JP2007277032A - ガラスパネル切断装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】レーザ光照射によって形成される比較的浅いスクライブ溝を有するガラスパネルを、クラックの生じない状態で効率良く切断する。
【解決手段】ガラスパネル9を載置するブレークテーブル6と、ガラスパネルの位置測定を行なう位置測定カメラ2と、ガラスパネル9に設けられたスクライブ溝91を目がけてブレード3を降下させるものであって、サーボモータ11、アクチュエータ12等からなるブレークプレス機構1と、位置測定カメラ2からのデータ等を基にブレークテーブル6の作動制御、ブレークプレス機構1の作動制御を行なうものであって内部にメモリー機構51を有する制御手段5と、からなる。
【選択図】図1
【解決手段】ガラスパネル9を載置するブレークテーブル6と、ガラスパネルの位置測定を行なう位置測定カメラ2と、ガラスパネル9に設けられたスクライブ溝91を目がけてブレード3を降下させるものであって、サーボモータ11、アクチュエータ12等からなるブレークプレス機構1と、位置測定カメラ2からのデータ等を基にブレークテーブル6の作動制御、ブレークプレス機構1の作動制御を行なうものであって内部にメモリー機構51を有する制御手段5と、からなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、電気光学パネル、例えば液晶用ガラス基板等の基礎となるガラスパネルを所定の形態に切り出すためのガラスパネル切断装置に関するものである。
一般に、電気光学パネルの一例としての液晶パネル等は、主にガラスパネル基板を2枚貼り合せた状態のものの、その間に液晶を注入することによって形成されるようになっているものである。そして、このように貼り合わされて形成された大形基板を所定の切断手段にて切断して、複数個の単体液晶パネルを形成させる(製造する)ようにしているものである。この切断工程において、従来は、主にダイヤモンド工具(ダイヤモンドカッタ)によって大形基板の表面に所定の溝(スクライブ溝)を形成させておき、このスクライブ溝に沿って上記大形基板に所定の曲げモーメント等を加えることによって単体液晶パネルを切出すようにしているものである。しかしながら、このようなダイヤモンドカッタによるスクライブ溝の形成並びに当該スクライブ溝を基礎としたパネル基板の切断方式を採るものにおいては、上記パネル基板切断時に、上記スクライブ溝の周辺部にクラックが発生し、このクラックを基に、液晶パネルが破損をするおそれがあると言う問題点がある。このような問題点を解決するために、ダイヤモンドカッタ等による機械的なスクライブ溝形成をやめて、クラックの生じにくいレーザ光照射によるスクライブ溝の形成方法等が、最近においては採られるようになっている。
特開2004−238269号公報
特開平5−185270号公報
ところで、上記レーザ光照射によるスクライブ溝の形成においては、レーザ光の照射によるエネルギーには限度があるところから、レーザ光照射のみでは十分な深さのスクライブ溝を得ることができず、例えば特許文献1に記載の如く、レーザ光照射と基板表面への加熱及び冷却によって形成される熱歪応力の発生との組合わせによる方法、あるいは特許文献2に記載の如く、予め形成された条痕のところに微量の液体を付着させるとともに、この液体のところにレーザ光を照射し、液体を蒸発させることによって条痕を更に進行させて、基板の切断を小さな力にて行なわせるようにしているもの(方法)等が挙げられる。このように、レーザ光を照射することによってスクライブ溝を形成させる方法は、スクライブ溝の深さを十分に得ることが難しいところから、レーザ光照射の外に、別のスクライブ溝深さ進行用の補助手段が必要とされ、パネル基板切断手段としては生産性が良くないと言う問題点がある。このようなレーザ光照射に基づいて形成される比較的浅いスクライブ溝を有する状態のガラスパネルについて、これを効率良く、かつ、クラック等の生じない状態で切断するようにしたガラスパネル切断装置を提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
上記課題を解決するために、本発明においては次のような手段を講ずることとした。すなわち、請求項1記載の発明である第一の発明においては、少なくともいずれか一方の面側に、既にスクライブ溝の設けられているガラスパネルを上記スクライブ溝に沿って切断するガラスパネル切断装置に関して、上記ガラスパネルを載置するものであって所定の駆動装置にて所定の方向へスライド駆動されるとともに、ある一定点にて旋回運動可能なように形成されたブレークテーブルと、当該ブレークテーブル上に搭載されたガラスパネルのブレーク位置決めを行なうためのものであってガラスパネルの位置測定を行なう位置測定カメラと、当該位置測定カメラにて測定されたデータを基に上記スクライブ溝を目がけて所定のブレードを降下させるように作動するものであって、サーボモータ、当該サーボモータにて駆動されるものであって往復直線運動するアクチュエータからなるブレークプレス機構と、当該ブレークプレス機構を形成する上記アクチュエータのところに設けられるブレードと、上記位置測定カメラからのデータを基に上記ブレークテーブルの作動制御、並びに上記ブレークプレス機構の作動制御を行なうものであって内部にメモリー機構を有する制御手段と、からなるようにした構成を採ることとした。
また、請求項2記載の発明である第二の発明においては、請求項1記載のガラスパネル切断装置に関して、上記ブレークプレス機構を形成するアクチュエータのところに設けられるブレードの上下方向作動速度を、多段階状に、または無段階状に変化させるようにした構成を採ることとした。
また、請求項3記載の発明である第三の発明においては、請求項1または請求項2のいずれかに記載のガラスパネル切断装置に関して、ブレークプレス機構を形成するアクチュエータのところに設けられるブレードを、所定の幅方向長さを有するメインブレードと、当該メインブレードよりは小さな値の幅方向長さを有するサブブレードとの少なくとも2枚のブレードからなるようにした構成を採ることとした。
第一の発明によれば、ガラスパネル表面に形成されたスクライブ溝が、例えばレーザ光照射によって形成されたものであり、その溝深さが浅いものであったとしても、ガラスパネルを上記スライブ溝に沿ってクラック等を生じさせない状態で効率良く切断することができるようになる。また、本発明のものにおいては、制御手段内にメモリー機能を有する部分(メモリー機構)が設けられるようになっており、このメモリー機構内へガラス板厚の異なるもの、あるいは切断すべきスクライブ溝の間隔等の異なるもの等、複数種類のガラスパネルについての切断仕様を予め入力しておくことができるようになっている。このように、複数種類の切断メニューを予め入力しておくことによって、この入力メニューに従って、複数種類の異なったガラスパネルを効率良く切断することができるようになる。
また、第二の発明のものにおいては、ブレードの上下動、特に下方向へのストローク移動を、例えば、初期の段階においては速い速度でブレードの刃先をガラスパネル表面に到達させるようにして切断速度を速めさせるとともに、ブレード刃先がガラス表面に接触するようになる、その寸前からは比較的緩やかにブレードを降下させて、スクライブ溝周りへの応力の発生を緩和させるようにする。これによって、スクライブ溝周りでのクラックの発生を防止することができるようになる。そして、このようにして、ブレードの降下が完了した後には、ブレードの上昇を迅速に、すなわち、高速度で元の位置へ復帰させるようにする。このように、ブレードの降下速度を、多段階状に、または無段階状に滑らかに変化させることによって、全体的な切断速度を高めさせたうえで、スクライブ溝周りにおけるクラックの発生等を未然に防止することができるようになる。
また、第三の発明のものにおいては、アクチュエータのところに取り付けられるブレードを、幅の広い大形のガラスパネルを一工程にて幅方向全体を一度に切断することのできるような幅方向長さの長い大形のブレード(メインブレード)と、このようなメインブレードの幅方向長さの1/2〜1/3程度の長さを有する小形のサブブレードとの、少なくとも2枚以上の構成からなるようにしたので、幅の広いガラスパネルがブレークテーブル上に搬送されて来た場合、あるいは比較的幅の狭いガラスパネルが搬送されて来た場合のいずれの場合においても、手際良く切断作業を進めることができるようになる。また、メインブレードでは一度に切断することができないような超大幅のガラスパネルがブレークテーブル上に搭載されたような場合には、小幅のサブブレードを用いて幅方向に2〜3回程度に小分けした状態で、順次切断作業を行なうことができるようになり、全体的には、効率的な切断作業を進めることができるようになる。
本発明を実施するための最良の形態について、図1ないし図5を基に説明する。本実施の形態にかかるものは、少なくともいずれか一方の面側に、既にスクライブ溝の設けられているガラスパネルを上記スクライブ溝に沿って切断するガラスパネル切断装置に関するものである。具体的には、図1に示す如く、ガラスパネル9を載置するものであってベース88に設けられた駆動装置8にて所定の方向へスライド駆動されるとともにある一定点にて旋回運動可能なように形成されたブレークテーブル6と、当該ブレークテーブル6上に搭載されたガラスパネル9のブレーク位置決めを行なうためのものであってガラスパネルの位置測定を行なう位置測定カメラ2と、当該位置測定カメラ2にて測定されたデータを基に上記ガラスパネル9に既に設けられているスクライブ溝91を目がけて所定のブレード3、33を降下させるように作動するものであって、サーボモータ11、アクチュエータ12等からなるブレークプレス機構1と、当該ブレークプレス機構1を形成するアクチュエータ12のところに取付けられるブレード3、33と、上記位置測定カメラ2からのデータを基に上記ブレークテーブル6の作動制御、並びに上記ブレークプレス機構1の作動制御を行なうものであって内部にメモリー機構51を有する制御手段5と、からなることを基本とするものである。
このような基本構成からなるものにおいて、ブレークプレス機構1は、具体的には、制御手段5からの指令に基づいて作動するサーボモータ11と、当該サーボモータ11による回転運動を往復直線運動に変換するアクチュエータ12と、からなるものである。そして、このアクチュエータ12は上記サーボモータ11による回転運動を往復直線運動に変換するナットスクリュー機構等を基に形成されるようになっているものである。なお、上記ナットスクリュー機構において、ナットとスクリューとの間にはナットの回転運動を円滑にスクリューに伝達するためのボールが設けられるようになっている。すなわち、本ナットスクリュー機構はボールネジ機構にて形成されるようになっているものである。
そして、このようなナットスクリュー機構を主に形成されるアクチュエータ12の先端部のところ、具体的にはスクリュー部先端部のところには、図1に示す如く、アタッチメント35等を介してブレードが取付けられるようになっているものである。なお、このブレードについては、本実施の形態においては、例えば図1に示す如く、比較的長めの刃幅を有するメインブレード3の他に、予備用のものとして、上記メインブレード3よりは刃幅の長さの短いサブブレード33が、上記メインブレード3とは離れたところに、メインブレード3と平行なように、かつ、上記アクチュエータ12のところに、アタッチメント35を介して取付けられるようになっているものである。そして、このような構成からなるブレークプレス機構1が、図1に示す如く、ベース88上にフレーム81を介して設けられるようになっているものである。
このような構成からなるブレークプレス機構1の設けられるフレーム81のところであって上記ブレークプレス機構1の近傍部のところには、CCDカメラ機構等からなるものであって、後に述べるワーク(ガラスパネル)9の位置等を監視する位置測定カメラ2が設けられるようになっている。
また、上記フレーム81等を支える基盤となるベース88上には、ワークであるガラスパネル9を搭載して、当該ガラスパネル9を所望の位置へと送り出すブレークテーブル6が設けられるようになっている。このブレークテーブル6は、具体的には、図1に示す如く、ワーク9を所定の方向へスライド移動させるスライドテーブル61と、当該スライドテーブル61上に設けられるものであってワーク9を所定の位置にて旋回移動させるように形成された旋回テーブル66と、からなるものである。なお、この旋回テーブル66を旋回移動させる機構は、例えば図1に示す如く、当該旋回テーブル66の円周部に設けられたギヤ部662及び当該ギヤ部662と噛合い係合するものであってサーボモータ665にて回転駆動されるピニオンギヤ661からなるものである。そして、このような旋回テーブル66の搭載されたスライドテーブル61を、後に述べる制御手段5からの指令に基づいて適宜移動させる駆動装置8が上記ベース88の適宜位置に設けられるようになっているものである。なお、この駆動装置8は、ボールネジ方式のナットスクリュー機構、またはリニアモータ機構等にて往復直線運動が可能なように形成されるようになっているものである。
次に、上記ブレークテーブル6の移動、具体的には駆動装置8の駆動制御、更には、ブレークプレス機構1を形成するアクチュエータ12に取付けられたブレード3、33の上下方向への移動制御、具体的にはサーボモータ11の作動制御等を行なう制御手段5について説明する。このものは、マイクロプロセッサユニット(MPU)を主に形成されるコンピュータ機構からなるものであり、その内部には、種々の制御データを予め入力しておくように形成されたメモリー機構51が設けられるようになっているものである。このメモリー機構51には、ガラスパネル9の板厚の異なるもの、あるいはスクライブ溝91の間隔等の異なるもの等において最適の切断条件を引出すことができるように、複数種類のワーク9に関するデータが予め入力されるようになっているものである。すなわち、複数種類のワークに関するデータがメニューとして予め入力されるようになっており、実際の切断作業に当っては、このメニューを適宜選ぶことによって最適の切断条件が設定されるようになっているものである。なお、この切断条件については、上記ブレード3、33の降下速度を、例えば座標軸の横軸に時間(t)を、そして縦軸にはブレード3、33のストローク量(S)を採った場合において、その変化状態を、多段階状に、あるいは無段階状に変化させることができるようになっているものである。そして、その変化の割合(状態)、具体的には、図5に示すような変化割合等が上記メモリー機構51に予め入力されるようになっているものである。
次に、このような構成からなる本ガラスパネル切断装置によるガラスパネルの切断工程について説明する。まず、図1に示すブレークテーブル6、具体的には旋回テーブル66上に所定の弾性を有するクッションシート7を敷いて、このクッションシート7上にガラスパネルからなるものであって所定のスクライブ溝91の設けられたワーク9を設置する。なお、このとき、上記ワーク9は、その表面に設けられたスクライブ溝91が上記クッションシート7の表面側に来るように設置される(図2参照)。また、このようにワーク9の設置される(搭載される)クッションシート7としては、弾性体からなるシート状部材等が用いられるようになっている。このように所定のワーク9がブレークテーブル6上に搭載された状態において、図1におけるサーボモータ11、アクチュエータ12等を作動させて、ブレード3、33を下方向へと移動させる。このブレード3、33の降下運動によって、例えば図2に示す如く、ブレード3、33がガラスパネルからなるワーク9の表面をクッションシート7側へ向って押付けるように作用する。その結果、クッションシート7上に搭載されたワーク9は、図2の二点鎖線図示の如く、下へ向って凸状に撓み変形をする。この撓み変形によって、下側にスクライブ溝91の設けられた状態のワーク9は、当該スクライブ溝91を基点にして破断(ブレーク)し、2つのワークピース9’、9’へと分割されることとなる。
なお、このような切断工程が進められるに当って、まず、段取り工程として、ブレークテーブル6上にクッションシート7を介してワーク9が搭載された状態において、制御手段5からの指令に基づき、往復直線運動機構を形成する駆動装置8を作動させて、ブレークテーブル6を形成するスライドテーブル61を所定の位置へと移動させる。本実施の形態においては、制御手段5からの指令に基づいてサーボモータ85を作動させるとともに、当該サーボモータ85に連結されたナットスクリュー機構を作動させて、スライドテーブル61をベース88上の所定の位置へと移動させる。これに続いて、あるいは、これと同時に上記制御手段5からの指令に基づいて、ピニオンギヤ661あるいはサーボモータ665等からなる駆動機構を作動させて、更には、旋回テーブル66の外周部に設けられたギヤ部662の作動を介して、上記旋回テーブル66を適宜位置へと旋回移動させる。そして、このとき、上記位置測定カメラ2による位置測定情報を基に、上記各テーブル61、66を適宜位置にて停止させ、この位置に固定する。これによって、ワーク9に設けられたスクライブ溝91がブレード3、33の真下に来るように設定される(図2参照)。このようにしてワーク9の位置設定がなされた状態において、次に、制御手段5からの指令に基づき、例えば図3の(イ)に示す如く、ブレード3、33が下方へと駆動される。その結果、ワーク9は、スクライブ溝91に沿って切断され、図3の(ロ)に示すような短冊状のワークピース9’が切出されることとなる。そして更に、このようにして切出された短冊状のワークピース9’を、当該ワークピース9’に設けられたスクライブ溝91に沿って更に細かく切断することによって単体のワークピースが切出されることとなる。
このようなワーク9の切断工程において、ブレード3、33の下方向への移動速度を、例えば図5に示す如く、多段階状(A)または無段階状(B)に変化させるようにする。具体的には、ブレード3、33の移動速度を、初期の段階においては速い速度でブレードの刃先がガラスパネル(ワーク)9の表面に早く到達するようにするとともに、ブレード3、33の刃先がワーク9の表面に接触するようになる、その寸前においては比較的緩やかにブレード3、33を降下させるようにして、スクライブ溝91周りにおける応力の発生を緩和させるようにする。すなわち、図5に示す如く、ブレード3、33の単位時間当たりの降下量(降下速度)を初期の段階においては大きく採る。そして、ブレード3、33がガラスパネル(ワーク)9の切断位置に近づくに従って、徐々に小さくし、接触時には非常に小さな値、すなわち、遅い速度でブレード3、33をワーク9の表面へ押付けさせるようにする。これによって、スクライブ溝91周りでのクラックの発生を未然に防止することができるようになる。そして、このようにして、ブレードの降下が完了した後には、ブレード3、33の上昇を迅速に、すなわち、ブレード3、33を高速度で元の位置へと復帰させるようにする。このように、ブレード3、33の降下速度を、図5の(A)に示すように多段階状に、または図5の(B)に示すように無段階状に滑らかに変化させることによって、全体的な切断速度を高めさせたうえで、スクライブ溝91周りにおけるクラックの発生等を未然に防止することができるようになる。
また、このような切断工程の外に、超大幅のガラスパネル(ワーク)9を複数回のストローク工程にて切断する場合について、図4を基に説明する。この場合には、図1に示すサブブレード33を用いて、ワーク9を切断することとする。このサブブレード33は、メインブレード3に対して、その幅方向の長さが1/2〜1/3程度の長さを有する小形のものからなるものである。このような小形のサブブレード33を用いて、当該サブブレード33を、図4に示す如く、幅の広いガラスパネル(ワーク)9に設けられたスクライブ溝91に沿って横方向へと順次繰り返し作動させることによって、幅の広い大形のガラスパネル(ワーク)9を手際良く切断することができるようになる。すなわち、メインブレード3では一度に切断することができないような超大幅のガラスパネル(ワーク)9がブレークテーブル6上に搭載されて来たような場合には、小幅のサブブレード33を用いて幅方向に2〜3回程度に小分けした状態で、順次切断作業を行ない、これによって、効率的な切断作業を進めることができるようになる。なお、上記サブブレード33については、この外に、図3の(ロ)及び図4の(ロ)に示す如く、短冊状に切断されたワークピース9’を更に細かく個別のワークピース(パネル単体)へと切出す際にも用いられることとなる。
このように、本実施の形態のものにおいては、サーボモータ11にて駆動されるアクチュエータ12のところに大形のメインブレード3と小形のサブブレード33とを設けておくようにするとともに、これらの各ブレード3、33の作動(上下動)速度を予め入力されたデータに基づき、適宜値に制御するようにしたので、レーザ光照射等による比較的浅いスクライブ溝91を有するものにおいても、クラック等を生じさせない状態で、かつ、手際良く切断することができるようになった。その結果、ガラスパネル等からなるワーク9の切断(切出し)作業についての生産性の向上を図ることができるようになった。
1 ブレークプレス機構
11 サーボモータ
12 アクチュエータ
2 位置測定カメラ
3 メインブレード
33 サブブレード
35 アタッチメント
5 制御手段
51 メモリー機構
6 ブレークテーブル
61 スライドテーブル
66 旋回テーブル
661 ピニオンギヤ
662 ギヤ部
665 サーボモータ
7 クッションシート
8 駆動装置
81 フレーム
82 ナットスクリュー機構
85 サーボモータ
88 ベース
9 ワーク
9’ ワークピース
91 スクライブ溝
11 サーボモータ
12 アクチュエータ
2 位置測定カメラ
3 メインブレード
33 サブブレード
35 アタッチメント
5 制御手段
51 メモリー機構
6 ブレークテーブル
61 スライドテーブル
66 旋回テーブル
661 ピニオンギヤ
662 ギヤ部
665 サーボモータ
7 クッションシート
8 駆動装置
81 フレーム
82 ナットスクリュー機構
85 サーボモータ
88 ベース
9 ワーク
9’ ワークピース
91 スクライブ溝
Claims (3)
- 少なくともいずれか一方の面側に、既にスクライブ溝の設けられているガラスパネルを上記スクライブ溝に沿って切断するガラスパネル切断装置において、上記ガラスパネルを載置するものであって所定の駆動装置にて所定の方向へスライド駆動されるとともに、ある一定点にて旋回運動可能なように形成されたブレークテーブルと、当該ブレークテーブル上に搭載されたガラスパネルのブレーク位置決めを行なうためのものであってガラスパネルの位置測定を行なう位置測定カメラと、当該位置測定カメラにて測定されたデータを基に上記スクライブ溝を目がけて所定のブレードを降下させるように作動するものであって、サーボモータ、当該サーボモータにて駆動されるものであって往復直線運動するアクチュエータからなるブレークプレス機構と、当該ブレークプレス機構を形成する上記アクチュエータのところに設けられるブレードと、上記位置測定カメラからのデータを基に上記ブレークテーブルの作動制御、並びに上記ブレークプレス機構の作動制御を行なうものであって内部にメモリー機構を有する制御手段と、からなることを特徴とするガラスパネル切断装置。
- 請求項1記載のガラスパネル切断装置において、上記ブレークプレス機構を形成するアクチュエータのところに設けられるブレードの上下方向作動速度を、多段階状または無段階状に変化させるようにしたことを特徴とするガラスパネル切断装置。
- 請求項1または請求項2のいずれかに記載のガラスパネル切断装置において、ブレークプレス機構を形成するアクチュエータのところに設けられるブレードを、所定の幅方向長さを有するメインブレードと、当該メインブレードよりは小さな値の幅方向長さを有するサブブレードとの少なくとも2枚のブレードからなるようにしたことを特徴とするガラスパネル切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006103821A JP2007277032A (ja) | 2006-04-05 | 2006-04-05 | ガラスパネル切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006103821A JP2007277032A (ja) | 2006-04-05 | 2006-04-05 | ガラスパネル切断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2007277032A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110119898A1 (en) * | 2008-05-16 | 2011-05-26 | Güdel Group AG | Method for machining a laminate |
KR101101801B1 (ko) | 2008-02-29 | 2012-01-05 | 미쓰보시 다이야몬도 고교 가부시키가이샤 | 스크라이브 장치 및 스크라이브 방법 |
-
2006
- 2006-04-05 JP JP2006103821A patent/JP2007277032A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101101801B1 (ko) | 2008-02-29 | 2012-01-05 | 미쓰보시 다이야몬도 고교 가부시키가이샤 | 스크라이브 장치 및 스크라이브 방법 |
US20110119898A1 (en) * | 2008-05-16 | 2011-05-26 | Güdel Group AG | Method for machining a laminate |
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