JP2007279945A - 情報処理装置、再生制御方法、プログラム - Google Patents
情報処理装置、再生制御方法、プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ネットワーク上のサーバ装置からダウンロード形式により取得したコンテンツデータについてその再生回数が制限される場合にも、例えばその試聴の機会を増やしコンテンツの販売促進を図る。
【解決手段】サーバ装置側からダウンロードされて情報処理装置において記録されたコンテンツデータについて再生要求があった場合には、同じコンテンツデータについてサーバ装置に対し転送要求を行う。これによれば、情報処理装置に記録された(つまりダウンロード形式により取得された)コンテンツデータについての再生は行わずとも、再生要求のあったコンテンツデータと同じコンテンツデータについて再生を行うことができる。これによってダウンロード形式により取得されたコンテンツデータについてその再生回数を節約することができ、試聴の機会をより多く与えて販売促進を図ることができる。
【選択図】図11
【解決手段】サーバ装置側からダウンロードされて情報処理装置において記録されたコンテンツデータについて再生要求があった場合には、同じコンテンツデータについてサーバ装置に対し転送要求を行う。これによれば、情報処理装置に記録された(つまりダウンロード形式により取得された)コンテンツデータについての再生は行わずとも、再生要求のあったコンテンツデータと同じコンテンツデータについて再生を行うことができる。これによってダウンロード形式により取得されたコンテンツデータについてその再生回数を節約することができ、試聴の機会をより多く与えて販売促進を図ることができる。
【選択図】図11
Description
本発明は、コンテンツデータが格納されたサーバ装置との間でネットワークを介したデータ通信を行うことが可能とされた情報処理装置と、その再生制御方法に関する。また、上記情報処理装置において実行されるべきプログラムに関する。
例えば、音楽や映像などのコンテンツについて、インターネットなどのネットワークを介した配信サービスが広く行われている。
具体的には、インターネット上に配信コンテンツを多数格納したサーバ装置を設け、パーソナルコンピュータなどインターネットへの接続機能を有した情報処理装置が、上記サーバ装置に格納されたコンテンツをダウンロードするといったものである。
具体的には、インターネット上に配信コンテンツを多数格納したサーバ装置を設け、パーソナルコンピュータなどインターネットへの接続機能を有した情報処理装置が、上記サーバ装置に格納されたコンテンツをダウンロードするといったものである。
この一方で、音楽コンテンツを再生するオーディオプレイヤとしては、携帯型のものが広く普及している。特に、各種電子機器の小型軽量化が進むにつれて、より携帯に適した携帯型オーディオプレイヤが普及してきており、屋外等で音楽コンテンツを楽しむ機会も多くなってきている。
携帯型オーディオプレイヤとしては、記録媒体の大容量化に伴い、例えば数百曲から数千曲ものコンテンツを格納できるように構成されたものも広く普及している。このように多くのコンテンツを効率的に管理できるようにすべく、携帯型オーディオプレイヤに格納されるコンテンツは、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置によって行うことが主流となりつつある。
具体的に、先ずユーザは、上記のような音楽配信サイトからのダウンロード等により、パーソナルコンピュータ側にコンテンツを取得させる。そして、このようにパーソナルコンピュータに取得させたコンテンツを、携帯型のオーディオプレイヤに転送し、これを再生させてコンテンツを楽しむようにされている。
例えば、このようにしてパーソナルコンピュータなどの比較的処理能力の高い情報処理装置において携帯型オーディオプレイヤに格納すべきコンテンツを取り込むようにすることで、プレイリストの作成やコンテンツの追加・削除、タイトル名等の付加などの編集作業を効率的に行うことができるなどといったメリットがある。
具体的に、先ずユーザは、上記のような音楽配信サイトからのダウンロード等により、パーソナルコンピュータ側にコンテンツを取得させる。そして、このようにパーソナルコンピュータに取得させたコンテンツを、携帯型のオーディオプレイヤに転送し、これを再生させてコンテンツを楽しむようにされている。
例えば、このようにしてパーソナルコンピュータなどの比較的処理能力の高い情報処理装置において携帯型オーディオプレイヤに格納すべきコンテンツを取り込むようにすることで、プレイリストの作成やコンテンツの追加・削除、タイトル名等の付加などの編集作業を効率的に行うことができるなどといったメリットがある。
なお、関連する従来技術については下記の特許文献を挙げることができる。
特開2001−357222号公報
ところで、近年の音楽配信サービスとしては、販売を目的とするコンテンツ以外にも、無料のコンテンツを提供するようにされたものもある。
例えば、ニュースや英会話レッスンなどの番組がファイル単位で用意されており、ユーザはそれらのファイルから所望のファイルを選択して無料でそれらをダウンロードすることができるようにされている。
例えば、ニュースや英会話レッスンなどの番組がファイル単位で用意されており、ユーザはそれらのファイルから所望のファイルを選択して無料でそれらをダウンロードすることができるようにされている。
また、音楽配信サイトでは、無料のコンテンツとして、販売する楽曲の試聴用のファイルが用意されているものもある。現状では、例えば楽曲の販売ページにおいて、購入ボタンと共に試聴ボタンが表示され、試聴ボタンをクリックすると試聴ファイルが再生されるといったことが実現されている。
ここで、このような販売楽曲についての無料試聴ファイルについても、上述したようなニュースや英会話レッスンなどの無料番組と同様に、それらをダウンロードして再生することができるようにすることが考えられる。
そして、このようにパーソナルコンピュータ側にダウンロードした試聴ファイルについては、上述のようにユーザがそれをUSBケーブルなどを介して接続した携帯型オーディオプレイヤにさらに転送させることができる。これによってユーザは、携帯型オーディオプレイヤを持ち歩いて気軽に屋外等で試聴ファイルを再生させて流行の楽曲をチェックするといったことが可能となる。
そして、このようにパーソナルコンピュータ側にダウンロードした試聴ファイルについては、上述のようにユーザがそれをUSBケーブルなどを介して接続した携帯型オーディオプレイヤにさらに転送させることができる。これによってユーザは、携帯型オーディオプレイヤを持ち歩いて気軽に屋外等で試聴ファイルを再生させて流行の楽曲をチェックするといったことが可能となる。
但し、このようなダウンロード形式による試聴ファイルの再生にあたっては、著作権の問題から、その再生回数が制限される場合がある。特に、我が国(日本)においてJASRAC(日本音楽著作権協会)は、このようなダウンロード形式による試聴の制限について、再生回数は3回以内と規定し、それ以上の再生を行う場合には所定の著作権料の支払いを行わなければならないことを規定している。
そこで、現状においてパーソナルコンピュータをはじめとしたネットワーク接続機能を有する機器では、いわゆるストリーミング再生として、サーバ装置側に格納される試聴ファイルを受信しながらそれを再生するということが行われている。
そこで、現状においてパーソナルコンピュータをはじめとしたネットワーク接続機能を有する機器では、いわゆるストリーミング再生として、サーバ装置側に格納される試聴ファイルを受信しながらそれを再生するということが行われている。
しかしながら、上述のように携帯型オーディオプレイヤに試聴ファイルをダウンロードして気軽にそれを楽しむといったとき、現状ではそれらの機器はネットワーク接続機能を有していない場合が多く、その場合は再生回数制限を受けることになる。
試聴ファイルとしては、より多くその再生機会が与えられることで、楽曲の販売促進につながるなどのメリットを生むことができる。
このため、上述のようにして携帯型オーディオプレイヤで気軽に再生するといったことを前提とした場合、ダウンロード形式により取得した試聴ファイルについて、それをできる限り多く再生できるようにすることが望まれる。
このため、上述のようにして携帯型オーディオプレイヤで気軽に再生するといったことを前提とした場合、ダウンロード形式により取得した試聴ファイルについて、それをできる限り多く再生できるようにすることが望まれる。
そこで、本発明では以上のような問題点に鑑み、情報処理装置として以下のように構成することとした。
つまり、コンテンツデータが記録されたサーバ装置との間でネットワークを介したデータ通信を行うネットワーク通信手段と、データが記録される記録媒体とを備える。
また、上記サーバ装置に記録されたコンテンツデータが受信されるように上記ネットワーク通信手段を制御すると共に、上記ネットワーク通信手段により受信されたコンテンツデータが上記記録媒体に記録されるように制御するダウンロード制御処理と、
上記ダウンロード制御処理により上記記録媒体に記録した上記コンテンツデータについての再生要求があった場合に、当該再生要求されたコンテンツデータと同じコンテンツデータについての転送要求が上記サーバ装置に対して行われるように上記ネットワーク通信手段に対する制御を行う転送要求処理と、を実行する制御手段を備えるようにした。
つまり、コンテンツデータが記録されたサーバ装置との間でネットワークを介したデータ通信を行うネットワーク通信手段と、データが記録される記録媒体とを備える。
また、上記サーバ装置に記録されたコンテンツデータが受信されるように上記ネットワーク通信手段を制御すると共に、上記ネットワーク通信手段により受信されたコンテンツデータが上記記録媒体に記録されるように制御するダウンロード制御処理と、
上記ダウンロード制御処理により上記記録媒体に記録した上記コンテンツデータについての再生要求があった場合に、当該再生要求されたコンテンツデータと同じコンテンツデータについての転送要求が上記サーバ装置に対して行われるように上記ネットワーク通信手段に対する制御を行う転送要求処理と、を実行する制御手段を備えるようにした。
上記本発明のように、サーバ装置側からダウンロードされて情報処理装置において記録されたコンテンツデータ(つまりダウンロード形式により取得されたコンテンツデータ)について再生要求があった場合には、同じコンテンツデータについてサーバ装置に対し転送要求を行うことで、再生要求のあったコンテンツデータをサーバ装置5側に転送させることができる。すなわち、このように転送要求に応じてサーバ装置側から転送されるコンテンツデータについて再生を行うようにすれば、ダウンロード形式により取得されたコンテンツデータについての再生は行わずとも、実質的に再生要求のあったコンテンツデータについて再生を行うことができる。
また、本発明の情報処理装置では、上記のようにしてサーバ装置に記録されるコンテンツデータをダウンロードするので、これを携帯型のオーディオプレイヤなどの外部機器に転送することができる。
また、本発明の情報処理装置では、上記のようにしてサーバ装置に記録されるコンテンツデータをダウンロードするので、これを携帯型のオーディオプレイヤなどの外部機器に転送することができる。
このようにして本発明によれば、サーバ装置側からダウンロード形式により取得したコンテンツデータについての再生は行わずとも、再生要求のあったコンテンツデータと同じコンテンツデータについて再生を行うことができる。
これにより、例えばダウンロード形式により取得したコンテンツデータについてその再生回数が制限される場合にも、情報処理装置では再生回数を減らさずにダウンロードしたコンテンツデータを再生できる。これによれば、情報処理装置側にダウンロードしたコンテンツデータを携帯型オーディオプレイヤなど外部機器に転送して楽しむといったときに、情報処理装置側でそのコンテンツデータについての再生を行ったとしても再生回数を減らさずに済み、その分再生回数を節約することができる。
これにより、例えばダウンロード形式により取得したコンテンツデータについてその再生回数が制限される場合にも、情報処理装置では再生回数を減らさずにダウンロードしたコンテンツデータを再生できる。これによれば、情報処理装置側にダウンロードしたコンテンツデータを携帯型オーディオプレイヤなど外部機器に転送して楽しむといったときに、情報処理装置側でそのコンテンツデータについての再生を行ったとしても再生回数を減らさずに済み、その分再生回数を節約することができる。
そして、このようにダウンロード形式により取得したコンテンツデータについての再生回数を節約できれば、コンテンツデータが販売用のコンテンツデータのサンプル版である場合において、その分サンプルデータの再生機会を多くすることができ、これによって販売用のコンテンツデータの販売促進を図ることができる。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態とする)について説明していく。
−システム概要−
図1は本実施の形態としてのコンテンツ再生システム1の概要について説明するための図である。
この図に示されているように本実施の形態のコンテンツ再生システム1としては、パーソナルコンピュータ2と、ポータブルタイプのオーディオプレイヤとされる携帯端末装置3と、サーバ装置5を少なくとも含んで構成される。この場合、パーソナルコンピュータ2が本発明で言う情報処理装置に相当し、携帯端末装置3が外部機器、サーバ装置5がサーバ装置に相当する。
図1は本実施の形態としてのコンテンツ再生システム1の概要について説明するための図である。
この図に示されているように本実施の形態のコンテンツ再生システム1としては、パーソナルコンピュータ2と、ポータブルタイプのオーディオプレイヤとされる携帯端末装置3と、サーバ装置5を少なくとも含んで構成される。この場合、パーソナルコンピュータ2が本発明で言う情報処理装置に相当し、携帯端末装置3が外部機器、サーバ装置5がサーバ装置に相当する。
先ず、携帯端末装置3としては、パーソナルコンピュータ2との間でデータ通信を行うための通信手段を備えており、ユーザはパーソナルコンピュータ2に格納されるPC側コンテンツデータベース(後述するPC側コンテンツデータベース28a)から、携帯端末装置3へのコンテンツデータ(及びその付加情報)をダウンロードするようにされる。
この場合、パーソナルコンピュータ2における上記PC側コンテンツデータベースは、図示するネットワーク4としての、例えばインターネットに接続されたサーバ装置5からダウンロードしたコンテンツデータとその付加情報により形成されるようになっている。
ここで、コンテンツの具体的な配信形態としては、例えばユーザが、パーソナルコンピュータ2をサーバ装置5により実現されるインターネット上の所定の配信サイトにアクセスさせ、このサイト上で所望のコンテンツを選択するようにされる。そして、このようにしてユーザにより選択されたコンテンツが、パーソナルコンピュータ2に対してダウンロードされるようになっている。
ここで、コンテンツの具体的な配信形態としては、例えばユーザが、パーソナルコンピュータ2をサーバ装置5により実現されるインターネット上の所定の配信サイトにアクセスさせ、このサイト上で所望のコンテンツを選択するようにされる。そして、このようにしてユーザにより選択されたコンテンツが、パーソナルコンピュータ2に対してダウンロードされるようになっている。
この場合、コンテンツとしては音楽(楽曲)であり、従ってパーソナルコンピュータ2に対してはサーバ装置5側に格納される音楽データファイルがダウンロードされるようになっている。
なお、この場合のコンテンツ配信サービスとしては、原則として1曲ごとに料金請求が発生するものとし、一部のコンテンツについては例えば試聴ファイルなどとして、無料のコンテンツも含まれているものとする。
なお、この場合のコンテンツ配信サービスとしては、原則として1曲ごとに料金請求が発生するものとし、一部のコンテンツについては例えば試聴ファイルなどとして、無料のコンテンツも含まれているものとする。
サーバ装置5においては、パーソナルコンピュータ2に配信されるべきコンテンツデータとして、曲単位の音楽データファイルが多数格納されている。そしてこの場合、それぞれのコンテンツデータには、その付加情報が対応づけられて格納されている。つまり、コンテンツとしての楽曲の付加情報として、例えばその楽曲のタイトル(曲名)、ジャンル、アーティスト、リリース年(例えばその楽曲がリリースされた年月日の情報)などの情報が対応づけられている。
パーソナルコンピュータ2は、サーバ装置5側からのコンテンツのダウンロード時には、コンテンツデータとしての音楽データファイルと共にこれらの付加情報もダウンロードするようにされる。これによってパーソナルコンピュータ2では、これらの付加情報に基づいて、例えば再生中のコンテンツデータについてのタイトルなどの情報をユーザに提示するといったことができる。
パーソナルコンピュータ2は、サーバ装置5側からのコンテンツのダウンロード時には、コンテンツデータとしての音楽データファイルと共にこれらの付加情報もダウンロードするようにされる。これによってパーソナルコンピュータ2では、これらの付加情報に基づいて、例えば再生中のコンテンツデータについてのタイトルなどの情報をユーザに提示するといったことができる。
また、上記もしているように本実施の形態では、このようにパーソナルコンピュータ2側にダウンロードされたコンテンツデータと付加情報とが、さらに携帯端末装置3側にダウンロードされるものとなる。すなわち、これによって携帯端末装置3においてもコンテンツデータとその付加情報とが対応づけられた端末側コンテンツデータベース(後述する端末側コンテンツデータベース51a)が形成される。
本実施の形態のコンテンツ再生システム1において、最終的にユーザはこのように携帯端末装置3側にダウンロードされたコンテンツを再生させてこれを楽しむようにされることが想定されている。
本実施の形態のコンテンツ再生システム1において、最終的にユーザはこのように携帯端末装置3側にダウンロードされたコンテンツを再生させてこれを楽しむようにされることが想定されている。
−情報処理装置の構成−
図2は、図1に示したパーソナルコンピュータ2の内部構成について示すブロック図である。
図2において、先ずCPU21は、起動されたプログラムに基づいて当該パーソナルコンピュータ2の全体制御、演算処理を行う。例えば、図示する入力部25に対する入力に応じた動作、HDD(Hard Disc Drive)28へのデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等を行う。またCPU21は、図示するバス22を介して各部との間で制御信号やデータのやりとりを行う。
なお、上記CPU21の処理により実現される本実施の形態としての動作については後に改めて説明する。
図2は、図1に示したパーソナルコンピュータ2の内部構成について示すブロック図である。
図2において、先ずCPU21は、起動されたプログラムに基づいて当該パーソナルコンピュータ2の全体制御、演算処理を行う。例えば、図示する入力部25に対する入力に応じた動作、HDD(Hard Disc Drive)28へのデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等を行う。またCPU21は、図示するバス22を介して各部との間で制御信号やデータのやりとりを行う。
なお、上記CPU21の処理により実現される本実施の形態としての動作については後に改めて説明する。
メモリ部23は、CPU21が処理に用いるROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリなどを包括的に示している。このメモリ部23のROMには、CPU21の動作プログラム、プログラムローダー等が記憶される。
特にこの場合は、先の図1にて説明したような、コンテンツ・付加情報についてのサーバ装置5からのダウンロードやPC側コンテンツデータベース28aの生成、及び携帯端末装置3へのコンテンツデータとその付加情報のダウンロードなどの各種機能を実現するための専用のアプリケーションプログラム(以下コンテンツ管理アプリケーションとも呼ぶ)も格納される。なお、このようなコンテンツ管理アプリケーションについては、HDD28に対して格納することもできる。
また、上記フラッシュメモリには各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶され、RAMにはプログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
特にこの場合は、先の図1にて説明したような、コンテンツ・付加情報についてのサーバ装置5からのダウンロードやPC側コンテンツデータベース28aの生成、及び携帯端末装置3へのコンテンツデータとその付加情報のダウンロードなどの各種機能を実現するための専用のアプリケーションプログラム(以下コンテンツ管理アプリケーションとも呼ぶ)も格納される。なお、このようなコンテンツ管理アプリケーションについては、HDD28に対して格納することもできる。
また、上記フラッシュメモリには各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶され、RAMにはプログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
HDD28においては、CPU21の制御に基づいてデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等が行われる。
特に、この場合のHDD28に対しては、図示するようにしてサPC側コンテンツデータベース28aが格納される。
このPC側コンテンツデータベース28aは、先の図1の説明からも理解されるように、サーバ装置5からダウンロードしたコンテンツとその付加情報とが対応づけられて形成されたものとなる。なお、確認のために述べておくと、各コンテンツと付加情報との対応づけは、実際にはそれらの対応関係を記したコンテンツ管理情報(例えばHDD28などに記録される)により行われる。コンテンツ管理情報の生成は、上記コンテンツ管理アプリケーションとしてのCPU21の処理により行われる。
特に、この場合のHDD28に対しては、図示するようにしてサPC側コンテンツデータベース28aが格納される。
このPC側コンテンツデータベース28aは、先の図1の説明からも理解されるように、サーバ装置5からダウンロードしたコンテンツとその付加情報とが対応づけられて形成されたものとなる。なお、確認のために述べておくと、各コンテンツと付加情報との対応づけは、実際にはそれらの対応関係を記したコンテンツ管理情報(例えばHDD28などに記録される)により行われる。コンテンツ管理情報の生成は、上記コンテンツ管理アプリケーションとしてのCPU21の処理により行われる。
入力部25は、図示されないキーボードやマウス、リモートコマンダー、その他の入力デバイスとされる。この入力部25に対しては、ユーザが各種操作入力やデータ入力を行うものとして想定されている。
入力部25で入力された情報は入力処理部24で所定の処理が施され、CPU21に対して操作又はデータの入力として伝達される。そしてCPU21では入力された情報に対応して必要な演算や制御を行うようにされる。
入力部25で入力された情報は入力処理部24で所定の処理が施され、CPU21に対して操作又はデータの入力として伝達される。そしてCPU21では入力された情報に対応して必要な演算や制御を行うようにされる。
ディスプレイ27は、例えば液晶ディスプレイなどの表示ディスプレイとされて、ユーザに対して各種情報表示を行う。例えばCPU21が各種動作状態や入力状態、通信状態に応じて表示情報を表示処理部26に供給すると、表示処理部26は供給された表示データに基づいてディスプレイ27を表示駆動し、これによって各種の情報についての表示出力が行われる。
通信処理部29は、CPU21の制御に基づいて送信データのエンコード処理、受信データのデコード処理を行う。
ネットワークインタフェース30は、上記通信処理部29にてエンコードされた送信データを、図1に示したネットワーク4を介して所定の機器(特にこの場合はサーバ装置5)に送信する。またネットワーク4を介してサーバ装置5などの外部の装置から送信されてきたデータを、通信処理部29に受け渡す。
通信処理部29は受信した情報をCPU21に転送する。
ネットワークインタフェース30は、上記通信処理部29にてエンコードされた送信データを、図1に示したネットワーク4を介して所定の機器(特にこの場合はサーバ装置5)に送信する。またネットワーク4を介してサーバ装置5などの外部の装置から送信されてきたデータを、通信処理部29に受け渡す。
通信処理部29は受信した情報をCPU21に転送する。
USB(Universal Serial Bus)インタフェース31は、USBケーブルを介して接続された外部機器(この場合は特に携帯端末装置3)との間でデータ通信を行うために設けられる。先の図1にて説明したようなPC側コンテンツデータベース28aからのコンテンツデータと付加情報とについてのダウンロードは、このUSBインタフェース31を介して行われるものとなる。
また、パーソナルコンピュータ2に対しては、図示する音声信号処理部32と音声出力部33が設けられる。音声信号処理部32は、コンテンツデータとしての音楽データファイルが再生されて得られるオーディオデータについて所要の音声信号処理を施す。
ここで、PC側コンテンツデータベース28aに格納される音楽データファイルについて再生指示が行われた場合、CPU21は、HDD28に該当する音楽データファイルについての読み出しを指示し、これに応じてHDD28からバス22を介して転送される音楽データファイルについて再生処理を行う。この場合、音楽データファイルとしては所定の音声圧縮方式により圧縮符号化されており、CPU21は転送される音楽データファイルについて圧縮伸張処理などを行ってオーディオデータを再生する。
CPU21は再生処理により得たオーディオデータを、バス22を介して上記音声信号処理部32に対して供給する。音声信号処理部32は、供給されるオーディオデータについて、例えばCPU21からの指示に基づき音量調整処理などの所要の音声信号処理を施すようにされる。
CPU21は再生処理により得たオーディオデータを、バス22を介して上記音声信号処理部32に対して供給する。音声信号処理部32は、供給されるオーディオデータについて、例えばCPU21からの指示に基づき音量調整処理などの所要の音声信号処理を施すようにされる。
音声信号処理部32にて音声信号処理の施されたオーディオデータはD/A変換された後、音声出力部33に供給される。音声出力部33は、例えば音声信号を増幅するアンプや増幅された音声信号を出力するための音声出力端子を備え、再生オーディオデータに基づく音声信号を外部出力するようにされる。
なお、ここではパーソナルコンピュータ2と携帯端末装置3との間の通信インタフェースとしてUSBインタフェースを採用するものとしたが、このようなパーソナルコンピュータ2と携帯型再生装置3との間の通信インタフェースとしては、例えばIEEE(the Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394などの他のインタフェースとすることもできる。或いは有線による通信以外にも、例えばBluetooth(登録商標)などの無線通信により行うこともできる。
−携帯端末装置の構成−
図3は、図1に示した携帯端末装置3の内部構成について示すブロック図である。
図3において、CPU41は、起動されたプログラムに基づいて携帯端末装置3全体の制御、演算処理を行う。例えばユーザに対する入出力動作、HDD51によるデータの記録/再生の制御等を行う。
CPU41に対しては、図示するようにROM42とRAM43とが備えられる。
ROM42には、CPU41の動作プログラム、プログラムローダー、各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶される。また、上記RAM43には、プログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
図3は、図1に示した携帯端末装置3の内部構成について示すブロック図である。
図3において、CPU41は、起動されたプログラムに基づいて携帯端末装置3全体の制御、演算処理を行う。例えばユーザに対する入出力動作、HDD51によるデータの記録/再生の制御等を行う。
CPU41に対しては、図示するようにROM42とRAM43とが備えられる。
ROM42には、CPU41の動作プログラム、プログラムローダー、各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶される。また、上記RAM43には、プログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
操作入力部46は、例えば携帯端末装置3の筐体外面に表出するようにして備えられる図示されない操作キー等による入力デバイスであって、ユーザが各種操作入力やデータ入力を行う。操作入力部46で入力された情報はCPU41に対して操作又はデータの入力情報として伝達される。CPU41は入力された情報に対応して必要な演算や制御を行う。
表示部47は、例えば液晶パネルなどの表示パネルを備え、ユーザに対して各種情報表示を行う。表示処理部48は、CPU41から各種動作状態や入力状態、通信状態に応じて供給される表示データに基づき、表示部47を駆動して表示動作を実行させる。
また、携帯端末装置3に対しては、図示するUSBインタフェース44が設けられる。USBインタフェース44は、USBケーブルを介して接続された外部機器(この場合は特にパーソナルコンピュータ2)との間でデータ通信を行うために設けられる。
先の説明からも理解されるように、このUSBインタフェース44を介しては、パーソナルコンピュータ2からのコンテンツデータ(音楽データファイル)とその付加情報が受信される。そして、このように受信された音楽データファイルとその付加情報は、上述したパーソナルコンピュータ2側のコンテンツ管理アプリケーションによる指示に基づくCPU41の制御処理によって、それらが対応づけられてHDD51に対して記録されるようになっている。すなわち、これによってHDD51に対しては、図示する端末側コンテンツデータベース51aが形成される。
先の説明からも理解されるように、このUSBインタフェース44を介しては、パーソナルコンピュータ2からのコンテンツデータ(音楽データファイル)とその付加情報が受信される。そして、このように受信された音楽データファイルとその付加情報は、上述したパーソナルコンピュータ2側のコンテンツ管理アプリケーションによる指示に基づくCPU41の制御処理によって、それらが対応づけられてHDD51に対して記録されるようになっている。すなわち、これによってHDD51に対しては、図示する端末側コンテンツデータベース51aが形成される。
記録/再生部45は、HDD51に対する記録データを生成するための処理、及びHDD51から読み出されたデータについての再生処理を行うために設けられる。
例えば、HDD51に対するデータの記録時において、記録/再生部45は、CPU41から供給されるデータ(この場合は特に通信データとして受信された音楽データファイルとその付加情報)について所定のエンコード処理を行って記録データを生成する。そして、この記録データをHDD51に受け渡して記録させる。
また、再生時においては、HDD51から読み出されたデータについて所定のデコード処理(この場合は圧縮符号伸張処理など)を行って再生データを得る。再生される音楽データ(オーディオデータ)については、音声信号処理部49に供給するようにされる。また再生される音楽データの付加情報についてはCPU41に供給するようにされる。この際、CPU41はこの付加情報に基づく表示データを生成してこれを表示処理部48に供給することで、表示部47上に再生中のオーディオデータについてのタイトル名などの情報を文字等により表示させることができる。
例えば、HDD51に対するデータの記録時において、記録/再生部45は、CPU41から供給されるデータ(この場合は特に通信データとして受信された音楽データファイルとその付加情報)について所定のエンコード処理を行って記録データを生成する。そして、この記録データをHDD51に受け渡して記録させる。
また、再生時においては、HDD51から読み出されたデータについて所定のデコード処理(この場合は圧縮符号伸張処理など)を行って再生データを得る。再生される音楽データ(オーディオデータ)については、音声信号処理部49に供給するようにされる。また再生される音楽データの付加情報についてはCPU41に供給するようにされる。この際、CPU41はこの付加情報に基づく表示データを生成してこれを表示処理部48に供給することで、表示部47上に再生中のオーディオデータについてのタイトル名などの情報を文字等により表示させることができる。
音声信号処理部49は、CPU41の制御に基づき、供給されるオーディオデータについて所要の音声信号処理を施す。例えばCPU41からの指示に基づく音量調整処理などを行うようにされる。
音声信号処理部49にて音声信号処理の施されたオーディオデータはD/A変換された後、ヘッドホンアンプ50にて増幅されて図示するヘッドホン端子Thdに対して供給される。これにより、ヘッドホン端子Thdに対して接続されたヘッドホン(図示せず)を介しての音声出力を行うことが可能とされる。
音声信号処理部49にて音声信号処理の施されたオーディオデータはD/A変換された後、ヘッドホンアンプ50にて増幅されて図示するヘッドホン端子Thdに対して供給される。これにより、ヘッドホン端子Thdに対して接続されたヘッドホン(図示せず)を介しての音声出力を行うことが可能とされる。
HDD51には、図示するように端末側コンテンツデータベース51aが格納される。
先の説明からも理解されるように、この端末側コンテンツデータベース51aは、パーソナルコンピュータ2側からUSBインタフェースを介して携帯端末装置2にダウンロードされた音楽データファイルとその付加情報とが対応づけられて形成されたものとなる。この場合も、これら音楽データファイルと付加情報との対応づけは、例えば同じくHDD51に記録されてそれらの対応関係を記すコンテンツ管理情報により実現される。
先の説明からも理解されるように、この端末側コンテンツデータベース51aは、パーソナルコンピュータ2側からUSBインタフェースを介して携帯端末装置2にダウンロードされた音楽データファイルとその付加情報とが対応づけられて形成されたものとなる。この場合も、これら音楽データファイルと付加情報との対応づけは、例えば同じくHDD51に記録されてそれらの対応関係を記すコンテンツ管理情報により実現される。
−サーバ装置の構成−
続いて、図4のブロック図は、図1に示したサーバ装置5の内部構成について示している。
図4において、先ずCPU61は、起動されたプログラムに基づいて当該サーバ装置5の全体制御、演算処理を行う。例えば、図示する入力部65に対する入力に応じた動作、HDD68へのデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等を行う。またCPU61は、図示するバス62を介して各部との間で制御信号やデータのやりとりを行う。
続いて、図4のブロック図は、図1に示したサーバ装置5の内部構成について示している。
図4において、先ずCPU61は、起動されたプログラムに基づいて当該サーバ装置5の全体制御、演算処理を行う。例えば、図示する入力部65に対する入力に応じた動作、HDD68へのデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等を行う。またCPU61は、図示するバス62を介して各部との間で制御信号やデータのやりとりを行う。
メモリ部63は、CPU61が処理に用いるROM、RAM、フラッシュメモリなどを包括的に示している。このメモリ部63のROMには、CPU61の動作プログラム、プログラムローダー等が記憶される。また、上記フラッシュメモリには各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶され、RAMにはプログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
HDD68においては、CPU61の制御に基づいてデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等が行われる。
特に、この場合のHDD68に対しては、図示するようにしてサーバ側コンテンツデータベース68aが格納される。
このサーバ側コンテンツデータベース68aには、パーソナルコンピュータ2に対して配信されるべきコンテンツデータ(音楽データファイル)と、その付加情報とが対応づけられて格納される。
先にも述べたように、このサーバ側コンテンツデータベース68aとしては、コンテンツデータとしての音楽データファイルに対し、その付加情報として例えばその楽曲のタイトル、ジャンル、アーティスト、リリース年の情報などが対応づけられたものとなる。
なお、このようなサーバ側コンテンツデータベース68aについても、実際には例えばHDD68などに記録されるコンテンツ管理情報により各コンテンツと付加情報との対応づけが行われる。
特に、この場合のHDD68に対しては、図示するようにしてサーバ側コンテンツデータベース68aが格納される。
このサーバ側コンテンツデータベース68aには、パーソナルコンピュータ2に対して配信されるべきコンテンツデータ(音楽データファイル)と、その付加情報とが対応づけられて格納される。
先にも述べたように、このサーバ側コンテンツデータベース68aとしては、コンテンツデータとしての音楽データファイルに対し、その付加情報として例えばその楽曲のタイトル、ジャンル、アーティスト、リリース年の情報などが対応づけられたものとなる。
なお、このようなサーバ側コンテンツデータベース68aについても、実際には例えばHDD68などに記録されるコンテンツ管理情報により各コンテンツと付加情報との対応づけが行われる。
入力部65は、図示されないキーボードやマウス、リモートコマンダー、その他の入力デバイスとされる。この入力部65に対しては、サービスを運営する側のオペレータなどが各種操作入力やデータ入力を行うものとして想定されている。
入力部65で入力された情報は入力処理部64で所定の処理が施され、CPU61に対して操作又はデータの入力として伝達される。そしてCPU61では入力された情報に対応して必要な演算や制御を行うようにされる。
入力部65で入力された情報は入力処理部64で所定の処理が施され、CPU61に対して操作又はデータの入力として伝達される。そしてCPU61では入力された情報に対応して必要な演算や制御を行うようにされる。
ディスプレイ67は、例えば液晶ディスプレイなどの表示ディスプレイとされて、オペレータ等に対して各種情報表示を行う。例えばCPU61が各種動作状態や入力状態、通信状態に応じて表示情報を表示処理部66に供給すると、表示処理部66は供給された表示データに基づいてディスプレイ67を表示駆動し、これによって各種の情報についての表示出力が行われる。
通信処理部69は、CPU61の制御に基づいて送信データのエンコード処理、受信データのデコード処理を行う。
ネットワークインタフェース70は、上記通信処理部69にてエンコードされた送信データをネットワーク4を介して所定の機器(特にパーソナルコンピュータ2)に送信する。またネットワーク4を介してパーソナルコンピュータ2などの外部の装置から送信されてきた信号を、通信処理部69に受け渡す。
通信処理部69は受信した情報をCPU61に転送する。
ネットワークインタフェース70は、上記通信処理部69にてエンコードされた送信データをネットワーク4を介して所定の機器(特にパーソナルコンピュータ2)に送信する。またネットワーク4を介してパーソナルコンピュータ2などの外部の装置から送信されてきた信号を、通信処理部69に受け渡す。
通信処理部69は受信した情報をCPU61に転送する。
−実施の形態で想定する音楽配信サービス−
ここで、近年の音楽配信サービスとしては、販売を目的とするコンテンツ以外にも、無料のコンテンツを提供するようにされたものもある。
例えば、ニュースや英会話レッスンなどの番組がファイル単位で用意されており、ユーザはそれらのファイルから所望のファイルを選択して無料でダウンロードすることができるようにされている。
ここで、近年の音楽配信サービスとしては、販売を目的とするコンテンツ以外にも、無料のコンテンツを提供するようにされたものもある。
例えば、ニュースや英会話レッスンなどの番組がファイル単位で用意されており、ユーザはそれらのファイルから所望のファイルを選択して無料でダウンロードすることができるようにされている。
また、音楽配信サイトでは、無料のコンテンツとして、販売する楽曲の試聴用のファイルが用意されているものもある。現状では、例えば楽曲の販売ページにおいて、購入ボタンと共に試聴ボタンが表示され、試聴ボタンをクリックすると試聴ファイルが再生されるといったことが実現されている。
ところで、このような販売楽曲についての無料試聴ファイルについても、上述したようなニュースや英会話レッスンなどの無料番組と同様に、それらをダウンロードして再生することができるようにすることが考えられる。すなわち、これら試聴ファイルについて、例えば売り上げの多い上位所定数のファイルをおすすめの楽曲としてグループ化しておき、それらをパーソナルコンピュータ2側にダウンロードすることができるようにする。
ユーザは、このようにパーソナルコンピュータ2にダウンロードされた試聴ファイル群をUSBケーブルを介して接続した携帯端末装置3側にさらに転送する。これによってユーザは、携帯端末装置3を持ち歩いて気軽に屋外等で試聴ファイルを再生させて流行の楽曲をチェックすることができる。
ユーザは、このようにパーソナルコンピュータ2にダウンロードされた試聴ファイル群をUSBケーブルを介して接続した携帯端末装置3側にさらに転送する。これによってユーザは、携帯端末装置3を持ち歩いて気軽に屋外等で試聴ファイルを再生させて流行の楽曲をチェックすることができる。
このようなことを考慮して、実施の形態のコンテンツ再生システム1としては、サーバ装置5側に格納される販売楽曲についての試聴ファイルについても、上記のように携帯端末装置3で気軽に再生することができるように、パーソナルコンピュータ2側にダウンロードすることができるように構成している。
この際、本実施の形態のコンテンツ再生システム1では、利便性の向上を図る上で、これら試聴ファイルについては、例えば上述したような人気や売り上げ順、または新譜順などで上位所定数の楽曲についての試聴ファイルを1番組単位とし、それらをまとめてダウンロードできる機能を実現するものとしている。
このような番組単位による試聴ファイル群のダウンロードを行うとした場合、先ずユーザは、先に説明したパーソナルコンピュータ2のコンテンツ管理アプリケーションを起動させる。コンテンツ管理アプリケーションについては、例えば図2に示したディスプレイ27の画面上に表示される所定のアイコン上にカーソルを合わせた状態でダブルクリック操作を行うなど、所定操作を行うことで起動させることができる。
そして、このコンテンツ管理アプリーケーションが起動された状態で表示される画面上で所定操作を行うことで、次の図5に示すようなダウンロード番組選択画面を表示させることができる。
そして、このコンテンツ管理アプリーケーションが起動された状態で表示される画面上で所定操作を行うことで、次の図5に示すようなダウンロード番組選択画面を表示させることができる。
図5において、このダウンロード番組選択画面上には、図示するようにして「Weekly Top5」「J-Pop new singles」「J-Rock new singles」などのダウンロード対象番組の名称情報が選択項目として表示される。
つまり、この場合は上記番組単位として、週間売り上げが上位5位以内となる楽曲についての試聴ファイル群や、所定のジャンルに属する楽曲のうち新譜とされる楽曲についての試聴ファイル群などについて、それらをまとめてダウンロードすることができるようにされている。
つまり、この場合は上記番組単位として、週間売り上げが上位5位以内となる楽曲についての試聴ファイル群や、所定のジャンルに属する楽曲のうち新譜とされる楽曲についての試聴ファイル群などについて、それらをまとめてダウンロードすることができるようにされている。
このダウンロード番組選択画面において、ユーザは、例えば図中のカーソルCRをマウス操作によってチェックボックスcb上に移動させ、そこでマウスの左クリック操作など所定操作を行うことで、そのチェックボックスcb内にチェックマークを表示させることができる。これによってそのチェックボックスcbに対応づけられて表示されている項目を選択することができる。
その上で、カーソルCRを決定ボタンアイコンBdis上に合わせて、そこで左クリック操作など所定操作を行うことで、選択した項目についての定期ダウンロードを指示することができる。
その上で、カーソルCRを決定ボタンアイコンBdis上に合わせて、そこで左クリック操作など所定操作を行うことで、選択した項目についての定期ダウンロードを指示することができる。
ここで、上述の各番組タイトル名からも理解されるように、本実施の形態の場合、各番組としては週単位などの所定周期でその内容が更新されるものを想定している。すなわち、サーバ装置5側では、予め定められた所定周期で番組内容としての試聴ファイルの構成を更新するようにされている。
このことに対応させて、実施の形態のコンテンツ再生システム1としては、定期ダウンロードサービスを実現するものとしている。すなわち、先ずはパーソナルコンピュータ2において上記のようにダウンロード番組選択画面を表示させて、ユーザに定期ダウンロードを希望する番組を選択させる。
このことに対応させて、実施の形態のコンテンツ再生システム1としては、定期ダウンロードサービスを実現するものとしている。すなわち、先ずはパーソナルコンピュータ2において上記のようにダウンロード番組選択画面を表示させて、ユーザに定期ダウンロードを希望する番組を選択させる。
パーソナルコンピュータ2では、上記のようなユーザの選択・決定操作に応じて、先ずは選択された番組としての試聴ファイル群をサーバ装置5側からダウンロードすると共に、その後は、サーバ装置5側とデータ通信可能に接続されるごとに、選択された番組の内容が更新されたか否かを確認し、更新された場合は新たに該当する番組をダウンロードする。
これによってユーザに常に新しい内容による番組を提供することができるようにされている。
これによってユーザに常に新しい内容による番組を提供することができるようにされている。
とろこで、このようにパーソナルコンピュータ2側にダウンロードされた試聴ファイルについては、前述の著作権に係る規制を考慮すると、それらの再生回数を管理する必要がある。
このために、本実施の形態のコンテンツ再生システム1は、このような試聴ファイルについての再生回数の管理が可能となるように構成するものとしている。
このことについて、以下の図6〜図10を参照して説明する。
このために、本実施の形態のコンテンツ再生システム1は、このような試聴ファイルについての再生回数の管理が可能となるように構成するものとしている。
このことについて、以下の図6〜図10を参照して説明する。
図6は、実施の形態のコンテンツ再生システム1において行われる試聴ファイルの再生回数制限動作について模式的に示している。なお、この図6においては、図1に示したネットワーク4は省略している。
先ず、サーバ装置5に対しては、図示するようにして通常ファイルとしての販売用楽曲と共に、試聴ファイルとしての無料サンプルが格納されている。そして、本実施の形態の場合、試聴ファイルとしては、上述のような売り上げの多い上位所定数の試聴ファイルなど所定の条件を満たす試聴ファイルについて、それらを1番組を構成するファイル群として管理するものとされている。
ここでは、図示するようにして先に説明した「Weekly Top5」としての試聴ファイル群が1番組として管理される場合が例示されている。また、このような「Weekly Top5」を構成する試聴ファイルを、それぞれ試聴ファイルF〜Jと示している。
先ず、サーバ装置5に対しては、図示するようにして通常ファイルとしての販売用楽曲と共に、試聴ファイルとしての無料サンプルが格納されている。そして、本実施の形態の場合、試聴ファイルとしては、上述のような売り上げの多い上位所定数の試聴ファイルなど所定の条件を満たす試聴ファイルについて、それらを1番組を構成するファイル群として管理するものとされている。
ここでは、図示するようにして先に説明した「Weekly Top5」としての試聴ファイル群が1番組として管理される場合が例示されている。また、このような「Weekly Top5」を構成する試聴ファイルを、それぞれ試聴ファイルF〜Jと示している。
そして、特に本実施の形態の場合、サーバ装置5に格納されるこれら試聴ファイルに対しては、必要に応じて利用制限情報が付されるものとなる。
ここで、試聴ファイルとしては、例えばその楽曲自体についての著作権の存続期間が終了しているものなど、著作権の効力が及ばないものも想定できる。そのような試聴ファイルについては、特に再生回数制限を行う必要はない。
この図の例では、全ての試聴ファイル(F〜J)に対し、再生回数制限を行う必要のあるファイルであることを示す利用制限情報を付加するものとしているが、これは全ての試聴ファイルについて利用制限情報を付さなければならいことを示しているものではない。すなわち、サーバ装置5側においては、著作権の効力の及ぶ楽曲の試聴ファイルについては利用制限情報を付し、それ以外の試聴ファイルについては利用制限情報は付さないものとすることができる。
ここで、試聴ファイルとしては、例えばその楽曲自体についての著作権の存続期間が終了しているものなど、著作権の効力が及ばないものも想定できる。そのような試聴ファイルについては、特に再生回数制限を行う必要はない。
この図の例では、全ての試聴ファイル(F〜J)に対し、再生回数制限を行う必要のあるファイルであることを示す利用制限情報を付加するものとしているが、これは全ての試聴ファイルについて利用制限情報を付さなければならいことを示しているものではない。すなわち、サーバ装置5側においては、著作権の効力の及ぶ楽曲の試聴ファイルについては利用制限情報を付し、それ以外の試聴ファイルについては利用制限情報は付さないものとすることができる。
このような前提を踏まえ、先の図5に示したダウンロード番組選択画面上でダウンロードすべき番組が選択された場合の動作について説明すると、先ず、ユーザによるダウンロード番組の選択操作が行われたことに応じ、パーソナルコンピュータ2では、図中<1>と示すようにして指定された番組としての試聴ファイル群をサーバ装置5側からダウンロードするようにされる。
ここでは、「Weekly Top5」の番組が選択されたとして、サーバ装置5側からは「Weekly Top5」を構成する試聴ファイルF〜Jについてのダウンロードが行われる場合を示している。
ここでは、「Weekly Top5」の番組が選択されたとして、サーバ装置5側からは「Weekly Top5」を構成する試聴ファイルF〜Jについてのダウンロードが行われる場合を示している。
ここで、パーソナルコンピュータ2側にダウンロードされるこれら試聴ファイルF〜Jについては、利用制限情報が付されているが、パーソナルコンピュータ2側では、ダウンロードした試聴ファイルについては、先ずはそれらに利用制限情報が付されているか否かを判別するようにされる。
そして、利用制限情報が付されたファイルであると判別された場合には、図中<2>と示されるようにして、ダウンロードした試聴ファイルに対応づけて再生可能回数情報と転送回数情報とを付すものとされる。
再生可能回数情報としては、例えば上述したJASRACの規定に則したものとする場合には、「3」が設定されることになる。
また、転送回数情報としては、試聴ファイルの携帯端末装置3へのダウンロード回数を示すための情報となる。サーバ装置5側からパーソナルコンピュータ2側にダウンロードされた時点では試聴ファイルの携帯端末装置3側への転送は未だ行われていないので、転送回数情報としては、先ずは「0」を付すようにされる。
そして、利用制限情報が付されたファイルであると判別された場合には、図中<2>と示されるようにして、ダウンロードした試聴ファイルに対応づけて再生可能回数情報と転送回数情報とを付すものとされる。
再生可能回数情報としては、例えば上述したJASRACの規定に則したものとする場合には、「3」が設定されることになる。
また、転送回数情報としては、試聴ファイルの携帯端末装置3へのダウンロード回数を示すための情報となる。サーバ装置5側からパーソナルコンピュータ2側にダウンロードされた時点では試聴ファイルの携帯端末装置3側への転送は未だ行われていないので、転送回数情報としては、先ずは「0」を付すようにされる。
なお、これまでの説明から理解されるように、パーソナルコンピュータ2において、サーバ装置5からの試聴ファイルのダウンロード処理は、コンテンツ管理アプリケーションとしてのCPU21の処理動作に基づき行われる。つまり、このようなダウンロード処理としては、サーバ装置5への該当するデータファイルの転送要求が行われるように通信処理部29に対する制御を行い、さらに当該転送要求に応じてサーバ装置5側から転送されるデータファイルとその付加情報を記録するようにHDD28に対する指示を行う。
このようなダウンロード処理が行われることによって、各試聴ファイルF〜Jとそれらの付加情報とが、HDD28内のPC側コンテンツデータベース28aに対して追加されるようになっている。
このようなダウンロード処理が行われることによって、各試聴ファイルF〜Jとそれらの付加情報とが、HDD28内のPC側コンテンツデータベース28aに対して追加されるようになっている。
また、このようにして追加された試聴ファイルF〜Jに対しては、上述のようにして再生可能回数情報と転送回数情報とを付加するようにされる。これら試聴ファイルと再生可能回数情報・転送回数情報の対応づけを行うために、コンテンツ管理アプリケーションとしては、次の図8に示すようなデータ構造による管理情報を生成するようにされている。
つまり、コンテンツ管理アプリケーションは、各ファイルを一意に特定するためのファイルIDにより各ファイルを管理するもとされているが、上述のようにして利用制限情報が付されているとして再生可能回数情報と転送回数情報とを付加すべきとされたファイルについては、そのファイルIDに対応づけて再生可能回数情報と転送回数情報とを格納した管理情報を生成するようにされる。
このような管理情報については、例えばHDD28に対して記録するようにされる。
つまり、コンテンツ管理アプリケーションは、各ファイルを一意に特定するためのファイルIDにより各ファイルを管理するもとされているが、上述のようにして利用制限情報が付されているとして再生可能回数情報と転送回数情報とを付加すべきとされたファイルについては、そのファイルIDに対応づけて再生可能回数情報と転送回数情報とを格納した管理情報を生成するようにされる。
このような管理情報については、例えばHDD28に対して記録するようにされる。
また、図7には、上記のようにPC側コンテンツデータベース28aに試聴ファイルが追加された場合において、コンテンツ管理アプリケーションにより提示される格納ファイルの一覧画面の表示例について示している。
この図7に示されるようにして、番組単位により一括してダウンロードされた試聴ファイル群(F〜J)は、1番組としての所定のグループを形成するものとして表示される。具体的には、それぞれが同じ「Weekly Top5」というアルバム名が付されて、1グループを形成するものとして扱われるものとなっている。
このような各試聴ファイルとアルバム名による番組名との対応づけは、既にサーバ装置5側において行われているものとする。すなわち、パーソナルコンピュータ2におけるコンテンツ管理アプリケーションとしては、このように番組名がアルバム名として予め対応づけられた試聴ファイルをダウンロードしてPC側コンテンツデータベース28aに通常どおり追加する処理を行うことで、それらの試聴ファイルを所定の番組単位により管理することができるようにされている。
この図7に示されるようにして、番組単位により一括してダウンロードされた試聴ファイル群(F〜J)は、1番組としての所定のグループを形成するものとして表示される。具体的には、それぞれが同じ「Weekly Top5」というアルバム名が付されて、1グループを形成するものとして扱われるものとなっている。
このような各試聴ファイルとアルバム名による番組名との対応づけは、既にサーバ装置5側において行われているものとする。すなわち、パーソナルコンピュータ2におけるコンテンツ管理アプリケーションとしては、このように番組名がアルバム名として予め対応づけられた試聴ファイルをダウンロードしてPC側コンテンツデータベース28aに通常どおり追加する処理を行うことで、それらの試聴ファイルを所定の番組単位により管理することができるようにされている。
説明を図6に戻す。
本実施の形態のコンテンツ再生システム1では、上記のようにしてサーバ装置5からパーソナルコンピュータ2にダウンロードされた音楽データファイルについて、それを図中<3>と示すように携帯端末装置3側に転送(コピー)して、最終的にユーザはこの携帯端末装置3側に格納された音楽データファイルについて再生させてこれを楽しむようにされている。
本実施の形態のコンテンツ再生システム1では、上記のようにしてサーバ装置5からパーソナルコンピュータ2にダウンロードされた音楽データファイルについて、それを図中<3>と示すように携帯端末装置3側に転送(コピー)して、最終的にユーザはこの携帯端末装置3側に格納された音楽データファイルについて再生させてこれを楽しむようにされている。
ここで、このような携帯端末装置3側への音楽データファイルの転送時において、パーソナルコンピュータ2は、再生可能回数情報が付された試聴ファイルについては、その再生可能回数情報も共に携帯端末装置3側に転送するようにされる。
また、転送回数情報が付された試聴ファイルについて転送を行った場合には、その試聴ファイルに付される転送回数情報の値がインクリメント(+1)されるように、先の図8に示した管理情報の内容を更新するようにされる。
また、転送回数情報が付された試聴ファイルについて転送を行った場合には、その試聴ファイルに付される転送回数情報の値がインクリメント(+1)されるように、先の図8に示した管理情報の内容を更新するようにされる。
なお、このようにして転送回数情報を管理することで、利用制限情報が付された試聴ファイルについては、既に携帯端末装置3側への転送が行われたか否かを判別することができる。そして、転送が行われた試聴ファイルについてはそれ以上の転送が行われないようにすることで、例えば同じ試聴ファイルをそれぞれ異なる携帯端末装置に対して転送し、携帯端末装置の台数分だけ再生可能回数を増やすことができるようにするといったような不正が行われないようにすることができる。
携帯端末装置3側では、パーソナルコンピュータ2側から試聴ファイルとその再生可能回数情報が転送されると、先ずは試聴ファイルをHDD51に記録するようにされる。
この場合、先にも述べたようにパーソナルコンピュータ2側からの転送ファイルのHDD51への記録は、パーソナルコンピュータ2側のコンテンツ管理アプリケーションの指示に基づくCPU41の制御に基づいて行われる。
パーソナルコンピュータ2から転送された試聴ファイルは、CPU41の制御に基づき、記録/再生部45がHDD51に対して記録するようにされる。また、図示は省略したが、実際には試聴ファイルと共にその付加情報も転送され、HDD51に対してはこの付加情報も記録されることになる。そして、CPU41としては、これら付加情報と試聴ファイルとの対応づけが為されるようにHDD51に記録されるコンテンツ管理情報の更新処理も行うようにされる。これによってパーソナルコンピュータ2側から転送された試聴ファイルとその付加情報とが、端末側コンテンツデータベース51aに追加されたものとして扱われるもとなる。
この場合、先にも述べたようにパーソナルコンピュータ2側からの転送ファイルのHDD51への記録は、パーソナルコンピュータ2側のコンテンツ管理アプリケーションの指示に基づくCPU41の制御に基づいて行われる。
パーソナルコンピュータ2から転送された試聴ファイルは、CPU41の制御に基づき、記録/再生部45がHDD51に対して記録するようにされる。また、図示は省略したが、実際には試聴ファイルと共にその付加情報も転送され、HDD51に対してはこの付加情報も記録されることになる。そして、CPU41としては、これら付加情報と試聴ファイルとの対応づけが為されるようにHDD51に記録されるコンテンツ管理情報の更新処理も行うようにされる。これによってパーソナルコンピュータ2側から転送された試聴ファイルとその付加情報とが、端末側コンテンツデータベース51aに追加されたものとして扱われるもとなる。
そして本例の場合は、上記のようにしてパーソナルコンピュータ2側から転送された試聴ファイルとその再生可能回数情報とについての対応づけも行うようにされる。
このような対応づけを行うための管理情報としては、例えば次の図9に示すようにして、各試聴ファイルを特定するためのファイルIDに対し、該当する再生可能回数情報を対応づけた情報を生成するようにされる。
すなわち、携帯端末装置3のCPU41は、パーソナルコンピュータ2から転送された試聴ファイルのうち、再生可能回数情報が付された試聴ファイルについては、そのファイルIDと再生可能回数情報とを対応づけて例えばHDD51に記録する。これによって図9に示すような管理情報が生成される。
このような対応づけを行うための管理情報としては、例えば次の図9に示すようにして、各試聴ファイルを特定するためのファイルIDに対し、該当する再生可能回数情報を対応づけた情報を生成するようにされる。
すなわち、携帯端末装置3のCPU41は、パーソナルコンピュータ2から転送された試聴ファイルのうち、再生可能回数情報が付された試聴ファイルについては、そのファイルIDと再生可能回数情報とを対応づけて例えばHDD51に記録する。これによって図9に示すような管理情報が生成される。
携帯端末装置3では、このようにして生成した管理情報に基づき、各試聴ファイルについての再生回数制限を行うことができる。
すなわち、或る試聴ファイルについての再生指示があった場合、先ずは上記のようにHDD51などに記録した管理情報を参照し、そのファイルに対し再生可能回数情報が付されているかを確認することで、利用制限としての再生回数制限が必要なファイルであるかを確認することができる。
そして、再生回数制限が必要であるとされた場合は、その試聴ファイルと対応づけられている再生可能回数情報の値が「0」となっているか否かについて判別し、「0」でないとされた場合は、その試聴ファイルについての再生が開始されるように制御し、再生が開始されたとした場合は、その試聴ファイルに対応づけられた再生可能回数情報の値をデクリリメント(−1)するようにされる。
すなわち、或る試聴ファイルについての再生指示があった場合、先ずは上記のようにHDD51などに記録した管理情報を参照し、そのファイルに対し再生可能回数情報が付されているかを確認することで、利用制限としての再生回数制限が必要なファイルであるかを確認することができる。
そして、再生回数制限が必要であるとされた場合は、その試聴ファイルと対応づけられている再生可能回数情報の値が「0」となっているか否かについて判別し、「0」でないとされた場合は、その試聴ファイルについての再生が開始されるように制御し、再生が開始されたとした場合は、その試聴ファイルに対応づけられた再生可能回数情報の値をデクリリメント(−1)するようにされる。
なおこの場合、試聴ファイルについての「再生が開始された」とは、HDD51から読み出された試聴ファイルとしての音楽データファイルについて、記録/再生部45における例えば音声圧縮符号伸張処理(デコード処理)が開始された時点であるとする。すなわち、この場合の携帯端末装置3のCPU41としては、記録/再生部45に対するファイル再生指示を行った後、記録/再生部45にてデコード処理が開始されたことに応じて試聴ファイルについての再生が開始されたと判別するようにされているものとする。
ところで、上記説明では、再生可能回数情報の値が「0」であるか否かによりファイルの再生可否を判別するものとしたが、これに代え、規定回数分の再生が行われて再生可能回数情報の値が「0」となったファイルについては、例えばその再生後にファイルを消去する(そのファイルが消去されたもとして扱われるようにコンテンツ管理情報のみを更新することも含む)ことで、以降のそのファイルについての再生が行われないようにすることもできる。
また、携帯端末装置3側において規定回数分の再生が行われて再生可能回数情報の値が「0」となった(または上記のようにして規定回数分の再生が行われて消去された)試聴ファイルについては、規定回数分の再生が行われた旨を、データ通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ2側に通知するように構成することもできる。
パーソナルコンピュータ2側では、このように携帯端末装置3側で規定回数分の再生が行われたことを示す通知に基づき、例えば該当する試聴ファイルについては既にそのファイルの再生が不能であることをユーザに通知するといったことなどが可能となる。
パーソナルコンピュータ2側では、このように携帯端末装置3側で規定回数分の再生が行われたことを示す通知に基づき、例えば該当する試聴ファイルについては既にそのファイルの再生が不能であることをユーザに通知するといったことなどが可能となる。
ここで確認のために、次の図10を参照して、この場合の携帯端末装置3側において試聴ファイルを再生させるための操作手順例について説明しておく。
先ず、上述もしたように、サーバ装置5側から1番組を構成するとしてダウンロードされた試聴ファイル群については、それらが同じアルバムに属するものとして扱われるものとなっている。このため、携帯端末装置3側においてその番組を構成するファイルについて再生を行うとした場合、先ずは図10(a)に示されるように「アルバム」の項目を選択するようにされる。なお、各項目の選択は、表示画面上に表示されたカーソルCRを、例えば操作入力部46に設けられた十字キーなどで移動させることで行うことができる。また、選択した項目の決定操作は、例えば同じく操作入力部46に設けられる決定キーを操作することで行うことができる。
そして、「アルバム」の項目について選択・決定操作が為された場合、表示画面上には図10(b)に示すようなアルバム一覧画面が表示される。このアルバム一覧画面において、「Weekly Top5」としての番組名の情報が表示されることになる。
この番組名の情報をカーソルCRにより選択し決定操作を行うと、次の図10(c)に示されるように該当する番組を構成する試聴ファイルの一覧が表示される。ユーザはこの一覧からカーソルCRにより所望のファイルを選択して決定操作を行うことで、その試聴ファイルについての再生の開始を指示することができる。
先ず、上述もしたように、サーバ装置5側から1番組を構成するとしてダウンロードされた試聴ファイル群については、それらが同じアルバムに属するものとして扱われるものとなっている。このため、携帯端末装置3側においてその番組を構成するファイルについて再生を行うとした場合、先ずは図10(a)に示されるように「アルバム」の項目を選択するようにされる。なお、各項目の選択は、表示画面上に表示されたカーソルCRを、例えば操作入力部46に設けられた十字キーなどで移動させることで行うことができる。また、選択した項目の決定操作は、例えば同じく操作入力部46に設けられる決定キーを操作することで行うことができる。
そして、「アルバム」の項目について選択・決定操作が為された場合、表示画面上には図10(b)に示すようなアルバム一覧画面が表示される。このアルバム一覧画面において、「Weekly Top5」としての番組名の情報が表示されることになる。
この番組名の情報をカーソルCRにより選択し決定操作を行うと、次の図10(c)に示されるように該当する番組を構成する試聴ファイルの一覧が表示される。ユーザはこの一覧からカーソルCRにより所望のファイルを選択して決定操作を行うことで、その試聴ファイルについての再生の開始を指示することができる。
−実施の形態としての動作−
ところで、これまでで説明してきたコンテンツ再生システム1においては、試聴ファイルは、最終的に携帯端末装置3側で試聴するようにされることを想定しているので、パーソナルコンピュータ2側に格納される試聴ファイルについての再生は禁止することが考えられる。
ここで、これまでで説明した試聴ファイルの再生回数制限の流れを追ってみると、先ずサーバ装置5からパーソナルコンピュータ2側にダウンロードされた利用制限付き試聴ファイルについては、その再生回数情報の値は「3」となる。そして、このパーソナルコンピュータ2側にダウンロードされた試聴ファイルが携帯端末装置3側にさらに転送され、そこで当該試聴ファイルについての再生が行われた場合は、再生可能回数情報の値は「2」とされるが、このときパーソナルコンピュータ2側に残された同じ試聴ファイルについては、その再生可能回数情報の値は依然として「3」のままとなる。
従って、この場合においてパーソナルコンピュータ2側にて同ファイルについての再生が可能とされてしまうと、ダウンロード形式による試聴ファイルについて、規定された回数以上の再生を許可してしまうことになりかねない。
このために、上記のようにしてパーソナルコンピュータ2側に格納される試聴ファイルについての再生は禁止すべきであり、それによって規定違反を許容してしまう虞のない健全なシステムを構築することが必要となる。
ところで、これまでで説明してきたコンテンツ再生システム1においては、試聴ファイルは、最終的に携帯端末装置3側で試聴するようにされることを想定しているので、パーソナルコンピュータ2側に格納される試聴ファイルについての再生は禁止することが考えられる。
ここで、これまでで説明した試聴ファイルの再生回数制限の流れを追ってみると、先ずサーバ装置5からパーソナルコンピュータ2側にダウンロードされた利用制限付き試聴ファイルについては、その再生回数情報の値は「3」となる。そして、このパーソナルコンピュータ2側にダウンロードされた試聴ファイルが携帯端末装置3側にさらに転送され、そこで当該試聴ファイルについての再生が行われた場合は、再生可能回数情報の値は「2」とされるが、このときパーソナルコンピュータ2側に残された同じ試聴ファイルについては、その再生可能回数情報の値は依然として「3」のままとなる。
従って、この場合においてパーソナルコンピュータ2側にて同ファイルについての再生が可能とされてしまうと、ダウンロード形式による試聴ファイルについて、規定された回数以上の再生を許可してしまうことになりかねない。
このために、上記のようにしてパーソナルコンピュータ2側に格納される試聴ファイルについての再生は禁止すべきであり、それによって規定違反を許容してしまう虞のない健全なシステムを構築することが必要となる。
しかしながら、このようにしてパーソナルコンピュータ2側でダウンロードした試聴ファイルの再生が禁止されるとなると、その試聴ファイルについては携帯端末装置3側に一度転送しないと再生することができなくなってしまうことになる。すなわち、このことによると、試聴ファイルをダウンロードしたその場で聞くことができないといった不都合が生じてしまう。
また、上述もしたが、そもそも試聴ファイルについての利用制限が課されることは、試聴ファイルの配布により有効な販売促進効果を得ることの妨げとなる。
そこで、本実施の形態としては、パーソナルコンピュータ2側にダウンロードした利用制限付き試聴ファイルについて、その再生指示があった場合には、サーバ装置5側に格納される同じ試聴ファイルについて転送要求を行い、この転送要求に応じて転送される試聴ファイルについて再生を行うものとする。
図11は、このような本実施の形態としての動作について模式的に示している。なお、この図11においても図1に示したネットワーク4については省略して示している。
図11において、例えば図中<1>と示すようにパーソナルコンピュータ2側に格納される試聴ファイルについて再生指示が行われたとする。
このようなパーソナルコンピュータ2側に格納される試聴ファイルについて再生指示を行うにあたり、先ずユーザは、所定操作によりコンテンツ管理アプリケーションを起動させることで、先の図7にて示したような、PC側コンテンツデータベース28aに格納される音楽データファイルの一覧画面を表示させる。この一覧画面においては、図示するようにして例えば音楽データファイルのタイトルの一覧とその他の付加情報、及びカーソルCRが表示されており、ユーザはこのカーソルCRをマウス等により移動させることで、所望の音楽データファイル(のタイトル)を選択することができる。そして、例えばマウスのダブルクリック操作など所定の決定操作を行うことで、カーソルCRにより指し示される音楽データファイルについての再生指示を行うことができる。
ここでは、図11に示されるようにして試聴ファイルFについての再生指示が行われたものとして示している。
図11において、例えば図中<1>と示すようにパーソナルコンピュータ2側に格納される試聴ファイルについて再生指示が行われたとする。
このようなパーソナルコンピュータ2側に格納される試聴ファイルについて再生指示を行うにあたり、先ずユーザは、所定操作によりコンテンツ管理アプリケーションを起動させることで、先の図7にて示したような、PC側コンテンツデータベース28aに格納される音楽データファイルの一覧画面を表示させる。この一覧画面においては、図示するようにして例えば音楽データファイルのタイトルの一覧とその他の付加情報、及びカーソルCRが表示されており、ユーザはこのカーソルCRをマウス等により移動させることで、所望の音楽データファイル(のタイトル)を選択することができる。そして、例えばマウスのダブルクリック操作など所定の決定操作を行うことで、カーソルCRにより指し示される音楽データファイルについての再生指示を行うことができる。
ここでは、図11に示されるようにして試聴ファイルFについての再生指示が行われたものとして示している。
パーソナルコンピュータ2では、このように試聴ファイルについての再生指示が為されたことに応じ、<2>と示すようにして再生指示の行われた試聴ファイル(試聴ファイルF)についての転送要求をサーバ装置5に対して行うようにされる。
この転送要求に応じサーバ装置5では、<3>と示すようにして要求されたファイル(試聴ファイルF)をパーソナルコンピュータ2側に転送するようにされる。
そしてパーソナルコンピュータ2では、<4>と示されるように、このようにサーバ装置5側から転送されるファイル(試聴ファイルF)についてストリーミング再生を行うようにされる。
なお、ここで言うストリーミング再生とは、転送されるファイルを受信しながらその再生を行うことを指し、具体的には、受信される音楽データファイルを例えばメモリ部23内のRAM等にバッファリングしながら、そのバッファリングデータについて音声圧縮符号伸張処理などのデコード処理を順次行って再生データとしてのオーディオデータを得るようにされる。
なお、ここで言うストリーミング再生とは、転送されるファイルを受信しながらその再生を行うことを指し、具体的には、受信される音楽データファイルを例えばメモリ部23内のRAM等にバッファリングしながら、そのバッファリングデータについて音声圧縮符号伸張処理などのデコード処理を順次行って再生データとしてのオーディオデータを得るようにされる。
この図11に示すようにして本実施の形態では、パーソナルコンピュータ2において既にサーバ装置5側からダウンロード形式により取得した利用制限付き試聴ファイルについて再生指示が行われた場合には、その試聴ファイルと同じ試聴ファイルをサーバ装置5から転送させてこれをストリーミング再生するものとしている。
このようにして、パーソナルコンピュータ2側にダウンロード形式により取得された試聴ファイルであってもそれをサーバ装置5からストリーミング再生するものとすれば、ダウンロード形式により取得した試聴ファイルの再生には該当せず、よってパーソナルコンピュータ2側においては、携帯端末装置3側での再生回数は考慮せずに、再生指示のあった試聴ファイルの再生を行うことができる。
これにより、上述したようなパーソナルコンピュータ2においてダウンロードしたその場で試聴ファイルを再生することができないといった問題は解決することができる。
このようにして、パーソナルコンピュータ2側にダウンロード形式により取得された試聴ファイルであってもそれをサーバ装置5からストリーミング再生するものとすれば、ダウンロード形式により取得した試聴ファイルの再生には該当せず、よってパーソナルコンピュータ2側においては、携帯端末装置3側での再生回数は考慮せずに、再生指示のあった試聴ファイルの再生を行うことができる。
これにより、上述したようなパーソナルコンピュータ2においてダウンロードしたその場で試聴ファイルを再生することができないといった問題は解決することができる。
また、上記本実施の形態としての動作によれば、パーソナルコンピュータ2においてダウンロード形式により取得した試聴ファイルについて再生を行ったとしても再生回数を減らすことはないので、ダウンロードした試聴ファイルをさらに携帯端末装置3に転送してそれを再生して楽しむといったときに、携帯端末装置3側の再生回数を減らすことはない。すなわち、この点で、試聴ファイルの再生回数を節約することができる。
このように再生回数を節約できれば、その分ユーザに試聴の機会をより多く与えることができるようになって、楽曲の販売促進を図ることができる。
このように再生回数を節約できれば、その分ユーザに試聴の機会をより多く与えることができるようになって、楽曲の販売促進を図ることができる。
−処理動作−
続いては、上記説明による本実施の形態としての動作を実現するために行われるべき処理動作について、次の図12のフローチャートを参照して説明する。
図12においては、上記本実施の形態としての動作を実現するための処理動作として、パーソナルコンピュータ2側とサーバ装置5側とでそれぞれ行われるべき処理動作について示している。
なお、図12において、パーソナルコンピュータ2側の処理動作は、図2に示したCPU21が、例えばメモリ部23のROMにおいてコンテンツ管理アプリケーションプログラムの一部として格納されるプログラムに基づき実行するものである。また、サーバ装置5側の処理動作は、図4に示したCPU61が例えばメモリ部63内のROMに格納されるプログラムに基づいて実行するものである。
また、この図12において、パーソナルコンピュータ2側では既にコンテンツ管理アプリケーションが起動された状態にあるものとする。
続いては、上記説明による本実施の形態としての動作を実現するために行われるべき処理動作について、次の図12のフローチャートを参照して説明する。
図12においては、上記本実施の形態としての動作を実現するための処理動作として、パーソナルコンピュータ2側とサーバ装置5側とでそれぞれ行われるべき処理動作について示している。
なお、図12において、パーソナルコンピュータ2側の処理動作は、図2に示したCPU21が、例えばメモリ部23のROMにおいてコンテンツ管理アプリケーションプログラムの一部として格納されるプログラムに基づき実行するものである。また、サーバ装置5側の処理動作は、図4に示したCPU61が例えばメモリ部63内のROMに格納されるプログラムに基づいて実行するものである。
また、この図12において、パーソナルコンピュータ2側では既にコンテンツ管理アプリケーションが起動された状態にあるものとする。
先ず、パーソナルコンピュータ2側において、ステップS101では、ファイル再生指示を待機する。つまり、この場合は、先に説明したようにしてディスプレイ27上に表示したPC側コンテンツデータベース28a内に格納される音楽データファイルについての一覧画面において示される各音楽データファイルのタイトルのうちから、所要のタイトルに対しカーソルCRが指し示され、例えばマウスのダブルクリック操作など所定の決定操作が行われるのを待機するようにされる。
ファイル再生指示が行われた場合は、ステップS102において、利用制限付きファイルであるか否かについて判別処理を行う。本例の場合、サーバ装置5側で利用制限情報が付されて利用制限付きとされたファイルについては、パーソナルコンピュータ2側で再生可能回数情報と転送回数情報とを付すようにされている。従ってこのステップS102では、再生指示のあったファイルについて、例えばこれら再生可能回数情報と転送回数情報とが付されているか否かについて判別処理を行うことで、利用制限付きファイルであるか否かについて判別するようにされる。
ステップS102において、再生可能回数情報と転送回数情報の何れも付されていないとして、利用制限付きファイルではないとの否定結果が得られた場合は、ステップS107に進み、通常の再生処理を行うようにされる。すなわち、再生指示の行われた音楽データファイルの読み出しをHDD28に指示し、これに応じ読み出される音楽データファイルについて圧縮符号伸張処理などの所定のデコード処理を行って再生データとしてのオーディオデータを得るようにされる。
また、上記ステップS102において、再生可能回数情報と転送回数情報とが付されているとして利用制限付きファイルであるとの肯定結果が得られた場合は、ステップS103において、サーバ装置5への接続処理を実行する。
その上で、続くステップS104においては、再生指示されたファイルと同じファイルについての転送要求をサーバ装置5に対して行うための処理を実行する。つまり、ステップS101にて再生指示が行われた音楽データファイルを特定するための情報を通信処理部29に供給し、これがネットワークインタフェース30を介してサーバ装置5側に送信されるように制御することで、サーバ装置5側に格納される音楽データファイルのうちから再生指示が行われた音楽データファイルと同じ音楽データファイルについての転送を要求する。
その上で、続くステップS104においては、再生指示されたファイルと同じファイルについての転送要求をサーバ装置5に対して行うための処理を実行する。つまり、ステップS101にて再生指示が行われた音楽データファイルを特定するための情報を通信処理部29に供給し、これがネットワークインタフェース30を介してサーバ装置5側に送信されるように制御することで、サーバ装置5側に格納される音楽データファイルのうちから再生指示が行われた音楽データファイルと同じ音楽データファイルについての転送を要求する。
サーバ装置5側においては、先のステップS103の接続処理によってパーソナルコンピュータ2側との接続が確立された後、図示するステップS201において上記転送要求を待機するようにされる。
そして、転送要求があった場合は、ステップS202において、当該転送要求により要求されたファイルを転送するための処理を行う。つまり、上記転送要求としての、再生指示のあった音楽データファイルを特定するための情報に基づき、サーバ側コンテンツデータベース68a内に格納される音楽データファイルのうちから該当する音楽データファイルを検索する。その上で、検索された音楽データファイルがネットワークインタフェース70を介して転送要求を行ったパーソナルコンピュータ2に対して転送されるように、通信処理部69に対する制御を行う。
そして、転送要求があった場合は、ステップS202において、当該転送要求により要求されたファイルを転送するための処理を行う。つまり、上記転送要求としての、再生指示のあった音楽データファイルを特定するための情報に基づき、サーバ側コンテンツデータベース68a内に格納される音楽データファイルのうちから該当する音楽データファイルを検索する。その上で、検索された音楽データファイルがネットワークインタフェース70を介して転送要求を行ったパーソナルコンピュータ2に対して転送されるように、通信処理部69に対する制御を行う。
パーソナルコンピュータ2側では、サーバ装置5側から転送される音楽データファイルの受信をステップS105にて待機する。そして、サーバ装置5側から転送される音楽データファイルが受信された場合は、ステップS106において、受信されるファイルについてのストリーミング再生処理を実行するようにされる。
つまり、ネットワークインタフェース30により受信され、通信処理部29を介して順次供給される音楽データファイルについて、これをメモリ部23のRAM等にバッファリングすると共に、そのバッファリングデータについて圧縮符号伸張処理などの所定のデコード処理を順次行って再生データとしてのオーディオデータを得るようにされる。再生されたオーディオデータはバス22を介して音声信号処理部32に順次供給され、このオーディオデータに基づく音声信号が音声出力部33により出力される。
つまり、ネットワークインタフェース30により受信され、通信処理部29を介して順次供給される音楽データファイルについて、これをメモリ部23のRAM等にバッファリングすると共に、そのバッファリングデータについて圧縮符号伸張処理などの所定のデコード処理を順次行って再生データとしてのオーディオデータを得るようにされる。再生されたオーディオデータはバス22を介して音声信号処理部32に順次供給され、このオーディオデータに基づく音声信号が音声出力部33により出力される。
なお、このようなストリーミング再生処理の実行中においては、再生指示されたファイルがストリーミング再生により再生されていることを明確に示すために、ディスプレイ27上に例えば「ストリーミング再生中」など、ストリーミング再生が行われていることを示す表示が為されるように構成することもできる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明としてはこれまでに説明した実施の形態に限定されるべきものではない。
例えば実施の形態では、利用制限付きの試聴ファイルとそうでない試聴ファイルとがある場合を例示したが、例えばサーバ装置5側に格納される試聴ファイルの全てが利用制限すべきファイルである場合などには、試聴ファイルに対し特に利用制限情報を付す必要はない。
つまりこの場合、パーソナルコンピュータ2としては、特に利用制限付きの試聴ファイルであるか否かについての判別処理は不要となり、試聴ファイルについては全て再生可能回数情報と転送回数情報とを付し、また再生指示のあった試聴ファイルについては全て、同じファイルについての転送要求をサーバ装置5側に行うように構成すればよい。
例えば実施の形態では、利用制限付きの試聴ファイルとそうでない試聴ファイルとがある場合を例示したが、例えばサーバ装置5側に格納される試聴ファイルの全てが利用制限すべきファイルである場合などには、試聴ファイルに対し特に利用制限情報を付す必要はない。
つまりこの場合、パーソナルコンピュータ2としては、特に利用制限付きの試聴ファイルであるか否かについての判別処理は不要となり、試聴ファイルについては全て再生可能回数情報と転送回数情報とを付し、また再生指示のあった試聴ファイルについては全て、同じファイルについての転送要求をサーバ装置5側に行うように構成すればよい。
また、実施の形態では、利用制限付きであることを示す利用制限情報が予め試聴ファイルと対応づけられてサーバ装置側5で付されている場合を例示した。
しかしながら、配信サイト上の或るコーナーに格納される試聴ファイルは全て利用制限付きであるとされることが前提とされる場合等には、そのコーナーに格納される試聴ファイルについては利用制限情報をサーバ装置5側で予め対応づけておく必要はなく、パーソナルコンピュータ2がそのコーナーからダウンロードした試聴ファイルについては全て再生可能回数情報と転送回数情報を付すように構成することもできる。
また、パーソナルコンピュータ2側が試聴ファイルに対して再生可能回数情報を付す場合を例示したが、再生可能回数情報はサーバ装置5側で予め付されるものとしてもよい。また、転送回数情報についても同じようにサーバ装置5側で予め付されるものとしてもよい。
この場合、サーバ装置5側で予め付される再生可能回数情報(及び転送回数情報)を、利用制限付きファイルであることを示す利用制限情報として扱うことができる。
しかしながら、配信サイト上の或るコーナーに格納される試聴ファイルは全て利用制限付きであるとされることが前提とされる場合等には、そのコーナーに格納される試聴ファイルについては利用制限情報をサーバ装置5側で予め対応づけておく必要はなく、パーソナルコンピュータ2がそのコーナーからダウンロードした試聴ファイルについては全て再生可能回数情報と転送回数情報を付すように構成することもできる。
また、パーソナルコンピュータ2側が試聴ファイルに対して再生可能回数情報を付す場合を例示したが、再生可能回数情報はサーバ装置5側で予め付されるものとしてもよい。また、転送回数情報についても同じようにサーバ装置5側で予め付されるものとしてもよい。
この場合、サーバ装置5側で予め付される再生可能回数情報(及び転送回数情報)を、利用制限付きファイルであることを示す利用制限情報として扱うことができる。
また、実施の形態では、コンテンツデータは楽曲(音声)データのみとされる場合を例示したが、映像(画像)付きのコンテンツとされる場合にも本発明は好適に適用することができる。
またその場合、携帯端末装置に対し映像再生機能を与えれば、ユーザは携帯端末装置に転送された映像付きの楽曲コンテンツを楽しむことができる。
またその場合、携帯端末装置に対し映像再生機能を与えれば、ユーザは携帯端末装置に転送された映像付きの楽曲コンテンツを楽しむことができる。
1 コンテンツ再生システム、2 パーソナルコンピュータ、3 携帯端末装置、4 ネットワーク、5 サーバ装置、21、41、61 CPU、23、63 メモリ部、22、62 バス、24、64 入力処理部、25、65 入力部、26、66 表示処理部、27、67 ディスプレイ、28、51、68 HDD、28a PC側コンテンツデータベース、29、69 通信処理部、30、70 ネットワークインタフェース、31、44 USBインタフェース、32、49 音声信号処理部、33 音声出力部、42 ROM、43 RAM、45 記録/再生部、46 操作入力部、47 表示部、48 表示処理部、50 ヘッドホンアンプ、51a 端末側コンテンツデータベース、68a サーバ側コンテンツデータベース
Claims (8)
- コンテンツデータが格納されたサーバ装置との間でネットワークを介したデータ通信を行うネットワーク通信手段と、
データが記録される記録媒体と、を備えると共に、
上記サーバ装置に格納されたコンテンツデータが受信されるように上記ネットワーク通信手段を制御すると共に、上記ネットワーク通信手段により受信されたコンテンツデータが上記記録媒体に記録されるように制御するダウンロード制御処理と、
上記ダウンロード制御処理により上記記録媒体に記録した上記コンテンツデータについての再生要求があった場合に、当該再生要求されたコンテンツデータと同じコンテンツデータについての転送要求が上記サーバ装置に対して行われるように上記ネットワーク通信手段に対する制御を行う転送要求処理と、
を実行するように構成された制御手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 上記サーバ装置に格納されたコンテンツデータには、利用制限情報が付され、
上記制御手段は、上記転送要求処理として、
再生要求の行われたコンテンツデータが利用制限情報が付されたコンテンツデータであると判別した場合に、当該再生要求されたコンテンツデータと同じコンテンツデータについての転送要求が行われるように制御を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 上記サーバ装置には、利用制限情報が付されたコンテンツデータと付されていないコンテンツデータとが格納され、
上記制御手段は、
再生要求の行われたコンテンツデータが利用制限情報が付されていないコンテンツデータであると判別した場合に、当該再生要求されたコンテンツデータについての再生が行われるように制御する再生制御処理をさらに実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 上記制御手段は、
上記転送要求に応じて上記サーバ装置から受信されるコンテンツデータが再生されるように制御する再生制御処理を実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 上記再生制御処理は、
上記サーバ装置から受信されるコンテンツデータがストリーミング再生されるように制御することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。 - さらに、所定の外部機器との間でデータ通信を行うデータ通信手段を備える共に、
上記制御手段は、
上記記録媒体に記録されたコンテンツデータが上記データ通信手段によって上記外部機器に転送されるように制御する転送制御処理を実行するようにされる、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - コンテンツデータが格納されたサーバ装置との間でネットワークを介したデータ通信を行うネットワーク通信手段と、データが記録される記録媒体と、制御手段とを少なくとも備えた情報処理装置における再生制御方法として、
上記サーバ装置に格納されたコンテンツデータが受信されるように上記ネットワーク通信手段を制御すると共に、上記ネットワーク通信手段により受信されたコンテンツデータが上記記録媒体に記録されるように制御するダウンロード制御処理と、
上記ダウンロード制御処理により上記記録媒体に記録した上記コンテンツデータについての再生要求があった場合に、当該再生要求されたコンテンツデータと同じコンテンツデータについての転送要求が上記サーバ装置に対して行われるように上記ネットワーク通信手段に対する制御を行う転送要求処理と、
を備えることを特徴とする再生制御方法。 - コンテンツデータが格納されたサーバ装置との間でネットワークを介したデータ通信を行うネットワーク通信手段と、データが記録される記録媒体と、制御手段とを少なくとも備えた情報処理装置において実行されるべきプログラムとして、
上記サーバ装置に格納されたコンテンツデータが受信されるように上記ネットワーク通信手段を制御すると共に、上記ネットワーク通信手段により受信されたコンテンツデータが上記記録媒体に記録されるように制御するダウンロード制御処理と、
上記ダウンロード制御処理により上記記録媒体に記録した上記コンテンツデータについての再生要求があった場合に、当該再生要求されたコンテンツデータと同じコンテンツデータについての転送要求が上記サーバ装置に対して行われるように上記ネットワーク通信手段に対する制御を行う転送要求処理と、
を上記制御手段に実行させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006104026A JP2007279945A (ja) | 2006-04-05 | 2006-04-05 | 情報処理装置、再生制御方法、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006104026A JP2007279945A (ja) | 2006-04-05 | 2006-04-05 | 情報処理装置、再生制御方法、プログラム |
Publications (1)
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JP2007279945A true JP2007279945A (ja) | 2007-10-25 |
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JP2006104026A Pending JP2007279945A (ja) | 2006-04-05 | 2006-04-05 | 情報処理装置、再生制御方法、プログラム |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007279945A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2014077048A1 (ja) * | 2012-11-14 | 2014-05-22 | 三菱電機株式会社 | 再生装置、制御装置、制御方法、及び制御プログラム |
-
2006
- 2006-04-05 JP JP2006104026A patent/JP2007279945A/ja active Pending
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CN104813398A (zh) * | 2012-11-14 | 2015-07-29 | 三菱电机株式会社 | 再现装置、控制装置、控制方法以及控制程序 |
JP5881854B2 (ja) * | 2012-11-14 | 2016-03-09 | 三菱電機株式会社 | 再生装置、制御装置、制御方法、及び制御プログラム |
CN104813398B (zh) * | 2012-11-14 | 2017-07-21 | 三菱电机株式会社 | 再现装置、控制装置以及控制方法 |
US10009571B2 (en) | 2012-11-14 | 2018-06-26 | Mitsubishi Electric Corporation | Reproducing device, control device, control method, and computer-readable storage medium |
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