JP2007282877A - 放射線照射対象部位の位置決め装置および位置決め方法 - Google Patents

放射線照射対象部位の位置決め装置および位置決め方法 Download PDF

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Abstract

【課題】放射線照射対象部位の位置決めを3次画像を用いて的確に行う。
【解決手段】患者などの放射線照射対象部位についての3次元参照画像を入力する参照CT画像入力部102と、前記3次元参照画像から位置姿勢情報に基づいて擬似透視画像を生成する擬似透視画像生成部106と、位置決めされる放射線照射対象部位についての照合透視画像を入力する照合X線透視画像入力部104とを備え、前記擬似透視画像と前記照合透視画像との相関値が所定の値を超えた時の位置姿勢と前記3次元参照画像撮像時の位置姿勢の変化量を放射線照射対象部位の並進量と回転量として、前記放射線照射対象部位を位置決めする最適化計算部110を含む位置決め手段を設けた。
【選択図】図1

Description

この発明は、放射線照射対象部位の位置決め装置および位置決め方法、特に、放射線治療における患者位置決めに関するものである。
粒子線治療では粒子線の線量集中性のため、高精度な患者位置決めが要求される。従来の患者位置決め装置では、正側2方向からのX線透視画像を用いて、予め撮影した参照画像と、治療時に撮影する照合画像を重ねあわせ、対応する画素間の類似度を比較し、手動により移動量を求めていた。
従来技術では、2つのカメラにより、カメラ軸線での基準画像と最新の画像とからのサブトラクション画像を得ることおよび視覚的な差異を最小化することによって位置決め量を求めていることが示されている(例えば、特許文献1参照)。
移動量をパラメータとし,画素値差分の累積量を指標とした評価関数を定義し、最適化パラメータを自動計算により求める方式が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
特開2003−319930号公報 赤城卓、他2名,「患者位置決めシステムにおける自動画像位置合わせ機能の開発」,医学物理,2003年4月,23巻,Sup.2,p.59−61
このような患者位置決め装置にあっては、患者の並進量と回転量が撮像面内に限定され、撮像面外の方向に対する並進量や回転量を求めることができない。その結果、患者の3次元的な位置・姿勢の位置決めが行えないという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、放射線照射対象部位の位置決めを3次元画像を用いて的確に行うことを目的としている。
この発明に係る放射線照射対象部位の位置決め装置では、放射線照射対象部位についての3次元参照画像を入力する参照画像入力部と、前記3次元参照画像から位置姿勢情報に基づいて擬似透視画像を生成する擬似透視画像生成部と、位置決めされる放射線照射対象部位についての照合透視画像を入力する照合画像入力部とを備え、前記擬似透視画像と前記照合透視画像との相関値が所定の値を超えた時の位置姿勢と前記3次元参照画像撮像時の位置姿勢の変化量を放射線照射対象部位の並進量と回転量として、前記放射線照射対象部位を位置決めする位置決め手段を設けたものである。
この発明に係る放射線照射対象部位の位置決め方法では、放射線照射対象部位についての3次元参照画像から位置姿勢情報に基づいて擬似透視画像を生成する工程と、位置決めされる放射線照射対象部位についての照合透視画像を生成する工程とを含み、前記擬似透視画像と前記照合透視画像との相関値が所定の値を超えた時の位置姿勢と前記3次元参照画像撮像時の位置姿勢の変化量を放射線照射対象部位の並進量と回転量として、前記放射線照射対象部位を位置決めするものである。
この発明によれば、放射線照射対象部位の位置決めを3次元画像を用いて的確に行うことができる。
実施の形態1.
この発明による実施の形態1を図1から図4までについて説明する。図1は実施の形態1における患者位置決め装置の構成を示すブロック図である。図2は実施の形態1における患者位置決め装置での処理手順を示す手順図である。図3は実施の形態1における患者位置決め装置での擬似透視画像生成処理を示す模式図である。図4は実施の形態1における患者位置決め装置での擬似透視画像とX線透視画像を示す模式図である。
図1において、参照CT画像入力部102と、照合X線透視画像入力部104と、擬似透視画像生成部106と、ROI(Region Of Intrest)領域設定部108と、並進量,回転量の位置決めパラメータを求める位置決め手段としての最適化計算部110と、画像表示部112とを備えることを特徴とする。
図2は、この発明の実施の形態1による患者位置決め装置における処理手順を示す手順図である。
参照CT画像入力ステップS202では、参照CT画像入力部102(図1参照)によって治療計画時に撮像した患者の3次元CT画像データを入力する。この3次元CT画像は、放射線治療における治療計画立案に必要なデータであり、必ず撮像される。
次に、X線透視画像撮像装置の位置姿勢パラメータの初期値設定を行い(ステップS204)、擬似透視画像生成ステップS206で擬似透視画像生成部106(図1参照)によって擬似透視画像生成を行う。位置姿勢パラメータとは、例えば治療室のような固定座標系に対するX線透視画像撮像装置の相対的な位置姿勢を表し、直交3軸方向に対する並進量および各軸周りの回転角度を含む。3次元CT画像データから擬似透視画像を生成する時に用いた位置姿勢パラメータと、実X線透視画像装置の位置姿勢パラメータとの変化量が患者の位置姿勢の変化量を表す。
X線透視画像撮像装置の位置姿勢パラメータの初期値設定ステップS204では、実際のX線透視画像撮像装置の位置姿勢データの近傍値を設定すると、擬似透視画像生成ステップS206から、後段の画像相関値計算ステップS208、画像相関値判定ステップS210、位置姿勢パラメータの変更ステップS212の繰返し計算が早く収束する。
擬似透視画像生成ステップS206では、擬似透視画像生成部106によって、設定したX線透視画像撮像装置の位置姿勢パラメータとX線透視画像生成原理を用いて、設定したX線透視画像撮像装置の位置姿勢における擬似X線透視画像を、患者の3次元CT画像から生成する。擬似X線透視画像と、照合X線画像入力ステップS214による照合X線画像間の画像相関値計算を画像相関値計算ステップS208で最適化計算部110(図1参照)によって行う。
相関値判定ステップS210により、相関値が予め指定した判定基準以下であれば、位置姿勢パラメータの変更処理ステップS212を行い、変更後の位置姿勢パラメータを用いて擬似透視画像を生成し、再度、参照用透視画像との画像相関値を計算する。この処理を評価値が判定基準を超えるか、予め指定した繰返し計算回数等の収束条件を満たせば処理を終了する(ステップS215)。この時の位置姿勢パラメータは、相対的に患者の位置姿勢の計画時と現在との変化量を表すため、患者位置決め量となる。
この位置姿勢パラメータに基づいて治療台等を移動させることで、患者の位置決めを正確に行うことが可能となる。また、画像表示部112(図1参照)では、参照CT画像や照合画像および擬似透視画像を表示し、適切なROI領域設定を可能にする。また、擬似透視画像と照合画像の重畳表示により、患者位置決めの良否判定を可能にする。
図3は、この発明の実施の形態1による患者位置決め装置における擬似透視画像生成処理の模式図である。
X線透視画像撮像装置の原理は、X線源から撮像対象302をX線による透視投影を行い、X線透視画像を撮像する。擬似透視画像308では、Oc点304を原点として、擬似透視画像308の各画素までの直線上の軌跡に対し、通過した参照CT画像306の各CT値を加算してその値を各画素の画素値とする。参照CT画像306は、画像上のアイソセンタ位置姿勢と、絶対座標系である治療室座標系のアイソセンタ位置姿勢を合わせることで、治療室座標系へ変換できる。治療室座標系に配置した参照CT画像306は、幾何学的には、患者が治療室座標系の同じ位置姿勢で存在することと等価であり、擬似透視画像308は、Oc点304から撮像したX線透視画像と等価である。擬似透視画像308を、次のようにして求める。
まず、撮像中心Oc点304を原点として、撮像座標系322を定義する。次に、擬似透視画像308の画像中心をC点310として、擬似透視画像座標系324を定義する。ここで、撮像座標系322のxc軸、yc軸は擬似透視画像座標系324のxim軸、yim軸と平行な関係にあり、スケールも同じとする。また、ここで用いる数式の変数や定義を以下に示す。
Figure 2007282877
擬似透視画像上の任意のP点312に対して、OcPベクトルは、撮像座標系322で次の式1により計算できる。
Figure 2007282877
撮像中心Oc点304から擬似透視画像上のP点312までの軌跡上のQ点314は、次の式2で表される。
Figure 2007282877
また、X線透視画像撮像装置の位置姿勢は、撮像座標系322から治療室座標系320への変換行列を表し、治療室座標系のアイソセンタ位置姿勢に対するCT画像のアイソセンタ位置姿勢は、参照CT画像座標系326から治療室座標系320への変換行列を表す。これらから、線分OcP上のQ点314の参照CT座標系326での座標は、次の式3により表される。
Figure 2007282877
擬似透視画像308の各画素値は、線分OcP上のQ点314のCT値の積算値であり、次の式4により求められる。
Figure 2007282877
図4は、この発明の実施の形態1による患者位置決め装置における擬似透視画像とX線透視画像の模式図である。図4(a)は擬似透視画像402を示し、図4(b)は照合X線透視画像404を示す。
擬似透視画像402と照合X線透視画像404間において画像相関値を求める。画像相関値は、ROI領域設定部108において、擬似透視画像402上に設定したマスク領域と、対応する照合X線透視画像内の領域において、各々の領域内の各画素値を要素としたベクトルを生成する。生成した2ベクトル間の内積値を各ベクトルのノルムで除算し相関値を得る。この画像相関値を最大とする時の擬似透視画像生成時のカメラ中心位置姿勢と照合X線透視画像撮像装置との位置姿勢の差が患者の位置姿勢の変化量となる。この患者の位置姿勢の変化量をベッドの移動の並進,回転で調整することにより、3次元的な患者の位置決めが可能となる。
また、この発明の実施の形態1の処理を複数方向、例えば直交2方向において行ってもよい。各方向における画像相関値を計算し、相関値が判定基準を超えるか、予め指定した繰返し計算回数等の収束条件を満たせば処理を終了し、その時の位置姿勢パラメータを患者位置決めパラメータとする。複数方向から位置姿勢を推定することにより計算精度が向上する。また、ある方向で求めた位置姿勢パラメータを初期値として、他方向の位置姿勢パラメータを求めることにより、画像相関値の最適計算の収束時間を短縮できる効果がある。
(1A)この発明による実施の形態1によれば、放射線照射対象部位についての3次元参照画像を入力する参照CT画像入力部102からなる参照画像入力部と、前記3次元参照画像から位置姿勢情報に基づいて擬似透視画像を生成する擬似透視画像生成部106と、位置決めされる放射線照射対象部位についての照合透視画像を入力する照合X線透視画像入力部104からなる照合画像入力部とを備え、前記擬似透視画像と前記照合透視画像との相関値が所定の値を超えた時の位置姿勢と前記3次元参照画像撮像時の位置姿勢の変化量を放射線照射対象部位の並進量と回転量として、前記放射線照射対象部位を位置決し画像表示部112に表示するめする位置決め手段を構成する最適化計算部110を設けたので、放射線照射対象部位の位置決めを3次元画像を用いて的確に行うことができる放射線照射対象部位の位置決め装置を得ることができる。
すなわち、放射線治療における患者位置決めにおいて、参照CT画像入力部102と、照合X線透視画像入力部104と、擬似透視画像生成部106と、擬似透視画像と位置決め用の画像との相関値から、治療装置に対する患者の並進量、回転量を求める最適化計算部110を備えることを特徴とするものである。
したがって、治療計画で必ず撮像するCT画像からX線透視画像撮像装置の撮像位置姿勢を仮定した擬似透視画像を生成し、治療直前に撮像する位置決め用の照合X線画像との画像相関値が最大値となる仮想透視画像撮像装置の撮像位置姿勢と、真の透視画像撮像装置との差を求めることにより、3次元的な患者の位置決めを行うことができる。
(1B)この発明による実施の形態1によれば、前記(1A)項における構成において、前記擬似透視画像と前記照合透視画像との相関値を求めるために必要な所定の領域を設定するROI領域設定部108からなる所要領域設定部を備え、前記ROI領域設定部108からなる所要領域設定部により設定された所定の領域における前記擬似透視画像と前記照合透視画像との相関値が所定の値を超えるか所定の計算回数に達するまで、前記擬似透視画像生成部に与える位置姿勢情報を変化させながら繰り返し行い、放射線照射対象部位の並進量および回転量を求める最適化計算部110を設けたので、放射線照射対象部位の位置決めを3次元画像を用いてより的確かつ迅速に行うことができる放射線照射対象部位の位置決め装置を得ることができる。
すなわち、ROI領域設定部108により設定される所要領域としてのROI領域において、擬似透視画像とX線透視画像との画像相関計算を、複数の方向から撮像したX線透視画像にて計算し、各方向における相関値が予め指定した値を超えるか繰返し計算回数まで行うことを特徴とするものである。
したがって、複数方向から位置姿勢を推定することにより計算精度が向上する。また、ある方向で求めた位置姿勢パラメータを初期値として、他方向の位置姿勢パラメータを求めることにより、画像相関値の最適計算の収束時間を短縮できる効果がある。
(1C)放射線照射対象部位についての3次元参照画像を入力する参照CT画像入力部102からなる参照画像入力部と、前記3次元参照画像から位置姿勢情報に基づいて擬似透視画像を生成する擬似透視画像生成部106とにより、放射線照射対象部位についての3次元参照画像から位置姿勢情報に基づいて擬似透視画像を生成する工程と、位置決めされる放射線照射対象部位についての照合透視画像を入力する照合X線透視画像入力部104からなる照合画像入力部により、位置決めされる放射線照射対象部位についての照合透視画像を生成する工程とを含み、最適化計算部110により、前記擬似透視画像と前記照合透視画像との相関値が所定の値を超えた時の位置姿勢と前記3次元参照画像撮像時の位置姿勢の変化量を放射線照射対象部位の並進量と回転量として、前記放射線照射対象部位を位置決めすることを特徴とする放射線照射対象部位の位置決め方法としたので、放射線照射対象部位の位置決めを3次元画像を用いて的確に行うことができる放射線照射対象部位の位置決め方法を得ることができる。
すなわち、放射線治療における患者位置決めにおいて、擬似透視画像と位置決め用の画像との相関値から、治療装置に対する患者の並進量および回転量を求める最適化計算を行うことを特徴とするものである。
したがって、治療計画で必ず撮像するCT画像からX線透視画像撮像装置の撮像位置姿勢を仮定した擬似透視画像を生成し、治療直前に撮像する位置決め用の照合X線画像との画像相関値が最大値となる仮想透視画像撮像装置の撮像位置姿勢と、真の透視画像撮像装置との差を求めることにより、3次元的な患者の位置決めを行うことができる。
(1D)この発明による実施の形態1によれば、前記(1C)項における構成において、ROI領域設定部108からなる所要領域設定部により前記擬似透視画像と前記照合透視画像との相関値を求めるために必要な所定の領域を設定し、最適化計算部110により、前記ROI領域設定部108からなる所要領域設定部によって設定された所定の領域における前記擬似透視画像と前記照合透視画像との相関値が所定の値を超えるか所定の計算回数に達するまで、前記擬似透視画像生成部に与える位置姿勢情報を変化させながら繰り返し行い、放射線照射対象部位の並進量および回転量を求めることを特徴とするので、放射線照射対象部位の位置決めを3次元画像を用いてより的確かつ迅速に行うことができる放射線照射対象部位の位置決め方法を得ることができる。
すなわち、上記、擬似透視画像とX線透視画像との画像相関計算を、複数の方向から撮像したX線透視画像にて計算し、各方向における相関値が予め指定した値を超えるか繰返し計算回数まで行うことを特徴とするものである。
したがって、複数方向から位置姿勢を推定することにより計算精度が向上する。また、ある方向で求めた位置姿勢パラメータを初期値として、他方向の位置姿勢パラメータを求めることにより、画像相関値の最適計算の収束時間を短縮できる効果がある。
実施の形態2.
この発明による実施の形態2を説明する。
この実施の形態2において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1における構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。
また、画像相関値の計算として、実施の形態1で述べた手法以外に限らず、他の手法、例えば残差マッチング法を用いてもよい。残差マッチングは、2画像上の対応領域において、対応画素間の差分の総和を計算し評価値とする。差分の総和が最小となるほど画像相関が強いことを示し、差分の総和の負符号を相関値とする。
(2A)この発明による実施の形態2によれば、前記(1A)〜(1C)項における構成において、残差マッチング法によって前記擬似透視画像と前記照合透視画像との相関値を求めるように放射線照射対象部位の位置決め装置を構成したので、残差マッチング法により相関値を求めることによって放射線照射対象部位の3次元的な位置決めを行うことができる放射線照射対象部位の位置決め装置を得ることができる。
(2B)この発明による実施の形態2によれば、実施の形態1における前記(1D)〜(1F)項のいずれかにおける構成において、残差マッチング法によって前記擬似透視画像と前記照合透視画像との相関値を求める放射線照射対象部位の位置決め方法としたので、残差マッチング法により相関値を求めることによって放射線照射対象部位の位置決めを3次元画像を用いることによって的確に行うことができる放射線照射対象部位の位置決め方法を得ることができる。
以上のように、この発明による実施の形態では、治療計画時に撮像した患者の3次元CT画像と治療直前に患者位置決め用に撮像したX線透視画像を用いる。CT撮像条件から3次元CT画像データを治療室座標系へ変換する。X線透視画像撮像装置の撮像条件および撮像位置姿勢パラメータを用いて、3次元CT画像から擬似透視画像を生成する。擬似透視画像と患者位置決め用に撮像したX線透視画像とのマッチング処理(画像相関値計算)を行う。上記処理を、撮像位置・姿勢パラメータを変化させて行い、最大値となる擬似透視画像の撮像位置姿勢と真のX線透視画像撮像装置の撮像位置姿勢の差を求め、それに基づきベッドの位置・姿勢を修正する。
この発明の実施の形態によれば、X線透視画像撮像装置の撮像条件および撮像位置姿勢パラメータに基づき治療計画時の患者の3次元CT画像から生成した擬似透視画像と、治療直前時のX線透視画像とのマッチング処理(画像相関値計算)を行い、相関値が最大となる撮像位置姿勢パラメータを計算することにより、治療直前の患者の位置姿勢と計画時の位置姿勢の3次元的な患者位置姿勢の差を求めるものである。
この発明による実施の形態1における患者位置決め装置の構成を示すブロック図である。 この発明による実施の形態1における患者位置決め装置での処理手順を示す手順図である。 この発明による実施の形態1における患者位置決め装置での擬似透視画像生成処理を示す模式図である。 この発明による実施の形態1における患者位置決め装置での擬似透視画像とX線透視画像を示す模式図である。
符号の説明
102 CT画像入力部、104 照合X線透視画像入力部、106 擬似透視画像生成部、108 ROI領域設定部、110 並進量,回転量の位置決めパラメータを求める最適化計算部、112 画像表示部、S202 参照CT画像入力ステップ、S204 X線透視画像撮像装置の位置姿勢パラメータの初期値設定ステップ、S206 擬似透視画像生成ステップ、S208 画像相関値計算ステップ、S210 相関値判定ステップ、S212 位置姿勢パラメータの変更処理ステップ、S214 照合X線画像入力ステップ、302 撮像対象、304 Oc点、306 参照CT画像、308 擬似透視画像、310 擬似透視画像の画像中心C、312 擬似透視画像の任意の点P、314 線分OcP上の点Q、320 治療室座標系、322 撮像座標系、324 擬似透視画像座標系、326 参照CT画像座標系、402 擬似透視画像、404 照合X線透視画像。

Claims (4)

  1. 放射線照射対象部位についての3次元参照画像を入力する参照画像入力部と、前記3次元参照画像から位置姿勢情報に基づいて擬似透視画像を生成する擬似透視画像生成部と、位置決めされる放射線照射対象部位についての照合透視画像を入力する照合画像入力部とを備え、前記擬似透視画像と前記照合透視画像との相関値が所定の値を超えた時の位置姿勢と前記3次元参照画像撮像時の位置姿勢の変化量を放射線照射対象部位の並進量と回転量として、前記放射線照射対象部位を位置決めする位置決め手段を設けたことを特徴とする放射線照射対象部位の位置決め装置。
  2. 前記擬似透視画像と前記照合透視画像との相関値を求めるために必要な所定の領域を設定する所要領域設定部を備え、所要領域設定部により設定された所定の領域における前記擬似透視画像と前記照合透視画像との相関値が所定の値を超えるか所定の計算回数に達するまで、前記擬似透視画像生成部に与える位置姿勢情報を変化させながら繰り返し行い、放射線照射対象部位の並進量および回転量を求める最適化計算部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の放射線照射対象部位の位置決め装置。
  3. 放射線照射対象部位についての3次元参照画像から位置姿勢情報に基づいて擬似透視画像を生成する工程と、位置決めされる放射線照射対象部位についての照合透視画像を生成する工程とを含み、前記擬似透視画像と前記照合透視画像との相関値が所定の値を超えた時の位置姿勢と前記3次元参照画像撮像時の位置姿勢の変化量を放射線照射対象部位の並進量と回転量として、前記放射線照射対象部位を位置決めすることを特徴とする放射線照射対象部位の位置決め方法。
  4. 前記擬似透視画像と前記照合透視画像との相関値を求めるために必要な所定の領域を設定し、設定された所定の領域における前記擬似透視画像と前記照合透視画像との相関値が所定の値を超えるか所定の計算回数に達するまで、前記擬似透視画像生成部に与える位置姿勢情報を変化させながら繰り返し行い、放射線照射対象部位の並進量および回転量を求めることを特徴とする請求項3に記載の放射線照射対象部位の位置決め方法。
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