JP2007276952A - テープカッター装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】粘着テープの非粘着面側に切断刃を配置できるとともに、切断後に容易に粘着テープの切断端部に外側が非粘着面から成る折り返し部を形成できる。
【解決手段】切断刃9を粘着テープ2の非粘着面2b側において粘着テープ2の引き出し方向に回動可能に配設するとともに、切断刃9を引き出し方向とは反対方向に付勢するねじりコイルばね8を設け、さらに、切断刃9の引き出し側とは反対側における粘着テープ2の非粘着面2b側に配置され、非粘着面2bが接触して巻き付けられ、かつ粘着テープ2の引き出しに伴って回転する回転ローラ11と、弾性変形が可能であって、かつ粘着テープ2の引き出しとともに粘着テープ2の非粘着面2bを摺動し、切断刃9を粘着テープ2の引き出し方向に回動させるガイド部材10とを設けた構成にしてある。
【選択図】図19

Description

本発明は、切断した粘着テープの切断端部を折り返して外側が非粘着部から成る折り返し部を形成することができるテープカッター装置に関する。
この種の従来技術として、特許文献1に示されるものがある。この従来技術は、一面に粘着面を、他面に非粘着面をそれぞれ有する粘着テープを収納可能なリール、すなわち収納部と、粘着テープの粘着面側に回動可能に配置され、上述の収納部から指で摘んで引き出された粘着テープを切断する切断刃とを備えた構成になっている。また、切断された粘着テープの切断端部を切断刃との間で折り返して、摘み部すなわち、外側が非粘着部から成る折り返し部を形成する円筒状の待機部も備えた構成になっている。
このように構成される従来技術にあっては、粘着テープを必要箇所に貼り付ける際には、例えば貼り付け予定領域の全長に相当する長さとなるように、粘着テープの折り返し部を指先で摘んで引き出して貼り付けることが行われる。また、粘着テープが必要箇所に貼り付けられた後、剥がす際には、粘着テープの外側が非粘着部から成る折り返し部を指先で摘んで引っ張り上げることにより、その粘着テープを簡単に剥がすことができる。
特許第2958331号公報
ところで、粘着テープの貼着作業の作業能率の向上のために、粘着テープを段ボール等の被貼着部材に貼り付ける際に、上述のように粘着テープを貼り付け予定領域の全長に相当する長さとなるように引き出して貼り付けるようなことをしないで、粘着テープの先端部だけを被貼着部材に貼り付け、その後引き続いて粘着テープを保持している本体側を移動させることによって、粘着テープを貼り付け予定領域に貼り付けたい場合がある。このようにして粘着テープを貼り付ける場合には、上述した従来技術の構成とは異なって、切断刃を粘着テープの粘着面とは反対側の面である非粘着面側に配置するようにしたい。しかしながら、単に切断刃を粘着テープの非粘着面側に配置しただけでは、被貼着部材から剥がすときに便利なものとなっている外側が非粘着部から成る折り返し部の形成は難しくなる。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、粘着テープの非粘着面側に切断刃を配置できるとともに、切断後に容易に粘着テープの切断端部に外側が非粘着面から成る折り返し部を形成できるテープカッター装置を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、一面に粘着面を、他面に非粘着面をそれぞれ有する粘着テープを収納可能な収納部と、この収納部に収納された上記粘着テープが引き出される引き出し部と、この引き出し部から引き出された上記粘着テープを切断する切断刃とを備えたものにあって、上記切断刃を上記粘着テープの上記非粘着面側において上記粘着テープの引き出し方向に回動可能に配設するとともに、上記切断刃を上記引き出し方向とは反対方向に付勢する付勢部材を設け、さらに、上記切断刃の引き出し側とは反対側における上記粘着テープの非粘着面側に配置され、上記非粘着面が接触して巻き付けられ、かつ上記粘着テープの引き出しに伴って回転する回転ローラと、弾性変形が可能であって、かつ上記粘着テープの引き出しとともに上記粘着テープの上記非粘着面を摺動し、上記切断刃を上記粘着テープの引き出し方向に回動させるガイド部材とを設けたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、粘着テープを段ボール等の被貼着部材に貼り付ける際には、まず最初に被貼着部材に粘着テープの先端部を貼り付ける。その後引き続いて収納部を含む本体側を移動させて粘着テープを引き出しながら、その引き出された粘着テープの部分を順次被貼着部材に貼り付けていく。この際、引き出し部からの粘着テープの引き出し操作に伴って、回転ローラが粘着テープの非粘着面と接触して回転するとともに、ガイド部材が適宜弾性変形しながら粘着テープの非粘着面を摺動する。このガイド部材の摺動により切断刃が付勢部材の付勢力に抗して粘着テープの引き出し方向に回動する。このようにして被貼着部材の貼り付け予定領域の全体に粘着テープが貼り付けられる。
その後この粘着テープが、その非粘着面側に配置された切断刃で切断される。この切断刃で切断された際に、付勢部材の付勢力によって切断刃及びガイド部材が粘着テープの引き出し方向と反対方向に回動し、この切断刃と回転ローラとの間で粘着テープの切断端部が折り返され、粘着テープの切断端部に、外側が非粘着面から成る折り返し部が形成される。このように本発明は、粘着テープの非粘着面側に切断刃を配置できるとともに、切断後に付勢部材の付勢力、及び切断刃を介して容易に粘着テープの切断端部に外側が非粘着部から成る折り返し部を形成できる。また、ガイド部材が適宜弾性変形しながら粘着テープの非粘着面を摺動して切断刃を開く方向に回動させることから、粘着テープを傷つけることなく被貼着部材に貼り付けることができるとともに、ガイド部材によって切断刃を円滑に開かせることができる。
また、本発明は上記発明において、上記ガイド部材が、上記切断刃の前方に向かって突出するように並設された複数のコイルばねを含むことを特徴としている。このように構成した本発明は、粘着テープの引き出しに伴う弾性変形を構成が簡単な複数のコイルばねによって容易に実現させることができる。
また、本発明は上記発明において、記ガイド部材が、上記切断刃の前方に向かって突出するように複数並設され、それぞれ上記粘着テープの上記非粘着面に沿う湾曲部を有する線ばねを含むことを特徴としている。このように構成した本発明は、粘着テープの引き出しに伴う弾性変形を構成が簡単な複数の線ばねによって容易に実現させることができる。
また、本発明は上記発明において、上記切断刃の先端部を、上記引き出し方向とは反対方向に折り曲げ形成したことを特徴としている。このように構成した本発明は、粘着テープの切断時に、折り曲げ形成された切断刃の先端部に粘着テープの切断端部の切断面が係合し、この切断面が切断刃の先端部に押圧されることによって、粘着テープの切断端部に確実に折り返し部を形成させることができる。
また、本発明は上記発明において、上記ガイド部材による上記切断刃の引き出し方向の回動角度を調整可能な調整機構を備えたことを特徴としている。このように構成した本発明は、調整機構によって、粘着テープの厚さ寸法に応じた最適な切断刃の回動角度に調整することができる。
本発明は、粘着テープの非粘着面側に切断刃を配置できるとともに、切断後に付勢部材の付勢力と切断刃を介して粘着テープの切断端部を折り返して、外側が非粘着面から成る折り返し部を形成できる。これにより、被貼着部材に貼り付けられた粘着テープを剥がす際に、折り返し部を把持して容易に粘着テープを剥がすことができ、また、粘着テープの本体側を移動させて行う粘着テープの貼着作業が可能となり、この粘着テープの貼着作業の作業能率を向上させることができる。
また、ガイド部材の弾性変形を介して粘着テープを傷付けることなく切断刃を円滑に開く方向に回動させて切断することができ、被貼着部材に貼り付けられる粘着テープを良好な品質に維持することができる。
以下,本発明に係るテープカッター装置を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
[本実施形態の構成]
図1は本発明に係るテープカッター装置において切断刃が閉じられた状態を示す側面図、図2は本実施形態において切断刃が回動して開かれた状態を示す要部拡大図である。図3は図1のA方向から見た図、図4は切断刃が開かれた状態を示す図3に対応する図、図5は図1のB方向から見た図、図6は切断刃が開かれた状態を示す図5に対応する図、図7は図1のC方向から見た図、図8は切断刃が開かれた状態を示す図7に対応する図である。
図9〜図19は粘着テープの貼着動作を示す図で、図9は粘着テープの貼着作業開始直前の状態を示す側面図、図10は粘着テープの貼着作業開始時の状態を示す側面図、図11は粘着テープの貼着作業の途中の状態を示す側面図である。図12は図11に示す状態からさらに貼着作業が進行したときの状態を示す側面図、図13は図12の状態にほぼ対応させてあり、要部を断面した拡大側面図である。図14は粘着テープの切断時の状態を示す側面図、図15は図14の状態にほぼ対応させてあり、要部を断面した拡大側面図である。図16は粘着テープの切断直後の状態を示す側面図、図17は図16の状態にほぼ対応させてあり、要部を断面した拡大側面図である。図18は粘着テープに折り返し部が形成された状態を示す側面図、図19は粘着テープ貼着動作を示す図で、図18の状態にほぼ対応させてあり、要部を断面した拡大側面図である。
本実施形態に係るテープカッター装置は、図1に示すように、本体1と、この本体1に含まれ、一面に粘着面2aを、他面に非粘着面2bをそれぞれ有する粘着テープ2を収納可能な収納部3と、この収納部3に収納された粘着テープ2が引き出される引き出し部4とを備えている。この引き出し部4には、引き出された粘着テープ2の粘着面2aが接触して回転するローラ部材12が含まれている。本体1を形成するフレーム1aには、収納部3に収納された粘着テープ2の外周面に対向するように配置される把手13が取り付けられている。
また、本体1を形成するフレーム1aには、図8,13等に示すねじ22によって枠体5が固定され、図2,5,13等に示すように、枠体5には、軸25を介してレバー15が回動可能に装着されている。上述の枠体5には、図13等に示すように、切り欠き形成された係止部5aと、粘着テープ2側の端部に設けられる規制部5bを形成してある。また、レバー15には、貼着作業者の指が係止可能な折り曲げ部15aを形成してある。
図13等に示すように、レバー15には、ねじ16によって粘着テープ2を切断する切断刃9を固定してある。この切断刃9は粘着テープ2の非粘着面2b側に配置され、レバー15を介して粘着テープ2の引き出し方向に回動可能になっている。この切断刃9の先端部9aは、粘着テープ2の引き出し方向とは反対方向に折り曲げ形成してある。
また、上述したレバー5の粘着テープ2側の端部には、切断刃9への接触を防ぐガード26を形成してある。このガード26には、図4等に示すように、粘着テープ2の引き出し方向と直交する方向に延設される引張コイルばね23,24を保持させてある。
また、枠体5に設けた軸25には、図13等に示すように、一端がレバー15に係止され、他端が枠体5に係止されるねじりコイルばね8を装着させてある。このねじりコイルばね8は、レバー15に取り付けられた切断刃9を、粘着テープ2の引き出し方向とは反対方向に付勢する付勢部材を構成している。
また、本実施形態は、レバー15に取り付けられた切断刃9の回動角度を調整可能な調整機構を備えている。この調整機構は、図13等に示すように、レバー15に固定したナット19と、このナット19に螺合されるねじ20と、このねじ20に螺合され、ナット19に係止される締付ナット21と、ねじ20の端部が係止される上述の枠体5の係止部5aとによって構成されている。
また、切断刃9の引き出し側とは反対側における粘着テープ2の非粘着面2b側に位置する本体1のフレーム1aには、粘着テープ2の非粘着面2bが接触して巻き付けられ、かつ粘着テープ2の引き出しに伴って回転する回転ローラ11を配置してある。
この回転ローラ11は、フレーム1aに固定した軸6に装着させてあり、例えば軸6に固定した軸受6aと回転ローラ11の端面との間には、粘着テープ2の引き出しに伴って回転ローラ11が回り過ぎないように規制する摺動抵抗を与える金属製の部材から成る規制部材7を配置してある。
特に本実施形態は、弾性変形が可能であって、かつ粘着テープ2の引き出しとともに粘着テープ2の非粘着面2bを摺動し、切断刃9を粘着テープ2の引き出し方向に回動させるガイド部材10を設けてある。このガイド部材10は、図1〜3等に示すように、テープ2の引出し方向と直交する方向に延設される合成樹脂製の円柱部材10aと、この円柱部材10aに装着させた引張コイルばね10bと、円柱部材10aに取り付けられ、円柱部材10aに装着された引張コイルばね10bが円柱部材10aから脱落しないように係止させるねじ10cと、切断刃9の前方に向かって突出するように並設された複数、例えば3本の引張コイルばね10dとを含んでいる。引張コイルばね10dのそれぞれの一端は、ねじ18によってレバー15に固定された合成樹脂製の支持部材17内に挿入されて例えば接着固定され、引張コイルばね10dのそれぞれの他端は、円柱部材10a内に挿入されて接着固定されている。
[粘着テープの貼着作業]
上述した図9〜19に基づいて、粘着テープ2を被貼着部材である段ボール14に貼り付ける本実施形態における貼着作業について以下に説明する。
粘着テープ2を段ボール14に貼り付けるに際しては、例えば図9に示すように、把手13に手のひらを当接し、収納部3に収納された粘着テープ2を挟持した状態で回転ローラ11を段ボール14に近づけ、図10に示すように、回転ローラ11で粘着テープ2の先端部分、すなわち折り返し部2cの根元付近を段ボール14に貼り付ける。そして、図11〜13に示すように、本体1側を貼り付け予定領域に沿って移動させる。この間、回転ローラ11を段ボール14に押し付ける動作によって、ガイド部材10の円柱部材10aに装着した引張コイルばね10aが粘着テープ2の非粘着面2bを摺動し、適宜撓められた引張コイルばね10dのそれぞれを介してレバー15が粘着テープ2の引き出し方向に回動し、このレバー15と一体に切断刃9が、ねじりコイルばね8の付勢力に抗して開く方向に回動する。また、本体1を移動させる動作に伴ってローラ部材12が回転するとともに、回転ローラ11が規制部材7による軽い摺動抵抗を受けながらも回転する。また、ガイド部材10の引張コイルばね10aが粘着テープ2の非粘着面2b上を摺動する動作に伴って、引張コイルばね10dの付勢力によって引張コイルばね10aと回転ローラ11との間の粘着テープ2の部分に張力が与えられ、粘着テープ2を段ボール14にしっかりと貼り付けることができる。
粘着テープ2が貼り付け予定領域の全体にわたって引き出され、切断位置に至った際に、例えばレバー15の折り曲げ部15aに指を掛けて、この折り曲げ部15aを引上げるようにすると、図14,15に示すように、粘着テープ2の非粘着面2b側に配置された切断刃9によってこの粘着テープ2が切断される。なおこのとき、上述のようにガイド部材10の引張コイルばね10dと、回転ローラ11とを支点として粘着テープ2に張力が働き、この張力によってレバー15、すなわちレバー15と一体に設けられた切断刃9が大きく開いた状態において、粘着テープ2は切断刃9によって確実に切断される。
その切断直後には、図16,17に示すように、ねじりコイルばね8の付勢力によってレバー15、すなわちレバー15と一体に設けられた切断刃9が粘着テープ2の引き出し方向と反対方向に勢いよく戻ろうとするが、切断された粘着テープ2の端面が切断刃9の先端部9aによって押し戻されることにより、また、粘着テープ2の引き出しに伴う回転ローラ11慣性によるわずかな回転により、回転ローラ11と切断刃9の先端部9aとの間に位置する粘着テープ2の切断端部が枠体5の規制部5bに近づくように凹形状に撓められる。引き続くレバー15及び切断刃9の回動によって、図18,19に示すように、粘着テープ2の切断端部が引張コイルばね23,24と、回転ローラ11との間で挟圧され、粘着テープ2の切断端部の粘着面2aどうしが接合し、この粘着テープ2の切断端部に、図19に示すように、外側が非粘着面2bから成る折り返し部2cが形成される。
なお、折り返し部2cの形成に際して、粘着テープ2の凹形状となった切断端部が枠体5の規制部5bによってそれ以上枠体5方向へ進入しないように規制されるので、一定した長さ寸法の折り返し部2cとすることができる。また、引張コイルばね23,24と粘着テープ2とは線接触の状態となるので、仮に引張コイルばね23等が粘着テープ2の粘着面2aに接触することがあっても、次に粘着テープ2を段ボール14に貼り付ける作業に際して、引張コイルばね23等を粘着テープ2の折り返し部2cから容易に剥がして所望の粘着テープ2の貼着動作を行わせることができる。
段ボール14に貼り付けられた粘着テープ2を剥がす際には、折り返し部2cを摘んで、例えば引っ張り上げることにより、容易に粘着テープ2を段ボール14から剥がすことができる。
[本実施形態の効果]
以上のように構成した本実施形態によれば、上述のように粘着テープ2の非粘着面2b側に切断刃9を配置できるとともに、切断後に切断刃9と回転ローラ11との間で、すなわち切断刃9と一体に設けた引張コイルばね23,24と、回転ローラ11との間で、粘着テープ2の切断端部を折り返して、外側が非粘着面2bから成る折り返し部2cを形成できる。これにより、段ボール14に貼り付けられた粘着テープ2を剥がす際に、折り返し部2cを把持して容易に粘着テープ2を剥がすことができ、また、粘着テープ2の本体1側を移動させて行う粘着テープ2の貼着作業が可能となり、この粘着テープ2の貼着作業の作業能率を向上させることができる。
また、ガイド部材10の引張コイルばね10dそれぞれの弾性変形を介して、粘着テープ2を傷付けることなく切断刃9を円滑に開く方向に回動させて、この粘着テープ2を切断することができ、段ボール14に貼り付けられる粘着テープ2を良好な品質に維持することができる。
また、粘着テープ2の引き出しに伴うガイド部材10の弾性変形を、構成が簡単な3本の引張コイルばね10dによって容易に実現でき、製作費を安くすることができる。
また、粘着テープ2の切断時に、折り曲げ形成された切断刃9の先端部9aに粘着テープ2の切断端部の切断面が係合し、この切断面が切断刃9の先端部9aに押し戻されることによって、粘着テープ2の切断端部に確実に折り返し部2cを形成させることができ、安定した折り返し部2cの形成機能を確保できる。
なお、調整機構に含まれる締付ナット21をゆるめ、ねじ20を適宜回転させることによって、ねじ20の端部と枠体5の係止部5aとの係止関係を調整することができるので、すなわち、レバー15を介して切断刃9の回動角度を調整することができるので、粘着テープ2の厚さ寸法に応じた最適な切断刃9の回動角度に、すなわち切断が最も容易となる回動角度に調整することができる。これにより、粘着テープ2の厚さ寸法が変更される場合でも、安定した切断性能を確保することができる。
[別の実施形態]
図20は本発明の別の実施形態を示す要部拡大図である。この別の実施形態は、上述した実施形態に備えられるガイド部材10に代えて別の構成のガイド部材29を備え、上述した実施形態に備えられる引張コイルばね23,24に代えて線ばね32を備えた構成にしてある。その他の構成は、上述した実施形態と同等である。
この図20に示す別の実施形態におけるガイド部材29は、粘着テープ2の引き出し方向と直交する方向に延設される円柱部材30と、この円柱部材30に一端が固定され、切断刃9の前方に向かって突出するように同図20の紙面と直交する方向に複数並設され、それぞれ粘着テープ2の非粘着面2bに沿う湾曲部31aを有する線ばね31とを含んでいる。線ばね31のそれぞれの他端は、レバー15に固定されている。
また、線ばね32も同図20の紙面と直交する方向に複数並設され、例えば切断刃9に固定されている。これらの線ばね32は、両端部分のそれぞれに切断された粘着テープ2の切断端部の非粘着面2bが接触する湾曲部32a,32bを有し、これらの湾曲部32a,32b間の部分は、上述の図16,17で例示した切断直後の粘着テープ2の凹形状に沿う凹形状に形成してある。
このように構成した別の実施形態も、粘着テープ2を段ボール14に貼り付ける貼着作業に際しては、粘着テープ2の引き出しに伴って線ばね29が撓みながら、その湾曲部31aが粘着テープ2の非粘着面2b上を摺動し、これによってレバー15が回動して切断刃9が開き、粘着テープ2を傷付けることなく、線ばね31の湾曲部31aと回転ローラ11との間に張力を発生させて確実に切断できる。また切断直後、粘着テープ2の切断端部に折り返し部2cを形成する際に、回転ローラ11と、線ばね32の湾曲部32a,32bとの間で凹形状となった粘着テープ2の切断端部を挟圧して、確実に折り返し部2cを形成でき、上述した実施形態とほぼ同等の作用効果を得ることができる。
この別の実施形態も、粘着テープ2の引き出しに伴うガイド部材9の弾性変形を、構成が簡単な複数の線ばね31によって容易に実現でき、製作費を安くすることができる。
本発明に係るテープカッター装置において切断刃が閉じられた状態を示す側面図である。 本実施形態において切断刃が回動して開かれた状態を示す要部拡大図である。 図1のA方向から見た図である。 切断刃が開かれた状態を示す図3に対応する図である。 図1のB方向から見た図である。 切断刃が開かれた状態を示す図5に対応する図である。 図1のC方向から見た図である。 切断刃が開かれた状態を示す図7に対応する図である。 粘着テープ貼着動作を示す図で、粘着テープの貼着作業開始直前の状態を示す側面図である。 粘着テープ貼着動作を示す図で、粘着テープの貼着作業開始時の状態を示す側面図である。 粘着テープ貼着動作を示す図で、粘着テープの貼着作業の途中の状態を示す側面図である。 粘着テープ貼着動作を示す図で、図11に示す状態からさらに貼着作業が進行したときの状態を示す側面図である。 粘着テープ貼着動作を示す図で、図12の状態にほぼ対応させてあり、要部を断面した拡大側面図である。 粘着テープ貼着動作を示す図で、粘着テープの切断時の状態を示す側面図である。 粘着テープ貼着動作を示す図で、図14の状態にほぼ対応させてあり、要部を断面した拡大側面図である。 粘着テープ貼着動作を示す図で、粘着テープの切断直後の状態を示す側面図である。 粘着テープ貼着動作を示す図で、図16の状態にほぼ対応させてあり、要部を断面した拡大側面図である。 粘着テープ貼着動作を示す図で、粘着テープに折り返し部が形成された状態を示す側面図である。 粘着テープ貼着動作を示す図で、図18の状態にほぼ対応させてあり、要部を断面した拡大側面図である。 本発明の別の実施形態を示す要部拡大図である。
符号の説明
1 本体
1a フレーム
2 粘着テープ
2a 粘着面
2b 非粘着面
2c 折り返し部
3 収納部
4 引き出し部
5 枠体
5a 係止部(調整機構)
5b 規制部
7 規制部材
8 ねじりコイルばね(付勢部材)
9 切断刃
9a 先端部
10 ガイド部材
10a 円柱部材
10b 引張コイルばね
10c ねじ
10d 引張コイルばね
11 回転ローラ
14 段ボール(被貼着部材)
15 レバー
15a 折り曲げ部
17 支持部材
19 ナット(調整機構)
20 ねじ(調整機構)
21 締付ナット(調整機構)
23 引張コイルばね
24 引張コイルばね
26 ガード
29 ガイド部材
30 円柱部材
31 線ばね
31a 湾曲部
32 線ばね
32a 湾曲部
32b 湾曲部

Claims (5)

  1. 一面に粘着面を、他面に非粘着面をそれぞれ有する粘着テープを収納可能な収納部と、この収納部に収納された上記粘着テープが引き出される引き出し部と、この引き出し部から引き出された上記粘着テープを切断する切断刃とを備えたものにあって、
    上記切断刃を上記粘着テープの上記非粘着面側において上記粘着テープの引き出し方向に回動可能に配設するとともに、
    上記切断刃を上記引き出し方向とは反対方向に付勢する付勢部材を設け、
    さらに、上記切断刃の引き出し側とは反対側における上記粘着テープの非粘着面側に配置され、上記非粘着面が接触して巻き付けられ、かつ上記粘着テープの引き出しに伴って回転する回転ローラと、
    弾性変形が可能であって、かつ上記粘着テープの引き出しとともに上記粘着テープの上記非粘着面を摺動し、上記切断刃を上記粘着テープの引き出し方向に回動させるガイド部材とを設けたことを特徴とするテープカッター装置。
  2. 上記請求項1記載の発明において、
    上記ガイド部材が、上記切断刃の前方に向かって突出するように並設された複数のコイルばねを含むことを特徴とするテープカッター装置。
  3. 上記請求項1項記載の発明において、
    記ガイド部材が、上記切断刃の前方に向かって突出するように複数並設され、それぞれ上記粘着テープの上記非粘着面に沿う湾曲部を有する線ばねを含むことを特徴とするテープカッター装置。
  4. 上記請求項1項記載の発明において、
    上記切断刃の先端部を、上記引き出し方向とは反対方向に折り曲げ形成したことを特徴とするテープカッター装置。
  5. 上記請求項1〜4のいずれか1項記載の発明において、
    上記ガイド部材による上記切断刃の引き出し方向の回動角度を調整可能な調整機構を備えたことを特徴とするテープカッター装置。
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