JP2007277802A - ゴム付帆布の成形方法 - Google Patents

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Mitsuo Matsushita
光雄 松下
Mamoru Kato
守 加藤
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Abstract

【課題】基布をカレンダーロールに挿入させる際に、基布の幅方向にかかる張力及び巻き径による張力差がないゴム付帆布の成形方法及びその装置を提供する。
【解決手段】基布供給ロール7から少なくとも二つのガイドロールを通してカレンダーロール機1に基布9を供給するとともに、基布9に未加硫ゴムを糊付けするゴム付帆布の成形方法において、前記ガイドロールのうち少なくともひとつのロールへ巻き付く基布の巻き付け角度を調整することで、前記基布9とロールとの摩擦力によってカレンダーロール機1へ供給時の基布に掛かる張力を調整するゴム付帆布の成形方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は本発明は、基布の表面に未加硫ゴムを糊付けするカレンダーロール機、更に詳しくは、未加硫ゴムの薄層を基布面に圧着する作業、又は擦り込む作業等の糊付け作業に使用されるカレンダーロール機に関するに基布を挿入するときに基布の幅方向に掛かる張力を一定に保つ為の方法に関する。
従来、スダレ状又は織布状の基布の両面に未加硫ゴムの薄層を圧着する作業(以下、コーティングと呼ぶ)等の糊付け作業をカレンダーロール機を用いて行うには、先ず基布の一側面に未加硫ゴムを糊付けした後、一旦巻き取り、次いで同工程を繰り返して基布の他側面に未加硫ゴムを糊付けして被着一体化させる手段が広く採用されている。
例えば、図1に例示するように、3本のロール群を垂直方向に配したカレンダーロール機1にて基布面に未加硫ゴムをフリクションする場合には、上下各ロール間に細い間隙を設けて配置した3本ロール、即ちトップロール2、センターロール3、ボトムロール4のうち、トップロール2とセンターロール3との間にて未加硫ゴムを貯め、センターロール3の回転に伴い、センターロール3表面に沿って未加硫ゴムの薄層10を形成し、該未加硫ゴム薄層をセンターロール3、ボトムロール4間に引き出し、同時にセンターロール3とボトムロール4間に基布供給ロール7から引き出した基布9を所定の張力をかけながら通過させ、ボトムロール4上にて、基布9の一側面上に未加硫ゴムの薄層10をフリクションした後、一旦図示しない巻き取りロールで巻き取り、次いで同じ作業を繰り返して、基布の他側面に未加硫ゴムをフリクションして、これを冷却し、未加硫ゴムの基布面への被着一体化が実行されている。
しかし従来のコーティング方法では、基布9から固定式ロール等を通さずにセンターロール3とボトムロール4の間を通す為、前記基布9を支える軸13のみでブレーキを掛けていた。しかしこのブレーキ方式では前記軸13によるブレーキ力を大きくする必要が有り、コーティング時に基布の巻きの中心と最も外側では基布に掛かる張力が異なり、このことにより、基布の縦糸張力を不均一化させるために、結果として縦糸の収縮応力の不均一及び横糸にうねりを発生させる原因となり、製品となったときに製品のスラスト力が大きくなる原因となっていた。
本発明は、上記の点に鑑み、基布をカレンダーロールに挿入させる際に、基布の幅方向にかかる張力及び巻き径による張力差がないゴム付帆布の成形方法を提供することを目的とするものである。
本願請求項1記載の発明は、基布供給ロールから少なくとも二つのガイドロールを通してカレンダーロールに基布を供給するとともに、基布に未加硫ゴムを糊付けするゴム付帆布の成形方法において、前記ガイドロールのうち少なくともひとつのガイドロールへ巻き付く基布の巻き付け角度を調整することで前記基布とガイドロールとの摩擦力によってカレンダーロールへ供給時の基布に掛かる張力を調整することを特徴とするゴム付帆布の成形方法にある。
請求項2に記載の発明は、前記ガイドロールのうち他方のガイドロールを基布がカレンダーロールへの進入方向への移動を可能とすることによって、前記ひとつのガイドロールへの基布の巻き付け角度を変量する請求項1に記載のゴム付帆布の成形方法にある。
請求項3に記載の発明は、前記巻き付け角度を155度とした請求項1又は2に記載のゴム付帆布の成形方法にある。
請求項4に記載の発明は、基布供給ロールには最小限のブレーキ力を付加した請求項1から3のいずれかに記載のゴム付帆布の成形方法にある。
請求項1記載の発明によれば、前記ガイドロールのうち少なくともひとつのガイドロールへ巻き付く基布の巻き付け角度を調整することで前記基布とガイドロールとの摩擦力によってカレンダーロールへ供給時の基布に掛かる張力を調整するゴム付帆布の成形方法とすることによって、基布の幅方向の張力差、及び基布の巻き径による張力差が生ずることがない。
請求項2に記載の発明によれば、前記ガイドロールのうち他方のガイドロールを基布がカレンダーロールへの進入方向への移動を可能とすることによって、前記ひとつのガイドロールへの基布の巻き付け角度を変量する請求項1に記載のゴム付帆布の成形方法であることから、確実に基布に掛かる摩擦力を調整できる。
請求項3に記載の発明によれば、前記巻き付け角度を155度とした請求項1又は2に記載のゴム付帆布の成形方法であることから、基布供給ロールのブレーキ力を最小限とすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、基布供給ロールには最小限のブレーキ力を付加することから、基布供給ロールには力が掛からなく、巻き径による張力のバラツキや、帆布の幅方向の張力の差は極力小さくできる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は3本のロールを垂直方向に配してなるカレンダーロール機を使って基布に未加硫ゴムをフリクションする場合のカレンダー装置の概略正面図で、カレンダーロール機1を構成する3本のロールは垂直方向にて、各ロール間に平行状態にある間隔を保って配設され、即ちトップロール2とセンターロール3の間には、本図面上では図示を省略された装置をもって、予め材料の配合、混練かつ加熱処理された未加硫ゴム6が、両ロール2、3の食い込み方向側へと供給され、両ロール2、3間にて一時的に、貯まった未加硫ゴム6は、両ロールの回転に伴い延転しつつ、センターロール3表面に沿ってセンターロール3を略半巻きした未加硫ゴムの薄層10となってセンターロール3とボトムロール4間に引き出される。一方センターロール3とボトムロール4間には基布供給ロール7から引き出された基布9が第1のガイドロール11及び第2のガイドロール12を介して低張力下にて供給され、センターロール3とボトムロール4間にて、該部を通過する基布9の一側面に前記未加硫ゴムの薄層10を擦り込み付着させた後、図示しないガイドローラを介して、巻き取りロールに一旦巻き取る。尚基布9面に付着せず余った未加硫ゴムの一部はセンターロール3の表面に付着して還流する。次いで同じ作業を繰り返して、基布9の他側面にも未加硫ゴムを擦り込み、これを冷却し、未加硫ゴムを基布の両面に付着一体化した糊付反を得る。
ここで前記基布9は基布供給ロール7から少なくとも2つのガイドロールを通してカレンダーロール機1に供給されるが、図1に示すように、基布供給ロール から供給された基布9は、第1のガイドロール11に巻き掛けられた後、第2のガイドロール12に巻き掛けられ、そして、カレンダーロール機1に挿入される。
ここで、第2のガイドロール12を基布9のカレンダーロール機1への進入方向と平行に移動させることによって、第1のガイドロール11への基布9の巻き付け角度が変量でき、それに伴い、第1のガイドロール11と基布9との摩擦力も変ることで、第1のガイドロール11の基布9への摩擦力が基布9へのブレーキとなる。
そうすることによって、基布供給ロール7に掛けるブレーキは最小限の力で良く、基布9の幅方向に掛かる張力及び巻き径による張力差を無くすことができる。
以下、具体的な実施例を伴って説明する。
(実施例)
基布供給ロール7から基布9を第1のガイドロール11へ供給した。このときの第1のガイドロール11上での基布9の巻き付け角度αは155度であった。次に第2のガイドロール12に基布9を供給した後にカレンダーロール機1に基布9を供給するものであった。ここで、基布供給ロール7と第1のガイドロール11との間でベルト幅のそれぞれの位置で基布の収縮応力を測定した。条件としては、4%基布が伸張したときの収縮応力を測定した。基布の幅方向での中央部の収縮応力は0.1KNであった。それぞれの位置で中央部を100とした結果を図2に示す。
そして、前記基布9をカレンダーロール機1にてフリクション及びコーティングを行い、そして、そのゴム糊をコーティングした帆布を用いてベルトスリーブを成形、加硫、及び所定幅に切断して歯付ベルト106MY25を得た。
上記歯付ベルトにて横振れの試験を行った。24歯の駆動側プーリと平プーリの従動側プーリの間に懸架し、従動側プーリに荷重350Nを掛け、ベルトを2回転させ、その後ベルト1回転中のベルトの幅方向への移動量を測定した。このとき、ベルトが0.6mm移動すると不良とした。実施例における月毎の不良率は図4に示すように、約0.2%と安定していた。
(従来例)
基布9を基布供給ロール7から直接カレンダーロール機1に供給した。このとき基布供給ロール7に掛かっているトルクは5KNであった。そして、このときにカレンダーロール機1と基布供給ロール7間での基布9の幅方向での中央で基布の収縮応力を測定したところ4%伸張時の収縮応力が0.1KNであった。そして、基布9の幅方向における任意の位置で収縮応力を測定したところ、中央部を100とすれば図3のような結果となり、基布の幅方向で端になる程収縮応力が増加していることがわかる。
さらに、実施例と同じ条件で従来の装置で製造したベルトを用いて横振れの測定を行った。このときの結果を図4に示す。従来例は実施例と比べると横振れ不良率が5倍以上あることがわかる。
本発明のカレンダー装置の概略正面図である。 本発明の成形方法における基布の幅方向での位置における収縮応力を示した図である。(基布中央を100とした) 従来の成形方法における基布の幅方向での位置における収縮応力を示した図である。(基布中央を100とした) 本発明方法で成形したベルトの横振れ不良率を経時によって調査したグラフである。 従来の方法で成形したベルトの横振れ不良率を経時によって調査したグラフである。
符号の説明
1 カレンダーロール機
2 トップロール
3 センターロール
4 ボトムロール
6 未加硫ゴム
9 基布
10 未加硫ゴムの薄層
11 第1のガイドロール
12 第2のガイドロール
13 軸

Claims (4)

  1. 基布供給ロールから少なくとも二つのガイドロールを通してカレンダーロールに基布を供給するとともに、基布に未加硫ゴムを糊付けするゴム付帆布の成形方法において、前記ガイドロールのうち少なくともひとつのガイドロールへ巻き付く基布の巻き付け角度を調整することで前記基布とガイドロールとの摩擦力によってカレンダーロールへ供給時の基布に掛かる張力を調整することを特徴とするゴム付帆布の成形方法。
  2. 前記ガイドロールのうち他方のガイドロールを基布がカレンダーロールへの進入方向への移動を可能とすることによって、前記ひとつのガイドロールへの基布の巻き付け角度を変量する請求項1に記載のゴム付帆布の成形方法。
  3. 前記巻き付け角度を155度とした請求項1又は2に記載のゴム付帆布の成形方法。
  4. 基布供給ロールには最小限のブレーキ力を付加した請求項1から3のいずれかに記載のゴム付帆布の成形方法。
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