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配線接続管理システム
本発明は、大型発電所、製鉄所、化学プラントなどの工場施設、及び鉄道、大型建築物で機器を運転する各種動力やセンサーと配電盤等を接続する配線作業に於いて、ICタグを活用して配線接続管理を行うシステムに関する。
特許文献1には、ケーブルの端末や中間部にICタグを取り付け、認識を容易にすることが述べられている。
又、特許文献2には、建物の床や壁などに埋め込まれたケーブルがケーブル本体とケーブル両端に取り付けられたコネクターで構成され、そのケーブル本体の両端にICタグを取り付け、そのICタグ情報を読み取ることで、壁などに埋め込まれていても他端のケーブルがどれに繋がっているかを把握することも述べられている。
又、特許文献3では、ケーブルの両先端に雄雌のコネクターの様な接続端子を確認する為、雄、雌それぞれにICタグを取り付け、情報読み取り装置でICタグの接続端子IDを読み取り、接続状態情報として記憶させる。再接続時、ICタグから接続端子ID情報を読み取り、接続が正しいか判断する事が述べられている。
特開2003−203527号公報 特開2005−228689号公報 特開2006−49022号公報
大型の工場での機器を運転する各種動力やセンサーと図1、2に示す配電盤17等を接続する配線作業に於いては、1本のケーブル11の中に複数本のおのおのが被覆された芯線7を有する多芯ケーブルが使われている。この芯線7はそれぞれの相手機器の所定の端子に接続しなければならないので、それぞれの芯線7にはケーブル線番を持つことが必要となる。現在このケーブル線番を正確に設定し、図示と違わないケーブル接続に多くの時間を必要としている。
その理由は、ケーブル結線作業で作業ミスを発生させない為である。設備を建設し、試運転する時、ケーブル接続に間違いが有ると、電気を通す(通電)前に発見して、間違いを直さないと、モーターが逆に回転したり、装置が破損したりする恐れがある。
従来は電気を通す(通電)前に配線を完了した芯線7の接続1箇所毎に、微弱な電流を流して、導通により、図面に指示された所定の接続がなされているのを確認している。作業の確認の為に多くの時間を必要とする。
又、何万本もあるケーブルの接続が、工事全体の作業量の中でどの程度完了したか、日々正確に把握して作業進度を把握する必要があるが、作業が細かく、見えないので正確な作業進度を把握することが困難であった。
大規模な施設建設現場において、多くの現地作業員を雇用して建設を行うのであるが、作業者それぞれの作業に対する熟練度に差が出る。このような差は、作業品質低下に繋がるが、同じ作業者が繰り返し、同じミスを発生させることが多い。作業ミス防止の為、労働者管理、報告が必要であるが、どの作業を、どの作業者が担当したか、試運転段階になって把握することは困難で、改善することは難しい。
本発明では、離れた場所にある機器と配電盤間配線電気室内の配電盤間配線に於いて、ケーブル11内の芯線が正確に接続された事を、専用のICタグを利用して、芯線7に取り付けたタグ情報をICタグリーダーで読み取り、作業の正確さを判断する事を目的とする
前記目的には、次の手段により解決できる。
複数の芯線を有する多芯ケーブルの両端に固有ID情報を有するICタグを配置し、更に全ての前記芯線の両端にも固有ID情報を有するICタグを配置した多芯ケーブルを用いた配電盤間をつなぐ結線作業に於いて、前記配電盤内に配置された端子台に前記芯線を接続する前に、前記ICタグが有する固有ID情報を読み取り、読み取った前記固有ID情報を設計時指定されたケーブル線番と関連付けを行う。
複数の芯線を有する多芯ケーブルの両端に固有ID情報を有するICタグを配置し、更に全ての前記芯線の両端にも固有ID情報を有するICタグを配置した多芯ケーブルを用いた配電盤間をつなぐ結線作業に於いて、前記配電盤内に配置された端子台に前記芯線を接続した後に、ICタグリーダーで前記芯線に取り付けたICタグの有する固有ID情報を順次読み取り、前記固有ID情報からケーブル線番へ変換し、記憶された設計情報データーベースと前記ケーブル線番を対比して、前記芯線の前記端子台への接続の正誤を判断する
配線接続管理システムに於いて、前記ICタグを配置したケーブルICタグは楕円形状の管体を有し、前記芯線に沿わすことが可能な弾性体機能を有する
配線接続管理システムに於いて、前記ICタグの有する固有IDを読み取るICタグリーダーは図面情報データーベースを有し、ICタグリーダー内で前記芯線の前記端子台への接続の正誤を判断し、表示する機能を有する
配線接続管理システムに於いて、前記芯線の前記端子台への接続の完了情報、正誤情報から配線工事の工事進度管理、工事品質管理に活用する。
作業者が、ケーブル結線作業完了ごとに芯線に取り付けられたICタグを読み取り、図面のケーブル線番と比較し、ケーブル接続の正、誤を確認することが可能となるため、作業の正確さが大きく向上する。
検査員の再確認が不要となる為、作業全体のコスト、作業期間短縮が可能となる。
作業完了ごとに、情報を作業管理センターに伝達するので、日々の作業進度などを正確に管理することが出来る。
図2に示すように、一般に工場などの設備に電力を供給し、制御信号を伝達する為に配電盤17が用いられている。この配電盤17にはケーブル11と接続する為の多数の端子台6を有する。この端子台6に図面に指示された端子台6のIDを認識するため固有のIDを有するICタグが取り付けられている。この端子台6に取り付けられたICタグを端子台ICタグ14と称する。
次に、工場などの各場所に設置された動力装置18やセンサーなどの機器から接続されたケーブル11が多数配電盤17などに配線される。これらの動力装置18と配電盤17とは、通常相当離れた場所に設置されているので、ケーブル11両端を同時に確認しながら結線作業をすることが困難になる。又、配線作業を少しでも軽減するため、1本のケーブル11の中に多数の芯線7を持つ多芯ケーブル11で接続することが多い。
一般に多芯ケーブル11の中に含まれる複数の芯線7は目的の端子台に正しく接続されるように、芯線7の被覆色が色分けされている。又、結線作業を行う為に、作業者がどの多芯ケーブル11のどの芯線7端子台6のどこの場所に接続すればよいか、指示された図面を準備している。
この図面には、更に芯線7毎に芯線7IDを認識するためのケーブル線番が表示されている。このケーブル線番それぞれの芯線7両端にケーブル表面の色を基にして取り付ける。今まではこのケーブル線番を表示するため、芯線7に穴の開いた短い円管を挿入していた。この円管を通称、線番カラー10と称する。図1のように、この線番カラー10の表面に数字文字が印刷されていて、三桁のケーブル線番の場合3種類の数字の印刷された線番カラー10を挿入し、ケーブル線番を線番カラー10表面の番号で確認出来るようにしていた。
この線番カラー10の代わりに、芯線7に取り付ける固有IDを記憶したICタグ3が埋め込まれているタグをケーブルICタグ2と称する。ケーブルICタグ2の穴を利用し芯線7をそれぞれに挿入する。ケーブル11両端にも、図13に示すように、ICタグ3を付けた主ケーブルICタグ19を取り付ける。
図10に示すように、隣の芯線7のケーブルICタグ2からの電波を間違って読み取るのを避けるため、ケーブルICタグ2は近距離の電波発信能力を有する2.45GHz帯などの指向性の強いICタグ3が埋め込まれているのが望ましい。その為、2.45GHz帯などの指向性が強く、近距離型ICタグ3の場合、ICタグリーダー15とICタグ3が対面出来るように、常にICタグ3は正面を向いて、位置決め出来るようにしなければならない。その為、ケーブルICタグ2の内径側に軽い弾性力を持たせ、芯線7を外側からホールド出来る機能を持たせると良い。図10では、ケーブルICタグ2にゴム性の材質で作られた、楕円形状の管体がより偏平に戻る力を用いて芯線7外形をホールドする構造を有している。
このような構造を有することにより、芯線7外形とケーブルICタグ2内径間に多少の寸法差があっても、同じ形状のケーブルICタグ2を使用することが出来る。今まで使用されている線番カラー10のように、芯線7外形と線番カラー10内径間に隙間があると、ケーブルICタグ2が容易に回転してしまい、ICタグ3の位置が不一致となり、ICタグリーダー15で容易に読み込みが出来ない恐れがある。ケーブル7外周への小さな押し付け力を確保するのに、楕円形状の管体がより偏平に戻る力を用いる手段を述べたが、それ以外の手段でも同じような機能を持たせることが出来る。
図6に示すように、配電盤側から機器側までケーブル11を敷設後、ケーブル11を適当な長さに切断する。次に、多芯ケーブル11の被覆を剥がし、芯線7を1本1本分離し、ICタグ2が取り付けられているケーブルICタグ2に芯線7を挿入する。
更に芯線7表面の被覆を剥離する作業を行った後、芯線7の両端に端子台6に接続するための結線端子4を圧着取り付ける。ケーブルICタグ2に取り付けられたICタグ3には、外部から書き込むことが出来ない電子回路を有し、製造時点で固有のIDが書き込まれている。このICタグ3に記録された番号を固有IDと称する。
1本のケーブルの結線端子4取り付け全て終了後、ケーブルICタグ2に取り付けられたICタグ3の固有IDと設計時指定されたケーブル線番の関連付けを行う。ICタグ3の中に記憶された固有IDは唯一無二のIDとするため、桁数の多い番号となっている。その為、ケーブル線番に使用することが出来ない。配線の結線作業にICタグ3を使用する場合、ケーブル線番とICタグ3の固有IDの関連付けが必要になる。
ICタグ3の固有IDを読み込ませるため、ID読み込み装置1を用いる。ID読み込み装置1はケーブル11の両端に同時に配置し、ケーブル11両端のICタグ3の固有IDを同時に読み込めるようにする。その為に、ID読み込み装置1は少なくとも2本以上の芯線7に取り付けられた結線端子4を図3に示すように挟み込み、図5に示すように、微弱電流を電源9から芯線7に通電し、電流計等8で通電を検知し、2本の芯線7が正しく選択されていることを確認する。通電が確認出来ない場合は、ID読み込み装置1にセットした芯線7が両端で異なることを示す。
2本の芯線7の中で、1本を基準ケーブルとする。基準ケーブルは、ケーブル内の芯線7全数のICタグ3が有する固有IDを読み込み終了まで取り外さない。基準ケーブルにはケーブル11へのノイズを防止するためにケーブル11の中に組み込まれているシールド線や電力ケーブルではアース線などを用いても良い。
図3に示すように、ケーブル11の通電を確認するためには、離れた場所にあるケーブル11の両端に、同時にID読み込み装置1を取り付ける。ID読み込み装置1のデータをパーソナルコンピューター16に送信できるID入力、送信機5を両方のID読み込み装置1に接続する。
2本の芯線7に通電が確認された後、ケーブル11の両端に取り付けたID読み込み装置1で同時に、ケーブル両端のICタグ3の固有IDを読み取る。ID入力、送信機5に芯線7の被覆色から判断し、ケーブル線番を入力し、読み取ったICタグ3の固有IDとケーブル線番をID入力、送信機5と情報送信機16−1を用いて、無線送信する。ICタグ3の固有IDとケーブル線番の関連付けをパーソナルコンピューター16に記憶する。この作業は離れた場所で行うので、無線等の通信手段を持つ作業者が、ケーブル11の両端で連絡を取り合いながら作業を行う。パーソナルコンピューター16への固有IDの送信は、無線方式に限定するものではない。
この作業を芯線7全てで行う。
次に、図示指示に従って芯線7の被覆色を参考に、芯線7に取り付けられた結線端子4を所定の端子台6の場所にネジ等で締結する。
図8のように、1つの端子台6の接続が完了した後、端子台6のケーブルの接続状態を確認するため、端子台ICタグ14をICタグリーダー15で読み取り後、芯線7に取り付けたICタグ3の固有IDをICタグリーダー15で順次、読み出し、端子台6の結線位置情報と一緒にパーソナルコンピューター16に情報送信機16−1を用いて無線送信する。端子台6及び芯線7に取り付けたICタグ3の固有IDから端子台ID、ケーブル線番に変換する。
端子台ICタグ14からの情報で、端子台6に関係した結線情報をパーソナルコンピューター16内に記憶された図面情報データから引き出す。ICタグリーダー15で読み取ったケーブル線番とパーソナルコンピューター16に記憶されている各端子台6の図面情報データと突き合わせする。図面情報データと読み取ったケーブル線番の突き合せにより、結線作業の正、誤を判断することが出来る。この際、各作業者に電子IDを持たせ、その作業者の電子IDも端子台6の作業完了ごとに、ICタグリーダー15で読み取り、同時に送信すれば誰がどの端子台6の作業を行ったか正確に記録に残すことが可能となる。
ICタグリーダー15にモバイル型の記録媒体を活用して、設計の結線図面指示データを入力可能としてあれば、ICタグリーダー15内で作業の合否を判断して、表示することも可能となる。又は、パーソナルコンピューター16にICタグリーダー15を接続して、パーソナルコンピューター16の記憶する図面情報データをICタグリーダー15に入力することも可能である。
端子台6ケーブル結線完了後、作業の視覚的仕上がり状態を記録に残すために、ICタグリーダー15にデジタル写真を撮影する機能を付加しておけば、接続のケーブルの作業の視覚的な判断情報を端子台6ごとに記録として残すことが可能となる。
ケーブル11の両端は離れた場所にあるので、作業者間で無線等にて連絡しながら作業を行うが、間違を発生させやすい。それを防ぐ為に、図13に示すように、ケーブル11を延線した時に、ケーブル11両端にICタグ3を付けた主ケーブルICタグ19を取り付け、ケーブル11の固有IDをICタグリーダー15で読み取り、パーソナルコンピューター16に送る。この固有IDと主ケーブル線番を関連付ける。
次に、ID読み込み装置1に結線端子4を取り付ける際、作業者間で連絡をしながら、芯線7の被覆色により判断し、セットするが、これをより分り安くする為、ID読み込み装置1にセットする芯線7の被覆色を指示する為、液晶表示画面などで出来た表示器20をID読み込み装置1内に付ける。
作業の流れは、主ケーブルICタグ19の固有IDをICタグリーダー15で読み取り固有ID情報をケーブル線番に関連付ける芯線7の配線被覆色をパーソナルコンピューター16で設計情報から読み出し、読みだした設計情報を用いてID読み込み装置1にセットする芯線7の被覆色を表示器20画面に同じ色彩で表示する。この表示は芯線7の両端に配置したID読み込み装置1で同時に行い、作業者は表示器20画面の色を確認するだけで、芯線7をセットすることになり、作業者間での連絡ミスなどによる、結線端子4セット間違いを低減出来る。
実施例では、芯線7の被覆色を液晶表示画面などを用いて表示することを述べたが、屋外作業などで液晶表示画面は見づらい場合も有るので、被覆色の色毎に数字の番号を初めに決め、番号で表示することも、同じ効果を出すことが出来る。
盤内側のケーブルの端子台6との接続部に、図11に示すようにケーブルICタグ2が取り付けられている場合は、ケーブル結線終了後に、盤内側のケーブルに取り付けられたケーブルICタグ2−1と盤外側の芯線7に取り付けられたケーブルICタグ2−2を交互に、ICタグリーダー15で固有IDを読み取り、その情報をパーソナルコンピューター16に送信することにより、結線作業の正、誤を判断することが出来る。又、芯線7の結線作業時に、作業者がその場で盤内側のケーブルに取り付けられたケーブルICタグ2−1と盤外側のケーブル7に取り付けられたケーブルICタグ2−2を交互に、ICタグリーダー15で読み取り確認を行えば、1本1本確認しながらケーブル結線作業を進めることも可能である。
盤内側のケーブルに取り付けられたケーブルICタグ2−1の固有IDをICタグリーダー15で読取後、盤外側のケーブル7のどの芯線7を接続すべきか、ICタグリーダー15から音声ガイダンスなどで、芯線7の被覆色を指定し、作業指示することも可能となる。
端子台6を介して、芯線7を接続するケースに付いて以上述べて来たが、大型の機器内部で、図10のように、多芯ケーブル11とセンサーなどの装置からの芯線7直接結線することがある。この場合は、結線する両方の芯線7にケーブルICタグ2を取り付け、接続完了後、ICタグリーダー15で両方の固有ID情報を読み取る。読み取った固有IDからケーブル線番パーソナルコンピューター16で関連付ける。このケーブル線番情報から設計データと比較判定し、接続の正、誤を作業者に連絡することが出来る。
このように、端子台6ごとの接続情報をパーソナルコンピューター16に残しておいて、配線作業全体の作業進度を把握するデータとして活用が可能である。配線工事の作業進度管理は、大きくケーブル11を延線する作業と配線を接続する作業(結線作業)に分けることが出来る。延線する作業はケーブル11の消化量などからかなり正確に作業進度を把握することが出来るが、結線作業は作業内容が細かなことと作業場所が点在している為、把握が大変困難である。
設計段階で、結線作業の総数は算出することが可能である。ケーブルICタグ2の結線完了情報を日々入手することが可能となるため、日々の結線作業の進行状況の把握と全作業量から判断した工事完成度なども正確に把握が可能となる。
結線作業完了後、端子台6毎に情報を伝達するため作業結果と図面指示に違いが有る場合、不合格になり不具合箇所を確認し、再度結線作業を行うことになる。このようなことが、複数回発生しているかどうか作業者毎にデータを集積することが可能となり、作業者の熟練を把握することが出来る。このような作業者個人の技量判定のデータを用いて、再教育などの要否判断が可能となる。又作業者ごとの作業出来高も、同じように積算可能となる。
以上離れた場所でのケーブル接続のケースを述べて来たが、例えば、同じ場所に配置された盤17や機器間を繋ぐ場合には、配線作業を行う前にケーブルを切断し、ケーブル7両端に結線端子4の圧着を実施することが多い。配電盤17や操作盤内の配線作業でも同じように作業している。
この場合も、前に述べた内容と同じで、芯線7両端にID読み込み装置1を取り付け、ケーブルICタグ2のICタグ3の固有IDとケーブル線番を関係付けることが出来る。
以上の説明では、金属導体を使用したケーブルを対象として実施例を説明してきたが、近年通信の分野では光ファイバーケーブルを使用する場合が増えてきている。光ファイバーケーブルでも、1本のケーブル11に多くの芯線を被覆した芯線7で構成されている。この場合も、ケーブル同士の接続に接続間違いを防ぐため図9のように、芯線7の両端にICタグ3を持つケーブルICタグ2を取り付けることで、同じような効果を期待することが出来る。その際、ID読み込み装置1には光でケーブルの導通を確認できる機構を設ける必要がある。
従来技術による、端子台へのケーブル結線の一例を示す図。 配電盤等の内部と端子台、及びケーブルの結線状態の一例を示す図。 ID読み込み装置を用いて、ケーブルICタグへの書込みの一例を示す正面図。 ID読み込み装置を用いて、ケーブルICタグへの書込みの一例を示す平面図。 両端のケーブルICタグが同じケーブルに取り付けられていることを確認する一例を示す図。 無線ICタグを用いたケーブル結線管理システムの構成図。 ICタグリーダーを用いて、ケーブルICタグ情報の読み込みの一例を示す図。 図7に示した端子台のA−A矢視図。 端子台部の芯線とケーブルICタグのB−B断面図。 端子台を用いず、芯線どうしを直接結線した一例を示す図。 端子台部で盤内側のケーブルにもケーブルICタグを取り付けた一例を示す図。 ケーブルICタグを用いた、ケーブル結線作業の作業フローチャート。 表示器を有するID読み込み装置の一例を示す正面図。
1・・・・・ID読み込み装置
1−1・・・書込み器
2・・・・・ケーブルICタグ
3・・・・・ICタグ
4・・・・・結線端子
5・・・・・ID入力、送信機
6・・・・・端子台
7・・・・・芯線
8・・・・・電流計等
9・・・・・電源
10・・・・・線番カラー
11・・・・・ケーブル
14・・・・・端子台ICタグ
15・・・・・ICタグリーダー
16・・・・・作業管理センター
16−1・・・情報送信機
17・・・・・配電盤
18・・・・・動力装置
19・・・・・主ケーブルICタグ
20・・・・・表示器

Claims (5)

  1. 複数の芯線を有する多芯ケーブルの両端に固有ID情報を有するICタグを配置し、更に全ての前記芯線の両端にも固有ID情報を有するICタグを配置した多芯ケーブルを用いた配電盤間をつなぐ結線作業に於いて、前記配電盤内に配置された端子台に前記芯線を接続する前に、前記ICタグが有する固有ID情報を読み取り、読み取った前記固有ID情報を設計時指定されたケーブル線番と関連付けを行うことを特徴とする配線接続管理システム
  2. 複数の芯線を有する多芯ケーブルの両端に固有ID情報を有するICタグを配置し、更に全ての前記芯線の両端にも固有ID情報を有するICタグを配置した多芯ケーブルを用いた配電盤間をつなぐ結線作業に於いて、前記配電盤内に配置された端子台に前記芯線を接続した後に、ICタグリーダーで前記芯線に取り付けたICタグの有する固有ID情報を順次読み取り、前記固有ID情報からケーブル線番へ変換し、記憶された設計情報データーベースと前記ケーブル線番を対比して、前記芯線の前記端子台への接続の正誤を判断することを特徴とする配線接続管理システム
  3. 請求項1、2記載の配線接続管理システムに於いて、前記ICタグを配置したケーブルICタグは楕円形状の管体を有し、前記芯線に沿わすことが可能な弾性体機能を有することを特徴とする配線接続管理システム
  4. 請求項2記載の配線接続管理システムに於いて、前記ICタグの有する固有IDを読み取るICタグリーダーは図面情報データーベースを有し、ICタグリーダー内で前記芯線の前記端子台への接続の正誤を判断し、表示する機能を有することを特徴とする配線接続管理システム。
  5. 請求項2記載の配線接続管理システムに於いて、前記芯線の前記端子台への接続の完了情報、正誤情報から配線工事の工事進度管理、工事品質管理に活用することを特徴とする配線接続管理システム。
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