JP2007282180A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信中の周波数帯のノイズを定量的に評価し、このノイズの影響を回避することが可能な無線通信装置を提供する。
【解決手段】本発明の無線通信装置は、通信中の周波数帯のノイズを検出するノイズ検出手段362と、ノイズ検出手段362により検出されたノイズが所定レベルを上回っているかを判定する判定手段363と、判定手段363による判定結果に基づいて、通信中の周波数帯及び/又は通信電波強度を変更する通信変更手段312とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、無線通信装置に関し、特に、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)及びPAN(Personal Area Network)等のデータ伝送網によるネットワーク通信、パーソナルコンピュータ(PC)と複合機能プリンタ(MFP)等の周辺機器との間の機器間通信、並びにPC及びMFP等の機器内通信に関する。
近年、パーソナルコンピュータ(PC)等のホスト端末とキーボード、マウス、プリンタ及びモデム等の周辺機器との間のデータ伝送を実現する手段として、広くUSB(Universal Serial Bus)が使用されている。USBは、データ伝送の規格であり、元来、ワイヤード(有線)であるが、最近では、ユーザの利便性向上のため、ワイヤレス(無線)化が進められつつある。
図1に、一般的な無線通信装置の構造図の例を示す。図1において、無線通信装置1は、PCI(Periferal Component Intarface)又はUSB等のシステムバス3によりPCシステム2に接続されており、外部装置から無線通信により送信されたデータを受信し、受信したデータをシステムバス3を介してPCシステム2へ送る。無線通信装置1は、PCシステム2に組み込まれても良い。無線通信装置1は、外部装置から無線通信により送信されたデータを受信し、受信したデータをPCシステム2へ送るために、MAC(Media Access Control)部11と、PHY(physical layer)部12と、RF(Radio Frequency)部13とを有する。MAC部11は、PCシステムと外部装置の間のデータ伝送を制御する伝送制御部であり、PHY部12は、ネットワークの物理的な接続及び伝送方式を定めた物理層であり、RF13は、外部装置と無線でデータ送受信を行うための無線入出力部である。
ここで、図1の無線通信装置は、ワイヤレスUSBにより外部装置との無線通信を行うとする。このとき、MAC部11とPHY部12との間のインターフェースは、WiMedia MAC−PHYインターフェース仕様に従う。WiMediaは、ワイヤレスUSBの下位層規格であり、様々な上位層プロトコル(WiNet、Wireless1394、Bluetooth(登録商標)等)が共存できるように設計されている。WiMediaを実装された無線通信装置は、MAC−PHYインターフェースに無線通信の電波状態を表すCCA_STATUS(Clear Channel Assessment Status)信号を有する。CCA_STATUS信号は、RF部13が受信した無線メディアの信号レベルが所定の規定値を上回った場合に、PHY部12がアクティブにする信号である。
また、WiMedia規格によれば、この規格を実装した機器間の通信衝突を回避するための手段が提供される。しかし、WiMediaに対応していない無線機器、又は同じ周波数帯でノイズを発生させる他の機器との衝突を回避するための手段は提供されていない。その結果生ずる問題を、図2を参照して説明する。図2は、PC及び周辺機器から成るワイヤレス無線システムの一例である。図2において、PC21は、WiMedia規格に従う無線通信により複合機能プリンタ(MFP)22とデータ伝送を行っている。このとき、PC21とMFP22との間の無線通信周波数と同じ周波数帯のノイズを放出している他の機器23がPC21及びMFP22の近くに置かれているとすると、PC21とMFP22との間の通信は、他の機器23からノイズの影響を受ける可能性があるため、安定した通信品質を確保することができない。
例えば、特開平11−150756号公報(特許文献1参照。)には、異なる無線局間が同じ副周波数域を同時に捕捉する場合に衝突を回避することが可能な通信設備が開示されている。この通信設備は、少なくとも1台の無線局を有する複数の無線システムを備え、通信設備の1つの無線システムは、有効信号を送信する前に、予め副周波数域に制限されたパルスを送信することにより、他の無線システムと異なる副周波数域を占有しているか否かを判定することができる。
また、例えば、特開2003−46515号公報(特許文献2参照。)には、無線通信に影響を及ぼすノイズが混入された無線チャネルを事前に検出することにより、無線親機と無線子機との無線通信を確実に行うことが可能な無線通信装置が開示されている。この無線通信装置は、使用する無線チャネルのキャリア周波数以外の無線通信に影響を及ぼす可能性のある周波数について順次キャリアセンスを実施し、キャリアセンスレベルが所定値を超えている検査周波数を検出した場合に、その検査周波数に対応するチャネルを無線通信に影響を及ぼすノイズが混入されたノイズ混入チャネルと判定する。
特開平11−150756号公報 特開2003−46515号公報
しかし、特許文献1に開示された通信設備は、異なる無線局間が同じ副周波数域を同時に捕捉するか否かを判定するためにパルス状の電波を送信しており、これにより、ノイズが引き起こされるという問題がある。また、特許文献2に開示された無線通信装置では、チャネルが実際に使用可能であるか否かはキャリアの有無でしか判断することができないという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題を鑑みて、通信中の周波数帯のノイズを定量的に評価し、このノイズの影響を回避することが可能な無線通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の無線通信装置は、通信中の周波数帯のノイズを検出するノイズ検出手段と、該ノイズ検出手段により検出されたノイズが所定レベルを上回っているかを判定する判定手段と、該判定手段による判定結果に基づいて、前記通信中の周波数帯及び/又は通信電波強度を変更する通信変更手段とを有することを特徴とする。
これにより、通信中の周波数帯のノイズを定量的に評価し、このノイズの影響を回避することが可能な無線通信装置を提供することができる。本発明では、WiMedia MAC−PHYインターフェース仕様において提供されるCCA_STATUS信号とPHY_ACTIVE(Physical Layer Active Indication)信号とを併せて検出することにより、通信中の周波数帯が他の機器からのノイズ等の影響を受けているか否かを判定し、通信中の周波数帯が他の機器からのノイズ等の影響を受けている場合には、この影響を受けない使用可能な他の周波数帯に切り替えることや、通信電波強度をノイズの影響が現れないほどに十分に強めること等が可能となる。結果として、本発明の無線通信装置は、通信品質を確保することができる。
望ましくは、本発明の無線通信装置は、前記ノイズ検出手段がノイズを検出するための時間を設定する測定時間タイマーを更に有することができる。
これにより、無線通信装置による通信に影響を及ぼす要因を特定することが可能になるので、その要因に応じた処置(例えば、周波数帯を切り替える、又は、通電波強度を強める等)を実施することができる。
望ましくは、本発明の無線通信装置は、前記ノイズのレベルを検出する強度判定手段を更に有することができる。
これにより、通信中の周波数帯が他の機器からのノイズ等の影響を受けている場合に、このノイズの影響を回避するように、通信中の周波数帯の信号レベルを適切に調整することが可能な無線通信装置を提供することができる。
望ましくは、本発明の無線通信装置は、前記ノイズ検出手段によるノイズ検出のための閾値を設定する強度閾値設定手段を更に有することができる。
これにより、通信中の周波数帯が他の機器からのノイズ等の影響を受けている場合に、このノイズの影響を回避するように、通信中の周波数帯の信号レベルを適切に調整することが可能な無線通信装置を提供することができる。この無線通信装置は、上述した強度判定手段を有する無線通信装置と比べ、より簡便な構成で、同等の効果を得ることができる。
また、望ましくは、本発明の無線通信装置において、前記閾値は、ヒステリシス特性を有することができる。
これにより、信号レベルが閾値近辺で変動した場合でも、安定したノイズ評価結果を得ることができる。
本発明により、無線通信に使用される周波数帯のノイズを定量的に評価し、ノイズの影響を回避することが可能な無線通信装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を添付の図面を参照して説明する。
上述したように、従来のWiMediaを実装した無線通信装置は、無線通信の信号状態を表すCCA_STATUS信号を有する。実際には、この信号の使用方法は、特に規定されておらず、機器設計者に委ねられている。そこで、本発明は、通信中の周波数帯のノイズ評価を行うために、この信号を使用する。
図3は、無線通信装置に組み込まれる本発明のMAC部の構成図の例を示す。図3において、MAC部300は、制御部31と、PCインターフェース(IF)32と、TX(送信)ブロック33と、RX(受信)ブロック34と、送受信データバッファ35と、ノイズ評価手段36とを有する。制御部31は、MAC部300の各部を制御するための制御手段であり、CPU(中央演算処理装置)及びROM(Read Only Memory)等から構成される。PCインターフェース32は、PCシステム2とデータ送受信を行うための入出力手段である。TXブロック33は、PHY部12へデータを送信するための送信手段であり、RXブロック34は、PHY部12からデータを受信するための受信手段である。送受信データバッファ35は、PCシステム2からPCインターフェース32により受信し、TXブロック33によりPHY部12へ送信すべきデータ、及びPHY部12からRXブロック34により受信し、PCインターフェース32によりPCシステム2へ送信すべきデータを、一時的に格納する記憶手段である。ノイズ評価手段36は、外部装置との無線通信において使用されている周波数帯におけるノイズを評価する手段である。
以下、MAC部による無線チャネルの評価について、幾つかの実施例を挙げて、更に詳細に説明する。
図4は、本発明のMAC部の構成図の第1の例を示す。留意すべきは、図4には、MAC部の一部しか示されておらず、本発明に係る動作を実現する構成要素のみが表されていることである。
図4のMAC部300aにおいて、ノイズ評価手段36aは、測定時間タイマー361と、ノイズ検出手段362と、判定手段363とを有する。
測定時間タイマー361は、所定の測定時間を計測するためのカウントダウン方式の計時手段である。ノイズ検出手段362は、通信中の周波数帯のノイズを検出する手段であり、PHY部12から出力される無線通信の信号状態を表すCCA_STATUS信号が測定時間内にアクティブで、且つ、PHY_ACTIVEがディアクティブになっていた時間(クロック数)を記録し、その結果をCCA_VALUEとして出力する。即ち、CCA_STATUS信号は、通信中の周波数帯における信号レベルが所定レベル以上であることを示す信号であり、所定レベルが無線通信に使用される信号に影響が出るレベルに設定されているとすると、CCA_STATUS信号がアクティブになっている場合には、何らかの電波が、自局が無線通信で使用している周波数帯域で、無線通信に影響を及ぼすレベルで発生していると判断することができる。
ここで、無線通信に影響を及ぼすレベルとは、無線通信に何らかの障害が出るレベルであり、送信/受信パワーとデータレートに依存する。即ち、低い送信/受信パワーで通信しているならば、強度の低いノイズでも影響を受けるが、高い送信/受信パワーで通信しているならば、強度の低いノイズではあまり影響を受けない。また、低いデータレートが使用されているならば冗長度の高い誤り訂正によって正常に通信できる可能性が高いが、高いデータレートならば冗長度の低い誤り訂正しかないので、正常に通信できる可能性が低い。つまり、CCA_STATUS信号をアクティブにする閾値は、使用している送信/受信パワーとデータレートからルックアップテーブルを用いて決められる。
なお、CCA_STATUS信号だけでは、そのとき発生している電波が、自局若しくは他局のWiMedia無線通信装置による無線通信のために発生しているのか、又は、WiMediaを除く電波発生源からWiMeida無線通信装置に対してノイズ要因となりうる電波として発せられているのかを判断することができない。WiMedia又は他の無線通信装置のいずれによる電波かを判断するために、WiMediaが提供しているPHY_ACTIVE信号を用いる。PHY_ACTIVE信号は、WiMedia−PHYからWiMedia−MACへ供給される信号であり、WiMeida−PHYがWiMedia規格に定められた電波を送信/受信した際に、アクティブになる。つまり、WiMedia−PHYが受信した電波がWiMedia規格に定められたものでない場合には、PHY_ACTIVE信号はアクティブにならない。これを利用して、PHY_ACTIVEがディアクティブである場合にCCA_STATUS信号がアクティブになるならば、そのとき受信した電波は、WiMediaの電波へのノイズ要因となりうる電波であると特定されうる。従って、
CCA_STATUS=アクティブ、且つ、PHY_ACTIVE=ディアクティブ、
という条件が成り立つ場合に、通信中の周波数帯にノイズが検出される。
また、CCA_STATUS信号及びPHY_ACTIVE信号の測定結果としてノイズ検出手段362より出力されるCCA_VALUEは、測定時間内に所定レベル以上のレベルを有する信号が存在する割合を示す値であり、通信中の無線周波数帯がノイズの影響を受けているか否かを判断する基準となる。判定手段363は、ノイズ検出手段362から出力されたCCA_VALUE値を基に、通信中の周波数帯が他の機器からのノイズ等の影響を受けているか否かを判定するための手段である。
また、図4のMAC部300aにおいて、制御部31aは、通知手段311と、通信変更手段312とを有する。
通知手段311は、ノイズ評価手段36aの判定手段363による判定結果をPCインターフェース32を介してPCシステム2へ通知するための手段である。通信変更手段312は、ノイズ評価手段36aの判定手段363による判定結果に応じて、通信中の周波数帯及び/又は通信電波強度を変更するようSERIAL_DATA信号による通信にて切り替え指示をPHY部12へ出す手段である。
次に、図4のMAC部300aの動作手順を説明する。
最初に、制御部31aは、測定時間タイマー361に対してCCA_STATUS信号の測定時間をstart_valueに設定する。測定時間は、通信に使用される周波数帯に影響を及ぼしうる混信要素が予め想定される場合には、想定される要素に適応した値を設定できる。例えば、混信要素としてサーバールームが想定される場合には、サーバールームは定常的に稼動されると想定されるので、測定時間は、10秒の測定を1分間隔で30回測定するよう設定される。また、混信要素として電子レンジが想定される場合には、電子レンジは、通常、数分間連続的に使用されると想定されるので、測定時間は、1分間の測定を5分間隔で3回測定するよう設定される。また、混信要素としてPCによる無線通信が想定される場合には、その無線通信により数十ミリ秒間隔で散発的に短時間の電波が発生すると想定されるので、測定時間は連続した10秒間を1回測定するよう設定される。あるいは、混信要素が予め想定されない場合でも、過去のノイズ評価結果を制御部31の記憶装置(図示せず。)へ蓄積しておき、最も頻回に検出された値を測定時間として優先的に設定するよう試みることで、より少ない手順でノイズのパターンを評価することができる。あるいは、自局が通信しているとき又は通信していないときに限定してノイズを測定することもできる。この測定結果により、自局が通信しているときだけノイズが発生し、且つ、自局が通信していないときにはノイズが発生しないと判断される場合には、自局の電波が反射してノイズとなっている可能性が考えられるので、送信パワーを低くすることによってノイズを回避することができる。これらの設定について更に詳しく述べる。
〔サーバールーム等が想定される場合の設定〕
サーバールーム等のノイズ発生源が恒常的に動作している環境では、常にほぼ同じ周波数帯に同じようなノイズが発生することが予想される。これを推定する方法としては、まとまった連続した時間(例えば、1時間や2時間等)ノイズ測定を実施する方法がある。測定の結果、測定時間内の高い割合(例えば、95%以上等)でノイズが検出されたならば、その測定地域には恒常的なノイズ発生源があると判断することができる。ここで、まとまった連続した時間の測定にはそれに対応したハードウェアが必要となり、ハードウェアコストが上がることが予想される。このハードウェアコストが上がることを回避する方法として、あるまとまった時間内に連続的にノイズ測定を行うのではなく、離散的にノイズ測定を行う方法がある。例えば、10秒間連続の測定を1分間隔で60回実施する等がある。これにより、実際の測定時間は600秒しかないにも関わらず1時間の平均的なノイズを評価することができ、ノイズ測定にかかるハードウェアを削減することができる。
〔電子レンジ等が想定される場合の設定〕
電子レンジが使用する周波数帯は2.4GHz帯であり、無線LANが使用する周波数帯に影響を与えることが知られている。電子レンジや電磁調理器等の電波を放出する機器が動作する環境では、その使用特性上、数分から数十分の断続的な使用が想定される。これらの使用環境を推定するためには、次のようなノイズ測定方法が考えられる。無線通信開始直後、又は、暫く通信した後、通信品質が悪くなった場合に、あるまとまった時間(例えば、10分間や30分間等)連続してノイズ測定を行う。測定の結果、測定直後から一定期間は定常的なノイズ状態を示す(例:電子レンジ使用中)が、一定期間を過ぎるとノイズ状態が改善(例:電子レンジ使用完了)するような場合に、数分間電波を放出しその後停止する電子レンジ等の機器が動作していたと予想することができる。ノイズ測定のリソースを低減するために、先の測定同様、例えば、10秒間連続の測定を1分間隔で行う等の、離散的に測定する方法が考えられる。10秒間連続測定を1分間隔で行う30分間のノイズ評価であれば、300秒の測定評価リソースだけで十分である。
〔他の無線機器の通信波が想定される場合の設定〕
他の無線通信装置であって、WiMedia規格に準拠していない装置が通信していた場合に、その通信波がノイズとして影響する場合がある。この使用環境を推定するためには、次のようなノイズ測定方法が考えられる。ある時間間隔(例えば、1分間隔)で比較的短時間(例えば、10秒や30秒等)のノイズ測定を実施し、各短時間の測定ごとの結果により、ノイズの割合がゼロではないが大き過ぎない値(例えば、0%より大きく95%より小さい等)である場合に、他の無線通信装置が通信していると想定される。これは、802.11に代表される最近の無線通信では、一定間隔で通信基本情報を発信するビーコンフレームを送信しており、1秒間に数回のフレーム送信が必ず行われることと、送受信フレームのフレーム間隔が仕様で規定されており、電波送信をしてはいけない間隔が必ず存在するために、ノイズが測定時間の100%にはなりえないこととを前提としている。
これらの測定で検出されたノイズパターンは、制御部内に設けられた記憶装置に蓄積される。次回以降のノイズ検出の際に、過去に多く検出されている順に記憶装置に蓄積されたノイズパターンを確認することによって、その使用者が良く使う環境の順番にノイズパターンを確認することとなり、検出の工数を少なくすることができる。
制御部31aは、更に、判定手段363において、通信中の周波数帯がノイズの影響を受けているか否かを判断するための基準となるCCA_VALUE値に対する閾値を設定する。閾値は、例えば、CCA_VALUE値の40%又は60%等の値が設定される。
各値の設定後、ノイズ評価手段36aは、PHY部122から出力されるCCA_STATUS信号及びPHY_ACTIVE信号の測定を開始する。このとき、制御部31aは、測定時間タイマー361が計時(カウントダウン)を開始するように、測定時間タイマー361に入力されるtimer_start信号をアクティブとする。timer_start信号がアクティブになった後、測定時間タイマー361は計時を開始する。測定時間タイマー361は、計時中に「測定中」を表す信号をアクティブとする。この信号は、ノイズ検出手段362へ入力されており、ノイズ検出手段362は、「測定中」を表す信号がアクティブとなっている間、PHY部12から出力されるCCA_STATUS信号がアクティブで、且つ、PHY_ACTIVEがディアクティブになったクロック数を記録する。即ち、通信中の周波数帯の信号レベルが、他の機器からのノイズ等の影響により所定レベル以上となる期間が記録される。
測定時間タイマー361がゼロとなると、制御部31aにより測定前に設定された測定時間が終了する。このとき、測定時間タイマー361は、「測定中」を表す信号をロー(Low)とする。ノイズ検出手段362は、これを受けて、CCA_STATUS信号がアクティブで、且つ、PHY_ACTIVEがディアクティブになったクロック数の記録結果をCCA_VALUEとして判定手段363へ出力する。判定手段363は、ノイズ検出手段362から出力されたCCA_VALUE値が、制御部31aにより測定前に設定された閾値を超えているか否かを判断し、CCA_VALUE値が閾値を超えていた場合には、通信中の周波数帯が他の機器からのノイズ等の影響を受けていると判断し、周波数帯の占有状況を表すChannel_Busy信号をアクティブとする。
また、測定時間終了時に、測定時間タイマー361は、制御部31aに測定の終了を知らせるために、timer_end信号をアクティブとする。timer_end信号がアクティブになった後、制御部31aは、Channel_Busy信号の状態を確認し、判定手段363によりアクティブとされている場合には、通知手段311を用いて、通信中の周波数帯が他の機器からのノイズ等の影響を受けている旨をPCシステム2へ通知する。
制御部31aの通知手段311からの通知を受けたPCシステム2は、アプリケーションの都合により、以下のいずれかの動作を行う。
(1−1)サーバールーム等のように定常的にノイズが発生しており、他の選択できる周波数帯ではノイズが発生していないことが想定される場合、他の選択できる周波数帯へ移動し、再度、上記ノイズ評価を実行する。
(1−2)サーバールーム等のように定常的にノイズが発生しており、他の選択できる周波数帯でも同様にノイズが発生していて通信が困難な場合、外部との無線通信を中止する。
(1−3)サーバールーム等のように定常的にノイズが発生しており、他の選択できる周波数帯でも同様にノイズが発生していて通信が困難な場合、発生しているノイズから影響を及ぼされないほどに自局の送信電波強度を強くするよう試みる。
(1−4)電子レンジ等の機器のようにあるまとまった時間帯にノイズが発生するが、過去の経験から、数分や数十分等ある時間経過後にはノイズの改善が予想される場合、一定時間待機した後、再度、上記ノイズ評価を実行し、使用する周波数帯が空くまで待つ。
(1−5)検出されるノイズが、WiMediaではないが、PC無線通信電波であることが予想され、自局のPCがその無線通信装置を実装している場合、その無線通信装置に対して送信パワーの適正化を要求する。
更に、制御部31aは、通信中の周波数帯が他の機器からのノイズ等の影響を受けている旨をPCシステム2へ通知するだけではなく、通信変更手段312を用いて、通信中の周波数帯を他の使用可能な周波数帯に切り替えるようPHY部12へ指示を出すこともできる。この場合、無線通信装置1は、以下の動作を行う。
(1−6)通信相手に対して周波数帯を切り替える旨を現在通信中の周波数帯を利用して知らせ、通信相手との間で周波数帯変更の合意が取れた後、通信中の周波数帯を他の周波数帯に切り替えるよう動作する。
なお、図4のMAC部300aにおいて、制御部31aの通信変更手段312及びノイズ評価手段36aのノイズ検出手段362は、直接的にPHY部12と信号のやり取りを行っているように表されているが、実際には、図3のTXブロック33及びRXブロック34を介する。
図5は、本発明のMAC部の構成図の第2の例を示す。留意すべきは、図5には、MAC部の一部しか示されておらず、本発明に係る動作を実現する構成要素のみが表されていることである。
図5のMAC部300bは、ノイズ評価手段36bが通信中の信号レベル(強度)を判定するための強度判定手段364を更に有する点で、第1の例として示した図4のMAC部300aと異なる。他の構成要素は、全て、図4のMAC部300aと同じ機能及び動作を有する。
強度判定手段364は、測定時間タイマー361より「測定中」を表す信号を入力されており、この信号がアクティブとなっている間に、PHY部12より、通信中の周波数帯の信号レベルを表すCCA_STRENGTH信号を受信し、これを集計する。その後、測定時間タイマー361より入力される「測定中」を表す信号がロー(Low)になると、強度判定手段364は、測定中に受信したCCA_STRENGTH信号の最大値CCA_STRENGTH_MAX及び平均値CCA_STRENGTH_AVEを制御部31bへ出力する。
制御部31bは、強度判定手段364より出力された値CCA_STRENGTH_MAX及びCCA_STRENGTH_AVEより、通信中の周波数帯の信号レベルを把握することが可能であり、判定手段363によりChannel_Busy信号がアクティブとされている場合には、通知手段311を用いて、通信中の周波数帯が他の機器からのノイズ等の影響を受けている旨と共に、信号レベルに関する情報もPCシステム2へ通知することができる。
制御部31bにより通知を受けたPCシステム2は、アプリケーションの都合により、以下のいずれかの動作を行う。
(2−1)サーバールーム等のように定常的にノイズが発生しており、他の選択できる周波数帯ではノイズが発生していないことが想定される場合、他の選択できる周波数帯へ移動し、再度、上記ノイズ評価を実行する。
(2−2)サーバールーム等のように定常的にノイズが発生しており、他の選択できる周波数帯でも同様にノイズが発生していて通信が困難な場合、外部との無線通信を中止する。
(2−3)サーバールーム等のように定常的にノイズが発生しているが、発生しているノイズの強度が自局の送信可能な電波強度よりも十分小さい場合には、自局の送信電波強度を強くする。
(2−4)電子レンジ等の機器のようにあるまとまった時間帯にノイズが発生するが、過去の経験から、数分や数十分等ある時間経過後にはノイズの改善が予想される場合、一定時間待機した後、再度、上記ノイズ評価を実行し、使用する周波数帯が空くまで待つ。
(2−5)検出されるノイズが、WiMediaではないが、PC無線通信電波であることが予想され、自局のPCがその無線通信装置を実装している場合、その無線通信装置に対して送信パワーの適正化を要求する。
(2−6)ノイズが検出されない場合に、そのときの自局の送信電波強度を弱くする。
PCシステム2は、サーバールーム等のように定常的にノイズが発生している場合に、図4のMAC部300aを用いたとして上記(2−1)及び(2−2)のように動作することができるが、上記(2−3)のように発生しているノイズの強度レベルを判断して、適宜自局の送信電波強度を強くすることはできない。図4のMAC部300aでは、単にノイズが発生しているということしか検出することができないので、判定手段363の判定結果に応じて自局の送信電波強度を変更したとしても、実際にはノイズの影響を回避することができない場合がある。しかし、本実施例のMAC部300bでは、強度判定手段364を用いることにより、発生しているノイズの強度レベルまで知ることができるので、そのレベルに応じて自局の送信電波強度を適切に変更することが可能である。
また、PCシステム2は、電子レンジ等の機器やWiMediaでない他の無線通信装置によるノイズが発生している場合に、図4のMAC部300aを用いたとして上記(2−4)及び(2−5)のように動作することができる。しかし、本実施例のMAC部300bを用いることにより、ノイズ評価手段36bに更に強度判定手段364が組み込まれているので、更に上記(2−6)のように、ノイズが検出されない場合に、そのときの自局の送信電波強度を弱くすることができる。これにより、装置の消費電力を節約することができるとともに、更に、自局の無線通信により他の機器へ影響を及ぼす可能性を低減することもできる。
また、実施例1と同様に、制御部31bは、Channel_Busy信号が判定手段363によりアクティブとされている場合には、通信変更手段312を用いて、通信中の周波数帯を他の使用可能な周波数帯に切り替えるようPHY部12へ指示を出すこともできる。この場合、無線通信装置1は、以下のような動作を行う。
(2−7)通信相手に対して周波数帯を切り替える旨を現在通信中の周波数帯を利用して知らせ、通信相手との間で周波数帯変更の合意が取れた後、通信中の周波数帯を他の周波数帯に切り替えるよう動作する。
図6は、本発明のMAC部の構成図の第3の例を示す。留意すべきは、図6には、MAC部の一部しか示されておらず、本発明に係る動作を実現する構成要素のみが表されていることである。
図6のMAC部300cは、ノイズ評価手段36cがCCA_STATUS信号に対する閾値を設定するための強度閾値設定手段365を更に有する点で、第1の例として示した図4のMAC部300aと異なる。
強度閾値設定手段365は、測定開始前に、PHY部12がCCA_STATUS信号をアクティブにするための閾値を表すSET_CCA_THRESH信号を制御部31cから受信し、その値をCCA_THRESH信号としてPHY部12へ出力する。PHY部12は、通信中の周波数帯の信号レベルがCCA_THRESH信号により設定された値を超えた場合にのみ、CCA_STATUS信号をアクティブとし、MAC部300cのノイズ評価手段36aへ出力する。
この場合、制御部31cは、通信中の周波数帯において他の機器からのノイズ等の影響による信号レベルの変動の大きさを知ることができる。即ち、制御部31cは、通信中の無線周波数帯の信号レベルが強度閾値設定手段365を介してPHY部12に設定した閾値よりも大きいか否かを判断することが可能であり、判定手段363によりChannel_Busy信号がアクティブとされている場合には、通知手段311を用いて、通信中の周波数帯が他の機器からのノイズ等の影響を受けている旨と共に、信号レベルに関する情報もPCシステム2へ通知することができる。
制御部31cにより通知を受けたPCシステム2は、アプリケーションの都合により、以下のいずれかの動作を行う。
(3−1)サーバールーム等のように定常的にノイズが発生しており、他の選択できる周波数帯ではノイズが発生していないことが想定される場合、他の選択できる周波数帯へ移動し、再度、上記ノイズ評価を実行する。
(3−2)サーバールーム等のように定常的にノイズが発生しており、他の選択できる周波数帯でも同様にノイズが発生していて通信が困難な場合、外部との無線通信を中止する。
(3−3)サーバールーム等のように定常的にノイズが発生しているが、発生しているノイズの強度が自局の送信可能な電波強度よりも十分小さい場合には、自局の送信電波強度を強くする。
(3−4)電子レンジ等の機器のようにあるまとまった時間帯にノイズが発生するが、過去の経験から、数分や数十分等ある時間経過後にはノイズの改善が予想される場合、一定時間待機した後、再度、上記ノイズ評価を実行し、使用する周波数帯が空くまで待つ。
(3−5)検出されるノイズが、WiMediaではないが、PC無線通信電波であることが予想され、自局のPCがその無線通信装置を実装している場合、その無線通信装置に対して送信パワーの適正化を要求する。
(3−6)ノイズが検出されない場合に、そのときの自局の送信電波強度を弱くする。
PCシステム2は、サーバールーム等のように定常的にノイズが発生している場合に、図4のMAC部300aを用いたとして上記(3−1)及び(3−2)のように動作することができるが、上記(3−3)のように発生しているノイズの強度レベルを判断して、適宜自局の送信電波強度を強くすることはできない。図4のMAC部300aでは、単にノイズが発生しているということしか検出することができないので、判定手段363の判定結果に応じて自局の送信電波強度を変更したとしても、実際にはノイズの影響を回避することができない場合がある。しかし、本実施例のMAC部300cでは、強度閾値設定手段365を用いることにより、発生しているノイズの強度レベルが所定の閾値よりも大きいかまで知ることができるので、そのレベルに応じて自局の送信電波強度を適切に変更することが可能である。
また、PCシステム2は、電子レンジ等の機器やWiMediaでない他の無線通信装置によるノイズが発生している場合に、図4のMAC部300aを用いたとして上記(3−4)及び(3−5)のように動作することができる。しかし、本実施例のMAC部3003を用いることにより、ノイズ評価手段36cに更に強度閾値設定手段365が組み込まれているので、更に上記(3−6)のように、ノイズが検出されない場合、即ち、ノイズが所定の閾値を下回る場合に、そのときの自局の送信電波強度をノイズから影響を及ぼされない程度に弱くすることができる。これにより、装置の消費電力を節約することができるとともに、更に、自局の無線通信により他の機器へ影響を及ぼす可能性を低減することもできる。
また、実施例1と同様に、制御部31cは、Channel_Busy信号が判定手段363によりアクティブとされている場合には、通信変更手段312を用いて、通信中の周波数帯を他の使用可能な周波数帯に切り替えるようPHY部12へ指示を出すこともできる。この場合、無線通信装置1は、以下のような動作を行う。
(3−7)通信相手に対して周波数帯を切り替える旨を現在通信中の周波数帯を利用して知らせ、通信相手との間で周波数帯変更の合意が取れた後、通信中の周波数帯を他の周波数帯に切り替えるよう動作する。
本実施例のMAC部300cは、強度判定手段を用いた図5のMAC部300bに比べ、より簡便な構成で、同等の効果を得ることができる。
第3の例として示した図6のMAC部300cにおいて、制御部31cは、強度閾値設定手段365を介してPHY部12にCCA_STATUS信号の閾値を1つのみ設定したが、強度閾値設定手段365は、異なる値を有する複数の閾値を設定することもできる。
図7のMAC部300dは、制御部31dが強度閾値設定手段365を介してPHY部12にCCA_STATUS信号の2つの異なる閾値を設定している点で、第3の例として示した図6のMAC部300cと異なる。他の構成要素は、全て、図6のMAC部300cと同じ機能及び動作を有する。
強度閾値設定手段365は、測定開始前に、PHY部12がCCA_STATUS信号をアクティブにするための第1の閾値を表すSET_CCA_THRESH_ACT信号と、PHY部12がCCA_STATUS信号をディアクティブにするための第2の閾値を表すSET_CCA_THRESH_DEACT信号とを制御部31cから受信し、その値を夫々CCA_THRESH_ACT信号及びCCA_THRESH_DEACT信号としてPHY部12へ出力する。
図8に、CCA_THRESH_ACT信号及びCCA_THRESH_DEACT信号によるCCA_STATUS信号の状態決定を説明する図を一例として示す。
図8から明らかであるように、PHY部12は、通信中の周波数帯の信号レベルがCCA_THRESH_ACT信号により設定された値(レベルA)を超えた場合に、CCA_STATUS信号をアクティブとし、一方、アクティブとなった後に通信中の周波数帯の信号レベルがCCA_THRESH_DEACT信号により設定された値(レベルB<レベルA)を下回った場合に、CCA_STATUS信号をディアクティブとする。なお、信号レベルが、アクティブとなった後にレベルAとレベルBとの間で変動する場合には、CCA_STATUS信号の状態は変化しない。即ち、アクティブとなった後のCCA_STATUS信号は、レベルBを下回るまで、アクティブ状態のままである。
本実施例のMAC部300dは、CCA_STATUS信号に対して1つの閾値しか設定しない図6のMAC部300cに比べ、信号レベルが閾値近辺で変動した場合でも、安定した評価結果を得ることができる。このように、信号レベルは、所謂ヒステリシス特性を有するレベル判定手段によって、アクティブ又はディアクティブかが判定される。
また、本実施例は、CCA_STATUS信号に対する下側の閾値を表すCCA_THRESH_DEACT信号の代わりに、CCA_THRESH_ACT信号で設定された閾値からの変化量を示す信号CCA_THRESH_DELTA信号を用いて実現されても良い。CCA_THRESH_DELTA信号とCCA_THRESH_DEACT信号とは:
(CCA_THRESH_DEACT)=(CCA_THRESH_ACT)−(CCA_THRESH_DELTA)
のような関係を有する。
以上、発明を実施するための最良の形態について説明を行ったが、本発明は、この最良の形態で述べた実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨を損なわない範囲で変更することが可能である。
一般的な無線通信装置の構造図の例を示す。 PC及び周辺機器から成るワイヤレス無線システムの一例を示す。 無線通信装置に組み込まれる本発明のMAC部の構成例を示す概略図である。 本発明のMAC部の構成図の第1の例を示す。 本発明のMAC部の構成図の第2の例を示す。 本発明のMAC部の構成図の第3の例を示す。 本発明のMAC部の構成図の第4の例を示す。 CCA_STATUS信号の状態決定を説明する図を示す。
符号の説明
1 無線通信装置
2 PCシステム
11,300 MAC部
12 PHY部
13 RF部
31 制御部
311 通知手段
312 通信変更手段
36 ノイズ評価手段
361 測定時間タイマー
362 ノイズ検出手段
363 判定手段
364 強度判定手段
365 強度閾値設定手段

Claims (5)

  1. 通信中の周波数帯のノイズを検出するノイズ検出手段と、
    該ノイズ検出手段により検出されたノイズが所定レベルを上回っているかを判定する判定手段と、
    該判定手段による判定結果に基づいて、前記通信中の周波数帯及び/又は通信電波強度を変更する通信変更手段とを有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記ノイズ検出手段がノイズを検出するための時間を設定する測定時間タイマーを更に有することを特徴とする、請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記ノイズのレベルを検出する強度判定手段を更に有することを特徴とする、請求項1又は2記載の無線通信装置。
  4. 前記ノイズ検出手段によるノイズ検出のための閾値を設定する強度閾値設定手段を更に有することを特徴とする、請求項1又は2記載の無線通信装置。
  5. 前記閾値は、ヒステリシス特性を有することを特徴とする、請求項4記載の無線通信装置。
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