JP2007279012A - 表面性状測定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】力センサ1と、駆動用アクチュエータ11と、検出器12とを備える。力センサ1からの検出信号を取り込、検出信号が目標測定力に一致するように駆動用アクチュエータを駆動させる倣い制御手段54と、力センサ1からの検出信号が目標測定力に一致したときにタッチ信号を発生するタッチ信号発生部51と、倣い制御手段が動作中において、力センサ1からの検出信号の変動幅が予め設定した一定幅未満の状態では、カウンタ26の測定値を所定時間間隔で取り込み、力センサ1からの検出信号が振動しかつ振幅が予め設定した一定幅を超える状態では、タッチ信号が発生される毎にラッチカウンタ52の測定値を取り込む測定値取込手段55とを備える。
【選択図】図1
Description
このような測定機において、接触部が被測定物の表面に接触した微小変位に基づいて被測定物表面を検出するセンサとして、加振型力センサが利用されている。
加振型力センサ1(測定部)は、図10に示すように、金属製のベース2と、このベース2と一体的に形成されたスタイラス3と、このスタイラス3を振動(軸方向へ振動)させる加振素子4と、スタイラス3の振動状態を検出し検出信号として出力する検出素子5とから構成されている。スタイラス3の先端には、ダイヤモンドチップやルビーなどで構成された接触部としての触針6が接着固定されている。加振素子4および検出素子5は、スタイラス3の触針6が被測定物の表面に接触した際の測定力を検出する測定力検出手段を構成するもので、1枚の圧電素子によって構成され、ベース2の表裏にそれぞれ1枚ずつ接着固定されている。
被測定物Wとの接触に伴う検出信号Qoの振幅変化を図12に示す。スタイラス3が被測定物Wと非接触状態にあるとき、スタイラス3の共振周波数で一定の振幅をもつ加振信号Piを加振素子4に加えると、スタイラス3が共振し、検出素子5に振幅Aoの検出信号Qoが得られる。スタイラス3が被測定物Wに接触すると、検出信号Qoの振幅がAoからAxに減衰する。
ここで、スタイラス3(力センサ1)が被測定物Wに接触したときの検出信号Qoが非
接触時の90%に減衰している場合(減衰率k=0.9の状態)を例にとる。図13の関係より、この接触状態における測定力は135[μN]であることがわかる。
従って、力センサ1を被測定物Wに接触させる際、減衰率kが常に一定となるように、駆動用アクチュエータなどを用いて力センサ1と被測定物Wとの距離を制御すれば、測定力一定状態で被測定物Wの形状や粗さを測定することができる。
図14は、力センサ1を用いた形状測定システムの一例である。この形状測定システムは、プローブ10と、このプローブ10を制御するコントローラ20とから構成されている。
プローブ10は、力センサ1と、この力センサ1を被測定物Wに対して進退させる駆動用アクチュエータ11と、この駆動用アクチュエータ11による力センサ1の変位量(つまり、力センサ1による被測定物Wの測定位置情報)を検出する検出器(スケールと検出ヘッドからなる)12とから構成されている。
図15は、力センサ1が非接触状態から接触状態へ移行したときの力センサ1からの検出信号(力センサ信号)の変化を示している。
力センサ1を被測定物Wに接触させた後さらに押し込んでいくと、力センサ1からの検出信号(力センサ信号)は、徐々に低下していき、目標測定力に略一致した状態で安定する。この状態において、力センサ1と被測定物とを被測定物の表面形状に沿って相対移動させていくと、力センサ1からの検出信号と目標測定力とが略一致した状態に保たれているから、検出器12からの位置測定値を読み込めば、測定力が一定状態で被測定物の形状や粗さを倣い測定することができる。
図14の形状測定システムにおいて、減衰率が所望の値になったときに、現在位置をラッチする回路を組み込むことで、力センサ1を測定力一定のタッチプローブとして使用することができる。
図16に示すように、力センサ1の検出信号振幅を表す力センサ信号と、被測定物に接触したことを検知するための接触検出レベル(閾値)とを比較することで、力センサ1が被測定物に接触したことを表すタッチ信号を出力する回路を構築する。この構成では、力センサ信号が接触検出レベル(閾値)を過ぎたときにタッチ信号が発生するというしくみから、タッチ信号が発生するタイミングでは、常に同じ測定力が発生しているということになる(高精度化を実現)。
また、図17に示すように、接触検出レベル(閾値)をコントロールすることで測定力をコントロールでき、接触検出レベルを上げることで、より低測定力な測定が可能となり超高精度な測定が可能となる。
これまでの説明でわかるように、倣いプローブとして使用する場合も、タッチプローブとして使用する場合も、力センサの使用法(検出原理)は同じである。
そこで、従来、倣い測定機能とタッチ測定機能の両方の機能を搭載し、プローブ取付部自体を三次元空間で駆動する三次元駆動機構で駆動し、被測定物によって、力一定倣い測定とタッチ測定を切り替えて使用するシステムが提案されている(特許文献1参照)。
また、一般的には、微細な形状を測定する場合、力一定倣い測定を行う方がタッチ測定を行うより、測定データの離散間隔が狭く、細かい形状周期まで測定できるので、力一定倣い測定の方がタッチ測定を行うより得策である。従って、可能な限り力一定倣い測定の使用が望まれていた。
このとき、測定部からの検出測定力の変動幅が予め設定した一定幅未満の状態では、位置検出手段からの測定位置情報が所定条件に基づいて取り込まれる。従って、この状態では、通常の倣い測定での測定を実現できる。ここで、所定条件とは、所定時間間隔あるいは所定距離間隔などをいう。
一方、倣い測定中において、測定部からの検出測定力が振動し、かつ、振幅が予め設定した一定幅を超えた状態になると、たとえば、被測定物の形状や材質、表面性状などによる特性変動や外乱などによって、測定部からの検出測定力が振動的となると、測定力が変動するので、測定値にばらつきが生じる。
この状態では、タッチ信号発生手段からタッチ信号が発生される毎に、位置検出手段からの測定位置情報が取り込まれる。タッチ信号が発生するタイミングは、検出測定力が接触測定力と一致したときであるから、一定の測定力での測定値を取り込むことができる。もとより、倣い測定からタッチ測定へと切り替えて測定を行うものでないから、いわゆる、タッチバック動作に伴う時間的なロスもなくすことができる。
従って、被測定物の表面性状などによる特性変動や外乱などがあっても、高精度で、かつ、測定時間を増大させることなく、測定力一定の倣い測定が実現できる。
この発明によれば、ユーザーが、被測定物表面の傾斜や曲率をみて、被測定物表面のうち倣い測定する部分とタッチ測定をする部分とを選択する。そして、ユーザーが切替部を任意に切り替えて測定モードを選択できるので、例えば、装置自体が倣い測定とタッチ測定とを繰り返して、試行錯誤しながら最適な測定モードを自動選択するのに比べて、測定モードの選択を迅速かつ的確にでき、効率よく測定を進めることができる。
倣い測定では、被測定物の表面形状や材質あるいは測定力の検出方向と被測定物表面の法線方向との相対角度などによって、測定部からの検出測定力が振動的になる。このような状態となると、測定力が変動するので、測定力一定での測定は期待できない。
この発明によれば、測定力検出手段で検出される測定力の変化に基づいて、例えば、測定部からの検出測定力が振動し、かつ、振幅が予め設定した一定幅を超えた状態になると、タッチ測定に切り替えられるから、ユーザーが切替部を任意に切り替えて試行錯誤しながら最適な測定モードを自動選択するのに比べて、測定モードの選択を迅速かつ的確にでき、効率よく測定を進めることができる。
ここで、切替制御部が被測定物の表面形状に基づいて切替部を切り替えるとは、例えば、測定済みの測定データに基づいて被測定物の表面形状を算出したうえで、この算出した被測定物表面の曲率や、被測定物表面が測定力検出方向に対してなす角などに基づいて倣い測定とタッチ測定とを選択して切り替えることが例として挙げられる。あるいは、被測定物の設計データから被測定物表面の形状を得て、この設計データから被測定物表面の曲率や傾斜などを求めてもよい。
この発明によれば、被測定物の表面形状を解析して、例えば、曲率や傾斜などに基づいてタッチ測定に切り替える切り替え制御が行われるので、ユーザーが判断して切り替えるといった操作を必要とせず、簡便である。そして、自動的な切り替えにより、倣い測定では測定できない表面形状であっても自動的にタッチ測定にて形状測定を行うことができる。
この発明によれば、ゲイン調整手段の設定ゲインの調整により、測定部からの検出測定力が発振した状態が得られるから、位置検出手段からの相対移動位置データを周期的にかつよりこまかなタイミングで取得できる。よって、より高精度化が図れる。
ここで、微動機構としては、応答速度が速い駆動機構であることが望ましく、例えば、圧電素子を用いた圧電アクチュエータが例として挙げることができる。また、粗動機構としては、電磁アクチュエータを用いることが例として挙げられる。
この発明によれば、粗動機構と粗動機構とを備えているので、倣い測定において、被測定物表面の微小凹凸に対しては応答速度の速い微動機構によって接触部を迅速に微小変位させることができ、被測定物表面の大きな形状変化(うねり等)に対しては大きな変位を許容できる粗動機構によって対応できる。その結果、接触部を高精度かつ高速に被測定物表面に沿って倣い移動させることができる。
つまり、検出測定力の振動状態を利用してタッチ信号を発生させるようにしたので、高速なタッチ信号を発生させることができ、このタッチ信号の発生タイミングで測定位置情報を取り込むことができるので、高精度な測定が実現できる。とくに、力制御ループの不安定振動を利用して測定を行うため、外乱に強く安定した形状追従が可能で、急傾斜面をもつ被測定物の測定も可能で、倣い速度も高くできる。
従って、被測定物の表面性状などによる特性変動や外乱などがあっても、高精度で、かつ、測定時間を増大させることなく、測定力一定の倣い測定が実現できる。
この発明によれば、ゲイン調整手段の設定ゲインの調整により、測定部からの検出測定力が発振した状態が得られるから、位置検出手段からの相対移動位置データを周期的にかつよりこまかなタイミングで取得できる。よって、より高精度化が図れる。
この発明によれば、粗動機構と粗動機構とを備えているので、倣い測定において、被測定物表面の微小凹凸に対しては応答速度の速い微動機構によって接触部を迅速に微小変位させることができ、被測定物表面の大きな形状変化(うねり等)に対しては大きな変位を許容できる粗動機構によって対応できる。その結果、接触部を高精度かつ高速に被測定物表面に沿って倣い移動させることができる。
この発明によれば、測定部からの検出測定力が接触測定力より高い値から接触測定力を過ぎったときと、測定部からの検出測定力が接触測定力より低い値から接触測定力を過ぎったときとの両方のタイミングでタッチ信号が発生されるから、位置検出手段からの測定位置情報をよりこまかなタイミングで取得できる。よって、より高精度化が図れる。
この発明によれば、接触部が被測定物表面に接触して、スタイラスの振動が束縛されると、振動レベルが小さくなるので、この振動の差から、被測定物表面から接触部にかかる測定力を検出することができる。特に、振動が束縛されたことによる振動の減衰から、測定力を検出するため、低測定力でも高精度に検出することができる。
<第1実施形態の全体構成(図1)の説明>
図1は、本発明に係る表面形状測定装置の第1実施形態を示すブロック図である。なお、同図の説明にあたって、図14と同一構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略化する。
本実施形態の表面形状測定装置は、プローブ10と、三次元駆動機構40と、プローブ10を制御するコントローラ50とから構成されている。
プローブ10は、図14と同様に、力センサ1と、この力センサ1を被測定物Wに対して相対移動(進退)させる相対移動手段としての駆動用アクチュエータ11と、この駆動用アクチュエータ11による力センサ1の変位量(つまり、力センサ1による被測定物Wの測定位置情報)を検出する位置検出手段としての検出器(スケールと検出ヘッドからなる)12とから構成されている。
タッチ信号発生部51(タッチ信号発生手段)は、ピークホールド回路22を通じて、力センサ1からの検出信号(つまり、検出測定力としての力センサ信号)を取り込み、この検出信号が設定値である接触測定力(接触検出レベル)に一致したとき、ここでは、検出信号が接触測定力より高い値から接触測定力(接触検出レベル)を過ぎったときにタッチ信号を発生し、このタッチ信号をラッチカウンタ52へ与える。
ラッチカウンタ52は、タッチ信号発生部51からタッチ信号が与えられる毎に、カウンタ26のカウント値をラッチし、倣い測定制御部53(後述する測定値取込手段55)へ与える。
倣い制御手段54は、ピークホールド回路22を通じて、力センサ1からの検出信号を取り込み、この検出信号が設定値である目標測定力に略一致するように駆動用アクチュエータ11を駆動させる。つまり、図示省略したが、図14と同様に、ピークホールド回路22からの出力(力センサ信号)と目標測定力との偏差を演算する演算器23と、この演算器23からの出力を入力とした力制御補償器24と、この力制御補償器24からの出力を基に駆動用アクチュエータ11を駆動させる駆動アンプ25とから構成されている。
測定値取込手段55は、倣い制御手段54が動作中において、ピークホールド回路22を通じて、力センサ1からの検出信号(力センサ信号)を取り込み、この検出信号の変動幅が予め設定した一定幅未満(測定値のばらつきを無視できる程度の変動幅)の状態であるか否かを判別する。検出信号の変動幅が予め設定した一定幅未満の状態では、カウンタ26からの位置測定値(測定位置情報)を所定時間間隔で取り込む。力センサ1からの検出信号が振動し、かつ、振幅が予め設定した一定幅を超え状態では、タッチ信号発生部51からタッチ信号が発生される毎にラッチされたラッチカウンタ52の位置測定値(測定位置情報)を取り込む。
力センサ1からの検出信号(力センサ信号)が倣い制御手段54に取り込まれ、倣い制御手段54によって検出信号が目標測定力(基準値)に略一致するように駆動用アクチュエータ11が駆動される。従って、力センサ1のスタイラス3が被測定物に接触され、このときの測定力が目標測定力に保たれた状態で被測定物の表面性状が倣い測定される。
力一定制御が安定して制御されている場合(例えば、図14の状態)では、力センサ1および被測定物の変形量は一定なので、測定値のばらつきを少なく測定することができる。
たとえば、図2に示すように、力センサ1からの検出信号(力センサ信号)が目標測定力に達したのち、振動すると、測定値のばらつきが大きくなる。
ここでは、検出信号が目標測定力を高い値から目標測定力を過ぎる毎に、タッチ信号発生部51からタッチ信号が発生される。すると、そのタッチ信号がラッチカウンタ52に与えられる結果、カウンタ26のカウント値がラッチカウンタ52にラッチされる。
尚、力センサ1からの検出信号が振動している状態にあっても倣い制御手段54は動作しているので、力センサ1の検出信号の振動の平均値は目標測定値に略一致するように制御される。
また、被測定物の形状追従中(倣い制御中)にタッチ信号が生成されるため、従来のタッチプローブのようなタッチバック動作が不要となり、測定時間を短縮できる。つまり、タッチバック動作に伴う時間的なロスをなくすことができる。
従って、被測定物の表面性状などによる特性変動や外乱などがあっても、高精度で、かつ、測定時間を増大させることなく、測定力一定の倣い測定が実現できる。
<(1)タッチ信号の発生条件を変えて、タッチ信号発生周期を高める方法>
図2で説明している方法では、力センサ1の検出信号が接触検出レベルを、高い値から低い値に過ぎったときのみタッチ信号を発生する回路を用いているが、図3のように、高い値から低い値に過ぎったときと、低い値から高い値に過ぎったときの両方でタッチ信号を発生させる。つまり、図1のタッチ信号発生部51を、上述した両方のタイミングでタッチ信号を発生する回路に構成する。このようにすると、タッチ信号発生周期を高めることができるから、より高精度化が図れる。(図2および図3は、倣い制御手段54の目標測定力とタッチ信号発生部51の接触測定力が同値である場合を図示している。)
なお、この方法は、次の(2)力制御ループをハイゲインにして高周波発振させる方法と同時に使用することが可能である。
力一定倣い制御が安定しない理由は、主に2通り考えられる。
(a)力制御で押さえ込めない外乱の影響で力が乱れる。
(b)力制御ループがハイゲインであり、高周波領域が不安定になり発振状態になる。
上記(b)の状態は通常の制御では好ましくない状態であるが、本方式を用いた場合は、このような発振状態でも、ばらつきの少ない測定値を取得することが可能である。また、力制御ループのハイゲイン化による発振の場合は、一般的にはプローブの機械系がもっている高周波領域の共振周波数で発振する場合が多いので、この発振現象を利用することで、高速で周期的な連続タッチを実現できる。
または、力センサ1からの検出信号が振動的になり、かつ、振幅が予め設定した一定幅を超えたことを検出する回路を設け、この回路の働きによって、力制御補償器24のゲインをハイゲインに調整あるいは切り替える。
このようにすれば、力センサ1からの検出信号が発振した状態が得られるから、検出器12からの位置測定値を周期的にかつよりこまかなタイミングで取得できる。よって、より高精度化が図れる。
<第2実施形態(図4)の説明>
第1実施形態では、力センサ1からの検出信号が予め設定した所定幅を超えたことを条件として、タッチ信号発生時のタイミングでラッチカウンタ52の値を取り込むようにしたが、第2実施形態では、図4に示すように、倣い測定モードとタッチ測定モードとを切り替える切替スイッチ手段56が設けられている。
切替スイッチ手段56は、被測定物の表面形状に応じてユーザの選択により、倣い測定モードとタッチ測定モードとを切り替える切替部56Aを備えている。つまり、測定値取込手段55側に、切替部56Aが、カウンタ26側の端子と、ラッチカウンタ52側の端子に切替可能に挿入されている。
第2実施形態において、切替スイッチ手段56の切替部56Aをユーザーが手動で切り替えるのではなく、切替部56Aを自動的に切り替えるように構成することも可能である。
例えば、図5に示す変形例では、切替スイッチ手段56は、倣い測定モードとタッチ測定モードとに切り替える切替部56Aと、この切替部56Aを制御する切替制御部56Bとから構成さている。切替制御部56Bは、測定力検出手段としての力センサ1で検出される力センサ信号の変化に基づいて切替部56Aを切り替える。
倣い測定では、被測定物の表面形状や材質などによって、力センサ1からの力センサ信号が振動的になる。このような状態となると、測定力が変動するので、測定力一定での測定は期待できない。図5に示す例では、切替制御部56Bが、力センサ1で検出される力センサ信号の変化に基づいて、例えば、力センサ信号が振動し、かつ、振幅が予め設定した一定幅を超えた状態になると、切替部56Aをラッチカウンタ52側(タッチ測定側)に切り替えるから、ユーザーが切替部を任意に切り替えて試行錯誤しながら最適な測定モードを自動選択するのに比べて、測定モードの選択を迅速かつ的確にでき、効率よく測定を進めることができる。
例えば、測定済みの測定データに基づいて被測定物の表面形状を算出したうえで、この算出した被測定物表面の曲率や、被測定物表面が測定力検出方向に対してなす角などに基づいて倣い測定とタッチ測定とを選択して切り替えるようにしてもよい。あるいは、被測定物の設計データから被測定物表面の形状を得て、この設計データから被測定物表面の曲率や傾斜などを求め、これらの曲率や傾斜などに基づいて倣い測定とタッチ測定とを選択して切り替えるようにしてもよい。
このようにすれば、被測定物の表面形状を解析して、例えば、曲率や傾斜などに基づいてタッチ測定に切り替える切り替え制御が行われるので、ユーザーが判断して切り替えるといった操作を必要とせず、簡便である。そして、自動的な切り替えにより、倣い測定では測定できない表面形状であっても自動的にタッチ測定にて形状測定が行われる。
<第3実施形態(図6)の説明>
第1実施形態では、最初は、倣い制御手段54の力制御補償器24のゲインを最適なゲインに設定して倣い力一定制御を行い、例えば、力センサ1からの検出信号が振動状態になる領域に力センサ1と被測定物との走査位置が達した時点で、ユーザーが手動で、力制御補償器24のゲインをハイゲインに調整または切り替える、あるいは、力センサ1からの検出信号が振動的になり、かつ、振幅が予め設定した一定幅を超えたことを検出する回路を設け、この回路の働きによって、力制御補償器24のゲインをハイゲインに調整あるいは切り替える構成であった。
そして、力センサ1で検出される力センサ信号が振動状態になるように、力制御ループ28が設定可能に構成されている。つまり、力センサ信号が振動状態になるように、力制御ループ28の力制御補償器24の設定ゲインが調整可能に構成されている。
つまり、力センサ信号の振動状態を利用してタッチ信号を発生させるようにしたので、高速なタッチ信号を発生させることができ、このタッチ信号の発生タイミングで測定位置情報を取り込むことができるので、高精度な測定が実現できる。とくに、力制御ループ28の不安定振動を利用して測定を行うため、外乱に強く安定した形状追従が可能で、急傾斜面をもつ被測定物の測定も可能で、倣い速度も高くできる。
従って、被測定物の表面性状などによる特性変動や外乱などがあっても、高精度で、かつ、測定時間を増大させることなく、測定力一定の倣い測定が実現できる。
尚、力センサ1からの検出信号が振動している状態において、力制御ループ28が動作しているので、力センサ1の検出信号の振動の平均値は目標測定値に略一致するように制御される。
<第4実施形態(図7)の説明>
第4実施形態では、第2実施形態の変形例(図5)に対して、相対移動手段としての駆動用アクチュエータ11が、力センサ1(測定部)を微小変位させる微動機構としての微動部アクチュエータ11Aと、この微動部アクチュエータ11Aとともに力センサ1を微動部アクチュエータ11Aよりも大変位させる粗動機構としての粗動部アクチュエータ11Bとを含んで構成されている。
微動部アクチュエータ11Aとしては、応答速度が速い駆動機構であることが望ましく、例えば、圧電素子を用いた圧電アクチュエータを用いることが可能である。粗動部アクチュエータ11Bとしては、電磁アクチュエータなどを用いることができる。
なお、本実施形態では、被測定物表面の形状変化に追従して、粗動部アクチュエータ11Bの駆動を制御する粗動部制御手段57が別途設けられている。
第4実施形態では、駆動用アクチュエータ11が、微動部アクチュエータ11Aと、粗動部アクチュエータ11Bとから構成されていたが、粗動部アクチュエータ11Bについては、三次元駆動機構40でも代替えできる。
つまり、図8に示すように、粗動部アクチュエータ11Bを省略し、それに代わって、三次元駆動機構40で形状追従を行うようにしてもよい。この場合、測定値取込手段55に取り込まれた検出器12の値(力センサ1の変位量)に、三次元駆動機構によって移動された移動量との合算値をもって力センサ1の位置を求めるようにすればよい。
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良は、本発明に含まれる。
上記実施形態では、力センサ1のベース2とスタイラス3とを一体的に構成したが、これに限らず、別体であってもよい。つまり、ベース2とスタイラス3とを別体として構成し、ベース2に対してスタイラス3を接着固定するようにしてもよい。
上記実施形態では、スタイラス3を軸方向へ振動させるようにしたが、これに限らず、スタイラス3の軸に対して交差する方向に振動させるようにしてもよい。
さらに、各実施形態において、倣い制御手段における目標測定力、力制御ループにおける目標測定力、タッチ信号発生手段における接触測定力を個別に説明したが、値として同一の測定力であっても差し支えはない。
また、各実施形態においてカウンタ26からの位置測定値(測定位置情報)を所定時間間隔で取り込む例を示したが、これに限らず所定位置間隔あるいは所定時間間隔と所定距離間隔との両者併用によって位置測定値を取り込んでも良い。
さらに、第1実施形態(図1)において、駆動用アクチュエータ11を備える例を示したが、これに限らず駆動用アクチュエータ11を備えなくとも良い。この場合、倣い制御手段54は三次元駆動機構40(X、Y、Z軸)を制御し、測定値取込手段55は三次元駆動機構の各軸の変位(例えば、X、Y、Z軸の変位)と、カウンタ26からの位置測定値あるいはラッチカウンタ52の位置測定値との合算値を測定値として取り込む。
また、各実施形態において示した三次元駆動機構40は、X、Y、Z軸の直交3軸を制御するものを示したが、これに限らず二次元駆動機構、一次元駆動機構であってもよく、さらに、直動機構に限らず回動機構を含むものであっても良い。要はプローブ10と被測定物とを相対駆動可能で、かつその駆動量を検出可能であれば良い。
触針90は、長手方向が駆動用アクチュエータ11(あるいは、微動部アクチュエータ11Aおよび粗動部アクチュエータ11B)の動作方向と略直交配置されかつ前記動作方向に沿う方向に弾性変形可能な弾性レバー91を介して、これらアクチュエータの駆動用可動部に設けられている。このような触針を被測定物の表面に接触させた場合、被測定物と触針90との間に作用する測定力は弾性レバー91に弾性変形をもたらす。従って、弾性レバー91の弾性変形量を検出することで、測定力の変化を知ることができる。弾性レバー91の弾性変形量を検出する検出手段は、例えば、歪みセンサによって構成されていてもよく、レーザ光92などを弾性レバー91の上面に照射して、この上面からの反射光93をもとに弾性レバー91の弾性変形量を検出する検出器94によって構成されていてもよい。
3…スタイラス
4,5…測定力検出手段を構成する加振素子および検出素子
10…プローブ
11…駆動用アクチュエータ(相対移動手段)
12…検出器(位置検出手段)
24…力制御補償器(ゲイン調整手段)
26…カウンタ
28…力制御ループ
50…コントローラ
51…タッチ信号発生部
52…ラッチカウンタ
53…倣い測定制御部
54…倣い制御手段
55…測定値取込手段
56…切替スイッチ手段
56A…切替部
56B…切替制御部。
Claims (12)
- 被測定物の表面に接触する接触部を有するスタイラスおよび前記接触部が前記被測定物の表面に接触した際の測定力を検出する測定力検出手段を有する測定部と、この測定部と被測定物とを相対移動させる相対移動手段と、前記測定部による被測定物の測定位置を測定位置情報として出力する位置検出手段とを備え、前記スタイラスの接触部を被測定物表面に接触させた状態で前記相対移動手段を駆動させながら、前記位置検出手段からの測定位置情報を取り込み、この測定位置情報から被測定物の表面性状を測定する表面性状測定装置であって、
前記測定部からの検出測定力を取り込み、この検出測定力が目標測定力に略一致するように前記相対移動手段を駆動させる倣い制御手段と、
前記測定部からの検出測定力を取り込み、この検出測定力が接触測定力に一致したときにタッチ信号を発生するタッチ信号発生手段と、
前記倣い制御手段が動作中において、前記測定部からの検出測定力の変動幅が予め設定した一定幅未満の状態では、前記位置検出手段からの測定位置情報を所定条件に基づいて取り込み、前記測定部からの検出測定力が振動しかつ振幅が予め設定した一定幅を超えた状態では、前記タッチ信号発生手段からタッチ信号が発生される毎に、前記位置検出手段からの測定位置情報を取り込む測定値取込手段とを備えたことを特徴とする表面性状測定装置。 - 被測定物の表面に接触する接触部を有するスタイラスおよび前記接触部が前記被測定物の表面に接触した際の測定力を検出する測定力検出手段を有する測定部と、この測定部と被測定物とを相対移動させる相対移動手段と、前記測定部による被測定物の測定位置を測定位置情報として出力する位置検出手段とを備え、前記スタイラスの接触部を被測定物表面に接触させた状態で前記相対移動手段を駆動させながら、前記位置検出手段からの測定位置情報を取り込み、この測定位置情報から被測定物の表面性状を測定する表面性状測定装置であって、
前記測定部からの検出測定力を取り込み、この検出測定力が目標測定力に略一致するように前記相対移動手段を駆動させる倣い制御手段と、
前記測定部からの検出測定力を取り込み、この検出測定力が接触測定力に一致したときにタッチ信号を発生するタッチ信号発生手段と、
倣い測定モードとタッチ測定モードとに切り替える切替スイッチ手段と、
前記倣い制御手段が動作中において、前記切替スイッチ手段が倣い測定モードに切り替えられた状態では、前記位置検出手段からの測定位置情報を所定条件に基づいて取り込み、前記切替スイッチ手段がタッチ測定モードに切り替えられた状態では、前記タッチ信号発生手段からタッチ信号が発生される毎に、前記位置検出手段からの測定位置情報を取り込む測定値取込手段とを備えたことを特徴とする表面性状測定装置。 - 請求項2に記載の表面性状測定装置において、
前記切替スイッチ手段は、前記被測定物の表面形状に応じてユーザの選択により、倣い測定モードとタッチ測定モードとに切り替えられる切替部を備えていることを特徴とする表面性状測定装置。 - 請求項2に記載の表面性状測定装置において、
前記切替スイッチ手段は、倣い測定モードとタッチ測定モードとに切り替える切替部と、この切替部を制御する切替制御部とを有し、
前記切替制御部は、前記測定力検出手段で検出される検出測定力の変化に基づいて前記切替部を切り替えることを特徴とする表面性状測定装置。 - 請求項2に記載の表面性状測定装置において、
前記切替スイッチ手段は、倣い測定モードとタッチ測定モードとに切り替える切替部と、この切替部を制御する切替制御部とを有し、
前記切替制御部は、前記被測定物の表面形状に基づいて前記切替部を切り替えること特徴とする表面性状測定装置。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の表面性状測定装置において、
前記倣い制御手段は、前記測定部からの検出測定力と目標測定力との偏差を演算し出力する演算器と、この演算器からの出力信号を設定ゲインで増幅して前記相対移動手段に与えるゲイン調整手段とを含んで構成され、
前記測定部からの検出測定力が振動状態になるように、前記ゲイン調整手段の設定ゲインが調整可能に構成されていることを特徴とする表面性状測定装置。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の表面性状測定装置において、
前記相対移動手段は、前記測定部を微小変位させる微動機構と、この微動機構とともに前記測定部を前記微動機構よりも大変位させる粗動機構とを含んで構成され、
前記倣い制御手段は、前記測定部からの検出測定力と目標測定力との偏差を演算し出力する演算器と、この演算器からの出力信号を設定ゲインで増幅して前記微動機構に与えるゲイン調整手段とを含んで構成され、
前記測定部からの検出測定力が振動状態になるように、前記ゲイン調整手段の設定ゲインが調整可能に構成されていることを特徴とする表面性状測定装置。 - 被測定物の表面に接触する接触部を有するスタイラスおよび前記接触部が前記被測定物の表面に接触した際の測定力を検出する測定力検出手段を有する測定部と、この測定部と被測定物とを相対移動させる相対移動手段と、前記測定部による被測定物の測定位置を測定位置情報として出力する位置検出手段とを備えた表面性状測定装置であって、
前記測定部で検出された測定力を取り込み、この検出測定力が目標測定力に略一致するように前記相対移動手段を駆動させる力制御ループと、
前記測定部で検出された検出測定力を取り込み、この検出測定力が接触測定力に一致したときにタッチ信号を発生するタッチ信号発生手段と、
このタッチ信号発生手段からタッチ信号が発生される毎に、前記位置検出手段からの測定位置情報を取り込む測定値取込手段とを備え、
前記測定力検出手段で検出される検出測定力が振動状態になるように、前記力制御ループが設定可能に構成されていることを特徴とする表面性状測定装置。 - 請求項8に記載の表面性状測定装置において、
前記力制御ループは、前記測定力検出手段で検出された検出測定力と目標測定力との偏差を出力する演算器と、この演算器からの出力を設定ゲインで増幅して前記相対移動手段に与えるゲイン調整手段とを含んで構成され、
前記測定力検出手段で検出される検出測定力が振動状態になるように、前記力制御ループのゲイン調整手段の設定ゲインが調整可能に構成されていることを特徴とする表面性状測定装置。 - 請求項8に記載の表面性状測定装置において、
前記相対移動手段は、前記測定部を微小変位させる微動機構と、この微動機構とともに前記測定部を前記微動機構よりも大変位させる粗動機構とを含んで構成され、
前記力制御ループは、前記測定力検出手段で検出された検出測定力と目標測定力との偏差を出力する演算器と、この演算器からの出力を設定ゲインで増幅して前記微動機構に与えるゲイン調整手段とを含んで構成され、
前記測定力検出手段で検出される検出測定力が振動状態になるように、前記力制御ループのゲイン調整手段の設定ゲインが調整可能に構成されていることを特徴とする表面性状測定装置。 - 請求項1〜請求項10のいずれかに記載の表面性状測定装置において、
前記タッチ信号発生手段は、前記測定部からの検出測定力が接触測定力より高い値から接触測定力を過ぎったときと、前記測定部からの検出測定力が接触測定力より低い値から接触測定力を過ぎったときとの両方のタイミングでタッチ信号を発生することを特徴とする表面性状測定装置。 - 請求項1〜請求項11のいずれかに記載の表面性状測定装置において、
前記測定部は、前記スタイラスを振動させる加振素子および前記スタイラスの振動状態を検出し検出信号として出力する検出素子を含んで構成されていることを特徴とする表面性状測定装置。
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