JP2007280915A - バックライト装置 - Google Patents

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康弘 渡邉
Takashi Nishihara
隆史 西原
Tatsuya Ikeda
達也 池田
Daiki Kido
大樹 木戸
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Abstract

【課題】バックライト装置の盤面輝度をより均一にし、輝度ムラをなくす。
【解決手段】バックライト装置1内部の温度分布が均一でないために、冷陰極蛍光ランプ3の温度特性により輝度が低下する部分において、冷陰極蛍光ランプ3の輝度が低下していない部分よりも冷陰極蛍光ランプ3を配置する幅を狭くする。これにより、輝度分布がより均一なバックライト装置1を提供することができる。また、輝度が低下する部分において、ガス圧がより低い冷陰極蛍光ランプを配置する。これにより、輝度分布がより均一なバックライト装置を提供することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、蛍光ランプを使用した、液晶表示装置に用いられるバックライト装置に関する。
液晶ディスプレイなどに用いられる液晶は、自ら発光しないため外部の光源が必要となる。外部の光源を用いる液晶ディスプレイとして、自然光を反射板によって反射させる反射型や液晶パネルの背面から光を透過させる透過型のものが知られている。液晶パネルの背面に配置した光源として、発光ダイオードや蛍光ランプなどを用いたバックライトが知られている。また、バックライトの方式には、蛍光ランプなどを液晶パネルの背面に配置した直下式と、蛍光ランプなどを液晶パネルの端に配置し、液晶パネルの背面に導光板を備えて光を拡散させるエッジライト式がある。直下式のバックライト装置は、エッジライト式のものにくらべて高輝度化が容易な反面、輝度ムラが出やすく、薄型化が困難であるという欠点がある。
図16は、冷陰極蛍光ランプ13を用いた従来の直下式バックライト装置11を分解して構成を示す斜視図である。同図に示すバックライト装置11は、筐体12内部に複数の冷陰極蛍光ランプ13を並べ、筐体12の上面(発光面)を拡散板12aにより密閉したものである。拡散板12a上には、輝度ムラを低減するために、拡散シート14、プリズムシート15および偏光シート16が配置され、フロントフレーム17により固定される。また、筐体12内部の底面には反射シートを備えて、冷陰極蛍光ランプ13から放射された光を反射シートにより反射し、バックライト装置11の上面より光を放射する。
図17(a)は、図16に示した従来のバックライト装置内の冷陰極蛍光ランプ13の配置を示す平面図である。また、図17(b)は、図17(a)のA−A’の断面図であり、バックライト装置11の上部を図の右側に、下部を図の左側に表している。図17で示すように、筐体12内部の複数の冷陰極蛍光ランプ13は、筐体12の長手方向と平行に、等間隔に並べられている。
なお、特許文献1、特許文献2に開示されているバックライト装置においては、蛍光ランプの幅(ランプピッチ)を部分的に狭くする構造となっている。特許文献1に開示されているバックライト装置は、中央部付近の輝度を高くするために中央部のランプピッチが狭くなっている。また、特許文献2に開示されているバックライト装置は、発光面が傾斜しているために蛍光ランプと発光面との距離が均一でない。これにより発生している輝度ムラを、蛍光ランプと発光面との距離が長い部分のランプピッチを狭くすることにより抑制している。
特許文献3に開示されているバックライト装置は、バックライト装置の上部に比べて温度が低くなる下部にインバータを配置し、その発熱によりバックライト装置の下部を温めてバックライト装置内部の上下部分の温度差を小さくすることにより、バックライト装置の輝度分布を均一化するものである。
特開2004−287226号公報 特開2005−140962号公報 実用新案登録第3110004号公報
ところで、冷陰極蛍光ランプは、内面に蛍光体を塗布したガラス管内に、希ガスと微量の水銀を封入したものであり、周囲の温度の影響を受けやすく、図18に示すような、周囲温度におけるランプ発光強度特性を有している。同図に示すグラフは、横軸に冷陰極蛍光ランプの中央部におけるガラス管表面温度を示し、縦軸には、冷陰極蛍光ランプの輝度が最も高い摂氏65度を100%とした相対的なランプ発光強度を示している。図18に示すように、ランプ発光強度は、冷陰極蛍光ランプのガラス管表面温度が摂氏60度〜70度付近で強く、それよりも温度が低い場合、あるいは、温度が高い場合においては、ランプ発光強度は低下してしまう。以下、従来のバックライト装置の輝度ムラについて説明する。
図19(a)および図20(a)は、図17(a)のA−A’の断面における冷陰極蛍光ランプ13の管壁温度分布を示すグラフであり、横軸にバックライト装置11内での位置を示し、縦軸には管壁温度を示している。また、図19(b)および図20(b)は、図17(a)のA−A’の断面における輝度分布を示すグラフであり、縦軸に輝度を示し、横軸にはバックライト装置11の発光面における位置を示している。なお、輝度分布は、バックライト装置11の発光面の輝度が最も高いところを100%とした比率で表している。
放熱構造を有していないバックライト装置や高電力仕様のバックライト装置では、図19(a)に示すように、バックライト装置11の上部において管壁温度が最適範囲(摂氏60度〜70度)よりも高温になる傾向がある。また、放熱構造を有しているバックライト装置や低電力仕様のバックライト装置では、図20(a)に示すように、バックライト装置11の下部において管壁温度が最適範囲よりも低温になる傾向がある。管壁温度が最適範囲よりも高温になる場合や低温になる場合は、冷陰極蛍光ランプ13の温度特性により輝度が低下するので、図19(b)および図20(b)に示すように、管壁温度が最適範囲からずれたところで冷陰極蛍光ランプ13の輝度が低下し、バックライト装置11の発光面の輝度が均一でなくなる。
図21は、従来のバックライト装置11の発光面の輝度分布を示す図である。同図上における上がバックライト装置11の発光面の上部に対応し、同図上における下が発光面の下部に対応している。発光面上部の符号19aで示す測定ポイントでは、冷陰極蛍光ランプ13の周囲の温度が高くなっており、紫外線発光効率が低下したために、発光面下部の符号19bで示す測定ポイントよりも輝度が200〜300cd/m2低くなっている。
なお、特許文献3に記載された技術は、インバータをバックライト装置の下部に配置してバックライト装置の下部を温め、バックライト装置内部の温度差を小さくすることにより、輝度分布を均一化するものであるが、温度差を均等化することで輝度差を小さくするという思想は、微妙な温度設計が困難なので達成することは難しい。また、特許文献3の方法の場合では、バックライト装置が大型化すれば、インバータのサイズも大型化しなければならないことになり、コストの大幅アップや装置の重量化につながるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、蛍光ランプの特性を生かすように温度特性による輝度分布を考慮し、バックライト装置の輝度分布を均一化することにある。
本発明に係るバックライト装置は、発光面を備えた筐体内に複数の蛍光ランプを平行に配置して、発光面に蛍光ランプの光を照射するバックライト装置であって、筐体内の温度分布の偏りによって蛍光ランプの輝度が低下する部分においては、蛍光ランプの輝度が低下しない部分よりも蛍光ランプの配置間隔を狭くしたことを特徴とする。
本発明にあっては、筐体内の温度分布の偏りによって一部の蛍光ランプの輝度が低下しても、蛍光ランプの輝度が低下する部分においては、蛍光ランプの輝度が低下しない部分よりも蛍光ランプの配置間隔を狭くすることにより、その蛍光ランプに対応する発光面に照射される光量が増加するので、発光面の輝度分布を均一化することができる。
本発明によれば、蛍光ランプの特性を生かすように温度特性による輝度分布を考慮し、バックライト装置の輝度分布を均一化することができる。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態におけるバックライト装置内の蛍光ランプの配置を示す図である。図1(a)は、バックライト装置内の蛍光ランプの配置を示す平面図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A’の断面図であって、バックライト装置1の上部を図の右側に、下部を図の左側に表している。
図1(a)に示すバックライト装置1は、複数の冷陰極蛍光ランプ3を光源として用いる直下式のバックライト装置1である。バックライト装置1は液晶パネルの背面に配置され、同図のAの側を上にして立てて使用されるものである。
冷陰極蛍光ランプ3は、蛍光ランプの一種であり、ガラス管の中の内面に蛍光体を塗布し、希ガスと微量の水銀を封入したものである。また、冷陰極蛍光ランプ3のガラス管は、真っ直ぐな円筒型の直管で両端に電極を備えている。同図に示すバックライト装置1は、筐体2内部に、複数の冷陰極蛍光ランプ3を筐体2の長手方向と平行に並べたものであり、バックライト装置1の下部よりも上部のほうが、冷陰極蛍光ランプ3間の幅が狭くなっている。なお、図1(b)に示すように、冷陰極蛍光ランプ3を並べた平面とバックライト装置1の上面の発光面とは平行であり、バックライト装置1の上面の発光面には、輝度ムラを低減するために拡散板2aが取り付けられている。
図2(a)は、図1(a)のA−A’の断面における冷陰極蛍光ランプ3の管壁温度分布を示すグラフであり、横軸はバックライト装置1内での位置を表し、縦軸は管壁温度を表している。図2(b)は、図1(a)のA−A’の断面における輝度分布を示すグラフであり、横軸はバックライト装置1の発光面における位置を表し、縦軸は輝度を表している。
冷陰極蛍光ランプ3は、図18に示す周囲温度におけるランプ発光強度特性を有しているので、管壁温度分布が図2(a)に示すように、上部において最適範囲より高くなった場合、バックライト装置1の上部に配置された各冷陰極蛍光ランプ3の輝度は低下する。そこで、図1に示すように、輝度が低下する上部の冷陰極蛍光ランプ3の配置間隔を狭くすることにより、冷陰極蛍光ランプ3の輝度が低下しても、発光面に照射される光量が確保されるので、図2(b)に示すように、発光面における輝度分布を均一化することができる。
図3は、第1の実施の形態における別のバックライト装置の蛍光ランプの配置を示す図である。図3(a)は、バックライト装置内の蛍光ランプの配置を示す平面図であり、図3(b)は、図3(a)のA−A’の断面図であって、バックライト装置1の上部を図の右側に、下部を図の左側に表している。
図3に示すバックライト装置1は、図1に示したものとは冷陰極蛍光ランプ3の配置が異なっており、冷陰極蛍光ランプ3間の幅がバックライト装置1の上部よりも下部のほうが狭くなっているものである。
図4(a)は、図3(a)のA−A’の断面における管壁温度分布を示すグラフであり、横軸はバックライト装置1内での位置を表し、縦軸は管壁温度を表している。図4(b)は、図3(a)のA−A’の断面における輝度分布を示すグラフであり、横軸はバックライト装置1の発光面における位置を表し、縦軸は輝度を表している。
放熱構造を有しているバックライト装置や低電力仕様のバックライト装置では、図4(a)に示すように、バックライト装置1の下部において管壁温度が最適範囲よりも低温になる傾向があり、冷陰極蛍光ランプ3の管壁温度が最適範囲よりも低い場合は、冷陰極蛍光ランプ3の輝度が低下し、発光面に輝度ムラが生じてしまう。そこで、図3に示すように、輝度が低下する下部の冷陰極蛍光ランプ3の配置間隔を狭くすることにより、冷陰極蛍光ランプ3の輝度が低下しても、発光面に照射される光量が確保されるので、図4(b)に示すように、発光面における輝度分布を均一化することができる。
図5は、第1の実施の形態におけるさらに別のバックライト装置の蛍光ランプの配置を示す図である。図5(a)は、バックライト装置内の蛍光ランプの配置を示す平面図であり、図5(b)は、図5(a)のA−A’の断面図であって、バックライト装置1の上部を図の右側に、下部を図の左側に表している。
図5に示すバックライト装置1は、図1に示したものとは冷陰極蛍光ランプ3の配置が異なっており、冷陰極蛍光ランプ3間の幅がバックライト装置1の中央部で広く、上部および下部において狭くなっているものである。
図6は、図5のA−A’の断面における輝度分布を示すグラフであり、横軸はバックライト装置1の発光面での位置を、縦軸は輝度を表している。なお、図7は、従来のバックライト装置11の図17のA−A’の断面図における輝度分布の一例を示すグラフである。
バックライト装置1の放熱構造などによっては、図7に示すように、冷陰極蛍光ランプ3の温度特性により輝度が上部および下部において低下することもあるので、輝度が低下している部分において、冷陰極蛍光ランプ3の配置間隔を狭くすることにより、発光面における輝度分布を均一化することができる。
次に、本発明によって発光面の輝度分布がどのように改善されたのか図を参照しながら説明する。図8は、第1の実施の形態におけるさらに別のバックライト装置21内の蛍光ランプの配置を示す断面図であり、図9は、バックライト装置21の発光面における輝度分布を示す図である。
図8に示すバックライト装置21は、32型の大きさのバックライト装置であって、筐体22内に16本の冷陰極蛍光ランプ23を配置して拡散板22aにより密閉したものである。拡散板22a上には、輝度ムラを低減するために、拡散シート24、プリズムシート25および偏光シート26が配置されている。冷陰極蛍光ランプ23は外径3mm、内径2mmの円筒形の直管であって、ランプ電流は5.5mAである。筐体22内における冷陰極蛍光ランプ23の配置間隔は、下部から上部にかけて幅が狭くなっており、筐体22上部の符号23aにおける冷陰極蛍光ランプ23の配置間隔は23mmであり、筐体22下部の符号23bにおける冷陰極蛍光ランプ23の配置間隔は25mmである。
図21で示したように、従来のバックライト装置11では、発光面の上部と下部では約200〜300cd/m2程度の輝度差を有していたが、バックライト装置21では、図9に示すように、発光面上部の符号29aで示す測定ポイントと発光面下部の符号29bで示す測定ポイントとの輝度差は100cd/m2以内に低減されている。
したがって、本実施の形態によれば、筐体2内部の温度分布が均一でないために冷陰極蛍光ランプ3の温度特性により輝度が低下している部分において、冷陰極蛍光ランプ3の輝度が低下していない部分よりも冷陰極蛍光ランプ3の配置間隔を狭くすることにより、発光面における輝度分布を均一化することができる。
なお、直管型の蛍光ランプに代えてU字型あるいはコの字型の蛍光ランプを使用する場合は、バックライト装置内部の温度分布に対応して、U字型・コの字型の蛍光ランプが備えた2つの直線部の間隔が異なるものを配置することにより、発光面の輝度分布を均一化するものでもよい。具体的には、輝度が低下する部分においては、U字型・コの字型の蛍光ランプが備えた2つの直線部の間隔がより狭いものを配置する。
図10は、第1の実施の形態におけるさらに別のバックライト装置内の蛍光ランプの配置を示す断面図であり、図11は、そのバックライト装置の発光面における輝度分布を示す図である。図10に示すバックライト装置31は、バックライト装置31内の温度分布の偏りによって冷陰極蛍光ランプ33の輝度が低下する部分の配置間隔を輝度が低下しない部分よりも狭くするとともに、符号33cで示す中央部における冷陰極蛍光ランプ33の配置間隔をさらに狭くしたものである。具体的には、符号33aで示す上部における冷陰極蛍光ランプ33の配置間隔は24mmであり、符号33bで示す下部における冷陰極蛍光ランプ33の配置間隔は26mmであって、符号33cで示す中央部における冷陰極蛍光ランプ33の配置間隔は20mmである。このように、上部における冷陰極蛍光ランプ33の配置間隔を下部よりも狭くすることにより、筐体32内部の温度の上昇によって上部に配置した冷陰極蛍光ランプ33の輝度が低下しても、発光面上部と発光面下部の輝度差を100cd/m2以内とすることができる。さらに、中央部における冷陰極蛍光ランプ33の配置間隔を狭くすることによって、発光面中央部の輝度を向上させることができる。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態においては、蛍光ランプ間の幅を変更することにより輝度分布の均一化を図ったが、第2の実施の形態では、発光面と蛍光ランプとの距離を変更することにより輝度分布を均一化したバックライト装置について説明する。
図12(a)は、第2の実施の形態におけるバックライト装置内の蛍光ランプの配置を示す平面図である。図12(b)は、図12(a)のA−A’の断面図であり、バックライト装置1の上部を図の右側に、下部を図の左側に表している。
図12に示すバックライト装置41は、複数の冷陰極蛍光ランプ43を光源として用いる直下式のバックライト装置41である。バックライト装置41は、筐体42内に複数の冷陰極蛍光ランプ43を並べ、筐体42の上面(発光面)を拡散板42aにより密閉している。図12(b)に示すように、冷陰極蛍光ランプ43の配置間隔は同じであるが、下部に配置された冷陰極蛍光ランプ43よりも上部に配置された冷陰極蛍光ランプ43のほうが拡散板42aとの距離が短くなるように配置されている。具体的には、最上部に配置された冷陰極蛍光ランプ43と拡散板42aとの距離は12mmであり、最下部に配置された冷陰極蛍光ランプ43と拡散板42aとの距離は14mmとなっている。なお、上部から下部に向かって徐々に冷陰極蛍光ランプ43と拡散板42aとの距離が長くなっている。
これにより、バックライト装置41内の温度分布の偏りによって上部に配置された冷陰極蛍光ランプ43の輝度が低下しても、下部に配置された冷陰極蛍光ランプ43と比べて拡散板42aとの距離が短くなっていることにより、発光面上で観察される上部と下部の輝度差が低減され、発光面における輝度分布を均一化することができる。
したがって、本実施の形態によれば、筐体42内部の温度分布が均一でないために、冷陰極蛍光ランプ43の温度特性により輝度が低下している部分において、冷陰極蛍光ランプ43の輝度が低下していない部分よりも冷陰極蛍光ランプ43と発光面との距離を短くすることにより、バックライト装置の輝度分布を均一化することができる。
なお、発光面との距離は、図12(b)のように、徐々に変化するものに限らず、冷陰極蛍光ランプ何本かのまとまり毎に、発光面との距離を同じ長さで短くするといったように、階段状に変化するものであってもよい。
また、下部に配置した冷陰極蛍光ランプ43の輝度が低下する場合には、下部において冷陰極蛍光ランプ43と拡散板42aとの距離を短くすればよい。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態では、蛍光ランプの配置を変更せずに、蛍光ランプの温度に関する特性を変更することにより輝度分布を均一化したバックライト装置について説明する。
図13は、第3の実施の形態におけるバックライト装置の蛍光ランプの配置を示す断面図である。同図に示すバックライト装置51は、32型の大きさのバックライト装置51であって、筐体52内に16本の冷陰極蛍光ランプ53を23.5mmで等間隔に配置し、拡散板52aにより密閉したものである。拡散板52a上には、輝度ムラを低減するために、拡散シート54、プリズムシート55、偏光シート56が配置されている。各冷陰極蛍光ランプ53は外径3mm、内径2mmの円筒形の直管であって、ランプ電流は5.5mAで共通しているが、ガス圧は筐体52内部における配置場所に応じて異なっている。
具体的には、符号53aで示されるバックライト装置の上部に配置された冷陰極蛍光ランプ53のガス圧は50torr(約6.7kPa)であり、符号53bで示されるバックライト装置の中央部に配置された冷陰極蛍光ランプ53のガス圧は55torr(約7.3kPa)であり、符号53cで示されるバックライト装置の下部に配置された冷陰極蛍光ランプ53のガス圧は60torr(約8.0kPa)である。
ガス圧が高いものに比べて、ガス圧が低い冷陰極蛍光ランプ53の管壁温度は低くなるので、温度が上昇しやすいバックライト装置51の上部にガス圧の低い冷陰極蛍光ランプ53を配置することにより、上部に配置された冷陰極蛍光ランプ53の管壁温度の上昇が抑えられ、輝度の低下を防ぐことができる。また、上部と下部の管壁温度の温度差が緩和され、冷陰極蛍光ランプ53の発光強度の差が少なくなり、発光面の輝度差を低減することが可能である。
したがって、本実施の形態によれば、筐体52内部の温度が高いために輝度が低下する冷陰極蛍光ランプ53のガス圧を低くすることにより、その冷陰極蛍光ランプ53の管壁温度の上昇が抑えられるので、その冷陰極蛍光ランプ53の輝度の低下を防ぎ、発光面の輝度分布を均一化することができる。
なお、管壁温度が低くなるために輝度が低下する場合には、その輝度が低下する部分にガス圧の高い蛍光ランプを用いるとよい。
また、蛍光ランプ内に封入しているガスの組成を変更することによっても管壁温度を下げることができる。例えば、NeとArを含むガスの場合、質量数の大きいArの比率を下げることにより管壁温度が下がるので、温度が高くなる上部に配置された蛍光ランプのArの比率を下げることで、下部に配置された蛍光ランプの管壁温度との温度差が少なくなり、輝度分布を均一化することができる。管壁温度が低いために輝度が低下する場合には、質量数の大きい物質の比率を上げた蛍光ランプを用いるとよい。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態では、蛍光ランプの配置を変更せずに、蛍光ランプの明るさに関する特性を変更することによって輝度分布を均一化したバックライト装置について説明する。
蛍光ランプの配置については、図13に示したものと同様に等間隔に並べたものである。バックライト装置内に配置された各蛍光ランプは、電圧を個別に制御できるようになっている。バックライト装置内部の温度分布が均一でないために、輝度が低下している蛍光ランプの電力を大きくすることで、蛍光ランプの輝度を上げることができるので、バックライト装置の発光面の輝度分布を均一化することができる。例えば、上部の温度が高くなって暗くなる場合、上部と下部とで0.1W〜0.5W程度の差を設ければよい。
したがって、本実施の形態によれば、バックライト装置内部の温度分布が均一でないため温度特性により輝度が低下している蛍光ランプの電力を上げることにより、蛍光ランプの輝度が保たれるので、発光面の輝度分布を均一化することができる。
なお、蛍光ランプのデューティ比を変更することによっても蛍光ランプの電力を制御することができる。例えば、温度分布の偏りによって輝度が低下している蛍光ランプのオンデューティを長くすることで、その蛍光ランプの電力が上がるので、輝度の低下を防ぎ、輝度分布を均一化することができる。
[第5の実施の形態]
第5の実施の形態では、蛍光ランプの配置および特性は変更せず、筐体に配置された反射板を変更することにより輝度分布を均一化したバックライト装置について説明する。
図14は、第5の実施の形態におけるバックライト装置の構成を示す断面図である。同図に示すバックライト装置61は、筐体62内に16本の冷陰極蛍光ランプ63を等間隔に配置して拡散板62aにより密閉したものである。拡散板62a上には、輝度ムラを低減するために、拡散シート64、プリズムシート65、偏光シート66が配置されている。筐体62の内側には、上部から下部にかけて反射率の高い順に反射板67a、67b、67cを備えている。これにより、筐体62内部の温度の影響で上部に配置した冷陰極蛍光ランプ63の輝度が低下しても、輝度が低下する冷陰極蛍光ランプ63の背後にある反射板67aの反射率を高くすることにより、輝度が低下する発光面により多くの光が照射されるので、発光面における輝度分布を均一化することができる。
図15は、第5の実施の形態における別のバックライト装置の構成を示す断面図である。同図に示すバックライト装置71は、図14に示したものに対して、反射率の異なる反射板を配置する代わりに、反射板に突起77aを備えたものである。この突起77aによって、冷陰極蛍光ランプ73から放射された光を反射し、筐体72内部の温度の影響で輝度が低下する部分に、より多くの光が照射されるようにすることで、発光面の輝度分布を均一化するものである。
したがって、本実施の形態によれば、筐体62内部の温度が高くなることにより輝度が低下している冷陰極蛍光ランプ63に対応する部分の反射板の反射率を高くすることにより、より多くの光が輝度の低下している発光面に照射されるので、バックライト装置の輝度分布を均一化することができる。
(a)は第1の実施の形態におけるバックライト装置の構成を示す平面図であり、(b)は第1の実施の形態におけるバックライト装置の断面図である。 (a)は第1の実施の形態におけるバックライト装置内部の温度分布を示すグラフであり、(b)は第1の実施の形態におけるバックライト装置の輝度分布を示すグラフである。 (a)は第1の実施の形態における別のバックライト装置の構成を示す平面図であり、(b)は第1の実施の形態における別のバックライト装置の断面図である。 (a)は第1の実施の形態における別のバックライト装置内部の温度分布を示すグラフであり、(b)は第1の実施の形態における別のバックライト装置の輝度分布を示すグラフである。 (a)は第1の実施の形態におけるさらに別のバックライト装置の構成を示す平面図であり、(b)は第1の実施の形態におけるさらに別のバックライト装置の断面図である。 第1の実施の形態におけるさらに別のバックライト装置の輝度分布を示すグラフである。 従来のバックライト装置の輝度分布を示すグラフである。 第1の実施の形態におけるさらに別のバックライト装置の構成を示す断面図である。 図8のバックライト装置の発光面の輝度分布を示す図である。 第1の実施の形態におけるさらに別のバックライト装置の構成を示す断面図である。 図10のバックライト装置の発光面の輝度分布を示す図である。 (a)は第2の実施の形態におけるバックライト装置の構成を示す平面図であり、(b)は第2の実施の形態におけるバックライト装置の構成を示す断面図である。 第3の実施の形態におけるバックライト装置の構成を示す断面図である。 第5の実施の形態におけるバックライト装置の構成を示す断面図である。 第5の実施の形態における別のバックライト装置の構成を示す断面図である。 従来のバックライト装置の構成を示す斜視図である。 (a)は従来のバックライト装置の構成を示す平面図であり、(b)は従来のバックライト装置の断面図である。 蛍光ランプのガラス管表面温度に対するランプ発光強度を示すグラフである。 (a)は従来のバックライト装置内部の温度分布を示すグラフであり、(b)は従来のバックライト装置の輝度分布を示すグラフである。 (a)は従来の別のバックライト装置内部の温度分布を示すグラフであり、(b)は従来の別のバックライト装置の輝度分布を示すグラフである。 従来のバックライト装置の発光面の輝度分布を示す図である。
符号の説明
1,11,21,31,41,51,61,71…バックライト装置
2,12,22,32,42,52,62,72…筐体
2a,12a,22a,32a,42a,52a,62a,72a…拡散板
3,13,23,33,43,53,63,73…蛍光ランプ
14,24,34,54,64,74…拡散シート
15,25,35,55,65,75…プリズムシート
16,26,36,56,66,76…偏光シート
17…フロントフレーム
67a,67b,67c…反射板
77a…突起

Claims (7)

  1. 発光面を備えた筐体内に複数の蛍光ランプを平行に配置して、前記発光面に前記蛍光ランプの光を照射するバックライト装置であって、
    前記筐体内の温度分布の偏りによって前記蛍光ランプの輝度が低下する部分においては、前記蛍光ランプの輝度が低下しない部分よりも前記蛍光ランプの配置間隔を狭くしたことを特徴とするバックライト装置。
  2. 発光面を備えた筐体内に複数の蛍光ランプを平行に配置して、前記発光面に前記蛍光ランプの光を照射するバックライト装置であって、
    前記筐体内の温度分布の偏りによって前記蛍光ランプの輝度が低下する部分においては、前記蛍光ランプの輝度が低下しない部分よりも前記蛍光ランプと前記発光面との距離を短くしたことを特徴とするバックライト装置。
  3. 発光面を備えた筐体内に複数の蛍光ランプを平行に配置して、前記発光面に前記蛍光ランプの光を照射するバックライト装置であって、
    前記蛍光ランプの管壁温度が最適範囲より高くなることによって、当該蛍光ランプの輝度が低下する部分においては、管壁温度が最適範囲である前記蛍光ランプよりも前記蛍光ランプのガス圧力を低くし、
    前記蛍光ランプの管壁温度が最適範囲より低くなることによって、当該蛍光ランプの輝度が低下する部分においては、管壁温度が最適範囲である前記蛍光ランプよりも前記蛍光ランプのガス圧力を高くしたことを特徴とするバックライト装置。
  4. 発光面を備えた筐体内に複数の蛍光ランプを平行に配置して、前記発光面に前記蛍光ランプの光を照射するバックライト装置であって、
    前記蛍光ランプの管壁温度が最適範囲より高くなることによって、当該蛍光ランプの輝度が低下する部分においては、管壁温度が最適範囲である前記蛍光ランプよりも前記蛍光ランプのガスの組成について質量数の大きい物質の比率を下げ、
    前記蛍光ランプの管壁温度が最適範囲より低くなることによって、当該蛍光ランプの輝度が低下する部分においては、管壁温度が最適範囲である前記蛍光ランプよりも前記蛍光ランプのガスの組成について質量数の大きい物質の比率を上げたことを特徴とするバックライト装置。
  5. 発光面を備えた筐体内に複数の蛍光ランプを平行に配置して、前記発光面に前記蛍光ランプの光を照射するバックライト装置であって、
    前記筐体内の温度分布の偏りによって前記蛍光ランプの輝度が低下する部分においては、前記蛍光ランプの輝度が低下しない部分よりもランプ電力を大きくしたことを特徴とするバックライト装置。
  6. 発光面を備えた筐体と、前記筐体の内側に配置された反射板と、前記筐体内に平行に配置された複数の蛍光ランプとを有し、前記発光面に前記蛍光ランプの光を照射するバックライト装置であって、
    前記反射板は、反射率の異なる複数の反射板で構成され、
    前記筐体内の温度分布の偏りによって輝度が低下する前記蛍光ランプに対応する部分の反射板の反射率が輝度が低下しない前記蛍光ランプに対応する部分の反射板の反射率よりも高くなっていることを特徴とするバックライト装置。
  7. 発光面を備えた筐体と、前記筐体の内側に配置された反射板と、前記筐体内に平行に配置された複数の蛍光ランプとを有し、前記発光面に前記蛍光ランプの光を照射するバックライト装置であって、
    前記筐体内の温度分布の偏りによって輝度が低下する前記発光面のほうが輝度が低下しない前記発光面よりも前記蛍光ランプの光がより多く照射されるように前記反射板に突起を備えたことを特徴とするバックライト装置。
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