JP2007284189A - エスカレータシステム - Google Patents

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Atsushi Maeda
敦司 前田
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
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Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

【課題】地震などにより、建屋側からの商用電源電圧が遮断されて、エスカレータ設備が自動停止したとき、商用電源電圧の供給有無にかかわらず、下り側に指定されているエスカレータ設備の走行を可能にして、乗客の利便性を大幅に向上させる。
【解決手段】商用電源21からの商用電源電圧が遮断されて、エスカレータ設備2aが自動停止されると、バックアップ電源22によって、制御装置3aがバックアップされる。制御装置3aによって、エスカレータ設備2aのブレーキ7が解除され、下り走行を可能にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、地震などが発生し、建屋側の商用電源がダウンしても、下り側に指定されているエスカレータ設備の運転を再開させ得るようにしたエスカレータシステムに関する。
現在、ビルなどに設置されているエスカレータシステムでは、地震などが発生し、建屋側からの商用電源電圧が遮断されたとき、エスカレータ設備を自動的に停止させて、人身事故などの重大事故が発生しないようにしている。
地震発生時のエスカレータの運転制御の従来例としては、特許文献1に記載の「エスカレータの地震時制御装置」がある。
特開平9−286584号公報
ところで、従来のエスカレータシステムでは、地震などが発生し、商用電源からの商用電源電圧が遮断されて、エスカレータ設備が自動停止したとき、商用電源電圧の供給が再開されるまで、エスカレータ設備の運転を再開できないという問題があった。
本発明は上記の事情に鑑み、地震などにより、建屋側からの商用電源電圧が遮断されたとき、商用電源電圧の供給有無にかかわらず、下り側に指定されているエスカレータ設備の走行をさせて、乗客の利便性を大幅に向上させることができるエスカレータシステムを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明は、建屋の上階と下階とを跨ぐように配置されるエスカレータ設備を持つエスカレータシステムにおいて、商用電源からの商用電源電圧が遮断されたとき、バックアップ電源電圧を出力するバックアップ電源と、前記バックアップ電源から出力されるバックアップ電源電圧を用いて、前記エスカレータ設備のブレーキを解除して下り走行を可能にさせる制御装置とを備えたことを特徴としている。
この場合、エスカレータ設備は、階段チェーンの走行速度が所定速度以上になったとき、遠心力で動作し、前記階段チェーンにブレーキをかけて減速させる機械式ブレーキ、または階段チェーンの走行速度を調節する電気式ガバナや機械式ガバナを備える構成でも良い。
また、本発明の他の態様は、建屋の上階と下階とを跨ぐように配置されるエスカレータ設備を持つエスカレータシステムにおいて、商用電源からの商用電源電圧が遮断されたとき、バックアップ電源電圧を出力するバックアップ電源と、前記バックアップ電源から出力されるバックアップ電源電圧を用いて、前記エスカレータ設備の駆動機を回生運転させる制御装置とを備えたことを特徴としている。
本発明によるエスカレータシステムでは、地震などにより、建屋側からの商用電源電圧が遮断されたとき、商用電源電圧の供給有無にかかわらず、下り側に指定されているエスカレータ設備の走行を可能にし、乗客の利便性を大幅に向上させることができる。
〈第1実施形態〉
図1は本発明によるエスカレータシステムの第1実施形態を示す概略構成図である。
この図に示すエスカレータシステム1aは、建屋の上階側と下階側とを跨ぐように設置されるエスカレータ設備2aと、エスカレータ設備2aの運転を制御する制御装置3aとを備えており、制御装置3aによって、エスカレータ設備2aの運転を制御し、乗客を搬送する。
エスカレータ設備2aは、骨組みとなるトラス機構4と、このトラス機構4の上部に配置される手すり機構5とを備えている。
トラス機構4の内部には、駆動機6、(電磁式)ブレーキ7、主駆動装置8、ガイドレール9、踏段チェーン10、および踏段鎖歯車11などが配置されている。また、上階側と下階側には、各々操作盤12が設けられている。手すり機構5は、移動手すり13、欄干14などを備えている。そして、建屋側の商用電源から電源電圧が供給され、制御装置3aから運転指示が出力されると、トラス機構4内に配置された駆動機6が駆動されて踏段チェーン10が走行される。これにより、各踏段15が移動するとともに、手すり機構5に設けられた移動手すり13が走行されて乗客が移動される。本実施形態では、ブレーキとして、電磁式のブレーキ7に加えて、階段チェーン10の走行速度が所定速度以上になったとき、遠心力で動作し、階段チェーン10にブレーキをかけて減速させる機械式ブレーキ16が設けられている。
また、本実施形態のエスカレータシステム1aは、建屋側の商用電源21から商用電源電圧の供給が停止したとき、バックアップ電源電圧を出力するバックアップ電源22と、地震発生時に地震センサから出力される地震発生信号によって接点が商用電源21側からバックアップ電源22側へ切り替わるスイッチ23とを備えている。
制御装置3aは、商用電源21から出力される商用電源電圧、またはバックアップ電源22から出力されるバックアップ電源電圧を入力する電源電圧入力部31と、この電源電圧入力部31を介して供給される電源電圧によって動作し、設定スイッチ(図示は省略する)などで指定された運転内容、各操作盤12からの指示内容、予め登録されている運転パターンなどに応じた運転指示などを生成し、エスカレータ設備2aの動作を制御するも制御部32と、地震発生時においてエスカレータ設備2aの(電磁式)ブレーキ7を解除して下り走行を可能にするブレーキ解除指令出力部33とを備えている。
次に、図1に示す概略構成図を参照しながら、エスカレータシステム1aの動作を説明する。
まず、建屋側の商用電源21から商用電源電圧が供給されているとき、制御装置3aによって、設定スイッチなどで指定された運転内容、各操作盤12からの指示内容、予め登録されている運転パターンなどに応じた上り運転指示、または下り運転指示などが生成されて、エスカレータ設備2aに供給される。また、バックアップ電源22は、常時通電され充電されている。
これにより、トラス機構4内に配置された駆動機6が動作して、踏段チェーン10の走行が開始され、各踏段15の移動が開始されるとともに、手すり機構5に設けられた移動手すり13の走行が開始されて、乗客の搬送が開始される。
このような状況で、地震が発生して、商用電源21からの商用電源電圧が遮断されると、エスカレータ設備2aの駆動機6、ブレーキ7に対する駆動電圧の供給が停止する。
また、この動作と並行し、地震センサからの地震発生信号によりスイッチ23の接点がバックアンプ電源22側に切り替わったとき、制御装置3aに対してバックアップ電源22からバックアップ電源電圧が出力され、制御装置3aのバックアップが開始され、ブレーキ解除が継続される。
これにより、エスカレータ設備2aの各踏段15に立っている各乗客の重量によって、踏段チェーン10が下り方向に付勢されて、エスカレータ設備2aの下り走行が可能となる。
そして、エスカレータ設備2aを使用する乗客の数が多く成りすぎ、踏段チェーン10が下り速度が予め設定されている安全速度より大きくなると、遠心力によって動作する機械式ブレーキ21が動作して、駆動機6の回転軸にブレーキがかけられ、踏段チェーン10が下り速度が安全速度以下に規制される。
このように、この第1実施形態では、商用電源21からの商用電源電圧が遮断されたとき、バックアップ電源16によって、制御装置3aをバックアップして、ブレーキ7を解除させるようにしている。このため、地震発生により、建屋側からの商用電源電圧が遮断されたとき、商用電源電圧の供給有無にかかわらず、エスカレータ設備2aの下り走行が可能となり、乗客の利便性を大幅に向上させることができる。
また、この第1実施形態では、駆動機6に機械式ブレーキ21を取り付け、商用電源20からの商用電源電圧が遮断されて、制御装置3aによって、エスカレータ設備2aのブレーキ7を解除させて、エスカレータ設備2aの下り走行を行わせているとき、踏段チェーン10の速度が安全速度以上にならないようにしている。このため、地震発生により、建屋側からの商用電源電圧が遮断されて、エスカレータ設備2aのブレーキ7が解除されているとき、踏段チェーン10の下り速度を安全速度以下に保持することができ、また、制御装置3aがバックアップされているので、安全装置をそのまま生かすことができる。そのため、乗客の安全性はそのままで、利便性を大幅に向上させることができる。
〈第2実施形態〉
図2は本発明によるエスカレータシステムの第2実施形態を示す概略構成図である。なお、この図において、図1の各部と対応する部分には、同じ符号が付してある。
この図に示すエスカレータシステム1bが、図1に示すエスカレータシステム1aと異なる点は、エスカレータ設備2bのブレーキ7を解除させたときに、踏段チェーン10の速度が大きく成りすぎた場合には、回生運転開始指示を生成して、エスカレータ設備2bの駆動機6に回生運転を開始させるようにしたことである。
このため、制御装置3bには、回生運転指示部34が設けられている。エスカレータ設備2bの各踏段15に立っている各乗客の数が多く成りすぎて、踏段チェーン10の下り速度が予め設定されている安全速度より大きくなった場合、制御装置3bの回生運転指示部34から回生運転開始指示が生成され、これによって駆動機6が回生運転され、踏段チェーン10が下り速度を安全速度以下に規制される。
このように第2実施形態では、商用電源21からの商用電源電圧が遮断されたとき、制御装置3bによって、エスカレータ設備2bのブレーキ7を解除させて、エスカレータ設備2bの下り走行を開始させることができる。また、エスカレータ設備2bの各踏段15に立っている各乗客の数が多く成りすぎて、踏段チェーン10が下り速度が予め設定されている安全速度より大きくなっているとき、回生運転指示部34から回生運転開始指示が出力され駆動機6が回生運転されて、踏段チェーン10が下り速度を安全速度以下に規制することができる。さらに、回生運転で得られた回生電力で、バックアップ電源16の充電、乗客の足下照明などを行わせることもできる。
なお、上述した各実施形態では、地震発生時を例にしたが、本発明はこれに限られず、火災発生等、エスカレータ設備の運転に支障を来すような災害、事故等が発生した場合にも適用可能である。
本発明によるエスカレータシステムの第1実施形態を示す概略構成図。 本発明によるエスカレータシステムの第2実施形態を示す概略構成図。
符号の説明
1a,1b:エスカレータシステム
2a,2b:エスカレータ設備
3a,3b:制御装置
4:トラス機構
5:手すり機構
6:駆動機
7:ブレーキ
8:主駆動装置
9:ガイドレール
10:踏段チェーン
11:踏段鎖歯車
12:操作盤
13:移動手すり
14:欄干
15:踏段
16:機械式ブレーキ
21:商用電源
22:バックアップ電源
31:電源電圧入力部
32:制御部
33:ブレーキ解除指令出力部
34:回生運転指示部

Claims (4)

  1. 建屋の上階と下階とを跨ぐように配置されるエスカレータ設備を持つエスカレータシステムにおいて、
    商用電源からの商用電源電圧が遮断されたとき、バックアップ電源電圧を出力するバックアップ電源と、
    前記バックアップ電源から出力されるバックアップ電源電圧を用いて、前記エスカレータ設備のブレーキを解除して下り走行を可能にさせる制御装置と、
    を備えたことを特徴とするエスカレータシステム。
  2. 請求項1に記載のエスカレータシステムにおいて、
    前記エスカレータ設備は、階段チェーンの走行速度が所定速度以上になったとき、遠心力で動作し、前記階段チェーンにブレーキをかけて減速させる機械式ブレーキ、
    を備えたことを特徴とするエスカレータシステム。
  3. 請求項1、2のいずれかに記載のエスカレータシステムにおいて、
    前記エスカレータ設備は、階段チェーンの走行速度を調節する電気式ガバナ、または機械式ガバナ、
    を備えたことを特徴とするエスカレータシステム。
  4. 建屋の上階と下階とを跨ぐように配置されるエスカレータ設備を持つエスカレータシステムにおいて、
    商用電源からの商用電源電圧が遮断されたとき、バックアップ電源電圧を出力するバックアップ電源と、
    前記バックアップ電源から出力されるバックアップ電源電圧を用いて、前記エスカレータ設備の駆動機を回生運転させる制御装置と、
    を備えたことを特徴とするエスカレータシステム。
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