JP2008244612A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】紙の文書に書き込まれたメモを電子化するにあたって、原本が不要で、精度高く、かつ、処理負荷が小さい画像処理装置を提供する。
【解決手段】印刷対象の文書内にある所定の大きさ以上の余白領域を検出し、余白領域内にメモ記入領域を挿入し、メモ記入領域が挿入された余白領域の位置情報をコード化して文書に挿入する。また、メモ記入領域と、当該メモ記入領域が挿入された余白領域の位置情報とが挿入された印刷文書を読み取り、読み取った印刷文書から位置情報を抽出し、抽出した位置情報に基づき、読み取った印刷文書からメモ記入領域を抽出する。
【選択図】図3
【解決手段】印刷対象の文書内にある所定の大きさ以上の余白領域を検出し、余白領域内にメモ記入領域を挿入し、メモ記入領域が挿入された余白領域の位置情報をコード化して文書に挿入する。また、メモ記入領域と、当該メモ記入領域が挿入された余白領域の位置情報とが挿入された印刷文書を読み取り、読み取った印刷文書から位置情報を抽出し、抽出した位置情報に基づき、読み取った印刷文書からメモ記入領域を抽出する。
【選択図】図3
Description
本発明は、文書を印刷し、さらに、印刷された文書をスキャナで読み取り、電子文書化する画像処理装置等に関する。より詳細には、本発明は、手書き入力のための余白領域が設けられた文書を印刷し、さらに、当該領域に書き込まれた手書き文字等(以下、「メモ」と称す。)をスキャナで読み取り電子文書化する画像処理装置等に関する。
近年、ワープロや表計算などのアプリケーションソフトで作成した文書を紙に印刷するのではなく、CD−Rやフラッシュメモリ等の記録媒体に保存し、保存された文書を電子機器で読み取り、閲覧することが一般的に行われている。例えば、利用者は、PDA等の小型の携帯情報端末を使って時や場所を選ばすに簡単に電子文書を閲覧することができる。
このように電子文書の用途は拡大したが、文書を紙に印刷することの意義も十分存在する。利用者が文書にメモを書き加えたいような場合には、紙に印刷された文書が当然必要となる。例えば、液晶プロジェクタなどの投影機器やテレビ等の映像機器を用いてプレゼンテーションを行う際に、映像機器に発表内容を表示すると共に、その発表内容と同じものが印刷された資料を聴講者に配付資料として提供することが通常行われる。これは、聴講者に対して、映像機器に表示された発表内容を見ながら、発表者がする話の中で特に記録に留めておきたい情報をメモとして配布資料に書き込むことができるようにするためである。また、メモ書き用の余白領域が設けられた印刷物を作成することも一般的に行われている。そして、利用者は、メモが書き加えられた紙資料を内容別に整理し、書類棚等の場所に保管する。
上述したように文書を紙に印刷することの意義は十分あるが、一般的に、紙資料を手作業で整理し、保管することは手間やコストがかかる。そこで、文書を電子化するにあたって、紙の文書と共に手書きのメモも電子化できれば電子化文書の利用価値は一層向上すると考えられる。また、メモが書き加えられた紙の文書の全てを電子化するのではなく、メモの部分だけを抽出して電子化すれば、メモの整理や再利用が格段に容易となり、さらには、電子文書を記憶するのに必要な記憶容量も節約できる。
紙の文書に書き加えられたメモの部分だけを電子化するには、まず、メモが記入された場所を特定し、メモの部分とそれ以外の部分とを正確に分離する必要がある。メモの部分とそれ以外の部分を分離する手法は、例えば特許文献1に開示されている。この手法では、メモが書き加えられた書類の画像データと、メモが書き加えられる前の書類(原本)の画像データとを比較することによって、メモの部分を抽出する。
上述した特許文献1に開示された手法には、次の課題がある。
(1)この手法は画像データを比較する手法であるため、メモ書きされる前の原本が必要である。また、誤認識を防止するため、その原本は、汚れ、印刷文字のにじみ等が無いきれいな状態である必要がある。
(2)この手法は画像データを比較する手法であるため、誤認識を防止するためには、読み取り誤差や、書類をスキャンする際に書類を正確に配置(縦置き、横置き)すること等考慮すべき制約事項が多い。
(3)この手法は、書類の傾きに対する補正を行いつつ画像データを比較する手法であるため、メモの部分を抽出するのに必要な計算量が多く、装置にかかる処理負荷が大きい。
(1)この手法は画像データを比較する手法であるため、メモ書きされる前の原本が必要である。また、誤認識を防止するため、その原本は、汚れ、印刷文字のにじみ等が無いきれいな状態である必要がある。
(2)この手法は画像データを比較する手法であるため、誤認識を防止するためには、読み取り誤差や、書類をスキャンする際に書類を正確に配置(縦置き、横置き)すること等考慮すべき制約事項が多い。
(3)この手法は、書類の傾きに対する補正を行いつつ画像データを比較する手法であるため、メモの部分を抽出するのに必要な計算量が多く、装置にかかる処理負荷が大きい。
そこで、本発明は、印刷物上の手書きのメモ部分を容易に電子化できる画像処理装置等を提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置は、印刷対象の文書内にある所定の大きさ以上の余白領域を検出する手段と、前記余白領域にメモ記入領域を挿入する手段と、前記メモ記入領域が挿入された余白領域の位置情報を前記文書に挿入する手段を備えることを特徴とする。
本発明の画像処理装置は、メモ記入領域と、当該メモ記入領域が挿入された余白領域の位置情報とが挿入された印刷文書を読み取る手段と、前記読み取った印刷文書から前記位置情報を抽出する手段と、前記抽出した位置情報に基づき、前記読み取った印刷文書から前記メモ記入領域を抽出する手段を備えることを特徴とする。
本発明の画像処理装置は、印刷対象の文書内にある所定の大きさ以上の余白領域を検出する手段と、前記余白領域にメモ記入領域を挿入する手段と、前記メモ記入領域が挿入された余白領域の位置情報を前記文書に挿入する手段と、前記メモ記入領域と、前記位置情報とが挿入された文書を読み取る手段と、前記読み取った文書から前記位置情報を抽出する手段と、前記抽出した位置情報に基づき、前記読み取った文書から前記メモ記入領域を抽出する手段を備えることを特徴とする。
本発明の画像処理方法は、印刷対象の文書内にある所定の大きさ以上の余白領域を検出するステップと、前記余白領域にメモ記入領域を挿入するステップと、前記メモ記入領域が挿入された余白領域の位置情報を前記文書に挿入するステップを含むことを特徴とする。
本発明の画像処理方法は、メモ記入領域と、当該メモ記入領域が挿入された余白領域の位置情報とが挿入された印刷文書を読み取るステップと、前記読み取った印刷文書から前記位置情報を抽出するステップと、前記抽出した位置情報に基づき、前記読み取った印刷文書から前記メモ記入領域を抽出するステップを含むことを特徴とする。
本発明の画像処理方法は、印刷対象の文書内にある所定の大きさ以上の余白領域を検出するステップと、前記余白領域にメモ記入領域を挿入するステップと、前記メモ記入領域が挿入された余白領域の位置情報を前記文書に挿入するステップと、前記メモ記入領域と、前記位置情報とが挿入された文書を読み取るステップと、前記読み取った文書から前記位置情報を抽出するステップと、前記抽出した位置情報に基づき、前記読み取った文書から前記メモ記入領域を抽出するステップを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピュータに、印刷対象の文書内にある所定の大きさ以上の余白領域を検出する手順と、前記余白領域にメモ記入領域を挿入する手順と、前記メモ記入領域が挿入された余白領域の位置情報を前記文書に挿入する手順を実行させることを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピュータに、メモ記入領域と、当該メモ記入領域が挿入された余白領域の位置情報とが挿入された印刷文書を読み取る手順と、前記読み取った印刷文書から前記位置情報を抽出する手順と、前記抽出した位置情報に基づき、前記読み取った印刷文書から前記メモ記入領域を抽出する手順を実行させることを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピュータに、印刷対象の文書内にある所定の大きさ以上の余白領域を検出する手順と、前記余白領域にメモ記入領域を挿入する手順と、前記メモ記入領域が挿入された余白領域の位置情報を前記文書に挿入する手順と、前記メモ記入領域と、前記位置情報とが挿入された文書を読み取る手順と、前記読み取った文書から前記位置情報を抽出する手順と、前記抽出した位置情報に基づき、前記読み取った文書から前記メモ記入領域を抽出する手順を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、紙の文書に書き込まれたメモを電子化するにあたって、原本が不要で、精度高く、かつ、処理負荷が小さい画像処理装置を提供できる。
図1は、本発明を適用可能なソフトウェアの構成例を示すブロック図である。
本ソフトウェアは、印刷出力用の印刷アプリケーション101と、プリンタドライバ102と、スキャナドライバ104と、メモ抽出アプリケーション103と、オペレーティングシステム105を含む。スキャナドライバ104は、印刷物を読み取る画像読取装置を制御する。メモ抽出アプリケーション103は、読み取った画像からメモの部分を抽出する。これらのアプリケーションとドライバは、オペレーティングシステム105上で動作する。
尚、印刷アプリケーション101がプリンタドライバ102の機能を含み、スキャナドライバ104がメモ抽出アプリケーション103の機能を含む構成であってもよい。
図2は、本発明を適用可能なシステムの構成例を示すブロック図である。
本システムは、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置211と、プリンタや複合機等の印刷装置212と、スキャナ等の画像読取装置215を備える。
尚、情報処理装置211は、図1に示すアプリケーション、ドライバ、オペレーティングシステム及び文書作成アプリケーションを格納する。
ユーザは、情報処理装置211上の文書作成アプリケーションを使って文書を作成する。情報処理装置211は、ユーザから印刷指示を受けると、文書を印刷装置212に出力する。
印刷装置212は、文書を紙に印刷し、出力書類213として出力する。
ユーザは、出力書類213にメモを書き込む。214は、メモが書き込まれた出力書類である。
画像読取装置215は、出力書類214から印刷文字及びメモを読み取り、画像データとして情報処理装置211に出力する。
情報処理装置211は、画像読取装置215から受け取った画像データに対して、本発明に係わる画像処理を行うことによって、出力書類214に書き込まれたメモの部分を抽出し、それを電子化する。
図4は、情報処理装置211が提示する印刷設定用のユーザインタフェース画面である。ユーザは、本画面を介して印刷対象の文書の印刷条件を設定する。その設定内容には、「印刷の向き」(縦、横)、「用紙のサイズ」(A4、B5等)、「トレイ」(自動設定等)といった通常の印刷条件と、「メモ記入領域の出力」の有無が含まれる。
本画面で「メモ記入領域の出力」のチェックボックスにチェックマークが付いていると、プリンタドライバ102は、メモ記入領域の情報を含んだ印刷データを作成し、印刷装置212に出力する。印刷データを受け取った印刷装置212は、メモ記入領域が用紙上に挿入された出力書類213を印刷する。
図5は、出力書類213に挿入されるメモ記入領域を表す図である。メモ記入領域は、薄い点線で囲まれ、領域内には、「ここにメモを記入」のメッセージが薄い文字で印刷される。ユーザは、このメッセージによりメモ記入領域があることを知り、そこに必要なメモを書き込む。薄い点線や薄い文字とした理由は、メモが書き込まれた出力書類214が画像読取装置215により読み込まれたときに、読み込み画像にこれらの線や文字が含まれないようにするのが望ましいからである。
なお、ユーザにメモ記入領域があることを知らせるためにメモ記入領域の背景に色をつける等してもよい。その場合、画像読取装置215は、画像の読み取り時に、その背景を読み飛ばす画像処理を行う。
図6は、文書(原本)を表す図である。図6(a)は、メモ記入領域が挿入される前の文書を表す。図6(b)は、メモ記入領域が挿入された文書(出力書類213)を表す。図6(c)は、メモ記入領域に加えて、メモ記入領域の座標情報を示すQRコードが挿入された文書(出力書類213)を表す。
以下、メモ記入領域が挿入された文書(出力書類213)の作成処理について説明する。
図3は、文書にメモ記入領域を挿入する手順の一例を示すフローチャートである。
ステップ301において、情報処理装置211は、ユーザから指示に従い印刷操作を実行する。
ステップ302において、プリンタドライバ102は、図4に示す画面で「メモ記入領域の出力」のチェックボックスにチェックマークが付いているかどうかを判定する。すなわち、プリンタドライバ102は、メモ記入領域挿入が設定されているかどうかを判定する。判定した結果、メモ記入領域挿入が設定されていない場合には、プリンタドライバ102は、ステップ303で通常の印刷処理を実行する。判定した結果、メモ記入領域挿入が設定されている場合には、ステップ304の処理に進む。
ステップ304において、プリンタドライバ102は、公知の領域抽出法を用いて、文書内の余白領域(文字、画像等が印刷されていない領域)を検出する。メモ記入領域は、この余白領域内に挿入されることになる。
ステップ305において、プリンタドライバ102は、余白領域の領域座標(左上と右下の座標値)を余白領域のサイズ情報として情報処理装置211内のメモリに格納する。
プリンタドライバ102は、文書内に存在する全ての余白領域を検出するまで、ステップ304とステップ305の処理を繰り返し行い、ステップ306において全ての余白領域を検出したことを確認したらステップ311の処理に進む。
ステップ311において、プリンタドライバ102は、情報処理装置211内のメモリに保存されている余白領域のサイズ情報(余白領域の左上と右下の座標値)を読み出し、余白領域の大きさが閾値以上かどうかを判定する。その理由は、メモ記入領域が挿入される余白領域はある程度大きくなければならないからである。したがって、プリンタドライバ102には、余白領域の大きさに関して所定の閾値(縦何mm以上、横何mm以上等)が予め設定されている。尚、図4の印刷設定画面を介してユーザが閾値を自由に設定可能な構成にしてもよい。
ステップ312において、プリンタドライバ102は、余白領域の大きさが閾値以上の場合には、その余白領域内にメモ記入領域を挿入する。これに対して、閾値未満の場合には、ステップ313において、その余白領域のサイズ情報を破棄する。余白領域へのメモ記入領域の挿入は、公知の図形画像描画の処理を用いて行う。
プリンタドライバ102は、メモリに保存されている全ての余白領域に関して、ステップ311〜ステップ313の処理を繰り返す。その結果、閾値以上の大きさをもつ有効な余白領域であって、メモ記入領域が挿入された余白領域のサイズ情報だけがメモリに格納されることになる。
なお、上記の一連の処理によって自動的に検知した有効な余白領域だけではメモ記入領域としては不十分であるとユーザが判断する場合がある。そのような場合にそなえて、メモ記入領域をユーザが手動で追加するための設定画面を更に設けて、その設定画面を介してユーザがメモ記入領域を増やせる機能を設けてもよい。
ステップ321において、プリンタドライバ102は、有効な余白領域のサイズ情報を図7に示す位置情報に変換する。この位置情報は、メモ記入領域が挿入された余白領域の座標値(左上と右下の座標値)を余白領域毎(Area1、Area2、Area3、・・・)に列挙したものである。
ステップ322において、プリンタドライバ102は、ステップ321の処理で変換された座標情報をさらに公知のバーコード、QRコード等のコードに変換する。尚、座標情報をコードに変換するのではなく、電子透かし、あるいは、光学式読取装置で読み取り可能な文字に変換してもよい。いずれの変換も公知の符号化技術で実現可能である。
ステップ323において、プリンタドライバ102は、コード等を文書上の所定の位置(文書の左下、右下等)に挿入する。
以上の処理を実行することによって、メモ記入領域と、そのメモ記入領域の座標情報を示すコード等が挿入された文書データが生成される。
ステップ324において、プリンタドライバ102は、生成された文書データを印刷装置212に出力する。
次いで、印刷装置212は、当該文書データを受け、文書を印刷出力する。その文書(印刷文書)には、メモ記入領域と、そのメモ記入領域の座標情報を示すコード等が挿入されている。図6(C)は、印刷文書の例である。本図からわかるように、印刷文書の左下にQRコードが挿入されている。
印刷文書を受けとったユーザは、印刷文書上のメモ記入領域内にメモを書き込む。
次に、メモ記入領域内にメモが書き込まれた印刷文書(出力書類214)からメモの部分を抽出して電子化する処理を説明する。
図8は、メモが書き込まれた印刷文書からメモの部分を抽出して電子化する手順の一例を示すフローチャートである。
ユーザは、メモが書き込まれた印刷文書を画像読取装置215に読み込ませる。
ステップ801において、画像読取装置215は、メモが書き込まれた印刷文書を読み取る。
ステップ802において、画像読取装置215は、印刷文書の所定の位置からコードを読み取る。例えば、図6(C)に示す印刷文書を読み込む場合、画像読取装置215は、印刷文書の左下からQRコードを読み取る。次いで、画像読取装置215は、読み取った印刷文書及び読み取ったコードを情報処理装置211に送信する。
ステップ803において、情報処理装置211は、受信したコードに対してステップ322の変換処理の逆の変換処理を行うことにより、メモ記入領域の座標情報を取得する。
ステップ804、805において、情報処理装置211は、得られた座標情報にしたがって全てのメモ記入領域を印刷文書から抽出する。すなわち、情報処理装置211は、メモ記入領域に手書きで書き込まれたメモを抽出する。
最後に、情報処理装置211は、抽出した手書きのメモを画像データとして記憶装置に保存する。これにより、ユーザは、メモだけが集約された新たな文書を作成することもできる。さらに、その文書を印刷し、或いは、電子メールで送信することもできる。
尚、抽出された手書きのメモに対して公知の文字認識処理をほどこすことによって、手書きのメモをテキストデータとして保存してもよい。メモをテキストデータとして保存すれば、その後、メモの修正、編集等を容易に行うことができる。
他の実施形態として、印刷複合機等の画像形成装置が、上述した情報処理装置211の機能を実行してもよい。この場合、画像形成装置は、情報処理装置211が備える印刷関連のソフトウェアをインストールしている。
図9は、画像形成装置の外観構成を示した図である。
図9において、画像形成装置は、主に、操作部12と、スキャナ部13と、プリンタ部14と、装置全体を制御するコントローラ(図示せず)を備える。ユーザは、文書をドキュメントフィーダ201のトレイ202にセットする。次いで、ユーザが操作部12を操作して、印刷文書の読み取り開始を指示すると、コントローラは、スキャナ部13に印刷文書の読み取り指示を出す。スキャナ部13は、その指示を受けると、ドキュメントフィーダ201のトレイ202から印刷文書を1枚ずつフィードして、印刷文書の読み取り動作を開始する。
プリンタ部14は、コントローラから受取った画像データを用紙上に形成する。
図10は、コントローラ11の構成例を示すブロック図である。
コントローラ11は、図示されたように各種の機能ブロックから構成され、操作部12からの指示にしたがいスキャナ部13とプリンタ部14を制御する。スキャナ画像処理部312とプリンタ画像処理部315以外の各機能ブロックは公知のブロックであるため、その説明は省略する。
スキャナ画像処理部312は、スキャナ部13から受取った画像データに対して、補正、加工、及び編集を行う。本実施形態では、スキャナ画像処理部312は、図8に示すフローチャートのステップ804のメモ記入領域の抽出処理をさらに行う。
プリンタ画像処理部315は、画像データに付随させられている属性データを参照しながら画像データに対して画像処理を施す。画像処理後の画像データは、プリンタ部14に出力される。本実施形態では、プリンタ画像処理部315は、図3に示すフローチャートのステップ312のメモ記入領域の挿入処理をさらに行う。
本実施形態によれば、画像形成装置のコントローラ11は、印刷文書のメモ記入領域に書き込まれたメモを電子データで送信し、あるいは、印刷することができる。また、本実施形態によれば、印刷機能と画像読み取り機能と印刷関連のアプリケーションとが一体化した画像形成装置を用いていることから、文書の印刷、メモが書き込まれた印刷文書の読み込み、メモの抽出といった一連の動作を迅速に実行可能である。すなわち、印刷文書の読み込み時に、自動的に前述のコードがあるかどうかを判断し、コードがある場合、そのコードに基づいてメモ記入領域を抽出し、それを所定のアドレスに電子メールで送信するという処理を簡単に実行できる。
前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録媒体に記憶させ、該記録媒体に記憶されたプログラムをコードとして読み出し、コンピュータにおいて実行する処理方法も上述の実施形態の範疇に含まれる。また、前述のプログラムが記憶された記録媒体はもちろんそのプログラム自体も上述の実施形態に含まれる。かかる記録媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD―ROM、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMがある。また前述の記録媒体に記憶されたプログラム単体で処理を実行しているものに限らず、他のソフトウェア、拡張ボードの機能と共同して、OS上で動作し前述の実施形態の動作を実行するものも前述した実施形態の範疇に含まれる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページからプログラム又は圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードする方法がある。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、前述のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記録媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し暗号化を解く鍵情報をインターネットからダウンロードさせる。次いで、その鍵情報を用いて暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせることもできる。
211 情報処理装置
212 印刷装置
213 出力書類
214 メモが書き込まれた出力書類
215 画像読取装置
212 印刷装置
213 出力書類
214 メモが書き込まれた出力書類
215 画像読取装置
Claims (17)
- 印刷対象の文書内にある所定の大きさ以上の余白領域を検出する手段と、
前記余白領域にメモ記入領域を挿入する手段と、
前記メモ記入領域が挿入された余白領域の位置情報を前記文書に挿入する手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記所定の大きさをユーザが設定できる手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記メモ記入領域をユーザが設定できる手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
- 前記位置情報を挿入する手段は、前記位置情報をコード化して文書に挿入することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記位置情報を挿入する手段は、前記位置情報を電子透かしにして文書に挿入することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- メモ記入領域と、当該メモ記入領域が挿入された余白領域の位置情報とが挿入された印刷文書を読み取る手段と、
前記読み取った印刷文書から前記位置情報を抽出する手段と、
前記抽出した位置情報に基づき、前記読み取った印刷文書から前記メモ記入領域を抽出する手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記抽出したメモ記入領域内の画像データを集約した文書を作成する手段を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
- 前記抽出したメモ記入領域内の画像データをテキストデータに変換する手段を更に備えることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像処理装置。
- 前記画像データ又は前記テキストデータを電子メールで送信する手段を更に備えることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
- 印刷対象の文書内にある所定の大きさ以上の余白領域を検出する手段と、
前記余白領域にメモ記入領域を挿入する手段と、
前記メモ記入領域が挿入された余白領域の位置情報を前記文書に挿入する手段と、
前記メモ記入領域と、前記位置情報とが挿入された文書を読み取る手段と、
前記読み取った文書から前記位置情報を抽出する手段と、
前記抽出した位置情報に基づき、前記読み取った文書から前記メモ記入領域を抽出する手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記抽出したメモ記入領域内のデータを集約した文書を作成する手段を更に備えることを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
- 印刷対象の文書内にある所定の大きさ以上の余白領域を検出するステップと、
前記余白領域にメモ記入領域を挿入するステップと、
前記メモ記入領域が挿入された余白領域の位置情報を前記文書に挿入するステップと
を含むことを特徴とする画像処理方法。 - メモ記入領域と、当該メモ記入領域が挿入された余白領域の位置情報とが挿入された印刷文書を読み取るステップと、
前記読み取った印刷文書から前記位置情報を抽出するステップと、
前記抽出した位置情報に基づき、前記読み取った印刷文書から前記メモ記入領域を抽出するステップと
を含むことを特徴とする画像処理方法。 - 印刷対象の文書内にある所定の大きさ以上の余白領域を検出するステップと、
前記余白領域にメモ記入領域を挿入するステップと、
前記メモ記入領域が挿入された余白領域の位置情報を前記文書に挿入するステップと、
前記メモ記入領域と、前記位置情報とが挿入された文書を読み取るステップと、
前記読み取った文書から前記位置情報を抽出するステップと、
前記抽出した位置情報に基づき、前記読み取った文書から前記メモ記入領域を抽出するステップと
を含むことを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータに、
印刷対象の文書内にある所定の大きさ以上の余白領域を検出する手順と、
前記余白領域にメモ記入領域を挿入する手順と、
前記メモ記入領域が挿入された余白領域の位置情報を前記文書に挿入する手順
を実行させるためのプログラム。 - コンピュータに、
メモ記入領域と、当該メモ記入領域が挿入された余白領域の位置情報とが挿入された印刷文書を読み取る手順と、
前記読み取った印刷文書から前記位置情報を抽出する手順と、
前記抽出した位置情報に基づき、前記読み取った印刷文書から前記メモ記入領域を抽出する手順
を実行させるためのプログラム。 - コンピュータに、
印刷対象の文書内にある所定の大きさ以上の余白領域を検出する手順と、
前記余白領域にメモ記入領域を挿入する手順と、
前記メモ記入領域が挿入された余白領域の位置情報を前記文書に挿入する手順と、
前記メモ記入領域と、前記位置情報とが挿入された文書を読み取る手順と、
前記読み取った文書から前記位置情報を抽出する手順と、
前記抽出した位置情報に基づき、前記読み取った文書から前記メモ記入領域を抽出する手順
を実行させるためのプログラム。
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