JP2007529942A - 無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
無線通信装置1は、無線信号を送受信する無線周波数(RF)ユニット2と、RFユニット2の動作を制御するリンク制御装置3と、RFユニット2によって受信される信号を監視する信号監視装置4とを有する。処理装置5は、リンク制御装置3、信号監視装置4及びユーザインターフェース6へ接続される。通信装置1が他の装置9と通信することが望まれる場合に、通信リンクが従来の方法で確立される。信号監視装置4は、他の通信装置9から通信リンクで受信された信号の信号強度及びビットエラーレート(BER)を測定し、これらを処理装置5へ出力する。BERが受け入れがたいほどに高い場合に、処理装置5は、測定された信号強度が短期間に極めて高い値から極めて低い値へと変化したか否かを判断する。これは信号を遮断する物体10を表す。処理装置5は、物体10が信号を遮断していると決定すると、例えば、リンクを普通に中断させることよりむしろ、通信リンクで信号を受信し続けることによって、装置1に通信リンクを維持させる。
Description
本発明は、無線通信装置に関する。更に具体的には、本発明は、例えば、人間によって身に着けられる装置のような、物体の近くで用いられる無線通信装置に関する。本発明は、また、物体の近くで無線通信装置を動作させる方法と、無線信号が近くの物体によって遮られる場合を判断する方法とに関する。
短距離無線通信システムは、ますます一般的になりつつある。例えば、現在、短距離に亘って相互に通信して、所謂「ピコネット(piconets)」を形成するよう低電力無線送信を用いる多数の装置が、開発されている。Bluetooth(登録商標)は、このような技術の一例であり、Bluetooth(登録商標)対応の装置はコンピュータ及びパーソナルデジタルアシスタント(PDA)などはもちろん、携帯電話、並びに、例えばヘッドセット及びハンズフリーキットのような、その周辺装置を含む。同様に、電気電子技術者協会(IEEE)は、総称的には802.11ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)規格として、商業的にはWi−Fiとして知られる、無線ネットワークのための幾つかの規格を展開してきた。現在、Wi−Fiは、主に、例えば、所謂「無線ネットワーク」のような、パーソナルコンピュータとネットワークとの間の通信のために使用されている。
一般に、Bluetooth(登録商標)装置は約10mの範囲を有し、Wi−Fi装置は約100mの範囲を有する。しかし、出願人は、人体が無線信号を大幅に減衰させうることを認識している。Bluetooth(登録商標)及びWi−Fiは、2.5GHz前後の周波数帯域を使用するが、例えばWLANシステムIEEE802.11aのような、Wi−Fiの幾つかの実施においては、代わりに5GHz前後の周波数帯域が使用される。これらの周波数で、人体は、約200dB/mだけ無線信号を減衰させるが、減衰は、信号が通過する人体の部分に依存して僅かに変化する。これは、Bluetooth又はWi−Fi信号を完全に遮断するには十分である。
人体による信号の遮断は、多重経路を介して伝わることができる無線波の能力によって軽減され得る。通常、無線信号は、送信器と受信器との間で、それらの間に真っ直ぐに広がる経路、即ち、所謂視野方向(LOS)経路に沿って、最も強く伝播する。この経路は、本来、通信リンク内を伝播する。しかし、無線信号は、また、反射によって、即ち、所謂反射経路に沿って、送信器と受信器との間で伝播することがある。これは、特に、送信器及び受信器が屋内で使用される場合に生ずる。従って、物体がLOS経路を遮る場合でさえ、無線通信は維持され得る。
しかし、出願人は、必ずしもこの場合になるとは限らず、例えばBluetooth(登録商標)及びWi−Fiのような短距離無線通信システムでの無線通信が完全にLOS経路に依存することもあると認識している。例えば、無線信号が異なる反射経路を介して伝播する場合に、別々に反射された信号は、相互に破壊的に干渉し合うことがある。これは、信号を弱め、あるいは、無効化しうるので、反射経路が、本来なら、通信リンクを維持するために信頼することができないことを意味する。
反射経路は、また、常に、LOS経路よりも長い。従って、全ての可能な反射経路が範囲外に存在しうることが、短距離無線通信システムでは極めて起こりうる。例えば、無線信号を反射することができる対象が近くにない場合に、全ての反射経路は、過度に長くなりうる。これは、装置が屋外で使用される場合に極めて起こりうる。更に、送信器及び受信器が、信号がLOS経路に沿って伝わるためだけに十分な強度を有するように、互いから離れたところに配置される場合に、信号は、如何なる利用可能な反射経路を使うにも過度に弱くなりうる。これは、LOS経路が、装置が屋内で使用される場合でさえも、唯一の利用可能な経路となりうることを意味する。これは、低電力で信号を送信するBluetooth(登録商標)にとって、特に問題である。
それは、また、無線信号が、設計上よりも指向性を有するよう送信及び受信されるところのアンテナにとっても問題である。これは、アンテナが、例えばユーザの身体のような近くの対象に、又は、内蔵の装置に結合する場合に起こり得る。指向性アンテナは、指向性アンテナが指向方向の狭い範囲内でだけ無線信号を送信及び受信するので、かなり遠くの潜在的な反射経路を発生させる。これは、先と同じく、伝播経路が遮断される場合に代わりの経路が利用可能でないことを意味しうる。例えば、反射経路は利用可能でないこともあり、無線送信は完全にLOS経路に依存しうる。
故に、人体による無線信号、及び、特にLOS経路の遮断は、しばしば、短距離無線通信システムでの通信を中断しうる。同時に、これらのシステムは、例えば携帯電話のように、人体の近くで保持され、例えばヘッドセット及びメディアモニタのように、ユーザによって身に着けられた装置間の通信にますます使用される。例えば、ユーザの後ろポケットに入れられた携帯電話は、Bluetooth(登録商標)を用いて、ユーザの手に保持されたPDAと通信することができないことが極めて起こりうる。
通信が、瞬間的であっても、中断される場合には、装置間の通信リンクは失敗しうる。リンクが中断されると、ユーザは、通常、手動で装置にリンクを再確立するよう促さなければならない。故に、通信が中断されるのみならず、ユーザも不便を強いられる。
本発明は、これらの問題を解決することを目的とする。
本発明の1つの態様に従って、物体の近くで用いるための無線通信装置であって:
他の無線通信装置との通信リンクにおいて無線信号を受信する受信器;
前記無線信号の品質の劣化を検出する検出器;及び
前記検出された信号品質の劣化が、前記物体が前記信号を遮ることによるものである可能性が高いかどうかを判断し、このような判断に際して、当該無線通信装置に前記通信リンクを維持するよう試みさせる処理装置;
を有する無線通信装置が提供される。
他の無線通信装置との通信リンクにおいて無線信号を受信する受信器;
前記無線信号の品質の劣化を検出する検出器;及び
前記検出された信号品質の劣化が、前記物体が前記信号を遮ることによるものである可能性が高いかどうかを判断し、このような判断に際して、当該無線通信装置に前記通信リンクを維持するよう試みさせる処理装置;
を有する無線通信装置が提供される。
本発明の第2の態様に従って、物体の近くで無線通信装置を動作させる方法であって:
他の無線通信装置との通信リンクにおいて無線信号を受信するステップ;
前記無線信号の品質の劣化を検出するステップ;及び
前記検出された信号品質の劣化が、前記物体が前記信号を遮ることによるものである可能性が高いかどうかを判断し、このような判断に際して、当該無線通信装置に前記通信リンクを維持するよう試みさせるステップ;
を有する方法が提供される。
他の無線通信装置との通信リンクにおいて無線信号を受信するステップ;
前記無線信号の品質の劣化を検出するステップ;及び
前記検出された信号品質の劣化が、前記物体が前記信号を遮ることによるものである可能性が高いかどうかを判断し、このような判断に際して、当該無線通信装置に前記通信リンクを維持するよう試みさせるステップ;
を有する方法が提供される。
例えば、当該無線通信装置は、他の無線通信装置から受信した無線信号の強度を監視することができる。信号強度が落ちる場合に、当該無線通信装置は、信号が物体によって遮断されているかどうかを判断するよう、信号強度の変化の仕方を解析することができる。人体が信号を遮断している可能性が高いことが解析により示される場合に、特定の動作が、通信リンクを維持するよう為されうる。例えば、ユーザの身体による信号の遮断は、しばしば一時的であるので、当該無線通信装置は、そうでない場合よりも長い間、通信リンクで信号を受信しようとし続けても良い。他の例では、当該無線通信装置は、ユーザに、彼らの身体に対して当該無線通信装置を移動させ、ひいては無線リンクを改善するよう警告しても良い。
これは、信号品質は改善するまでの時間を与えられるという利点を有し、あるいは、信号受信は通信リンクが中断される前に再確立され得る。従って、当該無線通信装置が通信リンクを再確立する必要性は回避され、通信の継続が改善される。特に、ユーザが、通信リンクを彼らの身体で不注意に遮断した後に、手動で通信リンクの再確立を開始しなければならない可能性はより低い。
同時に、当該無線通信装置が、信号品質の劣化が物体によって引き起こされた可能性が高くないと判断する場合に、通信リンクは、例えば、適切なシステム仕様又は規格によって定められるように、本来なら、中断することを認められる。言い換えると、前記処理装置は、別な方法で、リンクを終了することを認めうる。例えば、装置が互いから範囲外に移動する場合に、通信リンクは、遅延を伴わずに遮断することを認められる。同様に、ユーザは、通信リンクがまさに中断しようとしていることを必要以上に警告されなくても良く、あるいは、異なる方法で警告されうる。従って、物体が信号を遮断することによって生じた信号品質の劣化と他の原因とを見分けることによって、当該無線通信装置は、更に効果的に通信リンクを管理することができる。
上記から明らかであるように、本発明は、具体的に、ユーザが彼ら自身の身体により信号を遮断することに対処する際に有用である。しかし、本発明は、ユーザの身体のみが信号を遮断する場合を判断することに限定されない。むしろ、信号が如何なる近くの物体によっても遮断される可能性が、決定され得る。これは、例えば金属物体などのような、無線信号を著しく減衰させる人間若しくは動物の身体又は他の物体を含みうる。そのように、一般に、当該無線通信装置は、無線信号を著しく減衰させる物体の近くで使用される。
当該無線通信装置の一方及び/又は他方は、一般に、携帯電話でありうる。代替的には、それ/それらは、例えばハンドセットのような、携帯電話とともに使用される周辺装置でありうる。他の例では、当該無線通信装置の一方及び/又は他方は、メディアセンサでありうる。更に一般的には、当該無線通信装置の一方及び/又は他方は、ユーザによって身に着けられても良い。言い換えると、当該無線通信装置の一方又は他方は、人間又は動物の身体に身に着けられても良い。実際に、当該情報処理装置は、着用可能な装置でありうる。
上述されたように、当該無線通信装置が通信リンクを維持するよう試みる様々な方法が存在する。1つの例では、当該情報処理装置は、そうでない場合よりも長い間、信号品質が(例えば、許容不可能な低いレベル、又は、データ送信が達成され得ないレベルまで)劣化した後に信号を受信しようと試み続けることによって、通信リンクを維持しようと試みうる。言い換えると、前記処理装置は、当該無線通信装置に、信号品質が劣化した後に前記受信器が前記通信リンクにおいて信号を受信するよう試み続ける時間を延長することによって、前記通信リンクを維持するよう試みさせる。同様に、当該方法は、前記無線通信装置に、信号品質が劣化した後に前記無線通信装置が前記通信リンクにおいて信号を受信するよう試み続ける時間を延長することによって、前記通信リンクを維持するよう試みさせるステップを有する。
通信リンクは、所定の通信チャネルであって、当該無線通信装置は、前記所定の通信チャネルにおいて信号を受信しようと試み続けることによって、通信リンクを維持しようとしうる。例えば、Bluetooth(登録商標)信号は、周波数ホッピングシーケンスによって定められるチャネルで送信される。従来、信号品質が、信号がもはやうまく受信(例えば、復調及復号)され得ない程度まで劣化する場合に、当該無線通信装置は、チャネルにおいて信号を受信しようとすることを止める(例えば、所定のシーケンスでの周波数ホッピングを中止する)。故に、本発明に従って、通信リンクは、所定の周波数ホッピングシーケンスを有することができ、当該無線通信装置は、信号品質が劣化した後に、所定のシーケンスで周波数ホッピングし続ける時間を延長することによって、通信リンクを維持するよう試みることができる。
通信リンク、及び、特に、Bluetooth(登録商標)の周波数ホッピングシーケンスは、しばしば、無線通信装置間で同期化される。これは、通常、無線通信装置の内部クロックを同期化するよう、無線信号においてタイミング情報をしばしば送信することによって達成される。このようなタイミング信号を用いないと、夫々の無線通信装置のクロックは、それらが、自然に、極めて僅かに異なったレートで動作するので、非同期となる。信号品質が悪い場合に、信号からタイミング情報を取り出すことは、依然として可能でありうる。故に、1つの実施例では、前記処理装置は、当該無線通信装置に、信号品質が劣化した後に前記受信器に前記他の無線通信装置とのタイミング同期を維持するよう試み続けさせることによって、前記通信リンクを維持するよう試みさせることが好ましい。言い換えると、当該情報は、前記無線通信装置に、前記受信器に前記他の無線通信装置とのタイミング同期を維持するよう試み続けさせることによって、前記通信リンクを維持するよう試みさせるステップを有することが好ましい。
しかし、信号品質が悪い場合に、無線通信装置の内部クロックを同期化することが可能でないことがあり、無線通信装置は非同期となりうる。この場合に、無線通信装置のクロックが他の装置のクロックとの同期を失った後に、例えば、所定のシーケンスでの周波数ホッピングによって、無線信号を受信するよう試み続ける意味はほとんどない。従って、前記処理装置は、例えば数秒といった、ある期間の後に、前記受信器に、通信リンクを維持するよう試みることをやめさせる。しかし、出願人は、受信信号をうまく復号及び復調して、例えば、同期化のためのタイミング情報を回収することが可能でない場合でさえ、無線通信装置が依然として同期するか否かを確認することは可能でありうる。これは、受信信号をフィルタ処理することによって達成されうる。当然、無線受信器は、通常、雑音などを低減するよう、受信の際に無線信号をフィルタ処理する。しかし、本例では、前記処理装置は、前記受信器に、通常よりも(例えば、信号がうまく復号及び復調される場合のような、通常の信号受信の間よりも)狭く無線信号をフィルタ処理させる。例えば、これは、弱信号の周波数が決定されることを可能にすることができる。次に、弱信号の周波数は、無線通信装置の周波数ホッピングが依然として同期しているか否かを確認するために使用可能である。故に、前記処理装置は、当該無線通信装置が前記他の無線通信装置と依然として同期しているか否かを判断するために、前記受信器に、より狭く前記無線信号フィルタ処理するよう切り替えさせることが好ましい。当該無線通信装置がもはや同期していない場合には、前記処理装置は、当該無線通信装置に通信リンクを維持するよう試みることを止めさせても良い。言い換えると、前記処理装置は、前記受信器に、当該無線通信装置が他の無線通信装置と同期したままである場合を検出させ、当該無線通信装置に、当該無線通信装置が同期したままである間だけ通信リンクを維持しようとし続けさせても良い。同様に、当該方法は、前記受信器に、当該無線通信装置が他の無線通信装置と同期したままである場合を検出させ、当該無線通信装置に、当該無線通信装置が同期したままである間だけ通信リンクを維持しようとし続けさせるステップを有しても良い。
更に又は代替的に、他の動作が、通信リンクを維持しようと試みるために、携帯機器によって為されても良い。例えば、一般的に、通信装置はユーザインターフェースを有する。これは、例えば、英数字及び/又は写真を表示するための表示スクリーンでありうる。代替的に、ユーザインターフェースは、ラウドスピーカ、光、振動機構、又は他の代わりの機構であっても良い。従って、当該無線通信装置は、物体が信号を遮断しているとユーザインターフェースを介してユーザに警告することによって、通信リンクを維持するよう試みても良い。言い換えると、当該無線通信装置は、ユーザインターフェースを更に有し、前記処理装置は、当該無線通信装置に、前記ユーザインターフェースを介してユーザに警告することによって、前記通信リンクを維持するよう試みさせうる。同様に、当該方法は、前記無線通信装置に、ユーザインターフェースを介してユーザに警告することによって、前記通信リンクを維持するよう試みさせるステップを有しうる。例えば、当該無線通信装置は、表示スクリーンにメッセージを表示させても良い。更に又は代替的に、当該無線通信装置は、ラウドスピーカから音を発し、光を照射し、あるいは、振動機構又は他の代わりの機構を作動させても良い。これは、ユーザに、物体、例えばユーザの身体に対して当該無線通信装置を動かして、通信リンクを維持するよう促すべきである。
他の装置から無線信号を受信するのみならず、当該無線通信装置は、通常、例えば同じ通信リンクで、他の装置へ無線信号を送信する。従って、前記処理装置は、当該無線通信装置に、前記他の無線通信装置への無線信号の送信を変更することによって、前記通信リンクを維持するよう試みさせうる。言い換えると、当該方法は、前記無線通信装置に、前記他の無線通信装置への無線信号の送信を変更することによって、前記通信リンクを維持するよう試みさせるステップを有しても良い。例えば、受信信号が物体によって遮断される場合に、当該無線通信装置によって前記他の無線通信装置へ送られた信号も前記物体によって遮断されうることが極めて起こり得る。従って、当該無線通信装置は、当該無線通信装置が、例えば通信リンクにおいて、無線信号を送信する電力を増大させても良い。同様に、当該無線通信装置は、前記他の無線通信装置に、それが通信リンクにおいて信号を送信する電力を増大させるよう要求する信号を、前記他の無線通信装置へ送信しても良い。
他の例では、当該無線通信装置は、調節可能なアンテナ配置を有しても良い。例えば、当該無線通信装置は、1よりも多いアンテナを有しうる。これらのアンテナのうちの少なくとも1つは、指向性を有する。代替的に、前記アンテナ配置は、制御可能なアンテナアレイを有しても良い。故に、前記処理装置は、当該無線通信装置に、伝播経路を強めるよう前記アンテナ配置を制御することによって、前記通信リンクを維持するよう試みさせうる。同様に、当該方法は、前記無線通信装置に、伝播経路を強めるよう調節可能なアンテナ配置を制御することによって、前記通信リンクを維持するよう試みさせるステップを有しても良い。これは、例えば多方向性アンテナのような、他のアンテナに加えて又は代わって、指向性アンテナを使用するよう切り替えるステップを有しても良い。
どのように当該無線通信装置が通信リンクを維持しようと試みるか、という上記例は、網羅的というよりむしろ実例である。更に、それらは、多種多様な方法で組み合わされうる。例えば、前記処理装置は、当該無線通信装置に、実質的に同時に、通信リンクを維持するよう試みる2又はそれ以上の方法を開始させても良い。代替的に、当該無線通信装置は、通信リンクを維持するよう試みるための1つの方法を開始し、その後に、通信リンクを維持するよう試みるための他の方法を開始しても良い。当該無線通信装置は、信号品質が所定の期間に悪いままである場合に、通信リンクを維持するよう試みるための他の方法しか試みないことが特に好ましい。例えば、当該無線通信装置は、通信リンクで信号を受信するよう試み続ける期間を延長し、所定の時間の後に信号品質が悪いままである場合に、ユーザインターフェースを介してユーザに警告しても良い。
次に、どのように当該無線通信装置は、無線信号が物体によって遮断されている可能性が高い場合を判断しているかを考えると、出願人は、信号が、別なふうに減衰されるのではなくて、物体によって遮断されうる、という多数の有効なインジケータを確認している。例えば、送信器及び受信器が互いから離れている場合に、信号品質は、極めてゆっくりと減少する傾向がある。多数のデータパケットは、信号品質が劣化する時間の間に受信されても良く、連続したデータパケットは、一般に、信号品質のほんの僅かな変化を示しうる。しかし、当該無線通信装置が、例えばユーザによって保持されるように、物体の近くで使用され、物体、例えばユーザの身体が、当該無線通信装置と、当該無線通信装置が通信している他の装置との間にくる場合に、出願人は、信号品質が極めて速やかに劣化しうると認識している。従って、信号品質が極めて速やかに良好な状態から悪い状態へと劣化する場合を決定することは、信号が物体によって遮断される場合の有効な徴候を提供することができる。実際に、前記処理装置は、前記検出された信号品質が所定の期間よりも短い期間に良好(又は、例えば、許容可能な)レベルから悪い(又は、例えば、許容不可能な)レベルへと劣化する場合に、前記検出された信号品質の劣化が、前記物体が前記信号を遮ることによるものである可能性が高い、と判断することが好ましい。言い換えると、当該方法は、前記検出された信号品質が所定の期間よりも短い期間に許容可能なレベルから許容不可能なレベルへと劣化する場合に、前記検出された信号品質の劣化が、前記物体が前記信号を遮ることによるものである可能性が高い、と判断するステップを有することが好ましい。良好な、即ち、許容可能なレベルは、通常、ほとんど、受信可能な信号ではない。所定の期間は、通常、短く、例えば、1つのデータパケットを受信するのに要する時間の長さとほぼ同じか、又は、それよりも短い。
物体が信号伝播経路を遮断しうる場合の上記決定は、それ自体、新規であると思料される。本発明の第3の態様に従って、物体の近くで用いるための無線通信装置であって:
受信された無線信号の品質を検出する検出器;及び
前記検出された信号品質が所定の期間よりも短い期間に許容可能なレベルから許容不可能なレベルへと劣化する場合に、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断する処理装置;
を有する無線通信装置が提供される。
受信された無線信号の品質を検出する検出器;及び
前記検出された信号品質が所定の期間よりも短い期間に許容可能なレベルから許容不可能なレベルへと劣化する場合に、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断する処理装置;
を有する無線通信装置が提供される。
本発明の第4の態様に従って、無線信号が近くの物体によって遮られる場合を判断する方法であって:
受信された無線信号の品質を検出するステップ;及び
前記検出された信号品質が所定の期間よりも短い期間に許容可能なレベルから許容不可能なレベルへと劣化する場合に、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断するステップ;
を有する方法が提供される。
受信された無線信号の品質を検出するステップ;及び
前記検出された信号品質が所定の期間よりも短い期間に許容可能なレベルから許容不可能なレベルへと劣化する場合に、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断するステップ;
を有する方法が提供される。
信号品質は、多種多様な方法で測定可能である。例えば、信号品質は、信号内のデータパケットがうまく受信、例えば、復調及び復号をなされうる場合に、許容範囲にあるとみなされる。同様に、信号品質は、信号内のデータパケットがうまく受信、例えば、復調及び復号をなされ得ない場合に、許容範囲にないとみなされる。しかし、信号品質のほとんどのインジケータは、例えば信号強度のような変数である。変数は、信号品質が許容可能である場合と、許容不可能である場合とを判断するよう、最も効果的に閾値レベルと比較されうる。故に、1つの例では、前記処理装置は、前記検出された信号品質を、良信号品質閾値レベル及び不良信号品質閾値レベルと比較し、前記検出された信号品質が良信号品質閾値レベルから不良信号品質閾値レベルへと劣化する場合に、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断することが好ましい。言い換えると、望ましくは、当該方法は、前記検出された信号品質を、良信号品質閾値レベル及び不良信号品質閾値レベルと比較し、前記検出された信号品質が良信号品質閾値レベルから不良信号品質閾値レベルへと劣化する場合に、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断するステップを有する。
良好な及び悪い閾値レベルの値は、検出される信号品質インジケータに依存する。例えば、信号強度は、信号品質の有効なインジケータである。前記検出器は、前記受信された信号の強度を検出する。これは、受信信号強度インジケータ(RSSI)を用いて検出されうる。代替的に、信号対雑音比(SNR)が検出可能である。故に、通常、前記処理装置は、前記検出された信号強度が良信号品質閾値レベル(例えば、それよりも上)から不良信号品質閾値レベル(例えば、それよりも下)へ下がる場合に、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断しうる。言い換えると、当該方法は、前記検出された信号強度が良信号品質閾値レベル(例えば、それよりも上)から不良信号品質閾値レベル(例えば、それよりも下)へ下がる場合に、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断するステップを有しても良い。この場合に、良信号品質閾値レベルは、例えば、約−45dBmである。同様に、不良信号品質閾値レベルは、例えば、約−95dBである。
信号品質の他のインジケータは、ビットエラーレート(BER)である。従って、前記検出器は、前記受信された信号のビットエラーレートを検出しても良い。故に、前記処理装置は、通常、前記検出されたビットエラーレートが良信号品質閾値レベル(例えば、それよりも下)から不良信号品質閾値レベル(例えば、それよりも上)まで増大する場合に、前記信号が近くの物体によって遮られた可能性が高いと判断しうる。言い換えると、当該方法は、前記検出されたビットエラーレートが良信号品質閾値レベル(例えば、それよりも下)から不良信号品質閾値レベル(例えば、それよりも上)まで増大する場合に、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断するステップを有しても良い。良信号品質閾値レベルは、例えば、実質上0.01%である。同様に、不良信号品質閾値レベルは、例えば、約50%である。
信号品質の更なる他の良好なインジケータは、遅延拡散である。これは、異なる経路を介して前記受信器へ伝わる信号成分の結果として、受信器が前記信号の個々の成分を受信する異なる時間の散らばりの指標である。これは、低い遅延拡散が、特に、LOS経路を介して受信される信号を表し、高い遅延拡散が、特に、1又はそれ以上の反射経路を介して受信される信号を表すので、本発明において非常に有用である。故に、低から高への遅延拡散の速やかな変化は、LOS経路から反射経路までの伝播経路の変化を表す。これは、言い換えると、遮断する物体を表す。特に好ましい例では、従って、前記検出器は、前記無線信号の遅延拡散を検出しても良い。この場合に、前記処理装置は、通常、前記検出された遅延拡散が良信号品質閾値レベル(例えば、それよりも下)から不良信号品質閾値レベル(例えば、それよりも上)まで増大する場合に、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断しうる。言い換えると、当該方法は、前記検出された遅延拡散が良信号品質閾値レベル(例えば、それよりも下)から不良信号品質閾値レベル(例えば、それよりも上)まで増大する場合に、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断するステップを有しても良い。
データパケットの飛行時間(time of flight)は、通常、遅延拡散に関連する。従って、これは、また、信号品質、及び、特に遮断物体に係る、良好なインジケータである。他の好ましい例では、従って、前記検出器は、前記無線信号で受信されたデータパケットの飛行時間を検出する。この場合に、前記処理装置は、前記検出された飛行時間が良信号品質閾値レベル(例えば、それよりも下)から不良信号品質閾値レベル(例えば、それよりも上)まで増大する場合に、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断しうる。同様に、当該方法は、前記検出された飛行時間が良信号品質閾値レベル(例えば、それよりも下)から不良信号品質閾値レベル(例えば、それよりも上)まで増大する場合に、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断するステップを有しても良い。
物体が信号経路を遮断する場合に前記信号品質が劣化する速度は、一般に極めて速い。従って、前記検出された信号品質が良好レベルから不良レベルまで劣化するかどうかが検出される所定の期間は、極めて短い。例えば、前記期間は、前記受信された信号内の1つのデータパケットの持続期間とほぼ同じか、又は短い。Bluetooth(登録商標)では、これは、625μsであり、パケットが1よりも多いタイムスロットに及ぶ場合にはより長くなりうる。従って、前記所定の期間は、通常、約1msよりも短い。
しかし、信号品質の極めて一時的な低下が、物体が信号を遮断しない状態であっても、例えば2つのデータパケットがぶつかる場合に、時折生じることがある。従って、前記処理装置は、前記検出された信号品質が、所定の存続期間(即ち、最短期間)よりも長い期間、劣化したままである場合にのみ、前記検出された信号品質の劣化が、物体が前記信号を遮断することによるものである可能性が高い、と判断しうる。前記存続期間は、通常、前記信号内の1データパケット、及び、通常は幾つかのパケットの存続期間よりも長い。上述されたように、Bluetooth(登録商標)では、1パケットの最短期間は625μsである。従って、前記存続期間は、通常、約数ミリ秒である。
上記信号品質インジケータのいずれか1つは、単独で用いられる場合に、遮断物体の信頼性のある指標を提供することができる。しかし、精度を改善するために、前記判断は、1よりも多い信号品質インジケータに基づくことがある。例えば、前記処理装置は、第1の信号品質インジケータが(上述したように)信号品質の急速な劣化を表し、第2の信号品質インジケータが、(上述したように)信号品質が劣化したことを確認する場合に、前記検出された信号品質の劣化が前記物体によるものである可能性が高いと判断しうる。この特定の例は、所定の期間よりも短い期間に信号強度が良好レベルから不良レベルまで劣化することを検出し、また、BERが前記不良レベルまで劣化したことを検出しうる。他の特定の例は、所定の期間よりも短い期間にBERが許容可能なレベルから許容不可能なレベルまで劣化することを検出し、また、前記信号強度が許容不可能なレベルまで劣化したことを検出しうる。
出願人は、また、短距離無線通信装置が物体の近くで使用される場合に、当該無線通信装置の間の範囲は極めて短くなりうると認識している。従って、信号が受信される範囲を推定することは、信号が物体によって遮断された可能性が高い場合を示す際に有用となりうる。故に、前記処理装置は、前記信号が受信される範囲が非常に短い場合を推定し、前記信号品質が劣化する際に前記範囲が非常に短いと推定される場合に、前記信号が前記物体により遮断された可能性が高いと判断することが好ましい。言い換えると、当該方法は、前記信号が受信される範囲が非常に短い場合を推定し、前記信号品質が劣化する際に前記範囲が非常に短いと推定される場合に、前記信号が前記物体により遮断された可能性が高いと判断するステップを有することが好ましい。
最も単純なシナリオでは、前記処理装置は、前記検出された信号品質を短距離指示閾値レベルと比較することによって、前記信号が受信される範囲が非常に短い場合を推定することができる。簡単のために、前記短距離指示閾値レベルは、前記良信号閾値レベルと同じであっても良い。故に、前記処理装置は、前記検出された信号品質が前記良信号品質閾値レベルよりも良い場合に、前記信号が受信される範囲が非常に短いと推定することができる。
しかし、幾つかの通信システムでは、信号が受信される範囲が知られる。例えば、信号が送信される電力が知られる。これは、例えば、それが常に同じであるためであり、あるいは、異なる形式又は種類の装置は異なった一定電力で送信し、他の種類又は形式の装置が知られるためである。代替的に、他の無線通信装置は、他の無線通信装置が通信リンクで信号を送信している電力の目安を送信しても良い。故に、当該無線通信装置は、受信した信号強度を測定し、それを、範囲値から導き出すよう、信号が送信された強度と比較しても良い。その場合に、当該無線通信装置は、前記導き出された範囲値が短距離閾値を下回る場合に、前記範囲が極めて短いと推定しうる。この短距離閾値は1mでありうる。例えば、短距離閾値は、例えばボディ・エリア・ネットワーク(BAN)で用いられるような、単一のユーザによっていずれも保持された2つの装置の間の標準的な範囲である。
上記用語「処理装置」の使用は、特定というより一般的であることを意図する。本発明の幾つかの態様は、例えばデジタル信号処理装置(DSP)又は中央演算処理装置(CPU)などの個別の処理装置を用いて実行され、一方で、それらは、当該無線通信装置の他の部分又は構成要素で同じように実行されうる。例えば、無線周波数(RF)ユニットは、幾つかの処理機能を有しても良く、且つ/あるいは、当該無線通信装置は、本発明の様々な態様を実行するために複数の処理装置を有しても良い。同様に、本発明は、配線接続された1つ又は複数の回路を用いて、又は、組み込まれたソフトウェアによって、実施されうる。例えば、本発明は、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)回路を用いて実施されても良い。
また、本発明がコンピュータプログラムコードを用いて実施されうることは明らかである。従って、本発明の更なる態様に従って、処理手段によって処理される場合に上述した方法を実行するよう構成されたコンピュータソフトウェア又はコンピュータプログラムコードが提供される。前記コンピュータソフトウェア又はコンピュータプログラムコードは、コンピュータ読み取り可能な媒体によって持ち運び可能である。前記媒体は、例えば、読み出し専用メモリ(ROM)チップのような物理的記憶媒体であっても良い。代替的に、それは、例えばデジタルビデオディスク(DVD−ROM)又はコンパクトディスク(CD−ROM)のようなディスクであっても良い。また、それは、例えば衛星などへの、ワイヤ上の電子信号、光信号、又は無線信号などの信号であっても良い。本発明は、また、例えば、上述した方法を実行するよう構成されたコンピュータのような、ソフトウェア又はコードを実行する処理装置にまで及ぶ。
以下、本発明の好ましい実施例について、ほんの一例として、添付の図面を参照して説明する。
図1を参照すると、無線通信装置1は、無線信号を送信し、受信するための無線周波数(RF)ユニット2を有する。本実施形態では、無線通信装置1は、Bluetooth(登録商標)規格の最新版に従って構成されている。Bluetooth(登録商標)規格の最新版は、BluetoothSIG社から利用可能であって、2003年5月付けの基本規格バージョン1.2として知られる。本発明は、主として本実施形態のみを用いて説明されるが、特にWi−Fiシステムを含む、様々な他の短距離通信システムに適用可能である。Bluetooth(登録商標)以外の通信システムに関する幾つかの適切な実施の詳細については以下で述べるが、他の多くの実施が当業者には明らかであろう。
RFユニット2のみならず、通信装置1は、RFユニット2の動作を制御するためのリンク制御装置3と、RFユニット2によって受信される信号を監視するための信号監視装置4とを有する。処理装置5は、制御装置3及び信号監視装置4へ接続されており、本実施例では、また、ユーザインターフェース6へ接続されている。ユーザインターフェース6は、本発明のほとんどの態様を実施するために必ずしも必要ではない、一方、それは、通常、当該装置が携帯電話などである場合に設けられ、一般に、文字若しくは画像を表示するためのスクリーン、光若しくはLEDなどの可視的なインジケータ、ラウドスピーカなどの聴覚的なインジケータ、又は、振動機構などのような触覚的なインジケータのうちの1つを有する。
RFユニット2は、アンテナアレイ7、8を介して信号を送信及び受信する。アンテナアレイ7、8は、一般に、選択的に指向性又は多方向/全指向性のいずれか一方であるように設計される。明瞭さのために、アンテナアレイ7、8は、図1で、別々の多方向性アンテナ7及び指向性アンテナ8として示される。しかし、実際には、アンテナは、単一の制御可能なアンテナアレイに一体化されている。故に、アンテナアレイ7、8は、適合アンテナと呼ばれ、RFユニット2は、望まれるような指向性又は多方向/全指向性であるようアンテナアレイ7、8を選択的に制御することができる。
また、図1には、通信装置1と通信可能な他の無線通信装置9と、2つの無線通信装置1、9の間の視野方向(LOS)経路を遮るように置かれた物体10と、無線信号の有効な反射器である、例えば壁のような環境特性11とが表されている。
図2を参照すると、通信装置1が他の装置9と通信することが望まれる場合に、通信リンクが従来の方法で確立される。これは、リンク制御装置3が通信装置1を他の通信装置9のクロックと同期させ、装置1、9が通信用の1又はそれ以上のチャネルを割り当てることに伴って生ずる。Bluetooth(登録商標)では、夫々のチャネルは、装置1、9の間で同期化された周波数ホッピングシーケンスを有する。利用可能な場合に、1より多いチャネルが、通信容量を増大させるよう、2つの装置1、9の間の通信に割り当てられうる。故に、図2を参照すると、ステップS1で、装置1、9の間には有効な通信リンクが存在する。
信号監視装置4は、通信リンクが確立されると直ぐに、通信リンク内で受信された信号を監視し始める。信号監視装置4は、幅広いダイナミックレンジに亘って、例えば受信信号強度インジケータ(RSSI)のように、信号強度を測定することができるが、この測定はそれ程正確である必要はない。信号監視装置4は、周期的に、測定した信号強度を処理装置5へ出力する。処理装置5は、また、他の通信装置9が信号を送信している電力を決定する。これは、他の通信装置9が、それが通信装置1へ送信している電力の目安を送信することによって、達成され得る。次に、処理装置5は、図2のステップS2で示されるように、装置1、9の間の範囲を推定するよう、測定された信号強度を、決定された送信信号強度と比較することができる。次に、推定された範囲は、例えば最後の数秒間に、幾つかの範囲推定を格納することができるバッファ(図示せず。)に格納される。
同時に、信号監視装置4は、他の通信装置9から通信リンク内で受信された信号のビットエラーレート(BER)を測定し、それを処理装置5へ出力する。処理装置5は、図2のステップS3に示されるように、BERを閾値と比較する。閾値は、本実施形態では、50%である。BERが閾値を上回る場合には、処理装置5は、BERが受け入れがたいほどに高いと決定する。BERが閾値を下回ったままである場合には、処理装置5は、装置(ステップS2)からBERレベル(ステップS3)までの範囲を監視し続ける。
BERが受け入れがたいほどに高い場合に、処理装置5は、測定された信号強度が、短期間に、極めて高い値から極めて低い値へと変化したか否かを判断する。例えば、処理装置5は、信号監視装置4からの最新の信号強度の大きさを第1の閾値、即ち−40dBと比較して、もしあるならば、信号強度が第1の閾値を通過した時間を決定しても良い。処理装置5は、また、信号強度の大きさを第2の(より低い)閾値、即ち−95dBと比較して、もしあるならば、信号強度が第2の閾値を通過した時間を決定しても良い。次に、処理装置5は、2つの時間、即ち、信号強度が2つの閾値の間の通過に要した時間の間の差を、所定の期間、例えば1msと比較する。時間が所定の期間よりも短い場合には、処理装置5は、信号強度が短時間に高い値から低い値へと下がったと決定する(ステップS4)。これは、物体10が信号を遮っていることを表す。そうでなければ、処理装置5は、物体10が信号を遮断してないと決定し、従来通り、通信リンクを終了させるよう進む。
物体10が信号を遮断している可能性を検証するために、処理装置5は、信号の範囲を確認する(ステップS6)。これを行うために、処理装置5は、バッファ内の範囲推定を参照する。具体的には、処理装置5は、信号品質が劣化し始める時点、例えば、信号強度が第1の閾値を通過する時点の直前に範囲推定を確認する。処理装置5は、この範囲を閾値範囲、例えば1mと比較し、推定された範囲が閾値範囲を下回る場合には、範囲が短かったと決定する。そうでなければ、処理装置5は、物体10が信号を遮断していないと決定し、従来通り、通信リンクを終了するよう進む(ステップS5)。
信号強度が短時間に高い値から低い値へと下がり(ステップS4)、範囲が短かった(ステップS6)場合に、処理装置5は、RFユニットに現在使用されているチャネル用の所定のシーケンス内で周波数ホッピングを継続させるよう、リンク制御装置3に指示する(ステップS7)。次に、処理装置5は、信号が許容可能なレベルへ戻ったか否かを判断するよう、信号監視装置4によって出力された信号強度を監視する(ステップS8)。更に具体的には、処理装置5は、信号強度が許容可能な閾値レベルよりも上に戻る時を判断する。許容可能な閾値レベルは、第1の閾値レベル、即ち−40dBと同じであっても良い。信号強度が許容可能なレベルへと戻る場合に、装置1は、通常の有効なリンクを有し、図2に示されたステップS1へ戻る。そうでなければ、処理装置5は、信号強度が装置1、9の間の同期化を可能にするほど高いか否かを判断する(ステップS9)。
信号強度が、同期情報が信号から取り出されることを可能にするほど十分に高い場合に、リンク制御装置3は、装置のクロックと再同期し(ステップS10)、周波数ホッピングを継続し続ける(ステップS7)ことができる。そうでなければ、処理装置5は、リンクを改善するための補助的な手段を使用することができる。本実施形態では、これは、処理装置が、装置を動かすようユーザインターフェース6を介してユーザに警告することに伴って生ずる。更に具体的には、処理装置5は、ユーザインターフェース6の機能に従って、ユーザインターフェース6にメッセージを表示させ、光を照射させ、音を出させ、あるいは、振動させても良い。本実施形態では、処理装置5は、また、反射されそうな経路の方向に更に向かうよう、アンテナ7、8を切り替える。反射されそうな経路、例えば、図1に示される環境特性11によって作られる反射経路Aを介して、他の装置9からの信号をより良く伝播することができる。
信号品質が劣化する場合に、処理装置5は、また、RFユニット2に、受信信号の周波数を決定するために、より狭く受信信号をフィルタ処理させる。これは、装置が同期し続けているか否かを判断するよう、通信リンク内のRFユニット2の周波数ホッピングと比較される。同期が失われている場合には、処理装置5は、通信リンクを維持しようとすることを止める。
本発明の上記実施形態は、本発明がいかに実施されうるかという単なる例に過ぎない。当業者は、上記実施形態への変形、変更及び変化を思いつくであろう。このような変形、変更及び変化は、特許請求の範囲などで定義される本発明の主旨及び適用範囲を損なわない範囲でなされることが可能である。
Claims (40)
- 物体の近くで用いるための無線通信装置であって:
他の無線通信装置との通信リンクにおいて無線信号を受信する受信器;
前記無線信号の品質の劣化を検出する検出器;及び
前記検出された信号品質の劣化が、前記物体が前記信号を遮ることによるものである可能性が高いかどうかを判断し、このような判断に際して、当該無線通信装置に前記通信リンクを維持するよう試みさせる処理装置;
を有する無線通信装置。 - 前記処理装置は、当該無線通信装置に、信号品質が劣化した後に前記受信器が前記通信リンクにおいて信号を受信するよう試み続ける時間を延長することによって、前記通信リンクを維持するよう試みさせる、ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
- 前記処理装置は、当該無線通信装置に、信号品質が劣化した後に前記受信器に前記他の無線通信装置とのタイミング同期を維持するよう試み続けさせることによって、前記通信リンクを維持するよう試みさせる、ことを特徴とする請求項1又は2記載の無線通信装置。
- ユーザインターフェースを更に有し、
前記処理装置は、当該無線通信装置に、前記ユーザインターフェースを介してユーザに警告することによって、前記通信リンクを維持するよう試みさせる、ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の無線通信装置。 - 前記処理装置は、当該無線通信装置に、前記他の無線通信装置への無線信号の送信を変更することによって、前記通信リンクを維持するよう試みさせる、ことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の無線通信装置。
- 調節可能なアンテナ配置を更に有し、
前記処理装置は、当該無線通信装置に、伝播経路を強めるよう前記アンテナ配置を制御することによって、前記通信リンクを維持するよう試みさせる、ことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一項記載の無線通信装置。 - 前記処理装置は、前記検出された信号品質の劣化が、前記検出された信号品質が所定の期間よりも短い期間に許容可能なレベルから許容不可能なレベルへと劣化する場合に、前記物体が前記信号を遮ることによるものである可能性が高いと判断する、ことを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一項記載の無線通信装置。
- 物体の近くで用いるための無線通信装置であって:
受信された無線信号の品質を検出する検出器;及び
前記検出された信号品質が所定の期間よりも短い期間に許容可能なレベルから許容不可能なレベルへと劣化する場合に、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断する処理装置;
を有する無線通信装置。 - 前記処理装置は、前記検出された信号品質を、良信号品質閾値レベル及び不良信号品質閾値レベルと比較し、前記検出された信号品質が良信号品質閾値レベルから不良信号品質閾値レベルへと劣化する場合に、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断する、ことを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか一項記載の無線通信装置。
- 前記検出器は、前記受信された信号の強度を検出し、
前記処理装置は、前記検出された信号強度に基づいて、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断する、
ことを特徴とする請求項1乃至9のうちいずれか一項記載の無線通信装置。 - 前記検出器は、前記受信された信号のビットエラーレートを検出し、
前記処理装置は、前記検出されたビットエラーレートに基づいて、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断する、
ことを特徴とする請求項1乃至10のうちいずれか一項記載の無線通信装置。 - 前記検出器は、前記無線信号の遅延拡散を検出し、
前記処理装置は、前記検出された遅延拡散に基づいて、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断する、
ことを特徴とする請求項1乃至11のうちいずれか一項記載の無線通信装置。 - 前記検出器は、前記受信された信号におけるデータパケットの飛行時間(time of flight)を検出し、
前記処理装置は、前記検出された飛行時間に基づいて、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断する、
ことを特徴とする請求項1乃至12のうちいずれか一項記載の無線通信装置。 - 前記所定の期間は、前記受信された信号におけるデータパケットの持続期間よりも短い、ことを特徴とする請求項1乃至13のうちいずれか一項記載の無線通信装置。
- 前記処理装置は、前記検出された信号品質が、最短期間よりも長い期間、劣化したままである場合にのみ、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断する、ことを特徴とする請求項1乃至14のうちいずれか一項記載の無線通信装置。
- 前記処理装置は、前記信号が受信される範囲が非常に短い場合を推定し、前記信号品質が劣化した場合に前記範囲が非常に短かった場合にのみ、前記検出された信号品質の劣化が、前記物体が前記信号を遮ることによるものである可能性が高いと判断する、ことを特徴とする請求項1乃至15のうちいずれか一項記載の無線通信装置。
- 前記処理装置は、前記検出された信号品質が前記良信号品質閾値レベルよりも良い場合に、前記信号が受信される範囲が非常に短いと推定する、ことを特徴とする請求項9乃至16のうちいずれか一項記載の無線通信装置。
- 前記処理装置は、受信された信号の強度を前記信号が送信された強度と比較することによって、前記信号が受信される範囲を推定する、ことを特徴とする請求項1乃至17のうちいずれか一項記載の無線通信装置。
- 前記処理装置は、前記受信器に、当該無線通信装置が前記他の無線通信装置と同期したままである場合を検出させ、当該無線通信装置が同期したままである間のみ、当該無線通信装置に、前記通信リンクを維持するよう試み続けさせる、ことを特徴とする請求項1乃至18のうちいずれか一項記載の無線通信装置。
- 請求項1乃至19のうちいずれか一項記載の、着用可能な無線通信装置。
- 物体の近くで無線通信装置を動作させる方法であって:
他の無線通信装置との通信リンクにおいて無線信号を受信するステップ;
前記無線信号の品質の劣化を検出するステップ;及び
前記検出された信号品質の劣化が、前記物体が前記信号を遮ることによるものである可能性が高いかどうかを判断し、このような判断に際して、当該無線通信装置に前記通信リンクを維持するよう試みさせるステップ;
を有する方法。 - 当該無線通信装置に、信号品質が劣化した後に当該無線通信装置が前記通信リンクにおいて信号を受信するよう試み続ける時間を延長することによって、前記通信リンクを維持するよう試みさせるステップを有する請求項21記載の方法。
- 当該無線通信装置に、信号品質が劣化した後に前記他の無線通信装置とのタイミング同期を維持するよう試み続けることによって、前記通信リンクを維持するよう試みさせるステップを有する請求項21又は22記載の方法。
- 当該無線通信装置に、ユーザインターフェースを介してユーザに警告することによって、前記通信リンクを維持するよう試みさせるステップを有する請求項21乃至23のうちいずれか一項記載の方法。
- 当該無線通信装置に、前記他の無線通信装置への無線信号の送信を変更することによって、前記通信リンクを維持するよう試みさせるステップを有する請求項21乃至24のうちいずれか一項記載の方法。
- 当該無線通信装置に、伝播経路を強めるよう調節可能なアンテナ配置を制御することによって、前記通信リンクを維持するよう試みさせるステップを有する請求項21乃至25のうちいずれか一項記載の方法。
- 前記検出された信号品質の劣化が、前記検出された信号品質が所定の期間よりも短い期間に許容可能なレベルから許容不可能なレベルへと劣化する場合に、前記物体が前記信号を遮ることによるものである可能性が高いと判断するステップを有する請求項21乃至26のうちいずれか一項記載の方法。
- 無線信号が近くの物体によって遮られる場合を判断する方法であって:
受信された無線信号の品質を検出するステップ;及び
前記検出された信号品質が所定の期間よりも短い期間に許容可能なレベルから許容不可能なレベルへと劣化する場合に、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断するステップ;
を有する方法。 - 前記検出された信号品質を、良信号品質閾値レベル及び不良信号品質閾値レベルと比較し、前記検出された信号品質が良信号品質閾値レベルから不良信号品質閾値レベルへと劣化する場合に、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断するステップを有する請求項21乃至28のうちいずれか一項記載の方法。
- 前記受信された信号の強度を検出し、前記検出された信号強度に基づいて、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断するステップを有する請求項21乃至29のうちいずれか一項記載の方法。
- 前記受信された信号のビットエラーレートを検出し、前記検出されたビットエラーレートに基づいて、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断するステップを有する請求項21乃至30のうちいずれか一項記載の方法。
- 前記無線信号の遅延拡散を検出し、前記検出された遅延拡散に基づいて、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断するステップを有する請求項21乃至31のうちいずれか一項記載の方法。
- 前記受信された信号におけるデータパケットの飛行時間(time of flight)を検出し、前記検出された飛行時間に基づいて、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断するステップを有する請求項21乃至32のうちいずれか一項記載の方法。
- 前記所定の期間は、前記受信された信号におけるデータパケットの持続期間よりも短い、ことを特徴とする請求項21乃至33のうちいずれか一項記載の方法。
- 前記検出された信号品質が、最短期間よりも長い期間、劣化したままである場合にのみ、前記信号が前記物体によって遮られた可能性が高いと判断するステップを有する請求項21乃至34のうちいずれか一項記載の方法。
- 前記信号が受信される範囲が非常に短い場合を推定し、前記信号品質が劣化した場合に前記範囲が非常に短かった場合にのみ、前記検出された信号品質の劣化が、前記物体が前記信号を遮ることによるものである可能性が高いと判断するステップを有する請求項21乃至35のうちいずれか一項記載の方法。
- 前記検出された信号品質が前記良信号品質閾値レベルよりも良い場合に、前記信号が受信される範囲が非常に短いと推定するステップを有する請求項29乃至36のうちいずれか一項記載の方法。
- 受信された信号の強度を前記信号が送信された強度と比較することによって、前記信号が受信される範囲を推定するステップを有する請求項21乃至37のうちいずれか一項記載の方法。
- 当該無線通信装置が前記他の無線通信装置と同期したままである場合を検出し、当該無線通信装置が同期したままである間のみ、前記通信リンクを維持するよう試み続けるステップを有する請求項21乃至38のうちいずれか一項記載の方法。
- 処理装置によって処理される場合に請求項21乃至39のうちいずれか一項記載の方法を実行するよう構成されたコンピュータプログラムコード。
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