を実行(ステップS34)して2次加工データを生成(ステップS35)し、テーブル82に格納する(ステップS36)。3次加工データ、4次加工データについても同様にそれぞれテーブル83、84に格納する。
1〜4次加工データをテーブル81〜84に格納する際、データの階層構造を利用する。1次加工データは全車両・全データ収集期間・全データ項目について時系列に従ってテーブル81に格納する。2次加工データは区間の開始時刻及び終了時刻についてのみテーブル82に格納する。3次、4次加工データについても同様に区間の開始時刻及び終了時刻についてのみテーブル83、84に格納する。上述の例に従えば、1次加工データとしてD、D、D、D、D、D、D、D、D、D、D、Dを格納するとき、2次加工データとしてD、D、D、Dのそれぞれの時刻情報をテーブル82に格納する。3次加工データとしてD、D、D、D、D、Dのそれぞれの時刻情報をテーブル83に格納する。このようにテーブルに格納することにより、情報蓄積装置80の記憶装置に占める記憶容量を抑えることができる。
更に、情報処理装置70は、走行情報の補正や、走行情報に基づく統計データの生成を行う。また、その際に、必要に応じて時系列別道路地図情報を参照する。図7を参照して、時系列別道路地図情報に基づく走行情報の補正について次に説明する。
時系列道路地図情報の有効期間と走行情報の時刻情報とを比較して、対応する道路地図情報を選択する(ステップS71)。選択した道路地図情報と、走行情報の位置情報とを比較して、車両が走行した道路IDを特定する(ステップS72)。ステップS71に示すように、走行情報中の時刻情報に対応する道路地図情報を時系列別道路地図情報の中から選択するため、過去から現在に至る任意の時点における走行情報に関する処理を、その時点の道路地図情報に基づいて実行することが可能である。道路地図情報の位置情報に基づいて、走行情報の位置情報を補正する(ステップS73)。これは、図8に示すように、GPSによる測位結果は一般に誤差を含み、実際の道路の位置からずれることから、このずれを補正するために行う。道路ID及び補正後の走行情報をテーブル84に格納する(ステップS74)。ステップS71〜S73はステップS41に該当し、ステップS74はステップS42に該当する。
上述の説明では、走行情報のデータフォーマットの種類毎に1〜4次加工データを生成する処理を用意したが、この代わりに、或いは並行して、データフォーマットを統一する処理を用意してもよい。図9を参照してデータフォーマット統一処理について説明する。予め特定のデータフォーマットを標準データフォーマットとして定める。データフォーマット識別情報に基づいて走行情報のデータフォーマットを判定する(ステップS91)。判定結果が標準データフォーマットの場合、標準データフォーマットの走行情報から1次加工データを生成する処理(ステップS92)を行い、テーブル81に1次加工データを格納する(ステップS93)。判定結果が標準データフォーマット以外のデータフォーマットの場合、標準データフォーマットへの変換を試みる(ステップS94)。標準データフォーマットへの変換に成功した場合は、変換後の走行情報を元に1次加工データを生成する(ステップS95)。標準データフォーマットへの変換に失敗した、或いは変換できない場合は代替の処理を行う(ステップS96)。ステップS91〜S96はステップS31〜S32の代わりに用いられる。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当業者の通常の知識の範囲内でその変更や改良が可能であることは勿論である。
例えば、特定の時間帯に特定の道路区間を通過している4次加工データを集計して統計処理することにより、当該道路区間の渋滞情報を生成することとしてもよい。
また、上述の走行情報管理システム100では1〜4次加工データを生成する毎にデータフォーマットの種類を特定し、標準フォーマットに変換していたが、これを一回に省略することとしてもよい。
本発明の一実施の形態である走行情報管理システム100の機能ブロック図である。 走行情報管理システム100の動作の概略を説明するためのフローチャートである。 負荷分散処理装置50の動作を説明するためのフローチャートである。 走行情報の例を説明するための図である。 階層構造を有するデータの関係を説明するための図である。 情報処理装置70の動作を説明するためのフローチャートである。 情報処理装置70が時系列別道路地図情報を参照して行う動作を説明するためのフローチャートである。 情報処理装置70が時系列別道路地図情報に基づいて走行情報を補正する動作を説明するための図である。 情報処理装置70が走行情報のデータフォーマットを統一する処理について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 車両端末
20 車両情報提供サーバ
30 道路情報提供サーバ
40 ネットワーク
50 負荷分散処理装置
60a、60b、60c センタ
70a、70b、70c 情報処理装置
80a、80b、80c 情報蓄積装置

Claims (13)

  1. 車両の走行状態を示す情報であって、車両の位置情報を含む情報である走行情報を取得し、前記走行情報をデータ通信ネットワークを介して情報処理装置に送信し、前記情報処理装置にて前記走行情報に対して予め定められた処理を実行して、前記走行情報を管理する方法において、
    前記データ通信ネットワーク上に、前記情報処理装置として、それぞれに対して異なる地域を割り当てた複数の情報処理装置を配置して行う方法であって、
    前記走行情報を取得する段階1と、
    当該走行情報に含まれる前記位置情報を参照し、当該位置情報が示す地点を含む地域に対して割り当てた情報処理装置を選択して、選択した情報処理装置に対して当該走行情報を送信する段階2と、
    前記選択した情報処理装置にて当該走行情報に対して予め定められた処理を実行する段階3と
    を含むことを特徴とする走行情報管理方法。
  2. 請求項1に記載の走行情報管理方法において、前記段階1は前記走行情報を取得する手段を車両に搭載して行うことを特徴とする走行情報管理方法。
  3. 請求項1に記載の走行情報管理方法において、前記段階1は車両を外部から観測する手段を用いて前記走行情報を取得することを特徴とする走行情報管理方法。
  4. 請求項1に記載の走行情報管理方法において、前記段階3は、
    予め定められた条件に基づいて、前記走行情報の時系列の一部を部分時系列として抽出して記録する段階4と、
    前記部分時系列の先頭の走行情報に含まれる時間情報と、末尾の走行情報に含まれる時間情報を抽出して記録する段階5と、
    前記時系列及び前記段階5にて記録した時間情報を元に、前記部分時系列を生成する段階6と
    を含むことを特徴とする走行情報管理方法。
  5. 請求項1に記載の走行情報管理方法において、
    情報処理装置は割り当てられた地域の道路地図情報を参照する手段を備え、
    前記段階3は、道路地図情報に基づいて前記走行情報中の位置情報を補正する段階を含む
    ことを特徴とする走行情報管理方法。
  6. 請求項1に記載の走行情報管理方法において、前記段階3は、
    前記走行情報のデータフォーマットを識別する段階と、
    識別したデータフォーマットが予め定められた標準データフォーマットではない場合、当該走行情報のデータフォーマットを前記標準データフォーマットに変換する段階と
    を含むことを特徴とする走行情報管理方法。
  7. 車両の走行状態を示す情報であって、車両の位置情報を含む情報である走行情報を取得する走行情報取得手段、及び、データ通信ネットワークを介して前記走行情報取得手段から走行情報を受信して、予め定められた処理を実行する情報処理装置を備える走行情報管理システムにおいて、
    前記データ通信ネットワーク上に、前記情報処理装置として、それぞれに対して異なる地域を割り当てた複数の情報処理装置を備え、
    前記走行情報に含まれる前記位置情報を参照し、当該位置情報が示す地点を含む地域に対して割り当てた情報処理装置を選択して、選択した情報処理装置に対して当該走行情報を送信する負荷分散処理装置を備える
    ことを特徴とする走行情報管理システム。
  8. 請求項7に記載の走行情報管理システムにおいて、前記走行情報取得手段は、車両に搭載されることを特徴とする走行情報管理システム。
  9. 請求項7に記載の走行情報管理システムにおいて、前記走行情報取得手段は、車両を外部から観測して走行情報を取得することを特徴とする走行情報管理システム。
  10. 請求項7に記載の走行情報管理システムにおいて、前記情報処理装置は、
    予め定められた条件に基づいて、前記走行情報の時系列の一部を部分時系列として抽出して記録する手段と、
    前記部分時系列の先頭の走行情報に含まれる時間情報と、末尾の走行情報に含まれる時間情報を抽出して記録する手段と、
    前記時系列及び前記段階5にて記録した時間情報を元に、前記部分時系列を生成する手段と
    を備えることを特徴とする走行情報管理システム。
  11. 請求項7に記載の走行情報管理システムにおいて、
    前記情報処理装置は割り当てられた地域の道路地図情報を参照する手段を備え、
    前記情報処理装置は、前記道路地図情報に基づいて前記走行情報中の位置情報を補正する
    ことを特徴とする走行情報管理システム。
  12. 請求項7に記載の走行情報管理システムにおいて、前記情報処理装置は、前記走行情報のデータフォーマットを識別し、識別したデータフォーマットが予め定められた標準データフォーマットではない場合、当該走行情報のデータフォーマットを前記標準データフォーマットに変換することを特徴とする走行情報管理システム。
  13. コンピュータプログラムにおいて、
    それぞれに対して異なる地域を割り当てた複数の情報処理装置を含むデータ通信ネットワークに接続したコンピュータにて実行されるコンピュータプログラムであって、
    車両の位置情報を含む情報である走行情報を、前記データ通信ネットワークを介して受信する処理1と、
    当該走行情報に含まれる前記位置情報を参照し、当該位置情報が示す地点を含む地域に対し、予め割り当てられた情報処理装置を選択する処理2と、
    前記処理2にて選択した情報処理装置に対して当該走行情報を送信する処理3と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。

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