JP2007280344A - 画像処理装置、画像方向判別方法、および画像方向判別プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像情報の方向をより正しい方向に補正することができる画像処理装置、画像方向判別方法、および画像方向判別プログラムを提供する。
【解決手段】方向判定部102は、複数ページを有し、文書を示す文書画像情報のうち、第1のページにおける文書が上方向である方向を判定し、方向補正部104は、第1のページ以外の第2のページに対し、方向判定部102が方向を判定できなかった場合に、方向判定部102によって判定された方向を記憶する判定結果記憶部103に記憶された方向に基づいて、第2のページを回転して補正する。
【選択図】 図1
【解決手段】方向判定部102は、複数ページを有し、文書を示す文書画像情報のうち、第1のページにおける文書が上方向である方向を判定し、方向補正部104は、第1のページ以外の第2のページに対し、方向判定部102が方向を判定できなかった場合に、方向判定部102によって判定された方向を記憶する判定結果記憶部103に記憶された方向に基づいて、第2のページを回転して補正する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像処理装置、画像方向判別方法、および画像方向判別プログラムに関するものである。
従来、画像の方向を判定する方法としては、文書画像から文字を切り出し、その特徴量を抽出し、4方向の文字を持つ辞書と文字との類似度を求め、最も類似度の高い画像の方向を判定する技術が一般に知られている。このような技術では、方向を判定するために切出された文字の4方向すべての類似度を加算して方向を判定するため、例えば“6”と“9”のようにある方向の類似度と逆方向の類似度が高い場合は、類似度が累積されることによって、文書の方向を誤認してしまうという問題があった。
このような問題を解決するものとして、画像情報から文字領域を切り出し、各文字について4方向に対して文字認識を行い、各方向の文字認識の類似度を求め、予め定められた閾値を超えた類似度のみを加算していき、最も高い値の類似度の方向を文書画像の方向として判定する方法が開示されている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術を用いて、切出した文字の4方向に対して文字認識を行なうと、CPU(Central Processing Unit)にかかる負荷が高くなる。このため、パーソナルコンピュータに対して低スペックなCPUしか搭載されていない画像機器(スキャナやコピー、デジタルカメラ等)では、OCR(光学文字認識:Optical Charactor Recognition)処理を実行すると、処理速度が遅く、実用に耐えないという問題があった。
また、処理速度の高速化を図るために、画像情報の文字行のレイアウト情報を用いて、画像情報の方向を判定する方法も考案されている。しかしながら、写真や絵からなる画像情報の場合、画像情報の方向を判定するために有効な情報を得られることができず、判定を誤る場合があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像情報の方向をより正しい方向に補正することができる画像処理装置、画像方向判別方法、および画像方向判別プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、複数ページを有し、文書を示す文書画像情報のうち、第1のページにおける前記文書が上方向である方向を判定する方向判定手段と、前記方向判定手段によって判定された前記方向を記憶する判定結果記憶手段と、前記第1のページ以外の第2のページに対し、前記方向判定手段が前記方向を判定できなかった場合に、前記判定結果記憶手段に記憶された前記方向に基づいて、前記第2のページを回転して補正する方向補正手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記方向判定手段は、複数ページを有する前記文書画像情報のうち、1ページ目の前記方向を判定し、前記判定結果記憶手段は、1ページ目の前記方向を記憶し、前記方向補正手段は、前記方向判定手段が2ページ目以降の所定のページにおける前記方向を判定できなかった場合に、前記判定結果記憶手段に記憶された前記方向に基づいて、前記所定のページを回転して補正すること、を特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記方向判定手段は、さらに前記第1のページにおける上下左右方向それぞれが前記文書の上方向である確信度を判定し、前記判定結果記憶手段は、さらに前記確信度が予め定められた閾値以上である前記方向を記憶し、前記方向補正手段は、前記第2のページに対し、前記方向判定手段が前記方向を判定できなかった場合に、前記判定結果記憶手段に記憶された前記方向に基づいて、前記第2のページを回転して補正すること、を特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記方向判定手段は、さらにすべてのページにおける前記方向を判定するとともに、当該方向を判定した回数である判定成功回数をカウントし、前記判定結果記憶手段は、さらに前記方向判定手段が判定した前記方向と、前記判定成功回数とを対応付けて記憶し、前記方向補正手段は、前記方向判定手段が再度前記方向を判定し、所定のページに対し、前記方向を判定できなかった場合に、前記判定結果記憶手段に記憶された前記方向のうち、最も多い前記判定成功回数に対応付けられて記憶されている前記方向に基づいて、前記所定のページを回転して補正すること、を特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、複数ページを有し、文書を示す文書画像情報のうち、第1のページにおける前記文書が上方向である方向を判定する方向判定ステップと、前記第1のページ以外の第2のページに対し、前記方向判定ステップが前記方向を判定できなかった場合に、前記方向判定ステップによって判定された前記方向を記憶する判定結果記憶手段に記憶された前記方向に基づいて、前記第2のページを回転して補正する方向補正ステップと、を有することを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項5に記載された画像方向判別方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、方向判定手段によって、複数ページを有し、文書を示す文書画像情報のうち、第1のページにおける文書が上方向である方向を判定し、方向補正手段によって、第1のページ以外の第2のページに対し、方向判定手段が方向を判定できなかった場合に、方向判定手段によって判定された方向を記憶する判定結果記憶手段に記憶された方向に基づいて、第2のページを回転して補正することにより、画像情報の方向を判定できない場合にあっても、他の画像情報によって判定された方向を用いて画像情報の方向を補正することができるため、画像情報の方向をより正しい方向に補正することができるという効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、方向判定手段は、複数ページを有する文書画像情報のうち、1ページ目の前記方向を判定し、方向補正手段は、方向判定手段が2ページ目以降の所定のページにおける方向を判定できなかった場合に、1ページ目の方向を記憶する判定結果記憶手段に記憶された方向に基づいて、所定のページを回転して補正することにより、2ページ目以降の画像情報の方向を判定できない場合にあっても、1ページ目の画像情報によって判定された方向を用いて画像情報の方向を補正することができるため、画像情報の方向をより正しい方向に補正することができるという効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、方向判定手段は、さらに第1のページにおける上下左右方向それぞれが文書の上方向である確信度を判定し、方向補正手段は、第2のページに対し、方向判定手段が方向を判定できなかった場合に、確信度が予め定められた閾値以上である方向を記憶する判定結果記憶手段に記憶された方向に基づいて、第2のページを回転して補正することにより、予め確信度の高い方向を判定し、画像情報の方向を判定できない場合には、確信度の高い方向を用いて画像情報の方向を補正することができるため、画像情報の方向をより正しい方向に補正することができるという効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、方向判定手段は、さらにすべてのページにおける方向を判定するとともに、当該方向を判定した回数である判定成功回数をカウントし、方向補正手段は、方向判定手段が再度方向を判定し、所定のページに対し、方向を判定できなかった場合に、方向判定手段が判定した方向と、判定成功回数とを対応付けて記憶する判定結果記憶手段に記憶された方向のうち、最も多い判定成功回数に対応付けられて記憶されている方向に基づいて、所定のページを回転して補正することにより、予めすべての画像情報について方向を判定し、画像情報の方向を判定できない場合には、最も判定数の方向を用いて画像情報の方向を補正することができるため、画像情報の方向をより正しい方向に補正することができるという効果を奏する。
また、請求項5にかかる発明によれば、方向判定ステップによって、複数ページを有し、文書を示す文書画像情報のうち、第1のページにおける文書が上方向である方向を判定し、方向補正ステップによって、第1のページ以外の第2のページに対し、方向判定ステップが方向を判定できなかった場合に、方向判定ステップによって判定された方向を記憶する判定結果記憶手段に記憶された方向に基づいて、第2のページを回転して補正することにより、画像情報の方向を判定できない場合にあっても、他の画像情報によって判定された方向を用いて画像情報の方向を補正することができるため、画像情報の方向をより正しい方向に補正することができるという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、請求項5に記載された画像方向判別方法をコンピュータに実行させることにより、画像情報の方向を判定できない場合にあっても、他の画像情報によって判定された方向を用いて画像情報の方向を補正することができるため、画像情報の方向をより正しい方向に補正することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる画像処理装置、画像方向判別方法、および画像方向判別プログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
本実施の形態について、添付図面を参照して説明する。まず、本発明が適用される画像処理装置の構成例について説明する。図1は、本実施の形態にかかる画像処理装置の構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態では、画像処理装置、例えばパーソナルコンピュータを一例として説明するが、原稿から画像情報を読取るスキャナを含む構成でもよいし、画像情報を格納するデータベースを含む構成でもよい。また、画像形成部を含むプリンタや複合機であってもよい。
本実施の形態にかかる画像処理装置100は、画像情報取得部101と、方向判定部102と、判定結果記憶部103と、方向補正部104と、画像情報出力部105と、を備えている。例えば、スキャナによって文書を読込む場合、任意の方向を上方向として一の文書の画像情報を作成する。従って、文書の上方向と、作成された画像情報の上方向とが異なる場合がある。しかし、画像情報を画面に表示する際には、文字、写真、絵などが正立する方向に表示する必要があり、画像情報を印刷する際には、文字、写真、絵などを一定の方向に印刷する必要がある。画像処理装置100は、このような方向のずれを補正する。
画像情報取得部101は、スキャナによって読込まれた画像情報やネットワークを介して送信された画像情報を取得するものである。ここで、画像情報は、文書の1ページに対応して画像情報の1ページが生成される。本実施の形態では、複数のページからなる文書を読込んで生成される複数のページの画像情報を対象としている。また、画像情報は、文字、写真、絵などを含んでいる。
方向判定部102は、画像情報取得部101によって取得された画像情報の方向を判定するものである。ここで、画像情報の方向とは、文字の方向を示すものである。例えば、文書画面情報に含まれる文字の傾きが0度、すなわち文字が正立している場合を上方向、90度、すなわち文字が左に倒れている場合を左方向、180度、すなわち文字が倒立している場合を下方向、270度、すなわち文字が右に倒れている場合を右方向という。例えば、方向判定部102は、画像情報から文字行を抽出し、文字行の特徴に基づいて画像情報の上下左右方向それぞれが1ページの画像情報に対応する文書の上方向である確からしさの尺度を示す確信度を判定し、確信度によって画像情報の方向を判定するものである。さらに詳細な説明は、既に出願されている特願2005−077879号を参照する。
判定結果記憶部103は、方向判定部102によって判定された画像情報の方向を記憶するものである。例えば、“上方向”、“下方向”、“右方向”、“左方向”のいずれかが記憶されている。
方向補正部104は、方向判定部102によって判定された画像情報の方向または判定結果記憶部103に記憶された画像情報の方向に従って、画像情報を回転して補正するものである。画像情報出力部105は、方向補正部104によって補正された画像情報を印刷または画面に出力するものである。
次に、以上のように構成されている画像処理装置による方向判定・補正処理について説明する。図2は、画像情報取得部、方向判定部、方向補正部、画像情報出力部が行う方向判定・補正処理手順を示すフローチャートである。
画像情報取得部101は、画像情報の1ページ目を取得する(ステップS201)。方向判定部102は、画像情報取得部101によって取得された画像情報の方向を判定する(ステップS202)。方向判定部102は、画像情報の方向判定結果を判定結果記憶部103に保存する(ステップS203)。方向補正部104は、方向判定部102によって判定された画像情報の方向に従って画像情報を回転して補正する(ステップS204)。
画像情報取得部101は、2ページ目以降の画像情報を取得する(ステップS205)。方向判定部102は、画像情報取得部101によって取得された画像情報の方向を判定する(ステップS206)。方向判定部102は、画像情報の方向の判定が可能であるか否かを判断する(ステップS207)。具体的には、方向ごとに求められた確信度が所定の閾値以上であるか否かによって、画像情報の方向の判定が可能であるか否かを判断する。画像情報の方向の判定が可能であると判断した場合には(ステップS207:Yes)、方向補正部104は方向判定部102によって判定された画像情報の方向に従って画像情報を回転して補正する(ステップS208)。
なお、画像情報の回転補正は、画像情報の座標を回転して補正するのみではなく、画像情報がPDF(Portable Document Format)であれば、画像情報の回転角度に関する情報をヘッダ部分に記載してもよい。また、画像情報がEXIF(Exchangeable Image File Format)であれば、画像情報の回転角度に関する情報を付加情報として記載してもよい。画像情報を表示や印刷する際に、ビューワや印刷プログラムがPDFやEXIFに対応している場合は、画像情報の座標を変更することなく、画像情報を回転させて表示または印刷することができる。
画像情報の方向の判定が可能でないと判断した場合には(ステップS207:No)、方向補正部104は判定結果記憶部103に記憶された画像情報の方向に従って画像情報を回転して補正する(ステップS209)。方向補正部104は、画像情報が最終ページであるか否かを判断する(ステップS210)。画像情報が最終ページであると判断した場合は(ステップS210:Yes)、処理を終了する。画像情報が最終ページでないと判断した場合は(ステップS210:No)、ステップS205に戻る。すべての画像情報が取得され、画像情報が回転補正された後、画像情報出力部105によって、画像情報が画面やプリンタに出力される。
このように、文書画像情報は判定された方向に従って回転されて補正されるため、画面に表示する際にユーザが見やすい方向、すなわち文字などが正立するように表示することができる。また、印刷においても、一定の方向で印刷することができる。
また、方向を判定できない画像情報は、予め1ページ目の画像情報で判定された画像情報の方向で回転して補正することができるため、写真や絵などのように文字がなく文字行によって方向が判定できない場合であっても画像情報を一定の方向に補正することができる。これにより、画像情報が正しい方向に補正される可能性が高くなる。また、方向を判定できない画像情報に対して、その度ごとにユーザに判断させることもないため、ユーザの操作負担を軽減することができる。
他の例としての文書方向判定・補正処理を説明する。図3は、画像情報取得部、方向判定部、方向補正部、画像情報出力部が行う方向判定・補正処理手順を示すフローチャートである。
画像情報取得部101は、画像情報の1ページ目を取得する(ステップS301)。方向判定部102は、画像情報の上下左右方向それぞれの確信度を判定する(ステップS302)。方向判定部102は、画像情報の方向およびその確信度を判定結果記憶部103に保存する(ステップS303)。方向判定部102は、確信度が所定の閾値以上であるか否か、または画像情報が最終ページであるか否かを判断する(ステップS304)。確信度が所定の閾値以上でなく、および画像情報が最終ページでないと判断した場合は(ステップS304:No)、ステップS301に戻り、次ページの画像情報を取得する。取得した次ページの画像情報に対してステップS302〜ステップS304を実行し、ステップS304でYesと判定されるまで繰り返す。
確信度が所定の閾値以上である、または画像情報が最終ページであると判断した場合は(ステップS304:Yes)、画像情報取得部101は再び先頭ページである1ページ目から画像情報を取得する(ステップS305)。なお、ステップS304においてYesと判断されたページをXページとする。画像情報取得部101は、取得する画像情報がXページ以前であるか否かを判断する(ステップS306)。
取得された画像情報がXページ以前であると判断した場合は(ステップS306:Yes)、判定結果記憶部103に記憶された画像情報の方向に従って画像情報を回転して補正する(ステップS307)。取得された画像情報がXページ以前でないと判断した場合は(ステップS306:No)、方向判定部104は画像情報の方向を判定する(ステップS308)。方向判定部104は、判定された画像情報の方向が不明であるか否か、または確信度が所定の閾値未満であるか否かを判断する(ステップS309)。
判定された画像情報の方向が不明である、または確信度が所定の閾値未満であると判断した場合は(ステップS309:Yes)、ステップS307に進む。判定された画像情報の方向が不明でない、および確信度が所定の閾値未満でないと判断した場合は(ステップS309:No)、方向補正部104は方向判定部102によって判定された画像情報の方向に従って画像情報を回転して補正する(ステップS310)。画像情報取得部101は、画像情報が最終ページであるか否かを判断する(ステップS311)。画像情報が最終ページでないと判断した場合は(ステップS311:No)、ステップS305に戻る。画像情報が最終ページであると判断した場合は(ステップS311:Yes)、処理を終了する。すべての画像情報が取得され、画像情報が回転補正された後、画像情報出力部105によって、画像情報を画面やプリンタに出力される。
このように、文書画像情報は判定された方向に従って回転されて補正されるため、画面に表示する際にユーザが見やすい方向、すなわち文字などが正立するように表示することができる。また、印刷においても、一定の方向で印刷することができる。
また、方向を判定できない画像情報は、予め画像情報を取得して方向を判定し、確信度が閾値を超えた画像情報の方向で回転して補正することができるため、写真や絵などのように文字がなく方向が判定できない場合であっても画像情報を一定の方向に補正することができる。これにより、画像情報が正しい方向に補正される可能性が高くなる。また、方向を判定できない画像情報に対して、その度ごとにユーザに判断させることもないため、ユーザの操作負担を軽減することができる。
また、他の例としての文書方向判定・補正処理を説明する。図4は、画像情報取得部、方向判定部、方向補正部、画像情報出力部が行う方向判定・補正処理手順を示すフローチャートである。
画像情報取得部101は、画像情報を取得する(ステップS401)。方向判定部102は、画像情報取得部101によって取得された画像情報の方向を判定する(ステップS402)。方向判定部102は、判定された画像情報の方向によるヒストグラムを生成し、画像情報の方向の判定結果によってヒストグラムを更新する(ステップS403)。方向判定部102は、画像情報が最終ページであるか否かを判断する(ステップS404)。画像情報が最終ページでないと判断した場合は(ステップS404:No)、ステップS401に戻る。
画像情報が最終ページであると判断した場合は(ステップS404:Yes)、ヒストグラムの最も高い方向を画像情報の方向として判定結果記憶部103に保存する(ステップS405)。画像情報取得部101は、再び先頭ページである1ページ目から画像情報を取得する(ステップS406)。方向判定部102は、画像情報の方向の判定が可能であるか否かを判断する(ステップS407)。具体的には、方向ごとに求められた確信度が所定の閾値以上であるか否かによって、画像情報の方向の判定が可能であるか否かを判断する。
画像情報の方向の判定が可能であると判断した場合は(ステップS407:Yes)、方向補正部104は方向判定部102によって判定された画像情報の方向に従って画像情報を回転して補正する(ステップS408)。画像情報の方向の判定が可能でないと判断した場合は(ステップS407:No)、判定結果記憶部103に記憶された画像情報の方向に従って画像情報を回転して補正する(ステップS409)。画像情報取得部101は、画像情報が最終ページであるか否かを判断する(ステップS410)。画像情報が最終ページでないと判断した場合は(ステップS410:No)、ステップS406に戻る。画像情報が最終ページであると判断した場合は(ステップS410:Yes)、処理を終了する。その後、画像情報出力部105によって、画像情報を画面やプリンタに出力される。
このように、文書画像情報は判定された方向に従って回転されて補正されるため、画面に表示する際にユーザが見やすい方向、すなわち文字などが正立するように表示することができる。また、印刷においても、一定の方向で印刷することができる。
また、方向を判定できない画像情報は、予めすべての画像情報を取得して方向を判定し、最も多い画像情報の方向で回転して補正することができるため、写真や絵などのように文字がなく方向が判定できない場合であっても画像情報を一定の方向に補正することができる。これにより、画像情報が正しい方向に補正される可能性が高くなる。また、方向を判定できない画像情報に対して、その度ごとにユーザに判断させることもないため、ユーザの操作負担を軽減することができる。
図5は、本実施の形態にかかる画像処理装置のハードウェア構成を示す説明図である。図5に示すハードウェア構成は、本実施の形態にかかる処理をマイクロプロセッサ等のデジタル処理によって実行するものである。図5に示すように、画像処理装置100は、PCなどのコンピュータであり、画像処理装置100の各部を制御するCPU(Central Processing Unit)502、CPU502を起動するためのプログラムが記憶されるROM(Read Only Memory)507、スキャナ501により読み取られた画像情報やオペレーティングシステム、アプリケーションプログラム等を記憶するハードディスク503、文字方向識別処理を行うためにハードディスク503に記憶された画像情報等を一時的に読み出して展開するワークエリアとして機能するRAM(Random Access Memory)506、画像情報や入力状況等を表示する表示装置504、画像情報等を印刷する印刷装置508、CD−ROMなどの各種光情報記録メディアに記憶されたプログラム等を読み取る光ディスクドライブ505等から構成されており、これらの各部間で送受信されるデータを図示しないバスコントローラが調整して動作する。
スキャナ501は、文書原稿を光学的に読取り電気信号である画像情報に変換する。CPU502は、本発明にかかる画像方向判定プログラムを格納してあるROM507またはハードディスク503から当該プログラムを読出してワークエリアRAM506において文書画像情報に対する画像処理を実行する。なお、CD−ROMやFDの記憶媒体からCD−ROM/FDドライブ505によって当該プログラムを読出して実行してもよい。処理された画像情報は、CPU502の指示によりハードディスク503に格納され、必要により表示装置504に表示され、印刷装置508によって出力される。
ここで、画像処理装置100は、アプリケーションプログラムとして、画像方向判定プログラムをハードディスク503に記憶している。この意味で、ハードディスク503は、画像方向判定プログラムを記憶する記憶媒体として機能する。
また、一般的には、画像処理装置100のハードディスク503にインストールされるアプリケーションプログラムは、CD−ROMなどの各種光情報記録メディアやFD等の磁気メディア等の記憶媒体に記録され、記憶媒体に記録されたアプリケーションプログラムがハードディスク503にインストールされる。このため、CD−ROMなどの各種光情報記録メディアやFD等の磁気メディア等の可搬性を有する記憶媒体も、画像方向判定プログラムを記憶する記憶媒体となり得る。さらには、画像方向判定プログラムは、例えば図示しない通信装置を介して外部から取り込まれ、ハードディスク503にインストールされてもよい。
100 画像処理装置
101 画像情報取得部
102 方向判定部
103 判定結果記憶部
104 方向補正部
105 画像情報出力部
101 画像情報取得部
102 方向判定部
103 判定結果記憶部
104 方向補正部
105 画像情報出力部
Claims (6)
- 複数ページを有し、文書を示す文書画像情報のうち、第1のページにおける前記文書が上方向である方向を判定する方向判定手段と、
前記方向判定手段によって判定された前記方向を記憶する判定結果記憶手段と、
前記第1のページ以外の第2のページに対し、前記方向判定手段が前記方向を判定できなかった場合に、前記判定結果記憶手段に記憶された前記方向に基づいて、前記第2のページを回転して補正する方向補正手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記方向判定手段は、複数ページを有する前記文書画像情報のうち、1ページ目の前記方向を判定し、
前記判定結果記憶手段は、1ページ目の前記方向を記憶し、
前記方向補正手段は、前記方向判定手段が2ページ目以降の所定のページにおける前記方向を判定できなかった場合に、前記判定結果記憶手段に記憶された前記方向に基づいて、前記所定のページを回転して補正すること、を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記方向判定手段は、さらに前記第1のページにおける上下左右方向それぞれが前記文書の上方向である確信度を判定し、
前記判定結果記憶手段は、さらに前記確信度が予め定められた閾値以上である前記方向を記憶し、
前記方向補正手段は、前記第2のページに対し、前記方向判定手段が前記方向を判定できなかった場合に、前記判定結果記憶手段に記憶された前記方向に基づいて、前記第2のページを回転して補正すること、を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記方向判定手段は、さらにすべてのページにおける前記方向を判定するとともに、当該方向を判定した回数である判定成功回数をカウントし、
前記判定結果記憶手段は、さらに前記方向判定手段が判定した前記方向と、前記判定成功回数とを対応付けて記憶し、
前記方向補正手段は、前記方向判定手段が再度前記方向を判定し、所定のページに対し、前記方向を判定できなかった場合に、前記判定結果記憶手段に記憶された前記方向のうち、最も多い前記判定成功回数に対応付けられて記憶されている前記方向に基づいて、前記所定のページを回転して補正すること、を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 複数ページを有し、文書を示す文書画像情報のうち、第1のページにおける前記文書が上方向である方向を判定する方向判定ステップと、
前記第1のページ以外の第2のページに対し、前記方向判定ステップが前記方向を判定できなかった場合に、前記方向判定ステップによって判定された前記方向を記憶する判定結果記憶手段に記憶された前記方向に基づいて、前記第2のページを回転して補正する方向補正ステップと、
を有することを特徴とする画像方向判別方法。 - 請求項5に記載された画像方向判別方法をコンピュータに実行させることを特徴とする画像方向判別プログラム。
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JP2015015568A (ja) * | 2013-07-04 | 2015-01-22 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像処理装置 |
-
2006
- 2006-09-01 JP JP2006238015A patent/JP2007280344A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015015568A (ja) * | 2013-07-04 | 2015-01-22 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像処理装置 |
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