JP2007276652A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Tomohisa Hirakawa
智久 平川
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Abstract

【課題】製造コストを増加することなく、車室側に伝播される電動モータの騒音を容易に抑制することができる電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】ステアリングホイールに連結されたステアリングシャフトに対して操舵補助力を付与する電動モータと、該電動モータの駆動を制御するコントロールユニットとを備える電動パワーステアリング装置において、コントロールユニットを、ステアリングホイールと電動モータとの間を遮るように配した。
【選択図】図2

Description

本発明は、操舵補助トルクの発生源として電動モータを用いた電動パワーステアリング装置に関し、より詳細には、電動モータと該電動モータの駆動を制御するコントロールユニット(ECU)のレイアウトの改良に関する。
車両などに搭載される電動パワーステアリング装置では、ステアリングホイールを介して付与された操舵トルクに応じて電動モータを駆動し、この電動モータの回転が減速機構を介して操舵機構に伝達されることにより、車両の操舵を補助するようになっている。この操舵補助用の電動モータは、CPU(MPUを含む)などで構成されたコントロールユニットに電気的に接続され、該コントロールユニットによって駆動を制御される。
このような構成からなる電動パワーステアリング装置は、例えば特許文献1や特許文献2に開示されている。図4は、従来の電動パワーステアリング装置のコラム部を示す斜視図である。同図において、電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイール101に連結されたステアリングシャフト102と、該ステアリングシャフト102を回転自在に支持するステアリングコラム103と、ステアリングシャフト102に操舵補助力を付与する電動モータ104と、該電動モータ104の駆動電流を制御するコントロールユニット105とを備え、電動モータ104およびコントロールユニット105が、ステアリング機構の取付部材としてステアリングコラム103に装着されたコラムアシストタイプのものである。
ステアリングコラム103は、ステアリングシャフト101側のインナコラム106と、該インナコラム106を内嵌可能なアウタコラムを有するハウジング107とからなり、ハウジング107内には、電動モータ104の回転を減速してステアリングシャフト102に伝達する減速機構が収納されている。
また、コントロールユニット105は、コネクタ108を介してトルクセンサや車速センサなどに接続され、これらの各種センサから出力された信号に応じて電動モータ104の駆動電流を制御するようになっている。なお、図4中の符号109は、ステアリングコラム103を車体側部材に取り付けるためのブラケットである。
特開平11−011329号公報 特開2003−118601号公報 特開2001−128410号公報
ところで、この種の電動パワーステアリング装置に組み付けられる電動モータ104は、機械的あるいは電気的な加振を受けると振動・騒音を生じるが、その振動・騒音の特性は、電動モータ104を電動パワーステアリング装置に組み付けて初めてわかるものであり、事前に予測するのは困難であった。このような振動・騒音特性を改善するために電動モータ104の構造を改良するには、大規模な開発期間とコストを要した。したがって、従来の電動パワーステアリング装置では、電動モータ104により生じる騒音が、車室内の運転席や助手席にそのまま伝播されてしまう構造になっていたため、騒音の低減化が求められていた。
そこで、このような問題を解決する技術として、例えば特許文献3には、電動モータ(回転電機)に補強材を設けることによって、電動モータ自体を低振動化し、電動モータにより構成される装置の低騒音化を図ったものが開示されている。
しかしながら、特許文献3による電動モータを用いた電動パワーステアリング装置の場合、電動モータ自体を低騒音化構造とするだけであり、電動パワーステアリング装置全体の配設構造によっては、電動モータの騒音が車室内に伝播させ易い配設構造になってしまう、という問題があった。
また、特許文献3による電動モータを用いた場合、電動モータに補強材を設けることにより電動モータの製造コストが嵩んでしまうとともに、電動モータの内部構造が複雑化されることにより組立の作業性が低下するため、電動パワーステアリング装置の低コスト化を図るのが困難であった。
また、低騒音化構造がなされていない通常の電動モータを用いる場合に、車両側に防音壁あるいは吸音壁を配設することにより、低騒音化を図ることも考えられるが、この場合も、防音壁あるいは吸音壁を備えることにより、製造コストが増加してしまい、かつ、車両の重量が増加してしまう、という問題があった。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、製造コストを増加することなく、車室側に伝播される電動モータの騒音を容易に抑制することができる電動パワーステアリング装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、ステアリングホイールに連結されたステアリングシャフトに対して操舵補助力を付与する電動モータと、該電動モータの駆動を制御するコントロールユニットとを備える電動パワーステアリング装置において、前記コントロールユニットを、前記ステアリングホイールと前記電動モータとの間を遮るように配したことにより、達成される。
また、上記目的は、前記コントロールユニットを、前記電動モータに近接配置したことにより、効果的に達成される。
また、上記目的は、前記電動モータが、前記ステアリングホイール側から見た際に、前記コントロールユニットによって完全に隠れていることにより、効果的に達成される。
さらに、上記目的は、前記コントロールユニットを構成するハウジングが、少なくとも前記電動モータと対向する面に、吸音材あるいは吸音効果を有する複合材料を備えていることにより、効果的に達成される。
本発明に係る電動パワーステアリング装置によると、電動モータの駆動を制御するコントロールユニットを、ステアリングホイールと電動モータとの間を遮るように配設した。これにより、電動モータの騒音がコントロールユニットによって遮音されるので、防音壁や吸音壁などを設けることなく、車室側に伝播される電動モータの騒音を容易に抑制することができる。この結果、電動モータから車室内に伝播される騒音の低減化を図った電動パワーステアリング装置を、低コストで提供することができる。
また、コントロールユニットを構成するハウジングの電動モータと対向する面に、吸音材あるいは吸音効果を有する複合材料を備えたことにより、電動モータからの放射音が吸収され、電動パワーステアリング装置の騒音をより低減化することができる。
以下、図面を参照にしながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の構成を示す機構図である。同図において、ステアリングホイール1に連結されたステアリングシャフト2は、ユニバーサルジョイント3,4およびラック・ピニオン機構5を経て、操向車輪のタイロッド6に結合されている。
また、電動パワーステアリング装置のコラム部には、ステアリングホイール1を介してステアリングシャフト2に入力された操舵トルクを検出するトルクセンサ7と、減速機構8を介してステアリングシャフト2に連結された操舵補助用の電動モータ9とが設けられている。
電動モータ9の駆動を制御するコントロールユニット(ECU)10には、バッテリ11から電力が供給されるとともに、イグニションキー12からイグニションキー信号が入力される。そして、コントロールユニット10は、トルクセンサ7で検出された操舵トルク値Tと車速センサ13で検出された車速Vとに基づいて、アシストマップ等を用いて操舵補助指令値Iの演算を行い、演算された操舵補助指令値Iに基づいて電動モータ9に供給する駆動電流を制御するようになっている。
図2は、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置のコラム部を示す斜視図である。同図において、ステアリングシャフト2は、ステアリングコラム14内に回転自在に支持されている。このステアリングコラム14は、略円筒上のインナコラム15と、該インナコラム15を内嵌可能なアウタコラムを有するハウジング16とから構成されている。
ハウジング16は、アルミ合金製の鋳物であり、電動モータ9の回転を減速してステアリングシャフト2に伝達する減速ギヤ等を含む減速機構8を内部に備えている。
電動モータ9は、ステアリングコラム14のハウジング16に装着される側の周囲にフランジ部17を有する。このフランジ部17は、電動モータ9の本体部分と電動モータ9の出力軸との境界位置に形成され、周方向に沿って等間隔に複数の取付穴が形成されている。そして、各取付穴には、着脱可能な機械的固定手段である固定ボルト18,18が挿入され、ハウジング16の上部に形成されたタップ穴に締結される。これにより、電動モータ9は、ハウジング16に固定される。
本実施形態に係る電動パワーステアリング装置では、電動モータ9の駆動電流を制御するコントロールユニット10は、ステアリングホイール1と電動モータ9との間を遮るように配されている。このコントロールユニット10は、電動モータ9のフランジ部17の一部にボルトを介して固定され、出力端子(図示せず)が電動モータ9のバスバー(図示せず)に締結固定されることにより、電動モータ9に電気的に接続されている。すなわち、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置では、コントロールユニット10が、電動モータ9とステアリングホイール1との間を遮るように、電動モータ9に近接配置された構造になっている。
図3は、電動モータ9とコントロールユニット10を図2中の矢印III方向から見た概略側面図である。同図に示すように、コントロールユニット10を構成するハウジング19は、電動モータ9と対向する面19aに吸音材20を備えている。この吸音材20の素材としては、例えばグラスウールやウレタンフォームなど、吸音効果に優れているものが好ましい。
なお、本実施形態では、吸音材20は、電動モータ9と対向する面19aにのみ備えられているが、これに限定されず、例えばコントロールユニット10のハウジング19の全表面に備えられていてもよい。また、吸音材20として、上述した吸音効果を有する複数の素材を組み合わせた複合素材を用いてもよい。
また、コントロールユニット10は、トルクセンサ7、車速センサ13、バッテリ11などに接続されるコネクタ部21を備え、該コネクタ部21を介して操舵トルク値Tや車速Vなどの信号が入力され、かつバッテリ11から電力が供給される。このような構成からなるコントロールユニット10では、操舵トルク値Tや車速Vなどの信号に基づいて操舵補助指令値Iが演算され、該操舵補助指令値Iに応じた駆動電流が出力端子およびバスバーを介して電動モータ9に供給されるようになっている。
なお、図2中の符号22は、ステアリングコラム14を車両側部材に取り付けるためのブラケットであるが、これらは周知の構成と同様であるので、ここではその説明を省略する。
以上のように、本実施形態では、電動モータ9の駆動を制御するコントロールユニット10が、電動モータ9とステアリングホイール1との間を遮るように、電動モータ9に近接配置されている。これにより、ステアリングホイール1から見た際に、コントロールユニット10によって電動モータ9が隠れ、ステアリングホイール1側に伝播される電動モータ9の騒音が低減される。この結果、車室内の運転者および同乗者に伝播される騒音が低減され、快適なドライブを行うことができる。
また、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置を用いれば、防音壁や吸音壁などの部材を設けることなく、車室側に伝播される電動モータ9の騒音を容易に抑制することができる。したがって、製造コストを増加することなく、電動モータ9の騒音が車室側に伝播されるのを抑制することができる。
さらに、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置では、コントロールユニット10のハウジング19が、少なくとも電動モータ9と対向する面19aに、吸音効果を有する吸音材20を備えている。これにより、電動モータ9からの放射音が吸収され、より効果的に電動パワーステアリング装置の騒音の低減化を図ることができる。
なお、本実施形態では、ステアリングホイール1から見た際に、電動モータ9が完全に隠れるようにコントロールユニット10を配したが、これに限定されず、例えば電動モータ9の一部が見えていても、同様の遮音効果を得ることができ、車室側に伝播される電動モータの騒音を低減することができる。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の構成を示す機構図である。 本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置のコラム部を示す斜視図である。 上記コラム部に備えられた電動モータとコントロールユニットを図2中の矢印III方向から見た概略側面図である。 従来の電動パワーステアリング装置のコラム部を示す斜視図である。
符号の説明
1 ステアリングホイール
2 ステアリングシャフト
9 電動モータ
10 コントロールユニット(ECU)
19 (コントロールユニットの)ハウジング
20 吸音材

Claims (4)

  1. ステアリングホイールに連結されたステアリングシャフトに対して操舵補助力を付与する電動モータと、該電動モータの駆動を制御するコントロールユニットとを備える電動パワーステアリング装置であって、
    前記コントロールユニットは、前記ステアリングホイールと前記電動モータとの間を遮るように配されたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記コントロールユニットは、前記電動モータに近接配置された請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記電動モータは、前記ステアリングホイール側から見た際に、前記コントロールユニットによって完全に隠れている請求項1または2に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記コントロールユニットを構成するハウジングは、少なくとも前記電動モータと対向する面に、吸音材あるいは吸音効果を有する複合材料を備えている請求項1ないし3の何れかに記載の電動パワーステアリング装置。
JP2006106069A 2006-04-07 2006-04-07 電動パワーステアリング装置 Pending JP2007276652A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008123153A1 (ja) * 2007-03-23 2008-10-16 Nsk Ltd. 電動パワーステアリング装置

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