JP2007280735A - 照明装置並びに照明システム - Google Patents

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Abstract

【課題】光源色の心理的効果や生理的効果を活かしながら演色性を向上する。
【解決手段】照明装置は、検知エリア内に存在する人を検知する人感センサ1と、第1の光源色を有する第1の光源2と、概ね第1の光源色の補色となる第2の光源色を有する第2の光源3と、第1及び第2の光源2,3を点灯する点灯装置4と、人感センサ1が人を検知しているときにのみ点灯装置4に第2の光源3を点灯させる制御手段たるスイッチ5とを備えている。検知エリア内に人が居ないときは第1の光源2のみが点灯して第1の光源色(青色)による心理的効果や生理的効果(青色光による沈静効果)が得られ、検知エリア内に人が居るときには第1の光源2と第2の光源3の両方が点灯し演色性の高い白色光を照射して色の見え方を改善することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明装置並びに照明システムに関し、特に街路灯や防犯灯に使用するのに好適な照明装置並びに照明システムに関するものである。
従来から、防犯のために玄関等に配設される照明装置において、検知エリア内に存在する人を検知したときに光源を点灯させることによって人を威嚇するものが提供されている。
また、路上を照明するために屋外に配設される街路灯のような照明装置においては、人が検知されているときには光源を明るく点灯させる一方で、人が検知されていないときには光源の輝度を下げることにより消費電力の低減を図ることが提案されている(特許文献1参照)。
さらに、図8に示すように青色には人の気持ちを落ち着かせる心理的効果があることから(日本色彩学会、1998年発行の色彩科学ハンドブック、381頁参照)、科学的な検証は実施されていないものの、街路灯の光源色を青色とすることで犯罪件数が減少したという事例が海外(スコットランドのグラスゴー)で報告されており、我が国においてもいくつかの地方公共団体において青色の防犯灯が試験的に設置されている。
ところで、この他にも光の色には様々な効果があり、例えば、昆虫が紫外線や青色光に誘引されやすいことはよく知られている。図9は、Bickford(Bickford,E.D.:Average insect vision function, National Technical Conference, IES of North America, No.2, 1964)が、一部の昆虫について分光視感効率を調べた例である。365nmに最大ピークを有し、ピークの1/10以上の範囲で考えると、280〜520nmの波長域で分光視感効率が高い。正の走行性を示す昆虫は、この波長域の光に対して集まりやすいので、理想的にはこの波長域の放射エネルギを小さくすることが望ましい。高速道路の料金所や駅のプラットホーム、工場などでは、虫対策として上記波長域の放射エネルギが小さい黄色ランプが使用されている事例がある。
さらに、夜間照明の光が食物の花芽形成に影響を及ぼす場合があるが、これは照明光に含まれる黄色光や赤色光が原因であることが判っている。農作物に対する夜間照明影響研究調査委員会報告書(照明学会、1985)によると、植物の光周性には、フィトクロムという色素が関係していることが知られている。図10は、Butlerら(Butler,W.L.:Photochem.Photobiol.3, pp.521−528, 1964)が明らかにしたフィトクロムの吸収スペクトルである。Pr(赤色光吸収型)の吸収スペクトルは、660nm付近にピークを有し、ピークの1/10以上の範囲で考えると、黄色光から赤色光の波長域560〜700nmの吸収率が高い。つまり、この波長域の光が、植物の花芽形成に強く影響していると考えられる。これを受けて、食物の花芽形成への影響を抑え、尚かつ無視を寄せ難くするために、緑色ランプを使用した照明装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開2005−251724公報 特開2004−121217公報
上述のように、照明装置の光源色によって様々な心理的効果や生理的効果があるが、反面、街路灯や防犯灯に応用した場合に、演色性がよくないために人の服装や車の色が見分け難くなったり、人の顔が病的に見えるなどの欠点があった。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、光源色の心理的効果や生理的効果を活かしながら演色性を向上した照明装置並びに照明システムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、検知エリア内に存在する人を検知する人感センサと、第1の光源色を有する第1の光源と、概ね第1の光源色の補色となる第2の光源色を有する第2の光源と、第1及び第2の光源を点灯する点灯装置と、人感センサが人を検知しているときにのみ点灯装置に第2の光源を点灯させる制御手段とを備え、第1の光源と第2の光源の混色光は平均演色評価数が40以上の白色となることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、第1の光源と第2の光源の混色光は平均演色評価数が65以上の白色となることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、第1の光源色を青色とし第2の光源色を黄色としたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1又は2の発明において、第1の光源色を黄色とし第2の光源色を青色としたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1又は2の発明において、第1の光源色を緑色とし第2の光源色を赤色としたことを特徴とする。
請求項6の発明は、上記目的を達成するために、請求項1〜5の何れかの照明装置を街路において複数連続して設置し、互いに隣り合う照明装置の検知エリアを街路長手方向において接するか若しくは重複させ、重複部分の街路長手方向の長さを照明装置の設置間隔以下とし、且つ第2の光源を点灯させたときに一定照度以上得られる照射範囲の照明装置の設置位置から街路長手方向の長さを、前記設置間隔から前記重複部分の長さを減算した値の2分の1の値と10メートルとを加算した値以上とすることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6の発明において、制御手段は、人感センサが人を検知しなくなってから所定の点灯保持時間が経過するまでは点灯装置に第2の光源を点灯させてなり、且つ当該点灯保持時間を15秒以上とすることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、検知エリア内に人が居ないときは第1の光源色による心理的効果や生理的効果が得られるとともに、検知エリア内に人が居るときには演色性の高い白色光を照射して色の見え方を改善することができる。
請求項2の発明によれば、人の眼で見た色の見え方が改善されるだけでなく、防犯カメラ等で撮像される映像についても良好な色再現性が得られる。
請求項3の発明によれば、人が居ないときは青色光による沈静効果を発揮させながら、人が居るときには演色性の高い白色光によって色の見え方が改善できる。
請求項4の発明によれば、人が居ないときは黄色光で昆虫の飛来を抑えながら、人が居るときには演色性の高い白色光によって色の見え方が改善できる。
請求項5の発明によれば、人が居ないときは緑色光で食物の花芽形成への影響を抑えながら、人が居るときには演色性の高い白色光によって色の見え方が改善できる。
請求項6の発明によれば、隣り合う照明装置の検知エリアが接するか重複しており、街路上に検知エリアの抜けがなく、人が検知されない場所がなく、その結果、人が歩行する際に常に最も近い照明装置から白色光が照射されることになり、さらに、第2の光源を点灯させたときに一定照度以上得られる照射範囲の照明装置の設置位置から街路長手方向の長さを、前記設置間隔から前記重複部分の長さを減算した値の2分の1の値と10メートルとを加算した値以上としたので、前方の照明装置が白色光を照射する前でも歩行者の少なくとも10メートル先までは歩行者のすぐ近くの照明装置で照明されるため、10メートル先の視認性を確保することができ、そのため余裕を持って危険回避することができる。
請求項7の発明によれば、歩行者の後方から照射される光が白色となるから、歩行者の前方における色の見え方が良くなる。
(実施形態1)
本実施形態の照明装置は、図1に示すように検知エリア内に存在する人を検知する人感センサ1と、第1の光源色を有する第1の光源2と、概ね第1の光源色の補色となる第2の光源色を有する第2の光源3と、第1及び第2の光源2,3を点灯する点灯装置4と、人感センサ1が人を検知しているときにのみ点灯装置4に第2の光源3を点灯させる制御手段たるスイッチ5とを備えている。
第1の光源2は光源色が青色である蛍光ランプからなり、第2の光源は光源色が黄色である蛍光ランプからなる。点灯装置4は銅鉄安定器や蛍光灯電子安定器からなり、図示しない電源(商用交流電源や電池など)から供給される電力を適切な電力に変換並びに調節し第1及び第2の光源2,3に供給して点灯する。また、点灯装置4から第2の光源3への給電路にスイッチ5が挿入されており、スイッチ5が開成(オフ)しているときは点灯装置4からの給電が停止して第2の光源3が消灯し、スイッチ5が閉成(オン)しているときだけ点灯装置4からの給電が行われて第2の光源3が点灯する。但し、かかる点灯装置4の構成は従来周知であるから詳細な構成についての図示並びに説明を省略する。
人感センサ1は、例えば焦電素子により人体から放射される熱線を検出することで検知エリア内に存在する人を検知するとともに、検知エリア内に人を検知したときに人体検知信号を出力してスイッチ5をオンする。また、人感センサ1はタイマ機能を有しており、検知エリア内に人を検知した時点から所定の点灯保持時間の計時を開始し、点灯保持時間の計時中は検知エリア内で人を検知しなくなっても人体検知信号を出力し続けるようになっている。
図2に本実施形態の照明装置を搭載した照明器具10の外観図を示す。この照明器具10は、街路灯や防犯灯として電柱などの高所に配設されるものであって、本実施形態の照明装置を収納した器具本体11と、器具本体11の下面側に設けられて直管形の蛍光ランプからなる第1及び第2の光源2,3が着脱自在に装着されるソケット(図示せず)と、透光性材料からなり器具本体11の下面側に取り付けられてソケット並びに第1及び第2の光源2,3を覆うランプカバー12と、器具本体11を電柱等に取り付けるための取付金具13とを備えている。
而して、第1の光源2の光源色である青色と第2の光源3の光源色である黄色とは概ね互いの補色であるから、第1の光源2が放射する光と第2の光源3が放射する光を混合した光(混色光)は白色となる。例えば、第1の光源2の分光放射特性、第2の光源3の分光放射特性、第1及び第2の光源2,3の混色光の分光放射特性がそれぞれ図3(a),(b),(c)に示すような特性であるとすると、混色光の平均演色評価数Raは、日本工業規格で規定された光源の演色性評価方法(JIS Z8762−1990参照)に基づいて計算するとRa=77となる。ここで、現在、街路照明で一般的に使用され、色の見え方で特に問題になっていない蛍光水銀ランプの平均演色評価数Raが40であることから、混色光の平均演色評価数Raとして40以上が望ましい。ちなみに、蛍光水銀ランプの他によく使用される高圧ナトリウムランプでは、その平均演色性評価数Ra=25であって全ての色が黄色っぽく見えてしまい、色の区別が困難である。さらに、CIE(国際照明委員会)でテレビカメラのための照明要件として平均演色評価数Ra=65以上が推奨されていることから(CIE No.83 Guide for the Lighting of Sports Events for Colour Television and Film Systems, 1989参照)、混色光の平均演色評価数Raを65以上とすることで防犯カメラ等で撮像される映像についても良好な色再現性が得られるようになる。
上述のように本実施形態によれば、検知エリア内に人が居ないときは第1の光源2のみが点灯して第1の光源色(青色)による心理的効果や生理的効果(例えば、青色光による沈静効果)が得られるとともに、検知エリア内に人が居るときには第1の光源2と第2の光源3の両方が点灯し演色性の高い白色光を照射して色の見え方を改善することができ、特に防犯効果と演色性の両立が要望される住宅街などでの使用に適している。但し、第1の光源色を黄色とし、第2の光源色を青色とすれば、人が居ないときは黄色光で昆虫の飛来を抑えることができ、特に昆虫が多く発生しやすい場所(例えば、湖や河川の周辺や山間地域など)で使用するのに適している。なお、昆虫の飛来抑制効果がより高い赤色ではなく黄色を第1の光源色に設定するのは、赤色が心理的に人を興奮させる効果があることから、防犯上適切でないと考えられるからである。
ところで、第1の光源2の光源色を緑色とし、第2の光源3の光源色を青色としても構わない。例えば、第1の光源2の分光放射特性(緑色)、第2の光源3の分光放射特性(青色)、第1及び第2の光源2,3の混色光の分光放射特性(白色)がそれぞれ図4(a),(b),(c)に示すような特性であるとすると、混色光の平均演色評価数Raは、Ra=58となる。このように第1の光源色を緑色とし、第2の光源色を青色とすれば、検知エリア内に人が居ないときは緑色光で植物の花芽形成への影響を抑えながら、人が居るときは演色性の高い白色光を照射して色の見え方を改善することができ、特に植物の花芽形成への影響が懸念される農道や公園などでの使用に適している。
ここで、第1並びに第2の光源2,3は蛍光ランプなどの放電灯に限定されるものではなく、例えば、発光ダイオードでも構わない。発光ダイオードからなる第1又は第2の光源2,3の光源色を青色とするには青色発光ダイオードを用いればよいし、黄色とするには緑色発光ダイオードと赤色発光ダイオードを用いればよい。例えば、青色発光ダイオードからなる第1の光源2の分光放射特性、第2の光源3を構成する緑色発光ダイオードの分光放射特性、同じく第2の光源3を構成する赤色発光ダイオードの分光放射特性、第1及び第2の光源2,3の混色光(但し、青色、緑色、赤色の各発光ダイオードの光束比を5:80:15とする。)の分光放射特性がそれぞれ図5(a)〜(d)に示すような特性であるとすれば、混色光の平均演色評価数Raは、Ra=66となる。同様に、赤色発光ダイオードと緑色発光ダイオードとで第1の光源2を構成するとともに青色発光ダイオードで第2の光源3を構成した場合、さらに緑色発光ダイオードで第1の光源2を構成するとともに赤色発光ダイオードと青色発光ダイオードとで第2の光源3を構成した場合の何れにおいても混色光の平均演色評価数RaがRa=66となり、検知エリア内に人が居ないときは第1の光源色による心理的効果や生理的効果を発揮しつつ、検知エリア内に人が居るときは演色性の高い白色光を照射して色の見え方を改善することができる。
(実施形態2)
本実施形態は実施形態1の照明装置(照明器具X)を複数備えた照明システムであって、図6並びに図7に示すように街路30の片側端に設けられた電柱31に共架しているか独立柱に取り付けた照明器具Xを街路30に沿って連続的に設置することで構成される防犯用の照明システムである。
ここで本実施形態の照明システムでは道路の片側に設けられた設置間隔Sの電柱31に高さ位置が道路面から4m乃至6m(通常は4.5m)となるように照明器具X1…を取り付け、且つ各照明器具X1…の全体の照射範囲Aを短軸の一端位置が設置位置となる略楕円形状とするとともに照射範囲Aの長軸を道路の中央の軸方向に設定し、隣接する照明器具X1…の照射範囲A同士を互いに重複させている。
また各照明器具X1…の全体の人感センサ1の検知エリアBは略角丸四角形状であって、当該照明器具Xから見て長手方向の片側方向の長さを検知エリアBの長さLsとしており、その検知エリアBが隣り合う検知エリアBと重複する部分(街路1の長手方向)の長さをOLとした場合、重複部分の長さOL(m)が0≦OL≦Sを満足している場合、重複部分の長さOLと、設置間隔Sと、楕円形状の照射範囲Aの長軸方向の1/2の長さ、つまり照明器具Xの位置から街路1に沿った照射範囲Aの片側方向の長さLiとの関係が次式の通りとなるように設置間隔S、照射範囲Aの長手方向の1/2の長さLi、重複部分の長さOLを設定している。設置間隔Sは実際的には0mよりも大きな間隔であるのは言うまでもない。
Li≧[(S−OL)/2+10]
さて図6(a)に示すように隣接する人感センサ1の検知エリアBが重複する場合において、歩行者Mが左から右方向へ移動して最も手前の照明器具X1の検知エリアB内に入ると、当該照明器具X1の人感センサ1が歩行者Mを検知し、この検知により第1の光源2だけでなく第2の光源3が一緒に点灯される。そして歩行者Mが当該照明器具X1の位置を通り過ぎて次の照明器具X2の人感センサ1の検知エリアB内に入る位置Yまで移動してくると、当該照明器具X2では人感センサ1が歩行者Mを検知し、この検知により上述と同様に第1の光源2だけでなく第2の光源3が一緒に点灯される。このとき歩行者Mが位置Yへ移動する直前では、照射範囲の長さLiは歩行者Mの位置から前方に10m以上あることになり、歩行者Mにとって前方10m以上の視認性が確保されることになる。更に位置Yを過ぎた後は照明器具X2 による照射範囲Aに入るため、常に10m以上の視認性が確保されることになる。つまり、前方の照明器具Xが白色光を照射する前でも歩行者Mの少なくとも10m先までは歩行者Mのすぐ近くの照明器具Xから白色光が照射されて照明されるため、10m先の視認性を確保すると同時に演色性を改善することができ、そのため余裕をもって危険回避することができる。
尚図6(a)は隣り合う検知エリアBが重複し且つその重複部分の長さOLが検知エリアBの1/2の長さLsよりも小さい場合であったが、図6(b)に示すように重複部分の長さOLが0,つまり重複せず検知エリアB同士が接する場合や、図6(c)に示すように検知エリアBの重複部分の長さOLが設置間隔Sと同じ場合でも上述のようにその人間の行動が或る程度予測できる範囲の視認性が確保できるため、歩行者Mにとって犯罪に対する安全性が確保されることとなる。
ところで、歩行者Mから見て対向者の服装など色の見え方を良くするには、歩行者Mの後方から照射される光が白色である必要がある。歩行者Mが、一つの照明器具Xの下を通過してから人感センサ1の検知エリアBを外れるまでの間は、常に後方から白色光が照射されるために問題はないが、検知エリアBを外れてから次の照明器具Xを通過するまでの間を補償する必要がある。例えば、防犯灯は既設の電柱に設置されることが多いが、この場合の設置間隔は概ね20m〜40mである。ここで設置間隔Sを長い方の40mと考え、人感センサ1の検知エリアBを設置間隔Sの2分の1の片側20mとした場合、補償しなければならない範囲は20mとなる。さらに歩行者Mの標準的な歩行速度を1.3m/sと考えると、20mを歩行するのに15秒かかることになる。つまり、人感センサ1が人を検知しなくなってから人体検知信号の出力を停止して第2の光源3を消灯するまでの点灯保持時間を15秒以上とすることによって、常に後方から白色光が照射されることになるので、対向者の色の見え方を良好に保つことができる。
実施形態1の照明装置を示すブロック図である。 同上を搭載した照明器具を示し、(a)は斜視図、(b)は下面図、(c)は正面図である。 (a)は第1の光源の光源色(青色)の分光放射特性、(b)は第2の光源の光源色(黄色)の分光放射特性、(c)は第1及び第2の光源の混色光の分光放射特性を示すグラフである。 (a)は第1の光源の光源色(緑色)の分光放射特性、(b)は第2の光源の光源色(青色)の分光放射特性、(c)は第1及び第2の光源の混色光の分光放射特性を示すグラフである。 (a)は青色発光ダイオードからなる第1の光源の分光放射特性、(b)は第2の光源を構成する緑色発光ダイオードの分光放射特性、(c)は第2の光源を構成する赤色発光ダイオードの分光放射特性、(d)は第1及び第2の光源の混色光の分光放射特性を示すグラフである。 実施形態2の照明システムにおいて、街路を上部から見たときの照明器具の設置状態、照射範囲、人感センサの検知エリアの関係を示す模式図であって、(a)は隣り合う検知エリアが重複している場合を、(b)は隣り合う検知エリアが重複せず接している場合を、(c)は検知エリアの重複部分の長さが照明器具の設置間隔と同じ場合を夫々示す。 同上の照明器具の概略設置構成図である。 色の心理的効果並びに生理的効果を説明する説明図である。 従来例における昆虫の分光視感効率を示したグラフである。 従来例におけるフィトクロムの吸収スペクトル(Pr:赤色光吸収型、Pfr:遠赤色光吸収型)を示したグラフである。
符号の説明
1 人感センサ
2 第1の光源
3 第2の光源
4 点灯装置
5 スイッチ(制御手段)

Claims (7)

  1. 検知エリア内に存在する人を検知する人感センサと、第1の光源色を有する第1の光源と、概ね第1の光源色の補色となる第2の光源色を有する第2の光源と、第1及び第2の光源を点灯する点灯装置と、人感センサが人を検知しているときにのみ点灯装置に第2の光源を点灯させる制御手段とを備え、第1の光源と第2の光源の混色光は平均演色評価数が40以上の白色となることを特徴とする照明装置。
  2. 第1の光源と第2の光源の混色光は平均演色評価数が65以上の白色となることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 第1の光源色を青色とし第2の光源色を黄色としたことを特徴とする請求項1又は2記載の照明装置。
  4. 第1の光源色を黄色とし第2の光源色を青色としたことを特徴とする請求項1又は2記載の照明装置。
  5. 第1の光源色を緑色とし第2の光源色を赤色としたことを特徴とする請求項1又は2記載の照明装置。
  6. 請求項1〜5の何れかの照明装置を街路において複数連続して設置し、互いに隣り合う照明装置の検知エリアを街路長手方向において接するか若しくは重複させ、重複部分の街路長手方向の長さを照明装置の設置間隔以下とし、且つ第2の光源を点灯させたときに一定照度以上得られる照射範囲の照明装置の設置位置から街路長手方向の長さを、前記設置間隔から前記重複部分の長さを減算した値の2分の1の値と10メートルとを加算した値以上とすることを特徴とする照明システム。
  7. 制御手段は、人感センサが人を検知しなくなってから所定の点灯保持時間が経過するまでは点灯装置に第2の光源を点灯させてなり、且つ当該点灯保持時間を15秒以上とすることを特徴とする請求項6記載の照明システム。
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